JP7828366B2 - 光ファイバコネクタおよび端面の非接触クリーニングのための方法 - Google Patents
光ファイバコネクタおよび端面の非接触クリーニングのための方法Info
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Description
本出願は、Emily J. Peckらの名において、「DEVICE AND METHOD FOR NON-CONTACT CLEANING OF FIBER OPTIC CONNECTORS AND END FACES」という標題で、2021年4月5日に出願された仮特許出願第63/170,821号の優先権を主張する。
b.)クリーニングプロセスは、ノズルからディスペンスされる圧縮空気フローの1秒間のランプアップによって開始され、対称的な形状の移動可能なニードルの先端部からのコアンダ効果低圧空気フローを確立し、高圧空気の一定の集中された空気フロージェットを確保する。
c.)ニードルを開放位置に移動させることによって、対称的な形状のニードルの先端部からの、および、コアンダ効果空気フローによって確立される低圧エリアの中への、溶媒の1~2秒の時限式の注入が得られる。低圧は、集中された空気フローカラムの中の極小の液滴の高速ミストへと溶媒が即座に霧化することを引き起こす。1~2秒の時限式の注入においてディスペンスされる溶媒の合計量は、おおよそ24マイクロリットルから55マイクロリットルである。
d.)1~2秒後に、空気フローの中へ溶媒の注入は、ニードルを閉鎖位置に移動させることによって停止され、一方では、集中された空気フローカラムが、最終的な3~5秒にわたって継続され、端面および周囲のエリアを高速コアンダ効果空気フローに露出させ、ディスペンスされた霧化された溶媒を迅速に揮発させ、端面および周囲のエリアを乾燥させる。
a.)クリーニングサイクルが始まるときに、ノズルオリフィスから出て来るジェットフローがコネクタ端面の上に方向付けられるように、ディスペンシングノズル(たとえば、図8、図9、および図10におけるノズル104など)を位置決めする。
b.)圧縮空気のフローを開始させ、同時にニードルプラグを開放位置に移動させ、ノズルから溶媒をディスペンスし、対称的な形状の移動可能なニードルの先端部から溶媒とともに注入された高圧空気のコアンダ効果空気フローを確立する。溶媒は、コアンダ効果空気フローによって確立される低圧エリアによって、集中された空気フローの中で極小の液滴の高速ミストへと瞬時に霧化される。
c.)1秒後に、ニードルプラグは、閉鎖位置に移動され、空気ストリームの中への溶媒のフローを停止させる。1秒の時限式の注入においてディスペンスされる溶媒の合計量は、おおよそ10~20マイクロリットルである。
d.)ニードルが閉鎖位置にある状態で、集中された高圧空気フローは、追加的な2.5秒にわたって継続し、端面および周囲のエリアを高速コアンダ効果空気フローに露出させ、霧化された溶媒を迅速に揮発させ、端面および周囲のエリアを乾燥させる。
e.)クリーニングサイクルは、3.5秒後に完了される。
34.9wt% -- 1-クロロ-2,3,3-トリフルオロプロパ-1-エン(CAS 1263679-68-0および1263679-71-5)
05.0wt% -- アセトンCAS 67-64-1
00.1wt% -- ニトロメタンCAS 75-52-5
沸点: 52℃(126°F)
NVR: < 10ppm
水分含有量: < 100ppm
蒸気圧力(計算値): 33.7kPa
比重: 1.33g/ml
可燃性: ASTM-D56 密閉式引火点試験(Closed Cup Flash Point test)によれば可燃性でない。
上記の溶媒処方は、本明細書で説明されている試験において使用された。しかし、コアンダ効果クリーニングプロセスを使用するときに、同様の物理的特性を有する代替的な化学物質も、同様の結果を生み出すこととなる。
1.クリーニングし、検査し、視覚的におよび検査スコープソフトウェアを使用して対象の1.25 LC端面が完璧に清潔であるということを確認し、汚染または引っ掻き傷のない端面「合格」アウトカムを確認する。
2.粒子汚染を再現するためにアリゾナロードダストによって、または、ASTM D4265-14にしたがって配合された人間の皮脂を再現するために人工皮脂のいずれかによって、公知の清潔な1.25 LC端面を汚染させる。汚染の適用のための方法は、クリーニングトライアルの前の端面の汚染の量および密度の観点から変数を最小からするために、それぞれの端面テストに関してそれぞれの汚染タイプの一貫した適用を提供するように開発された。
3.テストされたクリーニング方法:
a.STICKLERS(登録商標)ブランドのCLEANCLICKER(登録商標) #MCC- CCU125、それぞれのクリーニング試行ごとに1回完全に作動する。
b.IBCブランドのクリーナH125 #12910、それぞれのクリーニング試行ごとに1回完全に作動する。
c.コアンダ効果、それぞれのクリーニング試行ごとに1つの6秒サイクル、光ファイバ端面は、クリーニングノズルから0.25インチにおいて、ディスペンシングノズル(図9における104)の中心に固定されている。(図9における距離dは、0.25インチである。)本明細書の他のどこかで説明されている3.5秒のクリーニングサイクルによって取得されるクリーニング結果は、この実施例4の6秒のクリーニングサイクルにおいて取得されるものと同様であったということが留意されるべきである。
4.第1のクリーニング試行の後に、「合格/不合格」アウトカムを決定する検査スコープソフトウェアによって検査する。第1の試行において「合格」である場合には、追加的なクリーニングは必要とされない。「不合格」である場合には、同じ端面においてクリーニングを繰り返し、スコープによって検査する。それぞれの個々のトライアルごとに3回を超えるクリーニング試行は行われない。
5.3回の試行の後にクリーニング結果が「不合格」である場合には、これは、カラムに合格するための平均クリーニング数に考慮され、不合格のための理由が記録される。
6.端面においてそれぞれのソフトウェア決定された「合格」アウトカムに関して、検査スコープビデオディスプレイの視覚的なレビューが実施され、以下の条件のうちのどれの下で、端面がソフトウェアによって「合格」となったかを確認する。
a.端面は、ソフトウェアの許容値にしたがって合格したが、端面の縁部まで完璧に清潔ではなかった。
b.端面は、引っ掻き傷または別の線状の欠陥を示した。
c.端面は、ソフトウェアにしたがって合格し、ビデオスクリーンの視覚的なレビューは、端面が目に見える残留物のない状態で「完璧に清潔」であることを示した。完璧に清潔ということは、端面は外側縁部まで汚染が除去された状態であることを示している。
7.クリーニング方法ごとにそれぞれのテストトライアル10回を実施する。結果は、Table 1(表1)に報告されている。
図11-1から図11-5Bは、80倍に拡大された1.25mm LCタイプコネクタ端面の写真を模写するインク画である。これらの端面は、上記に詳述された方法論にしたがってクリーニングおよびテストされた。
清潔な端面であり、汚染または欠陥はない。これは、アダプタハウジングの中で突き合わせられた相互接続部を作製する前の、コネクタの清潔さに関して理想的な端面条件である。これは、上記に詳述されたそれぞれのクリーニングトライアルの前のそれぞれのコネクタの条件である。
CCU125クリッカーによるクリーニングの前のアリゾナロードダストを伴う端面である。
CCU125によるクリーニングの後のアリゾナロードダストを伴う端面である。検査スコープソフトウェアにしたがって合格した。端面の頂点(中心)は清潔であるが、頂点から最も離れたエリアでは、粒子の存在および集中が増加していることに留意されたい。
コアンダ効果によるクリーニングの前のアリゾナロードダストを伴う端面である。
コアンダ効果によるクリーニングの後のアリゾナロードダストを伴う端面である。残っているダスト汚染のない状態で、検査ソフトウェアにしたがって合格した。完璧に清潔である。
CCU125クリッカーによるクリーニングの前の皮脂油を伴う端面である。
CCU125クリッカーによるクリーニングの後の皮脂油を伴う端面である。検査ソフトウェアにしたがって合格したが、コネクタの頂点エリアのみクリーニングされている。コネクタの外側縁部は、クリーニングされていないままである。その理由は、端面の凸形の湾曲が、クリッカークリーニング先端部との完全な接触を防止するからである。
コアンダ効果によるクリーニングの前の皮脂油を伴う端面である。
コアンダ効果によるクリーニングの後の皮脂油を伴う端面である。検査ソフトウェアにしたがって合格し、端面全体が、端面の上の外側縁部までクリーニングされている。
83wt% HFE-7100:ハイドロフルオロエーテル、以下を含む。
55wt%から90wt%のイソブチル異性体: CAS# 163702-08-7、メチルノナフルオロイソブチルエーテル
10wt%から45wt%のブチル異性体: CAS #163702-07-6、メチルノナフルオロブチルエーテル
10wt% Asahi AS300ハイドロフルオロエーテル、以下を含む。
90wt%のZ-異性体: CAS#1263679-68-0
10wt%のE-異性体: CAS#1263679-71-5
7wt%ヘプタン: CAS# 142-82-5
この溶媒の物理的特性は、以下の通りである。
沸点: 56℃(132°F);分別蒸留の間に記録される。沸点は、どれだけ早く流体が乾燥することとなるかを示している。
不揮発性の残留物(「NVR」): 10ppm未満、ASTM D2109を介して収集される。
溶媒は一貫して高い純度である必要があるので、これは重要である。その理由は、除去している汚染が顕微鏡的なものであるからである。10PPMよりも高いNVRが存在する場合には、クリーニングされているエリアに顕微鏡的な汚染を追加するリスクが存在している。
水分含有量100ppm未満; ASTM D3401を介してKarl Fischer滴定装置によって収集される。
蒸気圧力(計算値): 24.7kPa。(蒸気圧力は、25℃における3つのコンポーネントのモル分率および蒸気圧力を使用して計算された)
テストは、理想的な蒸気圧力は約24.7kPa(たとえば、約25kPa)であるということを示している。これは、どれくらい早く溶媒が蒸発するかということに関して役割を果たす。クリーニング流体の蒸気圧力が約25kPaよりも20%以上低い場合には、流体は、蒸発するのがより遅くなり、それは、クリーニングの後の乾燥時間が長くなり過ぎることとなるということを意味している。
乾燥の遅い溶媒は、クリーニングの後に端面の上に移行して戻ることとなり、場合によっては、汚染を端面の上に戻す。
また、乾燥の遅い溶媒は、クリーニングされているコネクタに直接隣接したコネクタの上にも移行する可能性がある。これは、コネクタがラックの中におよび他のコネクタに直接近接して密に装着されているときに危険である。
蒸気圧力が約25kPaよりも20%以上高い場合には、これは、あまりに早く乾燥する溶媒を結果として生じさせ、すなわち、高速コアンダ空気ストリームの中にある間にあまりに迅速に蒸発することとなる溶媒を結果として生じさせ、コネクタ端面を適正にクリーニングするのに不十分な量の溶媒を結果として生じさせる。
比重: 1.39g/ml;比重計によって25℃において測定される。1.39は、水に対する値である。
より高い比重を有することは、溶媒をより高密度にし、また、浮力を通して顕微鏡的な汚染を表面から浮かせることができるものにする。たとえば、オーク材(それは、比較的に高密度の木材である)は、0.75の比重を有しており、それは、オークダスト/粒子および同様の建設ダストがこの溶媒の中で容易に浮遊することとなるということを意味している。短時間でおよび少量の溶媒が使用され、端面の上のより少ない量の顕微鏡的な汚染もクリーニングするので、比較的に重い溶媒が、クリーニングに有益である。
上記の属性は、本発明の実践において使用される溶媒にとって有用である。
テストは、浅い円筒形状のカップの底部の中央に置かれている槽状の窪みの0.250インチ(0.635cm)上方に空気送達デバイスを垂直方向に位置決めするために、フィクスチャを使用し、浅い円筒形状のカップは、0.585インチ(1.486cm)の外径、0.511インチ(1.298cm)の内径を有しており、厚さ0.074インチ(0.188cm)および高さ0.197インチ(0.500cm)の円周方向壁部を提供する。カップの底部に形成された槽は、0.289インチ(0.734cm)の外径および0.028インチ(0.071cm)の深さを有していた。次いで、槽は、下記に説明されているFisherbrand精密投与単一シリンジを使用して、その中に設置されている実施例5の10マイクロリットル(「μL」)の溶媒を有していた。
12a、12b、12c セラミックフェルール
14a、14b、14c フェルール端面
16 コネクタ
16' コネクタ
18 カプラ、バルクヘッド
19 光ファイバケーブル
19' 光ファイバケーブル
20 光ファイバストランド
22 外側保護ジャケット、シース
24 EBフェルール
24' フェルール
24a 端面
26 レンズ
26' レンズ
28 コネクタ
28' コネクタ
100 クリーニングデバイス
102 ハウジング
104 ディスペンシングノズル
106 ガス経路
106a 空気外側オリフィス
108 溶媒経路
108a 溶媒オリフィス
110 ニードルプラグ
112 圧縮空気の供給源
113 光ファイバオス型コネクタ
114 ライン
115 アライメントスリーブ
116 溶媒
118 ジェットカラム
119 ライン
120 光ファイバ端面
122 アダプタハウジング
124 光ファイバ端面
d 距離
G ジェット
O オリフィス
Pa 周囲圧力、大気圧力
Pg 圧力
T 構造体
V 移動
Claims (8)
- ノズル出口部を有するノズルを含むクリーニングデバイスによって光ファイバの端面をクリーニングする方法であって、前記ノズル出口部の中には、前記ノズルを通る外向きフローの方向の断面が減少し、前記ノズルの外向きに面する尖った先端部において終端するニードルプラグが配設されており、
前記方法は、
前記ニードルプラグの周囲の前記ノズルを通して、かつ、前記ノズル出口部を通って圧縮ガスのストリームを流すステップであって、前記ニードルプラグおよび前記ノズル出口部は、前記ノズル出口部から出る放出ガスジェットを形成するように構成されており、前記放出ガスジェットは、周囲圧力に対して低減された圧力のゾーンを形成し、前記低減された圧力のゾーンは、前記放出ガスジェットを取り囲んでいる、ステップと、
前記ノズル出口部を前記端面と整合させ、前記端面から0.64cmから1.91cmに前記ニードルプラグの尖った先端部を位置決めするステップと、
前記ノズル出口部の上流において前記圧縮ガスのストリームの中へ液体溶媒を導入するステップであって、それによって、溶媒が、前記放出ガスジェットの中で霧化される、ステップと、
霧化された溶媒を含有する放出ガスジェットをクリーニング時間期間にわたって前記端面の上に衝突させるステップと、
乾燥したガスジェットを生成するために前記圧縮ガスのストリームの中への溶媒の導入を中断し、結果として生じる乾燥したガスジェットを乾燥時間期間にわたって前記端面の上に衝突させて、前記低減された圧力のゾーンによって加速される蒸発によって溶媒を除去するステップと、
を含む、方法。 - 前記クリーニング時間期間は、0.5秒から2秒であり、前記乾燥時間期間は、1秒から4秒である、請求項1に記載の方法。
- 前記液体溶媒は、25℃および1気圧における20kPaから30kPaの蒸気圧力を有しており、18から44のカウリブタノール値を有しており、ASTM D-56密閉式引火点試験にしたがって不燃性である、請求項1または2に記載の方法。
- 前記ガスジェットの中へ導入される液体溶媒は、
(a)55wt%から90wt%のメチルノナフルオロイソブチルエーテル、および、10wt%から45wt%のメチルノナフルオロブチルエーテルを含む、83wt%ハイドロフルオロエーテルと、
(b)90wt%のZ-異性体および10wt%のE-異性体を含む、10wt%ハイドロフルオロエーテルと、
(c)7wt%ヘプタンと、
を含み、
前記溶媒は、10ppm未満の不揮発性の残留物および100ppm未満の水分を含有している、請求項1または2に記載の方法。 - 前記ガスジェットの中へ導入される液体溶媒は、
60wt% 1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-メトキシプロパンと、
34.9wt% 1-クロロ-2,3,3-トリフルオロプロパ-1-エンと、
5.0wt%アセトンと、
0.10wt%ニトロメタンと、
を含み、前記溶媒は、10ppm未満の不揮発性の残留物および100ppm未満の水分を含有している、請求項1または2に記載の方法。 - 前記ノズル出口部は、ガス出口部および別個の溶媒出口部を含み、前記ニードルプラグは、前記溶媒出口部の中に配設されており、
前記方法は、
開放位置と閉鎖位置との間で前記ニードルプラグを移動させるステップであって、前記開放位置は、前記溶媒出口部を開放し、前記圧縮ガスのストリームの中へ溶媒をディスペンスし、前記閉鎖位置は、前記圧縮ガスのストリームの中へ溶媒をディスペンスすることを停止する、ステップと、
前記クリーニング時間期間を開始させるために、前記ニードルプラグを前記開放位置へ移動させるステップと、
前記クリーニング時間期間を終端させ、前記乾燥時間期間を開始させるために、前記ニードルプラグを前記閉鎖位置へ移動させるステップと、
をさらに含む、請求項1または2に記載の方法。 - 前記圧縮ガスは、空気、窒素、および二酸化炭素からなる群から選択される、請求項1または2に記載の方法。
- 前記ニードルプラグの周囲を流れる放出ガスジェットの速度は、コアンダ効果が前記低減された圧力のゾーンを発生させることを引き起こすのに十分である、請求項1または2に記載の方法。
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