JP7511016B2 - Configured Grant設定のための方法及びユーザ機器 - Google Patents

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Description

〔分野〕
本開示は、一般に無線通信に関し、特にConfigured Grant(CG)設定のための方法及びユーザ機器に関する。
接続されたデバイスの数の大幅な増加及びユーザ/ネットワーク(NW)トラフィック量の急速な増加に伴って、データ速度、遅延性、信頼性、及びモビリティを改善することによって、第5世代(5G)新無線(NR)といった次世代無線通信システムのための無線通信の異なる態様を改善するために、様々な努力がなされてきた。
5G NRシステムは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、大規模マシン型通信(mMTC)、及び超信頼低遅延性通信(URLLC)といった、様々な使用法に対応して、NWサービス及び型を最適化するための柔軟性及び設定可能性を提供するように設計される。
しかしながら、無線アクセスの需要が増加し続けるにつれて、Configured Grant(CG)設定を改善することが、当技術分野において必要とされている。
本開示は、Configured Grant(CG)設定のための方法及びユーザ機器(UE)を対象とする。
本開示の一態様に従って、Configured Grant(CG)設定のためにユーザ機器(UE)によって実行される方法が、提供される。本方法は、ネットワーク(NW)の第1のセルから、無線リソース制御(RRC)リリースメッセージを受信するステップであって、RRCリリースメッセージは、CG設定を含む小規模データ送信(SDT)設定を含む、ステップ、RRCリリースメッセージに応じて、RRC_INACTIVE状態に入るステップ、UEがRRC_INACTIVE状態である間、第2のセルで再開手順を開始するステップ、及びUEが第1のセルから第2のセルへ移動する場合、CG設定をリリースするステップを含む。
本開示の別の態様に従って、Configured Grant(CG)設定のための無線通信システムにおけるユーザ機器(UE)が、提供される。UEは、プロセッサ、及びプロセッサに結合されたメモリを含み、メモリは、プロセッサによって実行されるとき、UE、ネットワーク(NW)の第1のセルから、無線リソース制御(RRC)リリースメッセージを受信することであって、RRCリリースメッセージは、CG設定を含む小規模データ送信(SDT)設定を含む、こと、RRCリリースメッセージに応じて、RRC_INACTIVE状態に入ること、UEがRRC_INACTIVE状態である間、第2のセルで再開手順を開始することUEが第1のセルから第2のセルへ移動する場合、G設定をリリースすること、を実行させるコンピュータ実行可能プログラムを保存する。
本開示の態様は、添付の図面と併せて読むとき、以下から最もよく理解される。様々な特徴は、一定の縮尺で描かれていない。様々な特徴の寸法は、議論を明確にするために任意に増減されてよい。
図1は、本開示の一例としての実施形態による、UEの異なるRRC状態及びNRの状態遷移の概観を示す。 図2は、本開示の一例としての実施形態による、UEによって実行されるCG設定のための手順を示す。 図3は、本開示の一例としての実施形態による、無線通信のためのノードのブロック図を示す。
本開示における略語は、以下のように定義される。特に明記しない限り、略語は、以下の意味を有する。
略語 フルネーム
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
5GC 5Gコア
AMF アクセス及びモビリティ管理機能
ARQ 自動再送要求
AS アクセス層
BCCH ブロードキャスト制御チャンネル
BCH ブロードキャストチャンネル
BFR ビーム障害回復
BS 基地局
BSR バッファ状態レポート
BWP 帯域幅部分
CA キャリアアグリゲーション
CBRA コンテンションベースのランダムアクセス
CE コントロールエレメント
CFRA コンテンションフリーランダムアクセス
CG Configured Grant
CM 接続管理
CN コアネットワーク
C-RNTI セル無線ネットワーク一時識別子
CS-RNTI 設定されたスケジューリング無線ネットワーク一時識別子
CSI-RS チャンネル状態情報参照信号
DCI 下りリンク制御情報
DL 下りリンク
DL-SCH 下りリンク共有チャンネル
DRB データ無線ベアラ
DRX 間欠受信
HARQ ハイブリッド自動再送要求
ID 識別
IE 情報要素
I-RNTI 非アクティブ無線ネットワーク一時識別子
LTE ロングタームエボリューション
MAC 媒体アクセス制御
MIB マスター情報ブロック
MSG メッセージ
MCG マスターセルグループ
NACK/ACK 否定応答/応答
NAS 非アクセス層
NG-RAN 次世代無線アクセスネットワーク
NR ニューラジオ
NW ネットワーク
OFDM 直交周波数分割変調
P-RNTI ページング無線ネットワーク一時識別子
PCell プライマリセル
PCCH ページング制御チャンネル
PDCCH 物理下りリンク制御チャンネル
PDCP パケットデータ収束プロトコル
PDSCH 物理下りリンク共有チャンネル
PF ページングフレーム
PLMN 公衆陸上移動体ネットワーク
PO ページング機会
PRACH 物理ランダムアクセスチャンネル
PUCCH 物理上りリンク制御チャンネル
PUSCH 物理上りリンク共有チャンネル
PLMN 公衆陸上移動体ネットワーク
QoS サービス品質
RA ランダムアクセス
RACH ランダムアクセスチャンネル
RAN 無線アクセスネットワーク
RAR ランダムアクセス応答
RB 無線ベアラ
Rel リリース
RLC 無線リンク制御
RNA RANベースの通知エリア
RNTI 無線ネットワーク一時識別子
RRC 無線リソース制御
RRM 無線リソース管理
RSRP 参照信号受信電力
SCell セカンダリセル
SCG セカンダリセルグループ
SDAP サービスデータ適応プロトコル
SFN システムフレーム番号
SI システム情報
SIB システム情報ブロック
SINR 信号対干渉プラス雑音比
SNPN スタンドアロン非公共ネットワーク
SpCell 特殊セル
SR スケジューリング要求
SRB シグナリング無線ベアラ
S-TMSI SAE一時モバイル加入者識別子
SUL 補助上りリンク
TA Timer タイミングアライメントタイマー
TAG タイミングアドバンスグループ
TB トランスポートブロック
TS 技術仕様
UE ユーザ機器
UL 上りリンク
UPF ユーザプレーン機能。
以下は、本開示における用語、実施例、実施形態(embodiments)、実施形態(implementations)、アクション、振舞い、代替、態様、又は特許請求の範囲を更に詳述するために使用されてよい。
UE:UEは、PHY/MAC/RLC/PDCP/SDAPエンティティと呼ばれることがある。PHY/MAC/RLC/PDCP/SDAPエンティティは、UEと呼ばれることがある。
NW:NWは、ネットワークノード、送信/受信ポイント(TRP)、セル(例えば、SpCell、PCell、PSCell、及び/又はSCell)、eNB、gNB、及び/又はBSであってよい。
サービングセル/セル:PCell、PSCell、及び/又はSCellであってよい。サービングセルは、アクティベートされた、及び/又は非アクティベートされたサービングセルであってよい。
SpCell:デュアル接続動作のために、用語SpCellは、MACエンティティがMCG又はSCGに関連付けられているかどうかに応じて、MCGのPCell又はSCGのPSCellを指すことができる。そうでなければ、用語SpCellは、PCellを指すことができる。SpCellは、PUCCH送信及びCBRAをサポートし、常にアクティベートされる。
CC(Component Carrier):CCは、PCell、PSCell、及び/又はSCellであってよい。
CG設定:3GPP TS 38.321V15.7.0に紹介されているように、IE ConfiguredGrantConfigは、2つの可能なスキームに従って動的グラント無しでUL送信を設定するために使用されうる。ULグラントは、RRC(type1)を介して設定されてもよいし、PDCCH(type2)を介して提供されてもよい。さらなる詳細は、後に提示される。
以下は、本開示の実施形態に関する特定の情報を含む。図面及びそれらの添付の詳細な開示は、単に例示的な実施形態に向けられている。しかしながら、本開示は、これらの例示的な実施形態に限定されない。本開示の他の変形例及び実施形態は、当業者に想起されるであろう。特に断らない限り、図中の同様の又は対応する要素は、同様の又は対応する参照番号によって示され得る。更に、本開示における図面及び例示は、概して縮尺通りではなく、実際の相対的寸法に対応することを意図していない。
一貫性及び理解の容易さのために、同様の特徴は、実施例の図面において数字によって識別される(ただし、いくつかの実施例では、図示されていない)。しかしながら、異なる実施形態における特徴は、他の点で異なってもよく、従って、図面に示されるものに狭く限定されるべきではない。
「一実施形態」、「実施形態」、「例としての実施形態」、「様々な実施形態」、「いくつかの実施形態」、「本開示の実施形態」などへの言及は、本開示の実施形態が特定の特徴、構造、又は特性を含むことができるが、本開示の全ての可能な実施形態が必ずしも特定の特徴、構造、又は特性を含むわけではないことを示し得る。更に、「一実施形態において」、「一例としての実施形態において」、又は「実施形態」という語句の繰り返しの使用は、同じ実施形態を必ずしも指すものではないが、同じ実施形態を指すものであってもよい。更に、「本開示」に関連する「実施形態」のような語句の任意の使用は、本開示の全ての実施形態が特定の特徴、構造、又は特性を含まなければならないことを特徴付けることを意味せず、代わりに、「本開示の少なくともいくつかの実施形態」が述べられた特定の特徴、構造、又は特性を含むことを意味すると理解されるべきである。
用語「結合された」は、介在する部品を介して直接的又は間接的に接続されたものとして定義され、必ずしも物理的接続に限定されない。用語「含む(comprising)」は、利用されるとき、「含むが、必ずしもそれに限定されない」を意味し、それは特に、そのように開示された組み合わせ、群、グループ、及び同等物におけるオープンエンドの包含又はメンバーシップを示す。
用語「及び/又は」は、関連付けられたオブジェクトを記述するための関連付けの関係のみであり、3つの関係が存在し得ることを表し、例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在し、A及びBが同時に存在し、Bが単独で存在することを表し得る。「A及び/又はB及び/又はC」は、A、B及びCの内の少なくとも1つが存在することを表すことができる。その上、「/」という文字は、一般に前者と後者の関連付けられたオブジェクトが「又は」関係にあることを表す。
更に、非限定的な説明の目的のために、開示された技術の理解を提供するために、機能エンティティ、技法、プロトコル、規格などといった、特定の詳細が記載される。他の実施例において、既知の方法、技術、システム、アーキテクチャなどの詳細な開示は、本開示を不必要な細部で曖昧にしないために省略される。
当業者は、本開示における任意のNW機能又はアルゴリズムがハードウェア、ソフトウェア、又はソフトウェアとハードウェアとの組合せによって実施され得ることを直ちに認識するであろう。開示された機能は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせであり得るモジュールに対応し得る。ソフトウェアの実施形態は、メモリ又は他のタイプの記憶装置といったコンピュータ可読媒体上に記憶されたコンピュータ実行可能命令を含むことができる。
例えば、通信処理能力を有する1つ又は複数のマイクロプロセッサ又は汎用コンピュータは、対応する実行可能命令を用いてプログラムされ、開示されたNW機能又はアルゴリズムを実行することができる。マイクロプロセッサ又は汎用コンピュータは、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブル論理アレイ、及び/又は1つ又は複数のデジタル信号プロセッサ(DSP)を使用して形成することができる。本開示における例としての実施形態のいくつかは、コンピュータハードウェア上にインストールされ実行されるソフトウェアに向けられているが、ファームウェアとして、又はハードウェアとして、あるいはハードウェアとソフトウェアの組合せとして実施される代替の例としての実施形態は、本開示の範囲内に十分ある。
コンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク読取り専用メモリ(CD-ROM)、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶、又はコンピュータ可読命令を記憶することができる他の任意の同等の媒体を含むが、これらに限定されない。
無線通信NWアーキテクチャ(例えば、LTEシステム、LTE-Advanced(LTE-A)システム、又はLTE-Advanced Proシステム)は、通常、少なくとも1つのBS、及び少なくとも1つのUE、NWへの接続を提供する1つ又は複数の任意のNW素子を含む。UEは、BSによって確立されたRANによって、NW(例えば、CN、進化型パケットコア(EPC)NW、進化型ユニバーサル地上無線アクセスNW(E-UTRAN)、次世代コア(NGC)、5Gコアネットワーク(5GC)、又はインターネット)と通信する。
本開示において、UEが移動局、移動端末又は装置、ユーザ通信無線端末を含むことができるが、これらに限定されないことに留意されたい。例えば、UEは、携帯無線機器であってもよく、携帯電話機、タブレット、ウェアラブルデバイス、センサ、又はワイヤレス通信機能を有する個人用デジタル補助装置(PDA)を含むが、これらに限定されない。UEは、無線インターフェースを介してRAN内の1つ又は複数のセルと信号を送受信するように設定される。
BSは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)におけるようなノードB(NB)、LTE-Aにおけるような進化型ノードB(eNB)、UMTSにおけるような無線NWコントローラ(RNC)、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM)/GSM EDGE無線アクセスNW(GERAN)におけるような基地局コントローラ(BSC)、5GCに関連するE-UTRA BSにおけるような次世代eNB(ng-eNB)、5GアクセスNW(5G-AN)におけるような次世代ノードB(gNB)、及びセル内の無線通信を制御し、無線リソースを管理することができる任意の他の装置を含むことができるが、これらに限定されない。BSは、NWへの無線インターフェースを介して1つ又は複数のUEにサービスを提供するように接続することができる。
BSは、以下の無線アクセス技術(RAT)の内の少なくとも1つに従って通信サービスを提供するように設定される:マイクロ波アクセスのための世界的な相互運用(WiMAX)、GSM(しばしば2Gと呼ばれる)、GERAN、汎用パケット無線サービス(GPRS)、基本広帯域コード分割多元アクセス(W-CDMA)に基づくUMTS(しばしば3Gと呼ばれる)、高速パケットアクセス(HSPA)、LTE、LTE-A、eLTE(eLTE)、NR(しばしば5Gと呼ばれる)、及びLTE-A Pro。しかしながら、本開示の範囲は、先に開示されたプロトコルに限定されるべきではない。
BSは、RANに含まれる複数のセルを使用して、特定の地理的エリアに無線カバレッジを提供するように動作可能であってよい。BSは、セルの動作をサポートすることができる。各セルは、その無線カバレッジ内の少なくとも1つのUEにサービスを提供するように動作可能である。より具体的に、各セル(しばしば、サービングセルと呼ばれる)は、その無線カバレッジ内の1つ又は複数のUEにサービスを提供することができる(例えば、各セルは、DL及び任意選択でULパケット送信のために、その無線カバレッジ内の少なくとも1つのUEにDL及び任意選択でULリソースをスケジュールする)。BSは、複数のセルによって無線通信システム内の1つ又は複数のUEと通信することができる。セルは、近接サービス(ProSe)をサポートするためにサイドリンク(SL)リソースを割り当てることができる。各セルは、他のセルと重複したカバレッジエリアを有することができる。
マルチRATデュアルコネクティビティ(MR-DC)の場合において、MCG又はSCGのプライマリセルは、SpCellと呼ばれることがある。PCellは、MCGのSpCellを指すことができる。PSCellは、SCGのSpCellを指すことができる。MCGは、SpCell及び任意選択で1つ又は複数のSCellを含む、マスターノード(MN)に関連付けられたサービングセルのグループを指す。SCGは、SpCell及び任意選択で1つ又は複数のSCellを含む、セカンダリノード(SN)に関連付けられたサービングセルのグループを指す。
いくつかの実施形態において、UEは、関連付けられたサービスの関連するサービングセルとの(LTE/NR)RRC接続を有さないことがある。換言すると、UEは、サービングセルとのUE固有のRRCシグナリング交換を有さないことがある。その代わりに、UEは、DL同期信号(例えば、DL同期バーストセット)及び/又はサービングセルといったものからの関連するサービスに関係するブロードキャストSIのみを監視してもよい。その上、UEは、関連付けられたサービスのための1つ又は複数のターゲットSL周波数キャリア上に少なくとも1つのサービングセルを有することができる。他のいくつかの実施形態において、UEは、1つ以上のサービングセルをサービングRANとして設定するRANを考慮してよい。
先に開示したように、NRのためのフレーム構造は、eMBB、mMTC、及びURLLCといった、様々な次世代(たとえば、5G)通信要件に対応するための柔軟な設定をサポートし、一方で、高信頼性、高データ速度、及び低遅延性要件を満たす。OFDM技術は、3GPPに開示されているように、NR波形のためのベースラインとしてサーブすることができる。適応サブキャリア間隔、チャンネル帯域幅、及び巡回プレフィックス(CP)といった、スケーラブルなOFDMニューメロロジーも使用できる。加えて、NRのために、2つの符号化方式:(1)低密度パリティ検査(LDPC)符号と(2)ポーラ符号を検討した。符号化方式適応は、チャンネル状態及び/又はサービスアプリケーションに基づいて設定され得る。
1つのNRフレームの送信時間間隔において、少なくともDL送信データ、ガード期間、UL送信データを含めるべきであることも考慮される。DL送信データの各部、ガード期間、UL送信データも、例えば、NRのNWダイナミクスに基づいて、設定可能であるべきである。その上、SLリソースは、ProSeサービスをサポートするためにNRフレームで提供されてよい。
いくつかの実施形態において、NRは、RRC_INACTIVE状態をサポートすることができ、低頻度(周期的及び/又は非周期的)データ送信を用いるUEは、一般にRRC_INACTIVE状態でNWによって維持され得る。3GPP TS Rel-16までは、RRC_INACTIVE状態は、データ送信をサポートしないことがある。従って、UEは、任意のDL受信及び/又はULデータ送信のために接続を再開する(すなわち、RRC_CONNECTED状態にスイッチする)必要があり得る。接続セットアップ及びその後のRRC_INACTIVE状態へのリリースは、データパケットがどれほど小さく、低頻度であるかにかかわらず、各データ送信について起こり得、これは、不必要な電力消費及びシグナリングオーバーヘッドをもたらし得る。
具体的に、小規模データパケットの送信によるRRC_INACTIVE状態からのシグナリングオーバーヘッドは、問題であり、NW性能及び効率性のためだけでなく、UEバッテリ性能のためにも、UEの数がNRにおいて増加することにつれて、重大な問題になり得る。一般に、RRC_INACTIVE状態で間欠的な小規模データパケットを有するデバイスは、RRC_INACTIVE状態で小規模データ送信を可能にすることから、利益を得られることがある。
NRにおける小規模データ送信のためのキーイネーブラ、特にRRC_INACTIVE状態、2ステップRACH、4ステップRACH、及びCGタイプ1は、既に指定されていることがある。本開示は、NRのためのRRC_INACTIVE状態における小規模データ送信を可能にするこれらの概念に基づく。
いくつかの実施形態において、3GPP TS 38.300 V15.7.0及び3GPP TS 38.331V15.7.0に紹介されているように、RRC_INACTIVE状態は、UEがCM-CONNECTEDに留まり、NG-RANに通知することなく、NG-RAN(すなわち、RNA)によって設定されたエリア内で移動し得る状態であり得る。RRC_INACTIVE状態において、最後のサービングgNBノードは、UEコンテキストおよびサービングAMF及びUPFとの、UEに関連付けられたNG接続を維持することができる。
本開示の一例としての実施形態に従って、UEの異なるRRC状態及びNRにおける状態遷移の概観を示す図1を参照して下さい。RRC状態は、RRC_CONNECTED状態、RRC_INACTIVE状態、及びRRC_IDLE状態を含むが、いくつかの実施形態において、UEは、NRにおいて同時に1つのRRC状態しか持たないかもしれない。詳細は、後で紹介される。
いくつかの実施形態において、RRC_INACTIVE状態は、少なくとも以下の機能、PLMN選択、SIのブロードキャスト、セル再選択モビリティ、NG-RANによって開始されるページング(すなわち、RANページング)、NG-RANによって管理されるRANベースの通知エリア(すなわち、RNA)、NG-RANによって設定されるRANページングのためのDRX、UEのために確立された5GC-NG-RAN接続(制御/ユーザプレーンの両方)、NG-RAN及びUEに保存されたUE ASコンテキスト、UEが所属するRNAを知るNG-RANなどをサポートすることができ、これらは、実施形態の範囲を限定しない。
いくつかの実施形態において、5GCに接続されたNRのために、RRC_INACTIVE状態におけるUEコンテキストを識別するためにUEアイデンティティ「I-RNTI」が使用され得る。具体的には、I-RNTIは、新しいNG-RANノードに、古いNG-RANノード内のUEコンテキストへの参照を提供することができる。新しいNG-RANノードがI-RNTIから古いNG-RAN IDを解決する方法は、古い及び新しいNG-RANノードにおける適切な設定の主題であり得る。40ビットI-RNTIのいくつかの典型的な分割は、以下の内容を仮定することができる。
UE固有の参照:論理NG-RANノード内のUEコンテキストへの参照であってよい。
NG-RANノードアドレスインデックス:UE固有の部分を割り当てられたNG-RANノードを識別するための情報であってよい。
PLMN固有の情報:グローバルNG-RANノード識別子のPLMN ID部分へのインデックスを提供する、NW共有展開をサポートする情報であってよい。
SNPN固有の情報:オペレータによって設定された小規模PLMNであってよく、各SNPNは、一意のSNPNアイデンティティ(例えば、PLMN ID及びNIDの組み合わせを含むSNPNの識別子)によって識別されてもよい。CG設定は、SNPN IDに関連付けられ得る。
〔UEインアクティブASコンテキスト〕
いくつかの実施形態において、UEインアクティブASコンテキストは、接続が一時停止されたとき(例えば、UEがRRC_Inactive状態にあるとき)に保存され、接続が再開されたとき(例えば、UEがRRC_Inactive状態からRRC_CONNECTED状態に遷移したとき)に復元され得る。
いくつかの実施形態において、RRC接続の一時停止は、NWによって開始されてよい。RRC接続が一時停止される時、UEは、UE非アクティブASコンテキスト、及びNWから受信した任意の設定(例えば、CG設定)を保存し、RRC_INACTIVE状態に遷移することができる。UEがSCGを用いて設定される場合、UEは、RRC接続再開手順を開始すると、SCG設定をリリースすることができる。RRC接続を一時停止するRRCメッセージは、統合的に保護され、暗号化されていることがある。
一時停止されたRRC接続の再開は、UEがRRC_INACTIVE状態からRRC_CONNECTED状態に遷移する必要がある時、上位層によって、又はRNA更新を実行するためのRRC層によって、又はNG-RANからRANページングによって開始され得る。RRC接続が再開されるとき、NWは、保存されたUE非アクティブASコンテキスト、及びNWから受信した任意のRRC設定に基づいて、RRC接続再開手順に従って、UEを設定することができる。RRC接続は、手順を再開し、ASセキュリティを再アクティベートし、SRB及び/又はDRBを再確立することができる。
いくつかの他の実施形態において、RRC接続を再開するための要求に応じて、NWは、一時停止されたRRC接続を再開し、RRC_CONNECTED状態への遷移をUEに指示する、又は再開するための要求を拒否し、(待機タイマーを用いて)RRC_INACTIVE状態への遷移をUEに指示する、又はRRC接続を直接的に再度、一時停止し、RRC_INACTIVE状態への遷移をUEに指示する、又はRRC接続を直接的にリリースし、RRC_IDLE状態への遷移をUEに指示する、又はNASレベルの回復を開始するようにUEに指示する(例えば、NWは、RRCセットアップメッセージを送信する)。
いくつかの実施形態において、RRC_INACTIVE状態で、UE固有のDRXは、上位層又はRRC層によって設定されてよく、UE制御モビリティは、NW設定に基づいてよく、UEは、UE非アクティブASコンテキストを保存してよく、RANベースの通知領域は、RRC層によって設定されてよい。更に、UEは、RRC_INACTIVE状態で以下を実行することができる。
DCIを介してP-RNTIを用いて送信されたショートメッセージを監視する。
5G-S-TMSIを使用してCNページングのためのページングチャンネルを監視し、完全なI-RNTIを使用してRANページングを監視する。
隣接セル測定及びセル(再)選択を実行する。
RNA更新を、定期的に、及び設定されたRNAの外に移動する場合に行う。
SIを取得し、SI要求を送信する(設定されている場合)。
小規模データ送信を行う。
〔RA手順〕
いくつかの実施形態において、サポートされるRA手順の二つのタイプは、存在することができ、具体的には、
(MSG1を有する)4ステップRAタイプ、例えば、CFRA及び/又は4ステップCBRA、及び
(MSGAを有する)2ステップRAタイプ、例えば、2ステップCFRA及び/又は2ステップCBRAである。
いくつかの実施形態において、UEは、DLパスロス参照のNW設定及び/又はRSRPに基づいてRAのタイプを選択することができる。NWは、帯域幅部分(BWP)のために、MSG1(すなわち、4ステップCFRA)を有するCFRA、及びMSGA(すなわち、2ステップCFRA)を有するCFRAを同時に設定することができない。より詳しい詳細は、以下に紹介される。
CFRAが設定されていないとき、RSRP閾値は、RA手順の開始時に2ステップRAタイプと4ステップRAタイプとの間で選択するために、UEによって使用され得る。
専用のMSG1を有するCFRAが設定されるとき、UEは、RA手順の開始時に4ステップRAタイプを選択することができる。
専用のMSGAを有するCFRAが設定されるとき、UEは、RA手順の開始時に2ステップRAタイプを選択することができる。
〔設定されたULグラント〕
いくつかの実施形態において、3GPP TS 38.300 V15.7.0及び3GPP TS 38.321 V15.7.0において紹介されるように、ULにおいて、gNBは、PDCCH上のC-RNTIを介してUEにリソースを動的に割り当てることができる。UEは、そのDL受信が有効化されるとき(例えば、設定されたとき、DRXによって支配される活動)、UL送信のための可能なグラントを受信するために、PDCCHを常に監視することができる。CAが設定されるとき、同じC-RNTIは、全てのサービングセルに適用され得る。
いくつかの実施形態において、CG(設定されたULグラントとも呼ばれ得る)を用いて、gNBは、UEへの初期HARQ送信のためにULリソースを割り当てることができる。2つのタイプの設定されたULグラントは、以下のように定義され得る。
CGタイプ1を用いると、RRCは、(例えば、周期性を含んでいる)設定されたULグラントを直接的に、提供することができる。
CGタイプ2を用いると、RRCは、設定されたULグラントの周期性を定義することができ、一方で、CS-RNTIにアドレス指定されたPDCCHは、設定されたULグラントをシグナリングし、アクティブベートする、又は非アクティベートすることができ、すなわち、CS-RNTIにアドレス指定されたPDCCHは、非アクティブベートされるまで、ULグラントがRRCによって定義された周期性に従って暗黙的に再使用され得ることを示す。
特に、CGタイプ1及びタイプ2は、サービングセル毎に及びBWP毎にRRCによって設定され得る。複数の設定は、異なるサービングセル上でのみ同時にアクティブであってよい。タイプ2のために、アクティベーション及び非アクティベーションは、サービングセルの間で独立であってよい。同じサービングセルのために、MACエンティティは、CGタイプ1又はタイプ2のいずれかで設定され得る。
いくつかの実施形態において、RRCは、CGタイプ1が設定されるとき、以下のパラメータを設定することができる(しかし、これに限定されない)。
cs-RNTI:再送信用であってよい。
周期性:CGタイプ1の周期性であってよい。
timeDomainOffset:時間領域におけるSFN=0に対するリソースのオフセットであってよい。
timeDomainAllocation:startSymbolAndLength(すなわち、TS 38.214のSLIV)を格納する、時間ドメイン内の設定されたULグラントの割り当てであってよい。
nrofHARQプロセス:CGのためのHARQプロセスの数であってよい。
いくつかの実施形態において、上位層によるサービングセルのためのCGタイプ1の設定時に、MACエンティティは、
上位層によって提供されるULグラントを、示されたサービングセルのための設定されたULグラントとして格納することができ、且つ/又は
設定されたULグラントを、timeDomainOffset及びS(3GPP TS 38.214で指定されるSLIVから導出される)に従ってシンボル内で開始し、周期性を伴って再発生するように初期化/再初期化することができる。
NRに関係し、且つ関連付けられたいくつかの他の実施形態において、RRC_INACTIVE状態における小規模ULデータ送信は、事前に検討されている。RRC_INACTIVE状態におけるUL小規模データ送信のための解決方法は、異なるサービス要件に関して、サービスに依存しない(service-agnostic)ことがある。いくつかの実施形態において、候補の解決方法のための以下の特徴の内の1つ又は複数を適用することができる。
小規模データ送信は、RACHベースのスキーム(例えば、2ステップ及び/又は4ステップRACH手順)及び/又は事前に設定されたPUSCHリソース(例えば、CGタイプ1)の両方で動作することができる。
RRC_INACTIVE状態におけるULデータ送信に使用されるUE ASコンテキスト識別子(例えば、UE非アクティブASコンテキスト)は、RRC_INACTIVE状態からRRC_CONNECTED状態への状態遷移で使用されるコンテキスト識別子と同じであってよい。UE ASコンテキストは、「ASコンテキストID」を介してNW内の位置を確認され、識別されてもよく、ASコンテキストIDは、UEがRRC_INACTIVE状態に遷移するとき、NWによって割り当てられ、UE(及びNW)に格納され、UEが小規模データを送信しようとするとき、及び/又はRRC_CONNECTED状態への遷移を実行しようとするとき、ASコンテキストの位置を確認するために使用されてよい。UE ASコンテキストは、「アンカー」/ソースgNBに格納され得、小規模データ送信のトリガーリング、及び/又はRRC_INACTIVE状態からRRC_CONNECTED状態への遷移時に必要とされるとき、新しいサービングgNBにフェッチされ得る。
小規模データ送信は、コンテンション解決(例えば、少なくともRACHが使用されるとき)のために、「第1の」メッセージの中で送信されたASコンテキストIDを使用することができる。小規模ULデータを有する「第1の」メッセージが受信された後、NWは、DL RRCメッセージ(例えば、RRCConnectionResume)を介して、RRC_CONNECTED状態に遷移することができることをUEに知らせることができてよい。小規模ULデータを有する「第1の」メッセージは、必要に応じて、NWが過負荷制御及び優先順位付けを適用することを可能にする情報を提供することができる。
大規模データの送信は、RRC_CONNECTED状態への状態遷移を引き起こし得る。状態遷移は、NWの決定であってよい。
UEは、NWがRRC_CONNECTED状態に遷移することをUEに示すことを可能にするため、又はNWがRRC_INACTIVE状態、例えばBSRに留まることをUEに示すことを可能にするために必要な全ての情報を、初期ULデータ送信を用いて、提供することができる。
RRC_INACTIVE状態における後続の小規模上りリンクデータ送信(例えば、第1のULデータの後の送信)は、サポートされ得る。
ユーザプレーンデータが利用可能であれば、NW応答メッセージ(例えば、MSG4/MSGB)と共に小規模DLデータをUEに送ることは、ユーザプレーン設計がそれをサポートする場合、有益であるかもしれない。
小規模データ送信の解決方法は、少なくともRLC ARQメカニズムをサポートすることができる。
UEがRRC_INACTIVE状態において小規模データを送信する時、NWは、コンテキスト更新を実行する能力を有してよい。コンテキスト更新は、RRC信号に依存してよく、「第2の」メッセージ(例えば、RRCConnectionResume、又は小規模データ送信によってトリガーされる制御応答メッセージ)で実行されてよい。
小規模データ送信のために、以下の特性を紹介することができる。
RRC_INACTIVE状態におけるUEコンテキストは、無線ベアラ(例えば、DRB及び/又はSRB)、論理チャンネル及び/又はセキュリティの設定を含むことができる(ただし、これに限定されない)。UEは、RRC_CONNECTED状態と同じPDCPエンティティを維持し、PDCPのPDCP COUNT及びシーケンス番号(SN)を維持することができる。
NWは、必要に応じて、ULデータ送信に応答してRRC_CONNECTED状態に遷移することをUEに示すことができる。UE IDは、RAN内のUEコンテキストを一意に識別することができる。UEコンテキストは、アンカーgNBにおいて維持され得る。
UEは、UEのバッファ内の少なくともデータの量に関係する、又はそれに関連付けられた閾値に基づいて、小規模データ送信を使用するかどうかを判定することができる。データの量が閾値より大きい場合、UEは、RRC_CONNECTED状態に遷移するためにRRC手順(例えば、RRC接続再開手順)を開始することができる。
1つ又は複数のDRB(及び/又はSRB)は、RRC_INACTIVE状態に維持され得、データ送信は、対応するサービスに関連付けられたDRB上で実行され得る。特に、1つ又は複数のDRB及び/又はSRBは、小規模データ送信のために具体的に設定され得る。例えば、UEは、DRB及び/又はSRBの内のいくつかが、小規模データ送信のために使用され得、一方で、他のDRB及び/又はSRBが小規模データ送信のために使用され得ないことを(NWから)示すことができる。
3ステップRRC手順に基づくRRC_INACTIVE状態からRRC_CONNECTED状態への遷移は、ベースラインであってよく、2ステップRRC手順(再開要求、再開)を更に検討することができる。
MSG3/MSGA(「RRC接続再開要求」)は、少なくとも、NWがコンテンション解決方法を実行し、UE ASコンテキストを識別し、正しいUEを検証するために必要な情報を含むことができる。UEは、RRC_INACTIVE状態での小規模ULデータ送信を暗号化できてよい。
NWからのMSG4/MSGB応答(例えば、「RRC接続再開」)を受信すると、UEは、正しいNWを識別し、コンテンション解決方法を行い、DLデータを受信し、RRC_INACTIVE状態のままにするか、以前に一時停止された接続を再開する、すなわち、RRC_CONNECTED状態に移行するかのいずれかである。
DL送信/応答及びその後の送信は、UEがRRC_CONNECTED状態に遷移することなしにサポートされてよい。
HARQ ACK/NACK送信は、MSG3/MSGAが送信されるときにサポートされてよい(すなわち、UEは、第1のULパケットを送信すると、PDCCHを継続的に監視することが期待され、DL RLC ACK/NACKメッセージは、UEがDLチャンネルをリッスンし続けるとき、通常通りスケジュールされてよい)。
UEは、NWがRRC_INACTIVE状態からUEを遷移させる、又はRRC_CONNECTED状態に遷移させると決定できるようにする情報を提供することができる。
RRC_INACTIVE状態における小規模データ送信のために、UEは、現在設定されているDRBを使用することができる。
〔RRC_INACTIVE状態における小規模データ送信をサポートする設定〕
UEがRRC_INACTIVE状態である間、小規模データ送信は、サポートされてよい。図1に示されるようなRRC状態の機械及び状態遷移に基づいて、UEのRRC状態は、NWによって制御され得る。NWは、一時停止設定(例えば、suspendConfigを含むRRCRelease)を有するRRCリリースメッセージを介して、RRC_CONNECTED状態からRRC_INACTIVE状態に遷移することをUEに示すことができる。UEのRRC状態は、RRC_IDLE状態からRRC_INACTIVE状態に切り替わらない場合がある。小規模データ送信のための設定(例えば、RACH設定、CG設定、RB設定、TA設定、BWP設定など)は、RRCリリースメッセージ、例えば、一時停止設定を有するRRCリリースメッセージを介して設定され得る。その上、UEがRRC_INACTIVE状態にある場合、NWは、別のRRCリリースメッセージ、ページング及び/又はSIを介した小規模データ送信のために、設定を(再)設定することができる。
小規模データ送信のための設定は、(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態における小規模データ送信をサポートするように設定されている場合)によって適用されてよく、以下の設定の少なくとも1つを参照することがある。
〔RACH設定〕:小規模データ送信のための特定の(グループの)プリアンブル及び/又はPRACHリソースが設定され得る。特定のプリアンブル及び/又はPRACHリソースは、MSG3のための特定のグラントサイズに関連付けられ得る。UEは、(例えば、バッファ状態、チャンネル品質などに基づいて)いくつかの基準に基づいて、小規模データ送信のためのRA手順を開始するためにプリアンブル及び/又はPRACHリソースを選択しうる。
〔2ステップRACH設定〕:小規模データ送信のための特定の(グループの)プリアンブル、PRACHリソース、及び/又はMSGA PUSCHを設定することができる。UEは、(例えば、バッファ状態、チャンネル品質などに基づいて)いくつかの基準に基づいて、プリアンブル、PRACHリソース、及び/又は関連付けられたMSGA PUSCHを選択しうる。
〔CG設定〕:3GPP TS 38.321 V15.7.0からのIE ConfiguredGrantConfigにリストされるようなパラメータ/IEの内の1つ又は複数(例えば、CGの周期性、ULリソースのサイズ、ULリソースの持続時間など)及び/又は他のパラメータ(例えば、CGのリリースに使用され得る数/カウンタ、TA有効性のためのTAタイマー、RSRPの変更のための閾値、時間オフセット、UE固有RNTI(例えば、C-RNTI)、CG ID、及び/又はCGの応答のためのタイマー/タイムウィンドウなど)を含むことができる。CG設定は、CGタイプ1及び/又はCGタイプ2であってよい。CGは、コンテンションベースのリソース及び/又はコンテンションフリーリソースであってよい。CGは、RRC_INACTIVE状態でのみ使用される、及び/又はRRC_CONNECTED状態とRRC_INACTIVE状態の両方で使用されてよい。CGは、UEのための専用ULリソースであってよい。UEは、複数のCG設定(例えば、RRC_INACTIVE状態における様々なサービスのための送信のために使用される)を用いて設定され得る。より具体的に、CGを介した送信の数は、CG設定において設定され得る。例えば、数が2である場合、UEは、送信のためにCGを2回だけ使用することができる。一実施例において、UEは、カウンタを維持することができ、UEは、CGを介した各送信の後にカウンタをデクリメントする。より具体的に、タイマーは、CG設定内にあってよい。より具体的に、(例えば、CG設定を介して設定された)タイマーを使用し、CGが有効であるか否かを示すことができる。CGは、タイマーが動作している間、有効であると見なされてよい。具体的に、タイマーは、TAタイマー及び/又は特定のタイマーであってよい。
〔RB設定〕:特定のSRB及び/又はDRBの内の1つ又は複数は、RRC_INACTIVE状態における小規模データ送信のために設定され得る。例えば、UEがRRC_INACTIVE(例えば、IE suspendConfigを用いてRRCリリースを受信した後)である場合、具体的なSRB及び/又はDRBは一時停止されない(例えば、維持/再開される)。
〔BWPインディケータ〕:(例えば、小規模データ送信のために)UEがRRC_INACTIVE状態で使用するように特定のBWP(ID)を設定できる。例えば、UEがBWPインディケータを受信した場合、UEは、RRC_INACTIVE状態に入ったときに、BWPを示されたBWPにスイッチすることができる。
〔UE ID〕:UE IDは、特定のRNTI(例えば、C-RNTI、I-RNTI、fullI-RNTI、shortI-RNTI、及び/又はCG及び/又は小規模データ送信のための特定のRNTIなど)、UE ASコンテキストID、及び/又はUE非アクティブASコンテキストなどに対応し得る。UE IDは、小規模データ送信と共に送信されてよい。例えば、UE IDは、MSG1、MSG3、MSGA PUSCH、及び/又はCGから導出されたULリソースを介して送信されてよい。UE IDは、小規模データ送信のためのCGの要求のためにUEによって使用されてよい。
〔TA設定〕:RRC_INACTIVE状態におけるUEのために、特定のTAタイマーを設定できる。例えば、UEが特定のタイミングアドバンスコマンド(例えば、ページングメッセージ、ショートメッセージ、及び/又は他のDL信号(例えば、PDCCH、RAR、MSGB、MAC CE、及び/又は特定のDCIフォーマット)を介して)を受信したとき、UEは、タイミングアドバンスコマンドを適用し、及び/又は特定のTAタイマーを(再)開始することができる。タイミングアドバンスコマンドは、UL同期のためのTA値を更新するために使用されてよい。特定のTAタイマーが動作している間、UEは、TAが有効である(すなわち、ULがタイムアラインされている)と見なすことができる。特定のTAタイマーが満了する、又は動作していない場合、UEは、TAが有効でない(すなわち、ULがタイムアラインされていない)と見なすことができる。UEは、TAが有効とみなされる場合、RRC_INACTIVE状態におけるUL送信にのみCGを使用することができる。そうでなければ、UEは、TAが有効でないと考えられる場合、RRC接続再開手順、及び/又はRA手順を開始することができる。
〔ページング設定〕:ページングサイクルを設定できる。
〔RAN通知領域設定〕:セルIDのリスト、RAN領域設定リスト、RAN領域コード(RANAC)のリスト、及び/又はトラッキング領域コードのリストを含むことができる。RAN通知領域のための特定のタイマーは、設定され得る(例えば、3GPP TS 38.331 V15.7.0に紹介されているt380と同様である)。
いくつかの実施形態において、(例えば、RRC_CONNECTED状態における)UEが(例えば、RRCリリースメッセージを介して)小規模データ送信のために設定を受信する時、UEは、RRC_CONNECTEDからRRC_INACTIVE状態に遷移し、小規模データ送信のために設定を適用することができる。UEは、小規模データ送信のための設定に基づいて、UEがRRC_INACTIVE状態にある間、UL又はDLデータ送信を実行することができる。更に、UEは、(例えば、RRCリリースメッセージを介して)小規模データ送信のために設定を受信した後、MACをリセットしてもよい(し、しなくてもよい)。UEは、(例えば、RRCリリースメッセージを介して)小規模データ送信のための設定を受信した後、デフォルトのMACセルグループ設定をリリースすることがある(又はそうでないことがある)。UEは、(例えば、RRCリリースメッセージを介して)小規模データ送信のための設定を受信した後、小規模データ送信のための設定によって示されるいくつかのSRB及び/又はDRBを一時停止しないことがある(又は再開することがある)。代替的に、いくつかのデフォルトSRB及び/又はDRBは、小規模データ送信のために、設定において、又は3GPP TSにおいて指定され得る。
UEは、RRC_INACTIVE状態における小規模データ送信のためにCGを用いて設定できる。この機能をサポートするために、1つの問題は、UEに提供される対応するCG設定/リソースをどのように、及び/又はいつ(再)設定及び/又は(再)初期化するかである。UEがCGを用いて設定されている場合、及び/又は設定が初期化されている場合、UEは、RRC_INACTIVE状態においてCGを介して(例えば、CGのULリソースを介して)送信を実行してよい。
具体的に、UEがRRC_CONNECTED状態にあると仮定すると、UEは、NWからのRRCシグナリングを介してCG設定を用いて設定されてよい。例えば、CG設定は、IE configuredGrantConfigを介して提供でき、configuredGrantConfigは、表1に示すように、BWP-UplinkDedicated IEに含まれてよい。この設定に基づいて、CG設定は、(専用の)BWPに関連付けられ得る。
UEがRRC_CONNECTED状態にあるときに設定されるCG設定は、UEがRRC_CONNECTED状態からRRC_INACTIVE状態にスイッチされたとき/後、適用され得、例えば、UEがRRC_CONNECTED状態にあるときにNWによって設定されるCG設定は、UEがRRC_INACTIVE状態にある間に更に適用され得る。例えば、UEがRRC_CONNECTED状態にあるとき、(例えば、BWP-UplinkDedicated内で、及び/又は特定のBWP(例えば、開始BWP、デフォルトBWP、及び/又は等)で設定された)設定されたCG設定は、UEがRRC_INACTIVE状態にスイッチされたとき、リリースされず、クリアもされなくてもよい。レガシーメカニズムにおいて、UEがIE suspendConfigを用いてRRCリリースを受信する場合、UEは、MACをリセットしてよい。UEがMACをリセットした場合、UEは、全てのtimeAlignmentTimersを満了したと見なし、設定されたDL割り当て及び設定されたULグラントをクリアすることができる。従って、RRC_CONNECTED状態で設定されたCG設定がRRC_INACTIVE状態で適用されることがサポートされている場合、UEがRRC_INACTIVE状態に入ったとき、CG設定は、維持、保存、及び/又はクリアされないことがある。
一実施例において、UEがRRCリリースメッセージ(例えば、RRCリリースとも呼ばれる)及び/又は一時停止コマンド(例えば、IE suspendConfig)及び/又は小規模データ送信のための特定の設定を受信するとき、UEは、RRC_INACTIVE状態に入ることができる。
一実施例において、UEがRRCリリースメッセージ(例えば、RRCリリース)及び/又は一時停止コマンド(例えば、IE suspendConfig)及び/又は小規模データ送信のための特定の設定を受信するとき、UEは、RRC_INACTIVE状態に入ることがあり、UEは、(1つ又は複数の)CG設定をクリア/リリースしないことがある。
一実施例において、UEがRRCリリースメッセージ(例えば、RRCリリース)及び/又は一時停止コマンド(例えば、IE suspendConfig)及び/又は小規模データ送信のための特定の設定を受信するとき、UEは、RRC_INACTIVE状態に入ることがあり、UEは、(1つ又は複数の)CG設定を保存することがある。
一実施例において、UEがRRCリリースメッセージ(例えば、RRCリリース)及び/又は一時停止コマンド(例えば、IE suspendConfig)及び/又は小規模データ送信のための特定の設定を受信するとき、UEは、RRC_INACTIVE状態に入ることがあり、UEは、(1つ又は複数の)CG設定を一時停止することがある。
一実施例において、UEがRRCリリースメッセージ(例えば、RRCリリース)及び/又は一時停止コマンド(例えば、IE suspendConfig)及び/又は小規模データ送信のための特定の設定を受信するとき、UEは、RRC_INACTIVE状態に入ることがあり、UEは、1つ又は複数のCG設定を(再)初期化/アクティベートすることがある。
いくつかの態様において、NWは、(1つ又は複数の)特定のCG設定がクリア/リリースされない、保存される、一時停止される、及び/又は(再)初期化される(例えば、(例えば、IE suspendConfig及び/又は小規模データ送信のための特定の設定を用いて)RRCリリースメッセージを介して)ことを示すことができる。
いくつかの態様において、クリア/リリースされない、保存される、一時停止される、及び/又は(再)初期化される/アクティベートされ得る特定のCG設定は、特定の設定に関連付けられてよい。例えば、UEは、IE configuredGrantConfigを介して設定されたCG設定(例えば、RRC_CONNECTED状態における送信のためにのみ適用され得るCG設定)をリリースする、又は(全て)クリアすることができる。UEは、別IE(例えば、RRC_INACTIVE状態における送信のためにのみ使われるかもしれないRRCリリースメッセージに含まれるIE)を介して設定されたCG設定をリリースも、クリアもしないことがある。UEは、別のIE(例えば、RRC_INACTIVE状態における送信にのみ使用され得るRRCリリースメッセージに含まれるIE)を介して設定されたCG設定を保存、一時停止、及び/又は(再)初期化してよい。
いくつかの態様において、クリアされない/リリースされず、保存され、一時停止され、及び/又は(再)初期化/アクティベートされる特定のCG設定は、BWP又は前記CG設定が属するセルに依存することがある。
例えば、UEが(IE suspendConfigを有する、及び/又は小規模データ送信のための特定の設定を有する)RRCリリースメッセージを受信した場合、UEは、RRC_INACTIVE状態に入ることがあり、UEは、(1つ又は複数の)特定のBWPからの(1つ又は複数の)CG設定をクリアする/リリースすることをしない場合がある。他のBWPのCG設定は、クリア/リリースされ得る。
例えば、UEが(IE suspendConfigを有する、及び/又は小規模データ送信のための特定の設定を有する)RRCリリースメッセージを受信した場合、UEは、RRC_INACTIVE状態に入ることがあり、UEは、(1つ又は複数の)特定のBWPからの(1つ又は複数の)CG設定を保存することができる。
例えば、UEが(IE suspendConfigを有する、及び/又は小規模データ送信のための特定の設定を有する)RRCリリースメッセージを受信した場合、UEは、RRC_INACTIVE状態に入ることがあり、UEは、(1つ又は複数の)特定のBWPから(1つ又は複数の)CG設定を一時停止することができる。
例えば、UEが(IE suspendConfigを有する、及び/又は小規模データ送信のための特定の設定を有する)RRCリリースメッセージを受信した場合、UEは、RRC_INACTIVE状態に入ることがあり、UEは、(1つ又は複数の)特定のBWPの(1つ又は複数の)CG設定を(再)初期化/アクティブベートすることができる。
例えば、UEが(IE suspendConfigを有する、及び/又は小規模データ送信のための特定の設定を有する)RRCリリースメッセージを受信した場合、UEは、RRC_INACTIVE状態に入ることがあり、UEは、SpCell内の(1つ又は複数の)特定のBWPから(1つ又は複数の)CG設定をクリアしない/リリースしないことがある。SCellに設定されたCG設定は、クリア/リリースされてよい。
特定のBWPは、初期BWP、デフォルトBWP、NWによって明示的に示されるBWP(例えば、configuredGrantConfig IEで示される、又はIE suspendConfigを有するRRCリリースメッセージで示される)、及び/又はRRC_INACTIVE状態でUL送信のための特定のBWPであってよい。特定のBWPは、BWP-UL IEにおいて設定され得る。代替的に、特定のBWPは、(IE suspendConfigを有する)RRCリリースメッセージを介して示されてよい。代替的に、特定のBWPは、対応する小規模データ送信設定を介して示されてもよい。
UEが(IE suspendConfigを有する、及び/又は小規模データ送信のための特定の設定を有する)RRCリリースメッセージを受信した場合、UEは、TAタイマーが満了したとみなさないことがある。UEが(IE suspendConfigを有する、及び/又は小規模データ送信のための特定の設定を有する)RRCリリースメッセージを受信した場合、UEは、RRC_INACTIVE状態でTAタイマーを維持することがある。UEが(IE suspendConfigを有する、及び/又は小規模データ送信のための特定の設定を有する)RRCリリースメッセージを受信した場合、UEは、TAタイマーを(再)開始することがある。
TAタイマーは、セル又はCG設定で設定された、及び/若しくはSpCellに関連付けられた、TAGのセルに関連付けられ得る。UEは、TAタイマーが実行されていない間、又はTAタイマーが満了すると、CGリソースをクリアし、及び/又はCG設定をリリースすることができる。UEがRRC_CONNECTED状態の間に動作しているTAタイマーは、UEがRRC_INACTIVE状態の間、動作し続けることができる。TAタイマーは、RRC_CONNECTED状態で設定されたtimeAlignmentTimerであってよい。TAタイマーは、RRC_INACTIVE状態のために設定された特定のタイマーであってよい(例えば、TAタイマーのための対応する設定は、RRCリリースメッセージと共に(IE suspendConfigを有して、及び/又は、小規模データ送信のための特定の設定を有して)示されてよい)。TAタイマーは、ページングメッセージ、ショートメッセージ、RARメッセージ(例えば、MSG2)、特定のDL信号(例えば、PDCCH/DCI/MAC CE/RRCを介して)、及び/又はMSGB(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき)を介してタイミングアドバンスコマンドを受信すると、(再)開始されてもよい。
いくつかの実施形態において、UEがNWからページングメッセージを介してタイミングアドバンスコマンドを受信するとき、(例えば、PagingRecordに含まれるue-IdentityがUEの識別、及び/又は保存されたfullI-RNTIと一致する場合)UEは、対応するTAタイマーを(再)開始してよい。UEは、PagingRecordに含まれるue-IdentityがUEの識別及び/又は保存されたfullI-RNTIと一致する場合にのみ、ページングメッセージからタイミングアドバンスコマンドを適用することができる。
他の実施形態において、UEがNWからショートメッセージを介してタイミングアドバンスコマンドを受信するとき、(例えば、UEのために短いメッセージが(例えば、UE識別に基づいて)送信される場合)UEは、対応するTAタイマーを(再)開始してよい。UEが(IE suspendConfigを有する、及び/又は小規模データ送信のための特定の設定を有する)RRCリリースメッセージを受信した場合、UEは、MACをリセットしない、及び/又はMACを部分的にしかリセットしないことがある(例えば、RRCリリースメッセージに(この情報を示すIE suspendConfigを有する)インディケーションを含めることができる)。UEは、小規模データ送信のための特定の設定、及び/又はRRC_CONNECTED状態のCG設定が初期化されていない場合(例えば、CG設定がクリア/リリースされている場合)、MACをリセットすることができる。
UEが(IE suspendConfigを有する、及び/又は小規模データ送信のための特定の設定を有する)RRCリリースメッセージを受信した場合、UEは、(例えば、(この情報を示すIE suspendConfigを有する)RRCリリースメッセージに含まれるインディケーションに基づいて)MACをリセットすることができ、UEは、以下を実行することができる。
各論理チャンネルのためのBjをゼロに初期化する。
3GPP TS 38.321 V15.7.0に紹介されている全ての実行タイマーを停止する、及び/又は一部のタイマーを停止する。例えば、CG関係タイマーは、停止されなくてもよい。BWP関係タイマーは、停止されなくてもよい。TAタイマーは、停止されなくてもよい、など。
3GPP TS 38.321 V15.7.0に紹介されているように、全てのtimeAlignmentTimersが満了したとみなし、対応するアクションを実行する。
全てのUL HARQプロセスのための新しいデータインディケータ(NDI)を0にセットする。
全ての進行中のRACH手順を停止する。
明示的にシグナルされたCFRAリソースを全て破棄する。
MSG3バッファをフラッシュする。
全てのトリガーされたSR手順をキャンセルする。
全てのトリガーされたBSR手順をキャンセルする。
全てのトリガーされたPower Headroom Reporting手順をキャンセルする。
全てのDL HARQプロセスのソフトバッファをフラッシュする。
各DL HARQプロセスのために、トランスポートブロック(TB)のための次の受信された送信を第1の送信としてみなす。
任意の一時的C-RNTIをリリースする。
BFI_COUNTERをリセットする。
UEがIE suspendConfigを有する(及び/又は小規模データ送信のための特定の設定を有する)RRCリリースメッセージを受信した場合、UEは、(例えば、(IE suspendConfigを有する)RRCリリースメッセージに含まれるインディケーションに基づいて)MACを部分的にリセットしてもよく、UEは、以下の1つ又は複数を実行してもよい。
各論理チャンネルのBjをゼロに初期化する。
3GPP TS 38.321 V15.7.0に紹介されている全ての動作しているタイマーを停止する、及び/又はいくつかのタイマーを部分的に停止する。例えば、CG関係タイマーは、停止されなくてもよい。BWP関係タイマーは、停止されなくてもよい。TAタイマーは、停止されなくてもよい、など。
3GPP TS 38.321 V15.7.0に紹介されているように、全てのtimeAlignmentTimersが満了したとみなし、対応するアクションを実行する。
全てのUL HARQプロセスのためのニューデータインディケータ(NDI)を0にセットする。
全ての進行中のRACH手順を停止する。
もしあれば、明示的にシグナルされたCFRAリソースを廃棄する。
MSG3バッファをフラッシュする。
全てのトリガーされたSR手順をキャンセルする。
全てのトリガーされたBSR手順をキャンセルする。
全てのトリガーされたPower Headroom Reporting手順をキャンセルする。
全てのDL HARQプロセスのためのソフトバッファをフラッシュする。
各DL HARQプロセスのために、トランスポートブロック(TB)のための次の受信された送信を第1の送信とみなす。
全ての一時的C-RNTIをリリースする。
BFI_COUNTERをリセットする。
UEは、全てのTAタイマーが満了になったとみなさないことができる(例えば、TAタイマーの内の1つ又は複数は、動作し続けることができる)。
いくつかの実施形態において、UEがRRC_INACTIVE状態に入るとき、UEは、インディケーション又はシグナリングを送信して、UEがCG設定を初期化するかどうかをNWに通知することができる。例えば、UEがCG設定を初期化した時/後、UEは、NWにインディケーションを送信することができる。
インディケーションは、RRC/MAC/PHY信号を介してNWに送信され得る。代替的に、UEがRRC_INACTIVE状態に入ったとき、及び/又はUEがCG設定を初期化したとき、UEは、インディケーションを生成するための手順をトリガーすることができる。代替的に、インディケーションは、(例えば、CGを初期化/アクティベートした後、)(第1の)CG設定によって提供されるリソースを介して、NWに送信されてもよい。
〔Alt.1:CG設定は、RRCリリースメッセージに含まれていてよい。〕
いくつかの実施形態において、CG設定は、小規模データ送信のために設定に含まれてもよい。小規模データ送信のため対応する設定は、(IE suspendConfigを有する)RRCリリースメッセージを介して設定できる。本開示において、小規模データ送信のための設定は、提供される。
いくつかの実施形態において、(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態になったとき)UEがCG設定を受信した場合、UEは、CG設定を(再)初期化することができる。
いくつかの実施形態において、(例えば、UEがRRC_INACTIVE状態になったとき)UEがRRCリリースメッセージを受信した場合、UEは、CG設定を(再)初期化することができる。
いくつかの実施形態において、CG設定は、3GPP TS 38.321 V15.7.0で紹介されたIE ConfiguredGrantConfigにリストされたパラメータの内の1つ又は複数(例えば、周期性、(ペイロード)サイズ、持続時間など)及び/又は3GPP TS 38.321 V15.7.0に紹介されていない他のパラメータ(たとえば、CGの(暗黙の)リリースのために使用される数、TA有効性のためのTAタイマー、RSRP変更閾値、タイムオフセット、UE固有RNTI、CG設定インデックス、及び/又は応答のためのタイマー/タイムウィンドウなど)を含むことができる。CG設定は、CGタイプ1であってよい。CGは、コンテンションベースのリソース又はコンテンションフリーリソースであってよい。CGは、UEがRRC_INACTIVE状態にある間のみ、適用されてもよい(例えば、UEがRRC_CONNECTED状態にある間、CG設定は、適用されなくてよい)。
UEがRRCリリースメッセージ、小規模データ送信のための設定、及び/又はCG設定を受信した場合、UEは、CG設定を(再)初期化してよい。より具体的に、UEがRRC_INACTIVE状態に入ったとき、UEは、CGを(再)初期化してよい。
UEがRRCリリースメッセージ、小規模データ送信のための設定、及び/又はCG設定を受信した場合、UEは、特定のインディケーションに基づいてCG設定を初期化するかどうかを判定することができる。特定のインディケーションは、小規模データ送信のための設定を介して提供されてよい。より具体的に、UEがRRC_INACTIVE状態に入ったとき、UEは、CGを(再)初期化してよい。
より具体的に、UEがRRC_CONNECTED状態からRRC_INACTIVE状態に遷移した場合において、UEがRRC_CONNECTED状態にある間、UEは、設定されたCG設定(リソース)をリリース/クリアしてもよいし、しなくてもよい。
UEは、電力消費を減少するために、RRC_IDLE状態及び/又はRRC_INACTIVE状態でDRXを使用することができる。UEは、DRXサイクル毎に1つのPOを監視することができる。POは、PDCCH監視機会のセットであってもよく、3GPP TS 38.213 V15.7.0に記載されているようにページングDCIを送信することができる複数のタイムスロット(例えば、サブフレーム又はOFDMシンボル)で構成されてもよい。1つのPFは、1つの無線フレームであり、1つ又は複数のPO又はPOの開始点を含むことができる。ページングのためのPDCCH監視の機会は、3GPP TS 38.331に規定されているように設定されている場合、3GPP TS 38.213及びfirstPDCCH-MonitoringOccasionOfPOに規定されているように、pagingSearchSpaceに従って決定されてよい。pagingSearchSpaceのためにSearchSpaceId=0が設定されているとき、ページングのためのPDCCH監視機会は、3GPP TS 38.213 V15.7.0で定義されているRMSIと同じになることがある。
POにおけるショートメッセージ受信のために、UEは、3GPP TS 38.304 V15.6.0及び3GPP TS 38.213 V15.7.0において指定されるように、ページングのためのPDCCH監視機会を監視することができる。
SIは、MIBと、最小SIと他のSIとに分割される多数のSIBとから構成されてよい。全ての他のSIメッセージがBCCH上にマッピングされ得、DL-SCH上で動的に搬送される一方、MIBは、BCCH上にマッピングされ、BCH上で搬送され得る。他のSIの一部であるSIメッセージのスケジューリングは、SIB1によって示され得る。RRC_IDLE状態及びRRC_INACTIVE状態にあるUEのために、他のSIのための要求は、要求されたSIがPRACHリソースのサブセットに関連付けられていない限り、MSG3がSI要求メッセージを含むRA手順をトリガーすることができ、この場合において、MSG1は、要求された他のSIのインディケーションのために使用される。MSG1が使用されるとき、要求の最小粒度は、1つのSIメッセージ(すなわち、SIBのセット)であってよく、1つのRACHプリアンブル及び/又はPRACHリソースは、複数のSIメッセージを要求するために使用されてもよく、gNBは、MSG2において要求を肯定応答する。MSG3が使用されるとき、gNBは、MSG4において要求に肯定応答することができる。他のSIは、設定可能な周期で、特定の持続時間の間、ブロードキャストされ得る。他のSIはまた、RRC_IDLE/RRC_INACTIVE状態でUEによって要求されたとき、ブロードキャストされてもよい。
〔Alt.2:CG設定は、ショートメッセージによって(再)設定/(再)初期化できる。〕
CG設定は、(例えば、DCIを介して)ショートメッセージによって(再)設定/(再)初期化されてよい。ショートメッセージは、DCIフォーマット1_0におけるショートメッセージフィールドを使用して、関連付けられたページングメッセージの有無にかかわらず、P-RNTIを使用してPDCCHで送信できる。例えば、ショートメッセージのビットの内の1つ又は複数を使用して、CGを(再)設定/(再)初期化することができる。
UEがショートメッセージを受信すると、UEは、ショートメッセージが(例えば、UE識別に基づいて)UEのために送信されているかどうかを検査してもよいし、しなくてもよい。UEは、(例えば、ショートメッセージがUEのために送信される場合、)ショートメッセージによって示されるCG設定を適用及び/又は(再)設定/(再)初期化してよい。より具体的に、ショートメッセージがUEのために送信されない場合、UEは、ショートメッセージを無視してよい。より具体的に、(ショートメッセージによって示される)対応するCGが開始された場合、UEは、ショートメッセージに含まれるCG設定の情報を無視してもよい。
UEは、複数のCG設定を設定され得る。ショートメッセージは、どのCG設定が(再)初期化されるかを示すために使用することができる。
〔Alt.3:CG設定は、SIによって(再)設定/(再)初期化されてもよい。〕
CG設定は、SIB及び/又はMIBによって、(再)設定/(再)初期化され得る。例えば、SI(例えば、SIB及び/又はMIB)は、CG設定の情報を含むことができる。
一実施例において、UEがSIを受信すると、UEは、(例えば、UE識別に基づいて)SIがUEのために送信されるかどうかを検査することができ、又は検査しないことができる。UEは、(例えば、SIがUEのために送信される場合、)SIによって示されるCG設定を適用及び/又は(再)設定/(再)初期化することができる。より具体的に、UEのためにSIが送信されない場合、UEは、SIを無視することができる。より具体的に、UEは、(SIによって示される)対応するCGが開始された場合、SIに含まれるCG設定の情報を無視することができる。
一実施例において、UEは、複数のCG設定を設定され得る。SIは、どのCG設定が(再)初期化され得るかを示すために使用され得る。(例えば、CG設定(インデックス)に関連付けられ得るインデックスを介して)。例えば、どのCG設定が初期化されてよいかを示すために、ショートメッセージを介して特定のインディケータは、送信されてよい。インディケータが第1のインデックスを示す場合、UEは、第1のインデックスでのみCG設定を初期化できる。より具体的には、1つより多いCGが、同時に初期化/アクティベートされてよい。
〔Alt.4:CG設定は、特定のメッセージによって(再)設定/(再)初期化され得る。〕
CG設定は、(例えば、小規模データ送信のために)特定のメッセージによって(再)設定/(再)初期化されてよい。より具体的に、特定のメッセージ(例えば、PHYシグナルであってよい)は、特定のRNTI(例えば、C-RNTI、I-RNTI、P-RNTI、及び/又は小規模データ送信のための特定のRNTIなど)によってスクランブルされたCRCを有するDCIフォーマットを介して示され得る。
特定のメッセージは、RRCメッセージ(例えば、RRCリリースメッセージ及び/又は一時停止コマンドを有する(例えば、IE suspendConfig)及び/又は小規模データ送信のための特定の設定)であってよく、CG設定を(再)設定/(再)初期化するために使用され得る。
UEは、(例えば、特定のRNTI(例えば、C-RNTI、I-RNTI、P-RNTI、及び/又は小規模データ送信のための特定のRNTIなど)及び/又はUE識別に基づいて)特定のメッセージがUEのために送信されるかどうかを検査してもよく、又は検査しなくてもよい。UEは、(例えば、特定のメッセージがUEに対して送信される場合、)特定のメッセージによって示されるCG設定を適用及び/又は(再)設定/(再)初期化してよい。UEは、複数のCG設定を用いて設定できる。特定のメッセージは、どのCG設定が(再)設定/(再)初期化され得るかを示すために使用され得る。特定のメッセージは、PDCCH上及び/又はPDSCH上で受信されてよい。
UEが特定のメッセージを受信すると、UEは、特定のRNTI(例えば、C-RNTI、I-RNTI、P-RNTI、及び/又は小規模データ送信のための特定のRNTIなど)及び/又は(特定のメッセージの)UE識別がUEの識別及び/又は保存されたRNTIと一致するかどうかを検査してもよい。特定のRNTIがUEの識別及び/又は保存されたRNTIと一致する場合、UEは、特定のメッセージによって示されるCG設定を適用及び/又は(再)設定/(再)初期化することができる。より具体的に、UEは、特定のRNTI(例えば、C-RNTI、I-RNTI、P-RNTI、及び/又は小規模データ送信のための特定のRNTIなど)及び/又は(特定のメッセージの)UE識別がUEの識別及び/又は保存されたRNTIと一致しない場合、特定のメッセージを無視することができる。
UEは、複数のCG設定を用いて(事前に)設定され得る。特定のメッセージは、どのCG設定が(再)設定/(再)初期化され得るかを示すために、使用され得る。
より具体的に、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき、特定のメッセージ(のみ)が、受信され得る。より具体的に、特定のメッセージを監視するための監視機会(例えば、CORESET/検索空間)は、ページングと同じであってよい。
RRC_INACTIVE状態におけるUEのために設定されたCG設定は、UEがRRC_INACTIVE状態である場合にのみ、送信に使用できる。換言すると、UEがRRC_CONNECTED状態にあるとき、UEは、RRC_INACTIVE状態に設定されたCG確認を使用することができない。
〔RRC_ACTIVE状態のCG設定のリリース/一時停止/非アクティブベーション〕
RRC_INACTIVE状態におけるUEのために設定されたCG設定/リソースは、いくつかの状況において(例えば、CG設定が使用されないとき、又はCG設定が無効であるとみなされるとき)、UEのために非アクティベート、一時停止、リリース、又はクリアされ得る。CG設定/リソースが非アクティブベートされ、一時停止され、リリースされ、及び/又はクリアされる場合、UEは、CGリソースを介して(UL)送信を実行することができない。
いくつかの実施形態において、UEがCGリソースを介して(UL)送信を実行することができるかどうかを判定するために、UEによって、以下の代替案の内の1つ又は複数が適用され得る。
いくつかの実施形態において、CG設定/リソースを非アクティブベート、一時停止、リリース、及び/又はクリアするべきかどうかを判定するために、UEによって以下の1つ又は複数の代替案が適用され得る。
〔Alt.A:CG設定のリリース/一時停止を制御するためタイマーが使用される。〕
いくつかの実施形態において、RRC_INACTIVE状態のためのCG設定が設定され、且つ/又は初期化されたとき(例えば、UEがCG設定を含むRRCリリースメッセージを受信したとき)、UEは、タイマーを(再)開始してよい。タイマーが満了するとき、UEは、CG設定をリリース/一時停止することができる。タイマーが動作中であるとき、UEは、CGを有効であるとみなすことができる(例えば、UEは、CGリソースを介して(UL)送信を実行することができる)。
タイマーは、2つ以上のCG設定に関連付けられてよい。例えば、UEは、一つのタイマーのみを維持することができる。タイマーが満了するとき、UEは、全ての(設定された、及び/又は開始された)CG設定をリリース/一時停止することができる。
タイマーは、CG設定に関連付けられ得る。例えば、UEは、第1のCG設定のための第1のタイマーを維持し、第2のCG設定のための第2のタイマーを維持することができる。第1のタイマーが満了するとき、UEは、第1のCG設定のみをリリース/一時停止することができる(かつ、第2のCG設定をリリース/一時停止することはできない)。第2のタイマーが満了するとき、UEは、第2のCG設定のみをリリース/一時停止してよい(かつ、第1のCG設定をリリース/一時停止しない)。
特にUEがRRC_INACTIVE状態にある間、UEがULリソース(例えば、CGリソース)を介して(DL及び/又はUL)データを(正常に)送信するとき、タイマーは、(再)開始されてよい。好ましくは、(例えば、CGリソースを介する)UL送信は、ある期間の間、送信に失敗した場合、UEは、CG設定をリリース/一時停止することができる。
タイマーは、UEがNWからインディケーションを受信したとき、(再)開始されてよく、このインディケーションは、CGリソースを介したUL送信のための応答であってよい。応答は、CGリソースを介したUL送信の(不)成功した受信を示すNACK/ACKメッセージであってよい。
タイマーは、UEがNWからのインディケーションを受信したとき、(再)開始されてもよく、このインディケーションは、CG設定を(再)設定/(再)初期化するために使用されてよい。
タイマーは、UEがNWからインディケーションを受信したとき、(再)開始されてよく、このインディケーションは、TAを更新するために使用されてよい。
UEがRRC_INACTIVE状態である間、再送のためにリソースをスケジュールするULグラントをUEが受信したとき、タイマーは、(再)開始されてよい。UEは、NWから提供された特定のRNTI(例えば、C-RNTI、I-RNTI、P-RNTI、及び/又は小規模データ送信のための特定のRNTIなど)を用いてPDCCH上でULグラントを受信することができる。特定のRNTIは、CG設定で設定され得る。
タイマーは、UEがRA手順を開始するとき、停止されてよい。タイマーは、UEがRRC接続再開手順を開始するとき、停止されてよい。
タイマーは、UEがRRC接続状態又はRRCアイドル状態に入るとき、停止されてよい。
タイマーは、インディケーションがCG設定をリリース/一時停止するためにNWから受信されたとき、停止されてよい。
UEがRRCメッセージ(例えば、RRCセットアップ、RRC再開、RRC再設定、同期によるRRC再設定、RRCリリース、IE suspendConfigを有するRRCリリース、RRC再確立、RRC拒否、MobilityFromNRCommand、及び/又は、など)を受信したとき、タイマーは、停止されてよい。
UEがRRC_INACTIVE状態で使用しているCG設定がNWによって再設定されるとき、タイマーは、停止されてよい。タイマーは、(IE suspendConfigを有する)RRCリリースメッセージを介して、又はRRCリリースメッセージに含まれる小規模データ送信のための特定の設定を介して、設定され得る。
〔Alt.B:CG設定のリリース/一時停止に使用されるNWからのインディケーション(例えば、RRCメッセージ)は、例えば、UEがCG設定をリリース/一時停止できるかどうかを示すために使用できる(例えば、インディケーションに含まれるフィールドに基づく)。〕
いくつかの実施形態において、CG設定は、ページングメッセージ(例えば、3GPP TS 38.331 V15.7.0で規定されているRRCメッセージ)を介して、リリース/一時停止されてよい。より具体的に、ページングメッセージは、1つ又は複数のUEの通知のために使用されてよい。ページングメッセージは、PCCHを介して送信されてよい。ページングメッセージは、ページングレコード(例えば、UE識別、アクセスタイプ)を含んでよい。
UEがNWからページングメッセージを受信するとき、ページングメッセージがUEにCG設定をリリース/一時停止することを示している場合、UEは、CG設定をリリース/一時停止することができる。より具体的に、UEがページングメッセージを受信すると、UEは、PagingRecordに含まれるue-IdentityがUEの識別及び/又は保存されたfullI-RNTIと一致するかどうかを検査することができる。UEは、PagingRecordに含まれるue-IdentityがUEの識別及び/又は保存されたfullI-RNTIと一致する場合にのみ、ページングメッセージからインディケーションを適用することができる。
より具体的に、特定のインディケータは、ページングメッセージを介して送信されてよく、特定のインディケータは、ページングの目的を示すために使用されてよい。例えば、UEがCG設定をリリース/一時停止することができるかどうか、及び/又はRRC接続再開手続きを開始することができるかどうかを示すために、固有インディケータは、使用されてよい。
いくつかの実施形態において、レガシーUE(例えば、Rel-15 UE)は、CG設定のリリース/一時停止を示すためのインディケーションを無視してよい。いくつかの実施形態において、アドバンストUE(たとえば、Rel-16 UE)は、CG設定をリリース/一時停止するためのインディケーションの存在を決定することができる。インディケーションが存在するとUEが決定し、関連付けられたUE IDがPagingRecord内に存在する場合、UEは、CG設定をリリース/一時停止することができ、RRC接続再開手順を開始しないことがある。インディケーションが存在しないとUEが決定し、関連付けられたUE IDがPagingRecord内に存在する場合、UEは、RRC接続再開手順を開始することができ、CG設定をリリース/一時停止しないことがある。
いくつかの実施形態において、ページングのためのUEレコード(例えば、PagingRecord)、及びページングメッセージ内のCG設定をリリース/一時停止するためのUEレコードは、存在することができる。レガシーUE(例えば、Rel-15 UE)は、ページングメッセージ内のCG設定をリリース/一時停止するためのUEレコードを無視してよい。アドバンストUE(例えば、Rel-16 UE)は、CG設定をリリース/一時停止するためのUEレコードの存在を決定することができる。CG設定をリリース/一時停止するために、関連付けられたUE IDがUEレコード内に存在するとUEが決定した場合、UEは、CG設定をリリース/一時停止/非アクティベートすることがあり、接続再開を開始しないことがある。関連付けられたUE IDがページングのためにUEレコード内に存在するとUEが決定した場合、UEは、接続再開を開始することがあり、CG設定を(再)設定/(再)初期化/アクティベートしないことがある。いくつかの実施形態において、同じUE IDは、両方のUEレコードに存在しないことがある。
より具体的に、特定のインディケータがページングメッセージを介して提供される場合、UEは、CG設定を(再)設定/(再)初期化することができる。その上、特定のインディケータがページングメッセージを介して提供されない場合、UEは、RRC接続再開手順を開始することができる。
より具体的に、特定のインディケータがページングレコードリストに含まれてよい。例えば、具体的なインディケータは、具体的なページングレコードであってよい。
いくつかの実施形態において、ページングメッセージは、(例えば、CG設定(インデックス)と関連付けられてよいインデックスを介して)どのCG設定がリリース/一時停止されてもよいかを示すことができる。例えば、UEは、第1のCG設定及び第2のCG設定で設定できる。UEが第1のCG設定をリリース/一時停止することを示すページングメッセージをUEが受信した場合、UEは、第1のCG設定をリリース/一時停止することができる(かつ、第2のCG設定をリリース/一時停止しないこともある)。UEが第2のCG設定をリリース/一時停止することを示すページングメッセージをUEが受信した場合、UEは、第2のCG設定をリリース/一時停止することができる(かつ、第1のCG設定をリリース/一時停止しないことがある)。UEが全てのCG設定をリリース/一時停止することを示すページングメッセージをUEが受信した場合、UEは、第1及び第2のCG設定をリリース/一時停止してもよい。
いくつかの実施形態において、CG設定は、ショートメッセージを介して(例えば、DCIを介して)リリース/一時停止され得る。ショートメッセージは、DCIフォーマット1_0のショートメッセージフィールドを使用して、関連付けられたページングメッセージの有無に関わらず、P-RNTIを使用してPDCCHで送信され得る。例えば、ショートメッセージの1つ又は複数のビットは、CG設定をリリース/一時停止するために使用され得る。
いくつかの実施形態において、UEがNWからショートメッセージを受信するとき、ショートメッセージがUEにCG設定をリリース/一時停止することを示している場合、UEは、CG設定をリリース/一時停止することができる。より具体的に、UEが短いメッセージを受信すると、UEは、ショートメッセージが(例えば、UE識別に基づいて)UEのために送信されているかどうかを検査してもよいし、しなくてもよい。UEは、(例えば、ショートメッセージがUEのために送信される場合、)ショートメッセージによって示されるCG設定をリリース/一時停止することができる。より具体的に、ショートメッセージがUEのために送信されない場合、UEは、ショートメッセージを無視してもよい。より具体的に、(ショートメッセージによって示される)対応するCGがリリース/一時停止された場合、UEは、ショートメッセージを無視してもよい。
いくつかの実施形態において、UEは、複数のCG設定で設定され得る。ショートメッセージは、どのCG設定がリリース/一時停止され得るかを示すために使用され得る。
いくつかの実施形態において、CG設定は、(例えば、小規模データ送信のための)特定のメッセージによってリリース/一時停止されてよい。より具体的に、特定のメッセージ(例えば、PHYシグナリングであってよい)は、特定のRNTI(例えば、C-RNTI、I-RNTI、P-RNTI、及び/又は小規模データ送信のための特定のRNTIなど)によってスクランブルされたCRCを有するDCIフォーマットを介して、示されてよい。
いくつかの実施形態において、特定のメッセージは、RRCメッセージ(例えば、RRCリリースメッセージ、及び/又は一時停止コマンド(例えば、IE suspendConfig)、及び/又は小規模データ送信のための特定の設定)であってよく、これは、CG設定をリリース/一時停止するために使用されてよい。より具体的に、特定のメッセージは、(例えば、特定のメッセージに含まれるフィールドに基づいて)UEがCG設定をリリース/一時停止すべきかどうかを示すために使用されてよい。
いくつかの実施形態において、UEは、(例えば、特定のRNTI(例えば、C-RNTI、I-RNTI、P-RNTI、及び/又は小規模データ送信のための特定のRNTIなど)及び/又はUE識別に基づいて)特定のメッセージがUEのために送信されるかどうかを検査してもよく、又は検査しなくてもよい。UEは、(例えば、特定のメッセージがUEのために送信される場合)特定のメッセージによって示されるCG設定をリリース/一時停止することができる。いくつかの他の実施形態において、UEは、複数のCG設定で設定されてよい。特定のメッセージは、どのCG設定がリリース/一時停止され得るかを示すために使用され得る。
いくつかの実施形態において、特定のメッセージは、PDCCH上及び/又はPDSCH上で受信されてよい。
いくつかの実施形態において、UEが特定のメッセージを受信すると、UEは、特定のRNTI(例えば、C-RNTI、I-RNTI、P-RNTI、及び/又は小規模データ送信のための特定のRNTIなど)及び/又は(特定のメッセージの)UE識別がUEの識別及び/又は保存されたRNTIと一致するかどうかを検査することができる。特定のRNTIがUEの識別及び/又は保存されたRNTIと一致する場合、UEは、特定のメッセージによって示されるCG設定をリリース/一時停止することができる。より具体的に、特定のRNTI(例えば、C-RNTI、I-RNTI、P-RNTI、及び/又は小規模データ送信のための特定のRNTIなど)及び/又は(特定のメッセージの)UE識別がUEの識別及び/又は保存されたRNTIと一致しない場合、UEは、特定のメッセージを無視することができる。
UEは、複数のCG設定で設定できる。特定のメッセージは、どのCG設定がリリース/一時停止され得るかを示すために使用され得る。
より具体的に、UEがRRC_INACTIVE状態にあるとき、特定のメッセージ(のみ)が、受信され得る。
より具体的に、特定のメッセージを監視するための監視機会(例えば、CORESET/検索空間)は、ページングと同じであってよい。
〔Alt.C:UEは、TAの有効性に基づいてCG設定をリリース/一時停止することができる。〕
いくつかの実施形態において、特定のタイマーは、TAが有効かどうかを制御するために、使用され得る。例えば、UEは、固有のタイマーが動作している場合、TAが有効であるとみなすことができる。UEは、特定のタイマーが満了する、又は特定のタイマーが動作していない場合、TAが無効であるとみなすことができる。
UEがRRC_INACTIVE状態である間、UEがULリソース(例えば、CGリソース)を介してデータを(正常に)送信するとき、特定のタイマーは、(再)開始され得る。UEは、特定のタイマーが満了した場合において、CG設定をリリースすることができる。
UEがNWからインディケーションを受信するとき、特定のタイマーは、(再)開始され得、インディケーションは、例えば、CGリソースを介して送信される、UL送信のための応答であってよい。
UEがNWからのインディケーションを受信するとき、特定のタイマーは、(再)開始され得、インディケーションは、CG設定を(再)設定/(再)初期化するために使用され得る。例えば、インディケーションは、RRCリリースメッセージ(例えば、RRCリリースとも呼ばれる)、及び/又は一時停止コマンド(例えば、IE suspendConfig)、及び/又は小規模データ送信のための特定の設定であってもよい。
特定のタイマーは、UEがNWからインディケーションを受信したとき、(再)開始されてよく、インディケーションは、TAを更新するために使用されてもよい。例えば、インディケーションは、RAM、MAC CE、及び/又はMSGBに含まれるタイミングアドバンスコマンドであってよい。
UEがRRC_INACTIVE状態である間、(再)送信のために(UL)リソースをスケジュールするULグラントをUEが受信したとき、特定のタイマーは、(再)開始され得る。UEは、NWから提供された特定のRNTI(例えば、C-RNTI、I-RNTI、P-RNTI、及び/又は小規模データ送信のための特定のRNTIなど)を有するPDCCH上でULグラントを受信することができる。特別なRNTIは、CG設定において提供されてもよい。
UEがRA手順を開始するとき、特定のタイマーは、停止されてよい。より具体的に、タイマーは、UEがRRC接続再開手順を開始するとき、停止されてよい。
UEがRRC_INACTIVE状態からRRC_CONNECTED状態及び/又はRRC_IDLE状態に遷移するとき、特定のタイマーは、停止され得る。
特定のタイマーは、対応するCG設定をリリース/一時停止するインディケーションをNWから受信したとき、停止され得る。
UEがRRCメッセージ(例えば、RRCセットアップ、RRC再開、RRC再設定、同期を用いるRRC再設定、RRCリリース、(IE suspendConfigを有する)RRCリリース、RRC再確立、RRC拒否、MobilityFromNRCommand、及び/又は、その他)を受信したとき、特定のタイマーは、停止され得る。
特定のタイマーは、CG設定がNWによって再設定されたことをCG設定が示すとき、停止され得る。より具体的に、(例えば、TAタイマーが満了したときに)対応するTAが無効であるとみなされる場合、UEは、(例えば、BWP、セル、及び/又はTAGに関連付けられた)全てのCG設定をリリース/一時停止し得る。
より具体的に、BWP/セル/TAGに関連付けられたTAが無効であるとUEがみなす場合(例えば、TAタイマーが満了した場合)、UEは、BWP/セル/TAGのために設定されたCG設定をリリース/一時停止することができる。
TAGは、RRCによって設定されたBWP/サービングセルのグループであってもよく、設定されたULを有するセルのために、同じタイミング参照セル及び同じタイミングアドバンス値を使用する。MACエンティティのSpCellを含むTAGは、プライマリTAG(PTAG)と呼ばれ、セカンダリTAG(STAG)という用語は、他のTAGを指す。
より具体的に、特定のタイマーは、(IE suspendConfigを有する)RRCリリースメッセージを介して、又はRRCリリースメッセージに含まれる小規模データ送信のための特定の設定を介して、設定され得る。具体的に、特定のタイマーは、TAタイマーであってよい。
〔Alt.D:UEは、(DL)チャンネル条件に基づいてCG設定をリリース/一時停止することができる。〕
UEは、CG設定をリリース/一時停止するかどうかを判定するために、DL参照信号の測定を実行することができる。チャンネル品質が十分に良好でない場合、UEは、CG設定をリリース/一時停止することができる。UEは、パスロス(変化)に基づいてCG設定をリリース/一時停止するかどうかを判定することができる。
UEは、RSRP(例えば、同期信号ブロック(SSB)のためのRSRP及び/又はCSI-RSのためのRSRP)の測定に基づいて、CG設定をリリース/一時停止するかどうかを判定することができる。より具体的に、UEは、閾値を用いて設定されてもよい。SSB/CSI-RSのために測定されたRSRP(値)が閾値よりも低い場合、UEは、SSB/CSI-RSに関連付けられたCG設定をリリース/一時停止してもよい。代替的に、(異なる時間上で)測定されたRSRPの変化/差が閾値よりも大きい場合、UEは、CG設定をリリース/一時停止/非アクティベートしてもよい。
UEは、SINRの測定に基づいて、CG設定をリリース/一時停止/非アクティベートするかどうかを判定することができる。より具体的に、UEは、閾値を用いて設定されてもよい。測定されたSINRが閾値より低い又は高い場合、UEは、CG設定をリリース/一時停止してもよい。代替的に、(異なる時間で測定された)SINRの変化/差が閾値よりも高い又は低い場合、UEは、CG設定をリリース/一時停止することができる。
より具体的に、上述の条件が満たされる場合、UEは、(例えば、BWP、セルに関連付けられた)全ての(開始された)CG設定をリリース/一時停止することができる。
より具体的に、開示された閾値は、(IE suspendConfigを有する)RRCリリースメッセージを介して、又はRRCリリースメッセージに含まれる小規模データ送信のための特定の設定を介して設定されてよい。
〔Alt.E:(例えば、CGリソースを介した)UL送信が何度も失敗した場合、UEは、CG設定をリリース/一時停止することができる。〕
UEは、(CGリソースを介した)何回の(UL/DL)送信が失敗したかのカウントを維持することができる(UEがNWから送信のフィードバックを、例えば、あるタイムウィンドウの間に、受信できなかった場合、UEは、送信が失敗したとみなすことができる)。数値(又はカウンタ)が特定の値(NWによって設定されてよい)に達した場合、UEは、CG設定をリリース/一時停止してもよい。
UEが(CGリソースを介して)(UL/DL)送信を正常に送信しない場合、数値(又はカウンタ)は、(例えば、1だけ)インクリメントされ得る。
UEが(CGリソースを介して)UL送信のためのACKを受信しない場合、数値(又はカウンタ)は、(例えば、1だけ)インクリメントされ得る。
UEが(CGリソースを介して)UL送信のためのNACKを受信する場合、数値(又はカウンタ)は、(例えば、1だけ)インクリメントされ得る。
UEが(CGリソースを介して)UL送信を送信しない場合、データ到着がないためといったために、UEは、数値(又はカウンタ)をインクリメントする、またはしなくてもよい。
UEが、例えばデータ到着がないために、(CGリソースを介した)UL送信をスキップする場合、UEは、数値(又はカウンタ)をインクリメントしても、しなくてもよい。
UEが(UL/DL)送信を(CGリソースを介して)正常に送信する場合(例えば、UEが、NWから送信のフィードバック(例えば、ACK)を、例えば、あるタイムウィンドウの間に、受信することができる場合)、UEは、送信が正常であるとみなすことができる場合、数値及び/又はカウンタは、リセットされ得る。
より具体的に、数値及び/又はカウンタは、UEがNWからインディケーションを受信するとき、リセットされてよく、インディケーションは、(CGリソースを介した)UL送信のための応答/フィードバック/ACKであってよい。
より具体的に、数値及び/又はカウンタは、UEがNWからインディケーションを受信するとき、リセットされてよく、インディケーションは、対応するCGを(再)設定/(再)初期化するために使用されてよい。例えば、インディケーションは、RRCリリースメッセージ(例えば、RRCリリースとも呼ばれる)及び/又は一時停止コマンド(例えば、IE suspendConfig)及び/又は小規模データ送信のための特定の設定であってもよい。
より具体的に、数値及び/又はカウンタは、UEがNWからインディケーションを受信するとき、リセットされてよく、インディケーションは、TAを更新するために使用され得る。例えば、インディケーションは、RAR、MAC CE、及び/又はMSGBに含まれるタイミングアドバンスコマンドであってよい。
より具体的に、数値及び/又はカウンタは、1つ又は複数のCG設定に関連付けられ得る。
より具体的に、数値及び/又はカウンタは、UEがRRC_INACTIVE状態にある間、(再)送信のためにリソースをスケジュールするULグラントをUEが受信したとき、リセットされてよい。UEは、NWから提供された特定のRNTI(例えば、C-RNTI、I-RNTI、P-RNTI、及び/又は、小規模データ送信のための特定のRNTIなど)を用いてPDCCH上でULグラントを受信することができる。特定のRNTIは、CG設定において提供され得る。
より具体的に、数値及び/又はカウンタは、UEがRA手順を開始するとき、リセットされてよい。より具体的に、数値及び/又はカウンタは、UEがRRC接続再開手順を開始するとき、リセットされてよい。
より具体的に、数値及び/又はカウンタは、UEがRRC_INACTIVE状態からRRC_CONNECTED状態及び/又はRRC_IDLE状態に遷移するとき、リセットされてよい。
より具体的に、数値及び/又はカウンタは、CG設定をリリース/一時停止するインディケーションがNWから受信されたとき、リセットされてよい。
より具体的に、数値及び/又はカウンタは、UEがRRC_INACTIVE状態にあることを示すCG設定がNWによって再設定されたとき、リセットされてよい。
より具体的に、UEがRRCメッセージ(例えば、RRCセットアップ、RRC再開、RRC再設定、同期を用いるRRC再設定、RRCリリース、(IE suspendConfigを有する)RRCリリース、RRC再確立、RRC拒否、MobilityFromNRCommand、及び/又はその他)を受信したとき、数値及び/又はカウンタは、リセットされ得る。
より具体的に、数値及び/又はカウンタは、(IE suspendConfigを有する)RRCリリースメッセージを介して、又はRRCリリースメッセージに含まれる小規模データ送信のための特定の設定を介して、設定されてよい。
第1のカウンタは、第1のCG設定に関連付けられてよく、第2のカウンタは、第2のCG設定に関連付けられてよい。UEは、第1のCG設定に関連付けられた上記条件が満たされる場合、第1のカウンタのみをインクリメントすることができる。第1のカウンタが特定の値に達した場合、UEは、第1のCG設定をリリース/一時停止することができる。
〔Alt.F:UEがCG設定を提供/設定する元のセルから離れた場合、UEは、CG設定をリリース/一時停止することができ、UEが新しいセルにキャンプオンするとき、UEは、CG設定を(再)初期化することができる。〕
UEは、第1のセル上で/によって、第1のCG設定を用いて設定され得る。UEが第1のセルから離れる、又は移動し、且つ/又は第2のセルに入る/キャンプオンする場合、UEは、第1のCG設定をリリース/一時停止することができる。
より具体的に、UEが第2のセルに正常に入る/キャンプオンするとき、UEは、第1のCG設定及び/又は別のCG設定を(再)初期化することができる。
より具体的に、UEが第1のセルから離れる、又は移動する場合であっても、第1のCG設定を保存することができる。
〔Alt.G:UEのRRC状態がRRC_INACTIVE状態から遷移するとき、UEは、CG設定をリリース/一時停止することができ、UEは、RRC_INACTIVE状態からRRC_CONNECTED状態又はRRC_IDLE状態に遷移することができる。〕
UEがRRC_INACTIVE状態からRRC_IDLE状態に遷移するとき、(例えば、CGがRRC_INACTIVE状態のために、及び/又は小規模データ送信のために設定されている場合、)UEは、CG設定をリリース/一時停止することができる。UEがNWからRRCリリースメッセージを受信した場合、UEは、RRC_INACTIVE状態からRRC_IDLE状態に遷移することができ、(例えば、CG設定がRRC_INACTIVE状態のために、及び/又は小規模データ送信のために設定されている場合、)UEは、CG設定をリリース/一時停止することができる。
より具体的に、UEが(例えば、RRC_IDLE状態及び/又はRRC_INACTIVE状態から)RRC_CONNECTED状態に入ったとき、(例えば、CG設定がリリースされていない場合、)UEは、CG設定を(再)初期化することができる。例えば、3GPP TS 38.331 V15.7.0で紹介されたT301、T311のように、タイマーが満了したとき、(例えば、CG設定がRRC_INACTIVE状態のために、及び/又は小規模データ送信のために設定されている場合、)UEは、RRC_IDLE状態に入り、UEは、CG設定をリリース/一時停止することができる。
UEが(CN及び/又はRAN)ページングメッセージを受信すると、UEは、ページングレコードに含まれるUE識別が上位層によって割り当てられたUE識別と一致するかどうかを判定してよい。ページングレコードに含まれるUE識別が、上位層によって割り当てられたUE識別と一致する場合、UEは、UE識別を上位層に、及び/又はアクセスタイプを上位層に転送することができる。UEは、RRC_IDLE状態に入ることができ、(例えば、CG設定がRRC_INACTIVE状態のために、及び/又は小規模データ送信のために設定されている場合、)UEは、CG設定をリリース/一時停止することができる。
UEがRRC_INACTIVE状態からRRC_CONNECTED状態に遷移するとき、UEは、CG設定をリリース/一時停止/非アクティベートすることができる(例えば、CGは、RRC_INACTIVE状態に設定される)。
UEがNWからRRC再開メッセージを受信した場合、UEは、RRC_CONNECTED状態に入ることができ、(例えば、CG設定がRRC_INACTIVE状態のために、及び/又は小規模データ送信のために設定されている場合、)UEは、CG設定をリリース/一時停止することができる。UEがNWからRRCセットアップメッセージを受信した場合、(例えば、RRCResumeRequest、RRCResumeRequest1又はRRCSetupRequestに応答してRRCSetupを受信した場合、)UEは、RRC_CONNECTED状態に入ることができ、(例えば、CGがRRC_INACTIVE状態のために、及び/又は小規模データ送信のために設定されている場合、)UEは、CG設定をリリース/一時停止することができる。UEがNWからRRCセットアップメッセージを受信した場合、UEは、RRC_CONNECTED状態に入ることができ、(例えば、CGがRRC_INACTIVE状態のために、及び/又は小規模データ送信のために設定されている場合、)UEは、CG設定をリリース/一時停止することができる。
(例えば、CGがRRC_INACTIVE状態のために、及び/又は小規模データ送信のために設定されている場合、)UEは、RRC接続再開手続きを開始するとき、CG設定をリリース/一時停止することができる。
例えば、3GPP TS 38.331V15.7.0に紹介されているように、T380が満了した場合、及び/又はSIB1の受信時にRNA更新がトリガーされた場合、外部に移動すると(例えば、CGがRRC_INACTIVE状態、及び/又は小規模データ送信のために設定されている場合)CG設定をリリース/一時停止し、及び/又は、設定されたRNAを更新することができる。
より具体的に、CG設定を一時停止するとは、UEがCGを保存し、CGをリリースしないことを指してもよい。一時停止されたCG設定は、条件に基づいて再初期化され得る。
より具体的に、CG設定をリリースするとは、ULリソース及び/又はCG設定をリリース/クリアすることを指してもよい。リリースされたCG設定は、再初期化が許可されてもよく、又はされなくてもよい。
より具体的に、CG設定は、RRC信号(例えば、RRCリリースメッセージ及び/又は一時停止コマンド(例えば、IE suspendConfig)、及び/又は小規模データ送信のための特定の設定)によって(再)設定されてよい。
図2を参照すると、本開示の実施形態に従った、UEによって実行されるCG設定のための手順20が示されている。図2に示すように、UEのための手順20は、以下のアクションを含む。
アクション200:開始。
アクション202:UEがRRC_CONNECTED状態である間、NWのセルからRRCリリースメッセージを受信し、RRCリリースメッセージは、CG設定を含む。
アクション204:RRCリリースメッセージを受信することに応じて、RRC_CONNECTED状態からRRC_INACTIVE状態に入る。
アクション206:UEがRRC_INACTIVE状態である間、セルからRRCメッセージを受信する。
アクション208:RRCメッセージに基づいてCG設定をリリースするかどうかを判定する。
アクション210:終了。
好ましくは、手順20のアクション202からアクション208は、UEによって実行され得る。具体的に、CG設は、小規模データ送信に使用されてよい。具体的に、CG設定をリリースするとは、UEがCGリソースをリリース及び/又はクリアすることを指してもよい。
UEは、アクション202において、UEがRRC_CONNECTED状態である間、NWのセルからRRCリリースメッセージを受信することができ、RRCリリースメッセージは、CG設定、IE suspendConfig、TAタイマーのための設定(例えば、TAタイマーのためのIE)、及び/又は、小規模データ送信のための設定を含むことができる。アクション204において、UEは、RRCリリースメッセージに応じて、RRC_CONNECTED状態からRRC_INACTIVE状態に遷移することができる。アクション206において、UEがRRC_INACTIVE状態である間、UEは、セルからRRCメッセージを受信することができる。アクション208において、UEは、RRCメッセージに基づいてCG設定をリリースするかどうかを判定することができる。具体的に、RRCメッセージは、RRCリリースメッセージであってよい。具体的に、RRCメッセージは、UEがCG設定をリリースする必要があるかどうかを示してもよい。
確かに、手順20のための詳細なメカニズム及び/又は動作は、上記のパラグラフに記載されており、簡潔にするために以下に無視される。確かに、アクション202からアクション208への詳細なメカニズム及び/又は動作は、上記のパラグラフに記載され、簡潔にするために以下に無視される。
手順20は、更なるアクション/手順/メカニズム/動作を更に含むことができる。具体的に、UEは、RRCリリースメッセージに応じてCG設定を保存してもよい。具体的に、UEがCG設定をリリースする場合において、UEは、保存されたCG設定を破棄してもよい。具体的に、UEがCG設定をリリースする場合において、UEは、CGリソースをクリアしてもよい。
UEは、RRCリリースメッセージに応じてTAタイマーを(再)開始することができる。UEがRRC_INACTIVE状態である間、TAタイマーが満了した場合、UEは、CG設定をリリースすることができ、TAタイマーは、RRCリリースメッセージで設定され得る。UEがRRC_INACTIVE状態である間、UEがタイミングアドバンスコマンドを受信した場合において、UEは、TAタイマーを(再)開始することができる。UEがRRC_INACTIVE状態である間、TAタイマーが満了した場合、UEは、CG設定をリリースすることができ、タイミングアドバンスコマンドは、RAR、MAC CE(例えば、タイミングアドバンスコマンドMAC CE)及びMSGBの内の1つに含まれ得る。
タイミングアドバンスコマンドは、TAを更新するために使用され得る。TAタイマーが動作している間、UEは、TAが有効である(すなわち、ULがタイムアラインされている)とみなすことができる。TAタイマーが満了し、且つ/又は動作していない場合、UEは、TAが有効でないとみなすことができる。
UEは、RSRPの測定に基づいてCG設定をリリースするかどうかを判定するように設定され得る。例えば、UEは、SSBのためのRSRPが閾値より低い場合において、CG設定をリリースすることができ、代替的に、UEは、(異なる時点で測定された)RSRPの変化/差が閾値より高い場合において、CG設定をリリースすることができる。具体的に、(異なる時間測定された)RSRPの変化/差が閾値よりも大きいとは、RSRPが閾値よりも大きく増加したことを指してもよい。代替的に、(異なる時間で測定された)RSRPの変化/差が閾値よりも大きいとは、RSRPが閾値よりも大きく減少したことを指してもよい。
UEがセル(例えば、第1のセル)から別のセル(例えば、第2のセル)に離れる場合において、UEは、CG設定をリリースすることができる。具体的に、第1のセルは、CG設定を提供/設定するセルであってよい。
UEがRRC_INACTIVE状態である間、データを送信すると、UEは、特定のタイマーを(再)開始することができる。UEは、特定のタイマーが満了した場合において、CG設定をリリースすることができる。
無線通信のためのノード300のブロック図を示す図3を参照して下さい。図3に示すように、ノード300は、トランシーバ306、プロセッサ308、メモリ302、1つ又は複数のプレゼンテーション部品304、及び少なくとも1つのアンテナ310を含む。ノード300はまた、無線周波数(RF)スペクトル帯域モジュール、BS通信モジュール、NW通信モジュール、及びシステム通信管理モジュール、入力/出力(I/O)ポート、I/O部品、及び電源(図3に明示的に示されてない)を含むことができる。これらの部品の各々は、1つ又は複数のバス324を介して、直接的又は間接的に互いに通信することができる。ノード300は、例えば図2を参照すると、本明細書に開示された様々な機能を実行するUE又はBSであってよい。
トランシーバ306は、送信機316(例えば、送信/送信回路)及び受信機318(例えば、受信/受信回路)を含み、時間及び/又は周波数リソース分割情報を送信及び/又は受信するように設定されてよい。トランシーバ306は、使用可能、使用不可能、及び柔軟に使用可能なサブフレーム及びスロットフォーマットを含むが、これらに限定されない、サブフレーム及びスロットの異なるタイプで送信するように設定され得る。トランシーバ306は、データ及び制御チャンネルを受信するように設定され得る。
ノード300は、様々なコンピュータ可読媒体を含むことができる。コンピュータ可読媒体は、ノード300によってアクセスされてよく、揮発性(及び不揮発性)媒体及び取り外し可能(及び取り外し不可能)媒体の両方を含む、任意の利用可能な媒体であってよい。限定ではなく、実施例として、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含むことができる。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読といった情報の記憶装置のための任意の方法又は技術に従って実施される揮発性(及び不揮発性)及び取り外し可能(及び取り外し不可能)媒体の両方を含むことができる。
コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ(又は他のメモリ技術)、CD-ROM、デジタル汎用ディスク(DVD)(又は他の光学ディスク記憶装置)、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置(又は他の磁気記憶装置)などを含む。コンピュータ記憶媒体は、伝搬データ信号を含まない。通信媒体は、典型的にはコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、又は搬送波又は他のトランスポートメカニズムといった変調されたデータ内の他のデータを具現化でき、任意の情報配信媒体を含むことができる。
用語「変調されたデータ信号」は、信号内の情報を符号化するための方式でセットされた又は変更された、その特徴の内の1つ又は複数を有する信号を示すことができる。限定ではなく実施例として、通信媒体は、有線NW又は直接有線接続といった有線媒体、並びに音響、RF、赤外線、及び他の無線媒体といった、無線媒体を含むことができる。以前の開示の任意の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
メモリ302は、揮発性及び/又は不揮発性メモリの形態のコンピュータ記憶媒体を含むことができる。メモリ302は、リムーバブル、非リムーバブル、又はそれらの組み合わせであってよい。例えば、メモリ302は、ソリッドステートメモリ、ハードドライブ、光学ディスクドライブなどを含むことができる。
図3に示すように、メモリ302は、例えば図2を参照すると、本明細書に開示された様々な機能をプロセッサ308に実行させるように設定されたコンピュータ実行可能(又は可読)プログラム314(例えば、ソフトウェアコード)を保存することができる。代替的に、コンピュータ実行可能プログラム314は、プロセッサ308によって直接的に実行可能でなくてもよく、ノード300に本明細書に開示する様々な機能を(例えば、コンパイル及び実行時に)実行させるように設定されてもよい。
プロセッサ308(例えば、処理回路を有する)は、インテリジェントハードウェアデバイス、中央処理装置(CPU)、マイクロコントローラ、ASICなどを含むことができる。プロセッサ308は、メモリを含むことができる。プロセッサ308は、メモリ302から受信したデータ312及びコンピュータ実行可能プログラム314、並びにトランシーバ306、ベースバンド通信モジュール、及び/又はNW通信モジュールを介して受信した情報を処理することができる。プロセッサ308はまた、CNへの後続の送信のために、アンテナ310を介してNW通信モジュールへの送信のためにトランシーバ306に送信される情報を処理することができる。
1つ又は複数のプレゼンテーション部品304は、人又は他のデバイスにデータを提示することができる。プレゼンテーション部品304の実施例は、ディスプレイ装置、スピーカー、プリント部品、振動部品などを含んでよい。
本開示から、開示された概念を実施するために、それらの概念の範囲から逸脱することなく、様々な技法が使用され得ることが明らかにされる。更に、これらの概念は、特定の実施形態を特に参照して開示されてきたが、当業者はこれらの概念の範囲から逸脱することなく、形態及び詳細において変更がなされ得ることを認識するであろう。従って、開示された実施形態は、全ての点で、例示であって限定ではないと考えられるべきである。本開示は、特定の開示された実施形態に限定されないことも理解されるべきである。本開示の範囲から逸脱することなく、多くの再配置、修正、及び置換が可能である。

Claims (12)

  1. Configured Grant、CG、設定のためにユーザ機器、UE、によって実行される方法であって、前記方法は、
    ネットワーク、NW、のセルから、一時停止設定を含む無線リソース制御、RRC、リリースメッセージを受信するステップであって、前記一時停止設定は、前記CG設定を含む小規模データ送信、SDT、設定を含み、前記CG設定は参照信号受信電力(RSRP)の変化の閾値を含む、ステップ、
    前記RRCリリースメッセージを受信するステップに応じて、RRC_INACTIVE状態に入るステップ、および
    前記RSRPが前記閾値を超えて増加または減少していないという条件を含む条件のセットを満たす場合には、前記CG設定は有効であると決定するステップを含む、方法。
  2. 前記RRCリリースメッセージを受信するステップに応じて前記CG設定を保存するステップ、
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記UEが前記RRC_INACTIVE状態である間、タイミングアライメント、TA、タイマーが満了になった場合、前記CG設定によって設定されるCGリソースをクリアするステップ、
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記UEが前記RRC_INACTIVE状態である間、前記UEがタイミングアドバンスコマンドを受信した場合、前記TAタイマーを開始するステップ又は再開するステップであって、前記タイミングアドバンスコマンドは、ランダムアクセス応答、RAR、媒体アクセス制御、MAC、コントロールエレメント、CE、又はメッセージB、MSGB、の内の1つに含まれる、ステップ、
    を更に含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記RRCリリースメッセージを受信するステップに応じて、前記TAタイマーを開始する、又は再開するステップであって、前記TAタイマーは、前記RRCリリースメッセージに設定される、ステップ
    を更に含む、請求項3に記載の方法。
  6. 前記セルは、プライマリセル、PCell、である、請求項1に記載の方法。
  7. Configured Grant、CG、設定のための無線通信システムにおけるユーザ機器、UE、であって、前記UEは、
    少なくとも1つのプロセッサ;および
    前記少なくとも1つのプロセッサに接続された少なくとも1つのメモリを備え、前記少なくとも1つのメモリは、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、前記UEに、
    ネットワーク、NW、のセルから、一時停止設定を含む無線リソース制御、RRC、リリースメッセージを受信するステップであって、前記一時停止設定は、前記CG設定を含む小規模データ送信、SDT、設定を含み、前記CG設定は参照信号受信電力(RSRP)の変化の閾値を含む、ステップ
    前記RRCリリースメッセージを受信することに応じて、RRC_INACTIVE状態に入るステップ、及び
    前記RSRPが前記閾値を超えて増加または減少していないという条件を含む条件のセットを満たす場合には、前記CG設定は有効であると決定するステップを実行させるコンピュータ実行可能命令を含む、UE。
  8. 前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、前記コンピュータ実行可能命令は、UEに、前記RRCリリースメッセージを受信することに応じて前記CG設定を保存するステップを、を更に実行させる、請求項に記載のUE。
  9. 前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、前記コンピュータ実行可能命令は、UEに、前記UEが前記RRC_INACTIVE状態である間、タイミングアライメント、TA、タイマーが満了になった場合、前記CG設定によって設定されるCGリソースをクリアするステップ、を更に実行させる、請求項に記載のUE。
  10. 前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、前記コンピュータ実行可能命令は、UEに、前記UEが前記RRC_INACTIVE状態である間、前記UEがタイミングアドバンスコマンドを受信した場合、前記TAタイマーを開始又は再開するステップを更に実行させ、前記タイミングアドバンスコマンドは、ランダムアクセス応答、RAR、媒体アクセス制御、MAC、コントロールエレメント、CE、又はメッセージB、MSGB、の内の1つに含まれる、請求項に記載のUE。
  11. 前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、前記コンピュータ実行可能命令は、UEに、前記RRCリリースメッセージを受信することに応じて、前記TAタイマーを開始又は再開するステップを更に実行させ、前記TAタイマーは、前記RRCリリースメッセージに設定される、請求項に記載のUE。
  12. 前記セルは、プライマリセル、PCell、である、請求項に記載のUE。
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