JP7623909B2 - 試験装置及び試験環境パラメータの調整方法 - Google Patents

試験装置及び試験環境パラメータの調整方法 Download PDF

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Description

本開示は、試験装置及び試験環境パラメータの調整方法に関する。
回転する車輪を備える試験対象物(例えば車両及びタイヤ)を模擬環境で走行させて走行性能を評価する試験装置が知られている。このような試験装置は、ユーザが定めた所定の試験パターンに従って走行試験を行う。
走行試験において、試験対象物と試験装置とのミスアライメントに起因して試験対象物に想定外の共振又は自励振動が発生すると、試験対象物が強く振動し、正確に性能を評価することができない。そこで、所望の試験結果を得るためには、ユーザ(フィールドエンジニア)によって試験環境パラメータ(試験装置に対する試験対象物の設置位置及び固定強度など)を調整して慣らし運転を繰り返し、ユーザが官能評価によって安定した状態を確認してから、試験を開始することが重要である。
しかしながら、上記の方法では属人的なパラメータが存在するため、毎回一定の環境で試験できているとは限らない。試験環境が一定になるようにパラメータを調整することは試験精度の向上につながり、試験のやり直し又は手戻りを防止できる。そこで、試験において変動するパラメータを抽出し、シミュレーション又は解析によって最適な調整を支援する仕組みがある。
例えば、特許文献1には、複数のパラメータの値を車両モデルに付与して走行シミュレーションを行う性能評価において、車両モデルが所定の性能を満足しない場合、複数のパラメータの値を修正して走行シミュレーションを行い、車両の性能評価を行うという技術が開示されている(特許文献1の要約参照)。
特許文献2には、シミュレーション結果から車両をチューニングする手法が開示されている。
特許文献3には、解析を実施した複数のパラメータが定常的に変化しない場合、つまりあるパラメータが離散的に変化した場合であっても解析可能な技術を開示している。
特開2006-259975号公報 特表2006-526104号公報 特開2005-257416号公報
しかしながら、従来の試験環境の調整方法では、パラメータの調整を繰り返しても所望の試験環境が実現されない場合については、パラメータ調整の終了の最終判断はユーザの感覚に依存している。
そこで、本開示は、試験対象物を試験する試験装置の試験環境パラメータの調整をユーザの感覚に依存せずに完結させる技術を提供する。
上記課題を解決するために、本開示の試験装置は、回転する車輪を備える試験対象物を試験するための試験装置であって、前記試験対象物と前記試験装置との設置状態を含む試験環境を検出するセンサと、前記試験装置の運転時に取得される前記センサの検出信号に基づいて、前記試験環境に関するパラメータを調整する制御装置と、を備える。前記制御装置は、前記試験環境が正常な場合の過去の運転時に取得された前記センサの検出信号に基づく正常空間を、前記試験対象物の種類と対応づけて記憶する記憶部と、前記試験装置に設置された試験対象物の種類を判定する種類判定部と、前記試験装置の現在の運転時に取得される前記センサの検出信号から第1の特徴量を算出し、前記第1の特徴量と、前記判定した試験対象物の種類に対応する前記正常空間との比較により前記試験環境が正常であるか異常であるかを判定する試験環境判定部と、前記異常の原因を特定して、前記パラメータの調整方法を判定する調整方法判定部と、前記判定された調整方法に基づいて前記パラメータを調整するパラメータ調整部と、前記パラメータの調整後における運転時の前記センサの検出信号から第2の特徴量を算出し、前記第2の特徴量が前記正常空間に収束するか否かを判定する第1の収束判定部と、前記第1の収束判定部において前記第2の特徴量が前記正常空間に収束すると判定された場合、前記第2の特徴量が前記正常空間内に移行したか否かを判定する第2の収束判定部と、前記第1の収束判定部において前記第2の特徴量が前記正常空間に収束していないと判定された場合、前記パラメータの調整を終了する終了部と、前記第2の収束判定部において前記第2の特徴量が前記正常空間内に移行したと判定された場合、前記試験対象物の本試験に移行する移行部と、を備える。
本開示に関連する更なる特徴は、本明細書の記述、添付図面から明らかになるものである。また、本開示の態様は、要素及び多様な要素の組み合わせ及び以降の詳細な記述と添付される特許請求の範囲の様態により達成され実現される。本明細書の記述は典型的な例示に過ぎず、本開示の特許請求の範囲又は適用例を如何なる意味に於いても限定するものではない。
本開示の技術によれば、試験対象物を試験する試験装置の試験環境パラメータの調整をユーザの感覚に依存せずに完結させることができる。上記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
試験対象物及び試験装置の概略構成を示す模式図である。 試験装置のより具体的な構成例を示す正面図である。 試験装置のより具体的な構成例を示す側面図である。 試験環境パラメータの調整に関する試験装置の機能ブロック図である。 データベースの構成方法の一例を示すフローチャートである。 試験環境パラメータの調整方法を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本開示の実施形態を説明する。実施形態は、本開示を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略及び簡略化がなされている。本開示は、他の種々の形態でも実施することが可能である。特に限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
図面に示す各構成要素の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本開示は、必ずしも、図面に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
各種情報の例として、「XX情報」等の表現にて説明することがあるが、各種情報は、「XXテーブル」、「XXリスト」、「XXキュー」又はこれら以外のデータ構造で表現されてもよい。識別情報について説明する際に、「識別情報」、「識別子」、「名」、「ID」、「番号」等の表現を用いるが、これらについてはお互いに置換が可能である。
同一又は同様の機能を有する構成要素が複数ある場合には、同一の符号に異なる添字を付して説明する場合がある。また、これらの複数の構成要素を区別する必要がない場合には、添字を省略して説明する場合がある。
実施形態において、プログラムを実行して行う処理について説明する場合がある。ここで、計算機は、プロセッサ(例えばCPU又はGPU)によりプログラムを実行し、記憶資源(例えばメモリ)及びインターフェースデバイス(例えば通信ポート)等を用いながら、プログラムで定められた処理を行う。そのため、プログラムを実行して行う処理の主体をプロセッサとしてもよい。同様に、プログラムを実行して行う処理の主体が、プロセッサを有するコントローラ、装置、システム、計算機又はノードであってもよい。プログラムを実行して行う処理の主体は、演算部であれば良く、特定の処理を行う専用回路を含んでいてもよい。ここで、専用回路とは、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)等である。
プログラムは、プログラムソースから計算機にインストールされてもよい。プログラムソースは、例えば、プログラム配布サーバ又は計算機が読み取り可能な記憶メディアであってもよい。プログラムソースがプログラム配布サーバの場合、プログラム配布サーバはプロセッサと配布対象のプログラムを記憶する記憶資源を含み、プログラム配布サーバのプロセッサが配布対象のプログラムを他の計算機に配布してもよい。また、実施形態において2以上のプログラムが1つのプログラムとして実現されてもよいし1つのプログラムが2以上のプログラムとして実現されてもよい。
[第1の実施形態]
<試験装置の構成例>
図1は、試験対象物100及び試験装置200の概略構成を示す模式図である。試験対象物100は、例えば、フレーム101及び車輪102を備える構造(例えば台車)であるが、車輪102を備えるものであればこれに限らない。試験装置200は、試験対象物100を試験するための装置である。また、試験装置200は、本明細書に記載される方法を実施することにより、試験対象物100の試験装置200に対する設置状態(試験環境)が正常であるか否かを判定し、異常がある場合に試験環境に関するパラメータ(試験環境パラメータ)を調整する。試験環境パラメータは、例えば、試験装置200に対する試験対象物100の設置位置を示すデータ及び試験装置200に対する試験対象物100の固定強度を示すデータなどを含む。本明細書において、試験環境パラメータを単に「パラメータ」と呼ぶ場合がある。また、本明細書において、試験対象物100と試験装置200との接続状態(試験環境)の「異常」は、試験対象物100の試験装置200への設置位置が所望の位置からずれている、又は試験対象物100の試験装置200への固定強度が所望の強度と異なる、といった状態に起因して生じる。一方、試験環境が「正常」であるとは、試験対象物100の試験装置200への設置位置が所望の位置にあり、固定強度が所望の強度である状態をいう。
試験装置200は、装置本体201及び制御装置202を備える。試験対象物100は装置本体201に接続(設置)される。この接続は物理的な接続であり、物理的振動を伝達することができる。
装置本体201は、固定具210及びローラ211を備える。ローラ211は、車輪102の回転に関連して回転する回転構造の例である。ローラ211は、例えば車輪102の回転に応じて受動的に回転するものであるが、ローラ211が能動的に回転して車輪102を回転させる構成であってもよい。
本実施形態では、装置本体201と試験対象物100との接続の一部は、ローラ211と車輪102との接続として実現される。ローラ211と車輪102との接続とは、例えば摩擦を介して回転運動を適切に伝達することができるように、適切に接触することをいう。具体例として、ローラ211と車輪102とが実質的に滑らずに回転している場合には、接触が正常であるということができ、ローラ211と車輪102との間に滑りが発生している場合には、接触が正常でないということができる。接触が正常である状態で、ローラ211と車輪102との間で、例えば自励振動などに代表される装置の運用上意図しない現象が発生した場合、接続が正常でないということができる。
また、本実施形態では、装置本体201と試験対象物100との接続の別の一部は、ローラ211及び車輪102を介さずに実現される。例えば、接続の一部は固定具210とフレーム101との接続として実現することができる。固定具210は、試験対象物100の一部(この例ではフレーム101)を固定支持するとともに、適切な力を印加して車輪102をローラ211に押し付け、これによって車輪102とローラ211との間に適切な摩擦を維持する。
なお、本実施形態では、固定具210とフレーム101との接続は直接的な接触を介して実現されるが、これは、より間接的な接続であってもよい。例えば、固定具210とフレーム101との間に他の接続部材を仲介させてもよい。
試験装置200の装置本体201は、振動センサ51、油圧センサ52及び振動センサ71を備える。振動センサ51は、ローラ211に取り付けられる。油圧センサ52及び振動センサ71は固定具210に取り付けられる。
振動センサ51は、試験装置200の振動(この例では装置本体201の振動)を検出する。振動センサ51はローラ211に直接取り付けられるが、ローラ211(特にその車軸)を固定支持する他の部材を介して間接的に試験装置200の振動を検出してもよい。
油圧センサ52は、試験装置200における油圧を検出する。固定具210は複数の部材を備え、これらの部材間の接続に油圧装置が用いられており、その油圧装置における油圧が検出される。例えば、油圧ジャッキのブースタポンプにおける油圧が検出される。
振動センサ71は、試験対象物100の振動を検出する。ここで、振動センサ71が振動を検知する直接の対象は試験対象物100でなく固定具210であるが、上述のように固定具210は試験対象物100を固定支持しており、固定具210には試験対象物100の振動がよく伝達されるので、振動センサ71は試験対象物100の振動を適切に検出することができる。
なお、装置本体201と試験対象物100との接続は、上述の接続態様以外の接続を含んでもよい。また、装置本体201と試験対象物100との接続は、上述の2通りの接続態様のうちいずれか一方のみによって実現されてもよい。そのような構成であっても、2種類の振動センサをそれぞれ適切な位置に取り付けることにより、及び/又は、2種類の振動センサの出力に対してそれぞれ適切な処理を行うことにより、試験対象物100の振動及び試験装置200の振動を区別して検出することが可能である。
制御装置202は、例えば公知のコンピュータとしての構成を有する。制御装置202は、PLC1、CPU2、入力装置3、出力装置4及びストレージ6を備える。また、制御装置202は、装置本体201と通信可能に接続される。特に、制御装置202は、振動センサ51、油圧センサ52及び振動センサ71の検出信号を受信することができる。このために、制御装置202は、さらに、ネットワークインタフェース等の通信装置を含んでもよい。
PLC1は、試験装置200の制御を行う。CPU2は、後述するように、振動センサ51及び油圧センサ52から出力された信号を用いて、試験対象物100と試験装置200との接続が正常であるか否かを判定する。
入力装置3は、例えばキーボード、マウス、マイク、タッチパネル等により構成される。出力装置4は、例えばディスプレイ、プリンタ、スピーカ、タッチパネル等により構成される。
ストレージ6は、例えば半導体メモリ装置及び磁気ディスク装置等の記憶媒体を含む。記憶媒体の一部又は全部が、過渡的でない記憶媒体であってもよい。ストレージ6は、プログラムを記憶してもよい。PLC1及びCPU2がこのプログラムを実行することにより、本明細書において説明される方法が実行されてもよい。
制御装置202は、例えば専用のハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとが組み合わされて実現されてもよい。また、制御装置202は単一のコンピュータによって構成されるものに限らず、複数のコンピュータを含むコンピュータシステムによって実現されてもよい。
図2Aは、試験装置200のより具体的な構成例を示す正面図である。装置本体201はローラ211とシャフト212とを備え、このシャフト212がローラ211を回転可能に支持する。振動センサ51は、ローラ211又はこれに関するギヤボックスに取り付けることができる。ただし、振動センサ51の取り付け位置はこれに限らず、例えばローラ211に取り付けられてもよいし、シャフト212又は装置本体201の他の部分に取り付けられてもよい。なお、図2Aの例では1つの振動センサ51が取り付けられているが、振動センサ51の数は1つに限らない。
図2Bは、試験装置200のより具体的な構成例を示す側面図である。図2Bに示すように、試験対象物100は固定具210を用いてローラ211上に配置されている。図2A及び2Bには1つの試験対象物100を示すが、試験装置が複数の試験対象物100を同時に検査可能な構造である場合には試験対象物が複数であってもよく、複数の試験対象物100が試験装置200における単一の試験単位であってもよい(すなわち、その場合には、複数の試験対象物は1つの試験単位であり、単一の試験対象物が示されているということができる)。また、図2A及び2Bの例では1つの試験対象物100が4つの車輪102を備えるが、車輪102の数は4に限らない。
固定具210には2つの振動センサ71が取り付けられているが、振動センサ71の数は2つに限らない。固定具210には2つの油圧センサ52が取り付けられているが、油圧センサ52の数は2つに限らない。
以上のように構成される試験装置200を用いた試験対象物100の試験において、まず試験装置200は、試験対象物100の車輪102を回転させ、回転速度を所定値に維持する。この状態で、試験装置200の制御装置202は、後述する処理を実行することにより、試験対象物100の設置状態を判定し、試験環境パラメータの調整が必要である場合は、試験環境パラメータを調整する。試験環境パラメータの調整後、試験対象物100の性能についての本試験が実施される。ここで、回転速度を所定値に維持することにより、試験ごとのばらつきを抑制することができる。なお、本明細書において「回転速度」という場合には、回転距離(例えば車輪外縁の移動距離)と回転角速度とを特に区別しないが、これらは適宜互いに換算可能である。
<試験装置の機能>
図3は、試験環境パラメータの調整に関する試験装置200の機能ブロック図である。図3に示すように、CPU2は、調整パラメータ算出部21を有する。試験対象物100は、振動センサ71及び温度センサ72を有する。温度センサ72は、試験対象物100の温度を検出し、検出信号を試験装置200に出力する。以下において、振動センサ51及び油圧センサ52をまとめてセンサ5と呼び、振動センサ71及び温度センサ72をまとめてセンサ7と呼ぶ場合がある。
ストレージ6は、試験対象物分類器61、設置状態判定器62、異常判定部63及びデータベース64を有する。異常判定部63は、異常種類分類器631及び異常収束判定器632を有する。データベース64は、車種判定運転記録641、車種情報642、正常・異常試験結果643、設置状態判定運転記録644、パラメータ調整運転記録645及び調整操作記録646を格納する。
試験対象物分類器61は、例えば、試験装置200の運転時のセンサ5及び7の検出信号を入力として試験対象物100の車種(型式)を特定するための学習済みモデルにより構成される。試験対象物分類器61は、車種判定運転記録641及び車種情報642を教師データとして生成することができる。車種判定運転記録641は、複数の車種の試験対象物100を用いた車種判定用の運転時に取得されたセンサ5及び7の検出信号の集合(過去の運転記録)を含む。車種情報642は、試験対象物100の型式、名称及びIDなどのうち少なくともいずれか1つを含む、車種を特定するための情報である。
設置状態判定器62は、例えば、センサ5及び7の検出信号を入力として試験対象物100と試験装置200との設置状態(試験環境)を判定するための学習済みモデルにより構成される。設置状態判定器62は、正常・異常試験結果643及び設置状態判定運転記録644を教師データとして生成することができる。設置状態判定器62は、試験対象物100の車種ごとに設けられている。設置状態判定運転記録644は、複数の車種の試験対象物100を用いた設置状態判定用の運転時に取得されたセンサ5及び7の検出信号の集合(過去の運転記録)を含み、車種情報642と対応づけられている。正常・異常試験結果643は、運転時の設置状態が正常である場合のセンサ5及び7の検出信号の集合(正常試験結果(正常空間))と、運転時の設置状態に異常がある場合のセンサ5及び7の検出信号の集合(異常試験結果(異常空間))とを含む。
異常種類分類器631は、例えば、センサ5及び7の検出信号を入力として、運転時に生じた異常の原因を特定し、異常を解消するための調整方法(パラメータの調整量)を求めるための学習済みモデルにより構成される。異常種類分類器631は、正常・異常試験結果643、パラメータ調整運転記録645及び調整操作記録646を教師データとして生成することができる。異常種類分類器631は、正常・異常試験結果643のうち異常試験結果を例えば異常の原因ごとに分類することにより生成され、これによりセンサ5及び7の検出信号を入力すると異常の原因を特定することができる。異常の原因の分類は、クラスタリングなどに代表される分類アルゴリズムを用いて実現することが可能である。パラメータ調整運転記録645は、試験環境パラメータを調整する前後のセンサ5及び7の検出信号の集合(過去のパラメータ調整前後の運転記録)を含む。調整操作記録646は、異常がある場合に調整した試験環境パラメータの調整量(調整内容)などを含む。
異常収束判定器632は、例えば、センサ5及び7の検出信号を入力として、検出信号の特徴量が、正常・異常試験結果643のうち正常試験結果(正常空間)に近づいたか否かにより、異常が収束したか否か(異常が解消に向かっているか否か)を判定する機能を有する。
データベース64に格納される車種判定運転記録641、正常・異常試験結果643、設置状態判定運転記録644及びパラメータ調整運転記録645は、センサ5及び7の検出信号の生データではなく、検出信号に基づいて算出される特徴量(値又は値の範囲)という形式で記録することができる。検出信号の特徴量とは、例えば、検出信号の波形に関する数値(例えば信号強度、振幅、周波数など)など、試験対象物100と試験装置200の設置状態を表す数値である。また、試験対象物分類器61、設置状態判定器62及び異常判定部63に入力されるデータも、センサ5及び7の検出信号から算出される特徴量とする。
なお、試験対象物分類器61、設置状態判定器62及び異常判定部63は、機械学習を用いるものに限らず、ルールベースの推定方法を用いて上記の機能を発揮するようにしてもよい。
データベース64は、ユーザに提供される又は提供された試験対象物100を用いた運転記録から構成され、このような運転記録は多くの場合機密情報であるため、ローカルなストレージ6に格納しておくことで、ユーザの機密情報の保護につながる。一方、異常判定部63の異常種類分類器631及び異常収束判定器632は匿名化することができるため、ストレージ6ではなく、試験装置200と通信可能な外部のクラウドサーバ(制御装置)に保存されていてもよい。異常判定部63は、さらに、フェデレーテッドラーニングなどに代表される追加学習の技術を用いて更新することが可能である。複数のユーザが異なる試験装置200を用いてパラメータの調整を実施した際のデータを、各試験装置200がクラウドサーバにアップデートすることにより、パラメータ調整の精度を向上することができる。
<データベースの構成方法>
図4は、データベース64の構成方法の一例を示すフローチャートである。データベース64の構成は、例えば、試験装置200の出荷前、及び、試験装置200のユーザ側でデータベース64に学習させる際などにPLC1により実行することができる。なお、以下の処理は、CPU2で実行するようにしてもよい。
(ステップS101)
試験装置200の製造者又はユーザ(オペレータ)は、試験対象物100を試験装置200に接続し、入力装置3を用いて、データベース64の構成を開始するための指示を制御装置202に入力する。制御装置202のPLC1は、指示の入力を受け付けると、以下の処理を開始する。
(ステップS102)
PLC1は、車種判定のための運転(例えば等速運転)を開始する。このとき、PLC1は、センサ5及びセンサ7の検出信号の受け付けを開始する。車種判定のための試験装置200の運転時間は、例えば、本試験(所望の試験環境における試験対象物100の性能試験)における運転時間よりも短い時間とすることができる。
(ステップS103)
PLC1は、ステップS102において受信したセンサ5及びセンサ7の検出信号を、車種判定運転記録641として、ストレージ6に保存する。
(ステップS104)
PLC1は、試験対象物100の車種に関する情報(車種情報)を入力するためのGUI画面を生成して出力装置4に表示させ、オペレータによる車種情報の入力を受け付ける。車種情報は、例えば、試験対象物100の型式、名称及びIDなどのうち少なくともいずれか1つを含む。オペレータが入力装置3を用いて車種情報を入力すると、PLC1は、車種情報642としてストレージ6に保存する。このとき、PLC1は、車種情報642と車種判定運転記録641とを対応づけてストレージ6に保存する。
(ステップS105)
PLC1は、設置状態判定のための運転を開始する。設置状態判定のための運転の条件は、ステップS102における車種判定のための運転の条件と同じであってもよいし、例えば運転速度又は運転時間などを異ならせてもよい。本ステップにおける運転の間、PLC1は、センサ5及びセンサ7の検出信号を受け付ける。
(ステップS106)
PLC1は、ステップS105において受信したセンサ5及びセンサ7の検出信号を設置状態判定運転記録644として、車種情報642と対応づけてストレージ6に保存する。
(ステップS107)
オペレータは、設置状態判定運転中の試験対象物100及び試験装置200の状態(例えば揺れなど)と、センサ5及び7の出力信号の波形などを参照し、試験対象物100の設置状態が正常(合格)であるか否かを判断する。設置状態が合格である場合(Yes)、処理はステップS108に移行する。設置状態が不合格である場合(No)、処理はステップS111に移行する。
(ステップS108)
ステップS107においてオペレータが合格であると判定し、本試験を開始するための指示を制御装置202に入力すると、PLC1は、試験対象物100の本試験を開始する。本試験の間、PLC1は、センサ5及びセンサ7の検出信号を受け付ける。
(ステップS109)
PLC1は、ステップS108において受信したセンサ5及びセンサ7の検出信号を正常試験結果(正常・異常試験結果643)として、車種情報642と対応づけてストレージ6に保存する。
(ステップS110)
正常・異常試験結果643を保存後、データベース64の構成処理は終了する。
(ステップS111)
ステップS107においてオペレータが不合格であると判定した場合、試験対象物100と試験装置200との設置状態(例えば設置位置及び固定の強度などの試験環境パラメータ)を手動で調整する。調整後、オペレータが、試験環境の調整のための運転の開始指示を入力すると、PLC1は、試験装置200の運転を開始する。試験環境の調整のための運転の条件は、ステップS102及びS105における運転の条件と同じであってもよいし、例えば運転速度又は運転時間などを異ならせてもよい。本ステップにおける運転の間、PLC1は、センサ5及びセンサ7の検出信号を受け付ける。
(ステップS112)
PLC1は、ステップS111において受信したセンサ5及びセンサ7の検出信号をパラメータ調整運転記録645として、車種情報642と対応づけてストレージ6に保存する。
(ステップS113)
PLC1は、オペレータがステップS111において調整したパラメータの調整量を入力するためのGUI画面を出力装置4に表示させ、オペレータによるパラメータ調整操作の入力を受け付ける。オペレータが入力装置3を用いてパラメータ調整操作を入力すると、PLC1は、パラメータ調整操作を調整操作記録646としてストレージ6に保存する。このとき、PLC1は、車種情報642と調整操作記録646とを対応づけてストレージ6に保存する。
(ステップS114)
オペレータは、パラメータ調整運転中の試験対象物100及び試験装置200の状態と、センサ5及び7の出力信号の波形などを参照し、試験対象物100の設置状態が正常状態に移行したか否か(合格になったか否か)を判断する。設置状態が合格となった場合(Yes)、処理はステップS108に移行し、本試験を実施する。設置状態が不合格のままである場合(No)、処理はステップS115に移行する。
(ステップS115)
PLC1は、ステップS111において受信したセンサ5及びセンサ7の検出信号を異常試験結果(正常・異常試験結果643)として、車種情報642と対応づけてストレージ6に保存する。
<試験環境パラメータの調整方法>
図5は、試験環境パラメータの調整方法を示すフローチャートである。試験環境パラメータの調整は、例えば、ユーザ側で試験対象物100の性能の本試験を実施する前に、CPU2の調整パラメータ算出部21により実行される。
(ステップS11)
調整パラメータ算出部21は、試験対象物100が試験装置200に設置されたことを確認し、プログラムを実行することにより試験環境パラメータの調整を開始する。
(ステップS12)
調整パラメータ算出部21は、車種判定のための運転(例えば等速運転)を開始する。このとき、調整パラメータ算出部21は、センサ5及びセンサ7の検出信号の受け付けを開始する。
(ステップS13)
調整パラメータ算出部21は、試験対象物分類器61を用いて、センサ5及び7の検出信号及び車種情報642に基づいて、試験対象物100の車種を判定する。調整パラメータ算出部21は、判定した車種を不図示のメモリに格納する。なお、未知の車種であった場合は、調整パラメータ算出部21は、データベース64の車種判定運転記録641及び車種情報642に新たなデータを追加する。
(ステップS14)
調整パラメータ算出部21は、ステップS13で判定した車種に応じた設置状態判定器62を呼び出す。このように車種に応じて設置状態を判定することで、精度よく設置状態を判定することができる。
(ステップS15)
調整パラメータ算出部21は、設置状態判定のための運転を開始する。本ステップにおける運転の間、調整パラメータ算出部21は、センサ5及びセンサ7の検出信号を受け付ける。なお、上記ステップS13で未知の車種と判定された場合は、調整パラメータ算出部21は、本ステップにおけるセンサ5及びセンサ7の検出信号を、データベース64の設置状態判定運転記録644に新たなデータとして追加する。
(ステップS16)
調整パラメータ算出部21は、ステップS15で取得したセンサ5及びセンサ7の検出信号から、設置状態の特徴量を算出する。
(ステップS17)
調整パラメータ算出部21は、ステップS16で算出した設置状態の特徴量を、ステップS14で呼び出した設置状態判定器62の入力として、試験対象物100の設置状態を判定する。このとき設置状態判定器62は、入力された特徴量が、正常試験結果の特徴量の正常空間内にあるかどうかにより、設置状態が正常か否かを判定し、調整パラメータ算出部21に出力する。あるいは、設置状態判定器62は、入力された特徴量と正常空間との差分が、所定の閾値未満である場合に正常であると判定し、差分が所定の閾値以上の場合に異常であると判定するようにしてもよい。設置状態が合格である場合(Yes)、処理はステップS18に移行する。設置状態が不合格である場合(No)、処理はステップS21に移行する。
(ステップS18)
設置状態が合格である(正常に試験対象物100が設置されている)と判定された場合、パラメータの調整は不要であるので、調整パラメータ算出部21は、試験対象物100の本試験を開始する。そして、本試験終了後、処理は終了する。
(ステップS21)
設置状態が不合格である(試験対象物100の設置に異常がある)と判定された場合、調整パラメータ算出部21は、異常種類分類器631を用いて、異常の原因(試験装置200及び試験対象物100のどの箇所に異常があるか)を特定する。このとき異常種類分類器631は、例えば、入力された特徴量が、異常の原因ごとに分類された異常試験結果(異常空間)のどれに近いかに基づいて異常の原因を特定することができる。なお、異常の原因の特定方法は、上記の手法に限定されない。
(ステップS22)
調整パラメータ算出部21は、異常種類分類器631を用いて、パラメータの調整方法を判定する。このとき異常種類分類器631は、ステップS21で特定された異常の原因に基づいて調整が必要なパラメータを特定し、当該パラメータの調整量を算出する。このとき、パラメータの調整を何段階で行うかを決定してもよい。
(ステップS23)
調整パラメータ算出部21は、ステップS23で特定された調整が必要なパラメータを調整する。このとき、調整パラメータ算出部21は、パラメータの調整量を示すデータをPLC1に出力する。PLC1は、パラメータの調整量を示すデータを受信すると、試験対象物100若しくは試験装置200の位置、試験対象物100の固定強度などを調整するように、不図示のアクチュエータ等を駆動する。この操作を実施することで、非熟練者が調整操作を実施している場合であっても、自動で適切にパラメータの調整が可能である。
(ステップS24)
調整パラメータ算出部21は、パラメータを調整した後に試験装置200を運転した場合のセンサ5及び7の検出信号の特徴量を、異常収束判定器632を用いて算出する。
(ステップS25)
調整パラメータ算出部21は、異常収束判定器632を用いて、ステップS24で算出した特徴量が正常空間(正常試験結果)に収束するかどうかを判定する(予測する)。特徴量が正常空間に収束する場合(Yes)、処理はステップS26に移行する。特徴量が正常空間に収束しない(発散する)場合(No)、処理はステップS28に移行する。
なお、ステップS23におけるパラメータの調整を一度実施しただけでは、本ステップで特徴量が正常空間への収束に向かっているかを判定することが難しい場合がある。したがって、所定の回数(2回以上)、ステップS23~ステップS24を繰り返した後で、特徴量の時系列から、正常空間への収束に向かっているかを判定するようにしてもよい。
(ステップS26)
調整パラメータ算出部21は、異常収束判定器632を用いて、特徴量が正常空間内に移行したか否かを判定する。特徴量が正常空間内に移行した場合(Yes)、処理はステップS27に移行する。特徴量が収束し正常空間内に移行していない場合(No)、処理はステップS23に戻り、同様にステップS23~26を実施する。
(ステップS27)
特徴量が正常空間に移行した場合、適切な試験環境パラメータとなったため、調整パラメータ算出部21はパラメータ調整を終了し、ステップS18に移行して本試験を開始する。
(ステップS28)
パラメータを調整しても特徴量が収束しない(正常空間から離れる)場合、調整パラメータ算出部21は、本試験を開始することなく処理を終了する。このとき、調整パラメータ算出部21は、異常が収束しないことを示すアラーム(警報)を出力装置4から出力する。アラームには、オペレータによる手動の調整を促すテキスト、又は、パラメータの調整をはじめから(ステップS11から)再度行うことを促すテキストなどを含めてもよい。オペレータにより手動で調整された場合、調整パラメータ算出部21は、調整量を入力するためのGUI画面を生成して出力装置4に表示させてもよく、オペレータによる入力を受け付けると、調整操作記録646を更新する。このように、異常が解消しないことをオペレータに知らせて手動で調整させることにより、特徴量が収束しない場合の対応方法を異常種類分類器631に学習させることができる。結果として、今後のパラメータ調整の精度を向上することができる。
なお、上述のステップS21において、異常種類分類器631により異常の原因が未知のものであると判明した場合は、調整パラメータ算出部21は、ステップS15で取得したセンサ5及びセンサ7の検出信号を、新たな異常試験結果として、正常・異常試験結果643に追加してもよい。この場合、ステップS22におけるパラメータ調整方法の判定は、ステップS15で得られた新たな異常試験結果に最も近い異常試験結果を正常・異常試験結果643から選択して行うようにしてもよい。その後、ステップS23において調整されたパラメータの調整量を調整操作記録646に保存し、ステップS24において取得されるセンサ5及び7の検出信号をパラメータ調整運転記録645に保存する。
<第1の実施形態のまとめ>
以上のように、本実施形態の試験装置200は、回転する車輪102を備える試験対象物100と試験装置200との設置状態を含む試験環境を検出するセンサ5及び7と、試験装置200の運転時に取得されるセンサ5及び7の検出信号に基づいて、試験環境パラメータを調整する制御装置202と、を備える。制御装置202は、試験環境が正常な場合の過去の運転時に取得されたセンサ5及び7の検出信号に基づく正常空間(正常・異常試験結果643)を、車種情報642と対応づけて記憶するデータベース64を有する。
試験環境パラメータの調整時において、制御装置202のCPU2は、試験対象物分類器61(種類判定部)を用いて試験対象物100の車種(種類)を判定し、試験装置200の運転時に取得されるセンサ5及び7の検出信号から第1の特徴量を算出し、設置状態判定器62(試験環境判定部)を用いて、第1の特徴量と、判定した試験対象物100の車種に対応する正常空間との比較により、設置状態(試験環境)が正常であるか異常であるかを判定する。その後、CPU2は、異常種類分類器631(調整方法判定部)を用いて異常の原因を特定して、パラメータの調整方法を判定し、調整パラメータ算出部21(パラメータ調整部)により、判定された調整方法に基づいてパラメータを自動で調整する。そして、異常収束判定器632(第1の収束判定部)を用いて、パラメータの調整後における運転時のセンサの検出信号から第2の特徴量を算出し、第2の特徴量が正常空間に近づいたか否かを判定し、異常収束判定器632(第2の収束判定部)を用いて、第2の特徴量が正常空間に近づいたと判定された場合、第2の特徴量が正常空間内に移行したか否かを判定する。第2の特徴量が正常空間に近づいていないと判定された場合、調整パラメータ算出部21(終了部)は、パラメータの調整を終了する。第2の特徴量が正常空間内に移行したと判定された場合、調整パラメータ算出部21(移行部)は、試験対象物100の本試験に移行する。
以上のように、試験環境パラメータの調整と、調整の終了の判定とを試験装置200の制御装置202が実行することにより、ユーザの感覚に依存せずに試験環境パラメータの調整を完結させることができる。また、試験環境パラメータの調整を自動化することにより、熟練者によらずとも安定して調整することができ、手戻りを減らすことができる。
[変形例]
本開示は、上述した実施形態に限定されるものでなく、様々な変形例を含んでいる。例えば、上述した実施形態は、本開示を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備える必要はない。また、ある実施形態の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることもできる。また、各実施形態の構成の一部について、他の実施形態の構成の一部を追加、削除又は置換することもできる。
100…試験対象物
200…試験装置
201…装置本体
202…制御装置
1…PLC
2…CPU
3…入力装置
4…出力装置(出力部)
5、7…センサ
6…ストレージ
21…調整パラメータ算出部(パラメータ調整部、終了部、移行部)
61…試験対象物分類器(種類判定部)
62…設置状態判定器(試験環境判定部)
64…データベース(記憶部)
631…異常種類分類器(調整方法判定部)
632…異常収束判定器(第1の収束判定部、第2の収束判定部)
641…車種判定運転記録
642…車種情報
643…正常・異常試験結果
644…設置状態判定運転記録
645…パラメータ調整運転記録
646…調整操作記録

Claims (8)

  1. 回転する車輪を備える試験対象物を試験するための試験装置であって、
    前記試験対象物と前記試験装置との設置状態を含む試験環境を検出するセンサと、
    前記試験装置の運転時に取得される前記センサの検出信号に基づいて、前記試験環境に関するパラメータを調整する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記試験環境が正常な場合の過去の運転時に取得された前記センサの検出信号に基づく正常空間を、前記試験対象物の種類と対応づけて記憶する記憶部と、
    前記試験装置に設置された試験対象物の種類を判定する種類判定部と、
    前記試験装置の現在の運転時に取得される前記センサの検出信号から第1の特徴量を算出し、前記第1の特徴量と、前記判定した試験対象物の種類に対応する前記正常空間との比較により前記試験環境が正常であるか異常であるかを判定する試験環境判定部と、
    前記異常の原因を特定して、前記パラメータの調整方法を判定する調整方法判定部と、
    前記判定された調整方法に基づいて前記パラメータを調整するパラメータ調整部と、
    前記パラメータの調整後における運転時の前記センサの検出信号から第2の特徴量を算出し、前記第2の特徴量が前記正常空間に収束するか否かを判定する第1の収束判定部と、
    前記第1の収束判定部において前記第2の特徴量が前記正常空間に近づいたと判定された場合、前記第2の特徴量が前記正常空間内に移行したか否かを判定する第2の収束判定部と、
    前記第1の収束判定部において前記第2の特徴量が前記正常空間に近づいていないと判定された場合、前記パラメータの調整を終了する終了部と、
    前記第2の収束判定部において前記第2の特徴量が前記正常空間内に移行したと判定された場合、前記試験対象物の本試験に移行する移行部と、を備える試験装置。
  2. 前記制御装置は、
    前記第1の収束判定部において前記第2の特徴量が前記正常空間に近づいていないと判定された場合に、当該判定の結果を示す警報を出力する出力部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の試験装置。
  3. 前記記憶部は、
    前記試験環境が異常である場合の過去の運転時の前記センサの検出信号に基づく異常空間と、
    過去に調整された前記パラメータに関する情報と、をさらに記憶し、
    前記調整方法判定部は、
    前記異常空間に基づいて前記異常の原因を分類し、前記過去に調整された前記パラメータに関する情報に基づいて前記調整方法を判定することを特徴とする請求項1に記載の試験装置。
  4. 前記記憶部は、
    前記過去に調整された前記パラメータに関する情報を、当該過去の調整時の調整量と紐づけて記憶することを特徴とする請求項3に記載の試験装置。
  5. 前記過去に調整された前記パラメータに関する情報は、当該過去の調整の前後の運転時における前記センサの検出信号を含むことを特徴とする請求項3に記載の試験装置。
  6. 前記記憶部、前記種類判定部、前記試験環境判定部、前記パラメータ調整部、前記第1の収束判定部、前記第2の収束判定部、前記終了部及び前記移行部は、前記試験装置側に保存され、前記調整方法判定部が、前記試験装置と通信可能な外部のサーバに保存されることを特徴とする請求項4に記載の試験装置。
  7. 前記サーバが、フェデレーテッドラーニングにより前記調整方法判定部を更新するよう構成されることを特徴とする請求項6に記載の試験装置。
  8. 回転する車輪を備える試験対象物を試験するための試験装置の制御装置により実行される、前記試験対象物と前記試験装置との設置状態を含む試験環境に関するパラメータの調整方法であって、
    前記制御装置は、
    前記試験環境が正常な場合の過去の運転時に取得された、前記試験環境を検出するセンサの検出信号に基づく正常空間を、前記試験対象物の種類と対応づけて記憶する記憶部を有し、
    前記方法は、
    前記試験装置に設置された試験対象物の種類を判定することと、
    前記試験装置の現在の運転時に取得される前記センサの検出信号から第1の特徴量を算出し、前記第1の特徴量と、前記判定した試験対象物の種類に対応する前記正常空間との比較により前記試験環境が正常であるか異常であるかを判定することと、
    前記異常の原因を特定して、前記パラメータの調整方法を判定することと、
    前記判定された調整方法に基づいて前記パラメータを調整することと、
    前記パラメータの調整後における運転時の前記センサの検出信号から第2の特徴量を算出し、前記第2の特徴量が前記正常空間に収束するか否かを判定することと、
    前記第2の特徴量が前記正常空間に近づいたと判定された場合、前記第2の特徴量が前記正常空間内に移行したか否かを判定することと、
    前記第2の特徴量が前記正常空間に近づいていないと判定された場合、前記パラメータの調整を終了することと、
    前記第2の特徴量が前記正常空間内に移行したと判定された場合、前記試験対象物の本試験に移行することと、を含む、パラメータの調整方法。
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