JP780H - Processed starch - Google Patents

Processed starch

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JP780H
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【発明の詳細な説明】 本発明は、医薬品、化粧品、食品等に混入して用いる崩
壊剤、保水剤としてすぐれた性能を発揮する新規な澱粉
粉末並びにその製造法に関する。 本発明により得られる加工殿粉は、化学的変性によら
ず、物理的処理のみによって適切な吸水膨潤能を与えら
れたものである。 本発明により得られる加工殿粉を錠剤、顆粒剤、細粒
剤、丸剤、カプセル剤等の医薬品製剤に応用すると、迅
速な崩壊作用と、実質的な増量効果をもたらしてくれ
る。 本発明の加工殿粉は、上記医薬品製剤中特に錠剤や顆粒
剤、細粒剤の崩壊パターンを改良し、これらの医薬品か
らの薬効成分(主薬)の溶出を改善するという特長をも
有している。 上記崩壊剤の代表的なものとして、カルボキシメチルセ
ルロースカルシウム、低粘度カルボキシメチルセルロー
スナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロー
ス、架橋カルボキシメチルセルロースナトリウム等のセ
ルロース誘導体類;グアガム、アラギン酸ナトリウム等
の植物性ゴム類;架橋ポリビニルピロリドン;陽イオン
交換樹脂類;ヒドロキシプロピルスターチ、カルボキシ
メチルスターチ等の殿粉誘導体類等が挙げられるが、こ
れらは殆んど化学製品であり、セルロース、殿粉等の天
然物から出発したものもそれらの化学的変性品である。
化学薬品による変性処理を受けていない殿粉やセルロー
スですぐれた崩壊性能を示す形態のものはこれまで得ら
れていない。例えばセルロース自体は成形機能を有して
いるため、医薬品あるいは食品等の分野で結合剤として
使用されているが崩壊力は乏しい。 また、化学的変性を加えられていない安価な崩壊剤とし
て、生殿粉があるが、膨潤力が乏しく、従つて成形物に
迅速な崩壊性を付与しようとすると多量添加が必要とな
り、そのためよく知られているようにキヤツピング現象
を招いたり、成形物の経時的軟化を招くという欠点があ
る。 生殿粉を熱処理あるいは酸処理して冷水に完全に溶解す
るようにしたα化殿粉も崩壊剤として使用されることが
あるが、これを使用すると、成形物の細孔に崩壊液(通
常の場合水が使用される)が浸透して行く過程でα化殿
粉がその崩壊液に溶けてその粘度を著しく上昇させ、そ
のために液の浸透が困難となり、迅速な崩壊性を付与す
ることは困難である。 天然資源の豊富な殿粉は、これ以外にも崩壊剤として応
用されている例がある。特公昭46−21471号公報によれ
ば、複屈折粒子と非複屈折粒子から成り、粒子乃至小片
のあるものは集合体を形成し、約4〜40重量%の範囲
で冷水に溶解性を示し、その乾燥物質の膨潤力は約2.5
〜12を基準とし、自由密度は約0.5〜0.7g/mlであり、
水分は総重量に対して約9〜16%であり、粒子の大き
さは実質的に40メツシユ以上であつてもよいが、総重
量に対して90%以上の粉末が80メツシユ以下で約1
0〜70%の固形粉末が270メツシユ以上であつて、約
30〜90%の固形粉末が270メツシユ以下であるよう
な、結合剤、崩壊剤として使用される殿粉が紹介されて
いる。この殿粉は約20〜50重量%の水分含量の出発
原料殿粉を差動ロール製粉機、並流ロール製粉機を用い
て20〜50℃の温度範囲でコンパクト化し、次いで乾
燥・粉砕することによつて得られている。しかし、この
方法で得られた殿粉は、一旦水分を加えて造粒された
り、その造粒物を加圧成形したりするような所謂湿式打
錠法によつて成形物を作成する場合は、殆んど崩壊作用
を発揮しないという欠点があつた。また、同公報中にも
記載されているように、例えば医薬用成形物としての錠
剤に添加して結合剤としての機能を十分に発揮させるに
は、この殿粉が全錠剤重量の少なくとも50%に相当す
る量で存在すること、およびさらに好ましくは、この目
的のために処方に加えられる唯一の結合剤であること等
の制約条件内にあることが必要であり、その以外では結
合剤−崩壊剤の機能が発揮されず、成形物の処方を自由
に組めないという欠点もあつた。 また、特公昭53−5725号公報には、結合剤、崩壊剤とし
て表面α型のβ型殿粉を用いる顆粒、錠剤の製造法が紹
介されている。ここで紹介されている殿粉はβ型殿粉、
即ち生殿粉表面をα型殿粉でコーチングするか、生殿粉
を流動層中において流動させながら、高圧蒸気を噴霧す
るか、生殿粉を水中に懸濁させ、その懸濁液を空気温度
200〜400℃の雰囲気中に噴霧する等の方法により、表面
だけα化され内部はβ型であるような殿粉を得ようとす
るものであつた。しかしながら、このようにして得られ
た殿粉は、その表面がα型であるため結合性にはすぐれ
るものの、崩壊液がα化部分を通過しβ型部分に到達す
るまでに時間がかかるためか、もしくは成形物の細孔に
崩壊液が浸透するとき、α化部分が崩壊液に溶けて増粘
効果をもたらし、従つて崩壊液の浸透が妨げられるため
か、崩壊力は十分でなかつた。さらに表面がα化されて
いると、α化殿粉の一般的性質として、殿粉化学ハンド
ブツク;二國二郎監修,朝倉書店出版,(昭和52年)
P.35にも記載されているとおり、酵素や化学薬品に対す
る反応性が大となるため、医薬品、食品等に添加使用す
る場合その応用範囲を狭くするという問題もある。 従つて、本発明の目的は、すぐれた崩壊性能を有する、
化学的に変性されていない形態の加工殿粉粉末を提供す
ることである。 この目的を達成する本発明の加工殿粉は、生殿粉粒の外
殻薄膜構造を実質的に温存する実質的に非複屈折性の殿
粉粉末で、該粉末は60タイラーメツシユまたはそれよ
り目の大きな留分を実質的に有しない粒度分布で、その
嵩密度が0.25g/cc以上、冷水可溶分が10重量%未満、
膨潤容積が約3〜15ml/g、保水力が約2以上であるこ
とを特徴とするものである。 本発明の加工殿粉は、錠剤、顆粒剤、細粒剤等の形態の
医薬品、食品、調味料等に崩壊剤として混入され、極め
てすぐれた崩壊効果を奏することができる。また、食品
(例えば粉状食品)や化粧品(例えば制汗ステイツク、
パーフユーム・パウダー、夏用フアンデーシヨン等)に
用いて、保水剤、ブロツキング防止剤としてのすぐれた
効果を奏することができる。 以下に本発明を具体的に説明する。 本発明の殿粉粉末は、第一に非複屈折性の殿粉からな
る。植物の細胞中に存在する生殿粉はすべて粒状構造を
しており、これを殿粉粒という。この生の殿粉粒は、水
中に投入して偏光顕微鏡で観察するとき、結晶性物質に
特有な複屈折性を示すが、本発明の殿粉粉末は実質的に
非複屈折性であり、従つて結晶性を失つた非晶質であ
る。 上記生の殿粉粒は、薄膜状の外殻部で被ふくされてい
る。本発明の殿粉粉末は被複屈折性ではあるが、この外
殻部の薄膜構造が維持され、薄膜に破裂を生じておらず
殿粉粒子形態が維持されており、個々の粒子が識別可能
のものである。 外殻薄膜部分が破壊された非複屈折性殿粉は、水中で不
可逆膨潤(溶解)し、その結果液の粘度は上昇し、殿粉
は酵素または化学薬品に対する反応性の増大したものと
なる。これに対して、本発明の殿粉粉末は外殻薄膜部分
が残つているため、水可溶成分のアミロースの滲出が少
なく、従つて冷水可溶分が少ない。これを再度水中に投
入したときは、殿粉粉末の殿粉は非複屈折性であるた
め、水分を吸収して再膨潤し、しかも糊化しないためす
ぐれた崩壊力を示すことができる。 本発明の加工殿粉粉末は、10重量%未満、好ましくは
4重量%未満の冷水可溶分を示す(冷水可溶分の測定法
については後に示す)。10%以上では吸湿時の粘着性
が大となり、崩壊力が低下する。4%以下の場合に最も
好ましい崩壊力が得られる。殿粉粒の冷水可溶分は約0.
2〜0.4重量%である。従つて、冷水可溶分はこれ以下の
値になることはない。 本発明の加工殿粉粉末は、約3〜15ml/g、好ましくは
約7〜13ml/g、特に好ましくは約8〜11ml/gの膨潤
容積(定義及び測定法は後述)を有する。生の殿粉粒の
膨潤容積は約1〜2ml/gである。膨潤容積3ml/g未満の
ものは、添加された成形物に迅速な崩壊性を付与できな
い。本発明の加工殿粉粉末は化学的な変性が加えられて
おらず、また糊化されていないため、膨潤容積の上限は
15ml/gの程度である。 本発明の加工殿粉粉末の保水力(定義及び測定法は後述
する)は約2以上で、通常4〜7の値をとる。生の殿粉
粒の保水力は2未満である。それ故本発明の加工殿粉粉
末は添加成形物に崩壊性と同時に良好な保水性を付与す
ることができる。 本発明の加工殿粉粉末は、48タイラーメツシユ以上の
粗大粒子を含むものであつてはならず、好ましくは60
タイラーメツシユ(以後単にメツシユという)を少なく
とも95重量%以上、最も好ましくは100重量%通過す
る程度の粒度分布を持つものでなければならない。粒度
が大きいと、添加成形物粒間の崩壊時間のバラツキが大
となり、また化粧品等に添加したときザラツキを生じ好
ましくない。 本発明の加工殿粉粉末は、約0.25g/cc以上、好ましくは
0.3g/cc以上の嵩密度を有しなければならない。生の殿
粉粒の真密度は約1.6g/ccである。約0.25g/cc未満の嵩
密度では、乾式成形したとき圧縮成形性が不良となり、
粉体としての流動性も不良となるので好ましくない。 次に、本発明の加工殿粉粉末の製造法について述べる。 本発明の加工殿粉粉末の製造法は、生の殿粉粒を水分の
存在下で加熱することにより生の殿粉粒子の外殻薄膜構
造を破壊することなく膨潤させ、次いで該外殻薄膜構造
を破壊することなく乾燥することを特徴とする方法であ
る。 本発明の出発原料としては、コーンスターチ、小麦殿
粉、米殿粉等の地上殿粉、即ち穀類殿粉であればいずれ
も使用し得るが、原料入手の容易性、本発明製造方法の
適用の容易性等の理由から、コーンスターチが特に好ま
しい。ポテトスターチ(タピオカ殿粉)等の根部殿粉ま
たは塊茎部殿粉は膨潤力は大であるが、製造条件として
特に限定された狭い範囲を選ぶ必要があつたり、実使用
に際して経時的劣化、特に吸湿による作用効果の減退が
見られたりして使いにくい。出発原料として、2種類以
上の殿粉を組み合わせるのは自由であるが、困難がつき
まとう。それは、殿粉の種類によつて水中での膨潤速度
が異なるためであるが、完成された異なる加工殿粉同士
を粉末で混合して使用することは差し支えない。 原料殿粉の粒度は製品の加工殿粉の粒度からの要請に応
え得るものが望ましい。勿論加工後の殿粉を篩別けして
もよい。 本発明の製造方法の水中加熱及び乾燥においては、原料
殿粉粒の外殻薄膜を破壊し、その結果不可逆的膨潤(溶
解)を惹起し水溶液をペースト化することは絶対に避け
なければならない。即ち、殿粉粒子を糊化せしめてはな
らない。殿粉粒子の糊化温度は測定法、殿粉の種類、粒
径、産地、生育収穫期の気象条件等によつて多少異なる
とされているが、懸濁液の透光度の変化を追跡すること
によるフオトペーストグラフイー((株)平間理化研究
所製)により測定した値の1例を表−1に示す。例えば、スラリー様の大過剰の水分の存在下で生殿粉を
加熱し、破壊させることなく膨潤させようとするなら、
表−1に示したような糊化開始温度を大幅に上回つて加
熱することは避けるべきである。この場合、加熱温度範
囲は、夫々の生殿粉に固有な糊化開始温度を約10℃上
回る程度以内とすべきである。また、例えば水分含量が
約30〜70%程度の低水分域で生殿粉−水混合物を加
熱する場合は、水の沸点前後の温度、具体的には約80
〜140℃の範囲で加熱することも可能であるが、この
方法では均一な加熱が困難で、非複屈折粒子と複屈折粒
子が共存し易い。従つて、均一な加熱を望むなら、少な
くともペースト状あるいはスラリー状の流動状態を呈す
る過剰量の水分の存在下で低温加熱するのが好ましい。
また当然、単に殿粉を水に浸漬しただけでは本発明の効
果は得られず、少なくとも50℃以上の温度で加熱すべ
きである。加熱時間については、殆んど自由である。あ
る温度で加熱しようとする場合、その加熱時間は1〜2
分間という短時間から数時間に亘るまで自由に選び得
る。勿論それより更に長時間加熱することも可能だが、
加熱時間を長くしてもそれにより得られる利点は何もな
い。エネルギー効率から考えて、より短い時間で処理す
べきである。ただ、短時間加熱した後乾燥して得たポテ
トスターチは、検鏡したとき、まれに不明瞭な複屈折粒
子を非常に少ない割合で認めるときがある。それは、例
えば熱処理された粒子個数100に対して約10個以下程
度の割合である。このような不完全粒子が現われる理由
は、生殿粉粒が広い粒子径分布を有しているためだと推
察されるが、生殿粉粒子が示す明瞭な複屈折性と比較す
れば、その複屈折性は不明瞭であつたり弱かつたりする
ので区別できる。このような少ない割合で不明瞭な複屈
折粒子を含むコーンスターチも本発明に包含されると考
えるべきである。勿論、このような遷移状態の粒子割合
は、少なければ少ない程好ましい。 本発明においては、加熱の方法は自由である。また、そ
のとき共存させる水分の殿粉に対する量も自由であり、
希薄なスラリー状から、例えば水分含量約30%程度の
湿潤状態まで自由に選び得るが、好ましくは約40%以
上の水分含量域がよい。また加熱に際し、加熱状態を均
一にする目的で、撹拌や振盪、混合を行なうのは自由で
あるが、本発明においては大部分の粒子を破壊させるこ
となく加熱し、次いで乾燥することが重要であるから、
差動ロール製粉機や並流ロール製粉機等の強力な剪断力
がかかる装置を使用して混合、混練を行なうのは不適当
である。 なお、後述する乾燥処理工程での乾燥を容易にするため
に、上記加熱工程において、水と共に有機溶媒を混在さ
せておくのは自由である。この有機溶媒は1種類もしく
は2種類以上存在してよいし、水と相容性あるいは非相
容性のいずれであつてもよい。水と相容性の有機溶剤を
混在させる場合、殿粉粒子の糊化温度が、水単独系で示
す値よりも高くなることがあるが、かかる場合も、後述
する偏光十字測定を行ないつつ、殿粉粒子の外殻薄膜を
破壊することなく殿粉粒子が非晶質化する温度まで加熱
してやればよい。 乾燥処理工程で留意すべきは乾燥温度と乾燥速度であつ
て、例えばスラリー状態で懸濁している殿粉を、その糊
化温度以上で、かつ緩慢な乾燥速度のもとで乾燥すれ
ば、本発明の効果が得られない。スラリー様の水分過剰
な状態のものを乾燥するには、瞬時にして減率乾燥の状
態に達するようなフラツシユドライヤー、噴霧乾燥機等
の装置を使うべきである。勿論、糊化温度以下の温度
で、ゆつくり乾燥したり、減圧あるいは真空乾燥、真空
凍結乾燥、有機溶媒置換等の乾燥方法を採るのは自由で
ある。 本発明の殿粉粉末は、以下に述べる方法で検鏡したと
き、その大部分の粒子が破壊を受けていないものでなけ
ればならない。粒子の損傷はもともとの生殿粉粒子に傷
があつたり、水分存在下での加熱処理温度及びまたは乾
燥温度が高すぎた場合に発生する。高すぎる加熱温度で
処理されたことによつて生じる殿粉粒子の破壊は、もは
や次工程の乾燥工程では修復され得ないから、後述する
方法によつて得られた殿粉粉末を調査すれば、粒子の損
傷状態が観察できる。 次に、本発明の加工殿粉の応用について述べる。本発明
の前記要件を満足する加工殿粉粉末は、良好な膨潤能力
を有し、あらゆる分野の成形物の崩壊剤として使用でき
が、医薬品の錠剤、顆粒剤、細粒剤等のように、人体に
投与され、体液中で迅速に成形物が崩壊することを必要
とされる分野では特に有効である。本発明の加工殿粉粉
末を医薬品に添加して崩壊性を賦与するには、当該成形
物全重量に対し約1〜10重量%添加すればよい。勿
論、本発明の加工殿粉粉末はそれ自体薬効を有していな
いから、賦形剤−崩壊剤として10重量%以上加えるこ
とも可能である。 本発明の加工殿粉粉末は、例えば未処理の生殿粉コーン
スターチ等と異なり、錠剤に多量添加してもキヤツピン
グやラミネーシヨンを生じることがないので、結晶セル
ロース、乳糖、第2リン酸カルシウム、ぶどう糖等の他
の製剤用添加剤と共に、増量効果を目的として、10重
量%以上希望に応じて添加することができる。この場
合、よりすぐれた崩壊作用がもたらされることは言うま
でもない。 本発明の加工殿粉を錠剤に応用する場合、結晶セルロー
スと組み合わせると、より好ましい製剤が可能となる。
即ち、本発明の加工殿粉の卓越した吸水膨潤力と結晶セ
ルロースのすぐれた成形能力及び導水効果とが相まつ
て、高硬度で粉化が少なく、かつ崩壊時間の短い錠剤の
製造が可能となる。 本発明の加工殿粉粉末が添加された医薬品組成物は、通
常の方法により造粒及びまたは成形されて、細粒剤、顆
粒剤、錠剤、丸剤となり得る。これらの成形物にフイル
ムコーテイングを施したり、糖衣掛け、ワツクスコーテ
イングを行なうのは自由である。 本発明の加工殿粉粉末を使用して得た医薬品成形物は、
それを崩壊液中に投入したとき、あたかも表面から溶け
るかの如く崩壊する、所謂“溶解型崩壊パターン”を示
し、主薬の溶出率がよいことが特徴である。この溶解型
崩壊パターンは、従来から存在している生殿粉やα化殿
粉を添加した系では全く得られず、これらの系ではブロ
ツク状崩壊しか示さない。従つて、生殿粉、α化殿粉を
含む系はしばしば溶出率を低くすることがあつた。以前
から、製剤業界では成形物に溶解型崩壊パターンを与え
るような崩壊剤の出現が望まれており、本発明はそれに
応えるという意味からも意義あるものと考える。 また、本発明で得られる加工殿粉は、外殻構造を維持し
ており、水と接触してもアミロースの滲出が少ないの
で、薬物と混合しても従来のα−スターチと比べて安定
であるという特長も有している。 本発明の加工殿粉粉末は、先述したような食品の保水
剤、ブロツキング防止剤として利用できる他、化粧品に
応用されてすぐれた吸水性と使用感を与える。粉状食品
に添加してブロツキング防止剤として使用する場合は1
%以上の添加でその効力を発揮する。増量剤を兼ねて保
水剤として利用する場合、その添加量は自由に調節して
よい。また本発明の加工殿粉粉末は崩壊力にすぐれ、か
つ吸水しても粘着性をもたらさない。またこれら粉末状
あるいは顆粒状、タブレツト状食品に添加すると、冷水
分散性を改良すると共に熱湯に直接投入しても、ままこ
を生じないような崩壊性及び分散性のすぐれた食品の製
造が可能となる。勿論、熱湯中に添加すると、分散後糊
化して粘稠剤となる。上記冷水もしくは熱湯分散性を期
待する場合、第2重量%以上、好ましくは約5重量%添
加することが必要である。 一方、制汗ステイツク、パーフユーム・パウダー、夏用
フアンデーションに応用してその保水性を利用しようと
する場合は、約1重量%以上、好ましくは約3重量%以
上添加するのがよい。本発明の加工殿粉粉末の場合、適
度な成形性も有しており、成形品に利用すると好適であ
る。 次に、本発明で用いた用語の定義及び測定法を一括して
示す。 冷水可溶分 試料3g(無水換算)を精秤し、25℃の純水297mlを
加え、1500rpmで2分間高速撹拌する。得られた懸濁液
を6等分して丸底遠心分離管に移し、2000rpmで15分
間遠心分離する。この上澄液を30ml採取し、広口の秤
量皿中に移し、蒸気浴上で乾燥蒸発させ、次いでこの皿
を110℃で一定重量にまで乾燥する。皿中の乾燥物重量
を1000倍し、最初の試料の乾燥物重量で割つたものが殿
粉粉末の冷水溶解分であり、n=3〜6の平均値で示
す。 膨潤容積 試料5gを共栓付100mlメスシリンダーに採り、25℃
の純水約80mlを加え軽く振盪して脱泡させた後、全量
を純水で100mlとする。密栓し24時間静置し、吸水膨
潤した試料の容積を読み、それを5で除して膨潤容積と
する。 保水力 膨潤容積の測定法に準じて試料を作成し、得られた分散
液を遠心沈降管に移し、4500rpmで30分間遠心分離す
る。上澄液を捨て湿潤沈積物の重量を測定し(Wg)、次い
で該沈積物を絶乾秤量し(Wog)、次式により保水力を算
出する。 粒子の破壊(損傷)状態の観察:(殿粉科学ハンドブツ
クP.289) 試料0.5gを10ml容の遠心沈降管にとり、サフラニ
ンO(東京化成工業(株)製)の1%水溶液を約2ml加
え、ガラス棒でよく撹拌して15分間静置して染色す
る。次に蒸留水を加えて遠心分離を3〜5回繰り返し、
過剰の染料を洗い流す。このようによく洗浄した試料を
スライド上に採り、Nippon-Sky-Blue(大和加工所製)
の1%水溶液を加えて均一に混合し、カバーグラスを掛
けて検鏡する。なお、サフラニンO(SafranineO)とN
ippon-Sky-Blueのカラー・インデツクス番号(C.I.N
o.)は、夫々、50240、及び24400である。 本発明でいう殿粉粉末は、生殿粉が呈するような桃色染
色でもなく、完全に糊化された殿粉が呈する深い青色染
色でもなく、赤紫色ないし青紫色を示す。当然のことな
がら、表面α型のβ型殿粉が呈するような、即ちα型部
分が青色、β型殿粉が桃色と二相を呈するような染色状
態は示さず、かつ複屈折粒子と非複屈折性粒子から構成
される殿粉が呈するようなある部分は桃色、ある部分は
青色、ある部分はその双方の色を持つという混濁したよ
うな染色状態も示さない。殆んどすべての粒子が、外層
から内層まで均一な赤紫色ないし青紫色を示し、かつ殿
粉粒子の外殻は伸びてはいるが薄膜状で残つており、明
らかに糊化された泥状物のそれとは異なつた構造が観察
される。 なお、本発明の加工殿粉以外の、例えば表面α型内部β
型殿粉や、複屈折粒子と非複屈折粒子とから構成される
ような殿粉を染色して検鏡する場合、サフラニンOで桃
色に染めた後の染料洗浄過程で、水溶性部分のα化殿粉
あるいは損傷されてむき出しとなつたアミロース等が水
と共に流去され、結果的に深青色に染まつた粒子の数ま
たは割合が減少して観察されることがあるので留意して
おく必要がある。 また、検鏡するときの光源の色で、被検物の色が若干変
化することもあるので注意を要する。可能な限り、自然
光を用いるべきである。 次に実施例を示す。 実施例1 局方コーンスターチを5、10、15重量%の固形分濃
度で水中に分散させ、これらのスラリーを、それぞれ6
5℃に20分間加温した。次いで二流体ノズルを有する
実験室規模の噴霧乾燥機を用いて、入口温度約180
℃、出口温度約90℃の雰囲気中に5l/hrのスラリー供
給速度で噴霧し、それぞれサンプルA−1、A−2、A
−3を得た。各サンプルの物性を表−2に示す。 実施例2 局方コーンスターチを30重量%の固形分濃度で水中に
分散させ、これを67℃で30分間加温した。次いでこ
れをトレイに移し、40℃に調温された熱風乾燥機中で
水分含量約4%になるまで乾燥した後、ハンマーミルを
2回通過させ、1回目の通過分をサンプルB−1、2回
目の通過分をサンプルB−2とした。各サンプルの物性
を表−2に示す。 実施例3 局方コーンスターチを30重量%の固形分濃度で水中に
分散させ、これを67℃で約30分間加温した。これを
約3倍容量のメチルアルコール中に投入し、別後再び
過剰量のメチルアルコール中に投入して脱水し、別後
風乾し、粗大粒子を60メツシユ篩でカツトしてサンプ
ルCを得た。その物性を表−2に示す。 比較例1 局方コーンスターチを10重量%の固形分濃度で水中に
分散させ、これを強力に撹拌しながら、76℃で60分
間加温した。次いでこれを等量の冷水中に投入して冷却
後過して残渣を凍結乾燥した。得られた乾燥物をハン
マーミルで粉砕し、サンプルDを得た。 実施例4 局方コーンスターチに水を加え、水分含量30%(固定
分濃度70%)に調整し、密閉容器中で105℃、30分
間加熱した。冷却後開放し、60℃に調節された熱風乾
燥機中で水分含量約4%になるまで乾燥した。乾燥物を
スピードミル(不二パウダル(株)製)に通し、次いで
粗大粒子を60メツシユ篩でカツトし、サンプルEを得
た。サンプルの物性を表−2に示す。 比較例2 局方コーンスターチに水を加え、水分含量24〜25%
とし、ペレツトミル(不二パウダル(株)製)で押した
後、乾燥して水分含量を約7%とした後、ハンマーミル
で粉砕し、100メツシユを通過するような粉末とする。
このようにして得た粉末を、リボンブレンダー中で加水
し、水分含量12%に調節しコンパクト化殿粉粉末、サ
ンプルFを得た(特公昭46−21471号公報の実施例1参
照)。物性を表−2に示す。 比較例3 局方コーンスターチを常法通り流動層造粒機(大川原製
作所(株)製,ユニ・グラツト)中で、コーンスターチ
糊液を結合液として表面α型のβ型殿粉粉末を造粒し、
サンプルGを得た。噴霧されたα化殿粉の割合は、約1
4%であつた。その物性を表−2に示す。 比較例4 局方コーンスターチを3重量%のスラリーとし、90℃
に加熱して完全に糊化し、実施例1の方法で噴霧乾燥し
粗大粒子を60メツシユ篩で除き、サンプルHを得た。
その物性を表−2に示す。実施例5 局方フエナセチン末200部、局方結晶セルロース400部、
局方結晶乳糖345部、局方ステアリン酸マグネシウム5
部、合計950部に、表−2に示した各サンプルを50部
加え、常法通り混合してロータリー型打錠機(菊水製作
所(製),RT-S22,臼杵8mmφ,12R)にて直接打錠し
た。錠剤重量は20錠の平均値が250±10mgとなるよう
に調節した。錠剤評価結果を表−3及び表−4に示す。
なお、錠剤評価方法は次のとおりである。 錠剤重量バラツキ 錠剤20錠をそれぞれ精秤し、変動係数(n=20)を
求める。 硬度 錠剤20錠を、それぞれ木屋式硬度計(単位:kg)にて
破壊試験に掛け、その平均値を算出する。 崩壊度 日本薬局方第九改正の裸錠の測定法による。但し、デイ
スクを外して行なう。n=6の平均値。 崩壊パターン 以下述べる2つの方法をもつて観察する。 (1)静置法 シヤーレに崩壊液を入れ、錠剤1個を中央に沈める。静
値したまま15分間放置する。“溶解型崩壊性”を示す
錠剤は、表面から溶け崩れるように細かな粉末にまで壊
われ、シヤーレに微震動を加えるとき、粗大なブロツク
状断片を示さない。 (2)揺動法 崩壊度試験機中で崩壊試験を行なうとき、“溶解型崩壊
性”を示す錠剤は、表面から溶け細るかの如く崩壊し、
崩壊中に細大なブロツク状断片を生じない。 溶出速度 米国特許第3622677号明細書の回転バスケツト法に準じ
て行なつた。溶出媒(0.1N HCl)を、37±1℃に調温し
一定時間毎に被検液2mlをメンブランフイルターを通し
て採取し、50倍に希釈後、UVメーターを用いて波長24
5nmで吸光度を測定し、検量線法により溶出量を求め
る。溶出速度の測定は、同一錠剤系で5回繰り返し、そ
の平均値を計算する。 なお、表−3の錠剤を、40℃、75%RH下、2週間の
虐待試験にかけたところ、F、G、H、CSの各サンプル
は錠剤硬度が低下し、かつ崩壊時間が大幅に延長した。
サンプルA〜Eの系は殆んど変化しないか、あるいは変
化してもわずかであつた。 実施例6 局方フエナセチン末400部、局方結晶セルロース200部、
局方細末乳糖320部、ヒドロキシプロピルセルロース
(日本曹達(株)製SL)20部、表−2に示した各サン
プル50部を粉体混合し、常法どおり水を加えて造粒
し、乾燥後整粒して乾燥顆粒990部に対して局方ステア
リン酸マグネシウムを10部加え混合する。次いで実施
例5の方法で圧縮成形し、錠剤を評価する。評価結果を
表−5に示す。実施例7 局方アセトアミノフエン末200部、局方結晶乳糖445〜49
5部、局方結晶セルロース300部、局方ステアリン酸マグ
ネシウム5部、表−2のA−1、D、F、CS、の各サン
プル及び局方カルボキシメチルセルロースカルシウムを
それぞれ0、10、80部加えて常法通り混合し、実施
例5の方法で直接打錠した。得られた錠剤の評価結果を
表−6に示す。実施例8 局方乳糖480部、局方コーンスターチ100部、局方結晶セ
ルロース395部、局方ステアリン酸マグネシウム5部、
ヒドロキシプロピルセルロース20部を十分混合し、常
法どおり水を加えて造粒後乾燥し、24メツシユ篩を通
して粗大粒子を除去し顆粒を得た。当該顆粒1000部に対
して60部の崩壊剤を加え、実施例5に従つて圧縮成形
した。崩壊剤の種類は表−2のA−2、F、G、H及び
CSとした。得られたブラセボ錠の物性評価結果を表−7
に示す。 実施例9 表−8に示す処方を作成し、250mlの沸騰水の中に、粉
体混合物15gを撹拌しながら直接添加した。その後時
々撹拌しながら約2分間とろ火で煮た後、布を通して
ボール中に移した。 処方1のものは、沸騰水中に直接添加しても、ままこを
生じることなく粘稠な分散液を生じた。 処方2のものは、大きな塊りを形成し、撹拌しても分散
しなかつた。 実施例10 生味噌(固形分50%)200gに、前出の表−2のCサ
ンプルを1g、2g、5g、それぞれ添加して混練し、
凍結乾燥後粉砕して、乾燥粉末味噌を作製した。各試料
をそれぞれ5g採り約90〜95℃の熱湯200cc中に投
入したとき、本発明の加工殿粉が約2重量%以上添加さ
れた系は、速やかな分散状態を呈したが、約1重量%添
加した系は一部ままこが残つた。 実施例11 生味噌を凍結乾燥した後粉砕し、乾燥粉末味噌を作製し
た。当乾燥粉末味噌95部に、前出表−2のA−1試料
を5部添加し、静圧プレスによりタブレツト型成形味噌
を作製した(5g/個)。この成形味噌を水200cc中に
投入し撹拌したところ約1分間で完全に分散溶解した。 一方、上記加工殿粉(A−1)を添加しない系では、完
全に分散溶解させるのに約3分間を要した。 実施例12 表−9の処方の制汗パウダーを作成した。各試料を専任
女性パネラー5人により使用評価した結果、表−10の
結果を得た。 実施例13 脱脂粉乳10%、粉末油脂3%、砂糖5%、デキストン
5%、残量水から成るスラリーを噴霧乾燥し、水分含量
2%の粉末を得た。 当粉末に、表−2のA−3の加工殿粉を2%添加し粉体
混合した。混合粉体を20℃、70%RHの条件下2カ月
間放置した後、冷水中への分散性を検討し、表−11の
結果を得た。 なお、加工殿粉添加品は吸湿後もブロツキングを生じて
いなかつたが、無添加品はブロツキングを生じていた。 実施例14 表−2のサンプルA−1、B−2、F、G、H及びCSに
つき、次の手順で染色を行ない色差の測定を行なつた。 まず殿粉試料1gを50ml容遠心沈降管に入れ、サフラ
ニンO/エタノール(70/100)の1%水溶液6mlを加
え、ガラス棒でよく撹拌して15分間静置し染色する。 純水を加え、遠心分離とデカンテーシヨンを5回繰り返
し、過剰の染料を洗い流す。 次にNippon-Sky-Blueの1%水溶液を均一になるまで加
え、混合する。次いで東洋紙(株)製一般定性ろ紙N
o.1(6μ)を用い、吸引しながら純水にて過洗浄す
る。洗浄は、液が透明になるまで繰り返す。次いで得
られた湿潤物を適当なホルダーに移し、表面に浮く過剰
な水分をろ紙で吸い取らせた後、スガ試験機(株)製CD
E-S CH-GV4型 直読色差コンピユーターにてJIS Z8730
に準拠して、Lab系色差の測定を行う。 測定結果は次のとおりであつた。 試料G、及びHは、冷水可溶分が染料洗浄時に徐々に膨
潤溶解するためか粘度が上昇し、過が不可能で、色差
測定ができなかつた。一方、本発明の加工殿粉は、過
が全くスムーズであつた。 表−12の測定結果をLab色座標で表わすと明らかとな
るが、Fの試料は、A−1、B−1の試料よりも、原料
コーンスターチであるCSの試料に近い色座標をとる。こ
れは損傷した殿粉あるいは冷水可溶分がサフラニンOの
染料をデカンテーシヨンにより除く際に同時に流出した
ため、青色染色部分が少なくなり、CSに近い色相とな
つたものである。 色差測定はできなかつたが、G及びHの色は、水を含む
粘稠なペースト状物の状態で深青色をなしていた。 比較例5 コーンスターチ30gを470mlの水に分散し、毎分1.5℃
の昇温速度で88℃まで加熱し、達温後直ちに取り出し
て5℃の冷蔵庫中で20時間放置して殿粉を老化させ
た。次に、これを80℃で熱風乾燥したのち粉砕して、
加工コーンスターチを得た。 この試料の膨潤容積は約9.2ml/gと大きかつたが、鏡検
したとき、生殿粉粒の外殻薄膜構造が認められず、かつ
実施例8の方法で湿打製剤に応用したとき、錠剤の硬度
及び崩壊度とも容認できる範囲を外れていた。 比較例6 19重量%の水分含量のポテトスターチを、密閉系中で
120℃、120分間湿熱処理し、開放して試料(1)とした。 試料Iは、60メツシユ以上の粗大粒子が殆んどであつ
たので、粉砕したあと60メツシユで篩過してその通過
分の物性を評価した。嵩密度は0.49g/cc、冷水可溶分9.
3%、膨潤容積5.6ml/g、保水力28であり、複屈折性を
有する粒子が約3割観察された。 実施例8に従つて湿打製剤に応用したところ、錠剤の硬
度は約4〜5kgと十分だつたが、崩壊度は容認できる範
囲を外れていた。 実施例15 エタノール濃度50、65、80重量%の水性媒体中
に、コーンスターチを10重量%濃度で分散させ、撹拌
機つきオートクレーブで、それぞれ90℃、115℃、140
℃で約20分間加熱処理した。 開放後、ろ過してそのまま風乾後、最終的に含液量が4
%以下となるように乾燥後、粉砕した。得られた3つの
試料、J、K、Lの特性は表−13のとおりであり、水
単独系で加熱して得られた試料、A−1、A−2、A−
3、B−1、B−2、C等と同様な特性を示した。 また、実施例8の要領に従つて湿打製剤を行ない、代表
試料として試料Kにつき打錠評価したところ、表−14
の結果を得た。 アルコール/水系で処理して得た製品が、本発明効果を
もたらすのは明白である。 比較例7 実施例3の手順に従つて、ポテトスターチを処理し、試
料(M)を得た。但し、加熱温度は予め調査された温度(6
1.5℃)とした。 試料Mは、嵩密度0.48g/cc、冷水可溶分13.4%、膨潤容
積約16ml/g、保水力約5.2であり、偏光十字の存在は
認められなかつた。 本品を実施例5の方法に従つて製剤するとき、錠剤硬度
は十分な値を示したが、崩壊時間が長く(成形圧力1000
kg/cm2:15分以上)、かつその崩壊パターンは不良で
あつた。また、錠剤からの主薬の溶出は10分後が9.2
%、30分後が19.9%、60分後が56.2%と低かつた。 実施例16 実施例6で得た顆粒の崩壊性と溶出率を評価した。結果
を表−15に示す。実施例17 地上殿粉であるコーンスターチ、米殿粉、根茎部殿粉で
あるポテトスターチの3種の殿粉を、それぞれ8重量%
の固形分濃度で水中に分散させ、これらのスラリーを次
表の温度条件下で30秒間加湿した。次いで二流体ノズ
ルを有する実験室規模の噴霧乾燥機を用いて、入口温度
約180℃、出口温度約90℃の雰囲気中に5l/hrのスラ
リー供給速度で噴霧し、それぞれサンプルを得た。各サ
ンプルの物性を以下に示す。 上表のとおり、自分自身の糊化開始温度を10℃以上上
回つた温度で加熱されたサンプルNo.4、No.7は、スラ
リー分散液粘度が極めて著しく高まつた故か噴霧乾燥機
の製品粒度(60メツシユ留分)が10%以上と高い値
を示し、かつ嵩高い粉末となつた。 また、これらのサンプルは膨潤容積が15ml/gの上限を
越し、かつ染色試験結果は深い青色を与え、粒子が損傷
していることが明らかとなつた。 次に、上記7種類のサンプルについて、実施例6の方法
により製剤を行ない、得られた錠剤の物性を評価した。
評価結果を表−18に示す。上表のとおり、自分自身の糊化開始温度からはるか高い
温度で加熱されたサンプルNo.4、No.7は、錠剤の崩壊
時間を著しく延長させ、かつ錠剤からの薬効成分の溶出
率も低かつた。 それに引きかえ、自分自身の糊化開始温度近傍で加熱さ
れるか、または糊化開始温度を少なくとも10℃以上上
回らない温度条件下で加熱されたサンプル群は、錠剤の
崩壊時間も短くかつ溶出率も良好であり、崩壊パターン
もすぐれていた。
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION The present invention can be used by mixing it with pharmaceuticals, cosmetics, foods, etc.
A new starch that exhibits excellent performance as a disintegrating agent and water retention agent
Powder and its manufacturing method. The processed starch obtained according to the present invention is produced by chemical modification.
The proper water absorption and swelling ability only by physical treatment.
It was the one. The processed starch obtained by the present invention is used as tablets, granules and fine granules.
When applied to pharmaceutical preparations such as drugs, pills, capsules, etc.
Produces a fast disintegration effect and a substantial weight gain effect
It The processed starch of the present invention is especially used in tablets and granules in the above pharmaceutical preparation.
To improve the disintegration pattern of drugs and fine granules.
It also has the feature of improving the dissolution of these active ingredients (main drug)
Have A typical example of the above disintegrant is carboxymethylcetone.
Lulose calcium, low viscosity carboxymethyl cellulose
Sodium, low-substituted hydroxypropyl cellulose
And cross-linked sodium carboxymethyl cellulose etc.
Lurose derivatives; guar gum, sodium alginate, etc.
Plant gums; cross-linked polyvinylpyrrolidone; cations
Exchange resins; hydroxypropyl starch, carboxy
Examples include starch derivatives such as methyl starch.
Almost all of these are chemical products, such as cellulose and starch.
Those starting from natural products are also chemically modified products thereof.
Starch and cellulos that have not been modified by chemicals
So far, a form that exhibits excellent disintegration performance has been obtained
It is not. For example, cellulose itself has a molding function
As a binder in the fields of pharmaceuticals and foods,
It is used, but its collapse power is poor. Also, as an inexpensive disintegrant that has not been chemically modified
There is raw starch, but it has a poor swelling power, and it is
A large amount of addition is required to give quick disintegration.
Therefore, as is well known, the capping phenomenon
And the softening of the molded product over time.
It Heat treatment or acid treatment of raw starch and completely dissolve it in cold water
The pregelatinized starch that has been made available may also be used as a disintegrant.
However, if this is used, the collapsing liquid (through
In the process of permeation of water (usually water is used)
The powder dissolves in the disintegration liquid, significantly increasing its viscosity,
This makes it difficult for the liquid to permeate and imparts rapid disintegration.
Is difficult to do. In addition to this, starch, which is rich in natural resources, is used as a disintegrant.
There is an example used. According to Japanese Patent Publication No. 46-21471
Is composed of birefringent particles and non-birefringent particles.
Some form aggregates, in the range of about 4-40% by weight
It is soluble in cold water and its swelling power is about 2.5.
-12, the free density is about 0.5-0.7 g / ml,
The water content is about 9-16% of the total weight, and the particle size is
The size may be substantially 40 mesh or more, but the total weight
90% or more of powder is 80 mesh or less and about 1
0-70% solid powder is 270 mesh or more,
30 ~ 90% solid powder should be less than 270 mesh
Introducing starch that is used as a binder and disintegrant
There is. This starch has a water content of about 20-50% by weight.
Using raw material starch with differential roll mill and co-current roll mill
Compacted in the temperature range of 20 to 50 ° C and then dried.
It is obtained by drying and crushing. But this
The starch obtained by the method was once granulated by adding water.
So-called wet pressing, such as pressing the granulated product under pressure.
Almost all of the disintegration effects occur when moldings are made by the tablet method.
There was a drawback that it did not exhibit. Also in the publication
As described, for example tablets as medicinal moldings
Addition to the agent to fully exert its function as a binder
Means that this starch represents at least 50% of the total tablet weight.
Is present in an amount of
Be the only binder added to the formula for purpose, etc.
Must be within the constraints of
The function of the mixture-disintegrant is not exerted, and the formulation of the molded product is free
It also had the drawback that it could not be assembled. Moreover, Japanese Patent Publication No. 53-5725 discloses a binder and a disintegrant.
The manufacturing method of granules and tablets using α-type β-starch
Have been through. The starch introduced here is β type starch,
That is, the raw starch powder surface is coated with α type starch, or
High-pressure steam is sprayed while flowing in a fluidized bed.
Or the raw starch powder is suspended in water and the suspension is heated to the air temperature.
By spraying in an atmosphere of 200 to 400 ° C, the surface
Trying to obtain starch that is only α-converted and the inside is β-type
It was something. However, obtained in this way
Since the surface of the starch is α type, it has excellent binding properties.
However, the collapsing liquid passes through the α-formation part and reaches the β-type part
It may take some time before
When the disintegration liquid permeates, the α-ized part dissolves in the disintegration liquid and thickens.
Because it has an effect and thus impedes the penetration of the disintegration liquid
Or the collapse power was not enough. In addition, the surface is made alpha
The general characteristics of alpha starch starch are:
Book: Supervised by Jiro Nikuni, published by Asakura Shoten, (1972)
As described on P.35, for enzymes and chemicals
Therefore, it should be added to pharmaceuticals, foods, etc.
However, there is also the problem of narrowing the application range. Therefore, the object of the present invention is to have excellent disintegration performance,
Provide processed starch powder in chemically unmodified form
Is Rukoto. The processed starch of the present invention that achieves this object is a raw starch powder
A substantially non-birefringent structure that substantially preserves the shell thin film structure.
Powder, which is 60 Tyler mesh or
With a particle size distribution that has substantially no large fraction,
Bulk density of 0.25 g / cc or more, cold water soluble content of less than 10% by weight,
The swelling volume is about 3 to 15 ml / g and the water retention capacity is about 2 or more.
And are characterized by. The processed starch of the present invention is in the form of tablets, granules, fine granules and the like.
Extremely mixed as a disintegrant in pharmaceuticals, foods, seasonings, etc.
It can have an excellent collapse effect. Also food
(Eg powdered foods) and cosmetics (eg antiperspirant sticks,
For perfume powder, summer candy etc.)
Excellent as a water retention agent and anti-blocking agent
It is possible to exert an effect. The present invention will be specifically described below. The starch powder of the present invention comprises, first of all, a non-birefringent starch powder.
It All raw starch present in plant cells has a granular structure.
This is called Tono flour. This raw starch powder is water
When placed inside and observed with a polarizing microscope,
Although it shows a unique birefringence, the starch powder of the present invention is substantially
Non-birefringent, and thus amorphous with no crystallinity
It The raw starch powder is covered with a thin film shell.
It The starch powder of the present invention is birefringent,
The thin film structure of the shell is maintained and the thin film does not burst.
The starch particle morphology is maintained and individual particles can be identified
belongs to. The non-birefringent starch with the outer shell thin film destroyed is not
It reversibly swells (dissolves), resulting in an increase in the viscosity of the liquid
With increased reactivity to enzymes or chemicals
Become. In contrast, the starch powder of the present invention is a thin film portion of the outer shell.
As a result, the water-soluble component amylose is less likely to exude.
Therefore, there is little content soluble in cold water. Throw this in water again
When put in, the starch powder's starch powder is non-birefringent
Absorbs water, re-swells, and does not gelatinize
It can exhibit a disintegrating force. The processed starch powder of the present invention is less than 10% by weight, preferably
Shows cold water soluble content of less than 4% by weight (method for measuring cold water soluble content
Will be shown later). Adhesiveness when absorbing moisture above 10%
Becomes large and the collapsing power decreases. Most when less than 4%
A favorable disintegration force is obtained. Cold water soluble content of starch powder is about 0.
2 to 0.4% by weight. Therefore, the cold water soluble content is less than this.
It never becomes a value. The processed starch powder of the present invention is about 3 to 15 ml / g, preferably
Swelling of about 7 to 13 ml / g, particularly preferably about 8 to 11 ml / g
It has a volume (a definition and a measuring method will be described later). Raw buttocks
The swelling volume is about 1-2 ml / g. Swelling volume less than 3 ml / g
Cannot impart rapid disintegration to the added moldings.
Yes. The processed starch powder of the present invention has been chemically modified.
The upper limit of the swelling volume is
It is about 15 ml / g. Water retention capacity of processed starch powder of the present invention (Definition and measurement method will be described later
Yes) is about 2 or more and usually takes a value of 4 to 7. Raw starch
The water retention capacity of the grains is less than 2. Therefore, the processed starch powder of the present invention
Powder gives good water retention at the same time as disintegration to the added molded product.
You can The processed starch powder of the present invention is 48 Tyler mesh powder or more.
It should not contain coarse particles, preferably 60
Less Tyler mesh (hereinafter referred to as mesh)
95% by weight or more, most preferably 100% by weight
It must have a particle size distribution of Grain size
If the value is large, the disintegration time between additive moldings varies widely.
When added to cosmetics, etc.
Not good. The processed starch powder of the present invention is about 0.25 g / cc or more, preferably
It must have a bulk density of at least 0.3 g / cc. Raw Lord
The true density of the powder is about 1.6 g / cc. Bulk less than about 0.25g / cc
In terms of density, compression moldability becomes poor when dry molding,
The fluidity of the powder is also poor, which is not preferable. Next, a method for producing the processed starch powder of the present invention will be described. The method for producing processed starch powder of the present invention is a method of converting raw starch powder into water.
The outer shell film structure of raw starch particles by heating in the presence of
Swell without destroying the structure and then the outer shell thin film structure
It is a method characterized by drying without destroying
It The starting materials of the present invention include corn starch and wheat
Any above-ground starch such as flour and rice starch, that is, cereal starch
Can also be used, but the availability of raw materials, the production method of the present invention
Corn starch is particularly preferred for reasons such as ease of application.
Good Root starch such as potato starch (tapioca starch)
Or tuber starch has a large swelling power, but as a manufacturing condition
When it is necessary to select a particularly narrow range,
At that time, deterioration over time, especially the decrease in action effect due to moisture absorption
It is difficult to use because it is seen. 2 or more starting materials
Although it is free to combine the above starch, it is difficult.
Wear It is the swelling speed in water depending on the type of starch.
However, the different processed starches are different from each other.
There is no problem in mixing and using the powder. The particle size of the raw starch is based on the request from the particle size of the processed starch.
What can be obtained is desirable. Of course, screen the starch after processing
Good. In the underwater heating and drying of the production method of the present invention, raw materials
The outer shell thin film of starch powder is destroyed, resulting in irreversible swelling (dissolution).
Solution) and never form an aqueous solution into a paste
There must be. That is, do not allow the starch particles to gelatinize.
No The gelatinization temperature of starch starch particles is measured, the type of starch, and the grain
A little different depending on the diameter, production area, weather conditions at the time of growing and harvesting, etc.
It is said that tracking changes in the transparency of the suspension
Photopaste Graphie by Hirama Co., Ltd.
Table 1 shows an example of the values measured by the manufacturer. For example, raw starch in the presence of a slurry-like large excess of water
If you want to swell without heating and destroying,
The temperature is significantly higher than the gelatinization start temperature as shown in Table-1.
Heating should be avoided. In this case, the heating temperature range
The enclosure indicates the gelatinization start temperature, which is unique to each raw starch, by about 10 ° C.
It should be within the range of rotation. Also, for example, if the water content is
Add raw starch-water mixture in a low moisture range of about 30-70%.
When heated, the temperature is around the boiling point of water, specifically about 80
It is possible to heat in the range of ~ 140 ° C.
Uniform heating is difficult with the method, and non-birefringent particles and birefringent particles
It is easy for children to coexist. Therefore, if you want uniform heating,
At least a pasty or slurry-like flow state is exhibited.
It is preferable to perform low temperature heating in the presence of an excessive amount of water.
Of course, simply immersing the starch in water gives the effect of the present invention.
No fruit is obtained, and should be heated at a temperature of at least 50 ° C.
It is The heating time is almost free. Ah
The heating time is 1 to 2 when heating at a temperature
Freely choose from minutes to minutes to hours
It Of course it is possible to heat it for a longer time than that,
Prolonging the heating time has no benefit.
Yes. Considering energy efficiency, processing in a shorter time
Should be. However, the potatoes obtained by drying after heating for a short time
Torch is a birefringent grain that is rarely obscured when examined under a microscope.
Occasionally there is a very small proportion of children. It is an example
For example, about 10 or less per 100 heat-treated particles
It is the ratio of degrees. Why these imperfect particles appear
This is probably because the raw starch powder has a wide particle size distribution.
As can be seen, it is compared with the clear birefringence of the raw starch powder particles.
If so, its birefringence may be unclear or weak.
Because they can be distinguished. Unclear birefringence with such a small proportion
It is considered that cornstarch containing folded particles is also included in the present invention.
Should be obtained. Of course, the proportion of particles in such a transition state
Is preferably as small as possible. In the present invention, the heating method is arbitrary. Also,
At this time, the amount of water to coexist with starch is also free,
From a thin slurry, for example, with a water content of about 30%
The wet state can be freely selected, but preferably about 40% or less
The upper water content range is good. In addition, when heating,
You can mix, shake, and mix for the same purpose.
However, in the present invention, most particles are destroyed.
It's important to heat up and then dry,
Strong shearing force of differential roll mill or co-current roll mill
It is unsuitable to mix and knead using such equipment
Is. It should be noted that in order to facilitate the drying in the drying treatment step described later.
In the above heating step, the organic solvent is mixed with water.
You are free to leave it. One kind of this organic solvent
May exist in more than one kind, and is compatible or incompatible with water
Either may be acceptable. An organic solvent that is compatible with water
When mixed, the gelatinization temperature of starch powder is indicated by water alone.
It may be higher than this value, but in such a case
The outer thin film of starch particles is
Heat to a temperature at which starch particles become amorphous without breaking
You can do it. What should be noted in the drying process is the drying temperature and the drying speed.
The starch powder suspended in a slurry, for example,
Drying at a slower drying rate than the curing temperature
Therefore, the effect of the present invention cannot be obtained. Slurry-like excess water
If you want to dry the product in good condition,
Flash dryer, spray dryer, etc.
You should use the device of. Of course, the temperature below the gelatinization temperature
To dry slowly, decompress or vacuum dry, vacuum
Freeze drying, organic solvent replacement and other drying methods are free.
is there. The starch powder of the present invention was examined under the method described below.
Most of the particles have not been destroyed.
I have to. The particle damage scratches the original raw starch powder particles.
Heat treatment temperature and / or dryness in the presence of moisture.
It occurs when the drying temperature is too high. At too high a heating temperature
The destruction of starch particles caused by the treatment is
Since it cannot be restored in the subsequent drying process, it will be described later.
If starch powder obtained by the method is investigated, particle loss
The scratched state can be observed. Next, the application of the processed starch of the present invention will be described. The present invention
The processed starch powder satisfying the above requirements of has good swelling ability.
It can be used as a disintegrant for molded articles in all fields.
However, such as pharmaceutical tablets, granules, fine granules, etc.
Administered and requires rapid disintegration of moldings in body fluids
It is especially effective in the fields considered to be. The processed starch powder of the present invention
To add disintegrating property to powder by adding powder,
About 1 to 10% by weight may be added to the total weight of the product. Of course
However, the processed starch powder of the present invention has no medicinal effect by itself.
Therefore, do not add more than 10% by weight as an excipient-disintegrant.
Both are possible. The processed starch powder of the present invention is, for example, untreated raw starch corn.
Unlike starch, etc.
Crystal cell because it does not cause
Loose, lactose, dicalcium phosphate, glucose, etc.
With the formulation additives of 10
% Or more can be added if desired. This place
Of course, a better disintegration effect will result.
not. When the processed starch of the present invention is applied to tablets, crystalline cellulose
When combined with a broth, a more preferable formulation becomes possible.
That is, the processed starch of the present invention has an excellent water-absorption swelling power and crystalline segregation.
The excellent forming ability and water-conducting effect of Lulose are combined.
Of high hardness, less pulverization and short disintegration time
It becomes possible to manufacture. The pharmaceutical composition to which the processed starch powder of the present invention is added is
Granulated and / or molded by conventional methods to obtain fine granules, condyles
Can be granules, tablets, pills. Fill these moldings
Muco coating, sugar coating, wax coat
Ing is free. The pharmaceutical molded product obtained by using the processed starch powder of the present invention is
When it was put into the disintegration liquid, it melted from the surface
Shows a so-called "dissolution type collapse pattern" that collapses as if it were
However, it is characterized by a good dissolution rate of the main drug. This melting type
The disintegration pattern is based on the existing raw powder and alpha-formation powder.
It cannot be obtained at all in the system to which powder is added, and in these systems, the
Shows only tsukushi-like collapse. Therefore, raw starch, alpha starch
The containing system often resulted in low dissolution rates. Before
Therefore, in the pharmaceutical industry
The appearance of a disintegrating agent such as
I think it is also meaningful in the sense of responding. Moreover, the processed starch obtained by the present invention maintains the outer shell structure.
The amount of amylose exuded is small even when it comes into contact with water.
So, even when mixed with drugs, it is more stable than conventional α-starch
It also has the feature of being The processed starch powder of the present invention is a water-retaining agent for foods as described above.
Can be used as an agent and anti-blocking agent, as well as in cosmetics
It is applied to give excellent water absorption and usability. Powdered food
1 when used as an anti-blocking agent when added to
The effect is exhibited by adding more than%. Also serves as a bulking agent
When using it as a liquid medicine, the amount added can be adjusted freely.
Good. Further, the processed starch powder of the present invention has excellent disintegrating power,
Even if it absorbs water, it will not become sticky. In addition, these powders
Alternatively, when added to granular or tablet foods, cold water
While improving the dispersibility, even if it is added directly to hot water,
Of foods with excellent disintegration and dispersibility to prevent
Can be manufactured. Of course, if added to boiling water, the paste will
It becomes a thickening agent. Dispersion of the above cold water or hot water
In case of waiting, 2% by weight or more, preferably about 5% by weight
It is necessary to add. On the other hand, antiperspirant status, perfume powder, summer
Trying to utilize its water retention by applying it to foundation
If it is, about 1 wt% or more, preferably about 3 wt% or less
It is better to add above. Suitable for the processed starch powder of the present invention.
It also has good moldability and is suitable for use in molded products.
It Next, the definitions of the terms used in the present invention and the measurement methods are summarized.
Show. Precisely weigh 3 g of cold water soluble sample (anhydrous equivalent) and add 297 ml of pure water at 25 ° C.
In addition, high speed stirring is performed at 1500 rpm for 2 minutes. The resulting suspension
Into 6 rounds and transfer to a round-bottom centrifuge tube, 2000 rpm for 15 minutes
Centrifuge for 10 minutes. Take 30 ml of this supernatant and weigh it with a wide mouth.
Transfer into a weighing pan, dry and evaporate on a steam bath, then
Dry at 110 ° C. to constant weight. Dry matter weight in the dish
Is multiplied by 1000 and divided by the dry weight of the first sample.
It is the amount of powdered powder dissolved in cold water, and is indicated by the average value of n = 3 to 6.
You Collect 5g of swelling volume sample into a 100ml graduated cylinder with a stopper, 25 ℃
After adding about 80 ml of pure water to shake gently to defoam,
To 100 ml with pure water. Seal tightly, leave it for 24 hours, and absorb water
Read the volume of the wet sample and divide it by 5 to give the swollen volume.
To do. Water retention capacity A sample was prepared according to the measurement method of swelling volume, and the obtained dispersion
Transfer the solution to a centrifuge tube and centrifuge at 4500 rpm for 30 minutes.
It Discard the supernatant and weigh the wet deposit (W g ), Next
Weigh the deposit with an og ), Water retention capacity is calculated by the following formula
Put out. Observation of particle destruction (damage):
(P.289) 0.5 g of the sample is placed in a 10 ml centrifuge tube and safrani
About 2 ml of 1% aqueous solution of O (made by Tokyo Kasei Kogyo Co., Ltd.)
Well, stir well with a glass rod and let stand for 15 minutes to dye.
It Then add distilled water and repeat the centrifugation 3-5 times,
Wash off excess dye. A sample that has been thoroughly washed like this
Picked up on a slide, Nippon-Sky-Blue (manufactured by Yamato Processing Co., Ltd.)
1% aqueous solution is added and mixed evenly, and a cover glass is hung.
And speculate. Safranine O and N
ippon-Sky-Blue color index number (CIN
o.) are 50240 and 24400, respectively. The starch powder referred to in the present invention is a pink dyeing like that of raw starch.
Not a color but a deep blue dyeing caused by completely gelatinized starch.
It is not colored but shows purplish-purple or bluish-purple. Of course
, The surface of α-type β-starch, that is, α-type part
Dyeing in which the color is blue and β-type starch has two phases, pink and pink
It is composed of birefringent particles and non-birefringent particles.
Some parts of the starch are pink, some are
It's blue, and some parts have both colors.
It does not show any stained state. Almost all particles are in the outer layer
It shows a uniform red-purple or blue-purple color from the inside to the inner layer, and
The outer shell of the powder particles is elongated but remains in the form of a thin film.
Observed a different structure from that of the gently gelatinized mud
To be done. Incidentally, for example, surface α type internal β other than the processed starch of the present invention
Composed of type starch, birefringent particles and non-birefringent particles
When dyeing such starch and performing a microscopic examination, safranin O is used to
During the dye washing process after dyeing to a color, the water-soluble α-modified starch
Or amylose that has been damaged and exposed can be
As a result, the number of particles washed away with the resulting deep blue dyeing
Note that the rate may decrease and the rate may be observed.
I need to put it. Also, the color of the test object may change slightly depending on
Be careful as it may be changed. As natural as possible
You should use light. Next, examples will be shown. Example 1 Concentration of 5, 10, 15% by weight of solid content of Pharmacopoeia cornstarch
Dispersed in water at a degree
Warm to 5 ° C. for 20 minutes. Then has a two-fluid nozzle
Inlet temperature of about 180 using a laboratory scale spray dryer
℃, outlet temperature of about 90 ℃ in an atmosphere of 5l / hr slurry supply
Spray at the feed rate and sample A-1, A-2, A respectively
-3 was obtained. The physical properties of each sample are shown in Table 2. Example 2 Pharmacopoeia cornstarch in water at a solids concentration of 30% by weight
Disperse and warm this at 67 ° C. for 30 minutes. Next
Transfer this to a tray and place it in a hot air dryer adjusted to 40 ℃.
After drying to a water content of about 4%, use a hammer mill
Passed twice, the first pass was sample B-1, twice
The portion passing through the eyes was designated as sample B-2. Physical properties of each sample
Is shown in Table-2. Example 3 Pharmacopoeia cornstarch in water at a solids concentration of 30% by weight
Disperse and warm this at 67 ° C. for about 30 minutes. this
Pour into approximately 3 times the volume of methyl alcohol, and then separate again
Put into excess methyl alcohol to dehydrate,
Air dry, cut coarse particles with a 60 mesh sieve and sample.
I got Le C. The physical properties are shown in Table 2. Comparative Example 1 Pharmacopoeia cornstarch in water at a solid concentration of 10% by weight
Disperse and vigorously stir it at 76 ° C for 60 minutes.
Warmed for a while. Then put this in an equal volume of cold water to cool.
The residue was lyophilized after passing. Han the dried product
It was crushed with a mar mill to obtain a sample D. Example 4 Water was added to pharmacopoeia cornstarch to give a water content of 30% (fixed
Adjust the concentration to 70%), and in a closed container at 105 ℃ for 30 minutes.
Heated for a while. Open after cooling, dry with hot air adjusted to 60 ℃
It was dried in a dryer until the water content was about 4%. Dried food
Pass through a speed mill (Fuji Paudal Co., Ltd.), then
Coarse particles are cut with a 60 mesh sieve to obtain sample E.
It was Physical properties of the sample are shown in Table-2. Comparative Example 2 Water was added to Pharmacopoeia cornstarch to obtain a water content of 24 to 25%.
And pressed with a pellet mill (manufactured by Fuji Paudal Co., Ltd.)
Then, after drying to a water content of about 7%, hammer mill
Grind with, and make a powder that can pass through 100 mesh.
The powder thus obtained is added to the water in a ribbon blender.
The water content is adjusted to 12% and the compacted starch powder and sa
Sample F was obtained (see Example 1 of Japanese Patent Publication No. 46-21471).
See). The physical properties are shown in Table-2. Comparative Example 3 Pharmacopoeia cornstarch was fluidized bed granulator (manufactured by Okawara) as usual.
Unistar, manufactured by Seisakusho Co., Ltd., cornstarch
Granulate the surface α-type β-type starch powder with the glue liquid as the binding liquid,
Sample G was obtained. The ratio of sprayed alpha starch is about 1
It was 4%. The physical properties are shown in Table 2. Comparative Example 4 3% by weight of pharmacopoeial cornstarch was slurried at 90 ° C.
Completely gelatinize by heating to spray dried by the method of Example 1.
Coarse particles were removed by a 60 mesh sieve to obtain sample H.
The physical properties are shown in Table 2. Example 5 Pharmacopoeial phenacetin powder 200 parts, pharmacological cellulose 400 parts,
345 parts of crystalline lactose, 5 parts of magnesium stearate
Parts, total 950 parts, 50 parts of each sample shown in Table-2
In addition, a rotary type tablet press (Kikusui Manufacturing)
Tablet (manufactured), RT-S22, pestle 8mmφ, 12R)
It was The tablet weight should be 250 ± 10mg on average for 20 tablets.
Adjusted to. The tablet evaluation results are shown in Table-3 and Table-4.
The tablet evaluation method is as follows. Tablet weight variation 20 tablets were precisely weighed and the coefficient of variation (n = 20) was calculated.
Ask. 20 tablets of hardness each with a Kiya type hardness tester (unit: kg)
It is subjected to a destructive test and the average value is calculated. Disintegration degree Measured according to the 9th revision of the Japanese Pharmacopoeia. However, day
Remove the disc and do. Average of n = 6. Disintegration pattern Observe using the following two methods. (1) Static method Pour the disintegrating liquid into a dish and submerge one tablet in the center. Stillness
Let it sit for 15 minutes. Shows "dissolution type disintegration"
The tablet is broken into fine powder so that it dissolves from the surface.
When I add a slight vibration to the sheare, a coarse block
Shows no lamellae. (2) When performing a disintegration test in the rocking method disintegration tester, "dissolution type disintegration"
Tablets exhibiting "sex" disintegrate as if melting from the surface,
Does not produce small blocky pieces during disintegration. Dissolution rate According to the rotating basket method of US Pat. No. 3,622,677
I did it. Adjust the eluent (0.1N HCl) to 37 ± 1 ℃
Pass 2 ml of test solution through a membrane filter at regular intervals
Sample and dilute it 50 times, then use a UV meter to
Measure the absorbance at 5 nm and obtain the elution amount by the calibration curve method.
It The dissolution rate was measured 5 times with the same tablet system,
Calculate the average value of. The tablets in Table-3 were stored at 40 ° C and 75% RH for 2 weeks.
When subjected to an abuse test, each sample of F, G, H, CS
Had a lower tablet hardness and a significantly longer disintegration time.
The systems of Samples A to E show little or no change.
It turned out to be a little. Example 6 Pharmacopoeial phenacetin powder 400 parts, pharmacological cellulose 200 parts,
Pharmacopoeia Lactose 320 parts, hydroxypropyl cellulose
(Nippon Soda Co., Ltd. SL) 20 parts, each sun shown in Table-2
Granulate by mixing 50 parts of pull powder and adding water as usual.
After drying, the granules are sized after dryness and steered according to pharmacopoeia for 990 parts of dried granules
Add 10 parts of magnesium phosphate and mix. Then carried out
Compress according to the method of Example 5 and evaluate the tablets. Evaluation result
It shows in Table-5. Example 7 200 parts of pharmacopoeial acetaminophen powder, crystalline lactose 445-49 of pharmacopoeia
5 parts, pharmacological cellulose 300 parts, pharmacological stearate mug
5 parts of Nesium, each of A-1, D, F, CS of Table-2
Pull and pharmacopoeial carboxymethyl cellulose calcium
Add 0, 10 and 80 parts respectively and mix as usual
Tablets were directly compressed by the method of Example 5. The evaluation results of the obtained tablets
It shows in Table-6. Example 8 Pharmacopeial Lactose 480 parts, Pharmacopoeial Corn Starch 100 parts, Pharmacopoeial Crystal Separation
Luloose 395 parts, Pharmacopoeial magnesium stearate 5 parts,
Mix well with 20 parts of hydroxypropyl cellulose and mix well.
Add water according to the method, granulate, dry, and pass through a 24 mesh screen.
Then, coarse particles were removed to obtain granules. For 1000 parts of the granule
Then add 60 parts of disintegrant and compression mold according to Example 5.
did. The types of disintegrants are A-2, F, G, H in Table-2 and
It was CS. Table 7 shows the physical property evaluation results of the obtained Brasevo tablets.
Shown in. Example 9 A formulation shown in Table-8 was prepared and powdered in 250 ml of boiling water.
15 g of the body mixture were added directly with stirring. After that
Boil on a low heat for about 2 minutes with stirring, and then put it through a cloth
Moved into the ball. Formula 1 can be used as Makoto even if added directly to boiling water.
A viscous dispersion formed without any formation. Formulation 2 forms large lumps and disperses even with stirring
Shinakatsu Example 10 To 200 g of raw miso (solid content 50%), C
1g, 2g, 5g of each sample is added and kneaded,
It was freeze-dried and then pulverized to prepare a dry powder miso. Each sample
Take 5g of each and throw in 200cc of boiling water at 90-95 ℃
When added, about 2% by weight or more of the processed starch of the present invention is added.
The prepared system exhibited a rapid dispersion state, but about 1% by weight was added.
A part of the added system was left alone. Example 11 Raw miso was freeze-dried and then pulverized to prepare a dry powder miso.
It was 95 parts of the dried powder miso, A-1 sample of Table 2 above
5 parts of the above and added by a static pressure press
Was prepared (5 g / piece). Add this molded miso to 200cc of water
When charged and stirred, it was completely dispersed and dissolved in about 1 minute. On the other hand, in the system in which the processed starch (A-1) is not added,
It took about 3 minutes to completely disperse and dissolve it. Example 12 An antiperspirant powder having the formulation shown in Table 9 was prepared. Dedicated to each sample
As a result of use evaluation by 5 female panelists, Table-10
I got the result. Example 13 Nonfat dry milk 10%, powdered oil / fat 3%, sugar 5%, dexton
Spray drying a slurry consisting of 5% residual water and water content
2% powder was obtained. To this powder, add 2% of the processed starch of A-3 in Table-2
Mixed. Mixed powder for 2 months at 20 ℃ and 70% RH
After leaving it for a while, the dispersibility in cold water was examined.
I got the result. In addition, the processed starch-added product causes blocking even after absorbing moisture.
However, the additive-free product caused blocking. Example 14 For samples A-1, B-2, F, G, H and CS of Table-2
Then, the color difference was measured by dyeing according to the following procedure. First, add 1g of starch sample to a 50ml centrifuge tube, and add
Add 6 ml of 1% aqueous solution of nin O / ethanol (70/100).
Well, stir well with a glass rod and let stand for 15 minutes for dyeing. Add pure water, repeat centrifugation and decantation 5 times
And wash away excess dye. Next, add 1% aqueous solution of Nippon-Sky-Blue until it becomes uniform.
Well, mix. Next, Toyo Paper Co., Ltd. general qualitative filter paper N
Using o.1 (6μ), overwash with pure water while sucking
It The washing is repeated until the liquid becomes transparent. Then profit
Transfer the wetted material to an appropriate holder and float it on the surface.
Suga Test Machine Co., Ltd. CD after absorbing water with filter paper
JIS Z8730 by ES CH-GV4 type direct reading color difference computer
In accordance with, measure the Lab color difference. The measurement results are as follows. In samples G and H, the soluble components in cold water gradually expanded during dye washing.
The viscosity increases, probably because it dissolves and dissolves, and it is impossible to pass it.
I couldn't measure. On the other hand, the processed starch of the present invention is
Was quite smooth. It is clear that the measurement results in Table-12 are expressed in Lab color coordinates.
However, the sample of F is more raw material than the samples of A-1 and B-1.
Take color coordinates close to that of the corn starch CS sample. This
This is because the damaged starch or solubles in cold water contained safranin O.
At the same time when the dye was removed by decantation
Therefore, the blue dyed area is reduced and the hue is close to CS.
It is an ivy. Color difference measurement was not possible, but the colors G and H contain water
It was deep blue in the form of a viscous paste. Comparative Example 5 30 g of cornstarch was dispersed in 470 ml of water and the temperature was 1.5 ° C / min.
Heat up to 88 ° C at the heating rate of
And leave it in a refrigerator at 5 ℃ for 20 hours to age the starch.
It was Next, this is dried with hot air at 80 ° C. and then crushed,
A processed corn starch was obtained. The swelling volume of this sample was as large as about 9.2 ml / g, but
When the outer shell thin film structure of raw starch powder was not observed, and
Tablet hardness when applied to a wet press formulation by the method of Example 8.
And the degree of collapse were outside the acceptable range. Comparative Example 6 Potato starch with a water content of 19% by weight was placed in a closed system.
The sample was heat-treated at 120 ° C. for 120 minutes and opened to obtain a sample (1). Sample I contains mostly coarse particles of 60 mesh or more.
Since it was crushed, it is crushed and then passed through a 60 mesh sieve.
The physical properties of the components were evaluated. Bulk density is 0.49 g / cc, cold water soluble content 9.
3%, swelling volume 5.6 ml / g, water retention capacity 28, birefringence
About 30% of the particles were observed. When applied to a wet formulation according to Example 8, the hardness of tablets
The degree of disintegration was about 4 to 5 kg, but the disintegration degree was within an acceptable range.
It was out of the box. Example 15 In an aqueous medium having an ethanol concentration of 50, 65 or 80% by weight
Then, cornstarch is dispersed at a concentration of 10% by weight and stirred.
Autoclave with machine, 90 ℃, 115 ℃, 140 respectively
It heat-processed at 20 degreeC for about 20 minutes. After opening, it is filtered and air dried as it is, and finally the liquid content is 4
It was dried and pulverized so as to be not more than%. Got three
The characteristics of the samples, J, K and L are shown in Table-13.
Samples obtained by heating in a single system, A-1, A-2, A-
3, the same characteristics as B-1, B-2, C and the like were shown. In addition, a wet formulation was prepared according to the procedure of Example 8, and a representative
Table 14 shows the results of tableting evaluation of Sample K as a sample.
Got the result. Products obtained by treating with alcohol / water system have the effect of the present invention.
It is clear to bring. Comparative Example 7 Potato starch was treated and tested according to the procedure of Example 3.
The fee (M) was obtained. However, the heating temperature is the temperature (6
1.5 ° C). Sample M has a bulk density of 0.48 g / cc, a cold water soluble content of 13.4%, and a swelling capacity.
It has a product of about 16 ml / g and a water retention capacity of about 5.2.
It was not recognized. When this product is formulated according to the method of Example 5, tablet hardness
Shows a sufficient value, but the disintegration time is long (molding pressure 1000
kg / cm 2 : 15 minutes or more), and its collapse pattern is poor
Atsuta The elution of the main drug from the tablets was 9.2 after 10 minutes.
% After 30 minutes and 56.2% after 60 minutes. Example 16 The disintegration property and dissolution rate of the granules obtained in Example 6 were evaluated. result
Is shown in Table-15. Example 17 Above-ground starch such as cornstarch, rice starch and rhizome starch
8% by weight of three starches of a potato starch
Disperse these slurries in water at a solids concentration of
Humidification was carried out for 30 seconds under the temperature conditions shown in the table. Then two fluid nod
Using a laboratory-scale spray dryer with
Slurry of 5 l / hr in an atmosphere of about 180 ℃ and outlet temperature of about 90 ℃
The sample was obtained by spraying at a Lee feeding rate. Each service
The physical properties of the sample are shown below. As shown in the table above, the gelatinization start temperature of yourself is 10 ℃ or higher.
Sample No. 4 and No. 7 heated at the rotating temperature are slurries.
Li spray dispersion Viscosity is extremely high.
The product particle size (60 mesh fraction) is as high as 10% or more
And a bulky powder was obtained. In addition, these samples have an upper limit of swelling volume of 15 ml / g.
And the dyeing test result gives a deep blue color and particle damage
It became clear that it was doing. Next, the method of Example 6 was performed on the above seven types of samples.
Was prepared according to the following formula and the physical properties of the obtained tablets were evaluated.
The evaluation results are shown in Table-18. As shown in the table above, it is much higher than the gelatinization start temperature of oneself.
Samples No.4 and No.7 heated at the temperature are disintegrated tablets
Significantly prolongs the time and elutes the medicinal component from the tablet
The rate was also low. In return, heat near the gelatinization start temperature of your own.
Or above the gelatinization start temperature by at least 10 ° C
Samples heated under non-rotating temperature conditions
Disintegration pattern with short disintegration time and good dissolution rate
It was also excellent.

Claims (1)

【訂正明細書】 【特許請求の範囲】 【請求項1】生澱粉の外殻薄膜構造を実質的に温存する
実質的に非複屈折性の澱粉粉末で、該粉末は60タイラー
メッシュまたはそれより目の大きな留分を実質的に有し
ない粒度分布で、その嵩密度が0.25g/cc以上、冷水可溶
分が10重量%未満、膨潤容積が約3〜15ml/g、保水力が
約2以上であることを特徴とする加工澱粉。 【請求項2】澱粉種がコーンスターチ、米澱粉、小麦澱
粉等の穀類澱粉である特許請求の範囲第1項記載の加工
澱粉。 【請求項3】生澱粉粒を水分の存在下少なくとも50℃以
上で該生澱粉粒に固有な糊化開始温度を約10℃上廻る温
度以下で加熱することにより、生澱粉粒の外殻薄膜構造
を破壊することなく膨潤させ、次いで該外殻薄膜構造を
破壊することなく乾燥することを特徴とする加工澱粉の
製造方法。 【請求項4】生澱粉粒が穀類澱粉である特許請求の範囲
第3項記載の製造方法。 【請求項5】穀類澱粉粒がコーンスターチである特許請
求の範囲第4項記載の製造方法。 【請求項6】生澱粉粒の外殻薄膜構造を実質的に温存す
る実質的に非複屈折性の澱粉粉末で、60タイラーメッシ
ュまたはそれより目の大きな留分を実質的に有しない粒
度分布を有し、その嵩密度が0.25g/cc以上、冷水可溶分
が10重量%未満、膨潤容積が約3〜15ml/g、保水力が約
2以上である加工澱粉を、医薬品、食品、化粧品等の崩
壊剤またはおよび保水剤として用いることを特徴とする
加工澱粉の使用法。
Claims: What is claimed is: 1. A substantially non-birefringent starch powder which substantially preserves the outer shell thin film structure of raw starch, the powder being 60 Tyler mesh or more. The particle size distribution is substantially free of large fractions, the bulk density is 0.25 g / cc or more, the cold water soluble content is less than 10% by weight, the swelling volume is about 3 to 15 ml / g, and the water retention capacity is about 2. The processed starch characterized by the above. 2. The processed starch according to claim 1, wherein the starch species is a cereal starch such as corn starch, rice starch, wheat starch and the like. 3. An outer shell thin film of raw starch granules by heating the raw starch granules in the presence of water at a temperature of at least 50 ° C. and below a temperature above the gelatinization start temperature specific to the raw starch granules by about 10 ° C. A method for producing a processed starch, which comprises swelling without destroying a structure and then drying without destroying the outer shell thin film structure. 4. The method according to claim 3, wherein the raw starch grains are cereal starch. 5. The method according to claim 4, wherein the cereal starch particles are corn starch. 6. A substantially non-birefringent starch powder which substantially preserves the outer thin film structure of raw starch granules and has a particle size distribution substantially free of fractions of 60 Tyler mesh or larger. A processed starch having a bulk density of 0.25 g / cc or more, a cold water-soluble content of less than 10% by weight, a swelling volume of about 3 to 15 ml / g, and a water retention capacity of about 2 or more. A method of using a modified starch, which is used as a disintegrating agent for cosmetics or a water retention agent.

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