JP7490689B2 - 予防貢献度管理装置及び予防貢献度管理方法 - Google Patents

予防貢献度管理装置及び予防貢献度管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7490689B2
JP7490689B2 JP2022004176A JP2022004176A JP7490689B2 JP 7490689 B2 JP7490689 B2 JP 7490689B2 JP 2022004176 A JP2022004176 A JP 2022004176A JP 2022004176 A JP2022004176 A JP 2022004176A JP 7490689 B2 JP7490689 B2 JP 7490689B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
implementation
contribution
prevention
information
facility
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022004176A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023103570A (ja
Inventor
ガルサ・ビヤレアル・ロヘリオ・イッサク
一記 永廣
哲秀 池田
夏樹 石田
云飛 王
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2022004176A priority Critical patent/JP7490689B2/ja
Publication of JP2023103570A publication Critical patent/JP2023103570A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7490689B2 publication Critical patent/JP7490689B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、予防貢献度管理装置及び予防貢献度管理方法に関するものである。
新型コロナウィルスや各種インフルエンザウィルスなど、種々のウイルスや細菌による感染症が毎年のように発生している。こうした感染症の発生、流行は、社会活動や経済活動に深刻なダメージを与える可能性があり、看過できない問題となってきた。
そこで、ウイルス感染対策に関連する従来技術としては、重症化のリスクのある感染症を、引き起こすようなウイルス又は細菌の少なくとも一方の二次感染、クラスター発生、エピデミックやアウトブレイク、延いてはエピデミックの世界同時発生やアウトブレイクの長期連続発生によるパンデミックを防止するため、複数の施設若しくは部屋又はその両方において前記ウイルス又は細菌の少なくとも一方が検出された場合に、感染が疑われる者を迅速に特定し、又は絞り込む技術(特許文献1参照)などが提案されている。
この技術は、複数の施設若しくは部屋又はその両方において、其々、人の入退を検出し、前記人の顔画像又は氏名その他個人を特定し得る情報の少なくとも一方を取得することができる入退者特定手段と、前記複数の施設若しくは部屋又はその両方において、其々、空気中又は水中の少なくとも一方の特定のウイルス又は細菌の少なくとも一方が検出されたり、既に検出されていた前記ウイルス又は細菌の少なくとも一方が増加したりした場合に、前記ウイルス又は細菌の少なくとも一方が捕集された期間を記録することができる捕集期間記録手段と、前記入退者特定手段が取得した前記人の入退に関する情報及び前記捕集期間記録手段が記録した前記ウイルス又は細菌の少なくとも一方が捕集された期間に関する情報を一元的に管理することができる情報一元管理手段と、を備え、前記ウイルス又は細菌の少なくとも一方が検出された、合わせて少なくとも2以上の前記施設若しくは部屋又はその両方に、前記ウイルス又は細菌の少なくとも一方が捕集された期間に、其々、少なくとも1回以上存在していた人を、前記ウイルス又は細菌の少なくとも一方の感染が疑われる者として特定し、又は絞り込むことができるようにしたことを特徴とする感染者特定・絞り込みシステムである。
また、地域ごとの感染症に感染する感染リスクを正確且つタイムリーに特定し、感染症の拡大を防止するために適切な情報を提供する技術(特許文献2参照)なども提案されている。
この技術は、感染症に関する情報を提供する情報提供システムにおける情報提供方法であって、前記情報提供システムのコンピュータが、ネットワークを介して接続された1以上の音声認識装置から地域感染情報を取得し、前記地域感染情報は、前記1以上の音声認識装置が音声信号を解析して得た1以上の感染注意レベルと、前記1以上の感染注意レベルに関連付けられた1以上の地域とを示し、取得した前記地域感染情報に基づき前記1以上の地域のそれぞれの感染リスクの大きさを表す感染リスク値を算出し、前記1以上の地域のそれぞれについて、算出した前記感染リスク値にしたがって出力情報を生成し、前記1以上の地域のそれぞれについて、生成した前記出力情報を、当該出力情報に対応する地域に存在する機器に前記ネットワークを介して送信する情報提供方法である。
特許第6931954号公報 特開2020-27610号公報
ウイルス感染の拡大に伴い、政府が対応指針を提示し、企業や店舗らはそれに従って感染症対策を実施してきた。政府側でも、そうした感染症対策の実施、拡充が感染症拡大防止に繋がるとして、当該企業らに融資や助成金の提供といった経済的支援策を行ってもいる。
ところが、企業等が感染症対策を実施しているか否か、またどのような内容、レベルで実施しているのか、といって点について客観的に観測、検証する手段に乏しく、あくまでも主観的な視点で対策実施報告を政府等に行っていた。そのため、各企業が上述の経済的支援策の適用対象となるか審査するとしても、その精度は良好とは言い難いものであった。
そこで本発明の目的は、感染症対策実施に伴う効率的な経済的支援策を、正しく運用可能とする技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の予防貢献度管理装置は、感染症対策の情報として、感染症対策に対応した各観測事象の実施基準と、当該各観測事象の重要度に応じた業種別の重み付け値の各情報を保持する記憶装置と、前記感染症対策の実施施設に設置した、各観測事象に対応する観測機器から観測データを取得する処理と、前記各観測事象の前記実施基準及び前記業種別の重み付け値と、前記取得した各観測事象の観測データとに基づき、前記実施施設の業種を踏まえた前記各観測事象の実施基準達成率を算定して当該実施施設に関して集計することで、当該実施施設における感染症対策への貢献度を特定する処理を実行する演算装置と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の予防貢献度管理方法は、情報処理装置が、記憶装置にて、感染症対策の情報として、感染症対策に対応した各観測事象の実施基準と、当該各観測事象の重要度に応じた業種別の重み付け値の各情報を保持し、前記感染症対策の実施施設に設置した、各観測事象に対応する観測機器から観測データを取得する処理と、前記各観測事象の前記実施基準及び前記業種別の重み付け値と、前記取得した各観測事象の観測データとに基づき、前記実施施設の業種を踏まえた前記各観測事象の実施基準達成率を算定して当該実施施設に関して集計することで、当該実施施設における感染症対策への貢献度を特定する処理と、を実行することを特徴とする。
本発明によれば、感染症対策実施に伴う効率的な経済的支援策が正しく運用可能となる。
本実施形態の予防貢献度管理装置を含むネットワーク構成図である。 本実施形態における予防貢献度管理方法の概念図である。 本実施形態における予防貢献度管理装置のハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態の対策基準テーブルの構成例を示す図である。 本実施形態の企業マスターテーブルの構成例を示す図である。 本実施形態のIoTデータDBの構成例を示す図である。 本実施形態の貢献度評価DBの構成例を示す図である。 本実施形態における予防貢献度管理方法を示すシーケンス図である。 本実施形態における予防貢献度管理方法を示すシーケンス図である。 本実施形態における画面例を示す図である。 本実施形態における画面例を示す図である。 本実施形態における画面例を示す図である。
<ネットワーク構成>
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の予防貢献度管理装置100を含むネットワーク構成図であり、また図2は、本実施形態における予防貢献度管理方法の概念図である。
図1に示す予防貢献度管理装置100は、感染症対策実施に伴う効率的な経済的支援策の適用を、正しく運用可能とするコンピュータである。
本実施形態の予防貢献度管理装置100は、図1で示すように、ネットワーク1を介して、感染症対策の実施施設におけるIoTデバイス200及び企業端末250、政府機関システム300、及び金融機関システム400と通信可能に接続されている。よって、これらを総称して予防貢献度管理システム10としてもよい。
上述のネットワーク1に接続された機器のうち、IoTデバイス200は、感染症対策の実施施設5において設置された、各観測事象に対応する観測機器である。より具体的には、オフィスビルや飲食店など種々の実施施設5に設置された、デジタルカメラ、サーモカメラ、二酸化炭素センサー、電気現有センサー、赤外線カウンターといったデバイスを想定できる。
なお、実施施設5は、企業が入居や運営を行っているオフィスビルや飲食店の他、スポーツ施設、鉄道駅、公共施設など人が集まることで、感染症が拡大する可能性のある施設を想定する。
また、こうしたIoTデバイス200で観測される観測事象としては、デジタルカメラによって撮影される人物のマスク着用有無や手指消毒用アルコールの使用有無、、サーモカメラによって撮影される、実施施設5に出入りする人の体温、二酸化炭素センサーにより観測される実施施設5における二酸化炭素濃度、電気現有センサーにより観測される実施施設5の閉店や閉門の時刻、デジタルカメラないし赤外線カウンターにより観測される実施施設5への入場者数、などを想定できる。
また、企業端末250は、予防貢献度管理装置100による貢献度判定等のサービスを利用する際に、企業の担当者らが使用する端末である。具体的には、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータなどを想定できる。
また、政府機関システム300は、上述の予防貢献度管理装置100が実施施設5に関して特定し通知してきた、感染症対策への貢献度の情報をディスプレイ等の表示装置に出力するシステムである。この場合、政府機関の担当者が、実施施設5の運営企業を対象とした、助成金等の公的資金の提供可否について、上述の貢献度を1つの判断材料として審査する。
なお、政府機関では、上述の貢献度や感染者数などの状況を踏まえ、実施施設5で観測されるIoTデータの種類、対策基準、重み付け値等の見直しを適宜タイミングで行う。よって、政府機関システム300は、そうした見直しの結果について、予防貢献度管理装置100や実施施設5を運営する企業の企業端末250に通知するものとする。
また、金融機関システム400は、上述の予防貢献度管理装置100が実施施設5に関して特定し通知してきた、感染症対策への貢献度の情報をディスプレイ等の表示装置に出力するシステムである。この場合、金融機関の担当者が、実施施設5の運営企業を対象とした融資可否について、上述の貢献度を1つの判断材料として審査する。
<ハードウェア構成>
また、本実施形態の予防貢献度管理装置100のハードウェア構成は、図2に以下の如くとなる。
すなわち予防貢献度管理装置100は、記憶装置101、メモリ103、演算装置104、および通信装置105、を備える。
このうち記憶装置101は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される。
また、メモリ103は、RAMなど揮発性記憶素子で構成される。
また、演算装置104は、記憶装置101に保持されるプログラム102をメモリ103に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUである。
また、通信装置105は、ネットワーク1と接続して、IoTデバイス200、企業端末250、政府機関システム300、及び金融機関システム400との通信処理を担うネットワークインターフェイスカード等を想定する。
なお、予防貢献度管理装置100が、ユーザからのキー入力や音声入力を受け付ける入力装置、処理データの表示を行うディスプレイ等の出力装置、を更に備えるとすれば好適である。
また、記憶装置101内には、本実施形態の予防貢献度管理装置として必要な機能を実装する為のプログラム102に加えて、対策基準テーブル125、企業マスターテーブル126、IoTデータDB127、及び貢献度評価DB128が少なくとも記憶されている。ただし、これらデータベースについての詳細は後述する。
<データ構造例>
続いて、本実施形態の予防貢献度管理装置100が用いる各種情報について説明する。図4に、本実施形態における対策基準テーブル125の一例を示す。
本実施形態の対策基準テーブル125は、政府機関システム300から配信された、感染症対策の内容とその実施基準等を格納したテーブルである。
この対策基準テーブル125は、例えば、感染症対策を一意に示す対策IDをキーとして、当該感染症対策の内容、実施基準、業種、及び重み付けといったデータを紐付けレコードの集合体となっている。
このうち「実施基準」は、対応する対策内容の好ましい実施レベルを示す値となる。また「業種」は、当該実施対策の適用対象となる企業の業種を示す値となる。また、「重み付け」は、当該対策が当該企業業種にとってどれほど重要な感染症対策か、すなわち感染症対策として意味のあるものかを示すもので、その値が大きいほど有効で重要な対策であることを示している。
また図5に、本実施形態における企業マスターテーブル126の一例を示す。本実施形態の企業マスターテーブル126は、感染症対策の実施施設を運営する企業の情報を規定するテーブルである。
この企業マスターテーブル126は、例えば、企業を一意に示す企業IDをキーとして、当該企業の企業端末250のアドレス、及び業種といったデータを紐付けレコードの集
合体となっている。
また図6に、本実施形態におけるIoTデータDB127の一例を示す。本実施形態のIoTデータDB127は、実施施設5のIoTデバイス200がネットワーク1を介して予防貢献度管理装置100に配信してくるIoTデータを蓄積したデータベースである。
このIoTデータDB127は、例えば、企業を一意に示す企業IDをキーとして、当該企業の実施施設5にて実施されている感染症対策のID、IoTデータが観測された日時、当該IoTデータを観測したIoTデバイス200のID、及びIoTデータといったデータを紐付けレコードの集合体となっている。
また図7に、本実施形態における貢献度評価DB128の一例を示す。本実施形態の貢献度評価DB128は、各企業について予防貢献度管理装置100が特定した貢献度の情報を格納、蓄積したデータベースである。
このIoTデータDB127は、例えば、企業を一意に示す企業IDをキーとして、貢献度を特定した対象月、及び当該月の貢献度といったデータを紐付けレコードの集合体となっている。
<フロー例:実施基準の通知>
以下、本実施形態における予防貢献度管理方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する予防貢献度管理方法に対応する各種動作は、予防貢献度管理装置100がメモリ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図8は、本実施形態における予防貢献度管理方法のフロー例を示す図である。この場合、政府機関において、感染症対策の方針等を策定しており、その内容も感染状況等を踏まえて適宜更新している前提とする。
そこで、政府機関システム300は、担当者からの指示を受けるなどして、予防貢献度管理装置100に対して、現在の感染症対策の実施基準の照会要求を通知する(s1)。
予防貢献度管理装置100は、上述の照会要求を受けて、自身の記憶装置101で管理している対策基準テーブル125のデータを応答する(s2)。
一方、政府機関の担当者らは、政府機関で管理している最新の感染者数や、各企業に関して得ている感染症対策の貢献度などのデータに基づき、重視すべき感染症対策の項目、実施基準、重み付けといった情報について検討し、その結果を政府機関システム300に入力する。
政府機関システム300は、上述の検討結果の入力を受け付け(s3)、その検討結果と、予防貢献度管理装置100から得ている現在の実施基準等の情報とを照合して、予防貢献度管理装置100にてアップデートすべき情報を特定し、これを更新依頼として通知する(s4)。
一方、予防貢献度管理装置100は、政府機関システム300から受信した新たな実施基準の情報で、対策基準テーブル125の内容を更新する(s5)。
また、予防貢献度管理装置100は、(s6~s8)、処理を終了する。なお、こうした新たな実施基準の情報を得た、企業端末250、政府機関システム(助成金判断システ
ムなど)、金融機関システム400は、これを自身の記憶装置に格納、保持することとなる。
<フロー例:貢献度特定>
続いて、予防貢献度管理装置100が、感染症対策への貢献度を各企業について特定する流れについて説明する。図9は、本実施形態における予防貢献度管理方法のフロー例を示す図である。
この場合、実施施設5に設置されているIoTデバイス200が、自身で観測している観測事象に関する観測データ(すなわちIoTデータ)を、ネットワーク1を介して予防貢献度管理装置100に配信する(s10)。この配信は、例えば、一定時間ごとに観測を行う度に実施する。
一方、予防貢献度管理装置100は、IoTデバイス200から配信されてきたIoTデータを受信し、これをIoTデータDB127に格納する(s11)。ここで得たIoTデータは、例えば、マスク着用率をカウントしたデータであったとする。
なお、予防貢献度管理装置100は、IoTデータに付帯していた企業ID、対策ID、日時、及びIoTデバイスのID、といった値もあわせて格納するものとする。
また、IoTデバイス200は、予め、企業ID、対策ID、IoTデバイス200のIDを保持しており、予防貢献度管理装置100へのIoTデータ配信時にこれらIDを付与しているものとする。
続いて、予防貢献度管理装置100は、s11で得たIoTデータに付帯していた対策ID及び業種をキーに、対策基準テーブル125でレコードを検索し、当該レコードから「着用率90%以上」といった「実施基準」と、及び、対策ID「00001」に関して、業種「100」の場合は「2.5」といった「重み付け」の各欄の値を取得する(s12)。
この時、s11で得た企業IDを企業マスターテーブル126に照合して、予め当該企業の業種(例えば、“100”)とアドレスを特定しておくものとする。
また、予防貢献度管理装置100は、s11で得た「マスク着用率は72%」といったIoTデータと、s12で得た「着用率90%以上」といった実施基準とを照合し、この観測事象「マスク着用率」の実施基準達成率を「80%」などと算定する(s13)。この時、予防貢献度管理装置100は、当該企業に関して得られている他事象のIoTデータに関しても同様に実施基準達成率を算定し、それぞれの事象すなわち感染症対策の重み付け値を乗算した上で、当該企業について集計することで、感染症対策への貢献度を特定する。
具体的には、例えば、4つの対策を実施した実施施設5に関して、対策ID「00001」について、実施基準達成率「0.5」×重み付け「2.5」=1.25、対策ID「00002」について、実施基準達成率「0.75」×重み付け「1.0」=0.75、対策ID「00003」について、実施基準達成率「0.7」×重み付け「1.2」=0.84、対策ID「00004」について、実施基準達成率「0.22」×重み付け「2.6」=0.57などと算定し、これらを、(1.25+0.75+0.84+0.57)/4=0.852(すなわち85.2%)と集計して貢献度を特定する。
また、予防貢献度管理装置100は、s13で特定した貢献度の情報を、当該実施施設5の運用者たる企業への支援可否を判断する情報(図10の画面1000参照)として、
政府機関システム300、金融機関システム400、及び当該企業の企業端末250の少なくともいずれかの端末に通知し(s14~s16)、処理を終了する。
なお、図11の画面1100で例示するように、複数企業の貢献度について纏めたリスト形式で、政府機関システム300、金融機関システム400などに情報配信するとしてもよい。
また、上述のように特定した貢献度が予め定めた基準(例えば、60%)を下回っている場合、予防貢献度管理装置100は、当該貢献度の特定に用いた各観測事象の実施基準達成率のうち、重み付け値が相対的に大きいもの又は実施基準達成率が相対的に小さいもの、を改善対象として特定すると好適である。その場合、予防貢献度管理装置100は、そうして特定した改善対象事象の情報を、実施施設5の企業端末250に通知(図12の画面1200参照)する。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、感染症対策実施に伴う効率的な経済的支援策の適用が、正しく運用可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態の予防貢献度管理装置において、前記記憶装置は、前記情報として、感染症対策に対応した前記各観測事象の実施基準と、当該各観測事象の重要度に応じた業種別の重み付け値の各情報を保持するものであり、前記演算装置は、前記貢献度の特定に際し、前記情報が示す各観測事象の前記実施基準及び前記業種別の重み付け値と、前記取得した各観測事象の観測データとに基づき、前記実施施設の業種を踏まえた前記各観測事象の実施基準達成率を算定して当該実施施設に関して集計することで、当該実施施設における感染症対策への貢献度を特定するものである、としてもよい。
これによれば、業種による感染症対策の有効性の違いを的確に踏まえ、貢献度を精度良く特定可能となる。ひいては、感染症対策実施に伴う、より効率的な経済的支援策の適用が、正しく運用可能となる。
また、本実施形態の予防貢献度管理装置において、前記演算装置は、前記貢献度が所定基準を下回っている場合、当該貢献度の特定に前記実施基準達成率を用いた各観測事象のうち、前記重み付け値が相対的に大きいもの又は前記実施基準達成率が相対的に小さいもの、を改善対象事象として特定し、当該改善対象事象の情報を、前記実施施設の端末に通知する処理をさらに実行するものである、としてもよい。
これによれば、感染症対策のうち重点的に行うべきものを、上述の実施施設の運用者等に明確に認識させることが可能となる。ひいては、感染症対策実施に伴う、より効率的な経済的支援策の適用が、正しく運用可能となる。
また、本実施形態の予防貢献度管理装置において、前記演算装置は、前記貢献度を、当該実施施設の運用者への支援可否を判断する情報として、政府、金融機関、及び前記実施施設の運営者の少なくともいずれかの端末に通知するものである、としてもよい。
これによれば、金融機関や政府機関による融資や助成金の精度良好な審査を効率的に行うことが可能となる。ひいては、感染症対策実施に伴う、より効率的な経済的支援策の適用が、正しく運用可能となる。
また、本実施形態の予防貢献度管理方法において、前記情報処理装置が、前記記憶装置において、前記情報として、感染症対策に対応した前記各観測事象の実施基準と、当該各観測事象の重要度に応じた業種別の重み付け値の各情報を保持し、前記貢献度の特定に際し、前記情報が示す各観測事象の前記実施基準及び前記業種別の重み付け値と、前記取得した各観測事象の観測データとに基づき、前記実施施設の業種を踏まえた前記各観測事象の実施基準達成率を算定して当該実施施設に関して集計することで、当該実施施設における感染症対策への貢献度を特定する、としてもよい。
また、本実施形態の予防貢献度管理方法において、前記情報処理装置が、前記貢献度が所定基準を下回っている場合、当該貢献度の特定に前記実施基準達成率を用いた各観測事象のうち、前記重み付け値が相対的に大きいもの又は前記実施基準達成率が相対的に小さいもの、を改善対象事象として特定し、当該改善対象事象の情報を、前記実施施設の端末に通知する処理をさらに実行する、としてもよい。
また、本実施形態の予防貢献度管理方法において、前記情報処理装置が、前記貢献度を、当該実施施設の運用者への支援可否を判断する情報として、政府、金融機関、及び前記実施施設の運営者の少なくともいずれかの端末に通知する、としてもよい。
1 ネットワーク
5 感染症対策の実施施設
10 予防貢献度管理システム
100 予防貢献度管理装置
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 演算装置
105 通信装置
125 対策基準テーブル
126 企業マスターテーブル
127 IoTデータDB
128 貢献度評価DB
200 IoTデバイス
250 企業端末
300 政府機関システム
400 金融機関システム

Claims (6)

  1. 感染症対策の情報として、感染症対策に対応した各観測事象の実施基準と、当該各観測事象の重要度に応じた業種別の重み付け値の各情報を保持する記憶装置と、
    前記感染症対策の実施施設に設置した、各観測事象に対応する観測機器から観測データを取得する処理と、前記各観測事象の前記実施基準及び前記業種別の重み付け値と、前記取得した各観測事象の観測データとに基づき、前記実施施設の業種を踏まえた前記各観測事象の実施基準達成率を算定して当該実施施設に関して集計することで、当該実施施設における感染症対策への貢献度を特定する処理を実行する演算装置と、
    を含むことを特徴とする予防貢献度管理装置。
  2. 前記演算装置は、
    前記貢献度が所定基準を下回っている場合、当該貢献度の特定に前記実施基準達成率を用いた各観測事象のうち、前記重み付け値が相対的に大きいもの又は前記実施基準達成率が相対的に小さいもの、を改善対象事象として特定し、当該改善対象事象の情報を、前記実施施設の端末に通知する処理をさらに実行するものである、
    ことを特徴とする請求項に記載の予防貢献度管理装置。
  3. 前記演算装置は、
    前記貢献度を、当該実施施設の運用者への支援可否を判断する情報として、政府、金融機関、及び前記実施施設の運営者の少なくともいずれかの端末に通知するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の予防貢献度管理装置。
  4. 情報処理装置が、
    記憶装置にて、感染症対策の情報として、感染症対策に対応した各観測事象の実施基準と、当該各観測事象の重要度に応じた業種別の重み付け値の各情報を保持し、
    前記感染症対策の実施施設に設置した、各観測事象に対応する観測機器から観測データを取得する処理と、前記各観測事象の前記実施基準及び前記業種別の重み付け値と、前記取得した各観測事象の観測データとに基づき、前記実施施設の業種を踏まえた前記各観測事象の実施基準達成率を算定して当該実施施設に関して集計することで、当該実施施設における感染症対策への貢献度を特定する処理と、
    を実行することを特徴とする予防貢献度管理方法。
  5. 前記情報処理装置が、
    前記貢献度が所定基準を下回っている場合、当該貢献度の特定に前記実施基準達成率を用いた各観測事象のうち、前記重み付け値が相対的に大きいもの又は前記実施基準達成率が相対的に小さいもの、を改善対象事象として特定し、当該改善対象事象の情報を、前記実施施設の端末に通知する処理をさらに実行する、
    ことを特徴とする請求項に記載の予防貢献度管理方法。
  6. 前記情報処理装置が、
    前記貢献度を、当該実施施設の運用者への支援可否を判断する情報として、政府、金融機関、及び前記実施施設の運営者の少なくともいずれかの端末に通知する、
    ことを特徴とする請求項に記載の予防貢献度管理方法。
JP2022004176A 2022-01-14 2022-01-14 予防貢献度管理装置及び予防貢献度管理方法 Active JP7490689B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022004176A JP7490689B2 (ja) 2022-01-14 2022-01-14 予防貢献度管理装置及び予防貢献度管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022004176A JP7490689B2 (ja) 2022-01-14 2022-01-14 予防貢献度管理装置及び予防貢献度管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023103570A JP2023103570A (ja) 2023-07-27
JP7490689B2 true JP7490689B2 (ja) 2024-05-27

Family

ID=87378267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022004176A Active JP7490689B2 (ja) 2022-01-14 2022-01-14 予防貢献度管理装置及び予防貢献度管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7490689B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015141531A (ja) 2014-01-28 2015-08-03 株式会社東芝 医療情報システム
WO2022181078A1 (ja) 2021-02-25 2022-09-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 感染リスク対策効果度算出システム及び感染リスク対策提案方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015141531A (ja) 2014-01-28 2015-08-03 株式会社東芝 医療情報システム
WO2022181078A1 (ja) 2021-02-25 2022-09-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 感染リスク対策効果度算出システム及び感染リスク対策提案方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2023103570A (ja) 2023-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Rahmandad et al. Behavioral dynamics of COVID‐19: estimating underreporting, multiple waves, and adherence fatigue across 92 nations
US20200402671A1 (en) Systems and methods for determining, tracking, and predicting common infectious illness outbreaks
WO2022034572A1 (en) Methods and systems of prioritizing treatments, vaccination, testing and/or activities while protecting the privacy of individuals
Noy A global comprehensive measure of the impact of natural hazards and disasters
Algarni et al. A fuzzy multi-objective covering-based security quantification model for mitigating risk of web based medical image processing system
US20200251197A1 (en) Methods and systems for analyzing accessing of medical data
JP7490689B2 (ja) 予防貢献度管理装置及び予防貢献度管理方法
Kennedy-Shaffer et al. Statistical properties of stepped wedge cluster-randomized trials in infectious disease outbreaks
Usman et al. Navigating the health system in responding to health workforce challenges of the COVID‐19 pandemic: the case of Maldives (short case)
WO2021070974A1 (ja) 情報処理装置、処理方法およびプログラム
McCarthy et al. Monitoring vaccine safety using the Vaccine Safety Datalink: utilizing immunization registries for pandemic influenza
CN112949442B (zh) 一种异常事件预识别方法、装置、电子设备及监控系统
US20220037034A1 (en) System and method for tracking and tracing persons with selected medical conditions
Bhattacharya et al. COVID-19: privacy and confidentiality issues with contact tracing apps
Vilendrer et al. Nursing workflow change in a COVID-19 inpatient unit following the deployment of inpatient telehealth: observational study using a real-time locating system
Lombardo The ESSENCE II disease surveillance test bed for the national capital area
Zhao Small data, big time—a retrospect of the first weeks of COVID-19
Qu et al. A sequential test to compare the real-time fatality rates of a disease among multiple groups with an application to COVID-19 data
Thomas et al. Study protocol for the use of time series forecasting and risk analyses to investigate the effect of the COVID-19 pandemic on hospital admissions associated with new-onset disability and frailty in a national, linked electronic health data setting
Mohler et al. Analyzing the impacts of public policy on COVID-19 transmission in Indiana: The role of model and dataset selection
Dominik Mertz Proposed framework for a national set of reporting measures in Canada in response to the COVID-19 pandemic
Thomas et al. Protocol: Study protocol for the use of time series forecasting and risk analyses to investigate the effect of the COVID-19 pandemic on hospital admissions associated with new-onset disability and frailty in a national, linked electronic health data setting
Austin Assessing Occupational Exposure Risk and COVID-19 Incidence Rates in Nebraska by Industry and Occupation, 2020
Quezada et al. Real-time Hybrid Dashboard and App for Mpox Outbreak Surveillance
Ahmed et al. Challenges faced during COVID-19 outbreak investigation in Qatar: From the investigators’ perspective

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240409

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240515

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7490689

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150