JP7505674B2 - ピッキングシステム - Google Patents
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Description
本発明は、球状の複数の作物の中から1つの作物を選定して取り上げるピッキングシステムに関する。
現在、様々な分野において、ピッキング装置(例えば多関節ロボット)を用いた物品のピッキング(取り上げ)が行われている。ピッキング装置は、物品を把持する把持部を有する。把持部には、互いに離間する方向と接近する方向に移動可能な一対の指部が設けられる。ピッキング装置は、開いた状態の一対の指部を上方から物品を把持できる位置まで移動させ、一対の指部を閉じて物品を把持する。
特許文献1には、物品の位置情報を生成するピッキングシステムが開示される。このピッキングシステムは、バラ積みされた不定形の物品を3次元カメラで撮像して、物品の3次元位置情報(重心位置、体積、直径等の情報)を生成し、その3次元位置情報に基づいてピッキング装置を制御するものである。
特許文献1では、把持対象の物品の3次元位置情報について検討される一方で、物品の周囲のどの位置や方向に一対の指部を移動させるかについては検討されていない。ピッキング装置が一対の指部を把持対象の物品の横まで移動させる際に、一対の指部の把持位置が適切でないと、指部が周囲の他の物品に接触する。
物品が工業製品である場合は大きな問題はない。一方、物品が作物である場合は、指部が接触することによって作物の表面が損傷する虞がある。損傷した作物は価格が下がる。このようなことから、ピッキング対象が作物である場合は、ピッキング装置の指部が作物にできるだけ接触しないようにすることが望まれる。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、ピッキングの際に作物が損傷することを抑制することができるピッキングシステムを提供することを目的とする。
本発明の態様は、球状の複数の作物の中から1つの前記作物を選定して取り上げるピッキングシステムであって、開閉可能な一対の指部を有し、上方から前記作物に一対の前記指部を接近させて、一対の前記指部を閉じることで前記作物を把持するピッキング装置と、複数の前記作物を上方から撮像して複数の前記作物の距離画像を取得する3次元センサと、前記距離画像に基づいて複数の前記作物の中で前記3次元センサから最も近い最高点を特定するとともに特定した前記最高点を前記作物の中心位置と判定する中心判定部と、前記最高点から下方に所定量だけ離れた位置で前記距離画像を2値化処理する2値化処理部と、前記2値化処理後の2値化画像において、前記中心位置を中心として前記最高点を含む前記作物の外接円と前記中心位置を中心として前記外接円よりも大きい外周円とで区画される第1領域の中で、周方向に沿って配置される複数の第2領域を設定する領域設定部と、前記中心位置を挟んで向き合う2つの前記第2領域を領域対とし、複数の前記領域対の中から前記作物が含まれる面積が最も少ない前記領域対を検出する領域対検出部と、検出された前記領域対から前記一対の指部が前記最高点を含む前記作物を把持するように、前記ピッキング装置を制御する制御部と、を備える。
本発明によれば、ピッキングの際に作物が損傷することを抑制することができる。
以下、この発明に係るピッキングシステムについて実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
[1 ピッキングシステム10の構成]
図1は、第1実施形態に係るピッキングシステム10及び周辺装置を示す図である。図2は、第1実施形態に係るピッキングシステム10を示すブロック図である。選別作業が行われる作業所には、ピッキング装置12とベルトコンベア112が互いに隣接して配置される。コンテナ110は、上方に開放された状態でピッキング装置12の近傍の所定位置に置かれる。コンテナ110の内部には収穫された複数の作物が入れられている。ピッキング装置12は、コンテナ110の内部から作物を1つずつ取り上げて、ベルトコンベア112まで搬送する。ベルトコンベア112は、作物を搬送先(例えば選別機や作業場等)まで搬送する。なお、本実施形態に係るピッキングシステム10は、球状の作物をピッキング対象とする。本実施形態では、作物として、トマト等の青果物114を想定する。なお、ここでいう球状というのは、2次元形状が真円、楕円及び歪んだ円のいずれかになる形状を含む。
図1は、第1実施形態に係るピッキングシステム10及び周辺装置を示す図である。図2は、第1実施形態に係るピッキングシステム10を示すブロック図である。選別作業が行われる作業所には、ピッキング装置12とベルトコンベア112が互いに隣接して配置される。コンテナ110は、上方に開放された状態でピッキング装置12の近傍の所定位置に置かれる。コンテナ110の内部には収穫された複数の作物が入れられている。ピッキング装置12は、コンテナ110の内部から作物を1つずつ取り上げて、ベルトコンベア112まで搬送する。ベルトコンベア112は、作物を搬送先(例えば選別機や作業場等)まで搬送する。なお、本実施形態に係るピッキングシステム10は、球状の作物をピッキング対象とする。本実施形態では、作物として、トマト等の青果物114を想定する。なお、ここでいう球状というのは、2次元形状が真円、楕円及び歪んだ円のいずれかになる形状を含む。
本実施形態に係るピッキングシステム10は、ピッキング装置12と、1以上の3次元センサ14と、コントローラ16と、操作装置18と、を有する。
ピッキング装置12は、コンテナ110の内部に入れられた複数の青果物114の中から1つの青果物114を把持して取り上げてベルトコンベア112まで搬送する装置である。ピッキング装置12としては、多関節ロボットが使用される。多関節ロボットは、例えば、アーム22と、アーム22の先端に装着される把持部24と、を有する。アーム22の各関節にはサーボモータ26と、モータ軸の回転位置(回転角度)を検出する複数の角度センサ28(例えばロータリエンコーダ)と、が設けられる。サーボモータ26は、コントローラ16から供給される電力によって動作する。角度センサ28は、検出した回転位置の情報をコントローラ16に出力する。なお、ピッキング装置12は、多関節ロボットである必要はなく、青果物114を把持して搬送を行うことができる他の装置であっても良い。
図3Aは、一対の指部34が閉じた状態を模式的に示す正面図であり、図3Bは、一対の指部34が開いた状態を模式的に示す正面図である。図4は、ピッキング装置12の把持部24を模式的に示す側面図である。把持部24は、アーム22側のサーボモータ26の動作によって軸線Aを中心にして回転可能である。また、指部34は、他のサーボモータ26の動作によって軸線Aと直交する方向に開閉動作可能である。図3A、図3B及び図4においては、軸線Aに沿って把持部24の根元側から先端側に向かう方向を+X方向とし、その反対方向を-X方向とする。また、±X方向と直交する方向であって、指部34が開閉する一方向を+Y方向とし、その反対方向を-Y方向とする。また、±X方向及び±Y方向と直交する一方向を+Z方向とし、その反対方向を-Z方向とする。
把持部24は、サーボモータ26を備える駆動部32と、一対の指部34と、を有する。各指部34は、駆動部32に対して±Y方向に動作可能に取り付けられる開閉部36と、開閉部36に取り付けられて+X方向側に延びる3つの指機構38と、を有する。本実施形態において、3つの指機構38は+Z方向(又は-Z方向)に沿って直線状に並べられているが、軸線Aを中心とする周方向に沿って曲線状に並べられても良い。+Y方向側の3つの指機構38と-Y方向側の3つの指機構38は対をなす。図3Bに示されるように、一対の指部34が開いた状態では、+Y方向側の各指機構38の外側表面と-Y方向側の各指機構38の外側表面は離間距離D1だけ離れる。
各指機構38は、取付部40と、指42と、吊り棒44と、バネ46と、ブラケット48と、ナット50と、を有する。取付部40と指42はスライド機構を構成する。取付部40は、開閉部36に取り付けられており、開閉部36から+X方向に向かって延びるガイド部材である。指42は、取付部40に対して±X方向に移動可能に取り付けられており、取付部40から+X方向に向かって延びるスライド部材である。指42の+X方向側の端部は、軸線Aに向かって屈曲する。指42は、±Y方向に撓み得る。吊り棒44は、開閉部36に取り付けられており、開閉部36から+X方向に向かって延びる。吊り棒44は、バネ46に挿通され、更に指42に取り付けられているブラケット48に挿通される。ブラケット48から+X方向側に突出する吊り棒44の端部には、ナット50が取り付けられる。このような構造により、指42は、バネ46によって+X方向側に付勢された状態で、ブラケット48がナット50によって規制される位置を最下端位置として、±X方向に移動可能となる。指42の移動範囲のうち、-X方向側の端部にはリミットスイッチ52が設けられる。把持部24が取り上げ対象の青果物114に向かって下方に移動するときに、指42の先端部が青果物114の下方の物体(コンテナ110の底面又は取り上げ対象以外の青果物114)に接触すると、指42は取付部40からみて上方にスライドする。指42がリミットスイッチ52に当接すると、リミットスイッチ52はコントローラ16に検出信号を出力する。
図1及び図2に戻り説明を続ける。3次元センサ14は、コンテナ110の上方からコンテナ110の内部を撮像して距離画像60を取得する。3次元センサ14としては、例えば赤外光等を使用するTOFカメラが使用される。なお、本実施形態では、3次元センサ14として、2つのTOFカメラが使用される。2つのTOFカメラをグローバルカメラ14aとローカルカメラ14bと称する。
グローバルカメラ14aは、コンテナ110が置かれる所定位置の真上に配置され、支持装置56によって支持される。グローバルカメラ14aの位置は、グローバルカメラ14aの画角内にコンテナ110の全体が収まる位置である。グローバルカメラ14aは、コンテナ110の内部を撮像して第1距離画像60aを取得し、取得した第1距離画像60aをコントローラ16に出力する。
ローカルカメラ14bは、例えばピッキング装置12のアーム22に取り付けられる。グローバルカメラ14aが所定位置に固定されるのに対して、ローカルカメラ14bは、アーム22の動作に応じてコンテナ110の上方で水平方向及び鉛直方向に移動可能である。このため、ローカルカメラ14bは、コンテナ110に接近して把持対象の青果物114を撮像することが可能である。なお、ローカルカメラ14bは、ローカルカメラ14bの画角内にコンテナ110の全体が収まる位置に移動して、グローバルカメラ14aの代わりにコンテナ110の内部を撮像することも可能である。ローカルカメラ14bは、コンテナ110の内部を撮像して第2距離画像60bを取得し、取得した第2距離画像60bをコントローラ16に出力する。
コントローラ16は、角度センサ28が出力するサーボモータ26の回転位置の情報と、1以上の3次元センサ14が出力する距離画像60と、に基づいて、ピッキング装置12の動作を制御する。
図2に示されるように、コントローラ16は、制御回路62と、ドライバ64と、を有する。制御回路62は、中心判定部66と、2値化処理部68と、領域設定部72と、領域対検出部74と、制御部76等として機能する。制御回路62は、例えば、CPU、GPU等のプロセッサによって構成される。この場合、不図示の記憶装置(RAM、ROM、ハードディスク等)に記憶されるプログラムがプロセッサによって実行されることによって、上記各部が実現される。なお、制御回路62は、例えば、ASIC、FPGA等の集積回路によって構成されても良い。また、制御回路62は、ディスクリートデバイスを含む電子回路によって構成されても良い。
また、記憶装置は、グローバルカメラ14aの位置を示す位置情報と、グローバルカメラ14aの撮像位置(コンテナ110が置かれる位置)を示す位置情報を記憶する。制御回路62は、これらの位置情報と第1距離画像60aに基づいて青果物114の位置を算出することができる。
?ドライバ64は、制御回路62から各サーボモータ26に関する動作指令(回転位置、回転速度等の目標値)を入力し、各サーボモータ26に電力を供給する。この際、ドライバ64は、各角度センサ28から各サーボモータ26の回転位置の情報(フィードバック信号)を入力し、各サーボモータ26の回転位置が動作指令の目標値に近づくようにフィードバック制御する。
操作装置18は、マンマシンインターフェースとしてのタッチパネル(又はボタン)とディスプレイ等を有する。操作装置18は、オペレータがタッチパネルを操作した場合に、操作に応じた指示信号をコントローラ16に出力する。
[2 ピッキング処理の具体例]
[2.1 第1実施形態]
図5を用いてピッキングシステム10が行うピッキング処理の第1実施形態の手順を説明する。図5は、第1実施形態の処理工程を示すフローチャートである。図5は、1つの青果物114を把持して取り上げる一連の処理を示す。ピッキングシステム10は、この一連の処理を、コンテナ110の内部の青果物114がなくなるまで繰り返し実行する。なお、第1実施形態では、3次元センサ14として、グローバルカメラ14aのみが使用される。なお、グローバルカメラ14aの代わりに、ローカルカメラ14bが所定位置まで上昇してコンテナ110の内部を撮像しても良い。
[2.1 第1実施形態]
図5を用いてピッキングシステム10が行うピッキング処理の第1実施形態の手順を説明する。図5は、第1実施形態の処理工程を示すフローチャートである。図5は、1つの青果物114を把持して取り上げる一連の処理を示す。ピッキングシステム10は、この一連の処理を、コンテナ110の内部の青果物114がなくなるまで繰り返し実行する。なお、第1実施形態では、3次元センサ14として、グローバルカメラ14aのみが使用される。なお、グローバルカメラ14aの代わりに、ローカルカメラ14bが所定位置まで上昇してコンテナ110の内部を撮像しても良い。
コンテナ110が所定位置に置かれた状態で、オペレータは、操作装置18を操作してピッキング処理を開始させる。オペレータの操作に応じて、操作装置18からコントローラ16に開始指示信号が出力され、以下で説明する一連の処理が開始される。
ステップS1において、グローバルカメラ14aは、コンテナ110の内部(図6)を撮像し、第1距離画像60a(図7)を取得する。グローバルカメラ14aは、取得した第1距離画像60aをコントローラ16に出力する。なお、グローバルカメラ14aは、コントローラ16が出力する撮像指示に応じて第1距離画像60aを取得しても良いし、任意のタイミングで第1距離画像60aを取得しても良い。ステップS1が終了すると、処理はステップS2に移行する。
ステップS2において、中心判定部66は、第1距離画像60aに基づいて複数の青果物114の中でグローバルカメラ14aから最も近い最高点80(図7)を特定する。最高点80というのは、コンテナ110の内部で最も高い点(頂点)のことをいう。コンテナ110の内部に複数の青果物114が入れられている場合、複数の青果物114の中で最も高い位置に置かれた青果物114の頂点が最高点80となる。なお、中心判定部66は、コンテナ110の縁等を最高点80と判定しないように、コンテナ110の縁の位置をマスクしても良い。ステップS2が終了すると、処理はステップS3に移行する。
ステップS3において、中心判定部66は、ステップS2で特定した最高点80の座標位置(水平面内の座標位置)を青果物114の中心位置90と判定する。ステップS3が終了すると、処理はステップS4に移行する。
ステップS4において、2値化処理部68は、最高点80から下方に所定量だけ離れた位置(図8及び図9の破線84)で第1距離画像60aを2値化処理する。所定量というのは、例えば図8に示されるように所定距離D2(例えばトマトの場合は30[mm])でも良いし、例えば図9に示されるように最高点80から所定の百分率X%(例えば30%)でも良い。所定距離D2は、青果物114の径よりも短い距離であり予め設定される。所定の百分率Xは、青果物114の径に対する割合である。2値化処理部は、最高点80から所定量だけ離れた位置(破線84)を基準位置とし、第1距離画像60aのうち、基準位置よりも高い位置が撮像された部分と低い位置が撮像された部分とに分ける処理、すなわち2値化処理を行う。2値化処理部68は、2値化処理を行うことによって図10に示されるような2値化画像82を生成する。図10では、最高点80から下方に所定量だけ離れた位置(図8及び図9の破線84)を境に、上方空間に存在する物体(青果物114)が黒塗りで示され、下方空間に存在する物体(青果物114)が白塗りで示される。ステップS4が終了すると、処理はステップS5に移行する。
ステップS5において、領域設定部72は、以下の手順で環状の第1領域94を設定する。図11に示されるように、領域設定部72は、2値化画像82から中心位置90(最高点80)が設定された青果物114の画像を抽出する。領域設定部72は、青果物114の中心位置90を中心として、青果物114の輪郭86を包含する最小の外接円88を求める。なお、輪郭86は青果物114の真の外形であるとは限らない。更に、領域設定部72は、外接円88よりも大きい外周円92を求め、外接円88と外周円92とで区画される第1領域94を設定する。外接円88と外周円92は、中心位置90を中心とする同心円である。外周円92の半径Rは、外接円88の半径rよりも大きな値であれば、任意に設定可能である。結果として、外周円92の直径2Rは、外接円88の直径2rよりも大きくなり、第1領域94は環状になる。ステップS5が終了すると、処理はステップS6に移行する。
ステップS6において、領域設定部72は、第1領域94の中に、周方向に沿って一定の間隔で並ぶ複数(偶数)の第2領域96を設定する。第2領域96の数は予め設定される。本実施形態では、図12に示されるように8つの第2領域96が並べられる。第2領域96の数は8でなく16でも良いし、それ以外の偶数でも良い。
領域設定部72は、第2領域96を矩形にする。第2領域96が矩形である場合はステップS6及びステップS7で行う演算を簡単に行うことができる。領域設定部72は、矩形の大きさ(長辺と短辺の長さ)を予め定められた大きさにしても良いし、指42の外形(太さ、曲がり具合等)に基づいて求めても良いし、外接円88と外周円92との離間距離(半径R-半径r)と所定のアスペクト比とに基づいて求めても良い。なお、アスペクト比は、指42の外形から決められても良い。
領域設定部72は、第2領域96のうちの1つを基準位置に配置する。例えば、領域設定部72は、中心位置90からみて特定の方向に基準位置を設定しても良いし、2値化画像82における青果物114の輪郭86に基づいて設定しても良い。後者の場合、領域設定部72は、中心位置90からみて最も遠い輪郭86の方向又は最も近い輪郭86の方向に基準位置を設定しても良い。最も遠い輪郭86の方向に基準位置を設定する場合、青果物114の周囲の情報を精度良く得ることができる。なお、領域設定部72は、いずれかの方法で基準位置を設定し、中心位置90から径方向に延びる線を基準位置から等間隔に設定し、各線を中心線とする矩形を設定しても良い。
領域設定部72は、隣り合う第2領域96同士を、図12に示されるように部分的に重ね合わせても良いし、互いに離間させても良い。隣り合う第2領域96同士を重ね合わせる場合は、重ね合わせる部分を小さくするほど青果物114の周囲の情報を精度良く得ることができる。ステップS6が終了すると、処理はステップS7に移行する。
ステップS7において、領域対検出部74は、中心位置90を挟んで向き合う2つの第2領域96を領域対96a~96dとし、複数の領域対96a~96dの中から青果物114が含まれる面積が最も少ない領域対96a~96dを検出する。ステップS7の処理は、把持対象の青果物114の周辺のうち、一対の指部34を上方から移動させる位置を特定する処理である。把持対象の青果物114に他の青果物114が近接する場合、第1領域94に他の青果物114が投影される。このため、青果物114を把持する際に、指部34を他の青果物114が投影された位置に移動させることを避けることが望ましい。領域対検出部74は、一対の指部34と他の青果物114とが接触する可能性を最も低くするために、投影された青果物114の面積が最も少ない領域対96a~96dを検出する。図12の場合、領域対96cに含まれる青果物114の面積が最も少ない。領域対検出部74は、この領域対96cを検出する。ステップS7が終了すると、処理はステップS8に移行する。
ステップS8において、制御部76は、把持部24の中央(軸線Aの位置)が青果物114の中心位置90の真上に位置するように、且つ、指部34の中央の指42がステップS7で検出された領域対96a~96dの真上に位置するように、ピッキング装置12を制御する。その後、制御部76は、把持部24が下方に移動するように、ピッキング装置12を制御する。このとき、制御部76は、ドライバ64に対して各動作に応じた動作指令を出力する。ドライバ64は、動作指令に応じてピッキング装置12の各サーボモータ26に電力を供給する。なお、制御部76は、ピッキング装置12の各角度センサ28が出力する回転位置の情報から、把持部24の位置及び一対の指部34の位置を算出することができる。
指部34の下端(先端)が把持対象の青果物114の横を通過し、その下にある物体、例えば他の青果物114やコンテナ110の底面等に当接すると、指部34は下方への移動を停止する。このとき、取付部40から根本側の把持部24は、バネ46の弾性力に抗して下方に移動し続けている。ピッキング装置12が把持部24を下方に移動させ続けると、いずれかの指部34の上端がリミットスイッチ52に当接する。リミットスイッチ52は、コントローラ16に当接したことを示す信号を出力する。このとき、制御部76は、把持部24が下方への移動を停止するように、ピッキング装置12を制御する。このようにして一対の指部34は、領域対96dの位置に移動する。ステップS8が終了すると、処理はステップS9に移行する。
ステップS9において、制御部76は、青果物114をピッキングするように、ピッキング装置12を制御する。ピッキング装置12は、把持部24を閉じた後に、アーム22を動作させて把持部24を一旦上方に移動させる。更に、制御部76は、把持部24がベルトコンベア112に向けて移動して青果物114をベルトコンベア112に置くように、ピッキング装置12を制御する。以上で1サイクルの処理は終了する。
なお、各々の青果物114の径が揃っていることが予め判っている場合は、最初の青果物114のピッキング処理(ステップS1~ステップS9)が終了した後に、2つ目以降の青果物114のピッキング処理でステップS5とステップS6を省略しても良い。この場合、2つ目以降の青果物114のピッキング処理において、領域設定部72は、最初の青果物114のピッキング処理で求められた第2領域96を使用する。
[2.2 第2実施形態]
第1実施形態では、3次元センサ14としてグローバルカメラ14aのみが使用される。対して、第2実施形態では、3次元センサ14としてグローバルカメラ14aとローカルカメラ14bが併用される。第2実施形態の手順を、図13を用いて説明する。図13は、第2実施形態の処理工程を示すフローチャートである。
第1実施形態では、3次元センサ14としてグローバルカメラ14aのみが使用される。対して、第2実施形態では、3次元センサ14としてグローバルカメラ14aとローカルカメラ14bが併用される。第2実施形態の手順を、図13を用いて説明する。図13は、第2実施形態の処理工程を示すフローチャートである。
図13に示されるステップS11~ステップS13の処理は、図5に示されるステップS1~ステップS3の処理と同じである。また、図13に示されるステップS16の処理は、2値化処理する距離画像60としてステップS15で取得される第2距離画像60bを使用することを除いて、図5に示されるステップS4の処理と同じである。また、図13に示されるステップS17~ステップS21の処理は、使用する2値化画像82としてステップS16で生成した2値化画像82を使用することを除いて、図5に示されるステップS5~ステップS9の処理と同じである。このため、以下では、第1実施形態と異なるステップS14及びステップS15の処理について説明する。
ステップS14において、制御部76は、ローカルカメラ14bが最高点80の上方に位置するように、ピッキング装置12を制御する。この位置は、グローバルカメラ14aよりも最高点80に近い位置である。このとき、制御部76は、ローカルカメラ14bの光軸が最高点80に向くように、ピッキング装置12を制御しても良いし、把持部24の中央が青果物114の中心位置90の真上に位置するように、ピッキング装置12を制御しても良い。後者の場合、把持部24が青果物114の真上に位置する状態でローカルカメラ14bの画角内に青果物114が入るように、ローカルカメラ14bの姿勢が予め調整されていることが好ましい。制御部76は、ドライバ64に対して各動作に応じた動作指令を出力する。ドライバ64は、動作指令に応じてピッキング装置12の各サーボモータ26に電力を供給する。なお、制御部76は、ピッキング装置12の各角度センサ28が出力する回転位置の情報から、把持部24及びローカルカメラ14bの位置を算出することができる。ステップS14が終了すると、処理はステップS15に移行する。
ステップS15において、ローカルカメラ14bは、コンテナ110の内部のうち最高点80の位置を含む一部範囲を上方から撮像し、第2距離画像60bを取得する。ローカルカメラ14bは、取得した第2距離画像60bをコントローラ16に出力する。なお、ローカルカメラ14bは、コントローラ16が出力する撮像指示に応じて第2距離画像60bを取得しても良いし、任意のタイミングで第2距離画像60bを取得しても良い。ステップS15が終了すると、処理はステップS16に移行する。以後、ステップS16~ステップS21の処理が実行される。
一般に、距離画像60においては、画像中心部分の位置情報の精度が最も高く、画像中心部分から離れるにつれて位置情報の精度が低くなる。このため、第1実施形態のようにグローバルカメラ14aによって取得される第1距離画像60aのみを使用する場合、第1距離画像60aの端に写る青果物114の位置情報は、第1距離画像60aの中心部分に写る青果物114の位置情報よりも精度が低い。
対して、第2実施形態に係るピッキングシステム10は、ローカルカメラ14bを個々の青果物114に接近させて第2距離画像60bを取得することができる。従って、第2実施形態によれば、3次元センサ14から青果物114までの距離、すなわち青果物114の位置を高精度に検出することができ、指部34を移動させる位置を正確に求めることができる。結果として、指部34と把持対象の青果物114以外の青果物114との接触が、第1実施形態よりも抑制される。
[2.3 第3実施形態]
距離画像60においてコンテナ110がマスクされると、ピッキング装置12はコンテナ110を検出しない。このため、ピッキング装置12が把持部24を下方に移動させる際に、指部34がコンテナ110に接触する場合がある。最悪の場合、一対の指部34が領域対96a~96dの位置に到達できない虞がある。第3実施形態は、指部34がコンテナ110に接触した場合に、把持部24の回転位置を変更した後に、再度把持部24を下方に移動させる実施形態である。第3実施形態の手順を、図14を用いて説明する。図14は、第3実施形態の処理工程を示すフローチャートである。
距離画像60においてコンテナ110がマスクされると、ピッキング装置12はコンテナ110を検出しない。このため、ピッキング装置12が把持部24を下方に移動させる際に、指部34がコンテナ110に接触する場合がある。最悪の場合、一対の指部34が領域対96a~96dの位置に到達できない虞がある。第3実施形態は、指部34がコンテナ110に接触した場合に、把持部24の回転位置を変更した後に、再度把持部24を下方に移動させる実施形態である。第3実施形態の手順を、図14を用いて説明する。図14は、第3実施形態の処理工程を示すフローチャートである。
図14に示されるステップS31~ステップS38の処理及びステップS41の処理は、図5に示されるステップS1~ステップS9の処理と同じである。このため、以下では、第1実施形態と異なるステップS39、ステップS40、ステップS42の処理について説明する。なお、第3実施形態では、3次元センサ14として、グローバルカメラ14aのみが使用される。
ステップS39において、制御部76は、複数のリミットスイッチ52が反応したか否かを判定する。指42がコンテナ110の上端に引っかかり下方に移動できなくなると、指42は取付部40からみて上方にスライドする。所定数のリミットスイッチ52が反応した場合(ステップS39:YES)、処理はステップS40に移行する。所定数のリミットスイッチ52が反応していない場合(ステップS39:NO)、処理はステップS38に戻り、把持部24の下方への移動が継続される。
ステップS40において、制御部76は、指部34の先端が青果物114の把持位置に到達したか否かを判定する。制御部76は、角度センサ28が出力するサーボモータ26の回転位置の情報と、予め記憶装置に記憶される把持部24の寸法の情報と、に基づいて指部34の先端の位置を求める。制御部76は、求めた位置が最高点80の位置から所定値(青果物114の平均的な大きさ)以上低い位置である場合、指部34が把持位置に到達したと判定する。この場合(ステップS40:YES)、処理はステップS41に移行する。一方、制御部76は、指部34の先端の位置が最高点80の位置から所定値以上低い位置でない場合、指部34の先端がコンテナ110に当接していると判定する。この場合(ステップS40:NO)、処理はステップS42に移行する。この際、制御部76は、ピッキング装置12を制御して、一対の把持部24を一旦上方に移動させる。
ステップS42において、領域対検出部74は、ステップS37で検出した領域対96a~96dを除き、青果物114が含まれる面積が最も少ない領域対96a~96dを検出する。ステップS42が終了すると、処理はステップS38に戻り、再度ステップS38以降の処理が行われる。
第3実施形態では、3次元センサ14としてグローバルカメラ14aのみが使用される。対して、第2実施形態と同様に、3次元センサ14としてグローバルカメラ14aとローカルカメラ14bが併用されても良い。
[3 変形例]
第1~第3実施形態では、領域設定部72が、図12に示されるように第2領域96を矩形にする。しかし、第2領域96は矩形でなくても良い。
第1~第3実施形態では、領域設定部72が、図12に示されるように第2領域96を矩形にする。しかし、第2領域96は矩形でなくても良い。
例えば、領域設定部72は、図15に示されるように外周円92の径方向に延びる直線によって所定角度毎に区画される複数の第2領域96を設定しても良い。例えば、領域設定部72は、第1領域94を8分割又は16分割して第2領域96を設定する。このようにすることで、第1領域94に隙間なく第2領域96を設定することができる。
また、3次元センサ14として、ローカルカメラ14bのみが使用されても良い。この場合、コントローラ16は、ローカルカメラ14bをコンテナ110の全体を撮像できる位置に移動させた後に、把持対象の青果物114の真上の位置に移動させるといった作業を、1つの青果物114のピッキング毎に行う。このとき、ローカルカメラ14bは、コンテナ110の真上でコンテナ110の全体を撮像し、その後に、把持対象の青果物114を真上で撮像する。
[4 実施形態から得られる技術的思想]
上記実施形態及び変形例から把握しうる技術的思想について、以下に記載する。
上記実施形態及び変形例から把握しうる技術的思想について、以下に記載する。
本発明の態様は、球状の複数の作物(青果物114)の中から1つの前記作物を選定して取り上げるピッキングシステム10であって、開閉可能な一対の指部34を有し、上方から前記作物に一対の前記指部34を接近させて、一対の前記指部34を閉じることで前記作物を把持するピッキング装置12と、複数の前記作物を上方から撮像して複数の前記作物の距離画像60(第1距離画像60a、第2距離画像60b)を取得する3次元センサ14(グローバルカメラ14a、ローカルカメラ14b)と、前記距離画像60に基づいて複数の前記作物の中で前記3次元センサ14から最も近い最高点80を特定するとともに特定した前記最高点80を前記作物の中心位置90と判定する中心判定部66と、前記最高点80から下方に所定量だけ離れた位置で前記距離画像60を2値化処理する2値化処理部68と、前記2値化処理後の2値化画像82において、前記中心位置90を中心として前記最高点80を含む前記作物の外接円88と前記中心位置90を中心として前記外接円88よりも大きい外周円92とで区画される第1領域94の中で、周方向に沿って配置される複数の第2領域96を設定する領域設定部72と、前記中心位置90を挟んで向き合う2つの前記第2領域96を領域対96a~96dとし、複数の前記領域対96a~96dの中から前記作物が含まれる面積が最も少ない前記領域対96cを検出する領域対検出部74と、検出された前記領域対96cから前記一対の指部34が前記最高点80を含む前記作物を把持するように、前記ピッキング装置12を制御する制御部76と、を備える。
上記構成において、領域対検出部74は、上方からみた把持対象の作物の周辺領域(第1領域94)の中から、最も疎な領域対96cを検出する。指部34がこの領域対96cに向かって上方から移動して把持対象の作物の周囲に到達する場合、把持対象の作物及びその他の作物と指部34とが接触する可能性は低い。また、仮に作物と指部34とが接触したとしても、指部34は作物の外周部分にかする程度であって作物を強く押す可能性は低い。従って、上記構成によれば、ピッキングの際に作物が損傷することを抑制することができる。
本発明の態様において、前記領域設定部72は、複数の同一形状の前記第2領域96を設定しても良い。
本発明の態様において、領域設定部72は、複数の矩形の前記第2領域96を設定しても良い。
本発明の態様において、前記領域設定部72は、前記第2領域96を設定する際に、隣り合う前記第2領域96同士を部分的に重ね合わせても良い。
上記構成によれば、隣り合う第2領域96の間の隙間が狭くなる(又はなくなる)。隙間が広くなるほど最適な領域対96a~96dを検出できない可能性が高くなる。対して、隙間が狭くなるほど最適な領域対96a~96dを検出できる可能性が低くなる。
本発明の態様において、前記領域設定部72は、前記外周円92の径方向に延びる直線によって所定角度毎に区画される複数の前記第2領域96を設定しても良い。
上記構成によれば、環状の第1領域94に第2領域96を隙間なく設定することができる。このため最適な領域対96a~96dを検出することができる。
本発明の態様において、前記ピッキング装置12は、多関節ロボットであっても良い。
本発明の態様において、前記所定量は、前記作物の径よりも短い距離であっても良い。
上記構成によれば、最適な2値化画像82を生成することができる。
なお、本発明に係るピッキングシステムは、前述の実施形態及び変形例に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
例えば、本発明に係るピッキングシステムは、複数の作物の中から1つの作物をピッキングする作業であれば、選別作業以外にも使用可能である。
10…ピッキングシステム 12…ピッキング装置
14…3次元センサ 14a…グローバルカメラ
14b…ローカルカメラ 34…指部
60…距離画像 60a…第1距離画像
60b…第2距離画像 66…中心判定部
68…2値化処理部 72…領域設定部
74…領域対検出部 76…制御部
80…最高点 82…2値化画像
88…外接円 90…中心位置
92…外周円 94…第1領域
96…第2領域 96a~96d…領域対
114…青果物(作物)
14…3次元センサ 14a…グローバルカメラ
14b…ローカルカメラ 34…指部
60…距離画像 60a…第1距離画像
60b…第2距離画像 66…中心判定部
68…2値化処理部 72…領域設定部
74…領域対検出部 76…制御部
80…最高点 82…2値化画像
88…外接円 90…中心位置
92…外周円 94…第1領域
96…第2領域 96a~96d…領域対
114…青果物(作物)
Claims (7)
- 球状の複数の作物の中から1つの前記作物を選定して取り上げるピッキングシステムであって、
開閉可能な一対の指部を有し、上方から前記作物に一対の前記指部を接近させて、一対の前記指部を閉じることで前記作物を把持するピッキング装置と、
複数の前記作物を上方から撮像して複数の前記作物の距離画像を取得する3次元センサと、
前記距離画像に基づいて複数の前記作物の中で前記3次元センサから最も近い最高点を特定するとともに特定した前記最高点を前記作物の中心位置と判定する中心判定部と、
前記最高点から下方に所定量だけ離れた位置で前記距離画像を2値化処理する2値化処理部と、
前記2値化処理後の2値化画像において、前記中心位置を中心として前記最高点を含む前記作物の外接円と前記中心位置を中心として前記外接円よりも大きい外周円とで区画される第1領域の中で、周方向に沿って配置される複数の第2領域を設定する領域設定部と、
前記中心位置を挟んで向き合う2つの前記第2領域を領域対とし、複数の前記領域対の中から前記作物が含まれる面積が最も少ない前記領域対を検出する領域対検出部と、
検出された前記領域対から前記一対の指部が前記最高点を含む前記作物を把持するように、前記ピッキング装置を制御する制御部と、
を備える、ピッキングシステム。 - 請求項1に記載のピッキングシステムであって、
前記領域設定部は、複数の同一形状の前記第2領域を設定する、ピッキングシステム。 - 請求項2に記載のピッキングシステムであって、
前記領域設定部は、複数の矩形の前記第2領域を設定する、ピッキングシステム。 - 請求項3に記載のピッキングシステムであって、
前記領域設定部は、前記第2領域を設定する際に、隣り合う前記第2領域同士を部分的に重ね合わせる、ピッキングシステム。 - 請求項2に記載のピッキングシステムであって、
前記領域設定部は、前記外周円の径方向に延びる直線によって所定角度毎に区画される複数の前記第2領域を設定する、ピッキングシステム。 - 請求項1~5のいずれか1項に記載のピッキングシステムであって、
前記ピッキング装置は、多関節ロボットである、ピッキングシステム。 - 請求項1~6のいずれか1項に記載のピッキングシステムであって、
前記所定量は、前記作物の径よりも短い距離である、ピッキングシステム。
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