JP7842226B2 - 補助情報設定支援装置 - Google Patents

補助情報設定支援装置

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Description

本発明は、補助情報設定支援装置に関する。
通常、工作機械やロボット等の産業機械では、備え付けのキーボードから任意の数字およびアルファベットを入力して、用途・目的別にプログラムに名前やコメント等の補助情報を付ける。
ただし、加工現場では、立ったまま画面を操作することが多く、あまり多くの文字列を入力することは好まれない。また、通常、産業機械の備え付けキーボードは加工等の操作に特化したものになっており、通常のコンピュータ(PC)に付属のキーボードのように長く込み入った文字列を入力することが困難な場合が多くある。
そのため、プログラムに対して、作業者は数字とアルファベットのみを使った短い長さの単純な名前やコメント等を付ける傾向があり、十分な表現力を持つ情報を持たせることが難しい。
例えば、使用する可能性のある単語や文章を用意し、それらを作業者に選択させ組み合わせることで新たな文字列を作成する方法の技術が知られている。例えば、特許文献1参照。
特開平8-125603号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、産業機械上で扱う機能や状態の数が多いため、それらの中から必要な単語を探し出すのに手間がかかる場合がある。
また、プログラムに対して十分な表現力を持つ補助情報を付与することができないため、後日、それが何をするためのプログラムだったかがわからなくなり、目的のプログラムをすぐに見つけることができないことがある。
そこで、プログラムの名前やプログラムの行毎のコメントに対して十分な表現力を持つ補助情報を容易に付与できることが望まれている。
本開示の補助情報設定支援装置の一態様は、産業機械で使用するプログラムに付与するプログラム名及びコメントに関する補助情報の設定を支援する補助情報設定支援装置であって、前記産業機械の機械の状態及び/又は前記プログラムに含まれる指令に基づいて、前記補助情報を生成するための定型文毎、及び前記定型文に当てはめる単語毎の優先度を決定する優先度決定情報を記憶する記憶部と、前記優先度決定情報と前記産業機械の機械の状態及び前記プログラムとに基づいて、前記補助情報に使用する前記定型文と前記単語とを優先度の順に提示する提示部と、を備える。
一態様によれば、プログラムの名前やプログラムの行毎のコメントに対して十分な表現力を持つ補助情報を容易に付与できる。
一実施形態に係る補助情報設定支援装置の機能ブロック構成の図である。 定型文テーブルの一例を示す図である。 単語テーブルの一例を示す図である。 評価値の高い順に定型文及び単語それぞれを並べた表示画面の一例を示す図である。 ユーザにより選択された定型文及び単語の一例を示す図である。 補助情報設定支援装置の補助情報設定支援処理について説明するフローチャートである。 コメント用の定型文テーブルの一例を示す図である。 コメント用の単語テーブルの一例を示す図である。 加工プログラムの一例を示す図である。 評価値の高い順に定型文及び単語それぞれを並べた表示画面の一例を示す図である。
以下、一実施形態に係る補助情報設定支援装置ついて、図面を参照しながら詳細に説明する。ここでは、産業機械として工作機械に用いる加工プログラムの名前を補助情報として付ける場合を例示する。なお、本発明は、加工プログラムのブロック毎にコメントを補助情報として付ける場合や、ロボットを制御するプログラムの名前を補助情報として付ける場合等に対しても適用可能である。また、本発明は、産業機械として工作機械、産業用ロボット、サービス用ロボット、鍛圧機械及び射出成形機といった様々な機械に対しても適用可能である。
<一実施形態>
図1は、一実施形態に係る補助情報設定支援装置の機能ブロック構成の図である。
図1に示すように、補助情報設定支援装置1は、コンピュータやタブレット端末等であり、制御部10、入力部11、表示部12、及び記憶部13を有する。また、制御部10は、提示部101、選択部102、及び生成部103を有する。
なお、補助情報設定支援装置1は、LAN(Local Area Network)やインターネット等の図示しないネットワークを介して工作機械(図示しない)を制御する数値制御装置(図示しない)と接続されていてもよい。この場合、補助情報設定支援装置1は、かかる接続によって作成した加工プログラムを数値制御装置(図示しない)に送信するための図示しない通信部を備えてもよい。なお、補助情報設定支援装置1は、図示しない接続インタフェースを介して数値制御装置(図示しない)と有線又は無線で直接接続されてもよい。
<入力部11>
入力部11は、例えば、キーボードや、後述する表示部12に配置されたタッチパネル等であり、ユーザからの入力を受け付ける。
<表示部12>
表示部12は、例えば、液晶ディスプレイ等である。表示部12は、後述する提示部101により提示される、加工プログラムの名前(補助情報)の候補となる定型文と単語とを評価値(優先度)が高い順に表示する。
<記憶部13>
記憶部13は、SSD(Solid State Drive)やHDD(Hard Disk Drive)等であり、図示しない工作機械を動作させる加工プログラム等を記憶してもよい。また、記憶部13は、優先度決定情報としての加工プログラムの名前用の定型文テーブル131及び単語テーブル132が記憶される。
図2は、定型文テーブル131の一例を示す図である。
図2に示すように、定型文テーブル131は、「定型文」及び「条件と評価値」の格納領域を有する。
定型文テーブル131内の「定型文」の格納領域には、例えば、「[ ]を開始」、「[ ]を停止」、「[ ]をON」、「[ ]をOFF」、「[ ]を変更」、「[ ]を移動」等の加工プログラム名の候補文である定型文が格納される。なお、「[ ]」の位置には、後述する単語テーブル132の単語が格納される。
定型文テーブル131内の「条件と評価値」の格納領域には、例えば、「return 0」や、「if(currentProgram().contains(“G00”))return 2」等の条件と評価値が定義された評価値情報とを有するスクリプトが格納される。定型文「[ ]を開始」、「[ ]を停止」、「[ ]をON」、「[ ]をOFF」、及び「[ ]を変更」に対する条件のスクリプト「return 0」は、常に評価値として「0」を出力する。一方、定型文「[ ]を移動」に対する条件のスクリプト「if(currentProgram().contains(“G00”))return 2」は、加工プログラムに位置決めのGコード「G00」の指令がある場合、定型文「[ ]を移動」の評価値として「2」を出力する。
図3は、単語テーブル132の一例を示す図である。
図3に示すように、単語テーブル132は、「単語」及び「条件と評価値」の格納領域を有する。
単語テーブル132内の「単語」の格納領域には、例えば、「主軸回転」、「原点復帰」、「暖機運転」、「切削油」、「工具」、「追加加工」、「再開運転」、「ワーク測定」、「AI輪郭制御」、「インチ入力」、及び「工具径入力」等の定型文の「[ ]」の位置に格納される単語が格納される。
単語テーブル132内の「条件と評価値」の格納領域には、例えば、「単語」の格納領域の「主軸回転」に対する条件と評価値が定義された評価値情報とのスクリプト「if(currentProgram().contains(“S¥d+”))return 2」が格納される。「主軸回転」に対する条件のスクリプト「if(currentProgram().contains(“S¥d+”))return 2」は、加工プログラムにSコードの指令が含まれる場合、「主軸回転」の評価値として「2」を出力する。
また、「単語」の格納領域の「原点復帰」に対する条件と評価値が定義された評価値情報とのスクリプト「if(currentPosition()!=originPoint())return 1」及び「if(currentProgram().contains([“G28”,“G29”,“G30.1”]))return 5」が格納される。「原点復帰」に対する条件のスクリプト「if(currentPosition()!=originPoint())return 1」は、工作機械(図示しない)の機械の状態として工具の現在位置が原点にない場合、「原点復帰」の評価値として「1」を出力する。一方、「原点復帰」に対する条件のスクリプト「if(currentProgram().contains([“G28”,“G29”,“G30.1”]))return 5」は、加工プログラムにリファレンス点への自動復帰のGコード「G28」、リファレンス点からの自動復帰のGコード「G29」、又は第2、第3、第4リファレンス点復帰のGコード「G30.1」の指令が含まれる場合、「原点復帰」の評価値として「5」を出力する。
また、「単語」の格納領域の「暖機運転」に対する条件と評価値が定義された評価値情報とのスクリプト「if(uptime().hour()<1)return 3」が格納される。「暖機運転」に対する条件のスクリプト「if(uptime().hour()<1)return 3」は、工作機械(図示しない)の機械の状態が電源投入後1時間以内の場合、「暖機運転」の評価値として「3」を出力する。
また、「単語」の格納領域の「切削油」に対する条件と評価値が定義された評価値情報とのスクリプト「return 0」が格納される。「切削油」に対する条件のスクリプト「return 0」は、「切削油」の評価値として常に「0」を出力する。
また、「単語」の格納領域の「工具」に対する条件と評価値が定義された評価値情報とのスクリプト「if(currentProgram().contains(“T¥d+”))return 5」が格納される。「工具」に対する条件のスクリプト「if(currentProgram().contains(“T¥d+”))return 5」は、加工プログラムにTコードの指令が含まれる場合、「工具」の評価値として「5」を出力する。
また、「単語」の格納領域の「追加加工」に対する条件と評価値が定義された評価値情報とのスクリプト「if(currentProgram().contains(“G01”))return 2」が格納される。「追加加工」に対する条件のスクリプト「if(currentProgram().contains(“G01”))return 2」は、加工プログラムに直線補間のGコード「G01」の指令が含まれる場合、「追加加工」の評価値として「2」を出力する。
また、「単語」の格納領域の「再開運転」に対する条件と評価値が定義された評価値情報とのスクリプト「if(pmcSignal(“X”,8,4)==0)return 2」が格納される。「再開運転」に対する条件のスクリプト「if(pmcSignal(“X”,8,4)==0)return 2」は、工作機械(図示しない)の機械の状態が非常停止中の場合、「再開運転」の評価値として「2」を出力する。
また、「単語」の格納領域の「ワーク測定」に対する条件と評価値が定義された評価値情報とのスクリプト「return 0」が格納される。「ワーク測定」に対する条件のスクリプト「return 0」は、「ワーク測定」の評価値として常に「0」を出力する。
また、「単語」の格納領域の「AI輪郭制御」に対する条件と評価値が定義された評価値情報とのスクリプト「if(currentProgram().contains(“G05”))return 5」が格納される。「AI輪郭制御」に対する条件のスクリプト「if(currentProgram().contains(“G05”))return 5」は、加工プログラムにAI輪郭制御のGコード「G05」の指令が含まれる場合、「AI輪郭制御」の評価値として「5」を出力する。
また、「単語」の格納領域の「インチ入力」に対する条件と評価値が定義された評価値情報とのスクリプト「if(currentProgram().contains([“G20”,“G21”]))return 3」が格納される。「インチ入力」に対する条件のスクリプト「if(currentProgram().contains([“G20”,“G21”]))return 3」は、加工プログラムにインチ入力のGコード「G20」又はメトリック入力のGコード「G21」の指令が含まれる場合、「インチ入力」の評価値として「3」を出力する。
また、「単語」の格納領域の「工具径補正」に対する条件と評価値が定義された評価値情報とのスクリプト「if(currentProgram().contains([“G40”,“G41”,“G42”]))return 5」が格納される。スクリプト「if(currentProgram().contains([“G40”,“G41”,“G42”]))return 5」は、加工プログラムに工具径補正左のGコード「G40」、工具径補正右のGコード「G41」、又は工具径補正+のGコード「G42」の指令が含まれる場合、「工具径補正」の評価値として「5」を出力する。
なお、各単語の評価値の値は、工作機械(図示しない)の状態や加工プログラムに含まれる指令に応じて適宜設定されることが好ましい。
<制御部10>
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、CMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)メモリ等を有し、これらはバスを介して相互に通信可能に構成される、当業者にとって公知のものである。
CPUは補助情報設定支援装置1を全体的に制御するプロセッサである。CPUは、ROMに格納されたシステムプログラム及びアプリケーションプログラムを、バスを介して読み出し、システムプログラム及びアプリケーションプログラムに従って補助情報設定支援装置1全体を制御する。これにより、図1に示すように、制御部10が、提示部101、選択部102、及び生成部103の機能を実現するように構成される。RAMには一時的な計算データや表示データ等の各種データが格納される。また、CMOSメモリは図示しないバッテリでバックアップされ、補助情報設定支援装置1の電源がオフされても記憶状態が保持される不揮発性メモリとして構成される。
提示部101は、加工プログラムの名前用の定型文テーブル131及び単語テーブル132の優先度決定情報と工作機械(図示しない)から取得した機械の状態及び加工プログラムと、に基づいて加工プログラムに付ける補助情報としての名前に使用する定型文と単語とを評価値(優先度)の高い順に提示する。
具体的には、提示部101は、例えば、入力部11を介してユーザから加工プログラムの名前の設定指示を受け付けた場合、記憶部13から定型文テーブル131及び単語テーブル132を読み出す。また、提示部101は、工作機械(図示しない)の機械の状態を数値制御装置(図示しない)から取得するとともに、記憶部13から加工プログラムを読み出す。提示部101は、読み出した定型文テーブル131及び単語テーブル132の「条件と評価値」の格納領域の条件に基づいて、定型文及び単語毎に評価値をそれぞれ算出する。例えば、提示部101は、加工プログラムがTコード「T5」の指令のみの場合、「[ ]を開始」、「[ ]を停止」、「[ ]をON」、「[ ]をOFF」、「[ ]を変更」、及び「[ ]を移動」等の定型文の評価値を「0」と算出する。一方、提示部101は、加工プログラムがTコード「T5」の指令のみの場合、「工具」の単語の評価値を「5」と算出し、他の単語の評価値を「0」と算出する。
なお、提示部101は、条件のスクリプトに一致する項目が複数ある場合、評価値を加算して当該定型文又は単語の評価値とするようにしてもよい。
提示部101は、評価値の高い順に定型文及び単語それぞれを表示部12に表示する。
図4は、評価値の高い順に定型文及び単語それぞれを並べた表示画面の一例を示す図である。
図4に示すように、提示部101は、加工プログラムがTコード「T5」の指令のみの場合、全ての定型文の評価値が「0」であることから、定型文テーブル131と同じ順に候補文である定型文を表示画面に表示する。一方、提示部101は、単語の場合、単語「工具」の評価値が「5」で最も高く、他の単語の評価値が「0」であることから、単語「工具」を最初に表示し他の単語を単語テーブル132と同じ順に表示画面に表示する。
選択部102は、表示部12に表示画面において提示された定型文及び単語を選択する。
例えば、選択部102は、図5に示すように、入力部11を介してユーザの入力操作に基づいて、網掛けで示す定型文「[ ]の変更」及び単語「工具」を選択する。なお、選択部102は、2つ以上の単語が選択されてもよい。
生成部103は、選択された定型文及び単語を含む補助情報を生成する。
具体的には、生成部103は、例えば、選択部102により定型文「[ ]の変更」及び単語「工具」が選択された場合、選択された定型文及び単語を組み合わせて「工具を変更」の補助情報を生成し、加工プログラムの名前として設定する。
<補助情報設定支援装置1の補助情報設定支援処理>
次に、図6を参照しながら、補助情報設定支援装置1の補助情報設定支援処理の流れを説明する。
図6は、補助情報設定支援装置1の補助情報設定支援処理について説明するフローチャートである。ここで示すフローは、ユーザから補助情報生成指示を受け付ける度に実行される。
ステップS1において、提示部101は、定型文テーブル131及び単語テーブル132の「条件と評価値」の格納領域の条件に基づいて、定型文及び単語毎に評価値をそれぞれ算出する。
ステップS2において、提示部101は、ステップS1で算出された評価値の高い順に定型文及び単語それぞれを表示部12に表示する。
ステップS3において、選択部102は、表示部12に表示画面において提示された定型文及び単語を選択する。
ステップS4において、生成部103は、選択された定型文及び単語を含む補助情報を生成し、生成した補助情報を加工プログラムの名前に設定する。
以上により、一実施形態に係る補助情報設定支援装置1は、プログラムの名前やプログラムの行毎のコメントに対して十分な表現力を持つ補助情報を容易に付与できる。
また、補助情報設定支援装置1は、加工プログラムに対して十分な表現力を持つ補助情報を付与することができるようになるため、後日、ユーザは、加工プログラムの名前等を見て何をするための加工プログラムだったかすぐにわかるようになり、目的の加工プログラムをすぐに見つけることができる。
また、付与された補助情報は、加工プログラムや工作機械(図示しない)の情報を元に作成されるため、ユーザが自由に入力するよりも適切な文言が選択されやすくなる。
また、スペルミスや単語の省略方法の差異等による表記揺れ、例えば「REF」、「原点復帰」、「レファレンス」、「Reference」等が「レファレンス点復帰」に統一されるので、表記揺れが減少し検索時の精度が上がる。
以上、一実施形態について説明したが、補助情報設定支援装置1は、上述の実施形態に限定されるものではなく、目的を達成できる範囲での変形、改良等を含む。
<変形例1>
一実施形態では、補助情報設定支援装置1は、加工プログラムの名前の補助情報を生成し設定したが、これに限定されない。例えば、補助情報設定支援装置1は、加工プログラムの指定したブロックにコメントの補助情報をするようにしてもよい。
この場合、補助情報設定支援装置1は、コメント用の定型文テーブル131及び単語テーブル132を記憶部13に記憶する。
図7は、コメント用の定型文テーブル131の一例を示す図である。図8は、コメント用の単語テーブル132の一例を示す図である。なお、図7のコメント用の定型文テーブル131は、定型文「[ ]の移動」が省略される点を除いて、図2の加工プログラムの名前用の定型文テーブル131と同様であり、詳細な説明は省略する。
また、図8のコメント用の単語テーブル132は、単語「AI輪郭制御」、「アブソリュート指令」、「ドリルサイクルスポットドリリング」を除いて、図3の加工プログラムの名前用の単語テーブル132と同様であり、詳細な説明は省略する。
図8に示すように、「単語」の格納領域の「AI輪郭制御」に対する条件と評価値が定義された評価値情報とのスクリプト「if(currentProgram().contains(“G05.1”))return 5」が格納される。「AI輪郭制御」に対する条件のスクリプト「if(currentProgram().contains(“G05.1”))return 5」は、加工プログラムにAI輪郭制御のGコード「G05.1」の指令が含まれる場合、「AI輪郭制御」の評価値として「5」を出力する。
また、「単語」の格納領域の「アブソリュート指令」に対する条件と評価値が定義された評価値情報とのスクリプト「if(currentProgram().contains(“G90”))return 2」が格納される。「アブソリュート指令」に対する条件のスクリプト「if(currentProgram().contains(“G90”))return 2」は、加工プログラムにアブソリュート指令のGコード「G90」の指令が含まれる場合、「アブソリュート指令」の評価値として「2」を出力する。
また、「単語」の格納領域の「ドリルサイクルスポットドリリング」に対する条件と評価値が定義された評価値情報とのスクリプト「if(currentProgram().contains(“G81”))return 5」が格納される。「ドリルサイクルスポットドリリング」に対する条件のスクリプト「if(currentProgram().contains(“G81”))return 5」は、加工プログラムにドリルサイクルスポットドリリングのGコード「G81」の指令が含まれる場合、「ドリルサイクルスポットドリリング」の評価値として「5」を出力する。
そして、補助情報設定支援装置1(提示部101)は、例えば、図9に示す加工プログラムにおいて、矢印で示すブロックにコメントを追加する指示を、入力部11を介してユーザから受け付けた場合、図7の定型文テーブル131及び図8の単語テーブル132を読み出す。また、補助情報設定支援装置1(提示部101)は、工作機械(図示しない)の機械の状態を数値制御装置(図示しない)から取得する。補助情報設定支援装置1(提示部101)は、加工プログラムのうちコメントを追加するブロックから予め設定された所定のブロック数(例えば、4ブロック又は5ブロック等)を読み込む。補助情報設定支援装置1(提示部101)は、図7の定型文テーブル131及び図8の単語テーブル132の条件文(スクリプト)、及び工作機械(図示しない)の機械の状態に基づいて、読み込んだブロック毎に定型文及び単語それぞれの評価値を算出する。なお、図7に示すように、読み込んだ各ブロックにおける各定型文の評価値は「0」である。
一方、補助情報設定支援装置1(提示部101)は、読み込んだブロック「G90 G0 X0 Y0 Z0」において、Gコード「G90」のアブソリュート指令があることから、当該ブロックにおける単語「アブソリュート指令」の評価値を「2」と算出し、他の単語の評価値を「0」と算出する。また、補助情報設定支援装置1(提示部101)は、ブロック「G50.1 Q1」において、Gコード「G50.1」のAI輪郭制御の指令があることから、当該ブロックにおける単語「AI輪郭制御」の評価値を「5」と算出し、他の単語の評価値を「0」と算出する。また、補助情報設定支援装置1(提示部101)は、ブロック「N1 G81 R-10. Z-20. F100.」において、Gコード「G81」のドリルサイクルスポットドリリングの指令があることから、当該ブロックにおける単語「ドリルサイクルスポットドリリング」の評価値を「5」と算出し、他の単語の評価値を「0」と算出する。また、補助情報設定支援装置1(提示部101)は、ブロック「N2 R-15000」において、いずれの条件文に一致しないことから、当該ブロックにおける各単語の評価値を「0」と算出する。
補助情報設定支援装置1(提示部101)は、図10に示すように、全ての定型文の評価値が「0」であることから、図7の定型文テーブル131と同じ順に定型文を表示画面に表示する。また、補助情報設定支援装置1(提示部101)は、単語「AI輪郭制御」及び「ドリルサイクルスポットドリリング」の評価値が「5」で最も高く、次に単語「アブソリュート指令の評価値が「2」で高いことから、単語「AI輪郭制御」、「ドリルサイクルスポットドリリング」、「アブソリュート指令」の順に表示画面に表示する。
補助情報設定支援装置1(生成部103)は、図10に示すように、ユーザによる入力操作に基づいて、網掛けで示す定型文「[ ]を開始」及び単語「AI輪郭制御」が選択された場合、選択された定型文及び単語を組み合わせて「AI輪郭制御を開始」の補助情報を生成し、図9の加工プログラムの矢印のブロックにコメントとして設定する。
<変形例2>
また例えば、上述の実施形態では、補助情報設定支援装置1は、数値制御装置(図示しない)と異なる装置としたが、これに限定されない。例えば、補助情報設定支援装置1は、数値制御装置(図示しない)に含まれてもよい。また、産業機械がロボットの場合、補助情報設定支援装置1は、当該ロボットを制御するロボット制御装置(図示しない)に含まれてもよい。
なお、一実施形態における、補助情報設定支援装置1に含まれる各機能は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせによりそれぞれ実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(Non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(Tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(Transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は、無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
以上を換言すると、本開示の補助情報設定支援装置は、次のような構成を有する各種各様の実施形態を取ることができる。
(1)本開示の補助情報設定支援装置1は、産業機械で使用するプログラムに付与するプログラム名及びコメントに関する補助情報の設定を支援する補助情報設定支援装置であって、産業機械の機械の状態及び/又はプログラムに含まれる指令に基づいて、補助情報を生成するための定型文毎、及び定型文に当てはめる単語毎の優先度を決定する優先度決定情報を記憶する記憶部13と、優先度決定情報と産業機械の機械の状態及びプログラムとに基づいて、補助情報に使用する定型文と単語とを優先度の順に提示する提示部101と、を備える。
この補助情報設定支援装置1によれば、プログラムの名前やプログラムの行毎のコメントに対して十分な表現力を持つ補助情報を容易に付与できる。
(2) (1)に記載の補助情報設定支援装置1において、優先度決定情報は、産業機械の状態とプログラムに含まれる指令とに基づいて定型文及び単語毎に対応する評価値が定義された評価値情報を有し、提示部101は、評価値情報と産業機械から取得した機械の状態及びプログラムとに基づいて評価値の高い順に定型文と単語とを提示してもよい。
(3) (1)又は(2)に記載の補助情報設定支援装置1において、提示された定型文及び単語を選択する選択部102と、選択された定型文及び単語を含む前記補助情報を生成する生成部103と、をさらに備えてもよい。
1 補助情報設定支援装置
10 制御部
101 提示部
102 選択部
103 生成部
11 入力部
12 表示部
13 記憶部
131 定型文テーブル
132 単語テーブル

Claims (2)

  1. 産業機械で使用するプログラムに付与するプログラム名及びコメントに関する補助情報の設定を支援する補助情報設定支援装置であって、
    前記産業機械の機械の状態及び/又は前記プログラムに含まれる指令に基づいて、前記補助情報を生成するための定型文毎、及び前記定型文に当てはめる単語毎の優先度を決定する優先度決定情報を記憶する記憶部と、
    前記優先度決定情報と前記産業機械の機械の状態及び前記プログラムとに基づいて、前記補助情報に使用する前記定型文と前記単語とを優先度の順に提示する提示部と、を備え、
    前記優先度決定情報は、前記産業機械の状態と前記プログラムに含まれる指令とに基づいて前記定型文及び前記単語毎に対応する評価値が定義された評価値情報を有し、
    前記提示部は、前記評価値情報と前記産業機械から取得した機械の状態及び前記プログラムとに基づいて前記評価値の高い順に前記定型文と前記単語とを提示する
    補助情報設定支援装置。
  2. 提示された前記定型文及び前記単語を選択する選択部と、
    選択された前記定型文及び前記単語を含む前記補助情報を生成する生成部と、をさらに備える、請求項に記載の補助情報設定支援装置。
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