本明細書で使用される用語は、本発明での機能を考慮してできる限り現在広く使用されている一般的案用語を選択しているが、これは該当技術分野に携わる技術者の意図、慣例、または新たな技術の出現などによって異なり得る。また、特定の場合は出願人が任意に選定した用語もあり、このような場合は該当する発明の説明部分でその意味を記載する。よって、本明細書で使用される用語は単なる用語の名称ではなく、その用語が有する実質的な意味と本明細書全般にわたる内容に基づいて解釈すべきであることを明らかにする。
明細書全体にわたって、ある構成が他の構成と「連結」されているとすると、これは「直接連結」されている場合だけでなく、その中間に他の構成要素を間に挟んで「電気的に連結」されている場合も含む。また、ある構成要素が特定の構成要素を「含む」とすると、これは特に反対する記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく他の構成要素を更に含み得ることを意味する。加えて、特定閾値を基準に「以上」または「以下」という限定事項は、実施例によってそれぞれ「超過」または「未満」に適切に代替され得る。
以下、本発明において、フィールドとサブフィールドは同じ意味で使われてよい。
図1は、本発明の一実施例による無線LANシステムを示す図である。
無線LANシステムは、一つまたはそれ以上のベーシックサービスセット(Basic Service Set、BSS)を含むが、BSSは同期化に成功し互いに通信し得る機器の集合を示す。一般に、BSSはインフラストラクチャBSS(infrastructure BSS)と独立BSS(Independent BSS、IBSS)に区分されるが、図1はこのうちインフラストラクチャBSSを示している。
図1に示すように、インフラストラクチャーBSS BSS1,BSS2は、1つ又はそれ以上のステーションSTA1,STA2,STA3,STA4,STA5、分配サービス(Distribution Service)を提供するステーションであるアクセスポイントAP-1,AP-2、及び複数のアクセスポイントAP-1,AP-2を連結させる分配システム(Distribution System)DSを含む。
ステーション(Station、STA)は、IEEE 802.11標準の規定に従う媒体接続制御(Medium Access Control、MAC)と無線媒体に対する物理層(Physical Layer)インタフェースを含む任意のデバイスであって、広い意味では非アクセスポイントnon-APステーションのみならずアクセスポイントAPを全て含む。また、本明細書において、「端末」とはnon-APまたはAPを指すか、両者を全て指す用語として使用される。無線通信のためのステーションはプロセッサと通信部を含み、実施例によってユーザインタフェース部とディスプレーユニットなどを更に含む。プロセッサは無線ネットワークを介して伝送するフレームを生成するか、または前記無線ネットワークを介して受信されたフレームを処理し、その他にステーションを制御するための多様な処理を行う。そして、通信部は前記プロセッサと機能的に連結されており、ステーションのために無線ネットワークを介してフレームを送受信する。本発明において、端末はユーザ端末機(user equipment、UE)を含む用語として使用される。
アクセスポイント(Access Point、AP)は、自らに結合された(associated)ステーションのために無線媒体を経由して分配システムDSに対する接続を提供する個体である。インフラストラクチャBSSにおいて、非APステーション間の通信はAPを経由して行われることが原則であるが、ダイレクトリンクが設定されている場合は非APステーションの間でも直接通信が可能である。一方、本発明において、APはPCP(Personal BSS Coordination Point)を含む概念として使用されるが、広い意味では集中制御器、基地局(Base Station、BS)、ノードB、BTS(Base Transceiver System)、またはサイト制御器などの概念を全て含む。本発明において、APはベース無線通信端末とも称されるが、ベース無線通信端末は、広い意味ではAP、ベースステーション(base station)、eNB(eNodeB)、及びトランスミッションポイントTPを全て含む用語として使用される。それだけでなく、ベース無線通信端末は複数の無線通信端末との通信で通信媒介体(medium)資源を割り当て、スケジューリング(scheduling)を行う多様な形態の無線通信端末を含む。
複数のインフラストラクチャBSSは、分配システムDSを介して互いに連結される。この際、分配システムを介して連結された複数のBSSを拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)という。
図2は、本発明の他の実施例による無線LANシステムである独立BSSを示す図である。図2の実施例において、図1の実施例と同じであるか相応する部分は重複する説明を省略する。
図2に示したBSS3は独立BSSであってAPを含まないため、全てのステーション(STA6、STA7)がAPと接続されていない状態である。独立BSSは分配システムへの接続が許容されず、自己完備的ネットワーク(self-contained network)をなす。独立BSSにおいて、それぞれのステーション(STA6、STA7)はダイレクトに互いに連結される。
図3は、本発明の一実施例によるステーション100の構成を示すブロック図である。図示したように、本発明の実施例によるステーション100は、プロセッサ110、通信部120、ユーザインタフェース部140、ディスプレーユニット150、及びメモリ160を含む。
まず、通信部120は、無線LANパケットなどの無線信号を送受信し、ステーション100に組み込まれる又は外付けられて具備されてよい。実施例によれば、通信部120は、互いに異なる周波数バンドを用いる少なくとも1つの通信モジュールを含むことができる。例えば、前記通信部120は、2.4GHz、5GHz、6GHz及び60GHzなどの異なる周波数バンドの通信モジュールを含むことができる。一実施例によれば、ステーション100は、7.125GHz以上の周波数バンドを用いる通信モジュールと、7.125GHz以下の周波数バンドを用いる通信モジュールを備えることができる。それぞれの通信モジュールは、当該通信モジュールが支援する周波数バンドの無線LAN規格に基づいてAP又は外部ステーションと無線通信を行うことができる。通信部120は、ステーション100の性能及び要求事項に応じて1回に1つの通信モジュールのみを動作させるか、同時に複数の通信モジュールを共に動作させることができる。ステーション100が複数の通信モジュールを含む場合に、各通信モジュールはそれぞれ独立した形態で備えられてもよく、複数のモジュールが1つのチップとして統合して備えられてもよい。本発明の実施例において、通信部120は、RF(Radio Frequency)信号を処理するRF通信モジュールを表すことができる。
次に、ユーザインタフェース140は、ステーション100に備えられた多様な形態の入出力手段を含む。つまり、ユーザインタフェース部140は多様な入力手段を利用してユーザの入力を受信し、プロセッサ110は受信されたユーザ入力に基づいてステーション100を制御する。また、ユーザインタフェース部140は、多様な出力手段を利用してプロセッサ110の命令に基づいた出力を行う。
次に、ディスプレーユニット150は、ディスプレー画面にイメージを出力する。前記ディスプレーユニット150は、プロセッサ110によって行われるコンテンツ、またはプロセッサン110の制御命令に基づいたユーザインタフェースなどの多様なディスプレーオブジェクトを出力する。また、メモリ160は、ステーション100で使用される制御プログラム及びそれによる各種データを貯蔵する。このような制御プログラムには、ステーション100がAPまたは外部のステーションと接続を行うのに必要な接続プログラムが含まれる。
本発明のプロセッサ110は多様な命令またはプログラムを行い、ステーション100内部のデータをプロセッシングする。また、前記プロセッサ110は上述したステーション100の各ユニットを制御し、ユニット間のデータの送受信を制御する。本発明の実施例によると、プロセッサ110はメモリ160に貯蔵されたAPとの接続のためのプログラムを行い、APが伝送した通信設定メッセージを受信する。また、プロセッサ110は通信設定メッセージに含まれたステーション100の優先条件に関する情報を読み取り、ステーション100の優先条件に関する情報に基づいてAPに関する接続を要請する。本発明のプロセッサ110はステーション100のメインコントロールユニットを指してもよく、実施例によってステーション100の一部の構成、例えば、通信部120などを個別的に制御するためのコントロールユニットを指してもよい。つまり、プロセッサ110は通信部120から送受信される無線信号を変復調するモデム、または変復調部(modulator and/or demodulator)であってもよい。プロセッサ110は、本発明の実施例によるステーション100の無線信号送受信の各種動作を制御する。それに関する詳しい実施例は後述する。
図3に示したステーション100は本発明の一実施例によるブロック図であって、分離して示したブロックはデバイスのエレメントを論理的に区別して示したものである。よって、上述したデバイスのエレメントは、デバイスの設計に応じて一つのチップまたは複数のチップに取り付けられる。例えば、前記プロセッサ110及び通信部120は一つのチップに統合されて具現されてもよく、別途のチップで具現されてもよい。また、本発明の実施例において、前記ステーション100の一部の構成、例えば、ユーザインタフェース部140及びディスプレーユニット150などはステーション100に選択的に備えられてもよい。
図4は、本発明の一実施例によるAP200の構成を示すブロック図である。図示したように、本発明の実施例によるAP200は、プロセッサ210、通信部220、及びメモリ260を含む。図4において、AP200の構成のうち図3のステーション100の構成と同じであるか相応する部分については重複する説明を省略する。
図4を参照すると、本発明に係るAP 200は、少なくとも1つの周波数バンドにおいてBSSを運営するための通信部220を備える。図3の実施例において前述したように、前記AP 200の通信部220も、互いに異なる周波数バンドを用いる複数の通信モジュールを含むことができる。すなわち、本発明の実施例に係るAP 200は、異なる周波数バンド、例えば、2.4GHz、5GHz、6GHz及び60GHzのいずれかを用いる2つ以上の通信モジュールを共に備えることができる。好ましくは、AP 200は、7.125GHz以上の周波数バンドを用いる通信モジュールと、7.125GHz以下の周波数バンドを用いる通信モジュールを備えることができる。それぞれの通信モジュールは、当該通信モジュールが支援する周波数バンドの無線LAN規格に基づいてステーションと無線通信を行うことができる。前記通信部220は、AP 200の性能及び要求事項に応じて1回に1つの通信モジュールのみを動作させるか、同時に複数の通信モジュールを共に動作させることができる。本発明の実施例において、通信部220は、RF(Radio Frequency)信号を処理するRF通信モジュールを表すことができる。
次に、メモリ260は、AP200で使用される制御プログラム及びそれによる各種データを貯蔵する。このような制御プログラムには、ステーションの接続を管理する接続プログラムが含まれる。また、プロセッサ210はAP200の各ユニットを制御し、ユニット間のデータの送受信を制御する。本発明の実施例によると、プロセッサ210はメモリ260に貯蔵されたステーションとの接続のためのプログラムを行い、一つ以上のステーションに対する通信設定メッセージを伝送する。この際、通信設定メッセージには各ステーションの接続優先条件に関する情報が含まれる。また、プロセッサ210はステーションの接続要請に応じて接続設定を行う。一実施例によると、プロセッサ210は通信部220から送受信される無線信号を変復調するモデム、または変復調部である。プロセッサ210は、本発明の実施例によるAP200の無線信号送受信の各種動作を制御する。それに関する詳しい実施例は後述する。
図5は、STAがAPとリンクを設定する過程を概略的に示す図である。
図5を参照すると、STA100とAP200間のリンクは大きくスキャニング(sanning)、認証(authentication)、及び結合(association)の3つのステップを介して設定される。まず、スキャニングステップは、AP200が運営するBSSの接続情報をSTA100が獲得するステップである。スキャニングを行うための方法としては、AP200が周期的に伝送するビーコン(beacon)メッセージS101のみを活用して情報を獲得するパッシブスキャニング(passive sanning)方法と、STA100がAPにプローブ要請(probe request)を伝送しS103、APからプローブ応答(probe response)を受信してS105、接続情報を獲得するアクティブスキャニング(active sanning)方法がある。
スキャニングステップにおいて無線接続情報の受信に成功したSTA100は、認証要請(authentication request)を伝送しS107a、AP200から認証応答(authentication response)を受信してS107b、認証ステップを行う。認証ステップが行われた後、STA100は結合要請(association request)を伝送しS109a、AP200から結合応答(association response)を受信してS109b、結合ステップを行う。本明細書において、結合とは基本的に無線結合を意味するが、本発明はこれに限らず、広い意味での結合は無線結合及び有線結合を全て含む。
一方、追加に802.1X基盤の認証ステップS111、及びDHCPを介したIPアドレス獲得ステップS113が行われる。図5において、サーバ300はSTA100と802.1X基盤の認証を処理するサーバであって、AP200に物理的に結合されて存在するか、別途のサーバとして存在してもよい。
図6は、無線LAN通信で使用されるCSMA(Carrier Sense Multiple Access)/CA(Collision Avoidance)方法を示す図である。
無線LAN通信を行う端末は、データを伝送する前にキャリアセンシング(Carrier Sensing)を行ってチャネルが占有状態(busy)であるのか否かをチェックする。もし一定強度以上の無線信号が感知されれば該当チャネルが占有状態と判別され、前記端末は該当チャネル対するアクセスを遅延する。このような過程をクリアチャネル評価(Clear Channel Assessment、CCA)といい、該当信号の感知有無を決定するレベルをCCA閾値(CCA threshold)という。もし端末に受信されたCCA閾値以上の無線信号が該当端末を受信者とすれば、端末は受信された無線信号を処理する。一方、該当チャネルから無線信号が感知されないかCCA閾値より小さい強度の無線信号が感知されれば、前記チャネルは遊休状態(idle)と判別される。
チャネルが遊休状態と判別されれば、伝送するデータがある各端末は、各端末の状況によるIFS(Inter Frame Space)、例えば、AIFS(Arbitration IFS)、PIFS(PCF IFS)などの時間の後にバックオフ手順を行う。実施例によって、前記AIFSは従来のDIFS(DCF IFS)を代替する構成として使用される。各端末は、該当端末に決定された乱数(random number)だけのスロットタイムを前記チャネルの遊休状態の間隔(interval)の間に減少させながら待機し、スロットタイムを全て消尽した端末が該当チャネルに対するアクセスを試みる。このように、各端末がバックオフ手順を行う区間を競争ウィンドウ区間という。このとき、乱数をバックオフカウンターと呼ぶことができる。すなわち、端末の取得した乱数である整数によってバックオフカウンターの初期値が設定される。端末が、スロットタイム間にチャネルが遊休であると感知した場合に、端末は、バックオフカウンターを1減少させることができる。また、バックオフカウンターが0に到達すると、端末は当該チャネルでチャネルアクセスを行うことが許容されてよい。したがって、AIFS時間及びバックオフカウンターのスロット時間にチャネルが遊休である場合に端末の送信が許容されてよい。
もし特定端末が前記チャネルのアクセスに成功すれば、該当端末は前記チャネルを介してデータを伝送する。しかし、アクセスを試みた端末が他の端末と衝突すれば、衝突した端末はそれぞれ新しい乱数を割り当てられて更にバックオフ手順を行う。一実施例によると、各端末に新しく割り当てられる乱数は、該当端末が以前割り当てられた乱数の範囲(競争ウィンドウ、CW)の2倍の範囲(2*CW)内で決定される。一方、各端末は、次の競争ウィンドウ区間で更にバックオフ手順を行ってアクセスを試みるが、この際、各端末は以前の競争ウィンドウ区間に残ったスロットタイムからバックオフ手順を行う。このような方法で無線LAN通信を行う各端末は、特定チャネルに対する互いの衝突を回避することができる。
<様々なPPDUフォーマットの実施例>
図7には、様々な標準世代別PPDU(PLCP Protocol Data Unit)フォーマットの一例を示す。より具体的に、図7(a)は、802.11a/gに基づくレガシーPPDUフォーマットの一実施例、図7(b)は、802.11axに基づくHE PPDUフォーマットの一実施例を示し、図7(c)は、802.11beに基づくノン-レガシーPPDU(すなわち、EHT PPDU)フォーマットの一実施例を示す。また、図7(d)は、前記PPDUフォーマットで共通に用いられるL-SIG及びRL-SIGの細部フィールド構成を示す。
図7(a)を参照すると、レガシーPPDUのプリアンブルは、L-STF(Legacy Short Training field)、L-LTF(Legacy Long Training field)及びL-SIG(Legacy Signal field)を含む。本発明の実施例において、前記L-STF、L-LTF及びL-SIGは、レガシープリアンブルと呼ぶことができる。
図7(b)を参照すると、HE PPDUのプリアンブルは、前記レガシープリアンブルに、RL-SIG(Repeated Legacy Short Training field)、HE-SIG-A(High Efficiency Signal A field)、HE-SIG-B(High Efficiency Signal B field)、HE-STF(High Efficiency Short Training field)、HE-LTF(High Efficiency Long Training field)をさらに含む。本発明の実施例において、前記RL-SIG、HE-SIG-A、HE-SIG-B、HE-STF及びHE-LTFは、HEプリアンブルと呼ぶことができる。HEプリアンブルの具体的な構成は、HE PPDUフォーマットによって変形されてよい。例えば、HE-SIG-Bは、HE MU PPDUフォーマットのみにおいて用いられてよい。
図7(c)を参照すると、EHT PPDUのプリアンブルは、前記レガシープリアンブルに、RL-SIG(Repeated Legacy Short Training field)、U-SIG(Universal Signal field)、EHT-SIG-A(Extremely High Throughput Signal A field)、EHT-SIG-A(Extremely High Throughput Signal B field)、EHT-STF(Extremely High Throughput Short Training field)、EHT-LTF(Extremely High Throughput Long Training field)をさらに含む。本発明の実施例において、前記RL-SIG、EHT-SIG-A、EHT-SIG-B、EHT-STF及びEHT-LTFは、EHTプリアンブルと呼ぶことができる。ノン-レガシープリアンブルの具体的な構成は、EHT PPDUフォーマットによって変形されてよい。例えば、EHT-SIG-AとEHT-SIG-Bは、EHT PPDUフォーマットのうち一部のフォーマットのみにおいて用いられてよい。
PPDUのプリアンブルに含まれたL-SIGフィールドは、64 FFT OFDMが適用され、総64個のサブキャリアで構成される。このうち、ガードサブキャリア、DCサブキャリア及びパイロットサブキャリアを除く48個のサブキャリアが、L-SIGのデータ送信用に用いられる。L-SIGにはBPSK、Rate=1/2のMCS(Modulation and Coding Scheme)が適用されるので、総24ビットの情報を含むことができる。図7(d)には、L-SIGの24ビット情報構成を示す。
図7(d)を参照すると、L-SIG、は、L_RATEフィールドとL_LENGTHフィールドを含む。L_RATEフィールドは、4ビットで構成され、データ送信に用いられたMCSを示す。具体的に、L_RATEフィールドは、BPSK/QPSK/16-QAM/64-QAMなどの変調方式と1/2、2/3、3/4などの符号率を組み合わせた6/9/12/18/24/36/48/54Mbpsの送信速度のうち1つの値を示す。L_RATEフィールドとL_LENGTHフィールドの情報を組み合わせると当該PPDUの全長を示すことができる。ノン-レガシーPPDUフォーマットでは、L_RATEフィールドを最小速度である6Mbpsに設定する。
L_LENGTHフィールドの単位はbyteであり、総12ビットが割り当てられて最大4095までシグナリング可能であり、L_RATEフィールドとの組合せで当該PPDUの長さを示すことができる。このとき、レガシー端末とノン-レガシー端末は、L_LENGTHフィールドを互いに異なる方法で解析できる。
まず、レガシー端末又はノン-レガシー端末がL_LENGTHフィールドを用いて当該PPDUの長さを解析する方法は次の通りである。L_RATEフィールドが6Mbpsに設定された場合に、64FFTの1個のシンボルデューレーションである4usで3バイト(すなわち、24ビット)が送信されてよい。したがって、L_LENGTHフィールド値に、SVCフィールド及びテール(Tail)フィールドに該当する3バイトを足し、これを、1個のシンボルの送信量である3バイトで割ると、L-SIG以後の64FFT基準シンボル個数が取得される。取得されたシンボル個数に1個のシンボルデューレーションである4usをかけた後、L-STF、L-LTF及びL-SIGの送信にかかる20usを足すと、当該PPDUの長さ、すなわち、受信時間(RXTIME)が取得される。これを数式で表現すれば、下記の式1の通りである。
このとき、
は、xより大きい又は等しい最小の自然数を表す。L_LENGTHフィールドの最大値は4095であるので、PPDUの長さは、最大5.484msまでに設定されてよい。当該PPDUを送信するノン-レガシー端末は、L_LENGTHフィールドを下記の式2のように設定しなければならない。
ここで、TXTIMEは、当該PPDUを構成する全体送信時間であり、下記の式3の通りである。このとき、TXは、Xの送信時間を表す。
以上の式を参照すると、PPDUの長さは、L_LENGTH/3の切上げ値に基づいて計算される。したがって、任意のk値に対してL_LENGTH={3k+1,3k+2,3(k+1)}の3つの異なる値が、同一のPPDU長を指示する。
図7(e)を参照すると、U-SIG(Universal SIG)フィールドは、EHT PPDU及び後続世代の無線LANのPPDUにおいて存続し、11beを含めてどの世代のPPDUであるかを区分する役割を担う。U-SIGは、64FFTベースのOFDMの2シンボルであり、総52ビットの情報を伝達することができる。このうち、CRC/テール9ビットを除く43ビットは、大きく、VI(Version Independent)フィールドとVD(Version Dependent)フィールドに区分される。
VIビットは、現在のビット構成を後にも維持し続け、後続世代のPPDUが定義されても、現在の11be端末が、当該PPDUのVIフィールドから当該PPDUに関する情報を得ることができる。そのために、VIフィールドは、PHYバージョン、UL/DL、BSSカラー、TXOP、リザーブド(Reserved)フィールドで構成される。PHYバージョンフィールドは3ビットであり、11be及び後続世代の無線LAN標準を順次にバージョンで区分する役割を担う。11beは000bの値を有する。UL/DLフィールドは、当該PPDUが上りリンク/下りリンクPPDUのいずれであるかを区分する。BSSカラーは、11axで定義されたBSS別識別子を意味し、6ビット以上の値を有する。TXOPは、MACヘッダーで伝達されていた送信機会デュレーション(Transmit Opportunity Duration)を意味するが、PHYヘッダーに追加することにより、MPDUをデコードすることなく、当該PPDUが含まれたTXOPの長さを類推でき、7ビット以上の値を有する。
VDフィールドは、11beバージョンのPPDUにのみ有用なシグナリング情報としてPPDUフォーマット、BWのように、如何なるPPDUフォーマットにも共通に用いられるフィールド、及びPPDUフォーマット別に異なるように定義されるフィールドで構成されてよい。PPDUフォーマットは、EHT SU(Single User)、EHT MU(Multiple User)、EHT TB(Trigger-based)、EHT ER(Extended Range)PPDUなどを区分する区分子である。BWフィールドは、大きく、20、40、80、160(80+80)、320(160+160)MHzの5個の基本PPDU BWオプション(20*2の冪乗の形態で表現可能なBWを基本BWと呼ぶことができる。)と、プリアンブルパンクチャリング(Preamble Puncturing)によって構成される様々な残りのPPDU BWをシグナルする。また、320MHzでシグナルされた後、一部の80MHzがパンクチャーされた形態でシグナルされてよい。また、パンクチャーされて変形されたチャネル形態は、BWフィールドで直接シグナルされてもよく、或いはBWフィールドとBWフィールド以後に現れるフィールド(例えば、EHT-SIGフィールド内のフィールド)を共に用いてシグナルされてもよい。仮に、BWフィールドを3ビットとする場合に、総8個のBWシグナリングが可能なので、パンクチャリングモードは最大で3個をシグナルできる。仮にBWフィールドを4ビットとする場合に総16個のBWシグナリングが可能なので、パンクチャリングモードは最大で11個をシグナルできる。
BWフィールド以後に位置するフィールドは、PPDUの形態及びフォーマットによって異なり、MU PPDUとSU PPDUは同一のPPDUフォーマットでシグナルされてよく、EHT-SIGフィールドの前に、MU PPDUとSU PPDUを区別するためのフィールドが位置してよく、そのための追加のシグナリングが行われてよい。SU PPDUとMU PPDUは両方ともEHT-SIGフィールドを含んでいるが、SU PPDUで不要な一部のフィールドが圧縮(compression)されてよい。この時、圧縮が適用されたフィールドの情報は省略されるか、あるいはMU PPDUに含まれる本来フィールドのサイズよりも縮小したサイズを有してよい。例えば、SU PPDUの場合、EHT-SIGの共通フィールドが省略又は代替されるか、ユーザ特定フィールドが代替されるか、或いは1個に縮小するなど、異なる構成を有してよい。
又は、SU PPDUは、圧縮されたか否かを示す圧縮フィールドをさらに含むことができ、圧縮フィールドの値によって一部のフィールド(例えば、RAフィールドなど)が省略されてよい。
SU PPDUのEHT-SIGフィールドの一部が圧縮された場合に、圧縮されたフィールドに含まれる情報は、圧縮されていないフィールド(例えば、共通フィールドなど)で一緒にシグナルされてよい。MU PPDUの場合、複数ユーザの同時受信のためのPPDUフォーマットであるので、U-SIGフィールド以後にEHT-SIGフィールドが必須に送信される必要があり、シグナルされる情報の量が可変的であってよい。すなわち、複数個のMU PPDUが複数個のSTAに送信されるので、それぞれのSTAは、MU PPDUが送信されるRUの位置、それぞれのRUが割り当てられたSTA、及び送信されたMU PPDUが自分に送信されたか否かを認識しなければならない。したがって、APは、EHT-SIGフィールドに上のような情報を含めて送信しなければならない。そのために、U-SIGフィールドではEHT-SIGフィールドを効率的に送信するための情報をシグナルし、これは、EHT-SIGフィールドのシンボル数及び/又は変調方法であるMCSであってよい。EHT-SIGフィールドは、各ユーザに割り当てられたRUのサイズ及び位置情報を含むことができる。
SU PPDUである場合、STAに複数個のRUが割り当てられてよく、複数個のRUは連続又は不連続してよい。STAに割り当てられたRUが連続しない場合、STAは、中間にパンクチャーされたRUを認識してこそ、SU PPDUを効率的に受信することができる。したがって、APは、SU PPDUに、STAに割り当てられたRUのうちパンクチャーされたRUの情報(例えば、RUのパンクチャリングパターンなど)を含めて送信できる。すなわち、SU PPDUの場合、パンクチャリングモードが適用されたか否か及びパンクチャリングパターンをビットマップ形式などで示す情報を含むパンクチャリングモードフィールドがEHT-SIGフィールドに含まれてよく、パンクチャリングモードフィールドは、帯域幅内で現れる不連続するチャネルの形態をシグナルできる。
シグナルされる不連続チャネルの形態は制限的であり、BWフィールドの値と組み合わせてSU PPDUのBW及び不連続チャネル情報を示す。例えば、SU PPDUの場合、単一端末にのみ送信されるPPDUであるので、STAは、PPDUに含まれたBWフィールドから、自分に割り当てられた帯域幅が認識でき、PPDUに含まれたU-SIGフィールド又はEHT-SIGフィールドのパンクチャリングモードフィールドから、割り当てられた帯域幅のうちパンクチャーされたリソースが認識できる。この場合、端末は、パンクチャーされたリソースユニットの特定チャネル以外の残りのリソースユニットでPPDUを受信できる。このとき、STAに割り当てられた複数個のRUは、互いに異なる周波数帯域又はトーンで構成されてよい。
制限された形態の不連続チャネル形態のみがシグナルされる理由は、SU PPDUのシグナリングオーバーヘッドを減らすためである。パンクチャリングは、20MHzサブチャネル別に行われてよいので、80、160、320MHzのように20MHzサブチャネルを複数個有するBWに対してパンクチャリングを行うと、320MHzの場合、プライマリーチャネル以外の残りの20MHzサブチャネル15個の使用有無をそれぞれ表現して、不連続チャネル(端部20MHzのみがパンクチーされた形態も不連続と見なす場合)形態をシグナルしなければならない。このように単一ユーザ送信の不連続チャネル形態をシグナルするために15ビットを用いることは、シグナリング部分の低い送信速度を考慮したとき、過大なシグナリングオーバーヘッドとなり得る。
本発明は、SU PPDUの不連続チャネル形態をシグナルする手法を提案し、提案した手法によって決定された不連続チャネル形態を図示する。また、SU PPDUの320MHz BW構成においてプライマリー160MHzとセカンダリー160MHzのパンクチャリング形態をそれぞれシグナルする手法を提案する。
また、本発明の一実施例では、PPDUフォーマットフィールドに、シグナルされたPPDUフォーマットによって、プリアンブルパンクチャリングBW値が指示するPPDUの構成を異ならせる手法を提案する。BWフィールドが4ビットである場合を仮定し、EHT SU PPDU又はTB PPDUである場合には、U-SIG以後に1シンボルのEHT-SIG-Aをさらにシグナルするか、初めからEHT-SIG-Aをシグナルしなくてよいので、これを考慮して、U-SIGのBWフィールドのみを用いて最大で11個のパンクチャリングモードを完全にシグナルする必要がある。しかし、EHT MU PPDUである場合に、U-SIG以後にEHT-SIG-Bをさらにシグナルするので、最大で11個のパンクチャリングモードを、SU PPDUと異なる方法でシグナルできる。EHT ER PPDUの場合に、BWフィールドを1ビットに設定し、20MHz又は10MHzのいずれの帯域を使用するPPDUであるかをシグナルできる。前記PPDUタイプ別に細部的なパンクチャリングパターンは、図11及び図12で詳細に後述する。
図7(f)には、U-SIGのPPDUフォーマットフィールドでEHT MU PPDUと指示された場合に、VDフィールドのフォーマット特異的(Format-specific)フィールドの構成を示す。MU PPDUの場合、複数ユーザの同時受信のためのシグナリングフィールドであるSIG-Bが必須であり、U-SIG後に別途のSIG-A無しでSIG-Bが送信されてよい。そのために、U-SIGではSIG-Bをデコードするための情報をシグナルしなければならない。このようなフィールドは、SIG-B MCS、SIG-B DCM、SIG-Bシンボルの数(Number of SIG-B Symbols)、SIG-B圧縮(SIG-B Compression)、EHT-LTFシンボルの数(Number of EHT-LTF Symbols)フィールドなどである。
図8は、本発明の実施例に係る様々なEHT(Extremely High Throughput)PPDU(Physical Protocol Data Unit)フォーマット及びこれを指示するための方法の一例を示す。
図8を参照すると、PPDUは、プリアンブルとデータ部分で構成されてよく、一つのタイプであるEHT PPDUのフォーマットは、プリアンブルに含まれているU-SIGフィールドによって区別されてよい。具体的に、U-SIGフィールドに含まれているPPDUフォーマットフィールドに基づき、PPDUのフォーマットがEHT PPDUであるか否かが指示されてよい。
図8の(a)は、単一STAのためのEHT SU PPDUフォーマットの一例を示す。EHT SU PPDUは、APと単一STA間の単一ユーザ(Single User:SU)送信のために用いられるPPDUであり、U-SIGフィールド以後に追加のシグナリングのためのEHT-SIG-Aフィールドが位置してよい。
図8の(b)は、トリガーフレームに基づいて送信されるEHT PPDUであるEHTトリガーベース(Trigger-based)PPDUフォーマットの一例を示す。EHTトリガーベースPPDUは、トリガーフレームに基づいて送信されるEHT PPDUであり、トリガーフレームに対する応答のために用いられる上りリンクPPDUである。EHT PPDUは、EHT SU PPDUとは違い、U-SIGフィールド以後にEHT-SIG-Aフィールドが位置しない。
図8の(c)は、多重ユーザのためのEHT PPDUであるEHT MU PPDUフォーマットの一例を示す。EHT MU PPDUは、1つ以上のSTAにPPDUを送信するために用いられるPPDUである。EHT MU PPDUフォーマットは、U-SIGフィールド以後にHE-SIG-Bフィールドが位置してよい。
図8の(d)は、拡張された範囲にあるSTAとの単一ユーザ送信のために用いられるEHT ER SU PPDUフォーマットの一例を示す。EHT ER SU PPDUは、図8の(a)で説明したEHT SU PPDUよりも広い範囲のSTAとの単一ユーザ送信のために用いられてよく、時間軸上でU-SIGフィールドが反復して位置してよい。
図8の(c)で説明したEHT MU PPDUは、APが複数個のSTAに下りリンク送信のために用いることができる。このとき、EHT MU PPDUは、複数個のSTAがAPから送信されたPPDUを同時に受信できるようにスケジューリング情報を含むことができる。EHT MU PPDUは、EHT-SIG-Bのユーザ特定(user specific)フィールドを通じて送信されるPPDUの受信者及び/又は送信者のAID情報を、STAに伝達することができる。したがって、EHT MU PPDUを受信した複数個の端末は、受信したPPDUのプリアンブルに含まれたユーザ特定フィールドのAID情報に基づいて空間再使用(spatial reuse)動作を行うことができる。
具体的に、HE MU PPDUに含まれたHE-SIG-Bフィールドのリソースユニット割り当て(resource unit allocation,RA)フィールドは、周波数軸の特定帯域幅(例えば、20MHzなど)におけるリソースユニットの構成(例えば、リソースユニットの分割形態)に関する情報を含むことができる。すなわち、RAフィールドは、STAがPPDUを受信するために、HE MU PPDUの送信のための帯域幅で分割されたリソースユニットの構成を指示できる。分割された各リソースユニットに割り当て(又は、指定)されたSTAの情報は、EHT-SIG-Bのユーザ特定フィールドに含まれてSTAに送信されてよい。すなわち、ユーザ特定フィールドは、分割された各リソースユニットに対応する1つ以上のユーザフィールドを含むことができる。
例えば、分割された複数個のリソースユニットのうち、データ送信のために用いられる少なくとも1つのリソースユニットに対応するユーザフィールドは、受信者又は送信者のAIDを含むことができ、データ送信に用いられない残りのリソースユニットに対応するユーザフィールドは、既に設定されたヌル(Null)STA IDを含むことができる。
説明の便宜のために、本明細書においてフレーム又はMACフレームは、MPDUと同じ意味で使われてよい。
1つの無線通信装置が複数のリンクを用いて通信する場合に、無線通信装置の通信効率を高めることができる。このとき、リンクは物理的経路(path)であり、MSDU(MAC service data unit)を伝達するために使用可能な一つの無線媒介体として構成されてよい。例えば、いずれか一つのリンクの周波数帯域が他の無線通信装置によって使用中である場合に、無線通信装置は、他のリンクで継続して通信を行うことができる。このように、無線通信装置は複数のチャネルを有用に使用することができる。また、無線通信装置が複数のリンクを用いて同時に通信を行う場合に、全体スループット(throughput)を高めることができる。ただし、既存無線LANは、1つの無線通信装置が1つのリンクを用いることを前提に規定されている。このため、複数のリンクを用いるための無線LAN動作方法が必要である。図9~図26を参照して、複数のリンクを用いる無線通信装置の無線通信方法について説明する。まず、図9を用いて、複数のリンクを用いる無線通信装置の具体的な形態について説明する。
図9は、本発明の実施例に係るマルチリンク装置(multi-link device)を示す。
前述した複数のリンクを用いる無線通信方法のためにマルチリンク装置(multi-link device,MLD)が定義されてよい。マルチリンク装置は、一つ以上の提携された(affiliated)ステーションを有する装置を表すことができる。具体的な実施例によって、マルチリンク装置は、2つ以上の提携されたステーションを有する装置を表すことができる。また、マルチリンク装置はマルチリンクエレメントを交換することができる。マルチリンクエレメントは、一つ以上のステーション又は一つ以上のリンクに関する情報を含む。マルチリンクエレメントは、後述されるmulti-link setupエレメントを含むことができる。このとき、マルチリンク装置は論理的なエンティティ(entity)であってよい。具体的には、マルチリンク装置は複数の提携されたステーションを有することができる。マルチリンク装置は、MLLE(multi-link logical entity)又はMLE(multi-link entity)と呼ぶことができる。マルチリンク装置は、ロジカルリンク制御(logical link control,LLC)まで一つのMACサービスアクセスポイント(medium access control service access point,SAP)を有することができる。また、MLDは一つのMACデータサービス(MAC data service)を有することができる。
マルチリンク装置に含まれた複数のステーションは、複数のリンクで動作できる。また、マルチリンク装置に含まれた複数のステーションは、複数のチャネルで動作できる。具体的には、マルチリンク装置に含まれた複数のステーションは、異なる複数のリンク又は異なる複数のチャネルで動作できる。例えば、マルチリンク装置に含まれた複数のステーションは、2.4GHz、5GHz、及び6GHzの異なる複数のチャネルで動作できる。
マルチリンク装置の動作は、マルチリンクオペレーション、MLD動作、又はマルチ-バンド動作と呼ぶことができる。また、マルチリンク装置に提携されたステーションがAPである場合に、マルチリンク装置は、AP MLDと呼ぶことができる。また、マルチリンク装置に提携されたステーションがノン-APステーションである場合に、マルチリンク装置は、non-AP MLDと呼ぶことができる。
図9は、non-AP MLDとAP-MLDとが通信する動作を示す。具体的には、non-AP MLDとAP-MLDはそれぞれ3個のリンクを用いて通信する。AP MLDは、第1AP(AP1)、第2AP(AP2)及び第3AP(AP3)を含む。non-AP MLDは、第1non-AP STA(non-AP STA1)、第2non-AP STA(non-AP STA2)及び第3non-AP STA(non-AP STA3)を含む。第1AP(AP1)と第1non-AP STA(non-AP STA1)は第1リンク(Link1)を通じて通信する。また、第2AP(AP2)と第2non-AP STA(non-AP STA2)は第2リンク(Link2)を通じて通信する。また、第3AP(AP3)と第3non-AP STA(non-AP STA3)は第3リンク(Link3)を通じて通信する。
マルチリンク動作はマルチリンク設定(setup)動作を含むことができる。マルチリンク設定は、前述したシングルリンク動作の結合(association)動作に対応するものであり、マルチリンクでのフレーム交換のために先行される必要がある。マルチリンク装置は、マルチリンク設定のために必要な情報をmulti-link setupエレメントから取得することができる。具体的には、multi-link setupエレメントは、マルチリンクと関連した能力情報を含むことができる。このとき、能力情報は、マルチリンク装置に含まれた複数の装置のいずれか一つが送信を行い、同時に他の装置が受信を行うことができるかを示す情報を含むことができる。また、能力情報は、MLDに含まれた各ステーションが利用できるリンクに関する情報を含むことができる。また、能力情報は、MLDに含まれた各ステーションが利用できるチャネルに関する情報を含むことができる。
マルチリンク設定はピアステーション間の交渉によって設定されてよい。具体的には、APとの通信無しでステーション間の通信によってマルチリンク設定が行われてよい。また、マルチリンク設定は、いずれか一つのリンクを通じて設定されてよい。例えば、マルチリンクを通じて第1リンク~第3リンクが設定される場合であっても、第1リンクを通じてマルチリンク設定が行われてよい。
また、TID(traffic identifier)とリンクとのマッピングが設定されてよい。具体的には、特定値のTIDに該当するフレームは、あらかじめ指定されたリンクのみを通じて交換されてよい。TIDとリンクとのマッピングは、方向ベース(directional-based)で設定されてよい。例えば、第1マルチリンク装置と第2マルチリンク装置との間に複数のリンクが設定された場合に、第1マルチリンク装置は、複数の第1リンクに第1TIDのフレームを送信するように設定され、第2マルチリンク装置は、第1リンクに第2TIDのフレームを送信するように設定されてよい。また、TIDとリンクとのマッピングに基本設定が存在してよい。具体的には、マルチリンク設定において追加設定がない場合に、マルチリンク装置は、基本(default)設定にしたがって各リンクでTIDに該当するフレームを交換することができる。このとき、基本設定は、いずれか一つのリンクで全TIDが交換されるものであってよい。
TIDについて具体的に説明する。TIDは、QoS(quality of service)を支援するためにトラフィック、データを分類するIDである。また、TIDは、MACレイヤよりも上位レイヤにおいて用いられたリ割り当てられてよい。また、TIDは、トラフィックカテゴリー(traffic category,TC)、トラフィックストリーム(traffic stream,TS)を示すことができる。また、TIDは16個に区別されてよい。例えば、TIDは、0から15のいずれか一つと指定されてよい。アクセス政策(access policy)、チャネルアクセス又は媒体(medium)アクセス方法によって、使用されるTID値が異なるように指定されてよい。例えば、EDCA(enhanced distributed channel access)又はHCAF(hybrid coordination function contention based channel access)が用いられる場合に、TIDの値は0から7の範囲で割り当てられてよい。EDCAが用いられる場合に、TIDはユーザ優先順位(user priority,UP)を示すことができる。このとき、UPはTC又はTSによって指定されてよい。UPは、MACよりも上位レイヤで割り当てられてよい。また、HCCA(HCF controlled channel access)又はSPCAが用いられる場合に、TIDの値は8から15の範囲で割り当てられてよい。HCCA又はSPCAが用いられる場合に、TIDはTSIDを示すことができる。また、HEMM又はSEMMが用いられる場合に、TIDの値は8から15の範囲で割り当てられてよい。HEMM又はSEMMが用いられる場合に、TIDはTSIDを示すことができる。
UPとAC(access category)はマップされてよい。ACは、EDCAにおいてQoSを提供するためのラベルであってよい。ACは、EDCAパラメータセットを示すためのラベルであってよい。EDCAパラメータ又はEDCAパラメータセットは、EDCAのチャネル競合(contention)で用いられるパラメータである。QoSステーションはACを用いてQoSを保障することができる。また、ACは、AC_BK、AC_BE、AC_VI及びAC_VOを含むことができる。AC_BK、AC_BE、AC_VI及びAC_VOのそれぞれは、バックグラウンド(background)、ベストエフォート(best effort)、ビデオ(video)、ボイス(voice)を示すことができる。また、AC_BK、AC_BE、AC_VI及びAC_VOは、下位ACに分類されてよい。例えば、AC_VIは、AC_VI primaryとAC_VI alternateとに細分化できる。また、AC_VOは、AC_VO primaryとAC_VO alternateとに細分化できる。また、UP又はTIDはACにマップされてよい。例えば、UP又はTIDにおける1、2、0、3、4、5、6、7のそれぞれは、AC_BK、AC_BK、AC_BE、AC_BE、AC_VI、AC_VI、AC_VO、AC_VOのそれぞれにマップされてよい。また、UP又はTIDの1、2、0、3、4、5、6及び7のそれぞれは、AC_BK、AC_BK、AC_BE、AC_BE、AC_VI alternate、AC_VI primary、AC_VO primary、AC_VO alternateのそれぞれにマップされてよい。また、UP又はTIDの1、2、0、3、4、5、6、及び7はその順に優先順位が高いものであってよい。すなわち、1の方が低い優先順であり、7の方が高い優先順位であってよい。したがって、AC_BK、AC_BE、AC_VI、AC_VOの順に優先順位が高くなってよい。また、AC_BK、AC_BE、AC_VI、AC_VOのそれぞれは、ACI(AC index)0、1、2、3のそれぞれに該当し得る。このようなTIDの特性上、TIDとリンクとのマッピングは、ACとリンクとのマッピングを表すことができる。また、リンクとACとのマッピングは、TIDとリンクとのマッピングを表すことができる。
前述したように、複数のリンクのそれぞれにTIDがマップされてよい。マッピングは、特定TID又はACに該当するトラフィックが交換され得るリンクが指定されることであってよい。また、リンク内で送信方向別に送信され得るTID又はACが指定されてよい。前述したように、TIDとリンクとのマッピングに基本設定が存在してよい。具体的には、マルチリンク設定において追加設定がない場合に、マルチリンク装置は基本(default)設定にしたがって、各リンクでTIDに該当するフレームを交換することができる。このとき、基本設定は、いずれか一つのリンクで全てのTIDが交換されるものであってよい。常に、ある時点に、いかなるTID又はACも少なくともいずれか一つのリンクとマップされてよい。マネジメントフレームとコントロールフレームは全てのリンクで送信されてよい。
リンクがTID又はACにマップされた場合に、当該リンクで当該リンクにマップされたTID又はACに該当するデータフレームのみが送信されてよい。したがって、リンクがTID又はACにマップされた場合に、当該リンクで当該リンクにマップされていないTID又はACに該当しないフレームは送信されなくてよい。リンクがTID又はACにマップされた場合に、ACKもTID又はACがマップされたリンクに基づいて送信されてよい。例えば、ブロックACK合意(agreement)が、TIDとリンクとのマッピングに基づいて決定されてよい。さらに他の具体的な実施例において、TIDとリンクとのマッピングがブロックACK合意に基づいて決定されてよい。具体的には、特定リンクにマップされたTIDに対してブロックACK合意が設定されてよい。
前述したTIDとリンクとのマッピングにより、QoSが保障されてよい。具体的には、相対的に少ない数のステーションが動作するか、或いはチャネル状態の良いリンクに優先順位の高いAC又はTIDがマップされてよい。また、前述したTIDとリンクとのマッピングにより、ステーションがより長い時間に節電状態を保つようにすることができる。
図10は、本発明の実施例によって、マルチリンク動作において互いに異なるリンクの送信が同時に行われることを示す。
マルチリンク装置の具現によって、マルチリンクで同時動作が支援されないことがある。例えば、マルチリンク装置が複数のリンクで同時に送信を行う、複数のリンクで同時に受信を行う、或いはいずれか一つのリンクで送信を行うと同時に他のリンクで受信を行うことが支援されことがある。いずれか一つのリンクで行われる受信又は送信が他のリンクで行われる受信又は送信に影響を及ぼすことがあるわけである。具体的に、一つのリンクでの送信が他のリンクの干渉として作用することがある。一つのマルチリンク装置の一つのリンクで他のリンクに作用する干渉を内部洩れ(internal leakage)と呼ぶことができる。リンク間の周波数間隔が小さいほど内部洩れが大きくなることがある。内部洩れが大きすぎないと、いずれか一つのリンクで送信を行う時に他のリンクで送信が行うことができる。内部洩れが大きいと、いずれか一つのリンクで送信を行う時に他のリンクで送信を行うことができない。このように、マルチリンク装置が複数のリンクで同時に動作を行うことをSTR(simultaneous transmit and receive,simultaneous transmission and reception)と呼ぶことができる。例えば、マルチリンク装置が複数のリンクで同時に送信する、いずれか一つのリンクで送信を行うと同時に他のリンクで受信を行う、或いは複数のリンクで同時に受信を行うことを、STRと呼ぶことができる。
一方、MLDを構成する複数個のステーションが授受する干渉によってSTRが支援されない場合に、STA同士はnon-STR関係或いはNSTR関係(STRが支援されない関係)であると表現されてよい。
このとき、MLDの2つのSTA(STA1又はSTA2)がSTRを支援するか否かは、STAが運用されるリンク対(STA1が運用されるLink1及びSTA2が運用されるLink2)の離隔距離によって変わってよい。
したがって、MLDが特定リンク対にそれぞれSTAを運用するとき、前記特定リンク対で運用される2つのSTA間にSTRが支援されると、前記特定リンク対はMLDにとってSTR リンク対(pair)として考慮されてよい。一方、MLDが異なるリンク対にそれぞれSTAを運用するとき、前記異なるリンク対で運用される2つのSTA間にSTRが支援されないと、前記異なるリンク対はMLDにとってNSTRリンク対として考慮されてよい。
このように、MLDのSTA間にSTRが支援されるか否かは、これらのSTAが動作するリンク対がSTRリンク対(pair)であるか或いはNSTRリンク対であるかによって決定される。ただし、上述したように、各MLDの特性(遮蔽性能など)が互いに異なることがあるので、特定リンク対が、特定MLDにはSTRが支援されるリンク対であり、他のMLDにはSTRが支援されないNSTRリンク対であると考慮されてよい。
後述する本発明の一実施例では、説明の便宜のために、MLDのSTRリンク対で運用されるSTAは、STR MLDのSTAと命名(明示)し、MLDのNSTRリンク対で運用されるSTAは、NSTR(及びnon-STR)MLDのSTAと命名(明示)していることを明らかにする。すなわち、以下、後述する実施例において、「non-STR MLDのSTA」とした場合、MLDのNSTRリンク対で運用される2つのSTAのいずれか一方を指し、「STR MLDのSTA」とした場合、MLDのSTRリンク対で運用される2つのSTAのいずれか一方を指すと解釈されてよい。
また、NSTR MLDは、上述したSTR支援の有無と関連して、特定MLDのSTAが受信能力を失うことになるMLDの他、MLDのハードウェア構成自体が同時送/受信を支援しないMLDも含む意味であってよい。
言い換えると、MLD(Multi-link device)のハードウェア構成が、MLDの特定STAが送信或いは受信中のとき、前記MLDの他のSTAにとって活用できるハードウェアリソースが制限される構成を有してよい。一例として、特定MLDがただ1個のPPDUに対するプロセシングのみを支援するハードウェア構成を有していれば、前記特定MLDの特定STAがRxを実行中の時に、前記特定MLDは、MLD内の他のSTAに対するTx及びRxを支援することができない。同様に、前記特定MLDの特定STAがTxを実行中の時にも、前記特定MLDはMLD内の他のSTAに対するTx及びRxを支援することができない。
このようにマルチリンク装置(Multi-link device)であり、2個以上のリンクにSTAを運用できるが、特定時点にただ1個のSTAに対してのみ送/受信を支援できる装置を、MLSR MLD(Multi-link Single Radio MLD)と呼ぶことができる。或いは、MLDが、動作モードの一種としてただ1個のSTAに対してのみ送/受信を支援する動作モードを、EMLSR(Enhanced Multi-Link Single Radio)モードと呼ぶことができる。このとき、EMLSRモードで動作するMLDは、Multi-radio MLD或いはEnhanced Single-radio MLDであってもよい。Enhanced Single-radio MLDは、1回に1個のリンクに対してのみデータ送/受信を支援するが、別のハードウェア(安価のPHYフロントエンドなど)を含む構成を有することにより、2個以上のリンクに対するCCA及び低速データレート(例えば、6MHz或いは24MHz以下にエンコードされた)PPDU送/受信を支援するデバイスを意味できる。
また、EMLSRモードの変形として、MLDが各STAに対する送/受信を支援するが、特定STAが使用するRFチェーン(chain)の一部を他のSTAの送/受信に活用するEMLMR(Enhance Multi-Link Multi-Radio)が定義されてよい。EMLMRの場合、前記特定STAが使用するRFチェーンを全て前記他のSTAの送/受信に活用する場合に、EMLSRと同じ送/受信制限特性を有してよい。すなわち、EMLMRモードで動作するMLDは、リンクに対するSTR支援の有無に関係なく、特定時点にただ1個のリンク(STA)に対する送/受信のみを支援する動作ができ、これは、前記EMLSRモードで動作するMLDと類似の動作と理解されてよい。
すなわち、EMLSR/EMLMRモードとして運用されるMLDのリンクは、NSTRリンク対であると考慮されてよい。
このとき、上述した送/受信は、送信/送信、受信/受信を含む意味であり、すなわち、2つのリンクのSTR/NSTR支援の有無とは関係がない。
説明の便宜のために、以下、EMLSR/EMLMR MLDは、ハードウェアの制約によって特定時点に1個のSTAに対する送/受信のみを支援できるMLDと、2個以上のSTAに対する送/受信(STRとは関係ないプロセシングキャパビリティ(capability))を支援できるにもかかわらず、動作モードの一種として特定時点に1個のSTAに対する高速データフレーム送/受信のみを支援するMLDを含む意味で使われる。
前述した本発明の一実施例によって提供された、NSTR MLDの性能制限を考慮したSTR MLDの動作は、MLSR MLDに対するSTR MLDの動作としてそのまま活用可能である。一例として、STR MLDのSTAは、MLSR MLDのSTAに送信を行った後、当該行った送信が前記MLSR MLD STAの制限された性能によって失敗したと判断するか、失敗すると予測されるとき、行っている或いは行おうとしている送信を取り消すことができる。このとき、前記送信が前記EMLSR/EMLMR MLDの制限された性能によって失敗したかを確認する手順は、NSTR MLDのSTAに行った送信が、前記NSTR MLD STAの制限された性能によって失敗したかを確認することと類似してよい。
前述したように、マルチリンク装置はSTRを支援することもでき、制限的に支援することもできる。具体的には、マルチリンク装置は、特定条件の下でのみSTRを支援することができる。例えば、マルチリンク装置が単一ラジオ(single radio)で動作する場合に、マルチリンク装置はSTRを行うことができないことがある。また、マルチリンク装置が単一アンテナで動作する場合に、マルチリンク装置はSTRを行うことができないことがある。また、内部漏洩があらかじめ指定された大きさ以上と感知される場合に、マルチリンク装置はSTRを行うことができないことがある。
ステーションは、ステーションのSTR能力に関する情報を、他のステーションと交換することができる。具体的には、ステーションは、ステーションが複数のリンクで同時に送信を行ったり複数のリンクで同時に受信を行う能力の制限の有無に関する情報を、他のステーションと交換できる。具体的には、複数のリンクで送信又は受信を行う能力の制限の有無に関する情報は、複数のリンクで同時に送信するか、同時に受信するか、又は送信と受信が同時に行われ得るかを示すことができる。また、複数のリンクで送信を行ったり受信を行う能力の制限の有無に関する情報は、段階別に指示される情報であってよい。具体的には、複数のリンクで送信を行ったり受信を行う能力の制限の有無に関する情報は、内部流出の大きさを示す段階を指示する情報であってよい。具体的な実施例において、内部流出の大きさを示す段階を指示する情報は、内部流出によって発生する干渉の大きさを示す段階を指示する情報であってよい。さらに他の具体的な実施例において、内部流出に影響を及ぼし得るリンク間の周波数間隔を示す段階を指示する情報であってよい。また、内部流出の大きさを示す段階を指示する情報は、リンク間の周波数間隔と内部流出の大きさとの関係を段階別に指示する情報であってよい。
図10で、第1ステーション(STA1)と第2ステーション(STA2)は、1つのnon-APマルチリンク装置に提携(affiliate)される。また、第1AP(AP1)と第2AP(AP2)は1つのnon-APマルチリンク装置に提携されてよい。第1AP(AP1)と第1ステーション(STA1)間には第1リンク(link1)が設定され、第2AP(AP2)と第2ステーション(STA2)間には第2リンク(link2)が設定される。図10で、non-APマルチリンク装置は制限的にSTRを行うことができる。第2ステーション(STA2)が第2リンク(Link2)で送信を行う場合に、第1リンク(Link1)で第1ステーション(STA1)の受信は、第2リンク(Link2)で行われる送信によって妨害を受けることがある。例えば、次のような場合、第1リンク(Link1)で第1ステーション(STA1)の受信は、第2リンク(Link2)で行われる送信によって妨害を受けることがある。第2リンク(Link2)で第2ステーション(STA2)が第1データ(Data1)を送信し、第1AP(AP1)が第1データ(Data1)に対する応答(Ack for Data1)を第1ステーション(STA1)に送信する。第2リンク(Link2)で第2ステーション(STA2)が第2データ(Data2)を送信する。このとき、第2データ(Data2)の送信時期と第1データ(Data1)に対する応答(Ack for Data1)の送信時期とが重なることがある。このとき、第2リンク(Link2)で第2ステーション(STA2)への送信によって第1リンク(Link1)に干渉が発生することがある。したがって、第1ステーション(STA1)が第1データ(Data1)に対する応答(Ack for Data1)を受信できないことがある。
マルチリンク装置がチャネルアクセスを行う動作について説明する。具体的な説明がないマルチリンクの動作は、図6で説明したチャネルアクセス手順に従えばよい。
マルチリンク装置は、複数のリンクで独立してチャネルアクセスを行うことができる。このとき、チャネルアクセスはバックオフベースのチャネルアクセスであってよい。マルチリンク装置が複数のリンクで独立してチャネルアクセスを行い、複数のリンクでバックオフカウンターが0に到達する場合に、マルチリンク装置は複数のリンクで同時に送信を始めることができる。具体的な実施例において、マルチリンクのリンクのバックオフカウンターのいずれか1つが0に到達し、あらかじめ指定された条件を満たす場合に、マルチリンク装置は、バックオフカウンターが0に到達したリンクの他、バックオフカウンターが0に到達していない他のリンクでもチャネルアクセスを行うことができる。具体的には、マルチリンクのリンクのバックオフカウンターのいずれか1つが0に到達した場合に、マルチリンク装置は、バックオフカウンターが0に到達していない他のリンクでエネルギー感知を行うことができる。このとき、あらかじめ指定された大きさ以上のエネルギーが感知出されないと、マルチリンク装置は、バックオフカウンターが0に到達したリンクの他、エネルギー感知を行ったリンクでもチャネルアクセスを行うことができる。これにより、マルチリンク装置は複数のリンクで同時に送信を始めることができる。エネルギー感知に用いられる閾値の大きさは、バックオフカウンターを減らすか否かを判断する時に用いられる閾値の大きさよりも小さくてよい。また、バックオフカウンターを減らすか否かを判断するとき、マルチリンク装置は、無線LAN信号だけでなく、如何なる形態の信号も感知することができる。また、前述したエネルギー感知において、マルチリンク装置は、無線LAN信号だけでなく、如何なる形態の信号も感知することができる。内部流出は無線LAN信号として感知されないことがある。このような場合、マルチリンク装置は、内部流出によって感知される信号をエネルギー感知でセンシングすることができる。また、前述したように、エネルギー感知に用いられる閾値の大きさが、バックオフカウンターを減らすか否かを判断する時に用いられる閾値の大きさよりも小さくてよい。したがって、いずれか1つのリンクで送信が行われている中であっても、マルチリンク装置は他のリンクでバックオフカウンターを減らすことができる。
マルチリンク装置が使用するリンク間の干渉の程度によって、マルチリンク装置は、各リンクで動作するステーションが独立して動作できるか否かが決定されてよい。このとき、リンク間の干渉の程度は、マルチリンク装置のいずれか1つのステーションがいずれか1つのリンクで送信を行う時に、マルチリンク装置の他のステーションが感知する干渉の大きさであってよい。マルチリンク装置の第1ステーションの第1リンクでの送信が、第2リンクで動作するマルチリンク装置の第2ステーションに、あらかじめ指定された大きさ以上の干渉を発生させる場合に、第2ステーションの動作が制限されてよい。具体的には、第2ステーションの受信又はチャネルアクセスが制限されてよい。干渉が発生すると、第2ステーションは、干渉によって受信する信号のデコーディングに失敗することがあるわけである。また、干渉が発生すると、第2ステーションがバックオフを用いるチャネルアクセス時に、第2ステーションはチャネルが使用中であると判断できるわけである。
また、マルチリンク装置の第1ステーションの第1リンクでの送信が、第2リンクで動作するマルチリンク装置の第2ステーションに、あらかじめ指定された大きさ未満の干渉を発生させる場合、第1ステーションと第2ステーションは独立して動作できる。具体的には、マルチリンク装置の第1ステーションの第1リンクでの送信が第2リンクで動作するマルチリンク装置の第2ステーションにあらかじめ指定された大きさ未満の干渉を発生させる場合に、第1ステーションと第2ステーションは独立してチャネルアクセスを行うことができる。また、マルチリンク装置の第1ステーションの第1リンクでの送信が、第2リンクで動作するマルチリンク装置の第2ステーションに、あらかじめ指定された大きさ未満の干渉を発生させる場合に、第1ステーションと第2ステーションは独立して送信又は受信を行うことができる。あらかじめ指定された大きさ未満の干渉が発生すると、第2ステーションは、干渉が存在する場合にも、受信する信号のデコーディングに成功できるわけである。また、あらかじめ指定された大きさ未満の干渉が発生すると、第2ステーションがバックオフを用いたチャネルアクセス時に、第2ステーションはチャネルが遊休であると判断できるわけである。
マルチリンク装置のステーション間に発生する干渉の程度は、ステーションが動作するリンクの周波数帯域間の間隔だけでなく、マルチリンク装置のハードウェア特性によって変わることがある。例えば、高価のRF(radio frequency)装置を含むマルチリンク装置で発生する内部干渉は、安価のRF装置を含むマルチリンク装置で発生する内部干渉よりも小さくてよい。したがって、マルチリンク装置のステーション間に発生する干渉の程度は、マルチリンク装置の特性に基づいて判断されてよい。
図10は、リンクの周波数帯域間の間隔とマルチリンク装置の特性によって発生する干渉の大きさが変わることを示している。図10の実施例で、第1マルチリンク装置(MLD#1)は、第1リンク(Link1)で動作する第1ステーション(STA1-1)と第2リンク(Link2)で動作する第2ステーション(STA1-2)を含む。第2マルチリンク装置(MLD#2)は、第1リンク(Link1)で動作する第1ステーション(STA2-1)と第2リンク(Link2)で動作する第2ステーション(STA2-2)を含む。第1マルチリンク装置(MLD#1)が動作する第1リンク(Link1)と第2リンク(Link2)間の周波数間隔と、第2マルチリンク装置(MLD#2)が動作する第1リンク(Link1)と第2リンク(Link2)間の周波数間隔は同一である。ただし、第1マルチリンク装置(MLD#1)の特性と第2マルチリンク装置(MLD#2)の特性差によって発生する干渉の大きさが異なる。具体的には、第1マルチリンク装置(MLD#1)で発生する干渉の大きさよりも第2マルチリンク装置(MLD#2)で発生する干渉の大きさが大きいことがある。このようにマルチリンク装置の特性によって発生する干渉の大きさが異なってくることがあり、マルチリンク装置別にSTR支援の有無が異なってくることがあることを考慮するとき、STR支援の有無に関する情報が交換される必要がある。
マルチリンク装置は、マルチリンク装置が含むステーションのSTR支援の有無をシグナルすることができる。具体的には、APマルチリンク装置とnon-APマルチリンク装置は、APマルチリンク装置が含むAPのSTR支援の有無とnon-APマルチリンク装置が含むSTAのSTR支援の有無を交換できる。このような実施例において、STR支援の有無を示すエレメントが用いられてよい。STR支援の有無を示すエレメントは、STR supportエレメントと呼ぶことができる。STR supportエレメントは、1ビットを用いて、STR supportエレメントを送信したマルチリンク装置のステーションのSTR支援の有無を示すことができる。具体的には、STR supportエレメントは、STR supportエレメントを送信するマルチリンク装置が含むステーションのそれぞれのSTR支援の有無を、1ビット別に示すことができる。このとき、ステーションがSTRを支援する場合に、ビットの値は1であり、ステーションがSTRを支援しない場合に、ビットの値は0であってよい。STR supportエレメントを送信したマルチリンク装置が第1ステーション(STA1)、第2ステーション(STA2)及び第3ステーション(STA3)を含み、第1ステーション(STA1)と第3ステーション(STA3)はSTRを支援し、第2ステーション(STA2)はSTRを支援しない場合に、STR supportエレメントは、1011bを有するフィールドを含んでよい。互いに異なる周波数バンドで動作するステーションは、STRを支援すると仮定され、STR supportエレメントは、互いに異なる周波数バンドで動作するステーション間のSTR支援の有無に対するシグナリングを省略してよい。例えば、第1ステーション(STA1)が2.4GHzの第1リンクで動作し、第2ステーション(STA2)と第3ステーション(STA3)のそれぞれが5GHzの第2リンクと第3リンクで動作する。このとき、STR supportエレメントは、1ビットを用いて、第2ステーション(STA2)と第3ステーション(STA3)間にSTRが支援されることを示すことができる。また、STR supportエレメントは、STR supportエレメントがシグナルするステーションが2個である場合、1ビットのみを含んでよい。
具体的な実施例において、マルチリンク装置のリンクのうち、2.4GHzに位置しているリンクと、5GHz又は6GHzに位置しているリンクとの関係は、常にSTRと判断されてよい。したがって、2.4GHzに位置しているリンクと5GHz又は6GHzに位置しているリンクのSTR支援の有無に対してはシグナリングが省略されてよい。
前述した実施例において、マルチリンク装置のステーションの動作として説明したものは、マルチリンク装置の動作に置き換えられてよい。また、前述した実施例において、APの動作はnon-APステーションの動作に置き換えられ、non-APステーションの動作はAPの動作に置き換えられてよい。したがって、non-STRマルチリンク装置のAPの動作は、non-STRマルチリンク装置のnon-APステーションの動作に置き換えられ、STRマルチリンク装置のnon-APステーションの動作は、STRマルチリンク装置のAPの動作に置き換えられてよい。また、non-STRマルチリンク装置のnon-APステーションの動作は、non-STRマルチリンク装置のAPの動作に置き換えられ、STRマルチリンク装置のAPの動作は、STRマルチリンク装置のnon-APステーションの動作に置き換えられてよい。
AP MLDに含まれた各APは、自分のリンクでそれぞれビーコンフレームを送信できる。AP MLDに含まれたAPは、従来Wi-FiにおけるAPと同様に、同じ用途及び機能のためにビーコンフレームを送信でき、さらに、ビーコンフレームに、APがMLDに含まれたMLDであるということを意味する情報、MLD単位の共通情報(MLD Level Information、Common information)、及び同一MLDに含まれる他のAPの基本情報(Basic Information)を含んでよい。このとき、他のAPの基本情報は、RNRエレメンのTBTT Informationフィールドに含まれ、ビーコンフレームで送信されてよい。
AP MLDによって送信されるビーコンフレームは、同一MLDに含まれた複数のAPに対する情報が1つのビーコンフレームに含まれることによってビーコンフレームのサイズが過度に大きくなる(Beacon bloating)ことを防止するために、MLD単位の共通情報のみがビーコンフレームに含まれてよい。
ただし、NSTR Soft AP MLDの場合は、自分が運用するAPのうちの一部のみを介してビーコンフレームを送信できる。一例として、NSTR soft AP MLDが2個の互いに異なるリンクにAPを運用し、前記2個のリンクが互いにNSTR関係である場合に、NSTR Soft AP MLDは、前記2個のリンクのうち1つのリンクでのみビーコンフレームを送信できる。このとき、NSTR Soft AP MLDがビーコンフレームを送信するリンクは、NSTR Soft AP MLDのNSTRリンク対のうち、主リンク(Primary Link)概念を有してよい。一方、NSTR Soft AP MLDは、NSTRリンク対のうち、主リンク以外の他のリンクを副リンク(non-Primary Link)の概念として運用でき、副リンクはビーコンフレームを送信しないリンクであってよい。このように、NSTR Soft AP MLDが、NSTRリンク対のうち1つのリンクを主リンク、残りの他の少なくとも1つのリンクを副リンクとして運用する理由は、NSTRリンク対として互いに異なる2個のAPを独立して運用する時に発生し得る問題を防止するためであり得る。NSTRリンク対を運用するAP MLDに起きり得る問題は、後述するNSTR Soft AP MLD及びNSTR Soft AP MLDとアソシエーション(Association)したSTA MLDに適用される動作制限実施例と一緒にさらに詳細に説明される。すなわち、NSTRが適用されるリンク対は、主リンクでのみビーコンフレームが送信されてよく、副リンクではビーコンフレームが送信されることがない。
上述したように、NSTR soft AP MLDは、主リンクでのみビーコンフレームを送信するという制約を有するので、NSTR Soft AP MLDには、主リンクで送信するビーコンフレームに一般のAP MLDに比べてより多い情報(他のリンク(non-Primary)のAPに対する)を含み得るように許容されてよい。これは、副リンクでもSTAを運用するnon-AP MLDが、主リンクで受信したビーコンフレームの情報に基づいて副リンクのSTAを運用できるように考案されたビーコンフレームの構成方法であってよい。
一例として、NSTR soft AP MLDの主リンクAPは、ビーコンフレームのMulti-Linkエレメントに副リンクのAP(同一NSTR Soft AP MLDの)と対応するSTA別プロファイル(Per-STA Profile)を含んでよい。このとき、NSTR Soft AP MLDの主リンクAPは、副リンクのAPに対応するSTA別プロファイルを含むとき、別の制約条件を有しなくてよい。制約条件は、一般のAP MLDがビーコンフレームにSTA別プロファイルを含み得る条件(STA別プロファイルに対応するAPが(拡張された)チャネルスイッチング、channel quietingを行うなど)を意味する。
図11は、本発明の一実施例に係るAP MLDのAPが送信するビーコンフレーム(Beacon frame)のコンテンツ及びRNR(Reduced Neighbor Report)要素(element)に含まれたTBTT(target beacon transmission time)情報フィールドフォーマット(Information field format)の一例を示す。
図11の(a)を参照すると、ビーコンフレームは、従来Wi-Fiの802.11axに開示されたビーコンフレームに含まれたのと同じパラメータ及び要素を、レガシー(Legacy)IEsに含んでよい。例えば、ビーコンフレームのレガシーIEsは、タイムスタンプフィールド(Timestamp field)、ビーコンが送信される間隔を示すビーコンインターバルフィールド(Beacon Interval field)、TIM、DSSSパラメータセット(parameter set)、IBSSパラメータセット、カントリー(Country)、チャネルスイッチアナウンスメント(channel switch announcement)、拡張されたチャネルスイッチアナウンスメント、広帯域(Wide Bandwidth)チャネルスイッチ、送信電力エンベロープ(transmit power envelop)、支援される動作クラス(supported operating classes)、IBSS DFS、ERP情報、HTキャパビリティー(HT capabilities)、HT動作、VHTキャパビリティー、VHT動作、S1Gビーコンコンパチビリティー(compatibility)、短いビーコンインターバル、S1Gキャパビリティー、S1G動作、HEキャパビリティー、HE6GHzバンドキャパビリティー、HE動作、BSSカラーチェンジアナウンスメント(BSS color change announcement)、及び空間再使用パラメータセット(spatial reuse parameter set)のような要素が含まれてよい。
このとき、レガシーIEsフィールドに含まれたフィールド及び要素の設定方法及び意味は、従来Wi-Fiの802.11axまでにおいて開示されたビーコンフレームに含まれた同一名称のフィールド及び要素の設定及び意味と同一である。
また、ビーコンフレームは、隣(neighbor)APの情報を指示するためのRNR(Reduced Neighbor Report)要素を含んでよい。RNR要素は、隣APの情報をステーションに知らせるために用いられてよく、ステーションはビーコンフレームを受信し、ビーコンフレームに含まれたRNR要素によって隣APを認識することができる。
具体的には、RNR要素は、要素IDフィールド、長さフィールド、及び隣AP情報フィールドを含んでよい。隣AP情報フィールドのそれぞれは、TBTT情報ヘッダー(2オクテット(octet))、動作クラス(1オクテット)、チャネルナンバー(1オクテット)、TBTT情報セット(可変長)フィールドを含んでよい。このとき、AP MLDに含まれたAPが送信するRNR要素は、同一MLDに含まれた他のAPに対する基本情報(Basic Information)を指示するために、図11の(b)に示すように、TBTT情報フィールドフォーマットを含んでよい。従来Wi-Fiの802.11axにおいてAPが送信するRNR要素のTBTT情報フィールドとは違い、EHT AP MLDに含まれたAPが送信するRNR要素は、MLDパラメータフィールドを含んでよい。
MLDパラメータフィールドは、図11の(c)に示すように、MLD ID、リンクID、及び変更シーケンスサブフィールド(Change Sequence subfield)を含んでよい。このとき、AP MLDがRNR要素の特定隣AP情報フィールドによって同一MLDの他のAP情報を指示する時には、特定隣AP情報フィールドに含まれたMLD IDサブフィールドを0に設定できる。すなわち、APは、隣AP情報フィールドが同一AP MLDに含まれたAPであることをステーションに知らせるために、MLD IDサブフィールドを特定値に設定でき、隣AP情報フィールドを受信したステーションは、MLD IDサブフィールドの値から、隣AP情報フィールドに対応するAPが隣AP情報フィールドを送信したAPと同じMLDに含まれるということが認識できる。
リンクIDサブフィールドは、隣AP情報を用いて指示しようとする他のAPが運用されるリンクを指示するためにAP MLDが決定したインデックスが指示されるサブフィールドであってよい。変更シーケンスサブフィールドは、他のAPのリンクと関連したアップデート(例えば、Critical Update)に関連した情報を指示するために用いられるサブフィールドであってよい。例えば、変更シーケンスサブフィールドの値が変更される場合に、これを受信したステーションは、該当APのリンクに関連したパラメータがアップデートされたということが認識でき、該当パラメータをアップデートするために、アップデートされたパラメータをAPに要請できる。このとき、仮にAP MLDが同時送受信を支援しないMLDであるNSTR AP MLDである場合(例えば、AP MLDがNSTR mobile AP MLD又はNSTR soft AP MLDである場合、すなわち、モバイル端末などがテザリング(tethering)などのためにsoft AP MLDとして動作する場合など)に、STA MLDに含まれたSTAはプライマリーリンク(primary link)でのみ、パラメータをアップデートするための手順を行うことができる。すなわち、AP MLDのプライマリーリンクではなく他の隣APに対する他のリンク(例えば、ノンプライマリーリンク(non-Primary Link))のパラメータをアップデートするためには、パラメータアップデートのためのフレームをプライマリーリンクでのみ送受信できる。
以下、本発明において、NSTR AP MLDは、NSTR soft AP MLD又はNSTR mobile AP MLDと呼ぶことができる。
また、APが同時送受信を支援しないNSTR AP MLDである場合(例えば、NSTR mobile AP MLD又はNSTR soft AP MLDである場合、すなわち、モバイル端末などがテザリング(tethering)などのためにsoft AP MLDとして動作する場合など)に、NSTR AP MLDは、ビーコンフレームに、自分がNSTR AP MLDであることを指示する情報を含めて送信できる。例えば、NSTR AP MLDは、ビーコンフレームに含まれた特定サブフィールドの値を特定値(例えば、「0」又は「1」)に設定でき、ビーコンフレームを受信したnon-AP STA MLDは、ビーコンフレームを送信したAP MLDがNSTR AP MLDであることが認識できる。したがって、NSTR AP MLDであることを指示するための特定サブフィールドは、NSTR AP MLDを指示しない場合(例えば、STR AP MLD又は他のAP MLDなど)には、特定値とは異なる値(例えば、「1」又は「0」)に設定されてよい。
NSTR AP MLDであることを指示するための特定サブフィールドは、ビーコンフレームのキャパビリティー(Capability)関連サブフィールド(例えば、MLD level capability)と共に指示されるか、NSTR AP MLDのノンプライマリーリンクのAPと関連した隣AP情報フィールドに含まれて送信されてよい。例えば、NSTR AP MLDであることを指示するための特定サブフィールドは、キャパビリティー関連サブフィールドであるSTA/AP MLDタイプに対する周波数分類タイプ指示子(Frequency Separation For STR/AP MLD Type Indication)に共にエンコードされて指示されてよい。すなわち、特定サブフィールドは、STRを支援するための距離を示すSTA/AP MLDタイプに対する周波数分類タイプ指示子と共にエンコードされ、ビーコンフレームで指示されてよい。この場合、該当指示子がAP MLDのタイプを指示する場合に、設定された値によって、ビーコンフレームを送信したAP MLDがNSTR AP MLDであるか又はNSTR AP MLDでないかを指示することができる(例えば、「0」に設定されるとNSTR AP MLDでないことを、「1」に設定されるとNSTR AP MLDであることを指示できる)。
このようにNSTR AP MLDであるか否かを示すサブフィールドが活用される方法は、AP MLDがNSTR AP MLDであるか否かを明示的に指示する方法であってよい。
他の例として、NSTR AP MLDは、特定サブフィールドによって、自分がNSTR AP MLDであることを直接指示せず、暗示的な方法によって自分がNSTR AP MLDであることを指示することができる。具体的には、NSTR AP MLDは、自分の支援可能なリンクが2個であることを指示すると同時に、自分がNSTRリンク対を有していることを指示することによって、自分がNSTR AP MLDであることを暗示的に指示することができる。このとき、NSTR AP MLDは、自分の支援可能なリンクが2個であることを指示するために、ビーコンフレームに含まれたMaximum Number Of Simultaneous Linksサブフィールドを1(或いは、2個を意味する予め約束された値)に設定できる。この場合、NSTR AP MLDは、自分がNSTRリンク対を有していることを指示するために、ビーコンフレームに含まれたNSTR Link Pair Presentサブフィールドを1或いは0に設定できる。
AP MLDは、上述した方法によってビーコンフレームを送信することにより、明示的な方法又は暗示的を方法によってNon-AP STA MLDに自分がNSTR AP MLDであることを知らせることができる。Non-AP STA MLDは、受信したビーコンフレームから、ビーコンフレームを送信したAP MLDがNSTR AP MLDであるか否かを暗示的又は明示的に認識できる。仮に、ビーコンフレームを送信したAP MLDがNSTR AP MLDである場合(すなわち、明示的又は暗示的方法によってAP MLDがNSTR AP MLDであることがビーコンフレームで指示された場合)に、Non-AP STA MLDは、NSTR AP MLDとの結合(Association)又は設定(Setup)のための手順を、ビーコンフレームが受信されたリンクでのみ行うことができる。すなわち、non-AP STA MLDは、NSTR AP MLDとの結合又は設定のためのフレームの送受信を、ビーコンフレームが受信されたリンク(例えば、プライマリーリンク(Priamry link))で行うことができる。例えば、NSTR AP MLDに含まれたプライマリーリンクではなく他のリンクで連結されたAPとの結合又は設定のためのフレームの送受信は、プライマリーリンクでのみ行われてよい。この場合、Non-AP STA MLDが送信する(ML)(Re)結合要請フレーム(association request frame)は、プライマリーリンクではなく他のリンク(ノンプライマリーリンク)でも送信されてよい。
このとき、NSTR AP MLDは、non-AP STA MLDがノンプライマリーリンクでセットアップ(Setup)手順を試みることを防ぐために、ビーコンフレーム(Primary Linkで送信される)のRNR要素において、ノンプライマリーリンクのAPに関する情報を指示しなくてよい。すなわち、NSTR AP MLDのAPが送信するビーコンフレームは、他のリンクのAP(同一MLDの)に対する隣AP情報フィールドが包含/指示されなくてよい。この場合、non-AP STA MLDは、ビーコンフレームを受信した後、ノンプライマリーリンクのAPに関する情報が確認できないため、ノンプライマリーリンクでNSTR AP MLDに対するセットアップを試みなくてよい。このとき、NSTR AP MLDからノンプライマリーリンクのAPに対する隣AP情報フィールドが含まれていないビーコンフレームを受信したnon-AP STA MLDは、上述したように、ビーコンフレームを送信したAPの同時支援リンクの個数が2個であり、同一MLDの他のAPに関する情報が指示されていないことに基づいて、相手APがNSTR AP MLDであることを暗示的に認知できる。
一方、一般的なAP MLDは、STA(MLD)から(ML)(Re)結合要請フレーム(Association Request frame)を受信した場合に、(ML)結合要請フレームが受信されたリンクで(ML)結合応答フレーム(Association Response frame)を送信しなければならない。しかし、NSTR AP MLDには、ノンプライマリーリンクで受信した(ML)結合要請フレームに対する応答をプライマリーリンクで行うことができるように(すなわち、プライマリーリンクで(ML)結合応答フレームを応答できるように)許容されてよい。
これは、上述したように、NSTR AP MLDがノンプライマリーリンクで送信を行う動作が一般的なAPに比べて多少制限されている点から許容される動作であり得る。さらにいうと、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクで(ML)結合応答フレームに対する応答が送信される場合に、プライマリーリンクで共に送信を始めなければならないという動作制限を有している。これは、本発明の他の実施例で考慮したのと同様に、プライマリーリンクのAPがBLIND状態になることを防ぐために考慮された動作制限であり得る。
したがって、NSTR AP MLDはノンプライマリーリンクで(ML)(Re)結合要請フレームを受信した場合に、プライマリーリンクで(ML)(Re)結合応答フレームを応答したり、或いはプライマリーリンクとノンプライマリーリンクで同時に(ML)(Re)結合応答フレームを応答できる。すなわち、NSTR AP MLDのノンプライマリーリンクで(ML)(Re)結合要請フレームを送信したSTA MLDは、自分が送信した要請フレームに対する応答がプライマリーリンクで応答されることを認知し、プライマリーリンクで(ML)(Re)結合応答フレームの受信を待つことができる。
APがビーコンフレームで送信したRNR要素は、MLD Parametersフィールドを含む特定TBTT情報フィールドを含んでよい。この場合、MLD ParametersフィールドのMLD IDが「0」に設定されると、STA MLDは、当該MLD Parametersフィールドを含む隣AP情報フィールドに対応するAPが、ビーコンフレームを送信したAPが含まれたAP MLDに含まれるということが認識できる。すなわち、当該隣AP情報フィールドが、ビーコンフレームを送信したAPと同じAP MLDに含まれた他のAPに関する情報を指示するということが、STA MLDにとって認知できる。この場合、STA MLDがこれを解析/取得する方法は、従来STAがRNR要素を受信した後に行う動作と同一/類似であってよい。
ただし、NSTR Soft APは、ノンプライマリーリンクでビーコンフレームを送信しないため、RNR要素によって他のAP(ノンプライマリーリンクのAP)のビーコンフレームに関連した情報を指示することが不可能であり得る。さらにいうと、NSTR Soft AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPを介してビーコンフレームを送信しないため、RNR要素でノンプライマリーリンクのAP基本情報を指示する時に、ビーコンフレームに関する情報を支持することができない。例えば、ビーコンフレームを送信しないノンプライマリーリンクは、RNR要素で指示されるべきTBTT情報カウント(Information Count)、TBTT情報長さ(Information Length)、隣AP TBTTオフセットサブフィールドに対応する情報がない。したがって、NSTR Soft AP MLDは、プライマリーリンクのAPを介してRNR要素を送信する時に、ノンプライマリーリンクのAPに対応する隣AP情報フィールドのTBTT関連フィールドを予め設定された値に設定(Set)する必要があり得る。
TBTT情報フィールド(図11の(b)参照)の隣AP TBTTオフセットサブフィールドは、指示しようとする他のAPの次のTBTTに関連した情報を指示するサブフィールドである。すなわち、隣AP情報フィールドに含まれた隣AP TBTTオフセットサブフィールドは、隣AP情報フィールドに対応するAPの次のTBTTに関する情報を含んでよい。一例として、ビーコンフレームを送信するAP1がRNR要素を用いてAP2に関する情報を指示する場合(隣AP情報フィールドによって)に、AP2に対応する隣AP TBTTオフセットサブフィールドは、AP2の次のTBTTがAP1の直前TBTTと比較して何TU(Time Unit,1024us)の差を有するかを指示する。このとき、隣AP TBTTオフセットサブフィールドで指示される値は、TBTTオフセットを隣接した整数に切り捨て(round down)した値である。すなわち、APが他のAPの隣AP TBTTオフセットサブフィールドで10という値を指示する場合に、前記他のAPの次のTBTTは、前記APの以前TBTTを基準にして10TU以上~11TU未満の時間間隔を有するものであってよい。
ただし、NSTR Soft AP MLDのプライマリーリンクのAPがノンプライマリーリンクのAPに対応する隣AP TBTTオフセットサブフィールド(1-Octet)を設定する時には、予め設定された値(例えば、254又は255)に設定する必要があり得る。これは、NSTR Soft APの場合、ノンプライマリーリンクにビーコンフレームを送信せず、次のビーコンフレームを送信する予定時刻であるTBTT(Target Beacon Transmission Time)を決定できないためであり得る。すなわち、NSTR Soft AP MLDがプライマリーリンクで送信するビーコンフレームは、RNR要素を用いてノンプライマリーリンクのAPに対応する隣AP TBTTオフセット( Neighbor AP TBTT Offset)サブフィールドを254及び/又は255に設定する必要があり得る。このとき、前記ノンプライマリーリンクに対応する隣AP TBTTオフセットサブフィールドは、MLD IDサブフィールドが0に設定されたMLD Parametersフィールドが含まれたTBTT情報フィールドに存在するものであってよい。
したがって、non-AP STA MLDは、NSTR Soft AP MLDのビーコンフレームを受信した後、ビーコンフレームに含まれたRNR要素の特定隣AP情報フィールドにおいてMLD IDサブフィールドが0であり、TBTTオフセットサブフィールドが254及び/又は255と指示されたTBTT情報フィールドを確認した場合に、前記特定隣AP情報フィールドがNSTR Soft AP MLDのノンプライマリーリンクで運用されるAP(NSTR Soft AP MLDの)に関する情報であることが認知できる。このように、NSTR Soft AP MLDのビーコンフレームを受信したnon-AP STA MLDは、当該NSTR AP MLDのノンプライマリーリンクで運用されるAP MLDに関する情報を確認した場合に、ノンプライマリーリンクで前記NSTR Soft AP MLDにプローブ要請フレーム及びMLプローブ要請フレームを送信してはならない。
また、non-AP STA MLDは、受信したビーコンフレームがMLDの送信したビーコンフレームであることを認知したし、ビーコンフレームを送信したAP(Reporting AP)と同じMLDの他のAPに対応する隣AP TBTTオフセット(Neighbor AP TBTT Offset)サブフィールドが254及び/又は255と指示された場合に、non-AP STA MLDは他のAPにプローブ要請フレーム及びMLプローブ要請フレームを送信してはならない。
また、non-AP STA MLDは、受信したビーコンフレームがMLDの送信したビーコンフレームであることを認知したし、ビーコンフレームを送信したAP(Reporting AP)と同じMLDの他のAPに対応する隣AP TBTTオフセットサブフィールドが254及び/又は255と指示された場合に、non-AP STA MLDは他のAPにプローブ要請フレーム及びMLプローブ要請フレームを送信してはならない。
<MLD AP TBTTオフセット指示>
前述した本発明の一実施例においてNSTR Soft AP MLDが送信するビーコンフレームが、ノンプライマリーリンクのAPに対応する隣AP TBTTオフセットサブフィールドを予め設定された値(254及び/或いは255)と指示できることを言及した。しかし、隣AP TBTTオフセットサブフィールドは、NSTR Soft AP MLDのノンプライマリーリンクのAPに対応する場合でなくとも、254或いは255と指示されてよい。一例として、ビーコンフレームを送信するAPが把握した他のAPのTBTTオフセットが254TU以上(254TU或いは254TU超過)である場合に、前記APはビーコンフレームで前記他のAPに対応する隣AP TBTTオフセットサブフィールドを254と指示できる。また、ビーコンフレームを送信するAPが他のAPのTBTTオフセットを正確に把握できない場合に、前記APは、前記他のAPに対応する隣AP TBTTオフセットサブフィールドを255と指示できる。
ただし、MLDのAPは、MLD内の他のAPのTBTTオフセットを常に認知できるため、RNR要素を用いて他のAP(同じMLDの)に対応する隣AP TBTTオフセットサブフィールドを指示(設定)する時に255と指示(設定)してはならない。
具体的には、ビーコンフレームのRNR要素に含まれた隣AP情報フィールドは、ビーコンフレームが送信される時間同士間のオフセットを指示する隣AP TBTTオフセットサブフィールドを含んでよい。このとき、隣AP TBTTオフセットサブフィールドは、ビーコンフレームが送信された時点とAP MLD(NSTR又はSTR AP MLD)に含まれた複数個のAPのうち隣AP TBTTオフセットサブフィールドに対応するAPによる次のビーコンフレームが送信される時点とのオフセット値を示す。この場合、隣AP TBTTオフセットサブフィールドの場合、特定条件によって特定値に設定することができない。
例えば、ビーコンフレームを送信したAPと同じAP MLDに含まれる場合に、隣AP TBTTオフセットサブフィールドは特定値(例えば、「255」)に設定されることがない。このとき、隣AP TBTTオフセットサブフィールドのサイズは8ビットであってよく、この場合、隣AP TBTTオフセットサブフィールドは隣AP TBTTオフセットサブフィールドによって指示可能な最大の値に設定されることがない(8ビットである場合に、0から255までの値にそれぞれ対応するため、8ビットで指示可能なオフセットの最大値は255であり得る)。しかし、ビーコンフレームを送信したAPと同じAP MLDに含まれない場合(例えば、APがレガシーAPである場合など)に、隣AP TBTTオフセットサブフィールドは特定値(例えば、「255」)に設定されてよい。
これと類似の実施例として、隣AP TBTTオフセットサブフィールドは、特定条件によって設定された値が異なるように解析されてよい。
例えば、隣AP TBTTオフセットサブフィールドが特定値(例えば、「254」)に設定される場合に、特定条件によって設定された値が「254」又は「254」以上と、異なるように解析されてよい。
具体的には、隣AP TBTTオフセットサブフィールドが含まれた隣AP情報フィールドに対応するAPが、ビーコンフレームを送信したAPと同じAP MLD又は他のMLDに含まれ、隣AP TBTTオフセットサブフィールドは特定値(例えば、「254」)に設定される場合に、ステーションは、隣AP TBTTオフセットサブフィールドによって指示された値を254TUと解析できる。しかし、ビーコンフレームを送信したAPと同じAP MLD又は他のMLDに含まれず(例えば、APがレガシーAPであるか、MLDに含まれないAPである場合など)、隣AP TBTTオフセットサブフィールドは、特定値(例えば、「254」)に設定される場合に、ステーションは、隣AP TBTTオフセットサブフィールドによって指示された値を254TU又はそれ以上のTUと解析できる
一般に、従来APがビーコンフレームを用いて隣APに対する基本的な情報と共にTBTTオフセット情報を含めて送信する理由は、ビーコンフレームを受信したSTAが他のAPの基本的な情報を迅速に取得し、確認されたTBTTオフセット情報を用いてより効率的に他のAPのビーコンフレームを受信するように手伝うためであり得る。
ただし、従来のビーコンフレームに含まれた隣AP TBTTオフセットサブフィールドは1オクテットで構成され、最大で254TUに該当するTBTTオフセットのみを指示可能な形態で設計された。これは、他のAPが有し得る最大TBTTオフセット(設定可能なビーコンインターバルを考慮したときに(2^16)或いは(2^16)-1TU)を考慮したとき、254TU以上のTBTTオフセットを有する場合に関する情報支援を排除することによって、ビーコンフレームのオーバーヘッドと指示可能な情報を妥協した形態の隣AP TBTTオフセットサブフィールド設計であってよい。
しかし、AP MLDがビーコンフレームを用いてMLD内の他のAPに関する情報を指示する時には、前記他のAPのTBTTオフセットをより正確に知らせるために追加のMLD AP TBTTオフセットサブフィールドを含めて送信できる。MLD AP TBTTオフセットサブフィールドは、AP MLDがビーコンフレームを送信する時に、同一MLDに存在する他のAPに対応するTBTT情報フィールドに含まれてよい。このとき、特定TBTT情報フィールドで隣AP TBTTオフセットサブフィールドとMLD AP TBTTオフセットサブフィールドが共に指示される場合に、隣AP TBTTオフセットサブフィールドは、予め設定された値(254或いは255であり得る。)と指示されてよい。MLD AP TBTTオフセットサブフィールドは、2オクテットサイズのサブフィールドであり、ビーコンフレームを送信したAP(Reporting AP)と同じMLDの他のAP(Reported AP)とのTBTTオフセットが254TUを超えるとき、TBTTオフセット値を指示するために活用されてよい。さらにいうと、MLD AP TBTTオフセットサブフィールドは、AP MLDがビーコンフレームを送信する時に、同一MLD内の他のAPのTBTTオフセットが254TUを超えて既存隣AP TBTTオフセットサブフィールドで正確なTBTTオフセットを指示できない時に限ってTBTT情報フィールドに含まれてよい。
STA MLDは、特定APから受信したビーコンフレームに含まれたRNR要素においてMLD AP TBTTオフセットサブフィールドが含まれたTBTT情報フィールドを確認した場合に、当該TBTT情報フィールドに対応するAPのTBTTオフセットを、MLD AP TBTTオフセットサブフィールドで指示された値に基づいて確認することができる。このとき、ビーコンフレームに含まれたTBTT情報フィールドがMLD AP TBTTオフセットサブフィールドを含むか否かを把握するために、STAは、各TBTT情報フィールドに対応するTBTT情報長さサブフィールド(各隣AP情報フィールドのTBTT Information Header(サブ)フィールドにある)の値に基づいて確認されるものであってよい。すなわち、STAは、TBTT Information Lengthサブフィールドの値に基づいて、TBTT情報フィールドにMLD AP TBTTオフセットサブフィールドが含まれることを認知した場合に、当該TBTT情報フィールドに対応するAPのTBTTオフセットを、MLD AP TBTTオフセットサブフィールドに指示された値に基づいて確認することができる。このとき、STA MLDは、特定TBTT情報フィールドのMLD AP TBTTオフセットサブフィールドによって0或いは予め設定された値(或いは、254以下の値)が指示された場合に、隣AP TBTTオフセットサブフィールドの値に基づいて、前記特定TBTT情報フィールドに対応するAPのTBTTオフセットを確認することができる。
図12には、本発明の一実施例に係るTBTT情報フィールドフォーマットのさらに他の例を示す。
図12を参照すると、TBTT情報フィールドは、MLD AP TBTTオフセットサブフィールドを含む構成を有してよい。MLD AP TBTTオフセットサブフィールドは、AP MLDのAPが送信するビーコンフレームにのみ含まれるものであってよい。また、MLD AP TBTTオフセットサブフィールドは、ビーコンフレームを送信するAPと同じMLDの他のAPに対応するTBTT情報フィールドにのみ含まれてよい。
一例として、AP MLDの特定APが送信するビーコンフレームにおいて、同一MLDの他のAPのTBTTオフセットが300TUであることを指示するために、前記他のAPに対応するTBTT情報フィールドを、MLD AP TBTTオフセットサブフィールドを含むフォーマットとして活用することができる。このとき、前記他のAPに対応するTBTT情報フィールドの隣AP TBTTオフセットサブフィールドは254或いは255と指示され、MLD AP TBTTオフセットサブフィールドは、300TUに対応する値(例えば、300或いは299、或いは(300-254))と指示されてよい。このとき、上述したMLD AP TBTTオフセットサブフィールドは例示のためのサブフィールド名であり、同じ用途のサブフィールドが別の名称と定義されてよい。
図13には、本発明の一実施例に係る、MLD AP TBTTオフセットサブフィールド(Offset subfield)が含まれたTBTT情報フィールドを指示するTBTT情報長さサブフィールド(Information Length subfield)の一例を示す。
図13を参照すると、TBTT情報長さサブフィールドによって、TBTT情報フィールドに含まれたコンテンツの種類が指示されてよい。TBTT情報長さサブフィールドは、RNR要素に含まれた隣AP情報フィールドに存在するTBTT情報ヘッダーフィールドに含まれたサブフィールドであってよい。すなわち、ビーコンフレームで送信するRNR要素には複数の隣AP情報フィールドが含まれてよく、各隣AP情報フィールドに含まれたTBTT情報フィールドは、互いに異なる量及び種類のコンテンツを含む構造であってよい。このとき、各隣AP情報フィールドに含まれたTBTT情報フィールドが互いに異なる量及び種類のコンテンツを含んでよいので、各TBTT情報フィールドによって指示されるコンテンツ(及び、フォーマット)に関する情報がTBTT情報ヘッダーフィールドによって指示される。
すなわち、STAは、APを介して受信したビーコンフレームのRNR要素において各隣AP情報フィールドを、TBTT情報ヘッダーで指示された情報に基づいてパース(parse)することができる。このとき、パースされた各隣AP情報フィールドは、隣AP或いは同一MLDの他のAPに関する情報を指示するものであってよい。このとき、TBTT情報ヘッダーフィールドに含まれたTBTT情報長さサブフィールドの値が、図13に示すように、MLD AP TBTTオフセットサブフィールドを含むコンテンツ構成を意味すると、STAは、当該TBTT情報フィールドに対応するAPのTBTTオフセットを、MLD AP TBTTオフセットサブフィールドで指示された値に基づいて確認することができる。
他の方法として、AP MLDは、自分が運用するAP同士間のTBTTオフセットが254TU以下或いは255TUを超えないように管理しなければならないという制限が適用されてよい。
この場合、AP MLDは、自分が各リンクで運用するAPのビーコンインターバル及び/又は各APが運用するBSSのTBTT時点(設定)を調節することによって、MLDに属しているAP同士間のTBTT時点差が254TU或いは255TUを超えないようにする必要があり得る。このとき、前記ビーコンインターバル、TBTT時点の調節などは、MLD内の各APのTBTT間隔を変更するための方法に対する例示であり、TBTTオフセットが特定時間値(254TU或いは255TU)を超えないように調節する他の具現が適用されてもよい。また、AP MLDが、自分が運用する各APのTBTT時点差が特定間隔(254TU或いは255TU)を超えないようにする方法は別に定義されなくてよい。
このように、AP MLDが、自分が運用する各APのTBTT時点差を254TU以下或いは255TU未満に調節する場合に、特定APがビーコンで送信するRNR要素において同一MLDの他のAPに対して送信された隣AP TBTTオフセットサブフィールド値は、253或いは254以下の値のみが指示されてよい。さらにいうと、特定AP MLDが、自分が運用するAPのTBTT時点差を254以下或いは255TU未満と管理する場合に、前記特定AP MLDに属している特定APが送信した隣AP TBTTオフセットサブフィールドのうち、同一AP MLD(前記特定AP MLD)に属している他のAPに対応するサブフィールドは、254以下の値のみを指示する(有する)ことができる。
上述したように、AP MLDが、自分が運用する各APのTBTT時点差を254TU以下或いは255TU未満に維持する場合に、non-AP STAは、前記AP MLDのAPから受信したビーコンフレームの隣AP TBTTオフセットサブフィールドを、前述した解析方法と異なる方法で解析する必要があり得る。このとき、前記前述した解析方法は、隣AP TBTTオフセットサブフィールドの値が254と指示される時の解析方法を意味できる。すなわち、前記前述した解析方法は、隣AP TBTTオフセットサブフィールドの値が254と指示されるとき、Reporting APの以前TBTTとReported APの次のTBTT(前記以前TBTT以後に送信される)との時間間隔が254TU以上であると解析することであってよい。このとき、前記他の解析方法は、隣AP TBTTオフセットサブフィールドの値が254と指示されるとき、Reporting APの以前TBTTとReported APの次のTBTT(前記以前TBTT以後に送信される)との時間間隔が254TU以上255TU未満であると解析することであってよい。或いは、前記他の解析方法は、隣AP TBTTオフセットサブフィールドの値が254と指示されるとき、Reporting APの以前TBTTとReported APの次のTBTT(前記以前TBTT以後に送信される)との時間間隔が254TUであると解析することであってよい。
これは、AP MLDが運用する各APのTBTT時点差が、AP MLDによって254TU以下或いは255TU未満に調節されたので、既存の隣AP TBTTオフセットサブフィールドが「254TU以上」の意味を有すると共にAP MLDの動作特性を反映した解析方法であり得る。
すなわち、non-AP STAは、AP MLDの特定APから受信したビーコンによって同一AP MLDの他のAPに対する隣AP TBTTオフセットサブフィールドを受信したとき、前記サブフィールドの値が254であれば、前記他のAPのTBTTオフセットが254TU或いは(254TU以上、255TU未満)であると解析できる。
一方、non-AP STAは、AP MLDのAPからビーコンを受信した場合であっても、ビーコンに含まれたNeighbor AP TBTT Offsetサブフィールドのうち、同一AP MLDのAPに対するものでないNeighbor AP TBTT Offsetサブフィールドが254と指示されたとき、すなわち、Legacy AP及びMLDでないAPに対するNeighbor AP TBTT Offsetサブフィールドが254と指示されたとき、254TU以上のTBTT offsetが指示されたものと解析しなければならない。
このとき、non-AP MLDが、特定Neighbor AP TBTT Offsetサブフィールドが同一AP MLDの他のAPに対するものであるかを区分する方法は、前記特定Neighbor AP TBTT Offsetサブフィールドと同じTBTT Informationフィールドに含まれたMLD Parametersサブフィールドの情報に基づいて行うものであってよい。より詳細には、non-AP STAは、特定Neighbor AP TBTT Offsetサブフィールドと同じTBTT Informationフィールドに含まれたMLD ParametersサブフィールドのMLD IDサブフィールド値が0である場合に、前記特定Neighbor AP TBTT Offsetサブフィールドが、ビーコンフレームを送信したAPと同じMLDのAPであると解析できる。
すなわち、MLD IDサブフィールド値が0であるTBTT InformationフィールドのNeighbor AP TBTT Offsetサブフィールドが254と指示された場合に、non-AP STAは、前記Neighbor AP TBTT Offsetサブフィールドが254TUs以上~255TUs未満のTBTT offsetを指示すると解析できる。このとき、non-APは、Neighbor AP TBTT Offsetサブフィールドを解析するために、ビーコンフレームにMLエレメントが含まれているか否か(ビーコンを送信したAPがMLDであるか否か)を追さらに考慮することができる。
すなわち、MLD IDサブフィールド値が0でない(例えば、1~255の場合)TBTT InformationフィールドのNeighbor AP TBTT Offsetサブフィールドが254と指示された場合に、non-AP STAは、前記Neighbor AP TBTT Offsetサブフィールドが254TUs以上のTBTT offsetを指示すると解析できる。
<ノンプライマリーリンクのセットアップ及び管理>
前述したように、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクでビーコンフレーム、プローブ応答フレーム、ML(Multi-link)プローブ応答フレームを送信することができない。したがって、NSTR AP MLDと連結されようとするSTA MLDは、NSTR AP MLDがビーコンフレームを送信したリンクでのみ(ML)プローブ要請フレームを送信しなければならない。
EHT non-AP STA MLDのSTAが送信するMLプローブ要請フレームは、従来HE STAが送信するプローブ要請フレームに含まれた情報の他にも、EHT Capability情報及びMulti-Link要素を含む構成を有し得る。このとき、MLプローブ要請フレームに含まれたMulti-Link要素は、MLプローブ要請フレームを送信するMLDが、AP MLDに他のリンクのAPに対する追加情報を要請する役割を担うことができる。
一例として、non-AP STA MLDは、MLプローブ要請フレームを送信する時に、MLプローブ要請フレームのMulti-Link要素を用いて、他のリンクのAPに対する完全情報(Complete information)或いは部分情報(Partial information)をさらに応答するようにAP MLDに要請することができる。すなわち、MLプローブ要請フレームを受信するAPに、同一AP MLDに含まれた他のAPのリンクに関連したパラメータの全部又は一部を送信するようにAP MLDに要請できる。
例えば、ノンプライマリーリンクで連結されたAPに関連したパラメータの全部又は一部がアップデートされた場合に、non-AP STA MLDに含まれたステーションは、プライマリーリンクで連結されたAPに、ノンプライマリーリンクの他のAPと関連してアップデートされたパラメータの全部又は一部の送信を要請できる。
このとき、前記完全情報が要請/応答されるということは、前記他のリンクのAP(Reported AP)に対して、MLプローブ応答フレームを応答するAP(Reporting AP)と同じレベルの情報が要請/応答されることを意味する。このとき、前記部分情報が要請/応答されるということは、前記他のリンクのAPに関する情報が、STAによって要請された情報に対してのみ応答されることを意味する。
ビーコンフレームを送信したAP MLDは、特定リンクで受信したMLプローブ要請フレームにおいて、他のリンクのAPに対する追加情報が要請された場合に、MLプローブ応答フレームを用いて、前記特定リンクのAPに関する情報の他、前記要請された他のリンクのAPに対する追加情報も応答できる。
このとき、STA MLDが特定リンクでMLプローブ要請フレームを送信しながら他のリンクのAPに対する完全情報を要請した場合に、AP MLDは、前記特定リンクで応答するMLプローブ応答フレームを用いて、前記他のリンクのAPに関する情報を、前記特定リンクのAPに関する情報と同じレベルで提供しなければならない。言い換えると、特定リンクで他のリンクのAPに対する完全情報の応答を受けたSTA MLDは、前記他のリンクのAPに対して、前記他のリンクのAPからMLプローブ応答(ML Probe Response)を直接受信した時と同じレベルの情報を取得できる。
このとき、STA MLDが特定リンクでMLプローブ要請フレームを送信しながら他のリンクのAPに対する部分情報を要請した場合に、AP MLDは、前記特定リンクで応答するMLプローブ応答フレームを用いて、前記他のリンクのAPに関する情報のうち、要請された情報(要請された要素の情報)のみを提供できる。言い換えると、特定リンクで他のリンクのAPに対する部分情報の応答を受けたSTA MLDは、前記他のリンクのAPに対して自分が要請した情報のみをさらに取得できる。このとき、他のリンクのAPに対する部分情報を要請するSTA MLDは、前記他のリンクに該当するリンクIDと共に、さらに取得しようとする情報を指示する情報(Requested element IDsフィールドによって指示されてよい。)を含めてMLプローブ要請フレームを送信することができる。したがって、AP MLDは、特定リンクで受信したMLプローブ要請フレームが他のリンクに関する情報を指示する情報(Request element IDsフィールド)を含む場合に、前記他のリンクに対して指示された情報をMLプローブ応答フレームでさらに指示できる。
このとき、STA MLDは、特定リンクでMLプローブ要請フレームを送信する時に、他のリンクに対する完全情報を要請するのか部分情報を要請するのかを示すために、前記他のリンクと対応するComplete Profileサブフィールド(Multi-Link要素に含まれたPer-STA Controlフィールドの)を0或いは1に設定できる。
このとき、前記他のAPに対する追加情報(Complete及びPartial)は、MLプローブ応答フレームのMulti-link要素に含まれたSTA別プロファイルによって送信されてよい。STA別プロファイルは、Multi-link要素に0個或いは0個を超えて含まれたフィールドであり、Multi-Link要素を含むフレームを送信するSTA(AP及びnon-AP STA)と同じMLDに存在する他のSTA(AP及びnon-AP STA)の情報を含んでよい。このとき、STA別プロファイルは、Complete Profileサブフィールドを含む構成を有し、Complete Profileサブフィールドが1と指示されたSTA別プロファイルに対応(該当)する他のSTA(AP及びnon-AP STA)の完全情報(Multi-Link要素が含まれたフレームを送信するSTA(AP及びnon-AP)と同じレベルの情報)は、当該STA別プロファイルから取得できる。ただし、当該STA別プロファイルを送信したSTA(AP及びnon-AP)と同じ情報を意味するパラメータ/要素は、継承(inheritance)規則によって省略されてよい。継承規則は、同じパラメータ及び要素の反復的な指示を防ぐために、当該パラメータ及び要素が指示されないと、既に指示された同じパラメータ及び要素(他のSTA(AP及びnon-AP)に対して指示された)の値を継承して活用することを意味できる。すなわち、STA1に対してparameter1の値が指示され、STA2に対しparameter1の値が指示されないと、継承(inheritance)規則によって、STA2に対するparameter1の値は、STA1のparameter1の値と同じものが指示されたと解析されてよい。
このとき、NSTR AP MLDが送信したMulti-link要素に含まれるSTA別プロファイルサブ要素(Profile subelement)は、ビーコンが送信されるインターバルを指示するためのビーコンインターバル(Beacon Interval)サブフィールドを含まない構成を有してよい。すなわち、NSTR AP MLDは、Multi-link要素でノンプライマリーリンクのAPに対応するSTA別プロファイルサブ要素を指示するとき、ビーコンインターバルプレゼント(Beacon Interval Present)サブフィールドを0に設定しなければならない。これは、NSTR AP MLDのノンプライマリーリンクで運用されるAPがビーコンフレームを送信しないことからビーコンフレームの周期が別に存在しないためであり得る。すなわち、NSTR AP MLDのノンプライマリーリンクのAPに対応するSTA別プロファイルサブ要素(プローブ応答及び結合応答フレームの)は、Complete Profileサブフィールド(Per-STA Controlフィールドの)が1に指示されても、ビーコンインターバルプレゼントサブフィールドが0と指示されてよい。すなわち、ノンプライマリーリンクのAPに対するビーコンインターバル情報は、完全情報が指示される時にも存在しない。
同様に、ノンプライマリーリンクのAPに対するDTIM情報(DTIM Count及びDTIM Period情報)は、完全情報が指示される時にも存在しなくてよい。すなわち、NSTR AP MLDのノンプライマリーリンクのAPに対応するSTA別プロファイルは、Complete Profileサブフィールド(Per-STA Controlフィールドの)が1と指示されても、DTIM情報プレゼント(DTIM Info Present)サブフィールドが0と指示されてよい。
すなわち、ノンプライマリーリンクでビーコンが送信されないため、non-AP STA MLDがAP MLDのプライマリーリンクのAPを介してノンプライマリーリンクの他のAPに対する全ての情報(又は、全てのアップデートされた情報)を要請した場合(すなわち、完全情報を「1」に設定した場合)にも、MLプローブ応答フレームにノンプライマリーリンクのAPに対するビーコンインターバル及びDTIM情報が存在しなくてよい。すなわち、MLプローブ応答フレームに含まれたノンプライマリーリンクのAPに対するSTA別プロファイルサブエレメントにビーコンインターバル及びDTIM情報が含まれなくてよい。
この場合、たとえノンプライマリーリンクの他のAPに対する全ての情報(又は、全てのアップデートされた情報)が要請されたが、AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPに対するビーコンインターバル及びDTIM情報をMLプローブ応答フレームに含めなくてよい。したがって、この場合、AP MLDは、ビーコンインターバルプレゼントサブフィールド及びDTIM情報プレゼントサブフィールドを、それぞれのフィールドが含まれないということを示す値(例えば、「0」)に設定して送信できる。
NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクにビーコンフレームを送信しないため、ノンプライマリーリンクのAPに関する情報を指示する時に、DTIM情報及びビーコンインターバル情報を指示しなくてよい。すなわち、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPに対応するSTA別プロファイル(より正確には、STA Controlフィールド)のDTIM情報プレゼントサブフィールドを常に0と指示する必要があり得る。すなわち、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPに対応するSTA別プロファイルでビーコンインターバルプレゼント(Beacon Interval Present)サブフィールドを常に0と指示する必要があり得る。したがって、NSTR AP MLDがnon-AP STA MLDから、完全情報を要請するMLプローブ要請フレームを受信するか、(ML)(Re)結合要請フレームを受信した場合にも、前記NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPに対応するSTA別プロファイルのBeacon Interval Presentサブフィールド及びDTIM情報プレゼントサブフィールドを常に0と指示する必要があり得る。
或いは、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクにビーコンフレームが送信されないため、ノンプライマリーリンクのAPに対応するSTA別プロファイルで、Beacon Interval、DTIM Count、DTIM Intervalのサブフィールドを、予め約束された値に設定する必要があり得る。これは、NSTR AP MLDがノンプライマリーリンクのAPに対する完全情報を送信(応答)する時に、一般的なAP MLD(例えば、STR AP MLD)と同じSTA別プロファイル構成を維持するために考慮される動作であり得る。すなわち、STA MLDはAP MLDに、MLプローブ要請フレームなどを用いて特定リンクに対する完全情報を要請した後、応答される応答フレーム(Response frame)に前記特定リンクのAPに対する完全情報が応答されることが期待できる。このとき、NSTR AP MLDが応答した完全情報が、STR AP MLDが応答する完全情報と異なるSTA別プロファイル構成を有すると、STA MLDがSTA別プロファイルによって情報を取得する過程の具現複雑度が増加することがある。そのため、NSTR AP MLDは、たとえノンプライマリーリンクのAPがビーコンフレームを送信しなくても、ノンプライマリーリンクの完全情報を応答する時に、一般的なAP MLDが完全情報を応答する時に用いるSTA別プロファイルと同じ構成のSTA別プロファイルを用いることができる。このとき、NSTR AP MLDのノンプライマリーリンクのAPに対応するSTA別プロファイルは、Beacon Intervalサブフィールド、DTIM Countサブフィールド、及びDTIM Intervalサブフィールドが予め設定された値にそれぞれ設定されてよい。一例として、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPに対する完全情報を送信する時に、ノンプライマリーリンクのBeacon Intervalサブフィールドの各ビットを全て0或いは全て1或いは予め約束された方式で設定できる。一例として、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPに対する完全情報を送信する時に、ノンプライマリーリンクのDTIM Countサブフィールドの各ビットを全て0或いは全て1或いは予め約束された方式で設定できる。一例として、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPに対する完全情報を送信する時に、ノンプライマリーリンクのDTIM Intervalサブフィールドの各ビットを全て0或いは全て1或いは予め約束された方式で設定できる。
或いは、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクにビーコンフレームが送信されないため、ノンプライマリーリンクのAPに対応するSTA別プロファイルにおいて、Beacon Interval、DTIM Count、DTIM Intervalのサブフィールドを、プライマリーリンクのビーコンフレームと関連した値に設定できる。これは、上述したように、同じSTA別プロファイル構成を維持するために考慮される動作であり得る。このとき、NSTR AP MLDのノンプライマリーリンクのAPに対応するSTA別プロファイルは、Beacon Intervalサブフィールド、DTIM Countサブフィールド、及びDTIM Intervalサブフィールドがプライマリーリンクで送信されるビーコンフレームと関連した値にそれぞれ設定されてよい。一例として、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPに対する完全情報を送信する時に、ノンプライマリーリンクのBeacon Intervalサブフィールドをプライマリーリンクのビーコンインターバルを指示(意味)する値に設定できる。一例として、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPに対する完全情報を送信する時に、ノンプライマリーリンクのDTIM CountサブフィールドをプライマリーリンクのDTIM Count値に設定できる。一例として、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPに対する完全情報を送信する時に、ノンプライマリーリンクのDTIM IntervalサブフィールドをプライマリーリンクのDTIMインターバルを指示(意味)する値に設定できる。
或いは、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクにビーコンフレームが送信されないため、ノンプライマリーリンクのAPに対応するSTA別プロファイルのBeacon Interval、DTIM Count、DTIM Intervalのサブフィールドを、特定の目的を有する値に設定できる。さらにいうと、ノンプライマリーリンクのBeacon Intervalサブフィールドは、AP MLDによって特定の目的を有する値(仮想のビーコンインタバール)、例えば計算のための値に設定されてよい。従来、Wi-Fiのビーコンインターバルは、言葉通りにビーコンフレームが送信される時間間隔(interval)に関連した値を意味する一方、様々なBSSの動作に対する時間単位(time units)として活用される。一例として、JointFailureTimeout、QueryFailureTimeoutプリミティブなどの単位(unit)がビーコンインターバルと定義され、Listen intervalフィールド、PRAW Startオフセットサブフィールド、AID Request Intervalフィールド、AID Switch Countフィールド、AID Response Intervalフィールド、Minimum Transmission Intervalサブフィールド、Channel Quality Measurement Duration、Color Switch Countdown(BSS Color Change Announcement要素の)サブフィールドなどが、ビーコンインタバール(或いは、TBTT)を基本単位として活用してinterval/Durationを指示する。このように、ビーコンインターバルは、実際にビーコンフレームが送信されるインターバルに関連した値の意味を有する一方、様々なプリミティブ(primitive)及びフィールドに単位(unit)として活用される値であるので、ノンプライマリーリンクに実際にビーコンフレームが送信されなくとも、上述したプリミティブ/サブフィールドの単位として活用されるための用途として、ノンプライマリーリンクに対するビーコンインターバルが定義(指示、設定)される必要があり得る。
すなわち、NSTR AP MLDは、たとえノンプライマリーリンクにビーコンフレームが送信されなくとも、ノンプライマリーリンクのAPに対応するSTA別プロファイルのBeacon Intervalサブフィールドを、ノンプライマリーリンクの時間単位として活用するためのビーコンインターバル値と指示できる。この場合、non-AP MLDは、前記ノンプライマリーリンクのAPに対応するSTA別プロファイルのBeacon intervalサブフィールドで指示された値に基づいて、上述したプリミティブ及びフィールド(ビーコンインターバル単位として活用する)のduration及びintervalを認知(確認、計算)できる。このとき、ノンプライマリーリンクのAPに対応するSTA別プロファイルのDTIM Intervalサブフィールド及びDTIM Countサブフィールドも、AP MLDのBSS運用目的によって設定されてよく、ノンプライマリーリンクでSTAを運用するnon-AP MLDはノンプライマリーリンクのSTAを運用する時に、前記設定された値に基づいて動作する必要があり得る。
一方、上述したNSTR AP MLDのノンプライマリーリンクのビーコンに関連したサブフィールド(Beacon Interval、DTIM Count、DTIM Intervalなど)の設定方法は、プライマリーリンクで送信するSTA別プロファイルの他、ノンプライマリーリンクのビーコンに関連した情報を含む他のフレーム及びサブフィールドにも(プライマリーリンク或いはノンプライマリーリンクで送信される)にも同一に適用されてよい。
また、NSTR AP MLDと結合(Association)しようとするnon-AP STA MLDは、プライマリーリンクとノンプライマリーリンクに対してセットアップ(Setup)を要請しながら送信するListen intervalフィールドの単位としてNSTR AP MLDのプライマリーリンクのビーコンインターバルを活用する必要があり得る。すなわち、NSTR AP MLDにListen intervalフィールドを送信するnon-AP STA MLDは、Listen intervalフィールドの単位を、NSTR AP MLDのプライマリーリンクで動作するAPのビーコンインターバルと計算して設定しなければならない。このとき、前記Listen intervalフィールドは、 多重リンク(再)結合(Multi-Link (Re)Association)を行うnon-AP STA MLDがビーコンフレームを受信するために少なくとも1個のSTAがウェイク(wake)状態に転換する周期(時間)に関連した情報を指示するフィールドであってよい。このとき、前記Listen intervalフィールドは、MLMEプリミティブでListenIntervalパラメータが指示される時に派生した値を指示するものであってよい。
このとき、non-AP STA MLDは、NSTR AP MLDでない他のAP MLD(例えば、STR AP MLD)にListen intervalフィールドを送信する時に、Listen intervalフィールドの単位(unit)を、自分がセットアップを行おうとするリンク(のAP)のビーコンインターバルのうち最大値に設定する必要があり得る。一例として、non-AP STA MLDがAP MLDとリンク1又はリンク2と多重リンクセットアップ(Multi-Link Setup)を行おうとする場合に、non-AP STA MLDは、ML結合要請フレームに含まれているListen intervalフィールドの単位を、リンク1(のAP)のビーコンインターバルとリンク2のビーコンインターバルのうち大きい値にすることができる。すなわち、リンク1のビーコンインターバルが100msで、リンク2のビーコンインターバルが50msであれば、non-AP STA MLDが送信したListen intervalサブフィールド単位は100ms単位であってよい。
一般に、APとSTAがセットアップを完了した場合に、STAは、APが送信するビーコンフレームを受信しながらAPの動作パラメータ及び要素変更事項を把握し追跡(update)することができる。また、ビーコンフレームは、Timestampフィールドを含め、BSS内のSTAが時間同期(Time Sync)を取るための情報を提供する役割も担う。
しかし、NSTR AP MLDは、前述したようにノンプライマリーリンクでビーコンフレームを送信しないため、NSTR AP MLDとセットアップを行ったSTA MLDは、ノンプライマリーリンクに対するParameter/要素追跡(アップデート)及び時間同期維持のために別の動作を行う必要があり得る。
本発明の一実施例によれば、NSTR AP MLDと結合したnon-AP STA MLDは、プライマリーリンクでビーコンフレームを受信した後に、ノンプライマリーリンクのChange Sequence(RNR要素のMLD parameterフィールドにある)を確認し、ML Probe Requestを送信できる。このとき、non-AP STA MLDが送信したMLプローブ要請フレームは、ノンプライマリーリンクの変更されたパラメータ及び要素情報を要請するための目的で送信されたものであってよい。このとき、MLプローブ要請フレームは、ノンプライマリーリンク(及び、ノンプライマリーリンクのAP)に対応するSTA別プロファイルのコンプリートプロファイルを1に設定して送信することによって、ノンプライマリーリンクの完全情報を要請するものであってよい。或いは、STA MLDがノンプライマリーリンクのparameter/要素をアップデートする目的で送信するMLプローブ要請フレームは、ノンプライマリーリンクに対するComplete/部分情報でないUpdated Informationを要請することができる。
言い換えると、non-AP STA MLDとAP MLD間に複数個のリンクが形成された場合にも、結合、再結合、及び/又はパラメータのアップデート手順を行うためのフレームはプライマリーリンクでのみ行われてよい。例えば、ビーコンフレームに含まれた隣AP情報に含まれた他のAPのリンクに対するパラメータのアップデートであるか否かを示す特定フィールド(例えば、変更シーケンス又はBSSパラメータ変更カウントサブフィールド(BSS Parameter Change Countサブフィールドなど)から、STAが、ノンプライマリーリンクのAPに対するパラメータがアップデートされたということを認識した場合に、non-AP STA MLDは、他のAPのノンプライマリーリンクでないプライマリーリンクで、アップデートされたパラメータの送信を要請できる。すなわち、non-AP MLDは、ノンプライマリーリンクでは、アップデートされたパラメータを要請するためのフレーム(例えば、プローブ要請フレームなど)を送信することができない。
一例として、NSTR AP MLDとセットアップを行った後、ノンプライマリーリンクのParameter/要素をアップデートするための情報を要請するnon-AP STA MLDは、プライマリーリンクで送信するMLプローブ要請フレームにおいて、ノンプライマリーリンクに対応するSTA別プロファイルのUpdated Profileサブフィールドを1に設定することによって、ノンプライマリーリンクのAPに対して変更されたparameter/要素を要請することができる。NSTR AP MLDは、受信したMLプローブ要請フレームのSTA別プロファイル(ノンプライマリーリンクに対応する)でUpdated Profileサブフィールドが1と指示された場合に、変更されたノンプライマリーリンクの情報(パラメータ及び要素)を含むMLプローブ応答フレームを応答することができる。
このとき、non-AP STA MLDが送信したMLプローブ要請フレームのSTA別プロファイルフィールドは、Updated ProfileサブフィールドとRecorded Change Sequenceサブフィールドを含む構成を有してよい。Recorded Change Sequenceサブフィールドは、non-AP STA MLDがノンプライマリーリンクに対して維持している最新Change Sequence値を指示し、AP MLDは、Recorded Change Sequenceサブフィールドによって指示された値に基づいてUpdated Informationの種類を確認/決定できる。
一例として、NSTR AP MLDがノンプライマリーリンクのChange Sequence numberを100から101に増加しながらParameter1を変更したし、さらにChange Sequence numberを101から102に増加しながらParameter2を変更していてよい。このとき、STA MLDがMLプローブ要請フレームを送信しながらノンプライマリーリンクのUpdated informationを要請できる。この場合、NSTR AP MLDは、non-AP STA MLDがRecorded Change Sequenceサブフィールドを100と指示すると、Parameter1とParameter2を全て含んでいるMLプローブ応答フレームを応答し、non-AP STA MLDがRecorded Change Sequenceサブフィールドを101と指示すると、Parameter2のみを含んでいるMLプローブ応答フレームを応答できる。
このとき、Non-AP STA MLDは、Updated Profileを要請するために別のUpdated Profileサブフィールドを活用せずに、Complete Profileサブフィールドを0と指示できる。すなわち、Non-AP STA MLDがUpdated Profileを要請する方法は、Complete Profileサブフィールドを0に設定することであってよく、この場合、別のUpdated ProfileサブフィールドがSTA別プロファイルに含まれなくてよい。
図14は、本発明の一実施例に係る各STAのプロファイルサブ要素(Per-STA Profile subelement)フォーマットの一例を示す。
図14(a)を参照すると、STA別プロファイルサブ要素は、STA Controlフィールドを含む構成を有してよい。STA Controlフィールド(図14(b)参照)は、当該STA別プロファイルサブ要素のSTAプロファイル(図14(a)参照)に含まれたフィールドの種類を指示するための情報を示す。このとき、NSTR AP MLDでない他のAP MLDが送信する特定STA別プロファイルサブ要素において、STA ControlフィールドのComplete Profileサブフィールドが1と指示される場合に、MAC Address Presentサブフィールド、Beacon Interval Presentサブフィールド、DTIM情報プレゼントサブフィールドがいずれも1と指示される必要があり得る。しかし、上述したように、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクにビーコンフレームを送信しないため、ノンプライマリーリンクと対応するSTA別プロファイルサブ要素にノンプライマリーリンクのビーコンフレームに関連した情報が指示されなくてよい。すなわち、NSTR AP MLDが送信する特定STA別プロファイルサブ要素(ノンプライマリーリンクのAPに対応する)は、Complete Profileサブフィールドが1と指示されても、Beacon Interval Presentサブフィールド及びDTIM情報プレゼントサブフィールドが0と指示されてよい。
また、上述した一実施例で説明したように、NSTR AP MLDにMLプローブ要請フレームを送信するnon-AP STA MLDは、STA Controlフィールド(ノンプライマリーリンクのAPに対応するSTA別プロファイルサブ要素に含まれた)のUpdated Profileサブフィールドを1と指示することによって、ノンプライマリーリンクのAPの変更された情報(updated information)をプライマリーリンクのAPに要請できる。このとき、non-AP STA MLDは、自分がノンプライマリーリンクのAPの情報をアップデートした時点と関連した情報であるRecorded Change Sequence値を、Recorded Change Sequenceサブフィールド(図14(c)参照)を用いて指示できる。このとき、前記Recorded Change Sequenceサブフィールドは、STAプロファイルに含まれたサブフィールドであってよい。NSTR AP MLDは、プライマリーリンクで受信したnon-AP STA MLDのMLプローブ要請フレームを受信した後、MLプローブ要請フレームに含まれたRecorded Change Sequenceサブフィールドの値と、現在ノンプライマリーリンクのAPのChange Sequence値とを比較することにより、non-AP STA MLDに応答するノンプライマリーリンクのAPの情報を決定することができる。
図15には、本発明の一実施例に係る、NSTR(Non- Simultaneous Transmission and Reception)Soft AP MLDとセットアップ(Setup)したnon-AP MLDが、ノンプライマリーリンクの情報をアップデートする過程の一例を示す。
図15を参照すると、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクであるリンク2で運用するAP2のパラメータを変更した後、プライマリーリンクであるリンク1で運用するAP1が送信するビーコンフレームを用いて、AP2のパラメータが変更されたことを指示できる。このとき、前記AP2のパラメータが変更されたという情報は、AP1が送信するビーコンフレームに含まれたRNR要素において、AP2に対応するChange Sequenceサブフィールド値が直前のビーコンフレームで指示された値より1増加して指示されるものであってよい。
Non-AP STA MLDは、AP1が送信したビーコンフレームをSTA1を介して受信した後、AP2のパラメータがアップデートされたという事実を認知できる。Non-AP STA MLDは、AP2の変更されたパラメータ情報を取得するために、STA1を介してMLプローブ要請フレームを送信することができる。
Non-AP STA MLDがSTA1を介して送信したMLプローブ要請フレームは、AP2に対応するSTA別プロファイルサブ要素をML要素に含んでいる構成を有してよく、前記STA別プロファイルサブ要素には、コンプリートプロファイル(Complete Profile)を要請するか或いはアップデートされたプロファイル(Updated Profile)を要請するかを示す指示子が含まれてよい。
NSTR AP MLDは、プライマリーリンクでSTA1からMLプローブ要請フレームを受信した後、要請されたAP2の情報(コンプリート又はアップデートされた情報)をMLプローブ応答フレームに含めてSTA1に応答することができる。
NSTR AP MLDから、自分の要請したAP2の情報をMLプローブ応答フレームで応答されたnon-AP STA MLDは、AP2に対するパラメータをアップデートすることにより、ビーコンフレームが送信されないノンプライマリーリンクに対するパラメータアップデートを完了することができる。
<ブロードキャストMLプローブ応答(Broadcast ML Probe Response)>
本発明の一実施例によれば、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクで運用されるAPに関連した情報が変更された場合に、プライマリーリンクでブロードキャストMLプローブ応答フレームを送信できる。Non-AP STA MLDは、プライマリーリンクでNSTR AP MLDが送信したブロードキャストMLプローブ応答フレームを受信した場合に、ノンプライマリーリンク(のAP)に関する情報をアップデートする必要があり得る。このとき、前記ブロードキャストMLプローブ応答フレームは、特定STAの送信したMLプローブ要請フレームに対する応答として送信されるものでなく、NSTR AP MLDによって別の要請無しで送信されるMLプローブ要請フレームであってよい。
ブロードキャストMLプローブ応答フレームは、ノンプライマリーリンクのAPに対応するSTA別プロファイルサブ要素を含み、non-AP STA MLDがノンプライマリーリンクの変更されたパラメータ及び要素をアップデートするように手伝う役割を担う。このとき、各non-AP STAが維持しているノンプライマリーリンクの(Recorded)Change Sequenceが互いに異なることがあるため、ブロードキャストMLプローブ応答フレームは、ノンプライマリーリンクのAPに対する完全情報を含んでよい。このとき、前記ブロードキャストMLプローブ応答フレームは、DTIMビーコンフレームと共に送信されるものであってよい。
したがって、non-AP STA MLDは、ビーコンフレームを用いて、ノンプライマリーリンクのAPに対応するChange Sequence Numberが、自分が維持している(Recorded)Change Sequenceと異なる場合に、次のDTIMフレームを受信しながらブロードキャストMLプローブ応答フレームを受信する必要があり得る。
このとき、上述したブロードキャストMLプローブ応答フレームを用いたノンプライマリーリンクのパラメータアップデート手順は、ブロードキャストML結合応答フレームを用いて行われてもよい。このとき、ブロードキャストML結合応答フレームのSTA別プロファイルサブ要素構成方法及び受信STA MLDのアップデート手順は、上述したブロードキャストMLプローブ応答フレームの一実施例と同一であり、その詳細な説明を省略する。
図16は、本発明の一実施例に係る、NSTR AP MLDと結合(Association)したnon-AP STA MLDが、ノンプライマリーリンクのパラメータをアップデートする手順の一例を示すフローチャートである。
Non-AP STA MLDは、プライマリーリンクでビーコンフレームを受信した後、ノンプライマリーリンクのChange Sequence(RNR要素のMLD Parameterフィールドにある)を確認する。仮に、確認したノンプライマリーリンクのChange Sequence値が、自分が維持している(Recorded)Change Sequence値と異なる場合に、non-AP STA MLDは、プライマリーリンクでMLプローブ要請フレームを送信できる。このとき、前記MLプローブ要請フレームは、ノンプライマリーリンクのAPに対する完全情報を要請するか或いはアップデートされた情報(Updated information)を要請するかを示すサブフィールドを含んでよい。また、アップデートされた情報を要請するMLプローブ要請フレームは、自分が維持している(Recorded)Change Sequence値を指示するサブフィールドを共に含む構成を有してよい。その後、AP MLDからMLプローブ応答フレームが応答されたnon-AP STA MLDは、応答されたMLプローブ応答フレームに含まれたノンプライマリーリンクのAPの情報に基づいてパラメータアップデートを行う。
<ノンプライマリーリンクの時間同期(Time Sync)管理>
前述したように、APの送信するビーコンフレームは、各種パラメータ及び要素情報の伝達と共に、BSS内のSTAが時間同期(Time Sync)を取るように手伝う役割を担う。ビーコンフレームに含まれたTimeStampフィールドは、TimeStampフィールドの最初のビットが含まれたデータシンボル(data symbol)が送信アンテナコネクター(transmit antenna connector)に現れる時点のTSF(timing synchronization function)タイマー値を指示し、TimeStampフィールドを受信したSTAは、受信したTimeStampフィールド値に基づいて自身のTSFタイマーをAPと同期化できる。
このように、APとSTAは、ビーコンフレームに含まれたTimeStamp値に基づいて時間同期を維持したまま動作し、タイミングベース動作を行うことができる。しかし、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクでビーコンフレームを送信することができず、よって、Non-AP STA MLDのSTAのうち、NSTR AP MLDのノンプライマリーリンクAPと結合(Association)したSTAは、APと時間同期を維持するために、ビーコンフレームではなく他の方法を用いなければならない。
NSTR AP MLDのノンプライマリーリンクのAPと時間同期を維持するために、結合した(Associated)non-AP STAは、APの送信したTIMフレームのTimeStampを用いる必要があり得る。TIMフレームは、ビーコンフレームと同じ機能を有するTimeStampフィールドを含む構成を有するので、NSTR AP MLDのノンプライマリーリンクのAPからTIMフレームを受信したSTAは、TIMフレームに含まれたTimeStampフィールドを用いてTFSタイマーを管理する必要があり得る。ただし、NSTR AP MLDは、プライマリーリンクを占有しないままノンプライマリーリンクで送信を開始することが制限されることがあるので、プライマリーリンクでビーコンフレームを送信する時に、同時にTIMフレームをノンプライマリーリンクで送信する必要があり得る。すなわち、NSTR AP MLDと結合したnon-AP STA MLDは、プライマリーリンクのTBTTに合わせてノンプライマリーリンクでTIMフレームを受信する準備をする必要があり得る。
本発明のさらに他の実施例として、AP MLDが同時送受信を支援しないNSTR AP MLDである場合に、NSTR AP MLDに含まれた複数個のAPに対するそれぞれのリンクでは同一のTSFタイマーが用いられてよく、この時に用いられるTSFタイマーは、プライマリーリンクのTSFタイマーであってよい。すなわち、AP MLDがNSTR AP MLDである場合に、NSTR AP MLDとアフィリエートされた(affiliated)APに対するリンク(ノンプライマリーリンク)は、プライマリーリンクのTSFタイマーを用いることができる。
すなわち、NSTR Soft AP MLDと結合したnon-AP STA MLDは、プライマリーリンクのTSFタイマーをノンプライマリーリンクに共用に使用する必要があり得る。言い換えると、NSTR AP MLDと結合したnon-AP STA MLDは、ノンプライマリー(NSTR Soft AP MLD基準)リンクのTSFタイマーを別に有しなく、プライマリーリンクを用いて管理するTSFタイマーを共に用いることができる。すなわち、本発明の一側面において、NSTR AP MLD及びNSTR AP MLDと結合したnon-AP STA MLDは、MLDレベル(MLD単位、MLD共通)タイマーを用いることができる。このとき、NSTR AP MLD及びNSTR AP MLDと結合したnon-AP STA MLDの安定した動作のために、NSTR AP MLDの各AP同士間及び/或いはNSTR AP MLDと結合したnon-AP STA MLDの各STA同士間の時間同期(Time Synchronization)が予め約束された値以下の誤差を有するように維持するように要求されてよい。一例として、NSTR AP MLDは、プライマリーリンクのAPとノンプライマリーリンクのAPとの間に維持しているTimeStamp差(又は、タイマー間の差)が予め約束/設定された値以下に維持されるように要求されてよい。一例として、NSTR Soft AP MLDと結合したnon-AP STA MLDは、プライマリーリンクのSTAとノンプライマリーリンクのSTAとの間に維持しているTimeStamp差が予め約束/設定された値以下に維持されるように要求されてよい。
言い換えると、NSTR AP MLDに含まれたり又はアフィリエートされたAPの全てに対するリンクでプライマリーリンクのTSFタイマーが同一に維持(又は、適用、使用)されてよい。また、NSTR AP MLDに含まれたり又はアフィリエートされたAPのうち、ある2個のAPのtimestamp間又はTSFタイマー間の差は、特定値(例えば、30us)以内に制限されてよい。
すなわち、NSTR AP MLDに含まれたり又はアフィリエートされた全てのAPのTSFタイマーは同一であってよく、AP MLD又はNSTR AP MLDに含まれたり又はアフィリエートされたある2つのAP(例えば、プライマリーリンクのAPとノンプライマリーリンクのAP)間のtimestamp間又はTSFタイマー間の差又はクロックドリフト(clock drift)は、特定値(例えば、±30us)以内に制限されてよく、この場合、AP MLD又はNSTR AP MLDは、TSFタイマーの差又はクロックドリフトが特定値以内になるようにtimestamp又はTSFタイマーを修正できる。
また、NSTR AP MLDと結合したnon-AP STA MLDは、ノンプライマリーリンクでTIMフレームを受信したとき、プライマリーリンクで送信される次のビーコンフレームを受信する必要があり得る。より具体的には、non-AP STA MLDがノンプライマリーリンクのSTAを介してTIMフレームを受信したし、TIMフレームアクションフィールドにあるCheck Beaconフィールドで指示された値が、自分が維持しているCheck Beacon値と異なる場合に、プライマリーリンクで送信される次のビーコンフレームを受信する必要があり得る。このとき、前記次のビーコンフレームは、ノンプライマリーリンクでTIMフレームを受信した時点以後に存在するプライマリーリンクのTBTTに対応して送信されるビーコンフレームを意味できる。このとき、前記次のビーコンフレームを受信するという意味は、ビーコンフレームに含まれたSTA別プロファイル(ノンプライマリーリンクのAPに対応する)を用いてノンプライマリーリンクのパラメータをアップデートすることを伴う(含む)動作であってよい。このとき、アップデート対象となるパラメータは、重大なアップデート(critical update)と関連したパラメータに制限されてもよい。
<ノンプライマリーリンのチャネルスイッチング、チャネルクワイエッティング手順>
上述したように、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクでビーコンフレームを送信しなく、そのため、ビーコンフレームの送信タイミングに基づいて行われるBSSの動作が一般のAP MLDのBSS動作と異なる方式で行われてよい。
従来のWi-Fiは、BSSの動作チャネル周波数(動作周波数帯域)を、APとSTA間に予め約束された手順によって変更することができる。このとき、従来のECS(Extended channel switching)動作が活用されてよく、11beにおいて新しく定義されたチャネル変更メカニズムが活用されてよい。APは、BSSの動作チャネルを変更することを決定したとき、ビーコンフレーム、プローブ応答フレーム、Extended Channel Switch Announcementフレームなどを送信し、 結合した(Associated)STAが結合を維持したまま新しいチャネル、operating classに転換し得るように知らせることができる。この時、APはビーコンフレームでExtended Channel Switch Announce要素を送信し、当該要素のChannel Switch Countフィールドには、後で何回のビーコンフレームが送信された後にチャネルスイッチ(動作チャネル変更)が行われるかに関する情報が指示される。仮にAPがMAX Channel Switch Time要素をExtended Channel Switch Announcement要素と共にビーコンフレームに含める場合に、APは、新しいチャネルでSwitch Timeフィールド(Max Channel Switch Time要素の)以内に最初のビーコンフレームを送信しなければならない。すなわち、新しいチャネルで送信されるビーコンフレームは、現在チャネルで送信される最後の)ビーコンフレームとSwitch Timeフィールドで指示された時間間隔よりも小さい時間間隔で送信される必要がある。
上述した従来Wi-Fi BSSのチャネル変更動作を参照すると、BSSのAPは、現在チャネルで送信するビーコンフレームを用いて、新しいチャネルに関する情報、チャネル変更が行われる時間に関する情報、及び新しいチャネルで最初に送信されるビーコンフレームの時点と関連した情報を、STAに指示できる。BSSのSTAは、APの送信したビーコンフレームに含まれたチャネル変更関連情報に基づいて決められた時間区間(APによって指示された時間区間)に新しいチャネルに)移動することによって、APと結合を維持したままチャネル変更を完了することができる。このように、従来Wi-Fi BSSのチャネル変更手順は、APの送信するビーコンフレームによって、チャネル変更に必要な情報(Channel Switch mode、new operating class、new channel number、channel switch countなど)が提供される方式で行われ、したがって、ビーコンフレームが送信されないNSTR AP MLDのノンプライマリーリンクのBSSの場合、従来チャネル変更手順を用いてチャネル変更を行うことができない。
また、従来Wi-Fiがクワイエットインタバール(Quiet interval)を設定する時にも、BSSのAPが送信するビーコンフレームに含まれた要素(Quiet要素、Quiet Channel要素)によって、クワイエットインタバールが適用される時間区間に関する情報が指示され、チャネル変更手順と類似に、ビーコンフレームが送信されないNSTR AP MLDのノンプライマリーリンクは、クワイエットインタバールを設定するための従来のクワイエッティング(Quieting)手順を用いることができない。
本発明の一実施例によれば、NSTR AP MLDはノンプライマリーリンクの動作チャネルを変更(Channel switching)するために必要な情報及び/又はクワイエットインタバールを設定するために必要な情報を、プライマリーリンクで送信するビーコンフレームによって指示できる。すなわち、NSTR AP MLDと結合したnon-AP STA MLDは、ノンプライマリーリンクのチャネル変更を行うために、プライマリーリンクのビーコンフレームによって取得した情報に基づいて動作できる。すなわち、NSTR AP MLDと結合したnon-AP STA MLDは、ノンプライマリーリンクのクワイエットインタバールに関連した情報を、プライマリーリンクのビーコンフレームを用いて取得できる。
すなわち、STR AP MLDの場合、同一AP MLDに含まれるAPは、周期的にビーコンフレームを送信できる。この場合、これらのAPはそれぞれ、自分が送信するビーコンフレームに他のAPに対する基本的な情報を含めて送信でき、他のAPに対する基本的な情報は、他のAPのチャネル変更と関連した情報(例えば、チャネルスイッチ案内要素(channel switch announcement element)、拡張されたチャネルスイッチ案内要素、最大チャネルスイッチ時間エレメント(max channel switch element))、及び/又はクワイエットインタバール(quiet interval)を設定するための情報を含んでよい。
このとき、チャネルスイッチ案内要素、及び拡張されたチャネルスイッチ案内要素は、変更されるチャネルの番号を指示する新しいチャネル番号フィールド(new channel number field)及びチャネルスイッチカウントフィールド(channel switch count field)を含んでよい。
チャネルスイッチカウントフィールドは、チャネルスイッチカウントフィールドを送信したSTAが新しいチャネルにスイッチするまでのTBTTの個数を指示する。チャネルスイッチカウントフィールドの値が「1」に設定された場合に、チャネルスイッチは次のTBTTで発生し、チャネルスイッチカウントフィールドの値が「0」に設定された場合に、チャネルスイッチは、チャネルスイッチカウントフィールドが送信された後にいつでも(any time)発生してよい。
チャネルスイッチ案内要素、及び拡張されたチャネルスイッチ案内要素は、チャネルスイッチ案内フレーム、ビーコンフレーム及びプローブ応答フレームに含まれて送信されてよい。
ステーションは、拡張されたチャネルスイッチ案内要素に変更される動作クラスを指示する新しい動作クラス(new operating class)フィールドをさらに含めて送信できる。
最大チャネルスイッチ時間エレメントは、チャネルスイッチングが始まった時点から変更されたチャネルでビーコンが送信され得る区間を指示できる。例えば、チャネル変更が成功的に行われた場合に、チャネル変更を行ったステーション(例えば、AP STA)は、チャネルスイッチングが始まった時点から最大チャネルスイッチ時間エレメントによって指示された時点内に変更された新しいチャネルでビーコンを送信することができる。
このとき、最大チャネルスイッチ時間エレメントは、新しいチャネルでビーコンを送信するための区間を指示するスイッチ時間フィールドを含んでよい。
このような同一AP MLDに含まれる他のAPのチャネル変更のためのチャネル変更情報は、同一AP MLDに含まれたAPが周期的にビーコンを送信するという仮定の下にそれぞれのAPによって送信されてよい。しかし、NSTRを支援する同一AP MLDに含まれたAPは、プライマリーリンクのみでビーコンフレームを送信できる。すなわち、同一AP MLDに含まれた複数個のAPのうち特定APのみがプライマリーリンクでビーコンを送信でき、残りのAPは、ビーコンを送信できない。したがって、この場合には、ノンプライマリーリンクに対するAPがビーコンフレームを送信しなくとも、プライマリーリンクのAPがノンプライマリーリンクに対するAPのチャネル変更情報をビーコンフレームに含めて送信できる。
より具体的には、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングを行うか、クワイエットインタバールを設定する時に、プライマリーリンクのビーコンフレーム(及び(ML)プローブ応答フレーム)にノンプライマリーリンクのAPに対するSTA別プロファイルを含めなければならないだろう。
図17は、本発明の一実施例に係る要素のフォーマットの一例を示す。図17は、上に述べた各要素のフォーマットの一例を示す。
図17を参照すると、ノンプライマリーリンクのAPに対する(対応する)STA別プロファイルは、Channel Switch Announcement要素、Extended Channel Switch Announcement要素、Max Channel Switch Time要素、Quiet要素、Quiet Channel要素のうち少なくとも1つを含む構成を有してよい。
前記要素のタイミングフィールドは、プライマリーリンクのTBTT(Target Beacon Transmission Time)及びBeacon Intervalを基準に設定されるべきであろう。
具体的には、一般のAP MLDに含まれたAPが、他のAPに対するチャネル変更情報をフレームに含めて送信する場合に、他のAPのチャネル変更のための要素(例えば、チャネルスイッチ案内要素、拡張されたチャネルスイッチ案内要素、最大チャネルスイッチ時間要素、クワイエット要素、クワイエットチャネル要素など)は、チャネル変更情報を送信するAPではなくチャネル変更を行うAPを基準に設定されて送信されてよい。
しかし、NSTRを支援するAP MLD(NSTR AP MLD)の場合、プライマリーリンクに対するAPのみがビーコンフレームを送信し、ノンプライマリーリンクに対するAPはビーコンフレームを送信しないため、ノンプライマリーリンクに対するAPのチャネル変更情報及び/又はクワイエットインタバールに関する情報は、ノンプライマリーリンクのAPではなくプライマリーリンクのAPを基準に設定されてよい。
具体的には、AP MLDを構成するAPが、プライマリーリンクで、ノンプライマリーリンクのAPに対するチャネル変更情報及び/又はクワイエットインタバールに関連した情報を含むSTA別プロファイルを特定フレーム(例えば、ビーコンフレーム)を用いて送信できる。この場合、ノンプライマリーリンクのAPに対するチャネル変更情報及び/又はクワイエットインタバールに関連した情報は、プライマリーリンクのAPを基準に設定されてよい。
例えば、チャネルスイッチ案内要素、拡張されたチャネルスイッチ案内要素、クワイエット要素及び/又はクワイエットチャネル要素に含まれるタイミングフィールド(例えば、デュレーション(duration)関連フィールド(Switch Time、Quiet Durationフィールドなど)と、時点関連フィールド(Channel Switch Count、Quiet Countフィールドなど)を含む時間関連フィールドなど)は、プライマリーリンクで動作するAPの当該要素に指示された直近のTBTT及びBIを参照して適用されるべきである。
NSTR AP MLDのプライマリーリンクAPは、ノンプライマリーリンクのAPに対するSTA別プロファイル(ビーコンフレーム及び(ML)プローブ応答フレームに含まれている)に含まれたChannel Switch Announcement要素、Extended Channel Switch Announcement要素、Max Channel Switch Time要素、Quiet要素、Quiet Channel要素のタイミングフィールドを、自分のビーコンインターバルとTBTTを基準に設定しなければならないだろう。このとき、前記タイミングフィールドは、duration関連フィールド(スイッチ時間、Quiet Durationフィールドなど)と、時点関連フィールド(チャネルスイッチカウント、Quiet Countフィールドなど)を含む時間関連フィールドを総称する意味で使われている。
したがって、NSTR AP MLDと結合したnon-AP MLDは、プライマリーリンクで運用されるNSTR AP MLDのAPからビーコンフレームを受信した後、ビーコンフレームに含まれたSTA別プロファイルからノンプライマリーリンクのチャネルスイッチング及び/又はクワイエットインタバールに関連した情報を取得した後、プライマリーリンクのTBTT及びBI(Beacon interval)を基準にノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングに関連した情報及び/又はクワイエットインタバールに関連した情報を解析しなければならないだろう。このとき、前記STA別プロファイルは、ノンプライマリーリンクのAPと対応するSTA別プロファイルを意味する。
一方、NSTR AP MLDは、プライマリーリンクのビーコンフレームを用いてノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングを完了した後(案内(announce)及びチャネルスイッチング完了後)、Switch Timeフィールド(Max Channel Switch Time要素の)で指示した時間以内に、新しいチャネルで(ノンプライマリーリンクの)TIMフレームを送信しなければならないだろう。すなわち、NSTR AP MLDのノンプライマリーリンクAPは、チャネルスイッチングを行った後、新しいチャネルでTIMフレームを送信しなければならないだろう。このとき、前記ノンプライマリーリンクAPは、Channel Switch Countサブフィールドを1(或いは、0)と指示したビーコンフレームがプライマリーリンクで送信された後、Switch Timeフィールドで指示した時間以内に、新しいチャネルでTIMフレームを送信しなければならないだろう。このとき、前記Channel Switch Countフィールド及びSwitch Timeフィールドは、プライマリーリンクで送信されたビーコンフレームに含まれたSTA別プロファイル(non-primary APと対応する)に含まれたものであってよい。このとき、前記TIMフレームは、プライマリーリンク或いはノンプライマリーリンクの新しいチャネルで送信される他のフレームに代替されてよい。一例として、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングを完了した後、プライマリーリンクでチャネルスイッチング完了と関連した情報を指示するビーコンフレームを送信することができる。このとき、前記ビーコンフレームは、TBTTに関係なく送信される追加ビーコンフレームであってよい。このとき、前記ビーコンフレームは、ノンプライマリーリンクに対するcomplete informationを含む構成を有するビーコンフレームであってよい。例えば、前記ノンプライマリーリンクに対するcomplete informationを含む構成を有するビーコンフレームは、ノンプライマリーリンクのAPと対応するSTA別プロファイルのComplete informationサブフィールドが1に設定されたビーコンフレームであってよい。このとき、ノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングが終了した後に送信される前記プライマリーリンクのビーコンフレームは、チャネルスイッチングが始まる前に送信されたビーコンフレームと予め約束された時間以内に送信されるべきであろう。このとき、前記予め約束された時間は、Switch Timeフィールド(Max Channel Switch Time要素の)で指示された時間であってよい。或いは、前記ビーコンフレームは、ノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングと関連した指示(indication)を含むビーコンフレームであってよい。一例として、ノンプライマリーリンクでチャネルスイッチングが完了した後に送信されるプライマリーリンクのビーコンフレームは、Channel Switch Completeサブフィールドを含む構成を有してよい。このとき、前記Channel Switch Completeサブフィールドは、ML要素に含まれたサブフィールドであってよい。特定Switch Completeサブフィールドは、前記特定サブフィールドが含まれたSTA別プロファイルに対応するAPのチャネルスイッチングが完了した時に1と指示されるサブフィールドであってよい。すなわち、APは、ノンプライマリーリンクでチャネルスイッチングを完了した後、ノンプライマリーリンクのAPと対応するSTA別プロファイル(ビーコンフレームの)のChannel Switch Completeサブフィールドを1に設定しなければならないだろう。このとき、前記チャネルスイッチングと関連したビーコンフレームは、AP MLDがNSTR AP MLDでない場合に、すなわち、一般のAP MLDによっても同じ目的で送信(活用)されてよい。
NSTR AP MLDと結合したnon-AP MLDは、プライマリーリンクでノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングを行った後、AP MLDから約束されたフレーム(前記ノンプライマリーリンクのTIMフレーム或いは他のフレーム及び/又はプライマリーリンクのチャネルスイッチング完了と関連した情報を指示するビーコンフレーム)を受信した場合に限って、ノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングが完了したと考慮した動作を行うことができる。すなわち、NSTRを支援するAP MLDに含まれたノンプライマリーリンクのAPに対するチャネルスイッチに関する情報(例えば、チャネル変更情報など)は、プライマリーリンクのAPで送信されてよい。この場合、ノンプライマリーリンクのAPは、チャネルスイッチが完了した場合にも、プライマリーリンクでないため、変更されたチャネルでビーコンフレームを送信できない。したがって、この場合、ノンプライマリーリンクのAPは、チャネルスイッチが完了した場合に、チャネルスイッチが完了したということを指示するTIMフレームを送信し、non-AP MLDのステーションに、チャネルスイッチが完了したということを指示できる。又は、プライマリーリンクのAPが、ノンプライマリーリンクのAPに対するチャネルスイッチが完了したということを指示するビーコンフレームを送信し、non-AP MLDのステーションにチャネルスイッチが完了したということを指示できる。
仮に、チャネルスイッチングが完了していないと考慮されると、non-AP STA MLDは、ノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングが取り消されたと考慮し、以前(チャネルスイッチングが行われる前の)チャネルで動作(以前チャネルに復帰)しなければならないだろう。
他の方法として、NSTR Soft AP MLDは、ノンプライマリーリンクAPが(APのBSSが)チャネルスイッチングを行う間に、プライマリーリンクで送信するビーコンフレームの特定サブフィールドを特定値に設定することができる。より具体的には、NSTR Soft AP MLDがプライマリーリンクで送信するビーコンフレームは、ノンプライマリーリンクのAPがチャネルスイッチングを行う間に1又は0に維持され、ノンプライマリーリンクのAPがチャネルスイッチングを行わない時間区間では0又は1と指示されるサブフィールドを含んでよい。すなわち、NSTR Soft AP MLDは、前記サブフィールドを、ノンプライマリーリンクのAPがチャネルスイッチングを実行中であるか否かに基づいて設定しなければならないだろう。このとき、前記サブフィールドは、ノンプライマリーリンクのAPに対応するRNR要素或いはSTA別プロファイルに含まれたサブフィールドであってよい。
上述したように、NSTR Soft AP MLDが前記サブフィールドの値を、ノンプライマリーリンクのAPがチャネルスイッチングを実行中であるか否かによって決定する場合に、NSTR Soft AP MLDとアソシエーションしたnon-AP MLDは、プライマリーリンクで受信したビーコンフレームによって指示された前記サブフィールドの値に基づいて、ノンプライマリーリンクAP(BSS)のチャネルスイッチングが実行中であるか否かを判断できる。すなわち、non-AP MLDは、プライマリーリンクで受信したビーコンフレームにおいて、ノンプライマリーリンクのAPと対応する前記サブフィールドが特定値(例えば、1)と指示されたことを確認することにより、ノンプライマリーリンクのAPがチャネルスイッチングを実行中であることが認知できる。仮に、non-AP MLDがプライマリーリンクで受信したビーコンフレームにおいて、ノンプライマリーリンクのAPと対応する前記サブフィールドが特定値でないことを確認すると、前記non-AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPが予定されたチャネルスイッチングを完了することを認知できる。このとき、前記完了の意味は、最近に受信されたノンプライマリーリンクのAPと対応する(拡張された)チャネルスイッチング案内要素によって指示されたチャネルスイッチング動作が完了したか又は取り消された両方を意味できる。Non-AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPに対応する前記サブフィールドが、特定値でない値(チャネルスイッチングが進行中の時に指示される値でない他の値)と指示された場合に、ノンプライマリーリンクのAPが直近に受信したビーコンフレーム(或いは、プローブ応答(Probe Response)フレーム)で指示されたoperating channel/classで(として)動作中であると考慮できる。Non-AP MLDは、ノンプライマリーリンクでUL PPDUを送信しようとする場合に、ノンプライマリーリンクのAPが自分の認知したチャネル(Class)として運用中であるか否かに基づいてUL PPDU送信を行わなければならないだろう。一例として、Non-AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPに対応する前記サブフィールドが特定値でない値と指示された場合にのみUL PPDUを送信することができる。一方、Non-AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPに対応する前記サブフィールドが特定値と指示された場合に、前記ノンプライマリーリンクのAPがチャネルスイッチングを実行中であると考慮し、UL PPDUを送信してはならないだろう。
さらに他の方法として、NSTR Soft AP MLDは、ノンプライマリーリンクAP(APのBSS)がチャネルスイッチングを完了するまで、ビーコンフレーム(或いは、プローブ応答フレーム)のCritical Update Flagを1に維持できる。NSTR Soft AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPに対応する(拡張された)チャネルスイッチング案内要素をビーコンフレームに含めることにより、non-AP MLDがノンプライマリーリンクの予定されたチャネルスイッチングを認知するように助ける。このとき、NSTR Soft AP MLDは、ビーコンフレーム(プライマリーリンクで送信)に前記(拡張された)チャネルスイッチング案内要素を含めて送信するとき、ビーコンフレームのCritical Update Flagサブフィールドを1に設定しなければならない。NSTR Soft AP MLDは、前記Critical Update Flagサブフィールドの値を、ノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングが完了するまで1に維持することにより、ノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングが継続中であるという事実をnon-AP MLDに認知させることができる。このとき、前記NSTR Soft AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPがチャネルスイッチングを完了するまでビーコンフレームに(拡張された)Channel Switch Announcement要素(ノンプライマリーリンクのAPに対応する)を含めなければならないだろう。このとき、NSTR Soft AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPがチャネルスイッチングを実行中のとき、ノンプライマリーリンクのAPと対応するChannel Switch Announcement要素のChannel Switch Countサブフィールドを0と指示しなければならないだろう。このとき、NSTR Soft AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPがチャネルスイッチングを実行中のとき、ノンプライマリーリンクのAPと対応するChannel Switch Timing要素のSwitchTimeサブフィールドを、予測されるチャネルスイッチング完了時点までの時間値と指示しなければならないだろう。このとき、NSTR Soft AP MLDは、前記SwitchTimeサブフィールドを特定値に設定(例えば、65535)し、ノンプライマリーリンクAPのチャネルスイッチング完了時点を特定しなくてよい。
上述したように、NSTR Soft AP MLDが、Critical Update Flagサブフィールドの値を、ノンプライマリーリンクのAPがチャネルスイッチング中の時に1に維持する場合、non-AP MLDは、Critical Updateサブフィールドの値が1のとき、ノンプライマリーリンクでUL PPDUを送信しなくてよい。より具体的には、non-AP MLDは、NSTR Soft AP MLDから受信したビーコン(Probe Response)フレームのCritical Update Flagサブフィールドが1であり、ノンプライマリーリンクAPに対応するChannel Switch Countサブフィールドが0と指示された場合、ノンプライマリーリンクでUL PPDUを送信しなくてよい。より具体的には、non-AP MLDは、NSTR Soft AP MLDから受信したビーコン(Probe Response)フレームのCritical Update Flagサブフィールドが1であり、ノンプライマリーリンクAPに対応するSwitchTimeサブフィールドが0でない値と指示された場合に、ノンプライマリーリンクでUL PPDUを送信しなくてよい。
さらに他の方法として、NSTR Soft AP MLDは、ノンプライマリーリンクAPが(APのBSSが)チャネルスイッチングを完了したとき、ノンプライマリーリンクAPと対応するBSS Parameter Change Countサブフィールド値を1増加させて指示できる。このとき、前記BSS Parameter Change Countサブフィールドは、前記ノンプライマリーリンクのAPに対応するTBTT InformationフィールドのMLD ParametersフィールドにおけるBSS Parameters Change Countサブフィールドを意味する。一般のAP MLDは、BSS Parameters Change Countサブフィールドに対応するAPパラメータrがアップデートされた時にのみ、BSS Parameters Change Countサブフィールドの値を1増加させるが、NSTR Soft AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPに対応するBSS Parameters Change Countサブフィールドを、チャネルスイッチングが完了した時にも1増加させることができる。これは、ノンプライマリーリンクのAPに対して指示されたチャネルスイッチング動作が完了したことを指示するための方法として、BSS Parameters Change Countサブフィールドの値を増加させることと理解されてよく、non-AP MLDは、ノンプライマリーリンク APのチャネルスイッチングが予定/進行中であることを認知したとき、前記BSS Parameters Change Countサブフィールドの値が1増加すれば、予定/進行中だったチャネルスイッチングが完了したことを認知できる。このとき、non-AP MLDは、予定/進行中だったチャネルスイッチングが完了したということを認知した後、UL PPDUを送信することができる。UL PPDUの送信条件に関するnon-AP MLDの動作は、上述した他のチャネルスイッチング完了指示方法の例と同一であり、その説明を省略する。
さらに他の方法として、NSTR Soft AP MLDは、ノンプライマリーリンクAPが(APのBSSが)チャネルスイッチング予定中の時、チャネルスイッチングを実行中の時、チャネルスイッチングが完了した時に、それぞれ異なる値を指示するサブフィールドを含むフレームをプライマリーリンクで送信できる。このとき、前記フレームはビーコンフレームであってよい。より詳細に説明すると、NSTR Soft AP MLDは、ノンプライマリーリンクAPに対するチャネルスイッチングが予定されている時、ノンプライマリーリンクAPに対応する(拡張された)Channel Switch Announcement要素を指示し、特定サブフィールドを特定値(例えば、1)と指示できる。NSTR Soft AP MLDは、ノンプライマリーリンクAPのチャネルスイッチングが開始されると、チャネルスイッチングが完了するまで前記特定サブフィールドを特定値でない他の値(例えば、2)に設定できる。NSTR Soft AP MLDは、ノンプライマリーリンクAPのチャネルスイッチングが完了すると、前記特定サブフィールドを初期値(例えば、0)に設定できる。このように、NSTR Soft AP MLDが、ノンプライマリーリンクAPに対応する特定サブフィールドの値を、チャネルスイッチングが予定されている時、チャネルスイッチングが実行中の時、チャネルスイッチングが完了した時(チャネルスイッチングが予定されていない時)にそれぞれ異なる値に設定することにより、アソシエーションされた(Associated)non-AP MLDに、ノンプライマリーリンクのチャネルスイッチング進行状況を認知させることができる。Non-AP MLDは、プライマリーリンクで受信するフレームに含まれた前記特定サブフィールドを確認することにより、ノンプライマリーリンクでUL PPDUを送信するか否かを決定することができる。例えば、Non-AP MLDは、直近に受信した前記特定サブフィールドが初期値である場合にのみUL PPDUを送信することができる。
さらに他の方法として、non-AP MLDは、NSTR Soft AP MLDが指示(公表)したノンプライマリーリンクAPのチャネルスイッチング完了予定時刻以後に受信したプライマリーリンクのビーコンフレームに基づいて、ノンプライマリーリンクのAPがチャネルスイッチングを完了したか否かを判断できる。
さらにいうと、non-AP MLDは、チャネルスイッチングと関連したエレメントによって確認されたノンプライマリーリンクAPのチャネルスイッチング完了時刻を基準に、前記完了時刻以後にプライマリーリンクで受信されたビーコンフレームが指示するノンプライマリーリンクAPのOperating channel/class情報を確認することにより、予定されたチャネルスイッチングが完了したか否かを判断できる。このとき、前記チャネルスイッチングと関連したエレメントによってノンプライマリーリンクAPのチャネルスイッチング完了時刻を確認する方法は、Channel Switch Timing要素のSwitchTimeサブフィールドで指示された値を利用することであってよい。Non-AP MLDは、予定されたチャネルスイッチング完了時刻以後に受信したビーコンフレームで、チャネルスイッチング予定だったOperating channel/Classと同じ情報がノンプライマリーリンクAPに対して指示されることを確認したとき、ノンプライマリーリンクのAPが予定されたチャネルスイッチングを完了したと判断し、UL PPDUを送信することができる。すなわち、non-AP MLDは、予定されたノンプライマリーリンクのチャネルスイッチング完了時刻後に初めてビーコンフレームを(プライマリーリンクで)受信すると、ノンプライマリーリンクでUL PPDUを送信できる。このとき、前記non-AP MLDがUL PPDUを送信するchannel/classは、前記初めてビーコンフレームで指示されたノンプライマリーリンクAPのOperating channel/Classであってよい。
また、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングを行うことができないことがある。ただし、NSTR AP MLDがノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングを行おうとする場合に、既存チャネルで運用されるノンプライマリーリンクのAPを解除し、新しいチャネルで新しいノンプライマリーリンクAPが追加されたような動作を行うことができる。
また、本発明のさらに他の実施例において、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクでクワイエットインタバールを設定できないように制限されてよい。このとき、ノンプライマリーリンクのクワイエットインタバールは、プライマリーリンクに定義(設定)されたクワイエットインタバールがある場合に、前記プライマリーリンクのクワイエットインタバールと同じ時間区間と定義(設定)されてよい。すなわち、NSTR AP MLDと結合したnon-AP STA MLDは、プライマリーリンクのクワイエットインタバールを認知した場合に、ノンプライマリーリンクにも同じ時間区間に対してクワイエットインタバールが設定されていると考慮できる。
このように、プライマリーリンクのビーコンフレームで送信されるノンプライマリーリンクに対するQuiet要素は、NSTR AP MLDによって下記のように設定(指示)されてよい。
1.Quiet Countフィールドは、ノンプライマリーリンクで次のクワイエットインタバールが始まるまで残っているプライマリーリンクのTBTT個数と設定されてよい。
2.Quiet Periodフィールドは、当該Quiet要素によって定義されるノンプライマリーリンクの正規的(定期的)クワイエットインタバールが何個のプライマリーリンクビーコンインタバールごとに開始されるかに関連した値(プライマリーリンクのビーコンインターバル単位)と設定されてよい(正規的クワイエットインタバールでない場合、0に設定)。
3.Quiet Offsetフィールドは、Quiet Countサブフィールドによって特定されるプライマリーリンクのTBTTから、ノンプライマリーリンクのクワイエットインタバールがどれくのオフセットを持って始まるかと関連した時間値(TU単位)と設定されてよい。
プライマリーリンクのビーコンフレームで送信されるノンプライマリーリンクに対する(拡張された)Channel Switch Announcement要素とMax Channel Switch Time要素は、NSTR AP MLDによって下記のように設定(指示)されてよい。
1.(Channel Switch Announcement要素の)Channel Switch Countフィールドは、ノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングが始まるまでプライマリーリンクのTBTTが何回残っているかと関連した情報と設定されてよい。仮に、プライマリーリンクの次のTBTTにノンプライマリーリンクAPのチャネルスイッチングが始まると、今回のTBTTに送信されたビーコンフレームは、Channel Switch Countフィールド(ノンプライマリーリンクAPと関連した)が1或いは0に設定されてよい。
2.(Max Channel Switch Time要素の)Switch Timeフィールドは、ノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングが始まったTBTT直前のTBTTで送信されたプライマリービーコンフレーム(上記の1.で、Channel Switch Countフィールドが1或いは0に設定されたビーコンフレーム)と、ノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングが完了した後、ノンプライマリーリンクの新しいチャネルで送信されるTIMフレームの最大時間差に対する値に設定されてよい。一例として、プライマリーリンクのビーコンインターバルが100msのとき、Switch Timeフィールド(ノンプライマリーリンクAPに対する)が200msに設定されると、ノンプライマリーリンクのAPは、自分がチャネルスイッチングを始めたプライマリーリンクのビーコンフレーム送信時点から200ms内に、新しいチャネルでTIMフレームを送信しなければならない。
したがって、NSTR AP MLDと結合あるnon-AP MLDは、プライマリーリンクでビーコンフレームを受信した後、ビーコンフレームに含まれたノンプライマリーAPのSTA別プロファイルで指示された情報とプライマリーリンクのTBTT及びビーコンインターバル情報に基づいて、ノンプライマリーリンクのクワイエットインタバール及びチャネルスイッチング時点と区間に関する情報を取得することができる。このとき、Non-AP MLDは、ノンプライマリーリンクのクワイエットインタバールの開始時点をプライマリーリンクのTBTTに基づいて設定(認知、解析)できる。このとき、Non-AP MLDは、ノンプライマリーリンクのチャネルスイッチング時点を、プライマリーリンクで受信したビーコンフレームの受信時間に基づいて認知/解析することができる。
従来Wi-Fi non-AP STAは、APがチャネルスイッチングを行うとき、APとの結合を保持するために一緒にチャネルスイッチングを行うか否かを選択できる。しかし、NSTR AP MLDと結合したnon-AP STA MLDは、NSTR AP MLDがノンプライマリーリンクでチャネルスイッチングを行う場合に、必ずノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングを行わなければならないだろう。
仮に、NSTR AP MLDとMLセットアップ(すなわちプライマリー及びノンプライマリーリンクを用いてMLセットアップ)を行ったnon-AP STA MLDがノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングを行わないと決定すると、前記non-AP STA MLDは、NSTR AP MLDとのMLセットアップを終了(解除或いは変更)し、プライマリーリンクのみでセットアップされた状態に変更(解除後セットアップ或いは再セットアップ(re-setup)によって)しなければならないだろう。
すなわち、NSTRを支援するAP MLDに含まれたプライマリーリンクのAPからノンプライマリーリンクのAPに対するチャネルスイッチングと関連したチャネル変更情報を受信したnon-AP MLDのステーションは、ノンプライマリーリンクのAPと一緒にチャネルをスイッチングするか否かを決定できる。
仮に、ノンプライマリーリンクのAPと結合したステーションがチャネルスイッチングを行うと決定した場合に、ステーションは、変更されたチャネルに移動し、ノンプライマリーリンクのAPがチャネルスイッチングが完了したということを指示する特定フレーム(例えば、TIMフレーム)を受信するか、プライマリーリンクのAPがノンプライマリーリンクのAPのチャネルスイッチングが完了したということを指示するビーコンフレームを受信することができる。TIMフレーム又はビーコンフレームを受信したnon-AP STAは、チャネルスイッチングが完了したということを認識でき、変更されたチャネルでフレームを送受信することができる。
しかし、ノンプライマリーリンクのAPと結合したステーションがチャネルスイッチングを行わないと決定した場合に、チャネルスイッチングを行わないnon-AP STAは、ノンプライマリーリンクのAPとの多重リンク設定を終了(解除又は変更)してよい。この場合、ノンプライマリーリンクのAPとnon-AP STAのリンク設定が解除されるので、AP MLDとSTA MLDはプライマリーリンクの単一リンク設定のみが存在することになる。
仮に、プライマリーリンクのAPに対するチャネルスイッチングを、プライマリーリンクのAPとリンク設定が存在するnon-AP STAが行わない場合に、non-AP STAは、他のBSSに移動するか否かを選択し、他のBSSのAPとリンク設定を行うことができる。
一方、NSTR Soft AP MLDは、プライマリーリンクでチャネルスイッチングを行う時間区間を、ノンプライマリーリンクBSSのクワイエットインタバールと設定しなければならないだろう。これは、NSTR Soft AP MLD及びNSTR Soft AP MLDとアソシエーションしたnon-AP STAがプライマリーリンクを占有する時にのみノンプライマリーリンクを占有できるという制約から始まった動作であってよい。NSTR Soft AP MLD及びアソシエーションされた(Associated)non-AP MLDは、NSTR Soft AP MLDがプライマリーリンクのAP(BSS)に対してチャネルスイッチングを行う場合、プライマリーリンクだけでなく、ノンプライマリーリンクでも通信が制限される。したがって、NSTR Soft AP MLDは、プライマリーリンクのAP(BSS)に対するチャネルスイッチングを行う場合、チャネルスイッチング区間と同じ時間区間を、ノンプライマリーリンクAP(BSS)のクワイエットインタバールと指示しなければならないだろう。或いは、NSTR Soft AP MLDがノンプライマリーリンクのクワイエットインタバールを別に指示しなくとも、NSTR Soft AP MLDとアソシエーションしたnon-AP MLDは、プライマリーリンクのチャネルスイッチング開始以後からチャネルスイッチング完了時点まで(プライマリーリンクの新しいチャネルで最初のビーコンフレームを受信するまで)ノンプライマリーリンクでUL PPDUを送信してはならない。このとき、non-AP MLDは、ノンプライマリーリンクでUL PPDUを送信しない時間区間において、バックオフカウンターが0になった時に、新しいバックオフカウンターを生成する動作を行うことができる。このとき、前記新しいバックオフカウンターは、現在CW(Contention Window)を用いて生成したバックオフカウンターであってよい。このとき、再送信と関連したカウンター(Short retry count及びLong retry counterなど)は変更されない。
同様に、NSTR Soft AP MLDは、プライマリーリンクBSSでクワイエットインタバールと設定された時間区間を、ノンプライマリーリンクBSSのクワイエットインタバールと)設定しなければならないだろう。これは、NSTR Soft AP MLD及びNSTR Soft AP MLDとアソシエーションしたnon-AP STAがプライマリーリンクを占有する時にのみノンプライマリーリンクを占有できるという制約から始まった動作であってよい。NSTR Soft AP MLD及びアソシエーションされた(Associated)non-AP MLDは、NSTR Soft AP MLDがプライマリーリンクのAP(BSS)に対してクワイエットインタバールを設定する場合に、プライマリーリンクの他にノンプライマリーリンクでも通信が制限される。したがって、NSTR Soft AP MLDは、プライマリーリンクのAP(BSS)に対するクワイエットインタバールを指示(設定)する場合に、チャネルスイッチング区間と同じ時間区間をノンプライマリーリンクAP(BSS)のクワイエットインタバールと指示(設定)しなければならないだろう。
このようにNSTR Soft AP MLDとアソシエーションしたnon-AP MLDは、プライマリーリンクでチャネルスイッチングが実行中であるか、或いはプライマリーリンクのクワイエットインタバールが設定されたとき、ノンプライマリーリンクでUL PPDUを送信しなくてよい。したがって、non-AP MLDは、プライマリーリンクのチャネルスイッチングが実行中であるか、クワイエットインタバールが進行中であるとき、ノンプライマリーで運用するnon-AP STAに対する節電(Power Save)動作を行うことが可能である。これは、ノンプライマリーリンクで運用するnon-AP STAには、プライマリーリンクでチャネルスイッチングが進行中であるか、クワイエットインタバールが進行中であるとき、ノンプライマリーリンクのAPからのDL PPDU送信が行われないことを用いた節電動作であってよい。また、ノンプライマリーリンクで運用するnon-AP STAがチャネルアクセス(Channel Access)動作(例えば、EDCAのバックオフ動作)を完了しても、ノンプライマリーリンクを用いたUL PPDU送信が制限されるため、non-AP MLDは、ノンプライマリーリンクで行うチャネルアクセス動作を中止する決定ができる。一例として、non-AP MLDは、NSTR Soft AP MLDがプライマリーリンクでチャネルスイッチング或いはクワイエットインタバールを進行(実行)中のとき、ノンプライマリーリンクで運用されるnon-AP STAのチャネルアクセス動作或いは/又はCCA動作を中止することができる。このとき、前記チャネルアクセス動作或いは/又はCCA動作を中止することは、節電モード(Power Save mode)のドーズ状態(Doze State)として運用されることを意味できる。
Non-AP MLDのSTAがノンプライマリーリンクで運用するnon-AP STAに対する節電(Power Save)動作(具体的には、ドーズ状態維持)を行ったことを考慮し、NSTR Soft AP MLDは、プライマリーリンクのチャネルスイッチング/クワイエットインタバールが終了(完了)したとき、ノンプライマリーリンクでアシスタンス(Assistance)フレームを送信できる。このとき、前記アシスタンスフレームは、ノンプライマリーリンクのnon-AP STAがアウェイク(Awake)に転換した後に起動したNAVSyncDelayタイマーを解除(reset)するように誘導する(助ける)ために送信するものであってよい。このとき、前記アシスタンスフレームは、基本レート(Basic rate)で送信されるものであってよい。このとき、前記アシスタンスフレームは、プライマリーリンクのビーコンフレームが送信される時に同時に送信されるフレームであってよい。このとき、前記NAVSyncDelayタイマーは、ドーズ状態からアウェイクに転換したSTAが、NAVを設定するためのCCAを行わなければならない時間と関連したタイマーを意味できる。
図18は、本発明の一実施例に係る、NSTR Soft AP MLDがノンプライマリーにクワイエット間隔(Quiet interval)を設定(定義)する過程の一例を示す。
図18を参照すると、NSTR AP MLDは、プライマリーリンクとノンプライマリーリンクにそれぞれAP1とAP2を運用し、Non-AP STA MLDのSTA1、STA2とそれぞれ結合している。
NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクにクワイエットインタバール(図18のQuiet interval#1)を設定(定義)するために、プライマリーリンクのAP1を介して送信するビーコンフレームにAP2に対応するPer-STAプロファイルを含めて送信できる。前記AP2に対応するPer-STAプロファイルは、Quiet要素を含み、クワイエットインタバール(図18のQuiet interval#1)が始まる時点と関連した情報をQuiet Count及びQuietオフセットフィールドで指示する。前記Quiet要素は、図18に示すプライマリーリンクの一番目のビーコンフレーム(図18のBeacon#1)に含まれたとき、Quiet Countフィールドが2、Quietオフセットフィールドが「x」TU(Time Unit,1024us)を指示する値に設定され、二番目のビーコンフレーム(図18のBeacon#2)では、Quiet Countフィールドが1に設定される。
プライマリーリンクで一番目及び/又は二番目のビーコンフレームを受信したnon-AP STA MLDは、ビーコンフレームのPer-STAプロファイル(AP2に対応する)に含まれたQuiet要素を確認することによって、ノンプライマリーリンクにクワイエットインタバールが設定(AP MLDから公表)され、三番目のビーコンフレームに対応するTBTTから「x」TUが経過した時点から前記クワイエットインタバール(図18のQuiet interval#1)が始まることが認知できる。
図18に示すように、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクに次のクワイエットインタバール(図18のQuiet interval#2)をさらに設定(定義)するために、プライマリーリンクのAP1を介して送信するビーコンフレームに、再びAP2に対応するPer-STAプロファイルを含めて送信できる。図18に示すプライマリーリンクの六番目のビーコンフレーム(図18のBeacon#6)は、Quiet Countフィールドが2、Quietオフセットフィールドが0TU(Time Unit,1024us)を指示する値に設定され、七番目のビーコンフレーム(図18のBeacon#7)では、Quiet Countフィールドが1に設定される。
プライマリーリンクで六番目及び/又は七番目のビーコンフレームを受信したnon-AP STA MLDは、ビーコンフレームのPer-STAプロファイル(AP2に対応する)に含まれたQuiet要素を確認することによって、ノンプライマリーリンクにクワイエットインタバール(Quiet interval#2)が設定(AP MLDから公表)され、八番目のビーコンフレームに対応するTBTTから前記クワイエットインタバール(Quiet interval#2)が始まることが認知できる。
このとき、クワイエットインタバールの長さに関する情報は、Quiet要素で共に指示されたQuiet Durationフィールドで指示される。
図19は、本発明の一実施例に係る、NSTR Soft AP MLDがノンプライマリーのチャネル変更(Channel Switch)を行う方法の一例を示す。
図19を参照すると、NSTR AP MLDは、プライマリーリンクとノンプライマリーリンクにそれぞれAP1とAP2を運用し、Non-AP STA MLDのSTA1、STA2とそれぞれ結合している。
NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクを新しいチャネルに変更するために、プライマリーリンクのAP1を介して送信するビーコンフレームに、AP2(ノンプライマリーリンク)に対応するPer-STAプロファイルを含めて送信できる。前記AP2に対応するPer-STAプロファイルは、(Extended)Channel Switch Announcement要素とMax Channel Switch Time要素を含み、チャネル変更が始まる時点及びチャネル変更以後の新しいチャネルでTIMフレームが送信される時間区間に関連した情報を指示する。前記(Extended)Channel Switch Announcement要素は、図19に示すプライマリーリンクの一番目のビーコンフレーム(図19のBeacon#1)に含まれたとき、Channel Switch Countフィールドが2に設定され、二番目のビーコンフレーム(図19のBeacon#2)では1に設定される。
プライマリーリンクで一番目及び/又は二番目のビーコンフレームを受信したnon-AP STA MLDは、ビーコンフレームのPer-STAプロファイル(AP2に対応する)に含まれた(Extended)Channel Switch Announcement要素を確認することによって、ノンプライマリーリンクのチャネル変更(新しいチャネルへの)が二番目のビーコンフレームを受信した後に始まり、新しいチャネルでAP2のTIMフレームが前記二番目のビーコンフレームが受信された時点から「x」TU以内に受信されることが認知できる。このとき、前記新しいチャネルは、(Extended)Channel Switch Announcement要素に含まれたNew Channel Numberフィールドで指示された値に対応するチャネルであってよい。このとき、前記「x」TUは、前記Per-STAプロファイル(AP2に対応する)に含まれたMax Channel Switch Time要素に含まれたSwitch Timeフィールドで指示された時間値であってよい。
<NSTR AP MLDと結合したnon-AP STA MLDの動作制限>
NSTR AP MLDは、プライマリーリンクとノンプライマリーリンクがNSTRリンク対であるAP MLDである。したがって、プライマリーリンクのAPを介してPPDU送信を行う途中にはノンプライマリーリンクのAPがBLIND状態になってよく、逆に、ノンプライマリーリンクのAPが送信を行うと、プライマリーリンクのAPがBLIND状態になってよい。この場合、BLIND状態を経たNSTR AP MLDのAPは、MediumSyncDelayを予め設定された値に設定する必要があり得る。
MediumSyncDelayは、STAのEDCAF(EDCA Function)に共通に適用される単一(single)タイマーであり、MediumSyncDelayが0でない時には、当該STAがTXOPを取得する上で追加の制約が適用されてよい。このとき、前記追加の制約は、(1)TXOPを得るために試みる最初の送信がRTSフレームでなければならなく、(2)MediumSyncDelayが適用される間に(0に減少するまで)予め設定された回数以下のTXOP取得を試みることのみが許容され、(3)MediumSyncDelayが0である時よりも厳格な(より低い:例えば、-72dBm~-62dBm)CCA ED(energy detection)閾値を活用すること、であってよい。すなわち、MediumSyncDelayが0でない値であるSTAは、MediumSyncDelayが0であるSTAに比べてTXOP取得において多くの制約が適用される。
したがって、NSTR AP MLDの場合にも、APがBLIND状態を経たとき、MediumSyncDelayを適用しなければならず、APのチャネルアクセスが制限された状況ではBSSのSTAに正常のサービスを提供し難いことがあり得る。NSTR AP MLDは、自分がAPを運用するNSTRリンク対のリンクのうち一つをプライマリーリンクと決定することにより、プライマリーリンクがBLIND状態にならない方式でノンプライマリーリンク(プライマリーリンクでない他のリンク)で行う送信を管理することができる。一例として、NSTR AP MLDは、プライマリーリンクで送信を行う途中である時にのみノンプライマリーリンクで送信を行うことにより、プライマリーリンクがBLIND状態にならないように管理できる。このような目的で、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPを介して応答(Response)フレームを要請するフレームを受信しても、要請された応答(Response)フレームを応答しなくてよい。すなわち、NSTR AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPを介して応答フレームを要請するフレームを受信した場合にも、応答フレームを応答しない動作を行うことができる。このとき、NSTR AP MLDがノンプライマリーリンクのAPを介して応答フレームを応答しない理由は、プライマリーリンクのAPがBLIND状態にならないようにするためであり得る。
上述したように、NSTR AP MLDは、プライマリーリンクを設定し、プライマリーリンクのAPがBLIND状態にならないようにするために、プライマリーリンク及び/又はノンプライマリーリンクで動作するAPの動作(送信)を管理できる。同様に、NSTR AP MLDと結合したnon-AP STA MLDは、NSTR AP MLDのプライマリーリンク管理方法を理解して動作する必要があり得る。一例として、non-AP STA MLDが、NSTR AP MLDからノンプライマリーリンクで応答フレームが応答されないことを認知する場合に、ノンプライマリーリンクで応答フレームの応答を要請するフレームを送信しなくてよい。また、non-AP STA MLDは、自分がノンプライマリーリンクで応答フレームの応答を要請するフレームを送信した後、NSTR AP MLDから応答フレームの応答を受信できなかった場合に、前記応答フレームの応答を要請するフレームを再送信しなくてよい。一例として、non-AP STA MLDは、ノンプライマリーリンクでNSTR AP MLDにRTSフレームを送信し、CTSフレーム応答を受信できなかった場合に、RTSフレームを再送信しなくてよい。このとき、Non-AP MLDは、ノンプライマリーリンクでトリガー(Trigger)フレームを受信するまで、NSTR AP MLDにノンプライマリーリンクで送信を試みなくてよい。
また、non-AP MLDは、UL送信を行うためにノンプライマリーリンクのチャネルアクセス手順を完了しても、プライマリーリンクでチャネルアクセス手順を完了するまで、ノンプライマリーリンクで行う送信を猶予することができる。このとき、non-AP MLDがノンプライマリーリンクで行う送信を猶予する方法は、ノンプライマリーリンクのSTA(より正確には、STAのEDCAF)が行うバックオフ手順を、プライマリーリンクのSTAが行うバックオフ手順が完了するまで中止することであってよい。このとき、non-AP MLDがノンプライマリーリンクのSTAが行うバックオフ手順を中止する方法は、バックオフカウンター(Backoff counter)が0である状態に維持することであってよい。
上述したような方法により、プライマリーリンクとノンプライマリーリンクの両方でチャネルアクセス手順を完了したnon-AP STA MLDは、プライマリーリンクとノンプライマリーリンクで同時送信(同時UL PPDU送信)を行うことができる。このとき、前記「同時送信」とは、各送信が始まった時刻が、予め設定された時間間隔以内であることを意味する。ただし、プライマリーリンクのチャネルアクセス手順のみが完了し、ノンプライマリーリンクのチャネルアクセス手順がまだ完了していない場合には、non-AP MLDがプライマリーリンクでのみPPDU送信を始めたり或いはノンプライマリーリンクのチャネルアクセス手順が完了した時に同時送信を始めることができる。すなわち、non-AP MLDは、NSTR AP MLDに送信を行うとき、プライマリーリンクのみを用いた送信を行ったり、或いはプライマリーリンクとノンプライマリーリンクを用いた同時送信を行うことができる。ただし、non-AP MLDがノンプライマリーリンクのみを用いてNSTR AP MLDにPPDU送信を行うことは許容されなくてよい。
また、non-AP MLDは、NSTR AP MLDに、プライマリーリンクとノンプライマリーリンクを共に用いてUL送信を行う時に、両リンクで行う送信の終了時点を一致させる必要があり得る。このとき、送信の終了時点を一致させるということは、両リンクで行った送信が予め設定された時間間隔内に共に終了することを意味できる。
また、non-AP MLDは、NSTR AP MLDにプライマリーリンクとノンプライマリーリンクを共に用いてUL送信を行う時に、両リンクで送信したPPDUが応答フレームを要請するか否かを同一に設定する必要があり得る。さらにいうと、non-AP MLDがプライマリーリンクとノンプライマリーリンクで同時に送信した2つのUL PPDUは、両方とも応答フレームの応答を要請したり、或いは両方とも応答フレームの応答を要請しなくてはならいない必要があり得る。これは、non-AP MLDがプライマリーリンクとノンプライマリーリンクを共に用いて行ったUL送信の結果として特定リンクでのみ応答フレームが応答される場合に、NSTR AP MLDの他のリンクで動作するAPがBLIND状態になり得ることから適用される制限であり得る。ただし、NSTR AP MLDは、同時に受信が完了した2つのPPDU(それぞれ、プライマリーリンクとノンプライマリーリンクで受信された)のうち一つのみが、応答フレーム応答を要請するPPDUである場合に、2つのPPDUの全てに対する応答フレーム応答を行わなくてよい。
また、non-AP MLDは、NSTR AP MLDに、プライマリーリンクとノンプライマリーリンクを共に用いて送信を行う時に、ノンプライマリーリンクのTXOPがプライマリーリンクのTXOPと同一に終了したり或いはより早く終了するように設定する必要があり得る。言い換えると、non-AP MLDは、ノンプライマリーリンクのTXOPがプライマリーリンクのTXOPと同時に終了したり或いはより早く終了するように設定する必要があり得る。ただし、non-AP STA MLDのノンプライマリーリンクTXOPは、プライマリーリンクのTXOPよりも、予め設定された時間間隔以内の時点だけより遅く終了するように許容されてよい。
また、non-AP STA MLDは、NSTR AP MLDが特定リンクのAPにBLIND状態を経験したことを認知し、APの動作を手伝う(Assist)ことができる。さらにいうと、non-AP STA MLDは、NSTR AP MLDがプライマリーリンクとノンプライマリーリンクのうち一つのリンクでのみ送信を行ったことを認知したとき、送信を行わなかった他のリンクのAPがBLIND状態を経験したはずであることが分かる。この場合、non-AP STA MLDは、前記BLIND状態を経験したAPが0でないMediumSyncDelayによってチャネルアクセスに制限を受けることを考慮して、前記APがMediumSyncDelayを解除(0にreset)できるように手伝う動作を行うことができる。このとき、non-AP STA MLDが行う動作は、MediumSyncDelayが、NAV設定が可能なPPDU(有効なMPDUを含む)が受信した時に解除され得るとの特性を用いた動作であってよい。
一例として、non-AP STA MLDは、BLIND状態を経た後、0でないMediumSyncDelayを有するはずであると判断されるNSTR AP MLDのAPに、NAV設定が可能なAssistフレーム(一種のPPDU)を送信できる。このとき、前記Assistフレームは、フレームフォーマットに関係なく、NAV設定が可能な有効なMPDUに含まれるフレームを意味するものであってよい。このとき、non-AP STA MLDが特定リンクでNSTR AP MLDにAssistフレームを送信する条件は、non-AP STA MLDが確認した前記特定リンクの状態がIDLE状態である時へと制限されることであってよい。このとき、non-AP STA MLDがNSTR AP MLDにAssistフレームを送信する他の条件は、前記non-AP STA MLDがNSTR AP MLDから、Assistフレームを送信することを明示的或いは暗示的に要請(指示)されたnon-AP STA MLDである場合に制限されることであってよい。
上述したように、NSTR Soft(mobile)AP MLDと結合したnon-AP MLDは、NSTR mobile AP MLDの性能制限を考慮した動作を行わなければならず、結果的に、一般AP MLDと結合したnon-AP MLDに比べてより高い難度の動作を行うことになる。一例として、一般AP MLD(STRリンク対のみを有するAP MLD)と結合を行ったnon-AP MLDは、2個のリンクでPPDUを送信するとき、各リンクでの独立したチャネルアクセスによってそれを行うことができるが、NSTR mobile AP MLDと結合を行ったnon-AP MLDは、プライマリーリンクとノンプライマリーリンクで同時に送信を開始しなければならないため、より高い難度の動作を行わなければならない。
したがって、NSTR mobile AP MLDとマルチリンク結合(ML setup)を行い得るnon-AP MLDは、特定性能を支援するnon-AP MLDに制限されてよい。このとき、前記特定性能は、NSTR動作と関連したものであってよい。すなわち、NSTR動作を支援するnon-AP MLDのみがNSTR mobile AP MLDとマルチリンク結合を行うように許容されてよい。
仮に、NSTR動作を支援しないnon-AP MLD(STR動作のみを支援するか、シングルラジオ(Single-Radio)動作のみを支援するMLD)がNSTR mobile AP MLDと結合をしようとすれば、NSTR mobile AP MLDのプライマリーリンクのみで結合状態として結合しなければならない。すなわち、NSTR動作を支援しないnon-AP MLDは、NSTR mobile AP MLDとプライマリーリンク及びノンプライマリーリンクで同時に結合した状態になり得ず、プライマリーリンクのみで結合した状態(シングルリンク結合、シングルリンクセットアップ)になり得る。したがって、NSTR動作を支援しないnon-AP MLDは、NSTR mobile AP MLDに、ノンプライマリーリンクを含む結合を要請する結合要請フレームを送信してはならない。
<NSTR動作を支援しないnon-AP MLDのチャネルスイッチング制限>
前述した本発明の実施例により、NSTR Soft(mobile)AP MLD及びNSTR mobile AP MLDと結合(Association)したnon-AP MLDのチャネルスイッチング方法及び制限を説明した。
NSTR mobile AP MLDでない一般のAP MLDは、全てのリンク対に対してSTR(同時送受信)を支援するので、別のノンプライマリーリンクを有しなく、したがって、AP MLDの各APは、自分が動作するリンク(動作チャネル)にビーコンフレーム及びプローブ応答フレームなどを送信し、チャネルスイッチングと関連した情報をnon-AP STAにシグナルすることができる。これは、従来Wi-FiのAPが自分のBSSの動作チャネル(或いは、Operating Class)を変更するために行っていた動作を、AP MLDの各APがそのまま活用できることを意味し、各リンクで連結されたnon-AP STA(non-AP MLDのSTA或いはMLDでないSTAの全て)は、従来Wi-Fiで定義されたnon-AP STAの動作を活用して、APが指示したチャネルスイッチングを行うことができる。
また、一般AP MLD(NSTR mobile AP MLDでないAP MLD)に属している第1AP(affected AP)が、自分のビーコンフレーム及び(ML)プローブ応答フレームに、(拡張された)チャネルスイッチ要素(Channel Switch element)、最大チャネルスイッチタイム要素(MAX Channel Switch Time element)を送信する場合に、同一AP MLDに属している他のAP(reporting AP)は、前記第1APに対応するSTA別プロファイルに同一の要素を含めて送信する。したがって、AP MLDとMLセットアップを行ったnon-AP MLDは、第1APが送信したフレームを受信しなくとも、他のAPが送信した第1APに対するSTA別プロファイルを受信することにより、第1APが指示したチャネルスイッチングと関連した情報を取得できる。このとき、前記他のAPが送信した第1APのチャネルスイッチング関連要素のtimingフィールドは、前記第1APのTBTT及びBIを基準に設定/解釈される。これは、NSTR mobile AP MLDのノンプライマリーリンクとは違い、第1APのリンクに対するTBTT及びBIが存在するためであり、よって、第1APのBSSに対するチャネルスイッチング情報は、当該情報が受信されたリンクに関係なく第1APのBSSのTBTT及びBIを基準に設定/解釈される。これと類似に、第1APのBSSに対するMAX Channel Switch Time要素は、当該要素が受信されたリンクに関係なく、第1APが送信した最後のビーコンフレームの送信/受信時点を基準にして解析される。
すなわち、NSTR mobile AP MLDでない一般AP MLDは、特定リンクでチャネルスイッチング動作を行うとき、前記特定リンクだけでなく、他のリンクでも前記特定リンクのチャネルスイッチングと関連した情報をシグナルするので、一般AP MLDとMLセットアップを行ったnon-AP MLDは、チャネルスイッチングと関連した情報をNSTR mobile AP MLDと結合した時に比べてより容易に取得することができる。
一方、一般AP MLDとMLセットアップを行ったnon-AP MLDは、AP MLDが指示したチャネルスイッチングを行った後、新しいNSTRリンク対を有することになる。これは、AP MLDとnon-AP MLD間のハードウェア特性(干渉遮蔽能力など)が異なることに起因した状況であり、AP MLDは、チャネルスイッチング後にも依然として全てのリンク対に対してSTRを支援するのに対し、non-AP MLDは、チャネルスイッチング後に特定リンク対に対してSTRを支援できないことがその理由であり得る。
簡単な例として、AP MLDは、40MHzだけ離隔しているリンク対(両APの動作チャネル隔離距離、より詳細には動作チャネルのエッジ間の隔離距離)に対してSTRを支援するのに対し、non-AP MLDは、80MHz以上離隔しているリンク対に対してのみSTRを支援可能であってよい。仮に、最初に80MHzの隔離距離を有する第1リンクと第2リンクを通じてnon-AP MLDが連結されており、AP MLDが前記第1リンク或いは第2リンクに対するチャネルスイッチングを行い、前記両リンク間の隔離距離が40MHzと減少すると、AP MLDは前記両リンクが含まれたリンク対に対してSTRを支援するのに対し、non-AP MLDはそれ以上STRを支援できなくなる。この場合、前記第1リンクと第2リンクで構成されたリンク対は、チャネルスイッチング後、non-AP MLDにNSTRリンク対になり、non-AP MLDは、前記NSTRリンク対で運用するSTAに対してNSTR動作を支援しなければならない。
仮に、AP MLDが指示したチャネルスイッチングの結果によってNSTRリンク対を有することになった、或いはチャネルスイッチング実行後にNSTRリンク対を有することになると予想されるnon-AP MLDがNSTR動作を支援しないと、前記non-AP MLDはAP MLDと連結(セットアップ、結合)されたリンクのうち、NSTR関係のリンク対が存在しないように、ML連結を修正(連結解除或いは再び(ML)再セットアップ)を行わなければならないだろう。言い換えると、NSTR動作を支援しないnon-AP MLDは、AP MLDが指示したチャネルスイッチングによってNSTRリンク対を有するようになったとき(或いは、有するようになると予想されるとき)、AP MLDと既存に確立されていた連結状態を変更し、NSTRリンク対が存在しないようにしなければならないだろう。
Non-AP MLD動作の簡単な例として、non-AP MLDは、AP MLDが指示したチャネルスイッチングを行わず、チャネルスイッチングが行われた(行われる)リンクのAPと連結を解除する動作を行うことができる。これは、変更された特定リンクの動作チャネルによって前記特定リンクと他のリンクがNSTR状態になることを防止するために選択されたnon-AP MLDの動作であってよい。又は、non-AP MLDは、チャネルスイッチングが指示されたリンクではなく、指示されたチャネルスイッチング実行後にNSTRリンク対に含まれると予測される他のリンクのAPとの連結を解除する動作を行うことができる。これは、NSTRリンク対を除去する他の方法であり、チャネルスイッチングが指示されたリンクと前記他のリンクの能力(Capability)を考慮したnon-AP MLDの選択であってよい。このとき、前記能力を考慮したnon-APの選択方法は、NSTRリンク対のリンクのうち、より高い期待TPUTのリンクを維持し、他のリンクをテアダウン(teardown)するなどの動作であってよい。さらに他の方法として、non-AP MLDは、NSTRリンク対で動作するnon-AP STAの動作(operating)BWを変更することにより、NSTRリンク対をSTRリンク対に変更できる。このようにチャネルスイッチングによって新しく生成された(或いは、生成されると予想される)NSTRリンク対を除去する方法は様々であるので、non-AP MLDの選択によって様々な動作が許容されてよい。ただし、NSTR動作を支援しないnon-AP MLDは、NSTRリンク対を有しない状態を維持するためにAP MLDとの連結状態を管理しなければならない。
このとき、non-AP MLDが、特定リンク対がNSTRリンク対になると予測する方法は、具現ごとに異なってよい。ただし、non-AP MLDがAP MLDにSTR支援と関連した周波数隔離距離情報を指示した場合に、non-AP MLDは、自分がAP MLDに指示した隔離距離情報に基づいて、NSTRリンク対になるか否かを予測(評価)しなければならない。このとき、前記STR支援と関連した周波数隔離距離情報は、MLD Capabilities and operatingsサブフィールドに含まれたFrequency Separation For STRサブフィールドでnon-AP MLDがAP MLDに指示したものであってよい。
上述したように、non-AP MLDは、AP MLDがチャネルスイッチングを指示する/行う時に、自分がAP MLDと連結されているリンクを解除するなどの連結状態変更を行うことができる。この場合、non-AP MLDは、自分が連結状態を変更する旨を、ML再セットアップ(multi-link (re)setup)手順によってAP MLDに指示しなければならない。ML(再)セットアップ手順は、non-AP MLDとAP MLD間の(再)結合要請/(再)結合応答フレーム交換によって行われ、non-AP MLDは、(ML)(再)セットアップ手順が完了した後、AP MLDと連結を維持しようとするリンクに対してのみ(再)結合要請フレームでセットアップを要請する。
ただし、再セットアップ手順後にただ1個のリンクのみでAP MLDと連結されるnon-AP MLDは、既存のMLセットアップを解除し、AP MLDと単一(single-link)結合を行わなければならないだろう。すなわち、2個以上のリンクを通じてAP MLDと連結されていたnon-AP MLDが、1個のリンクのみを通じてAP MLDと連結された状態に変更しようとする場合、前記non-AP MLDはAP MLDとの連結を完全に解除(全てのリンクの連結解除)し、1個のリンクで再びセットアップを行わなければならないだろう。このとき、前記再び行うセットアップは、MLD間に行われるマルチリンクセットアップではなく、単一リンクセットアップである。すなわち、前記再び行うセットアップ過程で送信される結合要請フレームには、他のSTAのSTA別プロファイル(Per-STA profile)が含まれない。
図20は、本発明の一実施例に係るチャネルスイッチングに対するML(再)セットアップ管理方法の一例を示す。
図20を参照すると、AP MLDとマルチリンク設定を行ったnon-AP MLDは、チャネルスイッチングの結果として生成されるNSTRリンク対を除去するためにML(再)セットアップを行うことができる。図20の(a)で、チャネルスイッチングが行われる前に、AP MLDとnon-AP MLDは、Link1、Link2、Link3を通じてマルチリンク設定が完了した状態である。
AP MLDは、Link2の動作チャネルを変更するためのチャネルスイッチングを指示及び実行したし、non-AP MLDは、AP MLDが指示したLink2のチャネルスイッチングを行う場合、新しい動作チャネルで動作するLink2(Link2’)とLink3の周波数間の隔離距離が、自分がSTR動作を支援するには近すぎると判断する。
Non-AP MLDは、Link2’とLink3がNSTRリンク対になることを防止するために、Link2のチャネルスイッチングを行わず、STA2とAP2との連結を解除することを決定する。その後、Non-AP MLDは、STRリンク対であるLink1及びLink3のみでAP MLDと連結された新しい形態のマルチリンクセットアップ状態となる(図20の(b)参照)。このとき、non-AP MLDは、自分がNSTR動作を支援しないので、ML(再)セットアップを行ったわけであり得る。
図21は、本発明の一実施例に係るチャネルスイッチングに基づく単一リンク動作の転換方法の一例を示す。
図21を参照すると、AP MLDとマルチリンク設定を行ったnon-AP MLDは、チャネルスイッチングの結果として生成されるNSTRリンク対を除去するために、単一リンク(single link)動作に転換してよい。
図21の(a)を参照すると、チャネルスイッチングが行われる前に、AP MLDとnon-AP MLDは、Link1、Link2を通じてMLセットアップされた状態である。AP MLDは、Link2の動作チャネルを変更するためのチャネルスイッチングを指示及び実行したし、non-AP MLDは、AP MLDが指示したLink2のチャネルスイッチングを行う場合、新しい動作チャネルで動作するLink2(Link2’)とLink1の周波数間の隔離距離が、自分がSTR動作を支援するには近すぎると判断する。(図21の(b)は、non-AP MLDが予測(評価)したLink1とLink2の状態を示している。)
non-AP MLDは、NSTRリンク対でSTAを運用することを避けるための目的で、AP MLDと行われたMLD セットアップ(MLD結合によって行われたセットアップ)を終了(Teardown、Disassociation)し、新しい結合を行う。このとき、新しい結合を行うnon-APは、MLDとして動作するのではなく、単一ラジオnon-AP STAと同じ方法でAPとセットアップを行う。
MLD セットアップを終了した後、新しいセットアップを行ったnon-APは、APと単一リンクで連結され、全てのMLO(マルチリンク動作)を支援しない単一ラジオnon-AP STAとして動作する。
<EMLSR動作を支援するnon-AP MLDのチャネルスイッチング>
EMLSR(enhanced multi-link single radio)動作は、non-AP MLDが複数のEMLSRリンク(EMLSRモードで動作するSTAが運用されるリンク)に対してリスニング(listening)を支援するが、1瞬間にはEMLSRリンクのうちただ1つのリンクのみでフレーム交換を行う動作モードである。EMLSRモードとして運営されるEMLSRリンク対は、それぞれリスニング動作を行い、特定EMLSRリンクでフレーム交換が行われる時には、他のEMLSRリンクのRFチェーンが、前記特定EMLSRリンクのフレーム交換過程に共に使用される。このとき、リスニング動作は、CCA(Clear Channel Assessment)及び初期制御(initial Control)フレームの受信を支援する動作を意味する。このとき、初期制御フレームは、AP MLDがnon-AP MLDのEMLSRリンクのうちの1つを通じてフレーム交換を行おうとする時に送る、予め約束されたフレームであり、non-HT(duplicate)PPDUフォーマット、1個の空間ストリーム(spatial stream)で送信されるフレームを意味する。
EMLSRリンク対で動作するSTAは、リスニング動作を行っている途中に、AP MLDから予め約束されたフレームが受信されると、前記予め約束されたフレームが受信されたリンクで、各EMLSRリンク対で使用していたRFチェーン(Radio Frequency chain、Receive chain)を集め(aggregation)、初期制御フレーム受信後になされるフレーム交換過程に共に使用する。例えば、第1リンクと第2リンクがEMLSRモードとして運用されるEMLSRリンク対である場合に、第1リンクで初期制御フレームが受信されると、第2リンクで使用されていたRFチェーンは、第1リンクでなされるフレーム交換に共に活用され、この過程で第2リンクはRFチェーンがない状態に転換される。すなわち、EMLSRリンク対で運用されるSTAは、特定EMLSRリンクのSTAがフレーム交換を実行中のとき、CCA及びフレーム送/受信に使用するRFがない状態になり、したがって、EMLSRリンク対で動作するnon-AP STAは、同時にフレーム交換過程に参加できない特性を有する。言い換えると、EMLSRリンク対で動作するnon-AP STAは、EMLSRリンク対が1瞬間に1個のリンクに対してのみフレーム交換を行うので、NSTR動作を支援しなくとも、NSTRリンク対でEMLSRモードとして運用されることが可能である。
上述したEMLSRモードの動作特性を勘案したとき、AP MLDが指示したチャネルスイッチングを行った後、NSTRリンク対を有するようになった(或いは、有するようになると予想される)NSTR動作を支援しないnon-AP MLDは、前記NSTRリンク対で運用されるnon-AP STAをEMLSRモードとして運営することが可能である。言い換えると、NSTR動作を支援しないnon-AP MLDは、NSTRリンク対をEMLSRリンク対として運用することにより、STRが支援されないリンク対を通じてAPと連結された状態を保持できる。これは、non-AP MLDがNSTR動作を支援することはないが、EMLSRモード動作を支援する場合に可能なnon-AP MLDの動作であってよい。すなわち、dot11EHTEMLSROptionImplementedがtrueであるnon-AP MLDは、NSTRリンク対をEMLSRリンク対として運営することにより、NSTR動作を支援しないにもかかわらず、NSTRリンク対でnon-AP STAを運用することができる。このとき、non-AP MLDがNSTRリンク対で運用されるnon-AP STAをEMLSRモードに転換する動作は、EML Operating Mode NotificationフレームのEML Controlフィールドに含まれたEMLSR Link Bitmapサブフィールドのビットのうち、NSTRリンク対に対応するビットを1に設定してAPに送信することであってよい。このとき、non-AP MLDは、同一のEMLSR Operating Mode NotificationフレームのEMLSRモードサブフィールドを1に設定する。また、NSTR動作を支援しないnon-AP MLDが、NSTRリンク対をEMLSRリンク対として運用する条件は、自分及びアソシエーションされた(Associated)AP MLDがいずれもEMLSRモードの動作を支援することであってよい。すなわち、non-AP MLDは、アソシエーションされたAP MLDがEMLSRモードの動作を支援する時にのみ(AP MLDから受信されたBasic Multi-Link要素のEML Capabilities Presentサブフィールド及びEMLSR Supportサブフィールドが1に指示された時にのみ)、NSTRリンク対をEMLSRリンク対として運用してNSTR動作を支援しなく、NSTRリンク対でnon-AP STAを運用することができる。このとき、NSTRリンク対でnon-AP STAを運用するという意味は、NSTRリンク対を含むマルチリンク結合状態をAP MLDと維持できることを意味する。
図22は、本発明の一実施例に係るチャネルスイッチングに基づくEMLSRモードへの転換方法の一例を示す。
図22を参照すると、AP MLDとマルチリンク設定を行ったnon-AP MLDは、チャネルスイッチングの結果として生成されるNSTRリンク対を除去するためにEMLSRモードに転換されてよい。
図22の(a)を参照すると、チャネルスイッチングが行われる前に、AP MLDとnon-AP MLDはLink1、Link2を通じてMLセットアップされた状態である。AP MLDは、Link2の動作チャネルを変更するためのチャネルスイッチングを指示及び実行したし、non-AP MLDは、AP MLDが指示したLink2のチャネルスイッチングを行う場合、新しい動作チャネルで動作するLink2(Link2’)とLink1の周波数間の隔離距離が、自分がSTR動作を支援するには近すぎると判断する。(図22の(b)は、non-AP MLDが予測(評価)したLink1とLink2(Link2’)の状態を示している。)
non-AP MLDは、NSTR動作を支援しない目的で、NSTRリンク対で運用されるSTAをEMLSRモードに転換することを決定した後、AP MLDにそれを指示する。Non-AP MLDの動作モード(operating mode)が変更された後、図22の(c)のように、non-AP MLDのnon-AP STA1及びnon-AP STA2は、EMLSRリンク対でEMLSRモードで動作する。
<AP MLDが指示したチャネルスイッチングを行わないnon-AP MLDの動作>
NSTR動作を支援しないnon-AP MLDでなくとも、各non-AP MLDは、AP MLDから指示された各リンクのチャネルスイッチング動作を行わないことが可能である。これは、従来Wi-Fiのnon-AP STAが、APが指示したチャネルスイッチングを行わなくてよいことを考慮したとき、当然なnon-AP MLDの選択的動作として見なされてよい。
従来Wi-Fiのnon-AP STA動作についてさらにいうと、non-AP STAは、APが指示したチャネルスイッチングを行わないと決定したとき、他のBSSに移動したりする選択をすることが可能である。この場合、APは、一定時間non-AP STAから受信されたフレームがないことに基づいて、non-AP STAがそれ以上自分のBSSで動作しないことを認知できる。すなわち、APは、non-AP STAから受信された別途のシグナリング(情報、指示など)がなくとも、non-AP STAがチャネルスイッチングを行っていないことを認知でき、non-AP STAに関する情報を削除するなどしてnon-AP STAとの結合を終了できる。
一方、non-AP MLDがAP MLDによって指示されたチャネルスイッチングを行っていない場合には、チャネルスイッチングが行われたリンクでない他のリンクを通じて相変らずnon-AP MLDとのフレーム交換が行われるので、AP MLDとnon-AP MLD間の連結が終了しない。この場合、AP MLDは、チャネルスイッチングを行ったリンクで続けてnon-AP MLDに送信を試みることができ、non-AP MLDが当該リンクのチャネルスイッチングを行っていないため、前記AP MLDの送信試みは繰り返し失敗することになる。
このような反復した送信失敗は、AP MLDが、自分が指示したチャネルスイッチングをnon-AP MLDが行っていないことを知らないことから発生する問題であり、したがって、non-AP MLDは、AP MLDが指示したチャネルスイッチングを行わないと決定したとき、それをAP MLDにシグナリング(指示、報知)しなければならないだろう。
したがって、AP MLDとマルチリンクセットアップを行ったnon-AP MLDは、APが指示したチャネルスイッチングを行わないと決定したとき、AP MLDにそれを指示しなければならないだろう。このとき、non-AP MLDがAP MLDに指示する方法は、チャネルスイッチングが指示されたリンクの連結を終了(teardown)することであってよい。すなわち、non-AP MLDは、AP MLDが指示したチャネルスイッチングを行わないと決定したとき、チャネルスイッチングが行われるリンクを除く(ML)(再)セットアップを行わなければならないだろう。仮に、non-AP MLDがAP MLDと2個のリンクのみで連結された状態であれば、前記2個のうち1個のリンクに対して指示されたチャネルスイッチングを行わないと決定したとき、AP MLDとの連結を終了(MLD teardown、Disassociation)し、単一リンクセットアップを行わなければならないだろう。このとき、単一リンクセットアップを行う方法は、前述したNSTR動作を支援しないnon-AP MLDの動作と同一であり、その詳細な説明を省略する。
他の方法として、non-AP MLDは、AP MLDが指示したチャネルスイッチングを行わないと決定したとき、他のBSSに移動できる。この場合、non-AP MLDは、他のBSSに移動する前に、既存に結合しているAP MLDにDisassociationフレームを送信することができる。
<NSTR mobile AP MLDのチャネルスイッチング進行/完了シグナリング方法>
また、本発明のさらに他の実施例において、AP MLDは、チャネルスイッチングが行われるAPのチャネルスイッチング情報を、他のAPを介してnon-AP MLDのSTAに送信することができる。すなわち、AP MLDに含まれたreporting APは、他のAPであるreported APのチャネルスイッチング情報をフレーム(例えば、ビーコンフレーム又はプローブ応答フレームなど)に含めてnon-AP MLDのnon-AP STAに送信することができる。
チャネルスイッチング情報は、チャネルスイッチング及び/又はクラス(動作クラス)変更を知らせるためのチャネルスイッチアナウンスメントエレメント(又は、拡張されたチャネルスイッチアナウンスメントエレメント)及び最大チャネルスイッチタイムエレメントを含んでよい。このとき、チャネルスイッチアナウンスメントエレメント(又は、拡張されたチャネルスイッチアナウンスメントエレメント)及び最大チャネルスイッチタイムエレメントは、全部又は一部のみ含まれるか、両方とも含まれなくてよい。
仮に、動作クラスを変更しようとする場合に、チャネルスイッチアナウンスメントエレメントではなく拡張されたチャネルスイッチアナウンスメントエレメントが使用されてよく、拡張されたチャネルスイッチアナウンスメントが使用される場合(すなわち、フレームに、拡張されたチャネルスイッチアナウンスメントエレメントが含まれる場合)に、最大チャネルスイッチタイムエレメントは常に、拡張されたチャネルスイッチアナウンスメントと共にフレームに含まれてよい。すなわち、拡張されたチャネルスイッチアナウンスメントが動作クラス変更のためにフレームに含まれる場合に、最大チャネルスイッチタイムエレメントは常にフレームに共に含まれてよい。以下、本発明において、チャネルスイッチアナウンスメントエレメントは、拡張されたチャネルスイッチアナウンスメントを意味することもできる。すなわち、チャネルスイッチアナウンスメントエレメントは、その用途によって、拡張されたチャネルスイッチアナウンスメントと解析されてもよい。
チャネルスイッチアナウンスメントエレメントは、新しいチャネルナンバーフィールド(new channel number field)及びチャネルスイッチカウントフィールド(channel switch count field)を含んでよい。
チャネルナンバーフィールドは、チャネルスイッチングの結果としてreported APが動作する新しいチャネルの位置を指示し、チャネルスイッチカウントフィールドは、新しいチャネルでのチャネルスイッチングまで残っているTBTT(Target Beacon Transmission Time)の個数を指示する。
最大チャネルスイッチタイムエレメントは、チャネルスイッチングの時間と関連したスイッチタイムフィールドを含み、スイッチタイムフィールドは、チャネルスイッチングが完了する時間と関連した情報を指示できる。
このとき、スイッチタイムフィールドは、AP MLDのタイプ及び/又はチャネルスイッチングの開始前であるか又はチャネルスイッチングが行われている途中であるかによって異なる値を指示できる。
具体的には、AP MLDが同時送受信が可能なSTR AP MLDである場合(STR type)、スイッチタイプフィールドは、reported APからチャネルスイッチングの開始前に送信された最後のビーコンフレームが送信されてから新しいチャネルでの最初のビーコンフレームまでの最大時間を指示する。このとき、スイッチタイプフィールドは、チャネルスイッチングでreported APの最後のビーコンフレームが送信されるまで、上のような時間を指示できる。しかし、チャネルスイッチングでreported APの最後のビーコンフレームが送信された後(すなわち、チャネルスイッチングが始まった後)に送信されるフレームに含まれるスイッチタイプフィールドは、スイッチタイムフィールドが含まれたフレームが送信されてから新しいチャネルでの最初のビーコンフレームまでの時間を指示する。
しかし、AP MLDが同時送受信が不可能なNSTR AP MLDである場合(NSTR type)、スイッチタイプフィールドは、reported APによってスイッチタイムフィールドが含まれたフレームが送信されてからチャネルスイッチングが終了するまでの時間を示すことができる。このとき、チャネルスイッチングの終了時点は、対応するAPが新しいチャネルでBSS動作を再開する時点であってよい。
AP MLDが同時送受信が不可能なNSTR AP MLDである場合(NSTR type)、スイッチタイプフィールドは、reported APによってスイッチタイムフィールドが含まれたフレームが送信されてからチャネルスイッチングが終了するまでの時間を示すので、スイッチタイムフィールドが指示する時間は毎時点異なってよい。すなわち、フレームが送信される度に、スイッチタイムフィールドが指示する時間は次第に減ってよい。
仮に、AP MLDがNSTR AP MLDである場合に、AP MLDは、プライマリーリンクで動作するAPのみでビーコンフレームを送信でき、ノンプライマリーリンクで動作するAPではビーコンを送信できない。したがって、ノンプライマリーリンクで動作するAPのチャネルスイッチングと関連した情報(例えば、チャネルスイッチアナウンスメントエレメント及び最大チャネルスイッチタイムエレメントなど)は、プライマリーチャネルで動作するAPのみで送信できる。したがって、上述したチャネルスイッチング動作において、AP MLDに含まれるノンプライマリーリンクで動作するAPのチャネルスイッチング情報は、プライマリーリンクで動作するAPのみで送信されてよい。
また、non-AP MLDに含まれたnon-AP STAは、フレームにチャネルスイッチアナウンスメントエレメント及び/又は最大チャネルスイッチタイムエレメントが含まれるか否かによって、チャネルスイッチングが始まったか否かが認識できる。
例えば、non-AP STAは、フレームにチャネルスイッチアナウンスメントエレメント及び最大チャネルスイッチタイムエレメントが両方とも含まれた場合、チャネルスイッチングが行われる前であると決定できる。しかし、non-AP STAは、受信したフレームに最大チャネルスイッチタイムエレメントのみが含まれ、チャネルスイッチアナウンスメントエレメントが含まれていない場合に、チャネルスイッチング手順が行われている中であると決定できる。
仮に、non-AP STAは、受信したフレームに最大チャネルスイッチタイムエレメントが含まれていないと、チャネルスイッチング手順が終了したと決定できる。このとき、チャネルスイッチング手順の終了は、前述したように、新しいチャネルでreported APのBSS動作が再開されるのと同じ意味であってよい。このとき、AP MLDは、NSTR AP MLDであるか、STR AP MLDであってよい。
前述した本発明の一実施例によれば、NSTR mobile AP MLDは、ノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングと関連した情報を、プライマリーリンクで送信するビーコン及び(ML(Multi-Link))プローブ応答フレーム(以下、プローブ応答フレーム)によって指示できる。ノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングと関連した最大チャネルスイッチタイム要素が活用される場合に、最大チャネルスイッチタイム要素のSwitch Timeフィールドで指示される時間は、ノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングが完了すると予想される時間、或いはチャネルスイッチングが完了したことを指示するシグナリングがプライマリーリンクで指示されると予想される時間、或いはノンプライマリーで予め約束されたフレームが送信される時間(例えば、TIMフレーム)を指示すると考慮した。
他の方法として、最大チャネルスイッチタイム要素の存在の有無を用いた、nonプライマリーリンクのチャネルスイッチング完了の有無を指示する方法が考慮されてよく、詳細な内容は、後述する本発明の一実施例で説明される。
本発明の一実施例によれば、ノンプライマリーリンクのAPと関連した最大チャネルスイッチタイム要素の存在の有無を用いて、ノンプライマリーリンクのAPがチャネル/クラススイッチング(channel/class switching)を完了したか否かが指示/解釈されることが可能である。
より具体的には、NSTR mobile AP MLDがプライマリーリンクで送信したビーコンフレーム及び(ML)プローブ応答フレームに、ノンプライマリーリンクAPに対する(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素(拡張されたチャネルスイッチングアナウンスメント要素及びチャネルスイッチングアナウンスメント要素)を送信する時には、最大チャネルスイッチタイム要素を共に含めなければならないだろう。この場合、(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素によって特定されたチャネル/クラススイッチング開始時点後に送信されるビーコン及びプローブ応答フレームには(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素が含まれず、Maxチャネルスイッチング要素のみが引続き含まれてよい。このとき、最大チャネルスイッチタイム要素が含まれると、ノンプライマリーリンクAPのチャネル/クラススイッチングが完了していないことを意味し、最大チャネルスイッチタイム要素が含まれていない場合、ノンプライマリーリンクAPのチャネル/クラススイッチングが完了したことを意味することが可能である。すなわち、non-AP MLDは、NSTR mobile AP MLDから受信したビーコン或いは/及びプローブ応答フレームが、それ以上ノンプライマリーリンクのAPに対応する最大チャネルスイッチタイム要素を含まないとき、ノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングが完了した(BSSの動作が再開される)と解釈できる。このとき、前記ノンプライマリーリンクAPに対する(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素及び最大チャネルスイッチタイム要素は、プライマリーリンクで送信されるビーコン及びプローブ応答フレームに含まれたノンプライマリーリンクAPに対応するSTA別プロファイルに含まれるものであってよい。このとき、最大チャネルスイッチタイム要素は、Switch Timeフィールド(TU(1024us)単位)を用いて、nonプライマリーリンクのAPが新しいチャネルでBSSに対するサービスを再開すると予想/評価される時間(残っている時間)を指示する。このとき、最大チャネルスイッチタイム要素を用いて前記予想/評価時間を指示できないNSTR mobile AP MLDは、Switch Timeフィールドを0に設定する。このとき、最大チャネルスイッチタイム要素は、ノンプライマリーリンクのAPに対応するチャネルスイッチングアナウンスメント要素がビーコン及びプローブ応答フレームに含まれる時から、ノンプライマリーリンクAPのチャネルスイッチングが完了した後にBSS動作(サービス)を再開するまで、続けてビーコン及びプローブ応答フレームに含まれるものであってよい。すなわち、チャネルスイッチングカウントフィールドで0を指示する(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素が含まれたPer-STA profileサブフィールドにも最大チャネルスイッチタイム要素が含まれてよい。一方、NSTR mobile AP MLDは、ノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングが完了した後に送信するビーコンフレーム及びプローブ応答フレームには、ノンプライマリーリンクAPに対応するMaxチャネルスイッチングタイム要素を含めない。このとき、NSTR mobile AP MLDは、ノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングが完了した時(BSS運営を再開した時)に、ノンプライマリーリンクのAPと対応するSTA別プロファイルに最大チャネルスイッチタイム要素を含まないunsolicitedプローブ応答フレームを送信することができる。これは、前記unsolicitedプローブ応答フレームを受信したnon-AP MLDにとって、より早くノンプライマリーリンクのチャネルスイッチング完了が認知できるようにするための、NSTR mobile AP MLDの動作であってよい。このとき、前記unsolicitedプローブ応答フレームは、ノンプライマリーリンクで運用されるAPに対するcomplete informationを含むものであってよい。すなわち、NSTR mobile AP MLDから前記unsolicitedプローブ応答フレームを受信したnon-AP MLDは、ノンプライマリーリンクがプローブ応答フレームを送信した時と同じ量の情報を、ノンプライマリーリンクAPに対して取得することができる。
(最大チャネルスイッチタイム要素を用いたノンプライマリーリンクチャネル/クラススイッチングを完了したか否かの指示方法)
具体的な説明のために、ノンプライマリーリンクで運用されるAPの動作チャネル/クラスを変更するためにチャネルスイッチングアナウンスメント要素或いは拡張されたチャネルスイッチングアナウンスメント要素を送信するNSTR mobile AP MLDの動作と、当該要素を受信し、ノンプライマリーリンクのチャネル/クラススイッチングを行うnon-AP MLDの動作を順に記述する。
NSTR Mobile AP MLDは、自分がAPを運用するリンクのうちの1つをプライマリーリンクと決定し、プライマリーリンクのみでビーコン及び(ML)プローブ応答フレームを送信する。このとき、プライマリーリンクでない他のリンクは、ノンプライマリーリンクであり、ノンプライマリーリンクで運用されるAPは、ビーコン及びプローブ応答フレームを送信しない。
NSTR Mobile AP MLDは、ノンプライマリーリンクで運用するAPの動作チャネル/クラスを変更しようとすることがあり、この場合、NSTR Mobile AP MLDは、プライマリーリンクで運用するAPを介して送信するビーコン及びプローブ応答フレームに、前記ノンプライマリーリンクのAPに対応するSTA別プロファイルを含めて送信する。このとき、前記STA別プロファイルには、(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素と最大チャネルスイッチタイム要素が含まれる。
拡張されたチャネルスイッチングアナウンスメント要素は、既存の動作チャネル及び/又は動作クラス(operating class)を新しいチャネル及び/又はクラスに変更しようとする時に活用され、チャネルスイッチングアナウンスメント要素は、動作チャネルを新しいチャネルに変更する時に使用される。(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素にはさらに、チャネル/クラススイッチングが開始される時点を特定する情報が共に含まれる。より具体的には、前記2つの要素に含まれたチャネルスイッチングカウントフィールドは、当該要素で指示されるチャネル/クラススイッチングがいつから開始されるかと関連した情報を指示する。
ノンプライマリーリンクで運用されるAPの動作チャネル/クラスを変更しようとするNSTR mobile AP MLDは、(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素が含まれたSTA別プロファイルに、最大チャネルスイッチタイム要素を共に含めて送信する。このとき、最大チャネルスイッチタイム要素は、当該要素が含まれたフレーム(ビーコン或いはプローブ応答フレーム)の送信/受信時間からどれくらいの後にチャネル/クラススイッチングが完了するかと関連した情報を指示する。例えば、特定ノンプライマリーリンクのAPと対応するSTA別プロファイルで送信されたチャネルスイッチングタイムアナウンスメント要素と共に送信された最大チャネルスイッチタイム要素は、前記チャネルスイッチングタイムアナウンスメント要素によって指示されたチャネルスイッチングが、前記特定ノンプライマリーリンクAPによって完了するまでの予想/評価時間を指示する。このとき、前記特定ノンプライマリーリンクAPによってチャネルスイッチングが完了するという意味は、前記特定ノンプライマリーリンクのAPが新しいチャネルでBSS動作(サービス)を再開するということと同じ意味であってよい。
すなわち、NSTR mobile AP MLDがノンプライマリーリンクのAPと対応するSTA別プロファイルに含めて送信する最大チャネルスイッチタイム要素は、特定リンクで送信されるフレームと関連した時間ではなく、ノンプライマリーリンクAPのBSS運用再開まで残った時間を指示するものであってよい。
このとき、一部の具現におけるNSTR mobile AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPが新しい動作チャネル/クラスでBSS運用を再開する時間を評価/予測することが不可能であり得る。或いは、一部の具現におけるNSTR mobile AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPが新しいチャネル/クラスで再びBSS運用を開始する時間を評価/指示することを所望しないことがある。要するに、ノンプライマリーリンクAPが新しい動作チャネル/クラスでBSS運用を再開するまで残っている時間を指示しない(not support)NSTR mobile AP MLDは、ノンプライマリーリンクAPに対応する最大チャネルスイッチタイム要素に含まれたSwitch Timeフィールドを0に設定することができる。
すなわち、NSTR mobile AP MLDがノンプライマリーリンクAPに対応する最大チャネルスイッチタイム要素のSwitch Timeフィールドを0に設定すると、最大チャネルスイッチタイム要素によって新しいチャネル/クラスでのBSS運用再開時点が指示されないもの(unknown)であってよい。したがって、NSTR mobile AP MLDからノンプライマリーAPに対応する最大チャネルスイッチタイム要素を受信した後、Switch Timeフィールドが0に設定されたことを確認したnon-AP MLDは、最大チャネルスイッチタイム要素で指示されたノンプライマリーリンクAPのBSS運用再開まで残っている時間が0TU(1TUは、1024us)以後ではなく、未定(Undefined、Unknown)であると解析しなければならない。
このようにNSTR mobile AP MLDは、ノンプライマリーリンクで運用されるAPの動作チャネル/クラスを変更する意図を有するとき、(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素と最大チャネルスイッチタイム要素を含むビーコン/プローブ応答フレームを送信する。その後、(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素で特定された時間(プライマリーリンクの特定TBTT)に、ノンプライマリーリンクで運用されるAPはチャネル/クラススイッチングを開始する。
ノンプライマリーリンクで運用されるAPがチャネル/クラススイッチングを開始すると、既存BSSのサービスは中断され、ノンプライマリーリンクを含めて結合していたnon-AP MLDも、ノンプライマリーリンクで運用されるSTAのチャネル/クラススイッチングを開始(先にスイッチングを開始していてもよい。)する。
ノンプライマリーリンクのAPがチャネル/クラススイッチングを行う途中にも、NSTR mobile AP MLDは、プライマリーリンクで運用するAPを介してビーコン/プローブ応答フレームを送信することができる。ノンプライマリーリンクのAPがチャネル/クラススイッチングを進行中の時に送信されるプライマリーリンクのビーコン/プローブ応答フレームは、ノンプライマリーリンクのAPに対応するSTA別プロファイルに(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素を含まない。ただし、ノンプライマリーリンクのAPがチャネル/クラススイッチングを進行中の時に送信されるプライマリーリンクのビーコン/プローブ応答フレームは、ノンプライマリーリンクのAPに対応するSTA別プロファイルに相変らず最大チャネルスイッチタイム要素を含む。このとき、前記最大チャネルスイッチタイム要素(より詳細には、Switch Timeフィールド)は、ノンプライマリーリンクのAPがチャネル/スイッチングを完了し、BSSサービス(BSS動作)を再開(resume)すると評価/予測される残っている時間を指示する。このとき、上述したように、評価/予測時間の指示を支援しないNSTR mobile AP MLDが送信した最大チャネルスイッチタイム要素は、Switch Timeフィールドが0に設定される。このとき、前記最大チャネルスイッチタイム要素は、ノンプライマリーリンクのAPがチャネル/クラススイッチングを開始した後、開始されたチャネル/クラススイッチングが完了してからBSS運用を再開するまでビーコン/プローブ応答フレームに含まれる。
仮に、チャネルスイッチングカウントフィールドが0に設定された(拡張された)チャネルスイッチングタイム要素が含まれたSTA別プロファイルがプローブ応答フレームに含まれても、当該STA別プロファイルには最大チャネルスイッチタイム要素が含まれてよい。
NSTR mobile AP MLDと結合しているnon-AP MLDは、プライマリーリンクで受信されたビーコン/プローブ応答フレームに含まれたノンプライマリーリンクAPと対応するSTA別プロファイルサブ要素に最大チャネルスイッチタイム要素が含まれていることに基づいて、ノンプライマリーリンクAPがまだチャネル/クラススイッチングを実行中であることが認知できる。このとき、non-AP MLDは、前記最大チャネルスイッチタイム要素が含まれたSTA別プロファイルサブ要素に(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素が存在しない時に限って、ノンプライマリーリンクAPがまだスイッチングを行っている中であると解析できる。これは、ノンプライマリーリンクのAPと対応するPer-STA profileサブフィールドに(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素が最大チャネルスイッチタイム要素と共に含まれる場合に、前記最大チャネルスイッチタイム要素は、ノンプライマリーリンクのAPがチャネル/クラススイッチングを開始する前に送信されたものであるためである。
NSTR mobile AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPがチャネル/クラススイッチングを行っている中に、ノンプライマリーリンクのAPと対応するSTA別プロファイルに最大チャネルスイッチタイム要素を含むビーコン/プローブ応答フレームを送信するが、ノンプライマリーリンクのAPがチャネル/クラススイッチングを完了した後にはそれ以上ビーコン/プローブ応答フレームに最大チャネルスイッチタイム要素を含めない。すなわち、ノンプライマリーリンクのAPが新しい動作チャネル/クラスでBSSサービス(運用)を再開する場合に、NSTR mobile AP MLDは、それ以上プライマリーリンクで送信するビーコン/プローブ応答フレームにノンプライマリーリンクのAPと対応する最大チャネルスイッチタイム要素を送信しない。
したがって、NSTR mobile AP MLDと結合しているnon-AP MLDは、プライマリーリンクで受信したビーコン/プローブ応答フレームにノンプライマリーリンクのAPと対応する最大チャネルスイッチタイム要素が含まれていないことに基づいて、進行中だったノンプライマリーリンクAPのチャネル/クラススイッチングが完了したこと(BSS運用が再開されたこと)を認知できる。
すなわち、Non-AP MLDは、NSTR mobile AP MLDから直近に受信したビーコンフレーム或いは(ML)プローブ応答フレームが、ノンプライマリーリンクAPに対する最大チャネルスイッチタイム要素を含まないとき、ノンプライマリーリンクでUL PPDUを送信することができる。
NSTR mobile AP MLDと結合しているnon-AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPがチャネル/クラススイッチングを開始すると指示された時間から、ノンプライマリーリンクのAPがチャネル/クラススイッチングを完了したことを認知した時間まで、UL PPDU(Up-link Physical layer(PHY) Protocol Data Unit)を送信してはならない。これは、ノンプライマリーリンクのAPがチャネル/クラススイッチングを行う過程でBSSサービスが中断されるために適用されるUL PPDU送信制限であってよい。
このとき、前記ノンプライマリーリンクのAPがチャネル/クラススイッチングを開始すると指示された時間は、ノンプライマリーリンクのAPと対応するSTA別プロファイルサブ要素に含まれた(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素(より詳細には、チャネルスイッチングカウントフィールド)によって認知される時間であってよい。一例として、前記ノンプライマリーリンクのAPと対応するSTA別プロファイルサブ要素に含まれた(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素のチャネルスイッチングカウントフィールドが1に設定されていると、ノンプライマリーリンクのAPは、当該要素が送信された次のTBTT(プライマリーリンクのTBTT)にチャネルスイッチングを開始すると指示/解釈されてよい。他の例として、前記ノンプライマリーリンクのAPと対応するSTA別プロファイルサブ要素に含まれた(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素のチャネルスイッチングカウントフィールドが1に設定されていると、ノンプライマリーリンクのAPは、当該要素が含まれたフレームが送信された後にいつでも(any time)開始されると指示/解釈されてよい。このとき、「いつでも」とは、当該要素が含まれたフレームの送信/受信時点から次のTBTT(プライマリーリンクの)前までの間に存在する不特定の時点を意味する。
このとき、前記ノンプライマリーリンクのAPがチャネル/クラススイッチングを完了したと認知した時間は、ノンプライマリーリンクのAPと対応する最大チャネルスイッチタイム要素が含まれていないビーコン/プローブ応答フレームがプライマリーリンクで受信された時間であってよい。
このように、NSTR mobile AP MLDと結合しているnon-AP MLDは、ノンプライマリーリンクAPのチャネル/クラススイッチングが完了するまでノンプライマリーリンクでのUL PPDU送信が制限され、したがって、NSTR mobile AP MLDは、ノンプライマリーリンクのチャネル/クラススイッチングが完了したことを極力早くnon-AP MLDが認知するように動作しなければならないだろう。そのために、NSTR mobile AP MLDは、ノンプライマリーリンクに対して指示されたチャネル/クラススイッチングが完了したとき、unsolicitedプローブ応答フレームを送信できる。このとき、前記unsolicitedプローブ応答フレームは、ノンプライマリーリンクAPに対応する最大チャネルスイッチタイム要素を含まない。このとき、前記unsolicitedプローブ応答フレームは、ノンプライマリーリンクAPに対するcomplete informationを含む。Unsolicitedプローブ応答フレームにComplete informationが含まれるという意味は、ノンプライマリーリンクのAPがプローブ応答フレームを送信した時に指示される全ての情報が、前記Unsolicitedプローブ応答フレーム(プライマリーリンクで送信される)で指示/取得され得ることを意味する。NSTR mobile AP MLDが送信したunsolicitedプローブ応答フレームをプライマリーリンクで受信したnon-AP MLDは、ノンプライマリーリンクのAPが行っていたチャネル/クラススイッチングが完了(ノンプライマリーリンクAPのBSSサービス(運用))したことを認知でき、次のビーコンが受信される前にノンプライマリーリンクでUL PPDU送信を試みることができる。
また、NSTR mobile AP MLDは、(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素で指示したチャネル/クラススイッチング動作に失敗した場合に、すなわち、試みていたスイッチング動作が結果的に失敗した場合、Unsolicitedプローブ応答フレームを送信できる。このとき、当該プローブ応答フレームには、チャネルスイッチングを試みていたノンプライマリーリンクAPに対するcomplete informationが含まれてよい。プローブ応答フレームを受信したnon-AP MLDは、ノンプライマリーリンクAPに対して指示されたcomplete information情報に基づいて、ノンプライマリーリンクAPに対して指示されたチャネルスイッチング動作が失敗した/取り消されたことを認知できる。
この場合、NSTR mobile AP MLDは、チャネルスイッチング失敗に対する対応として、既存の動作チャネル/クラスを新しいチャネル/クラスとして指示する(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素を、ノンプライマリーリンクAPに対応するSTA別プロファイルを用いて送信できる。すなわち、既存の動作チャネル/クラスではなく他の新しいチャネル/クラスを指示するスイッチングが行われている途中に、スイッチング以前のチャネル/クラスを指示する(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素が指示されることにより、行っているチャネルスイッチングが取り消されることが可能である。
図23は、本発明の一実施例に係るチャネルスイッチング方法の一例を示す。
図23を参照すると、最大チャネルスイッチタイム要素によってノンプライマリーリンクチャネルスイッチング進行/完了が指示されてよい。
具体的には、NSTR mobile AP MLDは、プライマリーリンクとノンプライマリーリンクのそれぞれでAP1とAP2を運用し、non-AP STA MLDはNSTR mobile AP MLDとプライマリーリンク及びノンプライマリーリンクを通じて連結されている。
NSTR mobile AP MLDは、AP2が運用するBSSの動作チャネル(及び/又は動作クラス)を変更する目的で、プライマリーリンクで送信するビーコンフレーム及びプローブ応答フレームにノンプライマリーリンク(AP2)に対応する(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素を含めて送信する。このとき、図示してはいないが、当該要素は、ビーコン/プローブ応答フレームに含まれたノンプライマリーリンクAPに対応するSTA別プロファイルサブ要素で送信される。このとき、当該STA別プロファイルサブ要素には最大チャネルスイッチタイム要素が共に含まれる。
図23で確認される一番目のビーコン(一番左側)は、チャネルスイッチングカウントフィールドが2に設定された(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素とSwitch Timeフィールドで「y」-「x1」を指示する最大チャネルスイッチタイム要素を含む。このとき、「y」は、AP2が新しいチャネル/クラスへのスイッチングを完了し、BSS運用を再開すると評価/予想される時点であり、「x1」は、当該要素を含むビーコンフレーム(図23の一番目のビーコン)の送信/受信時点である。仮に、NSTR mobile AP MLDが「y」に対する評価/予測を支援しないと、最大チャネルスイッチタイム要素のSwitch Timeフィールドは0に設定/指示される。Non-AP(STA)MLDはSTA1を介してプライマリーリンクで送信された前記最初のビーコンを受信した後、NSTR mobile AP MLDのAP2が新しいチャネル/クラスにスイッチングする意図を有していることを認知できる。
図23で確認される二番目のビーコンは、チャネルスイッチングカウントフィールドが1に設定された(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素とSwitch Timeフィールドで「y」-「x2」を指示する最大チャネルスイッチタイム要素を含む。このとき、「y」は、AP2が新しいチャネル/クラスへのスイッチングを完了し、BSS運用を再開すると評価/予想される時点であり、「x2」は、当該要素を含むビーコンフレーム(図23の二番目のビーコン)の送信/受信時点である。仮に、NSTR mobile AP MLDが「y」に対する評価/予測を支援しないと、最大チャネルスイッチタイム要素のSwitch Timeフィールドは0に設定/指示される。Non-AP(STA)MLDはSTA1を介してプライマリーリンクで送信された前記二番目のビーコンを受信した後、チャネルスイッチングカウントフィールドが1に設定されていることを確認することによって、NSTR mobile AP MLDのAP2がプライマリーリンクの次のTBTTに新しいチャネル/クラスにスイッチングを開始することを認知できる。このとき、前記一番目のビーコンと二番目のビーコンとの間に、NSTR mobile AP MLDからプローブ応答フレームが送信されると、前記プローブ応答フレームに含まれたAP2に対する(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素と最大チャネルスイッチタイム要素は、二番目のビーコンと同じ方法で設定される。このとき、プローブ応答フレームに含まれた最大チャネルスイッチタイム要素のSwitch Timeフィールドで指示される時間は、当該プローブ応答フレームが送信/受信される時点とAP2が新しい動作チャネル/クラスでBSS運用を再開すると評価/予測される時点の差である。
図23で確認される三番目~六番目のビーコンは、(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素を含まず、最大チャネルスイッチタイム要素のみを含む。最大チャネルスイッチタイム要素は、Switch Timeフィールドで当該要素が含まれたビーコンフレームが送信/受信された時点からAP2が新しい動作チャネル/クラスでBSS運用を再開すると評価/予測される時点までの時間値(差値)に設定される。このとき、前記三番目のビーコンと六番目のビーコンとの間にNSTR mobile AP MLDによって送信されたプローブ応答フレームがあると、プローブ応答フレームに含まれる最大チャネルスイッチタイム要素のSwitch Timeフィールドは、前記三番目~六番目ビーコンに含まれた最大チャネルスイッチタイム要素のSwitch Timeフィールドと同じ方法で設定される。NSTR Mobile AP MLDから受信されたビーコン及び(ML)プローブ応答フレームが、AP2に対するSTA別プロファイルに(拡張された)チャネルスイッチングアナウンスメント要素は含まず、最大チャネルスイッチタイム要素のみを含むということを確認すると、ノンプライマリーリンクで(すなわち、STA2を介してAP2に)UL PPDUを送信しない。
NSTR mobile AP MLDは、先に一番目及び二番目のビーコンフレームを用いてアナウンスしたAP2のチャネル/クラススイッチングが完了した時、プライマリーリンクでUnsolicited(ML)プローブ応答フレーム(図23のProbe)を送信する。このとき、前記NSTR mobile AP MLDが送信するUnsolicitedプローブ応答フレームは、NSTR mobile AP MLDがプライマリーリンクでProbe Requestフレームを受信しなかったにもかかわらずに送信するプローブ応答フレームである。Unsolicitedプローブ応答フレームは、AP2に対するSTA別プロファイルに最大チャネルスイッチタイム要素を含まない。プライマリーリンクで当該プローブ応答フレームを受信したNon-AP(STA)MLDは、AP2に対するSTA別プロファイルサブ要素に最大チャネルスイッチタイム要素が含まれていないことに基づいてノンプライマリーリンク(AP2)に対して指示された(announced)チャネル/クラススイッチングがAP2によって完了したことを認知する。その後、Non-AP MLDはSTA2を介してAP2にUL PPDU送信を試みることができる。すなわち、Non-AP MLDは、NSTR mobile AP MLDから直近に受信したビーコンフレーム或いは(ML)プローブ応答フレームがノンプライマリーリンクAPに対する最大チャネルスイッチタイム要素を含まないとき、ノンプライマリーリンクでUL PPDUを送信する。
<ノンプライマリーリンクディセーブルメント(disablement)>
前述したように、NSTR mobile AP MLDがノンプライマリーリンクAPの動作チャネル及び/又はクラスを変更する時には、non-AP MLDにノンプライマリーリンクでのUL PPDU送信制限が適用されてよい。
これは、ノンプライマリーリンクのAPがチャネルスイッチングを実行中にはPPDU受信が不可能であるために考慮される制限であり、より一般的には、チャネルスイッチングを進行している全てのAPに対するUL PPDU送信が制限されることが可能である。より具体的には、NSTR mobile AP MLDのAPのでない、一般のAP MLDのAPがチャネルスイッチングを行う時にも、当該APとアソシエーションされているnon-AP STA(MLDのSTA或いは一般STA)はUL PPDUを送信してはならないだろう。或いは、UL PPDUを送信してもチャネルスイッチングを実行しているAPがそれを受信できないため、別の制約が定義されなくとも、non-AP STAは、自分がアソシエーションされているAPがチャネルスイッチングを実行していることが認知できれば、UL PPDU送信を行わないことが明らかである。
このように、NSTR mobile AP MLDをはじめとするAP MLDは、特定リンクのAPがチャネルスイッチングを行う途中に、前記特定リンクで送信されたPPDUを受信することができないため、自分のアソシエーションされた(associated)non-AP MLDに特定リンクのAPがチャネルスイッチングを行う間に前記特定リンクでUL PPDUを送信しないように指示できる。このとき、(NSTR mobile)AP MLDは、チャネルスイッチングを実行中の前記特定リンクをディセーブルド(Disabled)リンクと指示することが可能である。特定リンクがディセーブルドリンクと指示されると、ディセーブルドリンクのAPとアソシエーションしたnon-AP STAは、ディセーブルド区間でUL PPDUを送信してはならないだろう。
このとき、(NSTR mobile)AP MLDは、チャネルスイッチングを行うリンクをディセーブルドリンクであると指示することにより、non-AP STAがチャネルスイッチングを実行中のAPにUL PPDUを送信しないように誘導できる。
<TID(Traffic identifier)-to-linkマッピングとリンクディセ-ブルメント>
MLDは、複数のリンクを通じて連結(association)されてよく、QoS向上或いは運営上の目的達成のために、前記複数のリンクを互いに異なる用途に活用することが可能である。一例として、両MLDは、広いBWを確保できる6GHzでは大容量のファイル或いはビデオなどを送/受信するように約束でき、広いカバレッジが保障される2.4GHzでは、より安定して送受信されるべきデータ及びマネジメントフレームなどを交換するように約束できる。
このように、複数のリンクを通じて連結された両MLDが各リンクをどのような用途に活用するかは、両MLD間の合意(negotiation)によって決定されてよく、この過程でTID-to-Linkマッピングが活用されてよい。
TID-to-Linkマッピングは、各リンクで送信するフレームのTIDを区分する方法であり、両MLD間の合意或いはAP MLDの指示によって決定されてよい。特定TIDが特定リンクにのみマップされ、他のリンクにはマップされなければ、前記特定TIDを有するフレームは前記特定リンクでのみ送信されてよく、前記他のリンクでは送信されることが不可能である。このとき、TID-to-Linkマッピングは、両MLDが送信する方向(non-AP MLDの場合はUL方向、AP MLDの場合はDL方向)のそれぞれに異なるように決定されてよい。
上述したように、特定リンクでは、前記特定リンクにマップされたTIDのフレームのみが送信され得るので、如何なるTIDもマップされていないリンクでは、如何なるフレームも交換され得ないことがある。このように、両MLDが連結されたリンクのうち、如何なるTIDもマップされていないリンクは、ディセーブルドリンク(Disabled link)と呼ぶことができ、ディセーブルドリンクではフレーム交換が行われなくてよい。
(NSTR mobile)AP MLDは、特定リンクのチャネルスイッチングが進行される区間で、前記特定リンクにマップされたTIDがない状態、すなわちディセーブルドリンクに前記特定リンクを転換することができる。そのために、AP MLDは、送信するビーコン及びプローブ応答(Probe Response)フレームに、前記特定リンクをディセーブルド状態に転換するための指示を含めて送信することが可能である。より具体的には、AP MLDは、前記特定リンクにマップされるTIDが存在しないようにするTID-to-Linkマッピング指示をブロードキャストすることができる。このとき、AP MLDから前記TID-to-Linkマッピング指示を受信したnon-AP MLDは、AP MLDが指示したTID-to-Linkマッピングに従わなければならないだろう。このとき、前記AP MLDがTID-to-Linkマッピングを指示する方法は、TID-to-Linkマッピング要素を用いることであってよい。このとき、TID-to-Linkマッピング要素は、各TIDがマップされるリンク情報を指示するリンクビットマップ(Link bitmap)が含まれた構成を有する。一例として、TID0がマップされるリンク情報を指示するために、TID0に対応するリンクビットマップが含まれてよく、リンクビットマップ(2オクテット)の各ビットは、Link0からLink14にそれぞれ対応してよい。このとき、Link0とLink1に対応するビット(リンクビットマップのB0及びB1)が1に設定されると、TID0はLink0にマップされていると解釈される。
また、(NSTR mobile)AP MLDは、自分が指示するTID-to-Linkマッピングが適用される時点及び維持された時間区間(duration)の情報を共に指示でき、TID-to-LinkマッピングによってディセーブルされるリンクのAPに対応するRNR(Reduced Neighbor Report)要素を用いて、当該リンクがディセーブルドリンクであることを指示できる。より具体的には、AP MLDは、自分がブロードキャスト(Broadcast)で指示したTID-to-Linkマッピングが適用される時点の情報を、TID-to-Linkマッピング要素に含まれたMapping Switch Timeフィールドで指示することができる。また、AP MLDは、自分がブロードキャストで指示したTID-to-Linkマッピングが適用される時点の情報を、TID-to-Linkマッピング要素に含まれたExpected Durationフィールドで指示できる。
Mapping Switch Timeフィールドは、2オクテットで構成されたTU単位の値を指示するフィールドであり、TID-to-Linkマッピング要素のMapping Switch Timeフィールドで指示された時間が経過した後、当該TID-to-Linkマッピング要素によって指示されたTID-to-Linkマッピングが適用される。すなわち、AP MLDがビーコン/プローブ応答フレームで指示したTID-to-Linkマッピング要素には、適用されるTID-to-Linkマッピングの情報及び適用される時点に関する情報が含まれる。
Expected Durationフィールドは、3オクテットで構成されたTU単位の値を指示するフィールドであり、TID-to-Linkマッピング要素によって指示されたTID-to-Linkマッピングが適用される時間の長さを指示する。すなわち、AP MLDが指示したTID-to-Linkマッピング要素には、適用されるTID-to-Linkマッピングの情報及び適用される時間長に関する情報が含まれる。
(NSTR mobile)AP MLDは、特定リンクのAPがチャネルスイッチングを行う間にnon-AP MLDが前記特定リンクでUL PPDUを送信しないようにするために、前記特定リンクのAPがチャネルスイッチングを行う時間区間で、前記特定リンクをディセーブルドリンクと指示することができる。すなわち、AP MLDは、特定リンクのAPがチャネルスイッチングを行う時間区間で、前記特定リンクをディセーブルさせるTID-to-Linkマッピングを指示できる。すなわち、特定リンクをディセーブルさせるTID-to-Linkマッピングの機能が、チャネルスイッチングが進行中のリンクにUL PPDU送信を禁止させる目的で活用されることが可能である。
より具体的には、(NSTR mobile)AP MLDは、特定リンクのAPがチャネルスイッチングを開始する時点を、Mapping Switch Timeフィールドで指示し、チャネルスイッチングが完了するまでの予想される時間区間を、Expected Durationフィールドで指示するTID-to-Linkマッピング要素をブロードキャストすることにより、non-AP MLDが前記特定リンクのAPにUL PPDUを送信しないようにすることができる。このとき、前記TID-to-Linkマッピング要素によって指示されるTID-to-Linkマッピング状態は、前記特定リンクにマップされるTIDがない状態(すなわち、前記特定リンクがディセーブルド(Disabled))である。
ただし、AP MLDが特定リンクをDisabledに転換すれば、Expected Durationフィールドで指示した時間が過ぎた後、或いはより早く前記特定リンクをDisabledでない状態(すなわち、enabled、available)に転換しなければならないという制約がある。これは、AP MLDが指示したTID-to-Linkマッピング要素から、特定リンクがDisabledに転換されるということを認知したnon-AP MLDが、当該TID-to-Linkマッピング要素のExpected Durationフィールドで指示された時間が過ぎた後、前記特定リンクがavailable状態に転換することを仮定した動作を行うように許容するためのAP MLDの動作制限であってよい。
一例として、non-AP MLDは、特定リンクがDisabledに転換されたとき、Expected Durationで指示されたDisabled維持区間が終了する前にあらかじめUL PPDU送信を準備することができ、AP MLDが前記特定リンクのDisabled状態を当初指示したよりも長く維持する場合、non-AP MLDのUL PPDU送信は失敗することになる。これは、AP MLDの誤った情報指示によってnon-AP MLDの動作が非効率的に行われることがあることを意味する。
他の例として、特定non-AP MLDは、AP MLDが特定リンクのDisabled区間を特定値よりも長く指示する場合に、前記特定リンクをDisabled状態に維持するよりはDisassociation(tear down)することを好む可能性がある。しかし、AP MLDは、前記特定値よりも短い区間でのみDisabled状態が維持される旨をExpected Durationフィールドを用いて指示したし、Disabled状態に維持された区間が延長され、前記特定値よりも長く維持される可能性がある。この場合、non-AP MLDは、運用目的に合うより効率的な動作を行う機会を、AP MLDの誤ったExpected Duration指示によって逃がすことになる。
したがって、特定リンクをDisabledに転換するAP MLDには、前記特定リンクがDisabledに維持される時間をExpected Durationフィールドを用いて正確に知らせなければならないという制限が適用されてよい。ただし、AP MLDは、特定リンクに対して当初指示したDisabled区間よりも短い区間でのみ前記特定リンクをDisabled状態に維持できる。この場合、AP MLDは、当初指示したExpected Durationフィールドによって指示される時点よりも早い時点を指示するExpected Durationフィールドをさらに送信できる。すなわち、AP MLDは、特定リンクをDisabledに転換するためにブロードキャストした当初のTID-to-Linkマッピング要素のExpected Durationフィールドで指示される時点(Disabled状態終了時点)よりも早い時点を指示するTID-to-Linkマッピング要素を送信することができる。すなわち、AP MLDが指示した特定リンクのDisabled維持区間は、当初の指示よりも早い時点に終了し得る。一方、AP MLDには、特定リンクに対して当初指示したDisabled区間よりも長い区間で前記特定リンクをDisabled状態に維持することが制限され、したがって、AP MLDは特定リンクをDisabledに転換するためにブロードキャストした当初のTID-to-Linkマッピング要素のExpected Durationフィールドで指示される時点(Disabled状態終了時点)よりも遅い時点を指示するTID-to-Linkマッピング要素を送信してはならない。
チャネルスイッチングを行うAPにとって、新しい動作チャネル/クラスへのスイッチングを行っている途中に予測できない問題を発見し、進行中だったチャネル/クラススイッチングを変更しなければならない状況が発生し得る。一例として、新しい動作チャネルにチャネルスイッチングを行ったAPは、新しい動作チャネルでレーダー信号、衛星信号などを感知した後、当該チャネルで動作できないと決定できる。この場合、APは他のチャネルに動作チャネルを再び変更するはずであり、APの予測よりも遅い時間にチャネル/クラススイッチングが完了する結果につながる。すなわち、チャネル/クラススイッチングの完了時点は正確に予測され得ない種類の動作であり得る。
同じ理由で、AP MLDが、特定リンクのAPがチャネルスイッチングを完了すると予測した時間を、Expected Durationフィールド(TID-to-Linkマッピング要素の)を用いて指示したとき、外部変数によってExpected Durationフィールドによって指示された時間にチャネルスイッチングが完了しないことがある。これは、AP MLDが特定リンクをDisabledに転換した時間が変更されたことではなく、予定されたチャネル/クラススイッチング手順が外部要因によって遅延された結果であり得る。したがって、AP MLDには、特定リンクのチャネルスイッチングに対応して前記特定リンクをDisabledに転換する場合に、前記特定リンクのDisabled維持時間を延長することが許容されてよい。一方、AP MLDには、特定リンクのチャネルスイッチングに対応して前記特定リンクをDisabledに転換する場合でなければ、前記特定リンクのDisabled維持時間を延長してはならない。すなわち、当初指示した維持時間より短かい又は同一の区間でのみ前記特定リンクをDisabledに維持しなければならない。
したがって、AP MLDは、チャネルスイッチングが進行中のリンクをディセーブルドリンクと指示するTID-to-Linkマッピング要素に限って、以前に指示したよりも遅い時点を指示するExpected Durationフィールドを設定することができる。すなわち、AP MLDは、チャネルスイッチングが進行中のリンクをディセーブルドリンクとして指示するために、最初に送信したTID-to-Linkマッピング要素のExpected Durationフィールドで指示される時点よりも遅い時点を指示するExpected Durationフィールドを設定したTID-to-Linkマッピング要素を送信することができる。このとき、前記2つのTID-to-Linkマッピング要素で指示されるTID-to-Linkマッピング情報(リンクとTIDとの関係)は同一である。
特定リンクのチャネルスイッチングを行う過程で、AP MLDがMaxチャネルスイッチングタイム要素を使用する場合には、AP MLDは、前記特定リンクのチャネルスイッチングをディセーブルドリンクで指示するTID-to-Linkマッピング要素のExpected Durationフィールドを用いて、Maxチャネルスイッチングタイム要素で指示した時点と同じ時点を指示できる。言い換えると、特定リンクのチャネル/クラススイッチングと関連してTID-to-Linkマッピング要素とMaxチャネルスイッチングタイム要素が共に使用される場合、TID-to-Linkマッピング要素のExpected DurationフィールドとMaxチャネルスイッチングタイム要素のSwitch Timeフィールドは同じ時点を指示する。
このように、AP MLDが、チャネルスイッチングが進行中のリンクをディセーブルドリンクと指示する場合に、AP MLDが送信するRNR要素(ビーコン及びプローブ応答フレームに含まれる)は、前記チャネルスイッチングが進行中のリンクに対応するMLDパラメータのDisabled Link Indicationサブフィールドが1と指示されてよい。Non-AP MLDは、特定リンクのチャネルスイッチングが完了した後、RNR要素で前記特定リンクに対応するDisabled Link Indicationサブフィールドが0と指示されたことを確認し、前記特定リンクのAPがチャネルスイッチングを完了したことを認知できる。すなわち、特定リンクに対応するDisabled Link Indicationサブフィールドが0に設定されたことを確認したnon-AP MLDは、前記特定リンクのAPにUL PPDUを送信できる。<プライマリーリンクとノンプライマリーリンクの同時チャネル/クラススイッチング>NSTR mobile AP MLDは、運営上の目的によって、プライマリーリンクとノンプライマリーリンクの動作チャネル/クラスを同時に変更するか、ノンプライマリーリンクのチャネル/クラススイッチングが進行中のとき、プライマリーリンクのチャネル/クラススイッチングを開始することができる。ただし、プライマリーリンクのチャネル/クラススイッチングが進行中である場合、ビーコン/プローブ応答フレームをプライマリーリンクで送信できないため、プライマリーリンクのチャネル/クラススイッチングが進行中の時にノンプライマリーリンクのチャネル/クラススイッチングが開始されることは制限されてよい。参考として、前述した及び後述する本発明の説明において、便宜のためにプライマリーリンクの動作チャネル、ノンプライマリーリンクの動作チャネルという表現が混用され、これらの当該表現は、プライマリーリンクで運用されるAPの動作チャネル及びノンプライマリーリンクで運用されるAPの動作チャネルと同じ意味でそれぞれ使われる。また、チャネルスイッチアナウンスメントエレメントと記述された部分は、(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントを略したものであり、チャネルスイッチングは、チャネル/クラススイッチングを略したものであってよい。
前述したように、NSTR mobile AP MLDは、自分がAPを運用する2個のリンクのうち1つをプライマリーリンクと決定/指定し、残り1つのリンクはノンプライマリーリンクと決定/指定して運営する。NSTR mobile AP MLDは、プライマリーリンクのみでビーコンフレーム及びプローブ応答フレームを送信し、NSTR mobile AP MLDとアソシエーションしようとするnon-AP MLDは、プライマリーリンクのみでアソシエーション手順を行わなければならないなど、プライマリーリンクはNSTR mobile AP MLDのBSS運営に非常に重要な役割を有する。
したがって、NSTR mobile AP MLDは、自分が運用する両リンク(プライマリーリンク及びノンプライマリーリンク)のうち、プライマリーリンクとしてより活用しやすいリンクをプライマリーリンクと指定/運営しようとすることが可能である。仮に既存にノンプライマリーリンクと決定/運営したリンクが、既存にプライマリーリンクとして運営したリンクよりも良いと判断されると、NSTR mobile AP MLDは、既存ノンプライマリーリンクをプライマリーリンクに変更し、既存プライマリーリンクをノンプライマリーリンクに変更しようとすることが可能である。
この場合、NSTR mobile AP MLDは、プライマリーリンクに対する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントを用いて、プライマリーリンクの新しい動作チャネルを既存ノンプライマリーリンクの動作チャネルとして指示し、同時にノンプライマリーリンクに対する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントを用いて、ノンプライマリーリンクの新しい動作チャネルを既存プライマリーリンクの動作チャネルとして指示できる。すなわち、プライマリーリンクとノンプライマリーリンクに対する新しい動作チャネルを既存ノンプライマリーリンクとプライマリーリンクの動作チャネルとしてそれぞれ指示することにより、プライマリーリンクとノンプライマリーリンクの動作チャネルを互いに切り替える(Swap、スイッチ)ことができる。
プライマリーリンクとノンプライマリーリンクの動作チャネルを互いに切り替える方法によってプライマリーリンクを変更する場合に、NSTR mobile AP MLDは、実際チャネルスイッチングを行う代わりに、既存プライマリーリンクで運用していたAPをノンプライマリーリンクで運用するAPのような役割に変更し、既存ノンプライマリーリンクで運用していたAPをプライマリーリンクで運用するAPのような役割に変更することにより、両リンクに対するチャネルスイッチングを完了し得る。
ただし、NSTR mobile AP MLDがプライマリーリンクとノンプライマリーリンクを切り替える(Swap、スイッチ)目的でプライマリーリンク及びノンプライマリーリンクに対するチャネルスイッチアナウンスメントエレメントを送信する場合に、前記両リンクのチャネルスイッチが同時に開始されるべきであるという制限が適用されてよい。これは、特定瞬間にNSTR mobile AP MLDのプライマリーリンク及びノンプライマリーリンクの動作チャネルが同一チャネルに重なる(overlap)ことを防止するために考慮される制限であってよい。
そのために、NSTR mobile AP MLDは、プライマリーリンクとノンプライマリーリンクを切り替える目的で送信する2つのチャネルスイッチアナウンスメントエレメントのチャネルスイッチカウントフィールドを互いに同じ値に設定しなければならないだろう。より詳細には、NSTR mobile AP MLDは、プライマリーリンクとノンプライマリーリンクを互いに切り替える目的でビーコン及びプローブ応答フレームに2個のチャネルスイッチアナウンスメントエレメントを送信するとき、前記2個のチャネルスイッチアナウンスメントエレメントに含まれた各スイッチタイムフィールドを同じ値(the same)に設定しなければならない。このとき、前記2個のチャネルスイッチアナウンスメントエレメントのうち、プライマリーリンクに対するエレメントは、ビーコン/プローブ応答フレームのMLエレメント(Multi-Linkエレメント)外に位置し、ノンプライマリーリンクに対するエレメントは、ビーコン/プローブ応答フレームのMLエレメントに含まれたノンプライマリーリンク(AP)に対するSTA別プロファイル内に位置する。
さらに、NSTR mobile AP MLDは、プライマリーリンクとノンプライマリーリンクを互いに切り替える目的を有するとき、プライマリーリンクとノンプライマリーリンクに対するチャネルスイッチアナウンスメントエレメントを同じ時点に広告(Advertise)し始めなければならないだろう。すなわち、NSTR mobile AP MLDがプライマリーリンクとノンプライマリーリンクを互いに切り替えるために送信するプライマリーリンクとノンプライマリーリンクのチャネルスイッチアナウンスメントエレメントは常に一緒に指示されるべきであろう。
また、NSTR mobile AP MLDは、プライマリーリンクとノンプライマリーリンクを互いに切り替える目的を有するとき、プライマリーリンクとノンプライマリーリンクに対する2個のMaxチャネルスイッチタイム要素で同じ時点を指示しなければならないだろう。すなわち、プライマリーリンクに対するMaxチャネルスイッチタイム要素(より詳細には、Switch Timeフィールド)は、ノンプライマリーリンクに対するMaxチャネルスイッチタイム要素(より詳細には、Switch Timeフィールド)と同じ時点を指示しなければならないだろう。
上述したようなプライマリーリンクとノンプライマリーリンクの切り替えが行われる場合でなくとも、NSTR mobile AP MLDは、プライマリーリンクに対する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントとノンプライマリーリンクに対する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントを全て含むビーコン/プローブ応答フレームを送信できる。一例として、NSTR mobile AP MLDは、ノンプライマリーリンクに対するチャネル/クラススイッチを広告(advertise)するために、ノンプライマリーリンクに対するSTA別プロファイルに(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントを含めるが、プライマリーリンクに対するチャネル/クラススイッチを広告するするためにプライマリーリンクに対応する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントをさらにビーコン/プローブ応答フレームに含めることができる。すなわち、NSTR mobile AP MLDは、プライマリーリンクに対応する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントとノンプライマリーリンクに対応する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントを単一のビーコン/プローブ応答フレームに含めることができる。このとき、前記2つの(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントは、プライマリーリンクとノンプライマリーリンクの切り替えの目的ではなく、それぞれ独立したチャネルスイッチング手順と関連した広告(Advertise)であってよい。
ただし、NSTR mobile AP MLDは、単一ビーコン/プローブ応答フレームに、プライマリーリンクに対応する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントとノンプライマリーリンクに対応する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントを共に含める時に、プライマリーリンクに対応する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントのチャネルスイッチカウントフィールドで指示する値を、ノンプライマリーリンクに対応する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントのチャネルスイッチカウントフィールドで指示される値と等しい又はより大きい値に設定しなければならないという制限を有する。これは、ノンプライマリーリンクに対する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントのチャネルスイッチカウントフィールドよりも、プライマリーリンクに対する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントのチャネルスイッチカウントフィールドの値が先に1に到達することを防止するための制限であってよい。
さらにいうと、単一ビーコン/プローブ応答フレームに含まれた2つの(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントのうち、より小さいチャネルスイッチカウント値を有する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントがプライマリーリンクに対応するものであれば、前記プライマリーリンクに対応する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントのチャネルスイッチカウントフィールドが1と指示された後、それ以上プライマリーリンクでビーコンフレームが送信されず、したがって、ノンプライマリーリンクに対応する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントがそれ以上送信され得ないという問題が発生する。すなわち、プライマリーリンクに対応するチャネルスイッチカウントフィールド値が、ノンプライマリーリンクに対応するチャネルスイッチカウントフィールド値よりも小さい場合、ノンプライマリーリンクに対応する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントがそれ以上プライマリーリンクで送信され得ない問題、すなわちノンプライマリーリンクのチャネルスイッチ開始時点と関連したカウントダウン(counting down)が完了し得ない問題が発生してしまう。
したがって、NSTR mobile AP MLDは、単一ビーコン/プローブ応答フレームに、プライマリーリンクに対する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントとノンプライマリーリンクに対する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントを全て含める時に、プライマリーリンクに対する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントのチャネルスイッチカウントフィールド値を、ノンプライマリーリンクに対する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントのチャネルスイッチカウントフィールド値と同一に或いはより大きく設定しなければならない。このとき、前述したように、2つのチャネルスイッチカウントフィールドの値が同一に設定される場合は、NSTR mobile AP MLDがプライマリーリンクとノンプライマリーリンクの動作チャネルを互いに切り替える目的/意図を有するときであってよい。また、プライマリーリンクの動作チャネル/クラスを第1動作チャネル/クラスから第2動作チャネル/クラスに変更し、同時にノンプライマリーリンクの動作チャネル/クラスを第3動作チャネル/クラスから第4動作チャネル/クラスに変更しようとする場合にも、両リンクに対するチャネルスイッチカウントフィールドが同一の値に設定されることが依然として許容されてよい。
図24は、本発明の一実施例に係るチャネルスイッチングのためのビーコンフレーム(Beacon frame)及びプローブ応答フレーム(Probe Response Frame)の構成の一例を示す。
図24を参照すると、ビーコン/プローブ応答フレームには、プライマリーリンクと対応する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントとノンプライマリーリンクに対応する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントが全て含まれてよい。プライマリーリンクと対応する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントは、Multi-Linkエレメントの内部でない位置で指示され(含まれ)、チャネルスイッチカウントフィールドの値が「x」に設定される。ノンプライマリーリンクと対応する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントは、Multi-Linkエレメントに含まれたノンプライマリーリンクに対応するSTA別プロファイルサブエレメントで指示され(含まれ)、チャネルスイッチカウントフィールドの値が「y」に設定される。
このように単一ビーコン/プローブ応答フレームにプライマリーリンクとノンプライマリーリンクに対する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントが共に含まれると、プライマリーリンクに対応するチャネルスイッチカウントフィールドの値はノンプライマリーリンクに対応するチャネルスイッチカウントフィールドの値と同一に又はよりより大きく設定される。
このとき、前記2つのチャネルスイッチカウントフィールドの値である「x」と「y」は、NSTR mobile AP MLDがプライマリーリンクとノンプライマリーリンクの動作チャネルを互いに切り替えようとする場合に同じ値に設定される。
或いは、他の方法として、プライマリーリンクのチャネルスイッチが開始されることによって、ノンプライマリーリンクに対応する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントを用いたカウントダウン(counting down)が中断された場合に、NSTR mobile AP MLD及びnon-AP MLDは、ノンプライマリーリンクに対応する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントが0に到達したと予測される仮想のTBTTに合わせてノンプライマリーリンクのチャネルスイッチングを開始していると考慮できる。
さらにいうと、プライマリーリンクのAPがチャネルスイッチングを開始する前に送信した最後のビーコンフレームにおいて、ノンプライマリーリンクに対応する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントのチャネルスイッチカウントフィールド値が2であれば(このとき、プライマリーリンクに対応する(拡張された)チャネルスイッチアナウンスメントエレメントのチャネルスイッチカウントフィールド値は1である)、NSTR mobile AP MLDは、当該ビーコンフレームが送信されたTBTTよりも2×ビーコンインターバル以後の時点にノンプライマリーリンクのチャネル/クラススイッチを開始してよい。すなわち、NSTR mobile AP MLD及びnon-AP MLDは、ノンプライマリーリンクに対して指示した/指示された最後のチャネルスイッチカウントフィールドの値×ビーコンインターバル(プライマリーリンクのビーコンインターバル)だけの時間が、当該チャネルスイッチカウントフィールドを含むビーコンフレームが送信されたTBTT以後に経過すれば、ノンプライマリーリンクのチャネルスイッチを開始する又は開始したと判断できる。
これは、プライマリーリンクで開始されたチャネルスイッチによってそれ以上プライマリーリンクでビーコンフレームが送信されなくても、仮想のTBTT(毎ビーコンインタバールごとに存在)に仮想のビーコンフレームが送信されたと考慮する動作であってよい。このとき、各仮想のビーコンフレームは、以前(仮想)ビーコンフレームよりも1小さい値を、ノンプライマリーリンクに対応するチャネルスイッチカウントフィールドで指示していると考慮され、したがって、プライマリーリンクでチャネルスイッチングが行われなかったとき、ノンプライマリーリンクに対応するチャネルスイッチカウントフィールド値が0に到達すると判断(計算、予測)される時点に、ノンプライマリーリンクのチャネルスイッチを開始する/開始したと判断できる。
<プライマリーリンクで行われるチャネル/クラススイッチングを行わないnon-AP MLDの動作>
Non-AP MLDは、NSTR mobile AP MLDがノンプライマリーリンクに対するチャネル/クラススイッチングをアナウンスしたとき、当該(specified)チャネル/クラススイッチングを行わないと決定でき、この場合、ノンプライマリーリンクの連結を解除(teardown)できる。このとき、non-AP MLDは、ノンプライマリーリンクの連結を解除するために、マルチリンク再セットアップ手順を行う/開始することができる。或いは、non-AP MLDは、NSTR mobile AP MLDとのMLセットアップを終了(disassociation)し、プライマリーリンクで単一リンクアソシエーションを新しく行うことができる。すなわち、ノンプライマリーリンクに対してアナウンスされたチャネル/クラススイッチングを行わないことを選択したnon-AP MLDは、プライマリーリンクのみでNSTR mobile AP MLDと連結された状態に転換できる。
Non-AP MLDは、NSTR mobile AP MLDがプライマリーリンクに対するチャネル/クラススイッチングをアナウンスしたとき、当該(specified)チャネル/クラススイッチングを行わないと決定でき、この場合、NSTR mobile AP MLDとの連結を解除(Disassociation)できる。このとき、前記連結解除は、プライマリーリンクとノンプライマリーリンクの連結が全て解除(teardown)されることを意味する。すなわち、non-AP MLDは、NSTR mobile AP MLDがプライマリーリンクに対するチャネル/クラススイッチングをアナウンスしたとき、当該(specified)チャネル/クラススイッチングを行わずに、他のAP或いは他のAP MLDに移動するなどの決定ができる。このとき、当該(specified)チャネル/クラススイッチングを行わないと決定したnon-AP MLDは、NSTR mobile AP MLDにDisassociationフレームを送信しなければならないだろう。
ノンプライマリーリンクに対してアナウンスされたチャネル/クラススイッチングを行わないことを選択した時とは違い、プライマリーリンクに対してアナウンスされたチャネル/クラススイッチングを行わなかった時にNSTR mobile AP MLDとの連結を終了しなければならない理由は、NSTR mobile AP MLDが運用するBSSのプライマリーリンク依存性が大きいためである。すなわち、プライマリーリンクを除いてノンプライマリーリンクのみを通じて連結されたnon-AP STAとNSTR mobile AP MLDは、正常にフレーム交換(frame exchange)を行うことができず、したがって、プライマリーリンクを除いた連結を維持することが制限された結果であってよい。
ただし、non-AP MLDは、他のAP或いは他のAP MLDへの移動を開始/完了する前に、NSTR mobile AP MLDから応答フレームを要請するフレームを受信することができる。これは、NSTR mobile AP MLDがチャネルスイッチングを行わずに他のAP或いは他のAP MLDに移動しようとする決定をしたことを認知できないために発生する現象であってよい。すなわち、NSTR mobile AP MLDは、プライマリーリンクに対するチャネル/クラススイッチ情報をアナウンスした後、non-AP MLDが前記チャネルスイッチを行わないと決定したことを認知できないまま、前記non-AP MLDに応答フレーム(Response frame)の応答を要請するフレームを送信できる。この場合、non-AP MLDは、NSTR mobile AP MLDから受信したフレームに応答しないことにより、NSTR mobile AP MLDが、自分がチャネル/クラススイッチを行わないと決定したことを暗示的に知らせることができる。
したがって、本発明の一実施例によれば、NSTR mobile AP MLDがプライマリーリンクに対してアナウンスしたチャネル/クラススイッチを行わないと決定したnon-AP MLDは、NSTR mobile AP MLDから受信したフレームに応答しなくてよい。このとき、前記受信したフレームに応答しない時点は、チャネル/クラススイッチを行わないと決定した状態の時(決定が維持される時)であってよい。このとき、前記受信したフレームに応答しない時点は、プライマリーリンクのチャネル/クラススイッチングが開始された後であり、チャネル/クラススイッチを行わないと決定した時であってよい。この場合、non-AP MLDは、チャネル/クラススイッチを行わないと決定した状況でも、チャネル/クラススイッチが開始される以前(チャネルスイッチカウントフィールドが1であるビーコンフレームが送信された後、次のTBTT以前)に受信したフレームに対しては応答できる。また、プライマリーリンクに対してアナウンスされたチャネル/クラススイッチが開始された後にNSTR mobile AP MLDから受信されたフレームは、ノンプライマリーリンクで受信されたものであるので、non-AP MLDに適用される制限は、プライマリーリンクに対するチャネル/クラススイッチを行わないと決定したとき、ノンプライマリーリンクで受信された(NSTR mobile AP MLDが送信した)フレームに応答してはならないことであってよい。
<NSTR mobile AP MLDのトリガーフレーム> NSTR mobile AP MLDは、一般のAP MLD(Regular AP MLD)のようにトリガーフレームを送信し、non-AP STA(及びnon-AP MLD)がUL PPDUを送信するように許容することができる。このとき、各STAが送信するUL PPDUは、OFDMA(orthogonal frequency division multiplexing)ベースに応答されるTB PPDUであってよい。
より具体的に説明すると、従来Wi-Fiである802.11ax(Wi-Fi6)ではOFDMAが導入されており、APのDL PPDUが送信される各周波数リソース(RU,Resource Unit)は、互いに異なるSTAを目的装置とすることができる。DL PPDUには、各RUがどのSTAに割り当てられたものであるかと関連した情報がHE SIGNALフィールドに含まれており、各STAは、HE SIGNALフィールドを受信することにより、自分に割り当てられたRUがあるか否か及びRUの位置、適用されたMCSなどと関連した情報を取得し、DL PPDUに含まれた自分に送信されたデータを受信することができる。これと類似に、UL PPDUにもOFDMAが導入されており、複数のSTAが同時にUL PPDUを送信できるようにするために、APはトリガーフレームを送信する。トリガーフレームは、各STAにUL PPDUを送信するRUの情報及び適用すべきMCS、送信長などを指示する情報を含む。Non-AP STAは、APからトリガーフレームを受信した後、自分に割り当てられたRUがあると、APに送信しようとするトラフィックを、トリガーフレームによって指示された方法でUL送信する。このとき、non-AP STAがトリガーフレームを受信した後に送信するUL PPDUは、TB PPDU(Trigger-Based PPDU(physical layer protocol data unit))と呼ばれる。
APは、トリガーフレームを用いて、自分と結合しているnon-AP STAにRUを割り当てるだけでなく、自分と結合していないnon-AP STA(すなわち、unassociated STA)が使用できるRUも割り当てることができる。APが結合していないnon-AP STAが使用できるRUを割り当てる場合に、APと結合していないnon-AP STAは、当該RUでプローブ応答フレームを送信するなど、APと結合するための手順を試みることができる。
一例として、自分と結合していないAPが送信したビーコンフレーム或いはFILS発見(Discovery)フレームを受信したnon-AP STAは、APと結合を行おうとすることがある。この場合、non-AP STAは、APにプローブ要請フレームを送信するために、EDCAを用いたチャネルアクセスを試みることができる。ただし、non-AP STAは、自分がチャネルアクセス手順を完了する前にAPが送信したトリガーフレームを受信することがあり、トリガーフレームで割り当てられたRUのうち、APと結合状態でないSTAが使用するように許容されたRUを確認すると、前記RUを用いてプローブ要請フレームをAPに送信できる。すなわち、non-AP STAは、結合状態でないnon-AP STAが接近するように許容されたRUを用いてTB PPDUを応答することにより、自分が送信しようとしたプローブ要請フレームを送信することができる。このとき、APがトリガーフレームを用いて、結合状態でない他のSTA(unassociated STA)が接近できるように許容したRUは、当該RUの割り当て対象装置AIDが2045と指示されるRUであってよい。このとき、前記割り当て対象装置のAIDが2045と指示されるRUは、従来Wi-Fi標準においてRA-RU(Random Access Resource Unit)と呼ばれるRUである。
上述したUnassociated STAのためのRUの用途を考慮したとき、NSTR mobile AP MLDがノンプライマリーリンクでトリガーフレームを送信する時に、Unassociated STAのためのRUを割り当ててはならないことが分かる。さらにいうと、NSTR mobile AP MLDがノンプライマリーリンクで送信したトリガーフレームを用いてUnassociated STAのためのRUを割り当てる場合、Unassociated STAがプローブ要請フレームを応答する可能性があり、これは、NSTR mobile AP MLDがノンプライマリーリンクを通じた結合を支援しないことを考慮したとき、不要な送信が誘導されたものと理解されてよい。或いは、Unassociated RUを割り当てても、NSTR mobile AP MLDのノンプライマリーリンクで送信されたビーコン/FILS発見/プローブ応答フレームがないので、ノンプライマリーリンクのAPにプローブ要請フレームを送信しようとするnon-AP STAが存在しなく、よって、RUが浪費される結果につながるためであり得る。
結果的に、NSTR mobile AP MLDは、ノンプライマリーリンクで運用するAPを介してトリガーフレームを送信するとき、unassociated STAのための(RA-)RUを指示してはならない。すなわち、NSTR mobile AP MLDは、ノンプライマリーリンクで運用するAPを介してトリガーフレームを送信するとき、AIDが2045と指示されるRUを割り当ててはならない。すなわち、NSTR mobile AP MLDは、ノンプライマリーリンクで運用するAPを介してトリガーフレームを送信するとき、AID12サブフィールドを2045と指示してはならない。
このとき、AID12サブフィールドは、トリガーフレームに含まれたUser Infoフィールドに含まれるサブフィールドであり、当該User InfoフィールドのRU Allocationサブフィールドに基づいて割り当てられるRUの割り当て対象装置のAIDを指示するサブフィールドである。特定User InfoフィールドのAID12サブフィールドが0と指示されれば、当該User InfoフィールドのRU Allocationサブフィールドに基づいて指示されるRUの割り当て対象装置は、不特定associated STAである。特定User InfoフィールドのAID12サブフィールドが1~2007の値と指示されれば、当該User InfoフィールドのRU Allocationサブフィールドに基づいて指示されるRUの割り当て対象装置は、AID12サブフィールドによって指示された値と同じAIDを有するSTAである。特定User InfoフィールドのAID12サブフィールドが2054と指示されれば、当該User InfoフィールドのRU Allocationサブフィールドに基づいて指示されるRUの割り当て対象装置は、不特定unassociated STAである。特定User InfoフィールドのAID12サブフィールドが2046と指示されれば、当該User InfoフィールドのRU Allocationサブフィールドに基づいて指示されるRUは、如何なるSTAにも割り当てられていないunallocated RUである。特定User InfoフィールドのAID12サブフィールドが4095と指示されれば、当該User Infoフィールドの次からPaddingフィールドが現れることが指示される。AID12サブフィールドの値が2008~2044、2047~4094である設定は、Reservedである。
また、EHT APは、トリガーフレームで応答されるTB PPDUのフォーマットを指示できる。このとき、指示可能なTB PPDUフォーマットは、HE TB PPDUとEHT TB PPDUのうち1つである。EHT STAは、HE STAの機能を支援するので、EHT APはHE STA(EHT STAでない)、EHT STAの全てにTB PPDUをHE TB PPDUフォーマットで応答する旨を指示できる。このとき、APが指示するTB PPDUのフォーマットは、トリガーフレームのCommon Infoフィールドに含まれたB54及び/又はB55のうち少なくとも1つに基づいて指示されるものであってよい。このとき、Common InfoフィールドのB54とB55がいずれも1と指示されたトリガーフレームは、HE TB PPDUの応答を指示するトリガーフレームであってよい。すなわち、B54とB55がいずれも1と指示されたトリガーフレームでRUを割り当てられたSTAは、HE TB PPDUフォーマットを用いてUL送信を行わなければならない。
このように、EHT APがHE TB PPDUとEHT TB PPDUを選択的に応答させ得るように考慮された理由は、EHT APがHE STAとEHT STAに同時にRUを割り当て、同時にTB PPDUを応答できるようにするためである。一例として、EHT APは、自分と結合したHE STAとEHT STAの全てにRUを割り当てるための目的でトリガーフレームを送信できる。この場合、EHT APは、EHT STAがHE TB PPDUフォーマットを応答するように指示することにより、HE STAとEHT STAから同時に応答されたHE TB PPDUを一度で受信することができる。
一方、EHT APは、EHT STAにのみRUを割り当てるトリガーフレームを送信するとき、HE TB PPDUで応答するように指示する必要がない。これは、TB PPDUを応答する全てのSTAがEHT STAであるためであり、レガシー(Legacy)フォーマットであるHE TB PPDUフォーマットを使用するように制限する理由がないためである。
NSTR mobile AP MLDのノンプライマリーリンクで運用されるAPは、全てのAssociated STAがEHT STAである。より詳細には、NSTR mobile AP MLDのノンプライマリーリンクで運用されるAPと結合したSTAはいずれもEHT STAであり、MLDのSTAである。これは、NSTR mobile AP MLDのプライマリーリンクを通じてマルチリンク結合を行ったnon-AP MLDのみがノンプライマリーリンク通じてもNSTR mobile AP MLDと連結された状態であるためである。
すなわち、NSTR mobile AP MLDのノンプライマリーリンクで運用されるAPは、HE STAと結合しておらず、よって、HE STAにRUを割り当てる理由がない。したがって、NSTR mobile AP MLDは、ノンプライマリーリンクでトリガーフレームを送信する時に、EHT TB PPDUのみが応答されるようにトリガーフレームを設定しなければならないだろう。言い換えると、NSTR mobile AP MLDがノンプライマリーリンクで送信するトリガーフレームは、EHT TB PPDUのみを指示(solicit)するトリガーフレームであってよい。これにより、NSTR mobile AP MLDは、ノンプライマリーリンクで送信するトリガーフレームのCommon InfoフィールドのB54とB55のうち少なくとも1つを0に設定しなければならないだろう。すなわち、NSTR mobile AP MLDは、ノンプライマリーリンクで送信するトリガーフレームのB54とB55を全て1に設定してはならない。図25は、本発明の一実施例に係るチャネルスイッチング方法の一例を示すフローチャートである。
図25を参照すると、non-AP MLDに含まれたnon-AP STAは、少なくとも1つのAP(Access Point)を含むAP MLDの第1APから、チャネルスイッチングのためのフレームを受信することができる(S25010)。
前記フレームは、前記AP MLDに含まれた第2APの前記チャネルスイッチングを知らせるためのチャネルスイッチアナウンスメントエレメント(channel switch announcement element)及び/又は前記第2APの前記チャネルスイッチングの時間と関連した最大チャネルスイッチタイムエレメント(max channel switch time element)のうち少なくとも1つを含んでよい。
前記最大チャネルスイッチタイムエレメントに含まれたスイッチタイムフィールドは、前記AP MLDのタイプ及び/又は前記チャネルスイッチングの状態によって第1時間又は第2時間を指示できる。
前記第1時間は、前記第2APから前記チャネルスイッチングの開始前に送信された最後のビーコンフレームが送信されてから新しいチャネルでの一番目のビーコンフレームまでの最大時間であり、前記第2時間は、前記フレームが送信されてから前記新しいチャネルでの前記第2APの特定動作までの時間である。
その後、non-AP MLDに含まれたnon-AP STAは、前記フレームに基づいて前記第2APのチャネルスイッチングを認識できる(S25020)。
前記チャネルスイッチングが開始された後に前記最後のビーコンフレームが送信された場合に、前記チャネルスイッチタイムフィールドは、前記第2時間を指示し、前記特定動作は、前記新しいチャネルでの一番目のビーコンフレームの送信であってよい。
前記チャネルスイッチングが始まる前である場合に、前記チャネルスイッチタイムフィールドは、前記第1時間を指示できる。
前記チャネルスイッチアナウンスメントエレメントは、新しいチャネルナンバーフィールド(new channel number field)及びチャネルスイッチカウントフィールド(channel switch count field)を含み、前記チャネルナンバーフィールドは前記新しいチャネルの位置を指示できる。このとき、前記チャネルスイッチカウントフィールドは、前記新しいチャネルでのチャネルスイッチまで残っているTBTT(Target Beacon Transmission Time)の個数を指示できる。
前記AP MLDのタイプが同時送信/受信を支援しないNSTR(Nonsimultaneous transmit and receive)である場合に、前記チャネルスイッチタイムフィールドは、前記第2時間を指示できる。
前記特定動作は、前記新しいチャネルでの前記第2APのBSS(Basic Service Set)動作の再開である。
前記AP MLDのタイプがNSTRである場合に、前記第1APは、プライマリーリンク(primary link)で動作し、前記第2APは、ノンプライマリーリンク(nonprimary link)で動作できる。
前記チャネルスイッチングの状態は、前記AP MLDのタイプがNSTRである場合に、前記フレームに前記チャネルスイッチアナウンスメントエレメント又は前記最大チャネルスイッチタイムエレメントが含まれるか否かによって決定される。
前記フレームに前記最大チャネルスイッチタイムエレメントは含まれ、前記チャネルスイッチアナウンスメントエレメントは含まれない場合に、前記チャネルスイッチングの状態は進行中と決定されてよい。
前記フレームに前記最大チャネルスイッチタイムエレメントが含まれない場合に、前記チャネルスイッチングの状態は、前記第2APの前記BSS動作の再開と決定されてよい。
前述した本発明の説明は例示のためのものであり、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者は、本発明の技術的思想や必須の特徴を変更することなく他の具体的な形態で容易に変形可能であるということが理解できよう。したがって、以上に記述した実施例は、いかなる面においても例示的なもので、限定的でないものと理解すべきである。例えば、単一型として説明されている各構成要素は分散して実施されてよく、同様に、分散していると説明されている構成要素も結合した形態で実施されてよい。
本発明の範囲は、以上の詳細な説明よりは、後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、並びその均等概念から導出される全ての変更又は変形された形態が本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。