JP7716552B1 - 扉ロック装置 - Google Patents

扉ロック装置

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JP7716552B1 JP2024157256A JP2024157256A JP7716552B1 JP 7716552 B1 JP7716552 B1 JP 7716552B1 JP 2024157256 A JP2024157256 A JP 2024157256A JP 2024157256 A JP2024157256 A JP 2024157256A JP 7716552 B1 JP7716552 B1 JP 7716552B1
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Abstract

【課題】扉の閉鎖のロックとロック解除を容易かつ速やかに行うことを可能にする扉ロック装置を提供する。
【解決手段】この発明の扉ロック装置は、係合孔又は係合凹部を備える第一扉31と係合孔又は係合凹部を備える第二扉32と、で構成された扉の閉鎖のロックとロックの解除を行うためのもので、全体が長尺棒状の部材からなるロック装置本体2で構成され、前記ロック装置本体2は、その中央部に挿通された支軸8を支点として回動自在であり、長手方向の一端側に、前記係合孔又は係合凹部と係合可能に構成された係止部を有し、他端側に、前記合孔又は係合凹部と係合可能に構成された係止部を有し、前記係合孔又は係合凹部は、特定の構成を有している。
【選択図】図2

Description

この発明は、扉ロック装置に関するものである。
より具体的には、扉、特に所定の方向に並べて配置される一対の扉の閉鎖のロックとロック解除を容易かつ速やかに行うことを可能にする扉ロック装置に係るものである。
従来、ウッドペレットなどの粉粒体の搬送方法として、箱型のコンテナを利用したバルクコンテナによる搬送方法がある。このようなバルクコンテナとして、その上面壁ないし天井部に扉(開閉扉)ないしハッチを備えるものがある。
例えば、実用新案登録第3129196号公報(特許文献1)においては、コンテナの外板内側における結露を防止する事が出来る粉粒体バラ積み輸送用コンテナが提案されている。
この粉粒体バラ積み輸送用コンテナは、箱型をなし上下四隅に隅金具を有する粉粒体バラ積み輸送用のコンテナであって、
当該コンテナは、天井部に荷積み用の天井ハッチを、またコンテナの後端面の上部にも端部投入口を有し、
コンテナの後端面の下部には荷降し用の後部排出口を有しており、
前記天井ハッチまたは後部投入口から粉粒体を積載して輸送可能にし、かつ前記コンテナはこれを構成する6面体を断熱構造としたものである。
実用新案登録第3129196号公報(実用新案登録請求の範囲,図1~3)
前記特許文献1に記載された粉粒体バラ積み輸送用コンテナにおいて、天井ハッチ30の閉鎖のロックとロック解除を行うためには、作業者が天井部に登り、天井ハッチ30に備えられたロック装置ないしロック手段を操作することを必要とするものである。
したがって、作業者、特に粉粒体から発生した粉塵が飛散する場所など、作業環境が悪い場所で作業する作業者の安全性を考慮すると、開閉扉ないしハッチの閉鎖のロックとロック解除を容易かつ速やかに行うことにおいて、さらなる改善が求められる。
この発明はかかる現状に鑑み、扉の閉鎖のロックとロック解除を容易かつ速やかに行うことを可能にする扉ロック装置を提供せんとするものである。
この発明の請求項1に記載の発明は、
所定の方向へ開閉される扉の閉鎖のロックとロックの解除を行うための扉ロック装置であって、
前記扉は、第一扉と第二扉と、で構成され、
前記第一扉及び前記第二扉は、互いの戸先側の端部が接近若しくは離れる方向に搖動又は移動するよう構成され、
前記第一扉は、その戸先側の端部に第一係合部を備え、
前記第二扉は、その戸先側の端部に第二係合部を備え、
前記扉ロック装置は、全体が長尺棒状の部材からなるロック装置本体で構成され、
前記ロック装置本体は、その中央部に、支軸を挿通するための支軸挿通孔を有し、前記支軸挿通孔に挿通された前記支軸を支点として回動自在であり、長手方向の一端側に、前記第一係合部と係合可能に構成された第一係止部を有し、他端側に、前記第二係合部と係合可能に構成された第二係止部を有し、
前記第一係合部及び前記第二係合部は、いずれも、外側から内側に向けて貫通形成された貫通孔からなる係合孔又は外側から内側に向かって窪むように形成された係合凹部で構成され、
前記係合孔又は係合凹部は、それぞれ、上面視において、その中心が、前記第一扉及び前記第二扉の閉鎖がロックされた状態にある前記ロック装置本体の軸線から、前記ロック装置本体の前記係止部の係合が解除される回動方向側に偏倚させて形成されるとともに、一方の係合孔又は係合凹部が、上面視において、前記ロック装置本体の前記第一係合部及び前記第二係止部の係合が解除される回動方向側に向かって、他方の係合孔又は係合凹部よりも所要の長さ長く延びるように形成されていること
を特徴とする扉ロック装置である。
この発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の扉ロック装置において、
前記ロック装置本体は、
前記支軸挿通孔の直径が前記支軸の外径よりも大きくなるように形成されることにより、その長手方向の両端部が前記支軸の軸線方向に平行する方向に搖動可能に構成されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項3に記載の発明は、
請求項2に記載の扉ロック装置において、
前記支軸の外周上には、前記支軸挿通孔に前記支軸が挿通されている状態で、前記支軸挿通孔の上部開口縁部から所要の間隔を存して、前記支軸の軸線方向に直交する方向に延びる円環状の部材が装着されていることにより、前記ロック装置本体の長手方向両端部が、前記支軸の軸線方向に平行する方向に沿って、所定の範囲内で揺動するよう構成されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項4に記載の発明は、
請求項1又は2に記載の扉ロック装置において、
前記第一係止部及び第二係止部は、いずれも
前記ロック装置本体の長手方向の両端縁のそれぞれに回動自在に連結された回動体で構成されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項5に記載の発明は、
請求項1又は2に記載の扉ロック装置において、
前記第一扉及び前記第二扉は、
互いに所定の間隔を存して並べて配置され、
前記ロック装置本体は、
前記第一扉と前記第二扉との間に配設されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項6に記載の発明は、
請求項5に記載の扉ロック装置において、
前記第一係合部は、
前記第一扉の戸先側の端縁から前記第二扉に向けて延出する第一フランジ部に形成され、
前記第二係合部は、
前記第二扉の戸先側の端縁から前記第一扉に向けて延出する第二フランジ部に形成されていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項7に記載の発明は、
請求項6に記載の扉ロック装置において、
前記第一フランジ部は、
壁面から所要の高さに位置するよう前記第一扉の戸先側の端縁から延設され、前記第一フランジ部の端縁から、前記ロック装置本体の前記第一係止部の係合が解除される回動方向に向けて下り傾斜するよう形成された第一傾斜部を備え、
前記第二フランジ部は、
壁面から所要の高さに位置するよう前記第二扉の戸先側の端縁から延設され、前記第二フランジ部の端縁から、前記ロック装置本体の前記第二係止部の係合が解除される回動方向に向けて下り傾斜するよう形成された第二傾斜部を備えていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項8に記載の発明は、
請求項1又は2に記載の扉ロック装置において、
前記第一扉及び前記第二扉は、
互いの戸先側の端部が接近又は離れる方向に搖動するよう構成されていること
を特徴とするものである。
この発明にかかる扉ロック装置は、所定の方向へ開閉される扉の閉鎖のロックとロックの解除を行うものであって、前記扉を、第一扉と第二扉と、で構成し、前記第一扉及び前記第二扉を、互いの戸先側の端部が接近若しくは離れる方向に搖動又は移動するよう構成し、前記第一扉を、その戸先側の端部に第一係合部を備えるよう構成し、前記第二扉を、その戸先側の端部に第二係合部を備えるよう構成し、前記扉ロック装置を、全体が長尺棒状の部材からなるロック装置本体で構成し、前記ロック装置本体は、その中央部に、支軸を挿通するための支軸挿通孔を有し、前記支軸挿通孔に挿通された前記支軸を支点として回動自在であり、長手方向の一端側に、前記第一係合部と係合可能に構成された第一係止部を有し、他端側に、前記第二係合部と係合可能に構成された第二係止部を有するもので、前記第一係合部及び前記第二係合部は、いずれも、外側から内側に向けて貫通形成された貫通孔からなる係合孔又は外側から内側に向かって窪むように形成された係合凹部で構成され、前記係合孔又は係合凹部は、それぞれ、上面視において、その中心が、前記第一扉及び前記第二扉の閉鎖がロックされた状態にある前記ロック装置本体の軸線から、前記ロック装置本体の前記第一係合部及び前記第二係止部の係合が解除される回動方向側に偏倚させて形成されるとともに、一方の係合孔又は係合凹部が、上面視において、前記ロック装置本体の前記係止部の係合が解除される回動方向側に向かって、他方の係合孔又は係合凹部よりも所要の長さ長く延びるように形成されているものである。
したがって、この扉ロック装置(ないし扉ロック機構)によれば、前記扉ロック装置を構成するロック装置本体を、1回の操作、具体的には、所定の方向への回動を行うだけで、前記扉(ないしハッチ)の閉鎖のロックとロック解除を行うことができる。
よって、この扉ロック装置は、扉の閉鎖のロックとロック解除を容易かつ速やかに行うことを可能とするものである。
前記扉ロック装置において、前記ロック装置本体の前記支軸挿通孔の直径を、前記支軸の外径よりも大きくなるように形成することにより、前記ロック装置本体を、その長手方向の両端部が前記支軸の軸線方向に平行する方向に搖動可能に構成することができる。
このような構成によって、前記第一扉及び前記第二扉の閉鎖のロックとロック解除を、よりスムーズかつ確実に行うことが可能となる。
前記扉ロック装置において、前記第一係止部及び第二係止部を、前記ロック装置本体の長手方向の両端縁のそれぞれに回動自在に連結された回動体で構成することができる。
このような構成によって、前記第一扉及び前記第二扉の閉鎖のロックとロック解除を、よりスムーズかつ確実に行うことが可能となる。
さらに、前記扉ロック装置において、前記第一係合部を、前記第一扉の戸先側の端縁から前記第二扉に向けて延出する第一フランジ部に形成ことができ、前記第二係合部を、前記第二扉の戸先側の端縁から前記第一扉に向けて延出する第二フランジ部に形成することができる。
その際、前記第一フランジ部を、壁面から所要の高さに位置するよう前記第一扉の戸先側の端縁から延設し、前記第一フランジ部には、その端縁から、前記ロック装置本体の前記第一係止部の係合が解除される回動方向に向けて下り傾斜するよう形成された第一傾斜部を設け、前記第二フランジ部を、壁面から所要の高さに位置するよう前記第二扉の戸先側の端縁から延設し、前記第二フランジ部には、その端縁から、前記ロック装置本体の前記第二係止部の係合が解除される回動方向に向けて下り傾斜するよう形成された第二傾斜部を設けることができる。
このような構成によって、前記第一扉及び前記第二扉の閉鎖のロックとロック解除を、さらにスムーズかつ確実に行うことが可能となる。
なお、前記第一扉及び前記第二扉を、互いの戸先側の端部が接近又は離れる方向に搖動するよう構成することができる。すなわち、前記第一扉及び前記第二扉は、ヒンジ開閉式の一対の回動扉を構成してもよく、前記扉ロック装置は、このような扉の閉鎖をロックするロック装置として利用することができるものである。
この発明にかかる扉ロック装置の一実施形態を示す上面図である。 図1に示す扉および扉ロック装置の拡大上面図である。 図2の要部拡大図である。 (A)は、図2のA-A’断面図で、(B)は、(A)の要部拡大図である。 図3に示す各扉の説明図である。 図2に示す扉ロック装置と各扉が備える係合部とが係合するまでの過程の一例を示す説明図である。 図2に示す扉ロック装置が備える一方の係止部と一方の扉が備える係合部との係合状態の一例を示す説明図である。 図2に示す扉ロック装置が備える他方の係止部と他方の扉が備える係合部との係合状態の一例を示す説明図である。 この発明にかかる扉ロック装置の一実施形態によるロック機構を示す説明図である。
以下、この発明にかかる扉ロック装置の実施の一例を、添付の図面に基づいて具体的に説明する。
なお、この発明は開示された実施例にのみ限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内において種々改良することができるものである。
本発明において、数値範囲を表す「○○以上××以下」や「○○~××」の記載は、特に断りのない限り、端点である下限及び上限を含む数値範囲を意味する。数値範囲が段階的に記載されている場合、各数値範囲の上限及び下限は任意に組み合わせることができる。
また、この明細書及び図面において、上下、前後、左右などの方向を示す用語については、本実施形態の説明の便宜上設定されたものであり、上下、前後、左右は、その時の状態により適宜変更されうるものである。
図1は、この発明にかかる扉ロック装置1の一実施形態を示す上面図である。
図1において、2つの開口部11a,11bが、コンテナの上面壁(天井壁)11に、前後方向に所定の間隔を存して並ぶように形成されている。
なお、特に図示しないが、前記コンテナは、上面壁と長手側の一対の側面壁と、前妻側の側面壁と、底面壁とで、細長形の箱形に形成されてなるもので構成されている。
図1において、前記開口部11a,11bのうち、前側の開口部(第一開口部)11aが開閉可能となるように第一扉31が、後側の開口部(第二開口部)11bが開閉可能となるように第二扉32が、それぞれ前記上面壁11に取り付けられている。
なお、この実施例において、前記第一扉31及び前記第二扉32は、いずれも、使用時の強度保持の観点から金属製のものを使用しているが、使用時に損傷しない程度の強度を有するものであれば、その材質については特段の制限はない。
図1において、前記第一扉31及び前記第二扉32は、前記開口部11a,11bの形状と大きさに合わせて、所要の大きさを有する平面視略矩形状となるよう構成されている。
なお、前記第一扉及び前記第二扉の形状や大きさについては、特段の制限はなく、開口部の大きさや形状等に応じて適宜選択することができる。
図2は、図1に示す扉31,32及び扉ロック装置1の拡大上面図である。
図2において、前記第一扉31及び前記第二扉32は、いずれもヒンジ開閉式の回動扉を構成している。具体的には、前記第一扉31は、その前側の端部がヒンジ31a,31aによって前後方向に開閉可能に軸支されたもので、後側の端部(戸先側の端部)31bを自由端部(ヒンジを有する端部とは反対側の端部;揺動先端側の端部)として、前方へ折り返し可能な扉(開閉扉ないしハッチ)を構成している。一方、前記第二扉32は、その後側の端部がヒンジ32a,32aによって前後方向に開閉可能に軸支されたもので、前側の端部(戸先側の端部)32bを自由端部として、後方へ折り返し可能な扉(開閉扉ないしハッチ)を構成している。前記第一扉31及び前記第二扉32は、見かけ上、いわゆる観音開き式の扉(扉装置)3を構成するものとして理解することができる。
したがって、前記第一扉31及び前記第二扉32は、図2に示すように、前記開口部11a,11bが閉止された状態では、互いの自由端部が対向し、前記第一扉31及び前記第二扉32の互いの自由端部が外側に向かって離れる方向に回動(揺動)することにより、開口部11a,11bが開放される一方、接近する方向に回動(揺動)することにより、開口部11a,11bが閉止される。
なお、図2において、符号31c、31d、32c及び32dは、いずれも扉31,32の開閉の際に利用可能な持ち手である。
この実施例において、前記第一扉31及び前記第二扉32は、いずれもヒンジ開閉式の回動扉を構成しているが、互いの戸先側の端部が接近する方向に移動又は揺動(回動)することにより、開口部11a,11bが閉止される一方、離れる方向に移動又は揺動(回動)することにより、開口部11a,11bが開放されるよう構成されている限りにおいて、その構成に特段の制限はない。
例えば、前記第一扉31及び前記第二扉32の開閉移動を、スライド移動(スライド式)としてもよい。
この発明において、前記第一扉31は、その戸先側の端部31bに第一係合部62を備える。同様に、前記第二扉32は、その戸先側の端部32bに第二係合部72を備える。なお、第一係合部62及び第二係合部72の具体的な構成について、詳しくは後述する。
前記扉ロック装置1は、前記第一扉31及び前記第二扉32が不用意に開放されることがないよう、これらの扉31,32の閉鎖のロックを可能にするもので、図1及び2においては、前記第一扉31と前記第二扉32との間の壁面11c上に配設されている。
なお、前記扉ロック装置1の配設位置については、前記扉ロック装置1が回動して前記第一扉31及び前記第二扉32のそれぞれに配設されている係合部62,72と係合又は脱離(係脱)可能に構成されている限り、特段の制限はない。
図3は、図2の要部拡大図(上面図)である。
前記扉ロック装置1は、図3に示すように、長尺棒状のロック装置本体2で構成されている。
なお、この実施例において、前記ロック装置本体2は、使用時の強度保持の観点から金属製のものを使用しているが、使用時に損傷しない程度の強度を有するものであれば、その材質については特段の制限はない。
図3において、前記ロック装置本体2は、前記壁面11cから、支持部材12を介して、上方に向かって突設された支軸8を支点として回動自在に支持されている。
なお、図3において、符号13は、前記扉ロック装置1を構成するロック装置本体2と当接して、その回動が所定の範囲内で行われるよう規制する規制部材で、断面視略L字状の板状体で構成されたものである。
図4は、断面図であって、(A)は、図2のA-A’断面図で、(B)は、(A)の要部拡大図である。
図4において、支持部材12が前記壁面11cから上方に向かって突設され、前記支軸8は、前記支持部材12から上方に向かって突設されている。前記ロック装置本体2は、その長手方向の中央部において、前記ロック装置本体2の回動のための支軸8を挿通する支軸挿通孔2aを備えている。この支軸挿通孔2aは、上下方向に貫通するように形成されている。したがって、前記ロック装置1は、その支軸挿通孔2aに挿通された前記支軸8を支点として回動自在となっている。
さらに、前記ロック装置本体2は、その長手方向の一端側(図4において左端部)に、前記第一係合部62と係合する係止部(第一係止部)4を備え、他端側(図4において右端部)に、前記第二係合部72と係合する係止部(第二係止部)5を備えている。
このような構成によって、前記ロック装置1は、上面視で反時計回りの方向(図2及び図3においてQ方向)に回動すると、前記第一扉31及び前記第二扉32のそれぞれが備える第一係合部62及び第二係合部72と係合して両扉31,32の閉鎖をロックする。
一方、前記ロック装置1は、上面視で時計回りの方向(図2及び図3においてR方向)に回動すると、前記第一係合部62及び前記第二係合部72から脱離して両扉31,32の閉鎖のロックを解除する。
したがって、前記ロック装置本体2の長手方向の長さについては、前記扉31,32の閉鎖のロック又はロック解除が行われるよう、その長手方向の両端部が、前記扉31,32が備える係合部62,72と係脱可能に構成されている限り、特段の制限はない。
図5は、第一扉31及び第二扉32の説明図である。
図5において、前記第一扉31は、その戸先側の端部31bの、開閉方向に直交する方向(図5において左右方向)の中央部近傍に第一係合部材6を備え、前記第二扉32は、その戸先側の端部32bに第二係合部材7を備える。
なお、図5において、前記第二係合部材7は、前記第一係合部材6に対して、前記ロック装置1の前記係止部の係合が解除される回動方向側に偏倚させた状態で配設されている。
図5において、前記第一係合部材6は、第一扉31の戸先側の端縁から第二扉32に向けて(後方に向かって水平に)延出する第一フランジ部61を有し、この第一フランジ部61に、第一係合部62として、外側から内側に向けて(この実施例において上下方向に)貫通するように貫通孔からなる係合孔(第一係合孔)が形成されている。前記第一係合孔62は、前記ロック装置本体2が備える係止部4の少なくとも一部と係合ないし嵌合可能となるよう構成され、図5においては、上面視で左右方向に長い略長方形を有している。
同様に、前記第二係合部材7は、第二扉32の戸先側の端縁から第一扉31に向けて(前方に向かって水平に)延出する第二フランジ部71を有し、この第二フランジ部71に、第二係合部72として、外側から内側に向けて(この実施例において上下方向に)貫通するように貫通孔からなる係合孔(第二係合孔)が形成されている。前記第二係合孔72は、前記ロック装置本体2が備える係止部5の少なくとも一部が係合ないし嵌合可能となるよう構成され、図5においては、上面視で左右方向に長い略長方形を有している。
なお、前記係合部は、前記ロック装置本体2が備える係止部の少なくとも一部と係合可能に構成されていればよく、係合であってもよく、嵌合であってもよい。
また、この実施例において、前記係合部62,72は、上下方向に貫通形成された貫通孔からなる係合孔で構成されているが、前記ロック装置本体2が備える係止部4,5の少なくとも一部と係合ないし嵌合可能に構成されている限り、その構成に特段の制限はない。
例えば、前記係合部62,72は、所要の深さと大きさで外側から内側(下方)に向かって(下方に)窪むように形成された係合ないし嵌合凹部で構成されてもよい。その場合であっても、前記係合ないし嵌合凹部については、前記係合孔についての記載に基づいて構成することができる。
好ましくは、前記係合孔62,72は、その中心P1,P2が、前記扉31,32において、前記扉31,32の閉鎖がロックされた状態にある前記ロック装置本体2の軸線Оから、前記ロック装置本体2の前記係止部(第一係止部4及び第二係止部5)の係合が解除される回動方向側に偏倚した位置に形成される。前記中心は公知の方法によって求めることができる。
なお、図5において、前記係合孔62は、その中心P1が、前記扉31において、前記扉31,32の閉鎖がロックされた状態にある前記ロック装置本体2の軸線Оから、前記ロック装置本体2の前記係止部の係合が解除される回動方向(図5において左方向)側に、前記係合孔72は、その中心P2が、前記扉32において、前記扉31,32の閉鎖がロックされた状態にある前記ロック装置本体2の軸線Оから、前記ロック装置本体2の前記係止部の係合が解除される回動方向(図5において右方向)側に、それぞれ1mm以上2mm以下程度、離間した位置に形成されている。
より好ましくは、前記係合孔62,72のうち、一方の係合孔は、上面視で、前記ロック装置本体2の前記係止部(第一係止部4及び第二係止部5)の係合が解除される回動方向側に向かって、他方の係合孔よりも所要の長さ長く延びるように形成される。
図5において、係合孔62,72は、いずれも、上面視で左右方向に長い略長方形を有しているが、一方の係合孔(図5において係合孔72)は、前記ロック装置本体2の前記係止部の係合が解除される回動方向(図5において右方向)側に向かって、他方の係合孔(図5において係合孔62)よりも長さL分、長く延びるように形成されている。
したがって、前記扉ロック装置1を回動させたときには、前記扉ロック装置1の長手方向両端部の係止部(4,5)が両方の係合孔(62,72)と同時に係合するのではなく、いずれか一方の係止部(この実施例において係止部5)がいずれか一方の係合部(図5において係合孔72)と先ず係合し、ついで、他方の係止部(この実施例において係止部4)が他方の係合部(図5において係合孔62)と係合することになる。
その結果、前記扉(第一扉と第二扉)の閉鎖のロックとロック解除を、よりスムーズかつ確実に行うことが可能となる。
なお、前記長さLについては、係止部の形態や大きさに応じて適宜選択することができ、特段の制限はないが、例えば、1mm以上2mm以下程度にすることができる。
前記ロック装置本体2の長手方向一端側の係止部4と前記第一扉31が備える係合部62との係合方法、並びに前記ロック装置本体2の長手方向他端側の係止部5と前記第二扉32が備える係合部72との係合方法については、特段の制限はなく、公知の係合手段や係合方法を利用してもよい。
この実施例において、前記ロック装置本体2は、図4(A)に示すように、その長手方向の一端側の端縁に係止部4としての回動体(ローラ)41を備え、他端側の端縁に係止部5としての回動体(ローラ)51を備えるよう構成されている。前記回動体41,51は、いずれも、前記ロック装置本体2に回動自在に連結されたもので、前記扉ロック装置1の回動に伴って回動するものである。なお、この実施例において、前記回動体41,51は、いずれも、前記ロック装置本体2の軸心を中心として回動自在となっている。また、この実施例において、前記回動体41,51は、いずれも、球軸受で構成されているが、その構成に特段の制限はなく、公知の又は将来開発され得る回動体で構成することができる。
一方、この実施例において、前記係合孔62は、前記回動体41の周面の少なくとも一部が嵌入可能となるよう、扉31の戸先側の端部31bに沿って(図5において左右方向に沿って)延びるように貫通形成されている。同様に、前記係合孔72は、前記回動体51の周面の少なくとも一部が嵌入可能となるよう、扉32の戸先側の端部32bに沿って(図5において左右方向に沿って)延びるように貫通形成されている。
したがって、前記回動体41の周面の一部が、図7に示すように、前記係合孔62に嵌入し、前記回動体51の周面の一部が、図8に示すように、前記係合孔72に嵌入することにより、前記係止部としての回動体41,51と、前記扉31,32が備える係合孔62,72と、の係合ないし嵌合が行われる。
なお、この実施例において、前記回動体41,51は、いずれも、前記扉31,32の閉鎖がロックされている状態において、その周面から径方向に0.7mm以上1.0mm以下程度が前記係合孔62,72に嵌入するように構成されている。
この実施例において、前記ロック装置本体2は、その支軸挿通孔2aの直径(大きさ)が図4(B)に示すように前記支軸8の外形(太さ)よりもやや大きくなるように形成されている。したがって、前記扉ロック装置1の長手方向の両端部は、前記支軸8の軸線方向に平行する方向に搖動可能となっている。
図6は、図2に示す扉ロック装置と各扉が備える係合部とが係合するまでの過程の一例を示す説明図である。
前記ロック装置本体1は、図6に示すように、一方の端部(図6において左端部)が下方に搖動すると、他方の端部(図6において右端部)が上方に搖動するという状態を構築可能に構成されている。
さらに、この実施例において、前記係合孔62,72のうち、一方の係合孔(図5に示すように係合孔72)は、他方の係合孔(図5に示すように係合孔62)よりも、上面視で、前記ロック装置1の前記係止部の係合が解除される回動方向(反時計回り方向;図5において左方向)に長く延びるように形成されている。
したがって、前記扉ロック装置1を回動させると、いずれか一方の係止部(この実施例において係止部5としての回動体51)がいずれか一方の係合部(この実施例において係合孔72)と先ず係合し、同時に前記一方の係止部が下方に揺動する(図6(B))。ついで、他方の係止部(この実施例において係止部4としての回動体41)が他方の係合部(この実施例において係合孔62)と係合し、同時に前記他方の係止部が下方に揺動することになる(図6(C))。
その結果、前記扉(第一扉と第二扉)の閉鎖のロックとロック解除を、よりスムーズかつ確実に行うことが可能となる。
この実施例においては、図4に示すように、前記支軸8の外周上には、前記支軸挿通孔2aに前記支軸8が挿通されている状態で、前記支軸挿通孔2aの上部開口縁部2bから所要の間隔を存して、前記支軸8の軸線方向に直交する方向(図4において水平方向)に延びる一組の円環状の部材10a,10bが装着されている。前記一組の円環状の部材10a,10bは、少なくとも支軸挿通孔2a側に配設されている円環状の部材10aの外径が支軸挿通孔2aの外径よりも大きくなるように構成されている。このような構成によって、前記円環状の部材10aの下端縁(底面)と前記上部開口縁部2bとの間には、前記支軸8の軸線方向に延びる所要の大きさの間隙Sが形成されている。したがって、前記扉ロック装置1を構成するロック装置本体2の長手方向両端部は、前記支軸8の軸線方向に平行する方向に沿って、所定の範囲内で揺動するように構成されている。すなわち、前記一組の円環状の部材10a,10bがロック装置本体2の長手方向両端部の揺動の範囲を調整する揺動範囲調整部材10を構成している。
なお、図4において、円環状の部材10a,10bは、いずれもナットで構成され、支軸8は、ボルトで構成され、このボルトの頭部8aの下端部に前記円環状の部材(第二の円環状の部材)10bの上端縁(上面)が当接している。
また、図4において、前記支軸挿通孔2aの上方には、この支軸挿通孔2aと連通し、かつ前記円環状の部材10aの少なくとも一部(図4において下端部)を収容可能に形成された収容空間9が設けられている。
前記係合孔62,72を所要の高さ位置に配設するとともに、この係合孔62,72に向けて前記回動体41,51の移動をガイドするガイド機構が備えられてもよい。
図7において、フランジ部61は、扉31の戸先側の端縁に、壁面11cから所要の高さ位置になるよう延設され、このフランジ部61に、係合孔62が形成されている。前記フランジ部61の端縁から、前記扉ロック装置1の前記係止部の係合が解除される回動方向(反時計回り方向;図7において右方向)に向けて下り傾斜する第一の傾斜部63が形成されている。同様に、図8において、フランジ部71は、扉32の戸先側の端縁に、壁面11cから所要の高さ位置になるよう延設され、このフランジ部71に、係合孔72が形成されている。前記フランジ部71の端縁から、前記扉ロック装置1の前記係止部の係合が解除される回動方向(反時計回り方向;図8において左方向)に向けて下り傾斜する第二の傾斜部73が形成されている。
したがって、前記扉ロック装置1を扉31,32の閉鎖をロックする方向に回動させたときには、回動体41,51は、それぞれ傾斜部63,73上を移動して、フランジ部61,71に形成されている係合孔62,72と係合(嵌入)する。
なお、図7及び8において、符号64a,74aは、壁面11cから上方に向かって立設してフランジ部61,71を所定の高さになるように支持するフランジ部支持部を構成するもので、符号64b,74bは、壁面11cから上方に向かって立設して傾斜部63,73を支持する傾斜部支持部を構成するものである。
かかる構成の扉ロック装置1は、扉31,32の閉鎖がロックされていない状態では、図9(A)に示すように、この扉ロック装置1の一方の係止部4としての回動体41は、第一扉31が備える係合部としての係合孔62から脱離した状態にある。このとき、他方の係止部5としての回動体51も、第二扉32が備える係合部としての係合孔72から脱離した状態にある。すなわち、両扉31,32のロックは解除されている。
この状態から、図9(B)において、前記扉ロック装置1を所定の方向(図3において反時計回り方向Q)に力を加えると、前記扉ロック装置1は、支軸8を支点として回動する。前記扉ロック装置1を、さらに回動させていくと、図9(B)から(D)に示すように、前記扉ロック装置1の回動に伴って、前記扉ロック装置1が有する回動体41は、回動しながら、傾斜部63上を、係合孔62が形成されているフランジ部61に向かって移動する。このとき、前記扉ロック装置1が有する回動体51も、回動しながら、傾斜部73上を、係合孔72が形成されているフランジ部71に向かって移動する。
さらに、前記扉ロック装置1を回動させると、係合孔72は、上面視で、係合孔62よりも、扉ロック装置1の係止部4,5の係合が解除される回動方向側に向かって、他方の係合孔よりも長くなるように形成されているので、図9(E)に示すように、先ず、一方の回動体51が、係合孔72と係合(嵌合)し、同時に、この回動体51が装着されている扉ロック装置1の端部が下方に揺動する。なお、このときには、他方の回動体41が装着されている扉ロック装置1の端部は、上方に揺動する。
その後、前記扉ロック装置1をさらに回動させると、図9(F)に示すように、回動体41も、係合孔62と係合(嵌合)するので、回動体41が装着されている扉ロック装置1の端部は、下方に揺動して、前記扉ロック装置1を構成するロック装置本体2は水平の状態に戻ることになる。
したがって、第一扉31及び第二扉32は、前記扉ロック装置1に支持されるので、第一開口部11aを閉鎖する第一扉31と、第二開口部11bを閉鎖する第二扉32は、いずれもロックされた状態となる。
なお、前記扉ロック装置1を反時計回り方向に回動させると、逆に先ず、この扉ロック装置1の係止部4としての回動体41が、第一扉31が備える係合孔62から脱離し、ついで係止部5としての回動体51が、第二扉32が備える係合孔72から脱離した状態になるので、扉31,32の閉鎖のロックは解除される。
この実施例において、前記扉ロック装置1は、反時計回り方向に回動させると、扉3の閉鎖がロックされる一方、時計回りに回動させると、扉31,32の閉鎖のロックが解除さるように構成されているが、前記扉ロック装置1の回動方向については適宜変更することができる。
この発明において、前記扉ロック装置1は、前記扉31,32及び/又は前記扉ロック装置1に、公知の制御手段や駆動手段などを設けることによって、前記扉の開閉及び/又は前記扉ロック装置の回動を制御することが可能となるように構成してもよい。
このような構成によって、前記扉の開閉と、前記扉ロック装置による扉の閉鎖のロックとロック解除を、自動的に行うことが可能となる。
さらに、この発明については、前記扉ロック装置とともに、前記扉ロック装置以外の他の公知のロック装置を、第2の扉ロック装置として設けることによって、前記扉の閉鎖を、より強固にロックすることが可能となるよう構成してもよい。
かかる構成の扉ロック装置1は、上記構成の扉(開閉扉やハッチなど)のロック装置として使用することができるものであるが、コンテナに設けられている開閉扉やハッチなどの扉ロック装置として使用することができ、特に、コンテナ用の扉ロック装置として好適である。
なお、この実施例において、前記扉31,32及び前記扉ロック装置1は、コンテナの上面壁(天井壁)に配設されているが、側面壁や底面壁などの天井壁以外の部位に配設してもよい。
さらに、この実施例において、前記扉ロック装置1は、コンテナの上面壁(天井壁)に配設されているが、ロック及びロック解除の対象となる扉3が上記構成のものでれば、この発明の扉ロック装置1を適用することができ、側面壁や底面壁などの天井壁以外の部位に配設することができる。
〔本発明の実施形態に含まれる構成〕
本実施形態の開示は、以下の構成を含む。
(構成1)所定の方向へ開閉される扉の閉鎖のロックとロックの解除を行うための扉ロック装置であって、
前記扉は、第一扉と第二扉と、で構成され、
前記第一扉及び前記第二扉は、互いの戸先側の端部が接近若しくは離れる方向に搖動又は移動するよう構成され、
前記第一扉は、その戸先側の端部に第一係合部を備え、
前記第二扉は、その戸先側の端部に第二係合部を備え、
前記扉ロック装置は、全体が長尺棒状の部材からなるロック装置本体で構成され、
前記ロック装置本体は、その中央部に、支軸を挿通するための支軸挿通孔を有し、前記支軸挿通孔に挿通された前記支軸を支点として回動自在であり、長手方向の一端側に、前記第一係合部と係合可能に構成された第一係止部を有し、他端側に、前記第二係合部と係合可能に構成された第二係止部を有し、
前記第一係合部及び前記第二係合部は、いずれも、外側から内側に向けて貫通形成された貫通孔からなる係合孔又は外側から内側に向かって窪むように形成された係合凹部で構成され、
前記係合孔又は係合凹部は、それぞれ、上面視において、その中心が、前記第一扉及び前記第二扉の閉鎖がロックされた状態にある前記ロック装置本体の軸線から、前記ロック装置本体の前記係止部の係合が解除される回動方向側に偏倚させて形成されるとともに、一方の係合孔又は係合凹部が、上面視において、前記ロック装置本体の前記第一係合部及び前記第二係止部の係合が解除される回動方向側に向かって、他方の係合孔又は係合凹部よりも所要の長さ長く延びるように形成されていること
を特徴とする扉ロック装置。
(構成2)前記ロック装置本体は、前記支軸挿通孔の直径が前記支軸の外径よりも大きくなるように形成されることにより、その長手方向の両端部が前記支軸の軸線方向に平行する方向に搖動可能に構成されている、構成1に記載の扉ロック装置。
(構成3)前記支軸の外周上には、前記支軸挿通孔に前記支軸が挿通されている状態で、前記支軸挿通孔の上部開口縁部から所要の間隔を存して、前記支軸の軸線方向に直交する方向に延びる円環状の部材が装着されていることにより、前記ロック装置本体の長手方向両端部が、前記支軸の軸線方向に平行する方向に沿って、所定の範囲内で揺動するよう構成されている、構成2に記載の扉ロック装置。
(構成4)前記第一係止部及び第二係止部は、いずれも前記ロック装置本体の長手方向の両端縁のそれぞれに回動自在に連結された回動体で構成されている、構成1乃至3のいずれかに記載の扉ロック装置。
(構成5)前記第一扉及び前記第二扉は、互いに所定の間隔を存して並べて配置され、前記ロック装置本体は、前記第一扉と前記第二扉との間に配設されている、構成1乃至4のいずれかに記載の扉ロック装置。
(構成6)前記第一係合部は、前記第一扉の戸先側の端縁から前記第二扉に向けて延出する第一フランジ部に形成され、前記第二係合部は、前記第二扉の戸先側の端縁から前記第一扉に向けて延出する第二フランジ部に形成されている、構成5に記載の扉ロック装置。
(構成7)前記第一フランジ部は、壁面から所要の高さに位置するよう前記第一扉の戸先側の端縁から延設され、前記第一フランジ部の端縁から、前記ロック装置本体の前記第一係止部の係合が解除される回動方向に向けて下り傾斜するよう形成された第一傾斜部を備え、前記第二フランジ部は、壁面から所要の高さに位置するよう前記第二扉の戸先側の端縁から延設され、前記第二フランジ部の端縁から、前記ロック装置本体の前記第二係止部の係合が解除される回動方向に向けて下り傾斜するよう形成された第二傾斜部を備えている、構成6に記載の扉ロック装置。
(構成8)前記第一扉及び前記第二扉は、互いの戸先側の端部が接近又は離れる方向に搖動するよう構成されている、構成1乃至7に記載の扉ロック装置。
この発明の扉ロック装置は、コンテナなどが備える壁面に、例えば、左右又は上下方向に、互いに所定の間隔を存して並べて配置される一対の扉(開閉扉ないしハッチ)の閉鎖のロックとロック解除を容易かつ確実に行うことを可能とするもので、このような構成の扉であれば、あらゆる扉に利用することができるものである。
1 扉ロック装置、2 ロック装置本体、2a 支軸挿通孔、3 扉、31 第一扉、31a ヒンジ、31b 戸先側の端部、32 第二扉、32a ヒンジ、32b 戸先側の端部、4 第一係止部、41 回動体(第一回動体)、5 第二係止部、51 回動体(第二回動体)、6 第一係合部、61 フランジ部(第一フランジ部)、62 第一係合孔、63 傾斜部、64a フランジ部支持部(第一フランジ部支持部)、64b 傾斜部支持部(第一傾斜部支持部)、7 第二係合部、71 フランジ部(第二フランジ部)、72 第二係合孔、73 傾斜部、74a フランジ部支持部(第二フランジ部支持部)、74b 傾斜部支持部(第二傾斜部支持部)、8 支軸、8a 頭部、9 収容空間、10 揺動範囲調整部材、10a 第一の円環状部材(ナット)、10b 第二の円環状部材(ナット)、11 上面壁(天井壁)、11a 第一開口部、11b 第二開口部、11c 壁面、12 支持部材、13 規制部材、S 間隙

Claims (8)

  1. 所定の方向へ開閉される扉の閉鎖のロックとロックの解除を行うための扉ロック装置であって、
    前記扉は、第一扉と第二扉と、で構成され、
    前記第一扉及び前記第二扉は、互いの戸先側の端部が接近若しくは離れる方向に搖動又は移動するよう構成され、
    前記第一扉は、その戸先側の端部に第一係合部を備え、
    前記第二扉は、その戸先側の端部に第二係合部を備え、
    前記扉ロック装置は、全体が長尺棒状の部材からなるロック装置本体で構成され、
    前記ロック装置本体は、その中央部に、支軸を挿通するための支軸挿通孔を有し、前記支軸挿通孔に挿通された前記支軸を支点として回動自在であり、長手方向の一端側に、前記第一係合部と係合可能に構成された第一係止部を有し、他端側に、前記第二係合部と係合可能に構成された第二係止部を有し、
    前記第一係合部及び前記第二係合部は、いずれも、外側から内側に向けて貫通形成された貫通孔からなる係合孔又は外側から内側に向かって窪むように形成された係合凹部で構成され、
    前記係合孔又は係合凹部は、それぞれ、上面視において、その中心が、前記第一扉及び前記第二扉の閉鎖がロックされた状態にある前記ロック装置本体の軸線から、前記ロック装置本体の前記係止部の係合が解除される回動方向側に偏倚させて形成されるとともに、一方の係合孔又は係合凹部が、上面視において、前記ロック装置本体の前記第一係合部及び前記第二係止部の係合が解除される回動方向側に向かって、他方の係合孔又は係合凹部よりも所要の長さ長く延びるように形成されていること
    を特徴とする扉ロック装置。
  2. 前記ロック装置本体は、
    前記支軸挿通孔の直径が前記支軸の外径よりも大きくなるように形成されることにより、その長手方向の両端部が前記支軸の軸線方向に平行する方向に搖動可能に構成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の扉ロック装置。
  3. 前記支軸の外周上には、前記支軸挿通孔に前記支軸が挿通されている状態で、前記支軸挿通孔の上部開口縁部から所要の間隔を存して、前記支軸の軸線方向に直交する方向に延びる円環状の部材が装着されていることにより、前記ロック装置本体の長手方向両端部が、前記支軸の軸線方向に平行する方向に沿って、所定の範囲内で揺動するよう構成されていること
    を特徴とする請求項2に記載の扉ロック装置。
  4. 前記第一係止部及び第二係止部は、いずれも
    前記ロック装置本体の長手方向の両端縁のそれぞれに回動自在に連結された回動体で構成されていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の扉ロック装置。
  5. 前記第一扉及び前記第二扉は、
    互いに所定の間隔を存して並べて配置され、
    前記ロック装置本体は、
    前記第一扉と前記第二扉との間に配設されていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の扉ロック装置。
  6. 前記第一係合部は、
    前記第一扉の戸先側の端縁から前記第二扉に向けて延出する第一フランジ部に形成され、
    前記第二係合部は、
    前記第二扉の戸先側の端縁から前記第一扉に向けて延出する第二フランジ部に形成されていること
    を特徴とする請求項5に記載の扉ロック装置。
  7. 前記第一フランジ部は、
    壁面から所要の高さに位置するよう前記第一扉の戸先側の端縁から延設され、前記第一フランジ部の端縁から、前記ロック装置本体の前記第一係止部の係合が解除される回動方向に向けて下り傾斜するよう形成された第一傾斜部を備え、
    前記第二フランジ部は、
    壁面から所要の高さに位置するよう前記第二扉の戸先側の端縁から延設され、前記第二フランジ部の端縁から、前記ロック装置本体の前記第二係止部の係合が解除される回動方向に向けて下り傾斜するよう形成された第二傾斜部を備えていること
    を特徴とする請求項6に記載の扉ロック装置。
  8. 前記第一扉及び前記第二扉は、
    互いの戸先側の端部が接近又は離れる方向に搖動するよう構成されていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の扉ロック装置。
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