(実施形態)
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るPOS(Point Of Sales)システムのネットワーク構成図である。POSシステム1は、スーパーマーケット、ホームセンター、コンビニエンスストア、各種用品店など、種々の店舗Stに導入可能である。図1に示すように、POSシステム1は、渡航者取引管理サーバSvと、ストアコントローラ2と、POSレジスタ3と、プリンタ装置4とを備える。
各装置は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などの通信回線6を介して、有線または無線により接続されている。各装置は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信部などを備えたコンピュータ装置である。
ストアコントローラ2は、商品マスタなどの取引に必要な各種情報を記憶する。商品マスタは、各商品の商品識別情報(例えばJAN(Japanese Article Number)コード)、商品名、販売価格などの商品情報を格納するファイルである。また、商品マスタは、計量が必要な商品(計量対象商品)の商品識別情報、商品名、計量対象商品の単価などを含む。また、ストアコントローラ2は、商品マスタのほかにも、在庫状況、販売履歴、入出金記録などの各種の情報を記憶する。また、ストアコントローラ10は、顧客の会員情報を記憶してもよい。
POSレジスタ3は、商品販売データ処理装置の一例である。POSレジスタ3は、商品登録処理部と、精算処理部とを備えるキャッシュレジスタ装置である。商品登録処理部は、商品を登録す商品登録処理を実行する。具体的には、商品登録処理部は、顧客の買上対象の商品(以下「買上商品」という場合がある。)の登録情報を生成する。精算処理部は、商品登録処理部によって生成された登録情報に基づいて、買上商品の合計金額(以下「買上金額」という場合がある。)に基づいて精算する精算処理を実行する。なお、図1において、POSレジスタ3の台数は、複数台を示しているが、1台であってもよい。
ここで、取引には、消費税を課した通常の取引(以下「非免税取引」という場合がある。)と、消費税を免除する免税取引とが含まれる。免税取引では、免税手続が行われる。免税手続は、POSレジスタ3における免税処理や、店員による所定の書類の作成などを含む。
免税の対象となるには、例えば、金額の条件がある。例えば、金額の条件は、購入金額が免税対象額であるという条件である。免税対象額は、例えば、免税取引に係る定めに応じて、1日の購入金額の合計としてもよいし、1回の取引の金額としてもよい。
免税処理には、第1の免税処理と、第2の免税処理とがある。第1の免税処理は、日本国に一時的に滞在している非居住者との取引に係る免税処理である。第2の免税処理は、国内に駐在する外国人の取引に係る免税処理である。まず、第1の免税処理について説明する。
第1の免税処理は、例えば、非居住者が商品を購入した際に、国外に持ち出すことを条件に、免税を行う処理である。非居住者とは、渡航者(外国人旅行者)や、在外者(日本国に一時的に帰国した日本人)である。以下において、非居住者を「渡航者等」という。渡航者等は、旅券(パスポート)等を所持する。渡航者等が国内の店舗において商品を購入する場合、商品によっては、所定の金額(以下「免税対象額」という。)であれば、免税されることがある。
免税の対象となる商品(物品)は、例えば、消耗品区分と、一般物品区分とのうちのいずれかの免税区分に分類される。消耗品区分に分類される商品は、例えば、食品類、飲料類、薬品類、化粧品類などの商品である。消耗品区分の商品が免税されるための免税条件は、例えば、同一の非居住者(外国人購入者等)に対する同一店舗における1日の消耗品区分の買上合計金額が、消耗品区分の免税対象額(¥5000以上であり且つ¥50万以下の範囲内)である、という条件を含む。
また、消耗品区分の商品が免税されるための免税条件は、日本国内で消費されないよう指定の方法により特殊な梱包される。特殊な梱包とは、例えば、商品が開封されないよう、開封された場合には当該開封を目視で判別することが可能なシールで封印したり、梱包された商品の中身を示す購入記録票(貼付用レシート)を付したりすることである。
また、一般物品区分に分類される商品(物品)は、消耗品区分以外の商品であり、例えば、主に通常の生活に用いられる商品である。具体的には、例えば、一般物品区分に分類される商品は、家電製品、着物、服、鞄などである。一般物品区分で免税されるための免税条件は、同一の非居住者(外国人購入者等)に対する同一店舗における1日の一般物品区分の販売合計額が、一般物品区分の免税対象額(¥5000以上)である、という条件を含む。
また、一般物品区分に分類される商品は、所定の条件を満たせば、消耗品区分に区分変更することも可能である。具体的には、一般物品区分に分類される商品であっても、消耗品区分に分類される商品との合計金額が¥5000以上であり、且つ¥50万以下である、という所定の条件を満たせば、消耗品区分に区分変更することも可能である。
第2の免税処理は、例えば、日本国内に駐在する外国人(以下「駐在外国人」という場合がある。)が商品を購入した際に、免税を行う処理である。駐在外国人は、例えば、米軍に従事する者や、在外公館の駐在員(外交官)である。駐在外国人は、商品購入時に提示する免税カード(図11参照)を所持する。駐在外国人が国内の店舗において商品を購入する場合、購入者(免税カード)の記載内容に応じて、免税される。例えば、購入者によっては、全ての商品について免税される人もいれば、購入する商品が所定の免税対象額(例えば¥5000以上)であれば、免税される人もいる。
また、免税手続では、各種の免税書類が作成される。第1の免税処理において作成される免税書類は、商品の包装に付す貼付用レシートや、パスポートに貼付する書類(購入記録票や購入者誓約書)などである。POSレジスタ3は、こられの書類を発行する。ただし、店舗から購入記録票に相当する情報を所定の機関(例えば国税庁)へ送信するようにすれば、購入記録票を発行しなくてもよい。また、店舗から購入者に対して必要事項(消耗品を国内で処分しない旨の事項)の説明を行うようにすれば、購入者宣誓書を発行しなくてもよい。本実施形態では、購入記録票および購入者誓約書のいずれも、発行しないようにしている。
また、第2の免税処理において作成される免税書類は、例えば、免税購入表(図12参照)である。免税購入表は、税務署などの所定の機関に店舗から提出される。免税購入表は、例えば、プリンタ装置4によって各項目が印刷される。ただし、免税購入表の各項目は、プリンタ装置4によって印刷されることに限らず、全て手書きであってもよい。なお、免税購入表は、取引後に、まとめて提出されることがある。このため、プリンタ装置4は、免税購入表を、まとめて印刷するようにしてもよい。また、この場合、POSレジスタ3は、免税購入表に印刷される情報を、まとめて所定の機関に送信(出力)ができるようにRAM33等に記憶するようにしてもよい。
また、第1の免税処理に係る取引情報は、渡航者取引管理サーバSvによって管理されるために電子化される。一方で、第2の免税処理に係る取引情報は、渡航者取引管理サーバSvによって管理されない。すなわち、第2の免税処理に係る取引情報は、渡航者取引管理サーバSvによって管理されるための電子化はされない。
また、非免税取引において、POSレジスタ3は、消費税を課す通常の商品登録処理(非免税処理)を行う。
なお、POSシステム1における複数のPOSレジスタ3のうちのいずれかは、サービスカウンタ端末として用いられてもよい。サービスカウンタ端末は、顧客が購入した商品の発送、返品、商品の取り寄せ、商品券の販売などを受け付ける。例えば、サービスカウンタ端末は、各POSレジスタ3における取引ごとの商品や金額を示す取引情報を、各POSレジスタ3から受信して管理する。また、サービスカウンタ端末は、各POSレジスタ3において行われた免税取引に係る取引情報についても管理する。なお、各POSレジスタ3で免税手続を行わずに、サービスカウンタ端末で免税手続を行うようにしてもよい。また、サービスカウンタ端末は、各POSレジスタ3の取引状況を管理してもよい。
取引情報は、顧客のパスポート番号、当該顧客が購入した免税商品の商品情報(商品名、価格)、取引番号、取引日時、免税区分などの各種の情報を含む。取引情報は、POSレジスタ3に記憶される。ただし、取引情報は、ストアコントローラ2に記憶されてもよい。また、取引情報は、各POSレジスタ3間で共有可能に記憶される。また、渡航者等の免税取引に係る取引情報は、POSレジスタ3のみならず、渡航者取引管理サーバSvにも記憶される。
渡航者取引管理サーバSvは、渡航者等の免税取引(第1の免税処理)に係る取引情報を管理するサーバ装置である。渡航者取引管理サーバSvに記憶される取引情報は、例えば、国税庁や所定の機関によって管理され、出国時の検査に用いられたりする。
渡航者取引管理サーバSvは、例えば、半年間(渡航者等が出国するまでの間)記憶される。すなわち、渡航者取引管理サーバSvは、取引情報を記憶した後、半年が経過すると、当該取引情報を消去可能となる。なお、半年が経過すると、取引情報は、自動的に消去されてもよいし、オペレータの操作に応じて消去されてもよい。
プリンタ装置4は、所定の印刷媒体に文字等を印刷する印刷装置である。プリンタ装置4は、第2の免税処理において、POSレジスタ3から、免税商品の商品情報や、免税カードのカード情報を受信し、受信した情報に基づいて、免税購入表を発行する。
なお、POSシステム1は、携帯端末を含んでいてもよい。携帯端末は、店員が所持する携帯電話、スマートフォン、タブレット装置などの端末装置である。携帯端末は、各店員に貸与されるものでもよいし、各店員が所有するものでもよい。携帯端末は、POSレジスタ3(サービスカウンタ端末を含む)からの呼出要求に応じて、その旨を通知したり、着呼したりする。
(POSレジスタ3の外観例について)
図2は、POSレジスタ3の概略の外観の一例を示す説明図である。本実施形態において、図2(a)は、オペレータ(店員)側から見たPOSレジスタ3の斜視図である。図2(b)は、客側から見たPOSレジスタ3の斜視図である。図2(a)および図2(b)に示すように、POSレジスタ3は、店員用表示部21と、キー操作部22と、顧客用表示部23と、カード決済部24と、印刷部25とを備える。
店員用表示部21は、店員が操作するタッチディスプレイである。店員用表示部21は、プリセットキーなどが表示され、店員に種々の情報を表示するとともに、店員から種々の入力を受け付ける。
キー操作部22は、各種キーが設けられたキーボードである。キー操作部22は、店員から種々の入力を受け付ける。各種キーは、数量や金額の入力を行うための数字キー、商品を登録するための商品に対応するキー、会計を締めるための締めキー等の操作キー(ハードウェアキーやボタン)である。
顧客用表示部23は、顧客に向けて種々の情報を表示するタッチディスプレイである。顧客用表示部23は、顧客に種々の情報を表示するとともに、顧客から種々の入力を受け付ける。例えば、顧客用表示部23は、年齢確認の必要な商品が登録された場合には、年齢確認画面を表示し、顧客から対象の年齢以上であることを示す操作を受け付ける。また、顧客用表示部23は、顧客が使用する言語で、種々の情報を表示することが可能である。当該言語は、例えば、パスポートから読み取った言語に自動で切り替えられてもよいし、店員の操作によって手動で切り替えられてもよい。
カード決済部24は、接触型のカード(例えば磁気カード)による決済機構である。カード決済部24は、カート情報を読み取る読取装置を備え、読取装置が読み取った情報を用いて、決済を行う。カード決済部によって読み取られるカードは、クレジットカード、ポイントカード、プリペイドカードなどである。また、カード決済部24は、非接触型のカード(ICカード)による決済機構を含む。また、カード決済部24が備える読取装置は、外部接続されるものでもよい。
印刷部25は、買上商品の明細書を各種帳票(レシート)として印刷するプリンタである。また、印刷部25は、レシートのほかにも、免税取引においては、免税書類を印刷する。
(POSレジスタ3のハードウェア構成について)
図3は、POSレジスタ3のハードウェア構成の一例を示す説明図である。図3に示すように、POSレジスタ3は、図2に示した各部のほか、CPU31と、ROM32と、RAM33と、通信部34と、スキャナ部35と、ドロア36とを備える。図3に示す各部は、内部バスおよび通信線を介してそれぞれ接続されている。
CPU31は、中央演算処理装置であり、ROM32に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、POSレジスタ3の動作を制御する。
ROM32は、読み出し専用メモリであり、本実施形態に係る商品販売データ処理プログラムなどの各種プログラムをはじめとして、CPU31が利用する各種の情報を記憶する。
RAM33は、読み出し及び書き込み可能なメモリであり、種々の情報を記憶する。例えば、RAM33は、外部から取得した情報や、処理において生成した情報を記憶する。外部から取得した情報は、例えば、ストアコントローラ2が記憶する商品マスタから取得した商品情報などである。また、処理において生成した情報は、例えば、商品登録処理において生成した登録情報や、精算処理において生成した精算情報などを含む。なお、POSレジスタ3は、RAM33のほかにも、磁気ディスクやフラッシュメモリなどの他のメモリを備えていてもよい。
通信部34は、ストアコントローラ2や、他のPOSレジスタ3との間において、情報を送受信する。
スキャナ部35は、商品に付されているコード情報(例えば、バーコードや2次元コード)や、パスポートに付されたコード情報や、店員の名札に付された店員コードを光学的に読み取る。また、スキャナ部35は、このほかにも、商品のカタログや商品の注文シートに表記されたコード情報を読み取る。また、スキャナ部35は、これらに加えて、他のPOSレジスタ3において生成された登録情報がコード化されたお会計券(登録商標)や、品券類や、各種カードに印刷されているコードを読み取ることも可能である。
ドロア36は、紙幣および貨幣を収納する収納部である。ドロア36は、キー操作部22の操作に応じて引き出されるようになっている。
音声出力部37は、音声を出力する。例えば、音声出力部37は、スキャナ部35が商品を読み取ったときの音や、キー操作部22が操作されたときの操作音や、所定の警告音や、音声ガイダンスやなどを出力する。
また、POSレジスタ3は、不図示の自動釣銭機を備えてもよい。自動釣銭機は、現金による決済を行う機構である。自動釣銭機は、紙幣や硬貨の預金投入口と、紙幣や硬貨の釣銭排出口とを有する。自動釣銭機は、預金投入口への投入金額や、投入金額と買上金額との差分である釣銭金額を算出し、算出した釣銭金額を釣銭排出口から排出する。なお、預金投入口および釣銭排出口は、客側に向いて配置されていてもよく、すなわち、顧客が現金を投入して、顧客が釣銭を取り出すようにしてもよい。
(POSレジスタ3の機能的構成)
上述したように、免税処理には、第1の免税処理と、第2の免税処理とがある。第1の免税処理と、第2の免税処理とでは、免税手続に係る操作が異なるため、不慣れな店員であれば、免税処理に係る操作を容易に行えないことがある。そこで、本実施形態では、免税処理に係る操作の容易化を図るようにしている。
以下に、POSレジスタ3の機能的構成について説明する。POSレジスタ3は、登録部と、精算部と、受付部と、免税処理部と、発行部とを備える。各部は、CPU31によって実現される。すなわち、CPU31がROM32に記憶されている商品販売データ処理プログラムを実行することにより、各部の機能が実現される。また、POSレジスタ3は、記憶部を備える。記憶部は、RAM33等のメモリによって実現される。
登録部は、商品を登録する。商品の登録は、具体的には、商品情報の登録である。商品情報は、商品コード、商品名、取引金額などの各種の情報を含む。登録部は、商品に付されたバーコードがスキャナ部35によって読み取られることによって、商品を登録する。なお、登録部は、当該スキャンに限らず、店員用表示部21に表示されるプリセットキーの押下や、キー操作部22の操作入力によって、商品を登録することも可能である。
精算部は、登録部によって登録された商品(登録商品)の精算を行う。精算部は、免税取引の場合、免税処理が行われた後に精算を行う。また、非免税取引の場合、精算部は、免税処理を行わずに、消費税を課して登録商品を精算する。
受付部は、登録商品の免税処理に際し、第1の免税処理と、第2の免税処理とのうちのいずれか一方を受け付ける。具体的には、受付部は、店員用表示部21に表示される第1の免税処理を示すボタンと、第2の免税処理を示すボタンとのうちいずれか一方のボタンの押下を受け付ける。なお、これらのボタンは、店員用表示部21に表示されることに限らず、キー操作部に設けられていてもよい。また、受付部は、第1の免税処理を示すボタンの押下前にパスポートに記載された旅券情報が入力されることによって、第1の免税処理を受け付けてもよい。また、受付部は、第2の免税処理を示すボタンの押下前に免税カードに記載されたカード番号等の情報が入力されることによって、第2の免税処理を受け付けてもよい。
免税処理部は、受付部によって受け付けられた、第1の免税処理と第2の免税処理とのうちのいずれか一方の免税処理を行う。免税処理部は、第1の免税処理において、渡航者等の旅券情報の入力を促す。例えば、旅券情報の入力に際し、免税処理部は、専用の画面(例えば、図4(D)の購入者情報入力画面440)を表示して、旅券情報の入力を促す。旅券情報は、具体的には、パスポートに記載される情報であり、パスポート番号、氏名、国籍などの各種の情報を含む。旅券情報は、店員用表示部21を用いた店員による操作入力としてもよいし、パスポートに記載されたコードがスキャナ部35によって読み取られることによる入力としてもよい。
また、免税処理部は、第2の免税処理において、外国人が所持する所定のカードに記載されるカード情報の入力を促す。例えば、カード情報の入力に際し、免税処理部は、専用の画面(例えば、図6(C)カード番号入力画面630)を表示して、カード情報の入力を促す。カード情報は、具体的には、免税カードごと(駐在外国人ごと)に割り当てられるカード番号や、氏名や、所属する公館などの各種情報を含む。カート情報は、店員用表示部21を用いた店員による操作入力としてもよいし、免税カードにコートが記載されている場合には、当該コードがスキャナ部35によって読み取られることによる入力としてもよい。また、カード情報は、免税カードを撮像した撮像結果から、文字認識によって入力されてもよい。なお、当該撮像結果は、POSレジスタ3が備える不図示のカメラによって撮像された撮像結果である。
発行部は、レシートを発行する。発行部は、第1の免税処理において、旅券情報を印刷した第1の免税レシート(第1のレシートの一例)を発行する。第1の免税レシートには、例えば、旅券情報のうち、パスポート番号が印刷される。第1の免税レシートは、例えば、顧客に引き渡す顧客用のレシートと、商品の包装に付す貼付用レシートとを含む。すなわち、発行部は、第1の免税レシートを2枚発行する。
発行部は、第2の免税処理において、旅券情報を印刷しない。第2の免税処理において、発行部は、第2の免税レシート(第2のレシートの一例)を発行する。第2の免税レシートには、カード情報が印刷される。具体的には、第2の免税レシートには、カード情報のうち、カード番号が印刷されない。ただし、第2の免税レシートには、カード情報のうち、カード番号が印刷されてもよい。第2の免税レシートは、例えば、顧客に引き渡す顧客用のレシートと、免税購入表を作成する際に用いる免税購入表用のレシートとを含む。すなわち、発行部は、第2の免税レシートとして、2枚のレシートを発行する。
本実施形態では、この2枚のレシートのうち、顧客用のレシートにはカード番号を印刷せず、一方で、免税購入表用のレシートにはカード番号を印刷する。なお、取引後にまとめて免税購入表を発行する場合、発行部は、第2の免税レシートとして、免税購入表用のレシートを発行せずに、顧客用のレシートのみ発行してもよい。また、POSレジスタ3は、免税購入表用のレシートを発行するか否かを、店員から受け付けるようにしてもよい。また、非免税取引において、発行部は、顧客用のレシートを1枚発行する。
また、免税処理部は、第2の免税処理が行われた場合、登録商品の商品情報とカード情報とを、プリンタ装置4に出力する。プリンタ装置4は、免税商品の購入証明に関する書面(例えば、免税購入表)を印刷する。
(免税処理においてPOSレジスタ3に表示される画面の一例について)
次に、免税処理においてPOSレジスタ3の店員用表示部21に表示される画面の一例について説明する。なお、以下に説明する店員用表示部21に表示される画像は、顧客用表示部23にも表示されてもよい。また、顧客用表示部23に表示される言語は、顧客に応じた言語(顧客の母国語)としてもよい。顧客に応じた言語は、例えば、操作入力によって指定される。操作入力による指定は、具体的には、店員用表示部21を用いた店員の操作入力による指定や、顧客用表示部23を用いた顧客の操作入力による指定である。なお、当該操作入力による指定を受け付ける際には、店員用表示部21や顧客用表示部23に、各言語の指定を受け付ける画面を表示すればよい。また、顧客に応じた言語は、パスポートに記載されたコードがスキャナ部35によって読み取られることによって指定されてもよい。すなわち、顧客に応じた言語は、旅券情報に基づく言語であってもよい。
(免税処理を行う際の画面遷移について)
次に、図4~図6を用いて、POSレジスタ3の店員用表示部21に表示される、免税処理における画面遷移について説明する。なお、図4では、第1の免税処理に係る画面遷移について説明する。また、図5および図6では、第2の免税処理に係る画面遷移について説明する。
(第1の免税処理における画面遷移)
図4は、店員用表示部21に表示される、第1の免税処理における画面遷移の一例を示す説明図である。なお、図4では、消耗品区分の商品の合計金額が免税対象額ではない場合の画面遷移について説明する。図4(A)は、小計画面410を示す。小計画面410は、商品の登録が完了し、不図示の商品登録画面において小計ボタンが押下されることによって表示される画面である。
小計画面410は、登録商品一覧領域411と、合計表示領域412と、精算開始ボタン413と、免税宣言ボタン414とを含む画面である。登録商品一覧領域411は、登録した商品の一覧を表示する領域である。なお、登録商品一覧領域411には、税込金額が表示されているが、税抜金額が表示されてもよい。合計表示領域412は、登録した商品の合計点数および合計金額(税込金額)を表示する領域である。合計表示領域412に表示される内容は、課税対象金額(税抜金額)の合計や、税額の合計を含む。
精算開始ボタン413は、精算開始を受け付けるボタンである。精算開始ボタン413が押下されると、現金支払やカード支払いといった決済種別の選択を受け付ける画面に遷移し、小計画面410に示す内容で精算処理が開始される。精算処理では、金銭の授受やカードの読み取りが行われる。そして、精算処理の後に、レシートが発行される。
小計画面410において、免税宣言ボタン414は、免税処理の開始を受け付けるボタンである。免税宣言ボタン414が押下されると、図4(B)に示す画面に遷移する。
図4(B)は、免税ホーム画面420を示す。なお、図4(B)において、免税ホーム画面420は、消耗品区分の商品の合計金額が免税対象額ではない場合を示している。免税ホーム画面420は、登録商品一覧領域421と、合計表示領域422と、警告表示423と、第1免税処理選択ボタン424と、第2免税処理選択ボタン425と、免税解除ボタン426と、登録画面ボタン427とを含む画面である。
登録商品一覧領域421は、登録した商品の一覧を表示する領域である。登録商品一覧領域421において、各商品には、免税されていることを示す「免」の文字表示と、消耗品区分および一般物品区分のいずれかの免税区分を示す「消耗品」および「一般物品」のいずれかが表示されている。
登録商品一覧領域421において、「○○海苔」は、消耗品区分の商品であることを示している。消耗品区分で登録されている商品は、「○○煎餅」のみである。「○○煎餅」の金額は、税抜価格¥1000である。すなわち、消耗品区分の合計金額(¥1000)は、免税対象額(¥5000以上、¥50万以下)ではない。このため、「○○海苔」は、免税の対象とはならないため、非免税を示す「非」の文字が付され、また、免税されていない金額(税込金額:¥1100)で表示されている。
また、登録商品一覧領域421において、「○○シャツ」は、一般物品区分の商品であることを示している。一般物品区分の合計金額(¥6000)は、免税対象額(¥5000以上)である。このため、「○○シャツ」は、免税の対象となるため、免税を示す「免」の文字が付され、また、免税された金額(税抜金額)で表示されている。
なお、登録商品一覧領域421において、消耗品区分に分類される商品の表示態様と、一般物品区分に分類される商品の表示態様とを異なる表示態様としてもよい。異なる表示態様とは、例えば、文字や背景色を異なる色にすることや、書体を変えたりすることである。
合計表示領域422は、消耗品区分および一般物品区分のそれぞれの免税区分ごとの合計金額を示す。図4(B)においては、消耗品区分の合計金額が「¥1000」を示しており、すなわち、免税対象額ではないことを示している。また、一般物品区分の合計金額は、「¥6000」であり、免税対象額であることを示している。
警告表示423は、消耗品区分が免税対象額ではない旨、および、免税対象額に対する差額(不足額)を示している。具体的には、警告表示423は、消耗品区分の合計金額(¥1000)が、免税対象額の下限額である¥5000に対して¥4000不足している旨を示している。なお、警告表示423は、渡航者等を対象とした内容であるが、これに代えて又は代えて、駐在外国人を対象とした内容としてもよい。具体的には、例えば、警告表示423は、購入する商品の合計金額と、所定の免税金額(例えば¥5000)とを比較した内容としてもよい。
第1免税処理選択ボタン424は、第1の免税処理を受け付けるボタンである。第2免税処理選択ボタン425は、第2の免税処理を受け付けるボタンである。免税ホーム画面420において、第1免税処理選択ボタン424が押下されると、図4(C)に示す画面に遷移する。なお、免税ホーム画面420において、各免税区分の合計金額が免税対象額である場合は、第1免税処理選択ボタン424が押下されると、図4(D)に示す画面に遷移する。免税解除ボタン426は、免税取引の解除を受け付けるボタンである。免税解除ボタン426が押下されると、図4(A)に示した小計画面410に戻る。登録画面ボタン427は、商品の登録を行う登録画面(不図示)への移行を受け付けるボタンである。
なお、図4(A)の小計画面410において、免税宣言ボタン414が押下された後に、パスポートの旅券情報および免税カードのカード情報のうち、いずれか一方の読み取りを促すようにしてもよい。POSレジスタ3は、旅券情報を読み取った場合には第1の免税処理を行い、カード情報を読み取った場合には第2の免税処理を行うようにしてもよい。また、図4(A)の小計画面410において、免税宣言ボタン414の押下を要さずに、旅券情報およびカード情報のうち、いずれか一方を読み取り可能にし、旅券情報を読み取った場合には第1の免税処理を行い、カード情報を読み取った場合には第2の免税処理を行うようにしてもよい。
図4(C)は、第1エラー画面430を示す。第1エラー画面430は、案内表示431と、商品追加ボタン432と、免税取消ボタン433、免税容認ボタン434と、免税区分変更ボタン435とを含む画面である。案内表示431は、消耗品区分の商品の合計金額が免税対象額ではない旨を示す。
商品追加ボタン432は、購入する商品の追加を受け付けるボタンであり、不図示の商品登録画面に戻ることを受け付けるボタンである。なお、購入する商品を追加することによって、消耗品区分の合計金額を免税対象額とさせることが可能である。免税取消ボタン433は、免税取引の取り消しを受け付けるボタンである。免税取消ボタン433が押下されると、例えば、図4(A)に示した小計画面410に戻る。
免税容認ボタン434は、そのまま免税を行うことを受け付けるボタンである。ここで、免税対象額ではない場合でも、免税を行えるようにしている点について補足しておく。消耗品区分の商品は、同一店舗における1日の消耗品区分の合計金額が¥5000以上かつ¥50万以下という免税対象額となれば、免税の対象となる。仮に、今回の取引で消耗品区分の合計金額が免税対象額ではなくても、以降の取引によって免税対象額となれば免税の対象となる。このような理由から、免税対象額ではない場合でも、免税を行えるようにしている。
第1エラー画面430において、免税容認ボタン434が押下されると、図4(D)に示す画面に遷移する。なお、第1エラー画面430から図4(D)に示す画面に遷移するのは、免税ホーム画面420において、第1免税処理選択ボタン424が押下されていたためである。
図4(D)は、購入者情報入力画面440を示す。購入者情報入力画面440には、例えば、パスポート等の本人証明書の種類を示す「旅券等の種類」、旅券等の識別番号を示す「番号」、本人の「購入者氏名」、「生年月日」、「国籍」のほか、「在留資格」、「上陸年月日」などの入力項目が表示されている。
購入者情報入力画面440において、パスポートに記載されているコードがスキャナ部35によって読み取られると、入力項目に情報が入力される。なお、入力した情報に訂正がある場合には、入力項目を押下することによって、操作入力によって訂正することが可能である。各入力項目に情報が入力されて、確定ボタン441が押下されると、免税を行うことが確定した小計画面(不図示)に遷移する。また、この小計画面において、第1の免税処理を行っているのか、第2の免税処理を行っているのかが表示されるようにしてもよい。そして、当該小計画面において精算開始ボタン413が押下されると、精算が開始されることになる。
(第2の免税処理における画面遷移)
図5および図6は、店員用表示部21に表示される、第2の免税処理における画面遷移の一例を示す説明図である。なお、図5および図6では、消耗品区分の商品の合計金額、および一般物品区分の商品の合計金額のいずれもが免税対象額ではない場合の画面遷移について説明する。
図5(A)は、小計画面510を示す。小計画面510は、図4(A)の小計画面410と比較して、登録商品一覧領域411に示す登録商品と、合計表示領域412に示す各金額とが異なる。
図5(B)は、免税ホーム画面520を示す。免税ホーム画面520は、図4(B)の免税ホーム画面420と比較して、登録商品一覧領域421に示す登録商品と、警告表示423の内容とが異なる。具体的には、免税ホーム画面520における登録商品一覧領域421に示す「○○タオル」は、一般物品区分の商品であることを示している。一般物品区分の合計金額(¥3000)は、免税対象額(¥5000以上)ではない。このため、「○○タオル」は、免税の対象とならないため、非免税を示す「非」の文字が付され、また、免税されていない金額(税込金額)で表示されている。
また、免税ホーム画面520における警告表示423は、消耗品区分および一般物品区分のいずれもが免税対象額ではない旨を示している。図5(B)の免税ホーム画面520において、第2免税処理選択ボタン425が押下されると、図5(C)に示す画面に遷移する。なお、免税ホーム画面520において、商品の合計金額が所定の免税対象額(例えば、¥5000以上)である場合は、第2免税処理選択ボタン425が押下されると、図5(D)に示す画面に遷移する。
図5(C)は、第1エラー画面530を示す。第1エラー画面530は、図4(C)の第1エラー画面430と比較して、案内表示431の内容と、免税区分変更ボタン435が表示されていない点が異なる。具体的には、第1エラー画面530における案内表示431は、免税対象額ではない可能性がある旨を示している。また、第1エラー画面530においても、免税容認ボタン434が表示されている。
ここで、免税対象額ではない場合でも、免税を行えるようにしている点について補足しておく。例えば、駐在外国人の場合、免税カードによっては、物品の合計金額が所定の免税対象額である場合には、免税の対象となる。仮に、今回の取引で物品の合計金額が免税対象額ではなくても、以降の取引によって免税対象額となれば免税の対象となる。このような理由から、免税対象額ではない場合でも、免税を行えるようにしている。
図5(C)に示す第1エラー画面530において、免税容認ボタン434が押下されると、図5(D)に示す画面に遷移する。なお、第1エラー画面530から図5(D)に示す画面に遷移するのは、免税ホーム画面520において、第2免税処理選択ボタン425が押下されていたためである。
図5(D)は、駐在種別選択画面540を示す。駐在種別選択画面540は、駐在種別の選択を受け付ける画面である。具体的には、駐在種別選択画面540は、米軍に従事する者を示す米軍ボタン541と、在外公館の駐在員を示す外交官ボタン542とを含む。店員は、顧客の申し出や免税カードの提示を受けて、米軍ボタン541または外交官ボタン542を押下する。米軍ボタン541が押下されると、米軍に従事する者が所持する免税カードのカード情報に基づく免税処理が行われる。外交官ボタン542が押下されると、在外公館の駐在員が所持する免税カードのカード情報に基づく免税処理が行われる。図示では、外交官ボタン542が押下されるものとする。外交官ボタン542が押下されと、図6(A)に示す画面に遷移する。
図6(A)は、免税カード確認画面610を示す。免税カード確認画面610は、免税対象ではないことを示す免税非対象ボタン611と、免税対象者であることを示す免税対象ボタン612とを含む画面である。店員は、顧客から提示される免税カードを参照し、免税条件を満たすか否かを確認し、免税非対象ボタン611または免税対象ボタン612を押下する。なお、免税条件は、免税カードごとに異なる。
ここで、図11を用いて、免税カードの一例について説明する。図11は、免税カードの一例を示す説明図である。図11(A)に示す免税カード1100、および図11(B)に示す免税カード1110には、免税条件1101が記載されている。免税条件1101は、購入者の役職や地位等によって異なる。図11(A)の免税カード1100において、免税条件1101は、物品およびサービスの全てについて、金額に制限なく、免税されることを示す。
図11(B)の免税カード1110において、免税条件1101は、物品について¥5000以上(免税対象額)の購入の場合に免税されることを示す。なお、当該免税対象額は、例えば、購入する商品の合計金額であり、消耗品区分や一般物品区分に関係のない金額である。ただし、当該免税対象額は、消耗品区分および一般物品区分の各区分に規定される金額としてもよい。また、免税カード1110に示す免税対象額は、¥5000以上であることに限らず、他の金額となる場合もある。なお、免税カード1100、1110には、免税条件1101のほかにも、カード番号、有効期限、公館名、官職名、氏名、生年月日、証明印、顔写真なども記載されている。
図6(A)に戻り、免税カード確認画面610において、免税非対象ボタン611が押下されると、図6(B)に示す画面に遷移する。また、免税カード確認画面610において、免税対象ボタン612が押下されると、図6(C)に示す画面に遷移する。
図6(B)は、第2エラー画面620を示す。第2エラー画面620は、免税取消ボタン621と、免税容認ボタン622とを含む画面である。免税取消ボタン621は、免税取引の取り消しを受け付けるボタンである。免税取消ボタン621が押下されると、例えば、図5(A)に示した小計画面510に戻る。免税容認ボタン622は、そのまま免税を行うことを受け付けるボタンである。免税容認ボタン622が押下されると、図6(C)に示す画面に遷移する。
図6(C)は、カード番号入力画面630を示す。カード番号入力画面630は、カード番号入力欄631と、戻るボタン632と、完了ボタン633とを含む。カード番号入力欄631は、カード番号の入力を受け付ける領域である。店員は、カード番号入力欄631にカード番号を操作入力する。なお、免税カードにコードが記載されている場合には、当該コードをスキャナ部35に読み取らせることにより、免税カードに記載の各種の情報を入力するようにしてもよい。
戻るボタン632は、図6(A)の免税カード確認画面610に戻ることを受け付けるボタンである。完了ボタン633は、カード番号入力欄631へのカード番号の入力が完了したことを受け付けるボタンである。完了ボタン633が押下されると、図6(D)に示す画面に遷移する。
図6(D)は、印刷選択画面640を示す。印刷選択画面640は、免税購入表の印刷の要否を受け付ける画面である。具体的には、印刷選択画面640は、印刷不要ボタン641と、印刷要求ボタン642とを含む画面である。印刷不要ボタン641は、プリンタ装置4に対して、免税購入表の印刷を行わせないことを受け付けるボタンである。印刷要求ボタン642は、プリンタ装置4に対して、精算の完了後に、免税購入表の印刷を行わせることを受け付けるボタンである。なお、カード番号入力画面630において入力されたカード番号は、POSレジスタ3のRAM33等の記憶部に記憶されている。このため、印刷不要ボタン641が押下された場合でも、事後的に記憶部から当該取引情報を読み出して、プリンタ装置4に免税購入表を印刷させることも可能である。
印刷不要ボタン641または印刷要求ボタン642が押下されると、免税を行うことが確定した小計画面(不図示)に遷移する。この小計画面において、第2の免税処理を行っていることを表示するようにしてもよい。そして、当該小計画面において精算開始ボタン413が押下されると、精算が開始されることになる。また、印刷要求ボタン642が押下された場合、精算が完了すると、プリンタ装置4から免税購入表が印刷される。
ここで、図12を用いて、免税購入表の一例について説明する。図12は、免税購入表の一例を示す説明図である。図12に示す免税購入表1200は、購入年月日1201、購入商品項目1202、販売事業者項目1203、購入者項目1204を含む。POSレジスタ3は、商品情報やカード情報をプリンタ装置4に送信し、プリンタ装置4に各項目欄に文字を印刷させる。
具体的には、プリンタ装置4は、購入年月日1201、購入商品項目1202、および販売事業者項目1203の各項目と、購入者項目1204における免税カード番号とを印刷する。なお、免税カードにコードが記載されている場合には、当該コードをスキャナ部35に読み取らせることにより、購入者項目1204における名称や購入者氏名についても、プリンタ装置4に印刷させることも可能である。購入者項目1204における署名欄には、購入者の署名が記入される。また、購入者項目1204に記載する内容は、全て購入者が記入してもよい。
(POSレジスタ3が行う処理の一例について)
次に、図7~図9を用いて、本実施形態に係るPOSレジスタ3が行う免税処理について説明する。図7は、本実施形態に係るPOSレジスタ3が行う免税処理の一例を示すフローチャートである。図7において、POSレジスタ3は、商品登録画面を表示し、商品をスキャン等したか否かを判断する(ステップS701)。登録のスキャン等は、具体的には、商品に付されたバーコードをスキャナ部35に読み取らせることや、店員用表示部21に表示されるプリセットキーの押下、キー操作部22に割り当てられる商品選択ボタンの押下などの商品の登録操作を受け付けることである。
POSレジスタ3は、商品のスキャン等があるまで待機する(ステップS701:NO)。商品のスキャン等があると(ステップS701:YES)、POSレジスタ3は、免税処理中であるか否かを判断する(ステップS702)。なお、図4および図5では、小計画面410、510において、免税宣言ボタン414の押下を受け付ける場合について説明したが、商品の登録画面においても、免税宣言ボタン414の押下を受け付けることが可能である。商品の登録画面において、免税宣言ボタン414の押下を受け付けた場合には、免税処理中となる。
ステップS702において、免税処理中である場合(ステップS702:YES)、POSレジスタ3は、税率なしで商品を登録し、登録した商品を店員用表示部21に表示し(ステップS703)、ステップS705に進む。一方、免税処理中ではない場合(ステップS702:NO)、POSレジスタ3は、税率ありで商品を登録し、登録した商品を店員用表示部21に表示する(ステップS704)。
そして、POSレジスタ3は、キー操作部22の小計キー、または、店員用表示部21に表示される小計ボタンが押下されたか否かを判断する(ステップS705)。POSレジスタ3は、小計キー等が押下されない場合(ステップS705:NO)、ステップS701に戻る。
一方、小計キー等が押下された場合(ステップS705:YES)、POSレジスタ3は、小計画面410(または小計画面510)を表示する(ステップS706)。そして、POSレジスタ3は、免税処理中であるか否かを判断する(ステップS707)。免税処理中である場合(ステップS707:YES)、POSレジスタ3は、免税宣言中処理(図8参照)を行い(ステップS708)、一連の処理を終了する。
ステップS707において、免税処理中ではない場合(ステップS707:NO)、POSレジスタ3は、免税宣言ボタン414が押下されたか否かを判断する(ステップS709)。免税宣言ボタン414が押下された場合(ステップS709:YES)、POSレジスタ3は、ステップS708に進む。免税宣言ボタン414が押下されない場合(ステップS709:NO)、POSレジスタ3は、精算開始ボタン413が押下されたか否かを判断する(ステップS710)。
精算開始ボタン413が押下されない場合(ステップS710:NO)、POSレジスタ3は、ステップS709に戻る。精算開始ボタン413が押下された場合(ステップS710:YES)、POSレジスタ3は、非免税取引に係る通常の精算処理を行い(ステップS711)、通常のレシートを発行し(ステップS712)、一連の処理を終了する。
(ステップS708に示した免税宣言中処理の一例)
図8および図9は、ステップS708に示した免税宣言中の一例を示すフローチャートである。図8において、POSレジスタ3は、免税ホーム画面420(または免税ホーム画面520)を表示する(ステップS801)。そして、POSレジスタ3は、免税ホーム画面420において、第1免税処理選択ボタン424が押下されたか否かを判断する(ステップS802)。
第1免税処理選択ボタン424が押下された場合(ステップS802:YES)、POSレジスタ3は、ステップS805に進む。第1免税処理選択ボタン424が押下されない場合(ステップS802:NO)、POSレジスタ3は、第2免税処理選択ボタン425が押下されたか否かを判断する(ステップS803)。第2免税処理選択ボタン425が押下された場合(ステップS803:YES)、POSレジスタ3は、ステップS805に進む。第2免税処理選択ボタン425が押下されない場合(ステップS803:NO)、POSレジスタ3は、免税解除ボタン426が押下されたか否かを判断する(ステップS804)。
免税解除ボタン426が押下されない場合(ステップS804:NO)、POSレジスタ3は、ステップS802に戻る。免税解除ボタン426が押下された場合(ステップS804:YES)、POSレジスタ3は、図7のステップS706に戻り、すなわち、小計画面410(または小計画面510)を表示する。
ステップS805において、POSレジスタ3は、購入金額が免税対象額であるか否かを判断する(ステップS805)。購入金額が免税対象額である場合(ステップS805:YES)、POSレジスタ3は、図9のステップS901に進む。購入金額が免税対象額ではない場合(ステップS805:NO)、POSレジスタ3は、第1エラー画面430(または第1エラー画面530)を表示する(ステップS806)。
そして、POSレジスタ3は、第1エラー画面430(または第1エラー画面530)において、商品追加ボタン432が押下されたか否かを判断する(ステップS807)。商品追加ボタン432が押下された場合(ステップS807:YES)、POSレジスタ3は、図7のステップS701に戻り、すなわち、商品登録画面を表示する。
商品追加ボタン432が押下されない場合(ステップS807:NO)、POSレジスタ3は、免税取消ボタン433が押下されたか否かを判断する(ステップS808)。免税取消ボタン433が押下された場合(ステップS808:YES)、POSレジスタ3は、図7のステップS706に戻り、すなわち、小計画面410(または小計画面510)を表示する。免税取消ボタン433が押下されない場合(ステップS808:NO)、POSレジスタ3は、免税区分変更ボタン435が押下されたか否かを判断する(ステップS809)。
免税区分変更ボタン435が押下された場合(ステップS809:YES)、POSレジスタ3は、免税区分の変更を行う免税区分変更処理を行い(ステップS810)、ステップS805に戻る。なお、第2の免税処理では、免税区分変更ボタン435が表示されないため(図5(C)の第1エラー画面530参照)、免税区分変更処理が行われない。免税区分変更ボタン435が押下されない場合(ステップS809:NO)、POSレジスタ3は、免税容認ボタン434が押下されたか否かを判断する(ステップS811)。免税容認ボタン434が押下されない場合(ステップS811:NO)、POSレジスタ3は、ステップS807に戻る。
免税容認ボタン434が押下された場合(ステップS811:YES)、POSレジスタ3は、免税ホーム画面420(または免税ホーム画面520)において、第1免税処理選択ボタン424が押下されていたか否かを判断する(ステップS901)。第1免税処理選択ボタン424が押下されていた場合(ステップS901:YES)、POSレジスタ3は、購入者情報入力画面440において購入者情報の入力を受け付ける購入者情報入力処理を行う(ステップS902)。
そして、POSレジスタ3は、購入者情報入力処理の完了後、第1の免税処理に係る小計画面を表示し、当該小計画面において精算開始ボタンが押下されたか否かを判断する(ステップS903)。POSレジスタ3は、精算開始ボタンが押下されるまで待機し(ステップS903:NO)、精算開始ボタンが押下されると(ステップS903:YES)、第1の免税処理に係る精算処理を行う(ステップS904)。そして、POSレジスタ3は、第1の免税レシートを発行し(ステップS905)、一連の処理を終了する。
一方、ステップS901において、第1免税処理選択ボタン424が押下されていない場合(ステップS901:NO)、すなわち、免税ホーム画面420(または免税ホーム画面520)において第2免税処理選択ボタン425が押下されていた場合、POSレジスタ3は、駐在種別選択画面540において駐在種別の選択を受け付ける(ステップS906)。
そして、POSレジスタ3は、免税カード確認画面610を表示し、店員が顧客から提示される免税カードを参照し、免税条件を満たすか否かを確認することにより、免税対象ボタン612が押下されたか否かを判断する(ステップS907)。免税対象ボタン612が押下された場合(ステップS907:YES)、POSレジスタ3は、ステップS912に進む。
免税対象ボタン612が押下されない場合(ステップS907:NO)、POSレジスタ3は、免税非対象ボタン611が押下されたか否かを判断する(ステップS908)。免税非対象ボタン611が押下されない場合(ステップS908:NO)、POSレジスタ3は、ステップS907に戻る。免税非対象ボタン611が押下された場合(ステップS908:YES)、POSレジスタ3は、第2エラー画面620を表示する(ステップS909)。
そして、第2エラー画面620において、免税取消ボタン621が押下されたか否かを判断する(ステップS910)。免税取消ボタン621が押下された場合(ステップS910:YES)、POSレジスタ3は、図7のステップS706に戻り、すなわち、小計画面410(または小計画面510)を表示する。免税取消ボタン621が押下されない場合(ステップS910:NO)、POSレジスタ3は、免税容認ボタン622が押下されたか否かを判断する(ステップS911)。
免税容認ボタン622が押下されない場合(ステップS911:NO)、POSレジスタ3は、ステップS910に戻る。免税容認ボタン622が押下された場合(ステップS911:YES)、POSレジスタ3は、カード番号入力画面630においてカード番号の入力を受け付けるカード番号入力処理を行う(ステップS912)。
そして、POSレジスタ3は、印刷選択画面640において、免税購入表の印刷の要否を受け付ける(ステップS913)。そして、POSレジスタ3は、第2の免税処理に係る小計画面を表示し、当該小計画面において精算開始ボタンが押下されたか否かを判断する(ステップS914)。POSレジスタ3は、精算開始ボタンが押下されるまで待機し(ステップS914:NO)、精算開始ボタン413が押下されると(ステップS914:YES)、第2の免税処理に係る精算処理を行う(ステップS915)。そして、POSレジスタ3は、第2の免税レシートを発行する(ステップS916)。さらに、POSレジスタ3は、免税購入表の印刷の要否に応じて、プリンタ装置4に免税購入表の印刷の指示を行い(ステップS917)、一連の処理を終了する。
(免税レシートの一例)
図10は、POSレジスタ3が発行する免税レシートの一例を示す説明図である。図10(A)は、第1の免税レシート1000を示す。図10(B)は、免税購入表用のレシートである第2の免税レシート1010を示す。免税レシート1000、1010には、購入した商品や、取引おける各種の金額が表示されている。以下において、第1の免税レシート1000と、第2の免税レシート1010との相違する点について説明する。
第1の免税レシート1000には、旅券情報としてパスポート番号1001が記載されている。一方で、第2の免税レシート1010には、旅券情報が記載されておらず、例えば、カード情報としてカード番号1011が記載されている。なお、第2の免税レシートのうち顧客用のレシート(不図示)には、カード番号1011が記載されない。また、第1の免税レシート1000において、消耗品区分で免税した商品については、消耗品区分を示す「◆」のマークが印刷されている。また、第1の免税レシート1000において、一般物品区分で免税した商品については、一般物品区分を示す「●」のマークが印刷されている。
なお、免税レシート1000、1010において、免税対象額ではない場合には、例えば、不足額や、当日の買い物を促す旨を表示してもよい。また、第1の免税レシート1000は、旅券情報から得られる顧客の言語で記載されてもよい。また、第2の免税レシート1010についても、免税カードにコートが記載されている場合には、カード情報から得られる言語で記載されてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係るPOSレジスタ3は、登録した商品の免税処理に際し、国内に一時的に滞在している非居住者との取引に関する第1の免税処理と、国内に駐在する外国人との取引に関する第2の免税処理とのうちのいずれか一方を受け付けて免税処理を行うようにした。これにより、店員は、第1の免税処理および第2の免税処理のうちいずれか一方を選択すればよいため、新人店員などのように不慣れな店員であっても、免税処理に係る操作を容易に行うことができる。
また、本実施形態に係るPOSレジスタ3は、第1の免税処理において、渡航者等が所持する旅券の旅券情報の入力を促し、第2の免税処理において、駐在外国人が所持する免税カードのカード情報の入力を促すようにした。これにより、各免税処理に係る手順を示唆できるため、不慣れな店員であっても、免税処理に係る店員の操作を支援することができる。
また、本実施形態に係るPOSレジスタ3は、第1の免税処理において、旅券情報を印刷した第1の免税レシート1000を発行し、第2の免税処理において、カード情報を印刷しない第2の免税レシート(顧客用のレシート)を発行するようにした。これにより、店員は、免税レシートによって免税処理の種類を容易に判別することができる。また、顧客用のレシートは、顧客が捨てたり、紛失したりすることがある。このため、第2の免税レシートに、個人情報であるカード情報を印刷しないようにすることにより、カード情報が第三者に知られてしまうことを抑えることができる。
また、本実施形態に係るPOSレジスタ3は、第2の免税レシート1010(免税購入表用のレシート)にカード情報を印刷するようにした。これにより、店員が免税購入表を作成する際に、第2の免税レシート1010であることを容易に判別することができるとともに、第2の免税レシート1010に印刷されているカード番号を参照して、免税購入表を作成することができる。
また、本実施形態に係るPOSレジスタ3は、第2の免税処理を行った場合、登録した商品の情報とカード情報とを、プリンタ装置4に出力するようにした。これにより、プリンタ装置4に各項目欄に文字を印刷させることができるため、免税購入表の作成に係る店員の作業負荷を軽減することできる。
(実施形態の変形例)
次に、実施形態の変形例について説明する。なお、以下の各変形例では、上述した実施形態で説明した内容については、適宜説明を省略する。また、以下の各変形例、および上述した実施形態は、それぞれ組み合わせることも可能である。
(変形例1)
まず、実施形態の変形例1について説明する。変形例1では、上述した実施形態の免税処理における画面遷移とは、異なる画面遷移について説明する。以下、図13および図14を用いて、免税処理の画面遷移の変形例について説明する。なお、説明を簡略化するため、購入する商品の合計金額は、免税対象額であるものとする。
(第1の免税処理における画面遷移の変形例)
図13は、店員用表示部21に表示される、第1の免税処理における画面遷移の変形例を示す説明図である。図13(A)は、小計画面1310を示す。登録商品一覧領域411および合計表示領域412に示すように、消耗品区分の商品「○○牛」と、一般物品区分の商品「○○ネクタイ」は、いずれも¥5000以上である。また、これらの商品の合計金額についても、¥5000以上である。小計画面1310において、免税宣言ボタン414が押下されると、図13(B)に示す画面に遷移する。
図13(B)は、免税処理種別選択画面1320を示す。免税処理種別選択画面1320は、第1の免税処理と、第2の免税処理とのうち、いずれか一方の選択を受け付ける画面である。具体的には、免税処理種別選択画面1320は、第1免税処理選択ボタン424と、第2免税処理選択ボタン425とを含む。免税処理種別選択画面1320において、第1免税処理選択ボタン424が選択されると、図13(C)に示す画面に遷移する。
図13(C)は、免税確認画面1330は、免税を行った場合の内容を店員に確認させる画面である。免税確認画面1330の合計表示領域422には、消耗品区分および一般物品区分のそれぞれの金額が免税対象額であることを示している。免税確認画面1330は、確認ボタン1321を含む。免税確認画面1330において、確認ボタン1321が押下されると、図13(D)の購入者情報入力画面440(図4(D)と同じ画面)に遷移する。なお、免税確認画面1330から図13(D)に示す購入者情報入力画面440に遷移するのは、免税処理種別選択画面1320において、第1免税処理選択ボタン424が押下されていたためである。
(第2の免税処理における画面遷移の変形例)
第2の免税処理における画面遷移の変形例についても、上記の第1の免税処理における画面遷移の変形例と同様に遷移する。以下、図14を用いて、第2の免税処理における画面遷移の変形例について説明する。
図14は、店員用表示部21に表示される、第2の免税処理における画面遷移の変形例を示す説明図である。図14(A)は、小計画面1310を示す。小計画面1310において、免税宣言ボタン414が押下されると、図14(B)の免税処理種別選択画面1320に遷移する。そして、図14(B)の免税処理種別選択画面1320において、第2免税処理選択ボタン425が選択されたとすると、図14(C)の免税確認画面1430に遷移する。
図14(C)は、免税確認画面1430は、免税を行った場合の内容を店員に確認させる画面である。免税確認画面1430の合計表示領域422には、購入する合計金額が所定金額(例えば¥5000以上)であることを示している。免税確認画面1430において、確認ボタン1321が押下されると、図14(D)の駐在種別選択画面540(図5(D)と同じ画面)に遷移する。なお、免税確認画面1430から図14(D)に示す駐在種別選択画面540に遷移するのは、免税処理種別選択画面1320において、第2免税処理選択ボタン425が押下されていたためである。また、駐在種別選択画面540が表示された後は、例えば、図6(A)の免税カード確認画面610に遷移する。
変形例1に示した免税処理の画面遷移としたとしても、免税処理種別選択画面1320において、第1免税処理選択ボタン424および第2免税処理選択ボタン425のうちいずれか一方を選択するだけの簡単な操作によって、第1の免税処理および第2の免税処理を選択することができる。したがって、不慣れな店員であっても、免税処理に係る操作を容易に行うことができる。
(変形例2)
次に、実施形態の変形例2について説明する。上述した実施形態では、顧客からの免税カードの提示を受けて、店員が免税カードのカード情報(例えば、カード番号)を操作入力する構成について説明した。ここで、免税カードを提示して買い物をする顧客は、常連客であることが往々にしてある。このような常連客がいつも免税カードを提示して、買い物を行うのは、煩わしいことがある。そのため、変形例2では、取引において入力されたカード番号の履歴を記憶しておき、次回以降の取引では、記憶した履歴の中から所定のカード番号を読み出すことによって、カード番号を入力する構成について説明する。
POSレジスタ3は、免税カードのカード番号の履歴を記憶する記憶部を備える。記憶部は、RAM33等のメモリによって実現される。ただし、当該履歴を記憶する記憶部は、外部の装置に具備されていてもよい。記憶部に記憶されるカード番号は、以前の免税取引において操作入力されたカード番号である。免税処理部は、記憶部に記憶された履歴の中から選択した一のカード番号を入力する。カード番号の選択では、カード番号の履歴の一覧が表示され、いずれか一つが店員によって選択される。また、カード番号の履歴には、氏名や名称などの購入者の情報がカード番号に対応付けられていてもよい。この場合、履歴の一覧には、購入者の情報が表示されるようにしてもよい。
変形例2によれば、店員がカード番号を操作入力しなくても、カード番号を入力できるため、カード番号の入力に係る店員の負荷を軽減することができる。また、常連の顧客であれば、免税カードを提示しなくても、免税取引を行うことも可能になる。
以下、実施形態総括を記載する。
[発明の名称]商品販売データ処理装置、商品販売データ処理方法、およびプログラム
[技術分野]本発明は、商品販売データ処理装置、商品販売データ処理方法、およびプログラムに関する。
[背景技術]
従来、外国人旅行者などの渡航者が商品を購入する場合、国内で消費されない商品については、消費税が免除(以下「免税」という。)される免税手続が行われる。免税手続において、POS(Point Of Sales)レジスタは、免税処理を行う。免税処理には、渡航者との取引に係る免税処理と、国内に駐在する外国人の取引に係る免税処理との各種別がある。
関連する技術として、渡航者との取引において、旅券に記載のコードを読み取って非居住者の氏名のデータを取り出し、非居住者の氏名のデータとクレジットカードから読み取った名前とが一致しない場合に、当該非居住者がクレジットカードの所有者とは別人であると判断し、商品の購入処理を終了するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2014-032441号公報
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、従来技術では、免税処理の種別に応じて操作が異なるため、不慣れな店員であれば、免税処理に係る操作を容易に行えないことがあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、免税処理に係る操作の容易化を図ることができる技術を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
(1)上述した課題を解決するために、本発明の一態様である商品販売データ処理装置は、商品を登録する登録手段と、前記登録手段によって登録された商品の免税処理に際し、国内に一時的に滞在している非居住者との取引に関する第1の免税処理と、国内に駐在する外国人との取引に関する第2の免税処理とのうちのいずれか一方を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって受け付けられた前記一方の免税処理を行う免税処理手段と、ことを特徴とする商品販売データ処理装置である。
上記構成によれば、店員は、第1の免税処理および第2の免税処理のうちいずれか一方を選択すればよいため、不慣れな店員であっても、免税処理に係る操作を容易に行うことができる。
(2)上記(1)の構成において、前記免税処理手段は、前記第1の免税処理において、前記非居住者が所持する旅券に記載される旅券情報の入力を促し、前記第2の免税処理において、前記外国人が所持する所定のカードに記載されるカード情報の入力を促すようにしてもよい。
上記構成によれば、各免税処理に係る手順を示唆できるため、不慣れな店員であっても、免税処理に係る店員の操作を支援することができる。
(3)上記(2)の構成において、レシートを発行する発行手段をさらに備え、前記発行手段は、前記第1の免税処理において、前記旅券情報を印刷した第1のレシートを発行し、前記第2の免税処理において、前記カード情報を印刷しない第2のレシートを発行するようにしてもよい。
上記構成によれば、店員は、免税レシートによって免税処理の種類を容易に判別することができる。例えば、店員が免税購入表を作成するにあたり、第2の免税レシート1010であることを容易に判別することができる。
なお、上記(3)の構成において、前記発行手段は、前記第2のレシートに前記カード情報を印刷するようにしてもよい。
上記構成によれば、店員が免税購入表を作成する場合に、第2の免税レシート1010に印刷されているカード番号を参照して、免税購入表を作成することができる。
(4)上記(2)または(3)の構成において、前記免税処理手段は、前記第2の免税処理が行われた場合、前記登録された商品の情報と前記カード情報とを、免税商品の購入証明に関する書面を印刷する印刷装置に出力するようにしてもよい。
上記構成によれば、これにより、プリンタ装置4に各項目欄に文字を印刷させることができるため、免税購入表の作成に係る店員の作業負荷を軽減することできる。
(5)上記(2)乃至(4)のいずれかの構成において、前記免税処理手段は、前記第2の免税処理において入力された前記カード情報の履歴を記憶する記憶手段を参照し、前記履歴の中から選択した一の前記カード情報を入力するようにしてもよい。
上記構成によれば、店員がカード番号を操作入力しなくても、カード番号を入力できるため、カード番号の入力に係る店員の負荷を軽減することができる。また、常連の顧客であれば、免税カードを提示しなくても、免税取引を行うことも可能になる。
(6)上述した課題を解決するために、本発明の他の態様である商品販売データ処理方法は、商品データ処理装置に用いられるコンピュータが、商品を登録する登録ステップと、前記登録ステップにおいて登録された商品の免税処理に際し、国内に一時的に滞在している非居住者との取引に関する第1の免税処理と、国内に駐在する外国人との取引に関する第2の免税処理とのうちのいずれか一方を受け付ける受付ステップと、前記受付ステップにおいて受け付けられた前記一方の免税処理を行う免税処理ステップと、を含む処理を実行することを特徴とする商品販売データ処理方法である。
上記構成によれば、店員は、第1の免税処理および第2の免税処理のうちいずれか一方を選択すればよいため、不慣れな店員であっても、免税処理に係る操作を容易に行うことができる。
(7)上述した課題を解決するために、本発明の他の態様であるプログラムは、商品データ処理装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、商品を登録する登録手段、前記登録手段によって登録された商品の免税処理に際し、国内に一時的に滞在している非居住者との取引に関する第1の免税処理と、国内に駐在する外国人との取引に関する第2の免税処理とのうちのいずれか一方を受け付ける受付手段、前記受付手段によって受け付けられた前記一方の免税処理を行う免税処理手段、として機能させることを特徴とするプログラムである。
上記構成によれば、店員は、第1の免税処理および第2の免税処理のうちいずれか一方を選択すればよいため、不慣れな店員であっても、免税処理に係る操作を容易に行うことができる。
なお、上記において説明したPOSレジスタ3における各機能(入出力、記憶、処理(判断を含む))の全部または一部は、当該機能の実行主体として説明した装置とは異なる他の装置において実現してもよい。
具体的には、上述した説明では、POSレジスタ3が、登録部と、精算部と、受付部と、免税処理部と、発行部とを備える構成について説明した。これらの機能部の全部または一部が、他のコンピュータ装置に具備されていてもよい。例えば、これらの機能部のうち全部または一部が、ストアコントローラ2に具備されていてもよいし、取引状況を管理する取引状況管理装置に具備されていてもよいし、これら以外のコンピュータ装置に具備されていてもよい。また、これらの機能部が具備されるコンピュータ装置は、複数台であることに限らず、1台であってもよい。例えば、これらの機能部の全てを一のコンピュータ装置が具備していてもよい。
具体的には、例えば、POSレジスタ3に代えて、ストアコントローラ2や取引状況管理装置が、登録した商品の免税処理に際し、国内に一時的に滞在している非居住者との取引に関する第1の免税処理と、国内に駐在する外国人との取引に関する第2の免税処理とのうちのいずれか一方を受け付けて免税処理を行うようにしてもよい。
上記に関連し、POSレジスタ3は、商品の登録や精算に関しては、入出力のインターフェース部分に特化したいわゆるシンクライアントとして機能してもよい。つまり、POSレジスタ3は、各種の入力(操作者の操作、スキャナ等のデバイスによる検出)を受け付け、入力情報(操作情報、スキャン情報等)をクラウドサーバに送信し、当該入力情報に基づくクラウドサーバの処理結果(更新画面情報、デバイスの制御情報等)を受信し、各種の出力(表示部への表示、デバイスの制御)を行ってもよい。
なお、以上に説明したPOSレジスタ3を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピュータシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。