JP7791009B2 - 制御パラメータ調整方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

制御パラメータ調整方法、プログラムおよび記録媒体

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Description

本明細書で開示される主題は、制御パラメータ調整方法、プログラムおよび記録媒体に関する。
製造業の分野においては、経験またはノウハウに基づいて、装置を制御する制御パラメータ等を調整し、所望の目的を達成する事象が多くある。例えば、連続する柔軟媒体(以下、「ウェブ」と称する。)に対して記録する印刷装置において、高精度にウェブを搬送するためには、例えば、モータ制御のPIDパラメータを調整する必要がある。上記のような調整は従来、技術者が試行錯誤で行っており、工数を要する。そのため、パラメータ調整の工数削減が課題となっている。
近年、こうしたパラメータ調整に機械学習を取り入れて自動化する動きがある。例えば、特許文献1(特開2019-098439号公報)では、制御対象のロボットの加減速動作時に発生する振動が所定の閾値以下となるように、機械学習を用いて加減速パラメータが調整されている。
特開2019-098439号公報
パラメータ調整に機械学習を活用する場合、機械学習モデルの訓練データ取得のために、「実際に装置を動かす」もしくは「装置のシミュレータモデルを作成し、動かす」ことが必要となる。「実際に装置を動かす」場合、教師あり学習や教師なし学習を行う際には事前にデータを取得する必要がある。しかしながら、所望の精度を得るために、どの程度の量のデータが必要になるか事前に把握することは困難である。
一方、強化学習やベイズ最適化といった手法の場合には、能動的にデータを取得するため、事前に必要なデータの量を把握する必要性は下がるが、所望の精度に達するために必要なデータ量が実際に装置を動かすには非現実的な量となってしまう場合があり、データ取得コストが問題となってしまう。
「装置モデルのシミュレータモデルを作成し、動かす」場合には、データ取得コストの問題は低下する。しかしながら、制御対象を物理モデルで定式化し、精度よく装置を再現するシミュレータの構築は困難である。
上記問題に対し、簡易な機械学習モデルで装置挙動をシミュレートするシミュレータモデルをまず作成し、その後、実機を用いつつモデルの訓練を進めるといった手法も提案されている。しかしながら、機械学習に基づくシミュレータモデルは、汎用性や適用範囲が必ずしも明確ではない。例えば、印刷装置において、ウェブの種類や環境変化などの状況変化が発生することによって、制御パラメータを最適化できない場合には、再度、学習済のシミュレータモデルを構築する必要があるため、シミュレータモデルを用いて制御パラメータを効率良く調整することが困難であった。
本発明の目的は、シミュレータモデルを用いて搬送装置の制御パラメータを効率良く調整することができる技術を提供することにある。
上記課題を解決するため、第1態様は、ウェブを搬送する搬送装置を制御するための制御パラメータを調整する制御パラメータ調整方法であって、a)第1の制御パラメータで搬送装置を動作させた場合の搬送特性を計測する工程と、b)制御パラメータを入力とし、搬送特性を出力とする複数のシミュレータモデルを用いて、前記第1の制御パラメータに対する前記搬送特性を予測する工程と、c)前記工程a)によって計測された搬送特性と、前記工程b)によって予測された搬送特性とに基づいて、前記複数のシミュレータモデルの中から対象シミュレータモデルを選択する工程と、d)前記対象シミュレータモデルを用いて、搬送特性が許容範囲となる制御パラメータを予測する工程と、e)前記工程d)によって予測された制御パラメータで前記搬送装置を動作させた場合の搬送特性を計測する工程と、f)前記工程e)によって計測された搬送特性が許容範囲から外れる場合、計測された搬送特性を訓練データとして、前記対象シミュレータモデルを訓練する工程とを含む。
第2態様は、第1態様の制御パラメータ調整方法であって、前記工程c)において選択される前記対象シミュレータモデルは、前記複数のシミュレータモデルのうち、前記工程a)によって計測された搬送特性と差異が最も小さい搬送特性を出力するシミュレータモデルである。
第3態様は、第1態様または第2態様の制御パラメータ調整方法であって、前記搬送装置の搬送特性が許容範囲に入るまで、前記工程d)から前記工程f)までが繰り返し実行される。
第4態様は、第3態様の制御パラメータ調整方法であって、前記工程d)は、強化学習またはベイズ最適化のアルゴリズムに基づいて実行される。
第5態様は、第1態様から第4態様のいずれか1つの制御パラメータ調整方法であって、前記複数のシミュレータモデルは、制御パラメータを入力として、前記ウェブの張力変動値をそれぞれ出力する。
第6態様は、コンピュータが実行可能なプログラムであって、第1態様から第5態様のいずれか1つの制御パラメータ調整方法を前記コンピュータに実行させる。
第7態様は、コンピュータが読取可能な記録媒体であって、第6態様のプログラムが記録されている。
第1態様の制御パラメータ調整方法によると、搬送装置の状況変化が発生した場合でも、複数のシミュレータモデルの中から選択される対象シミュレータモデルを訓練することにより、その状況変化に対応したシミュレータモデルを取得できる。したがって、シミュレータモデルを用いた制御パラメータの調整を効率良く行うことができる。
第2態様の制御パラメータ調整方法によると、状況変化が発生した搬送装置に近い挙動を示す対象シミュレータモデルが選択され、当該対象シミュレータが必要に応じて訓練される。これにより、状況変化に対応するシミュレータモデルを効率良く構築できる。
第3態様の制御パラメータ調整方法によると、新たに取得される訓練データを用いて対象シミュレータモデルが訓練されることにより、対象シミュレータモデルを用いて最適な制御パラメータを予測できるようになる。
第4態様の制御パラメータ調整方法によると、強化学習またはベイズ最適化のアルゴリズムに基づいて、訓練データを自動で取得し、その訓練データを用いて対象シミュレータモデルを訓練できる。
実施形態に係る搬送装置の構成を示す図である。 制御部の構成を示す図である。 搬送装置において実行されるシミュレータモデルの作成処理の流れを示す図である。 搬送装置が動作可能なPIパラメータ範囲からサンプリングしたサンプリング点を示す図である。 シミュレータモデルの出力結果を示す図である。 搬送装置において実行されるシミュレータモデルの微調整処理の流れを示す図である。 搬送装置において実行されるPIパラメータの再調整処理の流れを示す図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、この実施形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。図面においては、理解容易のため、必要に応じて各部の寸法や数が誇張又は簡略化して図示されている場合がある。
<1. 実施形態>
図1は、実施形態に係る搬送装置1を示す図である。搬送装置1は、長尺帯状のウェブ9を、ウェブ9の長手方向に沿う既定の搬送経路に沿って搬送する。ウェブ9は、例えば、印刷用紙、樹脂製フィルムまたは金属箔である。搬送装置1は、巻出ローラ11と、複数の搬送ローラ121と、2つのニップローラ122,123と、張力測定ローラ124と、巻取ローラ13と、複数のモータ14と、張力計15と、制御部2とを備える。
巻出ローラ11は、巻回されたウェブ9を送り出す。巻取ローラ13は、巻出ローラ11から送り出されたウェブ9を巻き取る。複数の搬送ローラ121、ニップローラ122,123および張力測定ローラ124は、巻出ローラ11と巻取ローラ13の間の搬送経路上に配置されており、ウェブ9をそれぞれ支持する。
各モータ14は、巻出ローラ11と、ニップローラ122,123と、巻取ローラ13とにそれぞれ接続されている。モータ14が接続された各ローラは、モータ14の駆動力を受けて、搬送経路に直交する回転軸を中心として回転することにより、ウェブ9を搬送経路の下流に向けて搬送する。モータ14は、制御部2と電気的に接続されている。
ニップローラ122,123は、ウェブ9の両側の面に接触してウェブ9を把持しつつ、モータ14の駆動力によって能動的に回転する。ニップローラ123は、ニップローラ122よりも搬送経路の下流に位置する。
張力測定ローラ124は、ウェブ9の搬送経路において、ニップローラ122とニップローラ123の間に位置する。張力計15は、ウェブ9に掛かる張力を測定する装置であり、張力測定ローラ124がウェブ9から受ける力を計測する。張力計15は、制御部2と通信可能に接続されている。
図2は、制御部2の構成を示す図である。制御部2は、搬送装置1の各部の動作を制御する。制御部2は、プロセッサ21と、記憶部23と、ディスプレイ25と、入力デバイス27とを備える。プロセッサ21は、例えばCPU等で構成される。記憶部23は、RAMまたはハードディスクドライブなどで構成される。ディスプレイ25は、各種情報を表示する。入力デバイス27は、キーボード、マウスまたはタッチパネルなどで構成される。記憶部23、ディスプレイ25および入力デバイス27は、バスを介してプロセッサ21と電気的に接続されている。
記憶部23は、プログラム231およびシミュレータモデル235を記憶する。プログラム231は、記録媒体Mによって提供される。記録媒体Mは、プログラム231を、コンピュータである制御部2によって読取可能に記録している。記録媒体Mは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、DVD(Digital Versatile Disc)などの光学ディスク、磁気ディスクである。
制御部2のプロセッサ21は、記憶部23からプログラム231を読み出し、プログラム231にしたがって動作する。これにより、搬送装置1の各部の動作が制御され、搬送装置1において、各処理が実行される。
図1中、破線で示すように、制御部2は、各モータ14および張力計15と、それぞれ電気的に接続されている。制御部2は、各モータ14の動作を制御することにより、各ローラの回転速度を制御する。制御部2は、例えば、ニップローラ123の回転速度を、ニップローラ122の回転速度よりも大きくすることによって、ウェブ9に張力を付与する。ウェブ9に適度な張力が付与されることにより、搬送中におけるウェブ9の弛みや皺の発生が抑制される。また、制御部2は、張力計15の出力に基づいて、張力変動値を計測する。
例えば、搬送装置1は、印刷装置に組み込まれていてもよい。この場合、ニップローラ122,123の間に、インクジェット方式でインクを吐出するヘッドが配置されてもよい。
制御部2は、後述するように、シミュレータモデル235の作成、および、シミュレータモデル235を用いた制御パラメータの調整を行う。シミュレータモデル235は、後述するように、制御パラメータを入力とし、搬送装置1の搬送特性を出力とする。
シミュレータモデル235は、例えば、ガウス過程回帰モデルである。なお、シミュレータモデル235は、ガウス過程回帰モデルに限定されるものではなく、ニューラルネットワークまたはサポートベクターマシン(SVM)など、任意の機械学習モデルを適用し得る。また、後述するシミュレータモデル235の追加訓練において、ベイズ最適化を用いる場合には、ベイズ的なモデルが採用される。
制御パラメータは、具体的には、制御部2がニップローラ123のモータ14をPI制御するときのPIパラメータ(PゲインおよびIゲイン)である。また、搬送特性は、具体的には、張力計15によって検出される張力変動値である。
<シミュレータモデルの作成処理>
図3は、搬送装置1において実行されるシミュレータモデル235の作成処理の流れを示す図である。例えば、搬送装置1の立ち上げ時等において、シミュレータモデル235が1つも存在しない場合、図3に示すシミュレータモデルの作成処理が実行される。制御部2のプロセッサ21は、記憶部23からプログラム231に従って動作することによって、図3に示す各工程を実行する。
まず、制御部2は、搬送装置1が設計上動作することが可能なPIパラメータ範囲から、訓練用データとして計測するPIパラメータのセットをサンプリングする(サンプリング工程S11)。なお、サンプリングのアルゴリズムとして、例えば、モンテカルロサンプリングを適用できる。
図4は、搬送装置1が動作可能なPIパラメータ範囲からサンプリングしたサンプリング点を示す図である。図4に示す例では、PIパラメータ範囲を、Pゲインが0.2以上0.8以下、Iゲインが0.0以上0.4以下とし、その範囲内でサンプリングされたPIパラメータ毎に、張力変動値が測定される。
なお、サンプリング工程S11において、サンプリング点数およびサンプリング手法は、任意に設定できる。例えば、出力の精度が低い場合、サンプリング点数を増加してもよい。また、サンプリング対象のPIパラメータ数が多い場合、ラテン方格サンプリングを適用してもよい。
制御部2は、サンプリング工程S11においてサンプリングした各PIパラメータに基づいて搬送装置1を動作させるとともに、ウェブ9の張力変動値を計測する(計測工程S12)。これにより、各PIパラメータに対する張力変動値がそれぞれ取得される。
制御部2は、各PIパラメータを入力とし、計測工程S12で得られる各張力変動値を出力とする複数の訓練データを用いて、未学習のシミュレータモデル235を訓練する(訓練工程S13)。これにより、学習済のシミュレータモデル235が作成される。
図5は、シミュレータモデル235の出力結果を示す図である。図5に示すように、学習済のシミュレータモデル235は、訓練工程S13により、各入力(PIパラメータ)に対して、張力変動値を出力するように訓練される。
<シミュレータモデル235の微調整>
図6は、搬送装置1において実行されるシミュレータモデル235の微調整処理の流れを示す図である。図3に示す作成処理で作成されたシミュレータモデル235の精度を高めるため、図6に示す微調整処理が行われる。制御部2のプロセッサ21は、記憶部23のプログラム231に従って動作することによって、図6に示す各工程を実行する。
まず、制御部2は、シミュレータモデル235を用いて、出力である張力変動値が最適な値となる最適PIパラメータを予測する(予測工程S21)。予測工程S21の後、制御部2は、予測された最適PIパラメータに基づいてウェブ搬送を行い、ウェブ搬送時の張力変動値を計測する(計測工程S22)。
計測工程S22の後、制御部2は、計測された張力変動値が目標とする許容範囲に入るか判定する(判定工程S23)。計測された張力変動値が許容範囲に入る場合(判定工程S23においてYes)、制御部2は、シミュレータモデル235の微調整を終了する。計測された張力変動値が許容範囲から外れる場合(判定工程S23においてNo)、制御部2は、予測された最適PIパラメータと、計測された張力変動値とを訓練データとして、シミュレータモデル235を追加訓練する(追加訓練工程S24)。追加訓練工程S24の後、制御部2は、再び予測工程S21を実行する。すなわち、計測される張力変動値が許容範囲となるまで、制御部2は、予測工程S21から追加訓練工程S24までを繰り返し実行する。
なお、予測工程S21では、最適PIパラメータを予測するアルゴリズムとして、強化学習が用いられてもよい。また、強化学習のエージェントとしては、例えば、SAC(Soft-Actor-Critic)を適用できる。また、報酬関数としては、例えば、下記のように正規化したものを適用できる。
張力変動値が目標未達の場合:-1
張力変動値が目標達成の場合:1
なお、最適PIパラメータの予測アルゴリズムとして、ベイズ最適化が用いられてもよい。また、報酬関数についても、上記のものに限定されない。例えば、計測工程S22において計測された張力変動値から特徴量が算出され、算出された特徴量が報酬とされてもよい。
制御部2は、図3および図6に示すフローを複数回実行することにより、複数の学習済のシミュレータモデルを構築する。なお、各シミュレータモデル235を構築する際に、搬送装置1の搬送条件が変更されてもよい。例えば、ウェブ9の種類の変更が変更されることにより、ウェブ9の種類毎の搬送装置1の挙動を示すシミュレータモデル235が作成される。
<PIパラメータの再調整>
図7は、搬送装置1において実行されるPIパラメータの再調整処理の流れを示す図である。制御部2のプロセッサ21は、記憶部23のプログラム231に従って動作することにより、図7に示す各工程を実行する。
まず、制御部2は、状況変化が発生したかどうか判定する(判定工程S31)。状況変化とは、例えば、搬送装置1において搬送されるウェブ9の種類の変更、または、ウェブ9の搬送条件(搬送速度など)、環境変化などである。また、制御部2は、張力計15によって計測される張力変動値が許容範囲から外れる場合に、状況変化が発生したと判定してもよい。また、ユーザによる所定の指示入力に基づいて、制御部2は、状況変化の発生を判定してもよい。
状況変化が発生した場合(判定工程S31においてYes)、制御部2は、既存のPIパラメータに基づいて、ウェブ搬送を行うとともに、張力変動値を計測する(計測工程S32)。また、制御部2は、複数のシミュレータモデル235で構成されるシミュレータアンサンブルを用いて、既存のPIパラメータに対する張力変動値を予測する(予測工程S33)。
制御部2は、計測工程S32で得られる張力変動値の実測値と、予測工程S33で得られる各シミュレータモデル235の出力値との差異を算出する(差異算出工程S34)。この差異は、例えば、カルバック・ライブラー(KL)距離である。ただし、差異は、その他の値(例えば、ワッサースタイン距離など)であってもよい。
差異算出工程S34の後、制御部2は、複数のシミュレータモデル235のうち、差異が最も小さかったシミュレータモデル235を選択する(選択工程S35)。以下、選択されたシミュレータモデル235を、「対象シミュレータモデル235」と称する。制御部2は、対象シミュレータモデル235を用いて、出力値である張力変動値が最適な値となる最適PIパラメータを予測する(予測工程S36)。予測工程S36において適用されるアルゴリズムは、予測工程S21において適用されるアルゴリズム(例えば、強化学習)と同じであってもよい。
予測工程S36の後、制御部2は、予測された最適PIパラメータに基づいてウェブ搬送を行いつつ、張力変動値を計測する(計測工程S37)。計測工程S37の後、制御部2は、計測された張力変動値が目標とする許容範囲に入るか判定する(判定工程S38)。計測された張力変動値が許容範囲に入る場合(判定工程S38においてYes)、制御部2は、PIパラメータの再調整処理を終了する。この場合、予測工程S36で予測された最適PIパラメータに基づいてウェブ搬送が行われることによって、張力変動値を許容範囲内にすることができる。
予測工程S36において計測された張力変動値が許容範囲から外れる場合(判定工程S38においてNo)、制御部2は、予測された最適PIパラメータと、計測された張力変動値とのセットを新たな訓練データとし、対象シミュレータモデル235を追加訓練する(追加訓練工程S39)。追加訓練工程S39の後、制御部2は、再び予測工程S36を実行する。すなわち、計測される張力変動値が許容範囲となるまで、予測工程S36から追加訓練工程S39までを繰り返し実行する。
ウェブ9の種類変更に応じてPIパラメータの再調整を行う場合、変更前後でウェブ9の特性があまり変わらない(具体的には、ヤング率の差が小さい)場合には、一般的にはPIパラメータの変更量は小さい。一方、変更前後でウェブ9の特性が大きく変わる場合には、一般的に、PIパラメータの変更量が大きくなる。ここで、シミュレータモデル235の変化は、モデルの内部パラメータ(線形モデルの場合は、重み係数およびバイアス)の変化で表される。このため、変更前後でウェブ9の特性があまり変わらない場合、その変更に対応するために必要となるシミュレータモデル235の内部パラメータの変更量は、比較的小さくて済む。
図7に示すPIパラメータの再調整処理では、予め構築された複数のシミュレータモデル235の中から、状況変化した搬送装置1の状態に近い対象シミュレータモデル235を用いて、再訓練が行われる。このため、未学習のシミュレータモデルを一から訓練する場合と比較して、訓練データ数を削減できる。搬送装置1の状況変化に対して、シミュレータモデルの内部パラメータの調整で対応するため、シミュレータモデルの再設計が不要である。したがって、状況変化に対応した搬送装置1の挙動を表すシミュレータモデルを効率良く構築できるため、シミュレータモデルを用いたPIパラメータの再調整を効率良く行うことができる。
また、予測工程S36から追加訓練工程S39において、強化学習またはベイズ最適化等の学習アルゴリズムが適用される。これにより、必要な訓練データを自動で取得できる。
<2. 変形例>
以上、実施形態について説明してきたが、本発明は上記のようなものに限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
上記実施形態では、制御パラメータがPIパラメータである場合について説明したが、その他のパラメータ(PIDパラメータなど)であってもよい。また、上記実施形態では、搬送特性がウェブ9の張力変動値である場合について説明したが、その他の物理量であってもよい。例えば、搬送特性は、搬送速度(ウェブ9の移動速度)やウェブ9の蛇行量等であってもよい。
この発明は詳細に説明されたが、上記の説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせたり、省略したりすることができる。
1 搬送装置
2 制御部
9 ウェブ
231 プログラム
235 シミュレータモデル
M 記録媒体

Claims (7)

  1. ウェブを搬送する搬送装置を制御するための制御パラメータを調整する制御パラメータ調整方法であって、
    a) 既存の制御パラメータで搬送装置を動作させた場合の搬送特性を計測する工程と、
    b) 制御パラメータを入力とし、搬送特性を出力とする複数のシミュレータモデルを用いて、前記既存の制御パラメータに対する前記搬送特性を予測する工程と、
    c) 前記工程a)によって計測された搬送特性と、前記工程b)によって予測された搬送特性とに基づいて、前記複数のシミュレータモデルの中から対象シミュレータモデルを選択する工程と、
    d) 前記対象シミュレータモデルを用いて、搬送特性が許容範囲となる制御パラメータを予測する工程と、
    e) 前記工程d)によって予測された制御パラメータで前記搬送装置を動作させた場合の搬送特性を計測する工程と、
    f) 前記工程e)によって計測された搬送特性が許容範囲から外れる場合、計測された搬送特性を訓練データとして、前記対象シミュレータモデルを訓練する工程と、
    を含む、制御パラメータ調整方法。
  2. 請求項1に記載の制御パラメータ調整方法であって、
    前記工程c)において選択される前記対象シミュレータモデルは、前記複数のシミュレータモデルのうち、前記工程a)によって計測された搬送特性と差異が最も小さい搬送特性を出力するシミュレータモデルである、制御パラメータ調整方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の制御パラメータ調整方法であって、
    前記搬送装置の搬送特性が許容範囲に入るまで、前記工程d)から前記工程f)までが繰り返し実行される、制御パラメータ調整方法。
  4. 請求項3に記載の制御パラメータ調整方法であって、
    前記工程d)は、強化学習またはベイズ最適化のアルゴリズムに基づいて実行される、制御パラメータ調整方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の制御パラメータ調整方法であって、
    前記複数のシミュレータモデルは、制御パラメータを入力として、前記ウェブの張力変動値をそれぞれ出力する、制御パラメータ調整方法。
  6. コンピュータが実行可能なプログラムであって、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の制御パラメータ調整方法を前記コンピュータに実行させる、プログラム。
  7. コンピュータが読取可能な記録媒体であって、請求項6に記載のプログラムが記録されている、記録媒体。
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