JP7535366B2 - 地域冷暖房システムの制御装置および制御方法 - Google Patents
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Description
特に熱供給設備側と熱需要家側との連携により地域冷暖房システム全体としての省エネに関する。
熱供給設備(地域冷暖房プラント)は、冷水を製造する冷凍機、夜間の電力を利用して製造した冷水、氷、温水を蓄えて、昼間の冷暖房や給湯に使用するエネルギーを蓄える蓄熱槽、暖房や給湯に使用する温水・蒸気を製造するボイラ、大気中の熱エネルギーや海水・河川水等の再生可能なエネルギー熱を利用して、冷暖房・給湯に使用する温水、冷水を製造するヒートポンプ等が設けられていて、製造された冷水、温水等はパイプライン(地域導管)を通じて、各熱需要家に供給し、冷水、温水等を供給された各熱需要家は空調機等によりフロアの冷房や、暖房を行い使用後の冷水、温水等をパイプライン(地域導管)を通じて熱供給設備へ還す。
熱需要家側では、こうして冷熱や温熱を与えられた冷水や温水などである熱媒体を循環するように、各フロアに設けた空調機に送り空調機のコイルにて空気と熱媒体とを熱交換して、それぞれのフロアの室温を調節する空調設備が設けられている。
その設備構成は、建造物であるビルの規模や形状によって異なるが、例えば床面が方形な直方体の建造物の場合で4隅にコア部が設けられる際には、該建造物の4隅にそれぞれ熱源設備から冷熱または温熱を与えられ各フロアの各コア部に位置する空調機に熱媒体を送る往き主竪管と、空調機のコイルでの熱交換により冷熱または温熱を奪われた熱媒体を熱源設備に戻す還り主竪管とが配管され、各フロアでは、前記往き主竪管から熱媒体を分岐して空調機に取り入れる分岐往管と、空調機で熱交換を行った後の熱媒体を前記還り主竪管に戻す分岐還管が配管される。そして、熱媒体は、熱源設備が最下階に位置する場合、最上階の空調機に届くようポンプによって加圧され、往き主竪管に送給される。
前記ポンプについては、熱源設備から見て最も末端に設置される空調機へ送給し循環を可能とする、当該空調機での必要最大流量が確保できる揚程を有するものが配置される。
前記ポンプは電動機によって駆動されるが、この電動機による消費電力は大きく、電動機の消費電力を低減することによって、建物全体の省エネルギー化を図る上で大きく寄与することができる。
定流量ポンプによる熱媒体搬送を行う空調設備であると、2次側の空調機コイルに対応する2方弁が閉まり勝手に多数が動く場合、流量を絞るので揚程がいたずらに上がりその搬送動力が無駄になる。
そのため、末端に位置する空調機などへの圧力を保持するように、ポンプを変流量制御する末端圧制御などによって、各空調機熱負荷を総合した空調負荷に応じて熱媒体の搬送動力を制御することで省電力化を図っている。
これにより、従来のシステムのように、片側の主竪管系統のために、熱媒体の流量を80%で最上階空調機6までの揚程とする必要がなく、熱媒体流量65%で最上階空調機6までの揚程のポンプ仕事となる回転数で運転するポンプ11でよく、ポンプ11の駆動電力を従来のシステムに比べて削減できる。
例えば、特許文献1には、熱媒を冷却又は加熱する複数の熱源機器と、各熱源機器に対応して設けられるとともに、冷却又は加熱された熱媒を圧送する熱媒ポンプと、前記熱源機器からの熱媒を集約する送りヘッダと、この送りヘッダから熱媒を供給される外部負荷機器と、外部負荷機器で熱交換された熱媒が戻されるとともに、各熱源機器に分配する戻りヘッダと、前記送りヘッダ部又はその近傍と前記戻りヘッダ部又はその近傍とを繋ぐバイパス及びバイパス弁と、前記熱源機器の運転台数制御及び前記熱媒ポンプの運転制御を行う制御装置とを備える1ポンプ方式熱源設備において、
前記熱媒の循環流量Qを測定するための流量計と、往水温度TSを測定する往水温度計と、熱源機器の出口温度TOを測定するための出口温度計と、前記熱源機器への入力値Wを測定する電力計、蒸気流量計又はガス流量計と、前記熱媒ポンプの運転台数検出手段とを配設し、
前記制御装置は、予め熱源出口温度設定値TOS及び熱源増段温度設定値TSSとして、負荷状態を基準に区分された時期毎にそれぞれ、Normal、high、lowの運転状態別の設定数値テーブルを保有し、熱媒の循環流量Q及び熱媒ポンプ運転台数に基づき、熱源出口温度設定値TOS及び熱源増段温度設定値TSSを設定及び変更を行うとともに、前記熱源機器の運転台数の増段制御は循環流量Qと熱源機器定格流量×運転台数で表される上限流量との比較及び往水温度TSと前記熱源増段温度設定値TSSとの比較に基づいて行い、前記熱源機器の運転台数の減段制御は熱媒の循環流量Qと熱源機器定格流量×(運転台数-1)で表される下限流量との比較及び熱源機器への入力値Wと事前に設定された熱源機器減段入力設定値WSとの比較に基づいて行うことを特徴とする1ポンプ方式熱源設備における運転制御方法が開示されている。
また特許文献2に記載の熱交換器を含む複合施設空調システムは、熱需要と、熱源が与える熱媒の熱媒状態から、熱媒需要量を推定し、ポンプの使用エネルギーを推定する配管負荷推定手段、熱源使用エネルギー推定手段を有し、熱媒状態について複数の値を推定手段に与え、複数のポンプ使用エネルギーと熱源使用エネルギーを求める2つの使用エネルギーの和を最小とする熱源状態を決定する最適点を決定する技術であって、熱需要量、2つの使用エネルギーの何れに関しても推定に基づくものであり、また推定された熱源使用エネルギーについては、選択の余地が無い。
逆に熱供給設備側は熱需要家側へ供給する冷水温度を低くすると、熱源の効率が下がるので消費電力が大きくなるが、逆に需要家側の冷水搬送動力は減少する。
そこで本発明は、上記問題を解決するために、熱供給設備側と熱需要家側が使用する空調エネルギーをそれぞれ省エネすることも重要であるが、2次側の空調機での実際に要求する熱媒往き温度を演算して利用することで、熱供給設備側と熱需要家側とのシステム全体での省エネを目的としている。
〔1〕冷凍機など冷熱の熱媒体を冷却できる機器、ボイラなど温熱の熱媒体を加熱できる機器を備えた熱供給設備(30)と、当該熱供給設備から冷熱または温熱の熱媒体の供給を受けてビル等の空調を行う熱需要家(1)とからなる地域冷暖房システムであって、
熱需要家(1)に設けられた全空調機のデータを一時間毎に平均し24時間(一日)単位で取り込み一部演算し記録するデータ記録部(41)を設けた中央監視装置(40)と、
前記中央監視装置(40)に設けられたデータ記録部(41)に記録された週ごとに決めた所定時刻において遡った1週間分のデータから最大負荷の空調機を選択し、当該空調機の熱処理量、給気温度、給気風量、還気温度、還気湿度、還気風量、外気風量、外気温度、外気湿度、を取得し、当該空調機の熱交換コイルの固定値と特性値とから還り熱媒温度を演算し、熱需要家が必要な供給熱媒体の往き熱媒体温度、及び熱供給設備(30)へ戻す還り熱媒体温度と、その温度差を計算し、当該求めた供給熱媒体の往き温度及び温度差を熱供給設備(30)へ送信する制御装置(50)と、
熱供給設備(30)の導管から送給された冷熱又は温熱を、熱交換器で受け取った冷熱の熱媒体または温熱の熱媒体を熱需要家側のポンプで送給して、熱交換器を含んで循環系を形成し各フロアの空調機に送給する往き主竪管(3A、3B)と、
各フロアの空調機(6)において必要とする熱媒体を前記往き主竪管(3A、3B)から接続分岐され途中二方弁(5)を介して空調機(6)に接続される分岐往管(4)を通して空調機(6)に取り入れ、前記空調機(6)で熱交換を行って冷熱又は温熱を奪われた熱媒体は空調機(6)から分岐還管(7)を介して排出され合流し、前記熱供給設備(30)に向かって熱交換器を介して冷熱又は温熱を導管へ送給するため、熱交換器及びポンプを含んだ循環系として熱媒体を還流する還り主竪管(8A、8B)と、
前記往き主竪管(3A、3B)及び還り主竪管(8A、8B)の各基部の下端部と前記熱供給設備(30)とを繋ぐ往き横引き主管(9)と還り横引き主管(10)とで構成された熱媒体循環路を少なくとも2系統並置し、
両系の往き主竪管(3A、3B)同士、及び還り主竪管(8A、8B)同士のうち、少なくとも片側同士をバイパス管(12a)またはバイパス管(12b)で接続してループを形成してなることを特徴とする空調設備における熱媒体配管とからなる
ことを特徴とする地域冷暖房システムの制御装置。
〔2〕冷凍機など冷熱の熱媒体を冷却できる機器、ボイラなど温熱の熱媒体を加熱できる機器を備えた熱供給設備(30)と、当該熱供給設備から冷熱または温熱の熱媒体の供給を受けてビル等の空調を行う熱需要家(1)とからなる地域冷暖房システムであって、
熱需要家(1)に設けられた全空調機のデータを一時間毎に平均し24時間(一日)単位で取り込み一部演算し記録するデータ記録部(41)を設けた中央監視装置(40)と、
前記中央監視装置(40)に設けられたデータ記録部(41)に記録された前日の所定時刻において遡った24時間分のデータから最大負荷の空調機を選択し、当該空調機の熱処理量、給気温度、給気風量、還気温度、還気湿度、還気風量、外気風量、外気温度、外気湿度、を取得し、当該空調機の熱交換コイルの固定値と特性値とから還り熱媒温度を演算し、熱需要家が必要な供給熱媒体の往き熱媒体温度、及び熱供給設備(30)へ戻す還り熱媒体温度と、その温度差を計算し、当該求めた供給熱媒体の往き温度及び温度差を熱供給設備(30)へ送信する制御装置(50)と、
熱供給設備(30)の導管から送給された冷熱又は温熱を、熱交換器で受け取った冷熱の熱媒体または温熱の熱媒体を熱需要家側のポンプで送給して、熱交換器を含んで循環系を形成し各フロアの空調機に送給する往き主竪管(3A、3B)と、
各フロアの空調機(6)において必要とする熱媒体を前記往き主竪管(3A、3B)から接続分岐され途中二方弁(5)を介して空調機(6)に接続される分岐往管(4)を通して空調機(6)に取り入れ、前記空調機(6)で熱交換を行って冷熱又は温熱を奪われた熱媒体は空調機(6)から分岐還管(7)を介して排出され合流し、前記熱供給設備(30)に向かって熱交換器を介して冷熱又は温熱を導管へ送給するため、熱交換器及びポンプを含んだ循環系として熱媒体を還流する還り主竪管(8A、8B)と、
前記往き主竪管(3A、3B)及び還り主竪管(8A、8B)の各基部の下端部と前記熱供給設備(30)とを繋ぐ往き横引き主管(9)と還り横引き主管(10)とで構成された熱媒体循環路を少なくとも2系統並置し、
両系の往き主竪管(3A、3B)同士、及び還り主竪管(8A、8B)同士のうち、少なくとも片側同士をバイパス管(12a)またはバイパス管(12b)で接続してループを形成してなることを特徴とする空調設備における熱媒体配管とからなる
ことを特徴とする地域冷暖房システムの制御装置。
〔3〕前記中央監視装置(40)のデータ記録部(41)に保存された全空調機の各種データは、空調負荷率、空調機番、最大負荷、給気量、給気温度、外気量、外気温度、外気湿度、還気量、還気温度、還気湿度、コイル流量、コイル出口水温度からなる
ことを特徴とする〔1〕又は〔2〕に記載の地域冷暖房システムの制御装置。
〔4〕データ記録部(41)に記録された週ごとに決めた所定時刻において遡った1週間分のデータから最大負荷の空調機を選択するため、遡る基準点となる所定時刻は、日没とする
ことを特徴とする〔1〕に記載の地域冷暖房システムの制御装置。
〔5〕データ記録部(41)に記録された前日所定時刻において遡った24時間分のデータから最大負荷の空調機を選択するため、遡る基準点となる所定時刻は、日没とする
ことを特徴とする〔2〕に記載の地域冷暖房システムの制御装置。
〔6〕前記制御装置(50)により中央監視装置(40)のデータ記録部(41)に保存された週ごとに決めた所定時刻において遡った1週間分の全空調機の各種データから空調負荷が最大である空調機を求め(ステップ1)、
前記により求められた空調負荷最大の空調機のコイル特性と前記により求められた空調負荷が最大である空調機の各種のデータを用いて、空調機内のコイルの入口温度(供給温度)とコイルの出口温度(還り温度)との温度差の組合せが確保できるか否かを求め(ステップ2)、
前記により空調機内のコイルの入口温度(供給温度)とコイルの出口温度(還し温度)との温度差の組合せが確保できた組合せにおいて、給気温度が確保できるかを求め(ステップ3)、
その結果を記録し(ステップ4)、
当該記録に基づいて熱需要家へ導管を通じて供給する冷熱の熱媒体温度と冷熱の熱媒体還り温度とその温度差の組合せを選択して、もしくは導管を通じて供給する温熱の熱媒体温度と温熱の熱媒体還り温度とその温度差の組合せを選択して、地域冷暖房システムへ情報を送信する〔1〕に記載の制御装置をもつ地域冷暖房システムの制御装置の制御方法。
〔7〕前記制御装置(50)により中央監視装置(40)のデータ記録部(41)に保存された前日の所定時刻において遡った24時間分の全空調機の各種データから空調負荷が最大である空調機を求め(ステップ1)、
前記により求められた空調負荷最大の空調機のコイル特性と前記により求められた空調負荷が最大である空調機の各種のデータを用いて、空調機内のコイルの入口温度(供給温度)とコイルの出口温度(還り温度)との温度差の組合せが確保できるか否かを求め(ステップ2)、
前記により空調機内のコイルの入口温度(供給温度)とコイルの出口温度(還し温度)との温度差の組合せが確保できた組合せにおいて、給気温度が確保できるかを求め(ステップ3)、
その結果を記録し(ステップ4)、
当該記録に基づいて熱需要家へ導管を通じて供給する冷熱の熱媒体温度と冷熱の熱媒体還り温度とその温度差の組合せを選択して、もしくは導管を通じて供給する温熱の熱媒体温度と温熱の熱媒体還り温度とその温度差の組合せを選択して、地域冷暖房システムへ情報を送信する〔2〕に記載の制御装置をもつ地域冷暖房システムの制御装置の制御方法。
〔8〕前記中央監視装置(40)のデータ記録部(41)に保存された全空調機の各種データは、空調負荷率、空調機番、最大負荷、給気量、給気温度、外気量、外気温度、外気湿度、還気量、還気温度、還気湿度、コイル流量、コイル出口水温度からなる
ことを特徴とする〔6〕又は〔7〕に記載の地域冷暖房システムの制御装置の制御方法。
また、熱需要家側の配管構造をループ配管とすることで熱需要家側の搬送動力の増大を抑制し、需要家の空調に必要なエネルギーの最小化を図ることができる。
さらに、熱供給設備側から供給される空調負荷に応じた冷水温度と往還温度差を一日単位で設定し制御することで、熱供給設備側は熱需要家側へ供給する冷水温度の製造に関するエネルギーの省エネを得ることが、熱需要家側エネルギーの消費を避けることができる。
図1は本発明の地域冷暖房システムの構成例を示す図、図2は本発明の地域冷暖房システムにおけるビルの平面図で、空調設備における熱媒体配管のループ構造システムを備えたビルの最上階における空調機室とバイパス管との配設状態を示す図、図3本発明の空調設備における熱媒体配管のループ構造システムについて2区分に簡易的にまとめた構成模式図である。
図1、図2、図3は熱供給設備と熱需要家との媒体の供給・返還をビルの地階など下層に設けられた配管を通じて行う場合であり以下はその場合の説明を行う。
そして、該建造物1の四隅コア部には、主竪管を中に収める竪穴区画のパイプシャフトがあり、図2に示すように、熱供給設備30からの導管に接続され当該建造物1の熱媒循環系と縁を切りながら熱交換できる熱交換器及びポンプ11とを備えた、地下に設けられた熱源設備2からの熱媒体を前記各空調機室20A、20B、20C、20Dに送給する往き主竪管3A、3B、3C、3Dが立ち上げられ、空調機室20A、20B、20C、20Dで熱交換し終えた熱媒体を前記熱源設備2に戻す還り主竪管8A、8B、8C、8Dが立ち下げられている。
このように空調領域を分割してなる建造物においては、その立地環境にも拠るが、一般に東側と西側の空調領域の室温が時間帯によって異なる。そのため、時間帯によってそれぞれの主竪管にぶら下がる空調機6群ごとにかかる空調負荷の相違が生じる。
なお本発明の実施態様においては、前記二方弁5を空調機6の入口側に設けているが、これに限定されるものでなく空調機6の出口側に設けても良い。
そして往き横引き主管9は、往き主竪管3A、3Bとその基部で接続され、前記往き主竪管3A、3Bは末端部である上端でバイパス管12aにより接続され、全体として連結されている。
2本の往き主竪管3A、3Bは、例えば、往き主竪管3Aが建造物1の東側に配設され、往き主竪管3Bが西側に配設される。
図1においては、該バイパス管12bを最上階にある空調機室20A、20B間、20C、20D間に配設していて、図2においては、該バイパス管12bを最上階にある空調機室20A、20B間に配設してるが、もちろんこれに限定されるものでなく、建造物1の高さに応じて最上階から下方のフロア、例えば40階建ての建造物であれば、1~6階下の34階から39階などのフロアにバイパス管12bを配管してもよい。
通常はバイパス管12aとバイパス管12bとを設置するが、バイパス管12aだけまたはバイパス管12bだけを設置してもよい。
すなわち、主竪管(3A、3B)同士及び還竪管(8A、8B)同士を連結するバイパス管12a,12bを連結配管する箇所は、往き主竪管(3A、3B)同士及び還り主竪管(8A、8B)同士の基部から先端部までの主竪管の長さ100%のうち、先端部から20%以内の位置でバイパス管を設置することとすればよい。
余剰分を受け取った側では、その分、還り主竪管8A又は8Bへの排出熱媒体量が増加するが、その増加分はバイパス管12bが接続されている場合は、還り主竪管8A、8Bの先端部を連結したバイパス管12bによって融通したほうの還竪管に戻されるループ管路が形成されるので、熱媒体は滞ることなく熱源設備2に戻される。バイパス管12bが接続されていない場合は、還り主竪管8A,8B間の融通は無くなるが、往き主竪管3A、3Bでの搬送動力削減効果は発生するので有利である。
例えば、本実施例においては、バイパス管12a,12bの管径は、往き主竪管3に送給される熱媒体量100%に対し、10~15%の流量(例えば建造物1が35階建ての場合は、3~5階分に相当する量)が送れる太さとし、逆に主竪管側を定格時の90%程度の流量に選定基準とみれば管径は細くできる。主竪管を90%にしてもバイパス管を介して10%が融通されるのでピーク不可にも対応できる。なおこの割合には限定されるものではない。
40は中央監視装置でありビルの全空調機のいろいろなデータを受け取り、データ化しデータ記録部(41)に保存する(BEMS)。
具体的には、中央監視装置40のデータ記録部(41)に保存された全空調機の各種データから空調負荷が最大である空調機を求め当該空調最大の空調機の各種データを用いて計算し、省エネに最適な冷温の往き温度と温度差を求め、熱供給設備側の消費電力と熱需要家側の消費電力の組合せで一番省エネになる冷水温度と温度差を求め、熱供給設備(30)からの冷熱の熱媒体としての冷水往き温度での冷水供給、及び冷水還り温度での冷水の戻しとを行う。
図4及び図5は本発明の地域冷暖房システムにおける全体の消費電力の説明図である。
図4(A)及び図5(A)は従来の空調用熱媒体配管構造システムの構成図であり、図4(B)及び図5(B)は本発明の空調設備における熱媒体配管のループ構造システムである。
両図において、二方弁の図示は省略し、また建造物1の東側の面を東面、西側の面を西面、前記東面に配設される熱媒体配管システムを東系統、西面に配設される熱媒体配管システムを西系統として説明する。
また、本発明の空調設備における熱媒体配管のループ構造システムの効果は、日射によって影響が顕著に現れるので熱媒体として冷水を送給する場合で説明する。
朝方は日差しが直接当たる東系統で負荷が高く、夕方は強い西日により西系統で負荷が高くなる。
したがって図4(A)及び図5(A)に示す従来の空調用熱媒体配管システムでは、その最も負荷が高い時に熱負荷処理対応ができるその系統の空調機6群への熱媒体流量を定格の100%確保しうる太さの往き主竪管20A、20B及び還り主竪管21A、21Bが東西両系統に配設されている。
しかし、東西の両系統に常時100%の熱媒体流量が流されることはなく、例えば、夏期ピークに近い日でも朝方には東面側は日射の影響が大きくなるが外気や室内負荷は昼間のピークより低く二方弁5の作用によって、主竪管20Aに送り込まれる熱媒体流量は80%程度となり、西面側ではさらに日射の影響が少ないため50%の熱媒体量を主竪管20Bに送り込む。このように熱媒体の供給量は時間帯により東西系統で異なり、夕方になると西日の差す西面側の室内負荷が高まるのでその配分が逆転する。
同様に、前記東系統の還り主竪管8Aと西系統の還り主竪管8Bが、本実施例では端部で接続され、還り主竪管8Aと還り主竪管8Bをバイパス管12bにより接続され、還り主竪管8Aと8Bを連結しループを形成している。
本来、前記従来のシステムと同様に、朝方においては空調に必要な熱媒体の流量は東系統では80%、西系統では50%であるが、本実施例における空調設備における熱媒体配管のループ構造システムにおいては、両往き主竪管3A、3Bがその末端部においてバイパス管12aで繋がれているので、両往き主竪管3A、3Bの基部における圧力は略同一(間の配管抵抗分僅かに異なるだけ)となり、両往き主竪管3A、3Bには同量の熱媒体が冷水ポンプ11から往き横引き主管9を介して供給される。ここでは、両往き主竪管3A、3Bともに熱媒体流量は65%である。
バイパス管で連通されて両往き主竪管3A、3Bともに65%流量となった場合、西系統の往き主竪管3Bに接続された空調機6で必要とされる冷水量50%に対し、冷水15%の余剰分は、前記バイパス管12aを介して東系統の往き主竪管3Aに送ることができる。
また、複数の主竪管系統でピーク時にも偏在する熱負荷に対し、ほかの主竪管系統から融通することで、結局主竪管の熱媒体の最大供給流量を少なくすることができることから、往き主竪管3及び還り主竪管8の管径も小さくすることも可能で、空調設備の新設の際のイニシャルコストの低減にも寄与することができる。
なお、本発明の実施形態においては、例として熱源設備が地階に設けられている場合で説明しているが、これに限らず熱源設備が屋上に設けられている場合でも適用できる。
さらに、超高層ビルなど、熱媒体配管のループ構造が何層かで区分されている場合、中間階に熱源設備を設けている場合も適用できる。
さらに、それぞれの対象エリアの負荷系統が異なる各空調機6毎に熱媒体と空気との空調機コイルにおける熱交換量を調整する二方弁については、例として分岐往管4に割って入っている場合で説明してきたが、分岐還管7に割って入っている場合ももちろん同様に熱交換量を調整できる。
まず、図4(A)の従来の空調用熱媒体配管システムの構成図において冷水温度7℃で供給し還り温度17℃の温度差10℃で西系統の主竪管に負荷流量500L/min(必要揚程7.5m)、東系統の主竪管に負荷流量1000L/min(必要揚程30m)の合計1,500L/minの流量を供給する場合の熱需要家側のポンプの消費電力は、η(ポンプ効率)=0.7とすると、10.5kw・・・〈1〉、熱供給設備側の冷凍機の消費電力は、冷凍機のCOPを6.0とすると必要な冷熱量は1,046kw(4.186[kJ/kg/k]×10[k]×1,500[L/min]×1,000[kg/m3])、消費電力量は、1,046÷6.0=174.4kw・・・〈2〉となり、システム全体の消費電力は〈1〉+〈2〉=184.9kw・・・〈3〉となる。
このように図4(B)の本発明の空調設備における熱媒体配管のループ構造システムを用いることで通常配管に比べて3.8kwの省エネになる。
また、温度差を9℃(8-17)とすることによって、温度差を10℃(7-17)の場合よりシステム全体として更に1.3kwの省エネとなる。
そのために、熱需要家側のポンプの消費電力と熱供給設備側の冷凍機の消費電力との合計であるシステム全体の消費電力が一番省エネになる冷水温度と温度差の組合を求め熱供給設備側と熱需要家側とで冷水の供給・返送を行うことを目的とする。
また、最適となる冷水温度と温度差の組合を求めること、熱供給設備側と熱需要家側とで冷水の供給・返送を行うことにより省エネを達成するために、熱需要家の配管構造をループ配管構造としている。
制御装置50により中央監視装置40のデータ記録部からビル全体に設けられている全空調機のデータ(空調機の熱処理量、給気温度、風量(SA,OA,RA)還気温度、外気温度、外気湿度、熱媒温度)の週ごとに決められた所定時刻において遡った1時間平均データの1週間分のデータに基づいて、各空調機の負荷率(出力値/設計値×100%)を算出し、全空調機の負荷率を表1にまとめる。
なお、本発明の実施の形態においては、空調系統が4系統に分けられているので系統と機種番号で各空調機を特定している。
なお、最大負荷率を1点で算出すると、この1位のデータが特異的なこともあり得るので、上位3台の負荷率の平均を用いることや、上位10番目の空調機を用いることで目的に沿った運用を行うことができる。
また、この週ごとに決めた所定時刻において遡った1時間平均の1週間分のデータの、所定時刻は、週ごとの所定曜日18:00とするのが望ましい。なぜなら、ひとつに、空調負荷がピークになるときは日射及び高温の外気負荷があるため、冷熱ピークとしての最大負荷が18時以降に発生することがほぼ考えられないことがある。ふたつに、最大負荷率の系統で空調が可能であれば、他系統も空調可能であると考えられることがある。
(ステップ1)
具体的には、最大負荷率の空調機について中央監視装置40のデータ記録部から関係する必要なデータ(最大負荷、給気温度、外気量、外気温、外気湿度、還気量、還気温度、還気湿度)を取り出し表2に記載する。
そしてこのような特性を有する空調機を用いて冷水の往き温度と熱供給設備側へ還す還り温度の温度差が確保できるか否か、給気温度を満足できるか否かをステップ2、ステップ3で確認する。
(1)冷水温度が7℃、温度差が8℃の時
(2)冷水温度が7℃、温度差が9℃の時
(3)冷水温度が7℃、温度差が10℃の時
(4)冷水温度が7℃、温度差が11℃の時
(5)冷水温度が8℃、温度差が8℃の時
・
・
・
(9)冷水温度が9℃、温度差が8℃の時
・
(24)冷水温度が12℃、温度差が11℃の時の給気温度や処理熱量を計算する。
実際の演算として、
最大負荷の空調機の、ある状態の値及びコイル特性などを例として示す。
1.風量 Qa=16,000m3/h
2.コイルへの空気条件 入口 乾球温度(EDB)=28.0℃
湿球温度(EWB)=22.0℃
出口 乾球温度(LDB)を求める。
湿球温度(LWB)を求める。
ia1:入口空気エンタルピ EDBとEWBから ia1=64.4KJ/kg
ia2:出口空気エンタルピ LDBとLWBから ia2を求める。
3.冷水条件 入口(EWT)=仮に7.0℃
出口(LWT)=仮に17℃
温度差(WTR)=仮に10℃
4.コイル特性1 Af:コイル正面面積 1.672m2 (ユニットサイズ18)
コイル特性2 Fv:コイル正面面速 =Qa/(3600×Af)=2.66m/s
5.冷却能力qt qt(全熱)=Qa×1.2×(ia1-ia2)/3600
=16000×1.2×(64.4-40.6)/3600
=126.94KW
6.冷水量Qw(l/min) Qw=qt×60/(4.186×WTR)
=126.94×60/(4.186×10)
=182.0l/min
Wv:チューブ内水速 0.68m/s
7.入口水温(EWT)出口水温(LWT)に相当する
飽和空気エンタルピ(kJ/kg)iw1、iw2の算出。
EWT(7.0℃)を読み替えると、iw1=22.6(kJ/kg) iw2=47.8(kJ/kg)
8.コイル特性4 Uf:濡面時全熱通過率(kg/(m2・h・ROW)
フィンピッチ108枚/ftで水速Wv=0.68 でコイル面速2.66で
Uf=1,750(kg/(m2・h・ROW)
9.コイル特性5 コイル列数(ROW) 6列
これらから、
コイル列数の式 R=(qt×3600)/(UF×Af×Δilm)
この対数平均エンタルピ差(Δilm)の算出式
Δilm = (ia1-iw2)-(ia2-iw1)
/(2.3×log10{(ia1-iw2)/(ia2-iw1)}
の式に代入してia2 (KJ/kg)を算出し、出口乾球温度を求める。
これを順に求めていくのである。
a)ある冷水温度において冷水温度差(往き温度と還り温度の差)を確保できること。
b)給気温度を確保できること
これは、空調機が126台と多いこともあり、搬送動力は空気>水となることが予想されるため、空気側の搬送動力を最小にするため、給気温度を確保できること。
(1)の冷水温度が7℃のとき温度差8℃が確保できるかを判断し、確保できるときはステップ3の給気温度が確保できるかに進み、確保できないときは、
結果(例えば、×)を表3の一覧表に記入する。(ステップ4)
以下同様に(2)から(24)の冷水温度が12℃のとき温度差11℃まで24通りの判断を行い、確保できるときはステップ3の給気温度が確保できるかに進み、確保できないときは、結果(例えば、×)を一覧表に記入する。(ステップ4)冷水の温度を7℃、8℃、9℃、10℃、11℃、12℃の1℃間隔、温度差を8℃、9℃、10℃、11℃の1℃間隔とし24通りに組み合わせについて温度差が確保できるかを求める。
24通りの組み合わせからステップ2で温度差が確保できた冷水温度と温度差の組み合わせについて、給気温度が確保できるかを求め、結果(例えば、確保できた時は○、確保できなかった時は×)を表3の一覧表に記載する。(ステップ4)
地域冷暖房システムの制御装置および制御方法について説明する。
(1)需要家から熱供給設備へ表3のデータ(必要な冷水温度と温度差)を通信にて送信する。
(2)上記データを受信した熱供給設備は、表3の○印が記載されている範囲内から熱供給設備(+熱需要家)の消費エネルギーが最小となる冷水温度、温度差を決定する。
(3)上記熱供給設備が決定した冷水温度、温度差について需要家と熱供給設備間で協議し合意した場合。
(4)熱供給設備は決定した温度の冷水を需要家へ供給する。
(5)需要家は上記合意した温度差以上になるように熱交換を行い熱供給設備へ返送する。
(6)熱供給設備では、上記返送された冷水の入口温度を保障制御を行い、冷凍機31、蓄熱槽32に供給する。
その場合、この前日の所定時刻において遡った1時間平均の24時間分のデータの、所定時刻は、毎日18:00とするのが望ましい。なぜなら、ひとつに、空調負荷がピークになるときは日射及び高温の外気負荷があるため、冷熱ピークとしての最大負荷が18時以降に発生することがほぼ考えられないことがある。
また、需要家は制御装置50により中央監視装置40のデータ記録部からビル全体に設けられている全空調機のデータ(空調機の熱処理量、給気温度、風量(SA,OA,RA)、外気条件等)を任意に一日単位や一週間単位として出力し、中間期や冬期などの負荷が少ない時期や、夏期においても、冷水温度を上げられる日(休日やお盆など)においては一日単位や一週間単位で冷水温度と温度差を熱供給設備へ伝達することで更なる省エネを達成することができる。
3:往き主竪管
4:分岐往管
5:二方弁
6:空調機
7:分岐還管
8:還り主竪管
9:往き横引き主管
10:還り横引き主管
11:ポンプ
12:バイパス管
20:空調機室
30:熱供給設備
40:中央監視装置
41:データ記録部
50:制御 装置
Claims (8)
- 冷凍機など冷熱の熱媒体を冷却できる機器、ボイラなど温熱の熱媒体を加熱できる機器を備えた熱供給設備(30)と、当該熱供給設備から冷熱または温熱の熱媒体の供給を受けてビル等の空調を行う熱需要家(1)とからなる地域冷暖房システムであって、
熱需要家(1)に設けられた全空調機のデータを一時間毎に平均し24時間(一日)単位で取り込み一部演算し記録するデータ記録部(41)を設けた中央監視装置(40) と、
前記中央監視装置(40)に設けられたデータ記録部(41)に記録された週ごとに決めた所定時刻において遡った1週間分のデータから最大負荷の空調機を選択し、当該空調機の熱処理量、給気温度、給気風量、還気温度、還気湿度、還気風量、外気風量、外気温度、外気湿度、を取得し、当該空調機の熱交換コイルの固定値と特性値とから還り熱媒温度を演算し、熱需要家が必要な供給熱媒体の往き熱媒体温度、及び熱供給設備(30)へ戻す還り熱媒体温度と、その温度差を計算し、当該求めた供給熱媒体の往き温度及び温度差を熱供給設備(30)へ送信する制御装置(50)と、
熱供給設備(30)の導管から送給された冷熱又は温熱を、熱交換器で受け取った冷熱の熱媒体または温熱の熱媒体を熱需要家側のポンプで送給して、熱交換器を含んで循環系を形成し各フロアの空調機に送給する往き主竪管(3A、3B)と、
各フロアの空調機(6)において必要とする熱媒体を前記往き主竪管(3A、3B)から接続分岐され途中二方弁(5)を介して空調機(6)に接続される分岐往管(4)を通して空調機(6)に取り入れ、前記空調機(6)で熱交換を行って冷熱又は温熱を奪われた熱媒体は空調機(6)から分岐還管(7)を介して排出され合流し、前記熱供給設備(30)に向かって熱交換器を介して冷熱又は温熱を導管へ送給するため、熱交換器及びポンプを含んだ循環系として熱媒体を還流する還り主竪管(8A、8B)と、
前記往き主竪管(3A、3B)及び還り主竪管(8A、8B)の各基部の下端部と前記熱供給設備(30)とを繋ぐ往き横引き主管(9)と還り横引き主管(10)とで構成された熱媒体循環路を少なくとも2系統並置し、
両系の往き主竪管(3A、3B)同士、及び還り主竪管(8A、8B)同士のうち、少なくとも片側同士をバイパス管(12a)またはバイパス管(12b)で接続してループを形成してなることを特徴とする空調設備における熱媒体配管とからなる
ことを特徴とする地域冷暖房システムの制御装置。 - 冷凍機など冷熱の熱媒体を冷却できる機器、ボイラなど温熱の熱媒体を加熱できる機器を備えた熱供給設備(30)と、当該熱供給設備から冷熱または温熱の熱媒体の供給を受けてビル等の空調を行う熱需要家(1)とからなる地域冷暖房システムであって、
熱需要家(1)に設けられた全空調機のデータを一時間毎に平均し24時間(一日)単位で取り込み一部演算し記録するデータ記録部(41)を設けた中央監視装置(40) と、
前記中央監視装置(40)に設けられたデータ記録部(41)に記録された前日の所定時刻において遡った24時間分のデータから最大負荷の空調機を選択し、当該空調機の熱処理量、給気温度、給気風量、還気温度、還気湿度、還気風量、外気風量、外気温度、外気湿度、を取得し、当該空調機の熱交換コイルの固定値と特性値とから還り熱媒温度を演算し、熱需要家が必要な供給熱媒体の往き熱媒体温度、及び熱供給設備(30)へ戻す還り熱媒体温度と、その温度差を計算し、当該求めた供給熱媒体の往き温度及び温度差を熱供給設備(30)へ送信する制御装置(50)と、
熱供給設備(30)の導管から送給された冷熱又は温熱を、熱交換器で受け取った冷熱の熱媒体または温熱の熱媒体を熱需要家側のポンプで送給して、熱交換器を含んで循環系を形成し各フロアの空調機に送給する往き主竪管(3A、3B)と、
各フロアの空調機(6)において必要とする熱媒体を前記往き主竪管(3A、3B)から接続分岐され途中二方弁(5)を介して空調機(6)に接続される分岐往管(4)を通して空調機(6)に取り入れ、前記空調機(6)で熱交換を行って冷熱又は温熱を奪われた熱媒体は空調機(6)から分岐還管(7)を介して排出され合流し、前記熱供給設備(30)に向かって熱交換器を介して冷熱又は温熱を導管へ送給するため、熱交換器及びポンプを含んだ循環系として熱媒体を還流する還り主竪管(8A、8B)と、
前記往き主竪管(3A、3B)及び還り主竪管(8A、8B)の各基部の下端部と前記熱供給設備(30)とを繋ぐ往き横引き主管(9)と還り横引き主管(10)とで構成された熱媒体循環路を少なくとも2系統並置し、
両系の往き主竪管(3A、3B)同士、及び還り主竪管(8A、8B)同士のうち、少なくとも片側同士をバイパス管(12a)またはバイパス管(12b)で接続してループを形成してなることを特徴とする空調設備における熱媒体配管とからなる
ことを特徴とする地域冷暖房システムの制御装置。 - 前記中央監視装置(40)のデータ記録部(41)に保存された全空調機の各種データは、空調負荷率、空調機番、最大負荷、給気量、給気温度、外気量、外気温度、外気湿 度、還気量、還気温度、還気湿度、コイル流量、コイル出口水温度からなる
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の地域冷暖房システムの制御装置。 - データ記録部(41)に記録された週ごとに決めた所定時刻において遡った1週間分のデータから最大負荷の空調機を選択するため、遡る基準点となる所定時刻は、日没とする
ことを特徴とする請求項1に記載の地域冷暖房システムの制御装置。 - データ記録部(41)に記録された前日所定時刻において遡った24時間分のデータから最大負荷の空調機を選択するため、遡る基準点となる所定時刻は、日没とすることを特徴とする請求項2に記載の地域冷暖房システムの制御装置。
- 前記制御装置(50)により中央監視装置(40)のデータ記録部(41)に保存された週ごとに決めた所定時刻において遡った1週間分の全空調機の各種データから空調負荷が最大である空調機を求め(ステップ1)、
前記により求められた空調負荷最大の空調機のコイル特性と前記により求められた空調 負荷が最大である空調機の各種のデータを用いて、空調機内のコイルの入口温度(供給温度)とコイルの出口温度(還り温度)との温度差の組合せが確保できるか否かを求め (ステップ2)、
前記により空調機内のコイルの入口温度(供給温度)とコイルの出口温度(還し温度)との温度差の組合せが確保できた組合せにおいて、給気温度が確保できるかを求め(ス テップ3)、
その結果を記録し(ステップ4)、
当該記録に基づいて熱需要家へ導管を通じて供給する冷熱の熱媒体温度と冷熱の熱媒体還り温度とその温度差の組合せを選択して、もしくは導管を通じて供給する温熱の熱媒体温度と温熱の熱媒体還り温度とその温度差の組合せを選択して、地域冷暖房システムへ情報を送信する請求項1に記載の制御装置をもつ地域冷暖房システムの制御装置の制御方法。 - 前記制御装置(50)により中央監視装置(40)のデータ記録部(41)に保存された前日の所定時刻において遡った24時間分の全空調機の各種データから空調負荷が最大である空調機を求め(ステップ1)、
前記により求められた空調負荷最大の空調機のコイル特性と前記により求められた空調負荷が最大である空調機の各種のデータを用いて、空調機内のコイルの入口温度(供給温度)とコイルの出口温度(還り温度)との温度差の組合せが確保できるか否かを求め (ステップ2)、
前記により空調機内のコイルの入口温度(供給温度)とコイルの出口温度(還し温度)との温度差の組合せが確保できた組合せにおいて、給気温度が確保できるかを求め(ステップ3)、
その結果を記録し(ステップ4)、
当該記録に基づいて熱需要家へ導管を通じて供給する冷熱の熱媒体温度と冷熱の熱媒体還り温度とその温度差の組合せを選択して、もしくは導管を通じて供給する温熱の熱媒体温度と温熱の熱媒体還り温度とその温度差の組合せを選択して、地域冷暖房システムへ情報を送信する請求項2に記載の制御装置をもつ地域冷暖房システムの制御装置の制御方法。 - 前記中央監視装置(40)のデータ記録部(41)に保存された全空調機の各種データは、空調負荷率、空調機番、最大負荷、給気量、給気温度、外気量、外気温度、外気湿 度、還気量、還気温度、還気湿度、コイル流量、コイル出口水温度からなる
ことを特徴とする請求項6又は7に記載の地域冷暖房システムの制御装置の制御方法。
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