JP7505383B2 - 非接触型データ受送信体 - Google Patents

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本発明は、非接触型データ受送信体に関する。
近年、流通管理などを目的として、RFID(Radio Frequency IDentification)タグが用いられている。RFIDタグは、例えば、RFIDチップと、アンテナとを備える。RFIDタグは、弾性変形可能な物品に設置されることがある(例えば、特許文献1を参照)。
特開2017-132291号公報
しかし、前述のRFIDタグは、設置対象となる物品に、伸び、曲げなどの変形が生じると、アンテナに大きな力が加えられる可能性がある。そのため、アンテナの破損を抑制することが求められていた。
本発明の一態様は、アンテナに破損が生じにくい非接触型データ受送信体を提供することを課題とする。
本発明の一態様は、RFIDチップと前記RFIDチップに接続された第1アンテナとが設けられた基板と、前記基板とは別体とされた第2アンテナと、前記基板を保持する基板保持部と前記第2アンテナを保持するアンテナ保持溝とを有する外装体と、を備え、前記第2アンテナは、前記アンテナ保持溝に保持され、前記第1アンテナに電磁界結合される電磁界結合部と、前記電磁界結合部の端部から延び、前記外装体の外に延出する延出部と、を備え、前記電磁界結合部は、長さ方向に直交する方向に変位可能な状態で前記アンテナ保持溝に収容される、非接触型データ受送信体を提供する。
前記アンテナ保持溝および前記電磁界結合部は、前記第1アンテナの外周縁に沿う形状を有することが好ましい。
本発明の一態様によれば、アンテナに破損が生じにくい非接触型データ受送信体を提供することができる。
実施形態に係るRFIDタグの平面図である。 実施形態に係るRFIDタグの斜視図である。 外装体の蓋部を外した状態のRFIDタグの斜視図である。 実施形態に係るRFIDタグの分解斜視図である。 第2アンテナの平面図である。 実施形態に係るRFIDタグの一部断面図である。
[非接触型データ受送信体]
図1は、実施形態に係る非接触型データ受送信体10の平面図である。非接触型データ受送信体は、「RFIDタグ」ということがある。図2は、RFIDタグ10の斜視図である。図3は、外装体の蓋部を外した状態のRFIDタグ10の斜視図である。図4は、RFIDタグ10の分解斜視図である。図5は、第2アンテナ2の平面図である。図6は、RFIDタグ10の一部断面図である。図6は、図2のI-I断面図である。
図1および図2に示すように、RFIDタグ10は、基板1と、第2アンテナ2と、外装体3とを備える。
外装体3の主面31a(図3参照)の長手方向(図1における左右方向)をX方向という。X方向のうち一方向(図1における右方向)を+X方向という。X方向のうち他方向(図1における左方向)を-X方向という。外装体3の主面31a(図3参照)の短手方向をY方向という。Y方向は、主面31aに沿う面内においてX方向に直交する。Y方向のうち一方向(図1における上方向)を+Y方向という。Y方向のうち他方向(図1における下方向)を-Y方向という。外装体3の主面31aに直交する方向をZ方向という。Z方向は、X方向およびY方向に直交する。Z方向から見ることを平面視という。Z軸とは、Z方向に沿う中心軸である。
図3に示すように、基板1は、RFIDチップ11と、第1アンテナ12と、基材13とを備える。基板1には、RFIDチップ11と第1アンテナ12とが設けられている。
基材13は、板状に形成されている。平面視における基材13の形状は、特に限定されないが、少なくとも外周縁13aの一部が湾曲形状であることが好ましい。湾曲形状は、例えば、楕円弧状、円弧状、高次曲線状(例えば二次曲線状)などである。高次曲線状は、放物線状、双曲線状などである。平面視における基材13の外形は、例えば、楕円形状、円形状、長円形状(レーストラック形状)などであってよい。平面視における基材13の外形は、非円形状が望ましい。
本実施形態では、基材13は、楕円形状とされている。基材13は、長径方向をX方向に向けた姿勢とされている。基材13としては、ガラスエポキシ樹脂基板、セラミックス、プラスチックフィルムなどが使用できる。
RFIDチップ11は、第1アンテナ12および第2アンテナ2を介して非接触にて情報の書き込みおよび読み出しが可能である。RFIDチップ11は、基材13に実装されている。
第1アンテナ12は、例えば、基材13の一方の面に形成された導電層である。導電層は、例えば、導電性箔、メッキ層、導電インク層などで構成される。導電性箔は、例えば、銅、銀、金、白金、アルミニウムなどで構成される金属箔である。導電性箔は、エッチングなどによって所定の形状に形成される。メッキ層は、例えば、銅、銀、金、白金、アルミニウムなどの金属で構成される。導電インク層は、導電インクを用いて印刷などにより形成される。導電インクは、金属、カーボン材料などで形成される導電性粒子を含む。
第1アンテナ12は、ループ状に形成されている。第1アンテナ12は、例えば、基材13の外周縁13aに沿う湾曲形状を有する。本実施形態では、第1アンテナ12は、楕円形状のループ状に形成されている。第1アンテナ12は、RFIDチップ11に電気的に接続されている。
第2アンテナ2は、ブースター用のアンテナである。第2アンテナ2は、例えば、線状体である。第2アンテナ2は、例えば、スチール、ステンレス鋼、銅、銅合金などの金属で形成されている。第2アンテナ2は、例えば、真鍮メッキ鋼線で形成することができる。第2アンテナ2は、基板1とは別体とされている。
なお、本実施形態における第2アンテナ2は線状体であるが、第2アンテナの形状は特に限定されない。第2アンテナは、例えば、板状体であってもよい。
第2アンテナ2は、電磁界結合部21と、一対の延出部22とを備える。
電磁界結合部21は、湾曲形状を有する。「湾曲形状」とは、急峻な屈曲部がなく、滑らかに曲がる形状である。湾曲形状としては、例えば、楕円弧状、円弧状、高次曲線状(例えば二次曲線状)などがある。「高次曲線状」としては、放物線状、双曲線状などがある。本実施形態では、電磁界結合部21は、半楕円形状とされている。詳しくは、電磁界結合部21は、楕円形の一方の頂点(長軸と交わる頂点)から他方の頂点(長軸と交わる頂点)に至る半楕円形状である。
電磁界結合部21は、平面視において、基板1の少なくとも一部を囲む形状とされる。本実施形態では、電磁界結合部21は、楕円形状の基板1の一方の頂点(長軸と交わる頂点)から他方の頂点(長軸と交わる頂点)に至る範囲(+Y方向側の半周範囲)を囲む。
電磁界結合部21は、平面視において、第1アンテナ12の外周縁12aに沿う湾曲形状(例えば、楕円弧状)とされている。電磁界結合部21と外周縁12aとの離間距離は、ほぼ一定である。電磁界結合部21は、平面視において、基板1の外周縁13aの外側に、外周縁13aに近接して位置する。電磁界結合部21は、平面視において、外周縁13aに沿う形状とされる。電磁界結合部21と外周縁13aとの離間距離は、ほぼ一定である。
電磁界結合部21は、非接触で第1アンテナ12と電磁界結合する。電磁界結合とは、例えば、電界結合と磁界結合のうち一方である。電磁界結合部21の長さ方向に直交する断面の形状は、例えば、円形状である(図6参照)。
一対の延出部22は、電磁界結合部21の一方および他方の端部21aからそれぞれ延出する。
図5に示すように、一対の延出部22のうち一方である第1延出部22Aは、電磁界結合部21の-X方向の端部21aから、蛇行しつつ-X方向に延出する。一対の延出部22のうち他方である第2延出部22Bは、電磁界結合部21の+X方向の端部21aから、蛇行しつつ+X方向に延出する。
延出部22の平面視形状は、例えば、メアンダ(蛇行)形状、波状、ジグザグ形状などである。本実施形態では、延出部22は、メアンダ形状を有する。
図4に示すように、延出部22は、複数の直線部23と、複数の折り返し部24とを備える。直線部23は、Y方向に沿う直線状とされている。複数の直線部23は、X方向に間隔をおいて配置されている。折り返し部24は、隣り合う直線部23の端部どうしを連結する。折り返し部24は、湾曲形状(例えば、円弧形状)を有する。
複数の直線部23のうち最も電磁界結合部21に近い直線部23を「第1直線部23A」という。複数の直線部23のうち2番目に電磁界結合部21に近い直線部23を「第2直線部23B」という。複数の直線部23のうち3番目に電磁界結合部21に近い直線部23を「第3直線部23C」という。
第1直線部23Aと第2直線部23Bとを連結する折り返し部24を「第1折り返し部24A」という。第2直線部23Bと第3直線部23Cとを連結する折り返し部24を「第2折り返し部24B」という。
第1直線部23Aは、電磁界結合部21の端部21aから-Y方向に延出する。第1折り返し部24Aは、第1直線部23Aの-Y方向の端部から湾曲して延び、第2直線部23Bの-Y方向の端部に達する。
延出部22のうち、第1直線部23Aと第1折り返し部24Aの一部とは外装体3内にあるが、延出部22のそれ以外の部分は、外装体3の外に延出している(図3参照)。
図2に示すように、外装体3は、板状の本体部31と、板状の蓋部32とを備える。外装体3は、全体として板状とされている。本体部31および蓋部32は、例えば、樹脂で形成される。樹脂としては、ナイロン6,6などのポリアミド樹脂;ポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリエステル樹脂;ポリエチレンなどのポリオレフィン樹脂;ポリフッ化ビニルなどのポリフッ化エチレン系樹脂;ポリ塩化ビニルなどのビニル重合体;ポリメタクリル酸メチルなどのアクリル系樹脂等が挙げられる。
図4に示すように、本体部31は、平面視において矩形状とされている。本体部31の一方の面である主面31aには、基板保持凹部37(基板保持部)と、アンテナ保持溝34と、一対の側部凹所35が形成されている。基板保持凹部37は、基板保持凸部33によって形成される。基板保持凹部37は、基板保持凸部33によって囲まれた凹部である。
基板保持凸部33は、環状のリブ状突起である。基板保持凸部33は、基板1の外周縁13aに沿う湾曲形状(例えば、楕円形状)とされている。基板保持凸部33は、主面31aから+Z方向に突出する。基板保持凸部33の長さ方向に直交する断面の形状は、例えば矩形状である。基板保持凸部33は、平面視において、第1アンテナ12の外周縁12aに沿う湾曲形状(例えば、楕円形状)とされている。
基板保持凹部37は、基板1を保持する。基板保持凹部37は、基板1の外周縁13aに沿う形状(例えば、楕円形状)とされている。基板保持凹部37の内形寸法(内径)は、基板1の外形寸法(外径)とほぼ同じ、または基板1の外形寸法(外径)よりわずかに大きい。基板保持凹部37は、平面視において基板1と相似形である。
基板1および基板保持凹部37は、非円形状(例えば、楕円形状)であると、基板1がZ軸周りに傾斜するのを規制し、基板1の正しい姿勢を保つことができる。そのため、第1アンテナ12と電磁界結合部21との電磁界結合を維持することができる。
アンテナ保持溝34は、第2アンテナ2の電磁界結合部21を収容する(図3および図6参照)。
アンテナ保持溝34は、基板保持凸部33の外側に、基板保持凸部33に近接して形成されている。アンテナ保持溝34は、平面視において、基板保持凸部33に沿う形状とされる。アンテナ保持溝34は、平面視において、第1アンテナ12の外周縁12aに沿う湾曲形状(例えば、楕円弧状)とされている。アンテナ保持溝34は、平面視において、基板1の外周縁13aに沿う湾曲形状(例えば、楕円弧状)とされている。
アンテナ保持溝34は、平面視において、半楕円形状とされている。詳しくは、アンテナ保持溝34は、楕円形の一方の頂点(長軸と交わる頂点)から他方の頂点(長軸と交わる頂点)に至る半楕円形状である。
アンテナ保持溝34は、平面視において、基板1の少なくとも一部を囲む形状とされる。本実施形態では、アンテナ保持溝34は、楕円形状の基板1の一方の頂点(長軸と交わる頂点)から他方の頂点(長軸と交わる頂点)に至る範囲(+Y方向側の半周範囲)を囲む。
図6に示すように、アンテナ保持溝34の長さ方向に直交する断面は、例えば、矩形状である。アンテナ保持溝34の幅(内形寸法)W1は、電磁界結合部21の外径(外形寸法)D1より大である。幅W1と外径D1との差は、例えば、0.01mm~1mm(好ましくは0.05mm~0.2mm)とすることができる。
アンテナ保持溝34の幅W1が電磁界結合部21の外径D1より大であるため、電磁界結合部21は、線径方向(例えば、Y方向)に変位可能な状態でアンテナ保持溝34に収容される。「線径方向」は、電磁界結合部21の長さ方向に直交する方向である。電磁界結合部21は、アンテナ保持溝34に対して長さ方向にも変位可能である。
アンテナ保持溝34の深さは、アンテナ保持溝34の底面34aから蓋部32(天面38a)までの高さ(内形寸法)H1が、電磁界結合部21の外径D1より大となるように定められる。高さH1と外径D1との差は、例えば、0.01mm~1mm(好ましくは0.05mm~0.2mm)とすることができる。
アンテナ保持溝34の高さH1が電磁界結合部21の外径D1より大であるため、電磁界結合部21は、線径方向(例えば、Z方向)に変位可能な状態でアンテナ保持溝34に収容される。
図4に示すように、側部凹所35は、主面31aの一方および他方の側部に形成されている。側部凹所35は、本体部31のX方向の側端縁31bを含む領域に形成されている。側部凹所35の内周縁35aは、Y方向に沿う第1直線部35bと、湾曲部35cと、X方向に沿う第2直線部35dとを有する。
第1直線部35bは、アンテナ保持溝34の内周縁の端部を始点として-Y方向に延びる部分である。湾曲部35cは、第1直線部35bの先端から、X方向に対する傾斜角度が小さくなりつつ延出する部分である。第2直線部35dは、湾曲部35cの先端からX方向に沿って側端縁31bに向かう部分である。
図3に示すように、側部凹所35は、平面視において、第2アンテナ2の第1直線部23Aと、第1折り返し部24Aの一部とを包含する。第1直線部23Aは、第1直線部35b(図4参照)に近接している。第1折り返し部24Aは、湾曲部35c(図4参照)に近接している。側部凹所35は、第2アンテナ2の所定の長さ範囲(第1直線部23Aと、第1折り返し部24Aの一部)の少なくとも一部を収容する。
図2に示すように、側部凹所35はY方向に十分な距離があるため、側端縁31bには、Y方向(主面31aに沿う方向)に延びるスリット状の側端開口36が形成される。第2アンテナ2は、側端開口36を通して外装体3の外に延出している。
図4に示すように、本体部31の+Y方向の端縁31cには、X方向に位置を違えて2つの係止凹部39が形成されている。本体部31の-Y方向の端縁31dにも、X方向に位置を違えて2つの係止凹部39が形成されている。
図2に示すように、蓋部32は、平面視において矩形状とされている。蓋部32は、本体部31と同形とされ、本体部31の主面31aに対向して設置されている。蓋部32は、平面視において、本体部31の主面31aに重なるように設置されている。
図6に示すように、蓋部32の対向面32aは、本体部31の主面31aに対向する面である。対向面32aには、位置決め溝38が形成されている。位置決め溝38は、環状の溝である。位置決め溝38の長さ方向に直交する断面の形状は、例えば矩形状である。
位置決め溝38は、基板保持凸部33およびアンテナ保持溝34に応じた湾曲形状(例えば、楕円形状)とされている。位置決め溝38は、平面視において、基板保持凸部33およびアンテナ保持溝34を一括して包含する幅を有する。位置決め溝38の天面38aの一部は、アンテナ保持溝34の底面34aに対向する。
図2に示すように、蓋部32の+Y方向の端縁32cには、X方向に位置を違えて2つの係止凸部40が形成されている。蓋部32の-Y方向の端縁32dにも、X方向に位置を違えて2つの係止凸部40が形成されている。
係止凸部40は、先端に係止爪部(図示略)が形成されている。係止凸部40は、本体部31の係止凹部39に挿入される。係止凸部40の係止爪部は、本体部31に係止する。これにより、蓋部32は、本体部31に着脱自在に結合される。
外装体3は、第2アンテナ2に対して固定されていない。すなわち、外装体3は、第2アンテナ2に対して非固定である。
RFIDタグ10は、例えば、ゴム、樹脂などで構成される成形品に設置することができる。例えば、RFIDタグ10は、成形品に埋設することができる。成形品は、例えば、弾性体であり、弾性変形可能である。
成形品に伸び、曲げなどの変形が生じた場合、第2アンテナ2に、外力が作用する可能性がある。例えば、延出部22に、X方向に沿って外装体3から離れる方向の引張力が作用することが考えられる。延出部22には、X方向に沿って外装体3に近づく方向の力が作用することも考えられる。
[実施形態のRFIDタグが奏する効果]
RFIDタグ10では、第2アンテナ2の電磁界結合部21が線径方向(電磁界結合部21の長さ方向に直交する方向)に変位可能な状態でアンテナ保持溝34に収容される(図6参照)。電磁界結合部21が変位可能であるため、第2アンテナ2に外力が作用した場合に、第2アンテナ2における応力を緩和することができる。よって、第2アンテナ2の破損を起こりにくくすることができる。
これに対し、第2アンテナが外装体に固定されている場合には、第2アンテナに外力が作用すると、外装体から延出する第2アンテナの基端部(根元部分)に応力が集中し、この箇所で破損が起こりやすくなる可能性がある。
第2アンテナ2の電磁界結合部21は、第1アンテナ12の外周縁12aに沿う形状を有するため、電磁界結合部21を第1アンテナ12に十分に電磁界結合させることができる。
アンテナ保持溝34は、第1アンテナ12の外周縁12aに沿って形成されているため、第2アンテナ2の電磁界結合部21を、第1アンテナ12に沿って配置することができる。よって、電磁界結合部21を第1アンテナ12に十分に電磁界結合させることができる。
第2アンテナ2の電磁界結合部21は、湾曲形状(例えば、半楕円形状)を有するため、第2アンテナ2に外力が作用した場合でも、矩形状の場合に比べ、応力集中が生じにくい。よって、第2アンテナ2の破損を起こりにくくすることができる。
これに対し、電磁界結合部が矩形状である場合には、第2アンテナに外力が作用すると、角部(屈曲部)に応力が集中し、この箇所で破損が起こりやすくなる可能性がある。
アンテナ保持溝34は、基板1の外周縁13aに沿って形成されているため、第2アンテナ2の電磁界結合部21を、第1アンテナ12に沿って配置することができる。よって、電磁界結合部21を第1アンテナ12に十分に電磁界結合させることができる。
外装体3は、本体部31と、主面31aに重ねられる蓋部32とを備える。基板保持凹部37およびアンテナ保持溝34は、主面31aに形成されている。そのため、蓋部32によって、基板1および第2アンテナ2が本体部31から脱落するのを阻止することができる。よって、基板1および第2アンテナ2を外装体3に安定的に保持することができる。
RFIDタグ10では、外装体3の側端縁31bに、Y方向(主面31aに沿う方向)に延びるスリット状の側端開口36が形成されている。そのため、第2アンテナ2は外装体3に対してY方向に位置変動できる。したがって、第2アンテナ2に外力が作用した場合に、変位により応力を緩和しやすくなる。よって、第2アンテナ2の破損を起こりにくくすることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されない。
例えば、RFIDタグ10では、基板1の外周縁13aおよび第1アンテナ12の外周縁12aは全周にわたって湾曲形状であるが、基板および第1アンテナは、外周縁の一部が湾曲形状であってもよい。外装体3は、本体部31と蓋部32とを備えるが、外装体の構成は特に限定されない。例えば、外装体は、蓋部を備えていなくてもよい。外装体は板状に限らず、他の形状(ブロック状等)であってもよい。
1…基板、2…第2アンテナ、3…外装体、10…RFIDタグ(非接触型データ受送信体)、11…RFIDチップ、12…第1アンテナ、12a…外周縁、21…電磁界結合部、21a…端部、22…延出部、34…アンテナ保持溝、37…基板保持凹部(基板保持部)。

Claims (2)

  1. RFIDチップと前記RFIDチップに接続された第1アンテナとが設けられた基板と、
    前記基板とは別体とされた第2アンテナと、
    前記基板を保持する基板保持部と前記第2アンテナを保持するアンテナ保持溝とを有する外装体と、
    を備え、
    前記第2アンテナは、
    前記アンテナ保持溝に保持され、前記第1アンテナに電磁界結合される電磁界結合部と、
    前記電磁界結合部の端部から延び、前記外装体の外に延出する延出部と、
    を備え、
    前記電磁界結合部は、長さ方向に直交する方向に変位可能な状態で前記アンテナ保持溝に収容される、
    非接触型データ受送信体。
  2. 前記アンテナ保持溝および前記電磁界結合部は、前記第1アンテナの外周縁に沿う形状を有する、請求項1記載の非接触型データ受送信体。
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