JP7846512B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

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Description

本発明は、検査対象を撮影した画像から変状を検出する画像処理技術に関する。
コンクリート構造物の壁面等の検査対象を撮影した画像に対して、コンピュータ装置が機械学習を行うことでひび割れ等の変状を検出したり、ひび割れの幅等の変状の属性を判定する方法がある。また、機械学習により変状の属性を判定する場合、学習データを入力として学習済みモデルを作成するが、学習データの内容が異なると、特性が異なるモデルが作成される。判定精度を高めるには、特性の異なるモデルを複数作成しておき、判定対象に応じて適切なモデルを選択することが望ましい。
特許文献1には、画像解析に用いる学習済みモデルを選択する方法として、画像の撮像位置および撮像角度からなる撮像条件と類似した撮像条件の画像で学習したモデルを選択する方法が記載されている。
特許第6474946号
上述したように学習データの内容が異なる複数のモデルが存在する場合には、可能な限り判定対象のデータに類似した学習データで学習したモデルを選択することが望ましい。特に、変状幅等を判定する場合には、判定結果が実寸(例えば、mm)であることから、画像の画素あたりの実寸が類似する学習データで学習したモデルを選択することが望ましい。
しかしながら、特許文献1のモデルの選択条件は、画像の撮影位置と撮影角度の類似性のみであり、画像の実寸については考慮されていない。また、学習データとの類似性が低い場合は精度良く判定することが難しく、様々な画像を判定するには学習データの内容が異なる様々なモデルを用意する必要がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、判定精度を保持しつつ、画像の実寸情報を用いて変状の属性を判定できる技術を実現することである。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、変状を含む画像の第1の実寸情報を取得する取得手段と、予め学習を行い生成されたモデルと前記モデルの学習に用いた第2の実寸情報とを関連付けて記憶するデータベースから、前記第1の実寸情報と前記第2の実寸情報との差に基づいて、前記画像に含まれる変状の属性を判定するための複数のモデルを選択する選択手段と、前記第1の実寸情報と、前記複数のモデルとに基づいて、当該複数のモデルそれぞれにおいて前記画像に含まれる変状の属性を判定する判定手段と、前記複数のモデルを用いて判定された変状の属性を統合する統合手段と、有する。
本発明によれば、判定精度を保持しつつ、画像の実寸情報を用いて変状の属性を判定できるようになる。
実施形態1の画像処理装置のハードウェア構成図。 実施形態1の画像処理装置の機能ブロック図。 実施形態1の画像処理装置の変状の属性の判定処理を示すフローチャート。 実施形態1の画像処理装置のUI画面を例示する図。 実施形態1の画像処理装置が生成するデータベースを例示する図。 実施形態1の画像処理装置が生成するデータベースを例示する図。 実施形態2の画像処理装置の機能ブロック図。 実施形態2の画像処理装置の処理を示すフローチャート。 実施形態2の画像処理装置が生成するデータベースを例示する図。 実施形態2の画像処理装置が生成するデータベースを例示する図。 実施形態2の画像処理装置のUI画面を例示する図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[実施形態1]
実施形態1では、コンピュータ装置が画像処理装置として動作し、検査対象の変状を含む画像(判定画像)及び実寸情報と、単一の判定モデルとに基づいて機械学習を行い変状の属性を判定する処理を行う例について説明する。
なお、変状とは、自動車専用道路、橋梁、トンネル、ダム等のコンクリート構造物の損傷、劣化、その他の要因によりコンクリート面に生じるひび割れ等であり、ひび割れとは、経年劣化や地震の衝撃等により構造物の壁面等に生じる始点、終点、長さ及び幅を持つ線状の損傷である。
<ハードウェア構成>
まず、図1を参照して、実施形態1の画像処理装置のハードウェア構成について説明する。
図1は、実施形態1の画像処理装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。
以下に説明する実施形態1、2では、コンピュータ装置が画像処理装置100として動作する。なお、本実施形態の画像処理装置の処理は単一のコンピュータ装置で実現してもよいし、必要に応じて複数のコンピュータ装置に各機能を分散して実現してもよい。複数のコンピュータ装置は、互いに通信可能に接続されている。
画像処理装置100は、制御部101、不揮発性メモリ102、ワークメモリ103、記憶デバイス104、入力デバイス105、出力デバイス106、ネットワークインターフェース107、システムバス108を備える。
制御部101は、画像処理装置100の全体を統括して制御するCPU、MPU等の演算処理プロセッサを含む。不揮発性メモリ102は、制御部101のプロセッサが実行するプログラムやパラメータを格納するROMである。ここで、プログラムとは、後述する実施形態1、2の処理を実行するためのプログラムのことである。ワークメモリ103は、外部装置等から供給されるプログラムやデータを一時記憶するRAMである。記憶デバイス104は、画像処理装置100に内蔵されたハードディスクやメモリカード等の内部機器又は画像処理装置100に着脱可能に接続されたハードディスクやメモリカード等の外部機器である。記憶デバイス104は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成されるメモリカードやハードディスク等を含む。また、記憶デバイス104は、DVD、Blue-ray Disc等の光ディスクに対してデータの読み出し/書き込みを行うディスクドライブから構成される記憶媒体を含む。
入力デバイス105は、ユーザ操作を受け付けるマウス、キーボード、タッチパネル等の操作部材であり、操作指示を制御部101に出力する。出力デバイス106は、LCDや有機ELから構成されるディスプレイやモニタ等の表示装置であり、画像処理装置100が保有するデータや外部機器から供給されたデータを表示する。ネットワークインターフェース107は、インターネットやLAN(Local Area Network)等のネットワークに通信可能に接続する。システムバス108は、画像処理装置100の各構成要素101~107をデータの授受が可能に接続するアドレスバス、データバス及び制御バスを含む。
不揮発性メモリ102には、制御部101が実行する基本的なソフトウェアであるOS(オペレーティングシステム)や、このOSと協働して応用的な機能を実現するアプリケーションが記録されている。また、本実施形態では、不揮発性メモリ102には、画像処理装置100が、後述する判定画像から変状の属性を判定する処理を実現するアプリケーションが格納されている。
本実施形態の画像処理装置100の処理は、アプリケーションにより提供されるソフトウェアを読み込むことにより実現される。なお、アプリケーションは画像処理装置100にインストールされたOSの基本的な機能を利用するためのソフトウェアを有しているものとする。なお、画像処理装置100のOSが本実施形態における処理を実現するためのソフトウェアを有していてもよい。
<機能構成>
次に、図2を参照して、実施形態1の画像処理装置の機能ブロックについて説明する。
図2は、実施形態1の画像処理装置200の機能ブロック図である。
画像処理装置200は、取得部201、選択部202、判定部203及び補正部204を備える。画像処理装置200の各機能は、ハードウェア及びソフトウェアにより構成される。なお、各機能部が、1つまたは複数のコンピュータ装置やサーバ装置で構成され、ネットワークにより接続されたシステムとして構成されてもよい。
取得部201は、変状の属性を判定するための判定画像と、判定画像の画素あたりの実寸情報と、を取得する。判定画像及び実寸情報は、記憶デバイス104から読み出されるか、入力デバイス105により入力されるが、ネットワークインターフェース107を介して外部機器から受信する。
選択部202は、取得部201により取得した判定画像及び実寸情報に基づいて変状の属性を判定するために用いる学習済みモデルやパラメータを選択する。
判定部203は、取得部201により取得した判定画像及び実寸情報と、選択部202により選択した判定モデルとに基づいて機械学習を行い変状の属性を判定する。
補正部204は、取得部201により取得し判定画像の1画素あたりの実寸情報と、判定部203により判定した変状の属性とに基づいて変状の属性を補正する。
なお、画素あたりの実寸情報は、判定画像の1画素あたりの実寸値(例えば、mm)を表す換算値であり、画素と実寸値との比率を表す画像実寸比(mm/pixel)である。実寸情報は、画像実寸比以外に、画像の実寸換算、解像度、画素実寸値、画像実寸値等とも呼ばれる。
また、本実施形態では、変状の属性として変状幅を判定する例を説明するが、これに限らず、変状の長さ、深さ、厚さ、面積、体積等を判定してもよい。
<変状の属性を判定する処理>
次に、図3から図6を参照して、実施形態1の画像処理装置100が判定画像から変状の属性を判定する処理について説明する。
図3は、実施形態1の画像処理装置100が判定画像から変状の属性を判定する処理を示すフローチャートである。
なお、図3の処理は、図1に示す画像処理装置100の制御部101が不揮発性メモリ102に格納されているプログラムをワークメモリ103に展開して実行して各構成要素を制御し、図2に示す機能を実行することにより実現される。後述する図8も同様である。
S301では、取得部201が、変状の属性を判定するための判定画像を取得する。
S302では、取得部201が、S301において取得した判定画像の実寸情報(以下、画像実寸情報)を取得する。画像実寸情報は複数取得してもよいし、縦方向と横方向のそれぞれの画像実寸情報を取得してもよい。
図4は、判定画像の画像実寸情報を取得する方法を説明する図であり、画像処理装置100の表示画面を例示している。
画像実寸情報は、例えば、図4(a)に示す表示画面の入力欄401に、ユーザが入力デバイス105を操作して実寸値を入力することで取得できる。また、画像実寸情報は、例えば、図4(b)に示す表示画面の入力欄404に、ユーザが入力デバイス105を操作して判定画像402に表示されている線分403の長さに対応する数値を入力することで取得できる。また、画像実寸情報は、図4(c)に示す表示画面のように、判定画像402と実寸値が関連付けられている図面405を表示し、ユーザが入力デバイス105を操作して判定画像402と図面405の関係406を対応させることで取得できる。さらには、画像実寸情報は、図4(d)に示す表示画面のように、実寸値407が既知の判定画像を選択することで取得できる。なお、画像実寸情報は複数取得してもよい。例えば、図4(c)に示す表示画面において、判定画像402と縦方向と横方向の実寸情報が関連付けられている図面405を表示し、判定画像402と図面405の関係406を対応させることで、縦方向と横方向の実寸情報を取得してもよい。
S303では、選択部202が、判定画像から変状の属性の判定に用いる判定モデルを選択する。
判定モデルは、実寸情報と実寸情報に近い変状を含む画像(変状画像)を学習することにより予め作成される。判定モデルは、学習に用いた変状画像の実寸情報を関連付けて記憶しておく。図5は、S303で選択される判定モデルのデータベースの一部を例示する図である。図5に示す判定モデルのデータベース501は、記憶デバイス104又はネットワークインターフェース107を介してアクセス可能な外部記憶装置に格納されている。図5において、判定モデルのデータベース501は、判定モデルごとにモデルID502、モデルファイル名503及びモデル実寸情報504が記憶されている。モデルID502は、判定モデルの識別情報である。モデルファイル名503は、判定モデルのデータファイルの名称である。モデル実寸情報504は、学習に用いた変状画像の実寸情報であり、本実施形態では画像実寸比である。
選択部202は、図5に示すデータベースから、S302において取得した画像実寸情報に最も近い判定モデルを選択する。
判定モデルの選択方法は以下の通りである。
まず、以下の式1を用いて距離f(n)を算出する。RtはS302において取得した画像実寸情報、Rnは判定モデルnのモデル実寸情報である。
(式1)
f(n)=|Rt-Rn|
次に、式1を用いて算出した距離f(n)が最も小さい判定モデルを選択する。なお、距離が最も小さい判定モデルが複数存在する場合は、モデル実寸情報が最も小さい判定モデルを選択してもよい。また、S302において画像実寸情報を複数取得した場合、それらの平均値を画像実寸情報として判定モデルを選択してもよい。
S304では、判定部203が、S301とS302において取得した判定画像及び画像実寸情報と、S303において選択した判定モデルとに基づいて機械学習を行い変状の属性を判定する。なお、判定部203は、画像実寸情報に加えて変状の位置情報を用いて変状の属性を判定してもよい。ここで、変状の位置は、ユーザが判定画像から検出し入力デバイス105により入力してもよいし、外部機器により検出しネットワークインターフェース107を介して入力してもよい。
図6(a)は、S304において判定の結果として出力される変状の属性のデータベースの一部を例示する図である。図6(a)に示す変状の属性のデータベース601は、記憶デバイス104又はネットワークインターフェース107を介してアクセス可能な外部記憶装置に格納されている。図6(a)において、変状の属性のデータベース601は、判定された変状ごとに変状ID602、始点座標603、終点座標604及び変状の属性605が記憶されている。変状ID602は、判定された変状の識別情報である。始点座標603は、判定された変状位置の始点座標である。終点座標604は、判定された変状位置の終点座標である。変状の属性605は、判定された変状の属性であり、本実施形態では変状幅である。
S305では、補正部204が、S304において判定した変状の属性を補正する。
変状の属性の補正方法は以下の通りである。
まず、以下の式2を用いて補正係数αを算出する。RtはS302において取得した画像実寸情報、Rnは判定モデルnのモデル実寸情報である。
(式2)
α=Rt/Rn
次に、式2を用いて算出した補正係数αを用いてS304において判定された変状の属性Cnを補正する。
そして、以下の式3で補正後の変状の属性C‘nを算出する。
(式3)
C’n=α・Cn
以上の補正を、S304で判定され、図6(a)に示すデータベース601に登録された変状の属性ごとに行う。補正後の変状の属性は、図6(b)に示す補正後の変状の属性のデータベース606に登録される。図6(b)は、S305において補正された変状の属性のデータベースの一部を例示する図である。図6(b)に示す補正後の変状の属性のデータベース606は、記憶デバイス104又はネットワークインターフェース107を介してアクセス可能な外部記憶装置に格納されている。図6(b)において、補正後の変状の属性のデータベース606は、補正された変状ごとに変状ID602、始点座標603、終点座標604、変状の属性605及び補正後の変状の属性607が記憶されている。変状ID602は、補正された変状の識別情報である。始点座標603は、補正された変状位置の始点座標である。終点座標604は、補正された変状位置の終点座標である。変状の属性605は、補正された変状の属性である。補正後の変状の属性607は、補正された変状の属性であり、本実施形態では変状幅である。
なお、S302において画像実寸情報を複数取得した場合、それらの平均値を画像実寸情報として変状の属性を補正してもよい。
以上のように、実施形態1によれば、判定精度を保持しつつ、判定画像の実寸情報を用いて変状の属性を判定できる。これにより、変状の属性を判定する処理の信頼性が向上し、点検作業を効率化することが可能となる。
なお、S303またはS305は省略してもよい。例えば、S303における判定モデルの選択を省略し、予め決められた代表的な判定モデルを用いてもよい。また、S305における変状の属性の補正を省略してもよい。
また、S304における変状の属性の判定において、判定画像の画像実寸情報と判定モデルのモデル実寸情報とが一致するように判定画像を変倍してから変状の属性を判定してもよい。
また、画像実寸情報を複数取得した場合や画像実寸情報が縦方向と横方向の画像実寸情報を含む場合は、それぞれの画像実寸情報について、S303からS305の処理を行えばよい。
[実施形態2]
次に、図7から図11を参照して、実施形態2について説明する。
実施形態1は、判定画像及び画像実寸情報と、単一の判定モデルとに基づいて機械学習を行い変状の属性を判定する処理であった。これに対して、実施形態2では、複数の判定モデルを用いて変状の属性を判定し、複数の判定モデルを用いて得られる複数の変状の属性を統合する処理を行う例について説明する。
<装置構成>
図7は、実施形態2の画像処理装置の機能ブロック図である。実施形態2の画像処理装置700は、実施形態1で説明した図2の画像処理装置200に統合部701が追加されている。
統合部701は、補正部204が、複数の判定モデルを用いて判定された複数の変状の属性を統合する。
実施形態2の画像処理装置700のハードウェア構成は、実施形態1の図1と同様である。
<変状の属性を判定する処理>
次に、図8から図11を参照して、実施形態2の画像処理装置が判定画像から変状の属性を判定する処理について説明する。
図8は、実施形態2の画像処理装置700が判定画像から変状の属性を判定する処理を示すフローチャートである。
図8におけるS801及びS802の処理は、実施形態1で説明した図3のS301及びS302の処理と同様である。なお、実施形態1で説明したように、画像実寸情報は複数取得してもよいし、縦方向と横方向のそれぞれの画像実寸情報を取得してもよい。
S803では、選択部202が、判定画像から変状の属性の判定に用いる複数の判定モデルを選択する。
選択部202は、実施形態1で説明した式1を用いて距離f(n)を算出し、図5に示すデータベースから、算出した距離f(n)に近いものから順にN個(例えば、N=2)の判定モデルを選択する。なお、S802において複数の画像実寸情報を取得した場合は、それぞれの画像実寸情報に対して距離f(n)を算出し、それぞれの距離f(n)のうち最も距離f(n)が小さい判定モデルを選択する。
選択された判定モデル(以下、選択モデル)は、S802において取得した判定画像の画像実寸情報を関連付けて記憶しておく。図9は、S803において選択された選択モデルのデータベースの一部を例示する図である。図9に示す選択モデルのデータベース901は、記憶デバイス104又はネットワークインターフェース107を介してアクセス可能な外部記憶装置に格納されている。図9において、選択モデルのデータベース901は、選択モデルごとにモデルID902、モデル実寸情報903及び画像実寸情報904が記憶されている。モデルID902は、選択モデルの識別情報である。モデル実寸情報903は、学習に用いた変状画像の実寸情報であり、画像実寸情報904は、S802において取得した判定画像の画像実寸情報であり、本実施形態では画像実寸比である。
S804では、判定部203が、S803において選択したそれぞれの選択モデルを用いて変状の属性を判定する。変状の属性の判定方法は、図3のS304と同様である。図10(a)は、S804において判定の結果として出力される変状の属性のデータベースの一部を例示する図である。図10(a)に示す変状の属性のデータベース1001は、記憶デバイス104又はネットワークインターフェース107を介してアクセス可能な外部記憶装置に格納されている。図10(a)において、変状の属性のデータベース1001は、判定された変状ごとに変状ID1002、モデルID1003、始点座標1004、終点座標1005及び変状の属性1006が記憶されている。変状ID1002は、判定された変状の識別情報である。モデルID1003は、変状の属性の判定に用いた選択モデルの識別情報である。始点座標1004は、判定された変状位置の始点座標である。終点座標1005は、判定された変状位置の終点座標である。変状の属性1006は、判定された変状の属性であり、本実施形態では変状幅である。図10(a)において、変状1007と変状1008は同じ位置の変状に対して異なる判定モデルを用いて変状の属性が判定されているので、同じ変状ID1002と異なるモデルID1003が登録されている。
S805では、補正部204が、S804において判定した変状の属性を補正する。補正部204は、図10(a)に示すデータベース1001の変状IDごとのモデルID1003について、図9に示す選択モデルのデータベース901を参照して、変状の属性の判定に用いた選択モデルのモデル実寸情報と画像実寸情報を取得する。また、補正部204は、実施形態1で説明した式2を用いて補正係数αを算出し、実施形態1で説明した式3を用いて変状の属性Cnを補正する。
以上の補正を、S804で判定され、図10(a)に示すデータベース1001に登録された変状の属性ごとに行う。補正後の変状の属性は、図10(b)に示す補正された変状の属性のデータベース1009に登録される。図10(b)は、S805において補正された変状の属性のデータベースの一部を例示する図である。図10(b)に示す補正後の変状の属性のデータベース1009は、記憶デバイス104又はネットワークインターフェース107を介してアクセス可能な外部記憶装置に格納されている。図10(b)において、補正後の変状の属性のデータベース1009は、補正された変状ごとに変状ID1002、モデルID1003、始点座標1004、終点座標1005、変状の属性1006及び補正後の変状の属性1010が記憶されている。変状ID1002は、補正された変状の識別情報である。モデルID1003は、変状の属性の判定に用いた選択モデルの識別情報である。始点座標1004は、補正された変状位置の始点座標である。終点座標1005は、補正された変状位置の終点座標である。変状の属性1006は、補正された変状の属性である。補正後の変状の属性1010は、補正された変状の属性であり、本実施形態では変状幅である。
S806では、統合部701が、S805において補正した、複数の選択モデルを用いて判定した補正後の複数の変状の属性を統合する。統合部701は、例えば、異なる選択モデルを用いて判定された補正後の複数の変状の属性を、ユーザが指定した補正後の変状の属性に統合する。図11は、複数の選択モデルを用いて判定した補正後の複数の変状の属性を統合する方法を説明する図である。図11(a)に示す統合画面1101には、S801において取得した判定画像に、図10(b)のデータベース1009に登録されている各変状と、各変状について異なる選択モデルで判定された補正後の変状の属性が表示される。図11(a)は、統合画面1101に、例えば、図9のデータベース901に登録されているモデル実寸情報0.8mm/pixelの選択モデルを用いて判定された補正後の複数の変状の属性を含む判定画像1102と、モデル実寸情報1.0mm/pixelの選択モデルを用いて判定された補正後の複数の変状の属性を含む判定画像1103と、を表示する。そして、例えば、図11(a)の統合画面1101の判定画像1102において、ユーザが入力デバイス105を操作することにより変状1104を選択し、確定ボタン1105を操作すると、判定画像1102の複数の変状の属性が変状1104の属性に統合される。以上の処理を繰り返すことにより、図10(b)の変状IDごとに変状の属性が統合されたデータベースが生成される。なお、統合後のデータベースに統合前の属性を付記してもよい。
また、S802において取得した画像実寸情報が縦方向と横方向の画像実寸情報を含む場合、図11(b)に示す統合画面1106のように、図9のデータベース901において、縦方向の画像実寸情報から選択されたモデル実寸情報0.8mm/pixelの選択モデルを用いて判定された補正後の複数の変状の属性を含む判定画像1107と、横方向の画像実寸情報から選択されたモデル実寸情報1.0mm/pixelの選択モデルを用いて判定された補正後の複数の変状の属性を含む判定画像1108と、を表示する。そして、そして、例えば、図11(b)の統合画面1106のように判定画像1107及び/又は1108において、ユーザが入力デバイス105を操作することにより縦方向又は横方向の変状を選択し、確定ボタン1105を操作すると、判定画像1107及び/又は1108の複数の変状の属性が統合される。この場合、図10(b)のデータベース1009に登録されている始点座標1004と終点座標1005から変状の方向を判定し、画像実寸情報の方向が一致する変状を予め選択状態1109で表示してもよい。このようにすることで、ユーザが変状を選択する操作を行わずに、選択状態1109の変状を統合することができる。
以上のように、実施形態2によれば、変状の属性の判定精度と、判定画像の画像実寸情報の範囲をより向上することができる。これにより、変状の属性を判定する処理の信頼性が向上し、点検作業を効率化することが可能となる。
なお、S803またはS805は省略してもよい。例えば、S803における選択モデルの選択を省略し、全ての判定モデルを用いてもよい。また、S805における変状の属性の補正を省略してもよい。
また、画像実寸情報を複数取得した場合や画像実寸情報が縦方向と横方向の画像実寸情報を含む場合は、それぞれの画像実寸情報について、S803からS06の処理を行えばよい。
[他の実施形態]
本発明は、各実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークや記憶媒体を介してシステムや装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータの1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100、200、700…画像処理装置、101…制御部、102…不揮発性メモリ、104…記憶デバイス、201…取得部、202…選択部、203…判定部、204…補正部、701…統合部

Claims (17)

  1. 変状を含む画像の第1の実寸情報を取得する取得手段と、
    予め学習を行い生成されたモデルと前記モデルの学習に用いた第2の実寸情報とを関連付けて記憶するデータベースから、前記第1の実寸情報と前記第2の実寸情報との差に基づいて、前記画像に含まれる変状の属性を判定するための複数のモデルを選択する選択手段と、
    前記第1の実寸情報と、前記複数のモデルとに基づいて、当該複数のモデルそれぞれにおいて前記画像に含まれる変状の属性を判定する判定手段と、
    前記複数のモデルを用いて判定された変状の属性を統合する統合手段と、有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の実寸情報と前記第2の実寸情報とに基づいて、前記変状の属性を補正する補正手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記補正手段は、前記第1の実寸情報と前記第2の実寸情報との比に基づいて前記変状の属性を補正することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記変状と、前記変状の位置と、前記変状の属性と、前記補正後の変状の属性とを関連付けたデータベースを記憶する記憶手段をさらに有することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1の実寸情報と前記第2の実寸情報とに基づいて、前記複数のモデルを用いて判定された変状の属性を補正する補正手段をさらに有することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  6. 前記変状と、前記変状の位置と、前記変状の属性と、前記補正後の変状の属性と、前記変状の属性の判定に用いたモデルと、を関連付けたデータベースを記憶する記憶手段をさらに有することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1の実寸情報は前記画像の縦方向及び横方向の実寸情報を含むことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記選択手段は、前記画像の縦方向と横方向の実寸情報に基づいて前記モデルを選択することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  9. 前記選択手段は、前記画像の縦方向及び横方向の実寸情報の平均に基づいて前記モデルを選択することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  10. 前記第1の実寸情報は前記画像の縦方向及び横方向の実寸情報を含み、
    前記補正手段は、前記画像の縦方向及び横方向の実寸情報と前記第2の実寸情報との比に基づいて前記変状の属性を補正することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  11. 前記第1の実寸情報は前記画像の縦方向及び横方向の実寸情報を含み、
    前記補正手段は、前記画像の縦方向及び横方向の実寸情報の平均と前記第2の実寸情報との比に基づいて前記変状の属性を補正することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  12. 前記第1の実寸情報は前記画像の縦方向及び横方向の実寸情報を含み、
    前記統合手段は、前記画像の縦方向及び横方向の実寸情報と前記変状の方向とに基づいて前記変状の属性を統合することを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  13. 前記判定手段は、前記第1の実寸情報を用いて前記画像を変倍して前記変状の属性を判定することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. 前記変状はひび割れであることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  15. 前記変状の属性は前記ひび割れの幅であることを特徴とする請求項14に記載の画像処理装置。
  16. 画像処理方法であって、
    取得手段が、変状を含む画像の第1の実寸情報を取得するステップと、
    選択手段が、予め学習を行い生成されたモデルと前記モデルの学習に用いた第2の実寸情報とを関連付けて記憶するデータベースから、前記第1の実寸情報と前記第2の実寸情報との差に基づいて、前記画像に含まれる変状の属性を判定するための複数のモデルを選択するステップと、
    判定手段が、前記第1の実寸情報と、前記複数のモデルとに基づいて、当該複数のモデルそれぞれにおいて前記画像に含まれる変状の属性を判定するステップと、
    統合手段が、前記複数のモデルを用いて判定された変状の属性を統合するステップと、有することを特徴とする画像処理方法。
  17. コンピュータを、請求項1から15のいずれか1項に記載された画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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