JP7700751B2 - 半導体ウェーハの評価方法および半導体ウェーハの製造方法 - Google Patents
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Description
[1]評価対象の半導体ウェーハの表面の1つ以上の測定領域において、粗さ測定装置による測定を行うことによって最大高さSzおよびSz以外の粗さパラメータを取得すること、ならびに、
各測定領域について、最大高さSzの値を指標として、該測定領域において取得されたSz以外の粗さパラメータの値が評価対象の半導体ウェーハの評価用に採用可能な値であるか否かを判定すること、
を含む半導体ウェーハの評価方法(以下、単に「評価方法」とも記載する。)。
[2]最大高さSzの値が予め設定した閾値以下または閾値未満である場合、該値の最大高さSzが得られた1つ以上の測定領域について取得されたSz以外の粗さパラメータの値を、評価対象の半導体ウェーハの評価用の値として採用することを含む、[1]に記載の半導体ウェーハの評価方法。
[3]最大高さSzの値が予め設定した閾値以上または閾値を超える場合、該値の最大高さSzが得られた測定領域について取得されたSz以外の粗さパラメータの値は、評価対象の半導体ウェーハの評価用の値としては採用しない、[1]または[2]に記載の半導体ウェーハの評価方法。
[4]最大高さSzの値が予め設定した閾値以上または閾値を超える場合、該値の最大高さSzが得られた測定領域について粗さ測定装置による測定を再度行うことを更に含む、[3]に記載の半導体ウェーハの評価方法。
[5]最大高さSzの値が予め設定した閾値以上または閾値を超える場合、該値の最大高さSzが得られた測定領域以外の領域において、粗さ測定装置による測定を行うことを更に含む、[3]または[4]に記載の半導体ウェーハの評価方法。
[6]]最大高さSzの値が予め設定した閾値以上または閾値を超える場合、該値の最大高さSzが得られた測定領域について取得された1つ以上の粗さパラメータの値の再計算を行うことを更に含む、[3]~[5]のいずれかに記載の半導体ウェーハの評価方法。
[7]上記再計算を、最大高さSzの異常値発生原因と推定される部分を粗さパラメータの計算対象から除外して行う、[6]に記載の半導体ウェーハの評価方法。
[8]上記Sz以外の粗さパラメータは、算術平均高さSaおよび二乗平均平方根高さSqからなる群から選択される1種以上の粗さパラメータである、[1]~[7]のいずれかに記載の半導体ウェーハの評価方法。
[9]上記粗さ測定装置は、光干渉顕微鏡である、[1]~[8]のいずれかに記載の半導体ウェーハの評価方法。
[10]上記光干渉顕微鏡は、白色干渉顕微鏡である、[9]に記載の半導体ウェーハの評価方法。
[11]テスト製造条件下で評価用半導体ウェーハを製造すること、
上記製造された評価用半導体ウェーハを[1]~[10]のいずれかに記載の評価方法によって評価すること、
上記評価の結果に基づき、上記テスト製造条件に変更を加えた製造条件を実製造条件として決定するか、または上記テスト製造条件を実製造条件として決定すること、および、
上記決定された実製造条件下で半導体ウェーハを製造すること、
を含む半導体ウェーハの製造方法(以下、「製造方法1」と記載する。)。
[12]上記変更が加えられる製造条件は、半導体ウェーハの表面研磨処理条件を含む、[11]に記載の半導体ウェーハの製造方法。
[13]複数の半導体ウェーハを含む半導体ウェーハロットを製造すること、
上記半導体ウェーハロットから1つ以上の半導体ウェーハを抽出すること、
上記抽出された半導体ウェーハを[1]~[10]のいずれかに記載の評価方法によって評価すること、および、
上記評価の結果、良品と判定された半導体ウェーハと同じ半導体ウェーハロットの半導体ウェーハを製品として出荷するための準備に付すこと、
を含む半導体ウェーハの製造方法(以下、「製造方法2」と記載する。)。
本発明の一態様は、評価対象の半導体ウェーハの表面の1つ以上の測定領域において、粗さ測定装置による測定を行うことによって最大高さSzおよびSz以外の粗さパラメータを取得すること、ならびに、各測定領域について、最大高さSzの値を指標として、この測定領域において取得されたSz以外の粗さパラメータの値が評価対象の半導体ウェーハの評価用に採用可能な値であるか否かを判定すること(以下、単に「採用可否の判定」とも記載する。)、を含む半導体ウェーハの評価方法に関する。
本発明者は、最大高さSzは、上記の通り最大山高さと最大谷深さとの和であるため、装置要因のノイズの影響を受け易く、更には異物付着等の外乱要因のノイズの影響も受け易いと考えている。一例として、本発明者の検討によれば、測定視野内に100nm以上のサイズの異物が付着している場合、他の粗さパラメータ(例えば後述するSaやSq)の値は正常時と比べて数~十数nm程度しか変化しないのに対し、Szの値は100nm以上と大きく変化する。また、突発的な装置の振動が発生すると、ウェーハ表面には通常存在し得ない200nm以上の段差が発生し得るが、かかる場合、Szの値は200nm程度または200nm以上となる。例えば上記のような場合、Szの値について閾値を例えば100nmに設定し、閾値に基づき、ノイズの影響の有無を判定することができる。具体的には、Szとともに取得された粗さパラメータの測定結果にノイズ起因の異常値が含まれるか、または上記測定結果がノイズの影響を含まないもしくはノイズの影響が少ない正常値であるかを、判定することができる。例えばこのように、粗さ測定装置による測定が行われた各測定領域について、最大高さSzの値を指標として、各測定領域において取得されたSz以外の粗さパラメータの値が評価対象の半導体ウェーハの評価用に採用可能な値であるか否かを判定することができる。その結果、ノイズの影響が低減された粗さパラメータの値を、半導体ウェーハの評価のために使用することが可能になる。
以下、上記評価方法について、更に詳細に説明する。
上記評価方法における評価対象の半導体ウェーハとしては、シリコンウェーハ(例えば単結晶シリコンウェーハ)等の各種半導体ウェーハを挙げることができる。本発明および本明細書において、特記しない限り、シリコンウェーハとは、単結晶シリコンウェーハを示す。また、評価対象の半導体ウェーハの一例としては、ポリッシュドウェーハを挙げることができる。ポリッシュドウェーハとは、一方または両方の表面が研磨面、即ち表面研磨処理が施された表面であるウェーハである。ポリッシュドウェーハは、通常、粗研磨、エッチング、鏡面研磨(即ち仕上げ研磨)等の工程を順次経て製造され、表面に研磨面を有する。研磨面は、通常鏡面である。表面研磨処理は、DSP(double side polishing;両面研磨)またはSSP(single side polishing;片面研磨)であることができる。また、評価対象の半導体ウェーハの導電型は限定されず、n型であってもp型であってもよい。そのドーパント濃度(即ち抵抗率)、酸素濃度等も限定されるものではない。評価対象の半導体ウェーハの直径は、例えば、200mm、300mmまたは450mmであることができるが、特に限定されるものではない。
上記評価方法では、評価対象の半導体ウェーハの表面の1つ以上の測定領域において、粗さ測定装置によって粗さパラメータを取得するための測定を行う。測定が行われる半導体ウェーハの表面は、一形態ではおもて面または裏面の一方のみであることができ、また他の一形態ではおもて面および裏面の両面であることもできる。上記評価方法における粗さ測定装置による測定において、おもて面または裏面の一方の表面あたりの測定領域の総数は1以上であり、一形態では1であることができ、他の一形態では2以上であることができる。また、上記の総数は、例えば50以下、40以下、30以下もしくは20以下であることができ、またはここに例示した値を上回ることもできる。
上記評価方法では、上記の通り、1つ以上の測定領域において、粗さ測定装置による測定を行うことによって最大高さSzおよびSz以外の粗さパラメータを取得する。そして、各測定領域について、この測定領域について取得された最大高さSzの値を指標として、同測定領域において取得されたSz以外の粗さパラメータの値が評価対象の半導体ウェーハの評価用に採用可能な値であるか否かを判定する。上記評価方法において、かかる指標として最大高さSzを採用するに至った理由の詳細は、先に記載した通りである。採用可否の判定の具体的形態としては、例えば、以下の形態を挙げることができる。以下の各種形態は任意に組み合わせることもできる。
以上の点は、後述する各種形態についても同様である。
以上の点は、後述する各種形態についても同様である。
製造方法1は、
テスト製造条件下で評価用半導体ウェーハを製造すること、
上記製造された評価用半導体ウェーハを上記評価方法によって評価すること、
上記評価の結果に基づき、上記テスト製造条件に変更を加えた製造条件を実製造条件として決定するか、または上記テスト製造条件を実製造条件として決定すること、および、
上記決定された実製造条件下で半導体ウェーハを製造すること、
を含む半導体ウェーハの製造方法、
である。
製造方法2は、
複数の半導体ウェーハを含む半導体ウェーハロットを製造すること、
上記半導体ウェーハロットから1つ以上の半導体ウェーハを抽出すること、
上記抽出された半導体ウェーハを上記評価方法によって評価すること、および、
上記評価の結果、良品と判定された半導体ウェーハと同じ半導体ウェーハロットの半導体ウェーハを製品として出荷するための準備に付すこと、
を含む半導体ウェーハの製造方法、
である。
評価対象の半導体ウェーハとして、直径300mmのシリコンウェーハを25枚準備した。上記シリコンウェーハは、両面研磨(DSP)されたポリッシュドウェーハである。
上記の各シリコンウェーハの裏面について、以下の測定条件による測定を行った。
粗さ測定装置:白色干渉顕微鏡
測定倍率:10倍(視野:1.6mm×1.6mm)
フィルター:Hi-pass Filter 80μm (80μm以上の空間波長のうねりを除去)
測定領域:各シリコンウェーハについて、表1に示すウェーハ面内9領域
図5に、本実施例における測定フローを示す。以下に、測定フローの詳細を説明する。
測定対象のシリコンウェーハ表面を白色干渉顕微鏡による測定に付して得られた顕微鏡画像に平坦化処理等の画像処理を施した。白色顕微鏡の解析部において、画像処理後の顕微鏡画像の解析を実施し、各シリコンウェーハの面内9点のそれぞれについて、粗さパラメータSa、SqおよびSzを出力した。
Szの閾値に関して、本実施例では、ノイズの原因となる異物の高さまたは欠陥もしくはキズの深さを50nm以上と想定し、Szの閾値を50nmと設定した。ただし、閾値はウェーハの表面形状を除去してしまわない値であればよい。例えば、ウェーハ表面が平滑面であれば、10nmや20nmといった値を閾値にすることも適切といえる。
本実施例では、Szの値が50nm以上であれば「Sz異常あり」、50nm未満であれば「Sz異常なし」として、Sz異常有無判定を行った。各シリコンウェーハの9つの測定領域について、それぞれ、Sz異常なしであれば、その測定領域におけるSaおよびSqをウェーハ評価用に採用可能であると判定した。
一方、Sz異常ありの場合には、更なる処理が必要と判定し、再測定、他の測定領域での測定および再計算の1つ以上の処理を実施することができる。これらの処理の詳細は、先に記載した通りである。
図6中、画像AはSzの値が閾値未満である「Sz異常なし」と判定された画像である。画像Aには、粗さパラメータ測定においてノイズになり得る段差、異物、欠陥等は確認されない。
これに対し、画像B、画像Cおよび画像Dは、Szの値が閾値以上である「Sz異常あり」と判定された画像である。画像Bには、装置の振動要因と推察される段差が見られる。画像Cには、異物付着が見られる。画像Dには、ピット系の欠陥が見られる。
以上の結果から、Szの値を指標とすることによって、粗さパラメータ測定の結果にノイズの影響が含まれるか否かを判定可能であることが確認できる。
本実施例で評価されたシリコンウェーハに施された両面研磨については、両面研磨後の研磨面のSqの正常値は0.2nm程度である。
図7中、左側には、25枚のシリコンウェーハについて面内9つの測定領域について得られたSq算術平均がプロットされている。図7中の左側のプロットには、Sqの値の算術平均が1nm以上のプロットも含まれている。
図7中、右側には、Sz異常ありと判定された画像は除外して得られたSq算術平均がプロットされている。図7中の右側のプロットは、いずれもSq算術平均が0.2nm前後である。
Claims (13)
- 評価対象の半導体ウェーハの表面の1つ以上の測定領域において、粗さ測定装置による測定を行うことによって最大高さSzおよびSz以外の粗さパラメータを取得すること、ならびに、
各測定領域について、最大高さSzの値を指標として、該測定領域において取得されたSz以外の粗さパラメータの値が評価対象の半導体ウェーハの評価用に採用可能な値であるか否かを判定すること、
を含む半導体ウェーハの評価方法。 - 最大高さSzの値が予め設定した閾値以下または閾値未満である場合、該値の最大高さSzが得られた1つ以上の測定領域について取得されたSz以外の粗さパラメータの値を、評価対象の半導体ウェーハの評価用の値として採用することを含む、請求項1に記載の半導体ウェーハの評価方法。
- 最大高さSzの値が予め設定した閾値以上または閾値を超える場合、該値の最大高さSzが得られた測定領域について取得されたSz以外の粗さパラメータの値は、評価対象の半導体ウェーハの評価用の値としては採用しない、請求項1に記載の半導体ウェーハの評価方法。
- 最大高さSzの値が予め設定した閾値以上または閾値を超える場合、該値の最大高さSzが得られた測定領域について粗さ測定装置による測定を再度行うことを更に含む、請求項3に記載の半導体ウェーハの評価方法。
- 最大高さSzの値が予め設定した閾値以上または閾値を超える場合、該値の最大高さSzが得られた測定領域以外の領域において、粗さ測定装置による測定を行うことを更に含む、請求項3に記載の半導体ウェーハの評価方法。
- 最大高さSzの値が予め設定した閾値以上または閾値を超える場合、該値の最大高さSzが得られた測定領域について取得された1つ以上の粗さパラメータの値の再計算を行うことを更に含む、請求項3に記載の半導体ウェーハの評価方法。
- 前記再計算を、最大高さSzの異常値発生原因と推定される部分を粗さパラメータの計算対象から除外して行う、請求項6に記載の半導体ウェーハの評価方法。
- 前記Sz以外の粗さパラメータは、算術平均高さSaおよび二乗平均平方根高さSqからなる群から選択される1種以上の粗さパラメータである、請求項1に記載の半導体ウェーハの評価方法。
- 前記粗さ測定装置は、光干渉顕微鏡である、請求項1に記載の半導体ウェーハの評価方法。
- 前記光干渉顕微鏡は、白色干渉顕微鏡である、請求項9に記載の半導体ウェーハの評価方法。
- テスト製造条件下で評価用半導体ウェーハを製造すること、
前記製造された評価用半導体ウェーハを請求項1~10のいずれか1項に記載の評価方法によって評価すること、
前記評価の結果に基づき、前記テスト製造条件に変更を加えた製造条件を実製造条件として決定するか、または前記テスト製造条件を実製造条件として決定すること、および、
前記決定された実製造条件下で半導体ウェーハを製造すること、
を含む半導体ウェーハの製造方法。 - 前記変更が加えられる製造条件は、半導体ウェーハの表面研磨処理条件を含む、請求項11に記載の半導体ウェーハの製造方法。
- 複数の半導体ウェーハを含む半導体ウェーハロットを製造すること、
前記半導体ウェーハロットから1つ以上の半導体ウェーハを抽出すること、
前記抽出された半導体ウェーハを請求項1~10のいずれか1項に記載の評価方法によって評価すること、および、
前記評価の結果、良品と判定された半導体ウェーハと同じ半導体ウェーハロットの半導体ウェーハを製品として出荷するための準備に付すこと、
を含む半導体ウェーハの製造方法。
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| JP2006300676A (ja) | 2005-04-19 | 2006-11-02 | Nikon Corp | 平坦度異常検出方法及び露光装置 |
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