JP7493687B2 - 生産計画装置、生産計画方法、及び生産計画プログラム - Google Patents

生産計画装置、生産計画方法、及び生産計画プログラム Download PDF

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本開示は、生産計画装置、生産計画方法、及び生産計画プログラムに関する。
変種変量生産における生産計画では、生産する製品が変わる度に段取り替えが必要であり、製品を生産する順番によって生産性が大きく異なることがある。そのため、変種変量生産において生産計画ソフトウェア等を用いた生産計画の最適化が求められている。
特許文献1は、組立計画日が設定された固定オーダの推奨組立計画日を生産負荷を平準化して割り付けた後、空き枠に対して、組立計画日が設定されていない変動オーダの推奨組立計画日を生産負荷を平準化して割り付ける技術を開示している。
特開2019-148945号公報
変種変量生産においては、事前に定められた期間において製品に関する作業を実行する計画である固定計画が示す作業を実行するために段取り替えを実行する必要があることもある。そのため、固定計画に付随して段取り替えに要する期間を示す計画である半固定計画を立てる必要がある。ただし、固定計画が示す期間の開始時に固定計画が示す作業を実行する準備が調っていれば十分であるため、固定計画が示す期間の開始時に固定計画が示す製品に関する作業を実行する準備が調っていることを条件として、半固定計画を適宜調整してもよい。つまり、半固定計画が示す期間の少なくとも一部を削減して流動計画を立ててもよい。なお、半固定計画が示す期間の少なくとも一部を削減して流動計画を立てることにより、より効率的に製品に関する作業を実行することができることもある。ここで、流動計画は、事前には定められていない期間において製品に関する作業を実行する計画である。
しかしながら、特許文献1が開示する技術によれば、半固定計画が示す期間の少なくとも一部を削減して流動計画を立てることがないという課題がある。
本開示は、固定計画が示す期間の開始時に固定計画が示す製品に関する作業を実行する準備が調っていることを条件として、半固定計画が示す期間の少なくとも一部を削減して流動計画を立てることを目的とする。
本開示に係る生産計画装置は、
変種変量生産において作業の対象となる製品である固定計画製品に関する作業と、前記固定計画製品に関する作業を実行する期間である固定計画期間とを示すモデルである固定計画モデルと、前記固定計画製品に関する作業を実行するための準備期間を示すモデルである半固定計画モデルと、前記変種変量生産において作業の対象となる製品である流動計画製品に関する作業を示すモデルである流動計画モデルとに基づいて離散系シミュレーションを実行することにより、前記流動計画モデルが示す作業を実施する期間である流動計画期間の候補として前記固定計画期間と重複しない期間である候補期間を算出し、
前記候補期間の少なくとも一部が前記準備期間の少なくとも一部と重複しているとき、前記準備期間のうち前記候補期間と重複している期間において前記固定計画製品に関する作業を実行するための準備を実行しなくても前記固定計画期間の開始時刻において前記固定計画製品に関する作業を実行する準備が調場合に前記流動計画期間を前記候補期間に決定し、前記準備期間のうち前記候補期間と重複している期間を、前記固定計画製品に関する作業を実行するための準備を実行しない期間とするシミュレーション部
を備える。
本開示において、固定計画は固定計画モデルに対応する計画であり、半固定計画は半固定計画モデルに対応する計画であり、流動計画は流動計画モデルに対応する計画である。シミュレーション部は、流動計画モデルが示す作業を実施する期間の候補として固定計画期間と重複しない期間である候補期間を算出する。シミュレーション部は、候補期間の少なくとも一部が準備期間の少なくとも一部と重複するとき、固定計画モデルが示す期間の開始時刻において固定計画モデルが示す製品に関する作業を実行する準備が調っている場合に流動計画モデルが示す作業を実施する期間を候補期間に決定する。従って、本開示によれば、固定計画が示す期間の開始時に固定計画が示す製品に関する作業を実行する準備が調っていることを条件として、半固定計画が示す期間の少なくとも一部を削減して流動計画を立てることができる。
実施の形態1に係る生産計画装置100の構成例を示す図。 実施の形態1に係る情報の具体例を示す図であり、(a)は流動オーダー情報201を示す表、(b)は固定オーダー情報202を示す表。 実施の形態1に係る情報の具体例を示す図であり、(a)はリソース情報203を示す表、(b)は生産計画204を示す表。 実施の形態1に係る生産計画装置100のハードウェア構成例を示す図。 実施の形態1に係る生産計画装置100の動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係るシミュレーション部106の動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係る作業計画割り付け処理を説明する図。 実施の形態1に係る作業計画割り付け処理を説明する図。 実施の形態1の変形例に係る生産計画装置100のハードウェア構成例を示す図。 実施の形態2に係る作業計画割り付け処理を説明する図。 実施の形態3に係るシミュレーション部106の動作を示すフローチャート。 実施の形態3に係る作業計画割り付け処理を説明する図。
実施の形態の説明及び図面において、同じ要素及び対応する要素には同じ符号を付している。同じ符号が付された要素の説明は、適宜に省略又は簡略化する。図中の矢印はデータの流れ又は処理の流れを主に示している。また、「部」を、「回路」、「工程」、「手順」、「処理」又は「サーキットリー」に適宜読み替えてもよい。
実施の形態1.
以下、本実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係る生産計画装置100のシステム構成例を示している。図1に示すように、生産計画装置100は、流動計画モデル作成部101と、固定計画モデル作成部102と、半固定計画モデル作成部103と、段取り状態計算部104と、リソースモデル作成部105と、シミュレーション部106と、出力部107とから構成される。生産計画装置100は、計画固定機能付き生産計画シミュレーション装置とも呼ばれる。
生産計画装置100には、流動オーダー情報201と固定オーダー情報202とリソース情報203との各々が入力される。生産計画装置100から生産計画204が出力される。
流動オーダー情報201は、作業の対象となる製品のうち、作業の対象となる期間が定められていない製品を示す情報である。図2の(a)は、流動オーダー情報201の具体例を示している。本例において、「製品名」と「使用リソース名」とが定められている。「使用リソース名」は、製品に関する作業において使用するリソースの名称を示す。
固定オーダー情報202は、作業の対象となる製品のうち、作業の対象となる期間が定められている製品を示す情報である。固定オーダー情報202において、具体例として、作業の開始時刻と、作業の終了時刻と、作業において使用するリソースとが示されている。図2の(b)は、固定オーダー情報202の具体例を示している。本例において、「製品名」と「使用リソース名」とに加えて、「開始時刻」と「終了時刻」とが定められていることにより作業期間が定められている。
リソース情報203は、製品に関する作業を実行するためのリソースを示す情報である。リソース情報203は、作業計画に応じた情報であって、リソースの空き状況を示す情報であってもよい。図3の(a)は、リソース情報203の具体例を示している。本例において、「リソースID(Identification)」と「リソース名」とが定められている。
生産計画204は、生産計画を示す情報であって、変種変量生産において作業の対象となる各製品に関する作業を実行する期間と、各製品に関する作業を実行する際に用いられるリソース等を示す情報である。図3の(b)は、生産計画204の具体例を示している。本例において、「作業名」ごとに、「使用リソース名」と「開始時刻」と「終了時刻」とが定められている。
流動計画モデル作成部101は、流動オーダー情報201を受け取り、受け取った流動オーダー情報201に示されている情報に基づいて作業モデルである流動計画モデルを作成する。作業モデルは、製品に関する作業を示すモデルである。作業モデルは、具体例として、製品を生産する作業において用いられるリソースと、作業時間と、工程の順番等を示す。リソースは、具体例として、装置と、治具と、作業員との少なくともいずれかである。流動計画モデルは、製品である流動計画製品に関する作業を示すモデルである。本実施の形態において、流動計画製品に関する作業は、流動計画製品の生産である。流動計画モデル作成部101は、複数の流動計画モデルを作成してもよい。
流動計画モデルが示す作業計画である流動計画において、作業期間と、作業において用いられるリソースとは具体的には定められていない。即ち、具体例として、流動計画において、装置の種類と、治具の種類と、作業員の人数と、作業時間の長さとが定められているものの、用いられる装置と、用いられる治具と、作業する作業員と、作業が実施される期間とは、具体的には定められていない。流動計画は、リソースモデルに対して割り付けられる作業計画であって、リソースモデルに対してまだ割り付けられていない作業計画である。作業期間は、作業開始時刻から作業終了時刻までの期間である。リソースモデルは、作業において用いられる各リソースを示す情報と、各リソースが用いられる期間を示す情報とを含む。作業計画をリソースモデルに対して割り付けることは、具体例として、リソースモデルにおいて、当該作業計画を実行する際に用いられるリソースを当該作業計画が示す期間に当該作業計画が占有することを設定することである。
固定計画モデル作成部102は、固定オーダー情報202を受け取り、受け取った固定オーダー情報202に示されている情報に基づいて作業モデルである固定計画モデルを作成する。固定計画モデルは、製品である固定計画製品に関する作業と、固定計画製品に関する作業を実行する期間である固定計画期間とを示すモデルである。本実施の形態において、固定計画製品に関する作業は、固定計画製品の生産である。固定計画モデル作成部102は、複数の固定計画モデルを作成してもよい。
固定計画モデルが示す作業計画である固定計画において、作業期間と、作業において用いられるリソースとは具体的に定められている。固定計画は、リソースモデルに対して割り付けられる作業計画であって、作業期間と、作業において用いられるリソースとが既に定められている作業計画である。
半固定計画モデル作成部103は、固定計画モデルに基づいて固定計画モデルに対応する半固定計画モデルを作成する。具体的には、半固定計画モデル作成部103は、固定計画モデル作成部102が作成した固定計画モデルを参照して固定計画モデルが示す作業期間の開始時刻の直前において固定計画モデルが示す作業を実施するために必要な段取り替えに要する時間分の期間を確保し、確保した期間を示す計画を半固定計画とし、半固定計画を示すモデルを半固定計画モデルとする。半固定計画モデルは、固定計画製品に関する作業を実行するための準備期間を示すモデルである。半固定計画モデルが示す準備期間の長さは、固定計画製品に関する作業を実行するための段取り替えに要する時間の長さであってもよい。準備期間は、具体例として段取り替えに要する期間である。半固定計画モデルは、段取り替えにおいて実施される作業を示す作業モデルであってもよい。半固定計画モデル作成部103は、複数の半固定計画モデルを作成してもよい。
段取り状態計算部104は、固定計画モデル作成部102が作成した固定計画モデルを参照して、半固定計画モデル作成部103が確保した期間におけるリソースの状態を計算する。段取り状態計算部104は、具体的には段取り状態を計算する。段取り状態は、具体例として、半固定計画が示す期間の終了時刻において、当該終了時刻の直後に実行される固定計画を実行する準備が調っている状態である。ある装置に対する固定計画に付随して半固定計画が作成されたとき、当該ある装置が段取り状態である場合において、作成された半固定計画が示す期間の終了時刻における当該ある装置の状態は、当該固定計画を実行することができる状態である。当該ある装置の状態は、具体例として、当該ある装置が連続して使用された回数、又は当該ある装置に入っている油の状態である。当該固定計画を実行することができる状態は、具体例として、当該ある装置の連続使用回数が上限以下であること、又は当該ある装置に入っている油の種類が当該固定計画を実施する際に使用する油の種類と同じであること等である。なお、実施の形態1では、リソースが段取り状態であることは、装置の連続使用回数に関する条件が満たされている状態であることを表す。
リソースモデル作成部105は、リソース情報203に基づいて、シミュレーション部106が実行するシミュレーションにおいて用いられるモデルであって、リソースを示すモデルであるリソースモデルを作成する。
シミュレーション部106は、固定計画モデルと半固定計画モデルと流動計画モデルとリソースモデルとを受け取り、受け取ったモデルを用いて離散系シミュレーションを実行することにより、リソースの空き状況に応じて流動計画モデルに対応する作業計画を生産計画204に割り付ける。シミュレーション部106は、固定計画モデルと半固定計画モデルと流動計画モデルとに基づいて離散系シミュレーションを実行することにより、流動計画期間の候補として、固定計画期間と重複しない期間である候補期間を算出する。流動計画期間は、流動計画モデルが示す作業を実施する期間である。シミュレーション部106は、候補期間の少なくとも一部が準備期間の少なくとも一部と重複するとき、固定計画期間の開始時刻において固定計画製品に関する作業を実行する準備が調っている場合に、流動計画期間を候補期間に決定する。シミュレーション部106は、固定計画製品に関する作業を実行するための準備期間の長さと、流動計画製品に関する作業を実行するための準備期間の長さとの合計ができるだけ短くなるように候補期間を算出してもよい。シミュレーション部106は、製品に関する作業において用いられる各リソースの状態に基づいて候補期間を算出してもよい。
出力部107は、シミュレーション部106が作成した生産計画204を出力する。
図4は、本実施の形態に係る生産計画装置100のハードウェア構成例を示している。生産計画装置100はコンピュータから成る。生産計画装置100は複数のコンピュータから成ってもよい。
生産計画装置100は、図4に示すように、プロセッサ11と、メモリ12と、補助記憶装置13と、入出力IF(Interface)14と、通信装置15等のハードウェアを備えるコンピュータである。これらのハードウェアは、信号線19を介して適宜接続されている。
プロセッサ11は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)であり、かつ、コンピュータが備えるハードウェアを制御する。プロセッサ11は、具体例として、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、又はGPU(Graphics Processing Unit)である。
生産計画装置100は、プロセッサ11を代替する複数のプロセッサを備えてもよい。複数のプロセッサはプロセッサ11の役割を分担する。
メモリ12は、典型的には揮発性の記憶装置であり、具体例としてRAM(Random Access Memory)である。メモリ12は、主記憶装置又はメインメモリとも呼ばれる。メモリ12に記憶されたデータは、必要に応じて補助記憶装置13に保存される。
補助記憶装置13は、典型的には不揮発性の記憶装置であり、具体例として、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、又はフラッシュメモリである。補助記憶装置13に記憶されたデータは、必要に応じてメモリ12にロードされる。
メモリ12及び補助記憶装置13は一体的に構成されていてもよい。
入出力IF14は、入力装置及び出力装置が接続されるポートである。入出力IF14は、具体例として、USB(Universal Serial Bus)端子である。入力装置は、具体例として、キーボード及びマウスである。出力装置は、具体例として、ディスプレイである。
通信装置15は、レシーバ及びトランスミッタである。通信装置15は、具体例として、通信チップ又はNIC(Network Interface Card)である。
生産計画装置100の各部は、他の装置等と通信する際に、入出力IF14及び通信装置15を適宜用いてもよい。
補助記憶装置13は生産計画プログラムを記憶している。生産計画プログラムは、生産計画装置100が備える各部の機能をコンピュータに実現させるプログラムである。生産計画プログラムは、メモリ12にロードされて、プロセッサ11によって実行される。生産計画装置100が備える各部の機能は、ソフトウェアにより実現される。
生産計画プログラムを実行する際に用いられるデータと、生産計画プログラムを実行することによって得られるデータ等は、記憶装置に適宜記憶される。生産計画装置100の各部は記憶装置を適宜利用する。記憶装置は、具体例として、メモリ12と、補助記憶装置13と、プロセッサ11内のレジスタと、プロセッサ11内のキャッシュメモリとの少なくとも1つから成る。なお、データと情報とは同等の意味を有することもある。記憶装置は、コンピュータと独立したものであってもよい。
メモリ12及び補助記憶装置13の機能は、他の記憶装置によって実現されてもよい。
生産計画プログラムは、コンピュータが読み取り可能な不揮発性の記録媒体に記録されていてもよい。不揮発性の記録媒体は、具体例として、光ディスク又はフラッシュメモリである。生産計画プログラムは、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
***動作の説明***
生産計画装置100の動作手順は生産計画方法に相当する。また、生産計画装置100の動作を実現するプログラムは生産計画プログラムに相当する。
図5は、生産計画装置100の動作の一例を示すフローチャートである。図5を参照して生産計画装置100の動作を説明する。
(ステップS101)
流動計画モデル作成部101は、流動オーダー情報201を入力とし、流動オーダー情報201に対応する流動計画モデルを作成する。
(ステップS102)
固定計画モデル作成部102は、固定オーダー情報202を入力とし、固定オーダー情報202に対応する固定計画モデルを作成する。
(ステップS103)
半固定計画モデル作成部103は、固定計画モデル作成部102が作成した固定計画モデルが示す作業期間の開始時刻の直前において、当該固定計画モデルが示す作業を実施するために必要な段取り替えに要する時間分の期間を確保し、確保した期間を示す半固定計画モデルを作成する。
(ステップS104)
段取り状態計算部104は、固定計画モデル作成部102が作成した固定計画モデルを参照して半固定計画モデル作成部103が作成した半固定計画モデルに対応する段取り状態を計算し、計算した段取り状態を半固定計画モデルに付与する。
(ステップS105)
リソースモデル作成部105は、リソース情報203を入力とし、リソース情報203に対応するリソースモデルを作成する。
(ステップS106)
シミュレーション部106は、流動計画モデルと固定計画モデルと半固定計画モデルとリソースモデルとを受け取り、受け取ったリソースモデルに対して、受け取った各固定計画モデルに対応する固定計画と、受け取った各半固定計画モデルに対応する半固定計画とを割り付ける。その後、シミュレーション部106は、離散系シミュレーションを実行しながら、リソースモデルに対して受け取った各流動計画モデルに対応する流動計画を割り付ける。
その後、シミュレーション部106は、各作業計画が割り付けられたリソースモデルに対応する生産計画204を作成し、作成した生産計画204を出力する。
図6は、作業計画割り付け処理の一例を示すフローチャートである。図6を用いて作業計画割り付け処理を説明する。作業計画割り付け処理は、作業計画をリソースモデル又は生産計画204に割り付ける処理である。
(ステップS121)
シミュレーション部106は、各固定計画モデルに対応する固定計画が示す作業期間及びリソースと、各半固定計画モデルに対応する半固定計画が示す期間及びリソースとに応じて、各固定計画と各半固定計画とをリソースモデルに割り付ける。
(ステップS122)
シミュレーション部106は、リソースモデルにおいて、各リソースの空き状況を確認しながら空いているリソース、つまり、固定計画が示す作業期間と重複しない期間において利用することができるリソースに流動計画を時系列に割り付けていく。本ステップにおいて割り付けた流動計画が示す期間は候補期間に当たる。
(ステップS123)
シミュレーション部106は、ステップS122において割り付けた流動計画が示す作業期間と、半固定計画が示す期間とに重複がある場合、ステップS124に進む。それ以外の場合、シミュレーション部106はステップS125に進む。
(ステップS124)
シミュレーション部106は、半固定計画が示す期間の終了時刻において当該半固定計画が示す段取り状態である場合、ステップS125に進む。それ以外の場合、シミュレーション部106はステップS122に進む。
(ステップS125)
シミュレーション部106は、各流動計画モデルに対応する流動計画をリソースモデルに対して割り付ける。本ステップにおいて、シミュレーション部106は流動計画期間を候補期間に決定する。
なお、流動計画が示す作業期間と、半固定計画が示す期間とに重複があるとき、シミュレーション部106は、当該半固定計画が示す期間の終了時刻においてリソースが段取り状態である場合に、当該半固定計画を削除し、リソースモデルに対して流動計画を割り付けることができる。
図7を用いて、装置M1を用いて製品Aを生産する場合における作業計画割り付け処理の具体例を説明する。装置M1は、連続使用回数の上限が3回である装置であって、連続して3回使用し終わった後に段取り替えが必要である装置である。ここで、各作業計画において生産される製品は製品Aであり、製品Aを生産するためのリソースは1台の装置M1のみであるものとする。また、生産される製品Aの数は3個であり、そのうちの1個については固定計画を実行することによって生産されるため生産される期間が確定しており、他の2個については流動計画を実行することによって生産されるものとする。
まず、シミュレーション部106は、図7の上側に示すように、リソースモデルにおいて固定計画モデルに対応する固定計画が示す作業期間に当該固定計画を割り付ける。また、シミュレーション部106は、リソースモデルにおいて当該固定計画モデルに対応する半固定計画モデルに対応する半固定計画が示す期間に当該半固定計画を割り付ける。図7において、「固定計画 製品A」は、固定計画を実行することにより製品Aを生産するために、「固定計画 製品A」を囲む枠が示す期間に装置M1が占有されることを示す。当該半固定計画は、当該固定計画が示す製品Aを生産するための段取り状態を示す情報を含む。また、当該半固定計画が示す期間の終了時刻において、当該段取り状態、即ち製品Aを生産することができる状態である必要がある。ここで、本例では装置M1の連続使用回数の上限は3回である。そのため、当該半固定計画は、当該半固定計画が示す期間の終了時刻において装置M1の連続使用回数が2回以下である必要があることを示す情報を含む。
次に、シミュレーション部106は、図7の下側に示すように、離散系シミュレーションを実行しながら時系列にリソースモデルに対して各流動計画モデルに対応する流動計画を割り付けていく。
最初に、シミュレーション部106は、リソースモデルに対して段取り替えを割り付けることにより製品Aを生産することができる状態にする。
その後、シミュレーション部106は、リソースモデルに対して1回目の流動計画を割り付ける。
その後、シミュレーション部106は、半固定計画と重複する期間に2回目の流動計画を割り付けることができるか否かを判定する。ここで、仮に当該半固定計画が示す期間に2回目の流動計画を割り付けた場合に、2回目の流動計画が示す作業期間の終了時刻において装置M1の連続使用回数は2回であるので、当該半固定計画が示す段取り状態が満たされる。そのため、シミュレーション部106は、当該半固定計画と重複する期間に2回目の流動計画を割り付けることができると判定し、当該半固定計画を削除し、当該期間に2回目の流動計画を割り付ける。
その後、シミュレーション部106は、リソースモデルにおいて固定計画が示す作業期間に当該固定計画を割り付け、シミュレーションを終了する。当該固定計画は、連続した3回目の製品Aを生産する計画に当たる。
図8を用いて作業計画割り付け処理の具体例を説明する。ここで、生産される製品Aの数が4個であり、そのうちの3個が流動計画を実行することによって生産される点を除いて、図7に示す具体例と同様とする。
まず、シミュレーション部106は、図8の上側に示すように、図7の上側と同様に固定計画及び半固定計画をリソースモデルに対して割り付ける。
次に、シミュレーション部106は、離散系シミュレーションを実行しながら時系列にリソースモデルに対して各流動計画モデルに対応する流動計画を割り付けていく。
最初に、シミュレーション部106は、リソースモデルに対して段取り替えを割り付けることにより製品Aを生産することができる状態にする。
その後、シミュレーション部106は、リソースモデルに対して1回目及び2回目の流動計画を割り付ける。
その後、シミュレーション部106は、3回目の流動計画を2回目の流動計画の直後に割り付けた場合に3回目の流動計画が示す作業期間と半固定計画が示す期間との間に重複が生じるため、3回目の流動計画を2回目の流動計画の直後に割り付けることができるか否かを判定する。ここで、仮に当該半固定計画が示す期間に3回目の流動計画を割り付けた場合、3回目の流動計画が示す作業期間の終了時刻において装置M1の連続使用回数は3回である。従って、シミュレーション部106は、3回目の流動計画を2回目の流動計画の直後に割り付けると当該半固定計画が示す段取り状態が満たされないことになるため、3回目の流動計画を2回目の流動計画の直後に割り付けることができないと判定する。そこで、シミュレーション部106は、当該半固定計画が示す期間に段取り替えを実施することを設定する。
その後、シミュレーション部106は、固定計画が示す作業期間の終了時刻の直後に3回目の流動計画を割り付ける。
従って、本例において、固定計画に合わせて段取り替えを前倒しして実施することにより、当該固定計画が示す作業期間の終了時刻の直後に流動計画を割り当てることができる。
***実施の形態1の効果の説明***
以上のように、本実施の形態によれば、固定計画に対応する半固定計画を設定することにより、時系列に変化するリソースの状態を考慮してリソースモデルに作業計画を割り付けることができる。また、本実施の形態によれば、連続的に実行される作業計画に伴って変化するリソースの状態を考慮しながら段取り替えを実行する計画を挿入することにより、生産計画を策定することができる。
***他の構成***
<変形例1>
図9は、本変形例に係る生産計画装置100のハードウェア構成例を示している。
生産計画装置100は、プロセッサ11、プロセッサ11とメモリ12、プロセッサ11と補助記憶装置13、あるいはプロセッサ11とメモリ12と補助記憶装置13とに代えて、処理回路18を備える。
処理回路18は、生産計画装置100が備える各部の少なくとも一部を実現するハードウェアである。
処理回路18は、専用のハードウェアであってもよく、また、メモリ12に格納されるプログラムを実行するプロセッサであってもよい。
処理回路18が専用のハードウェアである場合、処理回路18は、具体例として、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)又はこれらの組み合わせである。
生産計画装置100は、処理回路18を代替する複数の処理回路を備えてもよい。複数の処理回路は、処理回路18の役割を分担する。
生産計画装置100において、一部の機能が専用のハードウェアによって実現されて、残りの機能がソフトウェア又はファームウェアによって実現されてもよい。
処理回路18は、具体例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの組み合わせにより実現される。
プロセッサ11とメモリ12と補助記憶装置13と処理回路18とを、総称して「プロセッシングサーキットリー」という。つまり、生産計画装置100の各機能構成要素の機能は、プロセッシングサーキットリーにより実現される。
他の実施の形態に係る生産計画装置100についても、本変形例と同様の構成であってもよい。
実施の形態2.
以下、主に前述した実施の形態と異なる点について、図面を参照しながら説明する。
***構成の説明***
本実施の形態に係る構成は実施の形態1に係る構成と同様である。実施の形態2では、リソースの連続運転時間に制約がある場合においてリソースモデルに対して作業計画を割り付ける。なお、本実施の形態において、固定計画製品に関する作業は固定計画製品に対する試験であり、流動計画製品に関する作業は流動計画製品に対する試験である。
***動作の説明***
本実施の形態に係る生産計画装置100の動作を示すフローチャートは、実施の形態1に係る生産計画装置100の動作を示すフローチャートと同様である。
図10を用いて本実施の形態に係る作業計画割り付け処理の具体例を説明する。本例において、試験装置Tを使用してある製品に対する試験を行うものとする。ここで、試験装置Tを一定時間以上連続して使用した後に洗浄する必要があり、具体的には、試験装置Tの合計運転時間が150分を超える場合に試験装置Tを洗浄しなければならないものとする。試験装置Tを用いて、試験Aと、試験Bと、試験Cと、試験Dとが実施されるものとする。各試験の所要時間については、試験Aが60分であり、試験Bが40分であり、試験Cが60分であり、試験Dが30分であるものとする。試験装置Tの洗浄時間は50分であるものとする。また、試験Aは固定計画により実施されるため、あらかじめ試験Aが実施される期間が決まっているものとする。試験Bと試験Cと試験Dとの各々についての割り付けに関する優先度が指定されており、試験B>試験C>試験Dの優先度に従ってリソースモデルに対して試験Bと試験Cと試験Dとの各々を割り付ける必要があるものとする。また、本例において、試験の所要時間は作業期間の長さに当たり、試験の実施期間は作業期間に当たる。
初めに、シミュレーション部106は、図10の上側に示すように、固定計画モデルに対応する固定計画と、当該固定計画モデルに対応する半固定計画モデルに対応する半固定計画との各々をリソースモデルに割り付ける。ここで、当該半固定計画が示す期間の長さは、試験装置Tの洗浄時間である50分である。
なお、段取り状態計算部104によって、当該半固定計画の段取り状態として、当該半固定計画が示す期間の終了時刻における試験装置Tの合計運転時間は、試験装置Tの最大合計運転時間である150分から、固定計画が示す試験Aの所要時間である60分を引いた時間である90分以下である必要があることを示す情報が当該半固定計画に付与されているものとする。
次に、シミュレーション部106は、離散系シミュレーションを実行し、各流動計画モデルが示す試験の優先度に従って、リソースモデルに対して各流動計画モデルに対応する流動計画を割り付けていく。
最初に、シミュレーション部106は、試験装置Tを洗浄する計画と、試験Bを示す流動計画と、試験Cを示す流動計画との各々をリソースモデルに対して順に割り付ける。
その後、シミュレーション部106は、試験Cを示す流動計画の終了直後に試験Dを示す流動計画を割り付けた場合に試験Dの実施期間と半固定計画が示す期間との間に重複が生じるため、試験Cを示す流動計画の終了直後に試験Dを示す流動計画を割り付けることができるか否かを判定する。この場合において、試験Dの開始時刻において試験装置Tの連続運転時間は100分であり、当該連続運転時間は当該半固定計画の段取り状態が示す90分を超過している。そのため、シミュレーション部106は、試験Cを示す流動計画の終了直後に試験Dを示す流動計画を割り付けることができないと判定し、当該半固定計画が示す期間において試験装置Tを洗浄する計画を設定する。
その後、シミュレーション部106は、試験Aを示す固定計画の終了直後に試験Dを示す流動計画を割り付ける。
***実施の形態2の効果の説明***
以上のように、本実施の形態によれば、リソースの連続運転時間に制約がある場合において、実施の形態1と同様にリソースモデルに対して流動計画を割り付けることができる。
実施の形態3.
以下、主に前述した実施の形態と異なる点について、図面を参照しながら説明する。
***構成の説明***
本実施の形態に係る構成は前述の実施の形態に係る構成と同様である。実施の形態3では、半固定計画により確保した時間よりも段取り替えに要する時間が短い場合に対応する。
***動作の説明***
前述の実施の形態では、リソースモデルにおいて段取り替えを実行する可能性がある期間が半固定計画として設定され、当該半固定計画が示す期間において、離散系シミュレーションの実行結果に応じて、段取り替えを実行するか、段取り替えを実行する代わりに製品に関する作業を実行するかが判断される。
図11は、本実施の形態に係るシミュレーション部106の処理の一例を示すフローチャートである。当該フローチャートと、実施の形態1及び実施の形態2に係るフローチャートとの相違点は、段取り状態の判定の後に、半固定計画が示す期間に、段取り替えを付与するか、製品に関する作業を付与するかという二者択一ではなく、段取り替えに要する時間を削減し、削減した時間に対応する期間に製品に関する作業を付与する点である。
(ステップS321)
シミュレーション部106は、ステップS122において割り付けた流動計画が示す作業期間と、半固定計画が示す期間の一部とに重複がある場合、ステップS322に進む。それ以外の場合、シミュレーション部106はステップS125に進む。
(ステップS322)
シミュレーション部106は、半固定計画が示す期間の終了時刻において当該半固定計画が示す段取り状態である場合、ステップS323に進む。それ以外の場合、シミュレーション部106はステップS122に進む。
(ステップS323)
シミュレーション部106は、流動計画を割り当てるために、半固定計画が示す期間のうち流動計画が示す作業期間と重複する部分を削減する。その後、シミュレーション部106は、半固定計画が示す期間として残った期間に対して、段取り替えを実行する計画を割り当てる。
図12を用いて本実施の形態に係る作業計画割り付け処理の具体例を説明する。本例において、複数種類の製品を生産する装置M2があり、装置M2を使用する度に装置M2を洗浄する必要があるものとする。ただし、装置M2に対する必要な洗浄の程度は条件に応じて異なり、同じ製品を連続して生産する場合における洗浄時間は、互いに異なる製品を連続して生産する場合における洗浄時間よりも短いものとする。具体的には、装置M2の洗浄時間は、同じ製品を連続して生産する場合には30分であり、それ以外の場合には60分であるものとする。また、装置M2を用いて、2個の製品Aを生産し、1個の製品Bを生産するものとする。2個の製品Aのうち1個は固定計画を実行することにより生産されるものとする。製品A及び製品Bのいずれも生産に要する時間は60分であるものとする。
まず、シミュレーション部106は、図12の上側に示すように、固定計画モデルに対応する固定計画と、当該固定計画モデルに対応する半固定計画モデルに対応する半固定計画であって、当該固定計画が示す製品Aを生産するための60分間の洗浄時間を示す半固定計画との各々をリソースモデルに対して割り付ける。
次に、シミュレーション部106は、離散系シミュレーションを実行しながら時系列にリソースモデルに対して各流動計画モデルに対応する流動計画を割り付ける。
最初に、シミュレーション部106は、60分間装置M2を洗浄する計画と、製品Bの生産を示す流動計画との各々をリソースモデルに対して順に割り付ける。
その後、シミュレーション部106は、60分間装置M2を洗浄することにより製品Aを生産することができる状態にする計画をリソースモデルに対して割り付ける。
その後、シミュレーション部106は、装置M2を洗浄した直後に製品Aを生産する流動計画を割り付けると、当該流動計画が示す期間と半固定計画が示す期間の一部とに重複が生じるため、装置M2を洗浄した直後に当該流動計画を割り付けることができるか否かを判定する。仮に装置M2を洗浄した直後に当該流動計画を実行するものとすると、当該半固定計画に対応する固定計画が示す製品は製品Aであるため、当該流動計画の終了後における装置M2の洗浄時間は30分で済む。また、装置M2を洗浄した直後に当該流動計画を実行することにより製品Aを生産したとしても、当該流動計画の終了後に30分間の洗浄時間を確保することができる。従って、シミュレーション部106は、装置M2を洗浄した直後に当該流動計画を割り付けることができると判定し、リソースモデルにおいて、半固定計画が示す期間の一部に当該流動計画が示す期間の一部が重複するように、装置M2を洗浄した直後に当該流動計画を割り付ける。
その後、シミュレーション部106は、流動計画の終了直後に30分間装置M2を洗浄する計画をリソースモデルに対して割り付ける。なお、装置M2が30分間洗浄された後に固定計画が示す製品Aが生産される。
***実施の形態3の効果の説明***
以上のように、本実施の形態によれば、半固定計画が示す期間の一部を削減してリソースモデルに対して流動計画を割り当てることができる。
***他の実施の形態***
前述した各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
また、実施の形態は、実施の形態1から3で示したものに限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。フローチャート等を用いて説明した手順は、適宜変更されてもよい。
11 プロセッサ、12 メモリ、13 補助記憶装置、14 入出力IF、15 通信装置、18 処理回路、19 信号線、100 生産計画装置、101 流動計画モデル作成部、102 固定計画モデル作成部、103 半固定計画モデル作成部、104 段取り状態計算部、105 リソースモデル作成部、106 シミュレーション部、107 出力部、201 流動オーダー情報、202 固定オーダー情報、203 リソース情報、204 生産計画。

Claims (8)

  1. 変種変量生産において作業の対象となる製品である固定計画製品に関する作業と、前記固定計画製品に関する作業を実行する期間である固定計画期間とを示すモデルである固定計画モデルと、前記固定計画製品に関する作業を実行するための準備期間を示すモデルである半固定計画モデルと、前記変種変量生産において作業の対象となる製品である流動計画製品に関する作業を示すモデルである流動計画モデルとに基づいて離散系シミュレーションを実行することにより、前記流動計画モデルが示す作業を実施する期間である流動計画期間の候補として前記固定計画期間と重複しない期間である候補期間を算出し、
    前記候補期間の少なくとも一部が前記準備期間の少なくとも一部と重複しているとき、前記準備期間のうち前記候補期間と重複している期間において前記固定計画製品に関する作業を実行するための準備を実行しなくても前記固定計画期間の開始時刻において前記固定計画製品に関する作業を実行する準備が調場合に前記流動計画期間を前記候補期間に決定し、前記準備期間のうち前記候補期間と重複している期間を、前記固定計画製品に関する作業を実行するための準備を実行しない期間とするシミュレーション部
    を備える生産計画装置。
  2. 前記生産計画装置は、さらに、
    前記固定計画モデルに基づいて前記半固定計画モデルを作成する半固定計画モデル作成部
    を備える請求項1に記載の生産計画装置。
  3. 前記シミュレーション部は、前記固定計画製品に関する作業を実行するための準備期間の長さと、前記流動計画製品に関する作業を実行するための準備期間の長さとの合計ができるだけ短くなるように前記候補期間を算出する請求項1又は2に記載の生産計画装置。
  4. 前記シミュレーション部は、製品に関する作業において用いられる各リソースの状態に基づいて前記候補期間を算出する請求項1から3のいずれか1項に記載の生産計画装置。
  5. 前記固定計画製品に関する作業は、前記固定計画製品の生産、又は前記固定計画製品に対する試験であり、
    前記流動計画製品に関する作業は、前記流動計画製品の生産、又は前記流動計画製品に対する試験である請求項1から4のいずれか1項に記載の生産計画装置。
  6. 前記半固定計画モデルが示す準備期間の長さは、前記固定計画製品に関する作業を実行するための段取り替えに要する時間の長さである請求項1から5のいずれか1項に記載の生産計画装置。
  7. コンピュータが、
    変種変量生産において作業の対象となる製品である固定計画製品に関する作業と、前記固定計画製品に関する作業を実行する期間である固定計画期間とを示すモデルである固定計画モデルと、前記固定計画製品に関する作業を実行するための準備期間を示すモデルである半固定計画モデルと、前記変種変量生産において作業の対象となる製品である流動計画製品に関する作業を示すモデルである流動計画モデルとに基づいて離散系シミュレーションを実行することにより、前記流動計画モデルが示す作業を実施する期間である流動計画期間の候補として前記固定計画期間と重複しない期間である候補期間を算出し、
    前記候補期間の少なくとも一部が前記準備期間の少なくとも一部と重複しているとき、前記準備期間のうち前記候補期間と重複している期間において前記固定計画製品に関する作業を実行するための準備を実行しなくても前記固定計画期間の開始時刻において前記固定計画製品に関する作業を実行する準備が調場合に前記流動計画期間を前記候補期間に決定し、前記準備期間のうち前記候補期間と重複している期間を、前記固定計画製品に関する作業を実行するための準備を実行しない期間とする生産計画方法。
  8. 変種変量生産において作業の対象となる製品である固定計画製品に関する作業と、前記固定計画製品に関する作業を実行する期間である固定計画期間とを示すモデルである固定計画モデルと、前記固定計画製品に関する作業を実行するための準備期間を示すモデルである半固定計画モデルと、前記変種変量生産において作業の対象となる製品である流動計画製品に関する作業を示すモデルである流動計画モデルとに基づいて離散系シミュレーションを実行することにより、前記流動計画モデルが示す作業を実施する期間である流動計画期間の候補として前記固定計画期間と重複しない期間である候補期間を算出し、
    前記候補期間の少なくとも一部が前記準備期間の少なくとも一部と重複しているとき、前記準備期間のうち前記候補期間と重複している期間において前記固定計画製品に関する作業を実行するための準備を実行しなくても前記固定計画期間の開始時刻において前記固定計画製品に関する作業を実行する準備が調場合に前記流動計画期間を前記候補期間に決定し、前記準備期間のうち前記候補期間と重複している期間を、前記固定計画製品に関する作業を実行するための準備を実行しない期間とするシミュレーション処理
    をコンピュータである生産計画装置に実行させる生産計画プログラム。
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