JP7469878B2 - Chair with armrests - Google Patents
Chair with armrests Download PDFInfo
- Publication number
- JP7469878B2 JP7469878B2 JP2019238787A JP2019238787A JP7469878B2 JP 7469878 B2 JP7469878 B2 JP 7469878B2 JP 2019238787 A JP2019238787 A JP 2019238787A JP 2019238787 A JP2019238787 A JP 2019238787A JP 7469878 B2 JP7469878 B2 JP 7469878B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armrest
- chair
- operating
- lever
- operating lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 19
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 5
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 5
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 4
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 2
- 208000029278 non-syndromic brachydactyly of fingers Diseases 0.000 description 2
- 230000009286 beneficial effect Effects 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Chairs Characterized By Structure (AREA)
Description
本願発明は、肘掛けを備えた椅子に関するものである。 This invention relates to a chair with armrests.
椅子には、座の高さを調節するための操作レバーや後傾制御用の操作レバーなどを備えているが、これらの操作レバーを肘掛けに取り付けることが行われている。例えば特許文献1には、肘掛けの前部下面に、左右長手の軸心回りに回動するように操作レバーを設けて、操作レバーを上向きに引き操作する構成が開示されている。
Chairs are equipped with operating levers for adjusting the seat height and for controlling the backward tilt, and these operating levers are attached to the armrests. For example,
さて、操作レバーを回動操作するにおいて、操作力を軽くするには回動ストロークをできるだけ大きくすることが好ましいが、ストロークを大きくすると操作レバーの先端が肘掛けの下方に大きく突出するため、人目に付きやすい問題や、物が引っ掛かりやすいという問題がある。或いは、指先がレバーに届かずに操作しにくくなるおそれも懸念される(特に、一般に女性は男性に比べて手が小さいため、指先が届かずに操作しにくくなりやすいといえる)。 Now, when rotating an operating lever, it is preferable to make the rotation stroke as large as possible to reduce the force required to operate it, but if the stroke is made large, the tip of the operating lever will protrude significantly below the armrest, which can be conspicuous by others and can easily get caught on things. There is also the concern that the lever may be difficult to operate because the fingertips cannot reach it (particularly for women, who generally have smaller hands than men, it is more likely that the fingertips will not reach the lever and it will be difficult to operate).
また、人が椅子に腰掛けたり椅子から立ったりするに際して、肘掛けを手でしっかりと掴んで身体を支えることがあるが、操作レバーが回動式であると、肘掛けを手でしっかりと掴んだときに誤って操作レバーを引いてしまうおそれもある。 In addition, when people sit down or stand up from a chair, they may hold the armrest firmly with their hands to support their body, but if the operating lever is a rotating type, there is a risk that the operating lever will be pulled by mistake when holding the armrest firmly with the hands.
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。 The present invention was made to improve this current situation.
本願発明は、
「肘掛けの下面に、椅子の部材を操作するための操作レバーが、水平動可能に取り付けられている」
という基本構成になっている。
The present invention relates to
"An operating lever for operating the chair components is attached to the underside of the armrest so that it can move horizontally."
This is the basic structure.
そして、請求項1の発明は、上記基本構成において、
「前記操作レバーは、左右外向きの引き操作によって動くように水平回動自在又はスライド自在に装着されている」
という構成になっている。
The invention of
"The operating lever is mounted so as to be horizontally rotatable or slidable so as to move when pulled outward to the left or right."
The structure is as follows.
また、請求項2の発明は、上記基本構成において、
「前記肘掛けは、上向きに開口した肘本体と、前記肘本体の内部に配置したベース板と、前記ベース板に水平回動可能に連結されたてこ部材と、前記肘本体の下面に配置した前記操作レバーとを備えており、前記操作レバーと前記てこ部材とがビスで連結されており、前記肘本体と前記ベース板とに、前記ビスの移動を許容する長穴が空いている」
という構成になっている。
The invention of
"The armrest comprises an arm body that opens upward, a base plate disposed inside the arm body, a lever member that is connected to the base plate so as to be horizontally rotatable, and the operating lever disposed on the underside of the arm body. The operating lever and the lever member are connected with a screw, and the arm body and the base plate have a long hole that allows the screw to move."
The structure is as follows.
本願発明では、操作レバーは肘掛けの下面に沿って水平移動するため、指を掛けるだけの下向き突出量があれば足りる。従って、操作レバーをできるだけ人目に触れないようにして美観を向上できる。 In the present invention, the operating lever moves horizontally along the underside of the armrest, so it only needs to protrude downwards enough for a finger to hook onto it. This allows the operating lever to be hidden from view as much as possible, improving the aesthetic appearance.
また、肘掛けは人の肘を載せるという機能からしてある程度の左右幅があることから、操作レバーの作動ストロークを大きくすることができるため、モーメント(或いはテコ作用)を利用して操作レバーを軽快に操作できる。また、肘掛けの下面には広いスペースを確保できるため、ワイヤーケーブルのような連動部材の引っ張り代を容易に確保できる点でも有益である。 In addition, because the armrest has a certain amount of width from side to side, as it functions as a seat for the elbow, the operating stroke of the operating lever can be made large, and the moment (or leverage) can be used to operate the operating lever with ease. In addition, a large space can be secured under the armrest, which is also beneficial in that it makes it easy to secure a pulling margin for interlocking members such as wire cables.
更に、指が短くても、指先を側方から肘掛けの下方に入り込ませることは問題なく行えるため、指が短い人であっても、操作レバーに問題なく指を掛けることができる。この面でも操作性に優れている。 Furthermore, even if you have short fingers, you can easily insert your fingertips under the armrest from the side, so even people with short fingers can easily hook their fingers onto the operating lever. This also makes it easy to operate.
また、椅子に腰掛けたり椅子から立ったりするに際して肘を手でしっかりと掴んだときに手先が操作レバーに触れても、操作レバーは肘掛けの下面に向けて押されるだけで、操作レバーが動くことはない。従って、意図しない誤作動を防止できる。 In addition, even if your hand touches the operating lever when you firmly grasp your elbow in your hand to sit down or stand up from the chair, the operating lever is simply pushed toward the underside of the armrest and does not move. This prevents unintended malfunctions.
操作レバーは、肘掛けの下面に前後スライド可能に配置することも可能であるが、請求項1のように左右方向の外側に引く構成を採用すると、手先を自然に動かして操作レバーを操作できる。従って、操作性に優れている。
The operating lever can be arranged on the underside of the armrest so that it can slide back and forth, but by adopting the configuration in which it is pulled outward in the left-right direction as in
請求項2の構成では、てこ部材はベース板に取り付けられているため、機構部材をユニット化して組み付け性を向上できると共に、肘掛けの設計の自由性を向上できる。
In the configuration of
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本願では、方向を特定するため前後・左右の文言を使用しているが、これは、椅子に普通に腰掛けた人から見た状態を基準にしている。正面図は着座した人と対向した方向である。 Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In this application, the terms front, back, left and right are used to specify directions, but these are based on the state seen from a person normally seated in a chair. The front view is the direction facing a seated person.
(1).椅子の概略
まず、主として図1~図4を参照して、椅子の概略を説明する。図1のとおり、椅子は、主要要素として、脚装置1、座2、背もたれ3を備えており、背もたれ3の上方にヘッドレスト4を配置している。また、本実施形態の椅子は、肘掛け5を標準品として装備している。脚装置1は、ガスシリンダより成る脚支柱6と放射方向に延びる枝部とを有しており、各枝部の先端にはキャスタを設けている。脚支柱6の上端には、上向きに開口した略箱状のベース7が固定されている。
(1) Overview of the Chair First, an overview of the chair will be described mainly with reference to Figures 1 to 4. As shown in Figure 1, the chair comprises, as its main elements, a
図2(B)に示すように、ベース7の前端部には、樹脂製やアルミダイキャスト製のフロントブロック8がボルトで固定されており、フロントブロック8には、左右一対のフロントリンク9がフロント軸を介して後傾動可能に取り付けられている。
As shown in FIG. 2(B), a
同じく図2(B)に明示するように、ベース7の左右両側には、傾動フレーム10の前向きアーム部11が配置されており、前向きアーム部11が中空軸(図示せず)によってベース7に後傾動自在に連結されている。また、傾動フレーム10の後部に左右の支柱部12を設けており、支柱部12に背もたれ3と肘掛け5とが取り付けられている。
As also shown in FIG. 2(B), forward-facing
傾動フレーム10を構成する前向きアーム部11の前端部は、既述のとおり左右長手の中空軸を介してベース7に連結されており、従って、背もたれ3は傾動フレーム10の前端部を中心にして後傾動する。そして、中空軸にはばね手段の一例としてのトーションバー(図示せず)が内蔵されており、傾動フレーム10は、トーションバーの弾性に抗して後傾動する。
The front end of the
例えば図4に示すように、傾動フレーム10において、左右の支柱部12には、平面視で後ろに膨らむ(前に凹む)ように緩く湾曲した下ステー13と上ステー14とが一体に繋がっており、左右支柱部12と上下ステー部13,14とによって傾動フレーム10の基部が構成されて、基部の左右両端部に、別体の前向きアーム部11が固定されている(前向きアーム部11を基部に一体に形成してもよい。)。傾動フレーム10の基部と前向きアーム部11とは、それぞれアルミダイキャスト品であるが、樹脂製品も採用可能である。
For example, as shown in FIG. 4, in the
座2は、図1(B)に一部を示す樹脂製の座板15にクッション体を張った構造になっており、座板15は、その下方に配置された座受けシェル体16に取り付けられている。そして、座受けシェル体16の前部は既述のフロントリンク9に左右長手のピンで連結されて、座受けシェル体16の後部は、傾動フレーム10の前向きアーム11に上向き突設したリアリンク17に左右長手のピンで連結されている。従って、背もたれ3が後傾すると、座2も後退しつつ後傾する。
The
図3に示すように、背もたれ3は、合成樹脂製の下部シェル体18及び上部シェル体19とから成る背シェル体20を備えており、図2(A)に示すように、背シェル体20の前面にクッション体21が配置されている。背シェル体20とクッション体21との全体が、袋状の表皮材(図示せず)によって覆われている。図1,2等において表皮材は省略している。なお、本実施形態では背シェル体を上下のシェル18,19で構成したが、全体を一体の構成としてもよい。
As shown in FIG. 3, the
例えば図3に明示されているように、下部シェル体18の下部は手前に張り出しており、図4に示すように、左右の張り出し部の前端に、下方に開口した蟻溝状の雌形レール部22を形成している一方、傾動フレーム10における支柱部12の後面に、雌形レール部22が上から嵌合する蟻ホゾ状の雄形レール部23を一体に形成している。
For example, as shown in FIG. 3, the lower part of the
また、図3に示すように、傾動フレーム10の上ステー14には、左右長手の位置決め突起24と上下に開口した左右長手の溝枠体25とが形成されている一方、下部シェル体18の下面には、位置決め突起24と溝枠体25とが嵌合する下向き凹所26を形成している。そして、上ステー14と下部シェル体18とは、左右に離れて配置された複数本(3本)のボルトで締結されている。図3にボルト挿通穴28が現れており、ボルトは、下部シェル体18に配置されたナットにねじ込まれる。
As shown in FIG. 3, the
結局、下部シェル体18は(或いは背もたれ3は)、雌雄レール部22,23との嵌め合わせ等によって姿勢保持された状態で、ボルトで上ステー14に締結されている。ボルトは下方からねじ込まれているため、頭が人目に触れることはない。なお、溝枠体25には、図2(A)(B)に表示したランバーパッド29を上下動操作するためのレバー30(図3(B)参照)が装着されている。
In the end, the lower shell body 18 (or the backrest 3) is fastened to the
図3(B)に示すように、傾動フレーム10の下ステー13は断面逆L形になっており、その下面にセンターカバー31及びサイドカバー32を配置することにより、下ステー13に前向きに開口した横長凹部が形成されている。センターカバー32はビス33によって下ステー13に固定され、サイドカバー32は、下ステー13に係止されると共にセンターカバー25で押さえ保持されている。サイドカバー32は前向きアーム11の下面も覆っている。
As shown in FIG. 3(B), the
(2).肘掛けの基本構造
次に、主として図5~8を参照して肘掛け5を説明する。まず、基本構造を説明する。図5(B)に示すように、肘掛け5は、傾動フレーム10の支柱部12に装着された肘本体36と、肘本体36に中蓋37を介して装着された肘パッド38とを有している。肘本体36はアルミ製又は樹脂製であり、上向きに開口した前後長手の容器状の形態を成している。そして、内部に操作機構部が配置されている(この点は後述する。)。
(2) Basic Structure of the Armrest Next, the
既述のとおり、支柱部12は中空構造になっており、図6,7に示すように、肘本体36には、有底筒状の中継ホルダー39を介して支柱部12に入り込むボス体40が一体に形成されている。正確には、支柱部12は、やや前後方向に長い角筒状(台形状)の形態であるため、中継ホルダー39とボス体40も、やや前後方向に長い角形になっている。
As mentioned above, the
中継ホルダー39は支柱部12の上面に重なるフランジ41を有しており、支柱部12の後面に重なる後面部に上下2か所のタップ穴43が形成されて、このタップ穴43に、支柱部12の後面に形成された雄形レール部23に後ろから貫通した前向きボルト(ビス)44が螺合している。従って、中継ホルダー39は、前向きボルト44によって支柱部12に 固定されている。
The
ボス部40には、下向きボルト(ビス)45が挿通されるボルト挿通穴46と、ワイヤーケーブルが挿通される上逃がし穴47とが開口している。そして、ボス部40の下面は中継ホルダー39の底部39aに上から重なっており、中継ホルダー39の底部39aに、下向きボルト45が螺合するナット48を回転不能に保持するナット保持溝49と、ワイヤーケーブルを挿通する下逃がし穴50とが形成されている。従って、肘本体36は、下向きボルト45によって中継ホルダー39に固定されている。
The
さて、傾動フレーム10は既述のとおりアルミダイキャスト品であり、支柱部12は筒状に形成されているが、支柱部12の深さは深くなっているのに対して、ボス部40の高さはさほど必要ないため、中継ホルダー39が存在しないと、ボス部40は支柱部12に挿通した水平状のボルトで直接固定せねばならず、すると、ボルトの頭が外側に露出して美観を悪化させてしまう。
As mentioned above, the tilting
これに対して実施形態のように中継ホルダー39を使用すると、中継ホルダー39を固定する前向きボルト44の頭は背もたれ3を構成する背シェル体20(下部シェル体18)によって隠れていると共に、中継ホルダー39にボス部40を固定する下向きボルト45の頭はボス部40の内部に隠れていて外部から視認できないため、美観を悪化させることなく肘本体36を支柱部12に固定できる。なお、中継ホルダー39には、ナット48を装着することに代えてタップ穴を形成してもよい。逆に、前向きボルト44が螺合するナットを中継ホルダー39に装着してもよい。
In contrast, when the
(3).肘掛けの作動機構部
既述のとおり、椅子はガスシリンダより成る脚支柱6を有しており、従って、脚支柱6を伸縮操作して座2及び背もたれ3の高さを調節できる。また、椅子は、背もたれ3を傾動自在なフリー状態と特定角度に保持されたロック状態とに切り替える傾動制御機構を備えている。これら、高さ調節機構と傾動制御機構とは、チューブにワイヤーを摺動自在に挿通したワイヤーケーブルを介して行われる。
(3) Armrest operating mechanism As mentioned above, the chair has leg supports 6 made of gas cylinders, and therefore the height of the
他方、図5(A)に示すように、右の肘掛け5の下面には第1操作レバー51を水平回動可能に装着し、左の肘掛け5の下面には第2操作レバー52を水平回動可能に装着しており、第1操作レバー51によって傾動制御用の第1ワイヤーを操作し、第2操作レバー52によって昇降操作用の第2ワイヤーの操作を行うようにしている(左右逆の関係であってもよい。)。次に、操作レバー51,52によってワイヤーを引く作動機構部を説明する。なお、左右の作動機構部は対称になっているだけで構造は同じであるので、右の肘掛け5を取り上げて説明する。
On the other hand, as shown in FIG. 5(A), a
図8に明示するように、作動機構部は、肘本体36の凹所に配置された前後長手で浅皿状のベース板53を備えており、ベース板53には、前後方向に長いてこ部材(リンクプレート)54、その後端を中心にして水平回動するように支軸(ビス)55で連結されている。ベース板53は、後端寄り部位がビス56によって肘本体36に固定されている。また、ベース板53は、その前部が位置決めピン57と位置決め穴58との嵌め合わせによってずれ不能に保持されている。
As shown in Figure 8, the operating mechanism comprises a shallow dish-shaped
てこ部材54は樹脂成型品又はダイキャスト品若しくは板金加工品であり、ニュートラル状態で、先端が座2の側に寄るように平面視で傾斜姿勢になっている。そして、第1操作レバー51とてこ部材54の先端寄り部位とが、前後2本のビス59によって固定されている。ビス59は、第1操作レバー51に上向き突設した段付きボス部60にねじ込まれており、段付きボス部60は、肘本体36及びベース板53に形成された長穴61に貫通している。ビス59は請求項に記載したビスであり、ボス部60を介して長穴61に挿通されている。長穴61は支軸55を中心とする円弧に形成されている。
The
従って、第1操作レバー51に指先を当てて座2と反対方向(外側)に引くと、第1操作レバー51は水平回動する。てこ部材54は、内側に傾斜したニュートラル姿勢に戻るように、ばね62によってベース板53に引かれている。
Therefore, when the
ベース板53には、傾動操作用の第1ワイヤーケーブル63aの一端部が係止されている。すなわち、第1ワイヤーケーブル63aは、チューブ64とこれに挿通したワイヤー65とを備えて、チューブ64の一端に係止具66を固定してワイヤー65の一端にボール67を固定しており、第1ワイヤーケーブル63aの一端部は前後長手の姿勢でベース板53のうち座2に近い内側に配置されているが、係止具66をベース板53に形成されたホルダー部53aにずれ不能に装着し、ボール67をてこ部材54に形成された内向き張り出し部54aに係止している。
One end of a
図8(B)に示すように、係止具66には環状溝66aが形成されている一方、ホルダー部53aには環状溝66aが嵌まり込むリブ53bを形成しており、これによって係止具66はずれ不能に保持されている。また、てこ部材54の内向き張り出し部54aには、ボール67が上から嵌まるボール保持穴68と、ボール保持穴68と連通したワイヤー通過溝69とが形成されており、ワイヤー通過溝69を周方向に切り込むことにより、ボール67を上向き抜け不能に保持している。
As shown in FIG. 8(B), the locking
第1ワイヤーケーブル63aは、肘本体36のボス部40に設けた上逃がし穴47と中継ホルダー39に設けた下逃がし穴50とを通って支柱部12の内部に至り、それから、支柱部12の下端部に形成した通路穴70(図11(A)参照)を通ってベース8の上方に至っている。換言すると、第1ワイヤーケーブル63aは、支柱部12から中継ホルダー39とボス部40とを通って肘本体36の内部に引き込まれている。
The
図8に示すように、ベース板53の左右両側部にはサイド係合爪53cを上向きに突設し、ベース板53の後端部にリア係合突起53dを設けている。中蓋37は、これら係合爪53cと係合突起53dを利用して前後左右にずれ不能に装着されている。
As shown in FIG. 8,
以上の説明のとおり、本実施形態では、操作レバー51,52は肘掛け5の下面に水平回動自在に配置されているため、操作レバー51,52は指先が掛かる程度の下向き突出量があればよい。従って、操作レバー51,52をできるだけ目立たなくしてスッキリとしたデザインを実現できる。
As explained above, in this embodiment, the operating levers 51, 52 are arranged on the underside of the
また、肘本体36の内部を作動機構部としてフルに使用することが可能であり、てこ部材54の前後長さを十分に確保できると共に、肘掛け5はある程度の左右幅を有していて操作レバー51,52の回動ストロークを大きくできるため、てこ作用を十分に利用してワイヤー65の引き操作を軽快に行える。
In addition, the interior of the
また、椅子に腰掛けたり離席したりするに際して、肘掛け5を強く掴んだときに操作レバー51,52に指先が当たっても操作レバー51,52が回動することはないため、傾動制御や高さ調節等の誤作動を引き起こすことはない。特に、実施形態では、操作レバー51,52の指当て部は先端が座2の側に寄るように平面視で傾斜していることにより、肘掛け5を手で掴んだときに指先が操作レバー51,52に当たりにくくなっているため、操作レバー51,52の誤操作防止を確実化かできて好適である。
In addition, even if the fingertips hit the operating levers 51, 52 when gripping the
本実施形態では、左右の肘掛け5にそれぞれ操作レバー51,52を設けたが、片方の肘掛け5のみに操作レバーを設けることも可能である。
In this embodiment, the left and
(4).昇降制御機構部、傾動制御機構部
既述のとおり、本願発明では、高さ調節のための操作レバーと傾動制御操作のための操作レバーとを肘掛け5に設けたが、念のため、昇降制御機構部と傾動制御機構部とを簡単に説明しておく。
(4) Lift/lower control mechanism, tilt control mechanism As described above, in the present invention, an operating lever for adjusting the height and an operating lever for controlling the tilt are provided on the
図8~11から理解できるように、前向きアーム11が固定された中空軸73がベース板53に回転自在に保持されており、中空軸73に配置されたトーションバー(図示せず)がセンターブロック部74(図12参照)に固定されている。センターブロック部74の後面にロック溝75(図12参照)が上下複数段形成されている一方、ベース7に、ロック溝75に後ろから係脱可能なロックプレート76が水平回動自在に配置されている。ロックプレート76は上下の保持板77で上下動不能に保持されていると共に、ワンウエイ式制動部78によって水平回動操作できるようになっている。
As can be seen from Figures 8 to 11, a
ワンウエイ式制動部78は、ワイヤー65の引き操作を繰り返すと、ロックプレート76を前進位置に保持する状態と、後退位置に保持する状態とに交互に切り替わるようになっている。ワンウエイ式制動部78はユニット化されており、ビス79でベース7に固定されている。また、保持板77もビス80でベース7に固定されている。
When the
昇降制御機構部は、ベース7にずれ不能に装着されたケーブルホルダー81と、脚支柱6のプッシュバルブ82を上から押す第1リンクレバー83と、第1リンクレバー83を回動させる第2リンクレバー84とを有しており、第2ワイヤーケーブル63bの係止具66はケーブルホルダー81にずれ不能に保持されて、第2ワイヤーケーブル63のボール67は第2リンクレバー84の下端部に係合している。
The lifting control mechanism has a
そして、第2ワイヤーケーブル63bのワイヤー65が引かれると、第2リンクレバー84が左右長手の支軸84aを支点にして回動すると共に、第1リンクレバー83が前後長手の支軸84aを支点にして回動し、これにより、第1リンクレバー83でプッシュパルブ82が押される。
When the
例えば図9に示すように、ワイヤーケーブル63a,63bはベース7を覆うカバー85の手前から上向きに引き出されており、図11(A)に示すように、下ステー13の横長凹部を介して支柱部12の通路穴70に引き込まれている。そこで、傾動フレーム10のうち下ステー13と前向きアーム11との連結部には、ワイヤーケーブル63a,63bを通すための切り欠き86を形成している。また、支柱部12の下端部には下方に開口した凹所87が形成されており、凹所87や切り欠き86は、図5(A)のとおりサイドカバー32で覆われている。従って、ワイヤーケーブル63a,63bの挿通作業を容易に行える。
For example, as shown in FIG. 9, the
本願発明は椅子に具体化できる。従って、産業上利用できる。 The present invention can be embodied in a chair. Therefore, it can be used industrially.
2 座
5 肘掛け
10 傾動フレーム
12 支柱部
36 肘本体
39 中継ホルダー
40 ボス部
51,52 操作レバー
53 ベース板
54 てこ部材
59 ビス
61 長穴
63a,63b ワイヤーケーブル
64 チューブ
65 ワイヤー
67 ボール
2
59 Bis
61:
Claims (2)
前記操作レバーは、左右外向きの引き操作によって動くように水平回動自在又はスライド自在に装着されている、
椅子。 A chair in which an operating lever for operating a chair member is attached to the underside of an armrest so as to be horizontally movable,
The operating lever is mounted so as to be horizontally rotatable or slidable so as to be moved by pulling it outward to the left or right.
Chair.
前記肘掛けは、上向きに開口した肘本体と、前記肘本体の内部に配置したベース板と、前記ベース板に水平回動可能に連結されたてこ部材と、前記肘本体の下面に配置した前記操作レバーとを備えており、前記操作レバーとてこ部材とがビスで連結されており、前記肘本体と前記ベース板とに、前記ビスの移動を許容する長穴が空いている、
椅子。 A chair in which an operating lever for operating a chair member is attached to the underside of an armrest so as to be horizontally movable,
The armrest comprises an arm body that opens upward, a base plate disposed inside the arm body, a lever member that is connected to the base plate so as to be horizontally rotatable, and the operating lever disposed on the underside of the arm body, the operating lever and the lever member being connected with a screw, and the arm body and the base plate having an oblong hole that allows the screw to move.
Chair .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019238787A JP7469878B2 (en) | 2019-12-27 | 2019-12-27 | Chair with armrests |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019238787A JP7469878B2 (en) | 2019-12-27 | 2019-12-27 | Chair with armrests |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021106681A JP2021106681A (en) | 2021-07-29 |
JP7469878B2 true JP7469878B2 (en) | 2024-04-17 |
Family
ID=76967335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019238787A Active JP7469878B2 (en) | 2019-12-27 | 2019-12-27 | Chair with armrests |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7469878B2 (en) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004097348A (en) | 2002-09-06 | 2004-04-02 | Richell Corp | Portable toilet with armrest |
JP2005204706A (en) | 2004-01-20 | 2005-08-04 | Uchie Kk | Reclining type legless chair |
JP2008535565A (en) | 2005-04-08 | 2008-09-04 | スチールケース デベロップメント コーポレイション | Armrest with height adjustment mechanism |
US20170007024A1 (en) | 2015-07-06 | 2017-01-12 | Yu-Shan Lai | Rotating Device for Armrest |
-
2019
- 2019-12-27 JP JP2019238787A patent/JP7469878B2/en active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004097348A (en) | 2002-09-06 | 2004-04-02 | Richell Corp | Portable toilet with armrest |
JP2005204706A (en) | 2004-01-20 | 2005-08-04 | Uchie Kk | Reclining type legless chair |
JP2008535565A (en) | 2005-04-08 | 2008-09-04 | スチールケース デベロップメント コーポレイション | Armrest with height adjustment mechanism |
US20170007024A1 (en) | 2015-07-06 | 2017-01-12 | Yu-Shan Lai | Rotating Device for Armrest |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021106681A (en) | 2021-07-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6215659B2 (en) | Chair | |
JP2006311900A (en) | Human body support | |
JP7469878B2 (en) | Chair with armrests | |
JP6287948B2 (en) | Chair | |
JP5613411B2 (en) | Furniture lever device and chair equipped with the same | |
JP3967150B2 (en) | Chair | |
JP5712370B2 (en) | Chair | |
JP5860513B2 (en) | Chair | |
JP5744572B2 (en) | wheelchair | |
JP5601818B2 (en) | Rocking chair | |
JP5144943B2 (en) | Chair | |
JP2020058765A (en) | Armrest device for chair | |
JP6307042B2 (en) | Chair | |
JP4067347B2 (en) | Chair | |
JP6358166B2 (en) | Chair | |
JP7492319B2 (en) | Chair | |
JP7479147B2 (en) | Chair | |
JP2012040110A (en) | Chair | |
JP2017086369A (en) | Chair | |
JP2003093185A (en) | Seat device | |
JP6220238B2 (en) | Chair | |
JP7448354B2 (en) | Chair | |
JP4750401B2 (en) | Chair | |
JP7385407B2 (en) | Chair | |
JP3244406U (en) | Drive-by-wire trays and chairs |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221130 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20231012 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20231018 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20231214 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240306 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240405 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7469878 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |