JP7503720B1 - サードパーティデバイスの追加を制御するための装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、センシングを向上させるためにセンシンググループ110へのサードパーティデバイス121の追加を制御することを可能にする装置130に関する。センシンググループは、無線周波数センシングを行うネットワークデバイス111、112、113から成る。サードパーティデバイスは、センシンググループのセンシングに寄与する機能性を提供する。装置は、クリティカルなセンシング機能性を決定するための決定ユニット131と、サードパーティデバイスがセンシンググループに追加される場合、サードパーティデバイスの機能性が無線周波数センシングに提供することができる潜在的な寄与を決定するための決定ユニット132と、クリティカルなセンシング機能性及び潜在的な寄与に基づいてセンシンググループへのサードパーティデバイスの追加を制御するための制御ユニット133とを含む。

Description

本発明は、無線周波数センシンググループ(radiofrequency sensing group)へのサードパーティデバイス(third party device)の追加を制御するための装置、装置を含むネットワーク、方法及びコンピュータプログラムに関する。
パッシブ無線周波数センシング(passive radiofrequency sensing)は、デバイスが、これらのデバイス間で伝播するワイヤレス信号が、例えば人間のモーション(human motion)、転倒、呼吸等、あるイベントによって影響を受け得るセンシングエリアを形成することを可能にする。それゆえ、これらのデバイスはセンシングエリアを作り出し、センシングエリアにおいて無線周波数センシングを行うすべてのデバイスは、グループの各デバイスが無線周波数センシングアルゴリズムに供給するデータサンプリングプロセスに何らかの形で寄与する無線周波数センシンググループを形成する。
多くの場合、より多くのノードを無線周波数センシンググループに追加することは有益である。例えば、新しいデバイスは空間の異なる物理的ロケーションに置かれ得、これは、センシングエリアを増大させ、斯くして、カバレッジ若しくはセンシング信頼性、又はその両方において空間の潜在的なセンシングカバレッジを増大させ得る。さらに、新しいデバイスは、既存のデバイスに対してセンシングリンクを追加することができる。斯くして、実際のシステム設定に依存するが、ほとんどの場合、新しいデバイスを追加することは、センシングリンクの量を大幅に増加させる。とりわけ、新しいデバイスは、既存のデバイスよりも、追加の及び/又はより安定したリンクを確立することによりノイズに対するより高い耐性を提供し得る。さらに、追加のデバイスは、例えば、デバイスの1つが故障している又は到達できない場合のフォールバックシナリオで使用されることができる無線周波数センシンググループの冗長性を作り出すことができる。
しかしながら、無線周波数センシンググループに属するデバイスのこの増加にはいくつかの実用的な制限がある。例えば、センシンググループにおけるセンシングリンクの量が増加するにつれて、生成されるワイヤレストラフィックの量も増加し、これは、ネットワークを「詰まらせる(clog)」、並びに/又はデバイスシステムによって必要とされるメモリの量、例えば、各デバイスによって必要とされるメモリ及び/若しくは無線周波数センシンググループの中央処理ユニットによって必要とされるメモリを不均衡に増加させる可能性がある。それゆえ、無線周波数センシンググループに新しいデバイスを追加することは一般的にセンシング性能にとって有益であるが、起こり得る不利な点を回避し、適切な無線周波数センシングを保証することが有利である。
斯くして、新しいデバイス、とりわけ、サードパーティデバイスが、無線周波数グループの無線周波数センシングを確実に向上させるように無線周波数センシンググループに追加されることができれば有益である。
US2019/140908A1は、より良い端末検出を可能にするために、各センサが異なる周波数範囲で動作する、無線周波数センサのグループ全体で無線周波数センシングを行うための方法を開示している。センサのグループのいずれかのセンサによって新しい端末が検出される場合、当該該端末がグループにアクセスする権限があるかどうかが判断される。要件が満たされる場合、当該端末はグループに追加される。
本発明の目的は、無線周波数センシンググループの無線周波数センシングが向上するように、無線周波数センシンググループへのサードパーティデバイスの追加の制御を可能にする装置、装置を含むネットワーク、方法及びコンピュータプログラムを提供することである。
本発明の第1の態様では、無線周波数センシンググループへのサードパーティデバイスの追加を制御するための装置であって、無線周波数センシンググループは、あるエリアにおいて無線周波数センシングを行う複数のネットワークデバイスから成り、サードパーティデバイスは、無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに寄与することを可能にする機能性(functionality)を提供するように構成され、当該装置は、a)無線周波数センシンググループによって現在行われている無線周波数センシングのためのクリティカルなセンシング機能性(critical sensing functionality)を決定するためのクリティカルなセンシング機能性決定ユニット(critical sensing functionality determination unit)と、b)サードパーティデバイスが無線周波数センシンググループに追加される場合、サードパーティデバイスの機能性が無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに提供することができる潜在的な寄与(potential contribution)を決定するための寄与決定ユニット(contribution determination unit)と、c)決定されたクリティカルなセンシング機能性及び無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに対する決定された潜在的な寄与に基づいて無線周波数センシンググループへのサードパーティデバイスの追加を制御するための制御ユニットとを含む、装置が提示される。
無線周波数センシンググループの無線周波数センシングのためのクリティカルなセンシング機能性及び無線周波数センシンググループに対するサードパーティデバイスの潜在的な寄与が決定されるので、並びに、制御ユニットが、決定されたクリティカルなセンシング機能性及び無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに対する決定された潜在的な寄与に基づいて無線周波数センシンググループへのサードパーティデバイスの追加を制御するように構成されるので、サードパーティデバイスを追加する場合の無線周波数センシングに対する潜在的な寄与がクリティカルなセンシング機能性を妨げ(disturb)ないことが保証されることができる。とりわけ、サードパーティデバイスの潜在的な寄与が、決定されたクリティカルなセンシング機能性の観点から無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに有益であるかどうかが決定されることができる。斯くして、サードパーティデバイスを追加する際、無線周波数センシンググループの無線周波数センシングが向上することが保証されることができる。
装置は、無線周波数センシンググループへのサードパーティデバイスの追加を制御するように構成される。無線周波数センシンググループは、あるエリアにおいて無線周波数センシングを行う複数のネットワークデバイスから成る。一般に、複数のネットワークデバイスは、少なくとも2つのネットワークデバイスを指し、より好ましくは、少なくとも3つのネットワークデバイスを指す。一実施形態において、無線周波数センシンググループは、照明システムであることができる又は照明システムの一部であることができ、この場合、ネットワークデバイスの少なくとも一部は、無線周波数センシングのセンシング結果に基づいて光出力が制御されるライトであることができる。しかしながら、ネットワークデバイスは、ライト機能性以外の他の機能性を提供するデバイスを指すこともできる。例えば、無線周波数センシンググループは、スマートホームシステムであってもよく又はスマートホームシステムの一部であってもよく、この場合、ネットワークデバイスは、例えば、無線周波数センシング結果に基づいて、ユーザの家庭又はオフィスにおいてある機能を実行するスマートホームデバイスであることができる。
一般に、無線周波数センシンググループは、エリアにおける無線周波数センシングに寄与するすべてのデバイスによって形成される。例えば、デバイスは、アクティブに又はパッシブに(in an active or passive way)無線周波数センシングに寄与することができ、斯くして、無線周波数センシンググループのアクティブな又はパッシブなメンバ(active or passive member)であることができる。無線周波数センシングに対するアクティブな寄与(active contribution)は、デバイスが、例えば、ネットワーク通信目的のために、無線周波数信号を送出するだけでなく、他のデバイスから送出される無線周波数信号を検出し、これらの検出された無線周波数信号を、すべての検出された無線周波数信号に基づいて無線周波数センシング結果を決定する無線周波数センシングアルゴリズムに提供する場合に見なされることができる。無線周波数センシンググループに対するパッシブな寄与(passive contribution)は、デバイスが、とりわけ、無線周波数センシング目的のために特別に送出される必要のない、無線周波数信号を送出するだけである寄与と見なされることができる。パッシブデバイス(passive device)は、例えば、ネットワーク通信目的のために、無線周波数信号を受信してもよいが、これらの受信した無線周波数信号をさらなる分析のために無線周波数センシングアルゴリズムに提供するようには構成されない。とりわけ、パッシブネットワークデバイス(passive network device)は、自身が無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに寄与していることを認識する必要さえない。斯くして、無線周波数センシンググループへのサードパーティデバイスの追加は、無線周波数センシンググループにアクティブデバイス(active device)としてサードパーティデバイスを追加すること、又は無線周波数センシンググループにパッシブデバイスとしてサードパーティデバイスを追加することを指すことができる。一般に、サードパーティデバイスは、無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに対する寄与を提供する場合に無線周波数センシンググループに追加されると見なされる。この寄与は、例えば、サードパーティデバイスがパッシブデバイスとして追加される場合、サードパーティデバイスによって提供される無線周波数信号を利用することを指すことができ、並びに/又は、例えば、サードパーティデバイスがアクティブデバイスとして追加される場合、サードパーティデバイスによってネットワークデバイスの少なくとも1つからの無線周波数信号を検出すること、及び検出された無線周波数信号を無線周波数センシンググループの無線周波数センシングを分析する無線周波数センシングアルゴリズムに提供することを指すこともできる。
一般に、サードパーティデバイスは、ネットワークデバイスによって形成される無線周波数センシンググループで利用されるように明示的に構成されていない、とりわけ、無線周波数センシンググループを形成するネットワークデバイスと一緒に働く(work together)ように特別に構成されていない任意のデバイスでありることができる。例えば、サードパーティデバイスは、無線周波数センシンググループを既に形成しているネットワークデバイスの製造ラインとは異なる製造ラインからのデバイスを指すことができる。また、サードパーティデバイスは、旧式の技術(outdated technology)に基づくレガシーデバイス(legacy device)、又は、無線周波数センシンググループを既に形成しているネットワークデバイスよりも技術的に進んだデバイスを指すこともできる。好ましくは、サードパーティデバイスは、無線周波数センシンググループのネットワークデバイスの製造者とは異なる製造者によって製造されているデバイスを指す。しかしながら、サードパーティデバイスは、同じ製造者からのものではあるが、異なる製造ライン又はアプリケーションシステムからのものであることもできる。例えば、無線周波数センシンググループのネットワークデバイスは、当該アプリケーションシステムに関して製造されるすべてのデバイスが、無線周波数センシングを行うために無線周波数センシンググループにおいて一緒に働くように構成されるアプリケーションシステムに属する照明器具システムを指すのに対し、サードパーティデバイスは、ネットワークデバイスが属するアプリケーションシステムと一緒に働くように特別に構成されない異なるアプリケーションシステムに属することができる。斯くして、一般に、サードパーティデバイスは、無線周波数センシンググループのネットワークデバイスとの互換性又は相互運用性が保証されないデバイスを指す。
一般に、サードパーティデバイスは、無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに寄与することを可能にする機能性を提供するように構成される。とりわけ、機能性は、無線周波数センシングに利用されることができる無線周波数信号の生成及び/又は検出を含む任意の機能性を指すことができる。しかしながら、機能性は、必ずしも無線周波数センシングに利用されるために専用である必要はない。例えば、ネットワークの一部であるサードパーティデバイスは、無線周波数信号を利用してネットワークの他のネットワークデバイスと通信するように構成されることができ、少なくとも通信無線周波数信号が、無線周波数センシングにも利用されることができる。好ましい実施形態では、サードパーティデバイスは、ネットワークデバイスと同じネットワークの一部、例えば、ユーザの同じホームネットワーク又はオフィスビルで利用されるオフィスネットワークの一部である。さらに好ましい実施形態では、サードパーティデバイスは、サードパーティデバイスがネットワークデバイスと同じ個人又は会社によって所有されていることを示す、ネットワークデバイスと同じユーザアカウントにリンクされる。これは、無線周波数センシング中に生成されるデータのセキュリティを保証することを可能にする。
クリティカルなセンシング機能性決定ユニットは、無線周波数センシンググループによって現在行われている無線周波数センシングのためのクリティカルなセンシング機能性を決定するように構成される。一般に、無線周波数センシングは、複数の異なるアプリケーション及び異なるセンシング目標に関して行われることができ、これらのアプリケーション及びセンシング目標の各々は、無線周波数センシングの異なるコンフィギュレーション(configuration)を必要とする。例えば、センシング目標が部屋のライトを制御するための単純な存在検出を指す場合、検知の精度は必ずしも高くなく、無線周波数センシングに使用されるアルゴリズムは、例えば、異なる無線周波数信号のRSSI値に単純に基づくことができる。しかしながら、より高度なアプリケーション、例えば、特定のエリアにおける寝ている子供の呼吸監視は、多くの場合、それぞれの空間分解能と共によりはるかに高い精度を必要とする。このような場合、無線周波数センシングは、無線周波数信号のCSIを使用するアルゴリズムに基づいて行われ、さらに、特定の信号経路が、他の信号経路よりも強く重み付けされることができる。一般に、無線周波数センシングの違い、並びに、特定のアプリケーション及びセンシング目標に対する無線周波数センシングの特定のコンフィギュレーションは、異なる無線周波数センシングモードと見なされることができる。したがって、上記の例から明らかになるように、各無線周波数センシングモードは、無線周波数センシングモードで使用される無線周波数センシングアルゴリズムのための入力として利用される無線周波数信号に関して異なる要件を有する。例えば、ある無線周波数センシングモードでは、信号対ノイズ比がある閾値を上回らないことが非常に重要であり得るのに対し、他の無線周波数センシングモードでは、無線周波数センシング信号の振幅がある閾値を下回らないことがより重要であり得る。場合によっては、特定の無線周波数信号経路がセンシングに必須であるのに対し、別の場合では、エリアの良好なカバレッジがより重要である。したがって、各無線周波数センシングモードは、現在行われている無線周波数センシングに必須であるクリティカルなセンシング機能性を含んでいると見なされることができる。斯くして、無線周波数センシンググループによって現在行われている無線周波数センシング、すなわち、無線周波数センシンググループによって実行されている無線周波数センシングモードのクリティカルなセンシング機能性は、現在の無線周波数センシングのアプリケーションの現在の目標を達成するためにクリティカルであるセンシング機能性を指す。
クリティカルなセンシング機能性決定ユニットは、無線周波数センシンググループの現在行われている無線周波数センシングに関する知識に基づいてクリティカルなセンシング機能性を決定するように構成されることができる。好ましくは、無線周波数センシンググループは、例えば、異なる意図されたセンシング目的に関連する異なるアルゴリズムを利用する、異なる無線周波数センシングモードに基づいて無線周波数センシングを行うように構成され、クリティカルなセンシング機能性は、現在利用されている無線周波数センシングモードに関して決定される。無線周波数センシンググループは、例えば、利用されているセンシングアルゴリズムの分析に基づいて、現在利用されている無線周波数センシングモードに関してクリティカルなセンシング機能性を決定するように構成されることができる。例えば、既知の数学的分析方法が、クリティカルなセンシング機能性決定ユニットによって、異なる無線周波数信号入力に関する無線周波数センシングアルゴリズムの安定性(stability)を分析するために利用されることができる。しかしながら、クリティカルなセンシング機能性決定ユニットは、どのセンシング機能性が現在利用されているセンシングモードに関してクリティカルであるかを外部イベントに基づいて経時的に学習するために機械学習技術を利用するように構成されることもできる。例えば、無線周波数センシングモードが、部屋のライトを制御するために室内の人の存在又は不在を監視すべきである場合、ポジティブ又はネガティブなイベントが、機械学習アルゴリズムをトレーニングするために利用されることができる。このような場合、例えば、ポジティブなイベント(positive event)は、現在利用されている無線周波数センシングアルゴリズムが人の存在を正しく検出し、ライトをオンにしたイベントであることができるのに対し、ネガティブなイベント(negative event)は、無線周波数センシングアルゴリズムが人の存在を検出し損ない、人が手動でライトをオンにしなければならなかったイベントであることができる。複数のこのようなイベントの分析に基づいて、機械学習技術は、どのセンシング機能性、例えば、無線周波数センシング信号のどの特性が、ポジティブなイベントの数を増加させるために及びネガティブイベントの数を回避又は最小限にするためにクリティカルであるかを決定することを可能にする。
好ましい実施形態では、クリティカルなセンシング機能性決定ユニットは、クリティカルなセンシング機能性を決定するために、無線周波数センシングモードと、それぞれのセンシングモードにとってクリティカルなセンシング機能性との間のマッピングを利用するように構成される。このようなマッピングは、例えば、クリティカルなセンシング機能性決定ユニットに提供されるルックアップテーブルの形態で提供されることができる。とりわけ、このようなマッピングは、無線周波数センシンググループを形成する場合にネットワークデバイスによって実行されることができるすべての無線周波数センシングモードについて、無線周波数センシンググループで利用されるネットワークデバイスの製造者によって提供されることができる。例えば、マッピングは、それぞれの実験、システムのユーザ又は製造者の経験、及び/又は利用されるセンシングアルゴリズムのそれぞれの分析に基づいて取得されることができる。この実施形態は、計算コストが高くなく、完全な機械学習又は分析アルゴリズムを実行するのに十分な計算能力を提供しない計算システムにも容易に組み込まれることができるという利点がある。
一般に、クリティカルなセンシング機能性は、無線周波数センシングに利用される無線周波数信号の任意の特性及び/又は無線周波数センシングに関連する他のフィーチャ(feature)の任意の特性を指すことができる。好ましくは、クリティカルなセンシング機能性は、経時的なRSSI及び/又はCSI信号の安定性、放射パターンの指向性及び/又は感度、無線周波数信号の振幅及び/又は位相の安定性、並びに、送信チャネル若しくはサブチャネル周波数及び/又は帯域幅の安定性のいずれかを指すことができる。さらに、クリティカルなセンシング機能性は、デバイスが無線周波数信号を発する又は受信する頻度を指す送信周波数の安定性を指すこともできる。例えば、一部の無線周波数センシングモードでは、ある規則的な周波数で環境をサンプリングすることが重要、すなわち、クリティカルであり得、例えば、サードパーティデバイスが例えば200ms±2msごとに無線周波数信号を提供することができるかどうかを知ることが、サードパーティデバイスが無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに寄与することができるかどうかを判断するために重要である。
寄与決定ユニットは、サードパーティデバイスの機能性が無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに提供することができる潜在的な寄与を決定するように構成される。一般に、サードパーティデバイスの機能性が無線周波数センシングに提供することができる潜在的な寄与は、無線周波数センシングに対する任意の可能な寄与を指すことができる。例えば、サードパーティデバイスの機能性は、サードパーティデバイスが、例えば、ネットワークとの通信のために、又は無線周波数センシングのための専用無線周波数信号として、無線周波数信号を送出することを可能にする。斯くして、この機能性は、無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに利用されることができ、この場合、無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに対する潜在的な寄与は、例えば、無線周波数センシンググループによって現在カバーされていない方向からの追加の無線周波数信号の提供、又は、難しい(例えば、乱雑な(cluttered))エリアへのさらなる無線周波数信号経路の追加であり得る。
寄与決定ユニットは、例えば、サードパーティデバイスの機能性の特性に関する提供された知識に基づいて、及び/又は環境情報に基づいて、潜在的な寄与を決定するように構成されることができる。サードパーティデバイスの情報又は提供された機能性は、例えば、サードパーティデバイスと無線周波数センシングに利用可能なそれぞれの機能性との間の記憶されたマッピングの形態で提供されることができる。このようなマッピングは、例えば、サードパーティデバイスの製造者によって提供されることができ、例えば、寄与決定ユニットがアクセス可能なストレージ、例えば、クラウドストレージに記憶されることができる。しかしながら、無線周波数センシングに利用されることができるサードパーティデバイスの可能な機能性(possible functionality)に関する情報は、例えば、ネットワーク通信を介して、サードパーティデバイスと通信することにより、寄与決定ユニットによって獲得されることもできる。例えば、寄与決定ユニットは、サードパーティデバイスがそれぞれのリストを提供することによって当該要求に応答するように構成される場合、無線周波数センシングに関連するすべての可能な機能性を有するリストを要求するように構成されることができる。さらに、寄与決定ユニットは、例えば、無線周波数センシンググループの1つ以上のネットワークデバイスによって提供される、サードパーティデバイスの無線周波数信号のアクティブ又はパッシブな検出を利用することによって、サードパーティデバイスの可能な機能性及びサードパーティデバイスの潜在的な寄与を推論するように構成されることもできる。例えば、ネットワークデバイスの1つ以上は、サードパーティデバイスに無線周波数信号を送信するようアクティブに要求するように、及び/又はサードパーティデバイスの提供された無線周波数信号を単にパッシブにリッスンする(listen)ように構成されることができる。1つ以上のネットワークデバイスの斯様に検出された無線周波数信号は、例えば、無線周波数信号の分析に基づいて、無線周波数センシングに対するサードパーティデバイスの無線周波数信号センシング機能性の潜在的な寄与を決定するために、寄与決定ユニットによって利用されることができる。サードパーティデバイスの環境に関する情報が、サードパーティデバイスの機能性の潜在的な寄与を決定するのに寄与することもでき、既に記憶された情報の形態で寄与決定ユニットに提供されることもできる。例えば、無線周波数センシンググループのネットワークデバイスに対するサードパーティデバイスの位置、サードパーティデバイスによって送出される無線周波数信号の潜在的な方向、無線周波数センシンググループのネットワークデバイスに対するサードパーティデバイスの環境内の固定要素、例えば、壁、ドア、窓等の位置を示す環境情報が、ネットワークデバイス及びサードパーティデバイスの設置時に使用される設置計画から推測されることもでき、ユーザによる入力として提供されることもでき、又は、例えば、環境の画像から推測される、測定として提供されこともできる。このような環境情報は、例えば、記憶されたマッピングによって提供されるサードパーティデバイスの機能性に関する情報と組み合わされることができ、サードパーティデバイスの機能性の潜在的な寄与を決定するために使用されることができる。例えば、ネットワークデバイスの1つ以上へのサードパーティデバイスの距離が決定されることができ、サードパーティデバイスによって送出される無線周波数信号の強度に関する知識とともに、無線周波数センシンググループの無線周波数センシングにサードパーティデバイスの無線周波数信号を追加する場合、サードパーティデバイスとネットワークデバイスの1つ以上との間のどのエリアがカバーされ得るかを決定するために使用されることができる。環境に関するより多くの情報が利用可能である場合、寄与決定ユニットは、サードパーティデバイスとネットワークデバイスとの間の可能な障害物(possible obstacle)を考慮に入れる、及び、サードパーティデバイスのそれぞれの機能性に対する、例えば、サードパーティデバイスによって提供される無線周波数信号に対するこれらの障害物の影響を推定するように構成されることもできる。しかしながら、とりわけ、サードパーティデバイスの機能性の潜在的な寄与が、1つ以上のネットワークデバイスによる機能性の測定に基づいて、例えば、1つ以上のネットワークデバイスによるサードパーティデバイスの提供された無線周波数信号の測定に基づいて、寄与決定ユニットによって決定される場合、既に測定が無線周波数センシングに対する可能な寄与(possible contribution)を直接推論することを可能にするため、環境情報を利用することは省略されることができる。
制御ユニットは、決定されたクリティカルなセンシング機能性及び無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに対する決定された潜在的な寄与に基づいて無線周波数センシンググループへのサードパーティデバイスの追加を制御するように構成される。とりわけ、制御することは、サードパーティデバイスが無線周波数センシンググループに追加されるか否かを決定することと、サードパーティデバイスが追加されるならば、決定された潜在的な寄与のうちのどれが、サードパーティデバイスが無線周波数センシンググループに追加される場合に利用されるべきかを決定することとを含む。さらに、コントローラは、例えば、無線周波数センシンググループのネットワークデバイスの1つ以上が無線周波数センシンググループから削除されるように、又はサードパーティデバイスが追加される場合、無線周波数センシンググループのネットワークデバイスの無線周波数センシングの実行が変更されるように、サードパーティデバイスの追加後に無線周波数センシンググループのネットワークデバイスを制御するように構成されることもできる。サードパーティデバイスの追加を制御するために、制御ユニットは、例えば、サードパーティデバイスの決定された潜在的な寄与と決定されたクリティカルなセンシング機能性とを比較するように構成されることができる。例えば、制御ユニットは、無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに潜在的に寄与し得るサードパーティデバイスの無線周波数信号の特性と、クリティカルなセンシング機能性として決定された、無線周波数信号の決定された要件、例えば、決定された閾値とを比較するように構成されることができる。この例では、制御ユニットが、サードパーティデバイスの潜在的な寄与、この場合、無線周波数信号の特性がクリティカルなセンシング機能性の要件を満たすと判断する場合、サードパーティデバイスは、無線周波数センシンググループに追加される。しかしながら、制御ユニットが、例えば、無線周波数信号の一部の方向に関して、例えば、サードパーティデバイスからネットワークデバイスの1つ以上への無線周波数信号の通り道にある障害物に起因して、要件が満たされないと判断する場合、制御ユニットは、サードパーティデバイスを無線周波数センシンググループに追加しない、又は要件を満たす方向の無線周波数信号のみを無線周波数センシングに利用してサードパーティデバイスを無線周波数センシンググループに追加するように構成されることができる。好ましくは、制御ユニットは、サードパーティデバイスの追加を制御するために所定の判定基準を利用することができる。例えば、判定基準(decision criteria)は、クリティカルな機能性を潜在的な寄与の判定シーケンス(decision sequence)にマッピングする、判定マップ(decision map)として提供されることができる。例えば、判定マップは、クリティカルな機能性について、双方利用可能である場合、特定の潜在的な寄与機能性が、別の特定の潜在的な寄与機能性よりも好ましいことを示すことができる。
一実施形態において、無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに対するサードパーティデバイスの機能性の潜在的な寄与の決定は、サードパーティデバイスの潜在的な寄与の信頼性(reliability)を評価することを含み、制御ユニットは、信頼性にさらに基づいてサードパーティデバイスの追加を制御するように構成される。とりわけ、サードパーティデバイスの潜在的な寄与が、クリティカルなセンシング機能性に影響を与え得る場合、可能な寄与の信頼性を評価することにより、サードパーティデバイスの潜在的な寄与が適切な信頼性を提供する場合にのみ、サードパーティデバイスが無線周波数センシンググループに追加されることが保証されることができる。一般に、潜在的な寄与の信頼性は、潜在的な寄与の任意の特性の信頼性、とりわけ、経時的なそれぞれの特性の安定性(stability)を指すことができる。例えば、サードパーティデバイスの潜在的な寄与の信頼性は、経時的な無線周波数センシング信号の特性の安定性を示すように決定されることができる。一実施形態において、サードパーティデバイスの潜在的な寄与の信頼性は、サードパーティデバイスの既知のメタデータに基づいて決定されることができる。メタデータは、例えば、サードパーティデバイスのタイプ、サードパーティデバイスの製造識別(manufacturing identification)、デバイス名又はデバイスタイプ等を指すことができる。例えば、この場合、信頼性は、サードパーティデバイスのメタデータを所定の信頼性にマッピングする単純なマッピングテーブルを提供することによって決定されることができる。このようなマッピングテーブルは、例えば、サードパーティデバイスの製造者によって提供される情報、それぞれのサードパーティデバイスを用いた実験によってリゲインされる(regained)情報、特定のタイプのサードパーティデバイスの技術要件に関する理論考察等を利用することによって提供されることができる。
好ましい実施形態において、サードパーティデバイスの潜在的な寄与の信頼性は、潜在的な寄与に関する機能性の特性の測定に基づいて決定される。例えば、潜在的な寄与としてサードパーティデバイスによって提供される無線周波数信号が、無線周波数センシングに利用されることができ、斯くして信頼できる安定した特性を含むかどうかを決定するために、寄与決定ユニットは、決定された時間スパンにわたる無線周波数信号の測定を利用する、及び、時間スパンにわたる無線周波数信号の1つ以上の特性のそれぞれの安定性を決定するように構成されることができる。とりわけ、このような測定は、サードパーティデバイスの機能の強い外乱(disturbance)が予期されない時間、例えば、オフィスビルにおいて夜間に実行されることができる。サードパーティデバイスが信頼できるか否か、とりわけ、無線周波数センシンググループに追加される場合に無線周波数センシングのクリティカルな機能性を邪魔しないほど十分に安定しているか否かは、機能性のそれぞれの特性に対して定義される、それぞれの定義された安定性基準、例えば、閾値に基づいて決定されることができる。
好ましくは、寄与決定ユニットは、ユーザと協働して機能性の潜在的な寄与の信頼性を決定するように構成され、寄与決定ユニットは、協働の際に行われるべき指示をユーザに提供するように構成される。例えば、寄与決定ユニットは、信頼性を決定するために利用されることができる情報を提供するためにユーザによって回答されるべきサードパーティデバイスのタイプ、機能性、又は使用法(usage)に関する質問をユーザへの指示として提供するように構成されることができる。さらに、寄与決定ユニットは、例えば、サードパーティデバイスが無線周波数センシングに既に使用されている場合、サードパーティデバイスに関するユーザの経験に関する質問をユーザへの指示として提供するように構成されることもできる。ユーザは、ユーザが過去のサードパーティデバイスの無線周波数機能をどの程度信頼できると評価するか示すように促されることができる。より複雑な実施形態では、寄与決定ユニットは、ユーザのアクションに関するある指示をユーザへの指示として提供するように構成されることもでき、寄与決定ユニットは、ユーザのこれらのアクション中に実行されるサードパーティデバイスの潜在的な寄与に関する機能性の特性の測定を利用することができる。例えば、指示は、無線周波数信号及び無線周波数センシンググループの1つ以上のネットワークデバイスの特性が、ユーザのアクション中に測定されることができるように、サードパーティデバイスの前を数回歩くようにユーザに指示することができ、寄与決定ユニットは、サードパーティデバイスによって提供される無線周波数信号が無線周波数センシングの際に信頼できるように利用されることができるどうかを決定するように構成されることができる。斯くして、ユーザに指示を提供することは、機能性の潜在的な寄与の信頼性の決定を、無線周波数センシンググループの現在のセンシング目標に関連し得る具体的な状況に基づかせることを可能にする。これは、とりわけ、現在行われている無線周波数センシングのためのクリティカルな機能性に関して、潜在的な寄与の信頼性のより正確な決定を可能にする。
好ましい実施形態では、サードパーティデバイスの潜在的な寄与の信頼性は、サードパーティデバイスの分類に基づいて決定され、潜在的な寄与決定ユニットは、サードパーティデバイスを所定のデバイスアーキタイプのセットに分類するように構成され、各デバイスアーキタイプは、それぞれの機能性の類似した特性を有する無線周波数対応デバイス(radiofrequency capable device)のグループを表す。アーキタイプ(archetype)は、例えば、デバイスアーキタイプの一般的に知られている機能に関する理論考察に基づいて、又は、例えば、それぞれのアーキタイプを決定するために異なるデバイスで行われる実験に基づいて定義されることができる。一般に、アーキタイプは、例えば、デバイスのそれぞれの潜在的な機能性の特性に基づいて、区別されることができ、アーキタイプの各々は、サードパーティデバイスの潜在的な寄与の特定の信頼性と関連付けられることができる。潜在的な寄与決定ユニットは、例えば、サードパーティデバイスのメタデータ、サードパーティデバイスの機能性のタイプに関する情報等に基づいて、特定のサードパーティデバイスを1つ以上のアーキタイプに分類するように構成されることができ、あるタイプのサードパーティデバイスをそれぞれのアーキタイプにマッピングするマッピングが提供されることができる。好ましい実施形態では、アーキタイプ分類(archetype classification)は、サードパーティデバイスによって提供される無線周波数信号に基づいて行われる無線周波数センシングに影響を与える機能性の特性に基づく。一般に、分類のまだ一部ではない新しいサードパーティデバイスタイプは、例えば、それぞれの新しいデバイスタイプに関する提供された情報に基づいて、寄与決定ユニットによって分類されることができる。この情報は、例えば、ユーザ又はそれぞれの新しいデバイスタイプの製造者によって提供されることができる。
一実施形態において、潜在的な寄与決定ユニットはさらに、無線周波数センシンググループにおいて無線周波数センシングを行うサードパーティデバイス及びネットワークデバイスの複数のパーミュテーション(plurality of permutations)に対するコンフィデンスメトリック(confidence metric)を決定するように構成され、制御ユニットは、コンフィデンスメトリックに基づいてサードパーティデバイスの追加を制御するように構成されることができる。任意選択的に、制御ユニットは、例えば、ネットワークデバイスを無線周波数センシンググループから削除するように、ネットワークデバイスを制御するように構成されることもできる。例えば、制御ユニットは、無線周波数センシンググループが、現在の無線周波数センシング目標に関する無線周波数センシング性能に関してすべてのパーミュテーションの中で最も高いコンフィデンスを示すコンフィデンスメトリックが決定される、ネットワークデバイス及び任意選択的に1つ以上のサードパーティデバイスから成るように構成されることができる。好ましくは、制御ユニットは、決定されたコンフィデンスメトリックと所定のコンフィデンス閾値とを比較する、及び、コンフィデンスメトリックがコンフィデンス閾値を上回る場合にのみ、サードパーティデバイスの追加等、追加のステップを実行するように構成される。好ましくは、コンフィデンスメトリックは、サードパーティデバイスの決定された信頼性に基づいて、及び、それぞれのセンシンググループパーミュテーション(respective sensing group permutation)において行われる無線周波数センシングの検証された性能に基づいて決定される。検証された性能(verified performance)は、ユーザ入力、例えば、ユーザが性能にどの程度満足しているかのユーザインディケーションに基づいて、又は、例えば、存在検出を検証することができる赤外線センサを利用する、独立した測定に基づいて決定されることができる。しかしながら、コンフィデンスメトリックは、決定された信頼性のみに基づくこともでき、又は検証された性能にのみ基づくこともできる。
一実施形態において、潜在的な寄与決定ユニットはさらに、サードパーティデバイスの信用レベル(trust level)を決定することを含み、信用レベルは、サードパーティデバイスによって提供されるデータセキュリティ及び/又は安定性を示し、制御ユニットは、信用レベルにさらに基づいてサードパーティデバイスの追加を制御するように構成される。とりわけ、信用レベルをさらに決定する及び信用レベルにさらに基づいてサードパーティデバイスを追加することにより、信用できるサードパーティデバイスのみが無線周波数センシングに追加されることが保証されることができる。とりわけ、無線周波数アプリケーションでは、センシティブな個人情報が無線周波数センシング中に獲得されることが多く、適切なデータセキュリティを提供するサードパーティデバイスのみを無線周波数センシンググループで利用することがユーザの利益になる。さらに、サードパーティデバイスの寄与で行われる無線周波数センシングの信頼性が信頼できることを保証するために、より長い期間にわたって挙動及びデータセキュリティが安定しているサードパーティデバイスのみが無線周波数センシンググループに追加されることも好ましい。例えば、サードパーティデバイスが定期的なスケジュールベースでファームウェア更新を受け、このファームウェア更新がデータセキュリティに関してサードパーティデバイスの挙動を変更し得ることが知られている場合、サードパーティデバイスの信用レベルは、サードパーティデバイスの挙動の不安定性(instability)に起因して低いと見なされる。一般に、信用レベルは、サードパーティデバイス自体によって提供される情報に基づいて、例えば、この情報の要求に基づいて、サードパーティデバイスに関して製造者から提供される情報に基づいて、サードパーティデバイスのユーザによって提供される情報に基づいて、又は、例えば、装置の製造者によって提供される若しくは過去に学習された、既知のサードパーティデバイスをそれぞれの信用レベルに特にマッピングする任意のマッピングに基づいて決定されることができる。
一実施形態において、装置はさらに、サードパーティデバイスの潜在的な寄与に関する既に決定された情報を記憶するように構成される記憶ユニットを含み、記憶ユニットは、外部イベントが記憶された情報の可能な変更(possible change)を示す場合、記憶された情報を更新するように構成される。外部イベント(external event)は、記憶された情報の可能な変更を示す任意のイベントを指すことができる。例えば、外部イベントは、あるサードパーティデバイスへの新しい情報による更新を指すことができる。しかしながら、外部イベントは、サードパーティデバイスの寄与の特性の測定を指すこともでき、これらの測定が、サードパーティデバイスに関する既に記憶された情報と合致しないことが判断されることができる。斯くして、サードパーティデバイスの潜在的な寄与に関する情報は常に最新の状態に保たれ、装置によって利用されることができる。例えば、新しい無線周波数センシンググループが形成される場合、装置は、サードパーティデバイスに関して既に記憶されている情報を使用する、及び、無線周波数センシンググループへのサードパーティデバイスの追加が、無線周波数センシンググループの無線周波数センシングを向上させ得るかどうかを直接決定するように構成されることができる。
本発明のさらなる態様では、a)サードパーティデバイスを含む複数のネットワークデバイスであって、複数のネットワークデバイスの少なくとも一部は、あるエリアにおいて無線周波数センシングを行う無線周波数センシンググループを形成する、複数のネットワークデバイスと、b)先行する請求項のいずれか一項に記載の装置とを含む、ネットワークが提示される。
本発明のさらなる態様では、無線周波数センシンググループへのサードパーティデバイスの追加を制御するための方法であって、無線周波数センシンググループは、あるエリアにおいて無線周波数センシングを行う複数のネットワークデバイスから成り、サードパーティデバイスは、無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに寄与することを可能にする機能性を提供するように構成され、当該方法は、a)無線周波数センシンググループによって現在行われている無線周波数センシングのためのクリティカルなセンシング機能性を決定することと、b)サードパーティデバイスが無線周波数センシンググループに追加される場合、サードパーティデバイスの機能性が無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに提供することができる潜在的な寄与を決定することであって、潜在的な寄与は、サードパーティデバイスによって提供される機能性に関する、ことと、c)決定されたクリティカルなセンシング機能性及び無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに対する決定された潜在的な寄与に基づいて無線周波数センシンググループへのサードパーティデバイスの追加を制御することとを含む、方法が提示される。
本発明のさらなる態様では、無線周波数センシンググループへのサードパーティデバイスの追加を制御するためのコンピュータプログラムであって、当該コンピュータプログラムは、上述の装置で実行された場合、前記装置に、上述の方法を実行させるように構成される、コンピュータプログラムが提示される。
上述した装置、上述したネットワーク、上述した方法及び上述したコンピュータプログラムは、同様及び/又は同一の好適な実施形態、とりわけ、従属請求項に記載されるような実施形態を有することを理解されたい。
本発明の好ましい実施形態は、従属請求項又は上記の実施形態とそれぞれの独立請求項との任意の組み合わせであり得ることも理解されたい。
本発明のこれらの及び他の態様は、以下に述べられる実施形態を参照して明らかになり、解明されるであろう。
サードパーティデバイスの追加を制御するための装置を含むネットワークの一実施形態を概略的且つ例示的に示す。 サードパーティデバイスの追加を制御するための方法の一実施形態を概略的且つ例示的に示す。
図1は、本実施形態において、無線周波数センシンググループ110へのサードパーティデバイス121の追加を制御するための装置130を含むネットワーク100を概略的且つ例示的に示している。ネットワーク100は、無線周波数センシンググループ110を形成するネットワークデバイス111、112、113を含み、無線周波数センシンググループ110は、無線周波数センシンググループ110の線引き(delineation)によって示されるエリアにおいて無線周波数センシング機能性を提供するように構成される。無線周波数センシンググループ110の無線周波数センシングは、無線周波数信号114を利用することによって行われ、例えば、存在/不在検出、呼吸又は心拍数検出等の物理パラメータ検出、エリア監視、又は他の個別化された無線周波数機能性を指すことができる。ネットワークデバイス111、112、113間のネットワーク100は、例えば、ZigBee(登録商標)、WiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等、任意の既知の有線又はワイヤレスネットワーク通信プロトコルによって形成されることができる。
任意選択的に、ネットワークはさらに、サードパーティデバイス121を含む。一般に、述べられる発明の機能性のために、サードパーティデバイス121がネットワークデバイス111、112、113と同じネットワーク100の一部である必要はないが、同じネットワーク100の一部であることは、例えば、ネットワークデバイス111、112、113の1つとサードパーティデバイス121との間の、通信が、ネットワーク通信の一部としてより容易に実行されることができるという利点を有する。一般に、サードパーティデバイス121は、例えば、異なる製造者によって製造されていること、同じ製造者の異なる製造ラインに属していること、ネットワークデバイス111、112、113よりも技術的に劣っている若しくは優れていること、又はネットワークデバイス111、112、113とは異なる所有者によって所有されていること等に起因して、無線周波数センシンググループにおいてネットワークデバイス111、112、113と一緒に働くことが通常意図されていない任意のデバイスであることができる。しかしながら、一般に、サードパーティデバイス121は、無線周波数センシンググループ110の無線周波数センシングに寄与することを可能にする機能性を提供するように構成される。例えば、図1に示されるように、サードパーティデバイス121は、無線周波数センシンググループ110のセンシングエリアを破線の線引き(dashed delineation)によって示されるエリア120によって増加させることを潜在的に可能にする無線周波数信号122を提供することができる。しかしながら、サードパーティデバイス121が無線周波数センシンググループ110の無線周波数センシングに可能な寄与を提供する場合にサードパーティデバイス121等のサードパーティデバイスを無線周波数センシンググループ110に単に追加することは、無線周波数センシンググループ110の無線周波数センシングのユーザビリティ、精度及び/又は有効性の低下に実際つながる可能性がある。例えば、サードパーティデバイス121の提供された無線周波数信号122が無線周波数センシングに関して非常に低い信号対ノイズ比を有する場合、サードパーティデバイス121を無線周波数センシンググループ110に追加する場合に無線周波数信号122を利用することは、無線周波数信号122からそれぞれの情報を抽出することを試みる場合に利用された無線周波数センシングアルゴリズムの計算時間の増加につながる可能性があり、さらに、所望されない検出結果の不正確さにつながる可能性がある。
これらの困難に鑑みて、ネットワーク100は、無線周波数センシンググループ110へのサードパーティデバイス121等のサードパーティデバイスの追加を制御するための装置130を含む。装置130は、一般に、制御機能性のみを提供する専用装置の一部であることができる、他の機能性も提供する装置の一部であることができる、又は複数のデバイスにわたって分散されることができる、例えば、クラウド環境の一部であり、複数のサーバに分散されることができる、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の形態で実現されることができる。装置130は、一般に、例えば、通信ライン115で示されるように、ネットワークデバイス111、112、113の少なくとも1つと通信するように構成される。通信は、有線又はワイヤレス通信であることができる。例えば、装置130は、ネットワーク100の一般ネットワーク通信の一部であることができるが、装置とネットワークデバイス111、112、113との通信は、ネットワーク通信とは異なることもでき、例えば、異なる通信プロトコル又は異なる通信タイプに従うことができる。さらに、一部の実施形態では、装置130は、仲介(intermediary)を介して、例えば、ネットワークデバイス111、112、113及び/又はネットワークを制御するコントローラと通信することによって、ネットワークデバイス111、112、113と通信する。
装置130は、クリティカルなセンシング機能性決定ユニット131、寄与決定ユニット132及び制御ユニット133を含む。装置130はさらに、プロセッサを含んでもよく、プロセッサは、図1に示されるユニットの1つとして実装されてもよく、ユニット間に分散されてもよく、又は図示のユニットとは別個に実装されてもよい。クリティカルなセンシング機能性決定ユニット131は、無線周波数センシンググループ110によって現在行われている無線周波数センシングのクリティカルなセンシング機能性を決定するように構成される。例えば、クリティカルなセンシング機能性決定ユニット131は、クリティカルなセンシング機能性を、無線周波数センシンググループによって実行されることができるそれぞれの無線周波数センシングモードにマッピングするマッピング機能を利用することができる。このようなマッピングは、例えば、無線周波数センシンググループの製造者によって提供されることができ、経験又は実験方法に基づいて決定されることができる。センシング機能性は、一般に、センシング機能性の1つ以上の特性が、現在の無線周波数センシング、すなわち、それぞれの無線周波数センシングモードを所望の精度で実行することを可能にするためにある基準を満たす必要がある場合、クリティカルなセンシング機能性であると見なされることができる。例えば、クリティカルなセンシング機能性決定ユニットは、不在/存在検出のためにクリティカルなセンシング機能性が所定の閾値を超える信号対ノイズ比を有する無線周波数信号を提供することを指すことをマッピング機能に基づいて決定することができる。別の例では、現在行われている無線周波数センシングが呼吸検出を指す無線周波数センシングモードを指す場合、クリティカルなセンシング機能性は、80MHzよりも高いチャネル帯域幅を有する5GHzのCSI信号を提供することを指すことができる。斯くして、クリティカルなセンシング機能性決定ユニット131は、現在行われている無線周波数センシングにとってどの機能性が一般的にクリティカルであるかに関する情報を提供する。
寄与決定ユニット132は、サードパーティデバイスが無線周波数センシンググループ110に追加される場合、サードパーティデバイス121の機能性が無線周波数センシンググループ110の無線周波数センシングに提供することができる潜在的な寄与を決定するように構成される。例えば、寄与決定ユニットは、複数のサードパーティデバイスとそれぞれの寄与との所定のマッピングを利用するように構成されることができる。しかしながら、寄与決定ユニット132は、任意選択に、ライン116によって示される直接通信を介して、又はネットワークデバイス111、112、113のうちの1つ以上を介して、サードパーティデバイス121と通信するように構成されることもでき、サードパーティデバイス121の応答は、サードパーティデバイス121の機能性及び潜在的な寄与を直接的又は間接的に示すことができる。例えば、サードパーティデバイス121は、要求に応じて、自身の機能性のリストを提供するように構成されることができ、寄与決定ユニット132は、サードパーティデバイス121によって一般的に提供される機能性のうち、無線周波数センシングへの潜在的な寄与として利用されることができる1つ以上の機能性を決定するように構成されることができる。例えば、サードパーティデバイス121は、サードパーティデバイスがある無線周波数信号範囲においてネットワーク通信のための無線周波数信号を提供することができることを示す情報を提供することができる。寄与決定ユニット132は、サードパーティデバイス121によって提供されることができる無線周波数信号122が無線周波数センシングにおいて潜在的に使用されることができるかどうか、斯くして、無線周波数センシンググループ110に対する潜在的な寄与を可能にするかどうかを決定するように構成されることができる。図1で提供される例において、寄与決定ユニット132は、無線周波数信号122が、本例では無線周波数センシンググループ110の無線周波数センシングエリアを増加させることを可能にする、無線周波数センシンググループに対するサードパーティデバイス121の潜在的な寄与を指すことを決定するように構成されることができる。
好ましい実施形態において、寄与決定ユニット132はさらに、サードパーティデバイス121の潜在的な寄与の信頼性を評価するように構成される。また、信頼性は、シンプルな実施形態では、可能なサードパーティデバイスと、サードパーティデバイスによって提供される機能性のそれぞれの信頼性との所定のマッピングに基づいて決定されることができる。例えば、マッピングは、既知の適切なサードパーティデバイスについて製造者によって提供されることができ、サードパーティデバイス121と同じタイプのサードパーティデバイスについて、例えば、無線周波数信号がサードパーティデバイス121によってある期間にわたって信頼できる特性で提供されるので、無線周波数信号の機能性は信頼できると見なされることを示すことができる。しかしながら、寄与決定ユニット132は、潜在的な寄与の信頼性を決定するために、潜在的な寄与に関するサードパーティデバイス121の機能性の特性の測定を利用するように構成されることもできる。例えば、潜在的な寄与決定ユニット132は、例えば、ネットワークデバイス111によって実行される、無線周波数信号122の測定を利用することができ、ある期間にわたる無線周波数信号122の特性を決定することができる。例えば、これらの特性が実質的に一定である、又は例えば振幅、周波数、帯域幅、信号対ノイズ比等に関してある所定の基準を満たす場合、寄与決定ユニット132は、サードパーティデバイス121の無線周波数信号機能性を信頼できるものとして、又はそうでない場合は信頼できないものとして決定するように構成されることができる。
さらに、ユーザがこのような測定に利用されることもでき、例えば、寄与決定ユニット132は、例えば、スマートフォン等のユーザと接続される出力ユニットと通信することによって、測定を容易にすることができる指示をユーザに提供することができる。例えば、指示は、サードパーティデバイス121とネットワークデバイス111との間を歩くようにユーザに指示することができ、寄与決定ユニット132は、サードパーティデバイス121の機能性を提供するそれぞれの無線周波数信号の信頼性を決定するために、ユーザがデバイス間を歩く前、歩いている間、及び歩いた後に測定された無線周波数信号122を利用するように構成されることができる。
制御ユニット133は、決定されたクリティカルなセンシング機能性及び決定された潜在的な寄与に基づいて、並びに、任意選択的に、潜在的な寄与の信頼性にさらに基づいて、サードパーティデバイス121の追加を制御するように構成される。例えば、制御ユニット133は、サードパーティデバイス121の潜在的な寄与機能性と、決定されたクリティカルなセンシング機能性とを比較する、並びに、決定された潜在的な寄与がクリティカルなセンシング機能性の1つ以上で推論できるかどうか、及び、そうである場合、クリティカルなセンシング機能性の要件を満たすかどうかを決定することができる。例えば、制御ユニット133は、無線周波数センシングに潜在的に寄与することができるサードパーティデバイス121の無線周波数信号122の特性と、無線周波数センシンググループの現在行われている無線周波数センシングにクリティカルな無線周波数センシング信号の特性とを比較するように構成されることができる。無線周波数センシング信号122が、クリティカルなセンシング機能性として決定されるそれぞれのクリティカルな特性を満たす場合、制御ユニットは、サードパーティデバイス121を無線周波数センシンググループ110に追加するように構成されることができる。しかしながら、特性がクリティカルなセンシング機能性要件を満たさない場合、制御ユニット122は、サードパーティデバイス121を無線周波数センシンググループ110に追加しないように構成されることもできる。さらに、決定された潜在的な寄与の信頼性も決定され、既知である場合、制御ユニット133は、この信頼性を使用して、サードパーティデバイス121を無線周波数センシンググループ110に追加するか追加しないかを決定することもできる。例えば、決定された潜在的な寄与が、クリティカルなセンシング機能性に関してすべての要件を満たすが、例えば、無線周波数信号122の特性が、製造者によって意図された公称特性から大きく逸脱することが多いため、信頼できないと見なされる場合、制御ユニット133は、信頼できないステータス(unreliable status)に起因してサードパーティデバイス121を追加しないように構成されることができる。しかしながら、例えば、サードパーティデバイス121の更新がこの逸脱挙動(deviation behavior)を無くす場合、寄与決定ユニット132は、記憶されているサードパーティデバイス121の信頼性ステータスを変更するように構成されることができ、制御ユニット133は、サードパーティデバイス121の追加が許容可能になったことを新しい信頼性ステータスに基づいて評価するように構成されることができ、この場合、サードパーティデバイス121を追加するように構成されることができる。
一般に、サードパーティデバイス121の追加は、サードパーティデバイスのアクティブな又はパッシブな追加を指すことができる。サードパーティデバイス121のアクティブな追加(active adding)の場合、制御ユニットは、サードパーティデバイス121が、無線周波数センシンググループ110のアクティブメンバになるように、例えば、アクティブに無線周波数センシンググループ110の他のネットワークデバイスに無線周波数信号を送信する及び該他のネットワークデバイスから無線周波数信号を受信する、並びに/又は、無線周波数センシング結果を計算するための計算能力を提供するように、無線周波数センシンググループ110を制御するように構成されることができる。しかしながら、サードパーティデバイス121がパッシブに無線周波数センシンググループ110に追加される場合、サードパーティデバイス121自身は、無線周波数センシンググループ110に参加していることさえ認識することができない。例えば、この場合、無線周波数センシンググループ110は、サードパーティデバイス121によって提供される無線周波数信号又は他の機能性をパッシブにリッスンするだけ、すなわち、検出するだけであるように構成される。しかしながら、この場合、無線周波数センシンググループ110のネットワークデバイス111、112、113は、サードパーティデバイス121が、ネットワークデバイス111、112、113の1つ以上によって検出されることができる適切な無線周波数信号122を提供することで自動的に応答することになることが知られている信号を、サードパーティデバイス121に送出するように構成されることもできる。
図1に示される例では、サードパーティデバイス121の追加後、無線周波数センシングエリアが増加されることができると同時に、無線周波数センシンググループ110だけで以前に行われていた無線周波数センシングの精度は低下されないことが保証される。
図2は、サードパーティデバイスの追加を制御するための方法200の一実施形態を概略的且つ例示的に示している。方法200は、例えば、図1に関して上述したようなシステムによって実行されることができる。斯くして、上述と同じ原理が、方法200に適用されることもできる。
第1のステップ210において、方法200は、無線周波数センシンググループによって、例えば、無線周波数センシンググループ110によって現在行われている無線周波数センシングのクリティカルなセンシング機能性を決定することを含む。ステップ220において、サードパーティデバイスが無線周波数センシンググループに追加される場合、サードパーティデバイスの機能性の潜在的な寄与が決定される。一般に、ステップ210及び220は、互いに独立して実行されることができ、とりわけ、任意の順序で、又は同時に実行されることができる。最後のステップ230において、方法200は、例えば上述のように、決定されたクリティカルなセンシング機能性及び無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに対する決定された潜在的な寄与に基づいて無線周波数センシンググループへのサードパーティデバイスの追加を制御することを含む。
以下では、特定のアプリケーションに関する装置のいくつかのより詳細な例が述べられる。一部のアプリケーションにおいて、無線周波数センシングネットワークの特性に依存して、無線周波数センシンググループの一部であるネットワークデバイスは、サードパーティデバイスを追加することから利益を享受し得る。例えば、これは、センシングが可能な当該無線周波数センシンググループ内の「自身の(own)」ネットワークデバイスの不十分な数に起因する場合がある。同様に、「十分な(enough)」ネットワークデバイスがあるにもかかわらず、パフォーマンスが期待よりも低い場合があり、又はネットワークデバイスのリソースが、他のアプリケーションに、例えば、エンターテイメント機能性を実行するために使用されている場合もある。これらの例示的なケースにおいて、例えば他のベンダからの、サードパーティデバイスがエリア内に存在し、基本的な基準を満たせば、センシングエリアにおける無線周波数センシンググループの追加メンバとして使用されることができる。
例えば、無線周波数センシングがWi-Fi(登録商標)に基づいて無線周波数センシンググループによって行われている場合、同じホームネットワークに属する他のWi-Fi(登録商標)サードパーティデバイスが、該サードパーティデバイスが範囲内にある場合、使用されてもよい。多くの場合、サードパーティデバイスの追加を許可することは、ユーザに迅速なエクスペリエンス向上を提供し、信頼性の高いセンシング性能を得るためだけに特定のサプライヤから予想以上の量のネットワークデバイスを購入させられることを懸念するユーザの不安感を取り除く。さらに、スマートネットワークデバイスの普及が進むにつれ、異なるネットワークデバイスのリユーザビリティは非常に魅力的なものとなり得る。しかしながら、同じネットワーク上にないサードパーティデバイスが、無線周波数センシンググループにおける無線周波数センシングのために使用されることもできる。
しかしながら、サードパーティデバイスを使用することは、現在行われている無線周波数センシングにとって、無線周波数センシンググループにおいて共に働くようにすべて特別に構築されている当該無線周波数センシンググループのすでに知られているネットワークデバイスを利用することほど信頼できない可能性がある。例えば、現在行われているセンシングモードの一部として、現在利用されているセンシングアルゴリズムは、サードパーティデバイスが提供することができない特定の入力を必要とする可能性がある。しかしながら、サードパーティデバイスの精緻な(precise)無線周波数ケイパビリティは、無線周波数センシンググループには詳しく知られないかもしれず、又は、知られたとしても、必要に応じてそれぞれの微調整を考慮するかもしれない。したがって、現在の最先端技術では、無線周波数センシングアルゴリズムによって取り込まれるべきより多くのデータを生成する目的でサードパーティデバイスを追加することは、実際には、使用可能なセンシングメトリクスデータよりも多くのノイズ/変動を発生することが多く、それゆえ、全体的なセンシング性能にとって逆効果になることが多い。
上記の説明では、無線周波数センシング性能を向上させるために、サードパーティデバイスを無線周波数センシンググループに追加するか否かを決定するために、サードパーティデバイスから利用可能である何のメトリクスが評価されるべきかを選択することを可能にする例示的な方法が述べられている。
例えば、既に上述したように、ある無線周波数グループの所望の又は現在行われている無線周波数センシング機能性、すなわち、無線周波数モードについて、例えば、クリティカルなセンシング機能性として、送信/受信無線周波数パラメータのどれがセンシング性能に最も不可欠であるかが決定されることができる。この決定は、例えば、どの無線周波数パラメータが、現在行われている無線周波数モードの検出性能のどの側面(aspect)に関連するかのマッピングに基づくことができる。例えば、呼吸検出モードでは80MHzよりも高いチャネル帯域幅を有する5GHzのチャネル状態情報(channel state information)を抽出することが必要であるが、基本的モーションセンシングでは20MHzのチャネル帯域幅及び2.4GHzの受信信号強度インジケータ(received signal strength indicator)で十分である。
さらに、既に上述したように、無線周波数センシングモードへのサードパーティデバイスの関与に起因して利用可能になる、提供された機能性、例えば、追加の信号品質データの、可能な、任意選択的にポジティブな(positive)、寄与が決定されることができる。任意選択的に、さらに、例えば、上述のように、機能性の信頼性又は特定のサードパーティデバイスの信用レベルを決定することによって、システム信頼性に対する可能な寄与の影響が決定されることができる。上述の例では、例えば、上述の制御ユニットによって、サードパーティデバイスを追加する場合に提供される追加の信号品質パラメータのどのサブセットが、現在のセンシング機能性、すなわち、無線周波数センシングモードの無線周波数センシングアルゴリズムによって実際に使用されるべきであるかが判断されることができる。
信頼性及び/又は信用レベルは、例えば、寄与決定ユニットによって、外部ソースからの情報、例えば、サードパーティデバイスの信頼性及び/又は信用レベルを示す、製造者からの情報に基づいて決定されることができる。さらに、追加的に又は代替的に、信頼性及び/又は信用レベルは、ユーザアクティビティに基づいて、例えば、信頼性及び/又は信用レベルを示すユーザの入力に基づいて決定されることもできる。さらに、信頼性及び/又は信用レベルは、性能測定の時系列に基づいて、例えば、経時的な無線周波数パラメータの一貫性(consistency)をチェックすることに基づいて決定されることもできる。
サードパーティデバイスのこのように決定された信頼性及び/又は信用レベルは、ローカルに又は同様のセットアップで同様のサードパーティデバイスに遭遇する他の設備によって後で再)使用するために記憶されることができる。さらに、信頼性及び/又は信用レベルは、現在記憶されている信頼性及び/又は信用レベルの変更が示される場合、それぞれのストレージ上で更新されることもできる。例えば、サードパーティデバイスのハードウェア及び/又はソフトウェアは、モデル番号が変わることなく、例えば、新しい無線チップ又はソフトウェアの実装によって、変わることが実際によくあることが知られている。したがって、実際には、過去の学習は、特定のサードパーティデバイスの信頼性及び/又は信用レベルの目安としかならないことが多い。
以下では、装置の処理についてのいくつかのより詳細な例が与えられる。一般に、無線周波数センシンググループは、例えば、日中に基本的モーション(basic motion)を検出する、夜間に呼吸パターンを検出する、現在のコンテキストに依存してジェスチャ及び転倒を検出する等、異なる時間に、異なるセンシングアルゴリズムを使用することにより、異なるタイプの無線周波数センシングモードを実行するように構成されることができる。これらの無線周波数センシングモードの各々は、参加デバイスによって提供される、異なる機能性、例えば、チャネルの無線周波数パラメータに対して異なるようにセンシティブであり得る。例えば、呼吸モーションイベントは判断されるのに長い時間がかかる、例えば、人間の呼吸は1分間に~20回であるので、RSSI/CSIの時間的ドリフトは、呼吸検出に関係する可能性があるのに対し、地面への転倒を判断しようとする場合、これらのイベントはせいぜい1~2秒しかかからないので、まったく気付かれずに終わる可能性がある。
斯くして、装置、例えば、クリティカルなセンシング機能性決定ユニットが、現在アクティブにされているセンシングフィーチャの特定のセットについて、すなわち、現在行われている無線周波数センシングについて、どの機能性、例えば、RFパラメータがクリティカルであるかを決定することが好ましい。これらは、例えば、経時的なRSSI/CSIの安定性、例えば、SNR、ドリフト、温度依存性、風に揺れるカーテン等のワイヤレスマルチパスに影響を与える外乱に対する空間的な近接性、放射パターンの指向性及び感度、無線周波数信号の振幅対位相の安定性、並びに、送信チャネル又はサブチャネル周波数及び帯域幅の安定性のいずれかであることができる。
それぞれの無線周波数センシングモード、例えば、それぞれのセンシングアルゴリズムは、無線周波数センシンググループのネットワークデバイス又は無線周波数センシンググループ内のサードパーティデバイスのいずれによって提供されるかに関係なく、上述のクリティカルな機能性にセンシティブである可能性があるが、無線周波数センシンググループの「自身の(own)」デバイスに関する詳細な無線性能情報が無線周波数センシングシステムに利用可能であることが暗黙の仮定としてみなされることができる。したがって、上述した発明は、システムが、例えば、期待され得る提供された機能性のバリエーションのレベルを前もって知らないサードパーティデバイスにどのように対処するかを主に扱う。
それゆえ、装置、例えば、寄与決定ユニットが、無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに対するサードパーティデバイスの潜在的な寄与だけでなく、潜在的な寄与の信頼性も決定することが好ましい。サードパーティデバイスの寄与の信頼性を決定するための複数のソースが存在する。例えば、同じアーキタイプに属するデバイスは類似の挙動、斯くして、類似の信頼性を示し得るので、サードパーティデバイスは、まずアーキタイプにクラスタ化されることができることが想定される。アーキタイプ情報は、装置によって、例えば、データベース、サードパーティデバイス自体によって担持され、使用される通信プロトコル内で共有可能な情報、連邦通信委員会(FCC:Federal Communications Commission)のウェブサイト上のテストレポートから無線チップ及びアンテナのモデルを、例えば、各製品ラベルに印刷されたFCC IDに基づいて、自動的に取得すること、テストセットアップでの測定、又は実際の展開(practical deployment)等に基づいて決定されることができる。
装置、例えば、寄与決定ユニットは、無線周波数センシング機能性にとって最も影響の大きい製品実装特性(product implementation characteristic)に基づいてアーキタイプごとにサードパーティデバイスを分類するように構成されることができる。例えば、シンプルな分割(simple split)は、例えば、無線周波数信号がファンパドルが組み込まれた天井ライトのファンを通過する等、無線周波数信号が、デバイスに入る/デバイスから出るる際にどれだけの干渉にさらされるかに基づくことができる。多くの場合、サードパーティデバイスは、ある無線周波数性能、例えば、ドロップされるメッセージの量、スループット等を維持又は確保するように既に設計されているが、本発明者らは、これらの最適化が無線周波数センシングにとって最適でない可能性があることを認識した。例えば、天井ファンは、悪いコネクティビティ(poor connectivity)を経験する場合、スマートに送信電力を増加させる又は通信チャネルを変更することを試みる可能性があるが、これは、無線周波数センシンググループに組み込まれる場合には最適ではない。
スマートホームでは、大型家電が、無線周波数信号の最大の歪みを被る可能性が最も高い。スマート冷蔵庫、洗濯機、テレビ等は、通常、大きな金属物又は表面、場合によっては、洗濯機の回転ドラム又は食器洗浄機内の噴射水の動的な存在等の可動部分さえも含む、かさばる(bulky)デバイスであり、このため、無線周波数信号が他のタイプのデバイス、例えば、スマートライトのようには挙動しないことにつながる可能性がある。別の場合では、壁/天井取付デバイスは、自立型/テーブル配置デバイスと区別されるべきである。なぜなら、壁/天井取付デバイスは、壁/天井に取り付けられることに起因してより指向性のある無線周波数パターンを有する傾向が常にあるのに対し、他の自立型デバイスは、実際には、より均一な伝播を有するからである。これは、壁内スイッチ又は天井内スポット等、典型的に壁/天井内に取り付けられるデバイスタイプに特に関連する。なぜなら、これらは、典型的には、多くのコンクリート及び/又は金属によって囲まれるからである。したがって、アーキタイプ分類は、これらの違いを考慮し、相応に信頼性を決定することができる。
さらに、装置、例えば、寄与決定ユニットが、サードパーティデバイスの信用レベルを決定することが好ましい。一般に、デバイスは、セキュリティの観点から異なる信用レベルを植え付ける(instill)可能性がある。例えば、2つのスマートスピーカが、潜在的な寄与機能性の信頼性にほとんど影響を与えない卓上配置(table-top-placed)デバイスのアーキタイプに分類され、それゆえ、スマート冷蔵庫に関する無線周波数センシングに好ましいかもしれないが、一方がよく知られたブランドによって作られているという事実が、当該一方のスピーカを、データセキュリティ及び品質基準が実証されていない新しいスタートアップによって作られている他方のスマートスピーカよりも好ましいものにし得る。
さらに、アーキタイプ分類は、他の基準に基づくことができる。例えば、サードパーティデバイスの無線周波数通信ユニットが新しい通信スタックをサポートするか、古いレガシースタックのみをサポートするか等である。例えば、IPV6は2017年以降のIP規格であるため、IPV6サポートの利用可能性は、サードパーティデバイスがむしろ新しく、最新のIPスタックを有することを示す。また、サポートされているWi-Fi(登録商標)規格が、アーキタイプ分類に使用されることができる。例えば、Wi-Fi(登録商標)タイプ、例えば、Wi-Fi(登録商標) 1、2、3、4、5又は6は、無線波帯、例えば、2.4/5 GHz、及び、無線帯域幅、例えば、11/54/600/6933/9608 Mbpsを開示している。Wi-Fi(登録商標) 4以上のデバイスは、マルチパス伝播を活用するために任意選択的にデバイスに複数のアンテナを設けることを可能にする。サードパーティデバイスがWi-Fi(登録商標) 4以上のこれらのアーキタイプの1つに属することを知ることは、このサードパーティデバイスによって提供されるRSSI/CSIが、無線周波数センシングのためのより多くの信号詳細(signal detail)を提供し得ることを意味する。また、MACアドレスが、アーキタイプ分類に使用されることができる。例えば、MACアドレスは、デバイスのベンダーを示す。よく知られたベンダー又は評判の良いベンダーの製品は、無名のベンダー又は評判の悪いベンダーよりも品質問題を経験する可能性が少ないであろう。別のベンダーとの合意によって、デバイスタイプ、及び/又は当該デバイスの無線周波数特性の特定の詳細を推測することも可能であり得る。
上述したアーキタイプ分類が完了すると、装置、例えば、制御ユニットは、どのサードパーティデバイスを無線周波数センシンググループに追加するかを選択するだけでなく、選択されたサードパーティデバイスのどの潜在的に寄与する機能性のサブセット、例えば、無線周波数パラメータのサブセットを無線周波数センシングに使用するかを選択することができる。とりわけ、選択は、クリティカルな機能性に基づき、斯くして、無線周波数センシンググループによって現在使用されているセンシングモダリティと厳密にリンクする。例えば、グループがライトの自動制御のための基本的モーションセンシングを行うように構成されている場合、上述のサードパーティデバイス選択プロセスは、例えば、壁取付スマートサーモスタットが良いオプションであると結論付け得る。なぜなら、このタイプのデバイスは、典型的には、壁に取り付けられるように設計され、そのため製品設計は、無線周波数信号がほとんどフリーエア(free air)に向かって、すなわち、部屋の内側に向かって伝播するように最適化されている可能性が最も高いからである。これは、このサードパーティデバイスタイプは、室内のモーションに対してよりセンシティブであり、壁の向こう側からのフォールスポジティブに対してはあまりセンシティブでないことを意味する。一方、常にそうとは限らないが、場合によっては壁際に配置される、スマートテレビは、大きな金属物であること又は厚みを減らすためにアンテナをスクリーン/ディスプレイに非常に近づけていることに起因して、あまり良い選択肢ではない可能性がある。この配置の結果、ワイヤレス信号は、コンクリート壁の場合には減衰されるにしても壁を通って逃げることができ、それゆえ、隣の部屋/アパートからのモーションのピックアップに対してよりセンシティブになる。
別の例では、無線周波数センシンググループがジェスチャ認識を実行するように構成されている場合、スマートスピーカが、良い選択肢であり得る。なぜなら、スマートスピーカは、通常、例えば、音がこもるのを避けるため、あまりごちゃごちゃしていない場所に配置されるからである。そのため、スマートスピーカの無線は、周囲空間の良好なカバレッジを有し得、したがって、あらゆる方向からのジェスチャをピックアップすることができる。対照的に、スマート冷蔵庫は、信号の非常に指向性のある伝播又は無線信号と大きな金属部分とのインタラクション(interaction)によって無線伝送の特定の方向が抑制される伝播しか有さない可能性があり、これは、従事する(served)無線伝播経路内で発生するイベントしかビジブル(visible)でないことを意味する。これは、スマート冷蔵庫を無線周波数センシンググループに含めることの有用性を制限する。
別の場合では、サードパーティデバイスに起因して利用可能になる信号品質メトリクスの一部のみが有用であり、そのすべては有用ではないことがあり得る。例えば、サードパーティデバイスに関する十分な関連メタデータを抽出することができなかったのため、サードパーティデバイスの正確なアーキタイプが分からないる場合、制御ユニットは、RSSIは集約された、かなり生のメトリック(aggregated and rather crude metric)であるため、RSSIを使用することは十分良い又は十分無害であると結論付け得る。しかしながら、このサードパーティデバイスが関与する無線通信のCSIデータに依拠することは、あるサブキャリアが、アルゴリズムにおける所望の影響よりも強い影響を有することにつながる可能性があり、そのためサードパーティデバイスは、CSIセンシングのためには回避されるべきである。少なくとも制御ユニットは、「鈍い(blunt)」RSSIを使用することと比較して、フィルタリングされたバージョンのCSIのみを使用する場合の信頼性、斯くして、無線周波数センシングへの影響を評価することもできる。
さらに、上記の組み合わせが利用されることもできる。例えば、装置、とりわけ、制御ユニットは、振幅は悪い無線周波数フロントエンド設計によってより容易に影響を受け得ることが知られているため、転倒検出のために、クリティカルな機能性として、CSI信号の位相が振幅と同じくらい重要であると結論付け得る。この場合、装置は、例えば、制御ユニットを利用することにより、転倒検出に寄与する未識別(unidentified)サードパーティデバイスを使用するように構成されることができるが、サードパーティデバイスが関与するCSIデータの位相要素しか使用されない。同様に、装置は、サードパーティデバイスのチャネルキャリア周波数が信頼できない場合、チャネルの最遠の(extreme)、あまり制御されない(less controlled)エンドにあるサブキャリアも使用することとは対照的に、サブキャリアのサブセットのみが使用されるべきであることを決定するように構成されることができる。
また、特定の無線周波数センシングタスクに対するサードパーティデバイスの適合性(suitability)、とりわけ、その信頼性及び/又は信用レベルは、経時的に進化する(evolve)可能性がある。ほとんどのスマートデバイスはワイヤレスで更新されることができ、これは、ネットワークレベルで信号品質関連情報の新たなソースをイネーブルにする(enable)/アンロックする(unlock)ために使用されることができる。例えば、以前は識別されていなかったサードパーティデバイスが、OTAU(Over the Air Update)後、自身を、スマートテレビと同じ無線周波数機能性を潜在的に共有する、ゲーム機とラベリングする(label)ことができる。斯くして、この場合、サードパーティデバイスは分類され、相応に扱われることができる。
さらに、異なるベンダーが、それらのデバイスが同じ無線周波数センシング展開(deployment)に配置される場合により良く協働するように構成されるようなパートナーシップを可能にすることを選択する可能性がある。このような場合、これまであるベンダーからのネットワークデバイスのみを使用している無線周波数センシンググループは、特定の家庭で利用可能であるもの等の、別のベンダーからのスマート冷蔵庫の特定のセットが、冷蔵庫に関する一般化された仮定とは対照的に、実際には極めて均一な無線周波数伝播パターンを示し、斯くして、信頼できるとみなされるべきであることを知らされてもよい。装置は、この更新された情報に基づいて潜在的な寄与及びその信頼性を再び決定するように構成されることができる。
一実施形態において、装置は、サードパーティデバイスの寄与、信頼性及び/又は信用レベルの確認をユーザに依拠することもできる。例えば、装置は、潜在的なサードパーティデバイスを分類又は識別するようユーザに求めるように構成されることができ、これにより、サードパーティデバイスを無線周波数センシンググループに含めるかどうか、及び、どのように含めるかについての判断プロセスが、ユーザ入力に基づくことができる。代替的に又は追加的に、より実際的な様式として、装置は、例えば、サードパーティデバイスの信頼性を決定するために、斯かるサードパーティデバイスから期待できるものを検証するためいくつかの基本アクションを実行するようユーザに要求するように構成されることができる。例えば、可能であれば、潜在的なサードパーティデバイスとしてのスマートTV又はAmazon Echoが置かれている部屋に隣接する部屋にユーザが移動し、動き回ることを求めることができる。装置は、同時に無線周波数信号を測定し、例えば、サードパーティデバイスが隣接する部屋から過剰にフォールスポジティブをピックアップしている可能性があるという第一の仮定が実際に有効であるかどうか、斯くして、信頼性が実際に非常に低いかどうかを決定することができる。このような測定の結果は、サードパーティデバイスの追加を制御する際に、例えば、それぞれの選択プリファレンス(selection preference)を調整することにより、制御ユニットによって利用されることができる。性能測定から、装置が、例えばサードパーティデバイスの配置のために、サードパーティデバイスが無線周波数センシングモードにポジティブに寄与することができない理由を結論付けることができる場合、装置は、可能であれば、この理由を取り除くよう、例えば、サードパーティデバイスを再配置するよう、ユーザに求めるように構成されることもできる。
以下に、上述した実施形態に対するいくつかの可能な追加が述べられる。例えば、サードパーティデバイスに関するすべての情報が、Ethernet(登録商標)通信で利用可能ではない可能性がある。斯くして、例えば、寄与決定ユニットは、サイドチャネル情報も使用するように構成されることができ、例えば、サードパーティデバイスがBluetooth(登録商標) low energy通信も提供する場合、サードパーティデバイスのソフトウェアバージョン等に関する情報が、このようにして提供されることができ、又は、サードパーティデバイスがCHIPを提供する場合、デバイスに関する情報、例えば、タイプ、ファームウェアバージョン等が、このようにして提供されることができる。さらに、寄与決定ユニットは、例えば、特定の変動が経時的に見られる場合、又は、デバイスが性能を向上させ得るファームウェア更新を受けた可能性があると予想される場合、潜在的な寄与機能性の信頼性及び/又は信用レベルを動的に決定し、必要に応じて更新するように構成されることもできる。
図面、本開示、及び添付の請求項の検討によって、開示される実施形態に対する他の変形形態が、当業者により理解されることができ、また、特許請求される発明を実施する際に実行されることができる。
請求項では、単語「含む」は、他の構成要素又はステップを排除するものではなく、不定冠詞「1つの(a)」又は「1つの(an)」は、複数を排除するものではない。
単一のユニット又はデバイスが、請求項において列挙される、いくつかの項目の機能を果たしてもよい。特定の手段が、互いに異なる従属請求項内に列挙されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが、有利に使用され得ないことを示すものではない。
1つ又は複数のユニット又はデバイスによって実行される、クリティカルなセンシング機能性の決定、潜在的な寄与の決定、サードパーティデバイスの追加等のプロシージャは、任意の他の数のユニット又はデバイスによって実行されることができる。これらのプロシージャは、コンピュータプログラムのプログラムコード手段として、及び/又は専用ハードウェアとして実装されることができる。
コンピュータプログラムは、他のハードウェアと共に、又は他のハードウェアの一部として供給される、光学記憶媒体又は固体媒体等の、好適な媒体において記憶/頒布されてもよいが、インターネット、又は他の有線若しくはワイヤレス電気通信システム等を介して、他の形態で頒布されてもよい。
請求項中のいかなる参照符号も、範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
本発明は、センシングを向上させるためにセンシンググループへのサードパーティデバイスの追加を制御することを可能にする装置に関する。センシンググループは、無線周波数センシングを行うネットワークデバイスから成る。サードパーティデバイスは、センシンググループのセンシングに寄与する機能性を提供する。装置は、クリティカルなセンシング機能性を決定するための決定ユニットと、サードパーティデバイスがセンシンググループに追加される場合、サードパーティデバイスの機能性が無線周波数センシングに提供することができる潜在的な寄与を決定するための決定ユニットと、クリティカルなセンシング機能性及び潜在的な寄与に基づいてセンシンググループへのサードパーティデバイスの追加を制御するための制御ユニットとを含む。

Claims (15)

  1. 無線周波数センシンググループへのサードパーティデバイスの追加を制御するための装置であって、前記無線周波数センシンググループは、あるエリアにおいて無線周波数センシングを行う複数のネットワークデバイスから成り、前記サードパーティデバイスは、前記無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに寄与することを可能にする機能性を提供するように構成され、当該装置は、
    前記無線周波数センシンググループによって現在行われている無線周波数センシングのためのクリティカルなセンシング機能性を決定するためのクリティカルなセンシング機能性決定ユニットと、
    前記サードパーティデバイスが前記無線周波数センシンググループに追加される場合、前記サードパーティデバイスの機能性が前記無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに提供することができる潜在的な寄与を決定するための寄与決定ユニットと、
    前記決定されたクリティカルなセンシング機能性及び前記無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに対する前記決定された潜在的な寄与に基づいて前記無線周波数センシンググループへの前記サードパーティデバイスの追加を制御するための制御ユニットと、
    を含む、装置。
  2. 前記無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに対する前記サードパーティデバイスの機能性の潜在的な寄与の決定は、前記サードパーティデバイスの潜在的な寄与の信頼性を評価することを含み、前記制御ユニットは、前記信頼性にさらに基づいて前記サードパーティデバイスの追加を制御するように構成される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記サードパーティデバイスの潜在的な寄与の信頼性は、前記潜在的な寄与に関する前記機能性の特性の測定に基づいて決定される、請求項2に記載の装置。
  4. 前記寄与決定ユニットは、ユーザと協働して前記機能性の前記潜在的な寄与の信頼性を決定するように構成され、前記寄与決定ユニットは、前記協働の際に行われるべき指示をユーザに提供するように構成される、請求項に記載の装置。
  5. 前記サードパーティデバイスの前記潜在的な寄与の信頼性は、前記サードパーティデバイスの分類に基づいて決定され、前記与決定ユニットは、前記サードパーティデバイスを所定のデバイスアーキタイプのセットに分類するように構成され、各デバイスアーキタイプは、それぞれの機能性の類似した特性を有する無線周波数対応デバイスのグループを表す、請求項に記載の装置。
  6. アーキタイプ分類は、前記サードパーティデバイスによって提供される無線周波数信号に基づいて行われる無線周波数センシングに影響を与える機能性の特性に基づく、請求項5に記載の装置。
  7. 前記与決定ユニットは、前記サードパーティデバイスの信用レベルを決定することを含み、前記信用レベルは、前記サードパーティデバイスによって提供されるデータセキュリティ及び/又は安定性を示し、前記制御ユニットは、前記信用レベルにさらに基づいて前記サードパーティデバイスの追加を制御するように構成される、請求項に記載の装置。
  8. 前記無線周波数センシンググループは、異なる意図されたセンシング目的に関連する異なる無線周波数センシングアルゴリズムに基づいて無線周波数センシングを行うように構成され、前記クリティカルなセンシング機能性は、現在利用されているセンシングアルゴリズムに関して決定される、請求項に記載の装置。
  9. 前記クリティカルなセンシング機能性決定ユニットは、前記クリティカルなセンシング機能性を決定するために、センシングアルゴリズムと、それぞれのセンシングアルゴリズムにとってクリティカルなセンシング機能性との間のマッピングを利用するように構成される、請求項8に記載の装置。
  10. 前記クリティカルなセンシング機能性は、経時的なRSSI及び/又はCSI信号の安定性、放射パターンの指向性及び/又は感度、無線周波数信号の振幅及び/又は位相の安定性、並びに、送信チャネル若しくはサブチャネル周波数及び/又は帯域幅の安定性のいずれかを指すことができる、請求項に記載の装置。
  11. 前記制御することは、前記サードパーティデバイスが前記無線周波数センシンググループに追加されるか否かを決定することと、前記サードパーティデバイスが追加されるならば、決定された潜在的な寄与のうちのどれが、前記サードパーティデバイスが前記無線周波数センシンググループに追加される場合に利用されるべきかを決定することとを含む、請求項に記載の装置。
  12. 当該装置は、サードパーティデバイスの潜在的な寄与に関する既に決定された情報を記憶するように構成される記憶ユニットを含み、前記記憶ユニットは、外部イベントが前記記憶された情報の可能な変更を示す場合、前記記憶された情報を更新するように構成される、請求項に記載の装置。
  13. サードパーティデバイスを含む複数のネットワークデバイスであって、前記複数のネットワークデバイスの少なくとも一部は、あるエリアにおいて無線周波数センシングを行う無線周波数センシンググループを形成する、複数のネットワークデバイスと、
    請求項に記載の装置と、
    を含む、ネットワーク。
  14. 無線周波数センシンググループへのサードパーティデバイスの追加を制御するための方法であって、前記無線周波数センシンググループは、あるエリアにおいて無線周波数センシングを行う複数のネットワークデバイスから成り、前記サードパーティデバイスは、前記無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに寄与することを可能にする機能性を提供するように構成され、当該方法は、
    前記無線周波数センシンググループによって現在行われている無線周波数センシングのためのクリティカルなセンシング機能性を決定することと、
    前記サードパーティデバイスが前記無線周波数センシンググループに追加される場合、前記サードパーティデバイスの機能性が前記無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに提供することができる潜在的な寄与を決定することであって、前記潜在的な寄与は、前記サードパーティデバイスによって提供される機能性に関する、ことと、
    前記決定されたクリティカルなセンシング機能性及び前記無線周波数センシンググループの無線周波数センシングに対する前記決定された潜在的な寄与に基づいて前記無線周波数センシンググループへの前記サードパーティデバイスの追加を制御することと、
    を含む、方法。
  15. 無線周波数センシンググループへのサードパーティデバイスの追加を制御するためのコンピュータプログラムであって、当該コンピュータプログラムは、請求項1に記載の装置に組み込まれるプロセッサで実行された場合、前記プロセッサに、請求項14に記載の方法のすべてのステップを実行させるように構成される、コンピュータプログラム。
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