JP7803003B2 - プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 - Google Patents

プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

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Description

本開示は、プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法に関する。
特許文献1には、基板にプラズマ処理を施す処理室と、処理室と連通する排気室と、複数の第1の通気穴を有し、処理室と排気室とを仕切る排気板と、排気室内に配される排気調整板と、を備える基板処理装置が開示されている。特許文献1に記載の基板処理装置によれば、前記排気調整板は、複数の第2の通気穴を有し、前記排気板と互いに平行に接触可能であるとともに、前記排気板から離間可能に構成されている。
特開2012-15451号公報
本開示にかかる技術は、処理チャンバの内部圧力を短時間で制御可能なプラズマ処理装置を提供する。
本開示の一態様は、プラズマ処理装置であって、プラズマ処理チャンバと、前記プラズマ処理チャンバ内に配置される基板支持部と、前記基板支持部を囲むように配置され、複数の開口を有する環状バッフルプレートと、前記環状バッフルプレートの下方において、前記基板支持部の側壁に内端が固定して配置される第1環状プレートと、前記第1環状プレートの下方に配置される可動構造体であり、前記プラズマ処理チャンバの側壁に沿って縦方向に配置され、当該プラズマ処理チャンバの側壁との間で間隙を形成する円筒状壁体と、前記円筒状壁体の内壁上端に配置され、前記第1環状プレートの一部と縦方向に重複して環状重複部分を形成する第2環状プレートと、を有する可動構造体と、前記可動構造体を縦方向に移動させるアクチュエータと、を備える。
本開示によれば、処理チャンバの内部圧力を短時間で制御可能なプラズマ処理装置を提供できる。
プラズマ処理システムの構成を模式的に示す概略図である。 プラズマ処理装置の構成の一例を模式的に示す縦断面図である。 排気システムの要部の構成例を拡大して示す要部拡大図である。 第2圧力調整機構の構成例の概略を示す斜視断面図である。 第2圧力調整機構の配置例を示す平面図である。 第2圧力調整機構における離隔とプラズマ処理チャンバの内部圧力の関係の一例を示す説明図である。 第2圧力調整機構の変形例を示す要部拡大図である。 第2圧力調整機構の変形例を示す斜視断面図である。 第2圧力調整機構の変形例を示す要部拡大図である。 第2圧力調整機構の変形例を示す要部拡大図である。 本開示に係る技術の実施例の結果を示す説明図である。
半導体デバイスの製造プロセスにおいては、半導体基板(以下、単に「基板」という。)に対して処理ガスを供給し、当該基板にエッチング処理、成膜処理、拡散処理などの各種プラズマ処理が行われる。これらプラズマ処理は、内部を減圧雰囲気に制御可能な処理チャンバを有するプラズマ処理装置において行われる。該プラズマ処理装置においては、基板に対するプラズマ処理を適切に行うため、処理チャンバの内部圧力を精密に制御することが重要になる。
上述した特許文献1には、処理室(処理チャンバ)の内部圧力を精密に制御するため、該処理室と排気室を仕切る排気板と、該排気板と互いに接触可能であるとともに、該排気板から離間可能に構成された排気調整板と、を備える基板処理装置(プラズマ処理装置)が開示されている。該排気板と排気調整板には、厚み方向に貫通して形成される複数の通気穴がそれぞれ形成されている。そして特許文献1に記載の基板処理装置は、排気板に対する排気調整板の位置を調整することで、比較的低圧や比較的高圧における細やかな圧力調整が可能に構成されている。
ところで、近年の半導体デバイスの製造プロセスにおいては、基板表面に形成されるパターンの微細化の要求に伴い、処理チャンバの内部圧力を短時間で調整することが求められている。しかしながら、プラズマ処理が行われる処理チャンバは、例えばプラズマガスや大容量の電源が必要になることから容量が大きくなり、短時間での圧力調整が困難である場合がある。特に、プラズマ処理装置が誘導結合型(ICP:Inductively Coupled Plasma)のプラズマ生成部を有する場合、処理チャンバの容量が大きくなることが一般的であり、該処理チャンバの内部圧力を短時間で調整することは重要な課題であった。
本開示に係る技術は上記事情に鑑みてなされたものであり、処理チャンバの内部圧力を短時間で制御可能なプラズマ処理装置を提供する。以下、本実施形態にかかるプラズマ処理装置を備えるプラズマ処理システム、及び一実施形態にかかるプラズマ処理方法ついて、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<プラズマ処理システムの構成>
先ず、一実施形態にかかるプラズマ処理システムについて説明する。図1は、プラズマ処理システムの構成の概略を示す説明図である。
一実施形態において、プラズマ処理システムは、図1に示すようにプラズマ処理装置1及び制御部2を含む。プラズマ処理装置1は、プラズマ処理チャンバ10、基板支持部11及びプラズマ生成部12を含む。
プラズマ処理チャンバ10は、プラズマ処理空間を有する。また、プラズマ処理チャンバ10は、少なくとも1つの処理ガスをプラズマ処理空間に供給するための少なくとも1つのガス供給口と、プラズマ処理空間からガスを排出するための少なくとも1つのガス排出口とを有する。ガス供給口は、後述するガス供給部20に接続され、ガス排出口は、後述する排気システム40に接続される。基板支持部11は、プラズマ処理空間内に配置され、基板を支持するための基板支持面を有する。
プラズマ生成部12は、プラズマ処理空間内に供給された少なくとも1つの処理ガスからプラズマを生成するように構成される。プラズマ処理空間において形成されるプラズマは、容量結合プラズマ(CCP:Capacitively Coupled Plasma)、誘導結合プラズマ(ICP)、ECRプラズマ(Electron-Cyclotron-Resonance plasma)、ヘリコン波励起プラズマ(HWP:Helicon Wave Plasma)、又は、表面波プラズマ(SWP:Surface Wave Plasma)等であってもよい。また、AC(Alternating Current)プラズマ生成部及びDC(Direct Current)プラズマ生成部を含む、種々のタイプのプラズマ生成部が用いられてもよい。一実施形態において、ACプラズマ生成部で用いられるAC信号(AC電力)は、100kHz~10GHzの範囲内の周波数を有する。従って、AC信号は、RF(Radio Frequency)信号及びマイクロ波信号を含む。一実施形態において、RF信号は、100kHz~150MHzの範囲内の周波数を有する。
制御部2は、本開示において述べられる種々の工程をプラズマ処理装置1に実行させるコンピュータ実行可能な命令を処理する。制御部2は、ここで述べられる種々の工程を実行するようにプラズマ処理装置1の各要素を制御するように構成され得る。一実施形態において、制御部2の一部又は全てがプラズマ処理装置1に含まれてもよい。制御部2は、処理部2a1、記憶部2a2及び通信インターフェース2a3を含んでもよい。制御部2は、例えばコンピュータ2aにより実現される。処理部2a1は、記憶部2a2からプログラムを読み出し、読み出されたプログラムを実行することにより種々の制御動作を行うように構成され得る。このプログラムは、予め記憶部2a2に格納されていてもよく、必要なときに、媒体を介して取得されてもよい。取得されたプログラムは、記憶部2a2に格納され、処理部2a1によって記憶部2a2から読み出されて実行される。媒体は、コンピュータ2aに読み取り可能な種々の記憶媒体であってもよく、通信インターフェース2a3に接続されている通信回線であってもよい。処理部2a1は、CPU(Central Processing Unit)であってもよい。記憶部2a2は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。通信インターフェース2a3は、LAN(Local Area Network)等の通信回線を介してプラズマ処理装置1との間で通信してもよい。また、上記記憶媒体は、一時的なものであっても非一時的なものであってもよい。
<プラズマ処理装置の構成>
以下に、プラズマ処理装置1の一例としての誘導結合型のプラズマ処理装置(ICP)の構成例について説明する。図2は、プラズマ処理装置1の構成の概略を示す縦断面図である。
誘導結合型のプラズマ処理装置1は、プラズマ処理チャンバ10、ガス供給部20、電源30、排気システム40及び圧力検出器50を含む。プラズマ処理チャンバ10は、誘電体窓101を含む。また、プラズマ処理装置1は、基板支持部11、ガス導入部及びアンテナ14を含む。基板支持部11は、プラズマ処理チャンバ10内に配置される。アンテナ14は、プラズマ処理チャンバ10の上、又は上方(すなわち誘電体窓101の上、又は上方)に配置される。プラズマ処理チャンバ10は、誘電体窓101、プラズマ処理チャンバ10の側壁102及び基板支持部11により規定されたプラズマ処理空間10sを有する。プラズマ処理チャンバ10は、少なくとも1つの処理ガスをプラズマ処理空間10sに供給するための少なくとも1つのガス供給口と、プラズマ処理空間10sからガスを排出するための少なくとも1つのガス排出口とを有する。なお、プラズマ処理チャンバ10の容積は、一例において50L以上である。
基板支持部11は、本体部111及びリングアセンブリ112を含む。本体部111は、基板Wを支持するための中央領域111aと、リングアセンブリ112を支持するための環状領域111bとを有する。ウェハは基板Wの一例である。本体部111の環状領域111bは、平面視で本体部111の中央領域111aを囲んでいる。基板Wは、中央領域111a上に配置され、リングアセンブリ112は、中央領域111a上の基板Wを囲むように環状領域111b上に配置される。従って、中央領域111aは、基板Wを支持するための基板支持面とも呼ばれ、環状領域111bは、リングアセンブリ112を支持するためのリング支持面とも呼ばれる。
一実施形態において、本体部111は、図示しない基台及び図示しない静電チャックを含む。基台は、導電性部材を含む。基台の導電性部材はバイアス電極として機能し得る。静電チャックは、基台の上に配置される。静電チャックは、図示しない静電電極を含む。静電チャックは、中央領域111aを有する。一実施形態において、静電チャックは、環状領域111bも有する。なお、環状静電チャックや環状絶縁部材のような、静電チャックを囲む他の部材が環状領域111bを有してもよい。この場合、リングアセンブリ112は、環状静電チャック又は環状絶縁部材の上に配置されてもよく、静電チャックと環状絶縁部材の両方の上に配置されてもよい。また、後述するRF電源31及び/又はDC電源32に結合される少なくとも1つのRF/DC電極が静電チャック内に配置されてもよい。この場合、少なくとも1つのRF/DC電極がバイアス電極として機能する。なお、基台の導電性部材と少なくとも1つのRF/DC電極とが複数のバイアス電極として機能してもよい。また、静電電極がバイアス電極として機能してもよい。従って、基板支持部11は、少なくとも1つのバイアス電極を含む。
リングアセンブリ112は、1又は複数の環状部材を含む。一実施形態において、1又は複数の環状部材は、1又は複数のエッジリングと少なくとも1つのカバーリングとを含む。エッジリングは、導電性材料又は絶縁材料で形成され、カバーリングは、絶縁材料で形成される。
また、図示は省略するが、基板支持部11は、静電チャック、リングアセンブリ112及び基板Wのうち少なくとも1つをターゲット温度に調節するように構成される温調モジュールを含んでもよい。温調モジュールは、ヒータ、伝熱媒体、流路、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。流路には、ブラインやガスのような伝熱流体が流れる。一実施形態において、流路が基台内に形成され、1又は複数のヒータが静電チャック内に配置される。また、基板支持部11は、基板Wの裏面と基板支持面との間に伝熱ガスを供給するように構成された伝熱ガス供給部を含んでもよい。
ガス導入部は、ガス供給部20からの少なくとも1つの処理ガスをプラズマ処理空間10sに導入するように構成される。一実施形態において、ガス導入部は、中央ガス注入部(CGI:Center Gas Injector)13を含む。中央ガス注入部13は、基板支持部11の上方に配置され、誘電体窓101に形成された中央開口部に取り付けられる。中央ガス注入部13は、少なくとも1つのガス供給口13a、少なくとも1つのガス流路13b、及び少なくとも1つのガス導入口13cを有する。ガス供給口13aに供給された処理ガスは、ガス流路13bを通過してガス導入口13cからプラズマ処理空間10sに導入される。なお、ガス導入部は、中央ガス注入部13に加えて又はその代わりに、側壁102に形成された1又は複数の開口部に取り付けられる1又は複数のサイドガス注入部(SGI:Side Gas Injector)を含んでもよい。
ガス供給部20は、少なくとも1つのガスソース21及び少なくとも1つの流量制御器22を含んでもよい。一実施形態において、ガス供給部20は、少なくとも1つの処理ガスを、それぞれに対応のガスソース21からそれぞれに対応の流量制御器22を介してガス導入部に供給するように構成される。各流量制御器22は、例えばマスフローコントローラ又は圧力制御式の流量制御器を含んでもよい。さらに、ガス供給部20は、少なくとも1つの処理ガスの流量を変調又はパルス化する少なくとも1つの流量変調デバイスを含んでもよい。
電源30は、少なくとも1つのインピーダンス整合回路を介してプラズマ処理チャンバ10に結合されるRF電源31を含む。RF電源31は、少なくとも1つのRF信号(RF電力)を少なくとも1つのバイアス電極及びアンテナ14に供給するように構成される。これにより、プラズマ処理空間10sに供給された少なくとも1つの処理ガスからプラズマが形成される。従って、RF電源31は、プラズマ生成部12の少なくとも一部として機能し得る。また、バイアスRF信号を少なくとも1つのバイアス電極に供給することにより、基板Wにバイアス電位が発生し、形成されたプラズマ中のイオンを基板Wに引き込むことができる。
一実施形態において、RF電源31は、第1のRF生成部31a及び第2のRF生成部31bを含む。第1のRF生成部31aは、少なくとも1つのインピーダンス整合回路を介してアンテナ14に結合され、プラズマ生成用のソースRF信号(ソースRF電力)を生成するように構成される。一実施形態において、ソースRF信号は、10MHz~150MHzの範囲内の周波数を有する。一実施形態において、第1のRF生成部31aは、異なる周波数を有する複数のソースRF信号を生成するように構成されてもよい。生成された1又は複数のソースRF信号は、アンテナ14に供給される。
第2のRF生成部31bは、少なくとも1つのインピーダンス整合回路を介して少なくとも1つのバイアス電極に結合され、バイアスRF信号(バイアスRF電力)を生成するように構成される。バイアスRF信号の周波数は、ソースRF信号の周波数と同じであっても異なっていてもよい。一実施形態において、バイアスRF信号は、ソースRF信号の周波数よりも低い周波数を有する。一実施形態において、バイアスRF信号は、100kHz~60MHzの範囲内の周波数を有する。一実施形態において、第2のRF生成部31bは、異なる周波数を有する複数のバイアスRF信号を生成するように構成されてもよい。生成された1又は複数のバイアスRF信号は、少なくとも1つのバイアス電極に供給される。また、種々の実施形態において、ソースRF信号及びバイアスRF信号のうち少なくとも1つがパルス化されてもよい。
また、電源30は、プラズマ処理チャンバ10に結合されるDC電源32を含んでもよい。DC電源32は、バイアスDC生成部32aを含む。一実施形態において、バイアスDC生成部32aは、少なくとも1つのバイアス電極に接続され、バイアスDC信号を生成するように構成される。生成されたバイアスDC信号は、少なくとも1つのバイアス電極に印加される。
種々の実施形態において、バイアスDC信号は、パルス化されてもよい。この場合、電圧パルスのシーケンスが少なくとも1つのバイアス電極に印加される。電圧パルスは、矩形、台形、三角形又はこれらの組み合わせのパルス波形を有してもよい。一実施形態において、DC信号から電圧パルスのシーケンスを生成するための波形生成部がバイアスDC生成部32aと少なくとも1つのバイアス電極との間に接続される。従って、バイアスDC生成部32a及び波形生成部は、電圧パルス生成部を構成する。電圧パルスは、正の極性を有してもよく、負の極性を有してもよい。また、電圧パルスのシーケンスは、1周期内に1又は複数の正極性電圧パルスと1又は複数の負極性電圧パルスとを含んでもよい。なお、バイアスDC生成部32aは、RF電源31に加えて設けられてもよく、第2のRF生成部31bに代えて設けられてもよい。
アンテナ14は、1又は複数のコイルを含む。一実施形態において、アンテナ14は、同軸上に配置された外側コイル及び内側コイルを含んでもよい。この場合、RF電源31は、外側コイル及び内側コイルの双方に接続されてもよく、外側コイル及び内側コイルのうちいずれか一方に接続されてもよい。前者の場合、同一のRF生成部が外側コイル及び内側コイルの双方に接続されてもよく、別個のRF生成部が外側コイル及び内側コイルに別々に接続されてもよい。
排気システム40は、平面視において基板支持部11の周囲に形成された排気経路10e、及び、プラズマ処理チャンバ10の底面に形成されたガス排出口10fを介してプラズマ処理チャンバ10(プラズマ処理空間10s)の内部を排気、減圧する。排気システム40は、プラズマ処理空間10sと排気経路10eとの間を区画する環状バッフルプレート41、駆動機構42aの動作によりガス排出口10fを開閉する第1圧力調整機構42、及び該第1圧力調整機構42を介してプラズマ処理空間10sの内部を排気する排気機構43を備える。また本実施形態においては、排気経路10eにおける環状バッフルプレート41の下流側において、プラズマ処理空間10sの内部圧力を短時間で調整するための第2圧力調整機構60が配置されている。第2圧力調整機構60は、上側プレート61、可動構造体62及びアクチュエータ63を含む。なお、第2圧力調整機構60を含む排気システム40の詳細な構成については後述する。
圧力検出器50は、プラズマ処理に際してプラズマ処理チャンバ10(プラズマ処理空間10s)の内部圧力を測定する。圧力検出器50の種類は特に限定されるものではなく、プラズマ処理チャンバ10の内部圧力を測定できれば任意に決定できる。
<排気システムの構成>
次に、上述した排気システム40の詳細な構成の一例について説明する。図3は排気システム40の要部を拡大して示す要部拡大図である。図4は排気システム40が備える第2圧力調整機構60を模式的に示す斜視断面図である。
上述したように、排気システム40は環状バッフルプレート41、第1圧力調整機構42、排気機構43及び第2圧力調整機構60を含む。
環状バッフルプレート41は、平面視における基板支持部11の周囲において、プラズマ処理空間10sと排気経路10eとの間を区画するように配置される。環状バッフルプレート41は多数の開口41aを有する環状の板状部材であり、当該開口41aを介してプラズマ処理空間10sと排気経路10eとを連通するとともに、プラズマ処理空間10sに発生するプラズマを捕捉又は反射して排気経路10eへの漏洩を抑制する。また、環状バッフルプレート41は基板支持部11に載置された基板Wと平行に配され、図中において基板Wの上面、より詳細には基板支持面よりも低い位置に配置されている。従って、環状バッフルプレート41は、基板支持部11の側壁を囲むように水平方向に沿って配置され、この環状バッフルプレート41を縦方向に貫通するように形成された複数の開口41aを有する。
第1圧力調整機構42は、排気機構43により行われるプラズマ処理空間10sの減圧動作を調整し、すなわちプラズマ処理チャンバ10の内部圧力(減圧度)を調整する。第1圧力調整機構42としては、例えばAPC(Adaptive Pressure Control)バルブやポペットバルブ等の圧力制御バルブを選択し得る。従って、圧力制御バルブは、プラズマ処理チャンバ内の圧力を制御するように構成され、APCバルブ又はポペットバルブの少なくともいずれかから選択される。
排気機構43は、プラズマ処理空間10sの内部を減圧する。排気機構43としては、例えばターボ分子ポンプやドライポンプ等の真空ポンプ、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。
第2圧力調整機構60は、上述したように上側プレート61、可動構造体62及びアクチュエータ63を含む。
上側プレート(第1環状プレート)61は、例えば排気経路10eにおける環状バッフルプレート41の下流側において、基板支持部11の側壁11aに対して固定して配置される。従って、第1環状プレート61は、環状バッフルプレート41の下方に配置される。一実施形態において、固定上側環状プレート61は、基板支持部11の側壁11aに固定され、基板支持部11の側壁11aから外方に向かって水平方向に延在している。そして、固定上側環状プレート61とプラズマ処理チャンバ10の側壁102との間に第1の間隙G1が形成される。一実施形態において、環状バッフルプレート41と固定上側環状プレート61との間の距離H1は、40mm以上である。一実施形態において、第1環状プレート61は、環状バッフルプレート41と縦方向に完全に重複する。上側プレート61は、開口を有さない環状の無孔板状部材であり、環状部分の幅L1(図3を参照)が環状バッフルプレート41の幅L3(図3を参照)と比較して小さく形成されている。換言すれば、上側プレート61の外端部とプラズマ処理チャンバ10の側壁102との間には、幅[L3-L1]の排気流路G1が形成されている。上側プレート61の幅L1は任意に設計し得る。この時、排気流路G1の幅[L3-L1]は、少なくとも上側プレート61の幅L1と比較して小さい(L3-L1<L1)ことが望ましい。換言すれば、上側プレート61の幅L1は、環状バッフルプレート41の半分幅(L3/2)と比較して大きい。また、排気流路G1の幅[L3-L1]は、後述する間隙Cの幅と比較して大きい。
なお、環状バッフルプレート41と上側プレート61との間の距離H1(図3を参照)も任意に設計し得るが、例えば排気コンダクタンスを適切に調整する観点から、当該距離H1は少なくとも40mm以上であることが好ましい。
可動構造体62は、例えば排気経路10eにおける上側プレート61の下流側において、プラズマ処理チャンバ10の側壁102側に配置される。従って、可動構造体62は、固定上側環状プレート61の下方に配置される。一実施形態において可動構造体62は、円筒状壁体62aと、下側プレート62bを含む。円筒状壁体62a及び下側プレート62bは、別部材であってもよく、一体化されてもよい。可動構造体62は、円筒状壁体62aと下側プレート62bにより構成される略L字の断面形状を有する。従って、以下の説明では可動構造体62をL字構造体という場合もある。
円筒状壁体62aは、プラズマ処理チャンバ10の側壁102に沿って縦方向に配置され、当該側壁102との間にバイパス流路としての間隙Cを形成するように、当該側壁102から若干離隔して配置される。すなわち、円筒状壁体62aとプラズマ処理チャンバ10の側壁102は、同心円上に配置され、円筒状壁体62aは、側壁102の内径よりも若干小さい外径を有する。これにより、プラズマ処理チャンバ10の内壁面を構成する側壁102と可動構造体62の円筒状壁体62aとの間に環状の間隙Cが形成される。一実施形態において、円筒状壁体62aは、開口を有さない無孔部材で形成され、前記プラズマ処理チャンバ10の側壁102に沿って縦方向に延在している。そして、円筒状壁体62aとプラズマ処理チャンバ10の側壁102との間に第2の間隙G2が形成される。一実施形態において、円筒状壁体は、10mm~60mmの縦方向寸法H2を有する。
間隙C(第2の間隙G2)の幅L4(図3を参照)は、プラズマ処理空間10sから排気機構43による排気の流れを常時生成でき、且つプラズマ処理に際してプラズマ処理空間10sの内部圧力に影響を与えない大きさで決定され、好ましくは2.0mm以下である。一実施形態において、環状の間隙Cは、全周に渡って同じ幅L4を有する。
また、間隙Cの長さ、換言すれば円筒状壁体62aの縦方向の長さH2(図3を参照)は、間隙Cの幅L4との兼ね合いで決定され、好ましくは10mm~60mmである。具体的には、排気機構43により間隙Cを介して行われる排気のコンダクタンス(以下、単に「排気コンダクタンス」という。)が、予め定められた所望の値となるように、円筒状壁体62aの縦方向の長さH2が決定される。より具体的には、排気コンダクタンスが所望の値となるように、間隙Cの幅L4が大きい場合には間隙Cの長さH2を長く、間隙Cの幅L4が小さい場合には間隙Cの長さH2を短く、決定する。
下側プレート(第2環状プレート)62bは、円筒状壁体62aの内壁側(径方向内側の側面)の上端部からプラズマ処理チャンバ10の内周側(すなわち径方向内側)に向かって突出するように、当該円筒状壁体62aに接続される。下側プレート62bは、例えば排気経路10eにおける上側プレート61の下流側において、当該上側プレート61と略平行に配置される。従って、第2環状プレート62bは、第1環状プレート61の下方に配置される。一実施形態において、下側環状プレート62bは、円筒状壁体62aの上端から内方に向かって水平方向に延在している。下側環状プレート62bは、固定上側環状プレート61と縦方向に重複する環状重複部分62cを有する。そして、下側環状プレート62bと基板支持部11の側壁11aとの間に第3の間隙G3が形成される。一実施形態において、第1の間隙G1は、固定上側環状プレート61の幅L1よりも小さく、且つ、第2の間隙G2よりも大きい。一実施形態において、第2環状プレート62bは、環状バッフルプレート41と縦方向に完全に重複する。下側プレート62bは、開口を有さない環状の無孔板状部材であり、可動構造体62の幅L2(図3を参照:下側プレート62bの環状部分の幅と、円筒状壁体62aの厚みの合計値)が環状バッフルプレート41の幅L3と比較して小さく形成されている。換言すれば、下側プレート62bの外端部とプラズマ処理チャンバ10の側壁102との間には、幅[L3-L2]の排気流路G3が形成されている。下側プレート62bの幅L2は任意に設計し得る。
また、第1環状プレート61及び第2環状プレート62bは、環状バッフルプレート41のような、縦方向に貫通した複数の開口を有していない。従って、環状バッフルプレート41の複数の開口41aの各々は、平面視で第1環状プレート61及び第2環状プレート62b(より具体的には円筒状壁体62aを含めた可動構造体62)のうち少なくとも1つにより遮蔽される。すなわち、環状バッフルプレート41の各開口41aは、平面視で第1環状プレート61又は第2環状プレート62bにより選択的に遮蔽されてもよく、平面視で第1環状プレート61及び第2環状プレート62bの両方により遮蔽されてもよい。従って、複数の開口41aの上方から鉛直方向に下方を見た場合に第2環状プレート62bよりも下にある空間は見えない。
また、本実施形態において可動構造体62は、例えばアクチュエータ63の動作により、上側プレート61に対する遠近方向(図示の例では垂直方向)に移動自在に構成されている。換言すれば、可動構造体62は、アクチュエータ63の動作により下側プレート62bと上側プレート61の間の距離H3(図3を参照)を任意に調整可能に構成されている。アクチュエータ63の動作は、例えば制御部2により制御される。距離H3の調整幅は任意に設計し得るが、プラズマ処理空間10sの圧力制御を適切に行う観点から、当該距離H3は少なくとも5~50mmの間で調整可能であることが望ましい。従って、少なくとも1つのアクチュエータ63は、圧力検出器50により検出された圧力に基づいて、可動構造体62のみを縦方向に移動させるように構成される。すなわち、少なくとも1つのアクチュエータ63は、第1環状プレート61を移動させることなく可動構造体62を縦方向に移動させるように構成される。すなわち、第1環状プレート61は固定環状プレートとして機能し、可動構造体62の第2環状プレート62bは可動環状プレートとして機能する。これにより、第1環状プレート61と第2環状プレート62bとの間の距離H3が変えられる。
ここで、本実施形態にかかる上側プレート61と下側プレート62bは、図3及び図5に示すように、排気経路10eにおける排気方向(図示の例では垂直方向)に対して径方向の少なくとも一部が重なった環状重複部分OVを形成するように配置される。換言すれば、上側プレート61と下側プレート62bは、図3及び図5に示した環状重複部分OVを形成する(L3<L1+L2となる)ように、それぞれの幅L1及び幅L2を決定する。環状重複部分OVの幅は任意に設計し得るが、例えば5~10mmで設計してもよい。一実施形態において、第2環状プレート62bは、第1環状プレート61の下方に配置され、第2の環状重複部分62cを有する。第2の環状重複部分62cは、第1環状プレート61の一部(すなわち第1の環状重複部分61c)と縦方向に重複している。従って、上側プレート61と下側プレート62bの環状重複部分OVは、第2環状プレート62bの一部(すなわち第2の環状重複部分62c)と、第1環状プレート61の一部(すなわち第1の環状重複部分61c)とが、縦方向に重複した部分である。
またこの時、上側プレート61の幅L1と下側プレート62bの幅L2の大小関係は特に限定されるものではなく、例えば幅L1と幅L2のいずれか一方が大きくてもよいし、幅L1と幅L2が同じであってもよい。ただし、排気コンダクタンスを適切に調整する観点からは、幅L1が幅L2よりも大きい(L1>L2)ことが好ましい。
本実施形態にかかるプラズマ処理装置1が備える排気システム40は、以上のように構成されている。
ここで、従来のプラズマ処理装置を用いて行われるプラズマ処理に際しては、プラズマ処理空間と排気経路とを含むプラズマ処理チャンバの内部全体に対して処理ガスの供給、又は排気システムによる排気を行う必要があり、これによりプラズマ処理チャンバ(プラズマ処理空間)の圧力制御に多大な時間を要していた。
この点、本実施形態においては、上述したように少なくとも径方向の一部に環状重複部分OVを形成する上側プレート61及び可動構造体62(第2圧力調整機構60)を排気経路10eに配置するとともに、当該可動構造体62の下側プレート62bを上側プレート61に対して遠近方向に移動自在に構成する。また、これら上側プレート61及び下側プレート62bには開口が形成されていない。このため、上側プレート61と下側プレート62bは、図3に示した距離H3を小さくすることにより、第2の圧力調節バルブとして作用する。
換言すれば、上側プレート61と下側プレート62bとの間の距離H3を小さくすることで、下側プレート62bよりも下流側における排気経路10eをプラズマ処理空間10sから切り離し、プラズマ処理チャンバ10の容積を疑似的に小さくすることができる。そして、このようにプラズマ処理チャンバ10の容積が小さくなるため、プラズマ処理空間10sの圧力制御に要する時間を短縮することができる。
また本実施形態に係る第2圧力調整機構60では、上述のように下側プレート62bが上側プレート61に対して遠近方向に移動自在に構成されているため、これにより排気機構43によるプラズマ処理空間10sからの排気量を任意に調整して、プラズマ処理空間10sの内部圧力を精密に制御することが可能である。すなわち、上側プレート61と下側プレート62bとの間の距離H3の大きさに応じてプラズマ処理空間10sからの排気量が変化するため、例えば圧力検出器50による測定結果に基づいて距離H3を調整することで、適切にプラズマ処理空間10sの内部圧力を制御できる。
具体的には、例えばプラズマ処理空間10sの内部圧力が設定圧力よりも低い場合には、下側プレート62bを上昇させて距離H3を小さくすることで排気量が減少するため、プラズマ処理空間10sの内部圧力を高くできる。また例えば、プラズマ処理空間10sの内部圧力が設定圧力よりも高い場合には、下側プレート62bを降下させて距離H3を大きくすることで排気量が増加するため、プラズマ処理空間10sの内部圧力を低くできる。
またこの時、第2圧力調整機構60に加え、プラズマ処理チャンバ10の底部に配された第1圧力調整機構42を用いて、プラズマ処理空間10sからの排気を2段階で調整することで、プラズマ処理空間10sの内部圧力を更に精密に制御することができる。
また、本実施形態に係るプラズマ処理装置1によれば、上側プレート61と下側プレート62bとの間の距離H3からの排気に加えて、可動構造体62の円筒状壁体62aとプラズマ処理チャンバ10の側壁102との間に形成された間隙Cから、プラズマ処理空間10sの微小の常時排気を行う。
本発明者らが鋭意検討を行ったところ、可動構造体62の円筒状壁体62aとプラズマ処理チャンバ10の側壁102との間に間隙Cを形成せず、上側プレート61と下側プレート62bとの間の距離H3からのみでプラズマ処理空間10sの排気を行った場合、基板Wに対するプラズマ処理を適切に実行できないおそれがあることを知見した。具体的には、図6に示すように、特に上側プレート61と下側プレート62bとの間の距離H3が小さい場合、プラズマ処理空間10sの内部圧力(図6の例では排気コンダクタンスの値)の変化が大きく(急峻に)なり、この圧力変化により基板Wに対するプラズマ処理を適切に実行できなくなることを知見した。
この点、本実施形態に係るプラズマ処理装置1の排気システム40では、間隙Cから、プラズマ処理空間10sの微小の常時排気を行うことで、図6に示したように上側プレート61と下側プレート62bとの間の距離H3を小さくした場合であっても、内部圧力の変化が大きく(急峻に)なることが抑制され、基板Wに対するプラズマ処理を適切に実行できる。
特に本実施形態によれば、プラズマ処理に際してプラズマ処理空間10sの内部圧力に影響を与えない値となるように、間隙Cの幅L4及び長さH2をそれぞれ規定する。具体的に、間隙Cの好ましい幅L4は上記したように2.0mm以下であり、好ましい長さH2は上記したように10mm~60mmである。これにより、間隙Cからの常時排気によりプラズマ処理空間10sの内部圧力が急峻に変化すること抑制し、基板Wに対して適切なプラズマ処理結果を得ることができる。
<変形例>
なお、以上の実施形態における第2圧力調整機構60では、上側プレート61を基板支持部11の側壁11a側に配置し、可動構造体62をプラズマ処理チャンバ10の側壁102側に配置したが、これらの配置は上記実施形態に限定されない。すなわち、例えば図7及び図8に示す第2圧力調整機構200のように、上側プレート201をプラズマ処理チャンバ10の側壁102側に固定して配置し、可動構造体202を基板支持部11の側壁11a側に配置してもよい。この場合、プラズマ処理空間10sの常時換気を行うための間隙Cは、可動構造体202の円筒状壁体202aと基板支持部11の側壁11aとの間に形成される。換言すれば、可動構造体202の下側プレート202bは、円筒状壁体202aは、円筒状壁体202aの外壁側(径方向外側の側面)の上端部からプラズマ処理チャンバ10の外周側(すなわち径方向外側)に向かって突出するように、当該円筒状壁体202aと一体に設けられる。即ち、図7及び図8に示す例では、固定上側環状プレート201は、プラズマ処理チャンバ10の側壁102に固定され、プラズマ処理チャンバ10の側壁102から内方に向かって水平方向に延在している。そして、固定上側環状プレート201と基板支持部11の側壁11aとの間に第1の間隙G1´が形成される。また、可動構造体202は、固定上側環状プレート201の下方に配置される。可動構造体202は、円筒状壁体202a及び下側環状プレート202bを有し、これらは別部材であってもよく、一体化されてもよい。円筒状壁体202aは、基板支持部11の側壁11aに沿って縦方向に延在している。そして、円筒状壁体202aと基板支持部11の側壁11aとの間に第2の間隙G2´が形成される。下側環状プレート202bは、円筒状壁体202aの上端から外方に向かって水平方向に延在している。下側環状プレート202bは、固定上側環状プレート201と縦方向に重複する環状重複部分OVを有する。そして、下側環状プレート202bとプラズマ処理チャンバ10の側壁102との間に第3の間隙G3´が形成される。アクチュエータは、可動構造体202を縦方向に移動させるように構成される。固定上側環状プレート201及び下側環状プレート202bは、開口を有さない環状の無孔板状部材である。
かかる場合であっても、圧力検出器50による測定結果に基づいて上側プレート201と下側プレート202bとの間の距離H3を調整することで、プラズマ処理空間10sの内部圧力を精密に制御できるとともに、該圧力制御に係る時間を適切に短縮できる。従って、第1環状プレート201は、プラズマ処理チャンバ10の側壁102に固定されてもよく、この場合、可動構造体202は、基板支持部11の側壁11a又はその近傍に配置される。
また、以上の実施形態における第2圧力調整機構60では、上側プレート61を環状バッフルプレート41の下方に配置し、可動構造体62を当該上側プレート61の下方に配置したが、これらの配置は上記実施形態に限定されない。すなわち、例えば図9に示す第2圧力調整機構300のように、略L字形状のL字構造体302を環状バッフルプレート41の下方において固定して配置し、可動下側プレート301を当該L字構造体302の上側プレート302bの下方に配置してもよい。この場合、L字構造体302は、プラズマ処理チャンバ10の側壁102に沿って配置される円筒状壁体302aと、円筒状壁体302aの内壁側の上端部からプラズマ処理チャンバ10の内周側に向かって突出するように、当該円筒状壁体302aと一体に設けられる上側プレート302bと、を含む。またこの場合、プラズマ処理空間10sの常時換気を行うための間隙Cは、L字構造体302の円筒状壁体302aとプラズマ処理チャンバ10の側壁102との間に形成される。さらにこの場合、L字構造体302はプラズマ処理チャンバ10の側壁102の近傍に固定して配置され、可動下側プレート301は、基板支持部11の側壁11aに固定して配置される。また、可動下側プレート301は、アクチュエータ303により上側プレート302bに対して遠近方向に移動自在に構成される。
かかる場合であっても、圧力検出器50による測定結果に基づいて上側プレート302bと可動下側プレート301との間の距離H3を調整することで、プラズマ処理空間10sの内部圧力を精密に制御できるとともに、該圧力制御に係る時間を適切に短縮できる。従って、L字構造体302は、プラズマ処理チャンバ10の側壁102の近傍に固定されてもよく、この場合、第1環状プレート301は、L字構造体302の下方、且つ、基板支持部11の側壁11a又はその近傍において縦方向に移動自在に配置される。
また、図9に示した第2圧力調整機構300では、L字構造体302をプラズマ処理チャンバ10の側壁102側に配置し、可動下側プレート301を基板支持部11の側壁11a側に配置したが、これらの配置は上記実施形態に限定されない。すなわち、例えば図10に示す第2圧力調整機構400のように、略L字形状を有するL字構造体402を基板支持部11の側壁11a側に配置し、可動下側プレート401をプラズマ処理チャンバ10の側壁102側に配置してもよい。この場合、プラズマ処理空間10sの常時換気を行うための間隙Cは、L字構造体402の円筒状壁体402aと基板支持部11の側壁11aとの間に形成される。
かかる場合であっても、圧力検出器50による測定結果に基づいて上側プレート402bと可動下側プレート401との間の距離H3を調整することで、プラズマ処理空間10sの内部圧力を精密に制御できるとともに、該圧力制御に係る時間を適切に短縮できる。従って、L字構造体402は、基板支持部11の側壁11aの近傍に固定されてもよく、この場合、第1環状プレート401は、プラズマ処理チャンバ10の側壁102又はその近傍において縦方向に移動自在に配置される。
なお、以上の実施形態においては上側プレート61の位置を環状バッフルプレート41の位置に対して固定し、下側プレート62bを上側プレート61の位置に対して遠近方向(垂直方向)に移動可能に構成したが、排気システムの構成はこれに限定されない。すなわち、図示は省略するが、下側プレート62bを環状バッフルプレート41の位置に対して固定し、上側プレート61(可動構造体62)を環状バッフルプレート41と下側プレート62bとの間で移動可能に構成してもよい。換言すれば、上側プレート61(可動構造体62)を下側プレート62bに対して遠近方向に移動自在に構成してもよい。従って、少なくとも1つのアクチュエータ63は、圧力検出器50により検出された圧力に基づいて、第1環状プレート61のみを縦方向に移動させるように構成される。すなわち、少なくとも1つのアクチュエータ63は、L字構造体を移動させることなく第1環状プレート61を縦方向に移動させるように構成される。これにより、第1環状プレート61と第2環状プレート62bとの間の距離H3が変えられる。かかる場合であっても、圧力検出器50による測定結果に基づいて上側プレート61と下側プレート62bとの間の距離H3を調整することで、プラズマ処理空間10sの内部圧力を精密に制御できるとともに、該圧力制御に係る時間を適切に短縮できる。
また更に、上側プレート61と下側プレート62b(可動構造体62)の両方を、相互に遠近方向(縦方向)に対して移動可能に構成してもよい。従って、少なくとも1つのアクチュエータ63は、圧力検出器50により検出された圧力に基づいて、第1環状プレート61及び第2環状プレートを縦方向に移動させるように構成される。これにより、第1環状プレート61と第2環状プレート62bとの間の距離H3が変えられる。かかる場合であっても、圧力検出器50による測定結果に基づいて上側プレート61と下側プレート62bとの間の距離H3を調整することで、プラズマ処理空間10sの内部圧力を精密に制御できるとともに、該圧力制御に係る時間を適切に短縮できる。
なお、このように略L字形状の可動構造体62に代えて、又は加えて上側プレート61を縦方向に移動させる構造は、上記した第2圧力調整機構60に限られず、図7~図10に示した第2圧力調整機構200、300、400に対しても、同様に適用が可能である。従って、第2圧力調整機構60、200、300、400のいずれにおいても、少なくとも1つのアクチュエータの動作により、第1環状プレートと第2環状プレートの間の距離H3を自在に調節可能に構成される。従って、実施の形態に係るプラズマ処理装置は、環状バッフルプレートの下方に配置される第1環状プレートと、第1環状プレートの一部と縦方向に重複して配置される第2環状プレートと、第1環状プレート又は第2環状プレートのいずれか一方の径方向端部から、プラズマ処理チャンバの側壁又は基板支持部の側壁に沿って縦方向に配置され、プラズマ処理チャンバの側壁又は基板支持部の側壁との間で間隙を形成する円筒状壁体と、第1環状プレート及び第2環状プレートの少なくともいずれか一方を、相対的に縦方向に移動させる少なくとも1つのアクチュエータと、を備える。
<プラズマ処理方法>
次に、以上のように構成されたプラズマ処理システムを用いたプラズマ処理方法について説明する。なお、以下の説明においては、プラズマ処理装置1が、図3及び図4に示した第2圧力調整機構60を備える場合を例に説明を行う。プラズマ処理装置1においては、基板Wに対してエッチング処理、成膜処理、拡散処理等の任意のプラズマ処理が行われる。
プラズマ処理においては、先ず、プラズマ処理チャンバ10の内部に基板Wを搬送し、基板支持部11上に基板Wを載置する。その後、静電チャック内の電極に直流電圧を供給することにより、基板Wはクーロン力によって静電チャックに吸着保持される。また、基板Wのプラズマ処理チャンバ10への搬送後、排気システム40によってプラズマ処理チャンバ10の内部を所望の真空度まで減圧する。
次に、ガス供給部20から中央ガス注入部13を介してプラズマ処理空間10sに処理ガスを供給する。また、第1のRF生成部31aによりプラズマ生成用の高周波電力HFをアンテナ14に供給し、プラズマ処理空間10s内の処理ガスからプラズマを生成する。そして、生成されたプラズマの作用によって、基板支持部11上の基板Wに所望のプラズマ処理が施される。すなわち、生成されたプラズマを基板Wに曝すことにより基板Wに対してプラズマ処理が施される。プラズマ処理中のプラズマ処理チャンバ10の内部圧力は、圧力検出器50により経時的に測定(検出)される。
ここで、プラズマ処理チャンバ10の内部圧力は、プラズマ処理空間10sに対する処理ガスの供給により所望の設定圧力となるように調整される。この時、上述したように上側プレート61と下側プレート62bとの間の距離H3を小さくすることにより、当該上側プレート61と下側プレート62bが第2の圧力調整弁として作用するため、プラズマ処理チャンバ10の容積を疑似的に小さくでき、これによりプラズマ処理チャンバ10の内部圧力の制御を短時間で行うことができる。
さらにこの時、上述したように可動構造体62の円筒状壁体62aとプラズマ処理チャンバ10の側壁102との間に形成された間隙Cによりプラズマ処理空間10sの常時排気を行う。これにより、上側プレート61と下側プレート62bとの間の距離H3が小さくなった場合であっても、プラズマ処理チャンバ10の内部圧力の変化が急峻になることを抑制できる。
また上述したように、プラズマ処理装置においては、基板Wに対するプラズマ処理を適切に行うため、プラズマ処理チャンバ10の内部圧力を精密に制御することが重要になる。そこで本実施形態においては、圧力検出器50により測定されるプラズマ処理チャンバ10の内部圧力に基づいて、排気システム40における上側プレート61と下側プレート62bと間の距離H3を制御する。具体的には、圧力検出器50による測定結果がプラズマ処理の設定圧力よりも低い場合には、下側プレート62bを上昇させて距離H3を小さくすることで、プラズマ処理チャンバ10の内部圧力を上昇させる。また、圧力検出器50による測定結果がプラズマ処理の設定圧力よりも高い場合には、下側プレート62bを降下させて距離H3を大きくすることで、プラズマ処理チャンバ10の内部圧力を低下させる。従って、制御部2は、圧力検出器50により検出された圧力を、予め決められた設定圧力と比較し、検出された圧力が設定圧力よりも高いかどうか、及び/又は、低いかどうかを決定する。そして、制御部2は、検出された圧力が設定圧力よりも高い場合には距離H3が長くなり、検出された圧力が設定圧力よりも低い場合には距離H3が短くなるように少なくとも1つのアクチュエータ63を制御する。例えば、図3の例では、制御部2は、検出された圧力が設定圧力よりも高い場合には、可動構造体62を下降させ、検出された圧力が設定圧力よりも低い場合には、可動構造体62を上昇させる。
基板Wに対するプラズマ処理が完了すると、RF電源31からの高周波電力HF及び高周波電力LFの供給、及びガス供給部20による処理ガスの供給を停止する。また、プラズマ処理中に高周波電力LFを供給していた場合には、該高周波電力LFの供給も停止する。次いで、排気システム40によってプラズマ処理チャンバ10の内部から処理ガスを排気する。次いで、基板Wの裏面への伝熱ガスの供給を停止し、静電チャックによる基板Wの吸着保持を停止する。
プラズマ処理が施された基板Wは、その後、図示しない基板搬送機構によりプラズマ処理チャンバ10から搬送チャンバ等の外部装置に搬送され、基板Wに対する一連のプラズマ処理が終了する。
なお、以上の一実施形態にかかるプラズマ処理おいては、プラズマ処理の最中に圧力検出器50により測定されたプラズマ処理チャンバ10の内部圧力に基づいて下側プレート62bを適宜移動させたが、下側プレート62bの制御方法はこれに限定されない。例えば、プラズマ処理の最中に圧力検出器50により測定された内部圧力に基づいて下側プレート62bの動作をフィードバック制御することに代え、プラズマ処理の開始前に、予め定められた各種プロセスの設定圧力に基づいて、該プロセス毎に距離H3を変更するようにしてもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
例えば、以上の実施形態においてはプラズマ処理装置1が誘導結合型のプラズマ生成部を含む場合を例に説明を行ったが、プラズマ生成部の構成はこれに限定されるものではない。すなわち、圧力制御に係る時間の短縮が求められる各種プラズマ処理装置に本開示の技術を適用することで、適切に該圧力制御に係る時間を短縮できる。
以下、本開示にかかる技術の実施例について説明するが、本技術は以下の実施例に限定されるものではない。
本発明者らは、上述の第2圧力調整機構60により距離H3を小さくしてプラズマ処理チャンバの容積を疑似的に縮小させた場合(実施例)と、第2圧力調整機構60を含まず、プラズマ処理チャンバの容積に排気経路10eの容積が含まれる場合(比較例)において、プラズマ処理チャンバの内部圧力の制御にかかる時間をそれぞれ測定した。
具体的には、実施例と比較例のそれぞれの場合においてプラズマ処理空間に対して処理ガスを供給し、プラズマ処理チャンバの内部圧力が所望の設定圧力に昇圧されるまでの時間を測定した。
図11は、本実施例の結果を模式的に示す説明図であって、プラズマ処理チャンバに供給する処理ガスの流量(横軸)と、設定圧力に到達する間に要する時間(縦軸)の関係を示すグラフである。本実施例においては、設定圧力を100mT、処理ガスの供給流量を100sccm、500sccm、1000sccmとした。なお、図中において実線は実施例、破線は比較例をそれぞれ示している。
図11に示すように、上側プレート61と下側プレート62bとの間の距離H3を小さくした状態でプラズマ処理チャンバ10の内部圧力を制御することにより、該内部圧力を設定圧力に到達させるまでに要する時間が短くなることがわかる。具体的には、本発明者らが検討を行ったところ、実施例において設定圧力に到達するまでに要する時間を、第2圧力調整機構60を含まない場合と比較して、およそ30~40%に短縮できることがわかった。
またこの時、円筒状壁体62aとプラズマ処理チャンバ10の側壁102との間に形成された間隙Cから常時排気を行うことで、プラズマ処理チャンバの内部圧力の変化を緩やかにできることを確認できた。
以上の結果から分かるように、プラズマ処理装置1に第2の圧力調整弁として機能する上側プレート61及び可動構造体62を配することにより、適切にプラズマ処理チャンバ10の圧力制御に係る時間を短縮できる。また、これとともに、プラズマ処理チャンバ10の内部圧力の変化を緩やかにして(内部圧力の変化が急峻になることを抑制して)、基板Wに対して適切なプラズマ処理結果を得ることができる。
1 プラズマ処理装置
10 プラズマ処理チャンバ
11 基板支持部
11a (基板支持部の)側壁
41 環状バッフルプレート
41a 開口
61 上側プレート
62 可動構造体
62a 円筒状壁体
62b 下側プレート
63 アクチュエータ
102 (プラズマ処理チャンバの)側壁
C 間隙
OV 環状重複部分
W 基板

Claims (20)

  1. プラズマ処理チャンバと、
    前記プラズマ処理チャンバ内に配置される基板支持部と、
    前記基板支持部を囲むように配置され、複数の開口を有する環状バッフルプレートと、
    前記環状バッフルプレートの下方に配置され、前記基板支持部の側壁から外方に延在する固定上側環状プレートであり、前記固定上側環状プレートと前記プラズマ処理チャンバの側壁との間に第1の間隙が形成される、固定上側環状プレートと、
    前記固定上側環状プレートの下方に配置される可動構造体であり、前記可動構造体は、
    前記プラズマ処理チャンバの側壁に沿って縦方向に延在する円筒状壁体であり、前記円筒状壁体と前記プラズマ処理チャンバの側壁との間に第2の間隙が形成される、円筒状壁体と、
    前記円筒状壁体の上端から内方に延在する下側環状プレートであり、前記下側環状プレートは、前記固定上側環状プレートと縦方向に重複する環状重複部分を有し、前記下側環状プレートと前記基板支持部の側壁との間に第3の間隙が形成される、下側環状プレートと、を有する、可動構造体と、
    前記可動構造体を縦方向に移動させるように構成されるアクチュエータと、を備える、プラズマ処理装置。
  2. 前記プラズマ処理チャンバ内の圧力を検出する圧力検知器と、
    検出された圧力に基づいて、前記固定上側環状プレートと前記可動構造体との間の相対的な距離を変えるように、前記アクチュエータを制御するように構成される制御部と、をさらに備える、請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記検出された圧力が設定圧力よりも高い場合には前記距離を大きくするように前記アクチュエータを制御し、
    前記検出された圧力が前記設定圧力よりも低い場合には前記距離を小さくするように前記アクチュエータを制御するように構成される、請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記第2の間隙は、2.0mm以下である、請求項1~3のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記環状重複部分は、5mm~10mmの幅を有する、請求項4に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記第1の間隙は、前記固定上側環状プレートの幅よりも小さく、且つ、前記第2の間隙よりも大きい、請求項5に記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記環状バッフルプレートと前記固定上側環状プレートとの間の距離は、40mm以上である、請求項6に記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記円筒状壁体は、10mm~60mmの縦方向寸法を有する、請求項4に記載のプラズマ処理装置。
  9. 前記固定上側環状プレートの幅は、前記下側環状プレートの幅よりも大きい、請求項4に記載のプラズマ処理装置。
  10. 前記プラズマ処理チャンバは50L以上の容積を有する、請求項4に記載のプラズマ処理装置。
  11. 前記プラズマ処理チャンバ内の圧力を制御するように構成される圧力制御バルブをさらに備え、
    前記圧力制御バルブは、APC(Adaptive
    Pressure Control)バルブ又はポペットバルブの少なくともいずれかから選択される、請求項10に記載のプラズマ処理装置。
  12. プラズマ処理チャンバと、
    前記プラズマ処理チャンバ内に配置される基板支持部と、
    前記基板支持部を囲むように配置され、複数の開口を有する環状バッフルプレートと、
    前記環状バッフルプレートの下方に配置され、前記プラズマ処理チャンバの側壁から内方に延在する固定上側環状プレートであり、前記固定上側環状プレートと前記基板支持部の側壁との間に第1の間隙が形成される、固定上側環状プレートと、
    前記固定上側環状プレートの下方に配置される可動構造体であり、前記可動構造体は、
    前記基板支持部の側壁に沿って縦方向に延在する円筒状壁体であり、前記円筒状壁体と前記基板支持部の側壁との間に第2の間隙が形成される、円筒状壁体と、
    前記円筒状壁体の上端から外方に延在する下側環状プレートであり、前記下側環状プレートは、前記固定上側環状プレートと縦方向に重複する環状重複部分を有し、前記下側環状プレートと前記プラズマ処理チャンバの側壁との間に第3の間隙が形成される、下側環状プレートと、を有する、可動構造体と、
    前記可動構造体を縦方向に移動させるように構成されるアクチュエータと、を備える、プラズマ処理装置。
  13. 前記プラズマ処理チャンバ内の圧力を検出する圧力検知器と、
    検出された圧力に基づいて、前記固定上側環状プレートと前記可動構造体との間の相対的な距離を変えるように前記アクチュエータを制御するように構成される制御部と、をさらに備える、請求項12に記載のプラズマ処理装置。
  14. 前記制御部は、
    前記検出された圧力が設定圧力よりも高い場合には前記距離を大きくするように前記アクチュエータを制御し、
    前記検出された圧力が前記設定圧力よりも低い場合には前記距離を小さくするように前記アクチュエータを制御するように構成される、請求項13に記載のプラズマ処理装置。
  15. 前記第2の間隙は、2.0mm以下である、請求項12~14のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  16. 前記環状重複部分は、5mm~10mmの幅を有する、請求項15に記載のプラズマ処理装置。
  17. 前記円筒状壁体は、10mm~60mmの縦方向寸法を有する、請求項15に記載のプラズマ処理装置。
  18. プラズマ処理チャンバと、
    前記プラズマ処理チャンバ内に配置される基板支持部と、
    前記基板支持部を囲むように配置され、複数の開口を有する環状バッフルプレートと、
    前記環状バッフルプレートの下方に配置され、前記基板支持部の側壁から外方に延在する第1環状プレートであり、前記第1環状プレートと前記プラズマ処理チャンバの側壁との間に第1の間隙が形成される、第1環状プレートと、
    前記第1環状プレートの下方に配置される構造体であり、前記構造体は、
    前記プラズマ処理チャンバの側壁に沿って縦方向に延在する円筒状壁体であり、前記円筒状壁体と前記プラズマ処理チャンバの側壁との間に第2の間隙が形成される、円筒状壁体と、
    前記円筒状壁体の上端から内方に延在する第2環状プレートであり、前記第2環状プレートは、前記第1環状プレートと縦方向に重複する環状重複部分を有し、前記第2環状プレートと前記基板支持部の側壁との間に第3の間隙が形成される、第2環状プレートと、を有する、構造体と、
    前記第1環状プレート及び前記構造体の少なくともいずれか一方を縦方向に移動させるように構成される少なくとも1つのアクチュエータと、を備える、プラズマ処理装置。
  19. プラズマ処理チャンバと、
    前記プラズマ処理チャンバ内に配置される基板支持部と、
    前記基板支持部を囲むように配置され、複数の開口を有する環状バッフルプレートと、
    前記環状バッフルプレートの下方に配置される第1環状プレートと、
    前記第1環状プレートの一部と縦方向に重複して配置される第2環状プレートと、
    前記第1環状プレート又は前記第2環状プレートのいずれか一方の径方向端部から、前記プラズマ処理チャンバの側壁又は前記基板支持部の側壁に沿って縦方向に配置され、当該プラズマ処理チャンバの側壁又は当該基板支持部の側壁との間で2.0mm以下の間隙を形成する円筒状壁体と、
    前記第1環状プレート及び前記第2環状プレートの少なくともいずれか一方を、相対的に縦方向に移動させる少なくとも1つのアクチュエータと、を備える、プラズマ処理装置。
  20. プラズマ処理チャンバと、
    前記プラズマ処理チャンバ内に配置される基板支持部と、
    前記基板支持部を囲むように配置され、複数の開口を有する環状バッフルプレートと、
    前記環状バッフルプレートの下方において、前記基板支持部の側壁に内端が固定して配置される第1環状プレートと、
    前記第1環状プレートの下方に配置される可動構造体であり、
    前記プラズマ処理チャンバの側壁に沿って縦方向に配置され、当該プラズマ処理チャンバの側壁との間で間隙を形成する円筒状壁体と、
    前記円筒状壁体の内壁上端に配置され、前記第1環状プレートの一部と縦方向に重複して環状重複部分を形成する第2環状プレートと、を有する可動構造体と、
    前記可動構造体を縦方向に移動させるアクチュエータと、
    前記プラズマ処理チャンバ内の圧力を検出する圧力検知器と、を備えるプラズマ処理装置を用いたプラズマ処理方法であって、
    (a)前記基板支持部に支持された基板に対してプラズマ処理を実行する工程と、
    (b)前記プラズマ処理チャンバ内の圧力を検出する工程と、
    (c)前記の検出された圧力に基づいて、前記可動構造体を前記第1環状プレートに対して縦方向に移動させる工程と、を含むプラズマ処理方法。
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