JP7802254B1 - プラント最適運用計画装置 - Google Patents

プラント最適運用計画装置

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Abstract

本開示は、最適な冷却水温度に基づき、プラントの最適運用計画を作成するプラント最適運用計画装置の提供を目的とする。本開示に係るプラント最適運用計画装置は、階層構成のプラント構成機器を有する対象プラント(200)の最適運用計画を作成するプラント最適運用計画装置であって、対象プラント(200)のプラント運用データおよび気象データに基づいて電力需要および熱需要を予測する需要予測部(114)と、評価関数の評価値を最小化または最大化することを目的にプラント構成機器の最適な冷却水温度を探索する温度探索部(116)と、予測した電力需要および熱需要と、プラント構成機器の冷却水温度に依存する機器特性係数と、最適な冷却水温度とに基づいて、評価関数の評価値が最小化または最大化する、プラント構成機器ごとの起動停止状態および入出力エネルギーの計画を含む最適運用計画を作成する計画部(117)と、を備える。

Description

本開示は、階層構成のプラント構成機器を有するプラントの最適運用計画の算出に関する。
プラントは、そのエネルギーコストを低減するように運用されることが重要である。従って、エネルギーコストの最小化を目的としたプラント構成機器の起動停止状態および入出力エネルギーなどの計画を立案するプラント運用計画問題を扱う研究が行われている。
冷水を製造する吸収冷凍機またはターボ冷凍機などのプラント構成機器は、冷却水温度によって冷水の製造効率が変わる。一般的に、冷却水温度が低いと冷水の製造効率が高まる傾向がある。冷却水は、冷却塔方式の場合、ファンの消費電力によって冷却水温度が変わる。一般的に、ファンの消費電力を増やすと冷却水温度は低くなる傾向にある。このように、冷却水温度を変えることによって、冷水の製造効率およびファンの消費電力が変わるため、冷却水温度を適切に設定することで、エネルギーコストの低減が期待できる。
特許文献1には、各タービンの復水器の冷却水温度を計測量として入力するか、または冷却源の温度から推定する冷却水温度入力手段と、エネルギープラントの各種プロセス量と復水器の冷却水温度に基づき、復水器性能の変化による電力出力補正量を算出する補正量算出手段と、エネルギープラントの各種プロセス量と電力出力補正量に基づき、エネルギープラントを構成する各機器の特性をモデル化して機器特性モデルを構築するモデル構築・更新手段と、エネルギープラントの各種プロセス量と、電力出力補正量、および機器特性モデルに基づき、エネルギープラントのボイラの蒸気生成量と各タービンの蒸気配分量および抽気蒸気量の最適運用解を算出する最適運用解算出手段を有することを特徴とするエネルギープラントの最適運用システムが開示されている。このエネルギープラントの最適運用システムによれば、タービン復水器性能に影響する冷却水温度を陽に取り込むことにより、精度の高い機器特性モデルを構築可能とし、安定した最適運用解を算出可能である。
特開2007-255198号公報
特許文献1には、機器性能に影響する冷却水温度の計測量または推定値を用いて、冷却水温度に基づく機器性能の変化によるエネルギー出力の補正量を算出することで、冷却水温度特性を考慮する方法について記載されている。しかし、この方法では、冷却水温度は固定値として扱われていて、評価関数の評価値を最大化または最小化することを目的に解を探索して求めた最適な冷却水温度に基づく運用計画の立案については述べられていない。すなわち、特許文献1の方法では、冷却水温度自体を変更することにより、冷水の製造効率を向上させて、エネルギーコストを低減させることはできない。
本開示の技術は、上記事情を鑑みてなされたもので、最適な冷却水温度に基づき、プラントの最適運用計画を作成するプラント最適運用計画装置の提供を目的とする。
本開示のプラント最適運用計画装置は、階層構成のプラント構成機器を有する対象プラントの最適運用計画を作成するプラント最適運用計画装置であって、対象プラントのプラント運用データおよび気象データに基づいて電力需要および熱需要を予測する需要予測部と、評価関数の評価値を最小化または最大化することを目的にプラント構成機器の最適な冷却水温度を探索する温度探索部と、予測した電力需要および熱需要と、プラント構成機器の冷却水温度に依存する機器特性係数と、最適な冷却水温度とに基づいて、プラント構成機器の冷却水温度が最適な冷却水温度となるように評価関数の評価値が最小化または最大化する、プラント構成機器ごとの起動停止状態および入出力エネルギーの計画を含む最適運用計画を作成する計画部と、を備える。
本開示のプラント最適運用計画装置によれば、最適な冷却水温度に基づき対象プラントの最適運用計画を作成することが可能である。本開示の目的、特徴、態様、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
実施の形態1に係るプラント最適運用計画装置の機能構成図である。 実施の形態1に係る対象プラントの一例を示す図である。 実施の形態1に係るプラント最適運用計画装置のハードウェア構成図である。 実施の形態1に係るプラント最適運用計画装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るプラント最適運用計画装置の機能構成図である。 実施の形態2に係るプラント最適運用計画装置の動作を示すフローチャートである。
以下、添付される図面を参照しながら実施の形態について説明する。以下の実施の形態では、技術の説明のために詳細な特徴なども示されるが、それらは例示であり、実施の形態が実施可能となるためにそれらすべてが必ずしも必須の特徴ではない。
なお、図面は概略的に示されるものであり、説明の便宜のため、適宜、構成の省略、または、構成の簡略化などが図面においてなされるものである。また、異なる図面にそれぞれ示される構成などの大きさおよび位置の相互関係は、必ずしも正確に記載されるものではなく、適宜変更され得るものである。
また、以下に示される説明では、同様の構成要素には同じ符号を付して図示し、それらの名称と機能とについても同様のものとする。したがって、それらについての詳細な説明を、重複を避けるために省略する場合がある。
また、本願明細書に記載される説明において、ある構成要素を「備える」、「含む」または「有する」などと記載される場合、特に断らない限りは、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
<A.実施の形態1>
<A-1.対象プラント>
図2は、実施の形態1に係るプラント最適運用計画装置が対象とする対象プラント200の一例を示している。以下、図2に沿って対象プラント200を説明する。
対象プラント200は、2台のボイラ241A,241Bと、3台の吸収冷凍機242A,242B,242Cと、2台の冷却塔243A,243Bとを、プラント構成機器として備えて構成される。以下の説明において、ボイラ241Aとボイラ241Bとを区別しない場合には、単にボイラ241と称することがある。このことは、吸収冷凍機242A,242B,242C、および冷却塔243A,243Bについても同様である。なお、ボイラ241、吸収冷凍機242、および冷却塔243はそれぞれ1台であってもよい。また、複数のボイラ241を1つのボイラとみなしたボイラグループ、および複数の冷却塔243を1つの冷却塔とみなした冷却塔グループもプラント構成機器である。
ボイラ241は、燃料221を消費して蒸気を製造するプラント構成機器である。燃料221は、エネルギーを発生させるものであり、例えば都市ガスである。吸収冷凍機242は、蒸気を消費して冷水を製造するプラント構成機器である。冷却塔243は、冷却水の熱を大気へ放出するプラント構成機器である。
対象プラント200は、ガス導管網を通じてボイラ241Aおよびボイラ241Bへガス事業者から購入した燃料221を供給する。ボイラ241Aおよびボイラ241Bで製造された蒸気は、蒸気ヘッダ211へ供給される。蒸気ヘッダ211は、蒸気導管網を通じて蒸気需要231があるビルまたは工場へ蒸気を供給する。また、蒸気ヘッダ211から吸収冷凍機242Aおよび吸収冷凍機242Bおよび吸収冷凍機242Cへ蒸気が供給される。吸収冷凍機242Aおよび吸収冷凍機242Bおよび吸収冷凍機242Cで製造された冷水は、冷水導管網を通じて冷水需要232があるビルまたは工場へ供給される。蒸気需要231および冷水需要232を熱需要と称する。吸収冷凍機242Aおよび吸収冷凍機242Bおよび吸収冷凍機242Cで冷水を製造する際に発生した熱は冷却水へ捨てられる。冷却塔243Aおよび冷却塔243Bは、ファンを回転させて、冷却水の熱を大気へ放出する。ファンを回転させるためには、一般送配電事業者の電力ネットワークを利用して小売電気事業者から購入した電力222が必要である。また、対象プラント200は、小売電気事業者から購入した電力222を、一般送配電事業者の電力ネットワークを利用し、プラントがある建物の電力需要233へ供給する。
対象プラント200は、ボイラ241と吸収冷凍機242という2種類のプラント構成機器を階層的に組み合わせて、燃料221から冷水というエネルギーを製造する。このように、2種類以上のプラント構成機器を階層的に組み合わせて、燃料221から1種類または1種類以上のエネルギーを製造するプラントを、階層構成のプラント構成機器を有するプラントと称する。
プラント最適運用計画装置101のユーザである対象プラント200の運用者(以下、プラント運用者)は、供給規定に定められた圧力または温度を維持しながら、エネルギーの製造を効率的に行うことが求められる。供給規定に定められた圧力または温度を維持するためには、蒸気需要231、冷水需要232および電力需要233に一致する蒸気熱量、冷水熱量および電力を対象プラント200から供給するために、プラント構成機器の起動停止状態および入出力エネルギーなどを制御する必要がある。
<A-2.プラント最適運用計画装置の機能構成>
図1は、実施の形態1に係るプラント最適運用計画装置101の機能構成図である。以下、図1に沿ってプラント最適運用計画装置101の機能構成の一例を説明する。
プラント最適運用計画装置101は、運用データ入力部111、運用データ記憶部112、気象データ入力部113、需要予測部114、係数記憶部115、温度探索部116、計画部117、計画出力部118、およびデータ入出力部119を備えて構成される。
運用データ入力部111は、対象プラント200の運用データ(以下、「プラント運用データ」と称する)を取得する。プラント運用データには、プラント構成機器ごとの運用データ、蒸気需要231のある需要家への送り出し側で計測された運用データ、冷水需要232がある需要家への送り出し側で計測された運用データ、および電力需要233のある需要家の分電盤で計測した電力量の運用データが含まれる。プラント構成機器ごとの運用データは、ボイラ241のプラント構成機器ごとの燃料投入量、蒸気温度、蒸気圧力および蒸気流量の運用データ、吸収冷凍機242のプラント構成機器ごとの蒸気温度、蒸気圧力、蒸気流量、冷水温度、冷水流量、冷却水温度および冷却水流量の運用データ、ならびに冷却塔243のプラント構成機器ごとの冷却水温度、冷却水流量および消費電力の運用データが含まれる。蒸気需要231のある需要家への送り出し側で計測された運用データには、蒸気温度、蒸気圧力および蒸気流量の運用データが含まれる。冷水需要232がある需要家への送り出し側で計測された運用データには、冷水温度および冷水流量の運用データが含まれる。
運用データ入力部111は、取得したプラント運用データを用いて、蒸気熱量、冷水熱量および冷却水熱量を計算する。ここで計算された蒸気熱量、冷水熱量および冷却水熱量はプラント運用データの一部である。
運用データ記憶部112は、運用データ入力部111が取得または計算したプラント運用データを記憶する。
気象データ入力部113は、対象プラント200がある建物から最も近い地点の気象データを取得する。気象データは、気温予測値または外気湿球温度予測値を含む。
需要予測部114は、運用データ記憶部112に記憶されたプラント運用データと、気象データ入力部113が取得した気象データとを用いて、計画対象期間の蒸気需要231、冷水需要232または電力需要233を予測し、需要予測値として計算する。
係数記憶部115は、プラント構成機器の機器特性係数を記憶する。プラント構成機器の機器特性係数には、ボイラ241Aおよびボイラ241Bを1つのボイラとみなしたボイラグループの機器特性係数、冷却水温度に依存する吸収冷凍機242のプラント構成機器ごとの機器特性係数、ならびに冷却塔243Aおよび冷却塔243Bを1つの冷却塔とみなした冷却塔グループの冷却水温度および外気湿球温度に依存する機器特性係数が含まれる。
ボイラグループの機器特性係数は、ボイラグループの機器特性が線形関数で表現される場合、その線形関数の傾きおよび切片である。
冷却水温度に依存する吸収冷凍機242のプラント構成機器ごとの機器特性係数は、過渡的な機器特性と冷却水温度に依存する定常的な機器特性とで表現される機器特性係数である。過渡的な機器特性が一次遅れ系で表現される場合、時定数が機器特性係数である。冷却水温度に依存する定常的な機器特性が、線形関数と冷却水基準温度を基準にした冷却水温度特性ゲインとで表現される場合、傾きおよび切片、冷却水基準温度、ならびに冷却水温度特性が機器特性係数である。冷却水温度に依存する定常的な機器特性が、凸区分線形関数と冷却水基準温度を基準にした冷却水温度特性ゲインとで表現される場合、各区間の傾きおよび切片、冷却水基準温度、ならびに冷却水温度特性が機器特性係数である。
冷却塔グループの冷却水温度および外気湿球温度に依存する機器特性係数は、機器特性が線形関数と冷却水基準温度を基準にした冷却水温度特性ゲインと外気湿球基準温度を基準にした外気湿球温度特性ゲインとで表現される場合は、傾きおよび切片、冷却水基準温度、冷却水温度特性、外気湿球基準温度、ならびに外気湿球温度特性が機器特性係数である。
温度探索部116は、冷却水温度に関する運用上の制約条件を取得し、エネルギーコストなどの評価関数の評価値が最小になる最適な冷却水温度を探索する。冷却水温度に関する運用上の制約条件には、冷却水温度の変化速度限度、プラント構成機器保護の観点の冷却水温度上下限、または冷却水温度の有効桁数が含まれる。冷却水温度は、プラント運用者が対象プラント200の運用を管理する時間単位の冷却水温度である。対象プラント200の運用を管理する時間単位は、例えば30分である。温度探索部116は、冷却水温度に関する運用上の制約条件を満たし、かつ外気湿球温度に依存する冷却水温度下限値の範囲で、最適な冷却水温度を探索する。温度探索部116は、局所探索法またはタブサーチなどのメタヒューリスティクスを用いるか、もしくは対象プラント運用者の知識を基に構築したエキスパートシステムを用いて、評価関数の評価値が最小になる最適な冷却水温度を探索する。
計画部117は、需要予測部114が予測した計画対象期間の需要予測値と、係数記憶部115から読み出したプラント構成機器の機器特性係数と、温度探索部116から読み出した最適な冷却水温度と、プラント構成機器の運用上の制約条件の設定値とに基づき、対象プラント200の運用計画を立案する。計画対象期間の需要予測値には、蒸気需要231、冷水需要232または電力需要233などが含まれる。プラント構成機器の運用上の制約条件の設定値とは、プラント構成機器の設備容量制約、最小運転時間制約または最小停止時間制約などの運用上の制約条件を考慮するために設定されたものであり、プラント構成機器の熱量の上下限値、流量の上下限値、最小運転時間または最小停止時間を含む。計画部117は、プラント構成機器の運用上の制約条件を満たしつつ、エネルギーコストなどの所定の評価関数の評価値が最小になる対象プラント200の運用計画を立案する。この運用計画には、吸収冷凍機242のプラント構成機器ごとの起動停止状態と、ボイラグループの燃料投入量および蒸気熱量と、吸収冷凍機242のプラント構成機器ごとの蒸気熱量、冷水熱量、冷水流量および冷却水熱量と、冷却塔グループの冷却水熱量および消費電力などの入出力エネルギーが含まれる。
計画出力部118は、計画部117が立案した対象プラント200の運用計画に基づき、運用計画を表現する積み上げグラフまたは折れ線グラフを作成する。
データ入出力部119は、係数記憶部115が記憶するプラント構成機器の機器特性係数を受け付ける。この機器特性係数はプラント運用者により設定される。また、データ入出力部119は、冷却水温度に関する運用上の制約条件の設定値を受け付ける。この設定値は温度探索部116において考慮される。また、データ入出力部119は、プラント構成機器の運用上の制約条件の設定値を受け付ける。この設定値は、プラント運用者により設定され、計画部117において考慮される。また、データ入出力部119は、計画出力部118が作成した運用計画を表現する積み上げグラフまたは折れ線グラフを、対象プラント運用者へ表示する。
1つの対象プラント200に対して1台のプラント最適運用計画装置101が設置される。プラント最適運用計画装置101の設置場所は、プラント運用者が在室する部屋であり、例えば、対象プラント200がある建物のオペレーション室である。
以上がプラント最適運用計画装置101の機能構成の一例の説明である。
<A-3.プラント最適運用計画装置のハードウェア構成>
図3は、プラント最適運用計画装置101のハードウェア構成図である。以下、図3に沿って、プラント最適運用計画装置101のハードウェア構成の一例を説明する。
プラント最適運用計画装置101は、入力装置301、出力装置302、CPU(Central Processing Unit)303、主記憶装置304、二次記憶装置305および通信機器306を備える。通信機器306は、プラント最適運用計画装置101を通信ネットワーク307に接続するためのものである。CPU303、主記憶装置304および二次記憶装置305は処理回路の一例である。
図1におけるデータ入出力部119は入力装置301および出力装置302によって実現される。図1における運用データ記憶部112および係数記憶部115は、主記憶装置304または二次記憶装置305によって実現される。図1における需要予測部114、温度探索部116、計画部117および計画出力部118は、CPU303が主記憶装置304または二次記憶装置305に格納されたソフトウェアプログラムを実行することによって実現される。図1における、対象プラント200からの情報を取得する運用データ入力部111と、需要予測に必要となる気象データを取得する気象データ入力部113とは、通信機器306によって実現される。
以上がプラント最適運用計画装置101のハードウェア構成の一例である。
<A-4.プラント最適運用計画装置の動作>
図4は、プラント最適運用計画装置101の計算処理を示すフローチャートである。以下、図4に沿ってプラント最適運用計画装置101の計算処理を説明する。
プラント最適運用計画装置101は、毎日6:00などのある決まった時刻に起動され、そのタイミングで、図4に示す計算処理の実行を開始する。プラント最適運用計画装置101は、ステップS101において電力需要および熱需要の予測を行う。次に、プラント最適運用計画装置101は、ステップS102においてプラント構成機器特性係数を取得する。その後、プラント最適運用計画装置101は、ステップS103において冷却水温度を探索する。次に、プラント最適運用計画装置101は、ステップS104において最適運用計画を立案する。その後、プラント最適運用計画装置101は、ステップS105において計算結果を表示する。
(図4におけるステップS101:電力需要および熱需要の予測)
運用データ入力部111は、取得した対象プラント200の運用データを用いて、蒸気熱量、冷水熱量および冷却水熱量を計算する。運用データ入力部111は、蒸気温度および蒸気圧力から有効熱落差を計算し、さらに有効熱落差および蒸気流量から蒸気熱量を計算する。運用データ入力部111は、冷水温度、冷水流量および比熱を用いて冷水熱量を計算する。運用データ入力部111は、冷却水温度、冷却水流量および比熱を用いて冷却水熱量を計算する。運用データ入力部111が取得した対象プラント200の運用データと、運用データ入力部111が計算した蒸気熱量、冷水熱量および冷却水熱量とは、運用データ記憶部112でプラント運用データとして記憶される。
需要予測部114は、計画対象の日付および曜日を用いて、計画対象の日付に近い日付であって、曜日が一致する類似日を運用データ記憶部112に記憶されたプラント運用データから検索する。そして、需要予測部114は、類似日のプラント運用データと気温実績または外気湿球温度実績などの気象データの実績値とを用いて、蒸気需要231、冷水需要232および電力需要233の回帰モデルを構築する。さらに、需要予測部114は、構築した蒸気需要231の回帰モデルと気象データ入力部113が取得した気象データとを用いて、蒸気需要231の予測値を得る。また、需要予測部114は、構築した冷水需要232の回帰モデルと気象データ入力部113が取得した気象データとを用いて、冷水需要232の予測値を得る。また、需要予測部114は、構築した電力需要233の回帰モデルと気象データ入力部113が取得した気象データとを用いて、電力需要233の予測値を得る。
(図4におけるステップS102:プラント構成機器特性係数の取得)
計画部117は、係数記憶部115に記憶したプラント構成機器の機器特性係数を取得する。
[ボイラグループの機器特性係数の取得]
式(1)は、ボイラ241Aおよびボイラ241Bを1つのボイラとみなしたボイラグループの機器特性を表現する式である。
なお、t∈Tmである。Tmは、プラント運用者が対象プラント200の運用を管理する時間単位である30分間で計画期間を分割し、計画期間の初期時刻を1とする連番で番号付けした時刻の集合である。s_bはボイラグループが製造する蒸気熱量[GJ/h]を表す。f_bはボイラグループの燃料投入量[m/h]を表す。u_bはボイラグループの起動停止状態を表すバイナリであって、1が起動状態、0が停止状態を表す。HA_Bはボイラグループの機器特性の傾きであり、HB_Bはボイラグループの機器特性の切片である。
係数記憶部115に記憶されるボイラグループの機器特性係数は、ボイラグループの機器特性の傾きHA_B、およびボイラグループの機器特性の切片HB_Bである。係数記憶部115に記憶されたボイラグループの機器特性係数を取得するとは、ボイラグループの機器特性の傾きHA_Bとボイラグループの機器特性の切片HB_Bとを取得することである。
[吸収冷凍機242の機器特性係数の取得]
式(2)から式(6)は、冷却水温度に依存する吸収冷凍機242のプラント構成機器ごとの機器特性を表現する式である。式(2)は冷却水温度に依存する定常的な機器特性を表現する式である。
なお、a∈ARであり、ARは吸収冷凍機242の集合である。cw_ar_sca,tは吸収冷凍機242が製造する冷水熱量の定常成分[GJ/h]を表す。s_ara,tは吸収冷凍機242が消費する蒸気熱量[GJ/h]を表す。u_ara,tは吸収冷凍機242の起動停止状態を表すバイナリであって、1が起動状態、0が停止状態を表す。K_CDW_ARa,tは冷却水温度特性ゲインであり、G()は区分線形関数である。
式(3)は、過渡的な機器特性を一次遅れ系で表現する式である。
なお、cw_ara,tは吸収冷凍機242が製造する冷水熱量[GJ/h]を表し、T_ARは時定数[s]を表す。
式(4)は、冷却水温度特性ゲインの計算式である。
なお、T_CDWは冷却水温度[℃]を表し、T_CDWZ_ARは冷却水基準温度[℃]を表し、C_CDW_ARは冷却水温度特性[%/℃]を表す。
式(5)および式(6)は区間がN個の凸区分線形関数を表現する式である。
なお、s_ara,t,kは吸収冷凍機242が区間kで消費する蒸気熱量[GJ/h]を表し、GA_ARa,kは吸収冷凍機242の区間kの機器特性の傾きを表し、GB_ARは吸収冷凍機242の機器特性の切片を表す。
係数記憶部115に記憶される、冷却水温度に依存する吸収冷凍機242のプラント構成機器ごとの機器特性係数は、吸収冷凍機242の区間kの機器特性の傾きGA_ARa,k、吸収冷凍機242の機器特性の切片GB_AR、時定数T_AR、冷却水基準温度T_CDWZ_AR、および冷却水温度特性C_CDW_ARである。係数記憶部115に記憶された、冷却水温度に依存する吸収冷凍機242のプラント構成機器ごとの機器特性係数を取得するとは、吸収冷凍機242の区間kの機器特性の傾きGA_ARa,kと吸収冷凍機242の機器特性の切片GB_AR、時定数T_AR、冷却水基準温度T_CDWZ_AR、および冷却水温度特性C_CDW_ARを取得することである。
[冷却塔グループの機器特性係数の取得]
式(7)から式(10)は、冷却塔243Aおよび冷却塔243Bを1つの冷却塔とみなした冷却塔グループの機器特性を表現する式である。冷却塔グループの機器特性は、線形関数、冷却水基準温度を基準にした冷却水温度特性ゲイン、および外気湿球基準温度を基準にした外気湿球温度特性ゲインで表現される。
式(7)は、冷却塔グループの冷却水温度および外気湿球温度に依存する機器特性を表現する式である。
なお、e_ctは冷却塔グループのファン消費電力[kW]である。q_cdwは大気へ放出する冷却水熱量[GJ/h]である。FA_CTは冷却塔グループの機器特性の傾きである。FB_CTは冷却塔グループの機器特性の切片である。K_CDW_CTは冷却水温度特性ゲインである。K_WB_CTは外気湿球温度特性ゲインである。
式(8)は、冷却水温度特性ゲインの計算式である。
なお、T_CDWZ_CTは冷却水基準温度[℃]である。C_CDW_CTは冷却水温度特性[%/℃]である。
式(9)は、外気湿球温度特性ゲインの計算式である。
なお、T_WBは外気湿球温度[℃]である。T_WBZ_CTは外気湿球基準温度[℃]である。C_WB_CTは外気湿球温度特性[%/℃]である。
式(10)は、大気へ放出する冷却水熱量の計算式である。
係数記憶部115に記憶される冷却塔グループの冷却水温度および外気湿球温度に依存する機器特性係数は、冷却塔グループの機器特性の傾きFA_CT、冷却塔グループの機器特性の切片FB_CT、冷却水基準温度T_CDWZ_CT、冷却水温度特性C_CDW_CT、外気湿球基準温度T_WBZ_CT、および外気湿球温度特性C_WB_CTである。係数記憶部115に記憶された冷却塔グループの冷却水温度および外気湿球温度に依存する機器特性係数を取得するとは、冷却塔グループの機器特性の傾きFA_CT、冷却塔グループの機器特性の切片FB_CT、冷却水基準温度T_CDWZ_CT、冷却水温度特性C_CDW_CT、外気湿球基準温度T_WBZ_CT、および外気湿球温度特性C_WB_CTを取得することである。
(図4におけるS103:冷却水温度の探索)
温度探索部116は、冷却水温度に関する運用上の制約条件を取得する。冷却水温度に関する運用上の制約条件は、式(11)のような冷却水温度の変化速度限度、24[℃]から32[℃]までといったプラント構成機器保護の観点の冷却水温度上下限範囲、または2桁といった冷却水温度の有効桁数である。
なお、RR_T_CDWは冷却水温度の変化速度限度である。
温度探索部116は、エネルギーコストなどの評価関数の評価値が最小になる最適な冷却水温度を探索するために、メタヒューリスティクスの1つである局所探索法を用いる。
以下に、局所探索法を用いた最適な冷却水温度の探索の一例を示す。
手順1として、温度探索部116は、外気湿球温度に依存する冷却水温度下限値を計算する。冷却水温度下限値の計算式を式(12)に示す。
なお、T_CDW_LBは冷却水温度下限値[℃]である。T_APはアプローチ温度の下限値[℃]である。アプローチ温度とは、外気湿球温度と冷却水温度の差のことであり、その下限値は冷却塔設備容量によって定まる。
手順2として、温度探索部116は、k=0とし、冷却水温度に関する運用上の制約条件と外気湿球温度に依存する冷却水温度下限値の範囲とを満たす冷却水温度の初期解T_CDW (k)を生成して評価値Z(T_CDW (k))を計算する。
手順3として、温度探索部116は、予め定義した近傍生成ルールに従って、冷却水温度に関する運用上の制約条件と外気湿球温度に依存する冷却水温度下限値の範囲とを満たす近傍解の集合N(T_CDW (k))を生成する。温度探索部116は、近傍解T_CDW (k)∈N(T_CDW (k))の評価値Z(T_CDW)を計算し、{T_CDW∈N(T_CDW (k))|Z(T_CDW)∈Z(T_CDW (k))≠{}ならば、T_CDW (k)を最適な冷却水温度T_CDW として探索を終了する。{T_CDW∈N(T_CDW (k))|Z(T_CDW)∈Z(T_CDW (k))}≠{}ならば、温度探索部116は改善解T_CDW (k+1)∈{T_CDW∈N(T_CDW (k))|Z(T_CDW)∈Z(T_CDW (k))}を選択する。その後、温度探索部116は、k=k+1として、手順3に戻り探索を続ける。
上記では、温度探索部116は最適な冷却水温度を探索するためにメタヒューリスティクスである局所探索法を用いたが、プラント運用者の知識を基に構築したエキスパートシステムを用いて最適な冷却水温度を探索してもよい。
以下に、エキスパートシステムを用いた最適な冷却水温度の探索の一例を示す。
手順1として、温度探索部116は、計画対象期間の外気湿球温度[℃]の平均値T_CDW_AVEを計算する。
手順2として、温度探索部116は、計算された外気湿球温度の平均値T_CDW_AVEを基に、冷却水温度の候補解の集合T_CDW∈N(T_CDW_AVE)を生成する。この時に生成される冷却水温度の候補解は、「外気湿球温度の平均値が低ければ、冷却水温度は低めに設定したほう方がよい」というプラント運用者の知識を基にしたルールに従って生成される。
手順3として、温度探索部116は、冷却水温度の候補解T_CDW∈N(T_CDW_AVE)の評価値Z(T_CDW)を計算し、評価値が最小の冷却水温度の候補解を最適な冷却水温度T_CDW とする。
計画部117は、需要予測部114で予測された需要予測値と、係数記憶部115から読み出したプラント構成機器の機器特性係数と、温度探索部116から読みだした近傍解T_CDW∈N(T_CDW (k))または冷却水温度の候補解の集合T_CDW∈N(T_CDW_AVE)と、プラント構成機器の運用上の制約条件の設定値とに基づき、運用上の制約条件を満たしつつエネルギーコストなどの所定の評価関数の評価値が最小になる対象プラント200の運用計画を立案し、この時に得られた評価関数の評価値を評価値Z(T_CDW)とする。
(図4におけるS104:最適運用計画の立案)
計画部117は、需要予測部114で予測された計画対象期間の需要予測値と、係数記憶部115から読み出したプラント構成機器の機器特性係数と、温度探索部116から読みだし最適な冷却水温度と、プラント構成機器の運用上の制約条件の設定値とに基づき、運用上の制約条件を満たしつつエネルギーコストなどの所定の評価関数の評価値が最小になる対象プラント200の運用計画を立案する。なお、計画部117は、評価関数の評価値が最小になる運用計画に限らず、評価値が大きいほど評価が高い評価関数において、評価関数の評価値が最大となる運用計画を立案してもよい。
(図4におけるS105:計画結果の表示)
計画出力部118は、計画部117で立案した運用計画を表現する積み上げグラフまたは折れ線グラフを作成する。データ入出力部119は、計画出力部118が作成した運用計画を表現する積み上げグラフまたは折れ線グラフをプラント運用者へ表示する。
プラント運用者は、運用計画を表現する積み上げグラフまたは折れ線グラフを確認し、蒸気需要231、冷水需要232または電力需要233と一致する蒸気熱量、冷水熱量または電力を対象プラント200から供給するために、ファンの消費電力を増減させて冷却水温度を変更し、またはプラント構成機器の起動停止状態と入出力エネルギーなどを制御する。
<A-5.効果>
実施の形態1に係るプラント最適運用計画装置101は、階層構成のプラント構成機器を有する対象プラント200の最適運用計画を作成する。プラント最適運用計画装置101は、対象プラント200のプラント運用データおよび気象データに基づいて電力需要および熱需要を予測する需要予測部114と、評価関数の評価値を最小化または最大化することを目的にプラント構成機器の最適な冷却水温度を探索する温度探索部116と、予測した電力需要および熱需要と、プラント構成機器の冷却水温度に依存する機器特性係数と、最適な冷却水温度とに基づいて、評価関数の評価値が最小化または最大化する、プラント構成機器ごとの起動停止状態および入出力エネルギーの計画を含む最適運用計画を作成する計画部117と、を備える。以上の構成により、プラント最適運用計画装置101によれば、最適な冷却水温度に基づいた運用計画立案が可能となり、ファンの消費電力を増減させて冷却水温度を最適な値へ変更することにより、冷水の製造効率を向上させてエネルギーコストを低減させることが可能である。
<B.実施の形態2>
<B-1.プラント最適運用計画装置の機能構成>
図5は、実施の形態2に係るプラント最適運用計画装置102の機能構成の一例を示す図である。以下、図5に沿ってプラント最適運用計画装置102の機能構成を説明する。なお、以下の説明では、実施の形態1で説明された構成要素と同様の構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明については適宜省略する。
プラント最適運用計画装置102は、実施の形態1に係るプラント最適運用計画装置101の機能構成要素に温度記憶部121を追加した構成である。
温度記憶部121は、プラント運用者が入力した冷却水温度の候補を記憶する。
温度探索部116は、冷却水温度に関する運用上の制約条件と、温度記憶部121に記憶された冷却水温度の候補とを取得し、エネルギーコストなどの評価関数の評価値が最小になる最適な冷却水温度を探索する。この最適な冷却水温度は、温度記憶部121に記憶された冷却水温度の候補のうち、冷却水温度に関する運用上の制約条件を満たし、かつ外気湿球温度に依存する冷却水温度下限値の範囲の中から探索される。
データ入出力部119は、実施の形態1で説明した処理に加え、プラント運用者が入力した冷却水温度の候補を受け付ける。この冷却水温度の候補は、温度記憶部121に記憶される。
以上がプラント最適運用計画装置102の機能構成の一例の説明である。
<B-2.プラント最適運用計画装置のハードウェア構成>
プラント最適運用計画装置102のハードウェア構成は図3に示した通りである。図5における温度記憶部121は、主記憶装置304または二次記憶装置305によって実現される。その他のプラント最適運用計画装置102の機能構成のハードウェア構成については、実施の形態1で説明した通りである。
<B-3.動作>
図6は、プラント最適運用計画装置102の計算処理を示すフローチャートである。図6のフローは、実施の形態1で説明した図4のフローにおけるステップS102とステップS103との間にステップS201を追加したものである。
ステップS101およびステップS102は、実施の形態1で説明した通りである。
ステップS102の後、ステップS201において温度探索部116は、温度記憶部121に記憶された冷却水温度の候補を取得する。
ステップS201の後、ステップS103において温度探索部116は、冷却水温度に関する運用上の制約条件と、冷却水温度の候補とに基づき、エネルギーコストなどの評価関数の評価値が最小になる最適な冷却水温度を探索する。以下に、エネルギーコストなどの評価関数の評価値が最小になる最適な冷却水温度の探索の一例を示す。
手順として、温度探索部116は、冷却水温度の候補T_CDW∈CAND_T_CDWの評価値Z(T_CDW)を計算し、評価値が最小の冷却水温度の候補を最適な冷却水温度T_CDW とする。なお、CAND_T_CDWは冷却水温度の候補の集合である。
計画部117は、需要予測部114で予測された計画対象期間の需要予測値と、係数記憶部115から読みだしたプラント構成機器の機器特性係数と、温度記憶部121から読みだされた冷却水温度の候補T_CDW∈CAND_T_CDWと、プラント構成機器の運用上の制約条件の設定値とに基づき、運用上の制約条件を満たしつつエネルギーコストなどの所定の評価関数の評価値が最小になる対象プラント200の運用計画を立案し、この時に得られた評価関数の評価値を評価値Z(T_CDW)とする。なお、計画部117は、評価関数の評価値が最小になる運用計画に限らず、評価値が大きいほど評価が高い評価関数において、評価関数の評価値が最大となる運用計画を立案してもよい。
ステップS104およびステップS105は、実施の形態1で説明した通りである。
<B-4.効果>
実施の形態2に係るプラント最適運用計画装置102において、温度探索部は、ユーザにより入力された冷却水温度の候補の中から前記最適な冷却水温度を探索する。従って、プラント最適運用計画装置102によれば、プラント運用者が設定した冷却水温度の候補の中から探索した最適な冷却水温度に基づいた運用計画立案が可能となり、ファンの消費電力を増減させて冷却水温度を最適な値へ変更することにより、冷水の製造効率を向上させて、エネルギーコストを低減させることが可能である。
なお、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。上記の説明は、すべての態様において、例示である。例示されていない無数の変形例が想定され得るものと解される。
101,102 プラント最適運用計画装置、111 運用データ入力部、112 運用データ記憶部、113 気象データ入力部、114 需要予測部、115 係数記憶部、116 温度探索部、117 計画部、118 計画出力部、119 データ入出力部、121 温度記憶部、200 対象プラント、211 蒸気ヘッダ、221 燃料、222 電力、231 蒸気需要、232 冷水需要、233 電力需要、241,241A,241B ボイラ、242,242A,242B,242C 吸収冷凍機、243,243A,243B 冷却塔、301 入力装置、302 出力装置、303 CPU、304 主記憶装置、305 二次記憶装置、306 通信機器、307 通信ネットワーク。

Claims (6)

  1. 階層構成のプラント構成機器を有する対象プラントの最適運用計画を作成するプラント最適運用計画装置であって、
    前記対象プラントのプラント運用データおよび気象データに基づいて電力需要および熱需要を予測する需要予測部と、
    評価関数の評価値を最小化または最大化することを目的に前記プラント構成機器の最適な冷却水温度を探索する温度探索部と、
    予測した前記電力需要および前記熱需要と、前記プラント構成機器の冷却水温度に依存する機器特性係数と、前記最適な冷却水温度とに基づいて、前記プラント構成機器の冷却水温度が前記最適な冷却水温度となるように、評価関数の評価値が最小化または最大化する、前記プラント構成機器ごとの起動停止状態および入出力エネルギーの計画を含む前記最適運用計画を作成する計画部と、を備える、
    プラント最適運用計画装置。
  2. 請求項1に記載のプラント最適運用計画装置であって、
    前記温度探索部は、ユーザにより入力された冷却水温度の候補の中から前記最適な冷却水温度を探索する、
    プラント最適運用計画装置。
  3. 請求項1に記載のプラント最適運用計画装置であって、
    前記温度探索部は、メタヒューリスティクスまたはエキスパートシステムを用いて前記最適な冷却水温度を探索する、
    プラント最適運用計画装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプラント最適運用計画装置であって、
    前記温度探索部は、ユーザが前記対象プラントの運用を管理する時間単位ごとに前記最適な冷却水温度を探索する、
    プラント最適運用計画装置。
  5. 請求項に記載のプラント最適運用計画装置であって、
    前記温度探索部は、外気湿球温度に依存する冷却水温度下限値を下限値とする範囲で前記最適な冷却水温度を探索する、
    プラント最適運用計画装置。
  6. 請求項に記載のプラント最適運用計画装置であって、
    前記プラント構成機器の冷却水温度に依存する機器特性係数は、過渡的な機器特性と、冷却水温度に依存する定常的な機器特性とで表現される、
    プラント最適運用計画装置。
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