JP7491633B1 - 照明装置及びその動作方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャボン玉の挙動をより自然に再現することのできる照明装置を提供する【解決手段】吊下げ型の照明装置100であって、ワイヤ部材10と、内部に空間を有する透明又は半透明の外装部材20と、この外装部材20内に設けられた発光部材30と、外装部材20内に設けられた回転子及び固定子を含む回転部材40と、これらのワイヤ部材10、外装部材20、及び回転部材40の固定子をいずれか部材に加えられた力が他の部材に伝達するように連結した連結構造50を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、照明装置とその動作方法に関する。
従来から、シャボン玉を模した形状の照明装置が知られている(例えば特許文献1)。特許文献1に記載の照明装置は、LEDからの光があたるグローブ部が透明なガラス製でシャボン玉の様な形状をしており、自然の作り出す一瞬の形をガラスで表現したものであるとされている。
また、特許文献2には、屈折水晶カバーの中に複数の装飾用LEDストリップを配置し、このLEDストリップを機械的に揺れ動かす照明装置が開示されている
意匠登録第1454514号公報 中国実用新案第207796637号明細書
ところで、実物のシャボン玉はその動きや回転方向、輝き方などが時々刻々と変化するものである。しかしながら、特許文献1の照明装置は、ガラス製のグローブ内にLEDが配置されたものであり、また静止して使用することが想定されたものであるため、その動きや輝き方はほとんど変化しない。つまり、特許文献1の照明装置は、シャボン玉の一瞬の形状を模したものに過ぎず、シャボン玉の自然な挙動までは再現することができない。
また、特許文献2の照明装置は、屈折水晶カバー内の装飾用LEDストリップを揺れ動かす機構を備えているが、屈折水晶カバー自体は回転したり揺動したりするものではない。また、この照明装置はテーブルや床面に置いて使用するものであると考えられる。このため、特許文献2の照明装置もシャボン玉の自然な挙動を再現することはできない。
そこで、本発明は、シャボン玉の挙動をより自然に再現することのできる照明装置を提供することを主な目的とする。
本発明の発明者は、上記の目的を達成する手段について鋭意検討した結果、ワイヤ部材に吊下げられた外装部材内に発光部材と回転部材を設け、この回転部材の回転子を回転させたときの力が間接的に外装部材とワイヤ部材に伝達するようにする構成することとした。これにより、回転部材の回転子の回転と停止を制御することによって照明装置をシャボン玉のように自然に回転させることができるようになる。そして、本発明者は、上記知見に基づけば従来技術の課題を解決できることに想到し、本発明を完成させた。具体的に説明すると、本発明は以下の構成を有する。
本発明の第1の側面は、吊下げ型の照明装置100に関する。本発明に係る照明装置100は、ワイヤ部材10、外装部材20、発光部材30、回転部材40、連結構造50を備える。ワイヤ部材10は、照明装置100を例えば天井に吊り下げるために利用される。外装部材20は、内部に空間を有する透明又は半透明のものである。外装部材20の外面側はハーフミラーとなっていることが好ましい。また、外装部材20は、プラスチックやガラス製のハードケースであってもよいし、プラスチックフィルムなどからなるソフトケースであってもよい。発光部材30は、外装部材20内に設けられる。発光部材30は、外装部材20内に遊動的に設けられたケーブル状のものであるとよい。なお、「遊動的」とは、ケーブル状の発光部材30の全体が他の構造体に固定されたものではなく、発光部材30の少なくとも一部が他の構造体から遊離しており何らかの作用によって外装部材20内にて運動することを意味する。回転部材40は、外装部材20内に設けられた回転子及び固定子を含む。例えば回転子はモータのロータであり、固定子はモータのステータである。連結構造50は、これらのワイヤ部材10、外装部材20、及び回転部材40の固定子をいずれか部材に加えられた力が他の部材に伝達するように連結している。例えば回転子を回転させることにより固定子も徐々に同方向に回転しようとするが、このようにして固定子に加わった回転力が連結構造50によってワイヤ部材10と外装部材20にも及ぶ。回転部材40の回転子の回転と停止は、照明装置100が独自に制御することとしてもよいし、この照明装置100に接続された上位の制御装置によって制御することとしてもよい。
上記構成のように、照明装置100の外装部材20の内部に回転部材40を設けることで、この照明装置100を独自に回転させることができる。例えばこの照明装置100によれば、外装部材20を回転させるために外部に風力の強いファンなどを置く必要がなくなる。また、例えば外部のファンによって照明装置100を回転させようとすると、照明装置100を設置した会場が広いような場合に、全ての照明装置100に対して風を送り込むことが難しくなる。また、吊り下げ用のケーブルに直接的に捻り加えることで照明装置100を回転させることもできるが、その場合ケーブルに大きな負荷がかかりケーブルが損傷する恐れがある。本発明によれば、これらの問題を解決して、シャボン玉の挙動をより自然に再現することができる。
本発明に係る照明装置100は、回転部材40の回転子を回転させることにより外装部材20が一方向に回転するとともにワイヤ部材10に捻れが生じ、その後回転部材40の回転子を停止させることによりワイヤ部材10の捻れが復元して外装部材20が逆方向に回転するように構成されていることが好ましい。このように回転部材40の回転(オン)と停止(オフ)を制御することにより、照明装置100を時計回り方向と反時計回り方向の両方に緩やかに回転させることができる。このため、回転部材40の回転子の回転と停止は交互に実行することが好ましい。
本発明に係る照明装置100において、回転部材40は、モータにより回転駆動されるファンであってもよい。ファンの回転と停止を制御することで、前述のように照明装置100を時計回り方向と反時計回り方向に緩やかに回転させることができる。また、ファンの回転により外装部材20内に気流が発生するため、遊動的に設けられた発光部材30を揺らめかせる効果も期待できる。なお、ファンは主に照明装置100を回転させることを目的として外装部材20内に設けられており、ファンから発生した気流によって外装部材20を動かすことは想定していないため、このファンを格納するコンテナ部材51やファンを押さえる押え部材52等に通気孔を設ける必要はない。
本発明に係る照明装置100において、回転部材40は、モータにより回転駆動されるフライホイールであってもよい。フライホイールの回転と停止を制御することによっても、前述のように照明装置100を時計回り方向と反時計回り方向に緩やかに回転させることができる。
本発明に係る照明装置100において、回転部材40は、固定子が取り付けられたフレーム43を含むとよい。また、連結構造50は、コンテナ部材51、押え部材52、及び蓋部材53を含むとよい。コンテナ部材51は、回転部材40のフレーム43の下部に固定され、この回転部材40を収容するためのものである。押え部材52は、回転部材40のフレーム43の上部に固定され、同じくコンテナ部材51内に収容されるものである。蓋部材53は、外装部材20に固定され、コンテナ部材51をこの外装部材20内に保持するためのものである。この場合に、ワイヤ部材10は、押え部材52に固定されているとよい。このような連結構造50によれば、回転部材40の回転子を回転させたことにより固定子に働く力を、外装部材20とワイヤ部材10にも効率的に伝達させることができる。
本発明の第2の側面は、吊下げ型の照明装置100を動作させる方法に関する。この照明装置100は、前述した第1の側面に関するものである。具体的には、照明装置100は、ワイヤ部材10と、内部に空間を有する透明又は半透明の外装部材20と、この外装部材20内に設けられた発光部材30と、この外装部材20内に設けられた回転子及び固定子を含む回転部材40と、これらのワイヤ部材10、外装部材20、及び回転部材40の固定子をいずれか部材に加えられた力が他の部材に伝達するように連結した連結構造50を備える。この場合に、照明装置100の動作方法では、まず、回転部材40の回転子を回転させることにより、外装部材20を一方向に回転させるとともに、ワイヤ部材10に捻れを生じさせる(第1工程)。また、動作方法では、その後、回転部材40の回転子を停止させることにより、ワイヤ部材10の捻れを復元させて、外装部材20を逆方向に回転させる(第2工程)。
本発明に係る照明装置によれば、シャボン玉の挙動をより自然に再現することができる。
図1は、一実施形態に係る照明装置の外観を示した斜視図である。 図2は、照明装置の内部構造を示した分解斜視図であり、主にコンテナ部材、回転部材、押え部材、及びワイヤ部材を示している。 図3は、照明装置の内部構造を示した分解斜視図であり、主にコンテナ部材、制御部材、ネジ、及びワイヤ部材を示している。 図4は、照明装置の内部構造を示した分解斜視図であり、主に外装部材、コンテナ部材、発光部材、蓋部材、ワイヤ部材、及び給電ケーブルを示している。 図5は、一実施形態に係る照明装置の機能構成例を示したブロック図である。 図6は、照明装置が回転する仕組みを示した模式図である。
以下、図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。本発明は、以下に説明する形態に限定されるものではなく、以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜変更したものも含む。
図1は、本発明の一実施形態に係る照明装置100を示している。図1に示されるようい、照明装置100は、ワイヤ部材10を有しており、このワイヤ部材10を利用して天井等から吊り下げることができる。また、照明装置100は、球形の透明又は半透明の外装部材20を有する。この外装部材20内の空間には、LEDケーブル等の発光部材30やその他の各種部材を収容がされている。本実施形態において、外装部材20としては、一定の硬度を持つプラスチック又はガラス製のカバーが採用されている。また、外装部材20の表面は、半透明のハーフミラー加工が施されており、その表面部分に外部の他の物体が映り込むように構成されている。図1に示した例では、2つの照明装置100が近くに配置されているため、一方の照明装置100の外装部材20の表面に他の照明装置100が映り込んでいる。ハーフミラーは、例えば光の反射率が80%未満で光の透過率が10~50%のものであることが好ましく、主に外装部材20の外からの光を反射し、外装部材20の内からの光を透過すると良い。外装部材20のサイズは特に限定されず、以下に説明する各種機器を収容できるものであればよい。例えば、外装部材20の直径は、150~500mmとすることが好ましい。また、図示は省略するが、外装部材20の内部には、オーロラフィルム又はカメレオンフィルムなどと呼ばれる、見る角度や光の当て方によって色が変わる半透明の虹色フィルムを収容しておくこともできる。これにより、外装部材20内の発光部材30を点灯すると、照明装置100をシャボン玉のように光り輝かせることができる。
また、図2から図4は、本実施形態に係る照明装置100を構成する各種部材の分解斜視図を示している。これらの図に示されるように、照明装置100は、ワイヤ部材10と外装部材20に加えて、発光部材30、回転部材40、連結構造50、制御部材60、ネジ70、給電ケーブル80を備える。ここにいう連結構造50は、主にワイヤ部材10、外装部材20、及び回転部材40の固定子を、いずれか部材に加えられた力が他の部材に伝達するように連結した構造である。つまり、回転部材40の固定子を動かすと外装部材20とワイヤ部材10が連動して動き、同様にワイヤ部材10を動かすと外装部材20と回転部材40の固定子が連動して動く関係にある。このような関係性を連結構造50により実現する。具体的には、連結構造50は、図2から図4に示されるように、主にコンテナ部材51、押え部材52、及び蓋部材53を含む。
まず、図2に示されるように、コンテナ部材51は、回転部材40、押え部材52、制御部材60などの主要部材を収容可能なカップ型の部材である。コンテナ部材51は、これらの各部材を収容可能な深さを持つ収容部51aと、この収容部51aの上部周囲において外側に張り出したフランジ部51bを有する。収容部51aは、上部に開口部が形成された有底の四角筒状に形成されており、その内方に断面四角形状の収容空間を有している。この収容空間内に、同様に断面四角形状の回転部材40や押え部材52が収容される。このとき、回転部材40や押え部材52は、コンテナ部材51の収容部51aに内接する。このため、回転部材40と押え部材52は、コンテナ部材51内においてズレたり動いたりすることはない。このようにして、このコンテナ部材51は連結構造50の一部として機能する。なお、図示は省略しているが、コンテナ部材51の収容部51aの底面には、回転部材40(ファン)の回転により発生した風を通過させる通気穴などは特に形成されていない。一方で、コンテナ部材51の収容部51aの上部、具体的には収容部51aとフランジ部51bの境界付近には、四方の側壁に孔部51cが形成されている。この孔部51cは、図4に示されるように、ケーブル状の発光部材30を通すための孔である。
また、照明装置100を外から見たときに、半透明の外装部材20を通してコンテナ部材51が目立ちにくくするため、コンテナ部材51の外面は鏡張りとしておくことが好ましい。なお、前述のように、コンテナ部材51には通気穴は不要であるため、この鏡張りの面積を増やすことができる。これにより、照明装置100を外から見たときにコンテナ部材51を目立ちにくくすることができる。
回転部材40は、照明装置100全体を水平方向に回転させる回転力を生じさせるための部材である。回転部材40としては、垂直(鉛直)方向に沿った回転軸を持つ回転子と、この回転磁界を発生させて回転子を水平方向に回転させる固定子を持つ部材を採用できる。本実施形態において、回転部材40としてはファンが採用されている。なお、回転部材40としては、DC軸流ファンとAC軸流ファンのいずれも採用することができる。ファンは、回転子及び固定子を含むモータ部41と、このモータ部41の回転軸(出力軸)に固定された羽根部42と、モータ部41の固定子に取り付けられたフレーム43を有する。ファンの羽根部42は、照明装置100内の別部材に固定等されていないため、モータ部41に電力が供給されると自由に回転する。羽根部42が回転すると、モータ部41やそれが固定されたフレーム43には、この羽根部42と同方向に回転する回転力が与えられる。本実施形態では、このような羽根部42の回転に伴って副次的に生じた回転力が、照明装置100全体を回転させるための力として利用される。
なお、本実施形態では、回転部材40としてファンを採用しているが、ファンにより生成された気流は特に必要ではない。このため、回転部材40(ファン)を収容するコンテナ部材51や、この回転部材40を上から押さえる押え部材52には気流の通り道となる通気穴は不要である。
また、上記のとおり本実施形態では気流は不要であることから、回転部材40としては、ファンに代えて、気流を発生させないフライホイール等の他の回転部材を採用することも可能である。フライホイールを採用した場合の構成の図示は省略するが、フライホイールは、主に回転子及び固定子を含むモータ部と、このモータ部の回転軸(出力軸)に固定された円盤部と、モータ部の固定子に取り付けられたフレームにより構成される。フライホイールの円盤部は、照明装置100内の別部材に固定等されていないため、モータ部に電力が供給されると自由に回転する。円盤部が回転すると、モータ部やそれが固定されたフレームには、この円盤部と同方向に回転する回転力が与えられる。このようにフライホイールの円盤部の回転に伴って副次的に生じた回転力を、照明装置100全体を回転させるための力として利用することも可能である。
押え部材52は、回転部材40の上方に配置され、この回転部材40をコンテナ部材51内に押さえておくための部材である。つまり、回転部材40は、コンテナ部材51内において、コンテナ部材51の底面と押え部材52によって挟み込まれた状態となる。押え部材52は、主に平らな板状の部材であり、その板状部分の中央の上面側にワイヤ部材10の下端を固定するためのワイヤ固定部52aが設けられている。ワイヤ固定部52aは、押え部材52が水平方向に回転したときに、ワイヤ部材10を同方向に回転させて、ワイヤ部材10を捻ることができるように構成されている。ワイヤ固定部52aの構造は特に限定されないが、例えば図2に示したように、半円形のアーチ状の中央にワイヤ部材10が挿通可能な小孔が形成されており、この小孔はワイヤ部材10の下端に取り付けられた留具は通過しないサイズに調整されている。またワイヤ部材10の下端の留具は、ワイヤ固定部52aのアーチ状部分に接触する形状となっている。このため、押え部材52が回転すると、その回転力が留具を介してワイヤ部材10にも伝達される。また、押え部材52の上面側には、後述するネジ70が嵌め込まれる複数のネジ穴52bが設けられている。一方、押え部材52の上面側の四隅には、それぞれ凸部52cが形成されている。この凸部52cは、回転部材40(ファン)のフレーム43の四隅にそれぞれ設けられた凹部44に嵌め込まれる。このようにして、押え部材52と回転部材40のフレーム43とを嵌め合わせた状態で、これら両部材をコンテナ部材51内に収容すると、これら両部材はコンテナ部材51内に固定される。
図3に示されるように、押え部材52の上部には、制御部材60が配置される。制御部材60は、照明装置100に含まれる電子機器、具体的には発光部材30(LEDケーブル)と回転部材40(ファン)を制御するための部材である。なお、制御部材60の機能構成については、図5を参照して後述する。先に制御部材60の構造について説明すると、この制御部材60は略四角形状の基板を有しており、その基板の中央にはワイヤ部材10を挿通させるためのワイヤ通し孔60aが設けられ、基板の四隅にはそれぞれネジ通し孔60bが設けられている。制御部材60にワイヤ部材10を通した状態で、制御部材60を押え部材52の上方に配置し、この制御部材60もコンテナ部材51の収容空間内に収容する。その上で、制御部材60のネジ通し孔60bにそれぞれネジ70を通し、このネジ70を押え部材52のネジ穴52bに締め込む。これにより、制御部材60は押え部材52上に固定される。
図4に示されるように、制御部材60の各出力端子には、発光部材30がそれぞれ取り付けられる。本実施形態において制御部材60には4つの発光部材30を電気的に接続することが可能である。発光部材30としては、LEDケーブルを採用することが好ましい。LEDケーブルは、LEDの発光素子31が複数個連なったケーブル状の部材である。各LEDケーブルは、その一端が制御部材60に接続されており、この制御部材60から制御信号や電力の供給を受ける。また、各LEDケーブルの他端は何処にも固定されずに自由となっている。このため、各LEDケーブルは、図4に示されるように、制御部材60から上下に遊動的に垂れ下がる。また、各LEDケーブルは、コンテナ部材51に形成された孔部51cを通して、このコンテナ部材51の収容空間の外に延出している。そして、各LEDケーブルは、その全体が外装部材20内に収納されることとなる。
また、図4に示されるように、制御部材60の各入力端子には、給電ケーブル80が接続されている。制御部材60は、この給電ケーブル80を介して制御部材60上の電子機器や、発光部材30(LEDケーブル)、回転部材40(ファン)に対して供給する電力を受け取る。発光部材30(LEDケーブル)や回転部材40(ファン)に対して供給する電力はこの制御部材60により制御される。また、複数の照明装置100を制御して光による演出を行う場合は、複数の照明装置100を制御する上位の制御装置(不図示)を設け、この制御装置から各照明装置100の制御部材60に対して給電ケーブル80経由で発光部材30や回転部材40の制御信号を送信する。各照明装置100の制御部材60は、上位の制御装置から受信した制御信号を発光部材30や回転部材40へと分配する。この場合、発光部材30や回転部材40を実質的に制御しているのは上位の制御装置であり、制御部材60は上位の制御装置からの制御信号を分配するための端子台として機能する。
図4に示されるように、コンテナ部材51の上方には円形状の蓋部材53が取り付けられる。蓋部材53は、コンテナ部材51のフランジ部51bと突き合わされて固定される。蓋部材53とコンテナ部材51の固定方法は特に制限されないが、例えばどちらか一方に嵌合爪を設け、他方に嵌合爪の受け部を設けて、両者を機械的に結合することとしてもよい。また、その他、蓋部材53とコンテナ部材51をピンなどの留具によって固定することとしてもよい。蓋部材53は、側壁の内面部分にネジ溝53aが形成されており、このネジ溝53aには、外装部材20の上部の開口部21の周辺に形成されたネジ山22を嵌め込むことができるように構成されている。蓋部材53とコンテナ部材51を結合した状態で、蓋部材53のネジ溝53aに外装部材20のネジ山22を嵌め合わせることで、蓋部材53と外装部材20とが互いに固定される。また、蓋部材53の天板の中央には、ワイヤ部材10を挿通するためのワイヤ通し孔53bが設けられている。また、蓋部材53の天板には、給電ケーブル80を挿通するためのケーブル通し孔53cも設けられている。このようにワイヤ部材10と給電ケーブル80は蓋部材53を通して外部に引き出されている。このようにして、照明装置100は、各種部材を外装部材20内に収容し、蓋部材53によって外装部材20の開口部21を閉じることで、図1に示したような状態となる。
続いて、図5を参照して、制御部材60の機能構成について具体的に説明する。本実施形態において、制御部材60は、発光部材30(LEDケーブル)や回転部材40(ファン)を制御するための電子部品を組み合わせたプリント基板によって構成されている。図5は、制御部材60が備える機能要素の一例を示している。図5に示した例において、制御部材60は、プロセッサ61、メモリ62、通信機63、駆動制御回路64、発光制御回路65を含む。プロセッサ61の例は、公知のCPUやその他の制御回路である。プロセッサ61は、メモリ62に記憶されているプログラムやデータに従って所定の演算処理を行い、その演算結果をメモリ62の作業空間に書き出しながら各種の制御処理を実行する。メモリ62は、例えばRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリや、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリから構成され、上記したプロセッサ61による演算処理に利用される。本実施形態において、プロセッサ61は、メモリ62に記憶されたプログラムを読み出し、このプログラムに従って、回転部材40を駆動させたり、各発光部材30を発光させるための処理を行う。
通信機63は、外部の制御装置と無線又は有線で通信するための通信モジュールである。無線方式の場合、通信機63は、Wi-Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)、NFCといった公知の無線通信規格、その他の独自規格、SubGHz帯などの周波数、あるいはWLAN以外のP2MPやMesh通信によって無線通信するものであってもよい。一方、有線方式の場合、通信機63は、給電ケーブル80を介して、給電と同時又は給電とは別に、外部の制御装置と通信が可能である。例えば、照明装置100は、この通信機63を介して、外部の制御装置(不図示)と通信を行う。この場合、照明装置100は、外部の制御装置から受信した指示命令に基づいて、回転部材40の駆動状態や発光部材30の発光状態を制御することができる。また、照明装置100は、この通信機63を介して、他の照明装置100(不図示)と互いに有線又は無線で通信を行うこともできる。この場合、複数の照明装置100間で情報を共有して、回転部材40の駆動状態や発光部材30の発光状態を制御することとしてもよい。例えば、複数の照明装置100で発光部材30の発光色や点滅パターンを連動させるようにしてもよい。また、複数の照明装置100で回転部材40の駆動パターンを連動させるにしてもよい。
駆動制御回路64は、プロセッサ61の制御命令に基づいて、回転部材40が所定の駆動条件(回転速度、回転パターン、回転方向等)で駆動するように、給電ケーブル80からの電力を回転部材40に供給する回路である。また、発光制御回路65は、プロセッサ61の制御命令に基づいて、発光部材30の発光素子31が所定の発光条件(発光色、輝度、発光パターン等)で発光するように、給電ケーブル80からの電力を発光部材30に供給する回路である。また、この発光制御回路65は、複数の発光部材30をそれぞれ独立して制御することが可能である。
図5に示した実施形態では、照明装置100の制御部材60にプロセッサ61が設けられており、照明装置100が自律的に自身の発光部材30と回転部材40を制御することとしているが、本発明はこのような実施形態に限定されない。具体的には、照明装置100を外部から制御するための上位の制御装置(コンピュータ)を設け、制御装置から照明装置10に対して給電ケーブル80経由で発光部材30と回転部材40の制御信号を送信する。各照明装置100の制御部材60は、上位の制御装置から受信した制御信号を発光部材30や回転部材40へと分配する。この場合、発光部材30や回転部材40を実質的に制御しているのは上位の制御装置であり、制御部材60は上位の制御装置からの制御信号を分配するための端子台として機能する。このようにすれば、上位の制御装置によって、複数の照明装置100を一斉に制御することが可能となる。
本実施形態の照明装置100では、発光部材30の発光素子31を点灯するとともに、回転部材40を駆動して照明装置100全体を緩やかに回転させることによって、実物のシャボン玉のように、時々刻々と輝き方が変わったり自然に回転したりする挙動を再現することができる。例えば、発光制御回路65は、発光部材30の発光素子31を常時点灯させるだけでなく、所定の周期又はランダムな周期で明滅を繰り返すように制御することとしてもよい。また、発光制御回路65は、発光部材30の発光素子31の発光色を制御することもできる。また、発光制御回路65は、これらの発光条件を発光部材30ごとに制御することとしてもよいし、発光部材30を構成する発光素子31ごとに制御することとしてもよい。また、駆動制御回路64は、回転部材40を常時駆動させるだけでなく、所定の周期又はランダムな周期でオン/オフを切り替えたり、所定の周期又はランダムな周期で回転数の増減を繰り返したりするように制御することとしてもよい。このように、発光部材30を点滅させたり、回転部材40のオン/オフや回転数を調整することにより、実物のシャボン玉のように見える挙動を照明装置100によって再現することができる。
続いて、図6を参照して、照明装置100全体を回転させる仕組みについて説明する。まず、図6(a)に示されるように、照明装置100のコンテナ部材51内に収容された回転部材40の回転子を回転させる。回転子を回転させることにより、回転部材40の固定子にも回転力が発生する。回転部材40の固定子に与えられた回転力は、コンテナ部材51をはじめとする連結構造50により外装部材20とワイヤ部材10に伝達されて、これらの外装部材20とワイヤ部材10も回転部材40の回転子と同方向に緩やかに回転を始める。ワイヤ部材10が回転すると、ワイヤ部材10に捻れが生じ、ワイヤ部材10に与えられた回転力はこの捻れとしてワイヤ部材10に蓄積されることになる。
次に、図6(b)に示されるように、回転部材40の回転子を停止させる。回転子を停止させても、外装部材20とワイヤ部材10はすぐには停止せず、慣性によって同方向への回転を続けるが、次第に回転速度は遅くなっていき、最終的には外装部材20等の回転は停止する。
その後も回転部材40の回転子は停止させたままとしておく。すると、図6(c)に示されるように、ワイヤ部材10に蓄積された捻れが復元する力により、外装部材20とワイヤ部材10は逆方向に回転を始める。このまま逆方向への回転を続けると、ワイヤ部材10の捻れが解消した後、ワイヤ部材10は再び逆方向に捻れたり、捻れを戻したり、さらに逆方向に捻れたりを繰り返しながら、次第にワイヤ部材10と外装部材20の回転は停止する。その後、再び、図6(a)に示されるように、回転部材40の回転子を回転させることにより、この回転子と同方向にワイヤ部材10と外装部材20が再び回転を始める。なお、ワイヤ部材10と外装部材20の回転が完全に停止してから回転部材40の回転子の回転を再開させることとしてもよいし、ワイヤ部材10と外装部材20の回転が停止する前に回転部材40の回転子の回転を再開させることしてもよい。
このように、回転部材40のON/OFFを周期的に繰り返すことにより、照明装置100全体を緩やかに一方向に回転させたり逆方向に回転させたりすることができる。また、照明装置100が回転を繰り返している間は、外装部材20内のLEDケーブルなどの発光部材30も自然と揺れ動くこととなる。さらに、この照明装置100内の発光部材30を点灯させたり点滅させたりすることもできる。これにより、照明装置100(特に外装部材20)はあたかもシャボン玉が輝いているように見える。このようにして、シャボン玉の挙動をより自然に再現することができる。また、例えば図1に示したように、外装部材20の表面が鏡面やハーフミラーで形成された照明装置100を複数個並べて配置することにより、ある照明装置100の外装部材20には、隣接する他の照明装置100の外装部材20がシャボン玉の模様のように映り込むこととなる。この状態で前述したように互いに隣接する複数の照明装置100をそれぞれ緩やかに回転させることにより、これらの照明装置100同士による連携した美しさを実現することができる。
以上、本願明細書では、本発明の内容を表現するために、図面を参照しながら本発明の実施形態の説明を行った。ただし、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本願明細書に記載された事項に基づいて当業者が自明な変更形態や改良形態を包含するものである。
例えば、本実施形態では給電ケーブル80を介して制御部材60や回転部材40、発光部材30に対して電力を供給しているが、これに代えて照明装置100自体に小型のバッテリーを搭載して、このバッテリーから制御部材60や回転部材40、発光部材30に対して電力を供給することもできる。バッテリーは、一次電池であってもよいし、二次電池であってもよい。ただし、繰り返し充電可能とした方が運用効率が高いことから、バッテリーを搭載する場合は二次電池を採用することが好ましい。
10…ワイヤ部材 20…外装部材
21…開口部 22…ネジ山
30…発光部材 31…発光素子
40…回転部材 41…モータ部
42…羽根部 43…フレーム
44…凹部 50…連結構造
51…コンテナ部材 51a…収容部
51b…フランジ部 51c…孔部
52…押え部材 52a…ワイヤ固定部
52b…ネジ穴 52c…凸部
53…蓋部材 53a…ネジ溝
53b…ワイヤ通し孔 53c…ケーブル通し孔
60…制御部材 60a…ワイヤ通し孔
60b…ネジ通し孔 61…プロセッサ
62…メモリ 63…通信機
64…駆動制御回路 65…発光制御回路
70…ネジ 80…給電ケーブル
100…照明装置

Claims (6)

  1. 吊下げ型の照明装置であって、
    ワイヤ部材と、
    内部に空間を有する透明又は半透明の外装部材と、
    前記外装部材内に設けられた発光部材と、
    前記外装部材内に設けられた回転子及び固定子を含む回転部材と、
    前記ワイヤ部材、前記外装部材、及び前記回転部材の前記固定子をいずれか部材に加えられた力が他の部材に伝達するように連結した連結構造を備え
    前記回転部材の前記回転子を回転させることにより前記外装部材が一方向に回転すると ともに前記ワイヤ部材に捻れが生じ、
    その後前記回転部材の前記回転子を停止させることにより前記ワイヤ部材の捻れが復元 して前記外装部材が逆方向に回転する
    照明装置。
  2. 前記回転部材は、前記回転子の回転と停止を交互に実行する
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記回転部材は、モータにより回転駆動されるファンである
    請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記回転部材は、モータにより回転駆動されるフライホイールである
    請求項1に記載の照明装置。
  5. 前記回転部材は、前記固定子が取り付けられたフレームを含み、
    前記連結構造は、
    前記回転部材の前記フレームの下部に固定され、前記回転部材を収容するコンテナ部材と、
    前記回転部材の前記フレームの上部に固定され、前記コンテナ部材内に収容された押え部材と、
    前記外装部材に固定され、前記コンテナ部材を前記外装部材内に保持する蓋部材を含み、
    前記ワイヤ部材は、前記押え部材に固定されている
    請求項1に記載の照明装置。
  6. 吊下げ型の照明装置を動作させる方法であって、
    前記照明装置は、
    ワイヤ部材と、
    内部に空間を有する透明又は半透明の外装部材と、
    前記外装部材内に設けられた発光部材と、
    前記外装部材内に設けられた回転子及び固定子を含む回転部材と、
    前記ワイヤ部材、前記外装部材、及び前記回転部材の前記固定子をいずれか部材に加えられた力が他の部材に伝達するように連結した連結構造を備え、
    前記方法は、
    前記回転部材の前記回転子を回転させることにより前記外装部材を一方向に回転させるとともに前記ワイヤ部材に捻れを生じさせる工程と、
    その後前記回転部材の前記回転子を停止させることにより前記ワイヤ部材の捻れを復元させて前記外装部材を逆方向に回転させる工程を含む
    方法。
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