JP7843879B1 - ビールテイスト飲料 - Google Patents

ビールテイスト飲料

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Abstract

【課題】厚みに優れるビールテイスト飲料を提供すること。
【解決手段】L-グルタミン含有量が10mg/L以上である、ビールテイスト飲料。
【選択図】なし

Description

本発明は、ビールテイスト飲料に関する。
ビールテイスト飲料の香味向上の技術手段はこれまでにも種々の提案がなされている。例えば、特許文献1には、キレに優れるビールテイストアルコール飲料として、D-アラニンの含有量が3.0mg/L以下であり、D-イソロイシンの含有量が0.03~0.40mg/Lである、ビールテイストアルコール飲料が開示されている。
特開2021-23192号公報
本発明者は、ビールテイスト飲料のL-グルタミン含有量を高めることで厚みが増強されることを見出した。本発明はこの新規な知見に基づくものであり、厚みに優れるビールテイスト飲料を提供することを課題とする。
本発明は、一態様において、L-グルタミン含有量が10mg/L以上である、ビールテイスト飲料に関する。
本発明は、他の一態様において、アルコール度数が10v/v%超であり、L-グルタミン含有量が5mg/L以上である、ビールテイスト飲料に関する。
本発明に係るビールテイスト飲料は、L-グルタミン含有量が高められているため、厚みが増強されている。本発明に係るビールテイスト飲料はまた、L-グルタミン含有量が高められていることにより、丸みも増強されている。
本発明に係るビールテイスト飲料は、L-グルタミン酸を更に含有するものであってよい。これにより、厚みがより増強されると共に、丸みもより増強される。
本発明に係るビールテイスト飲料がL-グルタミン酸を更に含有する場合、L-グルタミン酸含有量は、500mg/L以下であってよく、40mg/L以上200mg/L以下であってもよい。これにより、上述の効果がより顕著になる。
本発明に係るビールテイスト飲料は、アルコール度数が4v/v%以下であってもよい。アルコール度数が低いビールテイスト飲料は厚みが乏しい傾向にあるが、本発明に係るビールテイスト飲料は、アルコール度数が低くても厚みが増強されている。本発明に係るビールテイスト飲料のアルコール度数が4v/v%以下である場合、L-グルタミン含有量が20mg/L以上であってよい。これにより、厚みが増強される効果、及び丸みが増強される効果がより顕著になる。
本発明に係るビールテイスト飲料は、アルコール度数が4v/v%超であってもよい。本発明に係るビールテイスト飲料のアルコール度数が4v/v%超である場合、L-グルタミン含有量が15mg/L以上であってよい。これにより、厚みが増強される効果、及び丸みが増強される効果がより顕著になる。
本発明はまた、L-グルタミン含有量を10mg/L以上に調整することを含む、ビールテイスト飲料の製造方法にも関する。
本発明は更に、アルコール度数を10v/v%超に調整すること、及びL-グルタミン含有量を5mg/L以上に調整することを含む、ビールテイスト飲料の製造方法にも関する。
本発明は更にまた、L-グルタミン含有量を10mg/L以上に調整することを含む、ビールテイスト飲料の厚みを向上させる方法にも関する。
本発明は、例えば、以下の各発明を包含する。
[1]
L-グルタミン含有量が10mg/L以上である、ビールテイスト飲料。
[2]
L-グルタミン酸を更に含有する、[1]に記載のビールテイスト飲料。
[3]
L-グルタミン酸含有量が500mg/L以下である、[1]又は[2]に記載のビールテイスト飲料。
[4]
L-グルタミン酸含有量が40mg/L以上200mg/L以下である、[1]~[3]のいずれかに記載のビールテイスト飲料。
[5]
アルコール度数が4v/v%以下である、[1]~[4]のいずれかに記載のビールテイスト飲料。
[6]
L-グルタミン含有量が20mg/L以上である、[5]に記載のビールテイスト飲料。
[7]
アルコール度数が4v/v%超である、[1]~[4]のいずれかに記載のビールテイスト飲料。
[8]
L-グルタミン含有量が15mg/L以上である、[7]に記載のビールテイスト飲料。
[9]
アルコール度数が10v/v%超であり、L-グルタミン含有量が5mg/L以上である、ビールテイスト飲料。
[10]
L-グルタミン酸を更に含有する、[9]に記載のビールテイスト飲料。
[11]
L-グルタミン酸含有量が500mg/L以下である、[9]又は[10]に記載のビールテイスト飲料。
[12]
L-グルタミン酸含有量が40mg/L以上200mg/L以下である、[9]~[11]のいずれかに記載のビールテイスト飲料。
[13]
L-グルタミン含有量を10mg/L以上に調整することを含む、ビールテイスト飲料の製造方法。
[14]
アルコール度数を10v/v%超に調整すること、及びL-グルタミン含有量を5mg/L以上に調整することを含む、ビールテイスト飲料の製造方法。
[15]
L-グルタミン含有量を10mg/L以上に調整することを含む、ビールテイスト飲料の厚みを向上させる方法。
本発明によれば、厚みに優れるビールテイスト飲料を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
〔ビールテイスト飲料〕
本実施形態に係るビールテイスト飲料は、L-グルタミン含有量が10mg/L以上である。
本明細書において、「ビールテイスト飲料」とは、ビール様の香味を有する飲料を意味する。ビールテイスト飲料としては、これに限られるものではないが、例えば、酒税法(昭和二十八年法律第六号)第3条に規定するビール、発泡酒、その他の発泡性酒類に分類されるものが挙げられる。また、ビールテイスト飲料としては、酒税法上の発泡性酒類には属さない飲料及び清涼飲料水(例えば、ノンアルコールビールテイスト飲料)も挙げることができる。本実施形態に係るビールテイスト飲料は、上記例示したものに限られない。
本実施形態に係るビールテイスト飲料は、アルコール度数が1v/v%以上であるビールテイストアルコール飲料であってもよく、アルコール度数が1v/v%未満であるノンアルコールビールテイスト飲料であってもよい。なお、本明細書においてアルコールとは、特に言及しない限りエタノールを意味する。
本実施形態に係るビールテイスト飲料のアルコール度数は、特に制限されず、例えば、0.1v/v%以上、0.5v/v%以上、1.0v/v%以上、1.5v/v%以上、2v/v%以上、2.5v/v%以上、3.0v/v%以上、3.5v/v%以上、4.0v/v%以上、4.0v/v%超、4.5v/v%以上、5.0v/v%以上、5.5v/v%以上、6.0v/v%以上、6.5v/v%以上、7.0v/v%以上、7.5v/v%以上、8.0v/v%以上、8.5v/v%以上、9.0v/v%以上、9.5v/v%以上、10.0v/v%以上、10.0v/v%超、10.5v/v%以上、11.0v/v%以上、11.5v/v%以上、12.0v/v%以上、12.5v/v%以上、13.0v/v%以上、13.5v/v%以上、14.0v/v%以上、14.5v/v%以上、又は15.0v/v%以上であってよい。また、本実施形態に係るビールテイスト飲料のアルコール度数は、例えば、40.0v/v%以下、39.0v/v%以下、38.0v/v%以下、37.0v/v%以下、36.0v/v%以下、35.0v/v%以下、34.0v/v%以下、33.0v/v%以下、32.0v/v%以下、31.0v/v%以下、30.0v/v%以下、29.0v/v%以下、28.0v/v%以下、27.0v/v%以下、26.0v/v%以下、25.0v/v%以下、24.0v/v%以下、23.0v/v%以下、22.0v/v%以下、21.0v/v%以下、20.0v/v%以下、19.5v/v%以下、19.0v/v%以下、18.5v/v%以下、18.0v/v%以下、17.5v/v%以下、17.0v/v%以下、16.5v/v%以下、16.0v/v%以下、15.5v/v%以下、15.0v/v%以下、14.5v/v%以下、14.0v/v%以下、13.5v/v%以下、13.0v/v%以下、12.5v/v%以下、12.0v/v%以下、11.5v/v%以下、11.0v/v%以下、10.5v/v%以下、10.0v/v%以下、9.5v/v%以下、9.0v/v%以下、8.5v/v%以下、8.0v/v%以下、7.5v/v%以下、7.0v/v%以下、6.5v/v%以下、6.0v/v%以下、5.5v/v%以下、5.0v/v%以下、4.5v/v%以下、4.0v/v%以下、3.5v/v%以下、3.0v/v%以下、2.5v/v%以下、2.0v/v%以下、1.5v/v%以下、1.0v/v%以下、1.0v/v%未満、0.5v/v%以下、0.1v/v%以下、又は0.005v/v%未満(0.00v/v%)であってよい。
ビールテイスト飲料のアルコール度数は、例えば、改訂BCOJビール分析法(公益財団法人日本醸造協会発行、ビール酒造組合国際技術委員会〔分析委員会〕編集、2013年増補改訂)の「8.3.6 ビール、アルコール(アルコライザー法)」、又は国税庁が国税庁所定分析法と異なる測定方法を採用しようとする場合の手続きを経て合理的かつ正確であると認められた方法のうち、測定方法番号15に該当する、水蒸気蒸留装置と重量法を組み合わせた振動式密度計によるアルコール分の測定に記載の方法によって測定することができる。
本実施形態に係るビールテイスト飲料の原麦汁エキス濃度は、特に制限されず、例えば、1.0重量%以上、2.0重量%以上、3.0重量%以上、4.0重量%以上、5.0重量%以上、6.0重量%以上、7.0重量%以上、8.0重量%以上、9.0重量%以上、10.0重量%以上、11.0重量%以上、12.0重量%以上、13.0重量%以上、14.0重量%以上、15.0重量%以上、16.0重量%以上、17.0重量%以上、18.0重量%以上、19.0重量%以上、20.0重量%以上、21.0重量%以上、22.0重量%以上、23.0重量%以上、24.0重量%以上、25.0重量%以上、26.0重量%以上、27.0重量%以上、又は28.0重量%以上であってよい。また、本実施形態に係るビールテイスト飲料の原麦汁エキス濃度は、60.0重量%以下、59.0重量%以下、58.0重量%以下、57.0重量%以下、56.0重量%以下、55.0重量%以下、54.0重量%以下、53.0重量%以下、52.0重量%以下、51.0重量%以下、50.0重量%以下、49.0重量%以下、48.0重量%以下、47.0重量%以下、46.0重量%以下、45.0重量%以下、44.0重量%以下、43.0重量%以下、42.0重量%以下、41.0重量%以下、40.0重量%以下、39.0重量%以下、38.0重量%以下、37.0重量%以下、36.0重量%以下、35.0重量%以下、34.0重量%以下、33.0重量%以下、32.0重量%以下、31.0重量%以下、30.0重量%以下、29.0重量%以下、28.0重量%以下、27.0重量%以下、26.0重量%以下、25.0重量%以下、24.0重量%以下、23.0重量%以下、22.0重量%以下、21.0重量%以下、20.0重量%以下、19.0重量%以下、18.0重量%以下、17.0重量%以下、16.0重量%以下、15.0重量%以下、14.0重量%以下、13.0重量%以下、12.0重量%以下、11.0重量%以下、10.0重量%以下、9.0重量%以下、8.0重量%以下、7.0重量%以下、6.0重量%以下、5.0重量%以下、又は4.0重量%以下であってよい。
ビールテイスト飲料の原麦汁エキス濃度は、例えば、改訂BCOJビール分析法(公益財団法人日本醸造協会発行、ビール酒造組合国際技術委員会〔分析委員会〕編集、2013年増補改訂)の「8.5 エキス関係計算法」に記載されている方法によって測定することができる。
本実施形態に係るビールテイスト飲料は、L-グルタミン(Gln)を含有する。
本実施形態に係るビールテイスト飲料のL-グルタミン含有量は、ビールテイスト飲料全量を基準として、例えば、5mg/L以上、6mg/L以上、7mg/L以上、8mg/L以上、9mg/L以上、10mg/L以上、11mg/L以上、12mg/L以上、13mg/L以上、14mg/L以上、15mg/L以上、16mg/L以上、17mg/L以上、18mg/L以上、19mg/L以上、20mg/L以上、21mg/L以上、22mg/L以上、23mg/L以上、24mg/L以上、25mg/L以上、26mg/L以上、27mg/L以上、28mg/L以上、29mg/L以上、30mg/L以上、31mg/L以上、32mg/L以上、33mg/L以上、34mg/L以上、35mg/L以上、36mg/L以上、37mg/L以上、38mg/L以上、39mg/L以上、40mg/L以上、41mg/L以上、42mg/L以上、43mg/L以上、44mg/L以上、45mg/L以上、46mg/L以上、47mg/L以上、48mg/L以上、49mg/L以上、50mg/L以上、51mg/L以上、52mg/L以上、53mg/L以上、54mg/L以上、55mg/L以上、56mg/L以上、57mg/L以上、58mg/L以上、59mg/L以上、60mg/L以上、61mg/L以上、62mg/L以上、63mg/L以上、64mg/L以上、65mg/L以上、66mg/L以上、67mg/L以上、68mg/L以上、69mg/L以上、70mg/L以上、71mg/L以上、72mg/L以上、73mg/L以上、74mg/L以上、75mg/L以上、76mg/L以上、77mg/L以上、78mg/L以上、79mg/L以上、80mg/L以上、81mg/L以上、82mg/L以上、83mg/L以上、84mg/L以上、85mg/L以上、86mg/L以上、87mg/L以上、88mg/L以上、89mg/L以上、90mg/L以上、91mg/L以上、92mg/L以上、93mg/L以上、94mg/L以上、95mg/L以上、96mg/L以上、97mg/L以上、98mg/L以上、99mg/L以上、又は100mg/L以上であってよい。
本実施形態に係るビールテイスト飲料のL-グルタミン含有量の上限に特に制限はないが、ビールテイスト飲料全量を基準として、例えば、1000mg/L以下、950mg/L以下、900mg/L以下、850mg/L以下、800mg/L以下、750mg/L以下、700mg/L以下、650mg/L以下、600mg/L以下、550mg/L以下、500mg/L以下、490mg/L以下、480mg/L以下、470mg/L以下、460mg/L以下、450mg/L以下、440mg/L以下、430mg/L以下、420mg/L以下、410mg/L以下、400mg/L以下、390mg/L以下、380mg/L以下、370mg/L以下、360mg/L以下、350mg/L以下、340mg/L以下、330mg/L以下、320mg/L以下、310mg/L以下、300mg/L以下、290mg/L以下、280mg/L以下、270mg/L以下、260mg/L以下、250mg/L以下、240mg/L以下、230mg/L以下、220mg/L以下、210mg/L以下、200mg/L以下、190mg/L以下、180mg/L以下、170mg/L以下、160mg/L以下、150mg/L以下、140mg/L以下、130mg/L以下、120mg/L以下、110mg/L以下、100mg/L以下、95mg/L以下、90mg/L以下、85mg/L以下、80mg/L以下、75mg/L以下、70mg/L以下、65mg/L以下、60mg/L以下、55mg/L以下、又は50mg/L以下であってよい。
本実施形態に係るビールテイスト飲料のL-グルタミン含有量は、例えば、常法によりビールテイスト飲料を製造する際の任意の段階で、L-グルタミンを添加する方法、L-グルタミン含有量が高くなる、又は低くなるような原料の種類及び使用量等を適宜選択する方法、製造条件(例えば、仕込条件や発酵条件等)を適宜設定する方法、及びこれらを任意に組み合わせた方法により調整することができる。L-グルタミンの添加は、例えば、L-グルタミンそのものを添加してもよく、L-グルタミンを含有する組成物等を添加してもよい。
ビールテイスト飲料のL-グルタミン含有量は、全自動アミノ酸分析機(例えば、株式会社日立ハイテクサイエンスLA8080高速アミノ酸分析計)を用いて常法により測定することができる。
本実施形態に係るビールテイスト飲料は、更にL-グルタミン酸(Glu)を含有していてもよい。
本実施形態に係るビールテイスト飲料がL-グルタミン酸を含有する場合、本実施形態に係るビールテイスト飲料のL-グルタミン酸含有量は、ビールテイスト飲料全量を基準として、例えば、0mg/L超、1mg/L以上、2mg/L以上、3mg/L以上、4mg/L以上、5mg/L以上、6mg/L以上、7mg/L以上、8mg/L以上、9mg/L以上、10mg/L以上、11mg/L以上、12mg/L以上、13mg/L以上、14mg/L以上、15mg/L以上、16mg/L以上、17mg/L以上、18mg/L以上、19mg/L以上、20mg/L以上、21mg/L以上、22mg/L以上、23mg/L以上、24mg/L以上、25mg/L以上、26mg/L以上、27mg/L以上、28mg/L以上、29mg/L以上、30mg/L以上、31mg/L以上、32mg/L以上、33mg/L以上、34mg/L以上、35mg/L以上、36mg/L以上、37mg/L以上、38mg/L以上、39mg/L以上、40mg/L以上、41mg/L以上、42mg/L以上、43mg/L以上、44mg/L以上、45mg/L以上、46mg/L以上、47mg/L以上、48mg/L以上、49mg/L以上、50mg/L以上、51mg/L以上、52mg/L以上、53mg/L以上、54mg/L以上、55mg/L以上、56mg/L以上、57mg/L以上、58mg/L以上、59mg/L以上、60mg/L以上、61mg/L以上、62mg/L以上、63mg/L以上、64mg/L以上、65mg/L以上、66mg/L以上、67mg/L以上、68mg/L以上、69mg/L以上、70mg/L以上、71mg/L以上、72mg/L以上、73mg/L以上、74mg/L以上、75mg/L以上、76mg/L以上、77mg/L以上、78mg/L以上、79mg/L以上、80mg/L以上、81mg/L以上、82mg/L以上、83mg/L以上、84mg/L以上、85mg/L以上、86mg/L以上、87mg/L以上、88mg/L以上、89mg/L以上、90mg/L以上、91mg/L以上、92mg/L以上、93mg/L以上、94mg/L以上、95mg/L以上、96mg/L以上、97mg/L以上、98mg/L以上、99mg/L以上、又は100mg/L以上であってよい。
本実施形態に係るビールテイスト飲料がL-グルタミン酸を含有する場合、本実施形態に係るビールテイスト飲料のL-グルタミン酸含有量の上限は、ビールテイスト飲料全量を基準として、例えば、1000mg/L以下、950mg/L以下、900mg/L以下、850mg/L以下、800mg/L以下、750mg/L以下、700mg/L以下、650mg/L以下、600mg/L以下、550mg/L以下、500mg/L以下、490mg/L以下、480mg/L以下、470mg/L以下、460mg/L以下、450mg/L以下、440mg/L以下、430mg/L以下、420mg/L以下、410mg/L以下、400mg/L以下、390mg/L以下、380mg/L以下、370mg/L以下、360mg/L以下、350mg/L以下、340mg/L以下、330mg/L以下、320mg/L以下、310mg/L以下、300mg/L以下、290mg/L以下、280mg/L以下、270mg/L以下、260mg/L以下、250mg/L以下、240mg/L以下、230mg/L以下、220mg/L以下、210mg/L以下、200mg/L以下、190mg/L以下、180mg/L以下、170mg/L以下、160mg/L以下、150mg/L以下、140mg/L以下、130mg/L以下、120mg/L以下、110mg/L以下、又は100mg/L以下であってよい。
本実施形態に係るビールテイスト飲料のL-グルタミン酸含有量は、例えば、常法によりビールテイスト飲料を製造する際の任意の段階で、L-グルタミン酸を添加する方法、L-グルタミン酸含有量が高くなる、又は低くなるような原料の種類及び使用量等を適宜選択する方法、製造条件(例えば、仕込条件や発酵条件等)を適宜設定する方法、及びこれらを任意に組み合わせた方法により調整することができる。L-グルタミン酸の添加は、例えば、L-グルタミン酸そのものを添加してもよく、L-グルタミン酸を含有する組成物等を添加してもよい。
ビールテイスト飲料のL-グルタミン酸含有量は、全自動アミノ酸分析機(例えば、株式会社日立ハイテクサイエンスLA8080高速アミノ酸分析計)を用いて常法により測定することができる。
本実施形態に係るビールテイスト飲料は、例えば、以下の(1)~(3)のいずれかであってよい。
(1)アルコール度数が4v/v%以下であり、L-グルタミン含有量が10mg/L以上である、ビールテイスト飲料。
(2)アルコール度数が4v/v%超10v/v%以下であり、L-グルタミン含有量が10mg/L以上である、ビールテイスト飲料。
(3)アルコール度数が10v/v%超であり、L-グルタミン含有量が5mg/L以上である、ビールテイスト飲料。
(1)~(3)のビールテイスト飲料のアルコール度数及びL-グルタミン含有量は、先に例示した範囲内で調整することができる。
(1)~(3)のビールテイスト飲料は、L-グルタミン酸を更に含有していてもよい。(1)~(3)のビールテイスト飲料がL-グルタミン酸を含有する場合、L-グルタミン酸含有量は、先に例示した範囲内で調整することができる。
本実施形態に係るビールテイスト飲料は、原料として麦原料を含有していてもよく、原料として麦原料を含有していなくてもよい。本明細書において麦原料とは、麦又は麦加工物をいう。麦としては、例えば、大麦、小麦、ライ麦、カラス麦、オート麦、ハト麦、エン麦が挙げられる。麦加工物としては、例えば、麦エキス、麦芽、モルトエキスが挙げられる。麦エキスは、麦から糖分及び窒素分を含む麦エキス分を抽出することにより得られる。麦芽は麦を発芽させることにより得られる。麦芽としては、麦芽を製造する際の焙燥や焙煎を比較的高い温度(例えば約120℃)で行い、焦がすことで製造した色麦芽(例えば、カラメル麦芽、クリスタル麦芽、黒麦芽、チョコレート麦芽、コーヒー麦芽等)を用いてもよい。モルトエキスは、麦芽から糖分及び窒素分を含むエキス分を抽出することにより得られる。
本実施形態に係るビールテイスト飲料は、原料としてホップを含有していてもよく、原料としてホップを含有していなくてもよい。ホップには、例えば、乾燥ホップ、ホップペレット、ホップエキスが含まれ、ローホップ、ヘキサホップ、テトラホップ、イソ化ホップエキス等のホップ加工品も含まれる。
本実施形態に係るビールテイスト飲料は、麦芽使用比率(水及びホップ以外の原料に占める麦芽の割合)が30質量%以上であってもよい。麦芽使用比率は、35質量%以上、40質量%以上、45質量%以上、50質量%以上、55質量%以上、60質量%以上、65質量%以上、70質量%以上、75質量%以上、80質量%以上、85質量%以上、90質量%以上、又は95質量%以上であってよい。また、麦芽使用比率は、100質量%であってよく、100質量%以下、100質量%未満、95質量%以下、90質量%以下、85質量%以下、80質量%以下、75質量%以下、70質量%以下、66質量%以下、65質量%以下、60質量%以下、又は55質量%以下であってもよい。
本実施形態に係るビールテイスト飲料は、本発明の効果を損なわない範囲で、飲料に通常配合される苦味料、着色料、甘味料、高甘味度甘味料、酸化防止剤、酸味料、香料、塩類等を含んでいてもよい。苦味料としては、上記のホップの他、例えば、イソα酸、カフェイン、ゲンチアナ抽出物、ペプチド類、テオブロミン、ナリンジン、ニガキ抽出物、ニガヨモギ抽出物、キナ抽出物等が挙げられる。着色料としては、例えば、カラメル色素、クチナシ色素、果汁色素、野菜色素、合成色素を挙げることができる。甘味料としては、例えば、果糖ぶどう糖液糖、グルコース、ガラクトース、マンノース、フルクトース、ラクトース、スクロース、マルトース、グリコーゲン、デンプンを挙げることができる。高甘味度甘味料としては、例えば、ネオテーム、アセスルファムK、スクラロース、サッカリン、サッカリンナトリウム、グリチルリチン酸二ナトリウム、チクロ、ズルチン、ステビア、グリチルリチン、ソーマチン、モネリン、アスパルテーム、アリテームを挙げることができる。酸化防止剤としては、例えば、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールを挙げることができる。酸味料としては、例えば、リン酸、乳酸、DL-リンゴ酸、クエン酸、アジピン酸、クエン酸三ナトリウム、グルコノデルタラクトン、グルコン酸、グルコン酸カリウム、グルコン酸ナトリウム、コハク酸、コハク酸一ナトリウム、コハク酸二ナトリウム、酢酸ナトリウム、DL-酒石酸、L-酒石酸、DL-酒石酸ナトリウム、L-酒石酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、氷酢酸、フマル酸、フマル酸一ナトリウム、DL-リンゴ酸ナトリウムを挙げることができる。塩類としては、例えば、食塩、酸性りん酸カリウム、酸性りん酸カルシウム、りん酸アンモニウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、メタ重亜硫酸カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、硝酸カリウム、硫酸アンモニウムを挙げることができる。
本実施形態に係るビールテイスト飲料の苦味価(BU)は、例えば、0.0以上150.0以下であってよい。本実施形態に係るビールテイスト飲料のBUは、例えば、140.0以下、130.0以下、120.0以下、110.0以下、100.0以下、90.0以下、80.0以下、70.0以下、60.0以下、50.0以下、40.0以下、30.0以下、20.0以下、又は15.0以下であってよく、1.0以上、2.0以上、3.0以上、4.0以上、5.0以上、10.0以上、15.0以上、20.0以上、25.0以上、30.0以上又は35.0以上であってよい。本実施形態に係るビールテイスト飲料の苦味価は、改訂BCOJビール分析法(公益財団法人日本醸造協会発行、ビール酒造組合国際技術委員会〔分析委員会〕編集、2013年増補改訂)の「8.15 苦味価」に記載されている方法によって測定することができる。苦味価は、例えば、原料の種類及び使用量を調整することにより、上記範囲で適宜設定することができる。
本実施形態に係るビールテイスト飲料は、非発泡性であってもよく、発泡性であってもよい。ここで、非発泡性とは、20℃におけるガス圧が0.049MPa(0.5kg/cm)未満であることをいい、発泡性とは、20℃におけるガス圧が0.049MPa(0.5kg/cm)以上であることをいう。発泡性とする場合、ガス圧の上限は0.294MPa(3.0kg/cm)程度としてもよい。
本実施形態に係るビールテイスト飲料は、容器に入れて提供することができる。すなわち、本実施形態に係るビールテイスト飲料は、容器詰めビールテイスト飲料であってもよい。容器は密閉できるものであればよく、金属製(アルミニウム製又はスチール製など)のいわゆる缶容器・樽容器を適用することができる。また、容器は、ガラス容器、ペットボトル容器、紙容器、パウチ容器等を適用することもできる。容器の容量は特に限定されるものではなく、現在流通しているどのようなものも適用することができる。なお、気体、水分及び光線を完全に遮断し、長期間常温で安定した品質を保つことが可能な点から、金属製の容器を適用することが好ましい。
〔ビールテイスト飲料の製造方法〕
本実施形態に係るビールテイスト飲料は、例えば、L-グルタミン含有量を10mg/L以上に調整することを含む製造方法により製造することができる。当該製造方法はまた、ビールテイスト飲料にL-グルタミン酸を含有させること等を更に含んでいてもよい。
他の一態様において、本実施形態に係るビールテイスト飲料は、L-グルタミン含有量を5mg/L以上に調整すること、及びアルコール度数を10v/v%超に調整することを含む製造方法により製造することができる。当該製造方法はまた、ビールテイスト飲料にL-グルタミン酸を含有させること等を更に含んでいてもよい。
上記各製造方法は、例えば、原料を混合してビールテイスト飲料を製造するものであってもよく(調合による方法)、酵母等による発酵を経てビールテイスト飲料を製造するものであってもよい(発酵法)。
一実施形態に係る製造方法(調合による方法)は、例えば、水と、L-グルタミンと、必要に応じて、アルコール(例えば、原料用アルコール、スピリッツ及びウォッカ等の蒸留アルコール、醸造により得られた発酵液)、L-グルタミン酸及び/又は各種添加物(例えば、苦味料、着色料、甘味料、高甘味度甘味料、酸化防止剤、酸味料、香料、塩類、水溶性食物繊維等)と、その他麦汁等の原料とを原料タンクに配合する配合工程を含む。配合工程は、L-グルタミン含有量、並びに必要に応じてL-グルタミン酸含有量及びアルコール度数を上述した範囲内に調整することの他は、常法に従って実施することができる。L-グルタミン含有量及びL-グルタミン酸含有量は、上述した方法により調整することができる。
本実施形態に係る製造方法は、配合工程において各成分を混合して得た混合液をろ過するろ過工程と、ろ過工程でろ過したろ過液を殺菌する第一の殺菌工程と、第一の殺菌工程で殺菌した殺菌済みのろ過液をビン、缶、ペットボトル等の容器に充填する充填工程と、充填工程で容器に充填されたろ過液を容器ごと殺菌する第二の殺菌工程を更に含んでいてもよい。
配合工程は、各成分がよく混ざるよう、撹拌機等により撹拌しながら混合してもよい。また、ろ過工程は、例えば、一般的なフィルター又はストレーナーによって行うことができる。第一の殺菌工程は、処理速度等の観点から、プレート殺菌によって行ってもよく、同様の処理を行うことができるのであれば、これに限定されることなく適用可能である。充填工程は、飲料の製造において通常行われる程度にクリーン度を保ったクリーンルームにて充填してもよい。第二の殺菌工程は、所定の温度及び所定の時間でろ過液を容器ごと加熱することにより行うことができる。第一又は第二の殺菌工程は、非加熱の殺菌工程としてもよい。非加熱の殺菌工程としては、紫外線(UV)殺菌等が挙げられる。殺菌工程を行わない無殺菌充填を行うことも可能である。
他の実施形態における製造方法(発酵法)は、例えば、仕込工程及び発酵工程を備える。
仕込工程は、発酵に用いられる発酵前液を調製する工程である。仕込工程は、例えば、原料及び仕込水(仕込工程で使用される水)を用いて、発酵前液を得る工程であってよい。仕込工程はまた、例えば、糖含有液を煮沸する煮沸工程、原料液中の固形分を除去する除去工程、原料液を冷却する冷却工程をこの順に含むものであってよい。
煮沸工程では、糖含有液を煮沸して煮沸後液(煮沸後の糖含有液)を得る。糖含有液とは、酵母によるアルコール発酵が可能な成分を含有するものである。糖含有液としては、例えば、麦汁、シロップが挙げられる。麦汁とは、上述の麦原料等の糖化を経て得られる液であり、未発酵のものである。麦汁は、例えば、上述の麦原料等の原料と水とを混合する工程、原料と水とを含む液を常法により糖化して糖化液を得る工程、及び糖化液をろ過する工程を経て得ることができる。糖化の際、多糖分解酵素を含む酵素剤、及び/又はタンパク質分解酵素を含む酵素剤を添加してもよい。
煮沸工程では、原料液にホップを添加してよい。添加するホップとしては、例えば、乾燥ホップ、ホップペレット、ホップエキスを用いることができる。ホップは、ローホップ、ヘキサホップ、テトラホップ、イソ化ホップエキス等のホップ加工品であってもよい。
除去工程では、煮沸後液中の固形分を除去して精製液を得る。除去工程は、例えば、煮沸後液に含まれる不溶性の固形分を沈殿させることにより行うことができる。固形分としては、煮沸工程により生じた熱凝固物、煮沸工程でホップを添加した場合には、ホップのかす等が挙げられる。除去工程は、ワールプール中で実施してよい。冷却工程では、酵母による発酵が可能な温度まで精製液を冷却して発酵前液を得る。
発酵工程は、発酵前液を酵母で発酵させる工程である。発酵工程により、発酵前液を酵母により発酵させた発酵後液が得られる。発酵工程では、酵母によりアルコール発酵が行われる。より具体的には、発酵前液に酵母を接種して発酵させ、酵母により生成するアルコールを含む発酵後液を得る。
本実施形態に係る製造方法では、発酵工程後の発酵後工程として、発酵後液を熟成、冷却する工程、及び発酵後液をろ過する工程を備えていてもよい。ろ過工程を実施することにより、発酵後液から不溶性の固形分、酵母等を除去することができる。
本実施形態に係る製造方法では、他の発酵後工程として、発酵後液(又はろ過工程後の発酵後液)に対して加熱(殺菌)、各種添加物(例えば、苦味料、着色料、甘味料、高甘味度甘味料、酸化防止剤、酸味料、香料、塩類、水溶性食物繊維)の添加等を行ってもよい。
本実施形態に係る製造方法(発酵法)は、L-グルタミン含有量、並びに必要に応じてL-グルタミン酸含有量及びアルコール度数を上述した範囲内に調整することの他は、常法に従って実施することができる。L-グルタミン含有量及びL-グルタミン酸含有量は、上述した方法により調整することができる。アルコール度数は、例えば、原料(例えば、麦芽、副原料、酵素等)の種類及び使用量、並びに製造工程(例えば、仕込工程、発酵工程)の条件(例えば、糖化温度、糖化時間、酵母の種類、発酵温度、発酵時間)等によって調整することができる。アルコール度数はまた、例えば、発酵後液を希釈すること、発酵後液からアルコールを除去すること、発酵後液にアルコールを添加すること等により調整することもできる。
〔ビールテイスト飲料の厚みを向上させる方法〕
本実施形態に係るビールテイスト飲料の厚みを向上させる方法は、例えば、L-グルタミン含有量を10mg/L以上に調整することを含む。他の一態様において、本実施形態に係るビールテイスト飲料の厚みを向上させる方法は、例えば、L-グルタミン含有量を5mg/L以上に調整すること、及びアルコール度数を10v/v%超に調整することを含む。本実施形態に係る方法における具体的な態様等として、上述した態様を制限なく適用することができる。
以下、実施例に基づいて本発明をより具体的に説明する。ただし、本発明は、以下の実施例により限定されるものではない。
〔試験例1:ビールテイスト飲料の製造及び評価〕
<ビールテイスト飲料の製造>
麦芽及びホップを使用し、常法により麦汁を調製した。調製した麦汁に酵母を添加し、常法により発酵させて、原麦汁エキス濃度5.5重量%、麦芽使用比率100質量%の試験例1-1のビールテイスト飲料を製造した。
試験例1-1のビールテイスト飲料をベース液として、これにL-グルタミン(Gln)を表1に記載の含有量となるように添加して、試験例1-2~試験例1-7のビールテイスト飲料を製造した。
試験例1-1のビールテイスト飲料をベース液として、これにL-グルタミン(Gln)及びL-グルタミン酸(Glu)を表2に記載の含有量となるように添加して、試験例1-8~試験例1-12のビールテイスト飲料を製造した。
<アルコール度数の測定>
ビールテイスト飲料のアルコール度数は、改訂BCOJビール分析法(公益財団法人日本醸造協会発行、ビール酒造組合国際技術委員会〔分析委員会〕編集、2013年増補改訂)の「8.3.6 ビール、アルコール(アルコライザー法)」に記載の方法で測定した。
<原麦汁エキス濃度の測定>
ビールテイスト飲料の原麦汁エキス濃度は、改訂BCOJビール分析法(公益財団法人日本醸造協会発行、ビール酒造組合国際技術委員会〔分析委員会〕編集、2013年増補改訂)の「8.5 エキス関係計算法」に記載の方法で測定した。
<L-グルタミン含有量及びL-グルタミン酸含有量の測定>
ビールテイスト飲料のL-グルタミン含有量及びL-グルタミン酸含有量は、全自動アミノ酸分析機(株式会社日立ハイテクサイエンスLA8080高速アミノ酸分析計)を用いて測定した。
<官能評価>
試験例1-1~1-12のビールテイスト飲料に対して、「厚み」及び「丸み」の評価項目について官能評価を実施した。官能評価は、選抜された識別能力のあるパネル5名により実施した。いずれの評価項目も評点1点~5点の5段階で評価し、その平均値を評価スコアとした。
「厚み」は、ビール特有の味の広がりやボディ感等により認識される感覚を示す。「厚み」は、評点1点~5点の判断基準を以下のとおり設定し、評点1点~5点の5段階で評価した。すなわち、評点が高いほど、「厚み」を強く感じることを示す。
1点:ビール特有の味の広がりが小さくボディ感が低い
2点:ビール特有の味の広がりがやや小さくボディ感がやや低い
3点:ビール特有の味の広がりとボディ感がともに中程度である
4点:ビール特有の味の広がりがやや大きくボディ感がやや高い
5点:ビール特有の味の広がりが大きくボディ感が高い
「厚み」は、試験例1-1のビールテイスト飲料の評点を1点に固定し、かつ試験例1-5のビールテイスト飲料の評点を3点に固定して、これらを基準として、その他のビールテイスト飲料を評価した。
「丸み」は、口中を刺すとげとげしさを感じない感覚を示す。「丸み」は、評点1点~5点の判断基準を以下のとおり設定し、評点1点~5点の5段階で評価した。すなわち、評点が高いほど、「丸み」を強く感じることを示す。
1点:口中を刺すとげとげしさを強く感じる
2点:口中を刺すとげとげしさをやや強く感じる
3点:口中を刺すとげとげしさを弱く感じる
4点:口中を刺すとげとげしさをわずかに感じる
5点:口中を刺すとげとげしさを感じない
「丸み」は、試験例1-1のビールテイスト飲料の評点を1点に固定し、かつ試験例1-5のビールテイスト飲料の評点を2.8点に固定して、これらを基準として、その他のビールテイスト飲料を評価した。
結果を表1及び表2に示す。
アルコール度数が低いビールテイスト飲料は厚みが乏しい傾向にあるが、試験例1-1~試験例1-7の結果から、L-グルタミン含有量を高めることで厚みが増強されることが分かる。また、試験例1-1~試験例1-7の結果から、L-グルタミン含有量を高めることで丸みも増強されることが分かる。
試験例1-4及び試験例1-8~試験例1-12の結果から、L-グルタミン含有量を高めることに加え、L-グルタミン酸含有量を高めることで、厚みが増強される効果がより顕著になることが分かる。
〔試験例2:ビールテイスト飲料の製造及び評価〕
<ビールテイスト飲料の製造>
麦芽、液糖及びホップを使用し、常法により麦汁を調製した。調製した麦汁に酵母を添加し、常法により発酵させて、麦芽使用比率51質量%の試験例2-1のビールテイスト飲料を製造した。
試験例2-1のビールテイスト飲料をベース液として、これにL-グルタミン(Gln)を表3に記載の含有量となるように添加して、試験例2-2~試験例2-7のビールテイスト飲料を製造した。
試験例2-1のビールテイスト飲料をベース液として、これにL-グルタミン(Gln)及びL-グルタミン酸(Glu)を表4に記載の含有量となるように添加して、試験例2-8~試験例2-12のビールテイスト飲料を製造した。
<アルコール度数の測定>
ビールテイスト飲料のアルコール度数は、試験例1と同じ方法で測定した。
<L-グルタミン含有量及びL-グルタミン酸含有量の測定>
ビールテイスト飲料のL-グルタミン含有量及びL-グルタミン酸含有量は、試験例1と同じ方法で測定した。
<官能評価>
試験例2-1~試験例2-12のビールテイスト飲料に対して、試験例1と同じ条件及び手順で官能評価を実施した。
結果を表3及び表4に示す。
麦芽使用比率が低いビールテイスト飲料は厚みが乏しい傾向にあるが、試験例2-1~試験例2-7の結果から、L-グルタミン含有量を高めることで厚みが増強されることが分かる。また、試験例2-1~試験例2-7の結果から、L-グルタミン含有量を高めることで丸みも増強されることが分かる。
試験例2-4及び試験例2-8~試験例2-12の結果から、L-グルタミン含有量を高めることに加え、L-グルタミン酸含有量を高めることで、厚みが増強される効果がより顕著になることが分かる。
〔試験例3:ビールテイスト飲料の製造及び評価〕
<ビールテイスト飲料の製造>
麦芽、液糖及びホップを使用し、常法により麦汁を調製した。調製した麦汁に上面発酵酵母を添加し、常法により発酵させて、原麦汁エキス濃度28.9重量%、麦芽使用比率51質量%、苦味価(BU)37.5の試験例3-1のビールテイスト飲料を製造した。
試験例3-1のビールテイスト飲料をベース液として、これにL-グルタミン(Gln)を表5に記載の含有量となるように添加して、試験例3-2~試験例3-4のビールテイスト飲料を製造した。
試験例3-1のビールテイスト飲料をベース液として、これにL-グルタミン(Gln)及びL-グルタミン酸(Glu)を表6に記載の含有量となるように添加して、試験例3-5~試験例3-6のビールテイスト飲料を製造した。
<アルコール度数の測定>
ビールテイスト飲料のアルコール度数は、国税庁が国税庁所定分析法と異なる測定方法を採用しようとする場合の手続きを経て合理的かつ正確であると認められた方法のうち、測定方法番号15に該当する、水蒸気蒸留装置と重量法を組み合わせた振動式密度計によるアルコール分の測定の手順に従って測定した。
<原麦汁エキス濃度の測定>
ビールテイスト飲料の原麦汁エキス濃度は、試験例1と同じ方法で測定した。
<グルタミン含有量及びL-グルタミン酸含有量の測定>
ビールテイスト飲料のL-グルタミン含有量及びL-グルタミン酸含有量は、試験例1と同じ方法で測定した。
<官能評価>
試験例3-1~試験例3-6のビールテイスト飲料に対して、試験例1と同じ条件及び手順で官能評価を実施した。
結果を表5及び表6に示す。
試験例3-1~試験例3-4の結果から、アルコール度数が高い場合であっても、L-グルタミン含有量を高めることで厚みが増強されることが分かる。また、試験例3-1~試験例3-4の結果から、L-グルタミン含有量を高めることで丸みも増強されることが分かる。
試験例3-2及び試験例3-5~試験例3-6の結果から、L-グルタミン含有量を高めることに加え、L-グルタミン酸含有量を高めることで、厚みが増強される効果がより顕著になることが分かる。

Claims (8)

  1. 麦芽使用比率が30質量%以上であり、L-グルタミン含有量が30mg/L以上500mg/L以下であり、L-グルタミン酸含有量が77mg/L以上1000mg/L以下であり、アルコール度数が4.0v/v%以下である、ビールテイスト飲料。
  2. 麦芽使用比率が30質量%以上であり、L-グルタミン含有量が30mg/L以上500mg/L以下であり、L-グルタミン酸含有量が77mg/L以上1000mg/L以下であり、アルコール度数が4.0v/v%超10.0v/v%以下である、ビールテイスト飲料。
  3. L-グルタミン酸含有量が77mg/L以上200mg/L以下である、請求項1又は2に記載のビールテイスト飲料。
  4. L-グルタミン含有量が30mg/L以上200mg/L以下である、請求項1又は2に記載のビールテイスト飲料。
  5. L-グルタミン含有量を30mg/L以上500mg/L以下に調整すること、L-グルタミン酸含有量を77mg/L以上1000mg/L以下に調整すること、麦芽使用比率を30質量%以上に調整すること、及びアルコール度数を4.0v/v%以下に調整することを含む、ビールテイスト飲料の製造方法。
  6. L-グルタミン含有量を30mg/L以上500mg/L以下に調整すること、L-グルタミン酸含有量を77mg/L以上1000mg/L以下に調整すること、麦芽使用比率を30質量%以上に調整すること、及びアルコール度数を4.0v/v%超10.0v/v%以下に調整することを含む、ビールテイスト飲料の製造方法。
  7. L-グルタミン含有量を30mg/L以上500mg/L以下に調整すること、L-グルタミン酸含有量を77mg/L以上1000mg/L以下に調整すること、麦芽使用比率を30質量%以上に調整すること、及びアルコール度数を4.0v/v%以下に調整することを含む、ビールテイスト飲料の厚みを向上させる方法。
  8. L-グルタミン含有量を30mg/L以上500mg/L以下に調整すること、L-グルタミン酸含有量を77mg/L以上1000mg/L以下に調整すること、麦芽使用比率を30質量%以上に調整すること、及びアルコール度数を4.0v/v%超10.0v/v%以下に調整することを含む、ビールテイスト飲料の厚みを向上させる方法。
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