JP7515145B1 - 電気・電子回路用接点部材の製造方法、及び電気・電子回路用接点部材の製造装置 - Google Patents
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Abstract
Description
求められているのは、金属線を母材(バネ材)に所定の溶接強度で溶接するための接点部材の製造方法及び製造装置を提供することである。
まず、バネ母材供給工程S01について説明する。バネ母材供給工程S01において、バネ母材供給装置2から、バネ母材7を回転電極4に供給する。バネ母材7は、バネ母材用リール6に巻き付けられて収納されおり、たるみ検知センサー8及び9の間を通過して、回転電極に供給されることができる。たるみ検知センサーは、第1検知センサー8と、第1検知センサー8と対向して配置される第2検知センサー9とから構成されている。
また、金属線供給工程S02において、金属線11がバネ母材7と共に回転電極に供給される。金属線11は、金属線用リール10に巻き付けられて収納されている。接点部材製造装置1の運転が開始すると、金属線11は、バネ母材7と共に、回転電極に送られ、バネ母材7と共に挟まれてシーム溶接が行われる。本実施形態では、金属線リール10に巻かれた金属線11は、金属線ローラー16、金属線ガイド17を通過後、回転電極に送られるように構成されている。金属線ローラー16と回転電極との間に、金属線ガイド17を設けることにより、回転電極に送られる金属線11の高さや角度を調整することができる。この結果、金属線11を所定の角度で回転電極に送り出すことができる。
次に、シーム溶接工程S03について、詳細に説明する。バネ母材供給装置2により回転電極に送られるバネ母材7と、金属線供給手段3により回転電極に送られる金属線11とは、シーム溶接工程S03においてシーム溶接される。シーム溶接工程S03は、位置決め工程S03aと溶接工程S03bとを含むことができる。
まず、回転電極に送られたバネ母材7は、回転電極4の位置に対して、所定の位置に配置されるように、突当ユニット19、及び位置決めユニット18により位置決めされる。まず、バネ母材7は、突当ユニット19の突当ローラー25により、バネ母材7の幅方向(X方向)に押圧されて、位置決めユニット18のベアリング24に突き当てられる。突当ユニット19により、回転電極(或いは、回転電極に設けられた金属線案内用のV字形状のガイド溝27)に対するバネ母材7の位置を高精度に制御することができる。このとき、バネ母材7が、突当ユニット19の突当ローラー25により幅方向(X方向)に押圧されることにより、バネ母材7の中央部が上方向に盛り上がるように変形することがある(以下、このバネ母材の変形を「たわみ」と言う。)。
この工程は、上部回転電極14と下部回転電極15との間に、バネ母材7と金属線11とを挟んで、バネ母材7に金属線11をシーム溶接で溶接する工程である。本実施形態では、シーム溶接する際の溶接電流をインバーター電源を用いて供給して、シーム溶接を行っている。図7に、インバーター電源により供給される溶接電流波形を模式的に示す。
次に、シーム溶接工程の後に検査工程S04を行う。以下に検査工程S04について詳細に説明する。前述のように、下部回転電極の頂部35とバネ母材7表面との間の距離、すなわち離間距離Aの大きさが、溶接状態の変化に影響し、品質の良否が決定されることが判明した。次の検査工程S04では、金属線11とバネ母材7とをシーム溶接した後の検査を行う。この検査工程S04では、シーム溶接部の表面を上方からカメラで撮影し、画像処理することで、シーム溶接の良否判定を行うことができる。
検査工程S04の後に、バネ母材7の所定の位置に金属線11が連続して溶接された状態の接点部材40を完成品リール37に巻き取る。これが、電気・電子回路に用いる接点部材の中間品となる。この後、プレス加工で打ち抜き加工されて、図13に示す電気・電子回路用接点部材が完成する。
2 バネ母材供給手段
3 金属線供給手段
4 回転電極
5 巻取手段
6 バネ母材用リール
7 バネ母材
8 第一検知センサー
9 第二検知センサー
10 金属線リール
11 金属線
14 上部回転電極
15 下部回転電極
16 金属線ローラー
17 金属線ガイド
18 位置決めユニット
19 突当ユニット
20 第一押部材
21 第二押部材
22 前側アーム
23 後側アーム
24 ベアリング
25 突当ローラー
26 弾性部材
27 V字形状のガイド溝
32 溶出部
33 ナゲット
34 溶接時の上部回転電極の下限位置
35 下部回転電極の頂部
36 金属線頂部の円形の形状
37 完成品リール
40 接点部材
Claims (7)
- バネ母材に金属線を重ね合わせて溶接する電気・電子回路用接点部材の製造方法であって、
前記バネ母材を上部回転電極及び下部回転電極を含む回転電極に供給するためのバネ母材供給工程と、
前記金属線を前記回転電極に供給するための金属線供給工程と、
前記バネ母材と前記金属線とを重合した状態で前記上部回転電極と前記下部回転電極との間に挟持して、連続的にシーム溶接して電気・電子回路用接点部材を作製する接点部材作成工程と、を有し、
前記接点部材作成工程において、前記バネ母材を前記回転電極の基準面に押し当てることにより、前記バネ母材の前記回転電極に対する位置が制御されると共に、前記バネ母材が、所定の距離で隔離されて互いに対向して配置された第1押部材と第2押部材との間に形成された空隙を通過することにより、前記バネ母材のたわみ量が制限された状態にて、前記金属線が前記下部回転電極の外周部に設けられたV字形状のガイド溝に案内されて前記バネ母材の所定の位置に位置決めされてシーム溶接されることを特徴とする電気・電子回路用接点部材の製造方法。 - 前記接点部材作成工程において、前記バネ母材と前記金属線とが前記上部回転電極と前記下部回転電極との間に挟持された状態で、前記下部回転電極の頂部と前記バネ母材の表面との間の離間距離が所定の範囲に制御された状態で、前記金属線と前記バネ母材とがシーム溶接されることを特徴とする請求項1に記載の電気・電子回路用接点部材の製造方法。
- 前記下部回転電極の頂部と前記バネ母材の表面との間の前記離間距離が、前記下部回転電極の外周部に設けられたV字形状の前記ガイド溝の角度と深さによって設定されることを特徴とする請求項2に記載の電気・電子回路用接点部材の製造方法。
- 前記下部回転電極の頂部と前記バネ母材の表面との間の前記離間距離が、30μm以上、50μm以下の範囲であることを特徴とする請求項2に記載の電気・電子回路用接点部材の製造方法。
- 前記接点部材作成工程後に、前記電気・電子回路用接点部材を検査するための検査工程を、更に含み、
前記検査工程は、前記バネ母材と前記金属線とがシーム溶接された溶接部の外縁部が表面に現れた溶出部量を測定し、測定した当該溶出部量により良否判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の電気・電子回路用接点部材の製造方法。 - 前記溶出部量と、前記溶接部に形成される接合部の生成状態との関係を示す溶出部データをあらかじめ取得し、
前記溶出部データに基づいて、前記溶出部量による良否判定を行うことを特徴とする請求項5に記載の電気・電子回路用接点部材の製造方法。 - バネ母材に金属線を重ね合わせて溶接する電気・電子回路用接点部材の製造装置であって
バネ母材供給手段と、
金属線供給手段と、
上部回転電極及び下部回転電極を含み、前記バネ母材供給手段から供給された前記バネ母材と前記金属線供給手段から供給された前記金属線とを重合した状態で前記上部回転電極と前記下部回転電極との間に挟持して、連続的にシーム溶接するための回転電極と、
前記バネ母材を前記回転電極の基準面に押し当てることにより、前記バネ母材の前記回転電極に対する位置を制御するための突当ユニットと、
所定の距離で隔離されて互いに対向して配置された第1押部材と第2押部材とを有し、前記バネ母材が前記第1押部材と前記第2押部材との間に形成された空隙を通過することにより、前記バネ母材のたわみ量を制限するため位置決めユニットと、を備え、
前記下部回転電極は、外周部に設けられたV字形状のガイド溝を有し、
前記突当ユニット及び/または前記位置決めユニットにより、前記バネ母材の前記回転電極に対する位置が制御された状態を維持しながら、前記金属線が前記下部回転電極に設けられたガイド溝に案内されて、前記バネ母材の所定の位置に位置決めされシーム溶接されるように構成されていることを特徴とする電気・電子回路用接点部材の製造装置。
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