JP7841163B1 - 障害及び誤り軽減を伴う多階層不揮発性メモリ - Google Patents
障害及び誤り軽減を伴う多階層不揮発性メモリInfo
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Abstract
【課題】階層の境界にあるか又はその近くにあるワード線のメモリセルの潜在的な欠陥のリスクに対し、プロアクティブな対策を提供する装置、方法及びストレージシステムを提供する。
【解決手段】装置は、ワード線に結合されたNANDストリング内の複数の不揮発性メモリセルに接続するように構成された1つ以上の制御回路を含む。制御回路による異なるプログラム方式を異なるセットのワード線に適用する方法は、第1のプログラム方式に従って第1の数のプログラムパルスを第1のセットのワード線に印加し、第2のプログラム方式に従って第2の数のプログラムパルスを第2のセットのワード線に印加することを含む。第2のセットのワード線は、1つ以上の縁部ワード線又は接合部ワード線を含み、第2の数のプログラムパルスは、第1の数のプログラムパルスよりも大きい。
【選択図】図14
【解決手段】装置は、ワード線に結合されたNANDストリング内の複数の不揮発性メモリセルに接続するように構成された1つ以上の制御回路を含む。制御回路による異なるプログラム方式を異なるセットのワード線に適用する方法は、第1のプログラム方式に従って第1の数のプログラムパルスを第1のセットのワード線に印加し、第2のプログラム方式に従って第2の数のプログラムパルスを第2のセットのワード線に印加することを含む。第2のセットのワード線は、1つ以上の縁部ワード線又は接合部ワード線を含み、第2の数のプログラムパルスは、第1の数のプログラムパルスよりも大きい。
【選択図】図14
Description
当該技術は、不揮発性メモリセルをプログラミングするための不揮発性メモリ及びプログラム動作に関する。
半導体メモリは、携帯電話、デジタルカメラ、パーソナルデジタルアシスタント、医療用電子装置、モバイルコンピューティングデバイス、サーバ、ソリッドステートドライブ、非モバイルコンピューティングデバイス及び他のデバイスなど、様々な電子デバイスで広く使用されている。半導体メモリは、不揮発性メモリ、又は揮発性メモリを含み得る。不揮発性メモリは、不揮発性メモリが電源(例えば、バッテリ)に接続されていないときであっても、情報を記憶及び保持することを可能にする。
メモリシステム内のメモリ構造は、典型的には、多くのメモリセルと様々な制御線とを含む。メモリ構造は、三次元であってもよい。三次元構造の1つのタイプは、垂直NANDストリングに配置された不揮発性メモリセルを有する。NANDストリングは、直列に接続されたメモリセルトランジスタと、一端にドレイン側選択ゲートと、他端にソース側選択ゲートとを含む。場合によっては、NANDメモリは、NANDストリングが階層を通って延びる2つ以上の階層に形成される。ブロックは、典型的には、メモリセルトランジスタの制御ゲートに電圧を供給する多くのワード線を各階層内に有する。
不揮発性メモリセルは、データを記憶するために、いくつかのデータ状態にプログラミングされ得る。より多くのデータ状態を使用することにより、メモリセル当たりより多くのビットを記憶することが可能になる。いくつかのメモリセルは、メモリセルに電荷を蓄積することによってデータ状態にプログラミングされ得る。例えば、NANDメモリセルの閾値電圧(Vt)は、電荷トラップ層などの電荷蓄積領域に電荷をプログラミングすることによって、ターゲットVtに設定することができる。電荷トラップ層に蓄積された電荷の量は、メモリセルのVtを確立する。セルは、Vtを検出することによって読み出され得る。
欠陥は、メモリ構造内で発生することがあり、メモリ動作に影響を及ぼすことがある。いくつかの欠陥は、試験中に検出され得る。潜在的な欠陥は、試験中に検出されないことがあり、後の時間(例えば、メモリシステムが使用中であるとき)に現れることがある。例えば、ブロック又はブロックの一部がアクセス不能になることがある(例えば、プログラム及び/又は読み出しの障害)。場合によっては、潜在的な欠陥によってブロックのワード線から読み出されたデータに高い誤り率が発生することがある。不揮発性メモリにおける障害及び/又は誤りを軽減することは困難であり得る。
同様の番号が付けられた要素は、異なる図面における共通の構成要素を指す。
ストレージシステムの一実施形態を示すブロック図である。
メモリダイの一実施形態のブロック図である。
集積メモリアセンブリの一実施形態のブロック図である。
メモリ構造の一部の一例を示す。
メモリ構造の一例を示す。
メモリ構造の一例を示す。
メモリ構造の一例を示す。
メモリ構造の一例を示す。
メモリ構造の一例を示す。
メモリ構造の一例を示す。
閾値電圧分布を示す。
閾値電圧分布を示す。
読み出し電圧を読み出しメモリセルに印加する一例を示す。
メモリホールを含む3Dメモリ構造の一部を示す。
2つの階層を有するメモリ構造の一例を示す。
位置ずれを有する2階層メモリ構造の一例を示す。
それぞれ2階層構造及び3階層構造のNANDストリングの一例を示す。
それぞれ2階層構造及び3階層構造のNANDストリングの一例を示す。
それぞれ第1のプログラム方式及び第2のプログラム方式を使用するプログラミングの一例を示す。
それぞれ第1のプログラム方式及び第2のプログラム方式を使用するプログラミングの一例を示す。
それぞれ第1のプログラム方式及び第2のプログラム方式を使用するプログラミングの一例を示す。
それぞれ第1のプログラム方式及び第2のプログラム方式を使用するプログラミングの一例を示す。
異なるプログラム方式でワード線をプログラミングすることを含む方法の一例を示す。
異なるプログラム方式を異なるセットのワード線に適用することを含む方法の一例を示す。
本明細書では、例えば、多階層NANDメモリ構造における潜在的な欠陥に起因して発生し得る障害及び誤りを軽減するための技術が開示される。場合によっては、特定のワード線は、いくらかの使用後に現れ得る潜在的な欠陥をより起こしやすいことがある。例えば、プログラム消去サイクルの数が増加し、摩耗が生じると、潜在的な欠陥が現れることがある。例えば、プログラム、読み出し、及び/又は消去動作中に印加される電圧は、潜在的な欠陥の顕在化に寄与し得る。危険にさらされているワード線を識別することは、軽減アクションが取られることを可能にし得る。例えば、多階層構造の階層間の接合部又は界面の近くの1つ以上のワード線は、障害(例えば、ブロック又はブロックの一部の読み出し及び/又はプログラムの障害)及び誤り(例えば、ブロックのいくつかのワード線からのデータにおける高い誤り率)を含む潜在的な欠陥の影響から高いリスクにさらされ得る。場合によっては、そのような高リスクワード線を対象とするプログラム動作は、潜在的な欠陥に関連付けられた問題を軽減するように適合され得る。例えば、多階層構造の階層内の特定の位置におけるワード線は、他のワード線よりもリスクが高いことがあり、プログラム方式は、そのような欠陥が(例えば、障害及び/又は誤りとして)現れるリスクを低減するように適合され得る。階層の中間又はその近くのワード線は、第1のプログラム方式を使用してプログラミングされ得るが、境界ワード線は、第1のプログラム方式よりも低い電圧及び/又は短い持続時間であり得る、より多くのプログラムパルスを使用する第2のプログラム方式を使用してプログラミングされ得る。境界ワード線は、接合部ワード線(例えば、階層間の接合部の両側の1つ以上のワード線)及び/又は縁部ワード線(例えば、ブロックの下部縁部の1つ以上のワード線)を含み得る。
当該技術の態様は、読み出し障害、書き込み障害、及び/又は高い誤り率を含む潜在的な欠陥に関連する技術的な問題を対象とする。当該技術の態様は、それぞれの階層内のワード線位置に従って異なるワード線に適合されたプログラム方式を使用すること(例えば、接合部/縁部ワード線及び非接合部/縁部ワード線に対して異なるプログラム方式を使用すること)を含む技術的解決策を提供する。
図1は、本明細書に記載の技術を実施することができるストレージシステム100の一実施形態のブロック図である。一実施形態では、ストレージシステム100はソリッドステートドライブ(「SSD」)である。ストレージシステム100は、メモリカード、USBドライブ、又は他のタイプのストレージシステムであってもよい。提案される技術は、いずれか1つのタイプのストレージシステムに限定されない。ストレージシステム100は、コンピュータ、サーバ、電子デバイス(例えば、スマートフォン、タブレット、又は他のモバイルデバイス)、アプライアンス、又はメモリを使用し、データ処理能力を有する別の装置であり得るホスト102に接続される。いくつかの実施形態では、ホスト102は、ストレージシステム100とは別個であるが、ストレージシステム100に接続される。他の実施形態では、ストレージシステム100は、ホスト102に組み込まれる。
図1に示すストレージシステム100の構成要素は、電気回路である。ストレージシステム100は、不揮発性ストレージ130及びローカル高速メモリ140(例えば、DRAM、SRAM、MRAM)に接続されたメモリコントローラ120(又はストレージコントローラ)を含む。ローカルメモリ140は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリを含み得る非一時的メモリである。ローカル高速メモリ140は、メモリコントローラ120によって、特定の動作を実行するために使用される。例えば、ローカル高速メモリ140は、ロジック-物理アドレス変換テーブル(「L2Pテーブル」)を記憶し得る。
メモリコントローラ120は、ホスト102に接続され、通信するホストインターフェース152を備える。一実施形態では、ホストインターフェース152は、PCIエクスプレス(PCIe)上のNVMエクスプレス(NVMe)を実装する。SCSI、SATAなどの他のインターフェースも使用することができる。ホストインターフェース152はまた、ネットワークオンチップ(NOC)154に接続される。NOCは、集積回路上の通信サブシステムである。NOCは、同期及び非同期クロックドメインにまたがるか、又はクロックされていない非同期論理を使用することができる。NOC技術は、ネットワーキング理論及び方法をオンチップ通信に適用し、従来のバス及びクロスバー相互接続に対して顕著な改善をもたらす。NOCは、他の設計と比較して、システムオンチップ(SoC)のスケーラビリティ及び複雑なSoCの電力効率を改善する。NOCの配線及びリンクは、多くの信号によって共有される。NOC内の全てのリンクが異なるデータパケットに対して同時に動作することができるので、高レベルの並列性が達成される。したがって、統合サブシステムの複雑さが増大し続けるにつれて、NOCは、以前の通信アーキテクチャ(例えば、専用ポイントツーポイント信号配線、共有バス、又はブリッジを有するセグメント化バス)と比較して、向上した性能(スループットなど)及びスケーラビリティを提供する。他の実施形態では、NOC154をバスで置き換えることができる。
NOC154には、プロセッサ156、ECCエンジン158、メモリインターフェース160、ローカルメモリコントローラ164が接続され、通信する。ローカルメモリコントローラ164は、ローカル高速メモリ140(例えば、DRAM、SRAM、MRAM)を動作させ、それと通信するために使用される。
ECCエンジン158は、誤り訂正サービスを実行する。例えば、ECCエンジン158は、データの符号化及び復号を実行する。一実施形態において、ECCエンジン158は、ソフトウェアによってプログラミングされた電気回路である。例えば、ECCエンジン158は、プログラミング可能なプロセッサであってもよい。他の実施形態では、ECCエンジン158は、いかなるソフトウェアも伴わないカスタム専用ハードウェア回路である。別の実施形態では、ECCエンジン158の機能は、プロセッサ156によって実装される。
プロセッサ156は、プログラミング、消去、読み出し、及びメモリ管理プロセスなどの様々なコントローラメモリ動作を実行する。一実施形態では、プロセッサ156はファームウェアによってプログラミングされる。他の実施形態では、プロセッサ156は、いかなるソフトウェアも伴わないカスタム専用ハードウェア回路である。プロセッサ156はまた、ソフトウェア/ファームウェアプロセスとして、又は専用ハードウェア回路として、変換モジュールを実装する。多くのシステムにおいて、不揮発性メモリは、1つ以上のメモリダイに関連付けられた物理アドレスを使用して、ストレージシステムに対して内部的にアドレス指定される。しかしながら、ホストシステムは論理アドレスを使用して種々のメモリ位置をアドレス指定する。これは、ホストがデータを連続した論理アドレスに割り当てることを可能にし、一方、ストレージシステムは、1つ以上のメモリダイの位置の間でデータを望むように自由に記憶することができる。このシステムを実装するために、メモリコントローラ120(例えば、変換モジュール)は、ホストによって使用される論理アドレスとメモリダイによって使用される物理アドレスとの間のアドレス変換を実行する。1つの例示的な実装形態は、論理アドレスと物理アドレスとの間の現在の変換を識別するテーブル(すなわち、上述のL2Pテーブル)を維持することである。L2Pテーブル内のエントリは、論理アドレス及び対応する物理アドレスの識別を含むことができる。論理アドレスから物理アドレスへのテーブル(又はL2Pテーブル)は「テーブル」という語を含むが、それらは文字通りテーブルである必要はない。むしろ、論理アドレスから物理アドレスへのテーブル(又はL2Pテーブル)は、任意のタイプのデータ構造であり得る。いくつかの例では、ストレージシステムのメモリ空間は、ローカルメモリ140がL2Pテーブルの全てを保持することができないほど大きい。そのような場合、L2Pテーブルのセット全体がストレージ130に記憶され、L2Pテーブルのサブセットがローカル高速メモリ140にキャッシュされる(L2Pキャッシュ)。
メモリインターフェース160は、不揮発性ストレージ130と通信する。一実施形態では、メモリインターフェースはトグルモードインターフェースを提供する。他のインターフェースを使用することもできる。いくつかの例示的な実装形態では、メモリインターフェース160(又はメモリコントローラ120の別の部分)は、1つ以上のメモリダイにデータを送信し、そこからデータを受信するためのスケジューラ及びバッファを実装する。
一実施形態では、不揮発性ストレージ130は、1つ以上のメモリダイを含む。図2Aは、不揮発性ストレージを備えるメモリダイ200の一実施形態の機能ブロック図である。不揮発性ストレージ130の1つ以上のメモリダイの各々は、図2Aのメモリダイ200として実装され得る。図2Aに示される構成要素は電気回路である。メモリダイ200は、以下でより詳細に説明されるように、不揮発性メモリセル(不揮発性ストレージセルとも呼ばれる)を含み得るメモリ構造202(例えば、メモリアレイ)を含む。メモリ構造202のアレイ端子線は、行として編成されたワード線の様々な層と、列として編成されたビット線の様々な層とを含む。しかしながら、他の向きも実装され得る。メモリダイ200は行制御回路220を含み、その出力はメモリ構造202のそれぞれのワード線に接続される。行制御回路220は、システム制御ロジック260からM個の行アドレス信号のグループ及び1つ以上の様々な制御信号を受信し、典型的には、読み出し動作及び書き込み(プログラミング)動作の両方のために、行デコーダ222、アレイドライバ224、及びブロック選択回路226のような回路を含み得る。行制御回路220はまた、読み出し/書き込み回路を含んでもよい。メモリダイ200はまた、読み出し/書き込み回路225を含む列制御回路210を含む。読み出し/書き込み回路225は、センスアンプ及びデータラッチを含み得る。センスアンプの入出力は、メモリ構造202のそれぞれのビット線に接続される。メモリ構造202について単一のブロックのみが示されているが、メモリダイは、個々にアクセスされ得る複数のアレイを含むことができる。列制御回路210は、システム制御ロジック260からN個の列アドレス信号のグループ及び1つ以上の様々な制御信号を受信し、通常、列デコーダ212、アレイ端子受信機又はドライバ回路214、ブロック選択回路216、並びに読み出し/書き込み回路、及びI/Oマルチプレクサなどの回路を含むことができる。
システム制御ロジック260は、メモリコントローラ120からデータ及びコマンドを受信し、出力データ及びステータスをホストに提供する。いくつかの実施形態において、(1つ以上の電気回路を含む)システム制御ロジック260は、メモリ動作のダイレベル制御を提供するステートマシン262を含む。一実施形態では、ステートマシン262はソフトウェアによってプログラミング可能である。他の実施形態では、ステートマシン262はソフトウェアを使用せず、ハードウェア(例えば、電気回路)において完全に実装される。別の実施形態では、ステートマシン262は、メモリチップ上又はメモリチップ外のいずれかであるマイクロコントローラ又はマイクロプロセッサによって置き換えられる。システム制御ロジック260は、メモリ動作中にメモリ構造202の行及び列に供給される電力及び電圧を制御する電力制御モジュール264も含むことができる。システム制御ロジック260は、メモリ構造202を動作させるためのパラメータを記憶するために使用され得るストレージ266(例えば、RAM、レジスタ、ラッチなど)を含む。
コマンド及びデータは、メモリコントローラインターフェース268(「通信インターフェース」とも呼ばれる)を介してメモリコントローラ120とメモリダイ200との間で転送される。メモリコントローラインターフェース268は、メモリコントローラ120と通信するための電気的インターフェースである。メモリコントローラインターフェース268の例としては、トグルモードインターフェース及びオープンNANDフラッシュインターフェース(ONFI)が挙げられる。他のI/Oインターフェースを使用することもできる。
いくつかの実施形態において、システム制御ロジック260を含むメモリダイ200の要素の全ては、単一のダイの一部として形成され得る。他の実施形態では、システム制御ロジック260の一部又は全ては、メモリ構造202を含むダイとは異なるダイ上に形成され得る。
一実施形態では、メモリ構造202は、複数のメモリレベルがウェハなどの単一の基板上に形成される不揮発性メモリセルの三次元メモリアレイを含む。メモリ構造は、シリコン(又は他のタイプの)基板の上に配置された活性エリアを有するメモリセルの1つ以上の物理レベルにモノリシックに形成された任意のタイプの不揮発性メモリを含むことができる。一例では、不揮発性メモリセルは、電荷トラップ層を有する垂直NANDストリングを含む。
別の実施形態では、メモリ構造202は、不揮発性メモリセルの二次元メモリアレイを含む。一例では、不揮発性メモリセルは、フローティングゲートを利用するNANDフラッシュメモリセルである。他のタイプのメモリセル(例えば、NOR型フラッシュメモリ)も使用することができる。
メモリ構造202に含まれるメモリアレイアーキテクチャ又はメモリセルの正確なタイプは、上記の例に限定されない。多くの異なるタイプのメモリアレイアーキテクチャ又はメモリ技術を使用して、メモリ構造202を形成することができる。本明細書で提案される新たに特許請求される実施形態の目的のために、特定の不揮発性メモリ技術は必要とされない。メモリ構造202のメモリセルに適した技術の他の例は、ReRAMメモリ(抵抗性ランダムアクセスメモリ)、磁気抵抗メモリ(例えば、MRAM、スピントランスファートルクMRAM、スピン軌道トルクMRAM)、FeRAM、相変化メモリ(例えば、PCM)などを含む。メモリ構造202のメモリセルアーキテクチャに適した技術の例には、二次元アレイ、三次元アレイ、クロスポイントアレイ、積層二次元アレイ、垂直ビット線アレイなどが含まれる。
ReRAMクロスポイントメモリの一例は、X線及びY線(例えば、ワード線及びビット線)によってアクセスされるクロスポイントアレイに配置された可逆抵抗切り替え素子を含む。別の実施形態において、メモリセルは、導電性ブリッジメモリ素子を含んでもよい。導電性ブリッジメモリ素子は、プログラマブルメタライゼーションセルと呼ばれることもある。導電性ブリッジメモリ素子は、固体電解質内のイオンの物理的再配置に基づく状態変化素子として使用することができる。場合によっては、導電性ブリッジメモリ素子は、一方が比較的不活性(例えば、タングステン)であり、他方が電気化学的に活性(例えば、銀又は銅)である2つの固体金属電極を含むことができ、固体電解質の薄膜が2つの電極間にある。温度が上昇するにつれて、イオンの移動度も増加し、導電性ブリッジメモリセルのプログラミング閾値を減少させる。したがって、導電性ブリッジメモリ素子は、温度に対して広範囲のプログラミング閾値を有することができる。
別の例は、磁気ストレージ要素によってデータを記憶する磁気抵抗ランダムアクセスメモリ(MRAM)である。素子は2つの強磁性層から形成され、そのそれぞれは薄い絶縁層によって分離された磁化を保持することができる。2つの層のうちの1つは、特定の極性に設定された永久磁石であり、他の層の磁化は、メモリを記憶するために外部磁場の磁化と一致するように変化させることができる。メモリデバイスは、そのようなメモリセルのグリッドから構築される。プログラミングのための一実施形態では、各メモリセルは、互いに直角に配置され、セルに平行であり、1つがセルの上にあり、1つがセルの下にある一対の書き込み線の間に位置する。電流がそれらを通過すると、誘導磁場が生成される。MRAMベースのメモリの実施形態は、以下でより詳細に説明される。
相変化メモリ(PCM)は、カルコゲナイドガラスの固有の挙動を利用する。一実施形態は、GeTe-Sb2Te3超格子を使用して、レーザパルス(又は別の源からの光パルス)を用いてゲルマニウム原子の配位状態を単に変化させることによって、非熱的相変化を達成する。したがって、プログラミングの供与量はレーザパルスである。メモリセルは、メモリセルが光を受け取るのを阻止することによって抑制され得る。他のPCMの実施形態では、メモリセルは電流パルスによってプログラミングされる。本明細書における「パルス」の使用は、方形波を必要とせず、音、電流、電圧、光、又は他の波の(連続又は非連続)振動又はバーストを含むことに留意されたい。個々の選択可能なメモリセル又はビット内のこれらのメモリ素子は、オボニック閾値スイッチ又は金属絶縁体基板などのセレクタである更なる直列要素を含んでもよい。
当業者は、本明細書で説明される技術が、単一の特定のメモリ構造、メモリ構成、又は材料組成に限定されず、本明細書で説明され、当業者によって理解されるような技術の趣旨及び範囲内の多くの関連するメモリ構造をカバーすることを認識するであろう。
図2Aの要素は、(1)メモリ構造202と、(2)図2Aに示す他の構成要素の全てを含む周辺回路との2つの部分にグループ化することができる。メモリ回路の重要な特性は、その容量であり、これは、メモリ構造202に与えられるストレージシステム100のメモリダイの面積を増加させることによって増加させることができる。しかしながら、これは、周辺回路に利用可能なメモリダイの領域を減少させる。これは、これらの周辺回路の要素に非常に厳しい制限を課す可能性がある。例えば、感知増幅器回路を利用可能な領域内に収める必要性は、感知増幅器設計アーキテクチャに対する重大な制約となり得る。システム制御ロジック260に関して、エリアの利用可能性の減少は、オンチップで実装され得る利用可能な機能を制限し得る。したがって、ストレージシステム100用のメモリダイの設計における基本的なトレードオフは、メモリ構造202に充てられる面積の量と、周辺回路に充てられる面積の量である。
メモリ構造202及び周辺回路がしばしば対立する別のエリアは、これらの領域がしばしば異なる処理技術を含み、単一のダイ上に異なる技術を有することにおけるトレードオフを含むので、これらの領域を形成することに含まれる処理にある。例えば、メモリ構造202がNANDフラッシュである場合、これはNMOS構造であるが、周辺回路はしばしばCMOSベースである。例えば、感知増幅器回路、チャージポンプ、ステートマシン内のロジック要素、及びシステム制御ロジック260内の他の周辺回路などの要素は、PMOSデバイスを使用することが多い。CMOSダイを製造するための処理動作は、NMOSフラッシュNANDメモリ又は他のメモリセル技術のために最適化された処理動作とは多くの態様において異なる。三次元NAND構造(例えば、図4を参照)は、特に、特殊な処理動作から利益を得ることができる。
これらの制限を改善するために、以下で説明する実施形態は、図2Aの要素を別々に形成されたダイ上に分離することができ、これらのダイはその後一緒に接合される。より具体的には、メモリ構造202を1つのダイ(メモリダイと呼ばれる)上に形成することができ、1つ以上の制御回路を含む周辺回路要素の一部又は全てを別個のダイ(制御ダイと呼ばれる)上に形成することができる。例えば、メモリダイは、フラッシュNANDメモリ、MRAMメモリ、PCMメモリ、ReRAMメモリ、又は他のメモリタイプのメモリセルのアレイなどのメモリ素子のみから形成され得る。周辺回路の一部又は全ては、デコーダ及びセンスアンプなどの要素を含んでいても、別個の制御ダイに移すことができる。これは、メモリダイのそれぞれがその技術に従って個々に最適化されることを可能にする。例えば、NANDメモリダイは、CMOS処理に最適化することができる制御ダイ上に移動したCMOS素子を気にすることなく、NMOSベースのメモリアレイ構造に最適化することができる。これは、周辺要素のためのより多くの空間を可能にし、メモリセルアレイを保持する同じダイのマージンに制限される場合に容易に組み込むことができなかった追加の能力を組み込むことができる。次いで、2つのダイは、一方のダイ上のアレイが他方のダイ上の周辺要素に接続された状態で、接合マルチダイメモリ回路内で互いに接合され得る。以下は、1つのメモリダイ及び1つの制御ダイの接合メモリ回路に焦点を当てるが、他の実施形態は、例えば、2つのメモリダイ及び1つの制御ダイなどのより多くのダイを使用することができる。
図2Bは、図2Aの配置に対する代替的な配置を示し、これは、接合されたダイ対を提供するためにウェハ間接合を使用して実装され得る。図2Bは、集積メモリアセンブリ207の一実施形態の機能ブロック図を示す。1つ以上の集積メモリアセンブリ207は、ストレージシステム100の不揮発性ストレージ130を実装するために使用され得る。集積メモリアセンブリ207は、2つのタイプの半導体ダイ(又はより簡潔に「ダイ」)を含む。メモリ構造ダイ201は、メモリ構造202を含む。メモリ構造202は、不揮発性メモリセルを含む。制御ダイ211は、(上述のように)制御回路260、210、及び220を含む。いくつかの実施形態では、制御ダイ211は、メモリ構造ダイ201内のメモリ構造202に接続するように構成される。いくつかの実施形態では、メモリ構造ダイ201及び制御ダイ211は、一緒に接合される。
図2Bは、メモリ構造ダイ201内に形成されたメモリ構造202に結合された周辺回路又は制御ダイ211内に形成された、制御回路を含む周辺回路の一例を示す。共通の構成要素は、図2Aと同様にラベル付けされている。システム制御ロジック260、行制御回路220、及び列制御回路210は、制御ダイ211内に配置される。いくつかの実施形態では、列制御回路210の全部又は一部及び行制御回路220の全部又は一部は、メモリ構造ダイ201上に配置される。いくつかの実施形態では、システム制御ロジック260内の回路のいくつかは、メモリ構造ダイ201上に配置される。
システム制御ロジック260、行制御回路220、及び列制御回路210は、共通プロセス(例えば、CMOSプロセス)によって形成されてもよく、その結果、メモリコントローラ120上でより典型的に見られるECCなどの追加の要素及び機能は、追加のプロセスステップをほとんど又は全く必要としなくてもよい(すなわち、メモリコントローラ120を製作するために使用される同じプロセスステップが、システム制御ロジック260、行制御回路220、及び列制御回路210を製作するためにも使用されてもよい)。したがって、メモリ構造ダイ201などのダイからそのような回路を移動させることは、そのようなダイを製造するために必要とされるステップの数を低減し得るが、制御ダイ211などのダイにそのような回路を追加することは、多くの追加のプロセスステップを必要としない場合がある。制御ダイ211は、制御回路260、210、220の一部又は全てを実装するためにCMOS技術を使用することから、CMOSダイと呼ばれることもある。
図2Bは、電気経路206を介してメモリ構造ダイ201上のメモリ構造202に結合された制御ダイ211上の読み出し/書き込み回路225を含む列制御回路210を示す。例えば、電気経路206は、列デコーダ212と、ドライバ回路214と、ブロック選択回路216と、メモリ構造202のビット線との間の電気接続を提供することができる。電気経路は、制御ダイ211内の列制御回路210から、メモリ構造202のビット線に接続されたメモリ構造ダイ201の対応するパッドに接合された制御ダイ211上のパッドを通って延びることができる。メモリ構造202の各ビット線は、列制御回路210に接続する一対のボンドパッドを含む電気経路206内に対応する電気経路を有してもよい。同様に、行デコーダ222、アレイドライバ224、及びブロック選択回路226を含む行制御回路220は、電気経路208を介してメモリ構造202に結合される。各電気経路208は、ワード線、ダミーワード線、又は選択ゲート線に対応し得る。制御ダイ211とメモリ構造ダイ201との間に追加の電気経路が設けられてもよい。
本明細書の目的のために、「制御回路」又は「1つ以上の制御回路」という語句は、メモリコントローラ120、ステートマシン262、電力制御モジュール264、システム制御ロジック260の全て若しくは一部、行制御回路220の全て若しくは一部、列制御回路210の全て若しくは一部、読み出し/書き込み回路225、センスアンプ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、及び/又は他の同様の機能回路のうちのいずれか1つ又は任意の組み合わせを含むことができる。制御回路は、ハードウェアのみ、又はハードウェア及びソフトウェア(ファームウェアを含む)の組み合わせを含むことができる。例えば、本明細書に記載の機能を実行するようにファームウェアによってプログラミングされたコントローラは、制御回路の一例である。制御回路は、プロセッサ、FPGA、ASIC、集積回路、又は他のタイプの回路を含むことができる。
本明細書の目的のために、「装置」という用語は、ストレージシステム100、メモリコントローラ120、ストレージ130、メモリダイ200、集積メモリアセンブリ207、及び/又は制御ダイ211のうちの1つ以上を含むことができるが、これらに限定されない。
図3は、垂直NANDストリングとして配置された複数の不揮発性メモリセルを含むメモリ構造202を備えることができるモノリシック三次元メモリアレイ/構造の例示的な一実施形態の一部の斜視図である。例えば、図3は、メモリの1つのブロックの一部400を示す。図示された構造は、交互の誘電体層と導電層とのスタック401の上方に配置されたビット線BLのセットを含む。例示の目的で、誘電体層のうちの1つはDとしてマークされ、導電層(ワード線層とも呼ばれる)のうちの1つはWとしてマークされる。交互の誘電体層及び導電層の数は、特定の実装要件に基づいて変化し得る。一実施形態では、交互の誘電体層及び導電層は、分離領域IRによって4つの(又は異なる数の)領域(例えば、サブブロック)に分割される。図3は、2つのサブブロックを分離する1つの分離領域IRを示す。交互の誘電体層及びワード線層の下には、ソース線層SLがある。メモリホールは、交互の誘電体層と導電層とのスタック内に形成される。例えば、メモリホールの1つは、MHとしてマークされる。図3では、誘電体層は、読者が交互の誘電体層と導電層とのスタック内に配置されたメモリホールを見ることができるように、シースルーとして示されていることに留意されたい。一実施形態では、NANDストリングは、電荷トラップ材料を含む材料でメモリホールを充填して、メモリセルの垂直列を作成することによって形成される。各メモリセルは、1ビット以上のデータを記憶することができる。メモリ構造202を含む三次元モノリシックメモリアレイの更なる詳細は、以下に提供される。
図4Aは、2つのプレーン302及び304に分割されるメモリ構造202の1つの例示的な編成を説明するブロック図である。各プレーンは、次に、M個のブロックに分割される。一例では、各プレーンは、約2000個のブロックを有する。しかしながら、異なる数のブロック及びプレーンを使用することもできる。一実施形態では、メモリセルのブロックは消去の単位である。すなわち、ブロックの全てのメモリセルが一緒に消去される。他の実施形態では、メモリセルは、シグナリング回路及び選択回路をイネーブルするようにメモリ構造202を編成するためなど、他の理由でブロックにグループ化することができる。いくつかの実施形態では、ブロックは、ブロックのメモリセルがワード線の共通のセットを共有するように、接続されたメモリセルのグループを表す。
図4B~図4Fは、図3の構造に対応し、図2A又は図2Bのメモリ構造202を実装するために使用することができる例示的な三次元(「3D」)NAND構造を示す。図4Bは、メモリ構造202の1つのブロックの一部の上面図を示すブロック図である。図4Bに示されるブロックの部分は、図4Aのブロック2の部分306に対応する。一実施形態では、メモリアレイは多くの層を有する。しかしながら、図4Bは、上部層のみを示す。
図4Bは、垂直列を表す複数の円を示す。垂直列の各々は、複数の選択トランジスタ(セレクトゲート又はセレクションゲートとも呼ばれる)及び複数のメモリセルを含む。一実施形態では、各垂直列は、NANDストリングを実装する。例えば、図4Bは、垂直列422、432、442、及び452を示す。垂直列422は、NANDストリング482を実装する。垂直列432は、NANDストリング484を実装する。垂直列442は、NANDストリング486を実装する。垂直列452は、NANDストリング488を実装する。垂直列の更なる詳細は、以下に提供される。図4Bに示されるブロックは、示される部分を超えて延びるので、ブロックは、図4Bに示されるよりも多くの垂直列を含む。
図4Bはまた、ビット線411、412、413、414、...419を含むビット線415のセットを示す。図4Bは、ブロックの一部のみが示されているので、24本のビット線を示す。24本より多いビット線がブロックの垂直列に接続されることが考えられる。垂直列を表す円の各々は、1つのビット線へのその接続を示すために「x」を有する。例えば、ビット線414は、垂直列422、432、442、及び452に接続される。
図4Bに示されるブロックは、垂直列の下のソース線に様々な層を接続するローカル相互接続402、404、406、408、及び410のセットを含む。ローカル相互接続402、404、406、408、及び410はまた、ブロックの各層を4つの領域に分割するように働く。例えば、図4Bに示される上部層は、フィンガと呼ばれる領域420、430、440、及び450に分割される。メモリセルを実装するブロックの層において、4つの領域は、ローカル相互接続によって分離されるワード線フィンガと呼ばれる。一実施形態では、ブロックの共通レベル上のワード線フィンガは、単一のワード線を形成するように互いに接続する。別の実施形態では、同じレベルのワード線フィンガは、互いに接続されない。1つの例示的な実装形態では、ビット線は、領域420、430、440、及び450の各々の1つの垂直列にのみ接続する。この実装形態では、各ブロックは16行のアクティブ列を有し、各ビット線は各ブロック内の4行に接続される。一実施形態では、共通ビット線に接続された4つの行の全てが、(一緒に接続された同じレベル上の異なるワード線フィンガを介して)同じワード線に接続される。したがって、システムは、ソース側選択線及びドレイン側選択線を使用して、メモリ動作(プログラム、検証、読み出し、及び/又は消去)の対象となる4つのうちの1つ(又は別のサブセット)を選択する。
図4Bは、各領域が4行の垂直列、4つの領域、及びブロック内に16行の垂直列を有することを示すが、それらの正確な数は例示的な実装形態である。他の実施形態は、ブロック当たりより多い又はより少ない領域、領域当たりより多い又はより少ない垂直列の行、及びブロック当たりより多い又はより少ない垂直列の行を含み得る。
図4Bはまた、千鳥状配置にされた垂直列を示す。他の実施形態では、異なるパターンの千鳥状配置を使用することができる。いくつかの実施形態では、垂直列は、千鳥状配置にされない。
図4Cは、図4Bの線AAに沿った断面図を示すスタック435の一実施形態を示す。データワード線層WLL0~WLL95に加えて、2つのSGD層(SGD0、SDG1)、2つのSGS層(SGS0、SGS1)、及び6つのダミーワード線層DWLD0、DWLD1、DWLM1、DWLM0、DWLS0、及びDWLS1が設けられる。各NANDストリングは、SGD0層にドレイン側選択トランジスタを有し、SGD1層にドレイン側選択トランジスタを有する。動作中、同じ電圧が各層(SGD0、SGD1)に印加され得、その結果、各トランジスタの制御端子は同じ電圧を受け取る。各NANDストリングは、SGS0層にソース側選択トランジスタを有し、SGS1層にドレイン側選択トランジスタを有する。動作中、同じ電圧が各層(SGS0、SGS1)に印加されてもよく、それにより、各トランジスタの制御端子は同じ電圧を受け取る。また、誘電体層DL0~DL106も示されている。より多くの又はより少ないSGD、SGS及びDWLを使用することができる。
メモリセルの列432、434が多層スタック内に示されている。スタックは、基板303と、基板上の絶縁フィルム250と、ソース線SLの一部と、を含む。ビット線414の一部も示されている。NANDストリング484は、ビット線414に接続されていることに留意されたい。NANDストリング484は、スタックの底部にソース端439を有し、スタックの上部にドレイン端438を有する。ソース端439は、ソース線SLに接続されている。導電性ビア441は、NANDストリング484のドレイン端438をビット線414に接続する。図4Bからのローカル相互接続404及び406も示されている。
スタック435は、3つの垂直サブブロック(VSB0、VSB1、VSB2)に分割される。垂直サブブロックVSB0は、WLL0~WLL31を含む。以下の層も、垂直サブブロックVSB0(SGS0、SGS1、DWLS0、DWLS1)の一部とみなすことができる。垂直サブブロックVSB1はWLL32~WLL63を含む。垂直サブブロックVSB2はWLL64~WLL95を含む。以下の層も、垂直サブブロックVSB2(SGD0、SGD1、DWLD0、DWLD1)の一部とみなすことができる。各NANDストリングは、垂直サブブロックの各々にデータメモリセルのセットを有する。ダミーワード線層DMLM0は、垂直サブブロックVSB0と垂直サブブロックVSB1との間にある。ダミーワード線層DMLM1は、垂直サブブロックVSB1と垂直サブブロックVSB2との間にある。ダミーワード線層は、メモリ動作(例えば、消去動作又はプログラミング動作)中に、メモリストリング内の第1のセットのメモリセルトランジスタ(例えば、垂直サブブロックVSB0ワード線WLL0~WLL31に対応する)をメモリストリング内の第2のセットのメモリセルトランジスタ(例えば、垂直サブブロックVSB1ワード線WLL32~WLL63に対応する)から電気的に絶縁するために使用され得るダミーメモリセルトランジスタを有する。
図4Dは、図4Cのスタック435のSG層及びワード線層の代替図を示す。SGD層SGD0及びSGD0(ドレイン側SG層)はそれぞれ、NANDストリングのセットのドレイン側に関連付けられたSG線の平行な行を含む。例えば、SGD0は、図4Bと一致するドレイン側SG領域420、430、440、及び450を含む。
SGD層の下には、ドレイン側ダミーワード線層がある。各ダミーワード線層は、1つのアプローチでは、ワード線を表し、スタック内の所与の高さでダミーメモリセルのセットに接続される。例えば、DWLD0は、ワード線層領域451、453、455、及び457を含む。非データメモリセルとも呼ばれるダミーメモリセルは、データを記憶せず、データを記憶するのに不適格であり、一方、データメモリセルは、データを記憶するのに適格である。更に、ダミーメモリセルのVthは、一般に、製造時に固定されるか、又は周期的に調整され得るが、データメモリセルのVthは、例えば、データメモリセルの消去及びプログラミング動作中に、より頻繁に変化する。
ダミーワード線層の下には、データワード線層がある。例えば、WLL95は、ワード線層領域471、472、473、及び474を含む。
データワード線層の下には、ソース側ダミーワード線層がある。
ソース側ダミーワード線層の下には、SGS層がある。SGS層SGS0及びSGS1(ソース側SG層)はそれぞれ、NANDストリングのセットのソース側に関連付けられたSG線の平行な行を含む。例えば、SGS0は、ソース側SG線475、476、477、及び478を含む。各SG線は、1つのアプローチでは、独立して制御することができる。あるいは、SG線を接続して共通に制御することもできる。
図4Eは、図4Cの領域445の図を示す。データメモリセルトランジスタ520及び521は、ダミーメモリセルトランジスタ522の上方にある。ダミーメモリセルトランジスタ522の下には、データメモリセルトランジスタ523及び524がある。例えば、原子層堆積を使用して、メモリホール444の側壁(SW)に沿って、かつ/又は各ワード線層内で、いくつかの層を堆積することができる。例えば、各列(例えば、メモリホール内の材料によって形成されるピラー)は、ブロッキング酸化物/ブロック高k材料470、SiN又は他の窒化物などの電荷トラップ層又はフィルム463、トンネル層464、ポリシリコン体又はチャネル465、及び誘電体コア466を含むことができる。ワード線層は、タングステンなどの導電性金属462を制御ゲートとして含むことができる。あるいは、他の金属も制御ゲートとして使用することができる。例えば、制御ゲート490、491、492、493、494が設けられている。この例では、金属を除く全ての層がメモリホール内に設けられている。他のアプローチでは、層の一部は、制御ゲート層内にあり得る。追加のピラーが、異なるメモリホール内に同様に形成される。ピラーは、NANDストリングの柱状活性エリア(AA)を形成することができる。
データメモリセルトランジスタがプログラミングされると、データメモリセルトランジスタに関連付けられた電荷トラップ層の一部に、電子が蓄積される。これらの電子は、チャネルからトンネル層を通って電荷トラップ層に引き込まれる。データメモリセルトランジスタのVthは、蓄積電荷量に比例して大きくなる。消去動作の間、電子はチャネルに戻る。
非データトランジスタ(例えば、選択トランジスタ、ダミーメモリセルトランジスタ)も電荷トラップ層463を含み得る。図4Eでは、ダミーメモリセルトランジスタ522は、電荷トラップ層463を含む。したがって、少なくともいくつかの非データトランジスタの閾値電圧は、電荷トラップ層463に電子を蓄積すること、又は電荷トラップ層463から電子を除去することによって調整されてもよい。全ての非データトランジスタが調整可能なVthを有する必要はない。例えば、電荷トラップ層463は、全ての選択トランジスタに存在する必要はない。
メモリホールの各々は、ブロッキング酸化物層、電荷トラップ層、トンネル層及びチャネル層を含む複数の環状層で充填され得る。メモリホールの各々のコア領域はボディ材料で充填され、複数の環状層は、メモリホールの各々においてコア領域とWLLとの間にある。
場合によっては、トンネル層464は、酸化物-窒化物-酸化物構成などの複数の層を含むことができる。
図4Fは、図3~図4Eに示されるメモリの一部の概略図である。図4Fは、ブロック全体にわたって走る物理ワード線WLL0~WLL95を示す。図4Fの構造は、ビット線411、412、413、414、...419を含む、図4A~図4Eのブロック2内の部分306に対応する。ブロック内では、各ビット線は4つのNANDストリングに接続される。ドレイン側選択線SGD0、SGD1、SGD2、及びSGD3は、4つのNANDストリングのうちのどれが関連するビット線に接続するかを決定するために使用される。ソース側選択線SGS0、SGS1、SGS2、及びSGS3は、4つのNANDストリングのうちのどれが共通ソース線に接続するかを決定するために使用される。ブロックは、4つの水平サブブロックHSB0、HSB1、HSB2、及びHSB3に分割されると考えることもできる。水平サブブロックHSB0は、SGD0及びSGS0によって制御される垂直NANDストリングに対応し、水平サブブロックHSB1は、SGD1及びSGS1によって制御される垂直NANDストリングに対応し、水平サブブロックHSB2は、SGD2及びSGS2によって制御される垂直NANDストリングに対応し、水平サブブロックHSB3は、SGD3及びSGS3によって制御される垂直NANDストリングに対応する。
メモリシステム内のメモリセルは、消去、プログラミング、及び読み出しが可能である。プログラミングプロセスが成功した後、メモリセルの閾値電圧は、必要に応じて、プログラミングされたメモリセルの閾値電圧の1つ以上の分布内、又は消去されたメモリセルの閾値電圧の分布内にあるべきである。図5Aは、閾値電圧対メモリセルの数のグラフであり、各メモリセルがメモリセル当たり1ビットのデータを記憶するときのメモリアレイの閾値電圧分布の例を示す。メモリセルデータ当たり1ビットのデータを記憶するメモリセルは、シングルレベルセル(「SLC」)と呼ばれる。SLCメモリセルに記憶されたデータは、SLCデータと呼ばれる。したがって、SLCデータは、メモリセル当たり1ビットを含む。メモリセル当たり1ビットとして記憶されるデータは、SLCデータである。図5Aは、2つの閾値電圧分布E及びPを示す。閾値電圧分布Eは、消去されたデータ状態に対応する。閾値電圧分布Pは、プログラミングされたデータ状態に対応する。したがって、閾値電圧分布E内の閾値電圧を有するメモリセルは、消去されたデータ状態にある(例えば、消去されている)。したがって、閾値電圧分布P内の閾値電圧を有するメモリセルは、プログラミングされたデータ状態にある(例えば、プログラミングされている)。一実施形態では、消去されたメモリセルはデータ「1」を記憶し、プログラミングされたメモリセルはデータ「0」を記憶する。図5Aは、読み出し基準電圧Vrを示す。所与のメモリセルの閾値電圧がVrよりも高いか低いかを試験する(例えば、1つ以上のセンス動作を実行する)ことによって、システムは、メモリセルが消去されているか(状態E)、プログラミングされているか(状態P)を判定することができる。図5Aはまた、検証基準電圧Vvを示す。いくつかの実施形態では、メモリセルをデータ状態Pにプログラミングするとき、システムは、プログラム検証(又は「検証」)動作において、それらのメモリセルがVv以上の閾値電圧を有するかどうかを試験する。いくつかの実施形態では、SLCプログラミング中に検証は実行されない。
メモリセルデータ当たり複数ビットを記憶するように構成されたメモリセルは、マルチレベルセル(「MLC」)と呼ばれる。MLCメモリセルに記憶されたデータは、MLCデータと呼ばれる。したがって、MLCデータは、メモリセル当たり複数のビットを含む。メモリセル当たり複数ビットのデータとして記憶されるデータは、MLCデータである。図5Bの例示的な実施形態では、各メモリセルは、3ビットのデータを記憶する。他の実施形態は、メモリセル当たり他のデータ容量(例えば、メモリセル当たり2、4、又は5ビットのデータなど)を使用し得る。メモリセルは、データのSLC又はMLC記憶のために構成され得る。場合によっては、不揮発性メモリセルのブロックは、ある時点ではSLCデータ記憶のために構成され、別の時点ではMLCデータ記憶のために構成され得る。
図5Bは、セル当たり3ビットを記憶する8つのデータ状態に対応する8つの閾値電圧分布を示す。第1の閾値電圧分布(データ状態)Erは消去されたメモリセルを表す。他の7つの閾値電圧分布(データ状態)A~Gは、プログラミングされたメモリセルを表し、したがって、プログラミング状態とも呼ばれる。各閾値電圧分布(データ状態)は、データビットのセットの所定の値に対応する。メモリセルにプログラミングされたデータとセルの閾値電圧レベルとの間の特定の関係は、セルに採用されたデータ符号化方式に依存する。一実施形態では、データ値は、メモリの閾値電圧が誤ってその隣接する物理状態にシフトした場合に、1ビットのみが影響を受けるように、グレイコード割り当てを使用して閾値電圧範囲に割り当てられる。一実施形態では、各状態のメモリセルの数は、ほぼ同じである。
図5Bは、メモリセルからデータを読み出すための7つの読み出し基準電圧VrA、VrB、VrC、VrD、VrE、VrF、及びVrGを示す。所与のメモリセルの閾値電圧が7つの読み出し基準電圧よりも高いか低いかを試験する(例えば、センス動作を実行する)ことによって、システムは、メモリセルがどのデータ状態(すなわち、A、B、C、D、...)にあるかを判定することができる。図5Bはまた、いくつかの検証基準電圧を示す。検証電圧は、VvA、VvB、VvC、VvD、VvE、VvF、VvGである。いくつかの実施形態では、メモリセルをデータ状態Aにプログラミングするとき、システムは、それらのメモリセルがVvA以上の閾値電圧を有するかどうかを試験する。メモリセルがVvA以上の閾値電圧を有する場合、メモリセルは、更なるプログラミングを禁止される(閉め出される)。同様の推論が他のデータ状態にも適用される。いくつかの実施形態では、MLCプログラミング中に検証は実行されない。
図5Bに示される方式に従ってプログラミングされた各メモリセルは、8つのデータ状態を使用して、各ビットが論理ページに関連付けられた3ビットのデータを記憶し得る。読み出し動作は、データの1つ以上の論理ページに向けられ得る。異なる論理ページに向けられた読み出し動作は、異なる読み出し電圧で読み出しを実行し得る(例えば、記憶された論理ページのうちの1つ又は2つのみに向けられた読み出し要求に応答して示される全ての読み出し電圧で読み出しステップを実行する必要はない場合がある)。
図6は、読み出し動作を実行するための例示的な電圧信号(プロット1400~1404)を示す。電圧1400は、3つの異なる読み出し電圧で読み出しを実行するために(例えば、1つの論理ページのデータを取得するために)、選択されたワード線WLnを介して選択されたメモリセルの制御ゲートに印加される電圧Vcgrを示す。制御ゲート読み出し電圧Vcgr(「読み出し電圧」とも呼ばれる)は、VrF、VrD、及びVrBに設定される。Vcgrの各値の間にセンシングが行われ、論理ページのデータが決定される。電圧1401は、選択されていないワード線(例えば、WL0~WLn-1及びWLn+1~WL95)に印加される読み出しパス電圧(Vpass)を示す。Vsgdは、SGD電圧1402を示し、導電性状態で選択されたSGDトランジスタ(例えば、SGD0)に提供される高レベルに設定される。Vbl 1403は、ビット線411~419などのビット線に印加されるビット線電圧を示し、センシングプロセスの一部として0.5Vなどのレベルに設定される。Vsl 1404は、SLに印加されるソース線電圧を示し、1つのアプローチでは、小さな正電圧に設定され得る。
時間t0において、非選択ワード線電圧1401、Vsgd 1402、Vbl 1403、及びVsl 1404は、それぞれのターゲット電圧までランプアップされる。その後、時間t1において、選択されたワード線電圧Vcgr 1400は、第1の読み出し電圧VrFまでランプアップされ、第1の読み出しステップが実行されて、どのメモリセルが、それらの制御ゲートに印加されたVrFでオン/オフであるかを識別する。その後、時間t2において、選択されたワード線電圧Vcgr 1400は、第2の読み出し電圧VrDまでランプダウンされ、第2の読み出しステップが実行されて、どのメモリセルが、それらの制御ゲートに印加されたVrDでオン/オフであるかを識別する。その後、時間t3において、選択されたワード線電圧Vcgr 1400は、第3の読み出し電圧VrBまでランプダウンされ、第3の読み出しステップが実行されて、どのメモリセルが、それらの制御ゲートに印加されたVrBでオン/オフされるかを識別する。その後、時間t4において、選択されたワード線電圧Vcgr 1400は、読み出し後電圧(例えば、0ボルト)までランプダウンされる。図6の例は、1つの論理ページを読み出すための3つの異なる読み出し電圧のシーケンスを示すが、他の例では、異なる数の読み出し電圧を有する他のシーケンスが使用され得る。図6に示される読み出し動作などの読み出し動作は、潜在的な欠陥によって影響を受けることがあり、その結果、読み出し障害が発生するか、又はデータが望ましいものよりも高い誤り率で読み出される(例えば、復号するためにかなりのリソースを必要とする)。
図4A~図4Fは、3D NANDメモリ構造の例を簡略化して示しているが、いくつかのメモリ構造は、メモリ動作に影響を及ぼし得る(例えば、図6に示すような読み出し動作及び/又は図5A~図5Bに示すようなプログラム動作を含む動作に影響を及ぼし得る)方法において、示された例とは異なり得る。例えば、図4Eは、均一な直径を有するメモリホール444を示すが、場合によっては、メモリホールの直径は、ある程度の不均一性を含むことがあり、これは、異なるレベル(例えば、異なるワード線に沿った)の不揮発性メモリセルに異なる特性を持たせることがある。場合によっては、特定のワード線の不揮発性メモリセルは、他のワード線の不揮発性メモリセルよりも特定の障害モードを起こしやすいことがある。
図7は、3つのワード線WLx-1~WLx+1にそれぞれ結合された3つのメモリセル910a~910cを含む(図4Eに先に示されたような)メモリホール444の一部を示す。図9は、メモリホール444の直径が均一ではないことを示す。例えば、メモリホールは、示された最下点(WLx-1の底部)において第1の直径d1を有する一方で、示された最高点(WLx+1の上部)において第2の直径d2を有する。このような不均一な形状は、メモリホールを形成するために使用されるエッチングプロセスから生じ得る。不均一なメモリホール直径は、不均一なメモリセル特性をもたらす可能性がある。メモリホールの直径は、結果として生じ得る異なるメモリセル特性(例えば、異なるレベルでの異なる特性)に対処するために対策を講じることを可能にし得るパターン(例えば、底部から上部に増加する)に従って変化し得る。他の物理的寸法又は材料特性は、3Dメモリ構造内の層ごとに異なることがあり、これは、異なる層のメモリセル間の不均一性を引き起こすことがある。
いくつかのメモリ構造では、メモリホールは、深さに伴うメモリホールのテーパが連続的でないように複数の階層に形成される(例えば、メモリホールの直径は、階層間の接合部で不連続に各階層でテーパ状になり得る)。図8は、接合部1126(界面)で物理的に接続された2つの階層、すなわち、下部階層1122及び上部階層1124に形成されたメモリホール1120を含む3D NANDメモリ構造の一例を示す。各階層において、メモリホール1120は、図示された最高レベル(最高ワード線レベルWLm)において、メモリホール1120の直径d2が、図示された最下レベル(最下ワード線WL0)における直径d1よりも大きくなるように、テーパ状になっている。このテーパは、接合部1126に沿った階層界面が位置するWLnとWLn+1との間の不連続性を伴って不均一である。例えば、WLnにおけるメモリホール1120の直径はd2であり、WLn+1における直径はd1であり得る。場合によっては、メモリホールの底部付近のメモリセルは、プログラム及び/又は読み出しの障害を起こしやすいことがある。例えば、下部階層1122の底部付近のメモリセル(例えば、WL0を含む1つ以上のワード線のメモリセル)及び上部階層1124の底部付近のメモリセル(例えば、WLn+1を含む1つ以上のワード線)は、潜在的な欠陥又はその他に起因して、プログラム及び/又は読み出し障害のリスクが増加している可能性がある。
場合によっては、ある程度の位置ずれが階層間で発生することがある。例えば、各階層のメモリホール部分は、メモリホールの連続性を可能にするために、ある階層のメモリホールのパターンが前の階層のパターンと位置合わせされた状態で、別個のパターニング及びエッチングプロセスによって形成され得る。しかしながら、位置合わせは不完全であることがあり、これはメモリホール構造に影響を及ぼし、潜在的な欠陥を含む欠陥を引き起こすことがある。
図9は、メモリホール1120の一例を示し、メモリホール1120は、上部階層1124に形成された上部メモリホール部分1120aと、下部階層1122に形成された下部メモリホール部分1120bとを含む。図9は、メモリ構造の特性に影響を及ぼし得る、上部メモリホール部分1120aと下部メモリホール部分1120bとの位置ずれを示す。例えば、上部階層1124と下部階層1122との間の接合部1126の近くの1つ以上の層内のワード線は、そのような位置ずれ(例えば、ワード線間及び/又はメモリホールとワード線との間の短絡又は高い漏れ)によって影響を受け得る。このようなワード線は、プログラム及び/又は読み出しの障害を起こしやすい場合がある。例えば、階層間の界面の両側の1つ以上の接合部ワード線のメモリセル(例えば、WLn及びWLn+1を含むワード線のメモリセル)は、プログラム及び/又は読み出し障害のリスクが増加し得る。
場合によっては、欠陥は、試験中に検出され得、メモリダイ(又はその部分)は、不合格と指定され得、廃棄され得る(例えば、ユーザデータを記憶するために使用されない)。場合によっては、欠陥は、メモリセルが試験に合格し、ユーザデータを記憶するために使用され得るように、潜在的であり得る。その後、そのような欠陥が現れ、データが読み出し不能になったり、高い誤り率で読み出し可能になったりすることがある。高誤り率データの訂正が可能であり得る(例えば、誤り訂正符号(ECC)、排他的論理和(XOR)、及び/又は他の冗長性は、読み出し不能又は高誤り率で読み出し可能なデータの回復を可能にし得る)。しかしながら、そのような回復は、かなりの時間及び/又はリソースを必要とすることがあり、ユーザデータをより低い誤り率条件(例えば、読み出してホストに送信するためにかなりの時間及びリソースを必要としない条件)に維持することが好ましいことがある。
当該技術の態様は、読み出し障害、プログラム障害、高誤り率、及び/又は3D NANDメモリの特定のワード線に沿って(例えば、潜在的な欠陥に起因して)現れ得る他の問題に関連する技術的な問題を対象とする。当該技術の態様は、特定のワード線に関連する問題を軽減又は排除するためにプロアクティブな対策を選択的に適用することを含む、そのような問題に対する技術的解決策を提供する。
階層の境界にあるか、又はその近くにあるワード線のメモリセルは、潜在的な欠陥のリスクがあり得る。境界ワード線は、接合部1126に隣接するWLn及びWLn+1などの階層間の接合部に近いワード線(「接合部ワード線」)を含み得る。例えば、WLnは階層1122の最上部ワード線であり得、WLn+1は階層1124の最下部ワード線であり得る。場合によっては、接合部の両側の2つ以上のワード線は、接合部ワード線と見なされ得る。境界ワード線はまた、図9のWL0などの階層の縁部にある、接合部の近くにないワード線(「縁部ワード線」)を含み得る。接合部ワード線及び縁部ワード線のメモリセルは、プロアクティブな対策の対象となり得るメモリセルの例であり、一方、他のワード線(例えば、非接合部/縁部又は中間ワード線)のメモリセルは、プロアクティブな対策の対象とならない場合がある(例えば、プロアクティブな対策は、階層間の接合部又は階層の縁部などの階層境界に近接しているために高リスクであると識別された特定のワード線に選択的に適用される)。
図10Aは、2階層メモリ構造におけるNANDストリング1010の一例を示す。NANDストリング1010は、ソース選択ゲートSGS、SGSB及びソース側ダミーワード線WLDSを介して、底部の共通ソース(CelSrc)に接続される。下部階層である階層1は、縁部ワード線1012及び接合部ワード線1014を含むワード線を含む。縁部ワード線1012は、階層1の最下部データワード線であり得る(例えば、WLDSは、データを記憶しないダミーワード線であり得る)。接合部ワード線1014は、階層1の最上部データワード線であり得る(例えば、DL1は、データを記憶しないダミーワード線であり得る)。上部階層である階層2は、接合部ワード線1016(例えば、階層2の最下部データワード線)を含むワード線を含む。縁部ワード線1012並びに接合部ワード線1014及び1016のメモリセルにアクセスするとき、リスク(例えば、潜在的な欠陥が現れるリスク)を低減するために、プリエンプティブな対策が使用され得る。
図10Bは、3階層メモリ構造におけるNANDストリング1020の一例を示す。NANDストリング1020は、図10Aのように、縁部ワード線1012と、接合部ワード線1014及び1016とを含む。加えて、NANDストリング1020は、階層2(この例では中間階層)と階層3(上部階層)との間の界面の両側に接合部ワード線1022及び1024を含む。縁部ワード線1012並びに接合部ワード線1014、1016、1022及び1024のメモリセルにアクセスするとき、誤りのリスクを低減するために、プリエンプティブな対策が使用され得る。図10A~図10Bの例は、それぞれ2つ及び3つの階層の例を示すが、当該技術の態様は、示された例に限定されず、任意の数の階層に拡張され得る。
高リスクワード線(例えば、接合部及び/又は縁部ワード線を含む境界ワード線)として識別される特定のワード線のメモリセルの障害のリスクを低減するために、プリエンプティブな対策が取られ得る。そのような対策は、(例えば、中間ワード線などの高リスクとして識別されない他のワード線に使用される方式と比較して)リスクを低減し得る、読み出し、書き込み、及び/又は消去のうちの1つ以上のための方式を含み得る。
場合によっては、プログラムパルスは、メモリセルを著しい応力にさらし得、潜在的な欠陥を顕在化させ得る。そのような応力を低減することは、潜在的な欠陥及び関連する結果(障害又は高い誤り率)の発現を低減又は遅延させ得る。図11A~図12Dは、高リスクとして識別されたワード線のメモリセルをプログラミングするときに使用され得るリスク低減書き込み方式を含む方式の例を示す。図11Aは、(例えば、図5Aに以前に示されたように)セル当たり1ビットのデータを記憶するために2つのデータ状態を使用するメモリセルをプログラミングするために単一のプログラミングパルス710を印加する一例を示す。この例では、検証は必要ではない場合があり、その結果、セルをプログラミングするには、1つのパルスステップ及び0個の検証ステップ(1P0V)で十分である。このような書き込み方式は、メモリアレイのNANDストリングのSLCメモリセルをプログラミングするために使用され得る。
図11Aの横軸は時間を表し、各トレースは、対応する電圧が印加される構成要素に従ってラベル付けされている(電圧は垂直方向に増加する)。時間t0において、電圧は、0ボルトから様々なターゲット電圧までランプアップされる。例えば、ビット線(「BL」)電圧は、0ボルトからVDDSA(例えば、2V)までランプアップする。選択ゲートドレイン(「SGD」)電圧は、0ボルトからVSGD(例えば、2.5V)までランプアップして、SGDトランジスタをオン(導電性)にする。選択されていないワード線(「WL」)電圧は、0ボルトからパス電圧Vpass(例えば、9V)までランプアップし、対応するチャネルを導電性にする。選択されたWL電圧は、プログラミングを引き起こすために、単一のパルス710に対して0ボルトからプログラム電圧VPGMまでランプアップする。選択ゲートソース(「SGS」)電圧は、SGSトランジスタをオフ(非導電性)に維持するために0ボルトに維持される。ソース電圧(「CELSRC」)は、0ボルトからVDDSA(例えば、2.5ボルト)までランプアップする。
その後、時間t1において、選択されたWL電圧は、プログラムパルス710の終了時にVPGMからランプダウンし、他の電圧は、それらの以前のレベルに留まる。その後、時間t2において、BL、SGD、選択されていないWL、及びCELSRC電圧を含む他の電圧がランプダウンする。
図11Aに示すパルス710は、高リスクメモリセルを含むメモリセルに大きな応力を引き起こすことがある。場合によっては、リスクは、高リスクメモリセルをプログラミングするときに図11Aのプログラム方式を回避し、代替プログラム方式を使用することによって低減され得る。
図11Bは、高リスクワード線(例えば、縁部及び/又は接合部ワード線)のメモリセルをプログラミングするときに適用され得るリスク低減方式の一例を示す。例えば、高リスクワード線が選択されると、選択されたワード線は、図11Bに示される電圧信号を受信し得る(他の構成要素は、図11Aに示されるものと同じ電圧を受信し得る)。対照的に、非高リスクワード線は、図11Aに示される選択されたワード線信号(パルス710)を受信し得る。
図11Bは、選択されたワード線に沿ってメモリセルをプログラミングするために使用され得る、p1~pnと番号付けされたn個のプログラムパルスを示す。図示された例では、全てのパルスは、同じパルス高さ又はプログラム電圧Vmaxを有し、これは、図11Aの単一パルス電圧と同じであってもよく、又は異なっていてもよい(例えば、図12Bに示されるようにVPGMよりも低い)。他の例では、パルスは、異なるパルス高さ(例えば、パルスごとに不均一)を有し得る。時間t0で、第1のパルスp1が開始され、時間t1’でパルスが終了する。パルス幅(t0からt1’までの時間)は、図11Aのパルス幅(t0からt1までの時間)よりも著しく小さくてもよい。その後、時間t3で、第2のパルスp2が開始される。第2のパルスp2及び後続のパルスは、第1のパルスp1と同一であっても、又は異なっていてもよい。n個のパルスのシーケンスは、時間tnにおける最終パルスpnの終了まで継続する。数nは、1より大きい任意の数、例えば、2、3、4、5、又はそれ以上であってもよい。個々のパルスp1~pnはそれぞれ、電圧パルス710よりも狭くてもよいが、全てのパルスp1~pnの組み合わされた幅(t0~tnの時間)は、パルス710の場合よりも長く(t0~t1の時間よりも長い)てもよい。図11Bの方式を選択的に(例えば、高リスクワード線にのみ)適用することによって、増加した時間は、許容可能なレベルに維持され得る。
図12A~図12Bは、MLCメモリ(例えば、図5Bに示すように、2つより多いデータ状態を使用して、メモリセル当たり1ビットよりも多くを記憶する)において実施される当該技術の態様を示す。
図12Aは、例示的なプログラム動作において不揮発性メモリセルの制御ゲートに印加される(例えば、選択されたワード線に印加される)複数のパルスを含む電圧信号を示す。横軸は1~mの範囲のパルス数を示し、縦軸はプログラム電圧を示す。他のメモリ構造構成要素(例えば、ビット線、選択線、選択されていないワード線)に印加される電圧は、図11Aに示されるものと同様であり得る。プログラム動作時には、各プレーン内の選択ブロック内の選択されたワード線に対してプログラムループが実行される。プログラムループは、対応するプログラム電圧のプログラムパルスが選択されたワード線に印加されるプログラム部分と、それに続く、関連するメモリセルに対して1つ以上の検証試験が実行される間に、検証信号が選択されたワード線に印加される検証部分とを含む。消去状態以外の各状態には、プログラム動作時に状態の検証試験に使用される検証電圧が割り当てられている。
電圧信号1200は、プログラミングのために選択されたワード線に印加される初期プログラムパルス1202を含む、異なるプログラム電圧での一連のプログラムパルスを含む。この例では、電圧信号は、パルスmで印加される最終プログラム電圧Vfinまで振幅が段階的に増加する対応するプログラム電圧を有するプログラムパルスを含む。これは、増分ステップパルスプログラミングと称され得、プログラム電圧は、初期レベルで初期プログラムパルス1202から開始し、例えば、プログラム動作が完了するまで、各連続プログラムループにおいてステップで増加する。選択されたメモリセルの閾値電圧が、割り当てられたデータ状態の検証電圧に到達すると、正常な完了が生じる。
プログラム動作は、単一のプログラミングパス(例えば、図11Aのように)又は複数のプログラミングパス(例えば、図12Aのように)を含むことができ、各パスは、例えば、増分ステップパルスプログラミングを使用する。2つのデータ状態が使用されるSLCメモリでは、検証は不要であり得る。
例示的な検証信号1204を含む、マルチパルス方式の各プログラムループにおける検証信号は、プログラムループに対して検証されている割り当てられたデータ状態に基づいて、1つ以上の検証電圧を含むことができる。検証試験は、プログラム動作が進むにつれて、より低い割り当てられたデータ状態、次いで、中間の割り当てられたデータ状態、次いで、より高い割り当てられたデータ状態を包含することができる。例示的な検証信号は、簡略化のために3つの検証電圧を示す。
プログラミングされるか又は読み出されるデータは、ページに配置され得る。例えば、4つのデータ状態、すなわちセル当たり2ビットでは、2つの論理ページのデータを1ページに一緒に記憶することができる。Er、A、B、及びC状態のビットの例示的な符号化は、上部ページ(UP)ビット/下部ページ(LP)ビットのフォーマットで、それぞれ11、10、00、及び01である。下部ページ読み出しはVrA及びVrCを使用し得、上部ページ読み出しはVrBを使用し得る。8つのデータ状態、すなわちセル当たり3ビットで、3ページのデータを記憶することができる。Er、A、B、C、D、E、F、及びG状態のビットの例示的な符号化は、それぞれ、111、110、100、000、010、011、001、及び101である。
場合によっては、図12Aに示されるような方式は、メモリ構造の第1のセットのワード線(例えば、階層の境界付近にない中間ワード線)のメモリセルをプログラミングするために使用され得、一方、異なる方式は、同じメモリ構造の第2のセットのワード線(例えば、縁部ワード線及び/又は接合部ワード線を含み得る高リスクワード線)のメモリセルをプログラミングするために使用される。
図12Bは、第2のセットのワード線(例えば、縁部及び/又は接合部ワード線などの高リスクとして識別されたワード線のセット)のワード線のメモリセルをプログラミングするために使用される一連の電圧パルスを含む電圧信号1220の一例を示す。パルス1~m-1は、図12Aと同一であってもよい。しかしながら、図12Aとは対照的に、パルスm-1に続いて、パルスmの電圧Vfinよりも低い電圧Vmax(より低いパルス高さ)を有する一連のパルス(m~m+xと番号付けされる)が印加される。これは、メモリセルに対する応力をより少なくすることができる。パルスm~m+xはまた、パルス1~m-1(及び図12Aのパルスm)よりも短い持続時間であってもよい。図12Bは、Vmaxをパルスm-1の電圧に等しいものとして示しているが、他の例では、そうではない(例えば、Vmaxは、パルスm-1の電圧よりも大きくても小さくてもよい)。プログラミングのための合計時間は増加し得る(例えば、図12Bのパルスm~m+xは、図12Aのパルスmよりも長くかかり得る)。しかし、このプログラミング方式は選択的に適用されるので、全体的なプログラミング時間は大きな影響を受けないことがある。
図12Bは、図12Aのパルスmを、より小さいパルス高さ及びパルス幅の一連のx個のパルスで置き換えることに対応するが、他の例では、1つより多いパルスが、そのようなより小さいパルスで置き換えられ得る。例えば、図12Aの2つ以上のパルス(例えば、パルスm及びm-1、又はパルスm~m-y、ここでyはm未満の任意の数であり得る)は、より小さいパルスによって置き換えられ得る。
当該技術の態様は、階層内のワード線のそれぞれの位置に従って、異なるワード線に異なるプログラム方式を適用すること(例えば、異なる数のプログラミングパルス、並びに/又は異なるパルス高さ及び/若しくはパルス幅のパルスを適用すること)を含み得る。例えば、第1の数のプログラムパルス(例えば、図11Aのように1つ、又は図12Aのようにm個)を印加して、第1のセットのワード線の不揮発性メモリセルをターゲットデータ状態にプログラミングし、第2の数のプログラムパルス(例えば、図11Bのようにn個、又は図12Bのようにm+x個など、第1の数よりも大きい数)を印加して、第2のセットのワード線の不揮発性メモリセルをプログラミングする。第2のセットのワード線は、それらのそれぞれの階層内のそれらの位置に従って選択され得る。例えば、第2のセットのワード線は、縁部ワード線(最下階層の底部にあるか、又はその近くにあるワード線)及び/又は接合部ワード線(例えば、それぞれの階層の上部又は底部にある、階層間の接合部にあるか、又はその近くにあるワード線)を含み得る。
図11A~図12Bの例では、それぞれの階層内のワード線位置に応じて、2つの異なるプログラム方式が使用される(例えば、中間ワード線に対して第1のプログラム方式、並びに縁部及び接合部ワード線に対して第2のプログラム方式)。他の例では、2つより多いプログラム方式が使用され得る。例えば、接合部ワード線は、1つのプログラム方式を使用してプログラミングされ得、一方、縁部ワード線は、異なるプログラム方式を使用してプログラミングされ得る(例えば、非縁部/接合部又は中間ワード線に使用されるプログラム方式に加えて)。他の位置依存方式も適用され得る。
図13は、複数のワード線(例えば、NANDフラッシュメモリ構造の2つ以上の階層内のワード線)のメモリセルをプログラミングする方法の一例を示す。方法は、現在のワード線が(例えば、階層間の接合部又は界面にあるか、又はその近くにある)接合部ワード線であるかどうかについての判定1330を行うことと、そうである場合、(例えば、より低い電圧及び/又は持続時間の増加した数のパルスを使用して)接合部ワード線プログラム方式1332の使用のために構成することとを含む。現在のワード線が接合部ワード線でない場合、現在のワード線が縁部ワード線(例えば、最下階層の底部又はその近く)であるかどうかについて判定1334が行われ、そうである場合、縁部ワード線プログラム方式1336の使用のために構成する。ワード線が接合部ワード線でも縁部ワード線でもない場合、方法は、非縁部/接合部ワード線(中間ワード線)プログラム方式(例えば、図11A又は図12Aの第1のプログラム方式)のために構成することを含む。ステップ1332、1334、及び1338の構成は、適切なパラメータを適切なレジスタ(例えば、セット特徴レジスタ)にロードすることを含み得る。この方法は、構成されたプログラム方式(例えば、接合部ワード線プログラム方式、縁部ワード線プログラム方式、又は非縁部/接合部ワード線方式)でプログラミングすること1340と、プログラミングパスが発生したかどうかを判定すること1342とを含む。プログラミングがプログラムパスをもたらさない場合、プログラム障害ルーチン1344が適用される。プログラミングがプログラムパスをもたらす場合、現在のワード線が最後のワード線(例えば、現在の書き込みコマンドで書き込まれる最後のワード線)であるかどうかについての判定1346が行われる。最後のワード線であれば、動作は終了する。現在のワード線が最後のワード線でない場合、次のワード線が現在のワード線1348となり、次のワード線(新しい現在のワード線)についてステップが繰り返される。これは、最後のワード線に到達するまで継続し得る。
図14は、多階層NANDメモリ構造(例えば、メモリセルに結合された2つ以上の層のワード線を有する2つ以上の層を通って延びるNANDストリングを含む構造)内の不揮発性メモリセルをプログラミングする方法の一例を示す。方法は、第1のプログラム方式に従って(例えば、非縁部/接合部ワード線をプログラミングするために図11A又は図12Aに示されるようなプログラム方式を使用して)、第1のセットのワード線のメモリセルをターゲットデータ状態にプログラミングするために、第1の数のプログラムパルスを第1のセットのワード線に印加すること1460を含む。方法は、2つ以上の階層1462内のそれらの位置に従って第2のセットのワード線を識別すること(例えば、縁部及び/又は接合部ワード線を識別すること)と、第2のプログラム方式1464に従って、第2のセットのワード線のメモリセルをターゲットデータ状態にプログラミングするために、第1の数よりも大きい第2の数のプログラムパルスを印加することと、を更に含む。例えば、図11Bに示すように1つのパルスの代わりにn個のプログラムパルスを印加するか、又は図12Bに示すようにm個のパルスの代わりにm+x個のパルスを印加する。第2のプログラム方式のプログラムパルスは、第1のプログラム方式のプログラムパルスに比べて低い電圧及び/又はパルス幅を有し得る。
図13及び図14によって示される方法は、任意の適切な回路を使用して実施され得る。例えば、上述のように構成された行制御回路220などの制御回路(例えば、システム制御ロジック260及び/又は他の回路と組み合わせて)は、それぞれの階層内のワード線位置に従って異なるプログラム方式を選択的に適用するために使用され得る。そのような制御回路(例えば、行制御回路220単独、並びに/又はシステム制御ロジック260及び/若しくは他の回路と組み合わせた行制御回路220)は、それぞれの階層内のワード線位置に従ってワード線のプログラム方式を選択し、第1のプログラム方式に従って、それぞれの階層の中間に位置する第1のセットのワード線の不揮発性メモリセルをターゲットデータ状態にプログラミングするために、第1の数のプログラムパルスを印加し、第2のプログラム方式に従って、それぞれの階層の縁部に位置する第2のセットのワード線の不揮発性メモリセルをターゲットデータ状態にプログラミングするために、第1の数よりも大きい第2の数のプログラムパルスを印加する、ための手段の一例であると考えられ得る。
当該技術の例によれば、装置は、ワード線に結合されたNANDストリング内の複数の不揮発性メモリセルに接続するように構成された1つ以上の制御回路を含む。制御回路は、第1のプログラム方式に従って第1の数のプログラムパルスを第1のセットのワード線に印加し、第2のプログラム方式に従って第2の数のプログラムパルスを第2のセットのワード線に印加するように構成される。第2のセットのワード線は、1つ以上の縁部ワード線又は接合部ワード線を含み、第2の数のプログラムパルスは、第1の数のプログラムパルスよりも大きい。
1つ以上の実施形態では、第1の数は1であり、第2の数は2以上である。
1つ以上の実施形態では、第1の数は1よりも大きく、第2の数は第1の数よりも少なくとも2だけ大きい。
1つ以上の実施形態では、NANDストリングは、インターフェースに沿って接合される下部階層及び上部階層に形成され、第2のセットのワード線は、下部階層の底部の縁部ワード線と、下部階層の上部の第1の接合部ワード線と、上部階層の底部の第2の接合部ワード線とからなる。
1つ以上の実施形態では、第1のセットのワード線は、縁部ワード線、第1の接合部ワード線、及び第2の接合部ワード線を除く、NANDストリングに結合された全てのワード線からなる。
1つ以上の実施形態では、NANDストリングは、下部階層、中間階層、及び上部階層に形成され、下部階層は、第1のインターフェースに沿って中間階層に接合され、上部階層は、第2のインターフェースに沿って中間階層に接合され、第2のセットのワード線は、下部階層の底部の縁部ワード線、下部階層の上部の第1の接合部ワード線、中間階層の底部の第2の接合部ワード線、中間階層の上部の第3の接合部ワード線、及び上部階層の底部の第4の接合部ワード線からなる。
1つ以上の実施形態では、第1のセットのワード線は、縁部ワード線と、第1の接合部ワード線、第2の接合部ワード線、第3の接合部ワード線、及び第4の接合部ワード線とを除く、NANDストリングに結合された全てのワード線からなる。
1つ以上の実施形態では、第1のプログラム方式のプログラムパルスは第1の電圧を有し、第2のプログラム方式のプログラムパルスは第2の電圧を有し、第2の電圧は第1の電圧より小さい。
1つ以上の実施形態では、第1のプログラム方式は、第1の期間にわたって第1の数のプログラムパルスを印加することを含み、第2のプログラム方式は、第1の期間よりも長い第2の期間にわたって第2の数のプログラムパルスを印加することを含む。
2つ以上の階層を通って延びるNANDストリングを含むメモリ構造内の複数の不揮発性メモリセルをプログラミングする例示的な方法であって、2つ以上の階層のワード線は、複数の不揮発性メモリセルに結合され、方法は、第1のプログラム方式に従って、第1のセットのワード線のメモリセルをターゲットデータ状態にプログラミングするために、第1のセットのワード線に第1の数のプログラムパルスを印加することと、2つ以上の階層内のそれらの位置に従って第2のセットのワード線を識別することと、第2のプログラム方式に従って、第2のセットのワード線のメモリセルをターゲットデータ状態にプログラミングするために、第1の数よりも大きい第2の数のプログラムパルスを印加することと、を含む。
1つ以上の実施形態では、第1の数のプログラムパルスを印加することは、単一のパルスを印加することからなり、第2の数のプログラムパルスを印加することは、2つ以上のパルスを印加することからなる。
1つ以上の実施形態では、第1の数のパルスを印加することは、2つ以上のパルスを印加することからなり、第2の数のパルスを印加することは、第1の数のパルスよりも多いパルスを印加することからなる。
1つ以上の実施形態では、第2のセットのワード線を識別することは、2つ以上の階層のうちの最下階層の底部にある少なくとも1つの縁部ワード線を識別することを含む。
1つ以上の実施形態では、第2のセットのワード線を識別することは、2つ以上の階層のうちの最下階層の上部にある少なくとも1つの接合部ワード線を識別することを更に含む。
1つ以上の実施形態では、第2のセットのワード線を識別することは、2つ以上の階層のうちの最下階層の上の階層の底部における少なくとも1つの接合部ワード線を識別することを更に含む。
1つ以上の実施形態では、第1のプログラム方式のプログラムパルスは第1の電圧を有し、第2のプログラム方式のプログラムパルスは第2の電圧を有し、第2の電圧は第1の電圧より小さい。
1つ以上の実施形態では、第1のプログラム方式のプログラムパルスは第1のパルス幅を有し、第2のプログラム方式のプログラムパルスは第2のパルス幅を有し、第2のパルス幅は第1のパルス幅より小さい。
例示的なストレージシステムは、2つ以上の階層を通って延び、各階層のワード線に接続するNANDストリングに配置された複数の不揮発性メモリセルと、2つ以上の階層のそれぞれの階層内のワード線位置に従ってワード線のプログラム方式を選択し、第1のプログラム方式に従って、それぞれの階層の中間に位置する第1のセットのワード線の不揮発性メモリセルをターゲットデータ状態にプログラミングするために、第1の数のプログラムパルスを印加し、第2のプログラム方式に従って、それぞれの階層の境界に、又はその近くに位置する第2のセットのワード線の不揮発性メモリセルをターゲットデータ状態にプログラミングするために、第1の数よりも大きい第2の数のプログラムパルスを印加する、ための手段と、を含む。
1つ以上の実施形態では、複数の不揮発性メモリセルは、メモリダイに配置され、選択する手段は、メモリダイに結合された制御ダイに配置される。
1つ以上の実施形態では、2つ以上の階層は、接合部に沿って物理的に接続された少なくとも第1の階層及び第2の階層を含み、第2のセットのワード線は、少なくとも、接合部に最も近い第1の階層内のワード線と、接合部に最も近い第2の階層内のワード線とを含む。
本明細書の目的のために、本明細書における「実施形態」、「一実施形態」、「いくつかの実施形態」、又は「別の実施形態」への言及は、異なる実施形態又は同じ実施形態を説明するために使用され得る。
本明細書の目的のために、接続は、直接接続又は(例えば、1つ以上の他の部分を介する)間接接続であってもよい。場合によっては、ある要素が別の要素に接続又は結合されていると呼ばれるとき、その要素は、他の要素に直接接続されてもよく、又は1つ以上の介在要素を介して他の要素に間接的に接続されてもよい。ある要素が別の要素に直接接続されていると呼ばれる場合、その要素と他の要素との間に介在要素は存在しない。2つのデバイスは、それらの間で電子信号を通信することができるように、直接的又は間接的に接続されている場合、「通信している」。
本明細書の目的のために、「に基づいて」という用語は、「に少なくとも部分的に基づいて」と読まれ得る。
本明細書の目的のために、追加の文脈なしに、「第1の」オブジェクト、「第2の」オブジェクト、及び「第3の」オブジェクトなどの数値用語の使用は、オブジェクトの順序付けを暗示しない場合があるが、代わりに、異なるオブジェクトを識別するための識別目的のために使用され得る。
本明細書の目的のために、オブジェクトの「セット」という用語は、オブジェクトのうちの1つ以上の「セット」を指すことがある。
前述の詳細な説明は、例示及び説明の目的で提示されている。網羅的であることも、開示された厳密な形態に限定することも意図されていない。上記の教示に照らして、多くの修正及び変形が可能である。説明された実施形態は、提案された技術の原理及びその実際の適用を最もよく説明するために選択されたものであり、それによって、他の当業者が、様々な実施形態において、及び企図される特定の使用に適した様々な修正と共に、それを最もよく利用することを可能にする。範囲は、本明細書に添付される特許請求の範囲によって定義されることが意図される。
Claims (20)
- 装置であって、
ワード線に結合されたNANDストリング内の複数の不揮発性メモリセルに接続するように構成された1つ以上の制御回路を備え、前記1つ以上の制御回路は、
第1のプログラム方式に従って、第1の数のプログラムパルスを印加して、第1のセットのワード線の不揮発性メモリセルをターゲットデータ状態にプログラミングし、第2のプログラム方式に従って、第2の数のプログラムパルスを印加して、第2のセットのワード線の不揮発性メモリセルをターゲットデータ状態にプログラミングし、前記第2のセットのワード線は、1つ以上の縁部ワード線又は接合部ワード線を含み、第2の数のプログラムパルスは、第1の数のプログラムパルスよりも大きいように構成されている、装置。 - 前記第1の数は1であり、前記第2の数は2以上である、請求項1に記載の装置。
- 前記第1の数は1よりも大きく、前記第2の数は前記第1の数よりも少なくとも2だけ大きい、請求項1に記載の装置。
- 前記NANDストリングは、インターフェースに沿って接合される下部階層及び上部階層に形成され、前記第2のセットのワード線は、前記下部階層の底部の縁部ワード線と、前記下部階層の上部の第1の接合部ワード線と、前記上部階層の底部の第2の接合部ワード線とからなる、請求項1に記載の装置。
- 前記第1のセットのワード線は、前記縁部ワード線、前記第1の接合部ワード線、及び前記第2の接合部ワード線を除く、前記NANDストリングに結合された全てのワード線からなる、請求項4に記載の装置。
- 前記NANDストリングは、下部階層、中間階層、及び上部階層に形成され、前記下部階層は、第1のインターフェースに沿って前記中間階層に接合され、前記上部階層は、第2のインターフェースに沿って前記中間階層に接合され、前記第2のセットのワード線は、前記下部階層の底部の縁部ワード線、前記下部階層の上部の第1の接合部ワード線、前記中間階層の底部の第2の接合部ワード線、前記中間階層の上部の第3の接合部ワード線、及び前記上部階層の底部の第4の接合部ワード線からなる、請求項1に記載の装置。
- 前記第1のセットのワード線は、前記縁部ワード線と、前記第1の接合部ワード線、前記第2の接合部ワード線、前記第3の接合部ワード線、及び前記第4の接合部ワード線とを除く、前記NANDストリングに結合された全てのワード線からなる、請求項6に記載の装置。
- 前記第1のプログラム方式の前記プログラムパルスは第1の電圧を有し、前記第2のプログラム方式の前記プログラムパルスは第2の電圧を有し、前記第2の電圧は前記第1の電圧より小さい、請求項1に記載の装置。
- 前記第1のプログラム方式は、第1の期間にわたって前記第1の数のプログラムパルスを印加することを含み、前記第2のプログラム方式は、前記第1の期間よりも長い第2の期間にわたって前記第2の数のプログラムパルスを印加することを含む、請求項1に記載の装置。
- 2つ以上の階層を通って延びるNANDストリングを含むメモリ構造内の複数の不揮発性メモリセルをプログラミングする方法であって、前記2つ以上の階層のワード線は、前記複数の不揮発性メモリセルに結合され、前記方法は、
第1のプログラム方式に従って、第1のセットのワード線のメモリセルをターゲットデータ状態にプログラミングするために、前記第1のセットのワード線に第1の数のプログラムパルスを印加することと、
前記2つ以上の階層内のそれらの位置に従って第2のセットのワード線を識別することと、
第2のプログラム方式に従って、前記第2のセットのワード線のメモリセルを前記ターゲットデータ状態にプログラミングするために、前記第1の数よりも大きい第2の数のプログラムパルスを印加することと、を含む、方法。 - 前記第1の数のプログラムパルスを印加することは、単一のパルスを印加することからなり、前記第2の数のプログラムパルスを印加することは、2つ以上のパルスを印加することからなる、請求項10に記載の方法。
- 前記第1の数のパルスを印加することは、2つ以上のパルスを印加することからなり、前記第2の数のパルスを印加することは、前記第1の数のパルスよりも多いパルスを印加することからなる、請求項10に記載の方法。
- 前記第2のセットのワード線を識別することは、前記2つ以上の階層のうちの最下階層の底部にある少なくとも1つの縁部ワード線を識別することを含む、請求項10に記載の方法。
- 前記第2のセットのワード線を識別することは、前記2つ以上の階層のうちの前記最下階層の上部にある少なくとも1つの接合部ワード線を識別することを更に含む、請求項13に記載の方法。
- 前記第2のセットのワード線を識別することは、前記2つ以上の階層のうちの前記最下階層の上の階層の底部における少なくとも1つの接合部ワード線を識別することを更に含む、請求項14に記載の方法。
- 前記第1のプログラム方式の前記プログラムパルスは第1の電圧を有し、前記第2のプログラム方式の前記プログラムパルスは第2の電圧を有し、前記第2の電圧は前記第1の電圧より小さい、請求項10に記載の方法。
- 前記第1のプログラム方式の前記プログラムパルスは第1のパルス幅を有し、前記第2のプログラム方式の前記プログラムパルスは第2のパルス幅を有し、前記第2のパルス幅は前記第1のパルス幅より小さい、請求項16に記載の方法。
- ストレージシステムであって、
2つ以上の階層を通って延び、各階層のワード線に接続するNANDストリングに配置された複数の不揮発性メモリセルと、
前記2つ以上の階層のそれぞれの階層内のワード線位置に従ってワード線のプログラム方式を選択し、第1のプログラム方式に従って、それぞれの階層の中間に位置する第1のセットのワード線の不揮発性メモリセルをターゲットデータ状態にプログラミングするために、第1の数のプログラムパルスを印加し、第2のプログラム方式に従って、それぞれの階層の境界に、又はその近くに位置する第2のセットのワード線の不揮発性メモリセルをターゲットデータ状態にプログラミングするために、前記第1の数よりも大きい第2の数のプログラムパルスを印加するための手段と、を含む、ストレージシステム。 - 前記複数の不揮発性メモリセルは、メモリダイに配置され、前記選択する手段は、前記メモリダイに結合された制御ダイに配置される、請求項18に記載のストレージシステム。
- 前記2つ以上の階層は、接合部に沿って物理的に接続された少なくとも第1の階層及び第2の階層を含み、前記第2のセットのワード線は、少なくとも、前記接合部に最も近い前記第1の階層内のワード線と、前記接合部に最も近い前記第2の階層内のワード線とを含む、請求項18に記載のストレージシステム。
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Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008524772A (ja) * | 2004-12-17 | 2008-07-10 | サンディスク スリーディー エルエルシー. | アドレス‐依存条件を使用するメモリオペレーション用の装置及び方法 |
| WO2015033417A1 (ja) * | 2013-09-05 | 2015-03-12 | 株式会社 東芝 | 半導体記憶装置及びデータ書き込み方法 |
-
2025
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Patent Citations (2)
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|---|---|---|---|---|
| JP2008524772A (ja) * | 2004-12-17 | 2008-07-10 | サンディスク スリーディー エルエルシー. | アドレス‐依存条件を使用するメモリオペレーション用の装置及び方法 |
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