JP7480908B2 - 映像合成装置及び映像合成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のカメラからの映像を1の画面に合成する映像合成装置及び映像合成方法に関する。
近年、多くの映像デバイスが利用されている。この映像デバイスは、規格によって、物理的な映像信号の特性や制御信号の規定に差異があるものの、1画面をそのフレームレート分の1の時間を使って伝送する。例えば、1秒間に60フレーム(以下、60fps(Frame per Second)という。)の映像信号であれば、1/60s、すなわち約16.8msを掛けて1画面の映像を伝送する。
1フレーム分の映像信号を図1に示す。図1において、51は1フレーム分の映像信号、52はブランキング、53は走査線、54は表示画面である。この映像信号51では、画面を横方向に1ライン毎に走査線53のように走査して、順次下方向へ進む。この走査には、表示画面54の他、ブランキング52、やオーバヘッド情報/信号を含む。ブランキング52に、制御情報や音声情報など、映像情報以外の情報を含む場合もある(例えば、非特許文献1参照。)。
これらの映像の利用方法には、テレビ会議など、複数のカメラをカメラの数よりも少ないモニタで表示するような形態がある。例えば、図2に複数のカメラからの映像をカメラの数よりも少ないモニタで表示する形態を示す。図2において、200は映像合成装置、20はカメラ、22はモニタである。4台のカメラ20からの映像を映像合成装置200で1の画面に合成し、モニタ22で表示する。
通常、それぞれのカメラの撮像する映像のタイミングは同期されておらず、合成する他の映像のタイミングが異なることから、映像をメモリなどに一時的にバッファリングしてから合成する。結果として、合成映像の出力には遅延が発生する。遅延の発生を図3で説明する。図3は、4つの異なるタイミングの映像を入力とし、1画面に合成して出力する映像合成のタイミングチャートである。全ての映像を読み込んでから合成し、出力する形態の場合を考える。フレーム時間をTf、合成処理時間をTpとすると、最初の映像入力から映像出力までの最大遅延時間は、2Tf+Tpとなる。例えば、60fpsの映像を考えると、2フレーム時間以上、すなわち34.5ms以上の遅延が合成後の映像に含まれる可能性がある。
このような映像合成を行うテレビ会議システムを用いて、遠隔地などでの合奏等を行うことを想定すると、この映像合成に関わる遅延は、その実現性を大きく損なうこととなる。例えば、1分間に120拍の曲(以下、120BPM(Beat Per Minute))であれば、1拍の時間は、60/120s=500msである。仮にこれを、5%の精度で合わせることが必要であるとすると、カメラが撮像して表示するまでの遅延を500ms*0.05=25ms以下に抑える必要がある。
カメラが撮像して表示するまでには、実際には、合成に関わる処理以外に、カメラでの映像処理時間、モニタでの表示時間、伝送に関わる時間などの、その他の遅延も含む必要がある。結果として、従来技術では、遠隔地で相互に映像を見ながらの合奏等のタイミングが重視される用途での、協調作業は困難である。
低遅延要求に対して、複数拠点の複数のカメラからの映像を合成する際に、複数の映像の入力から、その合成映像の出力までの時間を低遅延化する技術が有効である。
映像の合成を低遅延で行う方法として、各カメラからの映像のフレームのタイミングが揃うよう、映像合成装置又は外部装置から各カメラに対して適切な撮像タイミングを指示するトリガーを与える方法がある(例えば、非特許文献2参照。)。genIcam規格のtrigger modeを用いると、gigEカメラなどへ電気的なトリガーを矩形波として与えることで、所望のタイミングでカメラに映像を撮像させることができる。
非特許文献2の方法を図4に示す。図4は、複数のカメラからの映像をカメラの数よりも少ないモニタで表示する形態を説明する図である。図4において、210は映像合成装置、20はカメラ、22はモニタである。映像合成装置210からの撮像トリガーに合わせて、各カメラ20が撮像する。各カメラ20からの映像を映像合成装置210で1の画面に合成し、モニタ22に出力する。映像合成のタイミングチャートを図5に示す。フレーム時間をTf、処理時間をTpとすると、最初の映像入力から映像出力までの最大遅延時間は、Tf+Tpとなる。
VESA and Industry Standards and Guidelines for Computer Display Monitor Timing (DMT)、Version 1.0、Rev.13、February 8、2013 EMVA、"GenICam Standard Features Naming Convention Version 2.3、5. 26. 2016、https://www.emva.org/wp-content/uploads/GenICam_SFNC_2_3.pdf
非特許文献2の方法を、遠隔地をつなぐテレビ会議システムに適用する形態を図6に示す。図6は、複数のカメラからの映像をカメラの数よりも少ないモニタで表示する形態を説明する図である。図6において、210は映像合成装置、20はカメラ、21は通信ネットワーク、22はモニタである。図6に示すように、カメラ20と映像合成装置210との間に、信号を伝送するための通信ネットワーク21が介在することになる。このような通信ネットワークを介してトリガー信号を送付しようとすると、通信ネットワークの伝送遅延揺らぎに応じてトリガー信号のひずみが発生することとなる。通信ネットワークの平均的な片道伝送遅延をtとしたとき、その揺らぎによって発生する追加遅延Δtの影響を考えると、最大で2Δtの追加遅延が発生する。映像合成のタイミングチャートを図7に示す。フレーム時間をTf、処理時間をTp、追加遅延を2Δtとすると、最初の映像入力から映像出力までの最大遅延時間は、Tf+Tp+2Δtとなる。
非特許文献2の方法であっても、通信ネットワークを介すると、複数拠点の複数の映像を合成する際に、複数の映像の入力から、その合成映像の出力までの時間に大きな遅延を避けることができない。このため、複数の映像の入力から、その合成映像の出力までの時間を低遅延化するという課題があった。
そこで、本開示の発明は、複数の映像の入力から、その合成映像の出力までの時間を低遅延化することを目的とする。
本開示の映像合成装置では、複数のカメラからの映像のタイミングが一致するように、各カメラに対して撮像するフレームレートの周波数制御を行うこととした。
具体的には、本開示の映像合成装置は、
複数のカメラからの映像を1の画面に合成する際に、それぞれの映像のフレームのタイミングと所定のタイミングとの時間ずれを検出し、
前記カメラに対して、前記時間ずれが減少するように、撮像するフレームレートを指示し、
前記複数のカメラからの映像を1の画面に合成して出力する。
具体的には、本開示の映像合成装置は、
指示するフレームレートは、映像を合成する映像合成フレームレートから一定値だけ離れた値であることを特徴とする。
具体的には、本開示の映像合成装置は、
指示するフレームレートは、映像を合成する映像合成フレームレートから前記時間ずれに応じた値だけ離れた値であることを特徴とする。
具体的には、本開示の映像合成装置は、
前記フレームレートを定期的に指示することを特徴とする。
具体的には、本開示の映像合成装置は、
前記時間ずれが一定値以下であれば、指示するフレームレートを固定することを特徴とする。
具体的には、本開示の映像合成装置は、
前記所定のタイミングは、合成処理開始タイミングであることを特徴とする。
具体的には、本開示の映像合成装置は、
前記合成処理開始タイミングは、前記複数のカメラからの映像のフレーム終了タイミングの平均値であることを特徴とする。
本開示の映像合成方法では、複数のカメラからの映像のタイミングが一致するように、各カメラに対して撮像するフレームレートの周波数制御を行うこととした。
具体的には、本開示の映像合成方法は、
複数のカメラからの映像を1の画面に合成する際に、それぞれの映像のフレームのタイミングと所定のタイミングとの時間ずれを検出し、
前記カメラに対して、前記時間ずれが減少するように、撮像するフレームレートを指示し、
前記複数のカメラからの映像を1の画面に合成して出力する。
本開示の映像合成装置又は映像合成方法によれば、複数の映像の入力から、その合成映像の出力までの時間を低遅延化することができる。
1フレーム分の映像信号を示す図である。 複数のカメラからの映像をカメラの数よりも少ないモニタで表示する形態を説明する図である。 映像合成のタイミングチャートである。 複数のカメラからの映像をカメラの数よりも少ないモニタで表示する形態を説明する図である。 映像合成のタイミングチャートである。 複数のカメラからの映像をカメラの数よりも少ないモニタで表示する形態を説明する図である。 映像合成のタイミングチャートである。 複数のカメラからの映像をカメラの数よりも少ないモニタで表示する本開示の形態を説明する図である。 映像合成のタイミングチャートである。 映像合成のタイミングチャートである。 映像合成装置の構成を説明する図である。 制御方法を説明する図である。 決定するフレームレートの制御関数の例である。 制御方法を説明する図である。 制御方法を説明する図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本開示は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。これらの実施の例は例示に過ぎず、本開示は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
本開示の映像合成装置は、複数のカメラからの映像を1の画面に合成する際に、複数の映像のタイミングと所定のタイミングとの時間ずれが減少するように、カメラの撮像するフレームレートの周波数制御を行う。
カメラの撮像するフレームレートの周波数制御は、例えば、gigEvisionやUSBVisionに対応したカメラに対して、GenICamのような制御インターフェースを利用して実行可能である。また、HDMIに対応したカメラに対しても、利用可能周波数は選択的になるものの、解像度やフレームレートによっては適用可能である。
ここで、gigEvisionとは、インターネット経由でカメラのコントロールや撮像した映像信号をパソコンなどに伝送するために、AIA(Automated Imaging Association)によって策定された規格である。
USBVisionとは、カメラからの映像データをユーザバッファへ転送するために、AIAによって策定された規格である。
GenICamとは、カメラの種類や映像伝送の形式に係らず、幅広い標準インターフェースの設定をエンドツーエンドで行うために、EMVA(European Machine Vision Association)によって策定されたソフトウェアインターフェース規格である。
HDMI(High Definition Multimedia Interface)とは、AV機器向けに、企業7社によって策定された伝送規格である。
複数のカメラからの映像をカメラの数よりも少ないモニタで表示する本開示の形態を図8に示す。図8において、100は本開示の映像合成装置、20はカメラ、21は通信ネットワーク、22はモニタである。映像合成装置100は、通信ネットワーク21を介して複数のカメラ20から入力された映像を1の画面に合成し、モニタ22に出力する。図8では、映像合成装置100は4入力チャネルとしているが、入力数は任意の数でもよい。
本開示の映像合成装置100が映像を合成するタイミングチャートを図9に示す。図9では、4入力チャネルを例示しているが、これらの数に限定されるものではない。図9において、「i、kフレーム」とは、i番目の入力チャネルに入力された映像のk番目のフレームを表す。以後も同様である。映像合成装置100は、i番目の入力チャネルに入力された映像のk番目のフレームのタイミングが所定のタイミング、例えば、図9では合成処理を開始したいタイミングと一致しない場合、これらのタイミングの時間ずれを検知し(図9の(1))、i番目の入力チャネルにつながっているカメラ20に対して、映像合成装置100の出力するフレームレートとわずかに異なるフレームレートで撮像するよう指示する(図9の(2))。これにより、「i、k+1フレーム」、「i、k+2フレーム」と徐々に、時間ずれが減少していく。
映像合成装置100は、標準フレームレートに準じて、映像を合成する映像合成フレームレートを持つ。例えば、標準フレームレートが公称120fpsのカメラ群に対して、映像合成装置100は、映像合成フレームレートを120fpsと設定する。図9において、標準フレームレートが公称120fpsのカメラ20の群に対して、映像合成装置100が、カメラ20のうちi番目の入力チャネルに入力された映像のk番目のフレームのタイミングが、合成処理を開始したいタイミングよりも遅れていることを検出すると、i番目の入力チャネルにつながっているカメラ20に対して、映像合成フレームレートから一定値だけ離れた(120+Δf)fpsのフレームレートで撮像するよう指示する。映像合成装置100が、i番目の入力チャネルに入力された映像のk番目のフレームのタイミングが、合成処理を開始したいタイミングよりも進んでいることを検出すると、i番目の入力チャネルにつながっているカメラ20に対して、映像合成フレームレートから一定値だけ離れた(120-Δf)fpsのフレームレートで撮像するよう指示する。フレームのタイミングの遅れや進みの時間ずれは、フレーム長の1/2以下である。フレームの1/2以上になると、前のフレーム又は次のフレームの方が合成処理を開始したいタイミングに近くなるからである。Δf=1fpsとすると、1フレーム当たりに補償できる遅延時間は、1/120-1/121=0.7msとなり、GenICamの規定する制御分解能の範囲で精度よく制御することができる。
上記では、指示するフレームレートは映像合成フレームレートから一定値だけ離れた値であったが、映像合成フレームレートから可変量の値だけ離れていてもよい。例えば、i番目の入力チャネルに入力された映像のk番目のフレームのタイミングと合成処理を開始したいタイミングとの時間ずれに応じて、映像合成フレームレートから離れた値のフレームレートを指示してもよい。あるいは、時間ずれが予め定めた値より大きければ、映像合成フレームレートからΔfだけ離れたフレームレートを指示し、時間ずれが予め定めた値より小さければ、映像合成フレームレートから1/2Δfだけ離れたフレームレートを指示してもよい。
本開示の映像合成装置100が映像を合成するタイミングチャートを図10に示す。図10において、映像合成装置100は、i番目の入力チャネルに入力された映像のk番目のフレームのタイミングと所定のタイミングとの時間ずれを常時、検出してもよいし(図10の(1)をフレームごとに常時実行)、一定周期で定期的に検出してもよい(図10の(1)を数フレームごとに定期的に実行)。また、映像合成装置100は、i番目の入力チャネルにつながっているカメラ20に対して、常時、フレームレートを指示してもよいし(図10の(2)をフレームごとに常時実行)、一定周期で定期的に指示してもよい(図10の(2)を数フレームごとに定期的に実行)。
図10において、映像合成装置100は、i番目の入力チャネルに入力された映像のk番目のフレームのタイミングと所定のタイミングとの時間ずれがあれば、カメラ20に対して、新たなフレームレートを指示してもよい(図10の(3)上段)。また、i番目の入力チャネルに入力された映像のk+n+m番目のフレームのタイミングと所定のタイミングとの時間ずれが一定値以下であれば、指示するフレームレートを合成フレームレートに固定するか(図10(3)下段)、新たなフレームレートを指示しないことでもよい。
指示するフレームレートを固定するか、新たなフレームレートを指示しないことにすれば、カメラ20の撮像するフレームレートの固定化が完了した後、関連機器の設定変更や通信ネットワークの特性が変化しない限り、追加の制御が必要なく、発生する通信量を最小限に抑えることができる。
以上説明したように、本開示の映像合成装置及び映像合成方法は、カメラの撮像するタイミングを制御することなく、フレームレートのみを制御しているため、制御信号の伝送遅延揺らぎの影響を受けにくい。カメラにフレームレートを指示するタイミングが遅れたとしても、フレームレートの固定化が完了するまでの所用時間が延びるだけである。カメラに対してフレームレートを指示して時間ずれを減少させ続けると、いずれは過度な制御となり、時間ずれの遅進が反対方向に増加することとなるが、フレームレートの指示を短い周期で行えばよい。例えば、タイミングの時間ずれが3.5ms以下を保証したい場合、合成処理フレームレート120fpsに対して、撮像するフレームレート121fpsで指示すると、1フレーム当たりに補償できる遅延時間が0.7msであることから、5フレーム分だけ、121fpsで撮像させ、その後、合成処理フレームレート120fpsを指示すればよい。フレームレートを指示する信号が、通信ネットワークによって1フレーム分(8.3ms)だけ遅延揺らぎが生じても、映像合成装置に到達する遅延は0.7ms程度である。
本開示の映像合成装置の構成を図11に示す。図11において、100は映像合成装置、101は時間ずれ検出回路、102はフレームレート算出回路、103はクロスバスイッチ、104はアップダウンコンバータ、105はバッファ、106は画素合成回路、20はカメラ、21は通信ネットワーク、22はモニタである。図11では、映像合成装置100は4入力としているが、任意の数でもよい。
時間ずれ検出回路101は、カメラ20からの映像のフレームのタイミングと所定のタイミングとの時間ずれを検出する。フレームレート算出回路102は、時間ずれ検出回路101の検出した時間ずれが減少するように、カメラ20の撮像するフレームレートを算出し、算出したフレームレートをカメラ20に指示する。クロスバスイッチ103は、映像入力を任意の順番に並べ替えて出力する。並べ替えを指示する機能を時間ずれ検出回路101に持たせてもよい。アップダウンコンバータ104は、映像の画素数を任意の大きさに拡大縮小する。クロスバスイッチ103とアップダウンコンバータ104は、入力に対して図11とは逆の順に接続されていてもよい。バッファ105は、入力された映像をバッファリングする。クロスバスイッチ103に替えて、出力する映像の順番を任意に入れ替える機能をバッファ105に持たせてもよい。画素合成回路106は、バッファ105からの映像を読み出し、出力する。画素合成回路106には、画面のブランキング部分に任意の制御信号を付加する機能を持たせてもよい。
時間ずれ検出回路101の検出する時間ずれの基点となる所定のタイミングとしては、映像合成装置100の合成処理開始タイミングとしてもよい。i番目のカメラが撮像した映像のk番目のフレームの終了タイミングが、映像合成装置100の合成処理開始タイミングと時間ずれがある場合の制御を図12で説明する。図12において、時間ずれ検出回路101は、合成処理開始タイミングt1を記録する。また、i番目のカメラが撮像した映像のk番目のフレームの終了タイミングt2を記録し、合成処理開始タイミングt1との時間ずれを検出する。
合成処理開始タイミングの例として、複数のカメラからの映像のフレーム終了タイミングの平均値としてもよい。例えば、gigEカメラは映像に撮像タイミングのタイムスタンプを記録しており、複数のカメラから取得した映像に記録されたタイムスタンプの時間差の揺らぎが大きい場合には、複数のカメラからの映像のフレーム終了タイミングの平均値として、次式に従って導出してもよい。
フレーム終了タイミングの平均値=(1/N)*Σ(t2(k)-t1(k))
但し、t1(0)=t1(0)+n*1/f0
Nはフレーム終了タイミングの平均値を導出する映像の数
t1(k)はk番目のフレームに対する合成処理開始タイミング
t1(k)はk番目のフレームの終了タイミング
f0は映像合成フレームレート
時間ずれ検出回路101の検出した時間ずれを基に、フレームレート算出回路102は、時間ずれが減少するようにフレームレートfを算出する。算出するフレームレートの制御関数の例を図13に示す。時間ずれが|t2-t1|>1/(2*f0)のときは、比較するカメラからの映像のフレームを次のフレーム又は前のフレームとすれば、|t2-t1|>1/(2*f0)の範囲の規定は不要となる。
図13(a)では、|t2-t1|<1/(2*f0)の範囲では、t2-t1>0のときはフレームレートを早くするよう制御し、t2-t1<0のときはフレームレートを遅くするように制御する。決定するフレームレートfと映像合成フレームレートf0との差(f-f0)の大きさは、時間ずれの絶対値|t2-t1|に応じた値として、時間ずれの収束を早めている。この制御関数は線形でなくてもよい。例えば、階段状としてもよい。
図13(b)では、|t2-t1|<1/(2*f0)の範囲では、t2-t1>0のときはフレームレートを早くするよう制御し、t2-t1<0のときはフレームレートを遅くするように制御する点では図13(a)の制御と同じである。時間ずれの絶対値|t2-t1|の小さい範囲では、カメラ20に指示するフレームレートは、映像合成フレームレートと同じとし、時間ずれの絶対値|t2-t1|の大きい範囲では、決定するフレームレートfと映像合成フレームレートf0との差(f-f0)の大きさが一定値となる制御関数としている。
映像合成装置の持つクロックとカメラの持つクロックに誤差があっても、本開示の映像合成装置及び映像合成方法であれば、時間ずれ(t2-t1)を最小化することができる。この場合、上記の制御関数は、必ずしも原点0を通らなくてもよい。映像合成装置の持つクロックとカメラの持つクロックに誤差がある場合、合成処理開始タイミングとフレーム終了タイミングが完全に同期するのはf-f0=0のときではないからである。
図14に示すように、時間ずれ(t2-t1)がまだ大きい場合は、フレームレート算出回路102はフレームレートfを再計算して、決定する。図15に示すように、時間ずれ(t2-t1)が減少した場合は、フレームレート算出回路102はフレームレートfを固定してもよいし、再計算してもよい。
時間ずれがある場合に、指示するフレームレートfを合成処理フレームレートf0から一定値|f-f0|だけ離れた値とする場合、フレームレート算出回路102は、決定したフレームレートfと映像合成フレームレートf0との差(f-f0)及び時間ずれ(t2-t1)を用いて、時間ずれが最小となる見込み時間Tを算出してもよい。見込み時間Tは次式で計算できる。
T=(t2-t1)*(1/f0)/|1/f-1/f0|
フレームレート算出回路102は、見込み時間Tが経過するまでは、一定値のフレームレートを指示し、見込み時間Tが経過後に、再計算してもよい。
フレームレート算出回路102は決定したフレームレートをそれぞれのカメラ20に指示する。各カメラ20は指示されたフレームレートで撮像する。
以上説明したように、本開示の映像合成装置及び映像合成方法は、複数の映像の入力から、その合成映像の出力までの時間を低遅延化することができる。また、それぞれ遠隔地にある複数のカメラからの映像のフレームのタイミングに揺らぎが生じても、複数の映像の入力から、その合成映像の出力までの時間を低遅延化することができる。さらに、映像合成装置のクロックとカメラのクロックとの間に誤差があっても、フレームレートを制御することにより、複数の映像の入力から、その合成映像の出力までの時間を低遅延化することができる。
本開示は情報通信産業に適用することができる。
100:映像合成装置
101:時間ずれ検出回路
102:フレームレート算出回路
103:クロスバスイッチ
104:アップダウンコンバータ
105:バッファ
106:画素合成回路
200:映像合成装置
210:映像合成装置
20:カメラ
21:通信ネットワーク
22:モニタ
51:1フレーム分の映像信号
52:ブランキング
53:走査線
54:表示画面

Claims (9)

  1. 複数のカメラからの映像を1の画面に合成する際に、それぞれの映像のフレームのタイミングと合成処理のタイミングとの時間ずれを検出し、
    前記検出の結果に応じて、前記時間ずれが減少するようなフレームレートを、映像を合成する映像合成フレームレートから該当するカメラの制御分解能に相当する一定値だけ離れた値に決定し、
    前記決定したフレームレートを、該当するカメラに指示し、
    前記複数のカメラからの映像を1の画面に合成して出力する映像合成装置。
  2. 複数のカメラからの映像を1の画面に合成する際に、それぞれの映像のフレームのタイミングと合成処理のタイミングとの時間ずれを検出し、
    フレーム長よりも短いしきい値と前記時間ずれを比較する制御関数を参照することで、前記検出の結果に応じて、前記時間ずれが減少するようなフレームレートを、該当するカメラの制御分解能で定められる値に決定し、
    前記決定したフレームレートを、該当するカメラに指示し、
    前記複数のカメラからの映像を1の画面に合成して出力する映像合成装置。
  3. 複数のカメラからの映像を1の画面に合成する際に、それぞれの映像のフレームのタイミングと合成処理のタイミングとの時間ずれを検出し、
    前記検出の結果に応じて、前記時間ずれが減少するようなフレームレートを、該当するカメラの制御分解能で定められる値に決定し、
    前記決定したフレームレートに応じたフレーム数を、該当するカメラに指示し、
    前記複数のカメラからの映像を1の画面に合成して出力する映像合成装置。
  4. 前記該当するカメラの制御分解能で定められる値は、映像を合成する映像合成フレームレートから前記時間ずれに応じた値だけ離れた階段状の値であることを特徴とする請求項2又は3に記載の映像合成装置。
  5. 前記フレームレートを定期的に指示することを特徴とする請求項1又は2に記載の映像合成装置。
  6. 前記合成処理のタイミングは、合成処理開始タイミング、或いは前記複数のカメラからの映像のフレーム終了タイミングの平均値であることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の映像合成装置。
  7. 複数のカメラからの映像を1の画面に合成する際に、それぞれの映像のフレームのタイミングと合成処理のタイミングとの時間ずれを検出し、
    前記検出の結果に応じて、前記時間ずれが減少するようなフレームレートを、映像を合成する映像合成フレームレートから該当するカメラの制御分解能に相当する一定値だけ離れた値に決定し、
    前記決定したフレームレートを、該当するカメラに指示し、
    前記複数のカメラからの映像を1の画面に合成して出力する映像合成方法。
  8. 複数のカメラからの映像を1の画面に合成する際に、それぞれの映像のフレームのタイミングと合成処理のタイミングとの時間ずれを検出し、
    フレーム長よりも短いしきい値と前記時間ずれを比較する制御関数を参照することで、前記検出の結果に応じて、前記時間ずれが減少するようなフレームレートを、該当するカメラの制御分解能で定められる値に決定し、
    前記決定したフレームレートを、該当するカメラに指示し、
    前記複数のカメラからの映像を1の画面に合成して出力する映像合成方法。
  9. 複数のカメラからの映像を1の画面に合成する際に、それぞれの映像のフレームのタイミングと合成処理のタイミングとの時間ずれを検出し、
    前記検出の結果に応じて、前記時間ずれが減少するようなフレームレートを、該当するカメラの制御分解能で定められる値に決定し、
    前記決定したフレームレートに応じたフレーム数を、該当するカメラに指示し、
    前記複数のカメラからの映像を1の画面に合成して出力する映像合成方法。
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