JP7508306B2 - プローブを測定システムに結合するためのインターフェイスユニット - Google Patents

プローブを測定システムに結合するためのインターフェイスユニット Download PDF

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[0001]本開示は、測定プローブが、電極により生成される電圧を出力上で送出する際のその出力を、電圧信号を加工材料の少なくとも1つの特性に関係付けられる測定値へと処理するために、測定システムの入力に結合することを、電極が加工材料と接触しているときに行うためのインターフェイスユニットに関する。
[0002]より詳しくは、インターフェイスユニット、および、それに対応する方法は、測定システムに、例えば、イオン感応性測定プローブ、特にpH測定プローブ、酸素測定プローブ、CO測定プローブ、またはオゾン測定プローブなどの測定プローブを結合することを可能とする。
[0003]例えば、化学および医薬産業においての、繊維産業においての、食品および飲料産業においての、紙およびセルロースの処理においての、または、水処理および廃水処置の分野においての、産業工程の監視および制御は、適した測定プローブの手段により決定される工程変数の測定値に基づく。
[0004]「Process Measurement Solutions Catalog 2005/06」、Mettler-Toledo GmbH、CH-8902 ウルドルフ、スイス、8および9頁によれば、完全な測定システムは、筐体と、測定プローブと、ケーブルと、測定値変換器(さらには送信器と呼ばれる)とからなる。筐体の手段により、測定プローブは、例えば、プローブを加工材料内に浸漬し、そのプローブをそこで保持することにより、測定または監視されることになる加工材料との接触に至らせられる。測定プローブは、工程の特定の特性を測定するように働く。測定値信号が、ケーブルを通して送信器に送られ、その送信器は、工程制御システムと通信し、測定信号を読み取り可能データへと変換する。測定プローブは、測定されることになる加工材料特性に依存して選択される。
[0005]測定プローブが、高い温度、一般には140℃(セ氏度)以上にさらされる、数多くの状況が実在する。例えば、医薬、医学、または産業的食品生産の分野において、測定プローブは、感染病原体により汚染されるべきでない材料または生産物と接触していることがある。その結果、測定プローブを、高圧蒸気減菌器を使用して殺菌することがしばしば必要である。典型的な使用事例において、その全体の寿命の間、測定プローブは、30から100までの間の回数、高圧蒸気減菌工程を経る。イオン感応性測定プローブなどの測定プローブは、典型的には、それらの測定プローブの機能的原理に対し固有である、それらの測定プローブの検知素子を通る電流を搬送する。温度が高いほど、検知素子の抵抗は低い。例えば、pH測定プローブ内の検知素子のガラス抵抗は、温度がセ氏100度に達し、それを超過する際に、大幅に減少する。
[0006]測定信号の電圧を、適したレベルに増幅するために、測定プローブの検知素子の出力を、演算増幅器を伴って設けられる入力段回路に結合することが普通である。そのような解決策は、例えば、米国特許第7,177,127B2号、EP2861975B、EP0922955A2、または、2018年4月にインターネットURL https://www.sparkyswidgets.com/portfolio-item/ion-selective-electrode-interface/から検索されるような、Ryan Edwards:「Ion Selective Electrode Interface - Sparky’s Widgets」、2017年4月21日において開示されている。通常の動作のもとで、入力段回路がオンに切り替えられるとき、入力段回路のインピーダンスは、高いレベルにある。対照的に、入力段回路がオフに切り替えられる、および/または、給電されない状態にあるとき、入力段回路のインピーダンスは、典型的には1kオーム(kΩ)未満の低いレベルに下降する。入力段回路がゼロ電流流れに切り替えられるとき(それは高い温度工程の間にしばしば行われる)、残留電流が、入力段が給電されない状態にある様態での、演算増幅器の低いインピーダンスに起因して、検知素子と入力段回路との間で増す。センサ素子を通って流れる電流は、大幅に増大し、危険なレベルに達することがあり、非常に低速の信号ドリフト、および、センサ素子に対する永続的な損傷を引き起こす。
[0007]セ氏100度より上の高い温度において、この問題点は、静電放電保護のために演算増幅器において使用される半導体の絶縁特質の感知可能なほどの減少により悪化させられる。この局面において、演算増幅器において見出される静電放電保護ダイオードが、短絡を引き起こすことさえある。
[0008]これらの問題点は、固体pHセンサなどの、能動電圧源を伴って設けられる検知素子に対して、いっそう重大な意味をもつ。
[0009]上で述べられた電流漏出問題点を軽減しながら、能動検知素子を測定システムの入力段回路に接続するための部分的解決策が、EP1010249B1から知られている。しかしながら、これらの種類の入力段は、相当な飽和および/または歪み問題点を出力信号に持ち込むことなく、典型的には0.25ボルトから5.5ボルトの間の、広い範囲の値によって変動する検知電圧を送出するプローブを接続することを可能としない。その上、知られている入力段は、測定値誤差を持ち込む、電子構成要素製造変動を被りやすい。
米国特許第7,177,127B2号 EP2861975B EP0922955A2 EP1010249B1
「Process Measurement Solutions Catalog 2005/06」、Mettler-Toledo GmbH、CH-8902 ウルドルフ、スイス、8および9頁 Ryan Edwards:「Ion Selective Electrode Interface - Sparky’s Widgets」、2017年4月21日、https://www.sparkyswidgets.com/portfolio-item/ion-selective-electrode-interface/
[0010]そのことが、測定プローブ、例えば、イオン感応性測定プローブなどの電位差測定の測定プローブのセンサ素子の出力電圧を、上記出力電圧を測定値へと処理するために、測定システムの入力に結合することであって、センサ素子の出力電圧は、典型的には0.25ボルトから5.5ボルトの間の、広い範囲の値にわたって変動し、センサ素子を通って流れる電流は、検知素子が、固体pHセンサなどで、能動電圧源を伴って設けられるならば、特に、温度が、典型的にはセ氏100度からの高いレベルに達するとき、および/または、入力段回路が、給電されないオフ状態にあるとき、特に低く、典型的には1pAより低い、結合することを、高い温度、および、入力段回路のより低いインピーダンスの組合せにより、好ましくなく影響を及ぼされる測定値の正確性を保存しながら行うための、改善されたインターフェイスユニットに対する必要性が依然として存する理由である。
[0011]その最終目標のために、第1の態様によれば、本発明は、入力電圧を有する入力電流を、加工材料と接触している様態での使用のための電気化学測定プローブから受けるように適合させられる入力を備えるインターフェイスユニットに関わる。
[0012]電気化学測定プローブは、センサ電圧を生成するように配置構成される検知素子を伴って設けられる電極を備える。電極電圧は、電極が加工材料と接触しているときの、加工材料の、少なくとも1つの特性に関係付けられる。
[0013]電気化学測定プローブは、例えば、電位差測定の測定プローブである。より詳しくは、電気化学測定プローブは、pH測定プローブと、酸素測定プローブと、CO測定プローブと、オゾン測定プローブとからなる非網羅的な群から選択され得る。
[0014]典型的な動作条件において、温度によって、検知素子のインピーダンスは、例えば、約500Mオームから約20Gオームの間である。
[0015]電極の検知素子は、電圧源として機能する能動層(活性層とも言う)を含み得るものであり、電極電圧は、電極が加工材料と接触していないときでさえ、ゼロとは異なる。
[0016]例えば、電極は、電圧源として機能する能動層を含む固体pHセンサを備え得る。電極は、イオンpH感応性ガラス基板と、上記イオンpH感応性ガラス基板の上部上のいくつかの層とを含み得る。層は、elementarリチウム層と、窒化リン酸リチウム(一般的には頭字語LiPONにより当てられる)層と、リチウム層の劣化を制限するように、および、環境的影響力に対してガラス電極全体を安定化させるためのパッケージ構造を提供するように適合させられる保護層とを含み得る。測定プローブのガラス電極の電位は、ガラス電極が加工材料と接触していないときでさえ、ゼロとは異なる(零位ではない)。
[0017]インターフェイスユニットは、評価デバイスの入力に結合されるように適合させられる出力をさらに備える。例えば、評価デバイスは、測定値変換器として働き、処理デバイス、例えばコンピュータに結合される。典型的な動作条件において、評価デバイスの入力インピーダンスは、例えば、約100kオームから約10Mオームの間で低い。
[0018]インターフェイスユニットは、出力で、入力電圧に実質的に等しい出力電圧を有する出力電流を送出するように配置構成される。例えば、インターフェイスユニットの入力電圧と出力電圧との間のオフセット電圧は、+/-10mV以下であり得る。オフセット電圧は、インターフェイスユニットに結合されるセンサにおいて達せられる温度の通常の範囲、典型的には約0℃から約100℃のもとで、入力電圧に無関係に、実質的に一定のままである。
[0019]有利な実施形態において、インターフェイスユニットの電気構成要素の電気仕様、および、より詳しくは、抵抗器の公称値の公差などの、上記電気構成要素の公差は、インターフェイスユニットの出力電圧と、入力電圧との間の差に対する公差が、少なくとも+/-0.1%以下であるように設定される。よって、インターフェイスユニットの入力電圧と出力電圧との間のオフセット電圧は、+/-2mV以下であり得る。オフセット電圧は、インターフェイスユニットに結合されるセンサにおいて達せられる温度の通常の範囲、典型的には約0℃から約100℃のもとで、入力電圧に無関係に、実質的に一定のままである。
[0020]有利には、インターフェイスユニットは、オフセット電圧に対して補償することにより出力電圧を調整するための手段を備え得る。オフセット電圧は、インターフェイスユニットに結合されるセンサにおいて達せられる温度の通常の範囲のもとで、および、入力電圧に無関係に、実質的に一定のままであるので、較正ステップは、1回遂行され、インターフェイスユニット内に記憶され得る。より詳しくは、インターフェイスユニットは、組み立てられた後に較正され得る。その最終目標のために、精密に測定された、および安定した較正信号が、インターフェイスユニットの入力電圧信号として付与され得る。インターフェイスユニットの結果的に生じる出力電圧が、次いで測定され、利得およびオフセット値が、次いで、較正信号と出力電圧との間の不一致に対して補償するために計算され、インターフェイスユニット内に、例えばEEPROM制御器内に記憶され得る。利得およびオフセット値は、例えば、測定値の値を補償するために、測定ソフトウェアにより、要望に応じてアクセスされ得る。
[0021]インターフェイスユニットは第1のトランジスタを備え、この第1のトランジスタは、入力に結合される第1の絶縁ゲート端子と、第1の抵抗器の第1の端子に結合される第1のソース端子と、第2の抵抗器の第1の端子に結合される第1のドレイン端子とを備える。第2の抵抗器の第2の端子は、一定の電圧が一定の値に維持される点に結合され、第1のトランジスタは、第2の抵抗器において第2の抵抗器電圧を、入力電圧によって生成するように配置構成される。
[0022]インターフェイスユニットは、基準電圧が一定の値に維持される回路の点に結合される第1の非反転入力を伴って設けられる第1の演算増幅器を備える。第1の演算増幅器は、さらには、第1のトランジスタの第1のドレイン端子に結合される第1の反転入力を伴って設けられる。第1の演算増幅器は、さらには、第1の抵抗器の第2の端子に結合される第1の出力を伴って設けられる。
[0023]インターフェイスユニットは第2のトランジスタをさらに備え、この第2のトランジスタは、第3の抵抗器の第2の端子に結合される第2のソース端子と、第4の抵抗器の第1の端子に結合される第2のドレイン端子とを備える。第3の抵抗器の第1の端子は、第1の抵抗器の第2の端子に結合される。第4の抵抗器の第2の端子は、一定の電圧が維持される点に結合される。
[0024]インターフェイスユニットは、第2のトランジスタの第2のドレイン端子に結合される第2の非反転入力を伴って設けられる第2の演算増幅器をさらに備える。第2の演算増幅器は、さらには、第1の演算増幅器の第1の反転入力に結合される第2の反転入力を伴って設けられる。第2の演算増幅器は、さらには、第2のトランジスタの第2の絶縁ゲート端子に、および、インターフェイスユニットの出力に結合される第2の出力を伴って設けられる。
[0025]第1の演算増幅器は、第1のトランジスタの動作点を制御するために、基準電圧と第2の抵抗器電圧との間の比較によって、可変電圧(tension)を第1のトランジスタの第1のソース端子に提供するように配置構成される。
[0026]インターフェイスユニットは、高いインピーダンス入力から受けられる弱い入力信号を低いインピーダンス出力に送信するためのインピーダンスバッファの役割を果たしている。
[0027]本発明によれば、評価デバイスは、電極電圧それ自体も、従来の入力段回路において普通に行われるような、電極電圧を前置増幅することにより直接的に取得される増幅された電圧も直接的に給送されるのではなく、インターフェイスユニットにより送出される減結合された電圧を給送される。その上、電極電圧は、入力内に、第1のトランジスタを通して、高い絶縁障壁を設けられた、そのトランジスタの絶縁ゲートを通して給送される。インターフェイスユニットは、いかなる相当な負荷も入力を通って流れることを回避する、および、典型的には1pA未満の、効率的な電流障壁を提供する。その結果、電極のセンサ素子は、インターフェイスユニットの減結合効果のおかげで、もはや帯電させられない。例えば高圧蒸気減菌工程の間の、高い温度においてでさえ、電極ELのセンサ素子への残留電流の影響力は、格別に低く保たれる。そのことは、特に、測定プローブがゼロ電流流れに切り替えられるとき(このことは高い温度工程の間にしばしば行われる)、残留電流の電極への少なからぬ好ましくない影響を制限するための効率的な解決策を提供する。
[0028]絶縁ゲートを伴って設けられるトランジスタを使用することにより、本発明によるインターフェイスユニットは、演算増幅器を含む、従来の入力段回路を有する信号処理ユニットを、出力で結合することを可能とする。
[0029]その上、電極ELのセンサ素子への残留電流の影響力は、絶縁ゲートを伴うトランジスタの作用により、大幅に低減されるので、本発明によるインターフェイスユニットは、温度がセ氏100度に達し、それを超過する環境においてでさえ、電圧源として機能する能動層を含む電極を使用することを可能とする。elementarリチウム層を含むセンサ素子を伴う電極に対して、そのことは、elementarリチウムの消費を大幅に低減し、プローブの寿命を改善することを可能とする。このことは、例えば、固体pHセンサに対して有利である。
[0030]第1の演算増幅器は、第1のトランジスタが、典型的には0.25ボルトから5.5ボルトの間の、入力電圧の広い範囲の値に対して、飽和、歪み、または、他の非線形乱れなしに動作するように、第1のトランジスタの、Q点またはバイアス点としても知られている動作点を制御するように配置構成される。第1の演算増幅器は、入力電圧の広い範囲の値にわたって、ほとんど同じ動作点にとどまる。その上、第1のトランジスタのゲートは、第1の演算増幅器のソースとドレインとの間を流れる電流との関係において、線形に制御されないので、固定された動作点を維持することは、入力電圧VINに対する広い範囲の値にわたって非線形挙動を低減することにより、第1の演算増幅器の挙動の正確性を増大することを可能とする。結局、インターフェイスユニットにより、入力電圧VINと比較して出力電圧に持ち込まれる誤差は、大幅に低減される。
[0031]対照的に、定常状態DC電圧、または、一定の電流が、トランジスタのソースをバイアスするために付与される、知られている解決策において、入力電圧は、本発明と比較して、入力電圧に対する、はるかに制限された範囲の値上でのみ変動し得るものであり、なぜならば、飽和および/または歪み問題点が、バイアスする電流の固定された性質に起因して発生するからである。
[0032]その上、第2の演算増幅器の反転入力を、第1の演算増幅器の反転入力に結合することにより、インターフェイスユニットは、実例として製造公差に起因する、電子構成要素の間の不一致に対して、それに応じて第2の演算増幅器の出力電圧を適合させることにより補償するように配置構成される。
[0033]有利には、第1の抵抗器は、第3の抵抗器の抵抗と実質的に同一の抵抗を有し得るものであり、第2の抵抗器は、第4の抵抗器の抵抗と実質的に同一の抵抗を有し得る。第1のトランジスタおよび第2のトランジスタは、さらには、同じ型のものであり得る。
[0034]特に、同じ型の電子構成要素が、第1の抵抗器および第3の抵抗器に対して使用され得る。同じ型の電子構成要素が、第1のトランジスタおよび第2のトランジスタに対して使用され得る。同じ型の電子構成要素が、第1の演算増幅器および第2の演算増幅器に対して使用され得る。インターフェイスユニットは、したがって、非対称的設計を伴う回路と比較して大いに低減され得る、温度の、電気構成要素に対する製造公差の、および電気雑音の変動などの、環境パラメータの変動の、インターフェイスユニットへの累積的な影響力を低減するための有利な解決策を提供する、釣り合いのとられた対称的設計を呈する。
[0035]有利には、第1の演算増幅器および第2の演算増幅器は、単一の電子構成要素の1つのパッケージ内に埋め込まれ得る。第1のトランジスタおよび第2のトランジスタは、さらには、単一の電子構成要素の1つのパッケージ内に埋め込まれ得る。これらの特徴は、電気構成要素に対する製造公差の、および電気雑音の、環境パラメータの変動の影響力の低減をさらに改善することを可能とする。その上、インターフェイスユニットの設置面積は、さらに低減され得るものであり、一方で、生産費用は、低下させられ得る。
[0036]より詳しくは、第1のトランジスタおよび/または第2のトランジスタは、トランジスタの型の、後に続く列挙の中で選定され得る:
・ゲートにおいて静電放電保護素子を伴わない、絶縁ゲート電界効果トランジスタ(IGFET)、または、
・金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)であって、酸化物層が、広い温度範囲の中で電流が流れることを防止するために、MOSFETのゲートとチャネルとの間で使用されるので、特に効率的な絶縁障壁をゲート上に設ける、および、温度が幅広く変動することがあり、セ氏100度を超過する環境のもとで使用されるように適合させられる、MOSFET、または、
・金属絶縁体半導体電界効果トランジスタ(MISFET)、または、
・絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)。
[0037]信号処理ユニットは、静電放電保護を伴って設けられ、減結合された電圧を受けるように構成される、演算増幅器を備え得る。結果として、何らの費用のかかるリエンジニアリング、および/または、あつらえの解決策も要することなく、標準的な静電放電保護を有する従来の入力段回路を使用し、したがって、証明された、信頼性の高い信号処理ユニットを使用することが可能である。
[0038]第2の態様によれば、本発明は、さらには、
・第1の態様によるインターフェイスユニットと、
・センサ電圧を生成するように配置構成される検知素子を伴って設けられる電極を備える、加工材料と接触している様態での使用のための電気化学測定プローブであって、電極電圧は、電極が加工材料と接触しているときの、加工材料の、少なくとも1つの特性に関係付けられ、電気化学測定プローブは、センサ電圧をインターフェイスユニットの入力に送出するように適合させられる、電気化学測定プローブと、
・出力電圧を測定値へと変換するために、出力電圧を受けるために、インターフェイスユニットの出力に結合されるように適合させられる入力を伴って設けられる評価デバイスと
を備える、測定システムに関わる。
[0039]電極の検知素子は、電圧源として挙動する能動層を含み得るものであり、電極電圧は、電極が加工材料と接触していないときでさえ、ゼロとは異なる。
[0040]測定プローブは、pH測定プローブと、酸素測定プローブと、CO測定プローブと、オゾン測定プローブとからなる群から選択され得る。
[0041]電極の検知素子は、窒化リン酸リチウム層を含み得る。
[0042]開示される方法およびデバイスの詳細は、図面においての概略的な、および単純化された表現において示される実施形態の説明から明らかになるであろう。
測定プローブ1の手段により加工材料6の、少なくとも1つの特性を測定するためのシステムの主構造を例示する図である。 加工材料6内に浸漬され、評価デバイス3に結合される、電気化学測定プローブ1を概略的に例示する図である。 インターフェイスユニット4の概略回路線図を表す図である。 入力電圧信号の例に対する、インターフェイスユニット4の回路内で測定される様々な電圧のタイミング線図を表す図である。 インターフェイスユニットの入力電圧と出力電圧との間のオフセット電圧diff.mV、および、関係付けられる測定値誤差が経時的に表される(横軸はミリ秒での時間を表す)、誤差線図を表す図である。
[0043]図1は、加工材料6によって満たされた保持容器81を備える入れ物8を伴う測定システムを例示する。加工材料6の特性は、信号送信デバイス2を通してインターフェイスユニット4に接続される、少なくとも1つの電気化学測定プローブ1の手段により測定される。インターフェイスユニット4は、さらには、評価デバイス3に結合される。数ある機能の中でも、測定値変換器として働く評価デバイス3は、処理デバイス500、例えばコンピュータに結合される。電気化学測定プローブは、例えば、電位差測定の測定プローブである。より詳しくは、電気化学測定プローブは、pH測定プローブと、酸素測定プローブと、CO測定プローブと、オゾン測定プローブとからなる非網羅的な群から選択され得る。
[0044]例えば、単一ロッド測定系列(single rod measuring chain)の構成において、ガラス電極16と、基準電極15と、補助電極18とを含む、pH測定プローブなどの電気化学測定プローブの主設計構造が、図2において概略的に表される。しかしながら、本発明は、pH測定プローブに制限されず、さらには、酸素測定プローブ、CO測定プローブ、またはオゾン測定プローブなどの、任意の型の電気化学測定プローブに適用可能である。
[0045]測定プローブ1において、導体リード素子16を伴うガラス電極、および、基準リード素子15を伴う基準電極は、1つのユニットに建設的に組み合わされる。内部管11、および、管に隣接する薄壁のガラス半球またはガラス膜111の中の第1の室の内側で、導体リード素子16は、定められたpH値を伴う溶液、具体的には内部緩衝液14内に浸漬され、その緩衝液は、ガラス膜111の内側と導体リード素子16との間の導電性接続を確立する。外部管12の内側で、基準リード素子15は、電解質、具体的には外部緩衝液13内に浸漬され、その緩衝液13は、多孔質分離壁または隔壁121を経由して、電荷の交換が、測定材料6に関して起こることを可能とする。
[0046]導体リード素子16においての、基準リード素子15においての、および/または、補助電極18においての電位は、評価デバイス3および処理デバイス500により、測定され、次いでさらに処理されることを意図される。
[0047]内部緩衝液空間内に、温度測定センサ17が配置構成され、そのセンサは、温度影響に対して自動的に補償する、および、温度サイクルを記録することを可能にする。
[0048]測定プローブ1は、典型的には、電圧源として機能する能動層を含む。例えば、測定プローブ1は、固体pHセンサであり得るものであり、測定プローブ1のガラス電極16は、典型的には、イオンpH感応性ガラス基板と、上記イオンpH感応性ガラス基板の上部上のいくつかの層とを含む。それらの層は、elementarリチウム層と、窒化リン酸リチウム(一般的には頭字語LiPON)層と、リチウム層の劣化を制限するように、および、環境的影響力に対してガラス電極全体を安定化させるためのパッケージ構造を提供するように適合させられる保護層とを含み得る。測定プローブ1のガラス電極16の電位は、導体リード素子16が、加工材料6によって満たされた保持容器81内に浸漬されないときでさえ、ゼロとは異なる(零位ではない)。この挙動は、とりわけ、elementarリチウム層および窒化リン酸リチウム層の電気特質に起因する。
[0049]図3は、有利な実施形態においてのインターフェイスユニット4の回路線図を示す。図4は、例示的な入力電圧信号に対する、インターフェイスユニット4の回路内で測定される、本明細書の以降で説明において言及される、様々な電圧のタイミング線図を表す。インターフェイスユニット4は、入力電圧VINを受けるように適合させられる入力110を備える。入力110は、典型的には、測定プローブ1の出力に結合されるように適合させられ、その測定プローブ1は、センサ電圧VSENSORを受けるように、少なくとも1つの電極EL、例えば、ガラス電極および基準電極を含む。使用される測定プローブ1の型に依存して、センサ電圧VSENSORは、測定プローブ1が加工材料6内に浸漬されるときにのみ、または、例えば固体pHセンサの使用の場合において絶えずのいずれかで観測され得る。電極ELそれ自体は、電圧源SQを形成する。測定プローブ1のガラス電極16が入力110に結合されるとき、入力110において観測される入力インピーダンスZinは、用途に依存して典型的には約0℃から約100℃の、センサの普通の動作温度のもとで、特に高く、典型的には2Gオームを上回る。実例として、センサの温度がおよそ25℃であるとき、入力110において観測される入力インピーダンスZinは、典型的にはおよそ2.5Gオームである。しかしながら、電極抵抗Rは、測定プローブ1において観測される温度に依存するので、電極抵抗Rは、セ氏100度より上で、非常に小さく、典型的には50Mオームより低くなり得る。測定プローブ1が能動層を含むとき、信号源SQのセンサ電圧VSENSORは、導体リード素子16が保持容器81内に浸漬されないときでさえ、ゼロとは異なり、例えば、ガラス電極16において観測される電圧は、ガラス電極が加工材料6と接触していないとき、およそ-3Vである。
[0050]代替的には、入力110は、典型的には、試験信号を送出する試験または較正デバイスに電気的に結合される。インターフェイスユニット4は、とりわけ、評価デバイス3の入力に電気的に結合されるように適合させられる出力120を備える。インターフェイスユニット4は、出力120で出力電圧VOUTを送出するように構成される。評価デバイス3の入力が出力120に結合されるとき、出力120において観測される出力インピーダンスZOUTは、特に低く、典型的には100オームより低い。
[0051]インターフェイスユニット4は、入力110において観測される入力電圧VINが、出力120においてミラーリングされる、すなわち、経時的に、出力電圧VOUTが、入力電圧VINに実質的に等しく維持されるように配置構成される。典型的には、図5で例示されるように、入力電圧と出力電圧との間の差は、0.25Vから5.5Vで変動する入力電圧に対して、0.1mVから-0.4mVの間に含まれる。
[0052]インターフェイスユニット4は、さらには、高いインピーダンス入力から受けられる弱い入力信号を低いインピーダンス出力に送信するためのインピーダンスバッファの役割を果たしている。インターフェイスユニット4は、さらには、いかなる相当な負荷も入力110を通って流れることを回避する、および、典型的には0.2pA未満の、電流障壁を提供している。その結果、電極ELのセンサ素子は、インターフェイスユニット4のおかげで、もはや帯電させられない。そのことが、例えば高圧蒸気減菌工程の間の、高い温度においてでさえ、電極ELのセンサ素子への残留電流の影響力が、格別に低く保たれる理由である。そのことは、特に、測定プローブ1がゼロ電流流れに切り替えられるとき(これは高い温度工程の間にしばしば行われる)、残留電流の電極ELへの少なからぬ好ましくない影響を制限するための効率的な解決策を提供する。
[0053]インターフェイスユニット4は、さらに、減結合(デカップリング)回路200と、電位ミラーリング回路300とを備えている。
[0054]減結合回路200は、第1のトランジスタ210と、第1の演算増幅器220と、抵抗R1を呈する第1の抵抗器230と、抵抗R2を呈する第2の抵抗器240とを備える。第1のトランジスタ210は、入力110に結合される絶縁ゲート端子を備えている。
[0055]電位ミラーリング回路300は、第2のトランジスタ310と、第2の演算増幅器320と、抵抗R3を呈する第3の抵抗器330と、抵抗R4を呈する第4の抵抗器340とを備える。出力120は、第2の演算増幅器320の出力に、および、第2のトランジスタ310の絶縁ゲート端子に結合される。
[0056]第1のトランジスタ210は、さらには、第1の抵抗器230の第1の端子に結合されるソース端子と、第2の抵抗器240の第1の端子に結合されるドレイン端子とを備える。第2の抵抗器240の第2の端子は、電圧Vが実質的に一定の値、典型的には-5.25Vに維持される回路の点に結合される。
[0057]第1の演算増幅器220は、基準電圧Vrefが一定の値、典型的には-5Vに維持される回路の点に結合される非反転入力V+を備えている。第1の演算増幅器220は、さらには、第1のトランジスタ210のドレイン端子に、第2の抵抗器240の第1の端子に、および、第2の演算増幅器320の反転入力V-に結合される反転入力V-を備えている。
[0058]演算増幅器220の出力は、第1の抵抗器230の第2の端子に、および、第3の抵抗器330の第1の端子に結合される。
[0059]第1の演算増幅器220は、その演算増幅器の非反転入力V+で受けられる基準電圧Vrefと、その演算増幅器の反転入力V-で受けられる電圧VR2との間の比較によって、可変電圧を第1のトランジスタ210のソース端子に提供するように配置構成される。第1の演算増幅器220は、第1のトランジスタ210の、(Q点またはバイアス点としても知られている)動作点を制御するように配置構成されており、第1のトランジスタ210が、典型的には0.25ボルトから5.5ボルトの間の、入力電圧VINの広い範囲の値に対して、飽和、歪み、または、他の非線形乱れなしに動作するようになっている。説明されるように実行することにより、第1の演算増幅器220は、入力電圧VINの広い範囲の値にわたって、ほとんど同じ動作点にとどまる。その上、ゲートは、第1の演算増幅器220のソースとドレインとの間を流れる電流との関係において、線形に制御されないので、実質的に固定された動作点を維持することは、入力電圧VINに対する広い範囲の値にわたって非線形挙動を低減することにより、第1の演算増幅器220の挙動の正確性を増大することを可能とする。結局、インターフェイスユニットにより、入力電圧VINと比較して出力電圧VOUTに持ち込まれる誤差は、例えば図5において例示されるように、大幅に低減される。
[0060]対照的に、定常状態DC電圧、または、一定の電流が、トランジスタのソースをバイアスするために付与される、知られている解決策において、入力電圧は、本発明と比較して、入力電圧に対する、はるかに制限された範囲の値上でのみ変動し得るものであり、なぜならば、飽和および/または歪み問題点が、バイアスする電流の固定された性質に起因して発生するからである。
[0061]第2のトランジスタ310は、第2の演算増幅器320の出力に結合される絶縁ゲート端子と、第3の抵抗器330の第2の端子に結合されるソース端子と、第4の抵抗器340の第1の端子に結合されるドレイン端子とを備えている。第4の抵抗器340の第2の端子は、電圧Vが維持される回路の点に結合される。
[0062]第2の演算増幅器320は、第2のトランジスタ310のドレイン端子に、および、第4の抵抗器340の第1の端子に結合される非反転入力V+を備えている。第2の演算増幅器320は、さらには、第1の演算増幅器220の反転入力V-に、第2の抵抗器240の第1の端子に、および、第1のトランジスタ210のドレイン端子に結合される反転入力V-を備えている。
[0063]電位ミラーリング回路300および減結合回路200は、
・第1の抵抗器230の抵抗R1、および、第3の抵抗器330の抵抗R3は、実質的に同一である、ならびに、
・第2の抵抗器240の抵抗R2、および、第4の抵抗器の抵抗R4は、実質的に同一である、ならびに、
・第1のトランジスタ210および第2のトランジスタ310は、実質的に同等の特徴と性能とを有する、および/または、同じ型のものである、
という意味において、釣り合いのとられた対称的設計を共有している。
[0064]特に、同じ型の電子構成要素が、第1の抵抗器230および第3の抵抗器330に対して使用され得る。同じ型の電子構成要素が、第1のトランジスタ210および第2のトランジスタ310に対して使用され得る。同じ型の電子構成要素が、第1の演算増幅器220および第2の演算増幅器320に対して使用され得る。電位ミラーリング回路300および減結合回路200は、釣り合いのとられた対称的設計を共有しているので、温度の、電気構成要素に対する製造公差の、および電気雑音の変動などの、環境パラメータの変動の、インターフェイスユニット4への累積的な影響力は、非対称的設計を伴う回路と比較して大いに低減され得る。
[0065]実施形態において、第1のトランジスタ210および/または第2のトランジスタ310は、金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)であって、その導電率σDECを、そのゲート端子によって適合させるように構成される、MOSFETである。
[0066]実施形態において、第1のトランジスタ210および/または第2のトランジスタ310は、絶縁ゲート電界効果トランジスタ(IGFET)である。第1のトランジスタ210および/または第2のトランジスタ310は、ゲートにおいて静電放電保護素子を伴わずに設けられる。その結果、インターフェイスユニットは、種々の異なる型のトランジスタを使用して実現され得るものであり、以て、供給の第2の源を見出すこと、および、費用を最適化することを可能とすることにおいて、製造工程の間の、より多くの柔軟性を与える。
[0067]別の実施形態において、第1のトランジスタ210および/または第2のトランジスタ310は、金属絶縁体半導体電界効果トランジスタ(MISFET)である。
[0068]別の実施形態において、第1のトランジスタ210および/または第2のトランジスタ310は、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)である。
[0069]第1のトランジスタ210および/または第2のトランジスタ310は、とりわけ、前に述べられた選択肢の中で選定され得るので、インターフェイスユニットは、多種多様の異なる型のトランジスタを使用して実現され得るものであり、以て、供給の第2の源を見出すこと、および/または、費用を最適化することを可能とすることにおいて、製造工程の間の、より多くの柔軟性を供する。
[0070]有利な実施形態において、第1の演算増幅器220および第2の演算増幅器320は、単一の電子構成要素の1つのパッケージ内に埋め込まれ、ならびに/または、第1のトランジスタ210および第2のトランジスタ310は、単一の電子構成要素の1つのパッケージ内に埋め込まれる。これらの特徴は、電気構成要素に対する製造公差の、および電気雑音の、環境パラメータの変動の影響力の低減をさらに改善することを可能とする。その上、インターフェイスユニットの設置面積は、さらに低減され得るものであり、一方で、生産費用は、低下させられ得る。
[0071]第1のトランジスタ210は、第2の抵抗器240においての減結合された電圧VR2を、絶縁ゲート端子上で受けられる入力電圧VINによって生成するように配置構成される。より詳しくは、第2の抵抗器240においての減結合された電圧VR2は、第1の抵抗器230内を、第1のトランジスタ210のソースからゲートを通って、第2の抵抗器240内へと流れる電流に比例する。第1のトランジスタ210を入力110に、絶縁ゲート端子を通して結合することにより、入力110を通る電流漏出は、大幅に低減される。その結果、第1のトランジスタ210は、入力110と、インターフェイスユニットの残部、および特に出力120との間の絶縁障壁として挙動し、入力110に負荷を負わせることを回避する。
[0072]第2の演算増幅器320の反転させられたゲートV-は、第2の抵抗器240の第1の端子に結合され、第2の抵抗器240の第2の端子は、電圧Vに維持されるので、第2の演算増幅器320の出力端子により送出される出力電圧VOUTは、電圧Vによって、第2のトランジスタ310のゲートを制御している。その結果、第2のトランジスタ310は、第1のトランジスタ210と同様に挙動する。第1のトランジスタ210の挙動を再現するように配置構成されて、第2のトランジスタ310は、インターフェイスユニット4の対称的動作を確実にする。
[0073]第2のトランジスタ310は、第4の抵抗器340においての電圧VR4を、絶縁ゲート端子上で受けられる、第2の演算増幅器320の出力端子により送出される出力電圧VOUTによって生成するように配置構成される。その上、出力120が、さらには、第2の演算増幅器320の絶縁ゲート端子に結合される。より詳しくは、第4の抵抗器340においての電圧VR4は、第3の抵抗器330内を、第2のトランジスタ310のソースからゲートを通って、第4の抵抗器340内へと流れる電流に比例する。ゆえに、第2の演算増幅器320の出力端子を出力120に結合することにより、インターフェイスユニット4は、出力電圧VOUTを確実に生み出すことができる。
1 電気化学測定プローブ
2 信号リード
3 評価デバイス
4 インターフェイスユニット
6 測定材料
8 入れ物
81 保持容器
500 処理デバイス
11 内部管
12 外部管
13 外部緩衝液
14 内部緩衝液
15 基準電極
16 ガラス電極
17 温度測定センサ
18 補助電極
111 薄壁のガラス半球またはガラス膜
121 隔壁
19 信号電線
110 インターフェイスユニット入力
120 インターフェイスユニット出力
200 減結合回路
210 第1のトランジスタ
220 第1の演算増幅器
230 第1の抵抗器
240 第2の抵抗器
300 電位ミラーリング回路
310 第2のトランジスタ
320 第2の演算増幅器
330 第3の抵抗器
340 第4の抵抗器

Claims (10)

  1. 入力電圧(VIN)を有する入力電流を、加工材料(6)と接触している様態での使用のための電気化学測定プローブ(1)から受けるように適合させられる入力(110)を備えるインターフェイスユニット(4)であって、
    前記電気化学測定プローブ(1)は、センサ電圧(VSENSOR)を生成するように配置構成される検知素子を備えた電極(EL)を備え、
    極電圧は、前記電極が前記加工材料と接触しているときの、前記加工材料の、少なくとも1つの特性に関係付けられ、
    前記インターフェイスユニット(4)は、評価デバイス(3)の入力に結合されるように適合させられる出力(120)をさらに備え、
    前記インターフェイスユニットは、前記出力(120)上で、前記入力電圧(VIN)に実質的に等しい出力電圧(VOUT)を有する出力電流を送出するように配置構成されており、前記インターフェイスユニット(4)は、
    ・第1のトランジスタ(210)であって、前記入力(110)に結合される第1の絶縁ゲート端子と、第1の抵抗器(230)の第1の端子に結合される第1のソース端子と、第2の抵抗器(240)の第1の端子に結合される第1のドレイン端子とを備え、前記第2の抵抗器の第2の端子は、一定の電圧(V)が一定の値に維持される点に結合され、前記第1のトランジスタは、前記第2の抵抗器において第2の抵抗器電圧(VR2)を、前記入力電圧(VIN)によって生成するように配置構成される、第1のトランジスタ(210)と、
    ・第1の演算増幅器(220)であって、基準電圧(Vref)が一定の値に維持される回路の点に結合される第1の非反転入力と、前記第1のトランジスタ(210)の前記第1のドレイン端子に結合される第1の反転入力と、前記第1の抵抗器(230)の第2の端子に結合される第1の出力とを備えた、第1の演算増幅器(220)と、
    ・第2のトランジスタ(310)であって、第3の抵抗器(330)の第2の端子に結合される第2のソース端子と、第4の抵抗器(340)の第1の端子に結合される第2のドレイン端子とを備えており、前記第3の抵抗器(330)の第1の端子は、前記第1の抵抗器(230)の前記第2の端子に結合され、前記第4の抵抗器(340)の第2の端子は、前記一定の電圧(V)が維持される点に結合される、第2のトランジスタ(310)と、
    ・第2の演算増幅器(320)であって、前記第2のトランジスタ(310)の前記第2のドレイン端子に結合される第2の非反転入力と、前記第1の演算増幅器(220)の前記第1の反転入力に結合される第2の反転入力と、前記第2のトランジスタ(310)の第2の絶縁ゲート端子におよび前記インターフェイスユニット(4)の前記出力(120)に結合される第2の出力と備えた、第2の演算増幅器(320)と
    を備え、
    前記第1の演算増幅器(220)は、前記第1のトランジスタ(210)の動作点を制御するために、前記基準電圧(Vref)と前記第2の抵抗器電圧(VR2)との間の比較によって、可変電圧を前記第1のトランジスタ(210)の前記第1のソース端子に提供するように配置構成されることを特徴とする、インターフェイスユニット(4)。
  2. 請求項1に記載のインターフェイスユニットであって、
    前記第1の抵抗器(230)は、前記第3の抵抗器(330)の抵抗と実質的に同一の抵抗を有し、前記第2の抵抗器(240)は、前記第4の抵抗器(340)の抵抗と実質的に同一の抵抗を有する、インターフェイスユニット。
  3. 請求項1または2に記載のインターフェイスユニットであって、
    前記第1のトランジスタ(210)および前記第2のトランジスタ(310)は、同じ型のものである、インターフェイスユニット。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のインターフェイスユニットであって、
    前記第1の演算増幅器(220)および前記第2の演算増幅器(320)は、単一の電子構成要素の1つのパッケージ内に埋め込まれる、インターフェイスユニット。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のインターフェイスユニットであって、
    前記第1のトランジスタ(210)および前記第2のトランジスタ(310)は、単一の電子構成要素の1つのパッケージ内に埋め込まれる、インターフェイスユニット。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のインターフェイスユニットであって、
    前記第1のトランジスタ(210)および/または前記第2のトランジスタ(310)は、絶縁ゲート電界効果トランジスタ、または金属酸化物半導体電界効果トランジスタ、または金属絶縁体半導体電界効果トランジスタ、または絶縁ゲートバイポーラトランジスタである、インターフェイスユニット。
  7. 測定システムであって、
    ・請求項1から6のいずれか一項に記載のインターフェイスユニット(4)と、
    ・加工材料(6)と接触している様態での使用のための電気化学測定プローブ(1)であって、センサ電圧(VSENSOR)を生成するように配置構成される検知素子を備えた電極(EL)を備えており、前記電極電圧は、前記電極が前記加工材料と接触しているときの、前記加工材料の、少なくとも1つの特性に関係付けられ、前記電気化学測定プローブは、前記センサ電圧(VSENSOR)を前記インターフェイスユニットの前記入力(110)に送出するように適合させられる、電気化学測定プローブ(1)と、
    ・評価デバイス(3)であって、前記出力電圧を測定値へと変換するために、前記出力電圧(VOUT)を受けるために、前記インターフェイスユニットの前記出力(120)に結合されるように適合させられる入力を備える評価デバイス(3)と
    を備える、測定システム。
  8. 請求項7に記載の測定システムであって、
    前記電極の前記検知素子は、電圧源として機能する能動層を含み、前記電極電圧は、前記電極が前記加工材料と接触していないときでさえ、ゼロとは異なる、測定システム。
  9. 請求項7または8に記載の測定システムであって、
    前記測定プローブは、pH測定プローブと、酸素測定プローブと、CO測定プローブと、オゾン測定プローブとからなる群から選択される、測定システム。
  10. 請求項7または8に記載の測定システムであって、
    前記電極の前記検知素子は、窒化リン酸リチウム層を含む、測定システム。
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