JP7634830B2 - 気体感知材及びその製造方法 - Google Patents
気体感知材及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7634830B2 JP7634830B2 JP2021014314A JP2021014314A JP7634830B2 JP 7634830 B2 JP7634830 B2 JP 7634830B2 JP 2021014314 A JP2021014314 A JP 2021014314A JP 2021014314 A JP2021014314 A JP 2021014314A JP 7634830 B2 JP7634830 B2 JP 7634830B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- gas sensing
- sensing material
- carbon
- chemical formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
Description
〔関連技術〕
本願は、特願2020-030315号〔出願日:2020年(令和2年)2月26日〕に基づく日本国特許法第41条に規定する国内優先権主張を伴ったものであり、本発明は当該特許出願に開示された内容に基づくものである。参考のために、当該特許出願の明細書及び図面に記載された内容は本願明細書の一部に包摂されるものである。
本発明は、その一の態様として以下のものを提案する。
〔1〕 気体感知材であって、
下記〔化学式I〕で表されるポリピロール誘導体と、炭素材料とを備えてなる、気体感知材。
〔前記化学式I中、
Aは、炭素数1~10個のアルキル基又はフェニル基であり、
Bは、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン化合物であり、
Sは、硫黄原子、窒素原子、酸素原子、又はこれら原子から構成される極性化合物であり、
A、B、及びSは、互いに異なる物質であり、
nは100以上100、000以下である。〕
〔2〕 気体感知材であって、
第1層と、第2層とを少なくとも備えてなり、
前記第1層又は前記第2層の何れか一方が下記〔化学式I〕で表されるポリピロール誘導体を含んでなり、
前記第1層又は前記第2層の何れか他方が炭素材料を含んでなる、気体感知材。
〔前記化学式I中、
Aは、炭素数1~10個のアルキル基又はフェニル基であり、
Bは、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン化合物であり、
Sは、硫黄原子、窒素原子、酸素原子、又はこれら原子から構成される極性化合物であり、
A、B、及びSは、互いに異なる物質であり、
nは100以上100、000以下である。〕
〔3〕 前記炭素材料が、天然又は合成の(立方晶系)ダイヤモン、ロンズデーライト、グラファイト、無定形炭素、ガラス状炭素、グラフェン、フラーレン、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーン、カーボンナノバッド、カーボンナノファイバー、カーボンナノフォーム、及びカルビンからなる群から選択される一種又は二種以上の組み合わせである、〔1〕又は〔2〕に記載の気体感知材。
〔4〕 前記〔化学式I〕で表される化合物と、前記炭素材料とが直接又は結合基を介して結合したものである、〔1〕~〔3〕の何れか一項に記載の気体感知材。
〔5〕 前記結合基が、二価の結合基であり、-(C2)m(mは1以上10以下)-、-O-、-S-、-OCH2-、-CH2O-、-CO-、-COO-、-OCO-、-CO-S-、-S-CO-、-O-CO-O-、-CO-NH-、-NH-CO-、-SCH2-、-CH2S-、-CF2O-、-OCF2-、-CF2S-、-SCF2-、-CH=CH-COO-、-CH=CH-OCO-、-COO-CH=CH-、-OCO-CH=CH-、-COO-CH2CH2-、-OCO-CH2CH2-、-CH2CH2-COO-、-CH2CH2-OCO-、-COO-CH2-、-OCO-CH2-、-CH2-COO-、-CH2-OCO-、-CH=CH-、-N=N-、-CH=N-N=CH-、-CF=CF-、及び-C≡C-からなる群から選択されてなる一種又は二種以上の組み合わせである、〔5〕に記載の気体感知材。
〔6〕 気体感知材であって、
下記〔化学式II〕で表される、ポリピロール誘導体とカーボンナノチューブとによる構造体を備えてなる、気体感知材。
〔前記化学式II中、
Aは、炭素数1~10個のアルキル基又はフェニル基であり、
Bは、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン化合物であり、
Sは、硫黄原子、窒素原子、酸素原子、又はこれら原子から構成される極性化合物であり、
A、B、及びSは、互いに異なる物質であり、
nは100以上100、000以下である。〕
〔7〕 気体が、窒素系化合物、アルコール、ケトン、又はアルデヒドである、〔1〕~〔6〕の何れか一項に記載の気体感知材。
〔8〕 気体が、チオール化合物である、〔1〕~〔6〕の何れか一項に記載の気体感知材。
〔9〕 気体感知材であって、
気体が、アンモニアであり、
前記〔化学式I〕及び前記〔化学式II〕中、
Aは、フェニル基であり、
Bは、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン化合物であり、
Sは、窒素原子又は窒素原子含有官能基であり、
A、B、及びSは、互いに異なる物質であり、
nは100以上100、000以下である、〔1〕~〔6〕の何れか一項に記載の気体感知材。
〔10〕 気体感知材であって、
気体がアセトンであり、
前記〔化学式I〕及び〔化学式II〕中、
Aは、メチル基又は酸素原子であり、
Bは、水素原子、又は硫黄原子であり、
Sは、-OH2+、-OH又は-COOHであり、
A、B、及びSは、互いに異なる物質であり、
nは100~100、000である、〔1〕~〔6〕の何れか一項に記載の気体感知材。
〔11〕 1気圧、10%以上100%以下の相対湿度で感知する、〔1〕~〔10〕の何れか一項に記載の気体感知材。
〔12〕 気体感知材であって、
下記〔化学式III〕で表される、ポリピロール誘導体とカーボンナノチューブとによる構造体を備えてなり、
気体が、アセトン、アンモニア、ホルムアルデヒド、又はメチルメルカプタンである、気体感知材。
〔13〕 気体感知材であって、
下記〔化学式IV〕で表される、ポリピロール誘導体とカーボンナノチューブとによる構造体を備えてなり、
気体が、アセトンである、気体感知材。
〔14〕 1気圧、-50℃以上100℃以下の温度で感知する、〔1〕~〔13〕の何れか一項に記載の気体感知材。
〔15〕 気体センサーであって、
正極と、負極と、気体感知材とを備えてなり、
前記気体感知材が、〔1〕~〔14〕の何れか一項に記載されたものである、気体センサー。
〔16〕 気体感知材の製造方法であって、
(S1)共役系高分子単量体と、炭素材料と、遷移金属塩触媒と、乳化剤及び/又は分散剤と、機能性有機物質とを用意し、
(S2)炭素材料と、遷移金属塩と、乳化剤及び/又は分散剤とを混合して分散液を得てなり、
(S3)前記分散液に、前記共役系高分子単量体と、前記機能性有機物質とを添加し乳化重合させ、
(S4)重合生成物を精製分離し、前記気体感知材を得ることを含んでなる、製造方法。
〔17〕 〔1〕~〔14〕の何れか一項に記載の気体感知材であって、
前記気体感知材が、
(S1)共役系高分子単量体と、炭素材料と、遷移金属塩触媒と、乳化剤及び/又は分散剤と、機能性有機物質とを用意し、
(S2)炭素材料と、遷移金属塩と、乳化剤及び/又は分散剤とを混合して分散液を得てなり、
(S3)前記分散液に、前記共役系高分子単量体と、前記機能性有機物質とを添加し乳化重合させ、
(S4)重合生成物を精製分離する、ことによって得られるものである、気体感知材。
気体感知材は、その名称「感知」に拘泥することなく、気体を感知、検知、検出、確認等する材、例えば、気体感知材、気体検知材、気体検出材、気体確認材等の全ての範疇のものを包含する概念である。
本発明による気体感知材は、高感度、高選択性、広範な使用可動性、薄膜化、可撓性を備えたものであり、感知デバイスとした際に、小型化、及び小電力化等を図ることも可能である。
第1層と、第2層とを少なくとも備えてなり、
前記第1層又は前記第2層の何れか一方が下記〔化学式I〕で表される化合物を含んでなり、
前記第1層又は前記第2層の何れか他方が炭素材料を含んでなるものを提案することができる。
本発明にあっては、下記〔化学式I〕で表されるポリピロール誘導体、即ち、官能基(気体感知機能基)A、B、Sを有するポリピロール誘導体を用いる。この化合物は、気体感知材材料として、高感度、高選択性、及び広範な使用可動性を付与するものである。
Aは、炭素数1~10個のアルキル基又はフェニル基であり、
Bは、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン化合物であり、
Sは、硫黄原子、窒素原子、酸素原子、又はこれら原子から構成される極性化合物であり、
A、B、及びSは、互いに異なる物質であり、
nは100以上100、000以下である。
炭素材料は、炭素原子により構成されてなるものであり、主として、炭素の同素体が用いられる。炭素材料は、気体感知材材料として、高導電性を付与し、高感知性を実現させるものである。
本発明の一の態様によれば、前記〔化学式I〕で表される化合物と、前記炭素材料とが直接又は結合基を介して結合(化学結合、物理結合又はこれらの混合結合、好ましくは化学結合)したものが好ましい。
本発明による気体感知材は、気圧は1気圧以上5気圧以下であり、好ましくは1気圧、常圧である。相対湿度は好ましくは10%以上100%以下であり、20%以上60%以下である。温度は好ましくは-50℃以上100℃以下の温度であり、10℃以上40℃以下である。また、これらの感知条件の組み合わせにおいて、気体を感知し検出する。特に、本発明にあっては、生体内呼吸排出気体の検出に使用される。
感知する気体(ガス)は、窒素系化合物、アルコール、ケトン、又は、アルデヒドが挙げられ、好ましくは、アンモニア、ウレア、アセトン、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド又は炭素数1~5のアルコールである。
本発明にあっては、感知する気体(ガス)は、チオール化合物(メルカプタン化合物)が挙げられ、具体的には、炭素数1~5のアルキルメルカプタンであり、好ましくはメチルメルカプタン、エチルメルカプタンである。
本発明の第1の態様によれば、気体感知材は、前記〔化学式I〕で表される化合物と、炭素材料とを混合することにより得られる。本発明の第2の態様によれば、気体感知材は、前記〔化学式I〕で表される化合物を含んでなる第1層又は第2層と、炭素材料を含んでなる第1層又は第2層と、をそれぞれ形成し、その後に形成させることにより得られる。また、本発明の第3の態様によれば、気体感知材は、前記〔化学式I〕で表される化合物と、炭素材料とを用意し、前記〔化学式I〕で表される化合物と、前記炭素材料とを直接又は結合基を介して化学結合させた複合体として得られる。製造方法の詳細は後記する。
本発明の一の態様によれば、気体感知材は、下記〔化学式II〕で表されるポリピロール誘導体(〔化学式I〕で表されたものである)とカーボンナノチューブとにより構成されてなるものが提案される。
A、B、S、及び、nは、化学式Iで定義されたのと同様である。
本発明の一の態様によれば、(アンモニア)気体感知材であって、
気体がアンモニアであり、
前記化学式I及び化学式II中、
Aは、フェニル基であり、
Bは、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン化合物であり、
Sは、窒素原子又は窒素原子含有官能基であり、
A、B、及びSは、互いに異なる物質であり、
nは100~100、000である、気体感知材を提案する。
前記Sにおいて、窒素原子含有官能基は、アミノ基、イミノ基、ニトロ基、ニトロソ基、アゾ基、ヒドラゾ基、ジアゾ基、及びシアノ基からなる群から選択されてなる一種又は二種以上の組み合わせが挙げられ、好ましくは、アミノ基、イミノ基、ニトロ基、ニトロソ基、アゾ基、ヒドラゾ基、ジアゾ基、及びシアノ基からなる群から選択されてなる一種又は二種以上の組み合わせが挙げられる。
本発明による気体感知材は、気圧は1気圧以上5気圧以下であり、好ましくは常圧である。相対湿度は0%以上(良くは10%以上)100%以下であり、好ましくは20%以上60%以下である。温度は-30℃以上100℃以下の温度であり、好ましくは10℃以上40℃以下である。また、これらの組み合わせにおいて、アンモニア気体を感知し検出する。特に、本発明にあっては、生体内呼吸排出気体の感知に使用される。
本発明の一の態様によれば、(アセトン)気体感知材であって、
気体がアセトンであり、
前記化学式I及び化学式II中、
Aは、メチル基又は酸素原子であり、
Bは、水素原子、又は硫黄原子であり、
Sは、-OH2+、-OH又は-COOHであり、
A、B、及びSは、互いに異なる物質であり、
nは100~100、000である、気体感知材を提案する。
前記気体感知材は、気圧は1気圧以上5気圧以下であり、好ましくは常圧である。相対湿度は0%以上(良くは10%以上)100%以下であり、好ましくは20%以上60%以下である。温度は-30℃以上100℃以下の温度であり、好ましくは10℃以上40℃以下である。また、これらの組み合わせにおいて、アンモニア気体を感知し検出する。特に、本発明にあっては、生体内呼吸排出気体の感知に使用される。
〔気体感知材〕
本発明の一の態様によれば、気体感知材であって、
下記〔化学式III〕で表される、ポリピロール誘導体とカーボンナノチューブとによる構造体を備えてなり、
気体が、アセトン、アンモニア、ホルムアルデヒド、又はメチルメルカプタンである、気体感知材を提案する。
本発明による気体感知材は、気圧は1気圧以上5気圧以下であり、好ましくは常圧である。温度は-30℃以上100℃以下の温度であり、好ましくは10℃以上40℃以下である。また、これらの組み合わせにおいて、アセトン、アンモニア、ホルムアルデヒド、又はメチルメルカプタンの各気体を感知し検出する。
本発明の一の態様によれば、(アセトン)気体感知材であって、
下記〔化学式IV〕で表される、ポリピロール誘導体とカーボンナノチューブとによる構造体を備えてなり、
気体が、アセトンである、気体感知材を提案する。
本発明による気体感知材は、気圧は1気圧以上5気圧以下であり、好ましくは常圧である。温度は-30℃以上100℃以下の温度であり、好ましくは10℃以上40℃以下である。また、これらの組み合わせにおいて、アセトンを感知し検出する。
本発明にあっては、電極と、本発明による気体感知材とを備えてなる、気体センサー(気体感知素子)を提案することができる。
本発明による気体センサーは、図1に示す通り、本発明による気体感知材を透明薄膜(フィルム)として構成し、透明電極に挟持して、構成することができる。
本発明による気体センサーは気体感知装置を構成する主たる構成材となる。特に、本発明にあっては、ガス、圧力、接触、及び温度等の多機能の感知センサーの一つとして採用され、活用されるものである。
本発明の一の態様では、本発明による気体感知材の製造方法であって、
(S1)共役系高分子単量体と、炭素材料と、遷移金属塩触媒と、乳化剤及び/又は分散剤と、機能性有機物質とを用意し、
(S2)炭素材料と、遷移金属塩と、乳化剤及び/又は分散剤とを混合して分散液を得てなり、
(S3)前記分散液に、前記共役系高分子単量体と、前記機能性有機物質とを添加し乳化重合させ、
(S4)重合生成物を精製分離し、前記気体感知材を得ることを含んでなる、製造方法を提案する。
(S1)では、共役系高分子単量体と、炭素材料と、遷移金属塩触媒と、乳化剤及び/又は分散剤と、機能性有機物質とを用意する。
共役系高分子の単量体は、乳化重合により合成される共役系高分子を構成するモノマーである。共役系高分子の単量体は、ピロール、アニリン、チオフェン、3、4-エチレンジオキシチオフェン、及びチオフェンからなる群から選択される一種又は二種以上の組み合わせが挙げられ、好ましくはピロールである。共役系高分子は、ポリピロール、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリ-3、4-エチレンジオキシチオフェン、及びポリチオフェンからなる群から選択される一種又は二種以上の組み合わせが挙げられ、好ましくはポリピロールである。
炭素材料は、〔気体感知材〕の項で説明したのと同様であってよい。本発明にあっては、好ましくは、カーボンナノチューブ、より好ましくは単一壁カーボンナノチューブを用いる。カーボンナノチューブの長さは、1μm以上が好ましく、10μm以上の長さを有するものがより好ましい。
遷移金属塩触媒は、ピロール単量体の乳化重合を促進する触媒である。遷移金属塩触媒の具体例としては、塩化鉄(FeCl3)、及びFe(III) tosylateからなる群から選択される一種を使用することができる。
機能性有機物質は、気体感知材における気体感知機能基を導入する物質である。機能性有機物質としては、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリアクリルアミド(PAA)、ドデシルスルホン酸塩、カンファースルホン酸、及びヘキサデシルトリメチルアンモニウム塩からなる群から選択される一種又は二種以上の組み合わせが挙げられる。
(S2)では、炭素材料と、遷移金属塩と、乳化剤及び/又は分散剤とを混合して分散液を得る。
分散液は、各材料を水、極性溶媒に溶解及び/又は分散させることで得ることができ。分散は様々な条件下で実行可能であり、実際、大気雰囲気下、室温(約25℃)程度で行ってよい。
(S3)では、前記分散液に、前記共役系高分子単量体と、前記機能性有機物質とを添加し乳化重合させる。
(S3)においては、前記共役系高分子単量体と、前記機能性有機物質とを乳化重合することにより、共役系高分子の表面に、官能基(気体感知機能基)A、B及び/又はS(例えば、カルボキシ基、アルコール基、ケトン基、又はアミン基等)を包含し、共役系高分子のナノ粒子又はナノ棒を構成する。共役系高分子のナノ粒子又はナノ棒の表面には、正電荷と気体感知機能基との間で、化学的結合関係を維持しながら連結(キャッピング)した形態の構造を有した気体感知材を生成することができる。気体感知材は、直径30nm以上100nm以下の粒子形状、直径が30nm以上100nm以下であり、長さが5nm以上100μm以下の円筒型、棒状として生成される。
(S4)では、重合生成物を精製分離し、前記気体感知材を得る。
(S4)においては、(S3)で得られたナノ構造である気体感知材は、例えば遠心分離法で精製及び分離して、原料残部、副生成物等を分離する。また、好ましくは、得られたナノ構造である気体感知材を溶媒(例えば、テトラヒドロフラン水溶液)に分散させて固液分離させて、未反応物質等の不純物をとり除く過程を2~3回繰り返すことによって行ってもよい。実際、テトラヒドロフランス溶液において分散させる、未反応物質等が個別に上層で分離され、ナノ構造のである気体感知材は比重差により下層で分離することが可能である。また、好ましい態様によれば、クロロホルム溶剤を利用しることで、未反応高分子を追加的に除去することができ、純粋なナノ構造である気体感知材を得ることができる。
得られた気体感知材は、直径が30nm以上100nm以下の球形粒子、直径が30nm以上100nm以下であり、長さが5nm以上100μm以下の棒状構造体として生産される。
得られた気体感知材は、水又はメタノール、ブタノール、イソプロパノール等の有機溶剤に二次分散させた分散液として調製し、その後、基材へコーティングして、気体感知薄膜(フィルム)材として得ることもできる。
本発明の一の態様では、本発明による気体感知材の製造方法によって得られた気体感知材(気体感知センサー)が提案される。提案される本発明は、
(S1)共役系高分子単量体と、炭素材料と、遷移金属塩触媒と、乳化剤及び/又は分散剤と、機能性有機物質とを用意し、
(S2)炭素材料と、遷移金属塩と、乳化剤及び/又は分散剤とを混合して分散液を得てなり、
(S3)前記分散液に、前記共役系高分子単量体と、前記機能性有機物質とを添加し乳化重合させ、
(S4)重合生成物を精製分離することで得られる、気体感知材(気体感知センサー)である。
従って、気体感知材(気体感知センサー)の製造方法は、〔気体感知材の製造方法〕の項で説明したのと同様である。
〔気体感知材の製造〕
(気体感知材1)
反応器に分散剤として1重量%のPVP(ポリビニルピロリドン:分子量1,300,000)を脱イオン水に溶解分散させた後に、2.7gの塩化鉄(FeCl3)を添加した。
次に、ピロール単量体に対するモル比として0.3モル比のPA(フェニルアラニン)を入れて、60μmサイズのミセルを形成させた。2重量%のピロールモノマーを入れた後、0℃で5時間、乳化重合法により反応させた。反応が終わった後に、反応溶液とほぼ同量のメタノールを入れて分離収去した後、反応生成物の粒子を収去した。
合成されたナノ構造のセンシング物質を遠心分離法で2次精製及び分離し、球形のナノ粒子構造体(気体感知材1)を得た。
このナノ粒子構造体(気体感知材1)は図4に示す通り、フェニルアラニン官能基が表面に結合された導電性高分子ポリピロールのナノ粒子で平均直径は50nm以上80nm以下程度であった。
気体感知材1において、0.003重量%の単一壁炭素ナノチューブ(SWCNT)、分散剤としてヘキサデシルトリメチルアンモニウム塩(HDTMA)を使用し、約1000rpmに攪拌しながら重合を行った以外は、同様にして、気体感知材2を得た。
気体感知材2は、200nm以上10μm以下の棒状体であった。気体感知材2は、フェニルアラニン官能基が表面に結合した導電性高分子ポリピロールが単一壁炭素ナノチューブの表面を覆っている構造の共役系炭素ナノ物質であり、これらの電子顕微鏡写真は図5に示した通りである。
(気体感知センサー1)
炭素材として、前記気体感知材2の製造に用いた単一層炭素ナノチューブ(SWCNT)を利用した。金属のくし形電極をガラス基板上に形成したくし形電極基板上へSWCNTと前記気体感知材1をスピンコート法で、室温(25℃)で成膜した。回転速度500-7000rpmで調整することで抵抗値10Ω以上1MΩ以下まで調整し、気体感知センサー1を得た。
気体感知材2の分散液を、前記気体感知センサー1の製造と同様にして、スピンコート法で、室温(25℃)で成膜した。回転速度500rpm~7000rpmで調整することで抵抗値10Ω以上1MΩ以下まで調整し、気体感知センサー2を得た。
比較例1として、気体感知センサー1から、炭素材のみを除外したものを用いた。
(試験)
気体感知センサー1を、ガス導入容器内に取り付けて、アンモニアガスの応答を室温(25℃)で測定した。純空気で希釈したアンモニアガス100ppbと純空気を交互に流した。いずれも流量は300sccmで、相対湿度0%であった。ガス応答は、エレクトロメータを用いてセンサーへ電圧を印加し電流を測定し、抵抗値でモニターした。その抵抗変化が図6である。
他方、比較の為、前記気体感知材1において炭素材を除外した気体感知センサー(比較例1)用いて、上記と同一条件において、同一濃度のアンモニアガスの応答を評価した。その結果を図7に示す。
図6に示された通り、アンモニアによって抵抗が上昇し、純空気によって抵抗が戻る現象が確認できた。また、この時見られる抵抗の変化(ΔR)が十分に大きいことが確認できた。
他方、図7に示された通り、本発明の気体感知センサーの特性に比べ、ノイズが上昇し感度が低いことが確認できた。ここで、感度S(%)=ΔR(抵抗変化値)/R0(初期抵抗値)×100で表すが、R0が高いため感度の低下が見られた。
(試験)
気体感知センサー1を使用し、アンモニアガスの感知性能を評価した。
アンモニア濃度として、100ppb、500ppb、1ppmの抵抗変化を確認し、その変化量をSという指標として濃度に対してプロットした。その結果を図8に示す。
図8において、外挿のSがノイズレベル(Noise level)より高い位置の濃度が、感知限度(LOD)と呼ばれるものである。本発明では、20ppbの感知感度が得られた。
(試験)
気体感知センサー2を使用し、アンモニアガスの感知性能を評価した。アンモニア濃度500ppbでの評価結果を図9に示す。また、アンモニア濃度として、100ppb、500ppb、1ppmの抵抗変化を確認し、その変化量をSという指標として濃度に対してプロットした。その結果を図10に示す。
図10において、外挿のSがノイズレベル(Noise level)より高い位置の濃度が、感知限度(LOD)と呼ばれるものである。本発明では、20ppbの感知感度が得られた。
気体感知センサー1および気体感知材センサー2ともにアンモニアガスの感知限度が約20ppbの高感度特性が得られた。アンモニアガスは窒素原子を中心に3つの水素と1つのローンペアが存在する。比較例1の気体感知センサーを用いた場合、前記フェニルアラニン官能基における正電荷にアンモニアガスが吸着反応し、その結果、ドーピングされたポリピロールのポーラロン構造の導電性が低下することにより電気信号の変化として感知するものと思われる。
(試験)
気体感知センサー1を使用し、加湿下でアンモニアガスの応答を測定した。気体感知センサー1をガスを導入する容器内に取り付けて、アンモニアガスの応答を室温で測定した。純空気で希釈したアンモニアガス500ppbと、純空気を交互に流した。いずれも流量は300sccmである。湿度は、相対湿度50%と70%で測定した。その結果は、図11に示した通りであった。アンモニアによって抵抗が上昇し、空気によって抵抗が戻る現象を確認した。
本発明にあっては、湿度がRH50%及び70%であっても、RH0%同等以上の感知感度が得られた。
前記気体感知センサー1を用いた結果と、フェニルアラニン官能基を有する導電性ポリピロールのみの気体感知センサー(比較例1)として用いた結果とを図12に示す。図12において、破線は、フェニルアラニン官能基を有する導電性ポリピロールのみの気体感知センサー(比較例1)を用いた測定値を示す。本発明による気体感知センサーによれば、導電性ポリピロール単独(比較例1)と比較して、より湿度抵抗性により優れていることが確認できた。
(試験)
気体感知センサー1について、アセトンガスの感知性能を評価した。気体感知センサー1を、ガスを導入する容器内に取り付けて、アセトンガスの応答を室温で測定した。純空気で希釈したアセトンガス100ppmと、純空気を交互に流した。いずれも流量は300sccmである。湿度は、相対湿度0%で測定した。Acetone感度は約100ppmを確認できた。これより薄いアセトンガス濃度では応答を確認するのが困難であった。この結果よりアセトンに対して選択性があることがわかる。
前記実施例の結果から、本発明によるガスセンサー製造法によって製造された製造物を利用する場合、40℃以下の室温条件でもアンモニアガスの感知特性を大幅に向上させた気体感知センサー(フィルム)を製造できることが分かる。また、本発明によれば、80%以上の高い湿度条件でも感度の変化がなく、これは商用化で求められる、非常に有効な効果を示すものであった。
〔気体感知材の製造〕
(気体感知材3)
反応器に分散剤として1重量%のPVP(ポリビニルピロリドン:分子量1,300,000)を脱イオン水に溶解分散させた後に、2.7gの塩化鉄(FeCl3)を添加した。
次に、ピロール単量体に対するモル比として0.3モル比のLA(ラクティクアシッド)を入れて、60μmサイズのミセルを形成させた。2重量%のピロールモノマーを入れた後、0℃で5時間、乳化重合法により反応させた。反応が終わった後に、反応溶液とほぼ同量のメタノールを入れて分離収去した後、反応生成物の粒子を収去した。
合成されたナノ構造のセンシング物質を遠心分離法で2次精製及び分離し、球形のナノ粒子構造体(気体感知材3)を得た。
気体感知材3において、0.003重量%の単一壁炭素ナノチューブ(SWCNT)、分散剤としてヘキサデシルトリメチルアンモニウム塩(HDTMA)を使用し、約1000rpmに攪拌しながら重合を行った以外は、同様にして、気体感知材4(〔化学式III〕で表された構造体)を得た。
気体感知材4は、200nm以上10μm以下の棒状体であった。気体感知材4は、ラクティクアシッド官能基が表面に結合した導電性高分子ポリピロールが単一壁炭素ナノチューブの表面を覆っている構造の共役系炭素ナノ物質として得られた。
反応器に分散剤として1重量%のPVP(ポリビニルピロリドン:分子量1,300,000)を脱イオン水に溶解分散させた後に、2.7gの塩化鉄(FeCl3)を添加した。
次に、ピロール単量体に対するモル比として0.3モル比のPLA(フェニルラクティクアシッド)を入れて、60μmサイズのミセルを形成させた。2重量%のピロールモノマーを入れた後、0℃で5時間、乳化重合法により反応させた。反応が終わった後に、反応溶液とほぼ同量のメタノールを入れて分離収去した後、反応生成物の粒子を収去した。
合成されたナノ構造のセンシング物質を遠心分離法で2次精製及び分離し、球形のナノ粒子構造体(気体感知材5)を得た。
気体感知材5において、0.003重量%の単一壁炭素ナノチューブ(SWCNT)、分散剤としてヘキサデシルトリメチルアンモニウム塩(HDTMA)を使用し、約1000rpmに攪拌しながら重合を行った以外は、同様にして、気体感知材6(〔化学式IV〕で表された構造体)を得た。
気体感知材6は、200nm以上10μm以下の棒状体であった。気体感知材4は、フェニルラクティクアシッド官能基が表面に結合した導電性高分子ポリピロールが単一壁炭素ナノチューブの表面を覆っている構造の共役系炭素ナノ物質として得られた。
(気体感知センサー3)
金属のくし形電極をガラス基板上に形成したくし形電極基板上へで、前記気体感知材4の分散液をドロップキャストし、室温(25℃)で成膜した。ドロップキャストの回数を調整することで抵抗値10Ω以上100MΩ以下まで調整し、気体感知センサー3を得た。
金属のくし形電極をガラス基板上に形成したくし形電極基板上へで、前記気体感知材6の分散液をドロップキャストし、室温(25℃)で成膜した。ドロップキャストの回数を調整することで抵抗値10Ω以上100MΩ以下まで調整し、気体感知センサー4を得た。
(試験)
気体感知センサー3を、ガス導入容器内に取り付けて、アセトンガスの応答を室温(25℃)で測定した。純空気で希釈したアセトンガス50ppbと純空気を交互に流した。いずれも流量は600sccmで、相対湿度0%であった。ガス応答は、エレクトロメータを用いてセンサーへ電圧を印加し電流を測定し、抵抗値でモニターした。その抵抗変化は図13に示した通りであった。
図13に示された通り、アセトンによって抵抗が低下し、純空気によって抵抗が戻る現象が確認できた。この信号は数サイクルに渡って再現性が見られ、信号/ノイズ(S/N)比は5以上であった。
(試験)
気体感知センサー4を、ガス導入容器内に取り付けて、アセトンガスの応答を室温(25℃)で測定した。純空気で希釈したアセトンガス50ppbと純空気を交互に流した。いずれも流量は600sccmで、相対湿度0%であった。ガス応答は、エレクトロメータを用いてセンサーへ電圧を印加し電流を測定し、抵抗値でモニターした。その抵抗変化は図14に示した通りであった。
図14に示された通り、アセトンによって抵抗が低下し、純空気によって抵抗が戻る現象が確認できた。この信号は数サイクルに渡って再現性が見られ、信号/ノイズ(S/N)比は10以上であった。
(試験)
気体感知センサー3を、ガス導入容器内に取り付けて、アンモニアガスの応答を室温(25℃)で測定した。純空気で希釈したアンモニアガス1ppmと純空気を交互に流した。いずれも流量は300sccmで、相対湿度0%であった。ガス応答は、エレクトロメータを用いてセンサーへ電圧を印加し電流を測定し、抵抗値でモニターした。その抵抗変化は図15に示した通りであった。
同じく純空気で希釈したアンモニアガス100ppbと純空気を交互に流した。いずれも流量は300sccmで、相対湿度0%であった。ガス応答は、エレクトロメータを用いてセンサーへ電圧を印加し電流を測定し、抵抗値でモニターした。その抵抗変化は図16に示した通りであった。
図15、16に示された通り、アンモニアによって抵抗が増加し、純空気によって抵抗が戻る現象が確認できた。この信号は数サイクルに渡って再現性が見られ、アンモニア1ppmの信号/ノイズ(S/N)比は60以上、100ppbの信号/ノイズ(S/N)比は10以上であった。
(試験)
気体感知センサー3を、ガス導入容器内に取り付けて、ホルムアルデヒドガスの応答を室温(25℃)で測定した。純空気で希釈したホルムアルデヒド100ppbと純空気を交互に流した。いずれも流量は300sccmで、相対湿度0%であった。ガス応答は、エレクトロメータを用いてセンサーへ電圧を印加し電流を測定し、抵抗値でモニターした。その抵抗変化が図17である。
同じく純空気で希釈したホルムアルデヒド50ppbと純空気を交互に流した。いずれも流量は300sccmで、相対湿度0%であった。ガス応答は、エレクトロメータを用いてセンサーへ電圧を印加し電流を測定し、抵抗値でモニターした。その抵抗変化は図18に示した通りであった。
図17、18に示された通り、ホルムアルデヒドによって抵抗が低下し、純空気によって抵抗が戻る現象が確認できた。この信号は数サイクルに渡って再現性が見られ、50ppbの濃度に対して感度S(%)=ΔR(抵抗変化値)/R0(初期抵抗値)×100が0.2以上、信号/ノイズ(S/N)比は10以上の高い性能が確認できた。
(試験)
気体感知センサー3を、ガス導入容器内に取り付けて、メチルメルカプタンガスの応答を室温(25℃)で測定した。純空気で希釈したメチルメルカプタン200ppbと純空気を交互に流した。いずれも流量は300sccmで、相対湿度0%であった。ガス応答は、エレクトロメータを用いてセンサーへ電圧を印加し電流を測定し、抵抗値でモニターした。その抵抗変化は図19に示した通りであった。
図19に示された通り、メチルメルカプタンによって抵抗が低下し、純空気によって抵抗が戻る現象が確認できた。この信号は数サイクルに渡って再現性が見られ、200ppbの濃度に対して感度S(%)=ΔR(抵抗変化値)/R0(初期抵抗値)×100が0.3以上、信号/ノイズ(S/N)比は20以上の高い性能が確認できた。
Claims (12)
- 気体感知材であって、
下記〔化学式I〕で表されるポリピロール誘導体と、炭素材料とを備えてなり、
気体がアンモニアである、気体感知材。
〔化学式I〕
〔前記化学式I中、
Aは、フェニル基であり、
Bは、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン化合物であり、
Sは、窒素原子又は窒素原子含有官能基であり、
A、B、及びSは、互いに異なる物質であり、
nは100以上100、000以下である。〕 - 気体感知材であって、
第1層と、第2層とを少なくとも備えてなり、
前記第1層又は前記第2層の何れか一方が下記〔化学式I〕で表されるポリピロール誘導体を含んでなり、
前記第1層又は前記第2層の何れか他方が炭素材料を含んでなり、
気体がアセトンである、気体感知材。
〔化学式I〕
〔前記化学式I中、
Aは、炭素数1~10個のアルキル基又はフェニル基であり、
Bは、水素原子であり、
Sは、窒素原子、酸素原子、又はこれら原子から構成される極性化合物であり、
A、B、及びSは、互いに異なる物質であり、
nは100以上100、000以下である。〕 - 前記炭素材料が、天然又は合成の(立方晶系)ダイヤモンド、ロンズデーライト、グラファイト、無定形炭素、ガラス状炭素、グラフェン、フラーレン、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーン、カーボンナノバッド、カーボンナノファイバー、カーボンナノフォーム、及びカルビンからなる群から選択される一種又は二種以上の組み合わせである、請求項1又は2に記載の気体感知材。
- 前記〔化学式I〕で表される化合物と、前記炭素材料とが直接又は結合基を介して結合したものである、請求項1又は2に記載の気体感知材。
- 前記結合基が、二価の結合基であり、-(C2)m(mは1以上10以下)-、-O-、-S-、-OCH2-、-CH2O-、-CO-、-COO-、-OCO-、-CO-S-、-S-CO-、-O-CO-O-、-CO-NH-、-NH-CO-、-SCH2-、-CH2S-、-CF2O-、-OCF2-、-CF2S-、-SCF2-、-CH=CH-COO-、-CH=CH-OCO-、-COO-CH=CH-、-OCO-CH=CH-、-COO-CH2CH2-、-OCO-CH2CH2-、-CH2CH2-COO-、-CH2CH2-OCO-、-COO-CH2-、-OCO-CH2-、-CH2-COO-、-CH2-OCO-、-CH=CH-、-N=N-、-CH=N-N=CH-、-CF=CF-、及び-C≡C-からなる群から選択されてなる一種又は二種以上の組み合わせである、請求項4に記載の気体感知材。
- 気体感知材であって、
下記〔化学式II〕で表される、ポリピロール誘導体とカーボンナノチューブとによる構造体を備えてなる、気体感知材。
〔化学式II〕
〔前記化学式II中、
Aは、炭素数1~10個のアルキル基又はフェニル基であり、
Bは、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン化合物であり、
Sは、硫黄原子、窒素原子、酸素原子、又はこれら原子から構成される極性化合物であり、
A、B、及びSは、互いに異なる物質であり、
nは100以上100、000以下である。〕 - 気体感知材であって、
下記〔化学式I〕で表されるポリピロール誘導体と、炭素材料とを備えてなり、
気体がチオール化合物である、気体感知材。
〔化学式I〕
〔前記化学式I中、
Aは、炭素数1~10個のアルキル基又はフェニル基であり、
Bは、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン化合物であり、
Sは、硫黄原子、窒素原子、酸素原子、又はこれら原子から構成される極性化合物であり、
A、B、及びSは、互いに異なる物質であり、
nは100以上100、000以下である。〕 - 気体感知材であって、
第1層と、第2層とを少なくとも備えてなり、
前記第1層又は前記第2層の何れか一方が下記〔化学式I〕で表されるポリピロール誘導体を含んでなり、
前記第1層又は前記第2層の何れか他方が炭素材料を含んでなり、
気体がチオール化合物である、気体感知材。
〔化学式I〕
〔前記化学式I中、
Aは、炭素数1~10個のアルキル基又はフェニル基であり、
Bは、水素原子、ハロゲン原子又はハロゲン化合物であり、
Sは、硫黄原子、窒素原子、酸素原子、又はこれら原子から構成される極性化合物であり、
A、B、及びSは、互いに異なる物質であり、
nは100以上100、000以下である。〕 - 1気圧、10%以上100%以下の相対湿度で感知する、請求項1~8の何れか一項に記載の気体感知材。
- 1気圧、-50℃以上100℃以下の温度で感知する、請求項1~9の何れか一項に記載の気体感知材。
- 気体センサーであって、
正極と、負極と、気体感知材とを備えてなり、
前記気体感知材が、請求項1~10の何れか一項に記載されたものである、気体センサー。 - 気体感知材の製造方法であって、
(S1)共役系高分子単量体と、炭素材料と、遷移金属塩触媒と、乳化剤及び/又は分散剤と、機能性有機物質とを用意し、
(S2)炭素材料と、遷移金属塩と、乳化剤及び/又は分散剤とを混合して分散液を得てなり、
(S3)前記分散液に、前記共役系高分子単量体と、前記機能性有機物質とを添加し乳化重合させ、
(S4)重合生成物を精製分離し、前記気体感知材を得ることを含んでなる、製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| KR1020227032108A KR102741216B1 (ko) | 2020-02-26 | 2021-02-22 | 기체 감지재 및 그 제조 방법 |
| PCT/KR2021/002176 WO2021172825A1 (ko) | 2020-02-26 | 2021-02-22 | 기체 감지재 및 그 제조 방법 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020030315 | 2020-02-26 | ||
| JP2020030315 | 2020-02-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2021152528A JP2021152528A (ja) | 2021-09-30 |
| JP7634830B2 true JP7634830B2 (ja) | 2025-02-25 |
Family
ID=77886467
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2021014314A Active JP7634830B2 (ja) | 2020-02-26 | 2021-02-01 | 気体感知材及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7634830B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102394466B1 (ko) * | 2021-11-17 | 2022-05-03 | 부산대학교 산학협력단 | 아이오딘화수소 증기 노출을 이용한 부분환원된 그래핀 옥사이드 제조방법 및 이를 이용한 온도 및 습도 센서 장치 |
| CN116178949A (zh) * | 2021-11-29 | 2023-05-30 | 中国科学院大连化学物理研究所 | 一种聚吡咯/碳纳米管复合材料及其制备方法和在传感膜和氨气传感器中的应用 |
| CN114199952A (zh) * | 2021-12-03 | 2022-03-18 | 西南交通大学 | 一种三元复合气体传感器及其制备方法 |
| KR102809850B1 (ko) * | 2022-10-21 | 2025-05-19 | 국민대학교산학협력단 | 가스 감지용 나노 복합체의 제조방법, 이로부터 제조된 가스 감지용 나노 복합체 및 가스 감지용 나노 복합체를 포함하는 가스센서 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007192805A (ja) | 2005-11-23 | 2007-08-02 | Sony Deutsche Gmbh | ナノ粒子/ナノファイバによる化学センサ、そのセンサのアレイ、その使用及び製造方法、並びに検体の検出方法 |
| JP2008169091A (ja) | 2007-01-12 | 2008-07-24 | National Institute For Materials Science | ナノ精度のポリピロール超薄膜で均一に被覆されているカーボンナノチューブ |
| JP2010515779A (ja) | 2006-10-11 | 2010-05-13 | ユニバーシティ オブ フロリダ リサーチ ファンデーション、インク. | ペンダントパイ相互作用性/結合性置換基を含有する電気活性ポリマー、そのカーボンナノチューブ複合体、およびその形成方法 |
| CN110940705A (zh) | 2018-09-25 | 2020-03-31 | 天津大学 | 一种具有三维立体多孔特征的聚吡咯-石墨烯纳米复合气敏结构材料及其制备方法 |
-
2021
- 2021-02-01 JP JP2021014314A patent/JP7634830B2/ja active Active
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007192805A (ja) | 2005-11-23 | 2007-08-02 | Sony Deutsche Gmbh | ナノ粒子/ナノファイバによる化学センサ、そのセンサのアレイ、その使用及び製造方法、並びに検体の検出方法 |
| JP2010515779A (ja) | 2006-10-11 | 2010-05-13 | ユニバーシティ オブ フロリダ リサーチ ファンデーション、インク. | ペンダントパイ相互作用性/結合性置換基を含有する電気活性ポリマー、そのカーボンナノチューブ複合体、およびその形成方法 |
| JP2008169091A (ja) | 2007-01-12 | 2008-07-24 | National Institute For Materials Science | ナノ精度のポリピロール超薄膜で均一に被覆されているカーボンナノチューブ |
| CN110940705A (zh) | 2018-09-25 | 2020-03-31 | 天津大学 | 一种具有三维立体多孔特征的聚吡咯-石墨烯纳米复合气敏结构材料及其制备方法 |
Non-Patent Citations (2)
| Title |
|---|
| Dae-WoovIhm et al.,Fabrication of polypirrole-phenylalanine nano-films with NH3 gas sensitivity,Sebsors and Actuators B:Chemical,2011年, Vol.153,pp.421-426 |
| Duong Ngoe Huyen et al.,Synergistic Effects in the gas Sensitivity of Polypyrrole/Single Wall Carbon Nanotube Composites,Sensors,2012年,Vol.12,pp.7965-7974,ISSN 1424-8220, doi:3390/s120607965 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2021152528A (ja) | 2021-09-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2021152528A (ja) | 気体感知材及びその製造方法 | |
| Aarya et al. | Recent advances in materials, parameters, performance and technology in ammonia sensors: a review | |
| US10247689B2 (en) | Low concentration ammonia nanosensor | |
| Maity et al. | Polyaniline anchored MWCNTs on fabric for high performance wearable ammonia sensor | |
| Zhang et al. | Recent progress in carbon nanotube-based gas sensors | |
| Jian et al. | Gas-sensing characteristics of dielectrophoretically assembled composite film of oxygen plasma-treated SWCNTs and PEDOT/PSS polymer | |
| Zhang et al. | Poly (m-aminobenzene sulfonic acid) functionalized single-walled carbon nanotubes based gas sensor | |
| Zou et al. | Doping composite of polyaniline and reduced graphene oxide with palladium nanoparticles for room-temperature hydrogen-gas sensing | |
| US8124419B2 (en) | Gas sensor devices comprising organized carbon and non-carbon assembly | |
| Bindra et al. | Capacitive gas and vapor sensors using nanomaterials | |
| Su et al. | A low humidity sensor made of quartz crystal microbalance coated with multi-walled carbon nanotubes/Nafion composite material films | |
| Ali et al. | Nanoporous naphthalene diimide surface enhances humidity and ammonia sensing at room temperature | |
| CN106290488B (zh) | 一种氨基功能化碳纳米管电阻型甲醛气体传感器及其制备方法 | |
| KR101155164B1 (ko) | 키토산-폴리아닐린 복합체를 이용한 가스센서 및 그의 제조방법 | |
| Qin et al. | Combination of PPy with three-dimensional rGO to construct bioinspired nanocomposite for NH3-sensing enhancement | |
| Du et al. | Highly sensitive single-walled carbon nanotube/polypyrrole/phenylalanine core–shell nanorods for ammonia gas sensing | |
| EP3396365A1 (en) | Gas sensor comprising metal nanoparticle-decorated carbon nanotubes and method of producing metal nanoparticle-decorated carbon nanotubes | |
| Li et al. | High-performance carbon nanotube hydrogen sensor | |
| Shobin et al. | Silver nanowires-single walled carbon nanotubes heterostructure chemiresistors | |
| Du et al. | The preparation of SiO2/GO/PVA based hydrogel sensor and its application for rapid and sensitive detection of NH3 | |
| Zhang et al. | Study on phenyl series of polymers wrapping of different diameters of semiconducting single-walled carbon nanotubes for ammonia gas sensors | |
| Huang et al. | A convenient approach to constructing superhydrophobic paper sensor for gas detection with high immunity to humidity | |
| KR102741216B1 (ko) | 기체 감지재 및 그 제조 방법 | |
| Bachhav et al. | Study of ethanol vapour sensing behaviour by polypyrrole-multiwall carbon nanotubes nanocomposites | |
| Wang et al. | Flexible sensors based on Ag/polyimide substrates and Pd–ZnO sensing films |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210216 |
|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20210216 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20210217 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211213 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20231127 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240925 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20241001 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20241223 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20250121 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20250203 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7634830 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |