JP7843900B1 - 害虫忌避組成物 - Google Patents

害虫忌避組成物

Info

Publication number
JP7843900B1
JP7843900B1 JP2025182253A JP2025182253A JP7843900B1 JP 7843900 B1 JP7843900 B1 JP 7843900B1 JP 2025182253 A JP2025182253 A JP 2025182253A JP 2025182253 A JP2025182253 A JP 2025182253A JP 7843900 B1 JP7843900 B1 JP 7843900B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
mass
content
less
insect repellent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2025182253A
Other languages
English (en)
Inventor
有希 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP7843900B1 publication Critical patent/JP7843900B1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

【課題】皮膚に塗布した際、持続性に優れる忌避効果を充分に発揮しながら、不快な刺激感や灼熱感を伴うことなく良好な冷涼感をもたらすことのできる害虫忌避組成物に関する。
【解決手段】次の成分(A)~(C):
(A)シリコーン油、エステル油、エーテル油、炭化水素油、脂肪族アルコール、及び多価アルコールから選ばれる1種又は2種以上の不揮発性液状油剤 13質量%以上50質量%以下
(B)シリカ粒子及び/又はケイ酸塩粒子を含み、かつ体積中位粒径が1μm以上40μm以下である親水性微粒子
(C)メントール
を含有し、成分(C)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((C)/(A))が0.0008以上0.45以下である害虫忌避組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、害虫忌避組成物に関する。
蚊やハエ、ハチのような飛翔害虫は、排水や腐食物のような汚染域等から発生・繁殖し、飛翔することにより人等の動物に近づき、動物に対して様々な害を及ぼす。なかでも蚊のような吸血害虫は、動物から吐き出される二酸化炭素や体臭に誘引されながら動物の体温を感知し、動物の皮膚表面に到達して吸血する。蚊に吸血されると、かゆみが生じるだけでなく、吸血部位に発疹や皮膚炎の要因ともなり得、デング熱、ジカ熱、黄熱病、脳炎、マラリア等の病原体を媒介する場合もあることから、衛生学的に非常に有害であるとされている。
こうした害虫を忌避する対応策として、皮膚に塗布するための種々の組成物が開発されるなか、害虫を忌避する有効成分として、表面張力及び粘度が特定の値である不揮発性液状油性成分を用いる技術も開発されている。
例えば、特許文献1には、かかる不揮発性液状油性成分と皮膜形成性ポリマーとを各々特定量で含有する害虫忌避組成物が開示されており、忌避持続効果やその耐水性の向上を図っている。また、特許文献2には、かかる不揮発性液状油性成分とN,N―ジエチルトルアミド等の特定の忌避成分を各々特定量で含有する害虫忌避組成物が開示されており、忌避効果の持続性を高めつつ、忌避成分由来の不快臭を低減する試みがなされている。
特開2020-109078号公報 特開2020-109076号公報
ところで、良好な香味とともに心地よい冷涼感をもたらすことで知られるメントールは、その効果を発揮させるべく種々の組成物に用いられてはいるものの、その含有量によっては、不快な刺激感や灼熱感をもたらすおそれもある。このような状況下、本発明者は、害虫忌避組成物にメントールを用いると、予想外にも皮膚に塗布した際における不快な刺激感や灼熱感の発現を有効に抑制して良好な冷涼感をもたらしつつ、忌避効果を相乗的に高め得ることに新たに着目し、本発明を見出すに至った。
したがって、本発明は、皮膚に塗布した際、持続性に優れる忌避効果を充分に発揮しながら、不快な刺激感や灼熱感を伴うことなく良好な冷涼感をもたらすことのできる害虫忌避組成物に関する。
そこで本発明者は、種々検討したところ、特定の不揮発性液状油剤を特定量で含有しつつ、特定の親水性微粒子、及びメントールを含有し、かつ特定の不揮発性液状油剤とメントールとの質量比を特定の範囲に制御することにより、持続性に優れる忌避効果を発揮しながら、快適な冷涼感を実感することのできる害虫忌避組成物が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、次の成分(A)~(C):
(A)シリコーン油、エステル油、エーテル油、炭化水素油、脂肪族アルコール、及び多価アルコールから選ばれる1種又は2種以上の不揮発性液状油剤 13質量%以上50質量%以下
(B)シリカ粒子及び/又はケイ酸塩粒子を含み、かつ体積中位粒径が1μm以上40μm以下である親水性微粒子
(C)メントール
を含有し、成分(C)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((C)/(A))が0.0008以上0.45以下である害虫忌避組成物を提供するものである。
本発明の害虫忌避組成物であれば、皮膚へ塗布した際、害虫に対する忌避効果を持続的に享受しながら、不快な刺激感や灼熱感を伴うことなくメントール由来の心地よい冷涼感を実感することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
なお、本発明において「害虫」とは、いわゆる「飛翔害虫」を意味し、飛行しながら人等の動物に近づき、その皮膚から吸血する害虫、或いは吸血はせずとも飛翔しながら病原細菌等を媒介する害虫や、飛行すること自体が人間に対し不快感を与える害虫等を意味する。
かかる害虫としては、具体的には、アカイエカ、コガタアカイエカ、チカイエカ、ネッタイイエカ等のイエカ、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ、シナハマダラカ、トウゴウヤブカ、ガンビエハマダラカ、ステフェンスハマダラカ等の蚊;セスジユスリカ、アカムシユスリカ等のユスリカ;クロオオブユ、キアシオオブユ、アオキツメトゲブユ等のブユ;イエバエ、オオイエバエ、ヒメイエバエ、クロバエ、ニクバエ、タネバエ、タマネギバエ、ミバエ、ショウジョウバエ、チョウバエ、チェチェバエ、サシバエ等のハエ;シクロアブ、ウシアブ、メクラアブ、ゴマフアブ等のアブ;トクナガクロヌカカ、オオシマヌカカ、ニワトリヌカカ等のヌカカ;キイロスズメバチ、セグロアシナガバチ、ミツバチ等のハチ等が挙げられる。
また、本発明において、害虫に対する「忌避効果」とは、主として、害虫が人等の動物の皮膚へ接触した後、そのまま停留することなく直ちに離れていく効果(停留抑制効果)を意味し、害虫を人等の動物へ寄せ付けない効果をも含み得るが、害虫に対して殺虫力を発揮する効果や害虫を駆除する効果とは異なる意味である。本発明の害虫忌避組成物は、害虫のなかでも特に蚊に対して優れた忌避効果を発揮する。より具体的には、本発明の害虫忌避組成物は、アカイエカ、コガタアカイエカ、チカイエカ、ネッタイイエカ、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ等の蚊に対し、優れた忌避効果を発揮する。
なお、本発明において、害虫が「降着する」とは、かかる害虫が人等の動物に近づいて皮膚上に降り立つものの、皮膚上に1秒未満の時間接触するに留まることを意味する。また、本発明において、害虫が「停留する」とは、人等の動物に近づいて皮膚上に降り立ち、そのまま皮膚上に1秒以上の時間接触し続けることを意味する。
さらに、本発明の害虫忌避組成物を皮膚へ塗布した際における「冷涼感」とは、メントール由来の、さっぱりとした爽やかな感触、いわゆる清涼感をも伴う心地よく涼やかな感触が得られることを意味する。
なお、「不快な刺激感」とは、本発明の害虫忌避組成物を皮膚へ塗布した際に皮膚上にて感じ得る、メントール由来のじんじんとした耐え難いしびれや痛みを意味する。「不快な灼熱感」とは、本発明の害虫忌避組成物を皮膚へ塗布した際に皮膚上にて感じ得る、メントール由来のひりひりとした焼けるような耐え難い痛みを意味する。
本発明の害虫忌避組成物は、成分(A)として、シリコーン油(a1)、エステル油(a2)、エーテル油(a3)、炭化水素油(a4)、脂肪族アルコール(a5)、及び多価アルコール(a6)から選ばれる1種又は2種以上の不揮発性液状油剤を13質量%以上50質量%以下含有する。
害虫は、脚に濡れが生じた際に降着した皮膚等の面から生じる引力を避けるため、脚が濡れる皮膚等の面へ停留するのを避ける性質を有する。これに対し、本発明の害虫忌避組成物が含有する成分(A)は、皮膚等の面に降着した害虫の脚に濡れを生じさせ、害虫の停留を阻害するという忌避効果を発揮することができる主要成分として作用し、本発明の害虫忌避組成物において後述する成分(C)が共存することにより、かかる忌避効果を相乗的かつ持続的に高めることとなる。
なお、「不揮発性液状油剤」とは、不揮発性であり、かつ液状の油性成分を意味する。
ここで成分(A)における「不揮発性」とは、1気圧下25℃で60分乾燥後の揮発率が50%以下であることを意味する。
成分(A)の揮発率は、皮膚上に長時間滞留させて忌避効果を高める観点から、その値が低いほど好ましく、具体的には、1気圧下25℃で120分乾燥後の揮発率が50%以下であるのがより好ましい。
なお、揮発率は、ドイツ試験規格DIN53249にしたがって測定される値であり、具体的には、下記の1~4の手順により測定される。
1.直径150mmの丸型ろ紙の重量(P(g))を測定する。
2.ピペットを用いて成分(A)0.3gのサンプルを丸型ろ紙に滴下し、直後にろ紙の重量(W(g))を測定する。
3.通気の無い中、25℃、5分間隔で、約0.001gの正確さによる重量測定で、ろ紙の重量を測定する。2を測定した後、60分経過後に測定したろ紙の重量をW60(g)とする。
4.計算式{((W-P)-(W60-P))/(W-P)}×100により算出される値を揮発率(%)とする。
また、ここで成分(A)における「液状」とは、B型回転粘度計による23℃における粘度が、120000mPa・s以下であることを意味する。さらに成分(A)としては、忌避効果の持続性を高める観点、及び皮膚へ塗布する際に良好な伸展性を発現する観点から、25℃で液状であるのが好ましく、20℃で液状であるのがより好ましく、さらに好ましくは15℃で液状であるのがさらに好ましく、10℃で液状であるのがよりさらに好ましい。
成分(A)の25℃における表面張力は、持続性の高い忌避効果の発揮を確保する観点、並びに入手容易性の観点から、好ましくは15mN/m以上であり、より好ましくは17mN/m以上であり、好ましくは40mN/m以下であり、より好ましくは30mN/m以下であり、さらに好ましくは28mN/m以下であり、よりさらに好ましくは25mN/m以下であり、よりさらに好ましくは23mN/m以下であり、よりさらに好ましくは21mN/m以下である。
また、成分(A)の表面張力とは、自動表面張力計「TensiometerK100」(KRUSS社)を使用し、白金プレートを用いたウィルヘルミー法にて、25℃の環境下で測定される値を意味する。
成分(A)のB型回転粘度計による23℃における粘度は、成分(A)の揮発性を抑え、持続性の高い忌避効果の発揮を確保する観点、及び良好な冷涼感の発現を保持する観点から、好ましくは1mPa・s以上であり、好ましくは400mPa・s以下であり、より好ましくは300mPa・s以下であり、さらに好ましくは210mPa・s以下であり、よりさらに好ましくは100mPa・s以下であり、よりさらに好ましくは60mPa・s以下であり、よりさらに好ましくは40mPa・s以下であり、よりさらに好ましくは30mPa・s以下である。
成分(A)は、持続的に忌避効果を高める観点から、難水溶性又は非水溶性の成分であることが好ましく、具体的には、20℃における水100gに対する溶解量が、好ましくは1g以下であり、より好ましくは0.5g以下であり、さらに好ましくは0.1g以下であり、よりさらに好ましくは実質的に0gである。
成分(A)のシリコーン油(a1)としては、直鎖状ジメチルポリシロキサン、及び環状ジメチルポリシロキサン等のジメチルポリシロキサン(ジメチコン);ジメチコノール(末端にヒドロキシ基を有するジメチルポリシロキサン);メチルフェニルポリシロキサンから選ばれる1種又は2種以上のオルガノポリシロキサン(a1-1)、並びに変性シリコーン(a1-2)から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
成分(a1-1)のなかでも、持続的に忌避効果を高める観点、及び皮膚に塗布した際に良好な冷涼感をもたらす観点から、ジメチルポリシロキサン、ジメチコノール、及びメチルフェニルポリシロキサンから選ばれる1種又は2種以上が好ましく、ジメチルポリシロキサン、及びジメチコノールから選ばれる1種又は2種がより好ましく、ジメチルポリシロキサンがさらに好ましく、直鎖状ジメチルポリシロキサンがよりさらに好ましい。
成分(a1-2)の変性シリコーンとしては、具体的には、アミノ変性シリコーン(アミノ基を有するジメチルポリシロキサン)、アミノ誘導体シリコーン、脂肪酸変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、脂肪族アルコール変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、及びアルキル変性シリコーン等から選ばれる1種又は2種以上の変性シリコーン(a1-2-1);
ポリエーテル変性シリコーン、ポリグリセリン変性シリコーン、分岐型ポリグリセロール変性シリコーン、アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン、及びカルボキシ変性シリコーンから選ばれる1種又は2種以上の、変性シリコーン(a1-2-1)以外の変性シリコーン(a1-2-2)が挙げられる。
変性シリコーン(a1-2-2)のうち、ポリエーテル変性シリコーンとは、シリコーンオイルの側鎖及び/又は末端の炭化水素基がポリエーテル基で置換された構造を有するものを意味する。ポリエーテル変性シリコーンのポリエーテル基としては、ポリエチレンオキシ基、ポリプロピレンオキシ基、エチレンオキシ基(EO)とプロピレンオキシ基(トリメチレンオキシ基又はプロパン-1,2-ジイルオキシ基;PO)がブロック状又はランダムに付加したポリアルキレンオキシ基が好適であり、より好ましくはポリエチレンオキシ基である。成分(a1-2-2)のポリエーテル変性シリコーンとしては、シリコーン主鎖にポリエーテル基がグラフトした化合物、シリコーンとポリエーテル基がブロック状に結合した化合物等を用いることができる。
かかるポリエーテル変性シリコーンとしては、具体的には、例えば、PEG-3ジメチコン、PEG-9ジメチコン、PEG-9メチルエーテルジメチコン、PEG-10ジメチコン、PEG-11メチルエーテルジメチコン、PEG-12ジメチコン、PEG/PPG-20/22ブチルエーテルジメチコン、PEG-32メチルエーテルジメチコン、PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ラウリルPEG-10トリス(トリメチルシロキシ)シリルエチルジメチコン、PEG/PPG-19/19ジメチコン、セチルPEG/PPG-10/1ジメチコン、PEG/PPG-30/10ジメチコン、ジメチルシリコーンユニットとポリエーテルユニットが交互に共重合した直鎖状のポリエーテル変性シリコーン等が挙げられる。
変性シリコーン(a1-2-2)のうち、ポリグリセリン変性シリコーンとは、後述する分岐型ポリグリセロール変性シリコーン以外のポリグリセリン変性シリコーンであって、1価のポリグリセリル基を構造内に有するシリコーンを意味する。
かかるポリグリセリン変性シリコーンとしては、具体的には、例えば、ポリグリセリル-3ジシロキサンジメチコン、ポリグリセリル-3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ラウリルポリグリセリル-3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン等が挙げられる。
変性シリコーン(a1-2-2)のうち、分岐型ポリグリセロール変性シリコーンとは、ジメチルポリシロキサンの両末端にオキシフェニレン基を含有する連結基を介して分岐型ポリグリセロール鎖が結合した構造を有する変性シリコーンを意味する。かかる成分(a1-2-2)の分岐型ポリグリセロール変性シリコーンは、例えば、両末端にヒドロキシ基で置換されたフェニル基を有する変性シリコーンに、酸性又は塩基性触媒の存在下、2,3-エポキシ-1-プロパノールを添加してグラフト重合させる方法等により製造することができる。
かかる分岐型ポリグリセロール変性シリコーンとしては、具体的には、例えば、ビス(ポリグリセリル-3 オキシフェニル プロピル)ジメチコン等が挙げられる。
変性シリコーン(a1-2-2)のうち、アルキルグリセリルエーテル変性シリコーンとは、少なくとも1個のケイ素-水素結合を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンに、対応するアルケニルグリセリルエーテルを反応させる方法等により製造される変性シリコーンである。
かかるアルキルグリセリルエーテル変性シリコーンとしては、具体的には、例えば、両末端アルキル(C16-18)変性・ジメチルシロキサン・メチル(ウンデシルグリセリルエーテル)シロキサン共重合体等が挙げられる。
変性シリコーン(a1-2-2)のうち、カルボキシ変性シリコーンとは、シリコーンオイルの側鎖及び/又は末端にカルボキシ基が結合した構造を有し、シリコーンオイルの主鎖とカルボシキ基が連結基を介して結合していてもよい変性シリコーンを意味する。
かかるカルボキシ変性シリコーンとしては、具体的には、例えば、カルボキシデシルジメチコン、カルボキシデシルトリシロキサン、ビスカルボキシデシルジメチコン等が挙げられる。
成分(a1)のなかでも、持続性の高い忌避効果の増強を図る観点、及び良好な冷涼感を塗布した皮膚上の隅々にわたり充分に行き渡らせる観点から、少なくとも成分(a1-2-2)とそれ以外の成分(a1)とを併用するのが好ましく、成分(a1-1)と成分(a1-2-2)を併用するのがより好ましい。
成分(A)のエステル油(a2)としては、炭素数1以上23以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、或いは芳香族炭化水素基を有するエステル油(a2-1)、炭素数6以上22以下のアルキル基又はアルケニル基を単数又は複数有し、かつエチレンオキシ基が付加していてもよいジアルキルカーボネート化合物(a2-2)、並びにその他のエステル油(a2-3)から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
成分(a2-1)のエステル油としては、具体的には、下記のエステル油(a2-1-1)、エステル油(a2-1-2)、及びエステル油(a2-1-3)が挙げられる。
エステル油(a2-1-1)は、水酸基が置換していてもよい、炭素数7以上23以下、好ましくは炭素数9以上21以下、より好ましくは炭素数9以上17以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基或いは炭素数6以上24以下の芳香族炭化水素基と、炭素数1以上22以下、好ましくは炭素数8以上22以下、より好ましくは炭素数10以上20以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基とを有するエステル油である。
かかる成分(a2-1-1)としては、具体的には、例えば、2-エチルヘキサン酸ミリスチル、2-エチルヘキサン酸セチル、2-エチルヘキサン酸ステアリル、オクタン酸イソデシル、オクタン酸イソセチル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸セテアリル、プロピルへプタン酸オクチル、ラウリン酸メチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、パルミチン酸イソセチル、ステアリン酸2-エチルヘキシル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸イソトリデシル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸オクチル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、ヒドロキシステアリン酸2-エチルヘキシル、オレイン酸メチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸イソブチル、エルカ酸オレイル、安息香酸アルキル(アルキルの炭素数12~15)、ナフタレンジカルボン酸ジエチルヘキシル等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
エステル油(a2-1-2)は、少なくともカルボニル基を有し、かつ水酸基が置換していてもよい炭素数7以上23以下、好ましくは炭素数7以上17以下のアルキル基又はアルケニル基を有するエステル油である。
かかる成分(a2-1-2)としては、具体的には、例えば、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、トリカプリル酸グリセリルから選択される1種以上が挙げられる。これらホホバ油、オリーブ油、ひまわり油、大豆油、落花生油、菜種油、アーモンド油、パーム油、ココヤシ油、ひまし油、小麦胚芽油、ぶどう種油、あざみ油、宵待草油、マカデミアナッツ油、とうもろこし胚芽油、アボカド油等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
エステル油(a2-1-3)は、炭素数6以上20以下、好ましくは炭素数6以上12以下、より好ましくは炭素数6以上10以下の芳香族炭化水素基、及び炭素数1以上23以下、好ましくは炭素数11以上21以下、より好ましくは炭素数11以上15以下のアルキル基又はアルケニル基を有し、かつ炭素数2以上4以下のアルキレンオキシ基が付加してなり、その平均付加モル数が、1以上50以下、好ましくは1以上10以下、より好ましくは1以上5以下であるエステル油である。
かかる成分(a2-1-3)としては、具体的には、例えば、ベンジルアルコールのプロピレンオキシド3モル付加体とミリスチン酸のエステル、ベンジルアルコールのプロピレンオキシド3モル付加体と2-エチルヘキサン酸のエステル等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
成分(a2-2)のジアルキルカーボネート化合物としては、好ましくは炭素数8以上18以下、より好ましくは炭素数12以下のアルキル基を有するものが望ましく、またエチレンオキシ基の平均付加モル数が、好ましくは0~5であり、より好ましくは0であるものが望ましい。かかる成分(a2-2)としては、具体的には、例えば、ジオクチルカーボネート等が挙げられる。
成分(a2-3)のその他のエステル油としては、多価カルボン酸とアルコールとのエステル、グリセリンを除く多価アルコールと脂肪酸とのエステル、及びシクロヘキサンカルボン酸とグリコールとのエステル等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。具体的には、例えば、ダイマー酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソプロピル、コハク酸ジエトキシエチル、コハク酸2-エチルヘキシル、ジカプリン酸プロパンジオール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコールやジ2-エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール等のネオペンチルグリコールと脂肪酸とのエステル、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸とエトキシジグリコールとのエステル油等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
成分(a2)のなかでも、持続的に忌避効果を高める観点、及び皮膚に塗布した際に良好な冷涼感をもたらす観点から、成分(a2-1-1)、及び成分(a2-3)から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ジオオクチルカーボネート、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、及びネオペンチルグリコールと脂肪酸とのエステルから選ばれる1種又は2種以上がより好ましい。
成分(A)のエーテル油(a3)としては、ジアルキルエーテル化合物(a3-1)、及びポリオキシアルキレンアルキルエーテル化合物(a3-2)から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
成分(a3-1)は、炭素数6以上22以下、好ましくは炭素数8以上18以下、より好ましくは炭素数8以上16以下、さらに好ましくは炭素数8以上12以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、並びに炭素数6以上24以下、より好ましくは炭素数8以上16以下、さらに好ましくは炭素数8以上12以下の芳香族炭化水素基から選ばれる置換基を2つ有するエーテル油である。
かかる成分(a3-1)としては、具体的には、例えば、ジヘキシルエーテル、ジオクチルエーテル、ジカプリリルエーテル、及びセチル-1,3-ジメチルブチルエーテルから選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
成分(a3-2)は、炭素数6以上22以下、好ましくは炭素数8以上20以下、より好ましくは炭素数8以上18以下、さらに好ましくは炭素数8以上12以下のアルキル基又はアルケニル基を有し、かつプロピレンオキシ基及び/又はエチレンオキシ基が付加してなるポリオキシアルキレンアルキルエーテル化合物である。プロピレンオキシ基の平均付加モル数は、好ましくは1以上13以下、より好ましくは2以上10以下、さらに好ましくは3以上10以下である。エチレンオキシ基の平均付加モル数は、好ましくは5以下、より好ましくは1以下であり、さらに好ましくは0である。
かかる成分(a3-2)としては、具体的には、例えば、ポリプロピレングリコール、ポリオキシプロピレンオクチルエーテル、ポリオキシプロピレンデシルエーテル、及びポリオキシプロピレンラウリルエーテルから選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
成分(a3)のなかでも、持続的に忌避効果を高める観点、及び皮膚に塗布した際に良好な冷涼感をもたらす観点から、成分(a3-1)が好ましい。
成分(A)の炭化水素油(a4)としては、流動パラフィン、流動イソパラフィン、スクワラン、イソヘキサデカン、イソエイコサン、水添ポリイソブテン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、α-オレフィンオリゴマー、及びシクロパラフィン等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
成分(a4)のなかでも、持続的に忌避効果を高める観点、及び皮膚に塗布した際に良好な冷涼感をもたらす観点から、流動パラフィン、流動イソパラフィン、及びスクワランから選ばれる1種又は2種以上が好ましい。
成分(A)の脂肪族アルコール(a5)としては、オレイルアルコール等の炭素数が3以上の1価の直鎖状脂肪族アルコール;ブチルオクタノール、ブチルデカノール、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノール等の1価の分岐鎖状脂肪族アルコールから選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
成分(a5)のなかでも、持続的に忌避効果を高める観点、及び皮膚に塗布した際に良好な冷涼感をもたらす観点から、ヘキシルデカノール、及びオクチルドデカノールから選ばれる1種又は2種が好ましい。
成分(A)の多価アルコール(a6)としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,2-ブチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、1,2-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、へキシレングリコール等の炭素数2以上の脂肪族アルコール;ソルビトール、エリスリトール、ペンタエリスリトール、キシリトール、マンニトール等の炭素数4以上の糖アルコール;芳香族アルコールから選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
成分(a6)のなかでも、持続的に忌避効果を高める観点、及び皮膚に塗布した際に良好な冷涼感をもたらす観点から、エチレングリコール、プロピレングリコール、及びジプロピレングリコールから選ばれる1種又は2種以上が好ましい。
成分(A)のなかでも、持続性の高い忌避効果の増強を図る観点、及び良好な冷涼感を塗布した皮膚上の隅々にわたり充分に行き渡らせる観点から、成分(a1)、成分(a2)、成分(a3)、及び成分(a4)から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、成分(a1)、成分(a2)、及び成分(a4)から選ばれる1種又は2種以上がより好ましく、成分(a1)、及び成分(a2)から選ばれる1種又は2種以上がさらに好ましく、成分(a1)がよりさらに好ましく、成分(a1)として、少なくとも成分(a1-2-2)とそれ以外の成分(a1)とを併用するのがよりさらに好ましく、成分(a1-1)と成分(a1-2-2)を併用するのがよりさらに好ましい。
なお、成分(A)として成分(a6)を含む場合、成分(a1)、成分(a2)、成分(a3)、成分(a4)、及び成分(a5)から選ばれる1種又は2種以上も含むことが好ましい。
成分(A)の含有量は、持続性の高い忌避効果の増強を図る観点、及び不快な刺激感や灼熱感を有効に抑制して、良好な冷涼感を塗布した皮膚上の隅々にわたり充分に行き渡らせる観点から、本発明の害虫忌避組成物中に、13質量%以上であって、好ましくは18質量%以上であり、より好ましくは25質量%以上であり、50質量%以下であって、好ましくは40質量%以下であり、より好ましくは35質量%以下である。そして、成分(A)の含有量は、本発明の害虫忌避組成物中に、13質量%以上50質量%以下であって、好ましくは18~40質量%であり、より好ましくは25~35質量%である。
より具体的には、成分(A)が成分(a1)を含む場合、かかる成分(a1)の含有量は、上記同様の観点から、本発明の害虫忌避組成物中に、好ましくは13質量%以上であり、より好ましくは18質量%以上であり、さらに好ましくは25質量%以上であり、好ましくは50質量%以下であり、より好ましくは40質量%以下であり、さらに好ましくは35質量%以下である。そして、成分(a1)の含有量は、本発明の害虫忌避組成物中に、好ましくは13~50質量%であり、より好ましくは18~40質量%であり、さらに好ましくは25~35質量%である。なお、成分(A)が成分(a2)、成分(a3)、成分(a4)、又は成分(a5)を含む場合、これら成分(a2)の含有量、成分(a3)の含有量、成分(a4)の含有量、及び成分(a5)の含有量は、いずれも上記成分(a1)の含有量と同様である。
またより具体的には、成分(A)が成分(a6)を含む場合、かかる成分(a6)の含有量は、上記同様の観点から、本発明の害虫忌避組成物中に、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.5質量%以上であり、さらに好ましくは1質量%以上であり、よりさらに好ましくは2質量%以上であり、好ましくは20質量%以下であり、より好ましくは15質量%以下であり、さらに好ましくは10質量%以下であり、よりさらに好ましくは7質量%以下である。そして、成分(a6)の含有量は、本発明の害虫忌避組成物中に、好ましくは0.1~20質量%であり、より好ましくは0.5~15質量%であり、さらに好ましくは1~10質量%であり、よりさらに好ましくは2~7質量%である。
なかでも、成分(A)として、成分(a1-1)と成分(a1-2-2)を併用する場合、成分(a1-2-2)の含有量は、持続性の高い忌避効果の増強を図る観点、及び良好な冷涼感を塗布した皮膚上の隅々にわたり充分に行き渡らせる観点から、本発明の害虫忌避組成物中に、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.15質量%以上であり、さらに好ましくは0.2質量%以上であり、好ましくは3質量%以下であり、より好ましくは2.3質量%以下であり、さらに好ましくは1.6質量%以下である。そして、成分(a1-2-2)の含有量は、本発明の害虫忌避組成物中に、好ましくは0.1~3質量%であり、より好ましくは0.15~2.3質量%であり、さらに好ましくは0.2~1.6質量%である。
また、成分(A)100質量%中における成分(a1-2-2)の含有量は、好ましくは0.2質量%以上であり、より好ましくは0.5質量%以上であり、さらに好ましくは0.8質量%以上であり、好ましくは18質量%以下であり、より好ましくは6質量%以下であり、さらに好ましくは3質量%以下である。そして、成分(A)100質量%中における成分(a1-2-2)の含有量は、好ましくは0.2~18質量%であり、より好ましくは0.5~6質量%であり、さらに好ましくは0.8~3質量%である。
本発明の害虫忌避組成物は、成分(B)として、シリカ粒子及び/又はケイ酸塩粒子を含み、かつ体積中位粒径が1μm以上40μm以下である親水性微粒子を含有する。
かかる成分(B)の親水性微粒子とは、23℃における粒子表面のぬれ張力が70mN/m以上である微粒子を意味し、シリカ粒子又はケイ酸塩粒子を含む粒子、或いはシリカ粒子及びケイ酸塩粒子の双方を含む粒子である。成分(B)の23℃における粒子表面のぬれ張力は、持続性の高い忌避効果を向上させる観点、及び塗布した皮膚における良好な冷涼感を一層高める観点から、好ましくは70mN/m以上であり、より好ましくは73mN/m以上であり、100mN/m以下であってもよく、95mN/m以下であってもよい。
なお、23℃における粒子表面のぬれ張力とは、ぬれ張力試験用混合液(富士フイルム和光純薬社製)を用いた試験により測定される値を意味する。かかる試験は、具体的には、まず23℃環境下で、ぬれ張力試験用混合液No.70(表面張力70mN/m)を0.2mL、容器に計量した後、測定対象の粒子0.01gを、静かに前記混合液に投入する。投入後30秒経過した後、粒子表面が混合液に濡れたかどうかを目視により確認し、No.70(表面張力70mN/m)の混合液に濡れた場合は、粒子表面のぬれ張力が70mN/m以上であると判定し、親水性であると判断する。同様にして、例えば、ぬれ張力試験用混合液としてNo.25.4(表面張力25.4mN/m)を用いたときに濡れず、ぬれ張力試験用混合液としてNo.22.6(表面張力22.6mN/m)を用いたときに粒子表面が混合液に濡れた場合は、粒子表面のぬれ張力が23mN/mであると判定する。
また、成分(B)の形状としては、例えば、球状、板状、扁平状、薄片状、不定形状等が挙げられる。なかでも、塗布した皮膚における使用感を一層高める観点から、球状又は扁平状であるのが好ましい。
成分(B)に含まれ得るシリカ粒子としては、塗布した皮膚における冷涼感を一層高める一方、不快な刺激感や灼熱感の発現を有効に抑制する観点から、多孔質シリカ粒子が好ましい。
成分(B)に含まれ得るケイ酸塩粒子としては、より具体的には、例えば、タルク粒子、マイカ粒子、セリサイト粒子、スメクタイト粒子、モンモリロナイト粒子、ベントナイト粒子、及びカオリン粒子から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。かかるシリカ粒子のなかでも、塗布した皮膚における冷涼感を一層高める観点から、タルク粒子、及びマイカ粒子から選ばれる1種又は2種が好ましい。
成分(B)の体積中位粒径は、塗布した皮膚における使用感の効果的な向上を図る観点から、1μm以上であって、好ましくは2μm以上であり、より好ましくは3μm以上であり、40μm以下であって、好ましくは30μm以下であり、より好ましくは20μm以下であり、さらに好ましくは15μm以下であり、よりさらに好ましくは12μm以下である。
なお、体積中位粒径とは、粒度分布により求められる体積基準のメジアン径(D50)を意味し、レーザ回析/散乱式粒度分布測定装置を用いて測定する。
成分(B)中におけるシリカ粒子及びケイ酸塩粒子の合計含有量は、塗布した皮膚における使用感の向上を有効に図る観点から、好ましくは80質量%以上であり、より好ましくは85質量%以上であり、さらに好ましくは95質量%以上であり、よりさらに好ましくは100質量%である。
成分(B)の含有量は、本発明の害虫忌避組成物中に、好ましくは0.5質量%以上であり、より好ましくは2質量%以上であり、さらに好ましくは4質量%以上であり、好ましくは35質量%以下であり、より好ましくは16質量%以下であり、さらに好ましくは8質量%以下である。そして、成分(B)の含有量は、本発明の害虫忌避組成物中に、好ましくは0.5質量%以上35質量%以下であり、より好ましくは2~16質量%であり、さらに好ましくは4~8質量%である。
成分(B)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((B)/(A))は、持続性の高い忌避効果の発揮を促進する観点から、好ましくは0.01以上であり、より好ましくは0.05以上であり、さらに好ましくは0.1以上であり、好ましくは2以下であり、より好ましくは1以下であり、さらに好ましくは0.25以下である。そして、成分(B)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((B)/(A))は、好ましくは0.01~2であり、より好ましくは0.05~1であり、さらに好ましくは0.1~0.25である。
より具体的には、成分(A)が成分(a1)を含む場合、成分(B)の含有量と成分(a1)の含有量との質量比((B)/(a1))は、上記同様の観点から、好ましくは0.01以上であり、より好ましくは0.05以上であり、さらに好ましくは0.1以上であり、好ましくは2以下であり、より好ましくは1以下であり、さらに好ましくは0.25以下である。そして、成分(B)の含有量と成分(a1)の含有量との質量比((B)/(a1))は、好ましくは0.01~2であり、より好ましくは0.05~1であり、さらに好ましくは0.1~0.25である。なお、成分(A)が成分(a2)、成分(a3)、成分(a4)、又は成分(a5)を含む場合、成分(B)の含有量と成分(a2)の含有量との質量比((B)/(a2))、成分(B)の含有量と成分(a3)の含有量との質量比((B)/(a3))、成分(B)の含有量と成分(a4)の含有量との質量比((B)/(a4))、及び成分(B)の含有量と成分(a5)の含有量との質量比((B)/(a5))は、いずれも上記成分(B)の含有量と成分(a1)の含有量との質量比((B)/(a1))と同様である。
またより具体的には、成分(A)が成分(a6)を含む場合、成分(B)の含有量と成分(a6)の含有量との質量比((B)/(a6))は、上記同様の観点から、好ましくは0.025以上であり、より好ましくは0.1以上であり、さらに好ましくは0.4以上であり、よりさらに好ましくは0.5以上であり、好ましくは70以下であり、より好ましくは32以下であり、さらに好ましくは8以下であり、よりさらに好ましくは4以下である。そして、成分(B)の含有量と成分(a6)の含有量との質量比((B)/(a6))は、好ましくは0.025~70であり、より好ましくは0.1~32であり、さらに好ましくは0.4~8であり、よりさらに好ましくは0.5~4である。
なかでも、成分(B)の含有量と成分(a1-2-2)の含有量との質量比((B)/(a1-2-2))は、持続性の高い忌避効果の発揮を促進する観点から、好ましくは0.2以上であり、より好ましくは3以上であり、さらに好ましくは7以上であり、好ましくは350以下であり、より好ましくは200以下であり、さらに好ましくは40以下である。そして、成分(B)の含有量と成分(a1-2-2)の含有量との質量比((B)/(a1-2-2))は、好ましくは0.2~350であり、より好ましくは3~200であり、さらに好ましくは7~40である。
本発明の害虫忌避組成物は、成分(C)として、メントールを含有する。かかる成分(C)は、本来、良好な香味を伴いつつ心地よい冷涼感をもたらす成分であるが、含有量によっては、かえって不快な刺激感や灼熱感を発現してしまい、良好な冷涼感を実感できない可能性のある成分でもある。しかしながら、本発明の害虫忌避組成物であれば、予想外にも忌避効果を相乗的かつ持続的に高めながら、メントール由来の不快な刺激感や灼熱感を有効に抑制し、優れた冷涼感を発現することができる。
成分(C)の含有量は、忌避効果を相乗的かつ持続的に高めつつ、優れた冷涼感の発現を確保する観点、及び不快な刺激感や灼熱感を有効に抑制する観点から、本発明の害虫忌避組成物中に、好ましくは0.01質量%以上であり、好ましくは0.08質量%以上であり、より好ましくは0.2質量%以上であり、さらに好ましくは0.4質量%以上であり、好ましくは8質量%以下であり、より好ましくは5質量%以下であり、さらに好ましくは3質量%以下であり、よりさらに好ましくは2質量%以下である。そして、成分(C)の含有量は、本発明の害虫忌避組成物中に、好ましくは0.01質量%以上8質量%以下であり、より好ましくは0.08~5質量%であり、さらに好ましくは0.2~3質量%であり、よりさらに好ましくは0.4~2質量%である。
成分(C)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((C)/(A))は、持続性の高い忌避効果を発揮しつつ、不快な刺激感や灼熱感を有効に抑制して良好な冷涼感をもたらす観点から、0.0008以上であって、好ましくは0.004以上であり、より好ましくは0.008以上であり、さらに好ましくは0.02以上であり、0.45以下であって、好ましくは0.25以下であり、より好ましくは0.1以下であり、さらに好ましくは0.05以下である。そして、成分(C)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((C)/(A))は、0.0008以上0.45以下であって、好ましくは0.004~0.25であり、より好ましくは0.008~0.1であり、さらに好ましくは0.02~0.05である。
より具体的には、成分(A)が成分(a1)を含む場合、成分(C)の含有量と成分(a1)の含有量との質量比((C)/(a1))は、上記同様の観点から、0.0008以上であり、好ましくは0.004以上であり、より好ましくは0.008以上であり、よりさらに好ましくは0.02以上であり、0.45以下であって、好ましくは0.25以下であり、より好ましくは0.1以下であり、さらに好ましくは0.05以下である。そして、成分(C)の含有量と成分(a1)の含有量との質量比((C)/(a1))は、0.0008~0.45であり、好ましくは0.004~0.25であり、より好ましくは0.008~0.1であり、よりさらに好ましくは0.02~0.05である。なお、成分(A)が成分(a2)、成分(a3)、成分(a4)、又は成分(a5)を含む場合、成分(C)の含有量と成分(a1)の含有量との質量比((C)/(a2))、成分(C)の含有量と成分(a3)の含有量との質量比((C)/(a3))、成分(C)の含有量と成分(a4)の含有量との質量比((C)/(a4))、及び成分(C)の含有量と成分(a5)の含有量との質量比((C)/(a5))は、いずれも成分(C)の含有量と成分(a1)の含有量との質量比((C)/(a1))と同様である。
またより具体的には、成分(A)が成分(a6)を含む場合、成分(C)の含有量と成分(a6)の含有量との質量比((C)/(a6))は、上記同様の観点から、0.0005以上であり、好ましくは0.005以上であり、より好ましくは0.01以上であり、よりさらに好ましくは0.02以上であり、16以下であり、好ましくは10以下であり、さらに好ましくは3以下であり、よりさらに好ましくは2以下である。そして、成分(C)の含有量と成分(a6)の含有量との質量比((C)/(a6))は、0.0005~16であり、好ましくは0.005~10であり、より好ましくは0.01~3であり、よりさらに好ましくは0.02~2である。
成分(C)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((C)/(B))は、持続性の高い忌避効果の発揮を促進しつつ、不快な刺激感や灼熱感を有効に抑制して良好な冷涼感の発現に寄与する観点から、好ましくは0.0009以上であり、より好ましくは0.01以上であり、さらに好ましくは0.1以上であり、好ましくは16以下であり、より好ましくは10以下であり、さらに好ましくは0.9以下である。そして、成分(C)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((C)/(B))は、好ましくは0.0009~16であり、より好ましくは0.01~10であり、さらに好ましくは0.1~0.9である。
本発明の害虫忌避組成物は、上記成分を良好に溶解又は分散させて、優れた忌避効果の発揮と良好な冷涼感の発現を有効に兼ね備える観点から、さらにエタノール(D)を含有するのが好ましい。
成分(D)の含有量は、本発明の害虫忌避組成物中に、好ましくは4質量%以上であり、より好ましくは6質量%以上であり、さらに好ましくは9質量%以上であり、好ましくは17質量%以下であり、より好ましくは15質量%以下であり、さらに好ましくは13質量%以下である。そして、成分(D)の含有量は、本発明の害虫忌避組成物中に、好ましくは4~17質量%であり、より好ましくは6~15質量%であり、さらに好ましくは9~13質量%である。
成分(D)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((D)/(B))は、持続性の高い忌避効果の発揮を促進しつつ、不快な刺激感や灼熱感を有効に抑制して良好な冷涼感の発現に寄与する観点から、好ましくは0.2以上であり、より好ましくは0.6以上であり、さらに好ましくは0.8以上であり、好ましくは34以下であり、より好ましくは19以下であり、さらに好ましくは3以下である。そして、成分(D)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((D)/(B))は、好ましくは0.2~34であり、より好ましくは0.6~19であり、さらに好ましくは0.8~3である。
本発明の害虫忌避組成物は、さらに水(E)を含有するのが好ましい。なお、本発明の害虫忌避組成物は、良好な保存安定性を保持しつつ、持続性の高い優れた忌避効果を発揮しつつ、皮膚に塗布した際における不快な刺激感や灼熱感を抑制して良好な冷涼感を充分に発現する観点から、油中水型組成物であるよりも水中油型組成物であるのが好ましい。
成分(E)の含有量は、本発明の害虫忌避組成物中に、好ましくは30質量%以上であり、より好ましくは35質量%以上であり、さらに好ましくは40質量%以上であり、好ましくは86質量%以下であり、より好ましくは78質量%以下であり、さらに好ましくは70質量%以下である。そして、成分(E)の含有量は、本発明の害虫忌避組成物中に、好ましくは30質量%以上86質量%以下であり、より好ましくは35~78質量%であり、さらに好ましくは40~70質量%である。
成分(E)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((E)/(B))は、持続性の高い忌避効果の発揮を促進しつつ、不快な刺激感や灼熱感を有効に抑制して良好な冷涼感の発現に寄与する観点から、好ましくは1以上であり、より好ましくは4以上であり、さらに好ましくは6以上であり、好ましくは150以下であり、より好ましくは90以下であり、さらに好ましくは20以下である。そして、成分(E)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((E)/(B))は、好ましくは1~150であり、より好ましくは4~90であり、さらに好ましくは6~20である。
本発明の害虫忌避組成物は、持続性の高い忌避効果を発揮しつつ、不快な刺激感や灼熱感を有効に抑制して良好な冷涼感をもたらす観点から、成分(A)以外の忌避有効成分の含有を制限するのが好ましい。
成分(A)以外の忌避有効成分としては、具体的には、DEET(N,N-ジエチルトルアミド)、イカリジン(1-メチルプロピル-2-(2-ヒドロキシエチル)-1-ピペリジンカルボキシレート)、及びIR3535(3-(アセチルブチル)アミノプロピオン酸エチルエステル)等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
かかる成分(A)以外の忌避有効成分の含有量は、本発明の害虫忌避組成物中に、好ましくは15質量%以下であり、より好ましくは10質量%以下であり、さらに好ましくは5質量%以下であり、よりさらに好ましくは4質量%以下であり、よりさらに好ましくは3質量%以下であり、よりさらに好ましくは1質量%以下であり、よりさらに好ましくは0.1質量%以下であり、或いは本発明の害虫忌避組成物は、成分(A)以外の忌避有効成分を含有しないのが好ましい。
本発明の害虫忌避組成物は、本発明の効果を阻害しない範囲で、上記成分以外の成分として、界面活性剤、保湿剤、pH調整剤、酸化防止剤、防腐剤、紫外線吸収剤、その他各種薬効成分、香料、着色剤等を含有することができる。
本発明の害虫忌避組成物は、人等の動物の皮膚に塗布するための皮膚外用剤として用いるのに適している。かかる皮膚外用剤としては、例えば、軟膏やクリーム等の外用医薬品及び医薬部外品、ローションや乳液等の皮膚化粧料等が挙げられる。
本発明の害虫忌避組成物の形態は、使用態様に応じて、液体、クリーム、ローション、乳液、ゲル、軟膏等から適宜選択すればよい。
本発明の害虫忌避組成物は、通常の方法により製造することができる。例えば、成分(A)及び成分(B)の混合物に成分(C)を添加して混合することにより、本発明の害虫忌避組成物を製造することができ、具体的には、実施例に記載の方法により製造することができる。
上述した実施形態に関し、本発明はさらに以下の害虫忌避組成物を開示する。
[1]次の成分(A)~(C):
(A)シリコーン油(a1)、エステル油(a2)、エーテル油(a3)、炭化水素油(a4)、脂肪族アルコール(a5)、及び多価アルコール(a6)から選ばれる1種又は2種以上の不揮発性液状油剤 13質量%以上50質量%以下
(B)シリカ粒子及び/又はケイ酸塩粒子を含み、かつ体積中位粒径が1μm以上40μm以下である親水性微粒子
(C)メントール
を含有し、成分(C)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((C)/(A))が0.0008以上0.45以下である害虫忌避組成物。
[2]成分(A)のシリコーン油(a1)が、好ましくはオルガノポリシロキサン(a1-1)、及び変性シリコーン(a1-2)から選ばれる1種又は2種以上である上記[1]の害虫忌避組成物。
[3]成分(a1-1)が、好ましくはジメチルポリシロキサン、ジメチコノール、及びメチルフェニルポリシロキサンから選ばれる1種又は2種以上であり、より好ましくは直鎖状ジメチルポリシロキサンである上記[2]の害虫忌避組成物。
[4]成分(a1-2)が、好ましくはアミノ変性シリコーン(アミノ基を有するジメチルポリシロキサン)、アミノ誘導体シリコーン、脂肪酸変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、脂肪族アルコール変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、及びアルキル変性シリコーン等から選ばれる1種又は2種以上の変性シリコーン(a1-2-1)、並びにポリエーテル変性シリコーン、ポリグリセリン変性シリコーン、分岐型ポリグリセロール変性シリコーン、アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン、及びカルボキシ変性シリコーンから選ばれる1種又は2種以上の、変性シリコーン(a1-2-1)以外の変性シリコーン(a1-2-2)から選ばれる1種又は2種以上である上記[2]又は[3]の害虫忌避組成物。
[5]成分(A)のエステル油(a2)が、好ましくは炭素数1以上23以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、或いは芳香族炭化水素基を有するエステル油(a2-1)、炭素数6以上22以下のアルキル基又はアルケニル基を単数又は複数有し、かつエチレンオキシ基が付加していてもよいジアルキルカーボネート化合物(a2-2)、並びにその他のエステル油(a2-3)から選ばれる1種又は2種以上である上記[1]~[4]いずれか1の害虫忌避組成物。
[6]成分(A)のエーテル油(a3)が、ジアルキルエーテル化合物(a3-1)、及びポリオキシアルキレンアルキルエーテル化合物(a3-2)から選ばれる1種又は2種以上である上記[1]~[5]いずれか1の害虫忌避組成物。
[7]成分(A)の炭化水素油(a4)が、流動パラフィン、流動イソパラフィン、スクワラン、イソヘキサデカン、イソエイコサン、水添ポリイソブテン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、α-オレフィンオリゴマー、及びシクロパラフィン等から選ばれる1種又は2種以上である上記[1]~[6]いずれか1の害虫忌避組成物。 [8]成分(A)の脂肪族アルコール(a5)が、炭素数が3以上の1価の直鎖状脂肪族アルコール、及び1価の分岐鎖状脂肪族アルコールから選ばれる1種又は2種以上である上記[1]~[7]いずれか1の害虫忌避組成物。
[9]成分(A)の多価アルコール(a6)が、炭素数2以上の脂肪族アルコール、炭素数4以上の糖アルコール、及び芳香族アルコールから選ばれる1種又は2種以上である上記[1]~[8]いずれか1の害虫忌避組成物。
[10]成分(A)として、成分(a1)、成分(a2)、成分(a3)、及び成分(a4)から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、成分(a1)、成分(a2)、及び成分(a4)から選ばれる1種又は2種以上がより好ましく、成分(a1)、及び成分(a2)から選ばれる1種又は2種以上がさらに好ましく、成分(a1)がよりさらに好ましく、成分(a1)として、少なくとも成分(a1-2-2)とそれ以外の成分(a1)とを併用するのがよりさらに好ましく、成分(a1-1)と成分(a1-2-2)を併用するのがよりさらに好ましい上記[1]~[9]いずれか1の害虫忌避組成物。
[11]成分(A)の含有量が、好ましくは18質量%以上であり、より好ましくは25質量%以上であり、好ましくは40質量%以下であり、より好ましくは35質量%以下である上記[1]~[10]いずれか1の害虫忌避組成物。
[12]成分(A)として、成分(a1-1)と成分(a1-2-2)を併用する場合における成分(a1-2-2)の含有量が、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.15質量%以上であり、さらに好ましくは0.2質量%以上であり、好ましくは3質量%以下であり、より好ましくは2.3質量%以下であり、さらに好ましくは1.6質量%以下である上記[1]~[11]いずれか1の害虫忌避組成物。
[13]成分(B)の体積中位粒径が、好ましくは2μm以上であり、より好ましくは3μm以上であり、好ましくは30μm以下であり、より好ましくは20μm以下であり、さらに好ましくは15μm以下であり、よりさらに好ましくは12μm以下である上記[1]~[12]いずれか1の害虫忌避組成物。
[14]成分(B)中におけるシリカ粒子及びケイ酸塩粒子の合計含有量が、好ましくは80質量%以上であり、より好ましくは85質量%以上であり、さらに好ましくは95質量%以上であり、よりさらに好ましくは100質量%である上記[1]~[13]いずれか1の害虫忌避組成物。
[15]成分(B)の含有量が、好ましくは0.5質量%以上であり、より好ましくは2質量%以上であり、さらに好ましくは4質量%以上であり、好ましくは35質量%以下であり、より好ましくは16質量%以下であり、さらに好ましくは8質量%以下である上記[1]~[14]いずれか1の害虫忌避組成物。
[16]成分(B)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((B)/(A))が、好ましくは0.01以上であり、より好ましくは0.05以上であり、さらに好ましくは0.1以上であり、好ましくは2以下であり、より好ましくは1以下であり、さらに好ましくは0.25以下である上記[1]~[15]いずれか1の害虫忌避組成物。
[17]成分(B)の含有量と成分(a1-2-2)の含有量との質量比((B)/(a1-2-2))が、好ましくは0.2以上であり、より好ましくは3以上であり、さらに好ましくは7以上であり、好ましくは350以下であり、より好ましくは200以下であり、さらに好ましくは40以下である上記[4]~[16]いずれか1の害虫忌避組成物。
[18]成分(C)の含有量が、好ましくは0.01質量%以上であり、好ましくは0.08質量%以上であり、より好ましくは0.2質量%以上であり、さらに好ましくは0.4質量%以上であり、好ましくは8質量%以下であり、より好ましくは5質量%以下であり、さらに好ましくは3質量%以下であり、よりさらに好ましくは2質量%以下である上記[1]~[17]いずれか1の害虫忌避組成物。
[19]成分(C)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((C)/(A))が、好ましくは0.004以上であり、より好ましくは0.008以上であり、さらに好ましくは0.02以上であり、好ましくは0.25以下であり、より好ましくは0.1以下であり、さらに好ましくは0.05以下である上記[1]~[18]いずれか1の害虫忌避組成物。
[20]成分(C)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((C)/(B))が、好ましくは0.0009以上であり、より好ましくは0.01以上であり、さらに好ましくは0.1以上であり、好ましくは16以下であり、より好ましくは10以下であり、さらに好ましくは0.9以下である上記[1]~[19]いずれか1の害虫忌避組成物。
[21]好ましくはさらにエタノール(D)を含有し、成分(D)の含有量が、好ましくは4質量%以上であり、より好ましくは6質量%以上であり、さらに好ましくは9質量%以上であり、好ましくは17質量%以下であり、より好ましくは15質量%以下であり、さらに好ましくは13質量%以下である上記[1]~[20]いずれか1の害虫忌避組成物。
[22]成分(D)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((D)/(B))が、好ましくは0.2以上であり、より好ましくは0.6以上であり、さらに好ましくは0.8以上であり、好ましくは34以下であり、より好ましくは19以下であり、さらに好ましくは3以下である上記[21]の害虫忌避組成物。
[23]好ましくはさらに水(E)を含有し、成分(E)の含有量が、好ましくは30質量%以上であり、より好ましくは35質量%以上であり、さらに好ましくは40質量%以上であり、好ましくは86質量%以下であり、より好ましくは78質量%以下であり、さらに好ましくは70質量%以下である上記[1]~[21]いずれか1の害虫忌避組成物。
[24]成分(E)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((E)/(B))が、好ましくは1以上であり、より好ましくは4以上であり、さらに好ましくは6以上であり、好ましくは150以下であり、より好ましくは90以下であり、さらに好ましくは20以下である上記[23]の害虫忌避組成物。
[25]成分(A)以外の忌避有効成分の含有量が、好ましくは15質量%以下であり、より好ましくは10質量%以下であり、さらに好ましくは5質量%以下であり、よりさらに好ましくは4質量%以下であり、よりさらに好ましくは3質量%以下であり、よりさらに好ましくは1質量%以下であり、よりさらに好ましくは0.1質量%以下であり、或いは本発明の害虫忌避組成物は、成分(A)以外の忌避有効成分を含有しないのが好ましい上記[1]~[24]いずれか1の害虫忌避組成物。
以下、本発明について、実施例に基づき具体的に説明する。なお、表中に特に示さない限り、各成分の含有量は質量%を示す。
[実施例1~6、比較例1~3]
《組成物の調製》
表1~2に示す処方にしたがって、各組成物を調製した。具体的には、ビーカーに成分(B)及び成分(E)を入れ、スターラーで攪拌しながら適宜成分(D)の一部に溶解させた成分(a1-2-2)を加え、1時間攪拌することにより水相を調製した。次いで、得られた水相に成分(a1-1)を徐々に加えながらプロペラで攪拌した後、これに別のビーカーにて成分(C)と成分D)の残部を溶解させたものを加えて攪拌した。T.K.ロボミックス(特殊機化工業(株))にてT.K.ホモミキサーMARKII 2.5型を用い、8,000rpmで1分間攪拌し、水中油型の各組成物を得た。
得られた各組成物を用い、下記方法にしたがって各測定及び評価を行った。
結果を表1~2に示す。
《成分(A)の粘度の測定》
JIS K7117-1:1999によるB型回転粘度計(Viscometer TVB-10、東機産業社製)にて、ローターM2を用い、23℃環境下にて回転速度12rpmで測定した。
《忌避効果の評価試験》
以下の手順(I)~(III)にしたがって評価試験を行い、忌避率(%)を求めて忌避効果の評価の指標とした。
(I)害虫(ヒトスジシマカ)の準備
ヒトスジシマカの卵(住友テクノサービス製)を27℃、相対湿度(RH)60%の条件下にてケージ内で飼育して成長させ、ヒトスジシマカの成虫(メス)を採取した。
具体的には、透明なプラスチックパンに1cm程度水を張った後、卵が産み付けられているろ紙を入れて蛹化させた。その後、蛹に対し、幼虫用餌として熱帯魚用エサ(テトラミン)を与えた。1週間経過した後に蛹をスポイトで回収して20mL用プラスチックカップに移し、網を張ったケージに格納した。蛹に対し、成虫用餌として25mLプラスチックチューブに入れた10質量%スクロースを与え、羽化させた。羽化したオスとメスを5日間にわたり同一のケージ内で飼育し、交尾を行わせた。その後、吸虫管を用いて成虫を回収し、氷上に5分間晒すことにより麻酔状態とした後、目視によりメス蚊のみを採取して下記評価に用いた。
(II)試験開始の準備
メッシュで包囲されたプラスチックケージ(BugDorm-1ケージ、サイズ:30cm×30cm×30cm)に、(I)で採取した交尾済みのメス蚊50匹を投入し、30℃、相対湿度(RH)60%の条件下で試験を実施した。
具体的には、まずシリコーンスリーブに縦10cm×横3cmの切り込みを入れて被験者の腕を挿入し、蚊の活性化を考慮してプラスチックケージ内に息を5秒間吹きかけた。次いで、シリコーンスリーブの切り込みからの肌露出部には何も塗布しない状態で、プラスチックケージに腕を挿入した。腕の挿入から3分間以内に、肌露出部において2か所で蚊が降着し、そのまま1秒間以上留まる(停留する)ことを確認した。なお、降着した蚊が1秒間以上留まらなかった場合には、別の蚊をプラスチックケージに再投入し、試験開始の準備を整えた。
(III)忌避率の算出
試験を実施するにあたり、肌露出部に蚊が降着し、そのまま1秒間以上留まった(停留した)場合に、蚊を忌避できず「蚊が停留した」と判断した。
まず、シリコーンスリーブに縦10cm×横3cmの切り込みを入れて被験者の腕を挿入し、切り込みからの肌露出部(10cm×3cm)に3.3mg/cmで均一になるように各組成物を塗布した。なお、プラスチックケージ内には、蚊の活性化を考慮して息を5秒間吹きかけた。
組成物を塗布した後、2時間経過した時点で前腕部をプラスチックケージに挿入し、挿入した時点から3分経過するまでの間に停留した蚊の数をカウントした。また、別途組成物を塗布しなかった(組成物未塗布の)前腕部をプラスチックケージに挿入し、組成物を塗布した前腕部と同様にして、挿入した時点から3分経過するまでの間に停留した蚊の数をカウントした。
次いで、得られた組成物を塗布した前腕部に停留した蚊の数の値、及び組成物未塗布の前腕部に停留した蚊の数の値を下記式(x)に導入し、忌避率(%)を算出した。
忌避率(%)
={1-(組成物を塗布した前腕部の蚊の数)/(組成物未塗布の前腕部の蚊の数)}
×100・・・(x)
《冷涼感の評価、及び痛み・灼熱感の評価》
前腕部の皮膚上に得られた組成物を3.3mg/cmとなるように均一に塗布し、さらに25℃、相対湿度(RH)57%条件下で1分間かけて均一になるよう塗り伸ばした。次いで、組成物を塗り伸ばした後から7分経過した時点で、下記基準に従って冷涼感の評価、及び痛み・灼熱感の評価を行った。
・冷涼感の評価
5:冷涼感を非常に強く感じる
4:冷涼感をやや強く感じる
3:どちらでもない
2:冷涼感をやや弱く感じる
1:冷涼感を弱く感じる
0:冷涼感を全く感じない
・痛み・灼熱感の評価
5:痛み・灼熱感を全く感じない
4:痛み・灼熱感をやや弱く感じる
3:痛み・灼熱感を弱く感じる
2:どちらでもない
1:痛み・灼熱感をやや強く感じるが我慢できる範囲内である
0:痛み・灼熱感を強く感じる
※1:KF-96A―10cs、粘度:5mPa・s、表面張力:19mN/m、信越化学工業社製
※2:SILICONE KF-6017、粘度:600mm/s、信越化学工業社製
※3:HCS 160M5、体積中位粒径:5μm、日揮触媒化成社製
本発明の害虫忌避組成物の処方例を表3に示す。

Claims (7)

  1. 次の成分(A)~(C):
    (A)シリコーン油、エステル油、エーテル油、炭化水素油、脂肪族アルコール、及び多価アルコールから選ばれる1種又は2種以上の不揮発性液状油剤 13質量%以上50質量%以下
    (B)シリカ粒子及び/又はケイ酸塩粒子を含み、かつ体積中位粒径が1μm以上40μm以下である親水性微粒子
    (C)メントール
    を含有し、成分(C)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((C)/(A))が0.0008以上0.45以下である害虫忌避組成物。
  2. さらに、エタノール(D)を含有する請求項1に記載の害虫忌避組成物。
  3. 成分(D)の含有量が、4質量%以上17質量%以下である請求項2に記載の害虫忌避組成物。
  4. 成分(B)の含有量が、0.5質量%以上35質量%以下である請求項1又は2に記載の害虫忌避組成物。
  5. 成分(C)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((C)/(B))が、0.0009以上16以下である請求項1又は2に記載の害虫忌避組成物。
  6. さらに、水(E)を含有する請求項1又は2に記載の害虫忌避組成物。
  7. 成分(E)の含有量が、30質量%以上86質量%以下である請求項6に記載の害虫忌避組成物。
JP2025182253A 2024-12-20 2025-10-29 害虫忌避組成物 Active JP7843900B1 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2024225848 2024-12-20
JP2024225848 2024-12-20

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP7843900B1 true JP7843900B1 (ja) 2026-04-10

Family

ID=99359928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2025182253A Active JP7843900B1 (ja) 2024-12-20 2025-10-29 害虫忌避組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7843900B1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020109075A (ja) * 2018-12-28 2020-07-16 花王株式会社 水中油型害虫忌避組成物
JP2020109076A (ja) * 2018-12-28 2020-07-16 花王株式会社 害虫忌避組成物
JP2020109077A (ja) * 2018-12-28 2020-07-16 花王株式会社 害虫忌避組成物
WO2024262559A1 (ja) * 2023-06-21 2024-12-26 花王株式会社 水中油型害虫忌避組成物

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020109075A (ja) * 2018-12-28 2020-07-16 花王株式会社 水中油型害虫忌避組成物
JP2020109076A (ja) * 2018-12-28 2020-07-16 花王株式会社 害虫忌避組成物
JP2020109077A (ja) * 2018-12-28 2020-07-16 花王株式会社 害虫忌避組成物
WO2024262559A1 (ja) * 2023-06-21 2024-12-26 花王株式会社 水中油型害虫忌避組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7465085B2 (ja) 害虫忌避組成物
JP7465086B2 (ja) 害虫忌避組成物
WO2024262559A1 (ja) 水中油型害虫忌避組成物
JP7465087B2 (ja) 害虫忌避組成物
CN112770631B (zh) 害虫驱避剂
JP7475133B2 (ja) 水中油型害虫忌避組成物
JP7458229B2 (ja) 害虫忌避組成物
JP7843900B1 (ja) 害虫忌避組成物
JP7719909B2 (ja) 害虫忌避組成物
JP3158479B2 (ja) 害虫忌避用組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20260302

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20260302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20260324

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20260331

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7843900

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150