(本発明に係る一態様を発明するに至った経緯)
従来技術は、ユーザーが特定の日付および宗教情報を設定することに応じて、当該特定の日を中心とした所定期間の幅を有し、当該宗教に関わる暦注が付記されたカレンダーを表示媒体に表示させる。そして、表示媒体において、ユーザーが所定期間における一の日に対して宗教上の儀式を設定した場合において、当該儀式を当該一の日に行うことが、例えば六曜などの暦注の観点で不適切であるとき、注意喚起のメッセージが提供される。
すなわち、従来技術は、六曜などの暦注に関する知識、思想、または、こだわりのないユーザーに対して特定の日を設定させることによって宗教上の儀式を実施する日にちを選択させ、選択された日にちに当該儀式を行うことが適切であるか否かの知識を事後的に与えるものである。
しかしながら、宗教上の儀式に関わらず、ユーザーが任意の行事を実施する日程調整をする場合に、カレンダー上の日付よりも六曜などの思想上の観点を優先させて日程調整を行いたいときもある。六曜などの思想上の観点を優先させる要求のある行事は、例えば、宗教上の儀式の他、結婚式、結納、祝勝会、祝賀会などの祝い事、または、贈呈品の贈呈日など日常の行動が含まれる。
係る要求は、従来技術によって満たすことは非常に困難である。従来技術は、カレンダー上の所定期間の中心点となる特定の日付を原因とし、六曜などの暦注が表示媒体に表示されることを結果としているからである。
そこで、本発明の発明者は、所定の施設を利用可能である日付情報を検索する場合に、所望の六曜に該当するか否かの基準を用いることができる情報処理装置および情報処理方法を想起し、本発明に係る一態様を発明するに至った。
なお、本開示においては、以下のように用語が定義される。
(本サービス)
本開示における情報処理サーバが提供する情報処理サービスを本サービスという。以下の説明において、本開示における情報処理サーバが提供する情報処理サービスは、本サービスと言い換えてもよい。本サービスにおける基本的なサービスは、例えば、ユーザーが所定の施設を利用可能である日付情報を検索する場合に、検索条件として一または複数の六曜要素を設定させ、設定された六曜要素のいずれかに該当し、且つ、一又は複数の施設の利用が可能である日程情報を提供するものであってもよい。
(ユーザー)
本サービスの利用者をユーザーという。ユーザーとは、例えば、本サービスに係るWebサイト上において、または、本サービスに係るアプリケーションソフトウェア上において、本サービスの提供を受ける者であってもよい。
(六曜)
六曜とは、先勝(せんしょう)、友引(ともびき)、先負(せんぶ)、仏滅(ぶつめつ)、大安(たいあん)、および、赤口(しゃっこう)によって構成される暦注の一つである。本開示において、先勝は、所定の行事を実施することについて、午前の方が午後よりも望ましいとされてもよい。友引は、所定の行事を実施することについて、昼は望ましくないとされてもよい。昼は、例えば、午前11時から午後1時であってもよい。先負は、所定の行事を実施することについて、午後の方が午前よりも望ましいとされてもよい。仏滅は、所定の行事を実施することについて、一日を通して望ましくないとされてもよい。大安は、所定の行事を実施することについて、一日を通して望ましいとされてもよい。赤口は、所定の行事を実施することについて、昼が望ましいとされてもよい。昼は、例えば、午前11時から午後1時であってもよい。
(六曜要素)
本開示において、六曜要素とは、六曜に含まれる6つの曜のそれぞれを意味する。すなわち、六曜要素とは、先勝、友引、先負、仏滅、大安、または、赤口である。
(施設)
本開示において、施設とは、例えば、宗教上の施設、任意の運営者が運営または管理する施設などであってもよい。宗教上の施設は、例えば、寺、神社、教会などであってもよい。任意の運営者によって運営される施設とは、例えば、会議室、結婚式場、レストラン、ホテルにおける客室および会場などの施設、スポーツ競技場、ならびに、公共施設などであってもよい。施設は、物理的な空間であってもよく、または、バーチャル施設であってもよい。施設とは、本サービスの提供者が管理する情報処理サーバ10に対して予約情報の照会または照合を許可した施設であればよく、施設の具体的な内容は、本開示の範囲を限定しない。
以上、本開示における用語の定義について説明した。定義された用語について、特別な意味が付される場合には、実施形態の説明において、さらに定義がなされる場合がある。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。実施形態において、同一機能を有する構成には同一符号を付し、重複する説明は省略する。以下に説明される実施形態は本開示の一具体例を示す。実施形態において示される構成、フロー図における処理または処理の順序などは一例であって、本開示の技術を限定しない。
(実施形態1)
本実施形態に係る情報処理システム1および情報処理装置100の構成について、図1および図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る情報処理システム1および情報処理装置100の機能的な構成の一例を示すブロック図である。図2は、本発明の実施形態1に係る情報処理システム1および情報処理装置100の機能的な構成の他の例を示すブロック図である。
図1において、情報処理システム1は、情報処理装置100、記憶部110、表示装置200、および、記憶サーバ300を備える。図1において、情報処理装置100は、情報処理サーバ10とも呼称される。
図1において、情報処理装置100と情報処理サーバ10とは、互いに読み替えることができる。図1においては、情報処理サーバ10は情報処理装置100を含み、記憶部110を含まないとして説明しているが、図2に示すように、情報処理サーバ10は、情報処理装置100および記憶部110を含む構成としてもよい。
以下において、情報処理サーバ10とは、図1に示すシステム構成の場合も、図2に示すシステム構成の場合も含むものとする。すなわち、情報処理サーバ10に記憶部110が含まれるか否かは、本開示の範囲を限定しない。なお、通信部101および記憶部110は、互いに、通信ネットワークを介して接続されてもよい。
情報処理サーバ10は、後述するように、通信ネットワークを介して表示装置200に備わる表示媒体201に設定ページを表示させ、設定ページにおいて施設情報に対応させて所定期間、および、一又は複数の六曜要素がユーザーによって設定された場合、設定された所定期間において、設定された一又は複数の六曜要素に該当し、且つ、少なくとも一の施設が利用可能である日付情報を表示媒体201上に表示することにより、本サービスを提供する機能を有するコンピュータまたは記録媒体である。情報処理サーバ10は、例えば、汎用コンピュータおよび本実施形態において説明される各動作等を実施させるソフトウェアの組み合わせによって実現されてもよい。
なお、図1に示す情報処理サーバ10および記憶部110、ならびに、図2に示す情報処理サーバ10のそれぞれは複数あってもよい。係る場合、複数のサーバおよび複数の装置に対して、複数の機能が分散されてもよい。
また、図1および図2において、複数の表示装置200が、通信ネットワークを介して情報処理サーバ10に接続されてもよい。例えば、複数のユーザーが同時に本サービスの提供を受ける場合、複数のユーザーのそれぞれが用いる各表示装置200が、同時に情報処理サーバ10に接続されてもよい。
また、図1および図2において、後述するように、複数の記憶サーバ300が情報処理サーバ10に接続されてもよい。記憶サーバ300は、後述するように、一または複数の施設の予約情報を記憶する装置であってもよい。例えば、複数の記憶サーバ300のうち、記憶サーバ300aは、一の施設の予約情報を記憶する装置であってもよく、記憶サーバ300bは、複数の施設の予約情報を記憶する装置であってもよい。
図1および図2において、情報処理装置100は、通信部101および制御部102を備える。通信部101および制御部102は、互いに有線接続または無線接続される。図1および図2において、表示装置200は、表示媒体201、入力部202、通信部203、メモリ204、および、制御部205を備える。表示装置200に含まれる各要素は、設計仕様に基づき、他の要素の一部または全部と有線接続または無線接続される。
表示装置200は、例えば、ユーザーによる操作によって、後述するように、設定ページの表示を情報処理サーバ10に対して要求し、当該要求に応じて情報処理サーバ10から送信される制御信号に基づいて、設定ページを表示媒体201に表示させる機能を有してもよい。表示装置200は、例えば、表示媒体201に表示された設定ページ上において、ユーザーによって設定された情報を情報処理サーバ10に対して送信する機能を有してもよい。表示装置200は、一または複数の施設の予約情報に基づいて抽出された、ユーザーが設定した所定期間および六曜要素の情報に適合し、且つ、少なくとも一の施設の利用が可能である日付情報を、表示媒体201に表示する機能を有してもよい。
表示装置200は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ノートパソコン、デスクトップパソコン、ウェアラブル端末、または、専用端末などであってもよい。
表示媒体201は、例えば、2次元ディスプレイでもよく、バーチャルリアリティー、ミックスドリアリティーなどにおける3次元ディスプレイであってもよい。2次元ディスプレイは、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどであってもよい。ディスプレイの種類は、本開示の範囲を限定しない。
入力部202は、表示媒体201における表示内容を選択する機能、表示コマンドを操作する機能、および、文字を入力または編集する機能などを有する。入力部202は、ユーザーによる入力を受け付ける。
入力部202は、例えば、キーボード、マウス、ハードウェアボタン、タッチパネルを用いたタッチ操作、タッチパネルを用いたスタイラスペン、ユーザーの視線検知に基づく入力、および音声入力などのうち少なくとも1つであってもよい。キーボードは、外部接続された物理的キーボードであってもよく、タッチパネル上のソフトウェアキーボードであってもよい。また、表示媒体201がバーチャルリアリティー、ミックスドリアリティーなどにおける3次元ディスプレイの場合には、専用コントローラー、ユーザーのジェスチャーなどに基づく情報入力または情報選択であってもよい。
通信部203は、通信部101と通信ネットワークによって接続され、情報処理サーバ10から信号または情報を受け取る。通信部203は、例えば、無線通信のためのアンテナを含む通信モジュールであってもよい。また、通信部203は、例えば、有線通信のための通信モジュールであってもよい。
メモリ204は、通信部203が情報処理サーバ10から受け取った情報を保存する機能を有してもよい。メモリ204は、通信部203が後述する各種アプリケーションソフトウェアを受け取った場合には、各種アプリケーションソフトウェアを保存してもよい。以下の説明において、表示装置200は、情報処理サーバ10から受け取った各種情報を、例えば、メモリ204に保存してもよい。
制御部205は、表示装置200における各種制御を行う。制御部205は、例えば、通信部203が情報処理サーバ10から受け取った情報をメモリ204に保存させる。制御部205は、ユーザーによる入力を入力部202に受け取らせる。
また、制御部205は、例えば、情報処理サーバ10から受け取った設定ページの情報を表示媒体201に表示する機能を有する。また、制御部205は、例えば、各種アプリケーションまたは情報処理サーバ10からの指示に基づいて、表示媒体201に所定の情報を表示する機能を有する。制御部205における、各種情報を表示媒体201に表示させる機能は公知技術であるため、詳細な説明は省略する。
制御部205は、例えば、電気信号によって各部を制御する制御回路(control circuitry)であってもよい。具体的には、制御部205は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路によって構成されてもよい。また、制御部205は、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)などにより実現されてもよい。制御部205は、例えば、Webブラウザであってもよい。
なお、以上の説明において、表示装置200が備える表示媒体201などの各要素は、表示装置200に内蔵されるものとして説明したが、表示装置200に対して外付けされるものであってもよい。
記憶サーバ300は、一または複数の施設の予約情報を記憶する装置であってもよい。記憶サーバ300は、例えば、一の施設が管理するサーバであって、当該一の施設の予約情報のみを記憶する装置であってもよい。また、記憶サーバ300は、例えば、一のサーバ管理者が管理するサーバであって、複数の施設の予約情報を記憶する装置であってもよい。当該複数の施設は、系列店の施設であってもよく、または、資本関係のない複数の施設であってもよい。図1および図2における記憶サーバ300の数、および、記憶サーバ300が記憶する予約情報に対応する施設の数は、本開示の範囲を限定しない。
情報処理装置100において、通信部101は、表示媒体201を有する表示装置200および記憶サーバ300と通信ネットワークを介して通信する機能を有する。具体的には、通信部101は、表示装置200における通信部203と通信ネットワークによって接続され、情報を送受信する機能を有する。通信部101は、記憶サーバ300と通信ネットワークによって接続され、情報を送受信する機能を有する。
通信ネットワークは、電気通信回線によって構成されるネットワークであってもよい。通信ネットワークは、有線通信ネットワークであっても、無線通信ネットワークであってもよい。通信ネットワークは、例えば、インターネット、専用回線、LAN(Local Area Network)等であってもよい。
通信部101は、記憶部110から情報を受け取る機能を有する。通信部101および記憶部110は、互いに有線ネットワークまたは無線ネットワークによって接続されてもよい。また、通信部101および記憶部110は、上述した通信ネットワークによって接続されてもよい。通信部101は、例えば、無線通信のためのアンテナを含む通信モジュールであってもよく、有線通信のための通信モジュールであってもよい。通信部101および記憶部110を接続するネットワークの形態、規格などの仕様は、本開示の範囲を限定しない。
制御部102は、少なくとも一の施設を含む施設情報に対応させて、グレゴリオ暦に基づく複数の日付を含む所定期間、及び、六曜のうち一又は複数の六曜要素を設定可能である設定ページを表示媒体201に表示させる機能を有する。また、制御部102は、表示媒体201において、所定期間及び一又は複数の六曜要素が設定されたことが検知されたとき、記憶サーバ300に記憶された施設情報に含まれる一又は複数の施設の予約情報を用いて、設定された所定期間のうち、設定された一又は複数の六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である少なくとも一又は複数の日付を示す情報を表示させる機能を有する。
制御部102は、電気信号によって各部を制御する制御回路(control circuitry)であってもよい。具体的には、制御部102は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路によって構成されてもよい。また、制御部102は、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)などにより実現されてもよい。制御部102の機能の詳細については、後述する。
図1および図2において、記憶部110は、例えば、後述するように、設定ページを表示媒体201に表示させるための情報、本サービスを利用するユーザーのID情報等、および、ユーザーによって設定された六曜要素に該当し、且つ、少なくとも一の施設が利用可能である日付の情報を表示媒体201に表示させるための情報など、制御部102が通信部101を用いて、表示装置200および記憶サーバ300との間で送受信する各種情報を記憶してもよい。
記憶部110は、各種アプリケーションソフトウェアを記憶してもよい。各種アプリケーションソフトウェアは、例えば、情報処理サーバ10が提供するサービスを、ユーザーの要求に応じて、表示装置200においてスタンドアロンで実行させるものであってもよい。また、各種アプリケーションソフトウェアは、例えば、クライアントPCにインストールされたWebブラウザに読み込んで動作させるHTML、CSS、JavaScript(登録商標)等のソースコードであってもよい。
以上、図1および図2を参照して、本実施形態に係る情報処理システム1、情報処理サーバ10、および情報処理装置100の構成例について説明した。
本実施形態に係る情報処理システム1は、上記の構成例によって本サービスをユーザーに提供する。本サービスは、例えば、本サービスに係るWebサイトにユーザーがアクセスすることによって提供されてもよい。また、本サービスは、例えば、本サービスに係るアプリケーションソフトウェアが表示端末200において起動されることによって提供されてもよい。
本サービスは、例えば、ユーザーが所定の施設を利用可能である日付情報を検索する場合に、検索条件として、所定期間、および、一または複数の六曜をユーザーに設定させ、設定された六曜に該当し、且つ、一又は複数の施設の利用が可能である日付を示す情報を提供するものであってもよい。
これにより、所定の施設を利用可能である日付情報を検索する場合に、所望の六曜に該当するか否かの基準を用いることに寄与する情報処理システム1が提供される。
なお、本サービスは、設定された六曜要素のいずれかに該当し、且つ、一又は複数の施設の利用が可能である日付を示す情報を提供するものであればよく、サービスが提供される態様は本開示の範囲を限定しない。例えば、情報処理サーバ10がWebブラウザを用いないスタンドアロンで動作するアプリケーションソフトウェアを表示装置200に送信し、ダウンロードされた当該アプリケーションソフトウェアを用いて、表示媒体201上において各種サービスが提供されてもよい。
また、例えば、本サービスに係るアプリケーションソフトウェアがスマートフォンなどの表示端末200にインストールされ、インストールされたアプリケーションソフトウェアが起動されることによって、本サービスが提供されてもよい。係る場合、本サービスに係るアプリケーションソフトウェアは、例えば、図示しない所定のアプリケーション配布システムから、通信ネットワークを介して表示装置200へダウンロードされてもよい。所定のアプリケーション配布システムは、例えば、一または複数のアプリケーションソフトウェアを表示装置200へ提供するシステムであってもよい。なお、アプリケーションソフトウェアは、情報処理プログラムを意味してもよい。
以上、本開示における情報処理方法、情報処理装置100、情報処理プログラム、および、情報処理プログラムを記録した記録媒体によって提供されるサービスの概要について説明した。
図3は、本発明の実施形態1に係る情報処理サーバと、表示装置と、記憶サーバとの間の情報の送受信および情報処理の手順の一例を示すシーケンス図である。図4は、表示媒体に表示された設定ページの画像の一例を示す図である。図5は、施設の利用が可能である少なくとも日付を示す情報の画像の一例を示す図である。図6は、施設の利用が可能である日付及び時間枠を示す情報の画像の一例を示す図である。図7は、施設の利用が可能である日付及び時間枠を示す情報の画像の他の例を示す図である。図8は、表示媒体に表示された所定のカレンダーアプリケーションの登録情報の画像の一例を示す図である。
以下、図3から図8を参照して、情報処理サーバ10と、表示装置200と、記憶サーバ300との間で行われる情報の送受信、および、情報処理サーバ10、表示装置200、および、記憶サーバ300の各部において行われる情報処理について説明する。
なお、以下の説明において、情報処理サーバ10から表示装置200に対して送信された後にメモリ204に保存された各種プログラム等の情報によって、表示媒体201に所定の情報が表示されることは、情報処理サーバ10が直接的または間接的に所定の情報の表示を制御していることと同じである。
すなわち、本発明の実施形態においては、情報処理サーバ10から表示装置200へ提供された各種プログラムによる制御、および、情報処理サーバ10による制御を、情報処理サーバ10などによる制御と呼称してもよい。単に、情報処理サーバ10による制御と呼称される場合であっても、情報処理サーバ10などによる制御と同じ意味に解釈してもよい。
図3において、情報処理サーバ10は、ユーザーが操作する表示装置200に備わる通信部203から、設定ページを表示媒体201に表示させる要求を受け取る(ステップS301)。当該要求は、例えば、表示装置200において、ウェブブラウザ上で本サービスに係るWebサイトへアクセスされることによって行われてもよい。
当該要求を受けた情報処理サーバ10は、設定ページを表示させるために必要な各種情報を、通信ネットワークを介して通信部203へ送信し、表示媒体201に設定ページを表示させる(ステップS302)。係る場合において、情報処理サーバ10から送信された各種情報はメモリ204に記憶されてもよい。
設定ページとは、例えば、少なくとも一の施設を含む施設情報に対応させて、グレゴリオ暦に基づく複数の日付を含む所定期間、及び、六曜のうち一又は複数の六曜要素を設定可能であってもよい。
例えば、図4に示すように、設定ページ400は、施設利用の予約情報の検索条件として、施設情報401を含んでもよい。施設情報401とは、少なくとも一の施設を含む情報であればよく、図4に示すように一の施設であってもよい。また、施設情報401は複数の施設を含む情報であってもよく、例えば、施設情報401の表記例は、千代田区に存在するレストラン、東京に存在する結婚式場、所定の親企業の傘下に属する系列施設、または、本サービスにおいて検索可能な全てのレストランなどであってもよい。
なお、検索対象である施設情報の範囲、定義、または内容は、入力部202を用いて不図示の所定ボタンを操作することによって変更可能であってもよい。また、図4における施設情報401の表記態様は一例であって、例えば、施設情報401として表記される一または複数の施設に関する情報が付記されていてもよい。施設情報401は、本サービスにおいて検索可能な一または複数の施設を示す情報であればよく、具体的内容は本開示の範囲を限定しない。
設定ページ400において、施設情報401に対応させて、所定期間、および、一または複数の六曜要素を設定可能であってもよい。
所定期間とは、施設情報401の予約情報を検索する対象であってもよい。所定期間は、グレゴリオ暦に基づく複数の日付を含む期間であってもよい。なお、グレゴリオ暦は一例であって、所定期間の日付は太陽暦であってもよい。
図4において、所定期間は領域402において設定可能である。領域402は、説明の便宜のために記載されているにすぎず、領域402の表示態様は本開示の範囲を限定しない。図4において、所定期間は始期および終期を設定するものとして説明されるが、この限りではない。所定期間は、一または複数の連続した日付を含む第1期間と、第1期間とは別の第2期間を含んでもよい。具体的には、所定期間は、例えば、2020年10月1日から2020年11月1日でもよい。また、所定期間は、例えば、2020年10月および2020年12月であってもよい。
なお、図4における所定期間の設定方法は一例であって、この限りではない。例えば、所定期間は、プルダウンメニューによって設定されてもよく、不図示のカレンダー表記における該当日のタップまたはチェック操作によって設定されてもよく、チェックボックスを用いて設定されてもよく、または、任意にテキスト情報が入力されることによって設定されてもよい。所定期間の設定方法は任意であり、本開示の範囲を限定しない。
所望の一または複数の六曜要素とは、施設情報401に含まれる施設の利用日の所望の六曜要素であってもよい。図4において、一または複数の六曜要素は領域403において設定可能である。領域403は、説明の便宜のために記載されているにすぎず、領域403の表示態様は本開示の範囲を限定しない。
なお、図4における六曜要素の設定方法は一例であって、この限りではない。例えば、六曜要素は、プルダウンメニューによって設定されてもよく、チェックボックスを用いて設定されてもよく、または、任意にテキスト情報が入力されることによって設定されてもよい。六曜要素の設定方法は任意であり、本開示の範囲を限定しない。
なお、設定ページ400を表示媒体201に表示させる情報処理は公知であるため、詳細な説明を省略する。
図3に戻り、設定ページ400において、入力部202を用いて所定期間および一または複数の六曜要素が設定されとき、表示装置200は設定された情報を表示媒体201に表示させる(ステップS303)。
そして、図4に示す設定ボタン404が入力部202を用いて押下された場合、設定された所定期間および一または複数の六曜要素の情報が、通信ネットワークを介して、表示装置200から情報処理サーバ10へ送信される(ステップS304)。
なお、図4においては、設定ボタン404が押下されたことをトリガーにして、設定された六曜要素の情報などが情報処理サーバ10へ送信されると説明したが、この限りではない。例えば、ボタン404の名称は、設定ボタンに限定されず、送信ボタンなどの任意の名称であってもよい。
また、ボタン404が押下される代わりに、所定条件および六曜要素の情報が入力された後に所定時間経過した場合に、自動的に、または、ユーザーへの確認処理を経て、所定条件および六曜要素の情報が情報処理サーバ10へ送信されてもよい。所定条件および六曜要素の設定情報が情報処理サーバ10へ送信されるトリガーは任意であり、本開示の範囲を限定しない。
上述したとおり、表示媒体201において、所定期間および一又は複数の六曜要素が設定されたことが検知されたとき、情報処理サーバ10は、施設情報401に含まれる一または複数の施設に関する予約情報の照会を記憶サーバ300に対して行う(ステップS305)。
具体的には、情報処理サーバ10は、例えば、施設情報401に含まれる一または複数の施設の情報と、設定された所定期間の情報と、設定された一または複数の六曜要素の情報とを対応付けて記憶サーバ300へ送信し、記憶サーバ300から、設定された所定期間のうち、設定された一又は複数の六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である少なくとも一又は複数の日付の情報を受信してもよい。係る場合、記憶サーバ300は、設定された六曜要素に基づいて、少なくとも一の施設の利用が可能である少なくとも一又は複数の日付の情報を抽出する機能を有してもよい。
また、情報処理サーバ10は、例えば、施設情報401に含まれる一または複数の施設の情報と、設定された所定期間の情報とを対応付けて記憶サーバ300へ送信し、記憶サーバ300から、設定された所定期間における施設情報401に含まれる一または複数の施設に関する予約情報を受信し、受信した予約情報に基づいて、設定された一又は複数の六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である少なくとも一又は複数の日付の情報を抽出してもよい。
また、情報処理サーバ10は、例えば、施設情報401に含まれる一または複数の施設の情報を記憶サーバ300へ送信し、記憶サーバ300から、施設情報401に含まれる一または複数の施設に関する予約情報を受信し、受信した予約情報に基づいて、設定された所定期間において、設定された一又は複数の六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である少なくとも一又は複数の日付の情報を抽出してもよい。
すなわち、本開示においては、情報処理サーバ10が、記憶サーバ300に記憶された施設情報401に含まれる一又は複数の施設の予約情報を用いて、設定された所定期間のうち、設定された一又は複数の六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である少なくとも一又は複数の日付の情報を取得すればよく、情報処理サーバ10が記憶サーバ300へ予約情報を照会する具体的手順は、一に限定されない。
なお、予約情報は、施設情報401に含まれる一又は複数の施設の所定の時間枠における利用可否の情報を含む情報であってもよい。所定の時間枠とは、例えば、各施設において取り決めた期間において、予約可能な時間幅であってもよい。予約可能な時間幅とは、例えば、一日または終日、午前、午後、所定時間単位の時間幅などであってもよい。なお、所定の時間幅の定義は、各施設運営者が任意に取り決めるものであり、本開示の範囲を限定しない。
図3に戻り、情報処理サーバ10は、設定された所定期間のうち、設定された一又は複数の六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である少なくとも一又は複数の日付を示す情報を、表示媒体201に表示させる(ステップS306)。
少なくとも一の施設の利用が可能である少なくとも一又は複数の日付とは、例えば、少なくとも一の施設の利用が可能である、一または複数の日付の情報を含めばよく、後述するように、さらに時間情報などを含んでもよい意味である。
具体的には、情報処理サーバ10は、設定された所定期間のうち、設定された一又は複数の六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である少なくとも一又は複数の日付の情報を表示媒体201に表示させるために必要な情報を、通信ネットワークを介して、表示装置200へ送信してもよい。そして、表示装置200は、受信した情報に基づいて、制御部205を用いて、表示媒体201において、設定された所定期間のうち、設定された一又は複数の六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である少なくとも一又は複数の日付を示す情報を表示してもよい。
例えば、図4において、利用可否の検索対象である第1施設に対応させて、所定期間として2020年2月が設定され、設定された六曜要素に「大安」が含まれる場合、図5に示すように、表示媒体201において、設定された所定期間である2020年2月のうち、設定された六曜要素である「大安」に該当し、且つ、第1施設の利用が可能である複数の日付として2月4日および2月16日を示す情報501aが表示されてもよい。
図5に示すように、第1施設の利用が可能である複数の日付は、第1施設の利用が可能ではない日付と異なる表示態様であってもよい。第1施設の利用が可能である複数の日付の情報を示す表示態様は任意に設計可能であり、本開示の範囲を限定しない。
なお、図5においては、利用可否の検索対象が一の施設であるとして説明したが、上述したとおり、検索対象は複数の施設を含む施設情報401であってもよい。
図5においては、表示媒体201において、少なくとも一の施設の利用が可能である一又は複数の日付を示す情報501aが表示されるものとして説明したが、図6に示すように、少なくとも一の施設の利用が可能である一又は複数の日付と、さらに時間枠とを示す情報が表示されてもよい。
図6に示すように、情報処理サーバ10は、表示媒体201において、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である一又は複数の日付と、さらに時間枠とを示す情報を表示させてもよい。すなわち、設定ページ400において、所定期間および所望の六曜要素の情報を設定することにより、少なくとも一の施設の利用が可能である日付及び時間枠の情報が表示媒体201に表示されてもよい。
例えば、図4において、利用可否の検索対象である第1施設に対応させて、所定期間として2020年2月が設定され、設定された六曜要素に「大安」が含まれる場合、図6に示すように、表示媒体201において、設定された所定期間である2020年2月のうち、設定された六曜要素である「大安」に該当し、且つ、第1施設の利用が可能である複数の日付及び時間枠として2月4日午前および2月16日午後を示す情報501bが表示されてもよい。
なお、図5を参照して説明したとおり、第1施設の利用が可能である複数の日付は、第1施設の利用が可能ではない日付と異なる表示態様であってもよい。図6に示すように、第1施設の利用が可能ではない日付は非表示とされてもよい。第1施設の利用が可能である複数の日付及び時間枠の情報を示す表示態様は任意に設計可能であり、本開示の範囲を限定しない。
なお、図6においては、利用可否の検索対象が一の施設であるとして説明したが、上述したとおり、検索対象は複数の施設を含む施設情報401であってもよい。また、図6においては、時間枠として午前および午後を例示したが、上述したとおり、時間枠は所定時間単位の時間枠であってもよい。
このように、少なくとも一の施設の利用が可能である日付及び時間枠を示す情報501bを、表示装置200を用いて提供することにより、ユーザーは、日付だけではなく時間を含めた詳細な予約情報を把握でき、ユーザーのスケジュール管理、および、施設の予約に特に役立てることができる。
なお、図6を参照した説明においては、設定ページ400において、所定期間および所望の六曜要素の情報を設定することにより、少なくとも一の施設の利用が可能である日付及び時間枠の情報が表示媒体201に表示されるものと説明したが、設定ページ400において、ユーザーによって、予め施設の利用を希望する時間枠が設定可能であってもよい。
すなわち、設定ページ400は、所定期間及び一又は複数の六曜要素と、さらに、所定の時間枠とを設定可能である場合において、所定期間、一又は複数の六曜要素、及び、所定の時間枠が設定されたことが検知されたとき、表示媒体201において、設定された所定期間のうち、設定された一又は複数の六曜要素に該当し、設定された所定の時間枠に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である一又は複数の日付及び時間枠を示す情報を表示させてもよい。
例えば、図4において、利用可否の検索対象である第1施設に対応させて、所定期間として2020年2月が設定され、設定された六曜要素に「大安」が含まれ、利用希望時間帯として「午前」が設定された場合、表示媒体201において、設定された所定期間である2020年2月のうち、設定された六曜要素である「大安」に該当し、且つ、第1施設の利用が可能である複数の日付及び時間枠として2月4日午前のみを示す情報501が表示されてもよい。
これにより、ユーザーは、予め施設の利用を希望する時間枠を、さらに設定することができ、表示装置200を用いて提供された施設を利用可能な日程情報を効率的に参照することができる。
図5および図6においては、設定ページ400において、利用可否の検索対象が一の施設である場合について説明したが、図7に示すように、設定ページ400において、利用可否の検索対象が複数の施設であってもよい。係る場合、図7に示すように、例えば、少なくとも一の施設の利用が可能である日付の情報に対応させて、利用可能である施設の名称、および、時間枠の情報が表示されてもよい。
すなわち、施設情報401に複数の施設が含まれる場合において、所定期間及び一又は複数の六曜要素が設定されたことが検知されたとき、表示媒体201において、さらに、一又は複数の日付の情報のそれぞれに対応させて、一又は複数の日付のそれぞれにおいて利用が可能である一又は複数の施設の情報を表示させてもよい。
例えば、図4において、利用可否の検索対象である第1ないし第4施設に対応させて、所定期間として2020年2月が設定され、設定された六曜要素に「大安」が含まれる場合、図7に示すように、設定された所定期間である2020年2月のうち、設定された六曜要素である「大安」に該当し、且つ、第1施設、第2施設、第3施設、および、第4施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である複数の日付として、2月4日(火曜日)および2月16日(火曜日)を示す情報501cが表示されてもよい。情報501cは、さらに、2月4日に対応させて第1施設および第3施設の利用が可能である時間枠、および、2月16日に対応させて第2施設および第3施設の利用が可能である時間枠を含んでもよい。
これにより、施設情報401に複数の施設が含まれる場合においても、ユーザーは、利用可能な日付と、時間枠と、施設名とを対応させて把握することが容易である。
なお、図7に示す情報501cは、図5および図6に示すカレンダー表記方法に基づいて、表示媒体201に表示されてもよい。また、図5および図6における情報501は、図7に示す情報501cの表記方法によって表示媒体201に表示されてもよい。情報501の表記方法は、図5ないし図7のいずれであってもよく、または、図示しない他の表記方法であってもよい。情報501の表記方法は、本開示の範囲を限定しない。さらに、情報501の表記方法は、例えば、図5および図6における表記方法と、図7における表記方法とを、図示しない所定のボタンの押下、または、メニューの選択などによって、相互に切り替え可能であってもよい。
図3に戻り、少なくとも一の施設に対応して表示される、一又は複数の少なくとも日付情報のそれぞれが選択可能に表示されている場合において、表示媒体201において、一の施設に対する一の日時の情報が入力部202を用いて選択されたとき(ステップS307)、当該一の日時における当該一の施設の予約要求が、表示装置200から情報処理サーバ10へ送信されてもよい(ステップS308)。
そして、情報処理サーバ10は、受信した予約要求の情報に基づいて、ユーザーによって選択された一の施設に対する一の日時の予約要求を、記憶サーバ300へ送信してもよい(ステップS309)。
なお、情報処理サーバ10は、ステップS308において、一の日時に対する一の施設の予約要求を受け取ったとき、所定のユーザーID情報に基づいて使用される所定のカレンダーアプリケーションのデーターベースに対して、一の日時に対する一の施設の情報を登録させてもよい。
すなわち、表示媒体201において、一又は複数の日付を示す情報に基づいて、所定の日付における所定の施設の利用が選択可能である場合において、第1日付における第1施設の利用が選択されたことが検知されたとき、所定のユーザーID情報に基づいて使用される所定のカレンダーアプリケーションのデーターベースに対して、少なくとも第1日付の情報と、第1施設の情報と、第1日付における六曜要素の情報とを対応付けて、登録データとして送信してもよい。
所定のユーザーID情報とは、所定のカレンダーアプリケーションを利用するために設定されたID情報であり、例えば、メールアドレス、ソーシャルネットワークサービスまたはチャット等の所定のアプリケーションのID、または電話番号等であってもよい。所定のユーザーID情報は、本サービスを利用するために予め記憶部110に登録された情報であってもよい。情報処理サーバ10は、表示媒体201において、第1日付における第1施設の利用が選択されたことが検知されたとき、所定のユーザーID情報に基づいて使用される所定のカレンダーアプリケーションのデーターベースに対して、少なくとも第1日付の情報と、第1施設の情報と、第1日付における六曜要素の情報とを対応付けて送信してもよい。
また、表示装置200にインストールされた、本サービスに係るアプリケーションソフトウェアが同一の端末上にインストールされた所定のアプリケーションソフトウェアへのアクセスが許可されている場合において、本サービスに係るアプリケーションソフトウェアに係る情報処理プログラムが、第1日付における第1施設の利用が選択されたことを検知したとき、所定のカレンダーアプリケーションのデーターベースに対して、少なくとも第1日付の情報と、第1施設の情報と、第1日付における六曜要素の情報とを対応付けて送信処理を実行してもよい。なお、少なくとも第1日付の情報とは、例えば、第1日付の情報および当該日付における時間枠の情報を含んでもよい。
所定のカレンダーアプリケーションのデーターベースが、少なくとも第1日付として2月4日午前10時から午前11時の情報と、第1施設の情報と、第1日付における六曜要素として「大安」の情報とが対応付けられた情報を受信した場合において、表示装置200において所定のカレンダーアプリケーションが起動されたとき、例えば、図8に示すように、2月4日の予定欄において、午前10時から午前11時までの間、第1施設において用事がある旨の情報と、さらに、六曜要素として「大安」の情報とが表示されてもよい。
このように、第1日付における第1施設の利用が表示媒体201において選択されたことが検知されたとき、検知された情報の内容を所定のカレンダーアプリケーションと同期処理させることにより、施設情報および当該施設の利用日時の情報だけではなく、当該利用日時の六曜要素の情報を所定のカレンダーアプリケーションの表示画面に同期表示させることができる。
なお、上記の説明においては、設定された所定期間のうち、設定された一又は複数の六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である少なくとも一又は複数の日付の情報を抽出する処理は、情報処理サーバ10および記憶サーバ300のうち少なくとも一方が負担するとして説明したが、例えば、記憶サーバ300に記憶される一または複数の施設に関する予約情報から、設定された所定期間のうち、設定された一又は複数の六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である少なくとも一又は複数の日付の情報を抽出する処理の一部または全部を表示装置200が負担してもよい。
なお、ユーザーは、本サービスの提供を受ける前提として、例えば、本サービスに係るWebサイトへアクセスしておく必要があってもよい。係る場合、ユーザーは、予め定められた、本サービスに係るWebサイトへログインするための会員番号およびパスワードを用いることでアクセスできてもよい。会員番号は、例えば、メールアドレス、電話番号などであってもよい。
以上、図3から図8を参照して、情報処理サーバ10と、表示装置200と、記憶サーバ300との間で行われる情報の送受信、および、情報処理サーバ10、表示装置200、および、記憶サーバ300の各部において行われる情報処理について説明した。
なお、本サービスを表示装置200において実行させるための各種プログラムは適宜、情報処理サーバ10から表示装置200へ送信されてもよい。本サービスを実行させるための各種プログラムが表示装置200へ送信されるタイミングは本発明を限定しない。Webサイトの場合、サービスの提供開始時点において、基本機能を実現する各種プログラムの送信を完了してもよい。
なお、本サービスに係るWebサイト上の各ページはスクロールすることができてもよい。例えば、図4ないし図7に示す表示媒体201において、図示しないスクロールバーまたはタッチパネルによる操作によって、さらにページが表示されてもよい。図4に示す表示媒体201において、設定ページは複数ページによって構成されてもよい。図5ないし図7に示す表示媒体201において、施設を利用可能な日程を示すページ500は複数ページによって構成されてもよい。
図9は、本発明の実施形態1に係る情報処理サーバの動作の流れの一例を示すフロー図である。図10は、本発明の実施形態1に係る情報処理サーバの動作の流れの一例を示すフロー図における一のステップの詳細を示す図である。以下、図9および図10を参照して、本実施形態に係る情報処理サーバ10の基本動作の処理手順について説明する。
なお、下記に説明される各フロー図は、本開示に係る情報処理サーバ10の動作の処理手順について説明するために必要なステップを例示として記載しているにすぎない。本発明の実施形態における機能が発揮される範囲において、各フロー図の各ステップの間に他の動作の処理に関するステップが適切に挿入されることを妨げるものではない。
また、本サービス提供のためのシステムが構築される場合、ユーザーインターフェースは一般的にイベントドリブン型でプログラムが実行されるが、本発明の実施形態におけるフロー図においては、説明の便宜のために、必ずしもイベントドリブン型のフロー図に基づいて説明されるわけではない。さらに、一般的には、イベントは表示装置200で発生させるが、情報処理サーバ10で発生させてもよい。イベント処理は、表示装置200によって行われてもよく、また、情報処理サーバ10によって行われてもよい。すなわち、イベント発生またはイベント処理の主体は本発明を限定しない。
以上のフロー図に関する説明は、下記で説明されるフロー図において適用されてもよい。
図9において、情報処理サーバ10は、少なくとも一の施設を含む施設情報401に対応させて、グレゴリオ暦に基づく複数の日付を含む所定期間、及び、六曜のうち一又は複数の六曜要素を設定可能である設定ページ400を表示媒体201に表示させる(ステップS901)。
次に、情報処理サーバ10は、表示媒体201において、所定期間及び一又は複数の六曜要素が設定されたか否かを判定する(ステップS902)。所定期間及び六曜要素が設定されない場合(ステップS902:NO)、情報処理サーバ10は待機してもよい。
一方、表示媒体201において、所定期間及び一又は複数の六曜要素が設定されたことが検知されたとき(ステップS902:YES)、情報処理サーバ10は、記憶サーバ300に対して、施設情報401に含まれる一又は複数の施設の予約情報を照会する(ステップS903)。予約情報は、例えば、施設情報401に含まれる一又は複数の施設の所定の時間枠における利用可否の情報を含んでもよい。
次に、情報処理サーバ10は、記憶サーバ300に記憶された施設情報401に含まれる一又は複数の施設の予約情報を用いて、設定された所定期間のうち、設定された一又は複数の六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である日付があるか否かを判定する(ステップS904)。
情報処理サーバ10は、上記の条件を満たし、且つ、少なくとも一の施設の利用が可能である日付がない場合(ステップS904:NO)、設定された所定期間において、設定された一又は複数の六曜要素に該当する日付があるか否かを判定する(ステップS1000)。
設定された所定期間において、設定された一又は複数の六曜要素に該当する日付がある場合(ステップS1000:YES)、情報処理サーバ10は、第1メッセージを、表示装置200を用いて提供してもよい。係る場合、設定された所定期間において、設定された一又は複数の六曜要素に該当する日付はあるが、当該日付において、利用可能である施設がないことを意味する。
すなわち、情報処理サーバ10は、設定された所定期間に含まれる設定された一又は複数の六曜要素に該当する一又は複数の日付において、一又は複数の施設の利用が可能である日付がない場合、表示装置200を用いて、所定の第1メッセージを提供させてもよい。所定の第1メッセージとは、例えば、設定された所定期間において、ユーザーによって設定された六曜要素に該当する日はあるが、利用可能である施設がない旨を示すメッセージであってもよい。
第1メッセージは、表示媒体201に表示されることによって提供されてもよく、または、表示装置200に備わるマイクを用いて音声情報として提供されてもよい。第1メッセージは、表示装置200を用いて提供されればよく、具体的な提供方法は、本開示の範囲を限定しない。
一方、設定された所定期間において、設定された一又は複数の六曜要素に該当する日付がない場合(ステップS1000:NO)、情報処理サーバ10は、第2メッセージを、表示装置200を用いて提供してもよい。係る場合、設定された所定期間において、設定された一又は複数の六曜要素に該当する日付が、そもそも存在しないことを意味する。
すなわち、情報処理サーバ10は、設定された所定期間において、設定された一又は複数の六曜要素に該当する日付がない場合、表示装置200を用いて、所定の第2メッセージを提供させてもよい。所定の第2メッセージとは、例えば、設定された所定期間において設定された所望の六曜要素に該当する日付がない旨を示すメッセージであってもよい。
第2メッセージは、第1メッセージと同様に、表示装置200を用いて提供されればよく、具体的な提供方法は、本開示の範囲を限定しない。
図9に戻り、情報処理サーバ10は、設定された所定期間において、設定された一又は複数の六曜要素に該当し、且つ、少なくとも一の施設の利用が可能である日付がある場合(ステップS904:YES)、情報処理サーバ10は、表示媒体201において、設定された所定期間のうち、設定された一又は複数の六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である少なくとも一又は複数の日付を示す情報を表示させてもよい(ステップS905)。
表示媒体201に表示される、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である少なくとも一又は複数の日付を示す情報は、図6及び図7に示すように、さらに、当該少なくとも一の施設の利用が可能である所定の時間枠の情報を含んでもよい。
次に、情報処理サーバ10は、表示媒体201に表示された、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である少なくとも一又は複数の日付の情報において、一の施設について一の日付及び時間枠が選択されたか否かを判定する(ステップS906)。一の施設について一の日付及び時間枠が選択されない場合(ステップS906:NO)、情報処理サーバ10は、待機状態となってもよい。
一方、一の施設について一の日付及び時間枠が選択されたことが検知された場合(ステップS906:YES)、情報処理サーバ10は、選択された一の施設について、選択された一の日付及び時間枠における予約を要求する情報を、記憶サーバ300へ送信する(ステップS907)。
以上、図9及び図10を参照して、実施形態1に係る情報処理サーバ10の処理手順の一例について説明した。
以上のように、本実施に係る情報処理サーバ10を用いた情報処理方法は、表示媒体201を有する表示装置200及び記憶サーバ300と通信ネットワークによって接続された情報処理サーバ10を備える情報処理システム1における情報処理方法であって、少なくとも一の施設を含む施設情報401に対応させて、グレゴリオ暦に基づく複数の日付を含む所定期間、及び、六曜のうち一又は複数の六曜要素を設定可能である設定ページ400を表示媒体201に表示させ、表示媒体201において、所定期間及び一又は複数の六曜要素が設定されたことが検知されたとき、記憶サーバ300に記憶された施設情報401に含まれる一又は複数の施設の予約情報を用いて、設定された所定期間のうち、設定された一又は複数の六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である少なくとも一又は複数の日付を示す情報を表示させる。
これにより、所定の施設を利用可能である日付情報を検索する場合に、所望の六曜に該当するか否かの基準を用いることに寄与することができる。
なお、上記説明においては、本サービスが提供するアプリケーションの画面のみが表示媒体201に表示されているとして説明したが、その限りではない。すなわち、表示媒体201に、本サービスのアプリケーション以外のアプリケーションが別のウィンドウによって表示されていてもよい。係る場合、本サービスのアプリケーションは、任意の一のウィンドウの表示領域内において表示されてもよい。
なお、上記説明においては、少なくとも一の施設の利用が可能である日付及び時間枠の情報の表示態様について特に言及していないが、例えば、少なくとも一の施設の利用が可能である日付及び時間枠の情報の表示態様は、当該日付に対応する六曜要素に応じて、日付及び時間枠のうち少なくとも一方の表示態様が変更されてもよい。
すなわち、表示媒体201に表示された時間枠の情報のうち、時間枠が属する日付に対応する六曜要素に応じて、第1カテゴリに分類される時間枠の情報は第1表示態様で表示され、第2カテゴリに分類される時間枠の情報は第2表示態様で表示されてもよい。
図11は、施設の利用が可能である日付及び時間枠を示す情報の画像の他の例を示す図である。例えば、図4において、利用可否の検索対象である第1施設に対応させて、所定期間として2020年2月が設定され、設定された六曜要素が「先勝」および「友引」である場合、図11に示すように、表示媒体201において、設定された所定期間である2020年2月のうち、設定された「先勝」および「友引」に該当し、且つ、第1施設の利用が可能である複数の日付及び時間枠を示す情報501dが表示されてもよい。
第1施設の利用が可能である複数の日付及び時間枠は、例えば、2月6日(先勝)午前10時から午前11時、2月6日(先勝)午後3時から午後4時、2月13日(友引)午前9時から午前10時、2月13日(友引)午後6時から午後7時、2月18日(先勝)午前11時から午前12時、2月18日(先勝)午後6時から午後7時であってもよい。
情報501dに含まれる日付及び時間枠の情報のそれぞれは、当該時間枠が属する日付に対応する六曜要素の内容に応じて表示態様が異なってもよい。例えば、図11において、「先勝」は午前中が吉とされており、2月6日(先勝)午前10時から午前11時を示す時間枠の情報は第1カテゴリに分類されるため、第1表示態様1101で表示され、2月6日(先勝)午後3時から午後4時を示す時間枠の情報は第2カテゴリに分類されるため、第2表示対象1102で表示されてもよい。
第2カテゴリに分類される時間枠は、時間枠が属する日付に対応する六曜要素に応じて、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が推奨されない時間枠であり、第1カテゴリに分類される時間枠は、一又は複数の時間枠のうち、第2カテゴリに分類される時間枠以外の時間枠であってもよい。
第1表示態様は、例えば、第2表示対象よりも文字が大きい、文字の色が濃い、文字の太さが太い、文字に下線が引かれる、または、文字が任意の色で強調される等、第2表示態様よりも強調された表示態様であってもよい。本開示において、第1表示態様は第2表示態様よりも強調された表示態様であればよく、第1表示態様および第2表示態様の具体的な内容は、本開示の範囲を限定しない。なお、第2表示態様は、時間枠の情報を非表示とする表示態様であってもよい。
また、同様に、図11において、例えば、友引は朝および晩が吉とされているため、2月13日(友引)午前9時から午前10時を示す時間枠の情報、および、2月13日(友引)午後6時から午後7時を示す時間枠の情報は第1カテゴリに分類されるため、第1表示態様1101によって表示されてもよい。
なお、少なくとも一の施設の利用が可能である日付及び時間枠が、第1カテゴリに分類されるか、または、第2カテゴリに分類されるかの判定処理は、例えば、記憶部110に記憶された、六曜要素ごとに任意の時間枠が第1カテゴリに分類されるか、または、第2カテゴリに分類されるかの情報を含むデーターベースを用いて、情報処理サーバ10が行ってもよい。
なお、上記説明においては、表示媒体201に表示された時間枠の情報は、第1カテゴリと第2カテゴリとに二分されるものとして説明したが、さらに、時間枠が属する日付に対応する六曜要素に応じて、第3カテゴリに分類される時間枠があってもよい。
例えば、時間枠が属する日付に対応する六曜要素に応じて、第1カテゴリに分類される時間枠は、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が推奨される時間枠であり、第2カテゴリに分類される時間枠は、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が推奨されない時間枠であり、第3カテゴリに分類される時間枠は、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が推奨される時間枠および推奨されない時間枠以外の時間枠であってもよい。
すなわち、表示媒体201に表示された時間枠の情報のうち、時間枠が属する日付に対応する六曜要素に応じて、さらに、第3カテゴリに分類される時間枠の情報は第3表示態様で表示されてもよい。第3表示形態は、例えば、第2表示形態よりも強調された表示形態であり、第1表示形態よりも強調されない表示形態であってもよい。表示媒体201に表示された時間枠の情報を分類するカテゴリの数は任意であり、本開示の範囲を限定しない。
このように、表示媒体201に表示された時間枠の情報のうち、時間枠が属する日付に対応する六曜要素に応じて、第1カテゴリに分類される時間枠の情報は第1表示態様で表示され、第2カテゴリに分類される時間枠の情報は第2表示態様で表示されることにより、ユーザーが、少なくとも一の施設の利用が可能である一または複数の日付及び時間枠のうちから、所望の日時を容易に選択することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。以下、各変形例について説明する。
(変形例1)
上記説明においては、設定ページ400において、所定期間および所望の六曜要素を設定可能であると説明したが、さらに、施設情報401に含まれる一又は複数の施設の利用目的の情報が設定可能であってもよい。そして、設定された利用目的の情報に基づいて、施設を利用する推奨時間枠を提供してもよい。
すなわち、情報処理サーバ10は、設定ページ400は、所定期間及び一又は複数の六曜要素と、さらに、少なくとも一の施設の利用目的とを設定可能である場合において、所定期間、一又は複数の六曜要素、及び、利用目的が設定されたことが検知されたとき、表示媒体201において、設定された所定期間のうち、設定された一又は複数の六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である一又は複数の日付及び時間枠を示す情報を表示させ、表示媒体201に表示された一又は複数の時間枠の情報のうち、一又は複数の時間枠のそれぞれが属する日付に対応する六曜要素及び設定された利用目的に応じて、第1カテゴリに分類される時間枠の情報は第1表示態様で表示され、第2カテゴリに分類される時間枠の情報は第2表示態様で表示されてもよい。
図12は、変形例1における表示媒体に表示された設定ページの画像の一例を示す図である。図13は、変形例1における施設の利用が可能である日付及び時間枠を示す情報の画像の一例を示す図である。図14は、変形例1における施設の利用が可能である日付及び時間枠を示す情報の画像の他の例を示す図である。図15は、変形例1における施設の利用が可能である日付及び時間枠を示す情報の画像の他の例を示す図である。図16は、変形例1における施設の利用が可能である日付及び時間枠を示す情報および第3メッセージの画像の一例を示す図である。
以下、図12から図16を参照して、変形例1における情報処理サーバ10、表示装置200、および、記憶サーバ300の各部において行われる情報処理について説明する。
図12に示すように、変形例1において、設定ページ400は、所定期間及び一又は複数の六曜要素と、さらに、少なくとも一の施設の利用目的とを設定可能であってもよい。
利用目的とは、施設情報401に含まれる一又は複数の施設を利用する目的であってもよい。利用目的とは、例えば、施設情報401としてのレストランに対する結納、施設情報401としての寺に対する葬儀、施設情報401としての会議室に対する業務契約などであってもよい。
図12において、利用目的は領域1200において設定可能である。利用目的は、例えば、図12に示すようにプルダウンメニューによって表示される複数の選択肢のうちから一の利用目的が選択されてもよい。また、利用目的は、入力部202を用いた任意の文字入力、または、チェックボックスによって設定されてもよい。利用目的を設定する方法は任意であり、本開示の範囲を限定しない。なお、領域1200は、説明の便宜のために記載されているにすぎず、領域1200の表示態様は本開示の範囲を限定しない。
利用目的は、後述するように、施設情報401に含まれる一又は複数の施設のそれぞれを利用可能である時間枠が六曜思想の観点から推奨される時間枠であるか否かを、情報処理サーバ10が判定処理するために用いられる。
情報処理サーバ10は、所定期間、一又は複数の六曜要素、及び、利用目的が設定されたことが検知されたとき、表示媒体201において、設定された所定期間のうち、設定された一又は複数の六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である一又は複数の日付及び時間枠を示す情報を表示させてもよい。
例えば、図12において、利用可否の検索対象である第1施設に対応させて、所定期間として2020年2月が設定され、設定された六曜要素に「先勝」および「赤口」が含まれ、設定された利用目的が「結婚式」である場合、図13に示すように、設定された所定期間である2020年2月のうち、設定された六曜要素である「先勝」および「赤口」に該当し、且つ、第1施設の利用が可能である複数の日付及び時間枠として、2月6日(先勝)午前10時から午前11時、2月6日(先勝)午後3時から午後4時、2月11日(赤口)午前11時から午前12時、2月11日(赤口)午後0時から午後1時などを示す情報501eが表示されてもよい。
係る場合において、情報501eに含まれる時間枠の情報は、当該時間枠が属する日に対応する六曜要素、及び、設定された利用目的に応じて表示態様が設定されてもよい。例えば、図13において、「先勝」は午前中が吉とされており、結婚式という利用目的において「先勝」は凶ではないとされているため、2月6日(先勝)午前10時から午前11時を示す時間枠は第1カテゴリに分類されて第1表示態様1101で表示され、2月6日(先勝)午後3時から午後4時を示す時間枠は第2カテゴリに分類されて第2表示形態1102で表示されてもよい。
また、例えば、図13において、「赤口」は昼前後が吉とされており、結婚式という利用目的において「赤口」は凶ではないとされているため、2月11日(赤口)午前11時から午前12時、および、2月11日(赤口)午後0時から午後1時を示す時間枠は第1カテゴリに分類されて第1表示形態1101で表示されてもよい。
なお、第1カテゴリ、第2カテゴリ、第1表示態様、および、第2表示態様の各定義は、実施の形態において定義した内容であってもよい。すなわち、第2カテゴリに分類される時間枠は、一又は複数の時間枠のそれぞれが属する日付に対応する六曜要素及び設定された利用目的に応じて、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が推奨されない時間枠であり、第1カテゴリに分類される時間枠は、一又は複数の時間枠のうち、第2カテゴリに分類される時間枠以外の時間枠であってもよい。
一方、例えば、図12において、第1施設に対応させて所定期間として2020年2月が設定され、設定された六曜要素に「先勝」および「赤口」が含まれ、設定された利用目的が「業務契約」である場合、図14に示すように、設定された所定期間である2020年2月のうち、設定された六曜要素である「先勝」および「赤口」に該当し、且つ、第1施設の利用が可能である複数の日付及び時間枠として、図13と同様に、2月6日(先勝)午前10時から午前11時、2月6日(先勝)午後3時から午後4時、2月11日(赤口)午前11時から午前12時、2月11日(赤口)午後0時から午後1時などを示す情報501eが表示されてもよい。
係る場合において、「赤口」は昼前後が吉とされているが、業務契約という利用目的において「赤口」は凶であるとされているため、図13とは異なり、2月11日(赤口)午前11時から午前12時、および、2月11日(赤口)午後0時から午後1時を示す時間枠は第2カテゴリに分類されて第2表示形態1102で表示されてもよい。
すなわち、表示媒体201に表示された一又は複数の時間枠の情報のうち、一又は複数の時間枠のそれぞれが属する日付に対応する六曜要素及び設定された利用目的に応じて、第1カテゴリに分類される時間枠の情報は第1表示態様で表示され、第2カテゴリに分類される時間枠の情報は第2表示態様で表示されてもよい。
なお、時間枠が属する日の六曜要素および設定された利用目的に応じて、少なくとも一の施設の利用が可能である日付及び時間枠が、第1カテゴリに分類されるか、または、第2カテゴリに分類されるかの判定処理は、例えば、六曜要素ごとに任意の時間枠が第1カテゴリおよび第2カテゴリの何れに分類されるかを示す情報、および、施設の利用目的に対する各六曜要素の吉凶を示す情報を含むデーターベースを用いて、情報処理サーバ10が行ってもよい。当該データーベースは、記憶部110に記憶されていてもよい。
なお、上記説明においては、表示媒体201に表示された時間枠の情報は、第1カテゴリと第2カテゴリとに二分されるものとして説明したが、さらに、時間枠が属する日付に対応する六曜要素に応じて、第3カテゴリに分類される時間枠があってもよい。
例えば、時間枠が属する日付に対応する六曜要素に応じて、第1カテゴリに分類される時間枠は、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が推奨される時間枠であり、第2カテゴリに分類される時間枠は、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が推奨されない時間枠であり、第3カテゴリに分類される時間枠は、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が推奨される時間枠および推奨されない時間枠以外の時間枠であってもよい。
すなわち、表示媒体201に表示された時間枠の情報のうち、一又は複数の時間枠のそれぞれが属する日付に対応する六曜要素及び設定された利用目的に応じて、さらに、第3カテゴリに分類される時間枠の情報は第3表示態様で表示されてもよい。第3表示形態の定義は、実施の形態において定義した内容であってもよい。表示媒体201に表示された時間枠の情報を分類するカテゴリの数は任意であり、本開示の範囲を限定しない。
このように、表示媒体201に表示された一又は複数の時間枠の情報のうち、一又は複数の時間枠のそれぞれが属する日付に対応する六曜要素及び設定された利用目的に応じて、第1カテゴリに分類される時間枠の情報を第1表示態様で表示させ、第2カテゴリに分類される時間枠の情報を第2表示態様で表示させることにより、ユーザーが、少なくとも一の施設の利用が可能である一または複数の日付及び時間枠のうちから、六曜思想の観点から、利用目的に応じた適切な日時を容易に選択することができる。
なお、ユーザーが設定した六曜要素に該当し、且つ、少なくとも一の施設を利用可能である日付がない場合においては、例えば、利用目的に応じて推奨される六曜要素に該当し、且つ、少なくとも一の施設を利用できる日付が表示装置200を用いて提案されてもよい。
すなわち、設定ページ400は、所定期間及び一又は複数の六曜要素と、さらに、少なくとも一の施設の利用目的とを設定可能であり、所定期間、一又は複数の六曜要素、及び、利用目的が設定されたことが検知された場合において、設定された所定期間において、設定された一又は複数の六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である日付がないとき、表示媒体201において、設定された所定期間において、設定された一又は複数の六曜要素以外の六曜要素のうち利用目的に応じて第4カテゴリに分類される六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である少なくとも一又は複数の日付を示す情報を表示させてもよい。
例えば、図12において、利用可否の検索対象である第1施設に対応させて、所定期間として2020年2月が設定され、設定された六曜要素が「大安」であり、設定された利用目的が「結婚式」である場合において、六曜要素が「大安」に該当し、且つ、第1施設の利用が可能である日時が設定された所定期間にないとき、図15に示すように、設定された所定期間である2020年2月において、「大安」ではないけれども、利用目的である「結婚式」に応じて第4カテゴリに属する六曜要素である「友引」に該当し、かつ、第1施設の利用が可能である複数の日付及び時間枠として、2月13日(友引)午前9時から午前10時、および、2月13日(友引)午後6時から午後7時を示す情報501gが提案されてもよい。
係る場合において、第4カテゴリに分類される六曜要素は、一又は複数の時間枠のそれぞれが属する日付に対応する六曜要素及び設定された利用目的に応じて、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が推奨される、又は、推奨されないわけではない六曜要素であってもよい。
これにより、ユーザーが設定した所望の六曜要素に該当し、且つ、少なくとも一の施設の利用が可能である日時がない場合であっても、六曜思想の観点から、推奨される、または、推奨できないわけではない日時における施設利用を、ユーザーに対して提案することができる。
一方で、ユーザーが設定した六曜要素に該当し、且つ、少なくとも一の施設を利用可能である日付がない場合において、例えば、利用目的に応じて推奨されない六曜要素に該当するが、付加価値があり、且つ、少なくとも一の施設を利用できる日付が表示装置200を用いて提案されてもよい。
すなわち、設定ページ400は、所定期間及び一又は複数の六曜要素と、さらに、少なくとも一の施設の利用目的とを設定可能であり、所定期間、一又は複数の六曜要素、及び、利用目的が設定されたことが検知された場合において、設定された所定期間において、設定された一又は複数の六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である日付がないとき、表示媒体201において、設定された所定期間において、設定された一又は複数の六曜要素以外の六曜要素のうち利用目的に応じて第5カテゴリに分類される六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である少なくとも一又は複数の日付を示す情報を表示させ、さらに、第5カテゴリに分類される六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である少なくとも一又は複数の日付のそれぞれに対応する一又は複数の施設のそれぞれに対応した第3メッセージを表示させてもよい。
例えば、図12において、利用可否の検索対象である第1施設に対応させて、所定期間として2020年2月が設定され、設定された六曜要素が「大安」および「友引」であり、設定された利用目的が「結婚式」である場合において、六曜要素が「大安」または「友引」に該当し、且つ、第1施設の利用が可能である日時が設定された所定期間にないとき、図16に示すように、設定された所定期間である2020年2月において、「大安」および「友引」ではなく、利用目的である「結婚式」に応じて第5カテゴリに属する六曜要素である「仏滅」に該当するが、付加価値を示す第3メッセージ1600が表示され、且つ、第1施設の利用が可能である複数の日付及び時間枠として、2月9日(仏滅)午前9時から午前10時、2月9日(仏滅)午前11時から午前12時、2月21日(仏滅)午前10時から午前11時、2月21日(仏滅)午後5時から午後6時を示す情報501hが提案されてもよい。
第3メッセージ1600は、例えば、図16に示すように、通常の利用価格よりも金銭的に安価である、通常の利用価格に対する所定ポイント付与率よりも高いなど、施設利用に係る経済的又は金銭的な有利性を示すメッセージであってもよい。なお、第3メッセージ1600は、図16に示すように、時間枠ごとに表示されてもよく、日付ごとに表示されてもよい。また、図16においては、施設情報401は第1施設のみを含むが、例えば、施設情報401が複数の施設を含む場合、第3メッセージ1600は、施設ごとに表示されてもよい。
係る場合において、第5カテゴリに分類される六曜要素は、一又は複数の時間枠のそれぞれが属する日付に対応する六曜要素及び設定された利用目的に応じて、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が推奨されない六曜要素であってもよい。
このように、利用目的に応じて推奨されない六曜要素に該当するが、付加価値があり、且つ、少なくとも一の施設を利用できる日付が提案されることによって、ユーザーが設定した所望の六曜要素に該当し、且つ、少なくとも一の施設の利用が可能である日時がない場合に、経済的又は金銭的に有利な日時における施設利用を、ユーザーに対して提案することができる。
図17は、変形例1に係る情報処理サーバの動作の流れの一例を示すフロー図である。図18は、変形例1に係る情報処理サーバの動作の流れの一例を示すフロー図における一のステップの詳細を示す図である。以下、図17および図18を参照して、変形例1に係る情報処理サーバ10の基本動作の処理手順について説明する。
図17において、情報処理サーバ10は、所定期間及び一又は複数の六曜要素と、さらに、少なくとも一の施設の利用目的とを設定可能である設定ページ400を表示媒体201に表示させる(ステップS1701)。次に、情報処理サーバ10は、表示媒体201において、所定期間、一又は複数の六曜要素、及び、利用目的が設定されたか否かを判定する(ステップS1702)。所定期間、一又は複数の六曜要素、及び、利用目的が設定されない場合(ステップS1702:NO)、情報処理サーバ10は待機してもよい。
一方、所定期間、一又は複数の六曜要素、及び、利用目的が設定されたことが検知されたとき(ステップS1702:YES)、情報処理サーバ10は、記憶サーバ300に対して、施設情報401に含まれる一又は複数の施設の予約情報を照会し、設定された所定期間のうち、設定された一又は複数の六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である日付があるか否かを判定する(ステップS903からステップS904)。ステップS903からステップS904の説明は図9の説明と重複するため省略する。
情報処理サーバ10は、上記の条件を満たし、且つ、少なくとも一の施設の利用が可能である日付がない場合(ステップS904:NO)、設定された所定期間において、設定されていない六曜要素に該当し、且つ、少なくとも一の施設の利用が可能である日付があるか否かを判定する(ステップS1801)。
設定された所定期間において、設定されていない六曜要素に該当し、且つ、少なくとも一の施設の利用が可能である日付がない場合(ステップS1801:NO)、設定された所定期間において、所望の施設を利用できる日時がない旨を示す第4メッセージが、表示装置200を用いて提供される(ステップS1802)。
一方、設定された所定期間において、設定されていない六曜要素に該当し、且つ、少なくとも一の施設の利用が可能である日付がある場合(ステップS1801:YES)、情報処理サーバ10は、設定されていない六曜要素が第4カテゴリに属するか否かを判定する(ステップS1803)。
設定されていない六曜要素が第4カテゴリに属する場合(ステップS1803:YES)、情報処理サーバ10は、表示媒体201において、設定された所定期間において、設定された一又は複数の六曜要素以外の六曜要素のうち利用目的に応じて第4カテゴリに分類される六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である少なくとも一又は複数の日付を示す情報を表示させる(ステップS1804)。
一方、設定されていない六曜要素が第4カテゴリに属さない場合(ステップS1803:NO)、情報処理サーバ10は、表示媒体201において、設定された所定期間において、設定された一又は複数の六曜要素以外の六曜要素のうち利用目的に応じて第5カテゴリに分類される六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である少なくとも一又は複数の日付を示す情報を表示させ、さらに、第5カテゴリに分類される六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である少なくとも一又は複数の日付のそれぞれに対応する一又は複数の施設のそれぞれに対応した第3メッセージを表示させる(ステップS1805)。
なお、ステップS1803において、設定されていない六曜要素に、第4カテゴリに属する六曜要素と第5カテゴリに属する六曜要素とが含まれる場合、ステップS1804において表示される情報、および、ステップS1805において表示される情報が、ユーザーに提供されてもよい。
図17に戻り、情報処理サーバ10は、上記の条件を満たし、且つ、少なくとも一の施設の利用が可能である日付がある場合(ステップS904:YES)、表示媒体201において、設定された所定期間のうち、設定された一又は複数の六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である一又は複数の日付及び時間枠を示す情報を表示させ、表示媒体201に表示された一又は複数の時間枠の情報のうち、一又は複数の時間枠のそれぞれが属する日付に対応する六曜要素及び設定された利用目的に応じて、第1カテゴリに分類される時間枠の情報は第1表示態様で表示され、第2カテゴリに分類される時間枠の情報は第2表示態様で表示される(ステップS1703)。
なお、ステップS906およびステップS907の処理手順についての説明は、図9と重複するため省略する。
以上のように、本変形例1によれば、設定ページ400において設定された施設の利用目的に応じた、少なくとも一の施設の利用が可能である一又は複数の日付及び時間枠を示す情報が提供される。
なお、上記の説明において、各機能に関する公知技術の説明は省略している。
(コンピュータのハードウェア構成の一例)
実施形態および各変形例における各部の機能は、プログラムにより実現されてもよい。
すなわち、本発明の一態様に係る情報処理プログラムは、表示媒体201を有する表示装置200及び記憶サーバ300と通信ネットワークを介して通信する通信処理と、少なくとも一の施設を含む施設情報401に対応させて、グレゴリオ暦に基づく複数の日付を含む所定期間、及び、六曜のうち一又は複数の六曜要素を設定可能である設定ページ400を表示媒体201に表示させ、表示媒体201において、所定期間及び一又は複数の六曜要素が設定されたことが検知されたとき、記憶サーバ300に記憶された施設情報401に含まれる一又は複数の施設の予約情報を用いて、設定された所定期間のうち、設定された一又は複数の六曜要素に該当し、且つ、一又は複数の施設のうち少なくとも一の施設の利用が可能である少なくとも一又は複数の日付を示す情報を表示させる制御処理と、をコンピュータに実行させるようにしてもよい。
係る場合におけるコンピュータのハードウェア構成の一例を図19に示す。
図19に示すように、コンピュータ9000は、例えば、CPU(Central Processing Unit)9001、RAM(Random Access Memory)9002、ROM(Read Only Memory)9003、記憶装置9004、入出力インターフェース(I/F)9005、読取インターフェース(I/F)9006、通信インターフェース(I/F)9007を有する。上述した各部はバス9008を介して、直接的に、または、間接的に接続される。
記憶装置9004は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等である。コンピュータ9000は、入出力インターフェース9005を介して、入出力(I/O)装置9009と接続される。入出力装置9009は、磁気ディスク装置等の入力機能および出力機能を有する装置の他、入力機能が主機能である入力装置、出力機能が主機能である出力装置を含む。入力装置は、例えば、入力キー、マウス、タッチパネル、スキャナである。出力装置は、例えば、ディスプレイ、スピーカ、プリンタである。
読取インターフェース9006は、記録媒体9010に記録されたプログラムまたはデータを読み取る。記録媒体9010は、例えば、半導体メモリ、光学記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体等である。
通信インターフェース9007は、ネットワーク9011を介して、他の機器からデータを受信し、他の機器へデータを送信する。ネットワーク9011は、有線ネットワークであってもよく、無線ネットワークであってもよい。他の機器は、クライアント装置であってもよく、サーバ装置であってもよい。
例えば、ROM9003に記憶されたプログラム、記憶装置9004に記憶されたプログラム、記録媒体9010に記録されたプログラム、または、通信インターフェースが他の機器から受信したプログラムは、RAM9002にロードされる。上記の実施形態および各変形例において、例えば、CPU9001がRAM9002にロードされたプログラムを実行することにより、上記の実施形態等における各部の機能が実現される。
なお、コンピュータ9000における各部の機能は、クラウドコンピューティングによって実現されてもよい。
なお、情報処理システム1におけるコンピュータに実行させる情報処理プログラムまたは説明された機能は、非一時的な有形のコンピュータ可読記録媒体(A non-transitory, tangible computer-readable storage medium)に記録されてもよい。非一時的な有形のコンピュータ可読記録媒体は、コンピュータ、CPU、MPU(Micro Processing Unit)等によってアクセスされることが可能な任意の記録媒体である。任意の記録媒体は、例えば、ROM、RAM、フラッシュメモリ、磁気記憶装置、光ディスク等であって、例示したものに限定されない。
なお、以上の説明において、A、BおよびCのうち少なくとも1つ(at least one of)が含まれるとは、A、B、Cのうち1つまたは2つ以上(one or two or more of)の組み合わせでもよいという意味であってもよい。