JP7470544B2 - サービス提供装置、およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、サービス提供装置、およびプログラムに関する。
従来、多数の契約者の掛金によって偶発的な事象を保障する仕組みが開示されている。
特開2004-341913号公報
従来の技術では、掛け金を支払うことができない人は、保障を受けることができなかった。ここで、衣服に慣性計測センサ(以下、IMU(Inertial Measurement Unit)センサ)が取り付けられた計測用ウェアを着用した利用者について、IMUセンサの出力に基づき前記利用者の身体状態を解析した解析結果に基づいて、利用者の健康状態を示す指標情報を導出する技術が知られている。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、指標情報を提供した対価として、利用者が特典を受けることができる仕組みを提供することが可能なサービス提供装置、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
この発明に係るサービス提供装置、およびプログラムは、以下の構成を採用した。
(1)この発明の一態様のサービス提供装置は、利用者が着用している計測用ウェアに取り付けられた一以上の慣性計測センサの出力に基づき前記利用者の身体状態を解析した解析結果に基づいて、前記利用者の健康状態を示す指標情報を導出する導出部と、前記指標情報に基づいて、前記利用者に付与する特典を決定する決定部と、を備えるものである。
(2)の態様は、上記(1)の態様に係るサービス提供装置において、前記決定部は、前記指標情報が、前記利用者の前記健康状態が悪化したことを示す場合に、前記利用者に前記特典を付与すると決定するものである。
(3)の態様は、上記(1)又は(2)の態様に係るサービス提供装置において、前記決定部は、前記指標情報が、前記利用者の前記健康状態が良好であることを示す状態が所定の期間継続した場合、前記利用者に前記特典を付与すると決定するものである。
(4)の態様は、上記(1)から(3)のいずれかの態様に係るサービス提供装置において、前記特典は、前記指標情報の提供を受ける情報利用者から供出された金品を原資の少なくとも一部とするものである。
(5)の態様は、上記(1)から(4)のいずれかの態様に係るサービス提供装置において、前記特典は、前記利用者が前記特典を受けることができるサービスへの加入時に支払った金品を原資の少なくとも一部とするものである。
(6)の態様は、上記(1)から(5)のいずれかの態様に係るサービス提供装置が、前記指標情報の提供を受ける情報利用者に第1ランクを付加する第1付加部を更に備え、前記決定部は、所定の期間毎に前記情報利用者に前記特典を付与すると決定するものである。
(7)の態様は、上記(6)の態様に係るサービス提供装置において、前記第1付加部は、金品を供出して前記指標情報の提供を受けるサービスへの加入期間が長いほど、前記情報利用者に高い前記第1ランクを付加し、前記決定部は、前記第1付加部により付加された前記第1ランクに更に基づいて、前記情報利用者に付与する前記特典の度合いを決定するものである。
(8)の態様は、上記(1)から(7)のいずれかの態様に係るサービス提供装置が、前記利用者に第2ランクを付加する第2付加部を更に備え、前記決定部は、前記第2付加部により付加された前記第2ランクに更に基づいて、前記利用者に付与する前記特典の度合いを決定するものである。
(9)の態様は、上記(8)の態様に係るサービス提供装置において、前記第2付加部は、前記指標情報が、前記利用者の健康状態が良好であることを示すほど、前記利用者に高い前記第2ランクを付加するものである。
(10)の態様は、上記(8)又は(9)の態様に係るサービス提供装置において、前記第2付加部は、前記解析結果に基づいて、前記計測用ウェアに取り付けられた前記慣性計測センサの数が多いほど、前記利用者に高い前記第2ランクを付加するものである。
(11)の態様は、上記(8)から(10)のいずれかの態様に係るサービス提供装置において、前記第2付加部は、前記解析結果に基づいて、前記利用者が前記一以上の慣性計測センサの出力を提供する期間が長いほど、前記利用者に高い前記第2ランクを付加するものである。
(12)の態様は、上記(8)から(11)のいずれかの態様に係るサービス提供装置が、前記特典を受けることができるサービスへの加入時に前記利用者に設定された条件であって、前記計測用ウェアに取り付けられた前記慣性計測センサの数、前記慣性計測センサの計測時間、又は前記一以上の慣性計測センサの出力の提供回数のうち、少なくともいずれかに基づく設定条件と、前記解析結果とに基づいて、前記設定条件が遵守されているか否かを判定する判定部を更に備え、前記第2付加部は、前記判定部により前記設定条件が遵守されていると判定された場合、前記設定条件が遵守されていないと判定された場合に比して、前記利用者に高い前記第2ランクを付加するものである。
(13)この発明の他の態様のプログラムは、コンピュータに、利用者が着用している計測用ウェアに取り付けられた一以上の慣性計測センサの出力に基づき前記利用者の身体状態を解析した解析結果に基づいて、前記利用者の健康状態を示す指標情報を導出させ、前記指標情報に基づいて、前記利用者に付与する特典を決定させるものである。
(1)~(13)によれば、指標情報を提供した対価として、利用者が特典を受けることができる仕組みを提供することができる。
(2)によれば、利用者は、健康状態が悪化した場合に特典を受けることができる。
(3)によれば、利用者は、良好な健康状態を維持することにより特典を受けることができる。
(4)によれば、利用者は、特典の原資として金品を供出しなくても特典を受けることができる。
(5)によれば、より多くの利用者が指標情報を提供することにより、利用者は、特典を受けることができる。
(6)によれば、指標情報を利用する情報利用者は、指標情報の利用を続ければ特典を受けることができる。
(7)によれば、指標情報を利用する情報利用者は、指標情報の提供を受けるサービスへの加入期間が長いほど、特典を受けることができる。
(9)によれば、利用者は、健康状態が良好であるほど、特典を受けることができる。
(10)によれば、利用者は、多くのIMUセンサの出力を提供するほど、特典を受けることができる。
(11)によれば、利用者は、IMUセンサの出力を提供する期間が長いほど、特典を受けることができる。
(12)によれば、利用者は、IMUセンサの出力を提供し、特典を受けるサービスへの加入時に設定された条件を遵守するほど、特典を受けることができる。
サービス提供装置100の使用環境の一例を示す図である。 配置情報の取得方法を例示した図である。 IMUセンサ20の配置の一例を示す図である。 解析部240の構成の一例を示す図である。 補正部260による平面想定処理を説明するための図である。 補正部260による方向ベクトルviの定義処理について説明するための図である。 推定対象TGTの姿勢変化によって方向ベクトルviが旋回した様子を示す図である。 姿勢推定装置PEによる補正処理の概要を説明するための図である。 全身補正量計算部264の構成の一例を示す図である。 全身補正量計算部264の構成の他の一例を示す図である。 全身補正量計算部264の全体を模式的に示す図であり、 全身補正量計算部264の処理の流れを段階的に説明するための図である。 全身補正量計算部264の処理の流れを段階的に説明するための図である。 全身補正量計算部264の処理の流れを段階的に説明するための図である。 本実施形態におけるサービス提供装置100の構成の一例を示す図である。 第1利用者情報171の内容の一例を示す図である。 第2利用者情報172の内容の一例を示す図である。 特典情報173の内容の一例を示す図である。 履歴情報174の内容の一例を示す情報である。 利用者に特典を付与すると決定する処理の動作の一例を示すフローチャートである。 情報利用者に特典を付与すると決定する処理の動作の一例を示すフローチャートである。 情報利用者に情報利用者ランクを付加する処理の動作の一例を示すフローチャートである。 利用者に利用者ランクを付加する処理の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、本発明のサービス提供装置、およびプログラムの実施形態について説明する。
<実施形態>
[構成]
図1は、サービス提供装置100の使用環境の一例を示す図である。利用者端末装置TM1、及び情報利用者端末装置TM2は、スマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータなどである。以降の説明において、利用者端末装置TM1、及び情報利用者端末装置TM2を互いに区別しない場合には、単に端末装置TMと記載する。端末装置TMは、例えば、表示装置と入力装置が一体となったタッチパネル、操作用キー、各種通信装置、カメラ、プロセッサ、記憶装置などを備える。端末装置TMでは、解析装置200によるサービスを受けるためのアプリがプロセッサにより実行される。端末装置TMは、ネットワークNWを介して解析装置200やサービス提供装置100と通信する。ネットワークNWは、WAN(Wide Area Network)やLAN(Local Area Network)、インターネット、セルラー網などを含む。
解析装置200は、端末装置TMの機能を利用して、利用者が着用する計測用ウェア10から、複数のIMUセンサ20の配置情報を取得する。計測用ウェア10は、例えば、スポーツ用の動きやすい衣服に複数のIMUセンサ20が取り付けられたものである。また、計測用ウェア10ゴムバンドや水着、サポーターのような簡易的な装着具に複数のIMUセンサ20が取り付けられたものであってもよい。計測用ウェア10は、店舗や電子商取引で販売またはレンタルされる汎用品であってよい。
IMUセンサ20は、例えば、三軸のそれぞれについて加速度と角速度を検出するセンサである。IMUセンサ20は、通信機を備え、アプリと連携して検出した加速度や角速度を無線通信で端末装置TMに送信する。計測用ウェア10が利用者によって着用されると、IMUセンサ20のそれぞれが利用者の身体のどの部位にあたるか(以下、配置情報)が、自ずと決まる。計測用ウェア10には、配置情報を認識可能な情報が付与されている。IMUセンサ20は、例えば、端末装置TMのアプリからの指示に応じて加速度や角速度の計測および端末装置TMの実行を開始する(アクティベートされる)。IMUセンサ20は、「慣性計測センサ」の一例である。
図2は、配置情報の取得方法を例示した図である。配置情報は、図示するような種々の形態で取得される。
(パターン1)
例えば、利用者端末装置TM1は、計測用ウェア10から配置情報をBluetooth(登録商標)や無線LANなどの無線通信によって取得し、解析装置200に送信する。IMUセンサ20のうち少なくとも一つは、配置情報を記憶したメモリを備え、利用者端末装置TM1から受信された要求信号に応じて配置情報を返信する。これに代えて、IMUセンサ20の全てが、自身の配置位置(配置情報の一部)を記憶したメモリを備え、利用者端末装置TM1から受信された要求信号に応じて自身の配置位置を利用者端末装置TM1に返信するようにしてもよい。
(パターン2)
利用者端末装置TM1は、計測用ウェア10から計測用ウェア10の識別情報(以下、ウェアID)を取得し、ウェアIDを解析装置200に送信する。解析装置200は、ウェアIDと配置情報の対応情報を記憶装置に保持しており、利用者端末装置TM1から受信したウェアIDに対応する配置情報を記憶装置から読み出して取得する。
(パターン3、4)
利用者端末装置TM1は、計測用ウェア10に付与されているQRコード(登録商標)などのコード情報をカメラで撮像することでエンコードされている情報(配置情報、またはウェアID)を取得し、解析装置200に送信する。解析装置200は、配置情報を受信し、または受信したウェアIDに対応する配置情報を記憶装置から読み出して取得する。
図1に戻り、解析装置200は、取得した配置情報と、IMUセンサ20の出力とに基づいて、利用者の身体状態を解析する。解析装置200は、解析した解析結果を利用者端末装置TM1やサービス提供装置100に提供する。また、解析装置200は、解析した解析結果と、解析対象の利用者を識別可能な情報(以下、利用者ID)とを互いに対応付けて、ネットワークNWを介して解析結果データベースDBに記憶させてもよい。
サービス提供装置100は、利用者の身体状態の解析結果に基づいて利用者の健康状態を示す指標情報を導出し、導出した指標情報から推定される利用者の健康状態に応じて、利用者に特典を付与すると決定する装置である。以下、利用者が、自身が着用する計測用ウェア10に取り付けられたIMUセンサ20の出力を提供し、特典の付与を受けるサービスを、『第1サービス』と記載する。
利用者に付与される特典には、例えば、サービス提供装置100が導出した指標情報の提供を受ける情報利用者から供出された金品の少なくとも一部が原資として含まれる。以下、情報利用者が、対価として少なくとも一部を特典の原資とする金品を供出し、指標情報の提供を受けるサービスを、『第2サービス』と記載する。したがって、情報利用者が、第2サービスを利用するほど、特典の原資が集まりやすく、第1サービスを安定して提供することができる。これに伴い、サービス提供装置100は、第2サービスをより利用している情報利用者に、第2サービスへの契約を継続したボーナスとして特典を付与すると決定する装置である。
情報利用者端末装置TM2は、サービス提供装置100から送信された指標情報を受信する。情報利用者端末装置TM2を利用する情報利用者は、受信した指標情報を参照する。情報利用者は、例えば、指標情報を研究・開発等に用いる者である。具体的には、情報利用者は、例えば、スポーツウェアの開発、健康評価、医療、人間の行動を考慮した工場の安全管理等を行う者(個人や、企業等の団体)である。
以下、解析装置200の詳細について説明し、次にサービス提供装置100の詳細について説明する。
[解析装置200について]
解析装置200は、例えば、通信部210と、配置情報取得部220と、インターフェース部230と、解析部240とを備える。これらの構成要素は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。また、解析装置200は、記憶部270を備える。記憶部270は、HDDやフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)などにより実現される。
通信部210は、ネットワークNWにアクセスするためのネットワークカードなどの通信インターフェースである。
配置情報取得部220は、図2で説明した各パターンによって配置情報を取得し、記憶部270に記憶させる。
インターフェース部230は、利用者端末装置TM1に情報を出力させると共に利用者端末装置TM1に対してなされた操作の情報を取得する。例えば、インターフェース部230は、利用者端末装置TM1を介して利用者に問い合わせを行ったり、問い合わせの結果を取得したり、利用者への情報提供を行ったりする。
解析部240は、配置情報取得部220により取得された配置情報に基づいて、一以上のIMUセンサの出力を用いて行われる、計測用ウェア10を着用した利用者の身体状態の解析処理であって、配置情報に適合する解析処理を実行する。解析部240は、例えば、異なる配置情報に適合する複数の種類の解析処理を実行可能である。
[解析処理]
以下、解析部240による解析処理の一例について説明する。図3は、IMUセンサ20の配置の一例を示す図である。例えば、利用者の頭部、胸部、骨盤周辺、左右の手足などの複数の箇所にIMUセンサ20―1~40―N(NはIMUセンサの総数)が取り付けられる。以下では、計測用ウェア10を着用した利用者のことを推定対象TGTと称する場合がある。また、1~Nのいずれかという意味で引数iを採用し、IMUセンサ20-iなどと称する。図3の例では、計測用ウェア10に心拍センサや温度センサも取り付けられている。
例えば、IMUセンサ20-1が右肩、IMUセンサ20-2が右上腕、IMUセンサ20-8が左大腿、IMUセンサ20-9が左膝下、というように、IMUセンサ20が配置される。また、IMUセンサ20―pは、基準部位となる部位の周辺に取り付けられる。基準部位とは、例えば、利用者の骨盤など体幹部の一部が該当する。以下の説明において、一以上のIMUセンサ20が取り付けられ、その動きが計測される対象の部位のことを「セグメント」と称する。セグメントには、基準部位と基準部位以外のセンサ取り付け部位(以下、参照部位と称する)が含まれる。
以下の説明において、IMUセンサ20―1~20-Nのそれぞれに対応する構成要素には、符号にハイフン以下の符号を付けて説明する。
図4は、解析部240の構成の一例を示す図である。解析部240は、例えば、センサ出力取得部242と、変換部244と、積分部250と、補正部260とを備える。
複数のIMU40センサから、角速度および加速度の情報を取得する。変換部244は、センサ出力取得部242により取得された情報を、IMUセンサ20のそれぞれにおける3軸方向の座標系(以下、センサ座標系と称する)から、基準座標系の情報に変換する。基準座標系は、例えば、重力方向を一つの軸とする地上座標系である。変換部244は、変換結果を補正部260に出力する。
変換部244は、例えば、各セグメントに対応するセグメント角速度計算部246-iと、加速度集約部248と、を備える。セグメント角速度計算部246-iは、センサ出力取得部242により出力されたIMUセンサ20―iの角速度を、基準座標系の情報に変換する。セグメント角速度計算部246-iによる処理結果(IMUセンサ20の検出結果に基づくものであり、推定対象TGTの姿勢を表す情報)は、例えば、クオータニオンの形式で保持される。なお、IMUセンサ20―iの計測結果をクオータニオンの形式で表現するのはあくまで一例であり、3次元の回転群SO3の回転行列など他の表現方法が用いられてもよい。
加速度集約部248は、セグメントに対応するIMUセンサ20―iの検出した加速度のそれぞれを集約する。加速度集約部248は、集約結果を、推定対象TGTの全身の加速度(以下、全IMU加速度と称する場合がある)に変換する。
積分部250は、セグメント角速度計算部246-iにより基準座標系の情報に変換されたセグメントに対応する角速度を積分することで、推定対象TGTにおいてIMUセンサ20―iが取り付けられたセグメント(参照部位)の向きを、推定対象の姿勢の一部として算出する。積分部250は、積分結果を補正部260および記憶部270に出力する。
なお、積分部250には、処理サイクルが初回である場合には、変換部244により出力された角速度(補正部260による補正が行われていない角速度)が入力されるが、それ以降は後述する補正部260により前回処理サイクルにおける処理結果に基づいて導出された補正が反映された角速度が入力される。
積分部250は、例えば、各セグメントに対応する角速度積分部252-iを備える。角速度積分部252-iは、セグメント角速度計算部246-iにより出力されたセグメントの角速度を積分することで、推定対象においてIMUセンサ20-iが取り付けられた参照部位の向きを、推定対象の姿勢の一部として算出する。
補正部260は、推定対象に含まれる基準部位を通る代表平面を想定し、代表平面の法線と、積分部250により算出される参照部位の向きとが直交する方向に近づくように、参照部位の変換された角速度を補正する。代表平面については後述する。
補正部260は、例えば、推定姿勢集約部262と、全身補正量計算部264と、補正量分解部266と、各セグメントに対応する角速度補正部268-iとを備える。
推定姿勢集約部262は、角速度積分部252―iによる計算結果である各セグメントの姿勢を表すクオータニオンを一つのベクトルに集約するものである。集約したベクトルを推定全身姿勢ベクトルと呼ぶ。
全身補正量計算部264は、加速度集約部248により出力された全IMU加速度と、推定姿勢集約部262により出力された推定全身姿勢ベクトルとに基づいて、すべてのセグメントの角速度の補正量を計算する。なお、全身補正量計算部264により計算される補正量は、推定対象の全身姿勢として不自然とならないように、セグメントのそれぞれの関係性が考慮されて調整されたものである。全身補正量計算部264は、計算結果を補正量分解部266に出力する。
補正量分解部266は、全身補正量計算部264により計算された補正量を、それぞれのセグメントの角速度に反映できるよう、セグメント毎の角速度の補正量に分解する。補正量分解部266は、分解したセグメント毎の角速度の補正量を、対応するセグメントの角速度補正部268-iに出力する。
角速度補正部268-iは、セグメント角速度計算部246-iにより出力された、対応するセグメントの角速度の計算結果に、補正量分解部266により出力された、対応付いたセグメントの角速度の補正量の分解結果を反映する。これにより、次サイクルの処理において積分部250の処理対象が積分する対象が、補正部260による補正が反映された状態の角速度になる。
角速度補正部268-iは、変換部244により出力された対応付いたセグメントの角速度に、補正量分解部266による分解結果を反映することで角速度を補正する。角速度補正部268-iは、補正結果を、角速度積分部252-iに出力する。
積分部250による積分結果であるセグメント毎の姿勢の推定結果は、利用者端末装置TM1に送信される。
図5は、補正部260による平面想定処理を説明するための図である。補正部260は、図4の左図のように、基準部位が推定対象TGTの骨盤である場合、骨盤中央を通る正中矢状面(図中のSagittal plane)を代表平面として想定する。正中矢状面とは、左右相称な推定対象TGTの体の正中に対し平行に、体を左右に分ける面のことである。さらに、補正部260は、図5の右図のように、想定した正中矢状面の法線n(図中の矢印Normal vector)を設定する。
図6は、補正部260による方向ベクトルviの定義処理について説明するための図である。補正部260は、あるIMUセンサ20-iの出力を初期状態とし、その向きを、水平且つ代表平面に平行な向きであると定義する(キャリブレーション処理)。その後、IMUセンサ20-iの出力を積分して得られる三方向の回転に沿って方向ベクトルは三方向に旋回する。
図6に示すように、推定対象TGTの参照部位に、胸部、左右の大腿部、および左右の膝下部が含まれる場合、補正部260は、キャリブレーション処理の結果に基づいてIMUセンサ20の取り付け姿勢の推定を行い、法線nと積分部250により算出される参照部位の向きとが直交する方向に近づくように、参照部位の変換された角速度をそれぞれ補正し、図示のように参照部位の向く方向ベクトルv1~v5(図中のForward vector)を導出する。図示のように、方向ベクトルv1は胸部の方向ベクトルを示し、方向ベクトルv2およびv3は大腿部の方向ベクトルを示し、方向ベクトルv4およびv5は膝下部の方向ベクトルを示すものである。なお、図中のx軸、y軸、z軸は、基準座標系の方向の一例である。
図7は、推定対象TGTの姿勢変化によって方向ベクトルviが旋回した様子を示す図である。代表平面は、ある基準部位のIMUセンサ20-pの出力を初期状態とした場合、IMUセンサ20-pの出力を積分して得られるヨー方向の変位に沿ってヨー方向に旋回する。補正部260は、前回サイクルにおいて積分部250により算出された参照部位の向きが正中矢状面の法線nに対して直交する向きから乖離することが継続するのに応じて、参照部位の変換された角速度を補正する度合いを大きくする。
〔姿勢の推定〕
補正部260は、例えば、図6に示すように参照部位の方向ベクトルviと法線nとの内積が0である場合に、参照部位の向きが正中矢状面の法線nに対して直交する向きから乖離していないホームポジションの姿勢であると判定し、図7に示すように方向ベクトルviと法線nとの内積が0より大きい場合に、参照部位の向きが正中矢状面の法線nに対して直交する向きから乖離していると判定する。ホームポジションとは、推定対象TGTにIMUセンサ20を取り付けた後のキャリブレーション処理の結果として取得された、推定対象TGTの基本的な体勢(但し、代表平面に対する相対的なもの)のことであり、例えば、静止直立状態である。従って、キャリブレーション処理とは、推定対象TGTに所定の動作(キャリブレーション動作)を行わせた結果得られたIMUセンサ20の計測結果に基づいて、ホームポジションの定義を行う処理のことである。
これにより、補正部260は、推定対象が正中矢状面の法線nに対して直交する向きから乖離した姿勢(すなわち、図7に示すように体を捻った状態)が長時間継続したり、正中矢状面の法線nに対して直交する向きから乖離した姿勢を保ったままで運動したりすることが稀であるという仮定に基づいて、時間が経過すれば乖離が小さくなること(図6に示すようなホームポジションに近づくこと)を反映した補正を行う。
図8は、姿勢推定装置PEによる補正処理の概要を説明するための図である。姿勢推定装置PEは、推定対象TGTの骨盤と、それ以外のセグメントで異なる最適化問題を定義する。まず、姿勢推定装置PEは、推定対象TGTの骨盤姿勢を計算し、骨盤姿勢を利用してその他のセグメント姿勢を計算する。
仮に、骨盤姿勢の計算と、骨盤以外の他のセグメントの姿勢の計算を別々に解くと、骨盤姿勢は重力補正のみを用いた推定となってしまう。姿勢推定装置PEでは、その他のセグメント姿勢も考慮して骨盤姿勢の推定を行うことができるよう、骨盤姿勢の推定とその他のセグメント姿勢の推定を同時に行い、全てのIMUセンサ20同士の影響を考慮した最適化を目指すものである。
〔演算例〕
以下、姿勢の推定時の具体的な演算例について、図示した数式に沿って説明する。
姿勢を表現するためのクオータニオンの表現方法について説明する。ある座標系frame Aからframe Bまでの回転をクオータニオンで表すと以下の数式(1)のようになる。ただし、frame Bはframe Aに対して正規化された軸の回りにθだけ回転している。
Figure 0007470544000001
なお、以下の説明において、クオータニオンqにハット記号を付したもの(回転を表現する単位クオータニオン)を「q(h)」と示して説明する。単位クオータニオンとは、クオータニオンをノルムで除算したものである。q(h)は式(1)に示すような4つの実数値要素を持つ列ベクトルである。この表現方法を用いて、推定対象TGTの推定全身姿勢ベクトルQを示すと、以下の数式(2)のように示すことができる。
Figure 0007470544000002
なお、 q(h)(iはセグメントを示す1~Nの整数、または基準位置を示すp)は、参照部位のIMUセンサ20の座標系S(セグメント座標系)における基準位置から、基準座標位置E(例えば、地球の重力方向から定義可能な座標系)までの回転をクオータニオンで表すものである。この推定対象TGTの推定全身姿勢ベクトルQは、全てのセグメントの姿勢を表す単位クオータニオンを1つに集約した、4(N+1)つの実数値要素を持つ列ベクトルである。
推定対象TGTの姿勢を推定するため、まずは、IMUセンサ20が取り付けられたある1つのセグメントの姿勢推定について考える。
Figure 0007470544000003
数式(3)は、最適化問題の更新式の一例であり、数式(4)に示す関数の導出結果のノルムの1/2の最小値を導出することにより、ロール・ピッチ方向の補正量を導出するための式である。数式(4)の右辺は、センサ座標系で表現した推定姿勢から求めた基準のあるべき方向(例えば、重力や地磁気などの方向)を示す情報から、センサ座標系で表現したIMUセンサ20が計測した基準の方向を減算する式である。
数式(5)に示すように、 qは、単位クオータニオン q(h)を行列形式で表現した一例である。また、数式(6)に示すように、d(h)はヨー方向を補正するために用いる基準方向(例えば、重力や地磁気などの方向)を示すベクトルである。また、数式(7)に示すように、s(h)は、センサ座標系で表現したIMUセンサ20が計測した基準の方向を示すベクトルである。
なお、重力を基準に使う場合、数式(6)および数式(7)は、以下の数式(8)および数式(9)のように示すことができる。ax、y、のそれぞれは、x軸方向の加速度、y軸方向の加速度、およびz軸方向の加速度を示す。
d(h)=〔0 0 0 1〕 …(8)
s(h)=〔0 a〕…(9)
数式(3)に示した関係式は、例えば、勾配降下法により解くことができる。その場合、推定姿勢の更新式は、数式(10)で示すことができる。また、目的関数の勾配は、以下の数式(11)を用いて示す。また、勾配を示す数式(11)は、数式(12)に示すように、ヤコビアンを用いて計算することができる。なお、数式(12)に示すヤコビアンは、重力誤差項とヨー方向誤差項を全身の方向ベクトルviの各要素で偏微分した行列である。重力誤差項とヨー方向誤差項については後述する。
Figure 0007470544000004
数式(10)の右辺に示すように、単位クオータニオン q(h)k+1は、現在の推定姿勢を示す単位クオータニオン q(h)から係数μ(1以下の定数)と勾配の積を減算することで導出することができる。また、数式(11)および数式(12)に示すように、勾配は比較的少ない計算量で導出することができる。
なお、重力を基準に使う場合の数式(4)および数式(12)の実際の計算例を、以下の数式(13)および数式(14)に示す。
Figure 0007470544000005
上図の数式(3)~(7)、および数式(10)~(12)を用いて示した方法では、サンプリングごとに、更新式を1回計算することにより、姿勢の推定が可能となる。また、数式(8)、(9)、(13)、(14)に挙げたように重力を基準に使う場合には、ロール軸方向、ピッチ軸方向の補正ができる。
〔全身補正量計算〕
以下、推定姿勢に対する全身補正量(特にヨー方向の補正量)を導出する方法について説明する。図9は、全身補正量計算部264の構成の一例を示す図である。全身補正量計算部264は、例えば、ヨー方向誤差項計算部264aと、重力誤差項計算部264bと、目的関数計算部264cと、ヤコビアン計算部264dと、勾配計算部264eと、補正量計算部264fとを備える。
ヨー方向誤差項計算部264aは、推定した全身の姿勢から、ヨー角方向の補正を実現するためのヨー方向誤差項を計算する。
重力誤差項計算部264bは、推定した全身の姿勢と、IMUセンサ20で検出した加速度からロール軸方向およびピッチ軸方向の補正を実現するための重力誤差項を計算する。
目的関数計算部264cは、推定した全身の姿勢と、IMUセンサ20で検出した加速度と、ヨー方向誤差項計算部264aの計算結果と、重力誤差項計算部264bの計算結果とに基づいて、推定対象TGTの正中矢状面と方向ベクトルviが平行となるように補正するための目的関数を計算する。なお、重力誤差項とヨー方向誤差項の二乗和を目的関数とする。目的関数の詳細については後述する。
ヤコビアン計算部264dは、推定した全身の姿勢と、IMUセンサ20で検出した加速度から推定全身姿勢ベクトルQの偏微分で求めたヤコビアンを計算する。
勾配計算部264eは、目的関数計算部264cによる計算結果と、ヤコビアン計算部264dによる計算結果とを用いて、最適化問題の解を導出して、勾配を計算する。
補正量計算部264fは、勾配計算部264eの計算結果を用いて推定対象TGTの推定全身姿勢ベクトルQに対して適用する全身補正量を導出する。
図10は、全身補正量計算部264の構成の他の一例を示す図である。図10に示す全身補正量計算部264は、正中矢状面と各セグメントの方向ベクトルviとを用いて全身補正量を導出するものであり、図9に示す構成要素に加えて、代表平面法線計算部164gと、セグメントベクトル計算部164hとをさらに備える。
代表平面法線計算部164gは、全身推定姿勢に基づいて、代表平面である正中矢状面の法線nを計算する。セグメントベクトル計算部164hは、全身推定姿勢に基づいて、セグメントの方向ベクトルviを計算する。
[全身補正量の導出例〕
以下、全身補正量の導出例について説明する。
ヨー方向誤差項計算部264aは、以下に示す数式(15)を用いて、正中矢状面とセグメントの方向ベクトルが平行となるように補正するためのヨー方向誤差項fの内積計算を行う。
Figure 0007470544000006
ヨー方向誤差項fは、セグメントiの推定姿勢を示す単位クオータニオン q(h)と、基準部位である骨盤の推定姿勢を示す単位クオータニオン q(h)とに基づいて補正量を導出する式である。数式(15)の右辺は、代表平面法線計算部164gにより計算された、センサ座標系で表した正中矢状面の法線nと、セグメントベクトル計算部164hにより計算された、センサ座標系で表したセグメントの方向ベクトルviの内積を導出するものである。これにより、推定対象TGTが体を捻った状態である場合に、その捻りが解消されること(図5の右図に示すようなホームポジションに近づく)を補正内容に加味した補正を行うことができる。
次に、重力誤差項計算部264bは、数式(16)に示すように、セグメント毎の基準補正(例えば重力補正)をするための計算を行う。
Figure 0007470544000007
数式(16)は、任意のセグメントiの推定姿勢を示す単位クオータニオン q(h)と、IMUセンサ20-iが計測した加速度(重力)との関係式であり、数式(16)の右辺に示すように、推定姿勢から求めた、センサ座標系で表現した重力のあるべき方向(想定重力加速度方向)から、センサ座標系で表現した計測した重力の方向(計測重力加速度方向)(h)を減算することで導出することができる。
ここで、計測した重力の方向(h)の具体例を数式(17)に示す。また、重力方向を示す定数(h)は、それぞれ数式(18)に示すような定数で表現することができる。
Figure 0007470544000008
次に、目的関数計算部264cは、重力誤差項とヨー方向誤差項を統合した、セグメントiの補正関数として数式(19)を計算する。
Figure 0007470544000009
ここで、ciは代表平面補正の重み係数である。セグメントiの補正関数を示す数式(19)は、最適化問題として形式化すると数式(20)のように表現することができる。
Figure 0007470544000010
なお、数式(20)は、重力補正と代表平面補正の目的関数の和で示すことができる補正関数の数式(21)と等価である。
Figure 0007470544000011
目的関数計算部264cは、すべてのセグメントに対して同様に姿勢推定を行い、全身の目的関数を統合した最適化問題を定義する。数式(22)は、全身の目的関数を統合した補正関数F(Q,α)である。αは、IMUセンサにより計測された全IMU加速度であり、数式(23)のように示すことができる。
Figure 0007470544000012
なお、数式(22)の右辺の第1行は、骨盤に対応した補正関数を示し、右辺の第2行以降は、骨盤以外の各セグメントに対応した補正関数を示すものである。数式(22)に示す補正関数を用いて、推定対象TGTの全身の姿勢を補正するための最適化問題は下記の数式(24)のように定義することができる。数式(24)は、既出の各セグメントの補正関数である数式(21)と同様の形式で、数式(25)に示すように変形することができる。
Figure 0007470544000013
次に、勾配計算部264eは、この目的関数の勾配を、推定全身姿勢ベクトルQの偏微分で求めたヤコビアンJを用いて、以下の数式(26)のように計算する。なお、ヤコビアンJは、数式(27)に示す。
Figure 0007470544000014
数式(27)に示すそれぞれの要素のサイズは以下の数式(28)および(29)のようになっている。
Figure 0007470544000015
すなわち、数式(27)に示すヤコビアンJは(3+4N)×4(N+1)(Nは基準部位計測用のIMUセンサ以外の全IMUセンサ数)の大きな行列となるが、実際には以下の数式(30)および(31)に示す要素は0となるため計算は割愛することができ、低速な演算装置でもリアルタイムな姿勢推定が可能となる。
Figure 0007470544000016
数式(30)および(31)を既出の数式(27)に代入すると、次の数式(32)のように示すことができる。
Figure 0007470544000017
勾配計算部264eは、数式(32)の計算結果を用いて数式(26)に示す勾配を計算することができる。
[全身補正量計算部の処理イメージ]
図11~14は、全身補正量計算部264の演算処理の流れを模式的に示す図である。図11は、全身補正量計算部264の全体を模式的に示す図であり、図12~図14は、全身補正量計算部264の処理の流れを段階的に説明するための図である。
図11に示すように、加速度集約部248は、時刻tに計測された各IMUセンサ20-iの加速度i,t(iは基準部位である骨盤を示すpであってもよい、以下同様)のセンサ出力取得部242による取得結果を変換し、集約結果である推定対象TGTの全IMU加速度αに変換する。また、センサ出力取得部242により取得された、時刻tに計測された各IMUセンサ20-iの角速度ωi,tは、それぞれ対応する角速度積分部252-iに出力される。
また、図11の右上部分に示されるZ-1からβまでの処理ブロックは、補正部260が次回処理サイクルにおける補正量を導出することを表すものである。
なお、図11~図14において、下記の数式(33)で示す目的関数の勾配をΔQとすると、時刻tの角速度Q(・)(Qの上文字としてドット記号を付したものであり、時刻tの推定全身姿勢ベクトルQの時間微分結果)へのフィードバックは下記の数式(34)のように表現することができる。なお、数式(34)のβは、補正量のゲインを調整するための、0≦β≦1となる実数である。
Figure 0007470544000018
全身補正量計算部264は、数式(34)に示すように、角速度Q(・)に勾配ΔQを正規化した結果に任意の実数βを補正量として反映する。
積分部250は、図12に示すように、各セグメントの角速度を積分する。次に、補正部260は、図13に示すように、各セグメントの角速度と推定姿勢を使って、勾配ΔQを計算する。次に、補正部260は、図14に示すように、導出した勾配ΔQを各IMUセンサの角速度にフィードバックする。IMUセンサ20による次の計測結果をセンサ出力取得部242が取得すると、積分部250は、図12に示すように、再度各セグメントの角速度を積分する。姿勢推定装置PEは、図12~図14に示す処理を繰り返すことで推定対象TGTの姿勢推定の処理を行うことにより、人の身体の特性や経験則が各セグメントの姿勢の推定結果に反映されるため、姿勢推定装置PEの推定結果の精度が向上する。
図12~図14に示すような処理が繰り返し行われ、推定姿勢集約部262が積分部250の角速度の積分結果を集約することで、それぞれのIMUセンサ20の計測角速度がもつ誤差が平均化され、式(2)の推定全身姿勢ベクトルQを導出することができる。この推定全身姿勢ベクトルQには、人の身体の特性や経験則を用いた、全身姿勢からヨー方向補正量を計算した結果が反映されている。上述の方法で推定対象TGTの姿勢推定を行うことで、地磁気を利用せずに、ヨー角方向ドリフトを抑えた尤もらしい人の全身姿勢を推定することができるため、長時間の計測を行う場合においても、ヨー方向ドリフトを抑えた全身姿勢推定ができる。
解析装置200は、全身姿勢推定結果を、解析結果として解析結果データベースDBに記憶させつつ、解析結果を示す情報を、利用者端末装置TM1、及びサービス提供装置100に提供する。
[サービス提供装置100について]
以下、サービス提供装置100について説明する。図15は、本実施形態におけるサービス提供装置100の構成の一例を示す図である。サービス提供装置100は、例えば、通信部110と、解析情報取得部120と、導出部130と、決定部140と、付加部150とを備える。これらの構成要素は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部を含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。また、サービス提供装置100は、記憶部170を備える。記憶部170は、HDDやフラッシュメモリ、RAMなどにより実現される。記憶部170には、例えば、第1利用者情報171と、第2利用者情報172と、特典情報173と、履歴情報174とが記憶される。
図16は、第1利用者情報171の内容の一例を示す図である。第1利用者情報171は、第1サービスを利用する利用者に係る情報である。第1利用者情報171は、例えば、利用者IDと、利用者の氏名を示す情報と、後述する付加部150により付加された利用者のランクを示す情報と、利用者が着用する計測用ウェア10に係る計測用ウェア情報と、利用者が第1サービスの加入時に設定した条件を示す第1設定条件情報とが互いに対応付けられた利用者毎のレコードが一以上含まれる情報である。計測用ウェア情報には、例えば、計測用ウェア10に取り付けられるIMUセンサ20の取り付け位置を示すセンサ位置情報と、計測用ウェア10に取り付けられるIMUセンサ20の数を示すセンサ数情報とが含まれる。
第1設定条件情報には、例えば、IMUセンサ20の出力数(以下、提供センサ出力数)を示す情報と、IMUセンサ20の計測時間を示す情報と、IMUセンサ20の出力の提供回数を示す情報とが含まれる。IMUセンサ20の計測時間を示す情報は、例えば、利用者が第1サービスに加入する期間のうち、IMUセンサ20の出力を提供する時間の総数を示す情報であってもよく、所定の期間(例えば、1日)のうち、IMUセンサ20の出力を提供する時間(或いは、時間帯)を示す情報であってもよい。IMUセンサ20の提供回数を示す情報は、例えば、利用者が第1サービスに加入する期間のうち、IMUセンサ20の出力を提供する回数の総数を示す情報であってもよく、所定の期間(例えば、1日)のうち、IMUセンサ20の出力を提供する回数を示す情報であってもよい。
図17は、第2利用者情報172の内容の一例を示す図である。第2利用者情報172は、第2サービスを利用する情報利用者に係る情報である。第2利用者情報172は、例えば、情報利用者を識別可能な情報(以下、情報利用者ID)と、情報利用者の氏名を示す情報と、後述する付加部150により付加された利用者のランクを示す情報と、情報利用者が第2サービスの加入時に設定した条件を示す第2設定条件情報とを含む情報利用者毎のレコードが一以上含まれる情報である。
第2設定条件情報には、例えば、指標情報の種別を示す情報と、指標情報の導出に用いられたIMUセンサ20の計測時間を示す情報と、指標情報の提供回数を示す情報と、情報利用者が指標情報の提供を所望する利用者を示す情報とが含まれる。IMUセンサ20の提供回数を示す情報は、例えば、情報利用者が第2サービスに加入する期間のうち、IMUセンサ20の提供を受ける回数の総数を示す情報であってもよく、所定の期間(例えば、1日)のうち、IMUセンサ20の提供を受ける回数を示す情報であってもよい。利用者条件を示す情報は、例えば、利用者の年齢、年代、性別、健康状態、所望する指標情報が満たすべき特定の条件等を示す情報である。
なお、利用者条件を示す情報には、利用者条件を満たす利用者の利用者IDが含まれていてもよい。以下、利用者条件を示す情報には、情報利用者が所望する利用者の利用者IDが含まれている場合について説明する。また、第2設定条件情報には、上述した条件のうち、一部が含まれるものであってもよく、上述した条件以外の情報が含まれていてもよい。
図18は、特典情報173の内容の一例を示す図である。特典情報173は、例えば、利用者、又は情報利用者が供出した特典の履歴を示す情報である。上述したように、情報利用者は、指標情報の提供を受ける対価として、少なくとも一部を特典の原資とする金品を供出する。また、利用者は、例えば、第1サービスへの加入時に、少なくとも一部を特典の原資とする金品を(例えば、入会料として)供出する。特典情報173は、例えば、利用者、又は情報利用者が金品を供出した日時を示す情報と、金品を供出した利用者の利用者ID、又は金品を供出した情報利用者の情報利用者IDと、金品の少なくとも一部が原資とされた特典を示す情報とが互いに対応付けられた情報である。以下、第1サービス、及び第2サービスは、例えば、予め定められた所定の期間(例えば、1年間;以下、契約期間)毎に契約するサービスであり、利用者は、契約期間毎に、契約期間の開始時(或いは、契約期間満了時)に第1サービスの入会料を支払い、情報利用者は、契約期間毎に、第2サービスの利用料金を支払う場合について説明する。
なお、上述では、情報利用者が、予め定められた契約期間毎に第2サービスの利用料金を支払う場合について説明したが、これに限られない。情報利用者は、例えば、指標情報の提供を所望する利用者について、当該利用者に係る指標情報の提供を受ける度に、第2サービスの利用料金を支払うものであってもよい。
図19は、履歴情報174の内容の一例を示す情報である。履歴情報174は、例えば、利用者IDと、利用者の氏名を示す情報と、後述する導出部130によって導出された指標情報と、後述する決定部140によって特定された利用者の健康状態を示す情報と、指標情報が導出された日時(或いは、健康状態が特定された日時)を示す情報とが互いに対応付けられたレコードが一以上含まれる情報である。
なお、サービス提供装置100は、第2利用者情報172のレコードが生成された、又は更新されたタイミングにおいて、当該更新されたレコードに含まれる利用者IDが利用者条件に含まれる情報利用者に対して、当該レコードを示す情報を提供する機能部(提供部)を備えていてもよい。また、サービス提供装置100は、第2利用者情報172のレコードが生成された、又は更新されたタイミングにおいて、当該更新されたレコードに含まれる利用者IDが利用者条件に含まれる情報利用者に対してのみ、ネットワークNWを介して当該レコードの閲覧を許可する機能部(閲覧制限部)を備えていてもよい。
図15に戻り、通信部110は、ネットワークNWにアクセスするためのネットワークカードなどの通信インターフェースである。
解析情報取得部120は、ネットワークNWを介して解析装置200から解析情報を取得する。解析情報は、利用者が着用している計測用ウェア10に取り付けられた一以上のIMUセンサ20の出力に基づき、利用者の利用者の身体状態を解析装置200が解析した解析結果を示す情報である。なお、解析情報取得部120は、ネットワークNWを介して解析結果データベースDBから解析情報を読み出して解析情報を取得してもよい。
導出部130は、解析情報取得部120によって取得された解析情報に基づいて、利用者の健康状態を示す指標情報を導出する。健康状態を示す指標情報は、例えば、利用者の運動量、四肢の可動域、基礎代謝量、消費カロリー、着席時間、起立時間、体重、BMI(Body Mass Index)、体脂肪率、又は筋肉量等の指標を示す情報である。導出部130は、一以上の指標情報を導出する。導出部130は、導出した指標情報を含むレコードを生成し、履歴情報174を生成(更新)する。
決定部140は、導出部130によって導出された指標情報に基づいて、利用者に特典(例えば、治療用一時金)を付与すると決定する。決定部140は、例えば、導出部130により導出された指標情報に基づいて、利用者の健康状態を特定する。決定部140は、特定した利用者の健康状態が悪いことを示す場合に、利用者に特典を付与すると決定する。決定部140は、例えば、悪化状態であると特定する度に、(少額の)特典を利用者に付与すると決定してもよく、健康状態が良好な状態から悪化した(変化した)場合に、特典を利用者に付与すると決定してもよい。後者の場合、決定部140は、履歴情報174に含まれる健康状態を示す情報のうち、決定対象の利用者の直近(或いは、最近)の健康状態を示す情報を特定し、特定した健康状態と現在の健康状態とを比較して、悪化した(変化した)ことを特定する。決定部140は、特定した健康状態を示す情報を履歴情報174の対応するレコードに含めて履歴情報174を生成(更新)する。
また、決定部140は、利用者の健康状態が良好であることを示す状態が所定の期間(例えば、数か月~数年;第1判定期間)継続した場合、利用者に特典(例えば、健康祝い金)を付与すると決定する。決定部140は、履歴情報174を参照し、決定対象の利用者に係るレコードであって、現在から第1判定期間前までのレコードを特定する。決定部140は、特定したレコードに含まれる健康状態を示す情報に基づいて、利用者の健康状態が良好であることを示す状態が第1判定期間、継続したか否かを判定する。決定部140は、利用者の健康状態が良好であることを示す状態が第1判定期間、継続していると判定した場合、利用者に特典を付与すると決定する。
また、決定部140は、情報利用者に所定の期間(例えば、数か月~数年;以下、第2判定期間)毎に特典(契約継続ボーナス)を付与すると決定する。決定部140は、特典情報173を参照し、決定対象の情報利用者に係るレコードであって、現在から第2判定期間前までのレコードを特定する。決定部140は、特定したレコードに含まれる日時を示す情報に基づいて、情報利用者が第2判定期間、継続して第2サービスに加入しているか否かを判定する。決定部140は、情報利用者が第2判定期間、継続して第2サービスに加入していると判定した場合、情報利用者に特典を付与すると決定する。
また、決定部140は、後述する付加部150が利用者や情報利用者に付したランクに基づいて、付与する特典の度合いを決定する。
付加部150は、情報利用者に情報利用者ランクを付加する。情報利用者ランクは、例えば、複数の等級によって表されるものである。付加部150は、例えば、第2サービスへの加入期間が長いほど、情報利用者に高い情報利用者ランクを付加する。付加部150は、例えば、特典情報173の日時を示す情報に基づいて、情報利用者ランクを付加する対象の情報利用者について、第2サービスの総加入期間、第2サービスの継続加入期間、総利用回数等を特定する。以下、付加部150が、第2サービスへの加入期間として、第2サービスの総加入期間を特定するものとする。付加部150は、第2サービスの総加入期間と情報利用者ランクとの対応を示すテーブル情報と、特定した第2サービスの総加入期間とに基づいて、情報利用者に情報利用者ランクを付加する。付加部150は、付加した情報利用者ランクを示す情報を、第2利用者情報172のレコードに含めて第2利用者情報172を生成(更新)する。
また、付加部150は、健康状態に基づく条件(条件1)と、IMUセンサ20の数に基づく条件(条件2)と、IMUセンサ20の出力を提供する期間に係る条件(条件3)と、第1設定条件情報に基づく条件(条件4)とのうち、少なくともいずれかに基づいて、利用者に利用者ランクを付加する。付加部150は、付加した利用者ランクを示す情報を、第1利用者情報171のレコードに含めて第1利用者情報171を生成(更新)する。
[条件1:健康状態に基づく条件]
付加部150は、例えば、導出部130により導出された指標情報に基づいて、利用者の健康状態が良好であることを示すほど、利用者に高い利用者ランクを付加する。付加部150は、例えば、導出部130により導出された一以上の指標情報のそれぞれについて、健康状態が良好であることを示す指標の基準よりも、指標情報が示す指標が良好であることを示すか否かを判定する。付加部150は、指標情報が示す指標が良好であることを示す結果が多いほど、利用者に高い利用者ランクを付加する。なお、付加部150は、導出部130により導出された一以上の指標情報のうち、予め定められた指標情報の指標と、当該指標の基準とを比較して、利用者の健康状態が良好であると判定してもよい。
[条件2:IMUセンサ20の数に基づく条件]
付加部150は、例えば、計測用ウェア10に取り付けられたIMUセンサ20の数が多いほど、利用者に高い利用者ランクを付加する。付加部150は、例えば、第1利用者情報171のセンサ数情報に基づいて、利用者ランクの付加対象の利用者に係るIMUセンサ20の数を特定する。付加部150は、例えば、IMUセンサ20の数と利用者ランクとの対応を示すテーブル情報と、特定したIMUセンサ20の数とに基づいて、利用者に利用者ランクを付加する。
[条件3:IMUセンサ20の出力を提供する期間に係る条件]
付加部150は、例えば、利用者がIMUセンサ20の出力を提供する期間が長いほど、利用者に高い利用者ランクを付加する。付加部150は、例えば、第1利用者情報171の計測時間を示す情報に基づいて、利用者ランクの付加対象の利用者に係るIMUセンサ20の計測時間を特定する。付加部150は、例えば、IMUセンサ20の計測時間と利用者ランクとの対応を示すテーブル情報と、特定したIMUセンサ20の計測時間とに基づいて、利用者に利用者ランクを付加する。
[条件4:第1設定条件情報に基づく条件]
付加部150は、例えば、解析結果データベースDBに記憶される解析結果と、第1利用者情報171とに基づいて、第1設定条件情報に示される条件が遵守されているか否かを判定する。付加部150は、第1設定条件情報に示される条件が遵守されていると判定された場合、第1設定条件情報に示される条件が遵守されていないと判定された場合に比して、利用者に高い利用者ランクを付加する。付加部150は、例えば、利用者ランクの負荷対象の利用者に係る解析結果を示す情報を解析結果データベースDBから取得する。付加部150は、取得した解析結果に基づいて、第1サービスへの加入時に利用者に設定された条件であって、提供センサ出力数の条件に示される数のIMUセンサ20の出力結果が提供されているか、IMUセンサ20の計測時間の条件に示される時間分のIMUセンサ20の出力結果が提供されているか、又はIMUセンサ20の出力を提供する回数の条件に示される回数分のIMUセンサ20の出力結果が提供されているか等を判定する。付加部150は、各判定結果が、条件を適切に遵守していることを示すほど、第1設定条件情報に示される条件が遵守されているものとみなし、第1設定条件情報に示される条件が遵守されていないと判定された場合に比して、利用者に高い利用者ランクを付加する。
なお、付加部150は、テーブル情報に代えて(或いは、加えて)、情報利用者ランク、又は利用者ランク等の階級間の境界を示す閾値に基づいて、情報利用者ランク、又は利用者ランクを付加してもよい。
決定部140は、例えば、高いランクが付されている利用者、又は情報利用者について、付与する特典の度合いを大きくすると決定する。したがって、決定部140は、第2サービスへの加入期間が長いほど、特典の度合いを大きくして情報利用者に特典を付与すると決定する。決定部140は、利用者の健康状態が良好であることを示すほど、特典の度合いを大きくして利用者に特典を付与すると決定する。決定部140は、計測用ウェア10に取り付けられたIMUセンサ20の数が多いほど(換言すると、IMUセンサ20の出力の提供数が多いほど)、特典の度合いを大きくして利用者に特典を付与すると決定する。決定部140は、IMUセンサ20の出力を提供する期間が長いほど、特典の度合いを大きくして利用者に特典を付与すると決定する。決定部140は、第1設定条件情報に示される条件が遵守されている場合に、第1設定条件情報に示される条件が遵守されていないと判定された場合に比して、特典の度合いを大きくして利用者に特典を付与すると決定する。
[動作フロー]
図20は、利用者に特典を付与すると決定する処理の動作の一例を示すフローチャートである。図20に示すフローチャートは、解析装置200から解析情報を受信した場合、又は解析結果データベースDBのレコードが更新された場合に実行される。まず、解析情報取得部120は、ネットワークNWを介して解析装置200から解析情報を取得する(ステップS100)。次に、導出部130は、解析情報取得部120によって取得された解析情報に基づいて、利用者の健康状態を示す指標情報を導出する(ステップS102)。次に、決定部140は、導出部130によって導出された指標情報に基づいて、利用者の健康状態が悪化したか否かを判定する(ステップS104)。決定部140は、利用者の健康状態が悪化したと判定した場合、利用者に特典を付与すると決定する(ステップS106)。
決定部140は、利用者の健康状態が悪化していないと判定した場合、利用者の健康状態が良好であることを示す状態が所定の期間(例えば、数か月~数年;第1判定期間)継続したか否かを判定する(ステップS108)。決定部140は、利用者の健康状態が良好であることを示す状態が、第1判定期間継続していないと判定した場合、利用者に特典を付与しないと決定し、処理を終了する。決定部140は、利用者の健康状態が良好であることを示す状態が第1判定期間、継続したと判定した場合、利用者に特典(ボーナス特典)を付与すると決定する(ステップS110)。なお、ステップS106、又はステップS110において、決定部140は、第1利用者情報171に示される利用者の利用者ランクに基づいて特典の度合いを決定してもよく、所定の特典を付与すると決定してもよい。
図21は、情報利用者に特典を付与すると決定する処理の動作の一例を示すフローチャートである。図21に示すフローチャートは、所定の時間間隔(例えば、1日)毎に繰り返し実行される。まず、決定部140は、特典情報173に含まれる日時を示す情報に基づいて、情報利用者が所定の期間(例えば、数か月~数年;以下、第2判定期間)の間、継続して第2サービスに加入しているか否かを判定する(ステップS200)。決定部140は、第2判定期間、継続していないと判定した場合、情報利用者に特典を付与しないと決定し、処理を終了する。決定部140は、第2判定期間継続したと判定した場合、情報利用者に特典(ボーナス特典)を付与すると決定する(ステップS202)。ステップS202において、決定部140は、第2利用者情報172に示される情報利用者の情報利用者ランクに基づいて特典の度合いを決定してもよく、所定の特典を付与すると決定してもよい。
図22は、情報利用者に情報利用者ランクを付加する処理の動作の一例を示すフローチャートである。まず、付加部150は、特典情報173の日時を示す情報に基づいて、情報利用者の第2サービスへの総加入期間を特定する(ステップS300)。付加部150は、第2サービスの総加入期間と情報利用者ランクとの対応を示すテーブル情報と、特定した第2サービスの総加入期間とに基づいて、第2サービスへの加入期間が長いほど、情報利用者に高い情報利用者ランク付加されるように、情報利用者に情報利用者ランクを付加する(ステップS302)。
図23は、利用者に利用者ランクを付加する処理の動作の一例を示すフローチャートである。まず、付加部150は、(条件1)導出部130により導出された指標情報に基づいて、利用者の健康状態が良好であることを示すか否かを判定する(ステップS400)。付加部150は、利用者の健康状態が良好であることを示すと判定した場合、利用者の健康状態が良好であることを示すほど、利用者に高い利用者ランクを付加する(ステップS402)。
付加部150は、利用者の健康状態が良好であることを示さないと判定した場合、(条件2)第1利用者情報171のセンサ数情報に基づいて、利用者ランクの付加対象の利用者に係るIMUセンサ20の数が所定の閾値よりも多いか否かを判定する(ステップS404)。付加部150は、IMUセンサ20の数が所定の閾値よりも多いと判定した場合、IMUセンサ20の数と利用者ランクとの対応を示すテーブル情報と、特定したIMUセンサ20の数とに基づいて、計測用ウェア10に取り付けられたIMUセンサ20の数が多いほど、利用者に高い利用者ランクを付加する(ステップS402)。
付加部150は、利用者に係るIMUセンサ20の数が所定の閾値以下と判定した場合、(条件3)第1利用者情報171の計測時間を示す情報に基づいて、利用者ランクの付加対象の利用者に係るIMUセンサ20の計測時間が所定の閾値よりも長いか否かを判定する(ステップS406)。付加部150は、IMUセンサ20の計測時間が所定の閾値よりも長いと判定した場合、IMUセンサ20の計測時間と利用者ランクとの対応を示すテーブル情報と、特定したIMUセンサ20の計測時間とに基づいて、利用者がIMUセンサ20の出力を提供する期間が長いほど、利用者に高い利用者ランクを付加する(ステップS402)。
付加部150は、IMUセンサ20の計測時間が所定の閾値以下と判定した場合、(条件4)解析結果データベースDBに記憶される解析結果と、第1利用者情報171とに基づいて、第1設定条件情報に示される条件が遵守されているか否かを判定する(ステップS408)。付加部150は、第1設定条件情報に示される条件が遵守されていないと判定する場合、利用者に高い利用者ランクを付加せずに、処理を終了する。付加部150は、付加部150は、第1設定条件情報に示される条件が遵守されていると判定された場合、第1設定条件情報に示される条件が遵守されていないと判定された場合に比して、利用者に高い利用者ランクを付加する(ステップS402)。
なお、付加部150は、第1設定条件情報に含まれる各条件が遵守されているか否かをそれぞれ判定し、各条件を適切に遵守していることを示すほど、第1設定条件情報に示される条件が遵守されているものとみなし、第1設定条件情報に示される条件が遵守されていないと判定された場合に比して、利用者に高い利用者ランクを付加してもよい。
また、上述では、付加部150は、(条件1)~(条件4)のうち、(条件1)、(条件2)、(条件3)、及び(条件4)の順に利用者を付加する処理を行ったが、これに限られない。付加部150は、(条件1)~(条件4)のうち、いずれの条件についても優先度高く処理を行ってもよい。また、付加部150は、(条件1)~(条件4)のうち、いずれも満たす場合に利用者に高い利用者ランクを付加してもよい。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
[実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態のサービス提供装置100は、利用者が着用している計測用ウェア10に取り付けられた一以上の慣性計測センサ(この一例では、IMUセンサ20)の出力に基づき利用者の身体状態を解析した解析結果に基づいて、利用者の健康状態を示す指標情報を導出する導出部130と、指標情報に基づいて、利用者に付与する特典を決定する決定部140と、を備える。これにより、本実施形態のサービス提供装置100は、指標情報を提供した対価として、利用者が特典を受けることができる仕組みを提供することができる。
また、本実施形態のサービス提供装置100において決定部140は、指標情報が、利用者の健康状態が悪化したことを示す場合に、利用者に特典を付与すると決定することにより、利用者に健康状態が悪化した場合に特典を受けさせることができる。また、本実施形態のサービス提供装置100において、決定部140は、指標情報が、利用者の健康状態が良好であることを示す状態が所定の期間(この一例では、第1判定期間)継続した場合、利用者に前記特典を付与すると決定することにより、利用者が良好な健康状態を維持することにより特典を受けさせることができ、利用者に良好な健康状態を維持するように促すことができる。
また、本実施形態のサービス提供装置100において特典は、指標情報の提供を受ける情報利用者から供出された金品を原資の少なくとも一部とすることにより、特典の原資として金品を供出しなくても利用者に特典を受けさせることができる。また、本実施形態のサービス提供装置100において特典は、利用者が特典を受けることができるサービス(この一例では、第1サービス)への加入時に支払った金品を原資の少なくとも一部とすることにより、より多くの利用者が指標情報を提供することにより、利用者に特典を受けやすくさせることができる。
また、本実施形態のサービス提供装置100は、指標情報の提供を受ける情報利用者に第1ランク(この一例では、情報利用者ランク)を付加する第1付加部(この一例では、付加部)を更に備え、決定部140は、所定の期間(この一例では、第2判定期間)毎に情報利用者に特典を付与すると決定する。これにより、本実施形態のサービス提供装置100は、指標情報を利用する情報利用者に指標情報の利用を続ければ特典を受けることができるようにすることができる。また、本実施形態の第1付加部は、金品を供出して指標情報の提供を受けるサービスへの加入期間が長いほど、情報利用者に高い第1ランクを付加し、決定部140は、第1付加部により付加された第1ランクに更に基づいて、情報利用者に付与する特典の度合いを決定する。これにより、本実施形態のサービス提供装置100は、指標情報を利用する情報利用者に指標情報の提供を受けるサービスへの加入期間が長いほど、特典を受けさせることができ、第2サービスの継続した利用を促すことができる。
また、本実施形態のサービス提供装置100は、利用者に第2ランク(この一例では、利用者ランク)を付加する第2付加部(この一例では、付加部150)を更に備え、決定部140は、第2付加部により付加された第2ランクに更に基づいて、前記利用者に付与する特典の度合いを決定する。また、本実施形態のサービス提供装置100において、第2付加部は、指標情報が、利用者の健康状態が良好であることを示すほど、利用者に高い前記第2ランクを付加することにより、健康状態が良好であるほど、利用者に特典を受けさせることができる。また、本実施形態のサービス提供装置100において、第2付加部は、解析結果に基づいて、IMUセンサ20に取り付けられたIMUセンサ20の数が多いほど、利用者に高い前記第2ランクを付加することにより、多くのIMUセンサ20の出力を提供するほど、利用者に特典を受けさせることができる。また、本実施形態のサービス提供装置100において、第2付加部は、解析結果に基づいて、利用者が前記一以上のIMUセンサ20の出力を提供する期間が長いほど、利用者に高い前記第2ランクを付加することにより、IMUセンサ20の出力を提供する期間が長いほど、利用者に特典を受けさせることができる。
また、本実施形態のサービス提供装置100は、特典を受けることができるサービスへの加入時に利用者に設定された条件であって、計測用ウェア10に取り付けられたIMUセンサ20の数、IMUセンサ20の計測時間、又は一以上のIMUセンサ20の出力の提供回数のうち、少なくともいずれかに基づく設定条件(この一例では、第1設定条件情報に示す条件)と、解析結果とに基づいて、第1設定条件情報に示す条件が遵守されているか否かを判定する判定部(この一例では、付加部150)を更に備え、第2付加部は、判定部により第1設定条件情報に示す条件が遵守されていると判定された場合、第1設定条件情報に示す条件が遵守されていないと判定された場合に比して、利用者に高い前記第2ランクを付加することにより、IMUセンサ20の出力を提供し、特典を受けるサービスへの加入時に設定された条件を遵守するほど、利用者に特典を受けさせることができ、第1設定条件情報に示す条件の遵守を利用者に促すことができる。
10…計測用ウェア、20、20-1、20-2、20-8、20-9、20-i、20-p…IMUセンサ、100…サービス提供装置、110…通信部、120…解析情報取得部、130…導出部、140…決定部、150…付加部、170…記憶部、171…第1利用者情報、172…第2利用者情報、173…特典情報、174…履歴情報、200…解析装置、DB…解析結果データベース

Claims (12)

  1. 利用者が着用している計測用ウェアに取り付けられた一以上の慣性計測センサの出力に基づき前記利用者の身体状態を解析した解析結果に基づいて、前記利用者の健康状態を示す指標情報を導出する導出部と、
    前記指標情報に基づいて、前記利用者に付与する特典を決定する決定部と、
    前記指標情報の提供を受ける情報利用者に第1ランクを付加する第1付加部と、
    を備え、
    前記決定部は、所定の期間毎に前記情報利用者に前記特典を付与すると決定する、
    サービス提供装置。
  2. 前記決定部は、前記指標情報が、前記利用者の前記健康状態が悪化したことを示す場合に、前記利用者に前記特典を付与すると決定する、
    請求項1に記載のサービス提供装置。
  3. 前記決定部は、前記指標情報が、前記利用者の前記健康状態が良好であることを示す状態が所定の期間継続した場合、前記利用者に前記特典を付与すると決定する、
    請求項1又は2に記載のサービス提供装置。
  4. 前記特典は、前記指標情報の提供を受ける情報利用者から供出された金品を原資の少なくとも一部とする、
    請求項1から3のうちいずれか一項に記載のサービス提供装置。
  5. 前記特典は、前記利用者が前記特典を受けることができるサービスへの加入時に支払った金品を原資の少なくとも一部とする、
    請求項1から4のうちいずれか一項に記載のサービス提供装置。
  6. 前記第1付加部は、金品を供出して前記指標情報の提供を受けるサービスへの加入期間が長いほど、前記情報利用者に高い前記第1ランクを付加し、
    前記決定部は、前記第1付加部により付加された前記第1ランクに更に基づいて、前記情報利用者に付与する前記特典の度合いを決定する、
    請求項に記載のサービス提供装置。
  7. 前記利用者に第2ランクを付加する第2付加部を更に備え、
    前記決定部は、前記第2付加部により付加された前記第2ランクに更に基づいて、前記利用者に付与する前記特典の度合いを決定する、
    請求項1からのうちいずれか一項に記載のサービス提供装置。
  8. 前記第2付加部は、前記指標情報が、前記利用者の健康状態が良好であることを示すほど、前記利用者に高い前記第2ランクを付加する、
    請求項に記載のサービス提供装置。
  9. 前記第2付加部は、前記解析結果に基づいて、前記計測用ウェアに取り付けられた前記慣性計測センサの数が多いほど、前記利用者に高い前記第2ランクを付加する、
    請求項又はに記載のサービス提供装置。
  10. 前記第2付加部は、前記解析結果に基づいて、前記利用者が前記一以上の慣性計測センサの出力を提供する期間が長いほど、前記利用者に高い前記第2ランクを付加する、
    請求項からのうちいずれか一項に記載のサービス提供装置。
  11. 前記特典を受けることができるサービスへの加入時に前記利用者に設定された条件であって、前記計測用ウェアに取り付けられた前記慣性計測センサの数、前記慣性計測センサの計測時間、又は前記一以上の慣性計測センサの出力の提供回数のうち、少なくともいずれかに基づく設定条件と、前記解析結果とに基づいて、前記設定条件が遵守されているか否かを判定する判定部を更に備え、
    前記第2付加部は、前記判定部により前記設定条件が遵守されていると判定された場合、前記設定条件が遵守されていないと判定された場合に比して、前記利用者に高い前記第2ランクを付加する、
    請求項から10のうちいずれか一項に記載のサービス提供装置。
  12. コンピュータに、
    利用者が着用している計測用ウェアに取り付けられた一以上の慣性計測センサの出力に基づき前記利用者の身体状態を解析した解析結果に基づいて、前記利用者の健康状態を示す指標情報を導出させ、
    前記指標情報に基づいて、前記利用者に付与する特典を決定させ
    前記指標情報の提供を受ける情報利用者に第1ランクを付加させ、
    所定の期間毎に前記情報利用者に前記特典を付与すると決定させる、
    プログラム。
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