JP7464953B2 - オゾン水散布装置 - Google Patents

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    • B01F25/20Jet mixers, i.e. mixers using high-speed fluid streams

Description

本発明は、オゾン水をシャワー状や霧状にして散布するオゾン水散布装置に関する。
容器に貯めた水を電気分解することによりオゾンを生成し、生成したオゾンが水に含まれてなるオゾン水を噴霧するようにしたオゾンスプレーが、たとえば、特許文献1に記載されている。
特許第6249200号公報
オゾンスプレーからオゾン水をトイレの便器、キッチンのシンク等の対象物に掛けて消毒、殺菌等を行い、対象物を清掃する場合には、対象物を十分に濡らす必要がある。このため、オゾン水は、その放出量が多くなるよう、粒径の大きな霧状に放出されることが望ましい。あるいは、オゾン水は、シャワー状に放出されることが望ましい。
一方で、オゾンスプレーのオゾン水を用いて、トイレ、キッチン等の室内の消臭を行うことができると、より使い勝手が良くなる。しかしながら、この場合、オゾン水の放出量が多くなると、部屋の床等を濡らしてしまう虞があるので、オゾン水を粒径の大きな霧状にして放出することは望ましくない。さらには、粒径が大きくなると空中に浮遊しにくくなるので、オゾン水が室内に拡がりにくい。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、対象物の清掃と室内の消臭とを効果的に行い得るオゾン水散布装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係るオゾン水散布装置は、水にオゾンが含まれてなるオゾン水を生成する生成部と、前記生成部により生成されたオゾン水を霧状に放出する第1放出部と、前記生成部により生成されたオゾン水をシャワー状または前記第1放出部よりも粒径の大きな霧状に放出する第2放出部と、制御部と、前記第2放出部からオゾン水を放出させるための操作部と、を備える。前記制御部は、前記第2放出部からのオゾン水の放出を許可する状態にあるか否かを判定し、前記許可する状態にあるときに前記操作部が操作されたことに基づいて、前記生成部により生成されたオゾン水を前記第2放出部から放出させる処理を実行する。
許可する状態とするか否かの切替は、たとえば、操作部での特殊操作、切替スイッチによる切替操作により行うことができる。
本発明の第2の態様に係るオゾン水散布装置は、水にオゾンが含まれてなるオゾン水を生成する生成部と、前記生成部により生成されたオゾン水を霧状に放出する第1放出部と、前記生成部により生成されたオゾン水をシャワー状または前記第1放出部よりも粒径の大きな霧状に放出する第2放出部と、を備える。前記第1放出部は、前記生成部からのオゾン水が貯められる貯水部と、前記貯水部に貯められたオゾン水を超音波振動により霧化する超音波振動部と、を含む。
本発明の第3の態様に係るオゾン水散布装置は、水にオゾンが含まれてなるオゾン水を生成する生成部と、前記生成部により生成されたオゾン水を霧状に放出する第1放出部と、前記生成部により生成されたオゾン水をシャワー状または前記第1放出部よりも粒径の大きな霧状に放出する第2放出部と、を備える。前記生成部は、水が貯められる容器と、前記容器内の水を取り込んで、取り込んだ水から電気分解によりオゾンを発生させる電解部と、前記電解部で発生したオゾンが含まれるオゾン水を前記第1放出部および前記第2放出部へ送るためのポンプと、を含む。前記オゾン水散布装置は、前記容器に水を入れるための給水口と、前記給水口に設けられ、水に含まれる不純物を除去するフィルタ部と、をさらに備える。
なお、オゾン水は、第1放出部および第2放出部から勢いよく放出、即ち噴射されてもよいが、勢いなく放出されてもよい。
上記第1、第2および第3の態様に係るオゾン水散布装置によれば、室内の消臭を行う際には、第1放出部から霧状のオゾン水を放出させることで、オゾン水を室内に拡散させやすくでき、室内が良好に消臭されやすくなる。また、部屋の床等がオゾン水で濡らされにくくなる。さらに、対象物の清掃を行う際には、第2放出部からシャワー状のオゾン水または第1放出部よりも粒径の大きな霧状のオゾン水を放出させることで、オゾン水が十分に対象物に掛かりやすくなるので、対象物が除菌等されやすくなり、清掃効果が高まりやすくなる。
上記第1の態様に係るオゾン水散布装置によれば、さらに、誤った操作部の操作により、ユーザの意図しないタイミングで第2放出部からオゾン水が放出されてしまうことが生じにくくなる。
上記第2の態様に係るオゾン水散布装置によれば、さらに、一度期に放出する分量のオゾン水を貯水部に貯めて、そのオゾン水を霧化し放出できる。よって、オゾンは不安定な分子であるため水素と結びついて水に戻りやすく、このためオゾン水中のオゾン濃度が低下しやすいが、そのようなオゾン水を、オゾン濃度の低下が進む前に放出できる。
上記第3の態様に係るオゾン水散布装置によれば、さらに、第1放出部および第2放出部へ送られるときに、送られる分量だけ容器内の水からオゾン水が生成されるので、オゾン水を無駄なく生成することができる。また、容器内への不純物の侵入を防止できるので、電解部の電極の不純物の付着による劣化を抑制でき、電解部の寿命低下を抑制できる。
第1、第2または第3の態様に係るオゾン水散布装置において、前記生成部により生成されたオゾン水を前記第1放出部および前記第2放出部へ送るための送水部をさらに備えるような構成が採られ得る。この場合、前記送水部は、前記第1放出部へ向かうオゾン水が流れる第1管と、前記第2放出部へ向かうオゾン水が流れる第2管と、前記生成部から流出したオゾン水を、前記第1管と前記第2管の何れに流すかを切り替える切替部と、を含み得る。
上記の構成によれば、生成部で生成された水を、流路を切り替えて2つの放出部へ送ることができるので、放出部ごとに生成部を設ける必要がなく、コストを低減できる。
本発明によれば、対象物の清掃と室内の消臭とを効果的に行い得るオゾン水散布装置を提供できる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明によりさらに明らかとなろう。ただし、以下の実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1(a)は、実施の形態に係る、シャワー放出部側から見たオゾンスプレーと充電器の斜視図であり、図1(b)は、実施の形態に係る、ミスト放出部側から見たオゾンスプレーと充電器の斜視図である。 図2は、実施の形態に係る、オゾンスプレーと充電器の縦断面図である。 図3は、実施の形態に係る、操作部と送水部が外された状態のオゾンスプレーの縦断面図である。 図4は、実施の形態に係る、送水部、シャワー放出部およびミスト放出部の斜視図である。 図5(a)は、実施の形態に係る、シャワー放出部の断面図であり、図5(b)は、実施の形態に係る、ミスト放出部の断面図である。 図6は、実施の形態に係る、オゾンスプレーの構成を示すブロック図である。 図7は、実施の形態に係る、充電器の構成を示すブロック図である。 図8は、実施の形態に係る、制御部によるオゾンスプレーの制御処理を示すフローチャートである。 図9(a)は、変更例に係る、給水口付近を示すオゾンスプレーの要部拡大図であり、図9(b)は、変更例に係る、放出部の断面図である。
以下、本発明のオゾン水散布装置の一実施形態であるオゾンスプレーについて、図面を参照して説明する。
図1(a)は、シャワー放出部40側から見たオゾンスプレー1と充電器2の斜視図であり、図1(b)は、ミスト放出部50側から見たオゾンスプレー1と充電器2の斜視図である。図2は、オゾンスプレー1と充電器2の縦断面図である。図3は、操作部60と送水部30が外された状態のオゾンスプレー1の縦断面図である。図4は、送水部30、シャワー放出部40およびミスト放出部50の斜視図である。図5(a)は、シャワー放出部40の断面図であり、図5(b)は、ミスト放出部50の断面図である。
なお、以降、シャワー放出部40側をオゾンスプレー1の前側として説明する。
オゾンスプレー1は、筐体10内に、生成部20と、送水部30と、シャワー放出部40と、ミスト放出部50と、操作部60とを備える。シャワー放出部40は、本発明の第2放出部に相当し、ミスト放出部50は、本発明の第1放出部に相当する。
オゾンスプレー1は、操作部60が操作されたことに基づいて、生成部20により生成されたオゾン水を、送水部30を通じてシャワー放出部40へ送り、シャワー放出部40から外部へシャワー状に放出する。また、オゾンスプレー1は、生成部20により生成されたオゾン水を、送水部30を通じてミスト放出部50へ送り、ミスト放出部50から外部へ霧状に放出する。
さらに、オゾンスプレー1は、筐体10内に、充電池710を含む電源部70を備える。オゾンスプレー1のために充電器2が用意され、オゾンスプレー1が充電器2に載置されると、充電器2から電力が供給されて充電池710が充電される。
オゾンスプレー1と充電器2とにより、オゾンスプレーセット3が構成される。
図1(a)ないし図5(b)を参照し、オゾンスプレー1の構成について詳細に説明する。
筐体10は、胴部10aと首部10bと頭部10cとにより構成される。胴部10aは、その底面が平坦であり、その上部に首部10bに向うに従い内部が狭くなるテーパーを有する形状に形成される。胴部10aには、前側に上下方向に細長い表示窓11が形成される。また、胴部10aには、右側にモード切替窓12とモード表示部13が形成される。胴部10aの内側には、モード切替窓12の位置に切替スイッチ14が取り付けられ、モード表示部13の位置にLED等の表示ランプ15が取り付けられる。切替スイッチ14の摘み14aは、モード切替窓12の中を「シャワー」、「切」、「ミスト」の3つ動作モードに対応する位置の間で移動する。表示ランプ15は、複数色に点灯可能であり、動作モードに応じた色で点灯する。さらに、胴部10aには、後側に、後述する容器の給水口に対応する開口部16が形成される。給水口を塞ぐキャップ17が開口部16に嵌り込む。
首部10bは、ほぼ円筒状を有し、上下方向に延びる。頭部10cは、前側が後側よりも低くなるように傾いた方形筒状を有し、前後の端面が開口する。
ユーザは、オゾンスプレー1を手に持つ場合、オゾンスプレー1の後側から主に筐体10の首部10bを握る。
生成部20は、水が貯められる容器210と、容器210内の水を取り込んで、取り込んだ水から電気分解によりオゾンを発生させる電解部220と、電解部220で発生したオゾンが含まれるオゾン水を、送水部30を通じてシャワー放出部40およびミスト放出部50へ送るためのポンプ230と、を含む。
容器210は、透明であり、または透光性を有し、筐体10に対応する形状に形成される。容器210に貯められる水は、たとえば、純水とされる。容器210の天面の高さは、筐体10の首部10bの高さより低くされ、首部10bの上部には、ポンプ230、切替部360、操作部60等の部品が配置される空間が形成される。このように、ユーザに握られる首部10bの内部を利用し、ポンプ230等の部品を配置することにより、オゾンスプレー1をコンパクトにできる。
容器210には、前側に表示窓11に対応する形状の突出部211が形成される。突出部211は、表示窓11から外部に露出する。ユーザは、表示窓11を通じて容器210内の水量を確認できる。また、容器210には、後側に、容器210内に水を入れるための給水口212が設けられる。給水口212は、筐体10の開口部16から僅かに外へ突出する。
電解部220は、容器210内の底部に配置される。電解部220は、ハウジング221の内部が、イオン交換膜222により陽極室と陰極室とに仕切られ、陽極室および陰極室に、それぞれ陽極223および陰極224が配置される。ハウジング221の上端には、陽極室に繋がる流入口221aと流出口221bとが設けられる。
ポンプ230は、筐体10の首部10bの内部において、容器210の上方に配置される。ポンプ230は、たとえば、ダイヤフラム駆動方式の小型ポンプである。ポンプ230の吸込口231には、吸水パイプ240が接続される。吸水パイプ240の先端の吸水口241は、容器210内の底部に位置する。ポンプ230の吐出口232には、吐出パイプ250の一端が接続される。吐出パイプ250の他端は、電解部220の流入口221aに接続される。
ポンプ230が動作すると、容器210内の水が吸水口241から吸い込まれ、吸水パイプ240、ポンプ230および吐出パイプ250を通って電解部220に送られる。陽極223と陰極224とに通電された状態で、流入口221aから流入した水が陽極室を通過すると、その水が電気分解されてオゾンが生成される。このとき、水素も生成されるが、水素はイオン交換膜222を通って陰極室へ移動する。生成されたオゾンが水に溶解し、オゾン水が生成される。オゾン水は、流出口221bから流出する。なお、陰極室は、連通孔により容器210内と連通しており、容器210内の水で満たされた状態となる。また、陰極室に移動した水素は、連通孔を通じて容器210内に排出される。
送水部30は、送水パイプ310と、シャワー用パイプ320と、ミスト用パイプ330と、シャワー用バルブ340と、ミスト用バルブ350とを含む。シャワー用パイプ320は、本発明の第2管に相当し、ミスト用パイプ330は、本発明の第1管に相当する。
送水パイプ310は、電解部220の流出口221bに接続される。シャワー用パイプ320とミスト用パイプ330は、送水パイプ310から枝分かれして、それぞれ、シャワー放出部40とミスト放出部50に接続される。シャワー用パイプ320とミスト用パイプ330は、2つのパイプにより構成され、2つのパイプの間に、それぞれシャワー用バルブ340とミスト用バルブ350が配置される。シャワー用バルブ340とミスト用バルブ350は、電磁バルブであり、生成部20から流出したオゾン水を、シャワー用パイプ320とミスト用パイプ330の何れに流すかを切り替える切替部360を構成する。切替部360は、ポンプ230と同様、筐体10の首部10b内において、容器210の上方に配置される。
ポンプ230と電解部220が動作していないとき、シャワー用バルブ340とミスト用バルブ350は閉じた状態にあり、ポンプ230と電解部220が動作する際に一方のバルブが開かれる。ポンプ230の送水圧によって生成部20、即ち電解部220から流出し送水パイプ310を流れてきたオゾン水は、シャワー用バルブ340が開かれていれば、シャワー用パイプ320を通ってシャワー放出部40へ送られ、ミスト用バルブ350が開かれていれば、ミスト用パイプ330を通ってミスト放出部50へ送られる。
シャワー放出部40は、筐体10の頭部10cの前側の開口に配置される。シャワー放出部40の前面には、外周にテーパーがついた円環状の放出口41が設けられる。放出口41には、円形の放出板42が取り付けられる。放出板42には、複数の孔42aが分散して形成される。シャワー放出部40の後部には接続口43が設けられ、この接続口43にシャワー用パイプ320が接続される。シャワー放出部40の内部には、接続口43から放出口41に向けて流路44が形成される。放出口41は、オゾンスプレー1が水平な状態にあるときに斜め下方を向く。図5(a)の一点鎖線矢印のように、シャワー用パイプ320によりシャワー放出部40に送られてきたオゾン水は、放出板42の複数の孔42aからシャワー状に勢いよく放出、即ち噴射される。
ミスト放出部50は、筐体10の頭部10cの後側の開口に配置される。ミスト放出部50は、ハウジング510と、超音波振動子520と、貯水槽530とを含む。超音波振動子520は、本発明の超音波振動部に相当し、貯水槽530は、本発明の貯水部に相当する。
ハウジング510には、前面に円形の凹部511が形成され、この凹部511に円盤状の超音波振動子520が装着される。超音波振動子520は、多数の微孔を有し超音波振動する振動面521を備える。
貯水槽530は、ハウジング510内の上部に配置される。貯水槽530の容積は、容器210の容積よりも大幅に小さくされている。貯水槽530の天面には、流入パイプ531が形成される。流入パイプ531は、ハウジング510の後面から後方に突出する。ミスト用パイプ330が流入パイプ531に接続される。また、貯水槽530の後面上部には、溢水口532が形成される。溢水口532は、ハウジング510の後面から後方に突出する。溢水パイプ540が溢水口532に接続される。溢水パイプ540の先端は、容器210内に入れられる。
貯水槽530は、ハウジング510の凹部511に向かって斜め下方に延び出す部分を有し、その部分の先端に流出口533が設けられる。流出口533は、凹部511内において超音波振動子520の振動面521に接続される。振動面521は、オゾン水の放出口となり、オゾンスプレー1が水平な状態において、斜め上方を向く。
貯水槽530には、ミスト用パイプ330によりミスト放出部50に送られてきたオゾン水が貯められる。超音波振動子520が動作すると、振動面521が超音波振動する。これにより、図5(b)のように、貯水槽530の流出口533で振動面521に触れたオゾン水が霧化して多数の微孔から放出される。
操作部60は、筐体10の首部10bの前側に設けられる。操作部60は、操作ボタン61を含み、操作ボタン61が押されると、内部の接点開閉式のスイッチがオンする。
電源部70は、充電池710と、充電装置720とを含む。充電池710は、たとえば、リチュウムイオン電池であり、電解部220、ポンプ230、切替部360等の電装部品を駆動するための電力を出力する。充電装置720は、受電コイル721と充電回路基板722を含み、充電池710を充電する。受電コイル721は、導線が渦巻き状に巻かれてなり、筐体10の底面に近接するように配置される。充電池710と充電回路基板722は、筐体10内において、容器210の後方下部に配置される。
筐体10の底部には、近接スイッチ18が配置される。近接スイッチ18は、リードスイッチ等により構成され、オゾンスプレー1が充電器2の載置面に載せられたときに、充電器2に設けられた磁石の磁力に反応してオンする。
図6は、オゾンスプレー1の構成を示すブロック図である。
オゾンスプレー1は、上述した構成に加え、制御部81、記憶部82、操作検出部83、ランプ駆動部84、電極通電部85、ポンプ駆動部86、バルブ駆動部87、振動子駆動部88および通信部89を備える。
操作検出部83は、操作部60の操作ボタン61が押されると、操作信号を制御部81に出力する。また、操作検出部83は、切替スイッチ14の摘み14aの位置に応じたモード信号を制御部81に出力する。即ち、操作検出部83は、摘み14aが「切」の位置にあれば、オフモード信号を出力し、摘み14aが「シャワー」の位置にあれば、シャワーモード信号を出力し、摘み14aが「ミスト」の位置にあれば、ミストモード信号を出力する。制御部81は、オフモード信号が入力されると、動作モードをオフモードに設定し、シャワーモード信号が入力されると、動作モードをシャワーモードに設定し、ミストモード信号が入力されると、動作モードをミストモードに設定する。
近接スイッチ18がオンしたとき、制御部81には、近接スイッチ18からオン信号が出力される。
ランプ駆動部84は、制御部81からの制御信号に従って表示ランプ15を点灯させる。電極通電部85は、制御部81からの制御信号に従って電解部220の電極223、224に電気分解のための電圧を印加する。ポンプ駆動部86は、制御部81からの制御信号に従ってポンプ230を駆動する。
バルブ駆動部87は、制御部81からの制御信号に従ってシャワー用バルブ340およびミスト用バルブ350、即ち切替部360を駆動する。振動子駆動部88は、制御部81からの制御信号に従って超音波振動子520を駆動する。
通信部89は、赤外線通信方式等の近距離無線通信方式により充電器2の通信部154と通信する。
記憶部82は、ROM、RAM等を含む。記憶部82には、シャワーモードおよびミストモードの処理を実行するためのプログラムが記憶される。また、記憶部82には、これらプログラムの実行に用いられる各種パラメータや各種制御フラグが記憶される。
制御部81は、操作検出部83、近接スイッチ18等からの各信号に基づいて、記憶部82に記憶されたプログラムに従い、ランプ駆動部84、電極通電部85、ポンプ駆動部86、バルブ駆動部87、振動子駆動部88、通信部89等を制御する。
再び図1(a)、(b)および図2を参照し、充電器2の構成について詳細に説明する。
充電器2は、上下に扁平なほぼ直方体状の筐体100を備える。筐体100の天面には、僅かに凹む凹部101が形成される。凹部101の底面は、オゾンスプレー1を載置するための載置面102となる。
筐体100内には、電源装置110、送電コイル120、磁石130および人感センサ140が配置される。電源装置110には、図示しないプラグが接続される。プラグがコンセントに接続されると商用電源から電源装置110に電力供給がなされる。
送電コイル120は、導線が渦巻き状に巻かれてなり、オゾンスプレー1が充電器2に載置されたときに受電コイル721と対向する位置に、載置面102に近接して配置される。磁石130は、オゾンスプレー1が充電器2に載置されたときに近接スイッチ18と対向する位置に、載置面102に近接して配置される。
人感センサ140は、その検出部141が筐体100の後面から外部に露出する。人感センサ140の向く方向は、ミスト放出部50が向く方向とほぼ同じになる。人感センサ140は、赤外線、超音波等を用いて人の存在の有無を検出する。
なお、オゾンスプレー1と充電器2の間には、図示しない位置決め構造が備えられており、この位置決め構造によってオゾンスプレー1が前後反対に向けられ状態で充電器2に載置されないようにされている。
図7は、充電器2の構成を示すブロック図である。
充電器2は、上述した構成に加え、制御部151、記憶部152、インバータ153および通信部154を備える。
人感センサ140からは、人の有無に応じた検出信号が制御部151に出力される。
インバータ153は、制御部151からの制御信号に従って、電源装置110から供給された電圧から交流電圧を生成し、送電コイル120に印加する。
通信部154は、近距離無線通信方式によりオゾンスプレー1の通信部89と通信する。
記憶部152は、ROM、RAM等を含む。記憶部152には、オゾンスプレー1に電力を送る処理を実行するためのプログラムが記憶される。
制御部151は、記憶部152に記憶されたプログラムに従い、インバータ153、通信部154等を制御する。
オゾンスプレー1の充電を行う際、ユーザは、オゾンスプレー1を充電器2の載置面102に載置する。オゾンスプレー1の制御部81が、近接スイッチ18により、オゾンスプレー1が充電器2にセットされたことを検出し、近距離無線通信を用いて、充電器2の制御部151へ充電開始の指示を行う。制御部151がインバータ153を動作させ、送電コイル120に交流電流が流れる。電磁誘導作用によって、オゾンスプレー1側の受電コイル721に交流電流が流れて交流電圧が発生する。交流電圧は充電回路基板722で直流電圧に変換され、充電池710に供給される。これにより、充電池710が充電される。制御部81が、近接スイッチ18により、オゾンスプレー1が充電器2から外されたことを検出すると、制御部151へ充電停止の指示を行う。制御部151は、インバータ153の動作を停止させる。
さて、オゾンスプレー1は、操作部60の操作、即ち操作ボタン61の押下に基づいてシャワー放出部40からオゾン水をシャワー状に放出させるオゾンシャワー放出動作と、オゾンスプレー1が充電器2にセットされて充電されているときに、定期的にミスト放出部50からオゾン水を霧状に放出させるオゾンミスト放出動作とを行うことができる。
制御部81は、オゾンシャワー放出動作のためにオゾンシャワー放出処理を実行し、オゾンミスト放出動作のためにオゾンミスト放出処理を実行する。
図8は、制御部81によるオゾンスプレー1の制御処理を示すフローチャートである。
制御部81は、動作モードがオフモード、シャワーモードおよびミストモードの何れに設定されているか判定する(S101)。
オゾンスプレー1の使用をしないとき、ユーザは、切替スイッチ14の摘み14aを「切」の位置に移動させる。この場合、動作モードがオフモードに設定される。オフモードの状態は、シャワー放出部40とミスト放出部50の何れからのオゾン水の放出も許可しない状態である。
動作モードがオフモードである場合(S101:オフ)、制御部81は、シャワーモードまたはミストモードへの切替を待つ。オゾンスプレー1の充電は、動作モードに関係なく、オゾンスプレー1が充電器2にセットされれば行われるため、オフモードでもオゾンスプレー1の充電は行われる。しかしながら、操作ボタン61が押されてもシャワー放出部40からオゾン水は放出されず、オゾンスプレー1の充電が開始されても、定期的なミスト放出部50からのオゾン水の放出は行われない。
トイレの便器、キッチンのシンク等の対象物の清掃を行う場合、ユーザは、切替スイッチ14の摘み14aを「シャワー」の位置に移動させる。この場合、動作モードがシャワーモードに設定される。シャワーモードの状態は、シャワー放出部40からのオゾン水の放出は許可され得るが、ミスト放出部50からのオゾン水の放出は許可されない状態である。
動作モードがシャワーモードである場合(S101:シャワー)、制御部81は、操作ボタン61が押されたか否かを監視する(S102)。そして、操作ボタン61が押されると(S102:YES)、制御部81は、オゾンスプレー1が充電中であるか否かを判定する(S103)。制御部81は、オゾンスプレー1が充電器2から離されており、近接スイッチ18がオフしていれば、充電中でないと判定する(S103:NO)。この場合、制御部81は、オゾンシャワー放出処理(S104、S105)を実行する。即ち、制御部81は、シャワー用バルブ340を開放し(S104)、その後、ポンプ230と電解部220を動作させる(S105)。これにより、電解部220、即ち生成部20で生成されたオゾン水がシャワー放出部40へ送られて、シャワー放出部40の放出口41からシャワー状に噴射される。
ポンプ230と電解部220の動作は、所定時間(たとえば、1秒)行われ、所定時間が経過したときに操作ボタン61が押し続けられていれば押下が解除されるか制限時間(たとえば、10秒)が経過するまで継続される。ポンプ230と電解部220が動作している間、オゾン水がシャワー放出部40から放出される。このように、オゾン水はシャワー状に放出されるため、放出量が多くなる。このため、対象物がオゾン水で十分に濡らされやすい。シャワー用バルブ340は、ポンプ230と電解部220の動作が停止したときに閉鎖される。
なお、オゾンシャワー放出処理では、ポンプ230が動作する前にシャワー用バルブ340が開放されるので、水圧により、送水パイプ310が電解部220の流出口221bから抜けたり、吐出パイプ250がポンプ230の吐出口232から抜けたりすることを防止できる。
S102で操作ボタン61が押されたと判定されたときに、オゾンスプレー1が充電中であれば(S103:YES)、制御部81は、S102に戻り、操作ボタン61の操作を監視する。オゾンスプレー1が充電器2にセットされたままで対象物に向けられる可能性は少ない。このため、充電中における操作ボタン61の操作は誤った操作である可能性が高い。よって、この場合には、上記のとおり、操作ボタン61が押されても、この操作は無効とされ、シャワー放出部40からオゾン水が放出されない。
なお、本実施の形態では、動作モードがシャワーモードであり、且つ、オゾンスプレー1が充電中でない状態が、シャワー放出部40からのオゾン水の放出を許可される状態ということになり、この許可状態のときに、オゾンシャワー放出処理が実行されることになる。
操作ボタン61の押下を監視している間に切替スイッチ14が操作されて動作モードが切り替えられた場合(S102:NO→S106:YES)、制御部81は、S101の処理に戻って、動作モードの判定を行う。
トイレ、キッチンなどの室内の消臭を行う場合、ユーザは、切替スイッチ14の摘み14aを「ミスト」の位置に移動させる。この場合、動作モードがミストモードに設定される。ミストモードの状態は、ミスト放出部50からのオゾン水の放出は許可され得るが、シャワー放出部40からのオゾン水の放出は許可されない状態である。
動作モードがミストモードである場合(S101:ミスト)、制御部81は、オゾンスプレー1が充電中であるか否かを判定する(S107)。充電が開始されると、その後、充電が継続されている間、充電中であると判定される(S107:YES)この場合、制御部81は、動作タイミングが到来したか否かを監視する(S108)。制御部81は、充電開始後あるいは前回のミスト放出部50からのオゾン水の放出開始後、所定時間(たとえば、10分)が経過したときに、動作タイミングが到来したと判定する。
動作タイミングが到来すると(S108:YES)、制御部81は、人感センサ140により人の存在が検出されているか否かを判定する(S109)。人感センサ140による検出結果は、充電器2の制御部151から制御部81に送信される。人感センサ140により人の存在が検出されていない場合(S109:NO)、制御部81は、ミストシャワー放出処理(S110~S112)を実行する。
即ち、制御部81は、ミスト用バルブ350を開放し(S110)、その後、ポンプ230と電解部220を動作させる(S111)。これにより、電解部220、即ち生成部20で生成されたオゾン水がミスト放出部50へ送られて、貯水槽530に貯められる。ポンプ230と電解部220の動作は、貯水槽530内に所定量(たとえば、1cc程度)のオゾン水が貯まる時間だけ継続される。このときの貯水槽530の水位は、少なくとも超音波振動子520の振動面521が水没する水位となる。しかしながら、オゾン水は、貯水槽530に満杯に貯められた状態とはならない。ミスト用バルブ350は、ポンプ230と電解部220の動作が停止したときに閉鎖される。
次に、制御部81は、超音波振動子520を動作させる(S112)。これにより、ミスト放出部50の放出口である振動面521から霧状のオゾン水が放出される。このように、オゾン水は霧状であり、空中に浮遊しやすいため、室内に拡散されやすい。また、オゾンスプレー1は、充電器2にセットされているときには水平な状態にある。よって、このとき、振動面521は斜め上方を向いているため、ミスト放出部50から放出されたオゾン水が遠くまで移動しやすい。超音波振動子520の動作は、貯水槽530に貯められたオゾン水が、ほぼ全て放出される時間が経過するまで継続される。
なお、オゾンミスト放出処理では、ポンプ230が動作する前にミスト用バルブ350が開放されるので、水圧により、送水パイプ310が電解部220の流出口221bから抜けたり、吐出パイプ250がポンプ230の吐出口232から抜けたりすることを防止できる。
また、何らかの原因により貯水槽530にオゾン水が供給され過ぎ、貯水槽530が満杯状態となった場合は、オゾン水が溢水口532から排出され、溢水パイプ540を通じて容器210内に戻される。これにより、水圧でミスト用パイプ330が貯水槽530の流入パイプ531から外れる等してオゾン水が筐体10内に漏れ出すことが防止される。また、戻されたオゾン水を容器210内の水として再利用できる。
S108で動作タイミングが到来したと判定されたときに、人感センサ140により人の存在が検出されていれば(S109:YES)、制御部81は、S108に戻り、動作タイミングの到来を監視する。これにより、人が存在している状態で室内に霧状のオゾン水が放出されることが生じにくくなる。
オゾンスプレー1が充電される前に、あるいは充電中に動作タイミングの到来を監視している間に、切替スイッチ14が操作されて動作モードが切り替えられた場合(S113:YES)、制御部81は、S101の処理に戻って、動作モードの判定を行う。
<実施の形態の効果>
本実施の形態によれば、オゾンスプレー1は、生成部20で生成されたオゾン水を霧状に放出するミスト放出部50と、生成部20で生成されたオゾン水をシャワー状に放出するシャワー放出部40とを備えている。これにより、室内の消臭を行う際には、ミスト放出部50から霧状のオゾン水を放出させることで、オゾン水を室内に拡散させやすくでき、室内が良好に消臭されやすくなる。また、部屋の床等がオゾン水で濡らされにくくなる。さらに、対象物の清掃を行う際には、シャワー放出部40からシャワー状のオゾン水を放出させることで、オゾン水が十分に対象物に掛かりやすくなるので、対象物が除菌等されやすくなり、清掃効果が高まりやすくなる。
また、ミスト放出部50およびシャワー放出部40へオゾン水を送る送水部30が、ミスト放出部50へ向かうオゾン水が流れるミスト用パイプ330とシャワー放出部40へ向かうオゾン水が流れるシャワー用パイプ320と、生成部20から流出したオゾン水を、何れのパイプ320、330に流すかを切り替える切替部360と、を含むような構成とされている。これにより、生成部20で生成された水を、流路を切り替えて2つの放出部40、50へ送ることができるので、放出部40、50ごとに生成部20、即ち電解部220とポンプ230とを設ける必要がなく、コストを低減できる。
さらに、制御部81より、充電池710が充電されていることに基づいてオゾンミスト放出処理が実行される。これにより、オゾンスプレー1がユーザに持たれておらず、所定の位置にある充電器2にセットされた状態で、ミスト放出部50から霧状のオゾン水を放出できるので、オゾン水を安定して室内に拡散させやすく、室内の脱臭効果が安定して得られやすい。
さらに、制御部81により、人感センサ140からの人が存在していないとの検出結果に基づいてオゾンミスト放出処理が実行される。これにより、室内に人が存在していない状態で霧状のオゾン水を放出させることができ、オゾン水が人に掛かってしまうことが生じにくくなる。
さらに、制御部81により、シャワー放出部40からオゾン水の放出を許可する状態、たとえば、シャワーモードであり、且つ、オゾンスプレー1が充電中でない状態にあるか否かが判定され、許可する状態にあるときに操作部60が操作されたことに基づいて、オゾンシャワー放出処理が実行される。これにより、誤った操作部60の操作によりオゾンシャワー放出処理が実行され、ユーザの意図しないタイミングでシャワー放出部40からオゾン水が放出されてしまうことが生じにくくなる。
さらに、ミスト放出部50は、生成部20からのオゾン水が貯められる貯水槽530と、貯水槽530に貯められたオゾン水を超音波振動により霧化する超音波振動子520と、を含むような構成とされているので、一度期に放出する分量のオゾン水を貯水槽530に貯めて、そのオゾン水を霧化し放出できる。よって、オゾンは不安定な分子であるため水素と結びついて水に戻りやすく、このためオゾン水中のオゾン濃度が低下しやすいが、そのようなオゾン水を、オゾン濃度の低下が進む前に放出できる。
さらに、生成部20は、水が貯められる容器210と、容器210内の水を取り込んで、取り込んだ水から電気分解によりオゾンを発生させる電解部220と、電解部220で発生したオゾンが含まれるオゾン水をミスト放出部50およびシャワー放出部40へ送るためのポンプ230と、を含むような構成とされている。これにより、ミスト放出部50およびシャワー放出部40へ送られるときに、送られる分量だけ容器210内の水からオゾン水が生成されるので、オゾン水を無駄なく生成することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態等によって何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施の形態も、上記以外に種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施の形態では、容器210に貯められる水が純水とされた。しかしながら、水道水が容器210に貯められるようにされてもよい。この場合、水道水には、純水に比べて不純物が含まれやすいので、その不純物が陽極223や陰極224に付着し、これら電極223、224が劣化しやすくなることが懸念される。よって、図9(a)に示すように、容器210の給水口212に、水道水等の水を濾過して不純物を除去する濾過フィルタ91が配置されるような構成が採られてもよい。濾過フィルタ91は、中空糸膜等の濾材により構成され、通水孔92aを有するホルダ92に収容されて、給水口212に配置される。濾過フィルタ91は、本発明のフィルタ部に相当する。
このように、給水口212に濾過フィルタ91が設けられれば、容器210内への不純物の侵入を防止できる。これにより、不純物の付着による陽極223や陰極224の劣化を抑制でき、電解部220の寿命低下を抑制できる。また、濾過フィルタ91を容易に取り外せて、清掃、交換等を容易に行える。
なお、濾過フィルタ91に替えて、他のフィルタ、たとえば、不純物の除去性能は低くなるが安価である、目の細かなメッシュ状のフィルタが用いられてもよい。
また、上記実施の形態では、オゾンスプレー1に、オゾン水をシャワー状に放出するシャワー放出部40が備えられた。しかしながら、オゾンスプレー1に、シャワー放出部40に替えて、図9(b)に示すように、オゾン水をミスト放出部50よりも粒径の大きな霧状に放出させるような孔径のノズル45を有する放出部40Aが備えられてもよい。この放出部40Aは、さらに、シャワー用パイプ320が接続される接続口46と、接続口46からノズル45へと向かう流路47とを備える。放出部40Aは、本発明の第2放出部に相当する。
さらに、上記実施の形態では、ミスト放出部50が、生成部20からのオゾン水が貯められる貯水槽530と、貯水槽530に貯められたオゾン水を超音波振動により霧化する超音波振動子520と、を含むような構成とされた。しかしながら、ミスト放出部50は、上記の構成に限られず、たとえば、オゾン水を霧状に放出するノズルを有する構造のものであってもよい。
さらに、上記実施の形態では、ミスト放出部50とシャワー放出部40が、互いに反対方向を向くように配置されたが、同じ方向を向くように並べられて配置されてもよい。
さらに、上記実施の形態では、生成部20から流出したオゾン水を、ミスト用パイプ330とシャワー用パイプ320の何れに流すかを切り替えるための切替部360が、ミスト用バルブ350とシャワー用バルブ340の2つの電磁バルブにより構成された。しかしながら、切替部360が三方バルブにより構成されてもよい。この場合、送水パイプ310が三方バルブの入口に接続される。また、ミスト用パイプ330とシャワー用パイプ320は、1本のパイプで構成され、それぞれ、三方バルブの一方の出口と他方の出口に接続される。
さらに、上記実施の形態では、動作モードがシャワーモードであり、且つ、オゾンスプレー1が充電中である場合に、制御部81により操作部60の操作が受け付けられてオゾンシャワー放出処理が実行された。しかしながら、オゾンスプレー1が充電中であるか否かに関わらず、動作モードがシャワーモードである場合に、制御部81により操作部60の操作が受け付けられてオゾンシャワー放出処理が実行されるようにしてもよい。また、切替スイッチ14によりモード切替が行われる構成ではなく、操作ボタン61の押下操作が受け付けられない状態において操作部60で特殊操作、たとえば、操作ボタン61の長押し、複数回連続押しが行われたときに、操作ボタン61の押下操作が受け付けられるようになり、オゾンシャワー放出処理が実行されるようになる構成が採られてもよい。この場合、再び、操作部60で特殊操作が行われると、操作ボタン61の押下操作が受け付けられなくなる。これら構成に変更された場合も、操作部60の誤操作により、ユーザの意図しないタイミングでシャワー放出部40からオゾン水が放出されてしまうことを防止できる。
さらに、切替スイッチ14によりモード切替が行われる構成とはされず、オゾンスプレー1が充電器2にセットされていないときには、操作部60の操作に基づいて制御部81によりオゾンシャワー放出処理が実行され、オゾンスプレー1が充電器2にセットされて充電中になったときには、制御部81により定期的にオゾンミスト放出処理が実行されるような構成が採られてもよい。
さらに、上記実施の形態では、人感センサ140が充電器2に設けられた。しかしながら、人感センサ140がオゾンスプレー1に設けられてもよい。また、充電器2またはオゾンスプレー1に照度センサが設けられてもよい。この場合、制御部81は、照度センサの検出照度に基づいて室内の照明のオン、オフを判定し、人感センサ140により人の存在が検出されておらず、且つ、照明がオフされているときに、ミスト放出部50からオゾン水を放出させる。さらに、人感センサ140がオゾンスプレー1と充電器2のどちらにも設けられず、人が存在の有無に関わらずオゾンミスト放出処理が実行される構成が採られてもよい。
さらに、生成部20は、上記の実施の形態の構成以外の構成とされもよい。たとえば、上記実施の形態では、ポンプ230の上流に電解部220が設けられ、容器210内の水がポンプ230により吸水されて電解部220に送られた。しかしながら、電解部220がポンプ230の上流に設けられ、容器210内の水がポンプ230により吸水されるときに電解部220を通るようにされてもよい。この場合、電解部220の流入口221aには、その吸水口が容器210の底面付近に位置するパイプが接続される。そして、電解部220の流出口221bとポンプ230の吸込口231との間がパイプで接続され、ポンプ230の吐出口232に送水部30の送水パイプ310が接続される。
さらに、たとえば、生成部20は、放電方式のオゾン発生器により空気からオゾンを生成し、そのオゾンを容器内の水に溶解させてオゾン水を生成し、そのオゾン水をポンプにより吸水して送水部30へ送るような構成とされてもよい。
さらに、上記実施の形態では、充電器2から非接触方式によりオゾンスプレー1に充電用の電力が供給される構成とされた。しかしながら、充電器2から接触方式によりオゾンスプレー1に充電用の電力が供給される構成とされてもよい。また、ACアダプタがオゾンスプレー1に接続されて、ACアダプタからオゾンスプレー1に充電用の電力が供給される構成が採られてもよい。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
20 生成部
30 送水部
40 シャワー放出部(第2放出部)
50 ミスト放出部(第1放出部)
60 操作部
81 制御部
91 濾過フィルタ(フィルタ部)
140 人感センサ
210 容器
220 電解部
230 ポンプ
320 シャワー用パイプ(第2管)
330 ミスト用パイプ(第1管)
340 シャワー用バルブ
350 ミスト用バルブ
360 切替部
520 超音波振動子(超音波振動部)
530 貯水槽(貯水部)
710 充電池

Claims (4)

  1. 水にオゾンが含まれてなるオゾン水を生成する生成部と、
    前記生成部により生成されたオゾン水を霧状に放出する第1放出部と、
    前記生成部により生成されたオゾン水をシャワー状または前記第1放出部よりも粒径の大きな霧状に放出する第2放出部と、
    制御部と、
    前記第2放出部からオゾン水を放出させるための操作部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第2放出部からのオゾン水の放出を許可する状態にあるか否かを判定し、
    前記許可する状態にあるときに前記操作部が操作されたことに基づいて、前記生成部により生成されたオゾン水を前記第2放出部から放出させる処理を実行する、
    ことを特徴とするオゾン水散布装置。
  2. 水にオゾンが含まれてなるオゾン水を生成する生成部と、
    前記生成部により生成されたオゾン水を霧状に放出する第1放出部と、
    前記生成部により生成されたオゾン水をシャワー状または前記第1放出部よりも粒径の大きな霧状に放出する第2放出部と、を備え、
    前記第1放出部は、
    前記生成部からのオゾン水が貯められる貯水部と、
    前記貯水部に貯められたオゾン水を超音波振動により霧化する超音波振動部と、を含む、
    ことを特徴とするオゾン水散布装置。
  3. 水にオゾンが含まれてなるオゾン水を生成する生成部と、
    前記生成部により生成されたオゾン水を霧状に放出する第1放出部と、
    前記生成部により生成されたオゾン水をシャワー状または前記第1放出部よりも粒径の大きな霧状に放出する第2放出部と、を備え、
    前記生成部は、
    水が貯められる容器と、
    前記容器内の水を取り込んで、取り込んだ水から電気分解によりオゾンを発生させる電解部と、
    前記電解部で発生したオゾンが含まれるオゾン水を前記第1放出部および前記第2放出部へ送るためのポンプと、を含み、
    前記容器に水を入れるための給水口と、
    前記給水口に設けられ、水に含まれる不純物を除去するフィルタ部と、をさらに備える、
    ことを特徴とするオゾン水散布装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項に記載のオゾン水散布装置において、
    前記生成部により生成されたオゾン水を前記第1放出部および前記第2放出部へ送るための送水部をさらに備え、
    前記送水部は、
    前記第1放出部へ向かうオゾン水が流れる第1管と、
    前記第2放出部へ向かうオゾン水が流れる第2管と、
    前記生成部から流出したオゾン水を、前記第1管と前記第2管の何れに流すかを切り替える切替部と、を含む、
    ことを特徴とするオゾン水散布装置。
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