JP7475568B2 - デバイストランスレータ、通信システム、通信方法、および通信プログラム - Google Patents

デバイストランスレータ、通信システム、通信方法、および通信プログラム Download PDF

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Description

本開示は、デバイストランスレータ、通信システム、通信方法、および通信プログラムに関する。
非特許文献1では、TSNネットワークにおいて、5Gネットワークが1つの仮想的なTSNブリッジとして動作する規格について記載されている。5Gを介したTSNネットワークでは、NW-TTとDS-TTにTSN機能が備えられている。TSNは、Time-Sensitive Networkingの略語である。NW-TTは、Network TSN Translatorの略語である。DS-TTは、Device Side TSN Translatorの略語である。
ネットワークを介した機器間で時刻を同期させるための通信プロトコルにgPTPがある。gPTPは、非特許文献2であるIEEE802.1AS-2020で規定されている。gPTPは、generalized Precision Time Protocolの略語である。非特許文献2には、1ASの機能を実現するNW-TTとDS-TTの動作について記載されている。
gPTPでは、時刻を配信するフレームであるSyncと、Syncの直後に送信され、Syncと合わせて正確な時刻を配信するフレームであるFollow_Upとが転送される。
NW-TTとDS-TTが、SyncLockedモードでPTPメッセージを転送する場合、DS-TTはFollow_Upを受信してからSyncを送信する仕組みになっている。しかし、無線のソフト処理、あるいは、通信区間の環境悪化による再送といった要因により、Follow_UpがDS-TTに到着する時刻がSyncの到着時刻より大幅に遅れることがある。このようにFollow_UpがSyncより遅れる場合、DS-TTがFollow_Upの到着までSyncを送信できない。
非特許文献2で規定されたMDSyncsendSMステートマシンでは、先に到着したSyncが遅れて送信されると、次のSyncも同じく遅れて送信されてしまう。結局、たった1つのFollow_Upが遅れることで、DS-TT側のTSNブリッジ側でSyncのタイムアウトが起きる可能性が高くなる。特に、Syncの送信周期が短い場合は、Syncのタイムアウトが起きる可能性がさらに高くなる。DS-TT側のTSNブリッジはSyncタイムアウトになると、TSNグランドマスタに時刻同期せず、ローカル時刻で動作することになり、システム全体の時刻同期性能が悪くなる。
特許文献1には、端末側でチャネル性能に応じたタイミング制御を行う方法が開示されている。
特表2021-507613号公報
NW-TTは、MDSyncSendSMステートマシンによりSync/Follow_Upをセットで送信する。しかし、通信環境の悪化といった要因により、DS-TT側で受信したFollow_UpがSyncより大幅に遅れることがある。DS-TTでは、MDSyncSendSMステートマシンでメッセージが送信されると、Syncの送信がFollow_Upの遅れに影響されるため、結局、TSNスレーブはSyncタイムアウトが起こるという課題がある。
特許文献1では、無線端末は無線チャネルのSINR値でタイミング制御信号を送信するか保留するかを判断する。SINRは、Signal-to-noise and INterference Ratioの略語である。しかし、SINR値が低くなり、タイミング制御信号を保留する場合、Sync/Follow_Upは遅れてTSNスレーブに到着する。よって、特許文献1の技術であっても、TSNスレーブにはSyncのタイムアウトが起こるという課題が残る。
本開示は、5Gネットワークブリッジを介した時刻同期メッセージの通信において、5Gネットワークの通信性能に基づいて時刻同期メッセージの送信方式を決めることで、TSN機器を安定的に動作させることを目的とする。
本開示に係るデバイストランスレータは、5G端末が接続された5Gネットワークにより構成され、ネットワークブリッジとして機能する5Gネットワークブリッジであって、標準化されているTSN(Time-Sensitive Networking)機能を用いたTSN機器同士の通信を中継する5Gネットワークブリッジに含まれるデバイストランスレータにおいて、
前記5G端末から、前記TSN機器間で通信される時刻同期メッセージのうち先に送信される第1時刻同期メッセージと、前記5Gネットワークの通信性能を評価する指標となる指標値とを取得し、前記指標値を用いて前記5Gネットワークの通信性能を評価する通信評価値を算出する5G送受信部と、
前記通信評価値に基づいて、前記第1時刻同期メッセージの送信タイミングを制御するTSN送受信部とを備える。
本開示に係るデバイストランスレータでは、5Gネットワークブリッジを介したTSN機器の時刻同期メッセージの通信において、5Gネットワークの通信性能に基づいて時刻同期メッセージの送信方式を決める。よって、本開示に係るデバイストランスレータによれば、TSN機器を安定的に動作させることができる。
実施の形態1に係る通信システムのネットワーク構成例を示す図。 5G-TSNネットワークにおいてFollow_Upが遅れる場合の時刻同期メッセージの転送の例を示す図。 実施の形態1に係るデバイストランスレータの構成例を示す図。 実施の形態1に係る5G送受信部の構成例を示す図。 実施の形態1に係るTSN送受信部の動作例を示すフロー図。 実施の形態1に係る通信評価値と閾値との比較結果による状態遷移図の例を示す図。 実施の形態1に係るデバイストランスレータにおける時刻同期メッセージの転送方法の例を示す図。 実施の形態1に係るデバイストランスレータのハードウェア構成例を示す図。 実施の形態1に係るデバイストランスレータにおける送信用の時刻同期メッセージの構成例を示すイメージ図。
以下、本実施の形態について、図を用いて説明する。各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一または相当する部分については、説明を適宜省略または簡略化する。図中の矢印はデータの流れまたは処理の流れを主に示している。また、以下の図では各構成の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、実施の形態の説明において、上、下、左、右、前、後、表、裏といった向きあるいは位置が示されている場合がある。これらの表記は、説明の便宜上の記載であり、装置、器具、あるいは部品などの配置、方向および向きを限定するものではない。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係る通信システム500のネットワーク構成例を示す図である。
本実施の形態に係る通信システム500は、5Gネットワークブリッジ10を介して、TSN機器同士の通信を行うシステムである。例えば、通信システム500は、TSNマスタ20mからTSNスレーブ20sへ時刻同期メッセージの送信を行う。
TSNマスタ20mおよびTSNスレーブ20sは、標準化されているTSN機能を用いて通信するTSN機器である。
5Gネットワークブリッジ10は、5G端末230が接続された5Gネットワーク220により構成される。具体的には、5Gネットワークブリッジ10は、5G端末230と、5G端末230が接続された5Gネットワーク220と、UPF210を備える5Gシステム200により構成される。UPF210は、5Gネットワーク220にデータパケットを転送する機器である。UPF210は、5Gネットワーク220の側にある。UPFは、User Plane Functionの略語である。
5Gネットワークブリッジ10は、5Gシステム200からなり、TSN機器同士の通信を中継する、仮想的なネットワークブリッジとして動作する。5Gネットワークブリッジ10は、TSNブリッジとも呼ばれる。
また、5Gネットワークブリッジ10は、ネットワークトランスレータ100とデバイストランスレータ400とを備える。
ネットワークトランスレータ100は、5Gネットワーク220の側に配置され、TSN機能を有するトランスレータである。デバイストランスレータ400は、5G端末230の側に配置され、TSN機能を有するトランスレータである。
ネットワークトランスレータ100は、NW-TTとも称される。デバイストランスレータ400は、DS-TTとも称される。
上述したように、通信システム500は、5Gシステム200を経由してTSN機器を接続する5G-TSN方式の5G-TSNネットワークである。5Gシステム200とTSN機器の間に配置された、ネットワークトランスレータ100、および、デバイストランスレータ400と呼ばれる機能が連携することによって、5Gシステム200がTSN機器を中継する仮想的なネットワークブリッジとして動作する。
TSNマスタ20mは、TSN機器間で通信するTSNネットワークの時刻源となるTSN機器である。TSNマスタ20mは、その時刻をTSNスレーブ20sといった他のTSN機器に配信する。TSN機器は、ネットワーク装置ともいう。
TSNマスタ20mは、5Gネットワークブリッジ10を介して、時刻をTSNスレーブ20sに配信する。
ネットワークトランスレータ100とデバイストランスレータ400の間で伝送される時刻同期メッセージはSyncとFollow_Upである。Syncは、各ブリッジに立ち留まらず、素早く各ブリッジに時刻同期しようと通知する役割を持つ。Follow_Upは、マスタの時刻と前のブリッジとマスタ間のリンク遅延の総和を含むメッセージである。このため、Follow_Upは、Syncより遅く送信される。
TSN機器間で通信される時刻同期メッセージのうち先に送信されるSyncは、第1時刻同期メッセージ401の例である。また、第1時刻同期メッセージであるSyncの後に送信されるFollow_Upは、第2時刻同期メッセージ402の例である。
デバイストランスレータ400は、タイムスタンプTINとタイムスタンプTOUTを使用し、Syncが5Gネットワークブリッジ10内部にいる滞留時間DTを計算する。タイムスタンプTINは、Syncのネットワークトランスレータ100入力時のタイムスタンプである。TOUTは、Syncのデバイストランスレータ400出力時のタイムスタンプである。
図2は、5G-TSNネットワークにおいてFollow_Upが遅れる場合の時刻同期メッセージの転送の例を示す図である。
具体的には、NW-TT(ネットワークトランスレータ)とDS-TT(デバイストランスレータ)は、5Gネットワークのマスタに時刻同期する。これにより、NW-TTとDS-TTでは、同期した5G時刻を用いて、PTPメッセージのSyncが5Gネットワークブリッジの内部にいる滞留時間を計算する。
NW-TTとDS-TTが、SyncLockedモードでPTPメッセージを転送する場合、DS-TTはFollow_Upを受信してからSyncを送信する仕組みになっている。しかし、無線のソフト処理、あるいは、通信区間の環境悪化による再送といった要因により、Follow_UpがDS-TTに到着する時刻はSyncの到着時刻より大幅に遅れることがある。このようにFollow_UpがSyncより遅れる場合、DS-TTがFollow_Upの到着までSyncを送信できない。
MDSyncsendSMステートマシンでは、先に到着したSyncが遅れて送信されると、次のSyncも同じく遅れて送信されてしまう。結局、たった1つのFollow_Upが遅れることで、DS-TT側のTSNブリッジ(B2)(図2ではTSN(B2)と記載)側でSyncのタイムアウトが起きる可能性が高くなる。特に、Syncの送信周期が短い場合は、Syncのタイムアウトが起きる可能性がさらに高くなる。DS-TT側のTSNブリッジ(B2)はSyncタイムアウトになると、TSNマスタに時刻同期せず、ローカル時刻で動作することになり、システム全体の時刻同期性能が悪くなる。
図3は、本実施の形態に係るデバイストランスレータ400の構成例を示す図である。
デバイストランスレータ400は、CPU制御部410、TSN送受信部420、5G送受信部430、時刻同期制御部440、TSN時刻同期部441、5G時刻同期部442、および、遅延測定部443を有する。CPUは、Central Processing Unitの略語である。
CPU制御部410は、演算処理を行うための論理回路あるいは1次キャッシュなどを実装しているプロセッサである。TSN送受信部420、5G送受信部430、および時刻同期制御部440は、デバイストランスレータ400の時刻同期機能と中継機能を実現するFPGA回路である。FPGAは、Field-Programmable Gate Arrayの略語である。
TSN送受信部420は、TSN側から受信したフレームデータを解析し、PTPメッセージのヘッダ/メッセージ内容を抽出し、受信した時刻情報などを時刻同期制御部440に通知する。TSN送受信部420は、TSN側に対して、Pdelay_Req、Pdelay_Resp、およびPdelay_Resp_Follow_Upと呼ばれる2段階のピアツーピア(P2P)時刻同期メッセージも送信する。また、TSN送受信部420は、時刻同期制御部440で生成したSync/Follow_Upといった時刻同期メッセージの送信を行う。
図4は、本実施の形態に係る5G送受信部430の構成例を示す図である。
5G送受信部430は、5G端末230から受信した時刻同期メッセージと、チャネル性能指標および遅延指標とを処理するモジュールである。
5G送受信部430は、5G端末230から、第1時刻同期メッセージであるSyncと、5Gネットワークの通信性能を評価する指標となる指標値41とを取得する。そして、5G送受信部430は、指標値41を用いて5Gネットワークの通信性能を評価する通信評価値42を算出する。
より具体的には、5G送受信部430は、5Gネットワークの複数の性能指標、およびユーザにより定義された複数の性能指標の組み合わせを、指標値41として用いて通信評価値42を算出する。
5Gネットワークの複数の性能指標とは、後述する無線区間のチャネルの物理層性能指標である。
5G送受信部430は、端末インタフェース431、演算部432、出力部433により構成される。
端末インタフェース431は、受信した時刻同期メッセージ40(SyncあるいはFollow_Up)を抽出し、出力部433に転送する。
また、端末インタフェース431は、時刻同期メッセージ40(SyncあるいはFollow_Up)を受信した無線区間のチャネルの物理層性能指標を、指標値41として演算部432に送信する。
物理層性能指標は、(SS-RSRP,CSI-RSRP,SS-RSRQ,CSI-RSRQ,SS-SINR,CSI-SINR)値である。SS-RSRP,CSI-RSRP,SS-RSRQ,CSI-RSRQ,SS-SINR,およびCSI-SINRは、以下の通りである。
・SS-RSRP(SS参照信号受信出力):SS reference signal received power
・CSI-RSRP(CSI基準信号受信出力):CSI reference signal received quality
・SS-RSRQ(SS基準信号受信品質):Secondary synchronization signal reference signal received quality
・CSI-RSRQ(CSI基準信号受信品質):CSI reference signal received quality
・SS-SINR(SS信号対雑音および干渉比):SS signal-to-noise and interference ratio
・CSI-SINR(CSI信号対雑音および干渉比):CSI signal-to-noise and interference ratio
なお、SSは、同期信号(Sync Signal)の略語、CSIは、チャネル状態情報(Cannel state information)の略語である。
演算部432では、指標値41を用いて、ユーザ定義のアルゴリズムにより、通信評価値42を算出する。具体的には、演算部432では、これらの指標値41と、ユーザにより定義された複数の性能指標の組み合わせとを用いて、ユーザのニーズに合わせた演算関数を作る。演算部432は演算の結果を通信評価値42として出力部433に出力する。
出力部433は、時刻同期メッセージ40(SyncあるいはFollow_Up)と、時刻同期メッセージ40(SyncあるいはFollow_Up)を受信した通信環境を評価する通信評価値42とを出力する。
図3に戻り説明を続ける。
上記の記載により、5G送受信部430の出力30には、時刻同期メッセージ40(SyncあるいはFollow_Up)と通信評価値42とが含まれる。時刻同期メッセージ40(SyncあるいはFollow_Up)は、SyncあるいはFollow_Upである。
時刻同期制御部440は、時刻同期メッセージ40(SyncあるいはFollow_Up)を、TSN時刻同期部441、5G時刻同期部442、遅延測定部443に送信する。
遅延測定部443は、時刻同期メッセージ40(SyncあるいはFollow_Up)に基づいて5G内部の遅延値33を計算し、計算した5G内部の遅延値33を時刻同期制御部440に送信する。そのため、時刻同期制御部440からTSN送受信部420に送信する信号31は、時刻同期制御部440が生成した送信用の時刻同期メッセージ40(SyncあるいはFollow_Up)と5G送受信部430から出力された通信評価値42を含む。
図9は、本実施の形態に係るデバイストランスレータ400における送信用の時刻同期メッセージ40の構成例を示すイメージ図である。
FUP_CORR_FLDは、Follow_UpのTLVフィールドに格納される、マスタとの間の遅延時間の総和である。
TSN時刻同期部441は、TSN送受信部から受信した時刻同期メッセージに基づいてTSNマスタに時刻同期を行う。
5G時刻同期部442は、5G送受信部430から受信した時刻同期メッセージに基づいて5G内部の時刻源に時刻同期を行う。
遅延測定部443は、5G送受信部430で受信したFollow_UpメッセージのTLV2フィールドにあるTIN(Syncが5Gネットワークに入力時のタイムスタンプ)とTSN送受信部420から受信したSyncが5Gに出力時のタイムスタンプTOUTを使用し、5G内部の遅延を測定する。また、遅延測定部443が計算した5G内部の遅延値33を時刻同期制御部440に送信する。
***動作の説明***
次に、本実施の形態に係るデバイストランスレータ400の動作について説明する。デバイストランスレータ400の動作手順は、通信方法に相当する。また、デバイストランスレータ400の動作を実現するプログラムは、通信プログラムに相当する。
図5は、本実施の形態に係るTSN送受信部420の動作例を示すフロー図である。
TSN送受信部420は、通信評価値42に基づいて、第1時刻同期メッセージであるSyncの送信タイミングを制御する。
ステップS101では、TSN送受信部420は、Syncの受信待ち状態である。
ステップS102において、TSN送受信部420がSyncを受信すると、TSN送受信部420は、通信評価値42と閾値とを比較する。具体的には、TSN送受信部420は、Syncを受信した際に5G送受信部430から報告された通信評価値42を用いて、事前に設定されている閾値と比較する。
上述したように、通信評価値42は、5G送受信部430により、指標値41として、5Gネットワークの性能指標(SS-RSRP,CSI-RSRP,SS-RSRQ,CSI-RSRQ,SS-SINR,CSI-SINR)値、および、ユーザが定義したこれらの性能指標の組み合わせを用いて、算出される。
通信評価値42が閾値以上であれば、ステップS103に進む。
通信評価値42が閾値より小さければ、ステップS106に進む。
通信評価値42が閾値以上の場合、Follow_Upが遅れる確率が低いことを意味する。
よって、ステップS103において、TSN送受信部420は、第1時刻同期メッセージ(Sync)に対応する第2時刻同期メッセージ(Follow_Up)であって、第1時刻同期メッセージの後に送信される第2時刻同期メッセージ(Follow_Up)の受信を待つ。具体的には、デバイストランスレータ400は、第2時刻同期メッセージであるFollow_Upの受信待ち状態に遷移する。
Follow_Upの受信後、ステップS104において、TSN送受信部420は、Syncを送信する。
Syncの送信後、ステップS105において、TSN送受信部420は、Follow_Upを送信する。
具体的には、TSN送受信部420は、Follow_Upの受信後、SyncとFollow_Upを順番に送信する(ステップS104,S105)。
ステップS103からステップS105は、CSI-SINR値が大きい場合のステートマシンの例である。
通信評価値42が閾値より小さい場合、Follow_Upが遅れる確率が高いことを意味する。
ステップS106において、TSN送受信部420は、第2時刻同期メッセージ(Follow_Up)の受信を待たずに第1時刻同期メッセージ(Sync)を送信する。
TSN送受信部420は、第2時刻同期メッセージ(Follow_Up)の受信を待たずに第1時刻同期メッセージ(Sync)を送信した後、ステップS107において、第2時刻同期メッセージ(Follow_Up)の受信を待つ。
第2時刻同期メッセージ(Follow_Up)を受信すると、ステップS108において、TSN送受信部420は、受信した第2時刻同期メッセージ(Follow_Up)を送信する。なお、ここで、送信する第2時刻同期メッセージ(Follow_Up)は、遅延測定部443の遅延値33により更新された、送信用の第2時刻同期メッセージ(Follow_Up)である。
具体的には、以下の通りである。
デバイストランスレータ400は、Follow_Upの受信を待たずに、先にSyncを即時転送する(ステップS106)。
デバイストランスレータ400が、Syncの送信タイムスタンプTOUTを遅延測定部443に通知し、Follow_Up受信待ち状態に遷移する(ステップS107)。
デバイストランスレータ400は、同じSequenceIDのFollow_Upを受信した際に、遅延測定部443の遅延値33により更新されたFollow_UpをTSN側に送信する(ステップS108)。
図6は、本実施の形態に係る通信評価値42と閾値との比較結果による状態遷移図の例を示す図である。
図6では、太字部分が通信評価値が小さい場合の状態遷移を示している。
Syncは受信後にすぐ送信する。Follow_Upは送信されたSyncと同じSequenceIDを持つことを確認次第、Follow_Upを生成して送信する。
図7は、本実施の形態に係るデバイストランスレータ400における時刻同期メッセージの転送方法の例を示す図である。
図7に示すように、本実施の形態に係るデバイストランスレータ400では、無線区間の影響で発生したFollow_Upの遅れが、Syncの送信タイミングに影響しない。よって、デバイストランスレータ400から送信したSyncがTSNスレーブに到着するタイミングも影響されないため、TSNスレーブの安定的な時刻同期動作を期待できる。図7はCSI-SINRを通信評価値として使用する場合における時刻同期メッセージ40(SyncあるいはFollow_Up)の転送方法を示している。
<ハードウェア構成例>
図8は、本実施の形態に係るデバイストランスレータ400のハードウェア構成例を示す図である。
デバイストランスレータ400は、コンピュータである。デバイストランスレータ400は、プロセッサ901、メモリ902、および通信装置904により実現される。これらのプロセッサ901、メモリ902、および通信装置904は、バス903を介して接続されている。
プロセッサ901は、CPU制御部410として機能する。プロセッサ901は、CPU、システムLSIなどである。CPUは、中央処理装置、処理装置、演算装置、プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSPともいう。DSPは、Digital Signal Processorの略語である。また、LSIは、Large Scale Integrationの略語である。
メモリ902は、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、またはEEPROMといった、不揮発性または揮発性の半導体メモリである。あるいは、メモリ902は、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスクまたはDVDである。RAMは、Random Access Memoryの略語である。ROMは、Read Only Memoryの略語である。EPROMは、Erasable Programmable Read Only Memoryの略語である。EEPROMは、Electrically Erasable Programmable Read-Only Memoryの略語である。DVDは、Digital Versatile Discの略語である。
TSN送受信部420、5G送受信部430、および時刻同期制御部440は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組み合わせにより実現される。
ソフトウェアおよびファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ902に格納される。
TSN送受信部420、5G送受信部430、および時刻同期制御部440をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。TSN送受信部420、5G送受信部430、および時刻同期制御部440は、プロセッサ901が、TSN送受信部420、5G送受信部430、および時刻同期制御部440のそれぞれとして動作するためのプログラムをメモリ902から読み出して実行することにより実現される。デバイストランスレータ400は、その機能がプロセッサ901により実行されるときに、デバイストランスレータ400の動作を実施するステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ902を備える。また、これらのプログラムは、デバイストランスレータ400が行う各種処理をコンピュータに実行させるものである。
本実施の形態に係るプログラムは、通信プログラムともいう。通信プログラムにより利用、処理または出力されるデータ、情報、信号値および変数値は、メモリ、または、プロセッサ内のレジスタあるいはキャッシュメモリに記憶される。
デバイストランスレータ400の各部の「部」を「回路」、「工程」、「手順」、「処理」、あるいは「サーキットリー」に読み替えてもよい。通信プログラムは、TSN送受信部420、5G送受信部430、および時刻同期制御部440の各部の各種処理を、コンピュータに実行させる。TSN送受信部420、5G送受信部430、および時刻同期制御部440の各部の各種処理の「処理」を「プログラム」、「プログラムプロダクト」、「プログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体」、または「プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体」に読み替えてもよい。また、通信方法は、デバイストランスレータ400が通信プログラムを実行することにより行われる方法である。
通信プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に格納されて提供されてもよい。また、通信プログラムは、プログラムプロダクトとして提供されてもよい。
デバイストランスレータ400は、専用のハードウェアで実現されてもよい。専用のハードウェアとしては、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたものが該当する。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略語である。TSN送受信部420、5G送受信部430、および時刻同期制御部440の一方を専用のハードウェアで実現し、残りを上記のプロセッサ901およびメモリ902で実現するようにしてもよい。
なお、プロセッサと専用のハードウェアである電子回路の各々は、プロセッシングサーキットリとも呼ばれる。つまり、デバイストランスレータ400の機能は、プロセッシングサーキットリにより実現される。
また、通信システム500のその他の機器のハードウェア構成についても基本的に同様である。
***本実施の形態に係る効果の説明***
本実施の形態に係る通信システムは、以下のようなデバイストランスレータを有する。
本実施の形態に係るデバイストランスレータは、5Gネットワークの無線遅延影響を抑え、5Gネットワークの外部にある時刻スレーブを安定的な同期時刻で動作させる機能を持つ。デバイストランスレータ5G送受信部は、5G端末と通信接続する。TSN送受信部は、5G送受信部により取得した5Gネットワークの性能指標に基づいた時刻同期メッセージの送信方式を有する。
よって、本実施の形態に係る通信システムによれば、5G無線区間における転送不安定の影響を抑え、TSNスレーブに安定的に動作させるため、新たなデバイストランスレータの転送機能を提供することができる。
本実施の形態に係るデバイストランスレータは、ネットワークトランスレータから送信されたSyncを受信する。これにより、デバイストランスレータは、ネットワークトランスレータがFollow_Upを送信したことは判断できる。そのため、デバイストランスレータは、5G端末により報告された無線区間のチャネルの物理層性能指標を参考し、Follow_Upの受信待ち手順を省くことができる。これにより、Syncの送信タイミングが早まるデバイストランスレータ転送機能を実現することができる。
また、本実施の形態に係るデバイストランスレータによるタイミング制御機能によれば、一般の無線端末でも接続できるため、実用性が高いという効果がある。
以上の実施の形態1では、通信システムの各装置の各部を独立した機能ブロックとして説明した。しかし、通信システムの各装置の構成は、上述した実施の形態のような構成でなくてもよい。通信システムの各装置の機能ブロックは、上述した実施の形態で説明した機能を実現することができれば、どのような構成でもよい。また、通信システムの各装置は、1つの装置でなく、複数の装置から構成されたシステムでもよい。
また、実施の形態1のうち、複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、この実施の形態のうち、1つの部分を実施しても構わない。その他、この実施の形態を、全体としてあるいは部分的に、どのように組み合わせて実施しても構わない。
すなわち、実施の形態1では、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
なお、上述した実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本開示の範囲、本開示の適用物の範囲、および本開示の用途の範囲を制限することを意図するものではない。上述した実施の形態は、必要に応じて種々の変更が可能である。例えば、フロー図あるいはシーケンス図を用いて説明した手順は、適宜に変更してもよい。
10 5Gネットワークブリッジ、20m TSNマスタ、20s TSNスレーブ、30 出力、31 信号、33 遅延値、40 時刻同期メッセージ、41 指標値、42 通信評価値、100 ネットワークトランスレータ、200 5Gシステム、210 UPF、220 5Gネットワーク、230 5G端末、400 デバイストランスレータ、401 第1時刻同期メッセージ、402 第2時刻同期メッセージ、410 CPU制御部、420 TSN送受信部、430 5G送受信部、431 端末インタフェース、432 演算部、433 出力部、440 時刻同期制御部、441 TSN時刻同期部、442 5G時刻同期部、443 遅延測定部、500 通信システム、901 プロセッサ、902 メモリ、903 バス、904 通信装置。

Claims (9)

  1. 5G端末が接続された5Gネットワークにより構成され、ネットワークブリッジとして機能する5Gネットワークブリッジであって、標準化されているTSN(Time-Sensitive Networking)機能を用いたTSN機器同士の通信を中継する5Gネットワークブリッジに含まれるデバイストランスレータにおいて、
    前記5G端末から、前記TSN機器間で通信される時刻同期メッセージのうち先に送信される第1時刻同期メッセージと、前記5Gネットワークの通信性能を評価する指標となる指標値とを取得し、前記指標値を用いて前記5Gネットワークの通信性能を評価する通信評価値を算出する5G送受信部と、
    前記通信評価値に基づいて、前記第1時刻同期メッセージの送信タイミングを制御するTSN送受信部と
    を備えるデバイストランスレータ。
  2. 前記TSN送受信部は、
    前記通信評価値が閾値以上であれば、前記第1時刻同期メッセージに対応する第2時刻同期メッセージであって前記第1時刻同期メッセージの後に送信される第2時刻同期メッセージの受信を待ち、
    前記通信評価値が閾値より小さければ、前記第2時刻同期メッセージの受信を待たずに前記第1時刻同期メッセージを送信する請求項1に記載のデバイストランスレータ。
  3. 前記TSN送受信部は、
    前記通信評価値が閾値より小さければ、前記第2時刻同期メッセージの受信を待たずに前記第1時刻同期メッセージを送信して前記第2時刻同期メッセージの受信を待ち、前記第2時刻同期メッセージを受信すると、受信した前記第2時刻同期メッセージを送信する請求項2に記載のデバイストランスレータ。
  4. 前記5G送受信部は、
    前記5Gネットワークの複数の性能指標、および、ユーザにより定義された前記複数の性能指標の組み合わせを、前記指標値として用いて前記通信評価値を算出する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のデバイストランスレータ。
  5. 前記複数の性能指標には、SS-RSRP(SS reference signal received power)とCSI-RSRP(CSI reference signal received quality)とSS-RSRQ(Secondary synchronization signal reference signal received quality)とCSI-RSRQ(CSI reference signal received quality)とSS-SINR(SS signal-to-noise and interference ratio)とCSI-SINR(CSI signal-to-noise and interference ratio)と、が含まれる請求項4に記載のデバイストランスレータ。
  6. 前記5G送受信部は、
    ユーザ定義のアルゴリズムにより前記通信評価値を算出する演算部を備える請求項1から請求項のいずれか1項に記載のデバイストランスレータ。
  7. 5G端末が接続された5Gネットワークを5Gネットワークブリッジとして、標準化されているTSN(Time-Sensitive Networking)機能を用いてTSNマスタからTSNスレーブへ時刻同期メッセージの送信を行う通信システムにおいて、
    前記5Gネットワークブリッジは、
    前記5Gネットワークの側に配置され、TSN機能を有するネットワークトランスレータと、前記5G端末の側に配置され、TSN機能を有するデバイストランスレータとを備え、
    前記ネットワークトランスレータは、
    前記時刻同期メッセージのうち先に送信される第1時刻同期メッセージと、前記第1時刻同期メッセージの後に送信される第2時刻同期メッセージとを前記5G端末に送信し、
    前記デバイストランスレータは、
    前記5G端末から、前記第1時刻同期メッセージと前記5Gネットワークの通信性能を評価する指標となる指標値とを取得し、前記指標値に基づいて前記5Gネットワークの通信性能を評価する通信評価値を算出し、前記通信評価値に基づいて、前記第1時刻同期メッセージの送信タイミングを制御する通信システム。
  8. 5G端末が接続された5Gネットワークにより構成され、ネットワークブリッジとして機能する5Gネットワークブリッジであって、標準化されているTSN(Time-Sensitive Networking)機能を用いたTSN機器同士の通信を中継する5Gネットワークブリッジに含まれるデバイストランスレータに用いられる通信方法において、
    プロセッサが、前記5G端末から、前記TSN機器間で通信される時刻同期メッセージのうち先に送信される第1時刻同期メッセージと、前記5Gネットワークの通信性能を評価する指標となる指標値とを取得し、前記指標値を用いて前記5Gネットワークの通信性能を評価する通信評価値を算出し、
    プロセッサが、前記通信評価値に基づいて、前記第1時刻同期メッセージの送信タイミングを制御する通信方法。
  9. 5G端末が接続された5Gネットワークにより構成され、ネットワークブリッジとして機能する5Gネットワークブリッジであって、標準化されているTSN(Time-Sensitive Networking)機能を用いたTSN機器同士の通信を中継する5Gネットワークブリッジに含まれるデバイストランスレータに用いられる通信プログラムにおいて、
    前記5G端末から、前記TSN機器間で通信される時刻同期メッセージのうち先に送信される第1時刻同期メッセージと、前記5Gネットワークの通信性能を評価する指標となる指標値とを取得し、前記指標値を用いて前記5Gネットワークの通信性能を評価する通信評価値を算出する5G送受信処理と、
    前記通信評価値に基づいて、前記第1時刻同期メッセージの送信タイミングを制御するTSN送受信処理と
    をコンピュータに実行させる通信プログラム。
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