JP7842734B2 - 抗悪性腫瘍薬誘発毒性の処置および防止におけるニコチンアミドモノヌクレオチド誘導体およびその使用 - Google Patents
抗悪性腫瘍薬誘発毒性の処置および防止におけるニコチンアミドモノヌクレオチド誘導体およびその使用Info
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Description
本発明は、抗悪性腫瘍薬誘発毒性の処置および/または防止における使用のためのニコチンアミドモノヌクレオチド誘導体化合物に関する。
心毒性、腎毒性、神経毒性、血液毒性または肝毒性などの薬物誘発毒性は、前臨床および臨床開発における化合物の重要なリコール原因である。
したがって本発明は、抗悪性腫瘍薬誘発毒性の処置における使用のための、式(I)の化合物であって、
Xは、O、CH2、S、Se、CHF、CF2およびC=CH2から選択され;
R1は、H、アジド、シアノ、(C1~C8)アルキル、(C1~C8)チオ-アルキル、(C1~C8)ヘテロアルキルおよびORから選択され、ここでRは、Hおよび(C1~C8)アルキルから選択され;
R2、R3、R4およびR5は、独立して、H、ハロゲン、アジド、シアノ、ヒドロキシル、(C1~C12)アルキル、(C1~C12)チオ-アルキル、(C1~C12)ヘテロアルキル、(C1~C12)ハロアルキルおよびORから選択され;ここでRは、H、(C1~C12)アルキル、-C(O)(C1~C12)アルキル、-C(O)NH(C1~C12)アルキル、-C(O)O(C1~C12)アルキル、-C(O)アリール、-C(O)(C1~C12)アルキル-(C5~C12)アリール、-C(O)NH(C1~C12)アルキル-(C5~C12)アリール、-C(O)O(C1~C12)アルキル-(C5~C12)アリールおよび-C(O)CHRAANH2から選択され、ここでRAAは、タンパク質構成アミノ酸から選択される側鎖であり;
R6は、H、アジド、シアノ、(C1~C8)アルキル、(C1~C8)チオ-アルキル、(C1~C8)ヘテロアルキルおよびORから選択され、ここでRは、Hおよび(C1~C8)アルキルから選択され;
R7は、H、P(O)R9R10、P(S)R9R10および
R9およびR10は、独立して、OH、OR11、NR13R14、(C1~C8)アルキル、(C2~C8)アルケニル、(C2~C8)アルキニル、(C3~C10)シクロアルキル、(C5~C12)アリール、(C5~C12)アリール-(C1~C8)アルキル、(C1~C8)アルキル-(C5~C12)アリール、(C1~C8)ヘテロアルキル、(C3~C8)ヘテロシクロアルキル、(C5~C12)ヘテロアリールおよびNHCRαRα’C(O)OR12から選択され;ここで
- R11は、(C1~C10)アルキル、(C3~C10)シクロアルキル、(C5~C12)アリール、(C1~C10)アルキル-(C5~C12)アリール、置換(C5~C12)アリール、(C1~C10)ヘテロアルキル、(C1~C10)ハロアルキル、-(CH2)mC(O)(C1~C15)アルキル、-(CH2)mOC(O)(C1~C15)アルキル、-(CH2)mOC(O)O(C1~C15)アルキル、-(CH2)mSC(O)(C1~C15)アルキル、-(CH2)mC(O)O(C1~C15)アルキル、-(CH2)mC(O)O(C1~C15)アルキル-(C5~C12)アリール(ここでmは、1~8から選択される整数である)および-P(O)(OH)OP(O)(OH)2、ならびに内部もしくは外部対イオンから選択され;
- R12は、水素、(C1~C10)アルキル、(C2~C8)アルケニル、(C2~C8)アルキニル、(C1~C10)ハロアルキル、(C3~C10)シクロアルキル、(C3~C10)ヘテロシクロアルキル、(C5~C12)アリール、(C1~C4)アルキル-(C5~C12)アリールおよび(C5~C12)ヘテロアリールから選択され;ここで前記アリールもしくはヘテロアリール基は、ハロゲン、トリフルオロメチル、(C1~C6)アルキル、(C1~C6)アルコキシおよびシアノから選択される1つもしくは2つの基で場合により置換され;
- R13およびR14は、独立して、H、(C1~C8)アルキルおよび(C1~C8)アルキル-(C5~C12)アリールから選択され;
- RαおよびRα’は、独立して、水素、(C1~C10)アルキル、(C2~C10)アルケニル、(C2~C10)アルキニル、(C3~C10)シクロアルキル、(C1~C10)チオ-アルキル、(C1~C10)ヒドロキシアルキル、(C1~C10)アルキル-(C5~C12)アリール、(C5~C12)アリール、-(CH2)3NHC(=NH)NH2、(1H-インドール-3-イル)メチル、(1H-イミダゾール-4-イル)メチルおよびタンパク質構成もしくは非タンパク質構成アミノ酸から選択される側鎖から選択され;ここで前記アリール基は、ヒドロキシル、(C1~C10)アルキル、(C1~C6)アルコキシ、ハロゲン、ニトロおよびシアノから選択される基によって場合により置換されているか;または
R9およびR10が、それらが結合するリン原子と共に、6員環を形成し、ここで-R9-R10-は、-O-CH2-CH2-CHR-O-を表し、ここでRは、水素、(C5~C6)アリールおよび(C5~C6)ヘテロアリールから選択され;前記アリールもしくはヘテロアリール基は、ハロゲン、トリフルオロメチル、(C1~C6)アルキル、(C1~C6)アルコキシおよびシアノから選択される1つもしくは2つの基で場合により置換され;
X’は、O、CH2、S、Se、CHF、CF2およびC=CH2から選択され;
R1’は、H、アジド、シアノ、(C1~C8)アルキル、(C1~C8)チオ-アルキル、(C1~C8)ヘテロアルキルおよびORから選択され;ここでRは、Hおよび(C1~C8)アルキルから選択され;
R2’、R3’、R4’およびR5’は、独立して、H、ハロゲン、アジド、シアノ、ヒドロキシル、(C1~C12)アルキル、(C1~C12)チオ-アルキル、(C1~C12)ヘテロアルキル、(C1~C12)ハロアルキルおよびORから選択され;ここでRは、H、(C1~C12)アルキル、-C(O)(C1~C12)アルキル、-C(O)NH(C1~C12)アルキル、-C(O)O(C1~C12)アルキル、-C(O)アリール、-C(O)(C1~C12)アルキル-(C5~C12)アリール、-C(O)NH(C1~C12)アルキル-(C5~C12)アリール、-C(O)O(C1~C12)アルキル-(C5~C12)アリールおよび-C(O)CHRAANH2から選択され;ここでRAAは、タンパク質構成アミノ酸から選択される側鎖であり;
R6’は、H、アジド、シアノ、(C1~C8)アルキル、(C1~C8)チオ-アルキル,(C1~C8)ヘテロアルキルおよびORから選択され;ここでRは、Hおよび(C1~C8)アルキルから選択され;
R8’は、H、OR、NR15’R16’、NH-NHR15’、SH、CN、N3およびハロゲンから選択され;ここでRは、Hおよび(C1~C8)アルキルから選択され、R15’およびR16’は、独立して、H、(C1~C8)アルキルおよび(C1~C8)アルキル-(C5~C12)アリールおよび-CHRAA’CO2Hから選択され、ここでRAA’は、タンパク質構成または非タンパク質構成アミノ酸から選択される側鎖であり;
Y’は、CH、CH2、CHCH3、C(CH3)2およびCCH3から選択され;
nは、1~3から選択される整数であり;
R8は、H、OR、NR15R16、NH-NHR15、SH、CN、N3およびハロゲンから選択され;ここでRは、Hおよび(C1~C8)アルキルから選択され;R15およびR16は、独立して、H、(C1~C8)アルキルおよび(C1~C8)アルキル-(C5~C12)アリール-CHRAACO2Hから選択され;ここでRAAは、タンパク質構成または非タンパク質構成アミノ酸から選択される側鎖であり;
Yは、CH、CH2、CHCH3、C(CH3)2およびCCH3から選択され;
好ましくは毒性が、心毒性、腎毒性、神経毒性、血液毒性、肝毒性、リンパ毒性、胃腸毒性、皮膚毒性、聴器毒性、生殖毒性、骨毒性、遺伝子毒性、および膀胱毒性から選択され;より好ましくは毒性は、心毒性、腎毒性、血液毒性、肝毒性、リンパ毒性、胃腸毒性、皮膚毒性、生殖毒性、骨毒性、遺伝子毒性、および膀胱毒性から選択される、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物に関する。
R9およびR10は、本明細書の上記の通りであり;
X’は、酸素であり;
R1’およびR6’はそれぞれ、水素を表し;
R2’、R3’、R4’、およびR5’は、独立して、水素およびOHから選択され;
R8’は、NH2であり;
Y’は、CHおよびCH2から選択され;
nは、2であり;
から選択される。
以下の定義および説明は、明細書および特許請求の範囲の両方を含む出願全体を通して用いられた用語に関するものである。
(i)式(I)の化合物を所望の酸と反応させることによる;
(ii)式(I)の化合物を所望の塩基と反応させることによる;
(iii)式(I)の化合物の適切な前駆体から酸もしくは塩不安定性保護基を除去することによる、または所望の酸を用いて適切な環状前駆体、例えばラクトンもしくはラクタムを開環することによる;および/または
(iv)適当な酸との反応により、または適切なイオン交換カラムを用いることにより、式(I)の化合物の1つの塩を別の塩に変換することによる。
したがって本発明は、抗悪性腫瘍薬誘発毒性の処置のためのニコチンアミドモノヌクレオチド誘導体の使用に関し、毒性は、好ましくは心毒性、腎毒性、血液毒性、肝毒性、リンパ毒性、胃腸毒性、皮膚毒性、生殖毒性、骨毒性、遺伝子毒性、および膀胱毒性から選択される。特に本発明は、それを必要とする対象における抗悪性腫瘍薬誘発毒性の処置における使用のためのニコチンアミドモノヌクレオチド誘導体に関する。
一実施形態において、本発明のニコチンアミドモノヌクレオチド誘導体は、式(I)の化合物
式中、
Xは、O、CH2、S、Se、CHF、CF2およびC=CH2から選択され;
R1は、H、アジド、シアノ、(C1~C8)アルキル、(C1~C8)チオ-アルキル、(C1~C8)ヘテロアルキルおよびORから選択され、ここでRは、Hおよび(C1~C8)アルキルから選択され;
R2、R3、R4およびR5は、独立して、H、ハロゲン、アジド、シアノ、ヒドロキシル、(C1~C12)アルキル、(C1~C12)チオ-アルキル、(C1~C12)ヘテロアルキル、(C1~C12)ハロアルキルおよびORから選択され;ここでRは、H、(C1~C12)アルキル、-C(O)(C1~C12)アルキル、-C(O)NH(C1~C12)アルキル、-C(O)O(C1~C12)アルキル、-C(O)アリール、-C(O)(C1~C12)アルキル-(C5~C12)アリール、-C(O)NH(C1~C12)アルキル-(C5~C12)アリール、-C(O)O(C1~C12)アルキル-(C5~C12)アリールおよび-C(O)CHRAANH2から選択され、ここでRAAは、タンパク質構成アミノ酸から選択される側鎖であり;
R6は、H、アジド、シアノ、(C1~C8)アルキル、(C1~C8)チオ-アルキル、(C1~C8)ヘテロアルキルおよびORから選択され、ここでRは、Hおよび(C1~C8)アルキルから選択され;
R7は、H、P(O)R9R10、P(S)R9R10および
R9およびR10は、独立して、OH、OR11、NR13R14、(C1~C8)アルキル、(C2~C8)アルケニル、(C2~C8)アルキニル、(C3~C10)シクロアルキル、(C5~C12)アリール、(C5~C12)アリール-(C1~C8)アルキル、(C1~C8)アルキル-(C5~C12)アリール、(C1~C8)ヘテロアルキル、(C3~C8)ヘテロシクロアルキル、(C5~C12)ヘテロアリールおよびNHCRαRα’C(O)OR12から選択され;ここで
- R11は、(C1~C10)アルキル、(C3~C10)シクロアルキル、(C5~C12)アリール、(C1~C10)アルキル-(C5~C12)アリール、置換(C5~C12)アリール、(C1~C10)ヘテロアルキル、(C1~C10)ハロアルキル、-(CH2)mC(O)(C1~C15)アルキル、-(CH2)mOC(O)(C1~C15)アルキル、-(CH2)mOC(O)O(C1~C15)アルキル、-(CH2)mSC(O)(C1~C15)アルキル、-(CH2)mC(O)O(C1~C15)アルキル、-(CH2)mC(O)O(C1~C15)アルキル-(C5~C12)アリール(ここでmは、1~8から選択される整数である)および-P(O)(OH)OP(O)(OH)2、ならびに内部もしくは外部対イオンから選択され;
- R12は、水素、(C1~C10)アルキル、(C2~C8)アルケニル、(C2~C8)アルキニル、(C1~C10)ハロアルキル、(C3~C10)シクロアルキル、(C3~C10)ヘテロシクロアルキル、(C5~C12)アリール、(C1~C4)アルキル-(C5~C12)アリールおよび(C5~C12)ヘテロアリールから選択され;ここで前記アリールもしくはヘテロアリール基は、ハロゲン、トリフルオロメチル、(C1~C6)アルキル、(C1~C6)アルコキシおよびシアノから選択される1つもしくは2つの基で場合により置換され;
- R13およびR14は、独立して、H、(C1~C8)アルキルおよび(C1~C8)アルキル-(C5~C12)アリールから選択され;
- RαおよびRα’は、独立して、水素、(C1~C10)アルキル、(C2~C10)アルケニル、(C2~C10)アルキニル、(C3~C10)シクロアルキル、(C1~C10)チオ-アルキル、(C1~C10)ヒドロキシアルキル、(C1~C10)アルキル-(C5~C12)アリール、(C5~C12)アリール、-(CH2)3NHC(=NH)NH2、(1H-インドール-3-イル)メチル、(1H-イミダゾール-4-イル)メチルおよびタンパク質構成もしくは非タンパク質構成アミノ酸から選択される側鎖から選択され;ここで前記アリール基は、ヒドロキシル、(C1~C10)アルキル、(C1~C6)アルコキシ、ハロゲン、ニトロおよびシアノから選択される基によって場合により置換されているか;または
R9およびR10が、それらが結合するリン原子と共に、6員環を形成し、ここで-R9-R10-は、-O-CH2-CH2-CHR-O-を表し、ここでRは、水素、(C5~C6)アリールおよび(C5~C6)ヘテロアリールから選択され;前記アリールもしくはヘテロアリール基は、ハロゲン、トリフルオロメチル、(C1~C6)アルキル、(C1~C6)アルコキシおよびシアノから選択される1つもしくは2つの基で場合により置換され;
X’は、O、CH2、S、Se、CHF、CF2およびC=CH2から選択され;
R1’は、H、アジド、シアノ、(C1~C8)アルキル、(C1~C8)チオ-アルキル、(C1~C8)ヘテロアルキルおよびORから選択され;ここでRは、Hおよび(C1~C8)アルキルから選択され;
R2’、R3’、R4’およびR5’は、独立して、H、ハロゲン、アジド、シアノ、ヒドロキシル、(C1~C12)アルキル、(C1~C12)チオ-アルキル、(C1~C12)ヘテロアルキル、(C1~C12)ハロアルキルおよびORから選択され;ここでRは、H、(C1~C12)アルキル、-C(O)(C1~C12)アルキル、-C(O)NH(C1~C12)アルキル、-C(O)O(C1~C12)アルキル、-C(O)アリール、-C(O)(C1~C12)アルキル-(C5~C12)アリール、-C(O)NH(C1~C12)アルキル-(C5~C12)アリール、-C(O)O(C1~C12)アルキル-(C5~C12)アリールおよび-C(O)CHRAANH2から選択され;ここでRAAは、タンパク質構成アミノ酸から選択される側鎖であり;
R6’は、H、アジド、シアノ、(C1~C8)アルキル、(C1~C8)チオ-アルキル,(C1~C8)ヘテロアルキルおよびORから選択され;ここでRは、Hおよび(C1~C8)アルキルから選択され;
R8’は、H、OR、NR15’R16’、NH-NHR15’、SH、CN、N3およびハロゲンから選択され;ここでRは、Hおよび(C1~C8)アルキルから選択され、R15’およびR16’は、独立して、H、(C1~C8)アルキルおよび(C1~C8)アルキル-(C5~C12)アリールおよび-CHRAA’CO2Hから選択され、ここでRAA’は、タンパク質構成または非タンパク質構成アミノ酸から選択される側鎖であり;
Y’は、CH、CH2、CHCH3、C(CH3)2およびCCH3から選択され;
nは、1~3から選択される整数であり;
R8は、H、OR、NR15R16、NH-NHR15、SH、CN、N3およびハロゲンから選択され;ここでRは、Hおよび(C1~C8)アルキルから選択され;R15およびR16は、独立して、H、(C1~C8)アルキル、(C1~C8)アルキル-アリールおよび-CHRAACO2Hから選択され;ここでRAAは、タンパク質構成または非タンパク質構成アミノ酸から選択される側鎖であり;
Yは、CH、CH2、CHCH3、C(CH3)2およびCCH3から選択され;
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
Xは、O、CH2、S、Se、CHF、CF2およびC=CH2から選択され;
R1は、H、アジド、シアノ、(C1~C8)アルキル、(C1~C8)チオ-アルキル、(C1~C8)ヘテロアルキルおよびORから選択され、ここでRは、Hおよび(C1~C8)アルキルから選択され;
R2、R3、R4およびR5は、独立して、H、ハロゲン、アジド、シアノ、ヒドロキシル、(C1~C12)アルキル、(C1~C12)チオ-アルキル、(C1~C12)ヘテロアルキル、(C1~C12)ハロアルキルおよびORから選択され;ここでRは、H、(C1~C12)アルキル、-C(O)(C1~C12)アルキル、-C(O)NH(C1~C12)アルキル、-C(O)O(C1~C12)アルキル、-C(O)アリール、-C(O)(C1~C12)アルキルアリール、-C(O)NH(C1~C12)アルキル-(C5~C12)アリール、-C(O)O(C1~C12)アルキル-(C5~C12)アリールおよび-C(O)CHRAANH2から選択され、ここでRAAは、タンパク質構成アミノ酸から選択される側鎖であり;
R6は、H、アジド、シアノ、(C1~C8)アルキル、(C1~C8)チオ-アルキル、(C1~C8)ヘテロアルキルおよびORから選択され、ここでRは、Hおよび(C1~C8)アルキルから選択され;
R7は、H、P(O)R9R10、P(S)R9R10および
R9およびR10は、独立して、OH、OR11、NHR13、NR13R14、(C1~C8)アルキル、(C2~C8)アルケニル、(C2~C8)アルキニル、(C3~C10)シクロアルキル、(C5~C12)アリール、(C5~C12)アリール-(C1~C8)アルキル、(C1~C8)アルキル-(C5~C12)アリール、(C1~C8)ヘテロアルキル、(C3~C8)ヘテロシクロアルキル、(C5~C12)ヘテロアリールおよびNHCRαRα’C(O)OR12から選択され;ここで
- R11は、(C1~C10)アルキル、(C3~C10)シクロアルキル、(C5~C12)アリール、(C1~C10)アルキル-(C5~C12)アリール、置換(C5~C12)アリール、(C1~C10)ヘテロアルキル、(C1~C10)ハロアルキル、-(CH2)mC(O)(C1~C15)アルキル、-(CH2)mOC(O)(C1~C15)アルキル、-(CH2)mOC(O)O(C1~C15)アルキル、-(CH2)mSC(O)(C1~C15)アルキル、-(CH2)mC(O)O(C1~C15)アルキル、-(CH2)mC(O)O(C1~C15)アルキルアリール(ここでmは、1~8から選択される整数である)および-P(O)(OH)OP(O)(OH)2、内部もしくは外部対イオンから選択され;
- R12は、水素、(C1~C10)アルキル、(C2~C8)アルケニル、(C2~C8)アルキニル、(C1~C10)ハロアルキル、(C3~C10)シクロアルキル、(C3~C10)シクロヘテロアルキル、(C5~C12)アリール、(C1~C4)アルキル-(C5~C12)アリールおよび(C5~C12)ヘテロアリールから選択され;ここで前記アリールもしくはヘテロアリール基は、ハロゲン、トリフルオロメチル、(C1~C6)アルキル、(C1~C6)アルコキシおよびシアノから選択される1つもしくは2つの基で場合により置換され;
- R13およびR14は、独立して、H、(C1~C8)アルキルおよび(C1~C8)アルキル-(C5~C12)アリールから選択され;
- RαおよびRα’は、独立して、水素、(C1~C10)アルキル、(C2~C10)アルケニル、(C2~C10)アルキニル、(C3~C10)シクロアルキル、(C1~C10)チオ-アルキル、(C1~C10)ヒドロキシアルキル、(C1~C10)アルキル-(C5~C12)アリール、(C5~C12)アリール、-(CH2)3NHC(=NH)NH2、(1H-インドール-3-イル)メチル、(1H-イミダゾール-4-イル)メチルおよびタンパク質構成もしくは非タンパク質構成アミノ酸から選択される側鎖から選択され;ここで前記アリール基は、ヒドロキシル、C1~C10アルキル、C1~C6アルコキシ、ハロゲン、ニトロおよびシアノから選択される基によって場合により置換されているか;または
R9およびR10が、それが結合するリン原子と共に、6員環を形成し、ここで-R9-R10-は、-CH2-CH2-CHR-もしくは-O-CH2-CH2-CHR-O-を表し、ここでRは、水素、(C5~C6)アリールおよび(C5~C6)ヘテロアリールから選択され;前記アリールもしくはヘテロアリール基は、ハロゲン、トリフルオロメチル、(C1~C6)アルキル、(C1~C6)アルコキシおよびシアノから選択される1つもしくは2つの基で場合により置換され;
X’は、O、CH2、S、Se、CHF、CF2およびC=CH2から選択され;
R1’は、H、アジド、シアノ、(C1~C8)アルキル、(C1~C8)チオ-アルキル、(C1~C8)ヘテロアルキルおよびORから選択され;ここでRは、Hおよび(C1~C8)アルキルから選択され;
R2’、R3’、R4’およびR5’は、独立して、H、ハロゲン、アジド、シアノ、ヒドロキシル、(C1~C12)アルキル、(C1~C12)チオ-アルキル、(C1~C12)ヘテロアルキル、(C1~C12)ハロアルキルおよびORから選択され;ここでRは、H、(C1~C12)アルキル、-C(O)(C1~C12)アルキル、-C(O)NH(C1~C12)アルキル、-C(O)O(C1~C12)アルキル、-C(O)アリール、-C(O)(C1~C12)アルキルアリール、-C(O)NH(C1~C12)アルキル-(C5~C12)アリール、-C(O)O(C1~C12)アルキル-(C5~C12)アリールおよび-C(O)CHRAANH2から選択され;ここでRAAは、タンパク質構成アミノ酸から選択される側鎖であり;
R6’は、H、アジド、シアノ、(C1~C8)アルキル、(C1~C8)チオ-アルキル,(C1~C8)ヘテロアルキルおよびORから選択され;ここでRは、Hおよび(C1~C8)アルキルから選択され;
R8’は、H、OR、NHR15’、NR15’R16’、NH-NHR15’、SH、CN、N3およびハロゲンから選択され;ここでR15’およびR16’は、独立して、H、(C1~C8)アルキルおよび(C1~C8)アルキルアリールから選択され;
Y’は、CH、CH2、C(CH3)2およびCCH3から選択され;
nは、1~3から選択される整数であり;
R8は、H、OR、NHR15、NR15R16、NH-NHR15、SH、CN、N3およびハロゲンから選択され;ここでR15およびR16は、独立して、H、(C1~C8)アルキルおよび(C1~C8)アルキルアリールから選択され;
Yは、CH、CH2、C(CH3)2およびCCH3から選択され;
X’は、O、CH2およびSから選択され、好ましくはX’は、Oであり;
R1’は、水素およびOHから選択され、好ましくはR1’は、水素であり;
R2’、R3’、R4’およびR5’は、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、(C1~C12)アルキルおよびORから選択され;ここでRは、本明細書の上記の通りであり、好ましくはR2’、R3’、R4’およびR5’は、独立して、水素、ヒドロキシル、およびORから選択され;ここでRは、本明細書の上記の通りであり、より好ましくはR2’、R3’、R4’およびR5’は、独立して、水素およびOHから選択され;
R6’は、水素およびOHから選択され、好ましくはR6’は、水素であり;
R8’は、H、OR、およびNR15’R16’から選択され;ここでR15’およびR16’は、本明細書の上記の通りであり、好ましくはR8’は、NHR15であり;ここでR15’は、本明細書の上記の通りであり、より好ましくはR8’は、NH2であり;
Y’は、CHおよびCH2から選択され;
nは、1~3から選択される整数であり;
R7は、
XおよびX’は、独立して、O、CH2およびSから選択され、好ましくはXおよびX’は、Oであり;
R1およびR1’は、独立して、水素およびOHから選択され、好ましくはR1およびR1’は、水素であり;
R2、R3、R4、R5、R2’、R3’、R4’およびR5’は、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、(C1~C12)アルキルおよびORから選択され;ここでRは、本明細書の上記の通りであり、好ましくはR2、R3、R4、R5、R2’、R3’、R4’およびR5’は、独立して、水素、ヒドロキシル、およびORから選択され;ここでRは、本明細書の上記の通りであり、より好ましくはR2、R3、R4、R5、R2’、R3’、R4’およびR5’は、独立して、水素およびOHから選択され;
R6およびR6’は、独立して、水素およびOHから選択され、好ましくはR6およびR6’は、水素であり;
R8およびR8’は、独立して、H、OR、およびNR15’R16’から選択され;ここでR15’およびR16’は、本明細書の上記の通りであり、好ましくはR8およびR8’は、NHR15であり;ここでR15’は、本明細書の上記の通りであり、より好ましくはR8およびR8’は、NH2であり;
YおよびY’は、独立して、CHおよびCH2から選択され;
nは、1~3から選択される整数であり;
式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R8、X、Y、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R8、Y、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、R2、R3、R4、R5、R6、R8、Y、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、R2、R5、R6、R8、Y、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、R6、R8、Y、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、R8、Y、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、Y、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R8、X、Y、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R8、Y、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、R2、R3、R4、R5、R6、R8、Y、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、R2、R5、R6、R8、Y、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、R6、R8、Y、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、R8、Y、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、Y、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、R1、R1’、R2、R2’、R3、R3’、R4、R4’、R5、R5’、R6、R6’、R8、R8’、X、X’、Y、Y’、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、R1、R1’、R2、R2’、R3、R3’、R4、R4’、R5、R5’、R6、R6’、R8、R8’、Y、Y’、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、R2、R2’、R3、R3’、R4、R4’、R5、R5’、R6、R6’、R8、R8’、Y、Y’、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、R2、R2’、R5、R5’、R6、R6’、R8、R8’、Y、Y’、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、R6、R6’、R8、R8’、Y、Y’、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、R6、R6’、R8、R8’、Y、Y’、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、Y、Y’、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
式中、
化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物である。
別の態様によれば、本発明は、本明細書の上記の式(I)の化合物の調製のための方法に関する。
上述の通り、薬物誘発毒性、特に抗悪性腫瘍薬誘発毒性の処置にはアンメットニーズがある。したがって、本発明の目的は、薬物誘発毒性、特に抗悪性腫瘍薬誘発毒性の処置を、それを必要とする対象に提供することである。特に本発明は、それを必要とする対象における薬物誘発毒性、特に抗悪性腫瘍薬誘発毒性の処置への使用のための、本明細書の上記で定義されたニコチンアミドモノヌクレオチド誘導体に関する。
一実施形態によれば、毒性は、抗悪性腫瘍薬;抗うつ薬;抗レトロウイルス薬;抗糖尿病薬;抗高血圧剤;抗不整脈剤;CNS刺激剤;抗マラリア薬;シクロスポリンなどの免疫抑制剤;ケトコナゾールなどの抗真菌剤;サイトカイン;インターフェロン;アナボリックステロイド;エフェドリンなどのアドレナリン作動性刺激剤;カテコールアミンなどの神経修飾剤;NAISDなどのCOX阻害剤、およびその混合物から選択されるクラスの少なくとも1種の薬物により引き起こされる。
- アントラサイクリン類、例えばドキソルビシン、ブレオマイシン、アクチノマイシンD、ダウノルビシン、エピルビシン、イダルビシン、マイトマイシン、ミトキサントロン、プリカマイシンおよびバルルビシン;
- アルキル化剤、例えばアルトレタミン、ベンダムスチン、ブスルファン、カルムスチン、クロラムブシル、シクロホスファミド、ダカルバジン、イフォスファミド、ロムスチン、メクロレタミン、メルファラン、プロカルバジン、ストレプトゾシン、テモゾロミド、チオテパ、トラベクテジン、白金配位錯体、カルボプラチン、シスプラチンおよびオキサリプラチン;
- タキサン類、例えばカバジタキセル、ドセタキセルおよびパクリタキセル;
- トポイソメラーゼ阻害剤、例えばエトポシド、イリノテカン、テニポシド、トポテカン;
- 代謝拮抗薬:例えば、葉酸拮抗薬:メトトレキサート、プレメトレキセド、プララトレキサートおよびトリメトレキサート;プリン類似体:アザチオプリン、クラドリビン、フルダラビン、メルカプトプリンおよびチオグアニン;およびピリミジン類似体:アザシチジン、カペシタビン、シタラビン、デシタビン、フロキシウリジン、5-フルオロウラシル、ゲムシタビンおよびトリフルリジン/チプラシル;
- タンパク質キナーゼ阻害剤、例えばアベマシクリブ、アカラブルチニブ、アファチニブ、アレクチニブ、アキシチニブ、ビニメチニブ、ボルテゾミブ、ボスチニブ、ブリガチニブ、カボザンチニブ、カルフィルゾミブ、セリチニブ、コビメチニブ、コパンリシブ、クリゾチニブ、ダブラフェニブ、ダコミチニブ、ダサチニブ、デュベリシブ、エナシデニブ、エンコラフェニブ、エルロチニブ、ゲフィチニブ、ギルテリチニブ、グラスデギブ、イブルチニブ、イデラリシブ、イマチニブ、イボシデニブ、イキサゾミブ、ラパチニブ、ラロトレクチニブ、レンバチニブ、ロルラチニブ、ミドスタウリン、ネラチニブ、ニロチニブ、ニラパリブ、オラパリブ、オシメルチニブ、パルボシクリブ、パゾパニブ、ポナチニブ、レゴラフェニブ、リボシクリブ(Ribocicib)、ルカパリブ、ルキソリチニブ、ソニデギブ、ソラフェニブ、スニチニブ、タラゾパリブ、トラメチニブ、バンデタニブ、ベムラフェニブおよびビスモデギブ;
- 生体応答調整剤、例えばアルデスロイキン(IL-2)、デニロイキン・ジフチトクスおよびインターフェロンガンマ;
- ヒストンデアセチラーゼ阻害剤、例えばベリノスタット、パノビノスタット、ロミデプシンおよびボリノスタット、
- ホルモン剤、例えば抗アンドロゲン薬:アビラテロン、アパルタミド、ビカルタミド、シプロテロン、エンザルタミド、フルタミドおよびニルタミド;抗エストロゲン薬(アロマターゼ阻害剤を含む):アナストロゾール、エキセメスタン、フルベストラント、レトロゾール、ラロキシフェン、タモキシフェンおよびトレミフェン;ゴナドトロピン放出ホルモン類似体:デガレリクス、ゴセレリン、ヒストレリン、ロイプロチドおよびトリプトレリン;およびペプチドホルモン類:ランレオチド、オクトレオチドおよびパシレオチド、
- モノクローナル抗体、例えばアレムツズマブ、アテゾリズマブ、アベルマブ、ベバシズマブ、ブリナツモマブ、ブレンツキシマブ、セミプリマブ、セツキシマブ、ダラツムマブ、ジヌツキシマズ、デュルバルマブ、エロツズマブ、ゲムツズマブ、イノツズマブ、オゾガマイシン、イピリムマブ、モガムリズマブ、モキセツモマブ、パスドトックス、ネシツムマブ、ニボルマブ、オファツムマブ、オララツマブ、パニツムマブ、ペムブロリズマブ、ペルツズマアブ、ラムシルマブ、リツキシマブ、トシツモマブ、およびトラスツズマブ、
- ビンカアルカロイド、例えばビンブラスチン、ビンクリスチン、ビノレルビン;ならびに
- 他の抗がん剤、例えばマイトマイシン、ボルテゾミブ、エストラムスチン、イキサベピロン、アスパラギナーゼ(ペガスパルガーゼ)、ベキサロテン、エリブリン、エベロリムス、ヒドロキシウレア、イキサベピロン、レナリドミド、ミトタン、オマセタキシン、ポマリドミド、タグラクソフスプ、テロトリスタット、テムシロリムス、サリドマイドおよびベネトクラクス、
が挙げられる。
- 三環系抗うつ薬、例えばアミトリプチリン、クロミプラミン、アモキサピン、デシプラミン、ドキセピン、イミプラミン、ノルトリプチリン、プロトリプチリンおよびトリミプラミン;
- 四環系抗うつ薬、例えばアモキサピン、マプロチリン、ミアンセリン、ミルタザピン、およびセプチリン;
- 選択的セロトニン再取り込み阻害剤、例えばシタロプラム、エスシタロプラム、フルオキセチン、フルオキセチン、フルボキサミン、パロキセチンおよびセルトラリン;
- セロトニン-ノルエピネフリン再取り込み阻害剤、例えばデスベンラファキシン、デュロキセチン、レボミルナシプラン、ミルナシプランおよびベンラファキシン;
- セロトニン調節剤および刺激剤、例えばビラゾドンおよびボルチオキセチン
- セロトニンアンタゴニストおよび再取り込み阻害剤、例えばネファゾドンおよびトラゾドン;
- ノルエピネフリン再取り込み阻害剤、例えばアトモキセチン、レボキセチン、テニロキサジン、およびビロキサジン;
- ノルエピネフリン-ドーパミン再取り込み阻害剤、例えばブプロピオン;
- モノアミンオキシダーゼ阻害剤、例えばイソカルボキサジド、フェネルジンおよびトラニルシプロミン、
が挙げられる。
- ニフェジピンなどのジヒドロピリジン;ベラパミルなどのフェニルエチルアミン;およびジルリチアゼムなどのベンゾチアゼピン(benzothizepine)から選択されるクラスのカルシウムチャネルブロッカー;
- イソプロテレノールなどのベータアドレノセプターアンタゴニスト、
が挙げられる。
好ましくは治療的および/または防止的処置を必要とする対象は、温血動物、より好ましくはヒトである。一実施形態によれば、対象は、雄性である。一実施形態によれば、対象は、雌性である。
- 330ms未満のQTc=QT極短縮(very short QT);
- 330ms~370mの間のQTc=QT短縮;
- 370ms~400msの間のQTc=正常QT;
- 400ms~460msの間のQTc=QT延長の可能性;
- 460ms~470msの間のQTc=QT延長;および
- 470msを超えるQTc=QT極延長(very long QT)。
(1)急性心毒性、即ち、処置の間または直後に起こり、化学療法処置を中止した場合に1週間以内に再発し得る心収縮の抑制を特徴とする;
(2)早発性慢性進行性心毒性、即ち、化学療法処置の完了後1年以内の収縮期または拡張期心室機能不全を特徴とする;
(3)後発性慢性進行性心毒性、即ち、化学療法処置の完了後1年より長い潜伏期間の後の心機能不全を特徴とする。
一実施形態によれば、上記のニコチンアミドモノヌクレオチド誘導体の使用は、薬物誘発毒性、特に抗悪性腫瘍薬誘発毒性、より具体的には抗悪性腫瘍薬誘発心毒性の症状の1つまたは複数を防止、低減、緩和、および/または緩徐化する(低下させる)。
本明細書の上記の本発明の化合物は、経口、非経口(例えば、筋肉内、腹腔内、静脈内、ICV、脳槽内注射もしくは輸液、皮下注射、または埋込み)により、吸入スプレーにより、鼻腔、直腸、舌下、または局所投与経路により投与されてもよく、各投与経路に適当な従来の非毒性の薬学的に許容される担体、アジュバントおよびビヒクルを含有する適切な投与単位製剤中に、単独で、または共に製剤化されてもよい。マウス、ラット、ウマ、ウシ、ヒツジ、イヌ、ネコ、サルなど温血動物の処置に加え、本発明の化合物は、ヒトにおける使用にとって有効である。本発明の化合物の投与のための医薬組成物は、投与単位剤形中で提示されてもよく、薬学技術分野で周知の方法のいずれかにより調製されてもよい。方法は全て、1種または複数の補助成分を構成する担体と活性成分を会合させるステップを含む。一般に医薬組成物は、活性成分を液体担体または微粉化固体担体またはその両方と均一かつ十分に会合させ、その後、必要に応じて生成物を所望の製剤へと成形することにより、調製される。医薬組成物において、目的の活性化合物は、工程または疾患の状態に所望の影響を生じるのに充分な量で含まれる。本明細書で用いられる用語「組成物」は、指定された量の指定された成分を含む生成物、および指定された量の指定された成分の組合せから直接的または間接的に得られた任意の生成物を包含する。
毒性、好ましくは心毒性の処置において、本発明のニコチンアミドモノヌクレオチド誘導体のための適当な投与レベルは一般に、単一または複数の用量で投与され得る、約0.01~500mg/kg患者体重/日であろう。好ましくは投与レベルは、約0.1~約350mg/kg/日;より好ましくは約0.5~約100mg/kg/日であろう。適切な投与レベルは、約0.01~250mg/kg/日、約0.05~100mg/kg/日、または約0.1~50mg/kg/日であってもよい。この範囲内において、投与量は、0.05~0.5、0.5~5または5~50mg/kg/日であってもよい。経口投与では、組成物は、投与量を処置される患者の症状に合わせて調整するために、好ましくは1.0~1000ミリグラムの活性成分、特に1.0、5.0、10.0、15.0、20.0、25.0、50.0、75.0、100.0、150.0、200.0、250.0、300.0、400.0、500.0、600.0、750.0、800.0、900.0、および1000.0ミリグラムの活性成分を含有する錠剤の形態で提供される。
本発明のニコチンアミドモノヌクレオチド誘導体は、治療的および/または防止的処置を必要とする対象において単剤療法または併用療法で用いられてもよい。したがって第一の実施形態によれば、本発明の使用のためのニコチンアミドモノヌクレオチド誘導体は、任意の他の活性成分を含まずに対象に投与される。第二の実施形態によれば、本発明の使用のためのニコチンアミドモノヌクレオチド誘導体は、少なくとも1種の他の活性成分と併用して対象に投与される。
本発明の別の目的は、本明細書の上記の本発明のニコチンアミドモノヌクレオチド誘導体を含む第一の部品と、別の活性成分、例えば天然抽出物;抗悪性腫瘍薬;抗うつ薬;抗レトロウイルス薬;ベータブロッカー;抗糖尿病薬;利尿剤;抗高血圧剤;抗不整脈剤;CNS刺激剤;抗マラリア薬;免疫抑制剤;抗真菌剤;サイトカイン;インターフェロン;アナボリックステロイド;アドレナリン作動性刺激剤;神経修飾剤;COX阻害剤;アンギオテンシン変換酵素阻害剤;アンギオテンシン受容体ブロッカー;ラノラジン;メトホルミン;電解質コルチコイド受容体アンタゴニスト;ヒドロキシメチルグルタリルコエンザイムAリダクターゼ阻害剤;ケルセチンの自己ナノ乳化製剤などの抗酸化剤;Q10コエンザイム;ビタミンE;L-カルニチン;ステロイド;シクロスポリン;ミコフェノール酸モフェチル;インフルキシマブまたはエタネルセプトなどの抗TNF薬;Sraninkaなどの抗IL1;Gleevecなどの抗PGF;リツキシマブなどの抗CD20;マルトール;PTEN修飾剤;ノビレチン;ピロロキノリンキノン;ウロリチンから選択される活性成分を含む第二の部品と、を含む部品キットである。
本発明はまた、本明細書の上記の抗悪性腫瘍薬誘発毒性の処置における、本明細書の上記のニコチンアミドモノヌクレオチド誘導体またはその医薬組成物の使用に関する。
材料と方法
全ての材料を、販売元から得て、さらに精製されずに使用した。薄層クロマトグラフィーは、Merkからのシリカゲル60F254のTLCプラスチックシート(層厚0.2mm)で実施した。カラムクロマトグラフィー精製は、シリカゲル60(70~230メッシュ、ASTM、Merk)で行った。融点は、デジタル融点装置(Electrothermal IA 8103)で決定し、修正しないままであるか、またはKoflerベンチ型WME(Wagner & Munz)で決定した。IR、1H、19Fおよび13C NMRスペクトルは、全ての化合物の構造を確認した。IRスペクトルは、Perkin Elmer Spectrum 100 FT-IR分光計で記録し、NMRスペクトルは、溶媒としてCDCl3、CD3CN、D2OまたはDMSO-d6を用い、Bruker AC 300、Advance DRX 400およびAdvance DRX 500分光計により、1Hスペクトルに関して、13Cスペクトルに関しては75または100MHzで、ならびに19Fスペクトルに関して282または377MHzで記録した。化学シフト(δ)は、間接的に(i)1Hに関してCHCl3(δ7.27)および(ii)13Cに関してCDCl3(δ77.2)のシグナル、ならびに直接的に(iii)19FではCFCl3(内部標準)(δ0)のシグナルに対する百万分率で表した。化学シフトは、ppmで与えられ、ピーク多重度は、以下の通り称される:s=一重線、br d=幅広一重線、d=二重線、dd=二重線の二重線、t=三重線、q=四重線、quint=五重線、m=多重線)。高分解能質量分析(HRMS)を、「Service sentral d’analyse de Solaize」(Centre national de la recherche scientifique)から得て、エレクトロスプレーTOFイオン化(ESI-TOF)を利用してWaters分光計で記録した。
ステップ1:式(A-l-i)の化合物の合成
式(D-i)の化合物(1.0当量)を、ジクロロメタンに溶解する。式(E-i)のニコチンアミド(1.5当量)およびTMSOTf(1.55当量)を、室温で添加する。反応混合物を、加熱還流し、反応が完了するまで撹拌する。混合物を室温まで冷却し、濾過する。濾液を濃縮乾固して四酢酸塩(A-l-i)を与える。
四酢酸塩(A-l-i)をメタノールに溶解し、-10℃に冷却する。-10℃のメタノール(3.0当量)中の4.6Mアンモニアを添加し、反応が完了するまで、混合物をこの温度で撹拌する。Dowex HCR(H+)樹脂を、pH6~7になるまで添加する。反応混合物を0℃に加熱し、濾過する。樹脂を、メタノールとアセトニトリルの混合物で洗浄する。濾液を濃縮乾固する。残渣をアセトニトリルに溶解し、濃縮乾固する。残渣をアセトニトリルに溶解され、化合物005の溶液を与える。
アセトニトリル中の粗化合物005の溶液を、リン酸トリメチル(10.0当量)で希釈する。アセトニトリルを真空下で蒸留し、混合物を-10℃に冷却する。オキシ塩化リン(4.0当量)を10℃で添加し、反応が完了するまで、混合物を10℃で撹拌する。
先のステップ3で得られた混合物を、アセトニトリルと水の50/50混合物の添加後のメチルtert-ブチルエーテルの添加により、加水分解する。混合物を濾過し、固体を水に溶解する。水溶液を重炭酸ナトリウムの添加により中和し、ジクロロメタンで抽出する。水相を濃縮乾固し、化合物001と化合物009の粗製の混合物を与える。
オキシ塩化リン(3.0当量)を、-5℃でリン酸トリメチル(20.0当量)に添加する。β-NRクロリド(β-NMN chloride)(1.0当量)を、-5℃で少しずつ添加し、反応混合物を-5℃で一晩撹拌する。モルホリン(3.0当量)を-10/0℃で滴加し、混合物を2~3時間撹拌する。α-NMN(化合物002)(1.0当量)をその後、-5℃で少しずつ添加し、反応混合物を-5℃で一晩撹拌する。加水分解を、-10/0℃での水(5容量)の滴加により実施し、混合物を10~15℃で完全に均質化するまで撹拌する。その後、反応混合物をジクロロメタン(6×10容量)で抽出し、水相をギ酸塩形態のPurolite A600E樹脂(POCl3から生じたHClを中和するための理論量)を通した溶出により中和する。その後、溶離液を45/50℃で真空濃縮し、αβ-ジNMN(化合物010)を含有する粗製物を与える。100~200メッシュH+形態のDowex 50wx8樹脂を通した水での溶出により、一部の不純物の除去が可能になる。化合物010を含有する画分をひとまとめにし、45~50℃で真空濃縮する。その後、粗製物を、10mM NaH2PO4水溶液で溶出するLuna Polar RP 10μm固定相での分取クロマトグラフィーにより精製する。純粋な画分をひとまとめにし、H+形態のPurolite C100EH樹脂(Na+をH+により完全に交換するのに必要となる量)により水で溶出し、その後、酢酸形態のPurolite A600E樹脂(H2PO4 -を酢酸塩により完全に交換するのに必要となる量)で溶出する。溶離液を真空濃縮し、残渣を凍結乾燥して、化合物010を白色固体として生成する。
128.54(CH),132.44(Cq),133.81(Cq),139.85(CH),140.92(CH),142.50(CH),143.49(CH),145.06(CH),145.97(CH),165.64(Cq),165.88(Cq);MS(ES+):m/z=122.8[Mニコチンアミド+H]+,650.9[M+H]+。
オキシ塩化リン(3.0当量)を、-5℃でリン酸トリメチル(20.0当量)に添加する。α-NRクロリド(1.0当量)を-5℃で少しずつ添加し、反応混合物を-5℃で一晩撹拌する。モルホリン(3.0当量)を-10/0℃で滴加し、混合物を2~3時間撹拌する。α-NMN(化合物002)(1.0当量)をその後、-5℃で滴加し、反応混合物を-5℃で一晩撹拌する。加水分解を、-10/0℃での水(5容量)の滴加により実施し、混合物を10~15℃で完全に均質化するまで撹拌する。その後、反応混合物をジクロロメタン(6×10容量)で抽出し、水相をギ酸塩形態のPurolite A600E樹脂(POCl3から生じたHClを中和するための理論量)を通した溶出により中和する。その後、溶離液を45/50℃で真空濃縮し、αα-ジNMN(化合物011)を含有する粗製物を与える。100~200メッシュH+形態のDowex 50wx8樹脂を通した水での溶出により、一部の不純物の除去が可能になる。化合物011を含有する画分をひとまとめにし、45~50℃で真空濃縮する。その後、粗製物を、10mM NaH2PO4水溶液で溶出するLuna Polar RP 10μm固定相での分取クロマトグラフィーにより精製する。純粋な画分をひとまとめにし、H+形態のPurolite C100EH樹脂(Na+をH+により完全に交換するのに必要となる量)により水で溶出し、その後、酢酸形態のPurolite A600E樹脂(H2PO4 -を酢酸塩により完全に交換するのに必要となる量)で溶出する。溶離液を真空濃縮し、残渣を凍結乾燥して、化合物011を白色固体として生成する。
本試験の目的は、ドキソルビシンにより誘発された心毒性の進行における180mg/kgの化合物001、010および011のi.p.投与の効果を評価することであった。
材料
動物:到着時8週齢の雄性マウス76匹を、フランスのLe Genest St Isle, 53941 St BerthevinにあるJanvier Labsから得た。各動物を、電子チップで同定した。各ケージを、番号づけした。動物の番号/ケージおよびケージ数に基づいて、動物を群の名称およびマウス番号を含む特有の番号に割り付けた。実験動物を飼育するケージを同定するために用いられたマッチングカードは、以下の情報を含んだ:実験の名称、実験の数およびケージ番号
1.製剤の調製
化合物001、010および011(180mg/kg)の粉末を、ビヒクルに溶解した(溶液は、室温で最大1日間使用する)。各投与のための新鮮な試料を、週末(溶液を、土曜日に調製し、土曜日および日曜日に使用した)以外に毎日調製した。
心毒性を、20mg/kgのドキソルビシン(DOX)の単回腹腔内注射により誘発した。ドキソルビシンを2mg/mLで調製し、投与容量は10mL/kgであった。
群の説明:
群1:ビヒクル(i.p.)
群2:ドキソルビシン(20mg/kg)
群3:ドキソルビシン(20mg/kg)+化合物001 180mg/kg
群4:ドキソルビシン(20mg/kg)+化合物010 180mg/kg
群5:ドキソルビシン(20mg/kg)+化合物011 180mg/kg
各群は、マウス14~24匹を含む。
D0にマウスに、腹腔内経路によりDOX(20mg/kg)を投与した。
化合物001、010および011による処置を、DOX注射の5日前からD5~D0に1日1回開始した。
体重を、登録時およびD5に評価した。
後眼窩血液採取を、登録時ならびにDOX誘発後1および5日目に実施して、バイオマーカー(特にLDH)を評価した。
D5に、心臓および脛骨を採取した。
心電図検査(ECG)を、非侵襲性二次元心電図検査(VF16-5プローブ、Siemens、Acuson NX3 Elite)を用いて、麻酔(イソフルラン1.5~2%)を受けた動物においてドキソルビシン注射の5日後に実施した。腰の体毛を除去した後、心臓の多数の画像を、傍胸骨長軸および単軸像の両方で得る。
- 左室(LV)収縮末期および拡張末期内径;
- LV収縮末期および拡張末期容積
- 内径短縮率;
- 心拍数;ならびに
- 拡張期および収縮期の前および後壁厚。
1.生存率
図1は、DOX(20mg/kg)によって誘発したマウスまたは誘発しなかったマウスの、ドキソルビシン注射の5日後の生存率%を示す。
図2Aは、生理食塩液またはDOX(20mg/kg)の注射前(淡灰色の記号)および注射の5日後(暗灰色の記号)の、化合物001、010および011(180mg/kg)またはビヒクルによって処置したマウスの体重変化を示す。
3.1.左室拡張/収縮末期容積および駆出率
図3は、化合物001、010および011による処置を含む、および含まない生理食塩液またはDOX(20mg/kg)注射の5日後の左室(LV)拡張末期容積(図3A)および収縮末期容積(図3B)および駆出率(図3C)を示す。
図4は、生理食塩液またはDOX(20mg/kg)注射の5日後のLV拡張末期および収縮末期径(それぞれ図4Aおよび4B)、内径短縮率(図4C)、および心拍数(図4D)を示す。
図5は、生理食塩液またはDOX(20mg/kg)注射の5日後の収縮期および拡張期のLV前壁厚(それぞれ図5Aおよび5B)ならびに収縮期および拡張期のLV後壁厚(それぞれ図5Cおよび5D)を示す。
図6は、生理食塩液またはDOX(20mg/kg)注射の5日後の心臓重量(図6A)および脛骨長に対して正規化した心重量(図6B)を示す。
図7は、生理食塩液またはDOX(20mg/kg)注射の5日後のマウス血漿中のLDH濃度(U/L、図7A)およびLDH(倍率変化、図7B)を示す。
総括すると、結果から、ドキソルビシンは、心筋収縮および心充満の障害を特徴とする新機能不全に加え、心臓損傷を誘発することが示された。ドキソルビシンはまた、高い死亡率および強い体重減量ももたらした。
Claims (9)
- 抗悪性腫瘍薬誘発心毒性の処置における使用のための医薬組成物であって、式(I)の化合物
またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物
(式中、
Xは、Oであり;
R1は、Hであり;
R2、R3、R4およびR5は、独立して、Hおよびヒドロキシルから選択され;
R6は、Hであり;
R7は、P(O)R9R10 および
から選択され;ここで、
R9およびR10は、独立して、OHおよびOR11 から選択され;ここで
- R11は、(C1~C10)アルキル、(C3~C10)シクロアルキル、(C5~C12)アリール、(C1~C10)アルキル-(C5~C12)アリール、置換(C5~C12)アリール、(C1~C10)ヘテロアルキル、(C1~C10)ハロアルキル、-(CH2)mC(O)(C1~C15)アルキル、-(CH2)mOC(O)(C1~C15)アルキル、-(CH2)mOC(O)O(C1~C15)アルキル、-(CH2)mSC(O)(C1~C15)アルキル、-(CH2)mC(O)O(C1~C15)アルキル、-(CH2)mC(O)O(C1~C15)アルキル-(C5~C12)アリール(ここでmは、1~8から選択される整数である)および-P(O)(OH)OP(O)(OH)2、ならびに内部もしくは外部対イオンから選択され;
X’は、Oであり;
R1’は、Hであり;
R2’、R3’、R4’およびR5’は、独立して、Hおよびヒドロキシルから選択され;
R6’は、Hであり;
R8’は、NH 2 であり;
Y’は、CHおよびCH 2 から選択され;
nは、2であり;
は、結合点を表し;
は、Y’に応じて単結合または二重結合を表し;
は、R1’の位置に応じてアルファまたはベータアノマーを表し;
R8は、NH 2 であり;
Yは、CHおよびCH 2 から選択され;
は、Yに応じて単結合または二重結合を表し;
は、R1の位置に応じてアルファまたはベータアノマーを表す)
を含む、医薬組成物。 - R3およびR4が、同一であり、水素を表す、請求項1に記載の使用のための医薬組成物。
- R2およびR5が、同一であり、OHを表す、請求項1または2に記載の使用のための医薬組成物。
- 前記化合物が、
ならびにその薬学的に許容される塩および溶媒和物から選択される、請求項1~3のいずれか1項に記載の使用のための医薬組成物。 - 前記心毒性が、アントラサイクリン類、アルキル化剤、タキサン類、代謝拮抗薬、生体応答調整剤、ヒストンデアセチラーゼ阻害剤、ホルモン剤、ビンカアルカロイド、トポイソメラーゼ阻害剤、モノクローナル抗体、チロシンキナーゼ阻害剤およびその混合物から選択される抗悪性腫瘍薬により誘発される、請求項1~4のいずれか1項に記載の使用のための医薬組成物。
- 前記心毒性が、ドキソルビシン、ダウノルビシン、エピルビシン、イダルビシン、ブレオマイシン、マイトマイシン、ミトキサントロン、プリカマイシンおよびバルルビシンから選択されるアントラサイクリンにより誘発される、請求項1~5のいずれか1項に記載の使用のための医薬組成物。
- 前記心毒性が、ドキソルビシンにより誘発される、請求項1~請求項6のいずれか1項に記載の使用のための医薬組成物。
- 前記心毒性が、心不全、左室不全、心筋虚血、心筋梗塞、QT延長、トルサード・ド・ポワント、不整脈、心膜炎、心筋炎、徐脈、高血圧および血栓塞栓症から選択される心毒性である、請求項1~7のいずれか1項に記載の使用のための医薬組成物。
- 天然抽出物;抗悪性腫瘍薬;抗うつ薬;抗レトロウイルス薬;ベータブロッカー;抗糖尿病薬;利尿剤;抗高血圧剤;抗不整脈剤;CNS刺激剤;抗マラリア薬;免疫抑制剤;抗真菌剤;サイトカイン;インターフェロン;アナボリックステロイド;アドレナリン作動性刺激剤;神経修飾剤;COX阻害剤;アンギオテンシン変換酵素阻害剤;アンギオテンシン受容体ブロッカー;ラノラジン;メトホルミン;電解質コルチコイド受容体アンタゴニスト;ヒドロキシメチルグルタリルコエンザイムAリダクターゼ阻害剤;ケルセチンの自己ナノ乳化製剤などの抗酸化剤;Q10コエンザイム;ビタミンE;L-カルニチン;ステロイド;シクロスポリン;ミコフェノール酸モフェチル;インフルキシマブまたはエタネルセプトなどの抗TNF薬;Sraninkaなどの抗IL1;Gleevecなどの抗PGF;リツキシマブなどの抗CD20;マルトール;PTEN修飾剤;ノビレチン;ピロロキノリンキノン;ウロリチンから選択される少なくとも1種の活性成分をさらに含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の使用のための医薬組成物。
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