JP7628253B2 - 頭部装着型ルーペ - Google Patents

頭部装着型ルーペ Download PDF

Info

Publication number
JP7628253B2
JP7628253B2 JP2022062803A JP2022062803A JP7628253B2 JP 7628253 B2 JP7628253 B2 JP 7628253B2 JP 2022062803 A JP2022062803 A JP 2022062803A JP 2022062803 A JP2022062803 A JP 2022062803A JP 7628253 B2 JP7628253 B2 JP 7628253B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sight
refracting
line
convergence angle
wearer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022062803A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023153492A (ja
Inventor
健人 近藤
日出夫 將積
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KONDO LABO., INC.
Original Assignee
KONDO LABO., INC.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KONDO LABO., INC. filed Critical KONDO LABO., INC.
Priority to JP2022062803A priority Critical patent/JP7628253B2/ja
Publication of JP2023153492A publication Critical patent/JP2023153492A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7628253B2 publication Critical patent/JP7628253B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Telescopes (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、装着者の頭部に装着されて、該装着者が対象物を拡大視することができる頭部装着型ルーペに関する。
例えば特許文献1には、主に医療分野で適用される双眼ルーペが提案されている。この双眼ルーペは、装着者の頭部に装着されて、該装着者が対象物を拡大視できるものであり、さらに、該対象物を撮影するカメラが設けられている。かかる構成によれば、執刀医が装着して手術を行うことで、該執刀医の視認している対象物を前記カメラで撮像して表示したり、記録したりできる。
特開2003-204972号公報
前述した特許文献1の従来構成は、装着者が左右の眼前に夫々位置する各レンズを介して対象物を拡大視するものであることから、比較的広く露出された部位を視る場合に極めて便利である一方、例えば深い穴や開口径の小さい穴を視る場合に該穴の深部に焦点を合わせ難く、該深部を視ることが難しかった。そのため、こうした穴の深部を視るためには、片方の眼だけで視る必要があったが、片眼のみの場合には対象物を立体的に視認し難いという問題があった。
また、前述した特許文献1の従来構成では、カメラがルーペの上部に配設されていることから、カメラレンズから対象物に至る該カメラの光軸が、ルーペを介して該対象物を視る装着者の視線と一致しない。そのため、装着者の視線とカメラで撮像した画像とがずれてしまい、装着者の視ている状況を正確に伝えられない場合があった。
本発明は、装着者の視線と一致する撮像を行い得ると共に、深い穴や開口径の小さい穴の深部を正確かつ安定して拡大視できる頭部装着型ルーペを提供するものである。
本発明は、装着者の頭部に装着される頭部装着部と、前記頭部装着部に取り付けられ、前記頭部装着部が前記装着者の頭部に装着された使用状態で、該装着者の眼前に配置される拡大鏡とを備え、対象物を拡大視可能な頭部装着型ルーペにおいて、前記拡大鏡の後方で前記装着者の左右両眼の前方に夫々配置され、左右の視線を夫々内側へ屈折させる左右一対の第一視線屈折部材と、前記拡大鏡の後方で前記左右の第一視線屈折部材の間に夫々配置され、該第一視線屈折部材により屈折された左右の視線を前方へ屈折させる左右一対の第二視線屈折部材とを有し、前記第一視線屈折部材と第二視線屈折部材とを介した左右の視線による輻輳角を、該第一視線屈折部材と第二視線屈折部材とを介さない左右の視線による輻輳角に比して小さくする輻輳角縮小手段を備え、さらに、前記拡大鏡と前記第二視線屈折部材との間に配置された光軸屈折部材と、前記光軸屈折部材を介して前記対象物の静止画または動画を撮像可能なカメラ部材とを備え、前記光軸屈折部材が、前記第二視線屈折部材により屈折された視線を前方へ通過させて、前記拡大鏡を介して前記対象物を視認させると共に、前記カメラ部材の光軸を屈折させて、該屈折させた光軸を、該装着者の左右一方の視線と一致させるものであることを特徴とする頭部装着型ルーペである。
かかる構成にあっては、輻輳角縮小手段によって左右の視線による輻輳角が小さくなることから、深い穴や開口径の小さい穴に視線が通り易くなるため、これら穴の深部を拡大視できる。そして、左右両眼で前記深部を視ることができるから、該深部(対象物)を立体的に視認できる。このように本発明の構成によれば、深い穴や開口径の小さい穴の深部を正確かつ安定して拡大視することができる。
さらに、本発明の構成は、カメラ部材の光軸が、輻輳角縮小手段により輻輳角を小さくした視線と一致することから、装着者の目線で撮像できる。これにより、カメラ部材で撮像された画像を見る者が、装着者と同じ視線で対象物を視認でき、該装着者の視ている状況を正確に理解し易くできる。本発明の構成によれば、装着者が深い穴や開口径の小さい穴の深部(対象物)を視認する際に、他の者がカメラ部材による撮像を介して、該装着者と同じ視線で該深部を視認できる。
前述した本発明の頭部装着型ルーペにあって、光軸屈折部材は、二個の直角プリズムを互いの斜面同士を重ね合わせて一体化させた立方体プリズムが、左右の第二視線屈折部材の前方に左右対称に夫々配置されてなり、左右の前記立方体プリズムによって各第二視線屈折部材で夫々屈折された左右の視線を前方へ通過させるものである構成が提案される。
ここで、光軸屈折部材を構成する二個の立方体プリズムとしては、輻輳角縮小手段の第二視線屈折部材により屈折された視線が通過する二面(拡大鏡に対向する面および当該面に対向する面)とカメラ部材のカメラレンズが対向する面とに、反射防止コーティングを施すと共に、残りの三面に、光の入出力を抑制する黒色コーティングを施したものが好適である。
かかる構成にあって、光軸屈折部材は、いわゆるビームスプリッターであり、前面からの入射光を、後面から透過する透過光と斜面で反射させて側面へ向かう反射光とに分けることができる。こうした光軸屈折部材による前記透過光を装着者が受光し且つ前記反射光をカメラ部材が受光することによって、該装着者の視線と該カメラ部材の視線軸とを一致できるから、該カメラ部材が該装着者の目線で撮像するという、前述した本発明の作用効果が安定して発揮され得る。
さらに、本構成では、二個の立方体プリズムを左右対称に配置したことから、左右の視線が各立体プリズムを夫々同様に通過できる。これにより、対象物を一層正確かつ安定して視認することができる。
本発明の頭部装着型ルーペによれば、カメラ部材が装着者と同じ目線で撮像できると共に、深い穴や開口径の小さい穴の深部を正確かつ安定して視認することができる。これにより、深い穴や開口径の小さい穴の深部を、装着者と同じ目線で撮像することができる。
実施例の頭部装着型ルーペ1を示す斜視図である。 (A)頭部装着型ルーペ1の使用状態と、(B)待機状態とを示す側面図である。 輻輳角縮小部材3と視認物撮像部材4と拡大鏡5とを分離して示す、(A)前方からの斜視図と、(B)後方からの斜視図である。 光軸屈折部材32の、(A)斜視図と、(B)分解斜視図である。 拡大鏡5と、光軸屈折部材32と、輻輳角縮小部材3との位置関係を説明する、(A)平面図と、(B)斜視図である。 (A)輻輳角縮小部材3を介した視線S,Sと、(B)従来構成の双眼ルーペ101を介した視線S’,S’とを示す説明図である。 頭部装着型ルーペ1における、装着者の視線S,Sとカメラ部材33の視線軸Pとを示す説明図である。
本発明を具体化した実施例を、添付図面を用いて説明する。尚、実施例にあって、前後方向は、実施例の頭部装着型ルーペ1を装着した装着者における前後方向を示し、左右方向は、同様に該装着者における左右方向を示す。そして、左右方向にあって、左右の外側から装着者の中心に向かう方向を、内方とする。さらに、実施例にあって、前面と正面とは、同じ意味で用いられている。
実施例の頭部装着型ルーペ1は、図1,2に示すように、装着者の頭部に装着されるヘッドベルト部2と、該ヘッドベルト部2の中央部に連結部材7を介して取り付けられた輻輳角縮小部材3と、該輻輳角縮小部材3に取り付けられた視認物撮像部材4と、該視認物撮像部材4に固定された拡大鏡5とを備える。ここで、ヘッドベルト部2が、本発明にかかる頭部装着部に相当する。
本実施例の拡大鏡5は、略矩形板状に形成された両眼タイプのものであり、従来から公知の構成を適用できる。
前記連結部材7は、ヘッドベルト部2に固定される基部11と、該基部11に回動可能に設けられた可動部12と、該可動部12の先端部に回動可能に設けられた取付部13とを備え、該取付部13に前記輻輳角縮小部材3が固定される。可動部12は、基部11に回動可能に取り付けられた第一片部(図示せず)と、前記取付部13に回動可能に取り付けられた第二片部(図示せず)とが回動可能に設けられた構成である。こうした連結部材7により、輻輳角縮小部材3を上下方向に回動させることができる。本実施例にあっては、輻輳角縮小部材3と視認物撮像部材4と拡大鏡5とが一体的に配設されていることから、これらを前記連結部材7によって一体的に上下方向に回動できる。また、本実施例にあっては、前記取付部13にライト部材14が配設されている。このライト部材14により、装着者が前記拡大鏡5を介して見る対象物を照らすことができ、該対象物の視認性を向上できる。尚、ライト部材14には、図示しないON/OFFスイッチや電源などがケーブルを介して接続されている。
このように本実施例の頭部装着型ルーペ1は、前記連結部材7によって、輻輳角縮小部材3と視認物撮像部材4と拡大鏡5とを、装着者の眼前に配置させる使用位置(図2(A))と、該使用位置の情報へ傾動させた待機位置(図2(B))とに変換させることができる。ここで、前記連結部材7は、前述したように第一片部と第二片部とを介して上下方向に回動可能に設けられた構成であることから、前記輻輳角縮小部材3等を装着者に応じた適切な使用位置に配置できる。
次に、本発明の要部について説明する。
前記輻輳角縮小部材3は、図3に示すように、左右方向に長い略直方体状の筐体21と、該筐体21の内部に配設された第一視線屈折部材22,22および第二視線屈折部材24,24とを備える。筐体21は、前記連結部材7の取付部13に連結される連結突部26,26を備えると共に、該筐体21の前面中央部に第一前方窓部27が開口形成され、さらに、該筐体21の後面左右端寄りに第一後方窓部28,28が夫々開口形成されている。
第一視線屈折部材22,22は、一方の面を鏡面とする略平板状のものであり、夫々の鏡面を後ろ向きとして所定角度で内側前方へ傾斜させた状態(図5参照)で、各鏡面が前記第一後方窓部28,28を夫々臨む位置に左右対称に配設されている。
第二視線屈折部材24,24は、一方の面を鏡面とする略平板状のものであり、夫々の鏡面を前向きとして所定角度で内側前方へ傾斜させた状態(図5参照)で、各鏡面が前記第一第一前方窓部27を臨む位置に左右対称に配設される。そして、本実施例では、左右の第二視線屈折部材24,24が平面視略V字形に一体化されてなる一体型屈折部材23を備える。この一体型屈折部材23は、左側の第二視線屈折部材24と筐体21の左端寄りの第一視線屈折部材22とが、互いの鏡面を対向するように配設されると共に、右側の第二視線屈折部材24と該筐体21の右端寄りの第一視線屈折部材22とが、互いの鏡面を対向させて配設される。
こうした輻輳角縮小部材3は、第一視線屈折部材22と第二視線屈折部材24とにより屈折される光の、該第二視線屈折部材24から出射する角度(前後方向に対する角度)が、該第一視線屈折部材22に入射する角度に比して小さくなるように、第一視線屈折部材22,22の傾斜角度と第二視線屈折部材24,24(一体型屈折部材23)の傾斜角度とが夫々設定されている。これにより、輻輳角縮小部材3の左右の第一後方窓部28から覗いた場合における、左右の視線S,Sによる輻輳角θは、該輻輳角縮小部材3を使用しない場合における左右の視線S’,S’による輻輳角θ’に比して小さくなる(図6参照)。
尚、本実施例の輻輳角縮小部材3が、本発明にかかる輻輳角縮小手段に相当する。
一方、視認物撮像部材4は、図3に示すように、左右方向に長い略直方体状の筐体31と、該筐体31の内部に配設された光軸屈折部材32と、該光軸屈折部材32の左側に配設されたカメラ部材33とを備える。筐体31の後面には、前記第一前方窓部27と略同じ形状の第二後方窓部38が開口形成されていると共に、前面には、該第二後方窓部38を臨む位置に第二前方窓部37が開口形成されている。そして、前記光軸屈折部材32が第二前方窓部37と第二後方窓部38との間に配設されている(図5参照)。
光軸屈折部材32は、図4に示すように、二個の立方体プリズム41,42が互いの側面同士を重ね合わせて接合されてなるものである。そして、各立方体プリズム41,42は、二個の直角プリズム43,43が互いの斜面43a,43a同士を重ね合わせて接合された立方体であり、いわゆるキューブ型のビームスプリッターである。ここで、光軸屈折部材32は、二個の立方体プリズム41,42を左右対称に接合したものであり、各立方体プリズム41,42の斜面43a,43aが内側前方へ傾斜するように配設される。光軸屈折部材32を構成する右側の立方体プリズム41は、前面41aと後面41bに、反射防止コーティングが施され、その他の四面に、光の入出力を抑制する黒色コーティングが施されている。また、左側の立方体プリズム42は、前面42aと後面42bと左側面42cとに前記反射防止コーティングが施され、その他の三面に前記黒色コーティングが施されている。さらに、各立方体プリズム41,42の斜面43aには、ミラーコーティング(金属コーティング)が夫々施されている。尚ここで、本実施例にあっては、斜面43aの透過率(透明度)が20~60%となるように、前記ミラーコーティングを行っている。
カメラ部材33は、CCDカメラにより構成され、図3に示すように、カメラレンズを前記左側の立方体プリズム42の左側面42cに対向させて、光軸屈折部材32の左側方に配設されている。そして、カメラ部材33には、図1に示すように、ケーブル34が接続されており、該ケーブル34を介して制御装置35に接続されている。このケーブル34は、前記カメラ部材33の左側部から左側方へ差し出されて、前記ヘッドベルト部2の左側部に連結される。そして、装着者に保持された制御装置35に接続されている。こうしたケーブル34によって、カメラ部材33と前記制御装置35との間で、カメラ部材33に撮像を指示する信号と、該カメラ部材33で撮像したデータとが送受信されると共に、制御装置35からカメラ部材33へ電力が供給される。前記制御装置35は、カメラ部材33に撮像させるスイッチ、電源、無線通信機能などを備えており、該無線通信機能によって、カメラ部材33から入力したデータをネットワークを介して通信することができる。これにより、カメラ部材33で撮像した静止画や動画を無線通信で送信してモニターに映すことができる。
こうした視認物撮像部材4では、第二前方窓部37を介して、光軸屈折部材32の左側の立方体プリズム42に入射した入射光が、該立方体プリズム42の斜面43aを透過する透過光と、該斜面43aで反射して左側面42cから透過する反射光とに分けられる。これにより、カメラ部材33の光軸Pが、左側の立方体プリズム42を前後方向に透過する視線Sと一致する(図7参照)。ここで、視線Sは、前記輻輳角縮小部材3の第一視線屈折部材22と第二視線屈折部材24(一体型屈折部材23)とで屈折した視線である。
同様に、第二前方窓部37を介して、光軸屈折部材32の右側の立方体プリズム41に入射した入射光が、該立方体プリズム42の斜面43aを透過する透過光と、該斜面43aで反射する反射光とに分けられる。このように光軸屈折部材32は、左右の立方体プリズム41,42を左右対称に設けたものであることから、各立方体プリズム41,42を介して左右の眼に映る像に対して、装着者が違和感を生じてしまうことを抑制できる。
視認物撮像部材4は、その筐体31の前面に、第二前方窓部37を覆うようにして前記拡大鏡5が固定される。さらに、視認物撮像部材4は、その第二後方窓部38と前記輻輳角縮小部材3の第一前方窓部27とが互いに重なり合うようにして、該輻輳角縮小部材3の前面に固定される。こうして輻輳角縮小部材3、視認物撮像部材4、および拡大鏡5が一体化される。そして、輻輳角縮小部材3が前記連結部材7を介してヘッドベルト部2に取り付けられて、本実施例の頭部装着型ルーペ1が形成される。
本実施例の頭部装着型ルーペ1にあっては、ヘッドベルト部2が装着者の頭部に装着されて、輻輳角縮小部材3と視認物撮像部材4と拡大鏡5とを前記使用位置(図2(A))とすることによって、該装着者が対象物を拡大視できるものである。装着者の左右両眼は、図6(A)および図7に示すように、輻輳角縮小部材3の第一視線屈折部材22および第二視線屈折部材24と、視認物撮像部材4の光軸屈折部材32と、拡大鏡5とを介して、前記対象物62を見る。すなわち、左右両眼の視線S,Sは、第一視線屈折部材22,22と一体型屈折部材23の第二視線屈折部材24,24とで夫々屈折されて、光軸屈折部材32の立方体プリズム41,42を夫々通過し、拡大鏡5を介して対象物62に至る。
ここで、輻輳角縮小部材3は、前述したように、左右の視線S,Sを、第一視線屈折部材22,22と第二視線屈折部材24,24(一体型屈折部材23)とで屈折させることにより、該視線S,Sによる輻輳角θが、該輻輳角縮小部材3を介さない視線S’,S’の輻輳角θ’(図6(B)参照)に比して小さくなる。これにより、例えば、深い穴61の深部(対象物)62を見る場合に、本実施例の頭部装着型ルーペ1を用いれば、図6(A)に示すように、該深部62に焦点を合わせることができ、拡大鏡5を介して該深部62を拡大視できる。一方、図6(B)に示すように、従来の双眼ルーペ101を用いた場合には、左右の視線S’,S’が該双眼ルーペ101の各ルーペ部102,102を通過することから、該視線S’,S’の輻輳角θ’が、前記輻輳角縮小部材3を介した視線S,Sの輻輳角θ(図6(A))に比して大きい。そのため、従来の双眼ルーペ101では、深い穴61の深部62に焦点を合わせることができず、該深部62を拡大視できない。このように本実施例の頭部装着型ルーペ1は、輻輳角縮小部材3により視線S,Sの輻輳角θを小さくできることから、従来の双眼ルーペ101で焦点を合わせられない深い穴61の深部(対象物)62であっても、焦点を合わせて拡大視できる。さらに、本実施例は、前記したライト部材14を備えており、該ライト部材14により前記深い穴61の内部を照らすことができるため、前記深部62の視認性を向上できるという利点がある。
さらに、図7に示すように、視認物撮像部材4のカメラ部材33は、その光軸Pが光軸屈折部材32の斜面43aで屈折して装着者の左眼の視線Sと一致することから、該光軸Pと該視線Sとが拡大鏡5を介して前記対象物に至る。これにより、カメラ部材33は、装着者の目線で静止画や動画を撮像することができる。ここで、光軸屈折部材32で屈折された光軸Pは、輻輳角縮小部材3により輻輳角θを小さくされた視線Sと一致することから、前記の深い穴61の深部(対象物)62にあっても、カメラ部材33が装着者と同じ目線で撮像できる。こうしたことから、カメラ部材33で撮像した動画や静止画をモニターで映すことにより、装着者以外の者が該モニターを見ることで該装着者と同じ目線で対象物を見ることができる。
したがって、本実施例の頭部装着型ルーペ1によれば、前述したように、深い穴(又は、開口径の小さい穴)の深部に焦点を合わせ易く、左右の眼で拡大視できることから、装着者が該深部(対象物)を立体的に視認できる。そして、カメラ部材33によって、こうした装着者の目線で前記深部(対象物)を撮像できる。尚、当然ながら、浅い穴や比較的広く露出された部材などについても、正確かつ安定して拡大視でき、カメラ部材33によって装着者の目線で撮像できる。
このように本実施例の頭部装着型ルーペ1は、装着者と同じ目線で静止画や動画を撮像できることから、例えば、手術で執刀医が用いることによって、アシスタントや見学者などが該執刀医を同じ目線で手術の状況を見ることができる。そのため、手術中であれば、アシスタントや見学者が手術状況を正確に知ることができるため、手術状況に応じて的確なアドバイス等を行うことが可能である。また、手術後に録画した画像を見ることによって、学生や他の医療関係者に様々な手術状況に関する知見を正確に広めることに役立つ。
本発明は、前述した実施例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で適宜変更することが可能である。
例えば、前述の実施例における各部の寸法形状は、適宜変更することができる。
また、前述の実施例では、カメラ部材33を光軸屈折部材32の左側に配設した構成であるが、これに限らず、右側に配設することも可能である。さらには、カメラ部材33が光軸屈折部材32の左右両側に夫々配設した構成とすることもできる。
また、前述の実施例では、制御装置35が電源や無線機能などを備えた装置としたが、これに限らず、スマホやタブレットなどの携帯端末であっても良い。こうした携帯端末であれば、カメラ部材33で撮像したデータの送受信が容易に行い得る。
1 頭部装着型ルーペ
2 ヘッドベルト部
3 輻輳角縮小部材(輻輳角縮小手段)
4 視認物撮像部材
5 拡大鏡
7 連結部材
11 基部
12 可動部
13 取付部
21 筐体
22 第一視線屈折部材
23 一体型屈折部材
24 第二視線屈折部材
26 連結突部
27 第一前方窓部
28 第一後方窓部
31 筐体
32 光軸屈折部材
33 カメラ部材
34 ケーブル
35 制御装置
37 第二前方窓部
38 第二後方窓部
41,42 立方体プリズム
41a,42a 前面
41b,42b 後面
42c 左側面
43 直角プリズム
43a 斜面
61 深い穴
62 深部(対象物)
101 双眼ルーペ
102 ルーペ部
P 光軸
S,S’ 視線
θ,θ’ 輻輳角

Claims (1)

  1. 執刀医としての装着者の頭部に装着される頭部装着部と、
    前記頭部装着部に取り付けられ、前記頭部装着部が前記装着者の頭部に装着された使用状態で、該装着者の眼前に配置される拡大鏡と
    を備え、対象物を拡大視可能な手術で用いられる頭部装着型ルーペにおいて、
    前記拡大鏡の後方で前記装着者の左右両眼の前方に夫々配置され、左右の視線を夫々内側へ屈折させる左右一対の第一視線屈折部材と、
    前記拡大鏡の後方で前記左右の第一視線屈折部材の間に夫々配置され、該第一視線屈折部材により屈折された左右の視線を前方へ屈折させる左右一対の第二視線屈折部材と
    を有し、前記第一視線屈折部材と第二視線屈折部材とを介した左右の視線による輻輳角を、該第一視線屈折部材と第二視線屈折部材とを介さない左右の視線による輻輳角に比して小さくする輻輳角縮小部材を備え、
    前記輻輳角縮小部材は、前記第一視線屈折部材と前記第二視線屈折部材とを備える筐体を備え、前記筐体の前面に第一前方窓部が開口形成され、該筐体の後面に第一後方窓部が開口形成され、前記第一視線屈折部材は前記第一後方窓部に臨む位置に配設され、前記第二視線屈折部材は、前記第一前方窓部に臨む位置に配設され、前記第一後方窓部から覗いた場合における、左右の視線による輻輳角は、該輻輳角縮小部材を使用しない場合における左右の視線による輻輳角に比して小さくなり、
    さらに、前記輻輳角縮小部材が連結部材を介して前記頭部装着部に取り付けられ、前記輻輳角縮小部材に、前記拡大鏡が固定された視認物撮像部材が、前記輻輳角縮小部材の前記第一前方窓部に重なり合うようにして取り付けられており、
    前記視認物撮像部材は、
    前記拡大鏡と前記第二視線屈折部材との間に配置された光軸屈折部材と、
    前記光軸屈折部材を介して前記対象物の静止画または動画を撮像可能なカメラ部材とを備え、前記光軸屈折部材が、前記第二視線屈折部材により屈折されて前記第一前方窓部を通過した視線を前方へ通過させて、前記拡大鏡を介して前記対象物を視認させると共に、前記カメラ部材の光軸を屈折させて、該屈折させた光軸を、該装着者の左右一方の視線と一致させるものであり、
    前記光軸屈折部材は、
    二個の直角プリズムを互いの斜面同士を重ね合わせて一体化させた立方体プリズムが、左右の第二視線屈折部材の前方に左右対称に夫々配置されてなり、左右の前記立方体プリズムによって各第二視線屈折部材で夫々屈折されて前記第一前方窓部を通過した左右の視線を前方へ通過させるものであることを特徴とする手術で用いられる頭部装着型ルーペ。
JP2022062803A 2022-04-05 2022-04-05 頭部装着型ルーペ Active JP7628253B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022062803A JP7628253B2 (ja) 2022-04-05 2022-04-05 頭部装着型ルーペ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022062803A JP7628253B2 (ja) 2022-04-05 2022-04-05 頭部装着型ルーペ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023153492A JP2023153492A (ja) 2023-10-18
JP7628253B2 true JP7628253B2 (ja) 2025-02-10

Family

ID=88349800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022062803A Active JP7628253B2 (ja) 2022-04-05 2022-04-05 頭部装着型ルーペ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7628253B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10134896A1 (de) 2000-07-19 2002-04-18 Zeiss Carl Kopflupe
JP3231356U (ja) 2020-12-22 2021-03-25 株式会社近藤研究所 頭部装着型カメラ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10134896A1 (de) 2000-07-19 2002-04-18 Zeiss Carl Kopflupe
JP3231356U (ja) 2020-12-22 2021-03-25 株式会社近藤研究所 頭部装着型カメラ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2023153492A (ja) 2023-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11483537B2 (en) Stereoscopic mobile retinal imager
US7298393B2 (en) Stereo-observation system
JP3984907B2 (ja) 画像観察システム
US20240027744A1 (en) Head-mounted loupe
WO2015198477A1 (ja) 視線検知装置
JPH0339711A (ja) 手術用顕微鏡
KR101650706B1 (ko) 웨어러블 디스플레이장치
JP3231356U (ja) 頭部装着型カメラ
JP5484453B2 (ja) 複数の動作モードの光学機器
CN107072479B (zh) 内窥镜装置
EP3200003A1 (en) Glasses-free 3d display device
JP3540351B2 (ja) 立体視硬性内視鏡
JP7628253B2 (ja) 頭部装着型ルーペ
CN112946885A (zh) 近眼显示与取像头戴装置
US12038620B2 (en) Image relay device and image projection system
JP5020553B2 (ja) 顔面装着型画像視認装置
JP7458093B2 (ja) 頭部装着型視認装置および視認画像表示システム
JP7485426B1 (ja) 頭部装着型撮像装置および視線画像調整方法
JP2006003822A (ja) 3次元画像撮像アダプター
JP7521845B1 (ja) 頭部装着型視線検出装置および視線画像表示システム
HK40099108A (zh) 头部佩戴型放大镜
JP2025133453A (ja) 頭部装着型視認装置
JP2024120139A (ja) 視覚装置の位置調整機構及びこれを有する視覚装置
JP2024174453A (ja) 撮像システム
CN119423973A (zh) 显示装置及手术机器人

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230414

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20230414

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240730

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20240930

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20241128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20250121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20250121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7628253

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150