JP7477779B2 - 信号転送システム、及び代理転送エージェント装置 - Google Patents

信号転送システム、及び代理転送エージェント装置 Download PDF

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Description

本発明は、信信号転送システム、及び代理転送エージェント装置に関する。
通信のネットワーク機能の柔軟化、ハードウェアのサイズやコストの削減等を目的として、従来、単一の筐体内で実現されていたネットワーク機能を、末端に配置する機能(以下、末端機能という)と、複雑な処理や制御を行う機能(以下、中央機能という)とに分離して、中央機能をネットワークの中心部に集約する分割アーキテクチャが検討されている。
例えば、光固定アクセスネットワークの分野では、OLT(Optical Line Terminal)機能をスイッチに挿入可能なモジュール型の小型ハードウェアとして実現される末端機能と、ソフトウェア化された中央機能とに分離し、例えば、中央機能をDC(Data Center)に集約して、OLT機能を実現する分割アーキテクチャが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
また、無線アクセスネットワークの分野においても、従来、単一の基地局装置として実装されていた機能を親局と子局に分離するC-RAN(Centralized-Radio Access Network)という分割アーキテクチャの検討が進んでいる(例えば、非特許文献2参照)。
一般的に、このような分割アーキテクチャにおいて、末端機能としては信号の送受信、信号の変換、及びパケットを転送する機能等が実装されるが、経済的な観点から、末端機能は、単純で簡素化されている構成になっていることが望ましい。
Keita Nishimoto et al.,"Predictive Dynamic Bandwidth Allocation Based on the Correlation of the Bi-directional Traffic for Cloud-based Virtual PON-OLT", Proc. IEEE, 2017 IEEE International Workshop Techical Committee on Communications Quality and Reliability (CQR), 2017, pp1-6 宮本健司、"Radio over Fiber技術の無線アクセスネットワークへの統合に関する研究(博士論文)"、大阪大学リポジトリ、2017年1月
ところで、近年、ネットワークの中央制御を実現するため、OpenFlowやP4(Programming Protocol-Independent Packet Processors)などのSDN(Software Defined Network)プロトコルの導入が進められている。このような新たなプロトコルを用いて末端機能を備えた装置(以下、末端機能装置という)の制御を行おうとすると、従来以上に高度な転送処理、例えば、パケットイン、パケットアウト、IP(Internet Protocol)アドレスの書き換えなどの処理が、末端機能装置に要求される。
しかしながら、このような高度な転送処理を、末端機能装置において実現することは、経済的な観点から困難であるという問題がある。
上記事情に鑑み、本発明は、中央機能と末端機能に分離する分割アーキテクチャを採用する場合に、SDN等の新たな通信プロトコルを柔軟に追加することができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、各々に接続する物理回線を通じて信号の送受信を行う複数の物理ポート送受信部と、前記物理ポート送受信部の各々に接続し、前記物理ポート送受信部が出力する信号、または、前記物理ポート送受信部に出力する信号の転送処理を行う転送処理部と、いずれかの前記物理回線において前記物理ポート送受信部に対応付けられる論理パスを生成し、前記転送処理部から信号を受けた場合、当該信号を受信した前記物理ポート送受信部に対応する論理パスに前記信号を送出し、前記論理パスを通じて信号を受信した場合、当該信号を受信した前記論理パスに対応する物理ポート送受信部を転送先に指定して前記転送処理部に前記信号を出力する末端側論理パス送受信部と、を有する末端機能装置と、前記末端機能装置との間で前記物理ポート送受信部に対応付けられる前記論理パスを生成し、前記論理パスを通じて信号を受信した場合、当該信号を受信した前記論理パスに対応する物理ポート送受信部を特定する情報を前記信号に関連付けて、当該信号とともに、転送条件に応じて転送処理を行う代理転送処理部を介して自装置に接続するネットワーク制御装置置に出力し、前記論理パスに信号を送出する場合、当該信号の転送先として指定されている前記物理ポート送受信部に対応する論理パスに前記信号を送出する代理側論理パス送受信部を有する代理転送エージェント装置と、を備え、前記代理転送エージェント装置は、前記代理側論理パス送受信部が出力する前記信号と、当該信号に関連付けられている前記物理ポート送受信部を特定する情報とを取り込み、取り込んだ前記信号が自装置に接続する前記ネットワーク制御装置から指定される転送条件に一致する信号である場合、前記信号と、前記物理ポート送受信部を特定する情報とを前記ネットワーク制御装置に転送し、前記ネットワーク制御装置が送出元である信号と、当該信号に関連付けられている前記物理ポート送受信部を特定する情報とを受けた場合、前記信号と、当該信号に関連付けられている前記物理ポート送受信部を特定する情報とを前記代理側論理パス送受信部に出力する前記代理転送処理部を備え、前記代理側論理パス送受信部は、前記代理転送処理部から前記信号と、当該信号に関連付けられている前記物理ポート送受信部を特定する情報とを受けた場合、前記物理ポート送受信部を特定する情報に対応する前記論理パスに前記信号を送出する、信号転送システムである。
本発明の一態様は、各々に接続する物理回線を通じて信号の送受信を行う複数の物理ポート送受信部を有する末端機能装置に、いずれかの前記物理回線を介して接続する代理転送エージェント装置であって、前記末端機能装置に接続する前記物理回線において前記物理ポート送受信部に対応付けられる論理パスを生成し、前記論理パスを通じて信号を受信した場合、当該信号を受信した前記論理パスに対応する物理ポート送受信部を特定する情報を前記信号に関連付けて、当該信号とともに、転送条件に応じて転送処理を行う代理転送処理部を介して自装置に接続するネットワーク制御装置に出力し、前記論理パスに信号を送出する場合、当該信号の転送先として指定されている前記物理ポート送受信部に対応する論理パスに前記信号を送出する代理側論理パス送受信部を備え、前記代理側論理パス送受信部が出力する前記信号と、当該信号に関連付けられている前記物理ポート送受信部を特定する情報とを取り込み、取り込んだ前記信号が自装置に接続する前記ネットワーク制御装置から指定される転送条件に一致する信号である場合、前記信号と、前記物理ポート送受信部を特定する情報とを前記ネットワーク制御装置に転送し、前記ネットワーク制御装置が送出元である信号と、当該信号に関連付けられている前記物理ポート送受信部を特定する情報とを受けた場合、前記信号と、当該信号に関連付けられている前記物理ポート送受信部を特定する情報とを前記代理側論理パス送受信部に出力する前記代理転送処理部を備え、前記代理側論理パス送受信部は、前記代理転送処理部から前記信号と、当該信号に関連付けられている前記物理ポート送受信部を特定する情報とを受けた場合、前記物理ポート送受信部を特定する情報に対応する前記論理パスに前記信号を送出する、代理転送エージェント装置である。
本発明により、中央機能と末端機能に分離する分割アーキテクチャを採用する場合に、SDN等の新たな通信プロトコルを柔軟に追加することができる。
基本実施形態におけるパケット転送システムの構成を示すブロック図である。 基本実施形態におけるパケット転送システムにおいて論理パスが生成される構成を示す図である。 基本実施形態における末端側物理論理対応テーブルの構成を示す図である。 基本実施形態における代理側物理論理対応テーブルの構成を示す図である。 第1の実施形態における通信システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態におけるパケットインの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるパケットアウトの処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態における通信システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態における隣接スイッチの接続関係の検出処理の流れを示すフローチャートである。
(基本実施形態)
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、基本実施形態におけるパケット転送システム1の構成を示すブロック図である。パケット転送システム1は、末端機能装置2、及び代理転送エージェント装置3を備える。
末端機能装置2は、N個の物理ポート送受信部21-1,21-2,…,21-n,…,21-Nと、転送処理部22と、末端側論理パス送受信部23と、記憶部24とを備える。ここで、Nは、2以上の整数であり、物理ポート送受信部21-nは、物理ポート送受信部21-1~21-Nの任意の1つを示している。
物理ポート送受信部21-1~21-Nの各々には、光ファイバなどの通信用の物理回線4-1~4-Nが接続される。物理ポート送受信部21-1~21-Nの各々は、各々に接続する物理回線4-1~4-Nを通じてパケットを受信し、受信したパケットを転送処理部22に出力する。
ここで、パケットには、例えば、通信において利用者間で送受信し合うデータを含んだデータパケットと言われる種類のパケットや、通信における制御に用いられる制御信号を含んだ制御パケットと言われる種類のパケットが含まれているものとする。
また、物理ポート送受信部21-1~21-Nの各々は、転送処理部22が出力するパケットを取り込み、取り込んだパケットを各々に接続する物理回線4-1~4-Nに送出する。なお、物理ポート送受信部21-1~21-Nの各々には、物理ポート送受信部21-1~21-Nの各々を識別可能な物理ポート識別情報が予め付与されている。図1では、物理ポート識別情報の一例として、「第1物理ポート」,「第2物理ポート」,…,「第n物理ポート」,…,「第N物理ポート」という名称で示される物理ポート識別情報が付与される例を示している。
末端側論理パス送受信部23は、代理転送エージェント装置3に物理回線4-nを介して接続する物理ポート送受信部21-nに接続する。末端側論理パス送受信部23は、物理ポート送受信部21-n及び物理回線4-nを通じて、代理転送エージェント装置3の間に物理ポート送受信部21-1~21-Nに一対一に対応付けられるN本の論理パス41-1~41-Nを生成する。なお、図2は、図1の符号100で示す破線の枠内の構成において、論理パス41-1~41-Nが生成される際の構成例を示す図である。
論理パス41-1~41-Nを生成する手法としては、例えば、VLAN(Virtual Local Area Network)タグなどをパケットに付加して生成する手法や、波長の1つを論理パスとするなどの物理的な特性を用いて生成する手法が適用される。
また、末端側論理パス送受信部23は、転送処理部22が出力するパケットを取り込むと、当該パケットを受信した物理ポート送受信部21-1~21-Nに対応する論理パス41-1~41-Nに当該パケットを送出する。また、末端側論理パス送受信部23は、論理パス41-1~41-Nを通じて代理転送エージェント装置3からパケットを受信すると、当該パケットを受信した論理パス41-1~41-Nに対応する物理ポート送受信部21-1~21-Nを転送先に指定する指定情報を、パケットに関連付けて、パケットとともに転送処理部22に出力する。この指定情報としては、例えば、物理ポート識別情報が適用される。
記憶部24は、図3に示すデータ形式を有する末端側物理論理対応テーブル241を記憶する。末端側物理論理対応テーブル241は、「物理ポート」、「論理パス」の項目を有しており、「物理ポート」の項目には、物理ポート送受信部21-1~21-Nに付与されている物理ポート識別情報が予め書き込まれる。「論理パス」の項目には、末端側論理パス送受信部23が論理パス41-1~41-Nを生成する際に、論理パス41-1~41-Nの各々に対して生成して付与する論理パス識別情報が末端側論理パス送受信部23によって書き込まれる。
図3では、一例として「1001」,「1002」,…という論理パス識別情報が書き込まれた例を示している。上述したように末端側論理パス送受信部23は、物理ポート送受信部21-1~21-Nに一対一に対応付けられるN本の論理パス41-1~41-Nを生成する。そのため、末端側物理論理対応テーブル241の「物理ポート」の項目に書き込まれる物理ポート識別情報の各々に対して、異なる論理パス識別情報が「論理パス」の項目に書き込まれることになる。
転送処理部22は、内部の記憶領域に予め定められる転送条件を記憶しており、物理ポート送受信部21-1~21-Nが出力するパケットを取り込み、取り込んだパケットが転送条件に一致するパケットであるか否かを判定する。ここで、転送処理部22の内部の記憶領域に記憶される転送条件とは、例えば、パケットに含まれるVLAN-ID(IDentifier)が予め定められるVLAN-IDに一致しているかといった条件や、パケットに含まれる送信元IPアドレスが、予め定められるIPアドレスに一致しているかといった条件である。なお、転送条件は、複数の条件を含んでいてもよい。
転送処理部22は、物理ポート送受信部21-1~21-Nが出力するパケットが転送条件のいずれかに一致する場合、一致した転送条件に定義されている転送処理を、取り込んだパケットに対して適用し、転送先の物理ポート送受信部21-1~21-Nのいずれかに出力する。なお、転送処理部22が行う転送処理は、代理転送エージェント装置3が行う転送処理に比べると簡易な構成で実現可能な転送処理である。例えば、送信元IPアドレスが転送条件に示されているIPアドレスに一致する場合、送出する物理ポート先を変更するといったIF-THEN構文で表すことができる程度の簡易な処理である。
また、転送処理部22は、物理ポート送受信部21-1~21-Nが出力するパケットが転送条件のいずれにも一致しない場合、当該パケットを受信した物理ポート送受信部21-1~21-Nを特定する情報、例えば、物理ポート識別情報をパケットに関連付けて、パケットとともに末端側論理パス送受信部23に出力する。
また、転送処理部22は、末端側論理パス送受信部23が出力するパケットと、当該パケットに関連付けられている転送先を指定する指定情報とを取り込んだ場合、指定情報に対応する物理ポート送受信部21-1~21-Nに、取り込んだパケットを出力する。
代理転送エージェント装置3は、末端機能接続送受信部31と、代理側論理パス送受信部32と、コントローラ送受信部33と、外部NW(Network)送受信部34と、代理転送処理部35と、記憶部36とを備える。末端機能接続送受信部31は、物理回線4-nを介して末端機能装置2の物理ポート送受信部21-nと接続する。
代理側論理パス送受信部32は、図2に示すように、末端機能接続送受信部31と、物理ポート送受信部21-nとの間の物理回線4-nを介して、末端側論理パス送受信部23との間に、N本の論理パス41-1~41-Nを生成する。代理側論理パス送受信部32は、N本の論理パス41-1~41-Nを生成する際、末端側論理パス送受信部23が論理パス41-1~41-Nを生成した際に各々に付与する論理パス識別情報と同一の論理パス識別情報をN本の論理パス41-1~41-Nに対して付与する。
例えば、末端側論理パス送受信部23は、代理側論理パス送受信部32との間で論理パスを生成するごとに、生成した論理パスに対して付与する論理パス識別情報を、代理側論理パス送受信部32に送信する。これにより、末端側論理パス送受信部23と、代理側論理パス送受信部32とが、同一の論理パスに対して同一の論理パス識別情報を共有することができる。
代理側論理パス送受信部32は、論理パス41-1~41-Nのいずれかを通じて末端側論理パス送受信部23からパケットを受信すると、受信した論理パス41-1~41-Nに対応する物理ポート送受信部21-1~21-Nを特定する情報、例えば、物理ポート識別情報を当該パケットに関連付けて、パケットとともに代理転送処理部35に出力する。また、代理側論理パス送受信部32は、転送に用いる論理パス41-1~41-Nを指定する指定情報が関連付けられたパケットを代理転送処理部35から受けると、当該指定情報に対応する論理パス41-1~41-Nを通じて、当該パケットを末端側論理パス送受信部23に送信する。
記憶部36は、図4に示す代理側物理論理対応テーブル361を記憶する。代理側物理論理対応テーブル361は、図3に示した末端機能装置2の記憶部24が記憶する末端側物理論理対応テーブル241と同一の内容のテーブルである。
例えば、末端側論理パス送受信部23が、末端側物理論理対応テーブル241の全ての物理ポートの項目に対応する論理パスの項目への論理パス識別情報の書き込みを完了した際、末端側論理パス送受信部23が、代理側論理パス送受信部32に末端側物理論理対応テーブル241のデータを送信する。代理側論理パス送受信部32が末端側物理論理対応テーブル241のデータを受信して記憶部36に書き込むことにより、末端側物理論理対応テーブル241と同一の内容の代理側物理論理対応テーブル361が記憶部36に生成されることになる。これにより、代理転送エージェント装置3において、末端機能装置2の物理ポート送受信部21-1~21-Nと、論理パス41-1~41-Nの対応関係を特定することが可能になる。
外部NW送受信部34は、例えば、インターネットなどの外部の通信ネットワークに接続し、当該通信ネットワークに接続する装置に対して、代理転送処理部35から受けたパケットを送信する。また、外部NW送受信部34は、通信ネットワークに接続する装置からパケットを受信すると、受信したパケットを代理転送処理部35に出力する。
コントローラ送受信部33は、通信ネットワークの制御を行うネットワーク制御装置に接続する。ここで、ネットワーク制御装置とは、例えば、OpenFlowやP4等のSDNプロトコルにしたがって通信の制御処理を行う装置である。コントローラ送受信部33は、ネットワーク制御装置と、代理転送処理部35の間のパケットの送受信を管理する処理を行う。ここで、管理する処理とは、例えば、代理転送エージェント装置3と、ネットワーク制御装置との間のコネクションを維持するためのメッセージの送受信を行う処理、ネットワーク制御装置に対して送信するパケットをSDNプロトコルのメッセージのフォーマットにしたがって変換する処理、逆にネットワーク制御装置から受信したメッセージを代理転送処理部35及び末端機能装置2が処理することができるパケットのフォーマットに変換する処理、ネットワーク制御装置が送信する転送条件を示すデータを含んだパケットの受信処理等を行う。
また、コントローラ送受信部33は、コネクションを維持するためのメッセージや、ネットワーク制御装置に送信するパケットを変換して生成するSDNプロトコルのメッセージに対して、ネットワーク制御装置との間のプロトコルやメッセージのフォーマットにしたがって、予め定められている値をメッセージに書き加えたりする処理を行う。
例えば、ネットワーク制御装置が、OpenFlowのプロトコルにしたがって動作している場合、コントローラ送受信部33は、OpenFlowのプロトコルにおいてネットワーク制御装置に送信するFeatureResメッセージの「datapath-id」や「ports」の項目に対して予め定められた値を書き込む。コントローラ送受信部33は、例えば、「datapath-id」の項目には、末端機能装置2に予め付与されている固有の識別情報を書き込み、「ports」の項目には、末端機能装置2の物理ポート送受信部21-1~21-Nの数や状態を示すデータを書き込む。なお、「datapath-id」や「ports」の項目に書き込む末端機能装置2に関する情報は、コントローラ送受信部33の内部の記憶領域に予め記憶されているものとする。これにより、OpenFlowのネットワーク制御装置は、末端機能装置2の特性、例えば、物理ポート送受信部21-1~21-Nの数や状態等が反映された仮想的なOpenFlowスイッチとしてコントローラ送受信部33を認識することになる。
また、コントローラ送受信部33は、ネットワーク制御装置から受信した、ネットワーク制御装置が指定する転送条件を示すデータを代理転送処理部35に出力する。
代理転送処理部35は、コントローラ送受信部33から受けたネットワーク制御装置が指定する転送条件に、代理側論理パス送受信部32から受けたパケットが一致するか否かを判定し、パケットが転送条件に一致する場合、転送条件に定められている転送処理をパケットに対して行い、転送条件に応じてコントローラ送受信部33を介してコントローラに、もしくは、外部NW送受信部34を介して外部NWに出力する。また、代理転送処理部35は、代理側論理パス送受信部32から受けたパケットが転送要件に一致しない場合、予め定められる転送処理をパケットに対して行い、コントローラ送受信部33にパケットを出力する
ここで、代理転送処理部35が行う転送処理は、上記した末端機能装置2の転送処理部22が行う転送処理に比べると複雑な処理であり、例えば、パケットに含まれるデータの一部を書き替えたり、データの一部を削除したりするなどの処理が含まれる。具体的な転送処理としては以下の通りである。送出されたVLANタグが付与されたパケットは、代理転送エージェント装置3の代理側論理パス送受信部32で受信される。その後、VLANタグが付与されたパケットは、代理側論理パス送受信部32によってVLANタグが削除された後に、前述のパケットが末端機能装置2の第1物理ポートで受信されたことを示す情報とともに、代理転送処理部35へ送られる。代理転送処理部35は、代理側論理パス送受信部32から送られたパケットが第1物理ポートで受信されたという情報に基づき、規定された通り、当該パケットをコントローラ送受信部33へ送る。コントローラ送受信部33は、当該パケットをOpenFlowのパケットインメッセージフォーマットに変換した上で、OpenFlowコントローラへ転送する。この際、パケットインメッセージのOFPXMT_OFB_IN_PHY_PORTには前述ポート情報(第1物理ポートを示す情報)が書き込まれる。また、パケットインメッセージの他の項目に対しても予め設定された値を書き込む。
また、代理転送処理部35は、コントローラ送受信部33、または、外部NW送受信部34からパケットを受けると、受けたパケットに対して予め定められる転送処理を行い、代理側論理パス送受信部32に出力する。代理転送処理部35は、パケットを代理側論理パス送受信部32に出力する際、当該パケットの転送経路となる論理パス41-1~41-Nを指定する指定情報をパケットに関連付けて、パケットとともに代理側論理パス送受信部32に出力する。
この指定情報としては、例えば、物理ポート識別情報が適用され、コントローラ送受信部33が代理転送処理部35に出力する情報、または、外部NW送受信部34が代理転送処理部35に出力する情報、または、パケットに含まれる情報などを元に代理転送処理部35によって指定情報が生成される。
上記の基本実施形態のパケット転送システム1は、末端機能装置2と代理転送エージェント装置3を備えており、末端機能装置2において、物理ポート送受信部21-1~21-Nは、各々に接続する物理回線4-1~4-Nを通じてパケットの送受信を行う。転送処理部22は、物理ポート送受信部21-1~21-Nの各々に接続し、物理ポート送受信部21-1~21-Nが出力するパケット、または、物理ポート送受信部21-1~21-Nに出力するパケットの転送処理を行う。末端側論理パス送受信部23は、いずれかの物理回線4-nにおいて物理ポート送受信部21-1~21-Nに対応付けられる論理パス41-1~41-Nを生成し、転送処理部22からパケットを受けた場合、当該パケットを受信した物理ポート送受信部21-1~21-Nに対応する論理パス41-1~41-Nにパケットを送出し、論理パス41-1~41-Nを通じてパケットを受信した場合、当該パケットを受信した論理パス41-1~41-Nに対応する物理ポート送受信部21-1~21-Nを転送先に指定して転送処理部22にパケットを出力する。代理転送エージェント装置3において、代理側論理パス送受信部32は、末端機能装置2に接続する物理回線4-nにおいて論理パス41-1~41-Nを生成し、論理パス41-1~41-Nを通じてパケットを受信した場合、当該パケットを受信した論理パス41-1~41-Nに対応する物理ポート送受信部21-1~21-Nを特定する情報をパケットに関連付けて、当該パケットとともに出力し、論理パス41-1~41-Nにパケットを送出する場合、当該パケットの転送先として指定されている物理ポート送受信部21-1~21-Nに対応する論理パス41-1~41-Nにパケットを送出する。
これにより、末端機能装置2と代理転送エージェント装置3の間に生成した物理ポート送受信部21-1~21-Nに一対一に対応する論理パス41-1~41-Nを通じて、パケットを送受信することで、代理転送エージェント装置3にパケットの受信元の物理ポート送受信部21-1~21-Nを特定する情報を通知することが可能となる。そのため、代理転送エージェント装置3に接続するネットワーク制御装置が、物理ポート送受信部21-1~21-Nを特定する情報を参照することが可能になる。また、代理転送エージェント装置3は、末端機能装置2においてパケットを送出させる物理ポート送受信部21-1~21-Nを指定してパケットを、末端機能装置2に対して送信することが可能となる。
この場合、末端機能装置2に追加される構成は、物理ポート送受信部21-1~21-Nに一対一に対応する論理パス41-1~41-Nを生成する構成に留まり、パケットの受信元の物理ポート送受信部21-1~21-Nを特定する情報をネットワーク制御装置に直接通知するような複雑な転送処理を加える必要もない。したがって、中央機能と末端機能に分離する分割アーキテクチャを採用する場合に、末端機能装置に高度な転送処理を追加することなく、SDN等の新たな通信プロトコルを柔軟に追加することができる。
(第1の実施形態)
図5は、基本実施形態において説明したパケット転送システム1を利用する通信システム100の構成を示すブロック図である。通信システム100は、末端機能装置2、代理転送エージェント装置3、中央機能装置5、OpenFlowコントローラ装置6、通信ネットワーク7、及び端末装置8を備える。なお、図5では、N=2とした場合、すなわち、末端機能装置2が、2つの物理ポート送受信部21-1,21-2を備える構成を示しており、末端側論理パス送受信部23は、物理ポート送受信部21-2に接続する構成になっている。端末装置8は、利用者の操作を受けてパケットの送受信を行う装置であり、末端機能装置2の物理ポート送受信部21-1に接続する物理回線4-1の他端に接続する。
末端機能装置2の物理ポート送受信部21-2は、物理回線4-2を介して通信ネットワーク4に接続する。中央機能装置5は、例えば、PON(Passive Optical Network)のDBA(Dynamic Bandwidth Allocation)の処理等を行う装置であり、物理回線10-3を介して通信ネットワーク7に接続する。代理転送エージェント装置3の末端機能接続送受信部31は、物理回線10-1を介して通信ネットワーク7に接続する。
通信ネットワーク7は、物理ポート送受信部21-2と、中央機能装置5と、末端機能接続送受信部31とを相互に接続する。なお、通信ネットワーク4は、代理転送エージェント装置3の外部NW送受信部34が接続する外部の通信ネットワークとは別の通信ネットワークであり、末端機能装置2と、代理転送エージェント装置3と中央機能装置5の間に閉じた通信を行う通信ネットワークである。
代理転送エージェント装置3のコントローラ送受信部33は、物理回線10-2を介してOpenFlowコントローラ装置6に接続する。OpenFlowコントローラ装置6は、基本実施形態において示したネットワーク制御装置に対応する装置であり、例えば、OpenFlow1.3のプロトコルが動作しており、当該プロトコルに規定されているフォーマットのメッセージを代理転送エージェント装置3との間で送受信する。
末端機能装置2の末端側論理パス送受信部23と、代理転送エージェント装置3の代理側論理パス送受信部32は、物理回線4-2、通信ネットワーク7、及び物理回線10-1を介して、2本の論理パス41-1,41-2を生成する。なお、図5では、説明の便宜上、物理ポート送受信部21-1に対応する論理パス41-1の方のみを示している。
ここでは、一例として、末端側論理パス送受信部23と代理側論理パス送受信部32は、VLANによって論理パス41-1,41-2を生成するものとする。末端側論理パス送受信部23と代理側論理パス送受信部32は、論理パス41-1に対して、論理パス識別情報としてVLAN-IDとなる「1001」を生成して付与し、論理パス41-2に対して、論理パス識別情報としてVLAN-IDとなる「1002」を生成して付与する。
末端側論理パス送受信部23は、記憶部24の末端側物理論理対応テーブル241の第1物理ポートに対応する「論理パス」の項目に「1001」を書き込み、第2物理ポートに対応する「論理パス」の項目に「1002」を書き込む。これにより、記憶部24には、図3に示す1行目と2行目のレコードを含んだ末端側物理論理対応テーブル241が生成されることになる。同様に、記憶部36にも、図4に示す1行目と2行目のレコードを含んだ代理側物理論理対応テーブル361が生成されることになる。
(第1の実施形態におけるパケットインの処理)
図6は、OpenFlowプロトコルにおけるパケットインの処理が行われる場合の処理の流れを示すフローチャートである。パケットインとは、OpenFlowスイッチがOpenFlowコントローラに対してパケットを送信する処理であり、図5に示す通信システム100の場合、OpenFlowコントローラ装置6によってOpenFlowスイッチであると認識される代理転送エージェント装置3が、OpenFlowコントローラ装置6に対してパケットを送信する処理になる。
OpenFlowコントローラ装置6は、代理転送エージェント装置3のコントローラ送受信部33に対して、末端機能装置2の物理ポート送受信部21-1において受信したパケットをパケットインさせる転送条件を示すデータを予め送信する。コントローラ送受信部33は、OpenFlowコントローラ装置6から転送条件を示すデータを受信すると、受信した転送条件を示すデータを代理転送処理部35に出力する。代理転送処理部35は、コントローラ送受信部33が出力する転送条件を示すデータを取り込んで内部の記憶領域に記憶させておく。
末端機能装置2の転送処理部22には、転送条件として、中央機能装置5によって処理される種類のパケットの場合、物理ポート送受信部21-2に転送するという条件が予め定められているものとする。以下、中央機能装置5によって処理される種類のパケットを規定パケットという。
端末装置8が、物理回線4-1にパケットを送出する。末端機能装置2の物理ポート送受信部21-1は、物理回線4-1を通じてパケットを受信する(ステップSe1)。物理ポート送受信部21-1は、受信したパケットを転送処理部22に出力する。転送処理部22は、物理ポート送受信部21-1が出力するパケットを取り込むと、予め定められている転送条件に基づいて、取り込んだパケットが転送条件に一致するか否かを判定する(ステップSe2)。
ここで、端末装置8が送出したパケットが規定パケットであるとすると、転送処理部22は、取り込んだパケットが転送条件に一致すると判定し(ステップSe2、Yes)、当該転送条件に定められている転送処理、すなわち、取り込んだパケットを物理ポート送受信部21-2に転送する処理を行う(ステップSe3)。物理ポート送受信部21-2は、転送処理部22が出力する規定パケットを取り込み、取り込んだ規定パケットを、物理回線4-2に送出する。これにより、規定パケットは通信ネットワーク7によって中央機能装置5に転送される。
これに対して、端末装置8が送出したパケットが、規定パケットではない未定パケットである場合、転送処理部22は、取り込んだパケットが転送条件に一致しないと判定し(ステップSe2、No)、当該パケットを取り込んだ物理ポート送受信部21-1の物理ポート識別情報、すなわち「第1物理ポート」をパケットに関連付けて、パケットとともに末端側論理パス送受信部23に出力する。
末端側論理パス送受信部23は、転送処理部22が出力するパケットと、パケットに関連付けられている物理ポート識別情報「第1物理ポート」とを取り込む。末端側論理パス送受信部23は、記憶部24の末端側物理論理対応テーブル241を参照し、物理ポート識別情報「第1物理ポート」に対応する論理パス識別情報「1001」を読み出す。末端側論理パス送受信部23は、読み出した「1001」をVALN-IDとし、VLANタグとしてパケットに付与し、論理パス41-1を通じて代理転送エージェント装置3にパケットを送信する(ステップSe4)。
代理転送エージェント装置3の代理側論理パス送受信部32は、論理パス41-1を通じてパケットを受信する(ステップSd1)。代理側論理パス送受信部32は、受信したパケットに付与されているVLANタグ「1001」を削除する。代理側論理パス送受信部32は、記憶部36の代理側物理論理対応テーブル361を参照し、論理パス識別情報「1001」に対応する物理ポート識別情報「第1物理ポート」を読み出す(ステップSd2)。
代理側論理パス送受信部32は、読み出した物理ポート識別情報「第1物理ポート」をパケットに関連付けて、パケットとともに代理転送処理部35に出力する。代理転送処理部35は、代理側論理パス送受信部32が出力するパケットと、パケットに関連付けられている物理ポート識別情報「第1物理ポート」とを取り込む。
代理転送処理部35は、内部の記憶領域に記憶させている転送条件、すなわち、末端機能装置2の物理ポート送受信部21-1において受信したパケットをパケットインさせる転送条件を参照する。代理転送処理部35は、取り込んだパケットに関連付けられている物理ポート識別情報が「第1物理ポート」、すなわち物理ポート送受信部21-1に一致しているため、パケットと、物理ポート識別情報「第1物理ポート」とをコントローラ送受信部33に出力する(ステップSd3)。
コントローラ送受信部33は、代理転送処理部35が出力するパケットと、物理ポート識別情報「第1物理ポート」とを取り込む。コントローラ送受信部33は、取り込んだパケットをOpenFlowのパケットインのメッセージフォーマットに変換してパケットインメッセージを生成する。コントローラ送受信部33は、生成したパケットインメッセージのOFPXMT_OFB_IN_PYH_PORTの項目に取り込んだ物理ポート識別情報「第1物理ポート」を書き込み、他の項目に対しても予め定められている値を書き込む。コントローラ送受信部33は、項目に対するデータや値の書き込みが完了すると、物理回線10-2を通じてOpenFlowコントローラ装置6にパケットインメッセージを送信する(ステップSd4)。OpenFlowコントローラ装置6は、物理回線10-2を通じてパケットインメッセージを受信する。
(第1の実施形態におけるパケットアウトの処理)
図7は、図5に示す通信システム100において、パケットアウトの処理、すなわち、OpenFlowコントローラ装置6によってOpenFlowスイッチであると認識される代理転送エージェント装置3に対して、OpenFlowコントローラ装置6がパケットを送信する処理の流れを示すフローチャートである。図7に示す処理は、図6に示したパケットインの処理と逆の処理が行われる。
代理転送処理部35には、コントローラ送受信部33、または、外部NW送受信部34から受けたパケットを代理側論理パス送受信部32に転送するという転送条件が予め定められているものとする。
OpenFlowコントローラ装置6は、末端機能装置2の物理ポート送受信部21-1からパケットを送出させることを指示するOpenFlowのパケットアウトメッセージを生成する。OpenFlowコントローラ装置6は、生成したOpenFlowのパケットアウトメッセージの該当する項目に末端機能装置2においてパケットの転送先となる物理ポート送受信部21-1を特定する物理ポート識別情報「第1物理ポート」を書き込んで、物理回線10-2を通じてパケットアウトメッセージを代理転送エージェント装置3に送信する。
代理転送エージェント装置3のコントローラ送受信部33は、物理回線10-2を通じてパケットアウトメッセージを受信する(ステップSd10)。コントローラ送受信部33は、受信したパケットアウトメッセージに含まれている物理ポート識別情報「第1物理ポート」を読み出す(ステップSd11)。コントローラ送受信部33は、パケットアウトメッセージを末端機能装置2が処理可能なフォーマットに変換してパケットを生成し、生成したパケットに物理ポート識別情報「第1物理ポート」を関連付けて、パケットとともに代理転送処理部35に出力する。
代理転送処理部35は、コントローラ送受信部33が出力するパケットと、当該パケットに関連付けられた物理ポート識別情報「第1物理ポート」とを取り込む。代理転送処理部35は、予め定められている転送条件、すなわち、コントローラ送受信部33が出力するパケットを代理側論理パス送受信部32に転送するという転送条件を参照する。代理転送処理部35は、取り込んだパケットが、コントローラ送受信部33が出力したパケットであるため転送条件に一致すると判定し、物理ポート識別情報「第1物理ポート」を指定情報としてパケットに関連付けて、パケットとともに代理側論理パス送受信部32に出力する。
代理側論理パス送受信部32は、代理転送処理部35が出力するパケットと、パケットに関連付けられた指定情報とを取り込む。代理側論理パス送受信部32は、記憶部36の代理側物理論理対応テーブル361を参照し、指定情報、すなわち物理ポート識別情報「第1物理ポート」に対応する論理パス識別情報「1001」を読み出す。代理側論理パス送受信部32は、読み出した「1001」をVALN-IDとし、VLANタグとしてパケットに付与し、論理パス41-1を通じて末端機能装置2にパケットを送信する(ステップSd12)。
末端機能装置2の末端側論理パス送受信部23は、論理パス41-1を通じてパケットを受信する(ステップSe10)。末端側論理パス送受信部23は、受信したパケットに付与されているVLANタグ「1001」を削除する。末端側論理パス送受信部23は、記憶部24の末端側物理論理対応テーブル241を参照し、論理パス識別情報「1001」に対応する物理ポート識別情報「第1物理ポート」を読み出す(ステップSe11)。
末端側論理パス送受信部23は、読み出した物理ポート識別情報「第1物理ポート」を指定情報とし、指定情報をパケットに関連付けて、パケットとともに転送処理部22に出力する。転送処理部22は、末端側論理パス送受信部23が出力するパケットと、パケットに関連付けられている指定情報とを取り込む。
転送処理部22は、取り込んだ指定情報、すなわち物理ポート識別情報「第1物理ポート」に基づいて、取り込んだパケットを「第1物理ポート」に対応する物理ポート送受信部21-1に転送する。物理ポート送受信部21-1は、転送処理部22が出力するパケットを取り込み、取り込んだパケットを物理回線4-1に送出する(ステップSe12)。パケットは、物理回線4-1によって伝送され、端末装置8が物理回線4-1を通じてパケットを受信する。
上記の第1の実施形態の構成により、中央機能と末端機能に分離する分割アーキテクチャを採用した場合であっても、パケット転送システム1、すなわち末端機能装置2と、代理転送エージェント装置3を備えることで、OpenFlowのプロトコルにおけるパケットインとパケットアウトの処理を行うことが可能になる。
(第2の実施形態)
図8は、基本実施形態において説明したパケット転送システム1を利用する通信システム101の構成の構成を示すブロック図である。なお、第2の実施形態において、基本実施形態、及び第1の実施形態と構成と同一の構成については、同一の符号を付している。
通信システム101は、図5に示した通信システム100の通信ネットワーク7をOpenFlowスイッチ9に置き換え、更に、OpenFlowコントローラ装置6とOpenFlowスイッチ9とを物理回線10-4により接続した構成になっている。
通信システム101は、末端機能装置2、代理転送エージェント装置3、中央機能装置5、OpenFlowコントローラ装置6、及びOpenFlowスイッチ9を備える。OpenFlowスイッチ9は、4個の物理ポート71-1~71-4を備えており、OpenFlowのプロトコルに基づいて、パケットの転送を行う。
OpenFlowスイッチ9において、物理ポート71-1は、物理回線4-2を介して末端機能装置2の物理ポート送受信部21-2に接続する。物理ポート71-2は、物理回線10-1を介して代理転送エージェント装置3の末端機能接続送受信部31に接続する。物理ポート71-3は、物理回線10-4を介してOpenFlowコントローラ装置6に接続する。物理ポート71-4は、物理回線10-3を介して中央機能装置5に接続する。
通信システム101においても、通信システム100と同様に、N=2の場合、すなわち末端機能装置2が、2つの物理ポート送受信部21-1,21-2を備えており、末端側論理パス送受信部23は、物理ポート送受信部21-2に接続する。末端機能装置2の末端側論理パス送受信部23と、代理転送エージェント装置3の代理側論理パス送受信部32は、物理回線4-2、OpenFlowスイッチ9、及び物理回線10-1を介して、2本の論理パス41-1,41-2を生成する。なお、図8では、説明の便宜上、物理ポート送受信部21-2に対応する論理パス41-2の方のみを示している。
通信システム101においても、通信システム100と同様に、末端側論理パス送受信部23と代理側論理パス送受信部32は、VLANによって論理パス41-1,41-2を生成するものとする。末端側論理パス送受信部23と代理側論理パス送受信部32は、論理パス41-1に対して、論理パス識別情報としてVLAN-ID「1001」を生成して付与し、論理パス41-2に対して、論理パス識別情報としてVLAN-ID「1002」を生成して付与する。
末端側論理パス送受信部23は、記憶部24の末端側物理論理対応テーブル241の第1物理ポートに対応する「論理パス」の項目に「1001」を書き込み、第2物理ポートに対応する「論理パス」の項目に「1002」を書き込む。これにより、記憶部24には、図3に示す1行目と2行目のレコードを含んだ末端側物理論理対応テーブル241が生成されることになる。同様に、記憶部36にも、図4に示す1行目と2行目のレコードを含んだ代理側物理論理対応テーブル361が生成されることになる。
(第2の実施形態における隣接スイッチの接続関係の検出処理)
以下、図8に示した通信システム101に基づいて、OpenFlowプロトコルにおけるLLDP(Link Layer Discovery Protoco)により隣接スイッチ間、すなわち末端機能装置2と、OpenFlowスイッチ9との間の接続関係を、OpenFlowコントローラ装置6が検出する処理について説明する。図9は、当該処理の流れを示すフローチャートである。
OpenFlowコントローラ装置6は、代理転送エージェント装置3のコントローラ送受信部33に対して、LLDPパケットをパケットインさせる転送条件を示すデータを予め送信する。コントローラ送受信部33は、当該転送条件を示すデータを受信して代理転送処理部35に出力し、代理転送処理部35は、当該転送条件を示すデータを取り込んで内部の記憶領域に記憶させておく。
末端機能装置2の転送処理部22には、転送条件として、中央機能装置5によって処理される種類のパケットの場合、物理ポート送受信部21-2に転送するという条件が予め定められているものとする。
OpenFlowコントローラ装置6は、ChassisIDとしてOpenFlowスイッチ9を特定する情報、例えば、DatapathID等を含み、PortIDとして、物理ポート71-1を特定する情報を含むLLDPパケットを生成し、生成したLLDPパケットをパケットアウトメッセージにより物理回線10-4の送出する(ステップSo1)。なお、当該パケットアウトメッセージには、OpenFlowスイッチ9の物理ポート71-1にLLDPパケットを転送するというアクション情報が含まれているものとする。
OpenFlowスイッチ9は、物理ポート71-3において受信したパケットアウトメッセージを取り込む。OpenFlowスイッチ9は、取り込んだパケットアウトメッセージに含まれるアクション情報にしたがって、パケットアウトメッセージに含まれるLLDPパケットを物理ポート71-1に接続する物理回線4-2に送出する。
末端機能装置2の物理ポート送受信部21-2は、物理回線4-2を通じてLLDPパケットを受信し、受信したLLDPパケットを転送処理部22に出力する。転送処理部22は、上記したように転送条件として、中央機能装置5において処理される種類のパケットを転送する条件しか有していないため、物理ポート送受信部21-2が出力するLLDPパケットは、転送条件に一致しないパケットであると判定する(ステップSe20)。
転送処理部22は、LLDPパケットが転送条件に一致しないパケットであるため、当該パケットを受信した物理ポート送受信部21-2の物理ポート識別情報「第2物理ポート」をLLDPパケットに関連付けて、LLDPパケットとともに末端側論理パス送受信部23に出力する。
末端側論理パス送受信部23は、転送処理部22が出力するLLDPパケットと、LLDPパケットに関連付けられている物理ポート識別情報「第2物理ポート」とを取り込む。末端側論理パス送受信部23は、記憶部24の末端側物理論理対応テーブル241を参照し、物理ポート識別情報「第2物理ポート」に対応する論理パス識別情報「1002」を読み出す。末端側論理パス送受信部23は、読み出した「1002」をVALN-IDとし、VLANタグとしてLLDPパケットに付与し、論理パス41-2を通じて代理転送エージェント装置3にLLDPパケットを送信する(ステップSe21)。
代理転送エージェント装置3の代理側論理パス送受信部32は、論理パス41-2を通じてLLDPパケットを受信する(ステップSd20)。代理側論理パス送受信部32は、受信したLLDPパケットに付与されているVLANタグ「1002」を削除する。代理側論理パス送受信部32は、記憶部36の代理側物理論理対応テーブル361を参照し、論理パス識別情報「1002」に対応する物理ポート識別情報「第2物理ポート」を読み出す(ステップSd21)。
代理側論理パス送受信部32は、読み出した物理ポート識別情報「第2物理ポート」をパケットに関連付けて、LLDPパケットとともに代理転送処理部35に出力する。代理転送処理部35は、代理側論理パス送受信部32が出力するLLDPパケットと、LLDPパケットに関連付けられている物理ポート識別情報「第2物理ポート」とを取り込む。
代理転送処理部35は、内部の記憶領域に記憶させている転送条件がLLDPパケットをパケットインさせるという条件であるため、転送条件に一致すると判定し、取り込んだLLDPパケットと、物理ポート識別情報「第2物理ポート」とをコントローラ送受信部33に出力する。
コントローラ送受信部33は、代理転送処理部35が出力するLLDPパケットと、物理ポート識別情報「第2物理ポート」とを取り込む。コントローラ送受信部33は、取り込んだLLDPパケットをOpenFlowのパケットインのメッセージフォーマットに変換してパケットインメッセージを生成する。コントローラ送受信部33は、生成したパケットインメッセージのOFPXMT_OFB_IN_PYH_PORTの項目に取り込んだ物理ポート識別情報「第2物理ポート」を書き込み、他の項目に対しても予め定められている値を書き込む。コントローラ送受信部33は、項目に対するデータや値の書き込みが完了すると、パケットインメッセージを物理回線10-2に送出する(ステップSd22)。
OpenFlowコントローラ装置6は、物理回線10-2を通じてパケットインメッセージを受信する(ステップSo2)。OpenFlowコントローラ装置6は、パケットインメッセージに含まれている物理ポート識別情報「第2物理ポート」を読み出す。OpenFlowコントローラ装置6は、LLDPパケットをパケットアウトした際のChassisIDに設定したOpenFlowスイッチ9を特定する情報と、PortIDに設定した物理ポート71-1を特定する情報と、読み出した物理ポート識別情報「第2物理ポート」とに基づいて、OpenFlowスイッチ9の物理ポート71-1と、末端機能装置2の第2物理ポート、すなわち物理ポート送受信部21-2とが隣接の接続関係にあることを検出する(ステップSo3)。
上記の第2の実施形態の構成により、中央機能と末端機能に分離する分割アーキテクチャを採用した場合であっても、パケット転送システム1、すなわち末端機能装置2と、代理転送エージェント装置3を備えることで、OpenFlowのプロトコルのLLDPパケットを用いたトポロジー検出を行うことが可能になる。
代理転送エージェント装置3は、代理側論理パス送受信部32のある論理パスから受信したパケットを他の論理パスに対して転送してもよい。ただし、転送する際、代理転送処理部35は、末端機能装置2が処理することができるフォーマットにパケットを変換する必要がある。
また、上記の第1の実施形態、及び第2の実施形態では、図5及び図8に示したように代理転送エージェント装置3と、中央機能装置5とを、別の装置として構成する例を示しているが、本発明の構成は、当該実施の形態に限られない。代理転送エージェント装置3と、中央機能装置5とを一体の装置として構成するようにしてもよい。ただし、中央機能装置5が、遅延やジッタに対してセンシティブな処理を行う場合、図5や図8に示したように、別の装置として構成する方が、中央機能装置5へのパケットの集中を防ぐことができるので、中央機能装置5の性能劣化を抑える効果が期待できる。
また、上記の基本実施形態、第1の実施形態、及び第2の実施形態では、末端機能装置2のN個の物理ポート送受信部21-1~21-Nに一対一に対応するN本の論理パス41-1~41-Nを、末端側論理パス送受信部23と代理側論理パス送受信部32が生成していたが、本発明は、当該実施の形態に限られない。第1及び第2の実施形態で示したように、論理パス41-1,41-2のいずれか1本のみを利用するような場合もあり、このような場合を考慮すると、末端側論理パス送受信部23と代理側論理パス送受信部32が、必要に応じて動的に論理パス41-1~41-Nを生成するようにしてもよい。
また、上記の基本実施形態、第1の実施形態、及び第2の実施形態では、末端側論理パス送受信部23が、論理パス識別情報を生成し、生成した論理パス識別情報を代理側論理パス送受信部32に送信することで、末端側論理パス送受信部23と、代理側論理パス送受信部32が、同一の論理パスに対して同一の論理パス識別情報を付与するようにしているが、本発明の構成は、当該実施の形態に限られない。逆に、代理側論理パス送受信部32が、論理パス識別情報を生成し、生成した論理パス識別情報を末端側論理パス送受信部23に送信するようにしてもよい。
また、例えば、論理パス識別情報が数値である場合、初期値を定めておき論理パス41-1~41-Nを1つ生成するごとに、1ずつ加えて論理パス識別情報を生成するというルールを末端側論理パス送受信部23と代理側論理パス送受信部32において定めておいてもよい。このようにすることで、上記のように、末端側論理パス送受信部23と代理側論理パス送受信部32が生成した論理パス識別情報を送受信することなく、両方が、同一の論理パス41-1~41-Nに対して、同一の論理パス識別情報を付与することができることになる。
また、例えば、物理ポート送受信部21-1~21-Nの物理ポート識別情報と、論理パス識別情報の対応関係を予め定めて、当該対応関係の情報を含んだ同一の内容の末端側物理論理対応テーブル241と代理側物理論理対応テーブル361を生成し、各々を予め記憶部24と記憶部36に予め記憶させておくようにしてもよい。この場合、末端側論理パス送受信部23と代理側論理パス送受信部32の各々は、各々に対応する末端側物理論理対応テーブル241と代理側物理論理対応テーブル361を参照し、例えば、生成した論理パスに対して1行名のレコードから順に論理パス識別情報を付与していくことで、同一の論理パスに対して同一の論理パス識別情報を付与することができることになる。これにより、末端機能装置2と代理転送エージェント装置3において、物理ポート送受信部21-1~21-Nと論理パス41-1~41-Nの対応関係を共有することができることになる。
また、上記の基本実施形態、第1の実施形態、及び第2の実施形態では、転送対象としてパケットを例に説明したが、転送対象はパケットに限定される必要はない。例えば、パケット以外に、無線アクセスネットワークにおいて送受信される信号(例えば、物理信号等)が用いられてもよい。
上述した実施形態における末端機能装置2及び代理転送エージェント装置3をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
C-PlaneとU-Planeを分離した分割型の通信制御装置にSDNプロトコルを適用する際に利用することが可能である。
1…パケット転送システム、2…末端機能装置、3…代理転送エージェント装置、4-1~4-N…物理回線、21-1~21-N…物理ポート送受信部、22…転送処理部、23…末端側論理パス送受信部、24…記憶部、31…末端機能接続送受信部、32…代理側論理パス送受信部、33…コントローラ送受信部、34…外部NW送受信部、35…代理転送処理部、36…記憶部

Claims (5)

  1. 各々に接続する物理回線を通じて信号の送受信を行う複数の物理ポート送受信部と、
    前記物理ポート送受信部の各々に接続し、前記物理ポート送受信部が出力する信号、または、前記物理ポート送受信部に出力する信号の転送処理を行う転送処理部と、
    いずれかの前記物理回線において前記物理ポート送受信部に対応付けられる論理パスを生成し、前記転送処理部から信号を受けた場合、当該信号を受信した前記物理ポート送受信部に対応する論理パスに前記信号を送出し、前記論理パスを通じて信号を受信した場合、当該信号を受信した前記論理パスに対応する物理ポート送受信部を転送先に指定して前記転送処理部に前記信号を出力する末端側論理パス送受信部と、
    を有する末端機能装置と、
    前記末端機能装置との間で前記物理ポート送受信部に対応付けられる前記論理パスを生成し、前記論理パスを通じて信号を受信した場合、当該信号を受信した前記論理パスに対応する物理ポート送受信部を特定する情報を前記信号に関連付けて、当該信号とともに、転送条件に応じて転送処理を行う代理転送処理部を介して自装置に接続するネットワーク制御装置に出力し、前記論理パスに信号を送出する場合、当該信号の転送先として指定されている前記物理ポート送受信部に対応する論理パスに前記信号を送出する代理側論理パス送受信部
    を有する代理転送エージェント装置と、
    を備え、
    前記代理転送エージェント装置は、前記代理側論理パス送受信部が出力する前記信号と、当該信号に関連付けられている前記物理ポート送受信部を特定する情報とを取り込み、取り込んだ前記信号が自装置に接続する前記ネットワーク制御装置から指定される転送条件に一致する信号である場合、前記信号と、前記物理ポート送受信部を特定する情報とを前記ネットワーク制御装置に転送し、前記ネットワーク制御装置が送出元である信号と、当該信号に関連付けられている前記物理ポート送受信部を特定する情報とを受けた場合、前記信号と、当該信号に関連付けられている前記物理ポート送受信部を特定する情報とを前記代理側論理パス送受信部に出力する前記代理転送処理部を備え、
    前記代理側論理パス送受信部は、前記代理転送処理部から前記信号と、当該信号に関連付けられている前記物理ポート送受信部を特定する情報とを受けた場合、前記物理ポート送受信部を特定する情報に対応する前記論理パスに前記信号を送出する、
    信号転送システム。
  2. 前記転送処理部は、前記物理ポート送受信部が前記物理回線を通じて受信して出力する信号が、予め定められる転送条件に一致する場合、他の前記物理ポート送受信部に前記信号を出力し、前記信号が前記転送条件に一致しない場合、当該信号を受信した前記物理ポート送受信部を特定する情報を前記信号に関連付けて、前記信号とともに前記末端側論理パス送受信部に出力し、
    前記末端側論理パス送受信部は、前記転送処理部から前記信号と、当該信号に関連付けられている前記物理ポート送受信部を特定する情報を受けた場合、前記物理ポート送受信部を特定する情報に対応する前記論理パスに前記信号を送出する、
    請求項1に記載の信号転送システム。
  3. 前記末端側論理パス送受信部は、前記論理パスを通じて前記信号を受信した場合、当該信号を受信した前記論理パスに対応する物理ポート送受信部を特定する情報を前記信号に関連付けて、前記信号とともに前記転送処理部に出力し、
    前記転送処理部は、前記信号と、当該信号に関連付けられている前記物理ポート送受信部を特定する情報とを前記末端側論理パス送受信部から受けた場合、前記物理ポート送受信部を特定する情報が示す前記物理ポート送受信部に前記信号を出力する、
    請求項1又は2に記載の信号転送システム。
  4. 前記末端側論理パス送受信部、及び前記代理側論理パス送受信部は、前記物理ポート送受信部の一部、または、全部に対して、一対一に対応付けられる前記論理パスを生成する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の信号転送システム。
  5. 各々に接続する物理回線を通じて信号の送受信を行う複数の物理ポート送受信部を有する末端機能装置に、いずれかの前記物理回線を介して接続する代理転送エージェント装置であって、
    前記末端機能装置に接続する前記物理回線において前記物理ポート送受信部に対応付けられる論理パスを生成し、前記論理パスを通じて信号を受信した場合、当該信号を受信した前記論理パスに対応する物理ポート送受信部を特定する情報を前記信号に関連付けて、当該信号とともに、転送条件に応じて転送処理を行う代理転送処理部を介して自装置に接続するネットワーク制御装置に出力し、前記論理パスに信号を送出する場合、当該信号の転送先として指定されている前記物理ポート送受信部に対応する論理パスに前記信号を送出する代理側論理パス送受信部
    を備え、
    前記代理側論理パス送受信部が出力する前記信号と、当該信号に関連付けられている前記物理ポート送受信部を特定する情報とを取り込み、取り込んだ前記信号が自装置に接続する前記ネットワーク制御装置から指定される転送条件に一致する信号である場合、前記信号と、前記物理ポート送受信部を特定する情報とを前記ネットワーク制御装置に転送し、前記ネットワーク制御装置が送出元である信号と、当該信号に関連付けられている前記物理ポート送受信部を特定する情報とを受けた場合、前記信号と、当該信号に関連付けられている前記物理ポート送受信部を特定する情報とを前記代理側論理パス送受信部に出力する前記代理転送処理部を備え、
    前記代理側論理パス送受信部は、前記代理転送処理部から前記信号と、当該信号に関連付けられている前記物理ポート送受信部を特定する情報とを受けた場合、前記物理ポート送受信部を特定する情報に対応する前記論理パスに前記信号を送出する、
    代理転送エージェント装置。
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