JP7479578B1 - 固体絶縁母線接続装置 - Google Patents

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Abstract

固体絶縁母線接続装置(50)は、接続対象である二つの電気機器の各々に取り付けられる一対のタンク接続部(51,52)と、タンク接続部(51,52)同士の間に設置される固体絶縁母線部(30)とを備え、固体絶縁母線部(30)は、絶縁性樹脂で覆われた第1の中心導体を有し第1の中心導体が鉛直方向に延びるように設置される鉛直母線部(55,57)と、絶縁性樹脂で覆われた第2の中心導体を有し第2の中心導体が水平方向に延びるように設置される水平母線部(56)とを備える。

Description

本開示は、電気機器を相互接続する固体絶縁母線接続装置に関する。
従来、ガス絶縁機器のような電気機器を相互接続する際には、六フッ化硫黄などの絶縁ガスが封入されたタンク内に導体を収容することによって導体を絶縁した接続装置を接続対象の電気機器同士の間に設置する方法がとられている。
近年、環境保護の観点から、六フッ化硫黄などの環境負荷が高い絶縁ガスの使用量を減らすことが求められている。このため、接続装置においても、環境負荷が高い絶縁ガスを用いない構造とすることが求められている。
特許文献1には、直棒状の導体の周囲を固定被覆部で覆った接続装置が開示されている。特許文献1に開示される接続装置は、直棒状の導体の周囲を固体被覆部で覆って絶縁するため、環境負荷が高い絶縁ガスを用いることなく導体を絶縁している。
特開2009-44958号公報
特許文献1に開示される接続装置は、一本の直棒状の導体を用いて接続対象の機器同士を接続するため、接続対象の二つの電気機器を同じ高さに設置する必要がある。しかし、接続対象の電気機器の設置環境によっては、同じ高さに二つの電気機器を設置できず、二つの電気機器に高低差が生じてしまう場合がある。このような場合には、特許文献1に開示される接続装置では、接続対象の二つの電気機器を接続することができなかった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、接続対象の電気機器が異なる高さに設置される場合でも接続対象の電気機器同士を接続可能な固体絶縁母線接続装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る固体絶縁母線接続装置は、接続対象である二つの電気機器の各々に取り付けられる一対のタンク接続部と、タンク接続部同士の間に設置される固体絶縁母線部とを備える。固体絶縁母線部は、絶縁性樹脂で覆われた第1の中心導体を有し第1の中心導体が鉛直方向に延びるように設置される鉛直母線部と、絶縁性樹脂で覆われた第2の中心導体を有し第2の中心導体が水平方向に延びるように設置される水平母線部とを備える。
本開示によれば、接続対象の電気機器が異なる高さに設置される場合でも接続対象の電気機器同士を接続可能な固体絶縁母線接続装置を得られるという効果を奏する。
実施の形態1に係る固体絶縁母線接続装置の構成を示す断面図 実施の形態1に係る固体絶縁母線接続装置の鉛直母線部の構成を示す断面図 実施の形態1に係る固体絶縁母線接続装置の水平母線部の構成を示す断面図 実施の形態1に係る固体絶縁母線接続装置の導体接続部の構成を示す断面図 実施の形態1に係る固体絶縁母線接続装置の導体接続部の水平断面図 実施の形態1に係る固体絶縁母線接続装置のタンク接続部の構成を示す断面図 実施の形態1に係る固体絶縁母線接続装置の押圧部の構成を示す断面図 実施の形態2に係る固体絶縁母線接続装置の構成を示す断面図 実施の形態3に係る固体絶縁母線接続装置の構成を示す断面図 実施の形態3に係る固体絶縁母線接続装置のマルチコンタクトの上面図 実施の形態3に係る固体絶縁母線接続装置のマルチコンタクトの断面図 実施の形態3に係る固体絶縁母線接続装置のマルチコンタクトの断面図
以下に、実施の形態に係る固体絶縁母線接続装置を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る固体絶縁母線接続装置の構成を示す断面図である。固体絶縁母線接続装置50は、第1の電気機器のタンク1aと、第2の電気機器のタンク1bとの間に設置されて両者を電気的に接続する。固体絶縁母線接続装置50は、第1の電気機器のタンク1aに取り付けられるタンク接続部51と、第2の電気機器のタンク1bに取り付けられるタンク接続部52と、タンク接続部51をタンク1aに押しつける押圧部53と、タンク接続部52をタンク1bに押しつける押圧部54と、タンク接続部51とタンク接続部52との間に設置された固体絶縁母線部30とを有する。固体絶縁母線部30は、鉛直母線部55,57と水平母線部56と、鉛直母線部55と水平母線部56とを連結する導体接続部58と、水平母線部56と鉛直母線部57とを連結する導体接続部59とを備える。鉛直母線部55,57は、タンク接続部51,52から上方に向かって延びるように設置されており、水平母線部56は、タンク接続部51,52よりも上方に設置されている。
タンク1a,1bは、筒状の本体部19a,19bと、本体部19a,19bの一端部に設置されたタンク蓋板フランジ11a,11bと、カップ状絶縁物13a,13bと、接続用導体14a,14bと、絶縁物固定フランジ16a,16bとを備えている。本体部19a,19bの一端部には、絶縁物固定フランジ16a,16bが固定されている。絶縁物固定フランジ16a,16bには、カップ状絶縁物13a,13bと、電界緩和用リングシールド17a,17bとが設置されている。タンク1a,1bとタンク蓋板フランジ11a,11bとの間には、Oリング181a,181bが設置されている。タンク蓋板フランジ11a,11bと絶縁物固定フランジ16a,16bとの間には、Oリング182a,182bが設置されている。絶縁物固定フランジ16a,16bとカップ状絶縁物13a,13bとの間には、Oリング183a,183bが設置されている。このため、タンク1a,1bとタンク蓋板フランジ11a,11bとの隙間、タンク蓋板フランジ11a,11bと絶縁物固定フランジ16a,16bとの隙間、及び、絶縁物固定フランジ16a,16bとカップ状絶縁物13a,13bとの隙間は、いずれも気密性が保たれている。カップ状絶縁物13a,13bには、絶縁グリス15が塗布されている。カップ状絶縁物13a,13bは、タンク接続部51,52が挿入される凹部12a,12bを形成している。凹部12a,12bにおいて、カップ状絶縁物13a,13bの底にあたる部分には、接続用導体14a,14bが設置されている。接続用導体14a,14bには、穴141a,141bが形成されている。
図2は、実施の形態1に係る固体絶縁母線接続装置の鉛直母線部の構成を示す断面図である。鉛直母線部55,57は、直棒状の第1の中心導体61と、第1の中心導体61を覆う絶縁性樹脂である絶縁樹脂部62と、絶縁樹脂部62のうち、外気に露出する部分を覆う外被部63とを備えている。外被部63は導電性材料で形成されており、グラウンドに接続されて接地される。第1の中心導体61の端部611は、絶縁樹脂部62から突出している。第1の中心導体61の端部611は、角丸四角柱状に成形された角丸四角柱部となっている。角丸四角柱部には、第1の中心導体61の軸方向と直交する方向に延びて第1の中心導体61を貫通する貫通穴613が形成されている。鉛直母線部55,57は、第1の中心導体61が鉛直方向に延びるように設置される。
図3は、実施の形態1に係る固体絶縁母線接続装置の水平母線部の構成を示す断面図である。水平母線部56は、直棒状の第2の中心導体71と、第2の中心導体71を覆う絶縁性樹脂である絶縁樹脂部72と、絶縁樹脂部72のうち、外気に露出する部分を覆う外被部73とを備えている。外被部73は導電性材料で形成されており、グラウンドに接続されて接地される。第2の中心導体71の端部711は、絶縁樹脂部72から突出している。第2の中心導体71の端面には、雌ねじ713が形成されている。水平母線部56は、第2の中心導体71が水平方向に延びるように設置される。
図4は、実施の形態1に係る固体絶縁母線接続装置の導体接続部の構成を示す断面図である。導体接続部58,59は、第1の中心導体61と第2の中心導体71とを接続する導電性樹脂部91と、導電性樹脂部91を覆う絶縁樹脂部92と、絶縁樹脂部92を覆う外被部93と、第1の中心導体61を固定する固定金具94及びねじ95と、固定金具94及びねじ95を覆う絶縁キャップ96と、絶縁キャップ96を覆う導電性カバー97とを備えている。
導電性樹脂部91は、三つの筒が交差するT字状であり、第2の中心導体71が挿入される第1筒部911と、第1の中心導体61が挿入される第2筒部912と、固定金具94が配置される第3筒部913とを備える。第1筒部911及び第3筒部913は同軸に配置されており、第2筒部912は、第1筒部911及び第3筒部913と垂直に配置されている。
図5は、実施の形態1に係る固体絶縁母線接続装置の導体接続部の水平断面図である。第1筒部911に第2の中心導体71が挿入され、かつ第2筒部912に第1の中心導体61が挿入されると、第1の中心導体61の端部611の角丸四角柱の側面と、第2の中心導体71の端面とが面接触する。第1筒部911に第2の中心導体71が挿入され、かつ第2筒部912に第1の中心導体61の端部611が挿入された状態で第1の中心導体61の貫通穴613及び固定金具94の貫通穴941にねじ95を通し、ねじ95を雌ねじ713にねじ止めすることにより、第1の中心導体61と第2の中心導体71とが面接触した状態で固定される。絶縁キャップ96が第3筒部913に取り付けられ、さらに導電性カバー97が設置されることにより、固定金具94及びねじ95は、外気から絶縁される。
絶縁樹脂部92には、第2の中心導体71が挿入される凹部921と、第1の中心導体61が挿入される凹部922とが形成されている。凹部921は、導電性樹脂部91の第1筒部911に繋がっており、凹部922は、導電性樹脂部91の第2筒部912に繋がっている。
第2の中心導体71の端面は、第1の中心導体61の端部611の角丸四角柱の側面に接触している。すなわち、第2の中心導体71と第1の中心導体61とは面接触している。また、第1の中心導体61と第2の中心導体71とは、導電性樹脂部91を通じても導通している。このため、第1の中心導体61と第2の中心導体71とは同電位となっており、第1の中心導体61と第2の中心導体71との間に放電が生じることはない。
図6は、実施の形態1に係る固体絶縁母線接続装置のタンク接続部の構成を示す断面図である。タンク接続部51,52は、第3の中心導体81と、第3の中心導体81と第1の中心導体61とを接続する導電性樹脂部82と、第3の中心導体81を覆う絶縁性樹脂である絶縁樹脂部83と、絶縁樹脂部83のうち外気に露出する部分を覆う外被部84と、第1の中心導体61を固定する固定金具85及びねじ86と、固定金具85及びねじ86を覆う絶縁キャップ87と、絶縁キャップ87を覆う導電性カバー88とを備えている。第3の中心導体81の一端部811は、絶縁樹脂部83から突出している。第3の中心導体81の一端部8111は、接続用導体14a,14bの穴141a,141bに挿入される。
導電性樹脂部82は、三つの筒が交差するT字状であり、第3の中心導体81の他端部812が配置された第1筒部821と、第1の中心導体61が挿入される第2筒部822と、固定金具85が配置される第3筒部823とを備える。第1筒部821及び第3筒部823は同軸に配置されており、第2筒部822は、第1筒部821及び第3筒部823と垂直に配置されている。
第2筒部822に第1の中心導体61が挿入されると、第1の中心導体61の端部611の角丸四角柱の側面と、第3の中心導体81の端面とが面接触する。第2筒部822に第1の中心導体61の端部611が挿入された状態で第1の中心導体61の貫通穴613及び固定金具85の貫通穴851にねじ86を通し、ねじ86を雌ねじ813にねじ止めすることにより、第1の中心導体61と第3の中心導体81とが面接触した状態で固定される。絶縁キャップ87が第3筒部823に取り付けられ、さらに導電性カバー88が設置されることにより、固定金具85及びねじ86は、外気から絶縁される。
絶縁樹脂部83は、カップ状絶縁物13a,13bの凹形状に対応する凸形状の凸形状部831を備えている。また、絶縁樹脂部83には、第1の中心導体61が挿入される凹部832が形成されている。凹部832は、導電性樹脂部82の第2筒部822に繋がっている。
第3の中心導体81の端面は、第1の中心導体61の端部611の角丸四角柱の側面に接触している。すなわち、第1の中心導体61と第3の中心導体81とは面接触している。また、第1の中心導体61と第3の中心導体81とは、導電性樹脂部82を通じても導通している。このため、第1の中心導体61と第3の中心導体81とは同電位となっており、第1の中心導体61と第3の中心導体81との間に放電が生じることはない。
図7は、実施の形態1に係る固体絶縁母線接続装置の押圧部の構成を示す断面図である。図7において、タンク接続部51,52は、一部の図示を省略している。押圧部53,54は、タンク1a,1bのタンク蓋板フランジ11a,11bに固定される支持棒部21と、支持棒部21に設置される押圧板部22とを備える。支持棒部21のうちタンク1a,1bのタンク蓋板フランジ11a,11bに固定された側の端部211とは反対側の端部212には、雄ねじが形成されている。押圧板部22には、支持棒部21を挿入可能な穴221が形成されており、穴221に支持棒部21の端部212を通した状態で端部212にナット214を締結することによって、タンク接続部51,52がタンク1a,1bに押しつけられる。タンク接続部51,52がタンク1a,1bに押しつけられることにより、タンク接続部51,52の絶縁樹脂部83の凸形状部831が絶縁グリス15を介してカップ状絶縁物13a,13bに押し当たった状態でタンク接続部51,52が強固に固定される。
固体絶縁母線接続装置50を設置する際には、まず、鉛直母線部55,57と水平母線部56とを導体接続部58,59で予め接続し、固体絶縁母線部30を形成する。続いて、タンク1a,1bにタンク接続部51,52を挿入する。その後、固体絶縁母線部30を、上方からタンク接続部51,52に近づけ、第1の中心導体61を、第2筒部822に挿入する。そして、第2筒部822に第1の中心導体61の端部611が挿入された状態で第1の中心導体61の貫通穴613及び固定金具85の貫通穴851にねじ86を通し、ねじ86を雌ねじ813にねじ止めする。さらに、絶縁キャップ87を第3筒部823に取り付けた上で、導電性カバー88を設置する。このような手順で固体絶縁母線接続装置50を設置することにより、固体絶縁母線部30を、タンク接続部51,52に接続する際に、固体絶縁母線部30を下方から支持する必要が無くなるため、固体絶縁母線接続装置50の設置作業を容易に行うことができる。
なお、固体絶縁母線部30のうち、鉛直母線部55,57を予めタンク接続部51,52に取り付けておき、水平母線部56及び導体接続部58,59を上方から鉛直母線部55,57に組み付けてもよい。すなわち、固体絶縁母線部30のうち少なくとも水平母線部56及び導体接続部58,59を含む部分を上方から、固体絶縁母線部30のうち水平母線部56及び導体接続部58,59以外の部分である鉛直母線部55,57又はタンク接続部51,52に組み付けるようにすることで、固体絶縁母線部30を設置する際に、固体絶縁母線部30を下方から支持する必要が無くなるため、固体絶縁母線接続装置50の設置作業を容易に行うことができる。
実施の形態1に係る固体絶縁母線接続装置は、タンク1aに接続されるタンク接続部51とタンク1bに接続されるタンク接続部52との間に固体絶縁母線部30が配置されているため、鉛直母線部55の第1の中心導体61の長さと、鉛直母線部57の第1の中心導体61の長さとを異なる長さとすることで、異なる高さに設置された電気機器同士を接続することができる。
実施の形態2.
図8は、実施の形態2に係る固体絶縁母線接続装置の構成を示す断面図である。実施の形態2に係る固体絶縁母線接続装置は、鉛直母線部55,57は、タンク接続部51,52から下方に向かって延びるように設置されており、水平母線部56は、タンク接続部51,52よりも下方に設置されている。この他は、実施の形態1に係る固体絶縁母線接続装置50と同様であるため、重複する説明は省略する。
実施の形態2に係る固体絶縁母線接続装置50は、水平母線部56は、タンク接続部51,52よりも下方に設置されているため、実施の形態1に係る固体絶縁母線接続装置50と比較して、重心を低くすることができる。このため、実施の形態2に係る固体絶縁母線接続装置50は、実施の形態1に係る固体絶縁母線接続装置50と比較して、耐震性を高めることができる。
実施の形態3.
図9は、実施の形態3に係る固体絶縁母線接続装置の構成を示す断面図である。実施の形態3に係る固体絶縁母線接続装置50は、導体接続部58,59がマルチコンタクト40を備えており、第1の中心導体61と、第2の中心導体71とがマルチコンタクト40を介して接続される点で実施の形態1に係る固体絶縁母線接続装置50と相違する。
図10は、実施の形態3に係る固体絶縁母線接続装置のマルチコンタクトの上面図である。図11及び図12は、実施の形態3に係る固体絶縁母線接続装置のマルチコンタクトの断面図である。マルチコンタクト40は、第1の中心導体61の端部611を覆う筒状のコンタクトケース41と、コンタクトケース41の内周面に形成された溝に設置されコンタクトケース41と第1の中心導体61とを電気的に接続するコイルばね接触子42とを備える。コンタクトケース41のうち第1の中心導体61が挿入される側の端部411とは反対側の端部412の外周には、面取り加工面413,414が形成されている。第2の中心導体71の端面は、面取り加工面413と面接触している。面取り加工面413,414には貫通穴415,416が形成されており、ばね座金43及び貫通穴415,416を通してボルト44が雌ねじ713にねじ止めされることにより、第2の中心導体71がコンタクトケース41に固定される。なお、図11は、ボルト44に突き当たるまで第1の中心導体61をコンタクトケース41に挿入した状態を示しており、図12は、コンタクトケース41のうち第1の中心導体61が挿入される側の端部411の最も近くに設置されたコイルばね接触子42のみに接触するように第1の中心導体61をコンタクトケース41に挿入した状態を示している。
コンタクトケース41に対する第1の中心導体61の挿入長さは、図11に示すように第1の中心導体61がボルト44に突き当たった状態での挿入長さL1と、図12に示すように第1の中心導体61がコンタクトケース41のうち第1の中心導体61が挿入される側の端部411の最も近くに設置されたコイルばね接触子42のみに接触する状態での挿入長さL2との間で任意に変更することができる。このため、水平母線部56の高さを基準としたときに、タンク接続部51,52の設置高さを容易に変更することができる。このため、マルチコンタクト40による調整可能な範囲内であれば、水平母線部56の高さを基準としたタンク接続部51,52の設置高さを調整してタンク1a,1bを接続することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1a,1b タンク、11a,11b タンク蓋板フランジ、12a,12b,832,921,922 凹部、13a,13b カップ状絶縁物、14a,14b 接続用導体、15 絶縁グリス、16a,16b 絶縁物固定フランジ、17a,17b 電界緩和用リングシールド、19a,19b 本体部、21 支持棒部、22 押圧板部、30 固体絶縁母線部、40 マルチコンタクト、41 コンタクトケース、42 コイルばね接触子、43 ばね座金、44 ボルト、50 固体絶縁母線接続装置、51,52 タンク接続部、53,54 押圧部、55,57 鉛直母線部、56 水平母線部、58,59 導体接続部、61 第1の中心導体、62,72,83,92 絶縁樹脂部、63,73,84,93 外被部、71 第2の中心導体、81 第3の中心導体、82,91 導電性樹脂部、85,94 固定金具、86,95 ねじ、87,96 絶縁キャップ、88,97 導電性カバー、141a,141b,221 穴、181a,181b,182a,182b,183a,183b Oリング、211,212,411,412,611,711 端部、214 ナット、413,414 面取り加工面、415,416,613,851,941 貫通穴、713,813 雌ねじ、811 一端部、812 他端部、821,911 第1筒部、822,912 第2筒部、823,913 第3筒部、831 凸形状部。

Claims (7)

  1. 接続対象である二つの電気機器の各々に取り付けられる一対のタンク接続部と、前記タンク接続部同士の間に設置される固体絶縁母線部とを備え、
    前記固体絶縁母線部は、絶縁性樹脂で覆われた第1の中心導体を有し前記第1の中心導体が鉛直方向に延びるように設置される鉛直母線部と、絶縁性樹脂で覆われた第2の中心導体を有し前記第2の中心導体が水平方向に延びるように設置される水平母線部とを備え、
    前記第1の中心導体及び前記第2の中心導体は、直棒状であり、
    前記第1の中心導体の端部は、角丸四角柱状に成形されており、
    前記第1の中心導体の端部の側面に前記第2の中心導体の端面が突き当たって面接触していることを特徴とする固体絶縁母線接続装置。
  2. 接続対象である二つの電気機器の各々に取り付けられる一対のタンク接続部と、前記タンク接続部同士の間に設置される固体絶縁母線部とを備え、
    前記固体絶縁母線部は、絶縁性樹脂で覆われた第1の中心導体を有し前記第1の中心導体が鉛直方向に延びるように設置される鉛直母線部と、絶縁性樹脂で覆われた第2の中心導体を有し前記第2の中心導体が水平方向に延びるように設置される水平母線部とを備え、
    前記固体絶縁母線部は、前記第1の中心導体と、前記第2の中心導体とを接続する導体接続部を有し、
    前記導体接続部は、導電性材料で形成され、
    前記導体接続部は、前記第1の中心導体が挿入される筒状のコンタクトケースと、前記コンタクトケースの内周面に設置されて前記第1の中心導体と前記コンタクトケースとを電気的に接続するコイルばね接触子とを有するマルチコンタクトを備え、
    前記コンタクトケースの端部の外周には、平面部が形成されており、
    前記平面部に前記第2の中心導体の端面が突き当たって面接触していることを特徴とする固体絶縁母線接続装置。
  3. 前記導体接続部は、前記第1の中心導体と前記第2の中心導体とを固定する固定金具を有することを特徴とする請求項2に記載の固体絶縁母線接続装置。
  4. 前記導体接続部は、前記固定金具を覆う絶縁キャップを有することを特徴とする請求項3に記載の固体絶縁母線接続装置。
  5. 前記水平母線部は、前記タンク接続部よりも上方に設置されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の固体絶縁母線接続装置。
  6. 前記水平母線部は、前記タンク接続部よりも下方に設置されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の固体絶縁母線接続装置。
  7. 接続対象である二つの電気機器の各々に取り付けられる一対のタンク接続部と、前記タンク接続部同士の間に設置される固体絶縁母線部とを備え、
    前記固体絶縁母線部は、絶縁性樹脂で覆われた第1の中心導体を有し前記第1の中心導体が鉛直方向に延びるように設置される鉛直母線部と、絶縁性樹脂で覆われた第2の中心導体を有し前記第2の中心導体が水平方向に延びるように設置される水平母線部とを備え、
    前記タンク接続部を前記電気機器のタンクに押しつける押圧部を有し、
    前記水平母線部は、前記タンク接続部よりも下方に設置されていることを特徴とする固体絶縁母線接続装置。
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