以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用されるデータは、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能であり、且つ「第一」、「第二」によって区別される対象は、一般的には同一種類であり、対象の個数を限定せず、例えば第一の対象は、一つであってもよく、複数であってもよい。なお、明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
指摘すべきこととして、本出願の実施例に記述された技術は、ロングタームエボリューション型(Long Term Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限らず、他の無線通信システム、例えば符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多重接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、単一キャリア周波数分割多重接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)と他のシステムにも適用できる。本出願の実施例における用語である「システム」と「ネットワーク」は、常に交換可能に使用され、記述された技術は、以上に言及されたシステムとラジオ技術に用いられてもよく、他のシステムとラジオ技術に用いられてもよい。しかしながら、以下の記述は、例示の目的でニューラジオ(New Radio、NR)システムを記述しているとともに、以下の大部分の記述においてNR用語を使用しているが、これらの技術は、NRシステム応用以外の応用、例えば第六世代(6th Generation、6G)通信システムに適用されてもよい。
図1は、本出願の実施例が適用可能な無線通信システムのブロック図を示す。無線通信システムは、端末11とネットワーク側機器12を含む。ここで、端末11は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよく、端末11は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)(又は、ノートパソコンと呼ばれる)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載機器(Vehicle User Equipment、VUE)、歩行者端末(Pedestrian User Equipment、PUE)などの端末側機器であってもよく、ウェアラブルデバイスは、ブレスレット、イヤホン、メガネなどを含む。説明すべきこととして、本出願の実施例では端末11の具体的なタイプを限定しない。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワークであってもよく、ここで、基地局は、ノードB、進化ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバステーション(Base Transceiver Station、BTS)、ラジオ基地局、ラジオ送受信機、ベーシックサービスセット(Basic Service Set、BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)、Bノード、進化型Bノード(eNB)、家庭用Bノード、家庭用進化型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード、トランスミッションポイント(Transmitting Receiving Point、TRP)又は当分野における他のある適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術的効果が達成される限り、前記基地局は、特定の技術用語に限らず、説明すべきこととして、本出願の実施例においてNRシステムにおける基地局のみを例にするが、基地局の具体的なタイプを限定するものではない。
本出願の実施例への理解を容易にするために、まず以下の内容について説明する。
本出願の実施例では、適用するシーンは、SL伝送シーン、例えばLTE SL伝送シーン、NR SL伝送シーンなどを含むが、それらに限らない。例えば、さらに未許可周波数帯域でのSL、ピアツーピア通信(Peer to Peer、P2P)、ネットワーク制御のインタラクティブサービス(Network Controlled Interactive Services、NCIS)、パーソナルモノのインターネット(personal IOT、PIOT)などに用いられてもよい。
本出願の実施例では、かかる節電機構は、SL DRX機構、パーシャルセンシング(partial sensing)機構、センシング(sensing)機構などを含むが、それらに限らない。センシングは、検出として解釈されてもよく、制御情報の検出によって適切なリソースを決定する。
本出願に言及されたすべての情報の取得方法は、基地局による配置、スケジューリング端末によるスケジューリング又は指示、予め配置、端末間のネゴシエーション、プロトコル規定、端末自体による決定などの方法を含むが、それらに限らない。
本出願の実施例では、端末は、基地局による配置、スケジューリング端末によるスケジューリング又は指示、予め配置、端末間のネゴシエーション、プロトコル規定、端末自体による決定などの方法により、SL DRX配置を取得することができ、ここで、SL DRX配置は、持続時間(on duration)、非持続時間(off duration)、往復時間(Round-Trip Time、RTT)タイマ(RTT timer)、非アクティブ化タイマ(inactivity timer)、再送タイマ(Retransmission timer)、長周期(long cycle)、短周期(short cycle)などの時間長(又は、タイマと呼ばれてもよい)のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
選択的に、SL DRX配置は、端末によるターゲット対象に対するセンシング(sensing)、検出及び/又は伝送を制御するために用いられてもよく、この伝送は、受信又は送信である。ターゲット対象は、制御信号/チャネル、データ信号/チャネル、リファレンス信号、フィードバック信号/チャネル、要求、応答メッセージなどのうちの少なくとも一つを含んでもよい。例えば、ターゲット対象は、サイドリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)、物理サイドリンク共有チャネル(Physical Sidelink Shared Channel、PSSCH)、物理サイドリンク制御チャネル(Physical Sidelink Control Channel、PSCCH)、SLリファレンス信号(reference signal、RS)、物理サイドリンクフィードバックチャネル(Physical Sidelink Feedback Channel、PSFCH)、サイドリンク同期信号ブロック(Sidelink-synchronization signal and PBCH Block、S-SSB)、チャネル状態情報(Channel State Information、CSI)、接続確立応答などを含むが、それらに限らない。ここで、上記SCIは、第一の段階SCI(1st stage SCI)と第二の段階(2st stage SCI)とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
選択的に、SL DRXは、アクティブ化時間及び/又は非アクティブ化時間に分けられてもよく、端末は、アクティブ化時間内にターゲット対象の測定、モニタリング及び/又は伝送を行い、非アクティブ化時間内にターゲット対象の測定、モニタリング及び/又は伝送を行わない。
選択的に、アクティブ化時間と非アクティブ化時間は、ターゲット対象に対して定義されたものであってもよく、即ち異なるターゲット対象のアクティブ化時間は、同じであってもよく異なってもよく、異なるターゲット対象の非アクティブ化時間は、同じであってもよく異なってもよい。
選択的に、アクティブ化時間と非アクティブ化時間は、伝送方向に対して定義されたものであってもよく、即ち送信と受信のアクティブ化時間は、同じであってもよく異なってもよく、送信と受信の非アクティブ化時間は、同じであってもよく異なってもよい。いくつかのターゲット対象又は伝送方向は、非アクティブ化時間なしでアクティブ化時間のみを有する可能性がある。
例えば、一つの選択的な実施の形態では、任意の時間にSCIが送信されてもよい。
例えば、制御及び/又はデータの受信は、DRXのアクティブ化時間に制限される一方、制御及び/又はデータの送信は、アクティブ化時間と非アクティブ化時間に送信されてもよいが(例えば、制御及び/又はデータの送信は、非アクティブ化時間に制限されない)、選択ウィンドウに制限される。
選択的に、上記アクティブ化時間は、on duration、inactivity timerの運行時の運行時間、Retransmission timerの運行時の運行時間、T400運行時間、CSIレポートの往復遅延時間(例えばsl-LatencyBoundCSI-Report)などのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
選択的に、上記非アクティブ化時間は、off duration、RTT timerの運行時の運行時間、非パーシャルセンシングウィンドウ(非partial sensing window)部分、非センシング時間などのうちの少なくとも一つを含んでもよい。非パーシャルセンシング時間は、二つの可能な、又は二つのイネーブルpartial sensing windowの間の部分として解釈されてもよい。非センシング時間は、sensingに用いられない時間として理解されてもよい。選択的に、非パーシャルセンシングウィンドウ(非partial sensing window)部分、非センシング時間などは選択時間外の時間であり、即ち選択時間が非パーシャルセンシングウィンドウ(非partial sensing window)部分又は非センシング時間に属するとはみなされない。
本出願の実施例では、端末は、基地局による配置、スケジューリング端末によるスケジューリング又は指示、予め配置、端末間のネゴシエーション、プロトコル規定、端末自体による決定などの方法により、SLパーシャルセンシング(partial sensing)配置を取得することができる。一つのSL partial sensing配置は、1つ又は複数のSL partial sensing windowを含む。SL partial sensing配置は、1つ又は複数の選択ウィンドウ(selection window)に対応する。
選択的に、測定可能なリソースは、(例えば、受信又は送信に対応する)アクティブ化時間にある(例えば、論理又は物理)リソースであってもよく、好ましくは、少なくとも制御チャネル及び/又はデータチャネルに対して受信されたアクティブ化時間、例えばPSCCH及び/又はPSSCHが受信したアクティブ化時間である。
選択的に、測定不可能なリソースは、非アクティブ化時間にあるリソースであってもよく、好ましくは、少なくとも制御チャネル及び/又はデータチャネルに対して受信された非アクティブ化時間、例えばPSCCH及び/又はPSSCHが受信した非アクティブ化時間である。
本出願の実施例では、AとBとの比は、あるいはAとBの比とも呼ばれ、A÷Bであってもよく、B÷Aであってもよい。
本出願の実施例では、言及されたリソースは、時間領域及び/又は周波数領域リソースを含み、時間領域リソースは、一つ又は複数の時間領域リソース上のリソースであってもよく、周波数領域リソースは、一つ又は複数のサブチャネル、リソースブロック(Resource Block、RB)、RBグループ、インターレース(interlace)又は周波数コム(comb)であってもよい。時間領域リソースは、一つ又は複数のシンボル、スロット(slot)、ミニスロット(mini-slot)、ミニ秒(ms)、サブフレーム(subframe)、フレーム(frame)、周期(periodicity)、チャネル占有時間長(Channel Occupancy Time、COT)などであってもよい。時間領域リソースは、物理時間領域リソースであってもよく、論理時間領域リソースであってもよい。例えば、slotは、物理slotであってもよく、論理slotであってもよい。時間周波数領域リソースは、X個のサブチャネル又はRBを占有する単一のslotリソースであってもよい。
選択的に、本実施例において言及された時間長は、含まれるリソース数、物理リソース数、測定可能なリソース数及び/又は論理リソース数などとして理解されてもよい。例えば、さらに含まれる時間領域リソース数、物理時間領域リソース数、測定可能な時間領域リソース数及び/又は論理時間領域リソース数などである。
選択的に、本実施例において言及されたリソースは、測定可能なリソース、物理リソース、論理リソースなどのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
選択的に、本実施例において言及されたサイドリンクSLは、スルーリンク、サブリンク、側リンク、エッジリンクなどと呼ばれてもよい。
選択的に、本実施例において言及されたターゲット量は、チャネルビジーレート(Channel Busy Rate、CBR)、チャネル占有率(Channel occupancy Ratio、CR)、リソース割り当て率又は制限、リソーススケジューリング率又は制限、リソース指示率又は制限、リソース推奨率又は制限などを含むが、それらに限らない。ここで、制限は、上限又は下限として理解されてもよい。例えば、ある期間に、一つ又は複数の基地局(又は、選択的に端末又は機器Aであってもよい)が、割り当て、スケジューリング、指示及び/又は推奨を行ったリソースに対応する計算結果である。さらに、例えば、ある期間に、一つ、複数又はすべての基地局(又は、選択的に端末又は機器Aであってもよい)が、端末又は機器Bのために割り当て、スケジューリング、指示及び/又は推奨を行ったリソースに対応する計算結果である。具体的には、上記計算結果は、上記リソースの占有率又は占有率の制限、又は上記リソースの数又は数の制限であってもよい。
選択的に、本実施例において言及されたターゲット量は、一つ又は複数のシステム、キャリア、帯域幅部分(Band Width Part、BWP)、リソースプール、ユーザ、接続又はグループにおけるリソースの占有率、占有量、輻輳率、輻輳量、アイドル率、アイドル量、伝送成功回数、伝送成功率、伝送失敗回数、伝送失敗率、非連続伝送(Discontinuous Transmission、DTX)回数、DTX率、検査漏れ回数、検査漏れ率、誤検出回数、誤検出率、再送回数、再送率などのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
本出願の実施例では、異なる測定ウィンドウの比、異なる活動時間の比、活動時間と非活動時間との比、非活動時間と活動時間との比、測定ウィンドウと活動時間との比、及び測定ウィンドウと非活動時間との比などは、時間長の比であってもよいほか、周波数領域リソースの比であってもよいし、時間周波数リソースの比などであってもよい。
以下では、図面を結び付けながら、具体的な実施例及びその応用シーンによって本出願の実施例による情報決定方法を詳細に説明する。
図2を参照すると、図2は、本発明の実施例による情報決定方法のフローチャートであり、この方法は端末に用いられる。図2に示すように、この方法は、以下のようなステップを含む。
ステップ21において、ターゲット配置での第一のリソースを取得する。
本実施例では、ターゲット配置は、活動時間及び/又は非活動時間を含んでもよい。第一のリソースは、測定ウィンドウ(window)及び/又は活動時間を含んでもよい。
理解できることとして、このターゲット配置が表すのは、端末が取得した少なくとも一つの配置における一部又はすべての配置であってもよく、一定の条件を満たす配置であってもよく、これについて制限しない。例えば、端末が配置1、配置2及び配置3を取得した場合、このターゲット配置は、配置1と配置2と配置3とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
ステップ22において、前記第一のリソースに基づいて、第一の操作を実行する。
選択的に、この第一の操作は、ターゲット監視を行うことと、ターゲット量を決定することとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。ここで、このターゲット量を決定することは、ターゲット量を計算すること、例えばターゲット監視の結果に基づいてターゲット量を計算することであってもよく、ターゲット監視の結果をそのままターゲット量として決定することなどであってもよい。
指摘すべきこととして、この監視は、測定、検出及び/又は受信などとして理解されてもよい。例えば、エネルギー又はパワー又は強度又は回路損失の測定、例えば、信号又はチャネル又はシーケンス又はリソースが占有されているか否か、又はリソースがプリエンプトされているか否か、又はリソースがビジーであるか否かの検出、例えば、チャネル及び/又は信号及び/又はシグナリング及び/又はシーケンスの受信である。端末は、ターゲット監視を行って得られた監視結果に基づいてターゲット量を決定することができる。このターゲット量は、リソース選択又はリソース再選択又はリソース評価又はリソース再評価、及び/又は、伝送パラメータの調整などに用いられてもよい。
一つの実施の形態では、上記ターゲット監視は、ターゲット対象を監視することにより実現されてもよい。このターゲット対象は、上記のようなものであってもよく、ここでこれ以上説明しない。
本出願の実施例では、端末は、ターゲット配置での第一のリソースを取得し、この第一のリソースに基づいて、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行うことができ、このターゲット配置は、活動時間及び/又は非活動時間を含む。これにより、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う際に節電機構による影響を考慮することによって、確実な測定結果及び/又は計算結果を確保することができ、端末は、適切な伝送機構とリソース選択ポリシーを決定して、伝送プロセスの正常な進行を確保することができる。
選択的に、本方案における測定ウィンドウは、チャネルビジーレート(Channel Busy Rate、CBR)ウィンドウであってもよく、ターゲット監視はCBR監視であり、決定されるターゲット量はCBRであり、監視のためのターゲット対象は、データチャネル及び/又は制御チャネル、例えばPSSCH及び/又はPSSCHのリソースである。
さらに選択的に、本方案で計算されるターゲット量は、CBRと異なり、新たなターゲット量である。
本出願の実施例では、ターゲット配置は、第一の配置及び/又は第二の配置を含んでもよい。第一の配置は、アクティブ化時間及び/又は非アクティブ化時間を含んでもよい。第二の配置は、検出時間、非検出時間及び/又は選択時間を含んでもよい。ここで、この非検出時間は、選択時間を含まない。
さらに、上記活動時間は、アクティブ化時間、検出時間及び/又は選択時間を含んでもよい。上記非活動時間は、非アクティブ化時間及び/又は非検出時間を含んでもよい。
指摘すべきこととして、この検出時間は、検出ウィンドウ、センシングウィンドウなど、例えばpartial sensingウィンドウとして理解されてもよい。この非検出時間は、検出ウィンドウ以外の時間、センシングウィンドウ以外の時間などとして理解されてもよい。
例えば、上記の第一の配置は、SL DRX配置である。
さらに例えば、上記の第二の配置は、partial sensing配置、又はfull sensing配置である。
このように、節電のために、SLは、SL DRX配置及び/又はpartial sensing配置を導入した後に、ターゲット量、例えばCBRを決定する際にSL DRX配置及び/又はpartial sensing配置による影響を考慮することによって、確実なCBRを確保することができ、それにより、端末は適切な伝送機構とリソース選択ポリシーを決定することができる。
本出願の実施例では、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行うための需要を満たすために、以下に説明するように、異なる測定配置及び測定条件を有してもよい。
1.選択的に、上記で取得された第一のリソースは、測定ウィンドウを含み、この測定ウィンドウの時間長及び/又はこの測定ウィンドウに対応する測定時点、例えば、slot nは、予め設定される値による要求を満たす必要がある。さらに、この予め設定される値による要求は、具体的に、測定ウィンドウ内に含まれるリソースの数が第一の予め設定される値以上であることである。
選択的に、このリソースは、測定可能なリソースと、物理リソースと、論理リソースとのうちの少なくとも一つを含む。
選択的に、このリソースは、連続的なリソースであってもよく、非連続的なリソースであってもよい。
選択的に、上記の第一の予め設定される値は、以下のいずれか一つであってもよい。
1)100*2μ*J、ここで、μ=0、1、2…であり、Jは0よりも大きい。
a)選択的に、Jは1に等しい。例えば、測定ウィンドウ内に含まれる測定可能なslot数、物理slot数及び/又は論理slot数は100*2μ以上である。
b)選択的に、Jはターゲット配置に関連する数値であり、Jは小数であってもよく自然数であってもよい。
例えば、ターゲット配置がSL DRX配置であることを例にすると、Jとして以下のいずれか一つを選択してもよい。
I)SL DRXアクティブ化時間と測定windowとの比、例えばSL DRXアクティブ化時間の時間長と測定windowの時間長との比。
さらに、Jは、SL DRXアクティブ化時間に対応する物理時間長と測定windowに対応する物理時間長との比である。
II)SL DRX非アクティブ化時間とSL DRXアクティブ化時間との比、例えばSL DRX非アクティブ化時間の時間長とSL DRXアクティブ化時間の時間長との比。
III)SL DRX周期とSL DRXアクティブ化時間との比、例えばSL DRX総時間長とSL DRXアクティブ化時間の時間長との比。
2)ターゲット配置に関連する数値。
例えば、第一の予め設定される値は、ターゲット配置に含まれる活動時間内のリソース数にKをかけたものであり、ここで、Kは、正の整数又はパーセンテージであり、又は、Kは、ターゲット配置に含まれる非活動時間の時間長とターゲット配置に含まれる活動時間の時間長との比である。
さらに例えば、ターゲット配置がSL DRX配置であることを例にすると、第一の予め設定される値は、SL DRXアクティブ化時間内のリソース数にKをかけたものであり、ここで、Kは、正の整数又はパーセンテージであり、又は、Kは、SL DRX非アクティブ化時間とSL DRXアクティブ化時間との比、例えばSL DRX非アクティブ化時間の時間長とSL DRXアクティブ化時間の時間長との比である。
選択的に、測定ウィンドウが第一の予め設定される値による要求を満たすことができない場合、端末は、
I)ターゲット監視を行わず、及び/又は、ターゲット量を決定しないことと、
II)決定されたターゲット量に基づく処理操作を行わない、例えばリソース選択又は再選択を行わないこととの操作を実行してもよい。例えば、依然としてターゲット監視とターゲット量の決定を行うが、決定されたターゲット量に基づく処理操作は行わない、例えばリソース選択又は再選択は行わない。
理解できることとして、測定ウィンドウが第一の予め設定される値による要求を満たすようにする目的は、ターゲット配置、例えば、SL DRX配置又はpartial sensing配置のため測定可能なリソースが不連続になった場合でも、依然として十分な測定可能なサンプルを確保し、例えば、現在のCBR測定に近似するサンプル量、即ち100・2μslotをリザーブすることによって、測定結果を現在のCBRと比較可能なものとし、互換性を維持できるようにすることである。
2.選択的に、上記で取得された第一のリソースは、活動時間を含み、この活動時間に含まれるリソースの数は、第二の予め設定される値以上であり、及び/又は、ターゲット配置での非活動時間に含まれるリソースの数は、第三の予め設定される値未満である。このように、予め設定される値による要求により、十分な測定サンプルを確保することができる。
選択的に、このリソースは、測定可能なリソースと、物理リソースと、論理リソースとのうちの少なくとも一つを含む。
選択的に、このリソースは、連続的なリソースであってもよく、非連続的なリソースであってもよい。
例えば、ターゲット配置がSL DRX配置であることを例にすると、取得されたアクティブ化時間に含まれるリソースの数は、第二の予め設定される値、例えば100*2μ又は100*2μ*J以上である。
選択的に、端末が、第一の条件を満たす場合に、第二の操作を実行してもよく、ここで、この第二の操作は、
ターゲット監視を行わないことと、
ターゲット量を決定しないことと、
決定されたターゲット量に基づく処理操作を行わない、つまり、依然としてターゲット監視とターゲット量の決定を行うが、決定されたターゲット量に基づく処理操作、例えば、送信パラメータ及び/又はリソース選択ポリシーの調整は行わないこととのうちの少なくとも一つを含む。
ここで、前記第一の条件は、
前記活動時間に含まれるリソースの数が、前記第二の予め設定される値未満であることと、
前記非活動時間に含まれるリソースの数が、前記第三の予め設定される値以上であることとのうちの少なくとも一つを含む。
さらに、端末は、
1)端末が取得したすべての配置、例えば、端末が取得したすべてのSL DRX配置及び/又はすべてのpartial sensing配置と、
2)端末が取得したすべての配置の活動時間と、
3)第二の予め設定される値による要求を満たさない活動時間が属するターゲット配置と、
4)第二の予め設定される値による要求を満たさない活動時間が属するターゲット配置のすべての活動時間と、
5)第二の予め設定される値による要求を満たさない活動時間に対応するリソースプール、即ち、第二の予め設定される値による要求を満たさない活動時間が属するターゲット配置に対応するリソースプールと、
(例えば、リソースプールpool1に対応するSL DRX配置1が要求を満たさない場合、リソースプールpool1に対して、第二の操作を実行する。)
6)第二の予め設定される値による要求を満たさない活動時間とのうちの少なくとも一つに対して、第二の操作を実行してもよい。
即ち、要求を満たす他の配置又は活動時間に対しては、依然としてターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行ってもよい。
理解できることとして、活動時間及び/又は非活動時間が予め設定される値による要求を満たすようにする目的は、ターゲット配置、例えば、SL DRX配置又はpartial sensing配置のため測定可能なリソースが不連続になった場合でも、依然として十分な測定可能なサンプルを確保し、例えば、現在のCBR測定に近似するサンプル量、即ち100*2μslotをリザーブすることによって、測定結果を現在のCBRと比較可能なものとし、互換性を維持できるようにすることである。
上記実施例における一部の例の説明は、SL DRX配置を例にする説明であるが、本実施例は、これに限定されず、上記方法は同様にpartial sensing配置に適用され、例えばアクティブ化時間を検出時間及び/又は選択時間に置き換え、非アクティブ化時間を非検出時間に置き換えればよい。
3.選択的に、上記で取得された第一のリソースは、測定ウィンドウ及び/又は活動時間を含む。例えば、この第一のリソースは、一つ又は複数の測定ウィンドウを含み、及び/又は、この第一のリソースは、一つ又は複数の活動時間を含む。
さらに、この第一のリソースは、以下の少なくとも一つを満たす必要がある。
1)Z1個の測定ウィンドウ内における活動時間にあるリソースの数が、第一の予め設定される閾値以上である。
例えば、1つの測定window内のアクティブ化時間内にあるサブチャネル数が、5個よりも小さくなく、即ち5個以上である。
例えば、1つの測定window内のアクティブ化時間内にあるslot数が、50個よりも小さくなく、即ち50個以上である。
2)Z2個の測定ウィンドウ内における活動時間にあるリソースの割合が、第二の予め設定される閾値以上である。
3)Z3個の測定ウィンドウ内における非活動時間にあるリソースの数が、第三の予め設定される閾値以下である。
例えば、1つの測定window内の非アクティブ化時間内にあるサブチャネル数が、5個よりも大きくなく、即ち5個以下である。
例えば、1つの測定window内の非アクティブ化時間内にあるslot数が、50つよりも大きくなく、即ち50個以下である。
4)Z4個の測定ウィンドウ内における非活動時間にあるリソースの割合が、第四の予め設定される閾値以下である。
5)Z5個の測定ウィンドウ内に含まれるリソースの数が、第五の予め設定される閾値以上である。
6)Z6個の測定ウィンドウ内に含まれるリソースの数の割合が、第六の予め設定される閾値以上である。
7)Z7個の活動時間内に含まれるリソースの数が、第七の予め設定される閾値以上である。
8)Z8個の活動時間内に含まれるリソースの数の割合が、第八の予め設定される閾値以上である。
指摘すべきこととして、Z1、Z2、Z3、Z4、Z5、Z6、Z7、Z8は、正の整数である。好ましくは、Z1、Z2、Z3、Z4、Z5、Z6、Z7及びZ8は、いずれも1に等しい。
上記の第一の予め設定される閾値、第二の予め設定される閾値、第三の予め設定される閾値、第四の予め設定される閾値、第五の予め設定される閾値、第六の予め設定される閾値、第七の予め設定される閾値及び第八の予め設定される閾値は、実際の需要に応じて予め設定されてもよく、これについて制限しない。
理解できることとして、測定ウィンドウ及び/又は活動時間内のリソースの数又は割合を確保する目的は、十分な測定可能なサンプルを確保することである。
選択的に、測定ウィンドウ及び/又は活動時間が上記1)から8)のうちの少なくとも一つを満たさない場合、端末は、前記測定ウィンドウ及び/又は活動時間内に、ターゲット監視を行う必要がなく、即ちターゲット監視に参加せず、及び/又は、ターゲット量を決定する必要がなく、又は、端末は、前記測定ウィンドウ及び/又は活動時間内に、依然としてターゲット監視とターゲット量の決定を行うが、決定されたターゲット量に基づく処理操作、例えば送信パラメータ及び/又はリソース選択ポリシーの調整は行わない。
選択的に、端末のリソース選択方式がランダム選択方式である場合、端末は、ターゲット監視を行う必要がなく、即ちターゲット監視に参加せず、及び/又は、ターゲット量を決定する必要がない。
指摘すべきこととして、上記の測定配置及び/又は測定条件は、単独で使用されてもよく、以下の測定ウィンドウの定義と組み合わせて使用されてもよく、これについて制限しない。
本出願の実施例では、様々な需要に対応するために、以下にそれぞれ説明するように、測定ウィンドウは、異なる定義を有してもよい。
<定義1>
この定義1では、一つ又は複数の活動時間の少なくとも一部のリソースが測定ウィンドウを構成する。この場合、測定ウィンドウの概念を単独で定義する可能性があり、測定ウィンドウの概念を単独で定義せず、活動時間で直接置き換える可能性もある。
つまり、この場合、測定ウィンドウが一つ又は複数の活動時間の少なくとも一部のリソースによって決定されると考えられてもよく、又は、測定ウィンドウが一つ又は複数の活動時間内の少なくとも一部のリソースを少なくとも含むと考えられてもよい。端末は、活動時間内のリソースのみに基づいてターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行い、監視及び/又は計算の前に、非活動時間による影響が排除された。
選択的に、この定義1では、上記で取得された第一のリソースは、測定ウィンドウを含み、この測定ウィンドウは、少なくとも一つの活動時間を含む。それに応じて、上記した第一の操作を実行するプロセスは、端末が、前記少なくとも一つの活動時間のリソースに基づいて、第一の操作を実行することを含んでもよい。
選択的に、この測定ウィンドウが少なくとも一つの活動時間を含むことは、この測定ウィンドウが1つ又は複数の活動時間のすべてのリソースであること、又は、この測定ウィンドウが1つ又は複数の活動時間のすべてのリソースを少なくとも含むことであってもよい。また、この測定ウィンドウが1つ又は複数の活動時間の一部のリソースであること、又は、この測定ウィンドウが1つ又は複数の活動時間の一部のリソースを少なくとも含むことであってもよい。
好ましくは、この測定ウィンドウは、1つ又は複数の活動時間の最初のq個のリソースであり、又はこの測定ウィンドウは、1つ又は複数の活動時間の最初のq個のリソースを少なくとも含む。ここで、qは、正の整数であり、実際の需要に応じて予め設定されてもよい。
例えば、ターゲット監視又はターゲット量の決定をトリガーする時点がslot nであり、測定ウィンドウが[n-a1,n-a2]である場合、a1及び/又はa2は、前述の方法により取得されたものであってもよい。さらに、ターゲット配置がSL DRX配置であることを例にすると、測定windowは、slot nの前又は位置する1つ又は複数のアクティブ化時間の少なくとも一部のリソースより構成され、又は、測定windowは、1つ又は複数のアクティブ化時間の少なくとも一部のリソースを少なくとも含む。
選択的に、上記少なくとも一つの活動時間内のリソースの数は、第一の閾値以上である。ここで、複数の活動時間内のリソースの数が第一の閾値以上であることは、これらの複数の活動時間内のリソースの総数が第一の閾値以上であること、又は、各活動時間内のリソースの数が第一の閾値以上であることと理解されてもよい。この第一の閾値は、実際の需要に応じて設定されてもよい。
例えば、ターゲット配置がSL DRX配置であることを例にすると、測定windowに対応する1つ又は複数のアクティブ化時間内の論理slotの合計数は100以上であり、又は、測定windowに対応する1つ又は複数のアクティブ化時間内の論理slotの合計数は100*2μ以上である。
選択的に、この定義1では、上記の、ターゲット配置での第一のリソースを取得することは、端末が第一の指示情報を取得することを含んでもよく、この第一の指示情報は、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がある測定ウィンドウを決定するために用いられる。ここで、この第一の指示情報は、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がある測定ウィンドウ、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がある活動時間、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がない測定ウィンドウ、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がない活動時間などのうちの少なくとも一つを指示してもよい。理解できることとして、第一の指示情報が、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がない活動時間を指示する場合、残りの活動時間についてはターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要があることを表してもよい。
さらに、上記の第一の指示情報は、以下の少なくとも一つを指示するために用いられてもよい。
1)測定ウィンドウに対応する活動時間。
この1)では、第一の指示情報は、一つの測定ウィンドウに対応する活動時間を指示してもよい。
例えば、第一の指示情報は、一つのビットマップbitmapであり、各ビットbitは、1つ又は複数の活動時間、slot、シンボルsymbol、mini-slot、ms、frame、COT及び/又はperiodicityに対応し、予め設定される値、例えば1のbitに対応する活動時間、slot、symbol、mini-slot、ms、frame、COT及び/又はperiodicityは、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要があるものと設定される。
2)測定ウィンドウに対応する活動時間の数。
この2)では、第一の指示情報は、一つの測定ウィンドウに対応する活動時間の数を指示してもよい。
例えば、第一の指示情報がM(Mは、正の整数である)を指示する場合、一つの測定ウィンドウがM個の活動時間を含み、このM個の活動時間内にターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行うことを表す。
3)測定ウィンドウに対応する予め設定される活動時間。
例えば、この予め設定される活動時間は、一番目の活動時間、最後の活動時間などを含んでもよいが、それらに限らない。
4)測定ウィンドウに対応する活動時間の始点。
5)測定ウィンドウに対応する活動時間の終点。
6)測定ウィンドウの数。例えば、一つの測定ウィンドウが一つの活動時間に対応すれば、第一の指示情報がN(Nは、正の整数である)を指示する場合には、N個の測定ウィンドウ、N個の活動時間があることを表し、即ちN個の活動時間に基づいてターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行うことを示す。
7)測定ウィンドウ。
指摘すべきこととして、この7)における測定ウィンドウは、測定ウィンドウの位置として理解されてもよい。
例えば、第一の指示情報は、一つのbitmapであり、各bitは、1つ又は複数の測定ウィンドウに対応し、且つ一つの測定ウィンドウは、一つの活動時間に対応し、予め設定される値、例えば1のbitに対応する測定ウィンドウは、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要があるものと設定される。
又は、7)における測定ウィンドウは、予め設定される測定ウィンドウ、例えば測定ウィンドウに対応する一番目の活動時間、及び/又は、測定ウィンドウに対応する最後の活動時間として理解されてもよい。
選択的に、上記の第一の指示情報が端末によって決定される場合に、端末自体による指示情報の決定方式として、対応する活動時間が、予め設定される値による要求を満たす可能な最も遅い活動時間であると決定する。つまり、この場合、この第一の指示情報に基づいて決定される活動時間は、第二の予め設定される値による要求を満たす最も遅い活動時間である。例えば、この最も遅い活動時間内のリソースの数は、第二の予め設定される値以上である。この第二の予め設定される値は、実際の需要に応じて予め設定されてもよい。
選択的に、この定義1では、測定ウィンドウは、リソースプールに関連してもよい。測定ウィンドウ内には、第一のリソースプール及び/又は予め設定されるリソースプールに属するリソースが含まれてもよい。この第一のリソースプールは、任意のリソースプールとして理解されてもよい。
例えば、測定ウィンドウ内には、任意のリソースプールに属するリソースが含まれる。さらに例えば、測定ウィンドウ内には、予め設定されるリソースプールに属するリソースのみが含まれる。
さらに、取得された測定ウィンドウが少なくとも一つの活動時間を含む場合に、端末は、少なくとも一つの活動時間の、予め設定されるリソースプールに属するリソースに基づいて、第一の操作を実行し、及び/又は、少なくとも一つの活動時間の、第一のリソースプールに属するリソースに基づいて、第一の操作を実行してもよい。
例えば、測定ウィンドウ内に任意のリソースプールに属するリソースが含まれる場合、端末は、測定ウィンドウ内における任意のリソースプールに属するリソースに基づいてターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行ってもよい。
さらに例えば、測定ウィンドウ内に予め設定されるリソースプールに属するリソースが含まれる場合、端末は、測定ウィンドウ内における任意のリソースプールに属するリソースに基づいてターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行ってもよく、又は、測定ウィンドウ内における予め設定されるリソースプールに属するリソースに基づいてターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行ってもよい。
選択的に、上記予め設定されるリソースプールは、ターゲット量の決定をトリガーする及び/又はターゲット監視をトリガーする第一の対象が位置するリソースプールである。この第一の対象は、トラフィックと、データパケットと、メディアアクセス制御プロトコルデータユニット(Media Access Control Protocol Data Unit、MAC PDU)と、データと、トランスポートブロック(Transport Block、TB)とのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
選択的に、確実なターゲット量の計算結果を確保するために、上記測定ウィンドウでの計算結果は、スケール(scale)ファクタを用いて調整して、最終のターゲット量の計算結果を得るようにしてもよい。上記の、少なくとも一つの活動時間のリソースに基づいて第一の操作を実行することは、
端末が、前記少なくとも一つの活動時間のリソースに基づいて、第一のターゲット量を決定することと、
端末が、第一のスケールファクタを用いて前記第一のターゲット量を調整して、最終のターゲット量を得ることとを含んでもよい。
選択的に、上記した第一のターゲット量を決定する時、ターゲット監視結果と閾値との比較に基づいて計算してもよく、ターゲット監視結果に基づいて直接導出してもよい。
一つの実施の形態では、第一のスケールファクタを第一のターゲット量にかけることで、最終のターゲット量を得るようにしてもよい。
選択的に、この第一のスケールファクタαは、以下のいずれか一つであってもよい。
1)第四の予め設定される値と当該少なくとも一つの活動時間のリソースの数との比。
選択的に、第四の予め設定される値は、実際の需要に応じて予め設定されてもよい。当該少なくとも一つの活動時間のリソースは、すべてのリソース又は一部のリソースであってもよい。このリソースは、選択的に物理slot、論理slot、サブチャネル(subchannel)などであってもよいが、それらに限らない。
例えば、測定ウィンドウが一つの活動時間に対応し、この活動時間内に80個のslotが含まれ、第四の予め設定される値が100slotsであるとすると、αは1.25に等しい。
2)リファレンスウィンドウ内のリソース総数と当該少なくとも一つの活動時間のリソースの数との比。
指摘すべきこととして、一つの実現方式では、このリソース総数は、いかなる配置、例えば、DRX配置又はpartial sensing配置を考慮しない場合のリファレンスウィンドウ内のリソースの総数である。選択的に、このリソース総数は、物理リソース総数であってもよい。このリファレンスウィンドウは、現在のCBRウィンドウ又は測定ウィンドウ自体であってもよい。当該少なくとも一つの活動時間のリソースは、すべてのリソース又は一部のリソースであってもよい。
理解できることとして、上記の定義1により、測定ウィンドウを一つ又は複数の活動時間の組み合わせとして定義することで、ターゲット監視結果が非活動時間の測定不可能なリソースに干渉されないようにすることができる。
例えば、図3Aに示すように、slot nは、ターゲット監視又はターゲット量の決定をトリガーする時点であり、slot nより前の三つのアクティブ化時間、即ちActive1、Active2及びActive3は測定ウィンドウ1に対応し、即ち測定ウィンドウ1は、Active1、Active2及びActive3を含む。この場合、測定ウィンドウ1内の三つのアクティブ化時間に基づいてターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行ってもよい。
さらに例えば、図3Bに示すように、測定ウィンドウ2内には、一つのアクティブ化時間の一部のリソースが含まれる。この場合、測定ウィンドウ2内のアクティブ化時間に基づいてターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行ってもよい。
<定義2>
この定義2では、測定ウィンドウと活動時間をそれぞれ定義する。この場合、非活動時間を考慮せず、測定ウィンドウと一つ又は複数の活動時間との重なる部分のリソースのうちの少なくとも一部のリソースのみに基づいてターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う。
選択的に、この定義2では、上記で取得された第一のリソースは、測定ウィンドウを含む。それに応じて、上記した第一の操作を実行するプロセスは、端末が、この測定ウィンドウ内における活動時間と重なるリソースに基づいて、第一の操作を実行し、又は、端末が、この測定ウィンドウ内における非活動時間を除外した後の残りのリソースに基づいて、第一の操作を実行することを含んでもよい。指摘すべきこととして、この重なるリソースは、測定ウィンドウと活動時間との重なる部分における全部又は一部のリソースであってもよい。
例えば、ターゲット監視又はターゲット量の決定をトリガーする時点がslot nであり、測定ウィンドウが[n-a1,n-a2]である場合、a1及び/又はa2は、前述の方法により取得されたものであってもよい。
選択的に、上記測定ウィンドウは、活動時間内に存在する。つまり、基地局による配置、予め配置、プロトコル約定又は関連端末などに基づいて測定ウィンドウを定義する場合、測定ウィンドウが一つ又は複数の活動時間内に存在しなければならないということを確保すべきであり、即ち端末は、測定ウィンドウが関連配置、例えばSL DRX配置における非アクティブ化時間を含むことを望まない。
例えば、SL DRX配置を例にすると、端末がターゲット監視又はターゲット量の決定を行うと決定する時点slot nは、slot nに対応する測定windowが一つのSL DRXにおけるアクティブ化時間内に存在しなければならないということを確保する必要がある。
指摘すべきこととして、上記測定ウィンドウが活動時間内に存在するとは、時間領域上に存在することを指し、1)測定ウィンドウの測定可能なリソース、物理リソース及び/又は論理リソースが活動時間内に存在するが、これらのリソース以外の部分がウィンドウ内に存在しない可能性がある場合と、2)測定ウィンドウが完全に活動時間内に存在し、即ちすべての時間領域リソースが活動時間内に存在する場合との二つの場合がありうる。例えば、測定ウィンドウが物理時間に基づいて定義され、例えば10msに対応するとすると、2、3及び4ms目は論理時間に該当し、例えばSLに用いられ、活動時間は論理時間に基づき、物理時間の2、3及び4ms目に対応し、例えばSLに用いられる。この場合、物理時間の観点から見ると測定ウィンドウは活動時間内に完全に存在するのではないが、測定ウィンドウ内における論理時間に該当するか又はSLの部分は、実際に活動時間に含まれる。
選択的に、上記測定ウィンドウ内には、非活動時間が含まれる。この場合、測定ウィンドウ内における一つ又は複数の活動時間と重なる部分のみに基づいてターゲット量を決定するが、非活動時間を除外し、測定ウィンドウ内の残りのリソースに基づいてターゲット量を決定すると理解されてもよい。
選択的に、上記測定ウィンドウ内における活動時間と重なるリソースの数は、第九の予め設定される閾値以上である。この第九の予め設定される閾値は、実際の需要に応じて予め設定されてもよい。
選択的に、前記第九の予め設定される閾値の値の取り方は、上記の第一の予め設定される値の取り方と同じであってもよく、
100*2μ*J(ここで、μは0以上の整数であり、Jは0よりも大きい)と、
前記ターゲット配置に関連する数値とのうちのいずれか一つであってもよい。
さらに、この重なるリソースは、第一の時点よりも後にならず、例えばこの重なるリソースは、第一の時点の前にあり、且つこの重なるリソースは、ターゲット配置に含まれる活動時間における第一の時点に最も近いリソースである。この第一の時点は、ターゲット量の決定のトリガーに関連する時点であり、又はターゲット監視のトリガーに関連する時点である。
例えば、上記数が第九の予め設定される閾値以上である重なるリソースは、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定をトリガーする時点slot nよりも前にならず、且つslot nに最も近いリソースである。
選択的に、上記測定ウィンドウは、端末自体により決定してもよい。例えば、端末自体は、測定ウィンドウの開始時間を予め設定される値による要求を満たす可能な最も遅い始点時間として決定してもよい。及び/又は、端末自体は、測定ウィンドウの終点時間を予め設定される値による要求を満たす可能な最も遅い終点時間として決定してもよい。例えば、測定ウィンドウ[n-a1,n-a2]について、端末自体は、a1を予め設定される値による要求を満たす可能な最も遅い始点に対応する値として決定してもよい。及び/又は、端末自体は、a2を予め設定される値による要求を満たす可能な最も遅い終点に対応する値として決定してもよい。
選択的に、この定義2では、上記の、ターゲット配置での第一のリソースを取得することは、端末が、第二の指示情報を取得することを含んでもよく、この第二の指示情報は、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がある測定ウィンドウを決定するために用いられる。ここで、この第二の指示情報は、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がある測定ウィンドウ、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がある活動時間、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がない測定ウィンドウ、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がない活動時間などのうちの少なくとも一つを指示してもよい。理解できることとして、第二の指示情報が、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がない活動時間を指示する場合、残りの活動時間についてはターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要があることを表してもよい。
さらに、上記の第二の指示情報は、以下の少なくとも一つを指示するために用いられてもよい。
1)測定ウィンドウ内に含まれる活動時間。
この1)では、第二の指示情報は、一つの測定ウィンドウ内に含まれる活動時間を指示してもよい。
例えば、第二の指示情報は、一つのbitmapであり、各bitは、1つ又は複数の活動時間、slot、symbol、mini-slot、ms、frame、COT又はperiodicityに対応し、予め設定される値、例えば1のbitに対応する活動時間、slot、symbol、mini-slot、ms、frame又はperiodicityの、測定ウィンドウと重なる部分は、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要があるものと設定される。
2)測定ウィンドウ内に含まれる活動時間の数。
この2)では、第二の指示情報は、一つの測定ウィンドウ内に含まれる活動時間の数を指示してもよい。
例えば、第二の指示情報がM(Mは、正の整数である)を指示する場合、一つの測定ウィンドウがM個の活動時間を含み、このM個の活動時間内における測定ウィンドウと重なる部分はターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行うことを表す。
3)測定ウィンドウに対応する、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がある活動時間。
例えば、第二の指示情報は、一つのbitmapであり、各bitは、1つ又は複数の活動時間、slot、symbol、mini-slot、ms、frame、COT又はperiodicityに対応し、予め設定される値、例えば1のbitに対応する活動時間、slot、symbol、mini-slot、ms、frame又はperiodicityの、測定ウィンドウと重なる部分は、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要があるものと設定される。
4)測定ウィンドウに対応する、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がある活動時間の数。
例えば、第二の指示情報がN(Nは、正の整数である)を指示する場合、測定ウィンドウとこのN個の活動時間との重なる部分は、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がある。
5)測定ウィンドウに対応する、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がある予め設定される活動時間。例えば、この予め設定される活動時間は、第一の活動時間及び/又は最後の活動時間である。
6)測定ウィンドウに対応する、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がある活動時間の始点。
7)測定ウィンドウに対応する、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がある活動時間の終点。
選択的に、この定義2では、測定ウィンドウは、リソースプールに関連してもよい。測定ウィンドウ内には、第一のリソースプール及び/又は予め設定されるリソースプールに属するリソースが含まれてもよい。この第一のリソースプールは、任意のリソースプールとして理解されてもよい。
例えば、測定ウィンドウ内には、任意のリソースプールに属するリソースが含まれる。さらに例えば、測定ウィンドウ内には、予め設定されるリソースプールに属するリソースのみが含まれる。
さらに、上記した第一の操作を実行するプロセスは、端末が、測定ウィンドウ内における活動時間と重なり、且つ第一のリソースプールに属するリソースに基づいて、第一の操作を実行し、及び/又は、端末が、測定ウィンドウ内における活動時間と重なり、且つ予め設定されるリソースプールに属するリソースに基づいて、第一の操作を実行することを含んでもよい。
例えば、測定ウィンドウ内に任意のリソースプールに属するリソースが含まれる場合、端末は、測定ウィンドウ内における任意のリソースプールに属するリソースに基づいてターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行ってもよい。
さらに例えば、測定ウィンドウ内に予め設定されるリソースプールに属するリソースが含まれる場合、端末は、測定ウィンドウ内における任意のリソースプールに属するリソースに基づいてターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行ってもよく、又は、測定ウィンドウ内における予め設定されるリソースプールに属するリソースに基づいてターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行ってもよい。
選択的に、上記予め設定されるリソースプールは、ターゲット量の決定をトリガーする及び/又はターゲット監視をトリガーする第一の対象が位置するリソースプールである。この第一の対象は、トラフィックと、データパケットと、MAC PDUと、データと、トランスポートブロックとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
選択的に、確実なターゲット量の計算結果を確保するために、上記測定ウィンドウでの計算結果は、スケール(scale)ファクタを用いて調整して、最終のターゲット量の計算結果を得るようにしてもよい。上記の、測定ウィンドウ内における活動時間と重なるリソースに基づいて第一の操作を実行することは、
端末が、前記測定ウィンドウ内における活動時間と重なるリソースに基づいて、第二のターゲット量を決定することと、
端末が、第二のスケールファクタを用いて前記第二のターゲット量を調整して、最終のターゲット量を得ることとを含んでもよい。
一つの実施の形態では、第二のスケールファクタを第二のターゲット量にかけることで、最終のターゲット量を得るようにしてもよい。
選択的に、この第二のスケールファクタβは、第五の予め設定される値と測定ウィンドウに対応する活動時間内のリソースの数との比であってもよい。
選択的に、第五の予め設定される値は、実際の需要に応じて予め設定されてもよい。この測定ウィンドウに対応する活動時間内のリソースは、例えば、測定可能なリソース、物理リソース又は論理リソースである。この論理リソースは、例えば、論理slot、論理symbol、又は論理mini-slotなどである。
例えば、測定ウィンドウが一つの活動時間と重なり、且つ重なる部分に80個のslotが含まれ、第五の予め設定される値が100slotsであるとすると、β=1.25である。
理解できることとして、上記の定義2により、測定不可能な部分による測定結果への影響を排除することができる。
例えば、図4Aに示すように、slot nは、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定をトリガーする時点に関連する。測定ウィンドウ3は、二つのアクティブ化時間、即ちActive1、Active2と重なる。この場合、測定ウィンドウ3と二つのアクティブ化時間との重なる部分のみに基づいて、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行ってもよい。
さらに例えば、図4Bに示すように、slot nは、ターゲット監視又はターゲット量の決定をトリガーする時点に関連する。測定ウィンドウ4は、アクティブ化時間Active3の一部と重なる。この場合、測定ウィンドウ4とこのアクティブ化時間との重なる部分のみに基づいて、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行ってもよい。
さらに例えば、図4Cに示すように、slot nは、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定をトリガーする時点に関連する。測定ウィンドウ5は、アクティブ化時間2、3及び4と重なり、且つ重なる部分のSL slot数は、100個である。測定ウィンドウ6は、アクティブ化時間1、2及び3と重なり、且つ重なる部分のSL slot数は100個である。端末は、最終の測定ウィンドウを決定する時、slot nに最も近い測定ウィンドウ5、即ち図4Cにおける測定ウィンドウ[n-a1,n-a2]を選択してもよい。
<定義3>
この定義3では、測定ウィンドウと活動時間をそれぞれ定義し、測定ウィンドウは、非アクティブ化時間を除外しない。
例えば、測定ウィンドウは[n-a,n-1]であり、現在のCBRウィンドウと同じ定義を採用し、aは、上位層パラメータtimeWindowSize-CBRにより取得される。nは、例えば、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定をトリガーする時点に関連する。
選択的に、aは100又は100*2μslotsである。選択的に、aは、上位層パラメータにより配置される。
このようにこの定義3により、計算されるターゲット量を従来の技術で計算されるターゲット量と直接又は間接的に比較可能なものとし、比較的に良い互換性を持たせることができる。
<定義4>
この定義4では、測定ウィンドウと活動時間をそれぞれ定義し、測定ウィンドウは、非アクティブ化時間を除外しない。
選択的に、この定義4では、測定ウィンドウが活動時間と重なる場合、この測定ウィンドウが、ターゲット量の決定のトリガーに関連する時点に関連し、及び/又は、この測定ウィンドウが、ターゲット監視のトリガーに関連する時点に関連することを確保する必要がある。
さらに、この定義4では、上記で取得された第一のリソースが測定ウィンドウを含む場合、この測定ウィンドウは、
前記ターゲット配置に含まれる活動時間よりも第一の予め設定される時間前に開始することと、
前記ターゲット配置に含まれる活動時間よりも第二の予め設定される時間後に終了することとのうちの少なくとも一つを満たしてもよい。
ここで、上記の第一の予め設定される時間と第二の予め設定される時間は、実際の需要に応じて設定されてもよい。
例えば、ターゲット配置がSL DRX配置であることを例にすると、測定ウィンドウは、DRXアクティブ化時間よりもK個の時間領域リソースの前に開始し、及び/又は、DRXアクティブ化時間よりもL個の時間領域リソースの後に終了してもよい。
選択的に、上記のK個の時間領域リソースとL個の時間領域リソースは、いずれも論理時間領域リソースである。
選択的に、上記のK個の時間領域リソースとL個の時間領域リソースは、いずれも予め設定されるリソースプールの論理時間領域リソースである。
選択的に、上記時間領域リソースは、slotである。
このようにこの定義4により、端末は、非活動時間に含まれる測定によって、自身のDRXと整合していない他のシステムの作動状態を知り、それによって伝送ポリシーをより良く調整することができる。
本出願の実施例では、上記で取得された第一のリソースは、測定ウィンドウを含み、前記第一のリソースに基づいて、第一の操作を実行する対応するプロセスは、
端末が、前記測定ウィンドウ内のリソースに基づいてターゲット監視を行い、第一の監視結果を得ることと、
端末が、前記第一の監視結果が第十の予め設定される閾値よりも高いか又は低いリソースの数と第一の数との比を計算して、前記ターゲット量を得るか、
又は、端末が、前記第一の監視結果が第一の関係を満たすリソースの数と第一の数との比を計算して、前記ターゲット量を得ることとを含んでもよい。ここで、第一の関係について、第一の監視結果がある閾値範囲にあるリソース、及び/又は、第一の監視結果自体として理解されてもよく、例えば、予め設定される信号又はチャネル又はシグナリング又はシーケンスを送信及び/又は受信したリソースであってもよい。
選択的に、前記第一の数は、
前記測定ウィンドウ内のリソースの数と、
前記測定ウィンドウ内であって且つ活動時間にあるリソースの数と、
第一の測定ウィンドウ内のリソースの数(ここで、選択的に、この第一の測定ウィンドウは、上記測定ウィンドウと異なる定義のウィンドウであってもよく、例えば上記測定ウィンドウは定義1又は2を採用し、第一の測定ウィンドウは定義3又は4を採用するなど)と、
第一の測定ウィンドウ内であって且つ活動時間にあるリソースの数(ここで、選択的に、この第一の測定ウィンドウは、上記測定ウィンドウと異なる定義のウィンドウであってもよく、例えば上記測定ウィンドウは定義1又は2を採用し、第一の測定ウィンドウは定義3又は4を採用するなど)とのうちのいずれか一つであってもよい。
選択的に、上記の第十の予め設定される閾値は、受信の信号強度指示(Received Signal Strength Indication、RSSI)閾値、リファレンス信号受信パワー(Reference Signal Received Power、RSRP)閾値、リファレンス信号受信品質(Reference Signal Received Quality、RSRQ)閾値、信号対干渉プラス雑音比(Signal to Interference plus Noise Ratio、SINR)閾値、信号対雑音比(Signal-to-Noise Ratio、SNR)閾値などのうちのいずれか一つであってもよい。
さらに、上記の、測定ウィンドウ内のリソースに基づいてターゲット監視を行うことは、具体的には、端末が、この測定ウィンドウ内であって且つ活動時間にあるリソースに基づいて、第一の監視結果を計算することであってもよい。
つまり、本実施例におけるターゲット量を決定することは、第一の値を第二の値で除算するか、又は、第二の値を第一の値で除算することとして理解されてもよい。
ここで、第一の値は、第一の値に対応する測定window内における監視結果が閾値よりも高いか又は低いリソースの数であり、閾値は、RSSI閾値と、RSRP閾値と、RSRQ閾値と、SINR閾値と、SNR閾値とのうちのいずれか一つであってもよい。さらに選択的に、第一の値は、第一の値に対応する測定window内にあり且つ活動時間内にあり且つ監視結果が閾値よりも高いか又は低いリソースの数である。
ここで、第二の値は、第二の値に対応する測定window内の総リソース数である。さらに選択的に、第二の値は、第二の値に対応する測定window内にあり且つアクティブ化時間内にあるリソースの数である。
選択的に、第一の値に対応する測定windowと第二の値に対応する測定windowは、同じであってもよい。この場合、第一の値と第二の値に対応する測定windowの長さは同じである。
例えば、測定windowは、すべて定義1、定義2、定義3又は定義4を採用し、即ち、同一の成分のwindow内で第一の値と第二の値を取得する。
選択的に、第一の値に対応する測定windowと第二の値に対応する測定windowは、異なってもよい。例えば、第一の値に対応する測定windowは定義1又は定義2を採用し、第二の値に対応する測定windowは定義3又は定義4を採用する。このようにして、第二の値に対応する測定windowの長さを従来方案と同様に設定することができ、比較しやすくする。
選択的に、第一の値に対応する測定windowの長さは、第二の値に対応する測定windowの長さ以下であり、即ちそれよりも大きくない。
以上をまとめると、ターゲット量の計算は、少なくとも以下のケースを含む。
1)第一の値と第二の値に対応する測定ウィンドウが異なる。ここで、第一の値に対応する測定ウィンドウは、非活動時間のリソースを除外し、第二の値に対応する測定ウィンドウは、非活動時間のリソースを除外する可能性があれば、非活動時間のリソースを除外しない可能性もある。
このケース1)の利点は、測定不可能なリソースによる計算結果への影響を排除したことである。
2)第一の値と第二の値に対応する測定ウィンドウが同じである。ここで、第一の値と第二の値に対応する測定ウィンドウは、いずれも非活動時間のリソースを除外する。
このケース2)の利点は、測定不可能なリソースによる計算結果への影響を排除したことである。
3)第一の値と第二の値に対応する測定ウィンドウが同じである。ここで、第一の値を統計する際に、非活動時間のリソースを除外する。
このケース3)の利点は、測定不可能なリソースによる計算結果への影響を排除し、且つ計算結果を従来の技術での計算結果と直接又は間接的に比較可能なものとすることである。
4)第一の値と第二の値に対応する測定ウィンドウが同じである。ここで、第一の値と第二の値を統計する際に、第一の値と第二の値はいずれも非活動時間のリソースを除外する。
このケース4)の利点は、測定不可能なリソースによる計算結果への影響を排除したことである。
5)第一の値と第二の値に対応する測定ウィンドウが同じである。ここで、第一の値と第二の値を統計する際に、第一の値と第二の値はいずれも非活動時間のリソースを除外しない。
このように、このターゲット量を計算することにより、端末は、一定時間内のリソースの使用率を知ることができ、それによって端末が後続のリソースと伝送ポリシーを選択することを支援することができる。
指摘すべきこととして、ターゲット量を決定する際に、分子及び/又は分母に対応する測定windowが非活動時間を含む場合、非活動時間に基づいてターゲット量の計算を調整し、それによって確実な計算結果が得られることを確保する必要がある。
選択的に、測定ウィンドウが非活動時間を含む場合に、上記の、第一の監視結果が第十の予め設定される閾値よりも高いか又は低いリソースの数と第一の数との比を計算するプロセスは、
端末が、この第一の監視結果が調整後の第十の予め設定される閾値よりも高いか又は低いリソースの数と前記第一の数との比を計算して、最終のターゲット量を得ることを含んでもよい。ここで、この調整後の第十の予め設定される閾値は、第一の調整値を用いて第十の予め設定される閾値を調整して得られたものである。
選択的に、前記第十の予め設定される閾値は、前記端末が取得した、ターゲット量を決定するための閾値である。
又は、前記第十の予め設定される閾値は、前記端末が取得した、前記ターゲット配置がアクティブ化又はイネーブルされていない時の、ターゲット量を決定するための閾値であり、前記調整後の第十の予め設定される閾値は、前記ターゲット配置がアクティブ化又はイネーブルされた後の、ターゲット量を決定するための閾値である。
選択的に、前記第一の調整値は、第一の比に関連し、前記第一の比は、前記ターゲット配置に含まれる活動時間と前記ターゲット配置に含まれる非活動時間との比である。さらに、前記第一の比は、前記ターゲット配置に含まれる活動時間の時間長と前記ターゲット配置に含まれる非活動時間の時間長との比である。この時間長は、含まれるリソースの数、測定可能なリソースの数及び/又は論理リソースの数などとして理解されてもよい。
指摘すべきこととして、活動時間と非活動時間各々がそれぞれ対応する予め設定される閾値を有する場合、ターゲット量を決定する際に、第一の調整値の概念がなく、即ち対応する調整プロセスがなくてもよい。
選択的に、測定ウィンドウが非活動時間を含む場合に、上記の、第一の監視結果が第十の予め設定される閾値よりも高いか又は低いリソースの数と前記第一の数との比を計算するプロセスは、
端末が、前記測定ウィンドウ内であって且つ活動時間にあるリソースに基づいてターゲット監視を行い、第二の監視結果を得ること、及び、前記測定ウィンドウ内であって且つ非活動時間にあるリソースに基づいてターゲット監視を行い、第三の監視結果を得ることと、
端末が、前記第二の監視結果に基づいて、第二の比を決定し、及び、前記第三の監視結果に基づいて、第三の比を決定する(例えば、端末は、前記第二の監視結果が第十一の予め設定される閾値よりも高いか又は低いリソースの数、又は第二の監視結果が例えばある閾値範囲にあるなどのある関係を満たすリソースの数と前記測定ウィンドウ内のリソースの数との比を計算して、第二の比を得るようにしてもよく、及び/又は、端末は、前記第三の監視結果が第十二の予め設定される閾値よりも高いか又は低いリソースの数、又は第三の監視結果が例えばある閾値範囲にあるなどのある関係を満たすリソースの数と前記測定ウィンドウ内のリソースの数との比を計算して、第三の比を得るようにしてもよい)ことと、
端末が、前記第二の比と前記第三の比に基づいて、前記ターゲット量を得る(例えば、端末は、合計、最大値、最小値、平均値、加重合計などを求める方式により、第二の比と第三の比を計算して、最終のターゲット量を得るようにしてもよい)こととを含んでもよい。
上記の第十一の予め設定される閾値と第十二の予め設定される閾値は、実際の需要に応じて設定されてもよく、同じであってもよく異なってもよい。
さらに、上記の、第二の比と第三の比に基づいてターゲット量を得るプロセスは、
端末が、第二の調整値を用いて前記第二の比を調整し、及び/又は、第三の調整値を用いて前記第三の比を調整することと、
端末が、
調整後の第二の比と前記第三の比と、
前記第二の比と調整後の第三の比と、
調整後の第二の比と調整後の第三の比とのうちのいずれか一つに基づいて、前記ターゲット量を得ることとを含んでもよい。
選択的に、上記の第二の調整値と第三の調整値は、実際に応じて設定されてもよい。上記の第二の調整値と第三の調整値は、同じであってもよく異なってもよい。上記の第二の調整値と第三の調整値との和は、1に等しくてもよい。
例えば、SL DRX配置を例にすると、測定windowとDRX非アクティブ化時間が重なる場合、ターゲット量を決定する際に、以下の少なくとも一つを含む。
a)DRX非アクティブ化時間部分は、ターゲット量の決定に組み入れられ、実際にターゲット量を決定する時に使用する必要のある閾値は、取得された閾値からdelta1を減算したものに等しく、又は取得された閾値にγ1をかけたものに等しい。
選択的に、delat1は、SL DRX非アクティブ化時間に対応する時間長とSL DRXアクティブ化時間に対応する時間長との比に関連し、及び/又は、γ1は、SL DRX非アクティブ化時間に対応する時間長とSL DRXアクティブ化時間に対応する時間長との比に関連する。
b)DRX非アクティブ化時間部分は、ターゲット量の決定に組み入れられ、SL DRX配置をイネーブルしてターゲット量を決定する時に使用する必要のある閾値は、SL DRX配置をイネーブルせずにターゲット量を決定する時に使用する必要のある閾値からdelta2を減算したものに等しく、又は取得された閾値にθ1をかけたものに等しい。
又は、DRX非アクティブ化時間部分は、ターゲット量の決定に組み入れられ、スリープを指示する際にターゲット量を決定する時に使用する必要のある閾値は、ウェイクアップしてターゲット量を決定する時に使用する必要のある閾値からdelta2を減算したものに等しく、又は取得された閾値にθ1をかけたものに等しい。ここでのスリープは、イネーブルされていないと理解されてもよく、ウェイクアップは、イネーブルされたと理解される。
選択的に、delat2は、SL DRX非アクティブ化時間に対応する時間長とSL DRXアクティブ化時間に対応する時間長との比に関連し、及び/又は、θ1は、SL DRX非アクティブ化時間に対応する時間長とSL DRXアクティブ化時間に対応する時間長との比に関連する。
c)選択的に、アクティブ化時間と非アクティブ化時間各々は、それぞれ対応する予め設定される閾値を有する。端末は、基地局による配置、予め配置、スケジューリング端末によるスケジューリング又は指示、ユーザ間のネゴシエーション、プロトコル規定、端末自体による決定などの方法のうちの少なくとも一つの方法で、アクティブ化時間と非アクティブ化時間のそれぞれに対応する予め設定される閾値を取得する。この場合、取得した予め設定される閾値を調整する必要はない。例えば、DRX非アクティブ化時間部分がターゲット量の決定に組み入れられる場合、アクティブ化時間と非アクティブ化時間各々は、それぞれ対応する閾値を有する。
例えば、ターゲット量を決定する際に、アクティブ化時間内の測定結果と閾値1とを比較し、非アクティブ化時間内の測定結果と閾値2とを比較する。例えば、閾値2は、閾値1よりも低い可能性がある。
d)DRX非アクティブ化時間部分は、ターゲット量の決定に組み入れられ、ターゲット量は、ターゲット量1にγ2をかけたものとターゲット量2にθ2をかけたものの和に等しい。ここで、ターゲット量1は、測定windowのアクティブ化時間内の測定結果が閾値3を超えたリソースと測定window内のリソースとの比率に等しく、ターゲット量2は、測定windowの非アクティブ化時間内の測定結果が閾値4を超えたリソースと測定window内のリソースとの比率に等しい。
選択的に、γ2とθ2の和は1に等しい。上記の閾値3と閾値4は、同じであってもよく異なってもよい。
e)選択的に、アクティブ化時間と非アクティブ化時間各々は、それぞれ対応する測定ウィンドウを有する。選択的に、アクティブ化時間に対応する測定ウィンドウと非アクティブ化時間に対応する測定ウィンドウは、少なくとも部分的に通過しない。端末は、基地局による配置、予め配置、スケジューリング端末によるスケジューリング又は指示、ユーザ間のネゴシエーション、プロトコル規定、端末自体による決定などの方法のうちの少なくとも一つの方法で、アクティブ化時間と非アクティブ化時間のそれぞれに対応する測定ウィンドウを取得する。例えば、DRX非アクティブ化時間部分がターゲット量の決定に組み入れられる場合、アクティブ化時間と非アクティブ化時間各々は、それぞれ対応する測定windowを有する。
例えば、ターゲット量を決定する際に、アクティブ化時間に対応する測定window1内でアクティブ化時間部分のターゲット量3を計算し、非アクティブ化時間に対応する測定window2内で非アクティブ化時間部分のターゲット量4を計算する。この二つの計算結果は、加重合計されてもよく、それぞれアクティブ化と非アクティブ化部分のリソース選択及び/又は伝送パラメータを判断するために用いられてもよく、例えばそれぞれ異なるチャネル占有率(Channel occupancy Ratio、CR)制限及び/又は伝送パラメータ配置に対応する。伝送パラメータ配置は、利用可能なMCS、送信パワー制限、コードレート制限、伝送データ量制限、地理位置制限、リソース割り当て制限、伝送制限などのうちの少なくとも一つ、例えば最大MCS、最小MCS、最大送信パワー、最小送信パワー、最大コードレート、最小コードレート、最大TB size、最小TB size、最大距離、最小距離、地理位置番号、最大周波数領域リソース数、最小周波数領域リソース数、最大サブチャネル数、最小サブチャネル数、最大再送回数、最小再送回数、最大伝送回数、最小伝送回数、最大リザーブリソース回数、最小リザーブリソース回数、最大リザーブリソース量、最小リザーブリソース量のうちの少なくとも一つを含んでもよい。
このように、閾値又は係数を調整することで、非アクティブ化時間による測定結果への影響を調整し、又は非アクティブ化時間とアクティブ化時間に異なる評価根拠を採用することができる。
本出願の実施例では、選択的に、活動時間と非活動時間各々は、それぞれターゲット量を決定する時に対応する予め設定される閾値を有する。端末は、基地局による配置、予め配置、スケジューリング端末によるスケジューリング又は指示、ユーザ間のネゴシエーション、プロトコル規定、端末自体による決定などの方法のうちの少なくとも一つの方法で、活動時間と非活動時間のそれぞれに対応する予め設定される閾値を取得する。
選択的に、活動時間と非活動時間各々は、それぞれ対応する測定ウィンドウを有してもよい。選択的に、活動時間に対応する測定ウィンドウと非活動時間に対応する測定ウィンドウは、少なくとも部分的に通過しない。端末は、基地局による配置、予め配置、スケジューリング端末によるスケジューリング又は指示、ユーザ間のネゴシエーション、プロトコル規定、端末自体による決定などの方法のうちの少なくとも一つの方法で、活動時間と非活動時間のそれぞれに対応する測定ウィンドウを取得する。
本出願の実施例では、端末が複数セットの第一の配置及び/又は第二の配置を取得した場合に、端末は、前記複数セットの第一の配置及び/又は第二の配置の制限を満たす第一のリソースを取得してもよい。及び/又は、端末は、取得された第一のリソースに基づいて、前記複数セットの第一の配置及び/又は第二の配置に対する一つのターゲット量を決定してもよい。
選択的に、端末が複数セットの第一の配置及び/又は第二の配置を取得した場合に、ターゲット配置は、前記複数セットの第一の配置及び/又は第二の配置のうちの予め設定される条件を満たす配置であってもよい。
選択的に、前記予め設定される条件は、前記ターゲット配置は、ターゲット量の決定をトリガーする第一の対象が位置するリソースプールに対応する配置であること、又は、前記ターゲット配置は、ターゲット監視をトリガーする第一の対象が位置するリソースプールに対応する配置であることを含む。
選択的に、前記ターゲット配置は、ターゲット量の決定をトリガーするか又はターゲット監視をトリガーする第一の対象の特性に関連してもよい。
選択的に、前記第一の対象は、トラフィックと、データパケットと、MAC PDUと、データと、トランスポートブロックとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
選択的に、端末が複数セットの第一の配置及び/又は第二の配置を取得した場合に、端末は、各セットの第一の配置又は各セットの第二の配置での第一のリソースをそれぞれ取得してもよい。及び/又は、端末は、取得された第一のリソースに基づいて、各セットの第一の配置又は各セットの第二の配置に対してそれぞれ第一の操作を実行してもよい。
例えば、SL DRX配置を例にすると、端末が同一のシステム、キャリア、帯域幅部分(Band Width Part、BWP)又はリソースプールに対応する複数セットのSL DRX配置を取得した場合、
1)測定windowを統一的に定義し、及び/又は、一つのターゲット量を計算する。
選択的に、端末が、基地局による配置、予め配置、スケジューリング端末によるスケジューリング又は指示、ユーザ間のネゴシエーション、プロトコル規定、端末自体による決定などの方法のうちの少なくとも一つの方法で、複数セットのSL DRX配置又は予め設定されるリソースプールに対応する複数セットのSL DRX配置を取得した場合、この複数セットのSL DRX配置に基づいてターゲット量を決定する。
選択的に、測定windowの定義は、いずれの定義を採用しても、上記複数セットのSL DRX配置を考慮する必要があり、即ちすべてのSL DRX配置の制限を満たすリソース上でターゲット量を決定する。
例えば、測定window内であって且つすべてのSL DRX配置のアクティブ化時間と重なるリソースに基づいてターゲット量を決定する。
選択的に、端末は、アクティブ化時間又は非アクティブ化時間が最長であるか、アクティブ化時間又は非アクティブ化時間が最短であるか、ユニキャストSL DRX、ブロードキャストSL DRX、グループキャストSL DRX、DRX IDが最大であるか、DRX IDが最小であるか、DRX IDが予め設定されるIDであるか、DRXに対応するリソースプールのIDが最大であるか、DRXに対応するリソースプールのIDが最小であるか、DRXに対応するリソースプールのIDが予め設定されるIDであるなどのうちの一つの制限を満たすリソース上でターゲット量を決定する。
2)各SL DRX配置ごとにそれぞれ測定windowを定義し、及び/又は、ターゲット量を決定する。
3)測定windowの定義及び/又はターゲット量の計算は、ターゲット量の決定をトリガーするトラフィック、データパケット、MAC PDU、データ及び/又はTBなどが位置するリソースプールに対応するSL DRX配置による影響のみを受ける。即ち、同じリソースプールに対応するDRXパターン(pattern)に対して測定windowを定義し、及び/又は、ターゲット量を決定する。
つまり、複数のDRX 配置が存在する場合、すべてのDRX配置に対してターゲット測定を行い、及び/又は、一つのターゲット量を決定してもよく、又は、異なるDRX 配置に対してそれぞれターゲット測定を行い、及び/又は、ターゲット量を決定してもよい。後者は、複数のDRX patternが異なる伝送に用いられる場合に適用され、例えば、ユニキャスト用のDRX配置が比較的暇であるが、ブロードキャストDRX 配置のリソースを大量に占有してしまうことを防止することができる。
理解できることとして、上記は、複数セットのSL DRX配置を取得したことを例にしたが、本出願の実施例は、これに限定されず、複数セットのpartial sensing配置を取得してもよく、複数セットのSL DRX配置とpartial sensing配置を取得してもよく、対応する監視及び/又は計算プロセスは、上記内容と似て、ここでこれ以上説明しない。
partial sensing配置について、1つ又は複数のpartial sensingウィンドウを含んでもよい。SL DRX配置と比較して、partial sensingウィンドウはアクティブ化時間に類似する。partial sensingウィンドウ以外は非アクティブ化時間に類似する。
選択的に、上記ターゲット配置は、partial sensing配置を含み、このpartial sensing配置は、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定をトリガーする第一の対象に関連する。この第一の対象は、トラフィックと、データパケットと、MAC PDUと、データと、トランスポートブロックとのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
さらに、このpartial sensing配置は、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定をトリガーする第一の対象の特徴に関連する。この特徴は、周期、パケット遅延予算(Packet Delay Budget、PDB)、最大伝送回数、信頼性要求、サービス品質(Quality of Service、QoS)、優先度などのうちの少なくとも一つを含んでもよい。
例えば、ターゲット監視又はターゲット量の決定をトリガーするトラフィックの周期又はPDBが100msである場合、ターゲット量を決定する時に考慮されるpartial sensing配置は、このトラフィックに対応し、又はこの周期又はPDBに対応するpartial sensing配置である。具体的には、partial sensing配置の周期及び/又はpartial sensing配置のステップサイズは、このトラフィックに対応してもよく、又は、partial sensing配置の周期及び/又はpartial sensing配置のステップサイズは、この周期又はPDBに対応してもよい。
選択的に、端末が複数セットのpartial sensing配置を取得した場合、
a)測定windowを統一的に定義し、及び/又は、一つのターゲット量を計算する。
選択的に、測定window内におけるすべてのpartial sensing配置を満たすリソース上でターゲット量を決定する。例えば、測定window内におけるすべてのpartial sensing配置のpartial sensing windowと重なるリソースに基づいて、ターゲット量を決定する。
選択的に、一つのpartial sensing windowの時間長、partial sensing配置内のすべてのpartial sensing windowの全長、又はpartial sensing配置内のpartial sensing windowのタイムスパンが最も長いこと、一つのpartial sensing windowの時間長、partial sensing配置内のすべてのpartial sensing windowの全長、又はpartial sensing配置内のpartial sensing windowのタイムスパンが最も短いこと、partial sensing配置IDが最大、最小であること、又は予め設定されるID、partial sensing配置に対応するリソースプールのIDが最大、最小であること、又は予め設定されるID、ユニキャストpartial sensing、ブロードキャストpartial sensing、グループキャストpartial sensingであることのような制限のうちのいずれか一つを満たすリソース上でターゲット量を決定する。
b)各partial sensing配置ごとにそれぞれ測定windowを定義し、及び/又は、ターゲット量を決定する。
c)測定windowの定義及び/又はターゲット量の計算は、ターゲット量の決定をトリガーするトラフィック、データパケット、MAC PDU、データ及び/又はTBなどが位置するリソースプールに対応するpartial sensing配置による影響のみを受ける。即ち、同じリソースプールに対応するpartial sensingに対して測定windowを定義し、及び/又は、ターゲット量を決定する。
本出願の実施例では、第一の配置と第二の配置とが同時に存在する場合、端末は、第一の配置と第二の配置を同時にイネーブルすることが許可されないと決定してもよく、又は、端末は、ターゲット量の決定及び/又はターゲット監視を行うための第一のリソースが第一の配置及び/又は第二の配置の制限を満たすと決定してもよい。
さらに、ターゲット量の決定及び/又はターゲット監視を行うための第一のリソースが第一の配置及び/又は第二の配置の制限を満たすと決定する場合、端末は、制限指示情報を取得し、この制限指示情報に基づいて、ターゲット量の決定及び/又はターゲット監視を行うための第一のリソースが第一の配置及び/又は第二の配置の制限を満たすと決定してもよい。
例えば、SL DRX配置とpartial sensing配置を例にすると、SL DRX配置とpartial sensing配置とが同時に存在する場合、基地局による配置、予め配置、プロトコル約定、スケジューリング端末によるスケジューリング又は指示などの方式で、SL DRX配置とpartial sensing配置とが同時にイネーブルされず、端末がSL DRXとpartial sensingを同時に行わないことを確保してもよい。
又は、SL DRX配置とpartial sensing配置とが同時に存在することが許可される場合、SL DRX配置とpartial sensing配置に対応する制限のうちの少なくとも一つを満たす。
1)選択的に、SL DRX配置に対応する制限を満たすか、又は、partial sensing配置に対応する制限を満たす。即ち、partial sensing window内にあれば、又はSL DRXアクティブ化時間内にあればよい。
2)選択的に、SL DRX配置とpartial sensing配置に対応する制限を同時に満たす。即ち、partial sensing window内にあり且つSL DRXアクティブ化時間内にある必要がある。
3)選択的に、端末は、(基地局による配置、スケジューリング端末によるスケジューリング又は指示、予め配置、端末間のネゴシエーション、プロトコル規定、端末自体による決定などにより)制限指示情報を取得してもよく、この制限指示情報は、partial sensing配置の制限を満たす必要があるか、SL DRX配置の制限を満たす必要があるか、又はpartial sensing配置とSL DRX配置の制限を満たす必要があるかを決定するために用いられる。例えば、この制限指示情報は、満たす必要のある配置を指示し、及び/又は、満たす必要のない配置を指示してもよい。
選択的に、第一の操作を実行した後に、端末は、決定されたターゲット量を送信し、及び/又は、ターゲット監視を行って得られた監視結果を送信してもよい。例えば、上記情報は、基地局及び/又は他の端末が把握、受信することを容易にするために、基地局及び/又は他の端末に送信されてもよい。
選択的に、端末に複数の伝送方式が存在する場合に、端末は、取得された第一のリソースに基づいて、これらの複数の伝送方式のうちの少なくとも一つの伝送方式に対してそれぞれターゲット量の決定及び/又はターゲット監視を行ってもよい。
例えば、複数の伝送方式(cast type)、例えばブロードキャスト、グループキャスト、ユニキャストなどのうちの少なくとも一部が存在する場合、端末は、これらの複数の伝送方式のうちの第一の伝送方式に対して一つのターゲット量、例えば、CBR及び/又はCRを計算し、及び、第二の伝送方式に対して一つのターゲット量を計算してもよい。ここで、第一の伝送方式は、第二の伝送方式と異なる。具体的には、例えば、ブロードキャスト伝送に対してターゲット検出を行い、及び/又は、ターゲット量1を決定し、ユニキャストに対してターゲット検出を行い、及び/又は、ターゲット量2を決定する。
指摘すべきこととして、本出願ではpartial sensing配置を例にして説明したが、partial sensing配置に限定されず、full sensing配置にも同様に適用される。
上記各実施例は、単独で存在してもよく、組み合わせて実現されてもよい。
上記各実施例に係る活動時間又は測定ウィンドウが、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定をトリガーする時点及びこの時点の後の時間の部分を含む場合、これらの部分のリソースは、監視、例えば測定できず、この時点の前の部分しか監視できない可能性がある。
説明すべきこととして、本出願の実施例による情報決定方法では、実行本体は情報決定装置、又は、この情報決定装置における情報決定方法を実行するための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例では、情報決定装置が情報決定方法を実行することを例にして、本出願の実施例による情報決定装置を説明する。
図5を参照すると、本出願の実施例は、端末に用いられる情報決定装置を提供する。図5を参照すると、この情報決定装置50は、
ターゲット配置での第一のリソースを取得するための取得モジュール51と、
前記第一のリソースに基づいて、第一の操作を実行するための第一の実行モジュール52とを含み、
ここで、前記第一の操作は、ターゲット監視を行うことと、ターゲット量を決定することとのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記ターゲット配置は、活動時間及び/又は非活動時間を含む。
選択的に、前記ターゲット配置は、第一の配置及び/又は第二の配置を含み、前記第一の配置は、アクティブ化時間及び/又は非アクティブ化時間を含み、前記第二の配置は、検出時間及び/又は非検出時間を含み、前記活動時間は、アクティブ化時間及び/又は検出時間を含み、前記非活動時間は、非アクティブ化時間及び/又は非検出時間を含む。
選択的に、前記第一のリソースは、測定ウィンドウを含み、前記測定ウィンドウ内に含まれるリソースの数は、第一の予め設定される値以上である。
選択的に、前記リソースは、測定可能なリソースと、物理リソースと、論理リソースとのうちの少なくとも一つを含む。
選択的に、前記第一の予め設定される値は、
100*2μ*J(ここで、μは0以上の整数であり、Jは0よりも大きい)と、
前記ターゲット配置に関連する数値とのうちのいずれか一つである。
選択的に、前記第一のリソースは、活動時間を含み、前記活動時間に含まれるリソースの数は、第二の予め設定される値以上であり、及び/又は、前記非活動時間に含まれるリソースの数は、第三の予め設定される値未満である。
選択的に、前記活動時間に含まれるリソースの数が、前記第二の予め設定される値未満であり、及び/又は、前記非活動時間に含まれるリソースの数が、前記第三の予め設定される値以上である場合に、この情報決定装置50は、
第二の操作を実行するための第二の実行モジュールをさらに含み、
ここで、前記第二の操作は、
ターゲット監視を行わないことと、
ターゲット量を決定しないことと、
決定されたターゲット量に基づく処理操作を行わないこととのうちの少なくとも一つを含む。
選択的に、前記第二の実行モジュールは、具体的に、
前記端末が取得したすべての配置と、
前記端末が取得したすべての配置の活動時間と、
前記第二の予め設定される値による要求を満たさない活動時間が属するターゲット配置と、
前記第二の予め設定される値による要求を満たさない活動時間が属するターゲット配置のすべての活動時間と、
前記第二の予め設定される値による要求を満たさない活動時間に対応するリソースプール、例えば前記第二の予め設定される値による要求を満たさない活動時間が属する配置に対応するリソースプールと、
前記第二の予め設定される値による要求を満たさない活動時間とのうちの少なくとも一つに対して、前記第二の操作を実行するために用いられる。
選択的に、前記第一のリソースは、測定ウィンドウ及び/又は活動時間を含み、前記第一のリソースは、
Z1個の測定ウィンドウ内における活動時間にあるリソースの数が、第一の予め設定される閾値以上であることと、
Z2個の測定ウィンドウ内における活動時間にあるリソースの割合が、第二の予め設定される閾値以上であることと、
Z3個の測定ウィンドウ内における非活動時間にあるリソースの数が、第三の予め設定される閾値以下であることと、
Z4個の測定ウィンドウ内における非活動時間にあるリソースの割合が、第四の予め設定される閾値以下であることと、
Z5個の測定ウィンドウ内に含まれるリソースの数が、第五の予め設定される閾値以上であることと、
Z6個の測定ウィンドウ内に含まれるリソースの数の割合が、第六の予め設定される閾値以上であることと、
Z7個の活動時間内に含まれるリソースの数が、第七の予め設定される閾値以上であることと、
Z8個の活動時間内に含まれるリソースの数の割合が、第八の予め設定される閾値以上であることとのうちの少なくとも一つを満たし、
ここで、Z1、Z2、Z3、Z4、Z5、Z6、Z7、Z8は、正の整数である。
選択的に、前記第一のリソースは、測定ウィンドウを含み、前記測定ウィンドウは、少なくとも一つの活動時間を含み、前記第一の実行モジュール52は、具体的に、前記少なくとも一つの活動時間のリソースに基づいて、第一の操作を実行するために用いられる。
選択的に、前記取得モジュール51は、具体的に、第一の指示情報を取得するために用いられ、
ここで、前記第一の指示情報は、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がある測定ウィンドウを決定するために用いられる。
選択的に、前記第一の指示情報は、
測定ウィンドウに対応する活動時間と、
測定ウィンドウに対応する活動時間の数と、
測定ウィンドウに対応する予め設定される活動時間と、
測定ウィンドウに対応する活動時間の始点と、
測定ウィンドウに対応する活動時間の終点と、
測定ウィンドウの数と、
測定ウィンドウとのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
選択的に、前記第一の指示情報が前記端末によって決定される場合に、前記第一の指示情報に基づいて決定される活動時間は、第二の予め設定される値による要求を満たす最も遅い活動時間である。
選択的に、前記測定ウィンドウ内には、第一のリソースプール及び/又は予め設定されるリソースプールに属するリソースが含まれる。
選択的に、前記第一の実行モジュール52は、具体的に、
前記少なくとも一つの活動時間の、予め設定されるリソースプールに属するリソースに基づいて、第一の操作を実行することと、
前記少なくとも一つの活動時間の、第一のリソースプールに属するリソースに基づいて、第一の操作を実行することとのいずれか一つを実行するために用いられる。
選択的に、前記第一の実行モジュール52は、
前記少なくとも一つの活動時間のリソースに基づいて、第一のターゲット量を決定するための第一の計算ユニットと、
第一のスケールファクタを用いて前記第一のターゲット量を調整して、前記ターゲット量を得るための第一の調整ユニットとを含む。
選択的に、前記第一のスケールファクタは、
第四の予め設定される値と前記少なくとも一つの活動時間のリソースの数との比と、
リファレンスウィンドウ内のリソース総数と前記少なくとも一つの活動時間のリソースの数との比とのうちのいずれか一つである。
選択的に、前記第一のリソースは、測定ウィンドウを含み、前記第一の実行モジュール52は、具体的に、
前記測定ウィンドウ内における活動時間と重なるリソースに基づいて、第一の操作を実行し、又は、前記測定ウィンドウ内における非活動時間を除外した後の残りのリソースに基づいて、第一の操作を実行するために用いられる。
選択的に、前記測定ウィンドウは、前記活動時間内に存在し、
又は、前記測定ウィンドウ内には、非活動時間が含まれる。
選択的に、前記重なるリソースの数は、第九の予め設定される閾値以上である。
選択的に、前記重なるリソースは、第一の時点よりも後にならず、且つ前記重なるリソースは、前記ターゲット配置に含まれる活動時間における前記第一の時点に最も近いリソースであり、
ここで、前記第一の時点は、ターゲット量の決定のトリガーに関連する時点であり、又は、前記第一の時点は、ターゲット監視のトリガーに関連する時点である。
選択的に、前記取得モジュール51は、具体的に、第二の指示情報を取得するために用いられ、
ここで、前記第二の指示情報は、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がある測定ウィンドウを決定するために用いられる。
選択的に、前記第二の指示情報は、
測定ウィンドウ内に含まれる活動時間と、
測定ウィンドウ内に含まれる活動時間の数と、
測定ウィンドウに対応する、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がある活動時間と、
測定ウィンドウに対応する、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がある活動時間の数と、
測定ウィンドウに対応する、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がある予め設定される活動時間と、
測定ウィンドウに対応する、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がある活動時間の始点と、
測定ウィンドウに対応する、ターゲット監視及び/又はターゲット量の決定を行う必要がある活動時間の終点とのうちの少なくとも一つを指示するために用いられる。
選択的に、前記測定ウィンドウ内には、第一のリソースプール及び/又は予め設定されるリソースプールに属するリソースが含まれる。
選択的に、前記第一の実行モジュール52は、具体的に、
前記測定ウィンドウ内における活動時間と重なり、且つ前記第一のリソースプールに属するリソースに基づいて、第一の操作を実行することと、
前記測定ウィンドウ内における活動時間と重なり、且つ前記予め設定されるリソースプールに属するリソースに基づいて、第一の操作を実行することとのうちのいずれか一つを実行するために用いられる。
選択的に、前記第一の実行モジュール52は、
前記測定ウィンドウ内における活動時間と重なるリソースに基づいて、第二のターゲット量を決定するための第二の計算ユニットと、
第二のスケールファクタを用いて前記第二のターゲット量を調整して、前記ターゲット量を得るための第二の調整ユニットとを含む。
選択的に、前記第二のスケールファクタは、第五の予め設定される値と前記測定ウィンドウに対応する活動時間内のリソースの数との比である。
選択的に、前記第一のリソースは、測定ウィンドウを含み、前記測定ウィンドウは、ターゲット量の決定のトリガーに関連する時点に関連し、又は、前記測定ウィンドウは、ターゲット監視のトリガーに関連する時点に関連し、
前記測定ウィンドウは、
前記ターゲット配置に含まれる活動時間よりも第一の予め設定される時間前に開始することと、
前記ターゲット配置に含まれる活動時間よりも第二の予め設定される時間後に終了することとのうちの少なくとも一つを満たす。
選択的に、前記第一のリソースは、測定ウィンドウを含み、前記第一の実行モジュール52は、
前記測定ウィンドウ内のリソースに基づいてターゲット監視を行い、第一の監視結果を得るための第一の監視ユニットと、
前記第一の監視結果が第十の予め設定される閾値よりも高いか又は低いリソースの数と第一の数との比を計算して、前記ターゲット量を得るか、又は、前記第一の監視結果が第一の関係を満たすリソースの数と第一の数との比を計算して、前記ターゲット量を得るための第三の計算ユニットとを含み、
ここで、前記第一の数は、
前記測定ウィンドウ内のリソースの数と、
前記測定ウィンドウ内であって且つ活動時間にあるリソースの数と、
第一の測定ウィンドウ内のリソースの数と、
第一の測定ウィンドウ内であって且つ活動時間にあるリソースの数とのうちのいずれか一つである。
選択的に、前記第一の監視ユニットは、具体的に、前記測定ウィンドウ内であって且つ活動時間にあるリソースに基づいて、前記第一の監視結果を計算するために用いられる。
選択的に、前記測定ウィンドウが非活動時間を含む場合に、前記第三の計算ユニットは、具体的に、前記第一の監視結果が調整後の第十の予め設定される閾値よりも高いか又は低いリソースの数と前記第一の数との比を計算して、前記ターゲット量を得るために用いられ、
ここで、前記調整後の第十の予め設定される閾値は、第一の調整値を用いて前記第十の予め設定される閾値を調整して得られたものである。
選択的に、前記第十の予め設定される閾値は、前記端末が取得した、ターゲット量を決定するための閾値であり、
又は、
前記第十の予め設定される閾値は、前記端末が取得した、前記ターゲット配置がアクティブ化又はイネーブルされていない時の、ターゲット量を決定するための閾値であり、前記調整後の第十の予め設定される閾値は、前記ターゲット配置がアクティブ化又はイネーブルされた後の、ターゲット量を決定するための閾値である。
選択的に、前記第一の調整値は、第一の比に関連し、前記第一の比は、前記ターゲット配置に含まれる活動時間と前記ターゲット配置に含まれる非活動時間との比である。
選択的に、前記第一の実行モジュール52は、
前記測定ウィンドウ内であって且つ活動時間にあるリソースに基づいてターゲット監視を行い、第二の監視結果を得ること、及び、前記測定ウィンドウ内であって且つ非活動時間にあるリソースに基づいてターゲット監視を行い、第三の監視結果を得るための第一の監視ユニットと、
前記第二の監視結果に基づいて、第二の比を決定し、及び、前記第三の監視結果に基づいて、第三の比を決定するための第四の計算ユニットと、
前記第二の比と前記第三の比に基づいて、前記ターゲット量を得るための第五の計算ユニットとを含む。
選択的に、前記第五の計算ユニットは、
第二の調整値を用いて前記第二の比を調整し、及び/又は、第三の調整値を用いて前記第三の比を調整するための調整サブユニットと、
調整後の第二の比と前記第三の比と、
前記第二の比と調整後の第三の比と、
調整後の第二の比と調整後の第三の比とのうちのいずれか一つに基づいて、前記ターゲット量を得るための計算サブユニットとを含む。
選択的に、前記端末が複数セットの第一の配置及び/又は第二の配置を取得した場合に、前記取得モジュール51は、具体的に、前記複数セットの第一の配置及び/又は第二の配置の制限を満たす第一のリソースを取得するために用いられる。
選択的に、前記端末が複数セットの第一の配置及び/又は第二の配置を取得した場合に、前記第一の実行モジュール52は、具体的に、前記第一のリソースに基づいて、前記複数セットの第一の配置及び/又は第二の配置に対する一つのターゲット量を計算するために用いられる。
選択的に、前記端末が複数セットの第一の配置及び/又は第二の配置を取得した場合に、前記ターゲット配置は、前記複数セットの第一の配置及び/又は第二の配置のうちの予め設定される条件を満たす配置である。
選択的に、前記予め設定される条件は、
前記ターゲット配置が、ターゲット量の決定をトリガーする第一の対象が位置するリソースプールに対応する配置であること、又は、前記ターゲット配置が、ターゲット監視をトリガーする第一の対象が位置するリソースプールに対応する配置であることを含む。
選択的に、前記ターゲット配置は、ターゲット量の決定をトリガーするか又はターゲット監視をトリガーする第一の対象の特性に関連する。
選択的に、前記第一の対象は、
トラフィックと、データパケットと、MAC PDUと、データと、トランスポートブロックとのうちの少なくとも一つを含む。
選択的に、前記端末が複数セットの第一の配置及び/又は第二の配置を取得した場合に、前記取得モジュール51は、具体的に、各セットの第一の配置又は各セットの第二の配置での第一のリソースをそれぞれ取得するために用いられる。
選択的に、前記端末が複数セットの第一の配置及び/又は第二の配置を取得した場合に、前記第一の実行モジュール52は、具体的に、各セットの第一の配置又は各セットの第二の配置に対してそれぞれ前記第一の操作を実行するために用いられる。
選択的に、前記情報決定装置50は、
第一の配置と第二の配置を同時にイネーブルすることが許可されないと決定することと、
ターゲット量の決定及び/又はターゲット監視を行うための第一のリソースが第一の配置及び/又は第二の配置の制限を満たすと決定することとのうちのいずれか一つに用いられる決定モジュールをさらに含む。
選択的に、前記決定モジュールはさらに、制限指示情報を取得し、前記制限指示情報に基づいて、ターゲット量の決定及び/又はターゲット監視を行うための第一のリソースが第一の配置及び/又は第二の配置の制限を満たすと決定するために用いられる。
選択的に、前記情報決定装置50は、
決定されたターゲット量を送信し、及び/又は、ターゲット監視を行って得られた監視結果を送信するための送信モジュールをさらに含む。
選択的に、前記ターゲット量は、CBRと、CRとのうちの少なくとも一つを含む。
選択的に、前記端末に複数の伝送方式が存在する場合に、前記の、前記第一のリソースに基づいて、第一の操作を実行することは、
前記第一のリソースに基づいて、前記複数の伝送方式のうちの少なくとも一つの伝送方式に対してそれぞれターゲット量の決定及び/又はターゲット監視を行うための計算モジュールを含む。
本出願の実施例における情報決定装置は、装置であってもよく、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。この装置は、移動端末であってもよく、非移動端末であってもよい。例示的には、移動端末は、以上に列挙された端末11のタイプを含んでもよいが、それらに限らず、非移動端末は、サーバ、ネットワーク接続型ストレージ(Network Attached Storage、NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、テレビ(television、TV)、預入支払機又はセルフサービス機などであってもよく、本出願の実施例では、具体的に限定しない。
本出願の実施例における情報決定装置は、オペレーティングシステムを有する装置であってもよい。このオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)(Android(登録商標))オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例では、具体的に限定しない。
本出願の実施例による情報決定装置50は、図2に示す方法の実施例により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
選択的に、図6に示すように、本出願の実施例は、端末60をさらに提供し、この端末60は、プロセッサ61と、メモリ62と、メモリ62に記憶されており、且つ前記プロセッサ61上で運行できるプログラム又は命令とを含み、このプログラム又は命令がプロセッサ61により実行されると、上記情報決定方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
図7は、本出願の実施例の端末を実現するハードウェア構造の概略図である。
この端末700は、無線周波数ユニット701、ネットワークモジュール702、オーディオ出力ユニット703、入力ユニット704、センサ705、表示ユニット706、ユーザ入力ユニット707、インターフェースユニット708、メモリ709、及びプロセッサ710などの部材を含むが、それらに限らない。
当業者であれば理解できるように、端末700は、各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ710にロジック的に接続されてもよく、それにより電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。図7に示す端末構造は、端末に対する限定を構成せず、端末は、図示された部材の数よりも多い又は少ない部材、又はいくつかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよく、ここでこれ以上説明しない。
理解すべきこととして、本出願の実施例では、入力ユニット704は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)7041とマイクロホン7042を含んでもよく、グラフィックスプロセッサ7041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。表示ユニット706は、表示パネル7061を含んでもよく、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードなどの形式で表示パネル7061が配置されてもよい。ユーザ入力ユニット707は、タッチパネル7071及び他の入力機器7072を含む。タッチパネル7071は、タッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル7071は、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。他の入力機器7072は、物理的キーボード、機能キー(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らず、ここでこれ以上説明しない。
本出願の実施例では、無線周波数ユニット701は、ネットワーク側機器からの下りリンクのデータを受信した後、プロセッサ710に処理させ、また、上りリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。一般的には、無線周波数ユニット701は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。
メモリ709は、ソフトウェアプログラム又は命令及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ709は、主にプログラム又は命令記憶領域とデータ記憶領域を含んでもよく、ここで、プログラム又は命令記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム又は命令(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができる。なお、メモリ709は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリを含んでもよく、ここで、非揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスであってもよい。
プロセッサ710は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ710は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを統合してもよい。ここで、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェースとアプリケーションプログラム又は命令などを処理するものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するものであり、例えばベースバンドプロセッサである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ710に統合されなくてもよい。
ここで、プロセッサ710は、ターゲット配置での第一のリソースを取得し、前記第一のリソースに基づいて、第一の操作を実行するために用いられ、前記第一の操作は、ターゲット監視を行うことと、ターゲット量を決定することとのうちの少なくとも一つを含み、前記ターゲット配置は、活動時間及び/又は非活動時間を含む。
本出願の実施例による端末700は、図2に示す方法の実施例により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行されると、上記図2に示す方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の端末におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、ネットワーク側機器のプログラム又は命令を運行するために用いられ、図2に示す方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
理解すべきこととして、本出願の実施例に言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよい。
理解できるように、本開示に記述されたこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はその組み合わせで実現されてもよい。ハードウェアの実現に対して、モジュール、ユニット、サブモジュール、サブユニットなどは、一つ又は複数の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits、ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processing、DSP)、デジタルシグナルプロセッシングデバイス(DSP Device、DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device、PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本出願の前記機能を実行するための他の電子ユニット又はその組み合わせに実現されてもよい。
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。なお、指摘すべきこととして、本出願の実施の形態における方法と装置の範囲は、図示又は討論された順序で機能を実行することに限らず、関わる機能に基づいて基本的に同時である方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって具現化されてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と請求項が保護する範囲から逸脱することなく、多くの形式をとることもでき、それらはいずれも本出願の保護範囲に属する。