JP7843900B1 - 害虫忌避組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】次の成分(A)~(C):
(A)シリコーン油、エステル油、エーテル油、炭化水素油、脂肪族アルコール、及び多価アルコールから選ばれる1種又は2種以上の不揮発性液状油剤 13質量%以上50質量%以下
(B)シリカ粒子及び/又はケイ酸塩粒子を含み、かつ体積中位粒径が1μm以上40μm以下である親水性微粒子
(C)メントール
を含有し、成分(C)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((C)/(A))が0.0008以上0.45以下である害虫忌避組成物。
【選択図】なし
Description
(A)シリコーン油、エステル油、エーテル油、炭化水素油、脂肪族アルコール、及び多価アルコールから選ばれる1種又は2種以上の不揮発性液状油剤 13質量%以上50質量%以下
(B)シリカ粒子及び/又はケイ酸塩粒子を含み、かつ体積中位粒径が1μm以上40μm以下である親水性微粒子
(C)メントール
を含有し、成分(C)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((C)/(A))が0.0008以上0.45以下である害虫忌避組成物を提供するものである。
なお、本発明において「害虫」とは、いわゆる「飛翔害虫」を意味し、飛行しながら人等の動物に近づき、その皮膚から吸血する害虫、或いは吸血はせずとも飛翔しながら病原細菌等を媒介する害虫や、飛行すること自体が人間に対し不快感を与える害虫等を意味する。
かかる害虫としては、具体的には、アカイエカ、コガタアカイエカ、チカイエカ、ネッタイイエカ等のイエカ、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ、シナハマダラカ、トウゴウヤブカ、ガンビエハマダラカ、ステフェンスハマダラカ等の蚊;セスジユスリカ、アカムシユスリカ等のユスリカ;クロオオブユ、キアシオオブユ、アオキツメトゲブユ等のブユ;イエバエ、オオイエバエ、ヒメイエバエ、クロバエ、ニクバエ、タネバエ、タマネギバエ、ミバエ、ショウジョウバエ、チョウバエ、チェチェバエ、サシバエ等のハエ;シクロアブ、ウシアブ、メクラアブ、ゴマフアブ等のアブ;トクナガクロヌカカ、オオシマヌカカ、ニワトリヌカカ等のヌカカ;キイロスズメバチ、セグロアシナガバチ、ミツバチ等のハチ等が挙げられる。
なお、本発明において、害虫が「降着する」とは、かかる害虫が人等の動物に近づいて皮膚上に降り立つものの、皮膚上に1秒未満の時間接触するに留まることを意味する。また、本発明において、害虫が「停留する」とは、人等の動物に近づいて皮膚上に降り立ち、そのまま皮膚上に1秒以上の時間接触し続けることを意味する。
なお、「不快な刺激感」とは、本発明の害虫忌避組成物を皮膚へ塗布した際に皮膚上にて感じ得る、メントール由来のじんじんとした耐え難いしびれや痛みを意味する。「不快な灼熱感」とは、本発明の害虫忌避組成物を皮膚へ塗布した際に皮膚上にて感じ得る、メントール由来のひりひりとした焼けるような耐え難い痛みを意味する。
害虫は、脚に濡れが生じた際に降着した皮膚等の面から生じる引力を避けるため、脚が濡れる皮膚等の面へ停留するのを避ける性質を有する。これに対し、本発明の害虫忌避組成物が含有する成分(A)は、皮膚等の面に降着した害虫の脚に濡れを生じさせ、害虫の停留を阻害するという忌避効果を発揮することができる主要成分として作用し、本発明の害虫忌避組成物において後述する成分(C)が共存することにより、かかる忌避効果を相乗的かつ持続的に高めることとなる。
なお、「不揮発性液状油剤」とは、不揮発性であり、かつ液状の油性成分を意味する。
成分(A)の揮発率は、皮膚上に長時間滞留させて忌避効果を高める観点から、その値が低いほど好ましく、具体的には、1気圧下25℃で120分乾燥後の揮発率が50%以下であるのがより好ましい。
なお、揮発率は、ドイツ試験規格DIN53249にしたがって測定される値であり、具体的には、下記の1~4の手順により測定される。
1.直径150mmの丸型ろ紙の重量(P(g))を測定する。
2.ピペットを用いて成分(A)0.3gのサンプルを丸型ろ紙に滴下し、直後にろ紙の重量(W0(g))を測定する。
3.通気の無い中、25℃、5分間隔で、約0.001gの正確さによる重量測定で、ろ紙の重量を測定する。2を測定した後、60分経過後に測定したろ紙の重量をW60(g)とする。
4.計算式{((W0-P)-(W60-P))/(W0-P)}×100により算出される値を揮発率(%)とする。
また、成分(A)の表面張力とは、自動表面張力計「TensiometerK100」(KRUSS社)を使用し、白金プレートを用いたウィルヘルミー法にて、25℃の環境下で測定される値を意味する。
ポリエーテル変性シリコーン、ポリグリセリン変性シリコーン、分岐型ポリグリセロール変性シリコーン、アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン、及びカルボキシ変性シリコーンから選ばれる1種又は2種以上の、変性シリコーン(a1-2-1)以外の変性シリコーン(a1-2-2)が挙げられる。
かかるポリエーテル変性シリコーンとしては、具体的には、例えば、PEG-3ジメチコン、PEG-9ジメチコン、PEG-9メチルエーテルジメチコン、PEG-10ジメチコン、PEG-11メチルエーテルジメチコン、PEG-12ジメチコン、PEG/PPG-20/22ブチルエーテルジメチコン、PEG-32メチルエーテルジメチコン、PEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ラウリルPEG-9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ラウリルPEG-10トリス(トリメチルシロキシ)シリルエチルジメチコン、PEG/PPG-19/19ジメチコン、セチルPEG/PPG-10/1ジメチコン、PEG/PPG-30/10ジメチコン、ジメチルシリコーンユニットとポリエーテルユニットが交互に共重合した直鎖状のポリエーテル変性シリコーン等が挙げられる。
かかるポリグリセリン変性シリコーンとしては、具体的には、例えば、ポリグリセリル-3ジシロキサンジメチコン、ポリグリセリル-3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ラウリルポリグリセリル-3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン等が挙げられる。
かかる分岐型ポリグリセロール変性シリコーンとしては、具体的には、例えば、ビス(ポリグリセリル-3 オキシフェニル プロピル)ジメチコン等が挙げられる。
かかるアルキルグリセリルエーテル変性シリコーンとしては、具体的には、例えば、両末端アルキル(C16-18)変性・ジメチルシロキサン・メチル(ウンデシルグリセリルエーテル)シロキサン共重合体等が挙げられる。
かかるカルボキシ変性シリコーンとしては、具体的には、例えば、カルボキシデシルジメチコン、カルボキシデシルトリシロキサン、ビスカルボキシデシルジメチコン等が挙げられる。
かかる成分(a2-1-1)としては、具体的には、例えば、2-エチルヘキサン酸ミリスチル、2-エチルヘキサン酸セチル、2-エチルヘキサン酸ステアリル、オクタン酸イソデシル、オクタン酸イソセチル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸セテアリル、プロピルへプタン酸オクチル、ラウリン酸メチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、パルミチン酸イソセチル、ステアリン酸2-エチルヘキシル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸イソトリデシル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸オクチル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、ヒドロキシステアリン酸2-エチルヘキシル、オレイン酸メチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸イソブチル、エルカ酸オレイル、安息香酸アルキル(アルキルの炭素数12~15)、ナフタレンジカルボン酸ジエチルヘキシル等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
かかる成分(a2-1-2)としては、具体的には、例えば、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、トリカプリル酸グリセリルから選択される1種以上が挙げられる。これらホホバ油、オリーブ油、ひまわり油、大豆油、落花生油、菜種油、アーモンド油、パーム油、ココヤシ油、ひまし油、小麦胚芽油、ぶどう種油、あざみ油、宵待草油、マカデミアナッツ油、とうもろこし胚芽油、アボカド油等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
かかる成分(a2-1-3)としては、具体的には、例えば、ベンジルアルコールのプロピレンオキシド3モル付加体とミリスチン酸のエステル、ベンジルアルコールのプロピレンオキシド3モル付加体と2-エチルヘキサン酸のエステル等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
成分(a3-1)は、炭素数6以上22以下、好ましくは炭素数8以上18以下、より好ましくは炭素数8以上16以下、さらに好ましくは炭素数8以上12以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、並びに炭素数6以上24以下、より好ましくは炭素数8以上16以下、さらに好ましくは炭素数8以上12以下の芳香族炭化水素基から選ばれる置換基を2つ有するエーテル油である。
かかる成分(a3-1)としては、具体的には、例えば、ジヘキシルエーテル、ジオクチルエーテル、ジカプリリルエーテル、及びセチル-1,3-ジメチルブチルエーテルから選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
かかる成分(a3-2)としては、具体的には、例えば、ポリプロピレングリコール、ポリオキシプロピレンオクチルエーテル、ポリオキシプロピレンデシルエーテル、及びポリオキシプロピレンラウリルエーテルから選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
成分(a5)のなかでも、持続的に忌避効果を高める観点、及び皮膚に塗布した際に良好な冷涼感をもたらす観点から、ヘキシルデカノール、及びオクチルドデカノールから選ばれる1種又は2種が好ましい。
成分(a6)のなかでも、持続的に忌避効果を高める観点、及び皮膚に塗布した際に良好な冷涼感をもたらす観点から、エチレングリコール、プロピレングリコール、及びジプロピレングリコールから選ばれる1種又は2種以上が好ましい。
なお、成分(A)として成分(a6)を含む場合、成分(a1)、成分(a2)、成分(a3)、成分(a4)、及び成分(a5)から選ばれる1種又は2種以上も含むことが好ましい。
またより具体的には、成分(A)が成分(a6)を含む場合、かかる成分(a6)の含有量は、上記同様の観点から、本発明の害虫忌避組成物中に、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.5質量%以上であり、さらに好ましくは1質量%以上であり、よりさらに好ましくは2質量%以上であり、好ましくは20質量%以下であり、より好ましくは15質量%以下であり、さらに好ましくは10質量%以下であり、よりさらに好ましくは7質量%以下である。そして、成分(a6)の含有量は、本発明の害虫忌避組成物中に、好ましくは0.1~20質量%であり、より好ましくは0.5~15質量%であり、さらに好ましくは1~10質量%であり、よりさらに好ましくは2~7質量%である。
また、成分(A)100質量%中における成分(a1-2-2)の含有量は、好ましくは0.2質量%以上であり、より好ましくは0.5質量%以上であり、さらに好ましくは0.8質量%以上であり、好ましくは18質量%以下であり、より好ましくは6質量%以下であり、さらに好ましくは3質量%以下である。そして、成分(A)100質量%中における成分(a1-2-2)の含有量は、好ましくは0.2~18質量%であり、より好ましくは0.5~6質量%であり、さらに好ましくは0.8~3質量%である。
かかる成分(B)の親水性微粒子とは、23℃における粒子表面のぬれ張力が70mN/m以上である微粒子を意味し、シリカ粒子又はケイ酸塩粒子を含む粒子、或いはシリカ粒子及びケイ酸塩粒子の双方を含む粒子である。成分(B)の23℃における粒子表面のぬれ張力は、持続性の高い忌避効果を向上させる観点、及び塗布した皮膚における良好な冷涼感を一層高める観点から、好ましくは70mN/m以上であり、より好ましくは73mN/m以上であり、100mN/m以下であってもよく、95mN/m以下であってもよい。
なお、23℃における粒子表面のぬれ張力とは、ぬれ張力試験用混合液(富士フイルム和光純薬社製)を用いた試験により測定される値を意味する。かかる試験は、具体的には、まず23℃環境下で、ぬれ張力試験用混合液No.70(表面張力70mN/m)を0.2mL、容器に計量した後、測定対象の粒子0.01gを、静かに前記混合液に投入する。投入後30秒経過した後、粒子表面が混合液に濡れたかどうかを目視により確認し、No.70(表面張力70mN/m)の混合液に濡れた場合は、粒子表面のぬれ張力が70mN/m以上であると判定し、親水性であると判断する。同様にして、例えば、ぬれ張力試験用混合液としてNo.25.4(表面張力25.4mN/m)を用いたときに濡れず、ぬれ張力試験用混合液としてNo.22.6(表面張力22.6mN/m)を用いたときに粒子表面が混合液に濡れた場合は、粒子表面のぬれ張力が23mN/mであると判定する。
成分(B)に含まれ得るケイ酸塩粒子としては、より具体的には、例えば、タルク粒子、マイカ粒子、セリサイト粒子、スメクタイト粒子、モンモリロナイト粒子、ベントナイト粒子、及びカオリン粒子から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。かかるシリカ粒子のなかでも、塗布した皮膚における冷涼感を一層高める観点から、タルク粒子、及びマイカ粒子から選ばれる1種又は2種が好ましい。
なお、体積中位粒径とは、粒度分布により求められる体積基準のメジアン径(D50)を意味し、レーザ回析/散乱式粒度分布測定装置を用いて測定する。
またより具体的には、成分(A)が成分(a6)を含む場合、成分(B)の含有量と成分(a6)の含有量との質量比((B)/(a6))は、上記同様の観点から、好ましくは0.025以上であり、より好ましくは0.1以上であり、さらに好ましくは0.4以上であり、よりさらに好ましくは0.5以上であり、好ましくは70以下であり、より好ましくは32以下であり、さらに好ましくは8以下であり、よりさらに好ましくは4以下である。そして、成分(B)の含有量と成分(a6)の含有量との質量比((B)/(a6))は、好ましくは0.025~70であり、より好ましくは0.1~32であり、さらに好ましくは0.4~8であり、よりさらに好ましくは0.5~4である。
より具体的には、成分(A)が成分(a1)を含む場合、成分(C)の含有量と成分(a1)の含有量との質量比((C)/(a1))は、上記同様の観点から、0.0008以上であり、好ましくは0.004以上であり、より好ましくは0.008以上であり、よりさらに好ましくは0.02以上であり、0.45以下であって、好ましくは0.25以下であり、より好ましくは0.1以下であり、さらに好ましくは0.05以下である。そして、成分(C)の含有量と成分(a1)の含有量との質量比((C)/(a1))は、0.0008~0.45であり、好ましくは0.004~0.25であり、より好ましくは0.008~0.1であり、よりさらに好ましくは0.02~0.05である。なお、成分(A)が成分(a2)、成分(a3)、成分(a4)、又は成分(a5)を含む場合、成分(C)の含有量と成分(a1)の含有量との質量比((C)/(a2))、成分(C)の含有量と成分(a3)の含有量との質量比((C)/(a3))、成分(C)の含有量と成分(a4)の含有量との質量比((C)/(a4))、及び成分(C)の含有量と成分(a5)の含有量との質量比((C)/(a5))は、いずれも成分(C)の含有量と成分(a1)の含有量との質量比((C)/(a1))と同様である。
またより具体的には、成分(A)が成分(a6)を含む場合、成分(C)の含有量と成分(a6)の含有量との質量比((C)/(a6))は、上記同様の観点から、0.0005以上であり、好ましくは0.005以上であり、より好ましくは0.01以上であり、よりさらに好ましくは0.02以上であり、16以下であり、好ましくは10以下であり、さらに好ましくは3以下であり、よりさらに好ましくは2以下である。そして、成分(C)の含有量と成分(a6)の含有量との質量比((C)/(a6))は、0.0005~16であり、好ましくは0.005~10であり、より好ましくは0.01~3であり、よりさらに好ましくは0.02~2である。
成分(A)以外の忌避有効成分としては、具体的には、DEET(N,N-ジエチルトルアミド)、イカリジン(1-メチルプロピル-2-(2-ヒドロキシエチル)-1-ピペリジンカルボキシレート)、及びIR3535(3-(アセチルブチル)アミノプロピオン酸エチルエステル)等から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
かかる成分(A)以外の忌避有効成分の含有量は、本発明の害虫忌避組成物中に、好ましくは15質量%以下であり、より好ましくは10質量%以下であり、さらに好ましくは5質量%以下であり、よりさらに好ましくは4質量%以下であり、よりさらに好ましくは3質量%以下であり、よりさらに好ましくは1質量%以下であり、よりさらに好ましくは0.1質量%以下であり、或いは本発明の害虫忌避組成物は、成分(A)以外の忌避有効成分を含有しないのが好ましい。
本発明の害虫忌避組成物の形態は、使用態様に応じて、液体、クリーム、ローション、乳液、ゲル、軟膏等から適宜選択すればよい。
[1]次の成分(A)~(C):
(A)シリコーン油(a1)、エステル油(a2)、エーテル油(a3)、炭化水素油(a4)、脂肪族アルコール(a5)、及び多価アルコール(a6)から選ばれる1種又は2種以上の不揮発性液状油剤 13質量%以上50質量%以下
(B)シリカ粒子及び/又はケイ酸塩粒子を含み、かつ体積中位粒径が1μm以上40μm以下である親水性微粒子
(C)メントール
を含有し、成分(C)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((C)/(A))が0.0008以上0.45以下である害虫忌避組成物。
[2]成分(A)のシリコーン油(a1)が、好ましくはオルガノポリシロキサン(a1-1)、及び変性シリコーン(a1-2)から選ばれる1種又は2種以上である上記[1]の害虫忌避組成物。
[3]成分(a1-1)が、好ましくはジメチルポリシロキサン、ジメチコノール、及びメチルフェニルポリシロキサンから選ばれる1種又は2種以上であり、より好ましくは直鎖状ジメチルポリシロキサンである上記[2]の害虫忌避組成物。
[4]成分(a1-2)が、好ましくはアミノ変性シリコーン(アミノ基を有するジメチルポリシロキサン)、アミノ誘導体シリコーン、脂肪酸変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、脂肪族アルコール変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、及びアルキル変性シリコーン等から選ばれる1種又は2種以上の変性シリコーン(a1-2-1)、並びにポリエーテル変性シリコーン、ポリグリセリン変性シリコーン、分岐型ポリグリセロール変性シリコーン、アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン、及びカルボキシ変性シリコーンから選ばれる1種又は2種以上の、変性シリコーン(a1-2-1)以外の変性シリコーン(a1-2-2)から選ばれる1種又は2種以上である上記[2]又は[3]の害虫忌避組成物。
[6]成分(A)のエーテル油(a3)が、ジアルキルエーテル化合物(a3-1)、及びポリオキシアルキレンアルキルエーテル化合物(a3-2)から選ばれる1種又は2種以上である上記[1]~[5]いずれか1の害虫忌避組成物。
[7]成分(A)の炭化水素油(a4)が、流動パラフィン、流動イソパラフィン、スクワラン、イソヘキサデカン、イソエイコサン、水添ポリイソブテン、軽質流動イソパラフィン、重質流動イソパラフィン、α-オレフィンオリゴマー、及びシクロパラフィン等から選ばれる1種又は2種以上である上記[1]~[6]いずれか1の害虫忌避組成物。 [8]成分(A)の脂肪族アルコール(a5)が、炭素数が3以上の1価の直鎖状脂肪族アルコール、及び1価の分岐鎖状脂肪族アルコールから選ばれる1種又は2種以上である上記[1]~[7]いずれか1の害虫忌避組成物。
[9]成分(A)の多価アルコール(a6)が、炭素数2以上の脂肪族アルコール、炭素数4以上の糖アルコール、及び芳香族アルコールから選ばれる1種又は2種以上である上記[1]~[8]いずれか1の害虫忌避組成物。
[10]成分(A)として、成分(a1)、成分(a2)、成分(a3)、及び成分(a4)から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、成分(a1)、成分(a2)、及び成分(a4)から選ばれる1種又は2種以上がより好ましく、成分(a1)、及び成分(a2)から選ばれる1種又は2種以上がさらに好ましく、成分(a1)がよりさらに好ましく、成分(a1)として、少なくとも成分(a1-2-2)とそれ以外の成分(a1)とを併用するのがよりさらに好ましく、成分(a1-1)と成分(a1-2-2)を併用するのがよりさらに好ましい上記[1]~[9]いずれか1の害虫忌避組成物。
[12]成分(A)として、成分(a1-1)と成分(a1-2-2)を併用する場合における成分(a1-2-2)の含有量が、好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.15質量%以上であり、さらに好ましくは0.2質量%以上であり、好ましくは3質量%以下であり、より好ましくは2.3質量%以下であり、さらに好ましくは1.6質量%以下である上記[1]~[11]いずれか1の害虫忌避組成物。
[14]成分(B)中におけるシリカ粒子及びケイ酸塩粒子の合計含有量が、好ましくは80質量%以上であり、より好ましくは85質量%以上であり、さらに好ましくは95質量%以上であり、よりさらに好ましくは100質量%である上記[1]~[13]いずれか1の害虫忌避組成物。
[15]成分(B)の含有量が、好ましくは0.5質量%以上であり、より好ましくは2質量%以上であり、さらに好ましくは4質量%以上であり、好ましくは35質量%以下であり、より好ましくは16質量%以下であり、さらに好ましくは8質量%以下である上記[1]~[14]いずれか1の害虫忌避組成物。
[16]成分(B)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((B)/(A))が、好ましくは0.01以上であり、より好ましくは0.05以上であり、さらに好ましくは0.1以上であり、好ましくは2以下であり、より好ましくは1以下であり、さらに好ましくは0.25以下である上記[1]~[15]いずれか1の害虫忌避組成物。
[17]成分(B)の含有量と成分(a1-2-2)の含有量との質量比((B)/(a1-2-2))が、好ましくは0.2以上であり、より好ましくは3以上であり、さらに好ましくは7以上であり、好ましくは350以下であり、より好ましくは200以下であり、さらに好ましくは40以下である上記[4]~[16]いずれか1の害虫忌避組成物。
[19]成分(C)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((C)/(A))が、好ましくは0.004以上であり、より好ましくは0.008以上であり、さらに好ましくは0.02以上であり、好ましくは0.25以下であり、より好ましくは0.1以下であり、さらに好ましくは0.05以下である上記[1]~[18]いずれか1の害虫忌避組成物。
[20]成分(C)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((C)/(B))が、好ましくは0.0009以上であり、より好ましくは0.01以上であり、さらに好ましくは0.1以上であり、好ましくは16以下であり、より好ましくは10以下であり、さらに好ましくは0.9以下である上記[1]~[19]いずれか1の害虫忌避組成物。
[22]成分(D)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((D)/(B))が、好ましくは0.2以上であり、より好ましくは0.6以上であり、さらに好ましくは0.8以上であり、好ましくは34以下であり、より好ましくは19以下であり、さらに好ましくは3以下である上記[21]の害虫忌避組成物。
[23]好ましくはさらに水(E)を含有し、成分(E)の含有量が、好ましくは30質量%以上であり、より好ましくは35質量%以上であり、さらに好ましくは40質量%以上であり、好ましくは86質量%以下であり、より好ましくは78質量%以下であり、さらに好ましくは70質量%以下である上記[1]~[21]いずれか1の害虫忌避組成物。
[24]成分(E)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((E)/(B))が、好ましくは1以上であり、より好ましくは4以上であり、さらに好ましくは6以上であり、好ましくは150以下であり、より好ましくは90以下であり、さらに好ましくは20以下である上記[23]の害虫忌避組成物。
[25]成分(A)以外の忌避有効成分の含有量が、好ましくは15質量%以下であり、より好ましくは10質量%以下であり、さらに好ましくは5質量%以下であり、よりさらに好ましくは4質量%以下であり、よりさらに好ましくは3質量%以下であり、よりさらに好ましくは1質量%以下であり、よりさらに好ましくは0.1質量%以下であり、或いは本発明の害虫忌避組成物は、成分(A)以外の忌避有効成分を含有しないのが好ましい上記[1]~[24]いずれか1の害虫忌避組成物。
《組成物の調製》
表1~2に示す処方にしたがって、各組成物を調製した。具体的には、ビーカーに成分(B)及び成分(E)を入れ、スターラーで攪拌しながら適宜成分(D)の一部に溶解させた成分(a1-2-2)を加え、1時間攪拌することにより水相を調製した。次いで、得られた水相に成分(a1-1)を徐々に加えながらプロペラで攪拌した後、これに別のビーカーにて成分(C)と成分D)の残部を溶解させたものを加えて攪拌した。T.K.ロボミックス(特殊機化工業(株))にてT.K.ホモミキサーMARKII 2.5型を用い、8,000rpmで1分間攪拌し、水中油型の各組成物を得た。
得られた各組成物を用い、下記方法にしたがって各測定及び評価を行った。
結果を表1~2に示す。
JIS K7117-1:1999によるB型回転粘度計(Viscometer TVB-10、東機産業社製)にて、ローターM2を用い、23℃環境下にて回転速度12rpmで測定した。
以下の手順(I)~(III)にしたがって評価試験を行い、忌避率(%)を求めて忌避効果の評価の指標とした。
(I)害虫(ヒトスジシマカ)の準備
ヒトスジシマカの卵(住友テクノサービス製)を27℃、相対湿度(RH)60%の条件下にてケージ内で飼育して成長させ、ヒトスジシマカの成虫(メス)を採取した。
具体的には、透明なプラスチックパンに1cm程度水を張った後、卵が産み付けられているろ紙を入れて蛹化させた。その後、蛹に対し、幼虫用餌として熱帯魚用エサ(テトラミン)を与えた。1週間経過した後に蛹をスポイトで回収して20mL用プラスチックカップに移し、網を張ったケージに格納した。蛹に対し、成虫用餌として25mLプラスチックチューブに入れた10質量%スクロースを与え、羽化させた。羽化したオスとメスを5日間にわたり同一のケージ内で飼育し、交尾を行わせた。その後、吸虫管を用いて成虫を回収し、氷上に5分間晒すことにより麻酔状態とした後、目視によりメス蚊のみを採取して下記評価に用いた。
メッシュで包囲されたプラスチックケージ(BugDorm-1ケージ、サイズ:30cm×30cm×30cm)に、(I)で採取した交尾済みのメス蚊50匹を投入し、30℃、相対湿度(RH)60%の条件下で試験を実施した。
具体的には、まずシリコーンスリーブに縦10cm×横3cmの切り込みを入れて被験者の腕を挿入し、蚊の活性化を考慮してプラスチックケージ内に息を5秒間吹きかけた。次いで、シリコーンスリーブの切り込みからの肌露出部には何も塗布しない状態で、プラスチックケージに腕を挿入した。腕の挿入から3分間以内に、肌露出部において2か所で蚊が降着し、そのまま1秒間以上留まる(停留する)ことを確認した。なお、降着した蚊が1秒間以上留まらなかった場合には、別の蚊をプラスチックケージに再投入し、試験開始の準備を整えた。
試験を実施するにあたり、肌露出部に蚊が降着し、そのまま1秒間以上留まった(停留した)場合に、蚊を忌避できず「蚊が停留した」と判断した。
まず、シリコーンスリーブに縦10cm×横3cmの切り込みを入れて被験者の腕を挿入し、切り込みからの肌露出部(10cm×3cm)に3.3mg/cm2で均一になるように各組成物を塗布した。なお、プラスチックケージ内には、蚊の活性化を考慮して息を5秒間吹きかけた。
組成物を塗布した後、2時間経過した時点で前腕部をプラスチックケージに挿入し、挿入した時点から3分経過するまでの間に停留した蚊の数をカウントした。また、別途組成物を塗布しなかった(組成物未塗布の)前腕部をプラスチックケージに挿入し、組成物を塗布した前腕部と同様にして、挿入した時点から3分経過するまでの間に停留した蚊の数をカウントした。
次いで、得られた組成物を塗布した前腕部に停留した蚊の数の値、及び組成物未塗布の前腕部に停留した蚊の数の値を下記式(x)に導入し、忌避率(%)を算出した。
忌避率(%)
={1-(組成物を塗布した前腕部の蚊の数)/(組成物未塗布の前腕部の蚊の数)}
×100・・・(x)
前腕部の皮膚上に得られた組成物を3.3mg/cm2となるように均一に塗布し、さらに25℃、相対湿度(RH)57%条件下で1分間かけて均一になるよう塗り伸ばした。次いで、組成物を塗り伸ばした後から7分経過した時点で、下記基準に従って冷涼感の評価、及び痛み・灼熱感の評価を行った。
5:冷涼感を非常に強く感じる
4:冷涼感をやや強く感じる
3:どちらでもない
2:冷涼感をやや弱く感じる
1:冷涼感を弱く感じる
0:冷涼感を全く感じない
5:痛み・灼熱感を全く感じない
4:痛み・灼熱感をやや弱く感じる
3:痛み・灼熱感を弱く感じる
2:どちらでもない
1:痛み・灼熱感をやや強く感じるが我慢できる範囲内である
0:痛み・灼熱感を強く感じる
※2:SILICONE KF-6017、粘度:600mm2/s、信越化学工業社製
※3:HCS 160M5、体積中位粒径:5μm、日揮触媒化成社製
Claims (7)
- 次の成分(A)~(C):
(A)シリコーン油、エステル油、エーテル油、炭化水素油、脂肪族アルコール、及び多価アルコールから選ばれる1種又は2種以上の不揮発性液状油剤 13質量%以上50質量%以下
(B)シリカ粒子及び/又はケイ酸塩粒子を含み、かつ体積中位粒径が1μm以上40μm以下である親水性微粒子
(C)メントール
を含有し、成分(C)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((C)/(A))が0.0008以上0.45以下である害虫忌避組成物。 - さらに、エタノール(D)を含有する請求項1に記載の害虫忌避組成物。
- 成分(D)の含有量が、4質量%以上17質量%以下である請求項2に記載の害虫忌避組成物。
- 成分(B)の含有量が、0.5質量%以上35質量%以下である請求項1又は2に記載の害虫忌避組成物。
- 成分(C)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((C)/(B))が、0.0009以上16以下である請求項1又は2に記載の害虫忌避組成物。
- さらに、水(E)を含有する請求項1又は2に記載の害虫忌避組成物。
- 成分(E)の含有量が、30質量%以上86質量%以下である請求項6に記載の害虫忌避組成物。
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