1 実施の形態
1.1 ステージ検知システム1
実施の形態としてのステージ検知システム1(検知システム)について、図1を用いて、説明する。
ステージ検知システム1は、ステージ検知装置10(検知装置)、利用者装置20及び情報提供サーバー装置30(情報提供装置)から構成されている。
ステージ検知装置10、利用者装置20及び情報提供サーバー装置30は、ネットワーク5を介して、相互に接続されている。
情報提供サーバー装置30は、ネットワーク5を介して、法令の改正等に係るリリース情報を送信する。
ステージ検知装置10は、情報提供サーバー装置30から、ネットワーク5を介して、リリース情報を受信する。ステージ検知装置10は、受信したリリース情報を用いて、法令制定のステージの移行を検知する。法令制定のステージの移行を検知した場合、ステージ検知装置10は、法令制定のステージが移行した旨を、利用者装置20に対して、通知する。
1.2 法令制定のステージの移行
法規制(法令)は、一般的には、一例として、図2に示すように、(a)規制意図発表P1、(b)規制内容の検討P2、(c)法規制により影響を受ける者からの意見募集P3、(d)規制内容の再検討P4、(e)法規制の公布P5、(f)法規制の施行P6などのステージ(段階)を、順に経る制定プロセスによって決まる。
法令の制定プロセスの詳細な一例を図3に示す。
この図においては、リリース情報の発信に伴って、法制定において移行するステージの一例を示している。
図3に示す制定プロセスには、ステージ201b、202b、203b、・・・、209bが含まれている。
一つの法令の制定プロセスの一サイクル200は、例えば、この図に示すように、ステージ202b、203b、・・・、208bから構成される。
リリース情報201として、リリース情報201c「A物質の使用量制限をnグラム以下にする条例を施行」及びリリース情報201d「条例V1」が発信されると、ステージ201b「施行」となる。このステージ201bへの移行は、利用者が把握したいもの(201a)である。
次に、リリース情報202として、リリース情報202c「環境保護のための規制改定の検討を開始」が発信されると、ステージ202b「規制意図発表」となる。このステージ202bへの移行も、利用者が把握したいもの(202a)である。
次に、リリース情報203として、リリース情報203c「A物質の使用量の制限の検討を開始」が発信されると、ステージ203b「検討」となる。このステージ203bへの移行も、利用者が把握したいもの(203a)である。
次に、リリース情報204として、リリース情報204c「A物質の使用量の制限の実験を開始」が発信されると、ステージ204bとして、「検討」が維持される。このステージ204bは、ステージ203bと同一であり、利用者は、既に、ステージ「検討」への移行を把握している。
次に、リリース情報205として、リリース情報205c「A物質の使用量の制限をn-1グラム以下にする草案の作成完了」が発信されると、ステージ205bとして、「検討」が維持される。このステージ205bは、ステージ203b、204bと同一であり、利用者は、既に、ステージ「検討」への移行を把握している。しかし、リリース情報205cの内容は、「草案の作成完了」であり、ステージ「検討」が完了することを意味している。従って、ステージ「検討」が完了するステージ205bは、利用者が把握したいもの(205a)である。
次に、リリース情報206として、リリース情報206c「A物質の使用量制限の草案に対する意見募集開始」及びリリース情報206d「条例草案V2」が発信されると、ステージ206b「意見募集」となる。このステージ206bへの移行は、利用者が把握したいもの(206a)である。
次に、リリース情報207として、リリース情報207c「A物質の使用量制限の草案に対する意見募集の再連絡」が発信されると、ステージ207bとして、「意見募集」が維持される。このステージ207bは、ステージ206bと同一であり、利用者は、既に、ステージ「意見募集」への移行を把握している。
次に、リリース情報208として、リリース情報208c「A物質の使用量をn-1グラム以下にする条例を施行」及びリリース情報208d「条例V2」が発信されると、ステージ208b「施行」となる。このステージ208bへの移行は、利用者が把握したいもの(208a)である。
次に、リリース情報209として、リリース情報209c「環境保護のため規制改定検討を開始」が発信されると、ステージ209b「検討」となる。このステージ209bへの移行は、利用者が把握したいもの(209a)である。
以上の通り、リリース情報の発信に伴って、法制定において変化するステージの一例について説明した。
1.3 ステージ検知装置10
ステージ検知装置10は、複数のステージを経て法令を定める制定プロセスにおいてステージを検知する。
ステージ検知装置10は、図4に示すように、バス107に接続されたCPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random access memory)103、入出力回路106及びネットワーク通信回路105から構成されている。ステージ検知装置10は、さらに、入出力回路106に接続された記憶回路104を備えている。
(1)CPU101、ROM102及びRAM103
RAM103は、半導体メモリから構成されており、CPU101によるプログラム実行時のワークエリアを提供する。
ROM102は、半導体メモリから構成されている。ROM102は、ステージ検知装置10における処理を実行させるためのコンピュータープログラムである制御プログラム等を記憶している。
CPU101は、ROM102に記憶されている制御プログラムに従って動作するプロセッサである。
CPU101が、RAM103をワークエリアとして用いて、ROM102に記憶されている制御プログラムに従って動作することにより、CPU101、ROM102及びRAM103は、主制御部110を構成する。
(2)ネットワーク通信回路105
ネットワーク通信回路105(取得手段、通知手段)は、ネットワーク5を介して、外部の情報端末に接続されている。ネットワーク通信回路105は、ネットワーク5を介して、外部の情報端末との間で、情報の送受信を中継する。例えば、ネットワーク通信回路105は、情報提供サーバー装置30から、ネットワーク5を介して、上述した法令の制定に係るリリース情報(第二通知情報)を、受信(取得)する。リリース情報は、法令の制定に係る情報である。また、ネットワーク通信回路105は、ネットワーク5を介して、利用者装置20に対して、ステージの開始の通知、ステージの移行の通知及びステージの完了の通知を送信する(通知する)。
(3)記憶回路104
記憶回路104(記憶手段)は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)から構成されている。
記憶回路104は、ステージテーブル150を有している。
(ステージテーブル150)
ステージテーブル150は、図5に示すように、複数のステージ情報151を記憶する領域を備えている。各ステージ情報151は、リリース情報152、リリース日153、ステージ完了フラグ155及び最新ステージフラグ156(最新段階情報)から構成されている。
リリース情報152(第一通知情報)は、情報提供サーバー装置30から受信したリリース情報である。リリース情報152は、一のステージにおける法制の制定に係る情報である。リリース情報152の例は、図5に示すように、情報「A物質の使用量制限をnグラム以下にする条例を施行」、条例V1、情報「環境保護のための規制改定の検討を開始」等である。
リリース日153は、リリース情報152を情報提供サーバー装置30から受信した日(年月日)である。
ステージ完了フラグ155は、当該ステージが完了しているか否かを示す。ステージ完了フラグ155は、「0」及び「1」の何れかの値をとる。「0」の場合、ステージが完了していないことを示す。一方、「1」の場合、ステージが完了していることを示す。
最新ステージフラグ156は、制定プロセスにおいて、ステージが進行している中で、ステージ情報に対応するステージが、現時点において、最新のステージであるか否かを示す。最新ステージフラグ156は、「0」及び「1」の何れかの値をとる。「0」の場合、当該ステージが最新ではないことを示す。一方、「1」の場合、当該ステージが最新であることを示す。
ここで、ステージテーブル150において、連続してステージテーブル150に書き込まれ、同一のステージに対応する複数のステージ情報151については、これらの複数のステージ情報151に含まれる最新ステージフラグには、同じ値が設定される。
例えば、これらの複数のステージ情報151に対応するステージが最新であれば、これらの複数のステージ情報151に含まれる各最新ステージフラグには、「1」が設定される。一方、これらの複数のステージ情報151に対応するステージが最新でなければ、これらの複数のステージ情報151に含まれる各最新ステージフラグには、「0」が設定される。
図6~図11に示すステージテーブル150a~150fには、順に、記憶されるステージ情報が増えていく様子を示している。
例えば、図6に示すステージテーブル150aにおいて、最後に書き込まれたステージ情報に含まれる最新ステージフラグ156aに、「1」が設定されている。
また、例えば、図7に示すステージテーブル150bに最後に書き込まれたステージ情報に含まれる最新ステージフラグ156bに、「1」が設定されている。一方、最新ステージフラグ156aは、「1」から「0」に変更されている。
また、例えば、図8に示すステージテーブル150cに最後に書き込まれたステージ情報に含まれる最新ステージフラグ156cに、「1」が設定されている。一方、最新ステージフラグ156bは、「1」から「0」に変更されている。
また、例えば、図9に示すステージテーブル150dに最後に書き込まれたステージ情報に含まれる最新ステージフラグ156dに、「1」が設定されている。また、最新ステージフラグ156cは、「1」を維持している。
最新ステージフラグ156cに対応するリリース情報152cのステージと、最新ステージフラグ156dに対応するリリース情報152dのステージとは、同一であるからである。
また、例えば、図10に示すステージテーブル150eに最後に書き込まれたステージ情報に含まれる最新ステージフラグ156eに、「1」が設定されている。また、最新ステージフラグ156cは、「1」を維持し、最新ステージフラグ156dも、「1」を維持している。
最新ステージフラグ156cに対応するリリース情報152cのステージと、最新ステージフラグ156dに対応するリリース情報152dのステージと、最新ステージフラグ156eに対応するリリース情報152eのステージとは、同一であるからである。
また、例えば、図11に示すステージテーブル150fに最後に書き込まれたステージ情報に含まれる最新ステージフラグ156fに、「1」が設定されている。一方、最新ステージフラグ156c、156d、156eは、「1」から「0」に変更されている。
(4)入出力回路106
入出力回路106は、記憶回路104に接続されている。
入出力回路106は、後述する統括制御部111の制御により、記憶回路104に情報を書き込み、記憶回路104から情報を読み出す。
例えば、入出力回路106(書込手段)は、統括制御部111の制御により、記憶回路104が有するステージテーブル150に、ステージ情報を書き込む。
また、入出力回路106は、統括制御部111の制御により、記憶回路104が有するステージテーブル150から、ステージ情報の読み出しを試みる。ステージテーブル150にステージ情報が存在しない場合、入出力回路106は、統括制御部111に対して、ステージテーブル150にステージ情報が存在しない旨の通知を行う。ステージテーブル150にステージ情報が存在する場合、入出力回路106は、統括制御部111に対して、ステージテーブル150にステージ情報が存在する旨の通知を行い、ステージテーブル150から、ステージ情報を読み出し、読み出したステージ情報を統括制御部111に対して、出力する。
(5)主制御部110
主制御部110は、統括制御部111及び分析部112から構成されている。
(a)分析部112
分析部112(判断手段)は、以下に示すようにして、記憶しているリリース情報と受信したリリース情報とを用いて、ステージが移行するか否かを判断する。
ここで、上述した各リリース情報は、法令の制定に係る文章からなる。分析部112は、記憶しているリリース情報(第一通知情報)から読出目的語(第一目的語)を抽出し、受信したリリース情報(第二通知情報)から受信目的語(第二目的語)を抽出し、読出目的語と受信目的語との比較により、段階が移行するか否かを判断する。
分析部112は、受信したリリース情報及びステージテーブル150から読み出したリリース情報を解析するように、統括制御部111から、指示を受け取る。
分析部112は、各リリース情報に含まれる文章を分解して、名詞、動詞等の品詞を生成する。次に、分析部112は、生成された品詞から、述部及び述部の目的語を抽出する。ここで、分析部112は、目的語を抽出する際に、専門用語、計測の単位、数値情報等を目的語から除く。述部は、一つ又は複数の動詞から構成される。目的語も、一つ又は複数の名詞から構成される。
(ステージの変化の判断)
分析部112は、受信したリリース情報から抽出した目的語(受信目的語)と、ステージテーブル150から読み出したリリース情報から抽出した目的語(読出目的語)とを比較する。分析部112は、受信目的語と読出目的語とが異なるか、又は、同一のいずれであるかを判断する。
受信目的語が複数の名詞から構成され、読出目的語も複数の名詞から構成される場合、分析部112は、受信目的語に含まれる複数の名詞と、読出目的語に含まれる複数の名詞とを、それぞれ、比較する。
例えば、閾値として、80%以上の名詞が一致する場合には、受信目的語と読出目的語とは、一致すると判断する。一方、80%未満の名詞が一致する場合には、受信目的語と読出目的語とは、一致しないと判断する。
さらに、具体的には、受信目的語に含まれる名詞の数が5個であり、読出目的語に含まれる名詞の数が5個である場合に、受信目的語に含まれる4個以上の名詞と、読出目的語に含まれる4個以上の名詞とが一致する場合、受信目的語と読出目的語とは、一致すると判断する。一方、受信目的語に含まれる4個未満の名詞と、読出目的語に含まれる4個未満の名詞とが一致する場合、受信目的語と読出目的語とは、一致しないと判断する。
ここで、閾値は、80%には、限定されない。
例えば、過半数以上の名詞が一致する場合には、受信目的語と読出目的語とは、一致すると判断してもよい。一方、過半数未満の名詞が一致する場合には、受信目的語と読出目的語とは、一致しないと判断してもよい。
また、分析部112は、受信目的語を構成する名詞と、読出目的語を構成する名詞とが、その意味の上で、同一であり、又は類似している場合には、受信目的語と読出目的語とは、一致するとみなす。例えば、受信目的語を構成する名詞が「改定」であり、読出目的語を構成する名詞が「改訂」である場合、分析部112は、受信目的語と読出目的語とは、一致するとみなす。
このように、読出目的語及び受信目的語は、それぞれ、複数の名詞を含み、分析部112は、読出目的語に含まれる複数の名詞と、受信目的語に含まれる複数の名詞とを、それぞれ、比較し、過半数の名詞が一致しない場合、段階が移行すると判断してもよい。
また、分析部112は、受信したリリース情報から抽出した述部に、「完了」を意味する用語が含まれているか否かを判断する。「完了」を意味する用語には、例えば、「完了」、「完成」、「終了」等が含まれる。従って、抽出した述部に、「完了」、「完成」、「終了」等が含まれる場合、分析部112は、受信したリリース情報から抽出した述部に、「完了」を意味する用語が含まれていると判断する。
また、分析部112は、受信したリリース情報から抽出した述部(受信述部)と、ステージテーブル150から読み出したリリース情報から抽出した述部(読出述部)とを比較する。分析部112は、受信述部と読出述部とが異なるか、又は、同一のいずれであるかを判断する。
分析部112は、受信述部に含まれる動詞と、読出述部に含まれる動詞とが一致する場合には、又は、意味の上で、同一又は類似である場合、受信述部と読出述部とは、一致すると判断する。
一方、分析部112は、受信述部に含まれる動詞と、読出述部に含まれる動詞とが一致しない場合には、又は、意味の上でも一致しない場合、受信述部と読出述部とは、一致しないと判断する。
ここで、分析部112は、例えば、抽出した述部に含まれる「検討開始」と「実験開始」とは、同一の「検討」ステージを示す動詞であるので、同一であるとみなす。「実験」は、「検討」の下位概念であるからである。
受信述部が複数の動詞から構成され、読出述部も複数の動詞から構成される場合、分析部112は、受信述部に含まれる複数の動詞と、読出述部に含まれる複数の動詞とを、それぞれ、比較する。
例えば、閾値として、80%以上の動詞が一致する場合には、受信述部と読出述部とは、一致すると判断する。一方、80%未満の動詞が一致する場合には、受信述部と読出述部とは、一致しないと判断する。
さらに、具体的には、受信述部に含まれる動詞の数が5個であり、読出述部に含まれる動詞の数が5個である場合に、受信述部に含まれる4個以上の動詞と、読出述部に含まれる4個以上の動詞とが一致する場合、受信述部と読出述部とは、一致すると判断する。一方、受信述部に含まれる4個未満の動詞と、読出述部に含まれる4個未満の動詞とが一致する場合、受信述部と読出述部とは、一致しないと判断する。
ここで、閾値は、80%には、限定されない。
例えば、過半数以上の動詞が一致する場合には、受信述部と読出述部とは、一致すると判断してもよい。一方、過半数未満の動詞が一致する場合には、受信述部と読出述部とは、一致しないと判断してもよい。
また、分析部112は、受信述部を構成する動詞と、読出述部を構成する動詞とが、その意味の上で、同一であり、又は類似している場合には、受信述部と読出述部とは、一致するとみなす。例えば、受信述部を構成する動詞が「検討」であり、読出述部を構成する動詞が「考査」である場合、分析部112は、受信述部と読出述部とは、一致するとみなす。
受信目的語と読出目的語とが異なる場合、つまり、一致しない場合、分析部112は、ステージが移行していると判断し、ステージが移行している旨を、統括制御部111に対して、通知する。
受信したリリース情報から抽出した述部に、「完了」を意味する用語が含まれていると判断する場合、分析部112は、受信したリリース情報により示されるステージは、完了すると判断し、ステージの完了を示す旨を、統括制御部111に対して、通知する。
受信目的語と読出目的語とが同一であり、又は、同一とみなされ、受信述部と読出述部とが同一であり、又は、同一とみなされる場合、受信したリリース情報により示されるステージは、その前のステージから変化していないと判断し、ステージは、変化していない旨を、統括制御部111に対して、通知する。
上述したように、分析部112は、読出目的語と受信目的語とを比較し、受信述部に完了を意味する句が含まれるか否かを判断し、読出目的語と受信目的語との比較により、読出目的語と受信目的語とが一致し、受信述部に完了を意味する句が含まれると判断する場合、受信したリリース情報に対応するステージが完了すると判断してもよい。
この場合において、ネットワーク通信回路105が、次に、法令の制定に係るリリース情報(第三通知情報)を受信(取得)したとき、分析部112は、ステージが移行すると判断する。
また、上述したように、読み出したリリース情報(第一通知情報)及び受信したリリース情報(第二通知情報)は、それぞれ、法令の制定に係る文章からなる。分析部112は、読み出したリリース情報から読出目的語及び読出述部(第一述部)を抽出し、受信したリリース情報から受信目的語及び受信述部(第二述部)を抽出し、読出目的語と受信目的語との比較、及び、読出述部と受信述部との比較により、ステージが移行するか否かを判断する。
ここで、分析部112は、読出目的語と受信目的語とが一致し、読出述部と受信述部とが一致する場合、ステージが移行しないと判断する。
(b)統括制御部111
統括制御部111は、ステージ検知装置10全体を統括的に制御する。
統括制御部111は、情報提供サーバー装置30から、ネットワーク5及びネットワーク通信回路105を介して、リリース情報を受信する。
(読出しの制御)
統括制御部111は、記憶回路104が有するステージテーブル150に、ステージ情報が存在するか否かを判断する。
具体的には、統括制御部111は、入出力回路106に対して、記憶回路104が有するステージテーブル150から、ステージ情報の読み出しを試みるように、制御する。ステージテーブル150に、ステージ情報が存在しない場合、統括制御部111は、入出力回路106から、ステージテーブル150にステージ情報が存在しない旨の通知を受け取る。ステージテーブル150にステージ情報が存在する場合、統括制御部111は、入出力回路106から、ステージ情報が存在する旨の通知及びステージ情報(以下、読み出したステージ情報。)を受け取る。
統括制御部111は、分析部112から、ステージが移行する旨の通知、又は、ステージが変化していない旨の通知を受け取る。
また、統括制御部111は、分析部112から、受信したリリース情報により示されるステージの完了を示す旨の通知を受け取る。
(書込みの制御)
統括制御部111は、入出力回路106に対して、記憶回路104が有するステージテーブル150に、ステージ情報を書き込むように、制御する。
以下に、ステージテーブル150にステージ情報が存在しない場合及びステージテーブル150にステージ情報が存在する場合について、説明し、ステージ情報が存在する場合について、さらに、読み出したステージ情報内のステージ完了フラグが「1」のとき、ステージが移行する旨の通知を受け取ったとき、ステージが変化していない旨の通知を受け取ったとき及びステージの完了を示す旨の通知を受け取ったときのそれぞれについて、説明する。
(ア)ステージテーブル150にステージ情報が存在しない場合
入出力回路106から、ステージテーブル150に、ステージ情報が存在しない旨の通知を受け取った場合、統括制御部111は、受信したリリース情報、リリース日(リリース情報を受信した年月日)、ステージ完了フラグ「0」及び最新ステージフラグ「1」からなるステージ情報を、ステージテーブル150に書き込む。
この場合、統括制御部111は、ステージが開始されたので、ネットワーク通信回路105及びネットワーク5を介して、ステージの開始の通知を、利用者装置20に対して、送信する。
(イ)ステージテーブル150にステージ情報が存在する場合
入出力回路106から、ステージテーブル150に、ステージ情報が存在する旨の通知及びステージ情報を受け取った場合、統括制御部111は、読み出したステージ情報内のステージ完了フラグが「0」か「1」かを判断する。
(イ-1)ステージ完了フラグが「1」であると判断する場合
読み出したステージ情報内のステージ完了フラグが「1」であると判断する場合、統括制御部111は、受信したリリース情報の直前に受信したリリース情報(つまり、読み出したリリース情報)において、ステージが完了しているので、受信したリリース情報(読み出したリリース情報のステージの次のステージに対応する)により、ステージが移行したと判断する。
統括制御部111は、受信したリリース情報、リリース日(リリース情報を受信した年月日)、ステージ完了フラグ「0」及び最新ステージフラグ「1」からなるステージ情報を、入出力回路106により、ステージテーブル150に書き込む。
また、統括制御部111は、読み出したステージ情報内の最新ステージフラグを「1」から「0」に変更して、入出力回路106により、ステージテーブル150に書き込む。この場合、読み出したステージ情報のステージと同一のステージのステージ情報が、1個又は複数個、ステージテーブル150内に存在する場合、同一のステージの1個又は複数個のステージ情報内の最新ステージフラグを「1」から「0」に変更して、入出力回路106により、ステージテーブル150に書き込む。
このように、統括制御部111は、分析部112により、ステージが移行すると判断される場合、記憶回路104が有するステージテーブル150から、読み出したリリース情報に対応付けられた最新ステージフラグを、入出力回路106により、削除(「1」から「0」に変更)する。また、統括制御部111は、ステージテーブル150に、受信したリリース情報に対応付けて、当該リリース情報に対応するステージが最新のステージであることを示す最新ステージフラグ「1」を、入出力回路106により、書き込む。
さらに、統括制御部111は、ステージが移行されたので、ネットワーク通信回路105及びネットワーク5を介して、ステージの移行の通知を、利用者装置20に対して、送信する。
(イ-2)ステージ完了フラグが「0」であると判断する場合
読み出したステージ情報内のステージ完了フラグが「0」であると判断する場合、統括制御部111は、分析部112に対して、読み出したステージ情報内のリリース情報及び受信したリリース情報のそれぞれについて、解析を行なうように、指示する。
次に、統括制御部111は、分析部112から解析結果を受け取る。
(イ-2-1)ステージが移行する旨の通知を受け取った場合
分析部112から、ステージが移行する旨の通知を受け取った場合、統括制御部111は、受信したリリース情報、リリース日(リリース情報を受信した年月日)、ステージ完了フラグ「0」及び最新ステージフラグ「1」からなるステージ情報を、ステージテーブル150に書き込む。
この場合、統括制御部111は、ネットワーク通信回路105及びネットワーク5を介して、ステージの移行の通知を、利用者装置20に対して、送信する。
また、ステージの移行により、一つ前のステージが完了したので、統括制御部111は、ステージテーブル150において、一つ前のステージに対応するステージ情報(読み出したステージ情報)内の、ステージ完了フラグを、入出力回路106により、「0」から「1」に書き換える。
また、統括制御部111は、読み出したステージ情報内の最新ステージフラグを「1」から「0」に変更して、入出力回路106により、ステージテーブル150に書き込む。この場合、読み出したステージ情報のステージと同一のステージのステージ情報が、1個又は複数個、ステージテーブル150内に存在する場合、同一のステージの1個又は複数個のステージ情報内の最新ステージフラグを「1」から「0」に変更して、入出力回路106により、ステージテーブル150に書き込む。
このように、統括制御部111は、分析部112により、ステージが移行すると判断される場合、記憶回路104が有するステージテーブル150から、読み出したリリース情報に対応付けられた最新ステージフラグを、入出力回路106により、削除(「1」から「0」に変更)し、ステージテーブル150に、受信したリリース情報に対応付けて、当該リリース情報に対応するステージが最新のステージであることを示す最新ステージフラグ「1」を、入出力回路106により、書き込む。
(イ-2-2)ステージが変化していない旨の通知を受け取った場合
分析部112から、ステージが変化していない旨の通知を受け取った場合、統括制御部111は、受信したリリース情報、リリース日(リリース情報を受信した年月日)、ステージ完了フラグ「0」及び最新ステージフラグ「1」からなるステージ情報を、入出力回路106により、ステージテーブル150に書き込む。
このように、統括制御部111は、分析部112により、段階が移行しないと判断される場合、記憶回路104が有するステージテーブル150において、受信したリリース情報に対応付けて、当該ステージが最新のステージであることを示す最新ステージフラグ「1」を、入出力回路106により、書き込む。
この場合、統括制御部111は、利用者装置20に対して、通知を送信しない。
なお、この場合、統括制御部111は、ステージテーブル150において、一つ前のステージに対応するステージ情報(読み出したステージ情報)内の最新ステージフラグを書き換えない。
(イ-2-3)ステージの完了を示す旨の通知を受け取った場合
分析部112から、ステージの完了を示す旨の通知を受け取った場合、統括制御部111は、受信したリリース情報、リリース日(リリース情報を受信した年月日)、ステージ完了フラグ「1」及び最新ステージフラグ「1」からなるステージ情報を、入出力回路106により、ステージテーブル150に書き込む。
この場合、統括制御部111は、ネットワーク通信回路105及びネットワーク5を介して、ステージの完了の通知を、利用者装置20に対して、送信する。
なお、この場合、統括制御部111は、ステージテーブル150において、一つ前のステージに対応するステージ情報(読み出したステージ情報)内の最新ステージフラグを書き換えない。
1.4 リリース情報を受信した場合の処理例
ここでは、リリース情報を受信した場合の複数の処理例について、説明する。
(1)ステージテーブル150にリリース情報が登録されていない場合
図6は、ステージテーブル150にリリース情報が登録されていない状態(152k)で、新たにリリース情報を受信した場合における、更新後のステージテーブル150aの一例を示す。
統括制御部111は、入出力回路106に対して、記憶回路104が有するステージテーブル150から、ステージ情報を読み出すように、制御する。入出力回路106は、ステージテーブル150から、ステージ情報の読出しを試みる。ステージテーブル150にステージ情報が存在しない場合、入出力回路106は、統括制御部111に対して、ステージテーブル150にステージ情報が存在しない旨の通知を行う。ステージ情報が存在しない旨の通知を受け取ると、統括制御部111は、ステージテーブル150にリリース情報が登録されていない状態であることを知る。
ステージテーブル150にリリース情報が登録されていない状態で、統括制御部111は、受信したリリース情報、リリース日として、リリース情報201cを受信した日(年月日)、完了を示すステージ完了フラグ「0」及び最新ステージフラグ「1」からなるステージ情報を、入出力回路106により、ステージテーブル150に書き込む。
図6に示すように、ステージテーブル150aには、リリース情報152aとしての情報「A物質の使用量制限をnグラム以下にする条例を施行」及び条例V1、リリース日153a「2021.01.01」、ステージ完了フラグ155a「0」並びに最新ステージフラグ156a「1」からなるステージ情報が書き込まれている。
(2)リリース情報152aとリリース情報202cとを比較する場合
図7は、ステージテーブル150に書き込まれているリリース情報152aと、受信したリリース情報202cとを比較した場合における、更新後のステージテーブル150bの一例を示す。
統括制御部111は、入出力回路106に対して、記憶回路104が有するステージテーブル150から、最後に書き込まれた最新ステージフラグ「1」を含むステージ情報を読み出すように、制御する。入出力回路106は、最新ステージフラグ「1」を含むステージ情報を読み出す。
図7に示すように、ステージテーブル150から、リリース情報152aが読み出された場合、統括制御部111は、分析部112に対して、リリース情報152aを分析するように、指示する。
分析部112は、リリース情報152aに含まれる文章を分解して、名詞、動詞等の品詞を生成する。次に、分析部112は、生成された品詞から、述部及び目的語を抽出する。リリース情報152aの場合、目的語として、「使用量/制限/条例」が抽出され、述部として、「施行」が抽出される。
また、統括制御部111は、情報提供サーバー装置30から、リリース情報202cを受信する。リリース情報202cを受信すると、統括制御部111は、受信したリリース情報202cを解析するように、分析部112に対して、指示する。
分析部112は、リリース情報202cに含まれる文章を分解して、名詞、動詞等の品詞を生成する。次に、分析部112は、生成された品詞から、述部及び目的語を抽出する。リリース情報202cの場合、目的語として、「規制/改定」が抽出され、述部として、「検討開始」が抽出される。
分析部112は、リリース情報152aから抽出した目的語「使用量/制限/条例」と、リリース情報202cから抽出した目的語「規制/改定」とを比較する。
目的語「使用量/制限/条例」と、目的語「規制/改定」とは、異なっているので、分析部112は、ステージが移行している旨を、統括制御部111に対して、通知する。
分析部112から、ステージが移行している旨を受け取ると、統括制御部111は、ステージテーブル150に記憶されている最新ステージフラグを「1」から「0」に変更する。次に、統括制御部111は、受信したリリース情報202c、リリース日として受信した日(年月日)、ステージ完了フラグ「0」及び最新ステージフラグ「1」からなるステージ情報を、入出力回路106により、ステージテーブル150に書き込む。
図7に示すように、ステージテーブル150bには、リリース情報152bとしての情報「環境保護のための規制改定の検討を開始」、リリース日153b「2021.07.01」、ステージ完了フラグ155b「0」並びに最新ステージフラグ156b「1」からなるステージ情報が書き込まれている。なお、最新ステージフラグ156aは、「1」から「0」に変更されている。
(3)リリース情報152bとリリース情報203cとを比較する場合
図8は、ステージテーブル150に書き込まれているリリース情報152bと、受信したリリース情報203cとを比較した場合における、更新後のステージテーブル150cの一例を示す。
統括制御部111は、入出力回路106に対して、記憶回路104が有するステージテーブル150から、最後に書き込まれた最新ステージフラグ「1」を含むステージ情報を読み出すように、制御する。入出力回路106は、最新ステージフラグ「1」を含むステージ情報を読み出す。
図8に示すように、ステージテーブル150から、リリース情報152bが読み出された場合、統括制御部111は、分析部112に対して、リリース情報152bを分析するように、指示する。
分析部112は、リリース情報152bに含まれる文章を分解して、名詞、動詞等の品詞を生成する。次に、分析部112は、生成された品詞から、述部及び目的語を抽出する。リリース情報152bの場合、目的語として、「規制/改定」が抽出され、述部として、「検討開始」が抽出される。
また、統括制御部111は、情報提供サーバー装置30から、リリース情報203cを受信する。リリース情報203cを受信すると、統括制御部111は、受信したリリース情報203cを解析するように、分析部112に対して、指示する。
分析部112は、リリース情報203cに含まれる文章を分解して、名詞、動詞等の品詞を生成する。次に、分析部112は、生成された品詞から、述部及び目的語を抽出する。リリース情報203cの場合、目的語として、「使用量/制限」が抽出され、述部として、「検討開始」が抽出される。
分析部112は、リリース情報152bから抽出した目的語「規制/改定」と、リリース情報203cから抽出した目的語「使用量/制限」とを比較する。
目的語「規制/改定」と、目的語「使用量/制限」とは、異なっているので、分析部112は、ステージが移行している旨を、統括制御部111に対して、通知する。
分析部112から、ステージが移行している旨を受け取ると、統括制御部111は、ステージテーブル150に記憶されている最新ステージフラグを「1」から「0」に変更する。次に、統括制御部111は、受信したリリース情報203c、リリース日として受信した日(年月日)、ステージ完了フラグ「0」及び最新ステージフラグ「1」からなるステージ情報を、入出力回路106により、ステージテーブル150に書き込む。
図8に示すように、ステージテーブル150cには、リリース情報152cとしての情報「A物質の使用量の制限の検討を開始」、リリース日153c「2021.07.05」、ステージ完了フラグ155c「0」及び最新ステージフラグ156c「1」からなるステージ情報が書き込まれている。なお、最新ステージフラグ156bは、「1」から「0」に変更されている。
(4)リリース情報152cとリリース情報204cとを比較する場合
図9は、ステージテーブル150に書き込まれているリリース情報152cと、受信したリリース情報204cとを比較した場合における、更新後のステージテーブル150dの一例を示す。
統括制御部111は、入出力回路106に対して、記憶回路104が有するステージテーブル150から、最後に書き込まれた最新ステージフラグ「1」を含むステージ情報を読み出すように、制御する。入出力回路106は、最新ステージフラグ「1」を含むステージ情報を読み出す。
図9に示すように、ステージテーブル150から、リリース情報152cが読み出された場合、統括制御部111は、分析部112に対して、リリース情報152cを分析するように、指示する。
分析部112は、リリース情報152cに含まれる文章を分解して、名詞、動詞等の品詞を生成する。次に、分析部112は、生成された品詞から、述部及び目的語を抽出する。リリース情報152cの場合、目的語として、「使用量/制限」が抽出され、述部として、「検討開始」が抽出される。
また、統括制御部111は、情報提供サーバー装置30から、リリース情報204cを受信する。リリース情報204cを受信すると、統括制御部111は、受信したリリース情報204cを解析するように、分析部112に対して、指示する。
分析部112は、リリース情報204cに含まれる文章を分解して、名詞、動詞等の品詞を生成する。次に、分析部112は、生成された品詞から、述部及び目的語を抽出する。リリース情報204cの場合、目的語として、「使用量/制限」が抽出され、述部として、「実験開始」が抽出される。
分析部112は、リリース情報152cから抽出した目的語「使用量/制限」と、リリース情報204cから抽出した目的語「使用量/制限」とを比較する。
目的語「使用量/制限」と、目的語「使用量/制限」とは、同一であるので、分析部112は、ステージが変化していない旨を、統括制御部111に対して、通知する。
分析部112から、ステージが変化していない旨を受け取ると、統括制御部111は、ステージテーブル150に記憶されている最新ステージフラグを「1」のまま維持する。次に、統括制御部111は、受信したリリース情報204c、リリース日として受信した日(年月日)、ステージ完了フラグ「0」及び最新ステージフラグ「1」からなるステージ情報を、入出力回路106により、ステージテーブル150に書き込む。
図9に示すように、ステージテーブル150dには、リリース情報152dとしての情報「A物質の使用量の制限の実験を開始」、リリース日153d「2021.07.10」、ステージ完了フラグ155d「0」及び最新ステージフラグ156d「1」からなるステージ情報が書き込まれている。なお、最新ステージフラグ156cは、「1」を維持している。
(5)リリース情報152dとリリース情報205cとを比較する場合
図10は、ステージテーブル150に書き込まれているリリース情報152dと、受信したリリース情報205cとを比較した場合における、更新後のステージテーブル150eの一例を示す。
統括制御部111は、入出力回路106に対して、記憶回路104が有するステージテーブル150から、最後に書き込まれた最新ステージフラグ「1」を含むステージ情報を読み出すように、制御する。入出力回路106は、最新ステージフラグ「1」を含むステージ情報を読み出す。
図10に示すように、ステージテーブル150から、リリース情報152dが読み出された場合、統括制御部111は、分析部112に対して、リリース情報152dを分析するように、指示する。
分析部112は、リリース情報152dに含まれる文章を分解し、名詞、動詞等の品詞を生成する。次に、分析部112は、生成された品詞から、述部及び目的語を抽出する。リリース情報152dの場合、目的語として、「使用量/制限」が抽出され、述部として、「検討開始」が抽出される。
また、統括制御部111は、情報提供サーバー装置30から、リリース情報205cを受信する。リリース情報205cを受信すると、統括制御部111は、受信したリリース情報205cを解析するように、分析部112に対して、指示する。
分析部112は、リリース情報205cに含まれる文章を分解し、名詞、動詞等の品詞を生成する。次に、分析部112は、生成された品詞から、述部及び目的語を抽出する。リリース情報205cの場合、目的語として、「使用量/制限/草案」が抽出され、述部として、「作成完了」が抽出される。
分析部112は、リリース情報152dから抽出した目的語「使用量/制限」と、リリース情報205cから抽出した目的語「使用量/制限/草案」とを比較する。
目的語「使用量/制限」と、目的語「使用量/制限/草案」とは、一致しているので、分析部112は、ステージが移行していない旨を、統括制御部111に対して、通知する。
また、分析部112は、リリース情報205cから抽出した動詞に、「完了」が含まれるので、ステージの完了を示す旨を、統括制御部111に対して、通知する。
分析部112から、ステージが移行していない旨及びステージの完了を示す旨を受け取ると、統括制御部111は、受信したリリース情報205c、リリース日として受信した日(年月日)、リリース情報205cにより示されるステージ、ステージ完了フラグ「1」及び最新ステージフラグ「1」からなるステージ情報を、入出力回路106により、ステージテーブル150に書き込む。
図10に示すように、ステージテーブル150eには、リリース情報152eとしての情報「A物質の使用量の制限をn-1グラム以下にする草案の作成完了」、リリース日153e「2021.07.20」、ステージ完了フラグ155e「1」及び最新ステージフラグ156e「1」からなるステージ情報が書き込まれている。なお、最新ステージフラグ156c、156dは、「1」を維持している。
(6)リリース情報152eとリリース情報206cとを比較する場合
図11は、ステージテーブル150に書き込まれているリリース情報152eと、受信したリリース情報206cとを比較した場合における、更新後のステージテーブル150fの一例を示す。
統括制御部111は、入出力回路106に対して、記憶回路104が有するステージテーブル150から、最後に書き込まれた最新ステージフラグ「1」を含むステージ情報を読み出すように、制御する。入出力回路106は、最新ステージフラグ「1」を含むステージ情報を読み出す。
図11に示すように、ステージテーブル150から、リリース情報152eが読み出された場合、統括制御部111は、分析部112に対して、リリース情報152eを分析するように、指示する。
分析部112は、リリース情報152eに含まれる文章を分解して、名詞、動詞等の品詞を生成する。次に、分析部112は、生成された品詞から、述部及び目的語を抽出する。リリース情報152eの場合、目的語として、「使用量/制限/草案」が抽出され、述部として、「作成完了」が抽出される。
また、統括制御部111は、情報提供サーバー装置30から、リリース情報206cを受信する。リリース情報206cを受信すると、統括制御部111は、受信したリリース情報206cを解析するように、分析部112に対して、指示する。
分析部112は、リリース情報206cに含まれる文章を分解して、名詞、動詞等の品詞を生成する。次に、分析部112は、生成された品詞から、述部及び目的語を抽出する。リリース情報206cの場合、目的語として、「意見」が抽出され、述部として、「募集開始」が抽出される。
分析部112は、リリース情報152eから抽出した目的語「使用量/制限/草案」と、リリース情報205cから抽出した目的語「意見」とを比較する。
目的語「使用量/制限/制限」と、目的語「意見」とは、異なるので、分析部112は、ステージが移行している旨を、統括制御部111に対して、通知する。
分析部112から、ステージが移行している旨を受け取ると、統括制御部111は、ステージテーブル150に記憶されている最新ステージフラグを「1」から「0」に変更する。次に、統括制御部111は、受信したリリース情報206c、リリース日として受信した日(年月日)、ステージ完了フラグ「0」及び最新ステージフラグ「1」からなるステージ情報を、入出力回路106により、ステージテーブル150に書き込む。
図11に示すように、ステージテーブル150fには、リリース情報152fとしての情報「A物質使用量制限の草案に対する意見募集開始」及び条例V2の草案、リリース日153f「2021.08.01」、ステージ完了フラグ155f「0」並びに最新ステージフラグ156f「1」からなるステージ情報が書き込まれている。なお、最新ステージフラグ156c、156d、156eは、「1」から「0」に変更されている。
1.5 利用者装置20及び情報提供サーバー装置30
(1)利用者装置20
利用者装置20は、CPU、ROM、RAM、HDD、ネットワーク通信回路、モニター、キーボード等から構成されるパーソナルコンピューターである。
法令の適用を受ける者又は法令の影響を受ける者等が利用者装置20を有している。
利用者装置20は、ステージ検知装置10から、ネットワーク5を介して、ステージの開始の通知、ステージの移行の通知及びステージの完了の通知を受信する。利用者装置20のモニターは、ステージ検知装置10か受信したステージの開始の通知、ステージの移行及びステージの完了を表示する。
(2)情報提供サーバー装置30
情報提供サーバー装置30は、CPU、ROM、RAM、HDD、ネットワーク通信回路等から構成されるサーバー装置である。
リリース情報を提供する者が情報提供サーバー装置30を有している。
HDDには、上述したリリース情報が記憶されている。情報提供サーバー装置30は、HDDから、記憶されているリリース情報を読み出し、ネットワーク通信回路により読み出したリリース情報を、ネットワーク5を介して、ステージ検知装置10に対して、送信する。
1.6 ステージ検知システム1における動作
ステージ検知システム1における動作における動作について、図12に示すフローチャートを用いて、説明する。
情報提供サーバー装置30は、HDDから、記憶されているリリース情報を読み出し(ステップS100)、読み出したリリース情報を、ネットワーク5を介して、ステージ検知装置10に対して、送信する(ステップS101)。
ステージ検知装置10の統括制御部111は、情報提供サーバー装置30から、ネットワーク5及びネットワーク通信回路105を介して、リリース情報を受信する(ステップS101)。
次に、統括制御部111は、入出力回路106に対して、ステージテーブル150から、ステージ情報の読み出しを試みるように、制御する。統括制御部111は、入出力回路106から、ステージテーブル150にステージ情報が存在しない旨の通知、又は、ステージテーブル150にステージ情報が存在する旨の通知及び読み出したステージ情報を受け取る。ステージテーブル150にステージ情報が存在しない旨の通知を受け取った場合(ステップS102で「NO」)、統括制御部111は、ステージの開始の通知を利用者装置20に対して、送信する(ステップS103a)。次に、統括制御部111は、最新ステージフラグを「1」に設定し(ステップS103)、受信したリリース情報、リリース日、ステージ完了フラグ及び最新ステージフラグからなるステージ情報を、ステージテーブル150に書き込む(ステップS104)。次に、統括制御部111は、制御をステップS101に移すように、制御する。
入出力回路106からステージテーブル150にステージ情報が存在する旨の通知を受け取る場合(ステップS102で「YES」)、統括制御部111は、読み出したステージ情報に含まれるステージ完了フラグが「1」であるか、つまり、ステージが完了したことを示すか否かを判断する(ステップS105)。読み出したステージ情報について、ステージが完了したことを示すと判断する場合(ステップS105で「YES」)、統括制御部111は、受信したリリース情報において、ステージが移行したと判断して(ステップS113)、次に、統括制御部111は、ステージの移行の通知を利用者装置20に対して、送信する(ステップS114)。
次に、統括制御部111は、読み出したステージ情報に含まれる最新ステージフラグを「1」から「0」に変更して、当該ステージ情報をステージテーブル150に書き込む(ステップS115)。
次に、統括制御部111は、最新ステージフラグを「1」に設定し(ステップS116)、受信したリリース情報、リリース日、ステージ完了フラグ及び最新ステージフラグからなるステージ情報を、ステージテーブル150に書き込む(ステップS117)。次に、統括制御部111は、制御をステップS101に移すように、制御する。
読み出したステージ情報について、ステージが完了したことを示さないと判断する場合(ステップS105で「NO」)、分析部112は、読み出したリリース情報及び受信したリリース情報を解析し(ステップS106)、読出目的語と受信目的語とを比較し、読出述語と受信述語とを比較する(ステップS107)。
分析部112が、読出目的語と受信目的語とが一致しないと判断する場合、つまり、目的語が変化したと判断する場合(ステップS112)、統括制御部111は、制御をステップS113に移すように、制御して、処理を継続する。
分析部112が、読出目的語と受信目的語とが一致し、つまり、目的語が変化せず、述部が「完了」を含むと判断する場合(ステップS109)、統括制御部111は、ステージが完了したと判断し(ステップS110)、統括制御部111は、ステージの完了の通知を利用者装置20に対して、送信する(ステップS111)。次に、制御をステップS116に移すように、制御して、処理を継続する。
分析部112が、読出目的語と受信目的語とが一致し、読出述部と受信述部とが一致すると判断する場合、つまり、目的語が変化せず、述部も変化しない場合(ステップS108)、統括制御部111は、制御をステップS116に移すように、制御して、処理を継続する。
利用者装置20は、ステージ検知装置10から、ステージの開始の通知を受信する(ステップS103a)。
また、利用者装置20は、ステージ検知装置10から、ステージの移行の通知を受信する(ステップS114)。
また、利用者装置20は、ステージ検知装置10から、ステージの完了の通知を受信する(ステップS111)。
利用者装置20は、受信した通知(ステージの開始の通知、ステージの移行の通知、又は、ステージの完了の通知)を表示する(ステップS118)。
以上により、ステージ検知システム1における動作を終了する。
1.7 まとめ
以上説明したように、実施の形態によると、ステージ検知装置10は、受信したリリース情報を用いて、ステージの開始、一つのステージから次のステージへの移行、ステージの完了を検知し、移行の通知を利用者装置20に対して、送信するので、利用者は、全てのリリース情報の内容を確認することなく、ステージの開始、移行、完了を知ることができる。この結果、法令制定プロセスにおける段階の開始、移行、完了を知ることにより、開始、移行、完了した段階において、法令改正による業務への影響をできるかぎり小さくするため、法令制定に対して当該段階に応じた対応をとることができるという優れた効果を奏する。
また、リリース情報とともに、リリース日、ステージ完了フラグ、最新ステージフラグがステージ情報として、ステージテーブルに記憶されているので、利用者が各ステージの状況を、ステージテーブルを参照することにより、確認することができる。
2 その他の変形例
なお、本開示を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本開示は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本開示に含まれる。
(1)ステージテーブル150x
記憶回路104は、ステージテーブル150に代えて、図13に示すステージテーブル150xを有するとしてもよい。
ここでは、ステージテーブル150との相違点を中心に説明する。
ステージテーブル150xは、図13に示すように、複数のステージ情報151を記憶する領域を備えている。各ステージ情報151は、さらに、ステージ154を含んでいる。
ステージ154は、受信したリリース情報152により定まるステージを示す名称である。
ステージテーブル150xは、ステージテーブル150と同様にして、上記の実施の形態のステージ検知装置10により生成される。
ステージテーブル150x内に各ステージ情報151が書き込まれる時点において、各ステージ情報151に含まれるステージ154は、空白となっている。
ステージテーブル150a内に各ステージ情報151が書き込まれると、ステージ検知装置10の統括制御部111は、ステージテーブル150xを、ネットワーク通信回路105及びネットワーク5を介して、利用者装置20に対して、送信する。
利用者装置20は、ステージ検知装置10から、ネットワーク5を介して、ステージテーブル150xを受信する。
利用者装置20は、ステージテーブル150xの内容をモニターに表示する。利用者は、ステージテーブル150xにおいて、空白となっているステージに、そのステージを示す名称を入力するように操作する。利用者装置20は、利用者の入力を受け付ける。
ステージに名称が入力されると、利用者装置20は、ステージに名称が入力されたステージテーブル150xを、ネットワークを介して、ステージ検知装置10に対して、送信する。
ステージ検知装置10の統括制御部111は、利用者装置20から、ネットワーク及びネットワーク通信回路105を介して、ステージに名称が入力されたステージテーブル150xを受信する。
統括制御部111は、記憶回路104に記憶されているステージテーブルに代えて、受信したステージテーブル150xを記憶回路に104に書き込む。
図13に示すように、ステージテーブル150xにおいては、ステージの欄に、ステージを示す名称である「施行」、「規制意図発表」、「検討」、・・・が記載されている。
このように、記憶回路104が有するステージテーブル150xは、リリース情報(第一通知情報)に対応付けて、当該リリース情報に対応するステージを示す名称を記憶するための領域を備えている。ネットワーク通信回路105(取得手段)は、リリース情報に対応する段階ステージを示す名称を取得する。入出力回路106(書込手段)は、取得した名称を、記憶回路104が有するステージテーブル150xに、記憶しているリリース情報に対応付けて、書き込む。
以上説明したように、ステージテーブル150xにおいては、ステージの欄に、ステージを示す名称が記載されているので、利用者は、ステージ情報がどのステージに対応するものであるかを知ることができる。
(2)実施の形態においては、ステージ検知装置10は、統括制御部111、分析部112、ステージテーブル150を備えて構成されている。しかし、この構成には、限定されない。
実施の形態のステージ検知システム1は、ステージ検知装置10に代えて、検知制御装置、分析装置及びデータベースサーバー装置から構成されている、としてもよい。
検知制御装置、分析装置及びデータベースサーバー装置は、それぞれ、ネットワーク5に接続されている。
検知制御装置は、ステージ検知装置10から、分析部112及びステージテーブル150を除外した残りの構成部から構成される。
分析装置は、ステージ検知装置10から、統括制御部111及びステージテーブル150を除外した残りの構成部から構成される。
データベースサーバー装置は、ステージ検知装置10から、統括制御部111及び分析部112を除外した残りの構成部から構成される。
実施の形態のステージ検知装置10に代えて、検知制御装置、分析装置及びデータベースサーバー装置を備えることにより、実施の形態と同様に、利用者は、全てのリリース情報の内容を確認することなく、ステージの開始、移行、完了を知ることができるという優れた効果を奏する。
(3)実施の形態において、情報提供サーバー装置30は、Webサーバー装置(Webサイト)であるとしてもよい。Webサーバー装置は、上述したリリース情報を記憶している。
ステージ検知装置10は、定期的に、上記のWebサーバー装置にアクセスして、Webサーバー装置からリリース情報を取得してもよい。
また、複数のWebサーバー装置のそれぞれが、上述したリリース情報を記憶していてもよい。ステージ検知装置10は、定期的に、複数のWebサーバー装置に巡回(クローリング)してアクセスして、各Webサーバー装置からリリース情報を取得してもよい。
ここで、Webサーバー装置は、RSS(Rich Site Summary又はRDF Site Summary等)により、リリース情報を提供するRSSタイプのWebサイトである、としてもよい。
また、情報提供サーバー装置30は、メールサーバー装置であるとしてもよい。メールサーバー装置は、上述したリリース情報を記憶している。メールサーバー装置は、新たなリリース情報を取得する都度、メールにより、リリース情報を、ステージ検知装置10に対して、送信してもよい。
(4)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。