JP7480472B2 - 波長変換部材及びその製造方法、並びに発光装置 - Google Patents

波長変換部材及びその製造方法、並びに発光装置 Download PDF

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Description

本発明は、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)やレーザーダイオード(LD:Laser Diode)等の発する光の波長を別の波長に変換する波長変換部材及びその製造方法、並びに発光装置に関するものである。
近年、蛍光ランプや白熱灯に変わる次世代の発光装置として、LEDやLDを用いた発光装置等に対する注目が高まってきている。そのような次世代の発光装置の一例として、青色光を出射するLEDと、LEDからの光の一部を吸収して黄色光に変換する波長変換部材とを組み合わせた発光装置が開示されている。この発光装置は、LEDから出射された青色光と、波長変換部材から出射された黄色光との合成光である白色光を発する。特許文献1には、波長変換部材の一例として、ガラスマトリクス中に無機蛍光体粉末を分散させた波長変換部材が提案されている。
特開2003-258308号公報
上記の発光装置においては、点灯後、経時的に光束値が低下したり、色度が変化する傾向があり、所望の光束値や色度が得られないという問題がある。
従って、本発明は、点灯後に光束値の低下や、色度の変化が生じにくい波長変換部材と、それを用いた発光装置を提案することを目的とする。
本発明の波長変換部材は、ガラス粉末の焼結体からなる基材層と、基材層の一方の主面に形成されており、ガラス粉末と蛍光体粉末の焼結体からなる蛍光体層と、を備えることを特徴とする。このような構成にすることで、点灯後の光束値の低下や、色度の変化を抑制することができる。このメカニズムは以下のように説明することができる。
従来の波長変換部材は、部材全体に蛍光体が均一に分散した構造を有する。ここで、蛍光体の分散媒であるガラス等のマトリクスは熱伝導性が比較的低いため、蛍光体の発光により発生した熱がマトリクスを伝導しにくく、部材外部に熱が放出されにくい。その結果、波長変換部材の温度が高温になり、蛍光体の温度消光の作用により光束値が低下しやすくなる。蛍光の光束値が低下すると、波長変換部材の出射光(蛍光と透過励起光の合成光)における蛍光成分の光束値が低下する(換言すると、透過励起光の光束値が蛍光の光束値に対して相対的に大きくなる)ため、出射光の色度が変化することとなる。
一方、本発明の波長変換部材は、基材層の表面に蛍光体層を形成した構造を有するため、部材自体の機械的強度を保持しつつ、蛍光体層における蛍光体濃度を高めて、蛍光体層部分を薄型化することができる。そのようにすれば、蛍光体層に占めるマトリクスの体積を低減し、蛍光体層の熱伝導率を高めることができるため、蛍光体により発生した熱を効率よく外部に放出することができる。その結果、蛍光体の温度消光を効果的に抑制し、経時的な光束値の低下を抑制することができる。また、本発明の波長変換部材は、基材層と蛍光体層がいずれもガラス粉末を含む焼結体からなるため、両者の密着性や結合強度に優れ、部材全体の機械的強度に優れるという特徴も有する。
本発明の波長変換部材は、基材層の厚みが、蛍光体層の厚みよりも大きいことが好ましい。このようにすれば、波長変換部材の機械的強度を維持しつつ、容易に蛍光体層を薄型化し、蛍光体濃度の向上を図ることができる。
本発明の波長変換部材は、基材層の厚みが、蛍光体層の厚みの1.1~10倍であることが好ましい。
本発明の波長変換部材は、基材層の厚みが45~900μmであることが好ましい。
本発明の波長変換部材は、蛍光体層の厚みが5~100μmであることが好ましい。
本発明の波長変換部材は、蛍光体層における蛍光体粉末の含有量が1~80体積%であることが好ましい。
本発明の波長変換部材は、蛍光体粉末がガーネット系蛍光体であることが好ましい。
本発明の波長変換部材は、蛍光体粉末の平均粒子径が1~50μmであることが好ましい。
本発明の波長変換部材は、基材層におけるガラス粉末と、蛍光体層におけるガラス粉末が、実質的に同一の組成を有することが好ましい。このようにすれば、基材層におけるガラスと蛍光体層におけるガラスの屈折率差をなくすことができるため、両者の界面における反射ロスを低減することができる。その結果、波長変換部材の発光強度を向上させることができる。
本発明の波長変換部材は、基材層及び/または蛍光体層がフィラー粉末を含んでいてもよい。このようにすれば、基材層と蛍光体層の熱膨張係数を容易に整合させることができ、熱膨張係数差に起因する部材の反りやクラック等の発生を抑制することができる。また、フィラー粉末の光散乱効果により、波長変換部材の発光強度を向上させることができる。
さらに、高熱伝導率のフィラー粉末を含有させることで、波長変換部材の放熱効率を向上させることができる。
波長変換部材の製造方法は、上記の波長変換部材を作製するための方法であって、(a)ガラス粉末を含む基材層用グリーンシート、及び、ガラス粉末及び蛍光体粉末を含む蛍光体層用グリーンシートを準備する工程、(b)複数の基材層用グリーンシートの間に蛍光体層用グリーンシートを挟持することによりグリーンシート積層体を得る工程、(c)グリーンシート積層体を焼成することにより、ガラス粉末の焼結体からなる2つの基材層の間に、ガラス粉末及び蛍光体粉末の焼結体からなる蛍光体層が挟持されてなる焼結積層体を得る工程、及び、(d)焼結積層体における基材層のうちの一方を除去する工程、を備えることを特徴とする。材料の異なる2種類のグリーンシートを積層して焼成すると、各材料の熱膨張係数差に起因する収縮量の違いが原因となり、反りやクラックが発生しやすい。一方、本発明の製造方法のように、複数の(例えば2枚の)基材層用グリーンシートの間に蛍光体層用グリーンシートを挟持した状態で焼成することにより、部材全体での応力のバランスが取れるため、焼成時における反りやクラックが発生しにくくなる。なお、焼成後の焼結積層体においても、基材層と蛍光体層の界面で両者の熱膨張係数差に起因する応力が残存している可能性があるが、焼結積層体自体の機械的強度が比較的高いため、基材層のうちの一方を研削等の後加工により除去しても、それに起因して反りやクラック等は発生しくにい。
本発明の発光装置は、上記の波長変換部材、及び、波長変換部材に対し蛍光体粉末の励起光を照射する光源、を備えることを特徴とする。
本発明の発光装置は、蛍光体層が光源と対向するように、波長変換部材が配置されていることが好ましい。特に、蛍光体層が、直接または接着剤層を介して光源と接していることが好ましい。例えば、光源であるLED等の半導体素子には、光出射面にサファイア等の熱伝導性に優れる部材が使用される。そのため、蛍光体層を、直接または接着剤層を介して光源と接するように配置すると、蛍光体層で発生した熱が光源の構成部材を伝導して、外部に効率よく放出することができる。
本発明によれば、点灯後に光束値の低下や、色度の変化が生じにくい波長変換部材と、それを用いた発光装置を提案することができる。
本発明の一実施形態に係る波長変換部材を示す模式的断面図である。 本発明の一実施形態に係る波長変換部材の製造方法を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る波長変換部材を用いた発光装置を示す模式的断面図である。
以下、好ましい実施形態について説明する。但し、以下の実施形態は単なる例示であり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照する場合がある。
図1は本発明の一実施形態に係る波長変換部材を示す模式的断面図である。波長変換部材10は、基材層1と蛍光体層2を備えている。蛍光体層2は基材層1の一方の主面に形成されている。基材層1はガラス粉末1aの焼結体からなる。一方、蛍光体層2はガラス粉末2aと蛍光体粉末2bの焼結体からなる。波長変換部材10の平面形状は特に限定されず、例えば正方形等の矩形や円形である。以下、構成要素ごとに詳細に説明する。
(基材層)
基材層1を構成するガラス粉末1aとしては、ホウ珪酸塩系ガラス、リン酸塩系ガラス、スズリン酸塩系ガラス、ビスマス酸塩系ガラス、テルライト系ガラスなどを用いることができる。ホウ珪酸塩系ガラスとしては、質量%で、SiO 30~85%、Al 0~30%、B 0~50%、LiO+NaO+KO 0~10%、及び、MgO+CaO+SrO+BaO 0~50%を含有するものが挙げられる。スズリン酸塩系ガラスとしては、モル%で、SnO 30~90%、P 1~70%を含有するものが挙げられる。テルライト系ガラスとしては、モル%で、TeO 50%以上、ZnO 0~45%、RO(RはCa、Sr及びBaから選択される少なくとも1種)0~50%、及び、La+Gd+Y 0~50%を含有するものが挙げられる。
ガラス粉末1aの軟化点は、250℃~1000℃であることが好ましく、300℃~950℃であることがより好ましく、500℃~900℃の範囲内であることがさらに好ましい。ガラス粉末1aの軟化点が低すぎると、波長変換部材10の機械的強度や化学的耐久性が低下する場合がある。また、ガラス粉末1a自体の耐熱性が低いため、蛍光体から発生する熱により軟化変形するおそれがある。一方、ガラス粉末1aの軟化点が高すぎると、後述する製造時の焼成工程において、蛍光体粉末2bが劣化して、波長変換部材10の発光強度が低下する場合がある。なお、波長変換部材10の化学的安定性及び機械的強度を高める観点からはガラス粉末1aの軟化点は500℃以上、600℃以上、700℃以上、800℃以上、特に850℃以上であることが好ましい。そのようなガラスとしては、ホウ珪酸塩系ガラスが挙げられる。ただし、ガラス粉末1aの軟化点が高くなると、焼成温度も高くなり、結果として製造コストが高くなる傾向がある。よって、波長変換部材10を安価に製造する観点からは、ガラス粉末1aの軟化点は550℃以下、530℃以下、500℃以下、480℃以下、特に460℃以下であることが好ましい。そのようなガラスとしては、スズリン酸塩系ガラス、ビスマス酸塩系ガラス、テルライト系ガラスが挙げられる。
基材層1の厚みは、45~900μm、50~500μm、70~300μm、特に90~200μmであることが好ましい。基材層1の厚みが小さすぎると、波長変換部材10の機械的強度が低下しやすくなる。一方、基材層1の厚みが大きすぎると、基材層1の内部で励起光や蛍光が過剰に吸収または散乱されて、波長変換部材10の発光強度が低下しやすくなる。
基材層1の厚みは蛍光体層2の厚みよりも大きいことが好ましい。具体的には、基材層1の厚みが、蛍光体層2の厚みの1.1~10倍、1.2~7倍、1.5~6倍、1.8~5倍、特に3~4倍であることが好ましい。このようにすれば、波長変換部材10の機械的強度を維持しつつ、容易に蛍光体層2を薄型化し、蛍光体濃度の向上を図ることができる。
本実施形態では、基材層1はガラス粉末1aのみの粉末焼結体からなるが、これに限定されない。例えば、基材層1には、熱膨張係数調整や光散乱効果を得ることを目的としてフィラー粉末等の他の無機粉末を含有させてもよい。このようにすれば、基材層1と蛍光体層2の熱膨張係数を容易に整合させることができ、熱膨張係数差に起因する波長変換部材10の反りやクラック等の発生を抑制することができる。また、フィラー粉末の光散乱効果により、波長変換部材10の発光強度を向上させることができる。さらに、高熱伝導率のフィラー粉末を含有させることで、波長変換部材10の放熱効率を向上させることができる。フィラー粉末としては、MgO、Al、BN、AlN等が挙げられる。なかでも、MgO、Al、BNは可視域における透過率に優れるため好ましい。
(蛍光体層)
蛍光体層2を構成するガラス粉末2aとしては、上記のガラス粉末1aとして例示したものと同様のものを使用することができる。ここで、基材層1におけるガラス粉末1aと蛍光体層2におけるガラス粉末2aの屈折率差が小さいことが好ましい。例えば、ガラス粉末1aとガラス粉末2aの屈折率(nd)の差が0.2以下、0.1以下、特に0.05以下であることが好ましく、両者の屈折率が同じであることが最も好ましい。このようにすれば、ガラス粉末1aの焼結体部分とガラス粉末2aの焼結体部分の屈折率差を小さくすることができるため、両者の界面における反射ロスを低減することができる。その結果、波長変換部材10の発光強度を向上させることができる。
また後述するように、基材層1と蛍光体層2は、基本的に各層の原料となるグリーンシートを積層して同時焼成することに作製されるため、ガラス粉末1aとガラス粉末2aの軟化点の差は小さいことが好ましい。例えば、ガラス粉末1aとガラス粉末2aの軟化点の差は100℃以下、50℃以下、30℃以下、特に10℃以下であることが好ましく、両者の軟化点が同じであることが最も好ましい。
以上の観点から、ガラス粉末1aとガラス粉末2aは実質的に同一の組成を有することが好ましい。なお、「実質的に同一の組成を有する」とは、ガラス組成に意図的に含有させる成分に関して同一の組成を有することを意味し、不純物として不可避的に(具体的には0.1モル%未満のレベルで)混入する成分については考慮しない。
蛍光体粉末2bは、励起光の入射により蛍光を出射するものであれば、特に限定されるものではない。蛍光体粉末2bの具体例としては、例えば、酸化物蛍光体粉末、窒化物蛍光体粉末、酸窒化物蛍光体粉末、塩化物蛍光体粉末、酸塩化物蛍光体粉末、硫化物蛍光体粉末、酸硫化物蛍光体粉末、ハロゲン化物蛍光体粉末、カルコゲン化物蛍光体粉末、アルミン酸塩蛍光体粉末、ハロリン酸塩化物蛍光体粉末及びガーネット系化合物蛍光体粉末から選ばれた1種以上等が挙げられる。なかでも、ガーネット系蛍光体は耐熱性に優れるため好ましい。励起光として青色光を用いる場合、例えば、緑色光、黄色光または赤色光を蛍光として出射する蛍光体粉末を用いることができる。
蛍光体粉末2bの平均粒子径は1~50μmであることが好ましく、5~25μmであることがより好ましい。蛍光体粉末2bの平均粒子径が小さすぎると、発光強度が低下する場合がある。一方、蛍光体粉末2bの平均粒子径が大きすぎると、発光色が不均一になる場合がある。また、蛍光体層2の薄型化が困難になる傾向がある。
蛍光体層2中における蛍光体粉末2bとして、平均粒子径が異なる複数の蛍光体粉末を含有させてもよい。このようにすれば、蛍光体層2中における蛍光体粉末2bの充填率が向上し、蛍光体粉末2b間の接地点が増加することで、熱伝導経路が構築されやすくなる。その結果、波長変換部材10の放熱効率を向上させることができる。
蛍光体層2中における蛍光体粉末2bの含有量(充填率)は、1~80体積%、10~78体積%、20~76体積%、30~74体積%、特に40~72体積%であることが好ましい。蛍光体粉末2bの含有量が少なすぎると、所望の発光色を得るために蛍光体層2の厚みを厚くする必要があり、その結果、蛍光体層2の内部散乱が増加することで、光取り出し効率が低下する場合がある。一方、蛍光体粉末2bの含有量が多すぎると、蛍光体層2の緻密性が低下しやすくなる。その結果、蛍光体層2における気孔が多くなり、内部散乱が増加することで、光取り出し効率が低下する場合がある。
蛍光体層2の厚みは5~100μm、10~90μm、15~80μm、特に20~70μmであることが好ましい。蛍光体層2の厚みが小さすぎると、十分な発光強度が得にくくなる場合がある。あるいは、所望の発光色を得るために蛍光体粉末2bの含有量を多くする必要があり、蛍光体層2の緻密性が低下しやすくなる。一方、蛍光体層2の厚みが大きすぎると、蛍光体層2における光の散乱や吸収が大きくなりすぎ、蛍光や励起光の出射効率が低くなってしまう場合がある。
本実施形態では、蛍光体層2はガラス粉末2a及び蛍光体粉末2bのみの粉末焼結体からなるが、これに限定されない。例えば、基材層1と同様、蛍光体層2には、熱膨張係数調整や光散乱効果を得ることを目的としてフィラー粉末等の他の無機粉末を含有させてもよい。このようにすれば、基材層1と蛍光体層2の熱膨張係数を容易に整合させることができ、熱膨張係数差に起因する波長変換部材10の反りやクラック等の発生を抑制することができる。また、フィラー粉末の光散乱効果により、波長変換部材10の発光強度を向上させることができる。さらに、高熱伝導率のフィラー粉末を含有させることで、波長変換部材10の放熱効率を向上させることができる。なお、基材層1及び蛍光体層2のいずれか一方のみにフィラー粉末を含有させてもよいし、両方にフィラー粉末を含有させてもよい。
(波長変換部材の製造方法)
図2は、本発明の一実施形態に係る波長変換部材の製造方法を示す模式図である。
まず工程(a)で、ガラス粉末1aを含む基材層用グリーンシート1’、及び、ガラス粉末2a及び蛍光体粉末2bを含む蛍光体層用グリーンシート2’を以下のようにして準備する。
ガラス粉末1aにバインダー樹脂や溶剤等の有機成分を添加し、混練することによりスラリーを作製する。作製したスラリーを支持基材上に塗布し、支持基材と所定間隔を空けて設置されたドクターブレードをスラリーに対して相対的に移動させることにより、基材層用グリーンシート1’を作製する(ドクターブレード法)。上記支持基材としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂フィルムを用いることができる。
また、ガラス粉末2a及び蛍光体粉末2bの混合粉末にバインダー樹脂や溶剤等の有機成分を添加し、混練することによりスラリーを作製する。得られたスラリーを用いて、上記と同様のドクターブレード法により蛍光体層用グリーンシート2’を作製する。
次に工程(b)で、複数の基材層用グリーンシート1’の間に蛍光体層用グリーンシート2’を挟持することによりグリーンシート積層体20’を得る。ここで、各層の密着性を高めるため、グリーンシートを積層した後、プレス機により加圧することが好ましい。なお本実施形態では、2枚の基材層用グリーンシート1’の間に1枚の蛍光体層用グリーンシート2’を挟持することによりグリーンシート積層体20’を作製しているが、これに限定されない。例えば各層の厚みを調整するため、基材層用グリーンシート1’や蛍光体層用グリーンシート2’がそれぞれ複数枚のグリーンシートから構成されていてもよい。
続いて工程(c)で、グリーンシート積層体20’を焼成することにより、ガラス粉末1aの焼結体からなる2つの基材層1の間に、ガラス粉末2a及び蛍光体粉末2bの焼結体からなる蛍光体層2が挟持されてなる焼結積層体20を得る。一般にグリーンシートは焼成時に大きく収縮するため、材料の異なる2種類のグリーンシートを積層して焼成すると、各材料の熱膨張係数差に起因する収縮量の違いが原因となり、反りやクラックが発生しやすい。一方、本実施形態では、2枚の基材層用グリーンシート1’の間に蛍光体層用グリーンシート2’を挟持した状態で焼成することにより、部材全体での応力のバランスが取れるため、焼成時における反りやクラックが発生しにくくなる。
焼成温度はガラス粉末1a及びガラス粉末2aの軟化点±150℃以内であることが好ましく、ガラス粉末1a及びガラス粉末2aの軟化点±100℃以内であることがより好ましい。焼成温度が低すぎると、ガラス粉末1a及びガラス粉末2aが軟化流動せず、緻密な焼結体が得られない場合がある。一方、焼成温度が高すぎると、蛍光体粉末2bが劣化して発光強度が低下するおそれがある。
最後に工程(d)で、焼結積層体20における基材層1のうちの一方を除去することにより、波長変換部材10を得る。基材層1は、例えば研磨や研削により除去することができる。焼成後の焼結積層体20において、基材層1と蛍光体層2の界面で両者の熱膨張係数差に起因する応力が残存している可能性があるが、焼結積層体20自体の機械的強度が比較的高いため、基材層1のうちの一方を研削等の後加工により除去しても、それに起因して反りやクラック等は発生しくにい。
なお、波長変換部材10全体の厚みを調整するため、あるいは波長変換部材10の表面粗さを調整するため、除去しないほうの基材層1に対しても研磨や研削の加工を施してもよい。例えば、除去しないほうの基材層1が光出射面となる場合、基材層1の表面粗さは0.01~0.25μm、0.03~0.24μm、0.05~0.23μm、特に0.06~0.22μmであることが好ましい。このようにすれば、励起光及び蛍光の光取出し効率が向上しやすくなる。
(発光装置)
図3は、本発明の一実施形態に係る波長変換部材を用いた発光装置を示す模式的断面図である。
発光装置100は、基板3、光源4、波長変換部材10及び反射部材5を備えている。具体的には、基板3の上に光源4及び波長変換部材10が順に設置されており、光源4及び波長変換部材10の周囲を反射部材5が覆っている。このような構成とすることにより、光源4で発生した励起光が、波長変換部材10における蛍光体層2で波長変換されて蛍光となり、波長変換されなかった励起光とともに基材層1を通って外部に放出される。
波長変換部材10は、蛍光体層2側が光源4と対向するように設置されている。具体的には、波長変換部材10は、蛍光体層2が光源4に接するように設置されている。あるいは、蛍光体層2が図示しない接着剤層を介して光源と接するように設置されていてもよい。光源4としては、通常LEDやLD等の半導体素子が使用されるが、当該半導体素子の光出射面にサファイア等の熱伝導性に優れる部材が使用されるため、蛍光体層2を光源4と直接または接着剤層を介して接するように配置すると、蛍光体層2で発生した熱が光源4の構成部材を伝導して、外部に効率よく放出することができる。
基板3としては、例えば、光源4から発せられた光線を効率良く反射させることができる白色のLTCC(Low Temperature Co-fired Ceramics)などが用いられる。具体的には、酸化アルミニウムや酸化チタン、酸化ニオブ等の無機粉末とガラス粉末との焼結体が挙げられる。
また、基板3としては、光源4から発せられた熱を効率よく放出させるため、熱伝導率が高い材料を使用してもよい。特に耐熱性、耐候性に優れることからセラミックスからなる基板等を用いることが好ましい。具体的には、酸化アルミニウムや窒化アルミニウム等のセラミックス基板が挙げられる。
反射部材5は、光源4及び波長変換部材10から漏れ出た光を反射するため設けられている。反射部材5は、例えば酸化チタン等の白色顔料を含む樹脂(高反射樹脂)から形成されている。
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本発明は当該実施例に限定されるものではない。
(実施例)
(i)ガラス粉末の作製
モル%で、SiO 61%、Al 4%、B 5%、CaO 16%、BaO 12%、ZnO 2%のガラス組成となるように原料を調合し、白金坩堝を用いて1200~1700℃で1~2時間溶融してガラス化した。溶融ガラスを一対の冷却ローラー間に流し出すことによりフィルム状に成形した。得られたフィルム状ガラス成形体をボールミルで粉砕した後、分級して平均粒子径D50が2.5μmのガラス粉末(軟化点850℃、屈折率(nd)1.58)を得た。なお、軟化点はファイバーエロンゲーション法を用い、粘度が107.6dPa・sとなる温度を採用した。
(ii)基材層用グリーンシートの作製
ガラス粉末に対し、バインダー樹脂(共栄社化学株式会社製、オリコックス)と可塑剤(互応化学工業株式会社製、DOA)、分散剤(共栄社化学株式会社製、フローレンG-700)、有機溶剤(メチルエチルケトン)を添加して混練することによりスラリー状の混合物を得た。得られたスラリー状混合物をドクターブレード法によりシート状に成形し、室温で乾燥させることにより厚み220μmの基材層用グリーンシートを得た。
(iii)蛍光体層用グリーンシートの作製
ガラス粉末に対し、蛍光体粉末(YAl12:Ce、平均粒子径D50=15μm)を混合して、バインダー樹脂(共栄社化学株式会社製、オリコックス)と可塑剤(互応化学工業株式会社製、DOA)、分散剤(共栄社化学株式会社製、フローレンG-700)、有機溶剤(メチルエチルケトン)を添加して混練することによりスラリー状の混合物を得た。得られたスラリー状混合物をドクターブレード法によりシート状に成形し、室温で乾燥させることにより厚み120μmの蛍光体層用のグリーンシートを得た。なお、蛍光体粉末の添加量は、ガラス粉末と蛍光体粉末の合量に対して60体積%となるよう(下記の特性評価試験にて、励起光源を照射した際に白色光が得られる蛍光体濃度)に調整した。
なお、本実施例における「白色光」は以下のように定義される。即ち、CIE 1931 2-deg, x(_)、y(_)、z(_)等色関数からエネルギー分布スペクトルを積分し、三刺激値XYZを求め、この三刺激値XYZより、色度x=X/(X+Y+Z)、色度y=Y/(X+Y+Z)を算出した際に、これらの値がそれぞれ、x=0.33、y=0.33となる色の光を指すこととする。
(iv)波長変換部材の作製
基材層用グリーンシートと蛍光体層用グリーンシートを所定のサイズに切断した後、2枚の基材層用グリーンシートの間に蛍光体層用グリーンシートを挟持し、プレス機で熱圧着することによりグリーンシート積層体を得た。グリーンシート積層体を電気炉中にて脱脂処理を施した後、真空ガス置換炉にて、ガラス粉末の軟化点付近で真空焼成を実施した。これにより、ガラス粉末の焼結体からなる2つの基材層の間に、ガラス粉末及び蛍光体粉末の焼結体からなる蛍光体層が挟持されてなる焼結積層体を得た。
焼結積層体に対して研削加工を施すことにより、基材層のうちの一方を除去した。残りの基材層と蛍光体層を鏡面状態に仕上げ、これにより、厚み90μmの基材層と、その一方の主面に形成された厚み30μmの蛍光体層を備える波長変換部材を得た。
(v)特性評価試験
得られた波長変換部材について、全光束値及び色度の経時変化を以下のようにして測定した。
励起波長450nmのLED光源上に波長変換部材をシリコーン樹脂接着剤により接着し、LED光源及び波長変換部材の外周部を反射部材で覆うことで発光装置を得た。ここで波長変換部材は、蛍光体層側が光源に対向するように配置した。この発光装置に1.0Aの直流電流を印加して光源を点灯した。波長変換部材から発せられる光を積分球内部に取り込んだ後、標準光源によって校正された分光器へ導光し、光のエネルギー分布スペクトルを測定した。得られたスペクトルに標準比視感度を掛け合わせることにより、全光束値を算出した。全光束値について光源の点灯から180秒経過後まで連続的に測定したところ、全光束値の変化率は点灯直後を1としたとき、0.96であった。
また既述の式から算出される色度xについて、光源の点灯から180秒経過後まで連続的に測定したところ、その変化量(低下量)は0.002であった。
(比較例)
実施例1と同様の方法で厚み320μmの蛍光体層用のグリーンシートを得た。なお、蛍光体粉末の添加量は、ガラス粉末と蛍光体粉末の合量に対して8.5体積%となるよう(特性評価試験にて、励起光源を照射した際に白色光が得られる蛍光体濃度)に調整した。
所定のサイズに切断した蛍光体層用グリーンシートを電気炉中にて脱脂処理を施した後、真空ガス置換炉にて、ガラス粉末の軟化点付近で真空焼成を実施した。これにより得られたガラス粉末及び蛍光体粉末の焼結体を、研削加工により鏡面状態にし、厚み120μmの波長変換部材を得た。
得られた波長変換部材について、実施例と同様の特性評価試験を行った。その結果、全光束値の変化率は、点灯直後を1としたとき、0.91であり、色度xの変化量(低下量)は0.012であった。
以上より、本発明の波長変換部材は、点灯後における経時的な光束値の低下や色度の変化が少なく、所望の光束値や色度が得やすいことがわかる。
1 基材層
1a ガラス粉末
1’ 基材層用グリーンシート
2 蛍光体層
2a ガラス粉末
2b 蛍光体粉末
2’ 蛍光体層用グリーンシート
3 基板
4 光源
5 反射部材
10 波長変換部材
20 焼結積層体
20’ グリーンシート積層体
100 発光装置

Claims (15)

  1. ガラス粉末の焼結体からなる基材層と、
    前記基材層の一方の主面に形成されており、ガラス粉末と蛍光体粉末の焼結体からなる蛍光体層と、を備え、
    前記基材層の厚みが、前記蛍光体層の厚みよりも大きく、
    前記基材層を構成するガラス粉末と前記蛍光体層を構成するガラス粉末の軟化点の差が50℃以下であることを特徴とする波長変換部材。
  2. 前記基材層を構成するガラス粉末と前記蛍光体層を構成するガラス粉末の屈折率(nd)の差が0.2以下であることを特徴とする請求項1に記載の波長変換部材。
  3. 前記基材層の厚みが、前記蛍光体層の厚みの1.1~10倍であることを特徴とする請求項1又は2に記載の波長変換部材。
  4. 前記基材層の厚みが45~900μmであることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の波長変換部材。
  5. 前記蛍光体層の厚みが5~100μmであることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の波長変換部材。
  6. 前記蛍光体層における前記蛍光体粉末の含有量が1~80体積%であることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の波長変換部材。
  7. 前記蛍光体粉末がガーネット系蛍光体であることを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の波長変換部材。
  8. 前記蛍光体粉末の平均粒子径が1~50μmであることを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の波長変換部材。
  9. 前記基材層における前記ガラス粉末と、前記蛍光体層における前記ガラス粉末が、実質的に同一の組成を有することを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の波長変換部材。
  10. 前記基材層及び/または前記蛍光体層がフィラー粉末を含むことを特徴とする請求項1~9のいずれか一項に記載の波長変換部材。
  11. 請求項1~10のいずれか一項に記載の波長変換部材を作製するための方法であって、
    (a)ガラス粉末を含む基材層用グリーンシート、及び、ガラス粉末及び蛍光体粉末を含む蛍光体層用グリーンシートを準備する工程、
    (b)複数の前記基材層用グリーンシートの間に前記蛍光体層用グリーンシートを挟持することによりグリーンシート積層体を得る工程、
    (c)前記グリーンシート積層体を焼成することにより、前記ガラス粉末の焼結体からなる2つの基材層の間に、前記ガラス粉末及び蛍光体粉末の焼結体からなる蛍光体層が挟持されてなる焼結積層体を得る工程、を備えることを特徴とする波長変換部材の製造方法。
  12. 請求項1~10のいずれか一項に記載の波長変換部材を作製するための方法であって、
    (a)ガラス粉末を含む基材層用グリーンシート、及び、ガラス粉末及び蛍光体粉末を含む蛍光体層用グリーンシートを準備する工程、
    (b)複数の前記基材層用グリーンシートの間に前記蛍光体層用グリーンシートを挟持することによりグリーンシート積層体を得る工程、
    (c)前記グリーンシート積層体を焼成することにより、前記ガラス粉末の焼結体からなる2つの基材層の間に、前記ガラス粉末及び蛍光体粉末の焼結体からなる蛍光体層が挟持されてなる焼結積層体を得る工程、及び、
    (d)前記焼結積層体における前記基材層のうちの一方を除去する工程、を備えることを特徴とする波長変換部材の製造方法。
  13. 請求項1~10のいずれか一項に記載の波長変換部材、及び、前記波長変換部材に対し
    前記蛍光体粉末の励起光を照射する光源、を備えることを特徴とする発光装置。
  14. 前記蛍光体層が光源と対向するように、前記波長変換部材が配置されていることを特徴とする請求項13に記載の発光装置。
  15. 前記蛍光体層が、直接または接着剤層を介して光源と接していることを特徴とする請求項14に記載の発光装置。
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