JP7464259B2 - Ipゲートウェイ装置、管理ノード装置、ip放送システム及び登録方法 - Google Patents

Ipゲートウェイ装置、管理ノード装置、ip放送システム及び登録方法 Download PDF

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本発明は、IPゲートウェイ装置、管理ノード装置、IP放送システム及び登録方法に関する。
既存の放送局の多くは、映像、音声及び補助(ancillary)データといった放送素材を局内で伝送するための専用ネットワークを有している。専用ネットワークには、例えば、カメラ及びマイクロフォンといったキャプチャ、コンテンツデータを蓄積するストレージサーバ、コンテンツを再生する再生デバイス、及び伝送される信号の形式を変換するゲートウェイデバイスといった、様々な装置が接続される。専用ネットワーク上での放送素材の伝送のための信号形式として、SDI(Serial Digital Interface)がこれまで広く利用されている。
しかし、近年のIP(Internet Protocol)技術の目覚ましい性能の向上の結果、放送事業者は、より汎用性の高いIP技術を活用することにメリットを見出し、局内のネットワークをIPネットワークへ更新する取り組みを開始した。IPベースのネットワークアーキテクチャを採用すれば、例えば、汎用のルータ及びスイッチといったネットワーク装置を用いて高速かつ大容量のネットワークを低コストで構築することが可能となる。
放送素材を、IP技術を活用して伝送するためのプロトコルの標準化も、現在進められている。例えば、SMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)は、映像、音声及び補助データの混成であるSDIイメージをIPパケットで伝送するためのプロトコルであるSMPTE ST2022-6を規格化済みである(非特許文献1参照)。さらに、SMPTEは、映像、音声及び補助データを別々のストリームで伝送するためのプロトコル群であるSMPTE ST2110シリーズの規格化も進めている(非特許文献2参照)。
日本国内の標準化団体であるARIB(Association of Radio Industries and Businesses)は、映像、音声及び補助データを単一のストリームで伝送するためのデータ構造の規定として、ARIB STD-B73を規格化済みである(非特許文献3参照)。
さらに、IP化が進展すれば、放送局システムのネットワークに多様な装置が接続されることが予期される。そうした多様な装置の間の相互運用性を確保するために、AMWA(Advanced Media Workflow Association)は、装置間のストリームの伝送を管理し及び制御するための制御インタフェース規格の集合であるNMOS(Networked Media Open Specifications)規格の策定を進めている。例えば、NMOS IS-04は、ネットワークリソースの発見及び登録(Discovery and Registration)のための制御インタフェース規格である(非特許文献4参照)。NMOS IS-05は、デバイスの接続管理(Device Connection Management)のための制御インタフェース規格である(非特許文献5参照)。
また、特許文献1にはNMOS規格に対応したノードがIPネットワーク上でノード間通信を行う技術が、特許文献2にはDNS解決方法に関する技術が、特許文献3には使用中のポート(リンク)が故障した場合に代替ポートに切り替える技術が、それぞれ開示されている。
Thomas Edwards, "SMPTE ST 2022: Moving Serial Interfaces (ASI & SDI) to IP", [online], 2017年8月17日, SMPTE Standards Webcast Series, [平成31年2月15日検索], インターネット<URL:https://www.smpte.org/sites/default/files/2017-08-17-ST-2022-Edwards-V4-Handout.pdf SMPTE, "SMPTE ST 2110 FAQ", [online], [平成31年2月15日検索], インターネット<URL:https://www.smpte.org/st-2110> ARIB, "制作用IPインタフェースにおけるエッセンス独立単一ストリームのRTPデータグラムのデータ構造 標準規格(ARIB STD-B73 1.0版)", [online], 2018年7月26日, [平成31年2月15日], インターネット<URL:https://www.arib.or.jp/kikaku/kikaku_hoso/desc/std-b73.html> AMWA, "AMWA IS-04 NMOS Discovery and Registration Specification (Stable)", [online], [平成31年2月15日], インターネット<URL:https://amwa-tv.github.io/nmos-discovery-registration/> AMWA, "AMWA IS-05 NMOS Device Connection Management Specification", [online], [平成31年2月15日], インターネット<URL:https://amwa-tv.github.io/nmos-device-connection-management/>
特開2019-068422号公報 特表2014-535209号公報 特表2005-535034号公報
IP放送システムでは、IPルータに汎用ネットワークスイッチ(例えば、COTS(Commercial Off-The-Shelf))を使用するため、NMOS規格に対応した放送機器であれば汎用的にネットワークへの接続が可能である。例えば、アウトバウンド制御が可能な装置、インバウンド制御が可能な装置、制御パスが二重化された装置等、多種多様なNMOS規格に対応した放送機器がネットワークに参加する可能性がある。
例えば、NMOS規格に対応した放送機器として、上記制御パスが二重化された装置がネットワークに参加することで、伝送経路に障害が発生した際の信頼性を確保することが可能となる。
一方、IP放送システムでは、例えば、ネットワーク上に接続された管理ノード(IPコントローラ等),APS(Automatic Program control System),設定端末,リモコン等の放送機器から映像の切り替え制御が行われる。この際、IPコントローラやAPSから送信される映像切替制御メッセージがIPゲートウェイに通知され、IPゲートウェイにおいて映像の切替制御が行われる。
したがって、このような映像切替制御を、例えば、制御パスが二重化された装置を利用して行えば、伝送経路に障害が発生した際の信頼性を確保でき、より確実な映像切替制御が可能となる。
しかしながら、NMOS規格では、例えば、障害発生時の映像切替制御メッセージの伝送路に関する仕様が未定義である。即ち、IPネットワークにおいて、伝送経路に障害が発生した際の信頼性を確保するために伝送路を二重化することは一般的である一方で、NMOS規格に対応した機器が二重化された制御パスで映像切替制御を行うと、現状、障害発生時の伝送路切替ができず(映像切替制御メッセージが通知されず)、映像切替制御が不可となり、二重化による信頼性が確保されない。
本開示は、映像切替制御の信頼性を確保するIPゲートウェイ装置、管理ノード装置、IP放送システム及び登録方法を提供することを目的とする。
本願の開示するIPゲートウェイ装置は、二重化された制御パスの第1の伝送路へ第1の登録メッセージを送信する第1の送信部を含む第1の通信部と、前記制御パスの第2の伝送路へ第2の登録メッセージを送信する第2の送信部を含む第2の通信部と、先頭に前記第1の登録メッセージの送信元となる第1のIPアドレスを含む第1のURLが記述され、次に前記第2の登録メッセージの送信元となる第2のIPアドレスを含む第2のURLが記述された、前記第1の登録メッセージを生成する第1のメッセージ生成部と、先頭に前記第2のURLが記述され、次に前記第1のURLが記述された、前記第2の登録メッセージを生成する第2のメッセージ生成部と、を含む。
本願の開示する管理ノード装置は、IPゲートウェイ装置のドメイン名を含むURLが記述された登録メッセージを受信する管理ノードにおいて、二重化された制御パスの第1の伝送路で前記IPゲートウェイ装置から送られてくる前記登録メッセージを受信する第1の受信部を含む第1の通信部と、前記制御パスの第2の伝送路で前記IPゲートウェイ装置から送られてくる前記登録メッセージを受信する第2の受信部を含む第2の通信部と、前記登録メッセージに含まれるドメイン名に基づくDNS解決により、前記登録メッセージの送信元である前記IPゲートウェイ装置の2つのIPアドレスを取得する登録部と、を含む。前記登録部は、前記第1の受信部で前記登録メッセージを受信した場合に、前記2つのIPアドレスの取得順が、先頭が前記第1の伝送路で送られてくる前記登録メッセージの送信元IPアドレスである第1のIPアドレスとなり、次に前記第2の伝送路で送られてくる前記登録メッセージの送信元IPアドレスである第2のIPアドレスとなるように、DNSレコードを更新する。また、前記登録部は、前記第2の受信部で前記登録メッセージを受信した場合に、前記2つのIPアドレスの取得順が、先頭が前記第2のIPアドレスとなり、次に前記第1のIPアドレスとなるように、DNSレコードを更新する。
本願の開示するIP放送システムは、二重化された制御パスの第1の伝送路へ、第1の登録メッセージを送信する第1の送信部を含む第1の通信部と、前記制御パスの第2の伝送路へ、第2の登録メッセージを送信する第2の送信部を含む第2の通信部と、先頭に前記第1の登録メッセージの送信元となる第1のIPアドレスを含む第1のURLが記述され、次に前記第2の登録メッセージの送信元となる第2のIPアドレスを含む第2のURLが記述された、前記第1の登録メッセージを生成する第1のメッセージ生成部と、先頭に前記第2のURLが記述され、次に前記第1のURLが記述された、前記第2の登録メッセージを生成する第2のメッセージ生成部と、を備えるIPゲートウェイ装置を含む。
本願の開示するIP放送システムは、自装置のドメイン名を含むURLを記述した登録メッセージを送信するIPゲートウェイ装置と、前記登録メッセージを受信する管理ノードと、を含む。前記管理ノードが、二重化された制御パスの第1の伝送路で前記IPゲートウェイ装置から送られてくる前記登録メッセージを受信する第1の受信部を含む第1の通信部と、前記制御パスの第2の伝送路で前記IPゲートウェイ装置から送られてくる前記登録メッセージを受信する第2の受信部を含む第2の通信部と、前記登録メッセージに含まれるドメイン名に基づくDNS解決により、前記登録メッセージの送信元である前記IPゲートウェイ装置の2つのIPアドレスを取得する登録部と、を含む。前記登録部が、前記第1の受信部で前記登録メッセージを受信した場合に、前記2つのIPアドレスの取得順が、先頭が前記第1の伝送路で送られてくる前記登録メッセージの送信元IPアドレスである第1のIPアドレスとなり、次に前記第2の伝送路で送られてくる前記登録メッセージの送信元IPアドレスである第2のIPアドレスとなるように、DNSレコードを更新する。また、前記登録部が、前記第2の受信部で前記登録メッセージを受信した場合に、前記2つのIPアドレスの取得順が、先頭が前記第2のIPアドレスとなり、次に前記第1のIPアドレスとなるように、DNSレコードを更新する。
本願の開示する登録方法は、二重化された制御パスの第1の伝送路へ第1の登録メッセージを送信する第1の送信ステップと、前記制御パスの第2の伝送路へ第2の登録メッセージを送信する第2の送信ステップと、先頭に前記第1の登録メッセージの送信元となる第1のIPアドレスを含む第1のURLが記述され、次に前記第2の登録メッセージの送信元となる第2のIPアドレスを含む第2のURLが記述された、前記第1の登録メッセージを生成する第1のメッセージ生成ステップと、先頭に前記第2のURLが記述され、次に前記第1のURLが記述された、前記第2の登録メッセージを生成する第2のメッセージ生成ステップと、前記第1の伝送路及び前記第2の伝送路の障害を検知する障害検知ステップと、を含む。前記第1のメッセージ生成ステップでは、伝送路障害が一度も発生していない状態及び前記第2の伝送路において障害が検知された場合に、前記第1の登録メッセージを生成する。前記第2のメッセージ生成ステップでは、前記第1の伝送路において障害が検知された場合に、前記第2の登録メッセージを生成する。
本願の開示する登録方法は、IPゲートウェイ装置のドメイン名を含むURLが記述された登録メッセージを送信する送信ステップと、二重化された制御パスの第1の伝送路で前記IPゲートウェイ装置から送られてくる前記登録メッセージを受信する第1の受信ステップと、前記制御パスの第2の伝送路で前記IPゲートウェイ装置から送られてくる前記登録メッセージを受信する第2の受信ステップと、前記登録メッセージに含まれるドメイン名に基づくDNS解決により、前記登録メッセージの送信元である前記IPゲートウェイ装置の2つのIPアドレスを取得する登録ステップと、を含む。前記登録ステップでは、前記第1の受信ステップで前記登録メッセージを受信した場合に、前記2つのIPアドレスの取得順が、先頭が前記第1の登録メッセージの送信元IPアドレスである第1のIPアドレスとなり、次に前記第2の登録メッセージの送信元IPアドレスである第2のIPアドレスとなるように、DNSレコードを更新する。また、前記登録ステップでは、前記第2の受信ステップで前記登録メッセージを受信した場合に、前記2つのIPアドレスの取得順が、先頭が前記第2の登録メッセージの送信元IPアドレスである第2のIPアドレスとなり、次に前記第1の登録メッセージの送信元IPアドレスである第1のIPアドレスとなるように、DNSレコードを更新する。
本願に開示のIPゲートウェイ装置、管理ノード装置、IP放送システム及び登録方法によれば、二重化された制御パスにおける映像切替制御の信頼性を確保することができる。
図1は、本開示の実施形態に係るIP放送システムの構成の一例を示す概略図である。 図2は、IP放送システム1のIPドメインの論理的な構成の一例を示す図である。 図3は、HTTPを用いて送信される既存のノードを登録するための制御メッセージ(IS-04 Registration)の一例を示す説明図である。 図4は、制御メッセージのメッセージボディに記述されたデータの一例を示す図である。 図5は、制御メッセージのメッセージボディに記述されたデータの一例を示す図である。 図6は、正常時の映像切替制御の一例を示す概略図である。 図7は、制御メッセージ(IS-04 Registration)のIPパケット構造の一例を示す図である。 図8は、制御メッセージ(IS-05 URL通知)のIPパケット構造の一例を示す図である。 図9は、1系に障害が発生した場合に映像の切替制御が不可となる様子の一例(第1の例)を示す図である。 図10は、正常時の映像切替制御の一例を示す概略図である。 図11は、1系に障害が発生した場合に映像の切替制御が不可となる様子の一例(第2の例)を示す図である。 図12は、第1の実施形態にかかる映像切替制御を実現するためのIP放送システムの概略構成の一例を示す図である。 図13は、第1の実施形態に係るIPゲートウェイの構成の一例を示すブロック図である。 図14は、制御メッセージ(IS-04 Registration)のメッセージボディに記述されたデバイス情報の一例を示す図である。 図15は、正常時におけるIP放送システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図16は、第1の実施形態にかかる映像切替制御(障害発生時)を実現するためのIP放送システムの概略構成の一例を示す図である。 図17は、障害発生時におけるIP放送システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図18は、制御メッセージ(IS-05 URL通知)に記述されたデータ(デバイス情報)の一例を示す図である。 図19は、第2の実施形態にかかる映像切替制御を実現するためのIP放送システムの概略構成の一例を示す図である。 図20は、第2の実施形態に係るIPコントローラの構成の一例を示すブロック図である。 図21は、第2の実施形態にかかる映像切替制御(障害発生時)を実現するためのIP放送システムの概略構成の一例を示す図である。 図22は、第3の実施形態にかかるIPゲートウェイの概略構成の一例を示す図である。
以下、本願に開示するIPゲートウェイ装置、管理ノード装置、IP放送システム及び登録方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、本願の明細書及び図面において、同様に説明されることが可能な要素については、同一の符号を付することにより重複説明が省略され得る。
説明は、以下の順序で行われる。
1.概要
1.1.システム構成例
1.2.HTTPベースの制御メッセージの例
1.3.課題の説明
2.第1の実施形態
2.1.システムの構成
2.2.IPゲートウェイの構成
2.3.技術的特徴
3.第1の実施形態の第1の変形例
4.第1の実施形態の第2の変形例
5.第2の実施形態
5.1.システムの構成
5.2.IPコントローラの構成
5.3.技術的特徴
6.第3の実施形態
6.1.システムの構成
6.2.技術的特徴
<1.概要>
<1.1.システム構成例>
まず、図1を用いて、本開示の実施形態が適用され得るIP放送システムの概要について説明する。図1は、本開示の実施形態に係るIP放送システム1の構成の一例を示す概略図である。図1を参照すると、IP放送システム1は、1つ以上のネットワーク装置12、カメラ14、モニタ16、設定端末18、カメラ22、マイクロフォン24、データサーバ26、統合プレイアウト(Integrated Playout)32、モニタ34、少なくとも1つのIPゲートウェイ100a、少なくとも1つのIPゲートウェイ100b、管理ノード200及びAPS300を含む。ネットワーク装置12、カメラ14、モニタ16、設定端末18、IPゲートウェイ100a、IPゲートウェイ100b、管理ノード200及びAPS300は、IPドメイン10に属する。
(1)各装置の説明
ネットワーク装置12は、IPネットワークにおけるストリームの転送を担当する装置である。ネットワーク装置12の各々は、例えば、ルータ、スイッチ、ブリッジ又はリピータなど、いかなる種類のネットワーク装置であってもよい。ネットワーク装置12の各々は、低コストで導入可能な汎用品(例えば、COTS)であってもよい。また、ネットワーク装置12は、後述するIPルータ12a,12bであってもよい。図1には4つのネットワーク装置12が示されているが、かかる例に限定されず、IP放送システム1はいくつのネットワーク装置12を含んでもよい。IPドメイン10は、単一のネットワークで構成されてもよく、又は複数のサブネットワークを含んでもよい。
カメラ14は、放送素材を生成するキャプチャデバイスの一種である。例えば、カメラ14は、何らかの対象を撮影して、映像データを生成する。カメラ14は、内蔵されるマイクロフォンを通じて音声を取得して、音声データを生成してもよい。カメラ14は、IPドメイン10に属し、映像データ及び音声データのデータストリームを一連のIPパケットへパケット化してIPネットワークへ送信することができる。
モニタ16は、放送素材を受信してコンテンツを再生する再生デバイスの一種である。例えば、モニタ16は、映像データを受信して映像を再生する。モニタ16は、音声データを受信して音声を再生してもよい。モニタ16は、追加的に伝送される補助データを受信して、補助データを処理(例えば、字幕を再生)してもよい。モニタ16は、コンテンツを編集するための編集機能をユーザへ提供してもよい。モニタ16は、IPドメイン10へ属し、IPネットワーク上で転送されてくる一連のIPパケットを受信することができる。
設定端末18は、IP放送システム1の運用に関連するユーザインタフェースをユーザへ提供する端末装置である。設定端末18は、IP放送システム1に専用のユーザ端末であってもよく、又はPC(Personal Computer)若しくはスマートフォンといった汎用的な端末であってもよい。設定端末18は、例えば、IPドメイン10に属するノードに関連する情報のうちユーザにより設定可能な情報を、ユーザインタフェースを介して取得し、取得した情報を管理ノード200へ送信する。また、設定端末18は、例えば、ユーザインタフェースを介して所与の装置間のストリームの伝送を求めるリクエストを受け付け、リクエストメッセージを管理ノード200へ送信する。
IPゲートウェイ100aは、IPドメイン10と他の信号ドメインとの境界に位置する少なくとも1つのゲートウェイデバイスである。IPゲートウェイ100aは、1つ又は複数のネットワーク装置12へ接続する。図1の例において、IPゲートウェイ100aには、カメラ22、マイクロフォン24及びデータサーバ26がさらに接続されている。例えば、IPゲートウェイ100aは、映像データを搬送するSDI信号をカメラ22から受信し得る。また、IPゲートウェイ100aは、音声データを搬送するSDI信号をマイクロフォン24から受信し得る。また、IPゲートウェイ100aは、映像データ、音声データ及び補助データのうちの1つ以上を搬送するSDI信号をデータサーバ26から受信し得る。なお、IPドメイン10の外部で伝送される信号の信号形式は、例えばSD-SDI、HD-SDI、3G-SDI、6G-SDI若しくは12G-SDIといったSDIの任意の派生であってもよく、又は、SDI以外の信号形式であってもよい。IPゲートウェイ100aは、上述したようにカメラ22、マイクロフォン24及びデータサーバ26から受信する放送素材を搬送する信号を、必要に応じて多重化し又は逆多重化した後、一連のIPパケットへパケット化してIPネットワークへ送信することができる。
IPゲートウェイ100bもまたIPドメイン10と他の信号ドメインとの境界に位置する少なくとも1つのゲートウェイデバイスである。IPゲートウェイ100bは、1つ又は複数のネットワーク装置12へ接続する。図1の例では、IPゲートウェイ100bには、統合プレイアウト32及びモニタ34がさらに接続されている。例えば、IPゲートウェイ100bは、IPネットワーク上で転送されてくるIPパケットを受信し、それらIPパケットをSDI信号(又は他の信号形式の信号)へ変換して、統合プレイアウト32及びモニタ34の一方又は双方へ送信することができる。なお、当然ながら、IPゲートウェイ100aがIPゲートウェイ100bと同様にIPパケットをSDI信号へ変換する機能を有していてもよい。また、IPゲートウェイ100bがIPゲートウェイ100aと同様にSDI信号をIPパケットへ変換する機能を有していてもよい。
管理ノード200は、IPドメイン10に属するノードに関連する情報と、ノード間のストリームの伝送と、を管理する情報処理装置である。管理ノード200は、例えば、IPネットワークへ何らかの装置が接続されたことを検出すると、当該装置の識別情報、アドレス情報及びその他の属性情報を取得し、取得した情報を(管理ノード200の内部の又は外部の)データベースへ登録する。また、管理ノード200は、IPドメイン10に属する登録済みの装置の各々から周期的に送信されるメッセージ(例えば、ハートビート又はステータスメッセージ)を受信することにより、各装置のステータス(例えば、接続済み、切断又は障害中など)を管理する。また、管理ノード200は、APS300又は設定端末18(これらを上位装置ともいう)からストリームの伝送を求める制御メッセージを受信すると、リクエストされたストリームの伝送をセットアップする。追加的に、管理ノード200は、アラーム出力、ログ管理及び性能監視といったさらなる機能性を提供してもよい。また、管理ノード200は、後述する第1の実施形態のNMOS規格のIPコントローラ200aとして動作してもよく、例えば、ネットワークを構成する各ノードの登録サービスをRDS(Registration & Discovery System)を使用して行う。また、IPコントローラ200aは、映像を切り替えるため制御メッセージ(IS-05に準拠した制御メッセージ)を生成及び送信し、映像の切替制御を行う装置として動作することとしてもよい。
APS300は、例えば、IS-05 Clientの1つであってもよく、予め決定されるスケジュールに従って、テレビジョン番組の放送を進行させるシステムである。例えば、APS300は、管理ノード200へ制御メッセージを送信して、所定の時刻に所与の送信元(例えば、カメラ及びマイクロフォン、又はデータサーバ)から出力されるデータストリームを統合プレイアウト32へ伝送させる。データストリームを受信した統合プレイアウト32は、放送局の回線を通じてアンテナへテレビジョン番組の放送信号を送出する。データストリームは、例えば、モニタ16又はモニタ34にも配信され、放送局内でも放送コンテンツが再生され得る。また、APS300は、例えば、映像を切り替えるため制御メッセージ(IS-05に準拠した制御メッセージ)を生成及び送信し、映像の切替制御を行うこととしてもよい。
(2)IPマルチキャスト
IP放送システム1のIPドメイン10内の制御メッセージの交換はユニキャストで行われ得るのに対し、放送素材を搬送するストリームの伝送は、典型的には、マルチキャストで行われる。マルチキャストされるパケットの送信元IPアドレスは送信ノードのIPアドレスであり、宛先IPアドレスは特定のアドレス範囲に属するマルチキャストアドレスである。個々のマルチキャストアドレスを宛先とするマルチキャストパケットを受信するノードの集合をマルチキャストグループといい、マルチキャストアドレスをグループアドレスともいう。あるストリームを受信することを意図する受信ノードは、そのストリームに対応するマルチキャストグループへの加入(join)を通知するメッセージ(例えば、IGMP(Internet Group Management Protocol) JOIN)を近傍のルータへ送信する。すると、ルータ間でマルチキャストツリーを更新するためのメッセージ交換が行われ、特定の送信ノードから送信されるストリームがIPネットワークを介して受信ノードへ配信されるようになる。受信ノードは、マルチキャストストリームの受信を終了する際には、マルチキャストグループからの離脱(leave)を通知するメッセージを近傍のルータへ送信する。なお、上述した例に限定されず、本開示に係る技術は、ストリームがユニキャストで伝送されるケースにも適用可能である。
(3)時刻同期
テレビジョン番組を正確なスケジュールに従って放送するためには、IP放送システム1内の装置が正確な時刻を認識していることを要する。また、異なる複数のノードから受信されるストリームを多重化し、複数の映像を合成し、又は映像と音声とを同時に再生する場合にも、ノード間で時刻の精細な同期が確立されていることを要する。こうした時刻同期の目的のために、IP放送システム1は、さらに1つ以上の時刻サーバ(図示せず)を含んでもよい。例えば、時刻サーバのうちの1つは、外部の時刻源(例えば、GPS衛星又はGNSS衛星)に同期するグランドマスタであり、残りの時刻サーバは、スレーブサーバであってもよい。時刻サーバ間及び時刻サーバと他のノードとの間の同期は、例えばPTP(Precision Time Protocol)に従って行われ得る。
(4)エッセンスとストリーム
上述したように、テレビジョン番組のコンテンツは、概して、映像データ、音声データ及び補助データという3種類の放送素材のデータから構成される。本明細書では、放送素材の種類を区別してこれらコンテンツの構成要素へ言及するために、「エッセンス」との語を用いる。言い換えると、エッセンスは、データとして表現された放送素材である。エッセンスをIPネットワーク上で伝送しようとする場合、エッセンスは、あるIPベースのプロトコルに従って、デジタル信号へ変換されパケット化される。エッセンスを搬送する一連のIPパケットには、ストリーム単位で共通するポート番号が付与される。即ち、ストリームは、IPアドレス及びポート番号が共通するIPパケットのシーケンスであり得る。
(5)プロトコルごとのストリームタイプ
ストリーム伝送のためのプロトコルとしてSMPTE ST2022-6が利用される場合、このプロトコルはSDI信号をそのままIPパケットへマッピングすることから、単一のストリームに異なる種類のエッセンスが混在する。SMPTE ST2110シリーズが利用される場合、異なる種類のエッセンスは異なるストリームにより搬送され、したがって単一のストリームは単一の種類のエッセンスのみを含む。ARIB STD-B73が利用される場合、単一のストリームに異なる種類のエッセンスが混在するが、SDIイメージとは異なりブランキング期間は含まれない。いずれのプロトコルにおいても、パケットは、アプリケーションレイヤではRTP(Real-time Transport Protocol)、トランスポートレイヤではUDP(User Datagram Protocol)に従って伝送される。
(6)IPドメインの論理的構成例
図2は、図1に示したIP放送システム1のIPドメイン10の論理的な構成の一例を示す図である。図2を参照すると、カメラ14に相当する第1ノード(ノード#1)は、センダ(sender)60aを含む。「センダ」とは、ストリームを送信する能力を有する機能エンティティである。IPゲートウェイ100aに相当する第2ノード(ノード#2)は、センダ60b及び60cを含み、また、IPゲートウェイ100aに相当する第3ノード(ノード#3)は、センダ60dを含む。センダ60b、60c及び60dは、IPゲートウェイ100aにより収容される個々のストリームの送信元の装置に相当し得る。モニタ16に相当する第4ノード(ノード#4)は、レシーバ70aを含む。「レシーバ」とは、ストリームを受信する能力を有する機能エンティティである。IPゲートウェイ100bに相当する第5ノード(ノード#5)は、レシーバ70b及び70cを含み、また、IPゲートウェイ100bに相当する第6ノード(ノード#6)は、レシーバ70dを含む。レシーバ70b、70c及び70dは、IPゲートウェイ100bにより収容される個々のストリームの受信先の装置に相当し得る。
上の説明から理解されるように、1つのノード(「カード」と呼ばれてもよい)は、1つの物理エンティティを表現する。図1の例に限定されず、1つのノードは、機能エンティティとして、任意の数のセンダ及び/又は任意の数のレシーバを含んでよい。
例えば、AMWAにより検討されているNMOSは、こうした論理的なシステムモデルを前提として、IPドメインでのストリームの伝送を管理し及び制御するための制御インタフェースの仕様を規定する。管理ノード200(後述するIPコントローラ200a)、APS300及びその他のノードは、例えば、このNMOSに従って、IP放送システム1を制御するためのメッセージを交換してもよい。例えば、NMOS IS-04は、ネットワークリソースの発見及び登録(Discovery and Registration)のためのHTTP(Hypertext Transfer Protocol)ベースの制御インタフェースを提供する。NMOS IS-05は、デバイスの接続管理(Device Connection Management)のためのHTTPベースの制御インタフェースを提供する。なお、かかる例に限定されず、本開示に係る技術は、NMOS以外のいかなる標準化された又は非標準の制御インタフェース仕様を用いて実現されてもよい。
<1.2.HTTPベースの制御メッセージの例>
次に、図3、図4及び図5を用いて、IPドメインでのストリームの伝送を管理し及び制御するための、HTTPベースのアプリケーションプロトコルインタフェース(API)の制御メッセージの例について説明する。
図3は、HTTPを用いて送信される既存のノードを登録するための制御メッセージ(IS-04 Registration)の一例を示す説明図である。NMOS IS-04に準拠した制御メッセージ(IS-04 Registration)は、例えば、ノード情報及びデバイス情報が含まれていてもよく、図3は、ノード情報が記述された制御メッセージの一例を示す図である。
図3に示す制御メッセージ51は、リクエストライン52、ヘッダ53及びメッセージボディ54を含む。
リクエストライン52は、ホスト部分56及びパス部分57を含むURL(Uniform Resource Locator)を含む。ホスト部分56は、制御メッセージ51の宛て先を識別する。したがって、ホスト部分56は、「宛て先部分」として言及されてもよい。図3の例では、制御メッセージ51の宛て先はホスト部分56においてIPアドレス「xxx.xxx.xxx.X」で識別されている。他の例では、メッセージの宛て先はドメイン名で識別されてもよい。パス部分57は、制御メッセージ51が準拠するAPIの規格及びそのバージョンを識別する。図3の例では、制御メッセージ51のパス部分57から、制御メッセージ51がNMOS IS-04のバージョン1.2に準拠した制御メッセージの一種であることが理解される。
メッセージボディ54は、制御メッセージ51の宛て先であるノードが実行すべき制御内容を記述するデータを含む。一例として、制御内容は、JSON(JavaScript(登録商標) Object Notation)形式で記述されてもよい。図3の例では、制御メッセージ51のメッセージボディ54に、登録されるべきノードを一意に識別するノードID、及び当該ノードのIPアドレス「xxx.xxx.xxx.Y」等が記述されている。
図4及び図5は、制御メッセージ51のメッセージボディ54に記述されたデータの一例を示す図である。
図4には、デバイス情報の記述例が示され、この例では、二重化された制御パスに対応する宛先のIPアドレスを含む2つのURLが記述されている。一方の宛先のIPアドレスが「192.168.0.1」で特定され、他方の宛先のIPアドレスが「192.168.1.1」で特定される(図4のIS-05 URL定義箇所参照)。また、図5には、図4とは異なるデバイス情報の記述例が示され、例えば、ドメイン名を含むURLが記述されている(図5のIS-05 URL定義箇所参照)。
<1.3.課題の説明>
IP放送システムでは、IPルータに汎用ネットワークスイッチ(例えば、COTS(Commercial Off-The-Shelf))を使用するため、NMOS規格に対応した放送機器であれば汎用的にネットワークへの接続が可能である。例えば、アウトバウンド制御が可能な装置、インバウンド制御が可能な装置、制御パスが二重化された装置等、多種多様なNMOS規格に対応した放送機器がネットワークに参加する可能性がある。
例えば、NMOS規格に対応した放送機器として、上記制御パスが二重化された装置がネットワークに参加することで、伝送経路に障害が発生した際の信頼性を確保することが可能となる。
一方、IP放送システムでは、例えば、ネットワーク上に接続されたIPコントローラやAPS等の放送機器が、映像の切り替え制御を行う。この際、IPコントローラやAPSから送信される映像切替用の制御メッセージ(以降、単に映像切替制御メッセージと表記することもある)がIPゲートウェイに通知され、IPゲートウェイにおいて映像の切替が行われる。
したがって、このような映像切替制御を、例えば、制御パスが二重化された装置(例えば、IPコントローラ,APS等)を利用して行えば、伝送経路に障害が発生した際の信頼性を確保することができ、より確実な映像切替制御を実現できる可能性がある。
しかしながら、NMOS規格では、例えば、障害発生時における映像切替制御メッセージ(IS-05 切替制御)の伝送路に関する仕様が未定義である。即ち、IPネットワークにおいて、伝送経路に障害が発生した際の信頼性を確保するために伝送路を二重化することは一般的である一方で、NMOS規格に対応した機器が二重化された制御パスで映像切替制御を行うと、現状、障害発生時に伝送路の切替ができず(傷害が発生していないもう一方の伝送路で映像切替制御メッセージが通知されず)、映像切替制御が不可となる、という課題が発生する。
ここで、この課題を、具体例をあげて詳細に説明する。
(1)第1の例
(正常時)
図6は、正常時(二重化された制御パスに障害がない状態)の映像切替制御の一例を示す概略図である。図6では、例えば、図1に示す管理ノード200として動作するNMOS規格の機器の1つであるIPコントローラ200a、及びAPS300が、特定のIPゲートウェイ100cに対して、NMOS IS-05に準拠した制御メッセージ51(IS-05 切替制御)を送信して映像の切替制御を行う場合を想定する。なお、IPゲートウェイ100cは、本願の開示するIPゲートウェイ100b(後述する第1の実施形態のIPゲートウェイ100b)に対応する一般的な装置(従来の装置)である。
また、第1の例では、例えば、映像切替制御の対象となるIPゲートウェイ100cが生成する制御メッセージ51(IS-04 Registration)のメッセージボディ54に、デバイス情報として、二重化された制御パスの第1の伝送路(以下、1系と表記する)に対応するIPゲートウェイ100cのIPアドレスを含むURL(以下、1系のURLと表記する)と、二重化された制御パスの第2の伝送路(以下、2系と表記する)に対応するIPゲートウェイ100cのIPアドレスを含むURL(以下、2系のURLと表記する)と、が記述される(図4の「IS-05 URL定義箇所」参照)。この際、前記制御メッセージ51のメッセージボディ54には、先頭に1系のURLが記述され、次に2系のURLが記述されているものとする。
なお、以下では、ノードを登録するための制御メッセージ51(IS-04 Registration)として、上記デバイス情報を記述した制御メッセージ51を用いて動作の説明を行うが、ノードを登録するための制御メッセージ51(IS-04 Registration)については、これ以外に、例えば、ノード情報、Sender情報、Flow情報及びReceiver情報等を記述した制御メッセージ51が含まれ得る。
図6において、IPゲートウェイ100cは、上記の順番で各URLが記述された制御メッセージ51(IS-04 Registration)を、1系のIPルータ12aを介してIPコントローラ200aに向けて送信する。図7は、IPゲートウェイとIPコントローラとの間でやり取りされる制御メッセージ(IS-04 Registration)のIPパケット構造の一例を示す図である。上記各URLは、IPヘッダ、TCPヘッダ、HTTPヘッダに続く、データ(JSONデータ)領域に含まれる。
制御メッセージ51(IS-04 Registration)を受信したIPコントローラ200aは、当該制御メッセージ51のメッセージボディ54からIPゲートウェイ100cのIPアドレス(1系のURLに含まれたIPアドレス、2系のURLに含まれたIPアドレス)を抽出し、抽出した2つのIPアドレスを記述されていた順番で記憶する。
また、IPコントローラ200aは、APS300宛の制御メッセージ(IS-05 URL通知)を生成し、APS300へ送信する。この制御メッセージのメッセージボディには、受信時の順番どおり、先頭に1系のURLが記述され、次に2系のURLが記述される。図8は、IPコントローラとAPSとの間でやり取りされる制御メッセージ(IS-05 URL通知)のIPパケット構造の一例を示す図である。上記各URLは、IPヘッダ、TCPヘッダ、WebSocketヘッダに続く、データ(JSONデータ)領域に含まれる。
前記制御メッセージ(IS-05 URL通知)を受信したAPS300は、当該制御メッセージのメッセージボディからIPゲートウェイ100cのIPアドレス(1系のURLに含まれたIPアドレス、2系のURLに含まれたIPアドレス)を抽出し、抽出した2つのIPアドレスを記述されていた順番で記憶する。
この状態で、例えば、図1に示す設定端末18や、タッチパネルやリモコン(図示せず)等の放送機器から、IPコントローラ200aへ映像の切替制御が行われた場合、IPコントローラ200aは、上記で記憶した2つのIPアドレスのうち、先頭に記憶された1系のURLに含まれたIPアドレス(即ち、IPゲートウェイ100cの1系のIPアドレス)を読み出す。そして、IPコントローラ200aは、このIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスを宛先とする映像切替用の制御メッセージ(IS-05 切替制御)を生成し、当該制御メッセージを、1系のIPルータ12aを介してIPゲートウェイ100cに向けて送信する。
一方、APS300は、例えば、ユーザ操作により映像の切替制御を行う場合、上記で記憶した2つのIPアドレスのうち、先頭に記憶された1系のURLに含まれたIPアドレス(即ち、IPゲートウェイ100cの1系のIPアドレス)を読み出す。そして、APS300は、このIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスを宛先とする映像切替用の制御メッセージ(IS-05 切替制御)を生成し、当該制御メッセージを、1系のIPルータ12aを介してIPゲートウェイ100cに向けて送信する。
そして、1系で制御メッセージ(IS-05 切替制御)を受信したIPゲートウェイ100cは、当該制御メッセージのメッセージボディに記述された内容に基づいて映像の切り替えを行う。
(障害発生時)
次に、1系で障害が発生した場合の課題について説明する。図9は、1系に障害が発生した場合に映像の切替制御が不可となる様子の一例(第1の例)を示す図である。
図9において、例えば、1系で障害が発生した場合、この障害を検出したIPゲートウェイ100cは、上記正常時と同様の処理で、各URLが記述された制御メッセージ51(IS-04 Registration)を、2系のIPルータ12bを介してIPコントローラ200aに向けて送信する。即ち、障害が発生した1系を避けて、2系で制御メッセージ51(IS-04 Registration)を送信する。この際、前記制御メッセージ51のメッセージボディ54には、正常時と同様に、先頭に1系のURLが記述され、次に2系のURLが記述されているものとする。
制御メッセージ51(IS-04 Registration)を2系で受信したIPコントローラ200aは、当該制御メッセージ51のメッセージボディ54からIPゲートウェイ100cのIPアドレス(1系のURLに含まれたIPアドレス、2系のURLに含まれたIPアドレス)を抽出し、抽出した2つのIPアドレスを記述されていた順番で記憶する。
また、IPコントローラ200aは、正常時と同様の処理で、APS300宛の制御メッセージ(IS-05 URL通知)を生成し、APS300へ送信する。この制御メッセージのメッセージボディには、受信時の順番どおり、先頭に1系のURLが記述され、次に2系のURLが記述される。
前記制御メッセージ(IS-05 URL通知)を受信したAPS300は、当該制御メッセージのメッセージボディからIPゲートウェイ100cのIPアドレス(1系のURLに含まれたIPアドレス、2系のURLに含まれたIPアドレス)を抽出し、抽出した2つのIPアドレスを記述されていた順番で記憶する。
この状態で、例えば、図1に示す設定端末18や、タッチパネルやリモコン(図示せず)等の放送機器から、IPコントローラ200aへ映像の切替制御が行われた場合、IPコントローラ200aは、上記で記憶した2つのIPアドレスのうち、先頭に記憶された1系のURLに含まれたIPアドレス(即ち、IPゲートウェイ100cの1系のIPアドレス)を読み出す。そして、IPコントローラ200aは、このIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスを宛先とする映像切替用の制御メッセージ(IS-05 切替制御)を生成し、当該制御メッセージを、1系のIPルータ12aを介してIPゲートウェイ100cに向けて送信する。
一方、APS300は、例えば、ユーザ操作により映像の切替制御を行う場合、上記で記憶した2つのIPアドレスのうち、先頭に記憶された1系のURLに含まれたIPアドレス(即ち、IPゲートウェイ100cの1系のIPアドレス)を読み出す。そして、APS300は、このIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスを宛先とする映像切替用の制御メッセージ(IS-05 切替制御)を生成し、当該制御メッセージを、1系のIPルータ12aを介してIPゲートウェイ100cに向けて送信する。
即ち、IPゲートウェイ100cは障害のない2系で制御メッセージ51(IS-04 Registration)を送信するが、上述したとおり、NMOS規格では障害発生時の制御メッセージ(IS-05 切替制御)の伝送路に関する仕様が未定義であるため、IPコントローラ200a及びAPS300は、1系が正常のときと同様の動作で、先頭に記憶されたIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスを読み出して1系に制御メッセージ(IS-05 切替制御)を送信することになる。そのため、制御メッセージ(IS-05 切替制御)は、IPゲートウェイ100cに届かない。
(2)第2の例
(正常時)
図10は、正常時(二重化された制御パスに障害がない状態)の映像切替制御の一例を示す概略図である。図10では、上述した第1の例と同様に、IPコントローラ200a及びAPS300が、特定のIPゲートウェイ100cに対して、NMOS IS-05に準拠した制御メッセージ51(IS-05 切替制御)を送信して映像の切替制御を行う場合を想定する。また、第2の例では、例えば、映像切替制御の対象となるIPゲートウェイ100cが生成する制御メッセージ51のメッセージボディ54に、IPゲートウェイ100cのドメイン名を含むURLが記述されているものとする。
図10において、IPゲートウェイ100cは、IPゲートウェイ100cのドメイン名が記述された制御メッセージ51(IS-04 Registration)を、1系のIPルータ12aを介してIPコントローラ200aに向けて送信する。
制御メッセージ51(IS-04 Registration)を受信したIPコントローラ200aは、当該制御メッセージ51のメッセージボディ54からIPゲートウェイ100cのドメイン名を抽出する。
ドメイン名を抽出したIPコントローラ200aは、DNSサーバ201にアクセスし、DNS(Domain Name System)解決(名前解決)により得られるIPアドレスを記憶する。
なお、DNSサーバ201では、IPゲートウェイ100cに対応する2つのIPアドレスを、DNSレコードとして、例えば、先頭にIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスを記憶し、次にIPゲートウェイ100cの2系のIPアドレスを記憶していることとする。
したがって、IPコントローラ200aは、上記DNS解決により得られるIPアドレスを、取得順に記憶する。即ち、IPコントローラ200aは、先頭にIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスを記憶し、次にIPゲートウェイ100cの2系のIPアドレスを記憶する。
また、IPコントローラ200aは、APS300宛の制御メッセージ(IS-05 URL通知)を生成し、APS300へ送信する。この制御メッセージのメッセージボディには、前記制御メッセージ51(IS-04 Registration)から抽出したIPゲートウェイ100cのドメイン名を含むURLが記述される。
前記制御メッセージ(IS-05 URL通知)を受信したAPS300は、当該制御メッセージのメッセージボディからIPゲートウェイ100cのドメイン名を含むURLを抽出する。そして、APS300は、IPコントローラ200aと同様の処理で、DNSサーバ201にアクセスし、DNS解決により得られるIPアドレスを記憶する。
したがって、APS300は、上記DNS解決により得られるIPアドレスを、取得順に記憶する。即ち、IPコントローラ200aは、先頭にIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスを記憶し、次にIPゲートウェイ100cの2系のIPアドレスを記憶する。
以降の、IPコントローラ200a及びAPS300による映像の切替制御(制御メッセージ(IS-05 切替制御)の送信動作)については、上記第1の例に示す図6と同様である。
したがって、1系で制御メッセージ(IS-05 切替制御)を受信したIPゲートウェイ100cは、当該制御メッセージのメッセージボディに記述された内容に基づいて映像の切り替えを行うことが可能となる。
(障害発生時)
次に、1系で障害が発生した場合の課題について説明する。図11は、1系に障害が発生した場合に映像の切替制御が不可となる様子の一例(第2の例)を示す図である。
図11において、例えば、1系で障害が発生した場合、この障害を検出したIPゲートウェイ100cは、上記正常時と同様の処理で、IPゲートウェイ100cのドメイン名が記述された制御メッセージ51(IS-04 Registration)を、2系のIPルータ12bを介してIPコントローラ200aに向けて送信する。即ち、障害が発生した1系を避けて、2系で制御メッセージ51(IS-04 Registration)を送信する。
制御メッセージ51(IS-04 Registration)を2系で受信したIPコントローラ200aは、正常時と同様の処理で、当該制御メッセージ51のメッセージボディ54からIPゲートウェイ100cのドメイン名を抽出し、DNSサーバ201によるDNS解決で得られるIPアドレスを取得順に記憶する。
したがって、IPコントローラ200aは、正常時と同様に、先頭にIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスを記憶し、次にIPゲートウェイ100cの2系のIPアドレスを記憶することになる。
また、IPコントローラ200aは、正常時と同様の処理で、IPゲートウェイ100cのドメイン名を含むURLが記述された制御メッセージ(IS-05 URL通知)を生成し、APS300へ送信する。
そして、前記制御メッセージ(IS-05 URL通知)を受信したAPS300は、正常時と同様の処理で、IPゲートウェイ100cのドメイン名を含むURLを抽出し、さらに、DNSサーバ201にアクセスし、DNS解決により得られるIPアドレスを取得順に記憶する。
したがって、APS300は、正常時と同様に、先頭にIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスを記憶し、次にIPゲートウェイ100cの2系のIPアドレスを記憶することになる。
以降の、IPコントローラ200a及びAPS300による映像の切替制御(制御メッセージ(IS-05 切替制御)の送信動作)については、上記第1の例に示す図9と同様である。
即ち、IPゲートウェイ100cは障害のない2系で制御メッセージ51(IS-04 Registration)を送信するが、上述したとおり、NMOS規格では障害発生時の制御メッセージ(IS-05 切替制御)の伝送路に関する仕様が未定義であるため、IPコントローラ200a及びAPS300は、1系が正常のときと同様の動作で、先頭に記憶されたIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスを読み出して1系に制御メッセージ(IS-05 切替制御)を送信することになる。そのため、制御メッセージ(IS-05 切替制御)は、IPゲートウェイ100cに届かない。
本開示は、伝送路が二重化された制御パスにおいて、映像切替制御の信頼性を確保することを目的とする。
<2.第1の実施形態>
第1の実施形態について、図面を用いてより詳細に説明する。
<2.1.システムの構成>
図12は、第1の実施形態にかかる映像切替制御を実現するためのIP放送システム1の概略構成の一例を示す図である。図12を参照すると、本実施形態のIP放送システム1には、IPゲートウェイ100bと、IPルータ12a,12bと、IPコントローラ200aと、APS300が含まれる。第1の実施形態において、IPコントローラ200a及びAPS300は、前記制御パスが二重化された装置として動作する。
本実施形態では、例えば、IPコントローラ200a及びAPS300が、特定のIPゲートウェイ100bに対して、NMOS IS-05に準拠した制御メッセージ(IS-05 切替制御)を送信して映像の切替制御を行う場合を想定する。また、本実施形態のIPゲートウェイ100bには、二重化された制御パスに対応するIPアドレスとして、一方が「192.168.0.1」で特定されるIPアドレス(1系に対応するIPアドレス)と、他方が「192.168.1.1」で特定されるIPアドレス(2系に対応するIPアドレス)が割り当てられていることとする。なお、上記1系に対応するIPアドレスは、1系で送信される映像切替用の制御メッセージ(IS-05 切替制御)の宛先となるIPアドレスであり、IPゲートウェイ100bが1系で送信する制御メッセージ(IS-04 Registration)の送信元のIPアドレスである。また、上記2系に対応するIPアドレスは、2系で送信される映像切替用の制御メッセージ(IS-05 切替制御)の宛先となるIPアドレスであり、IPゲートウェイ100bが2系で送信する制御メッセージ(IS-04 Registration)の送信元のIPアドレスである。
なお、IPゲートウェイ100bは、図6及び図9~図11に示す一般的なIPゲートウェイ100cを拡張した装置であり、図1及び図2に示す少なくとも1つのIPゲートウェイ100bのうちの1つである。
<2.2.IPゲートウェイの構成>
図13は、第1の実施形態に係るIPゲートウェイ100bの構成の一例を示すブロック図である。図13を参照すると、IPゲートウェイ100bは、処理部110、記憶部120、通信インタフェース130及び通信インタフェース140を備える。
(1)処理部
処理部110は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)又はマイクロコントローラといった1つ以上のプロセッサを含む。処理部110は、記憶部120により記憶されるコンピュータプログラムを実行することにより、IPゲートウェイ100bの機能性を実現する。本実施形態において、処理部110は、例えば、障害検知部111、メッセージ生成部112、メッセージ生成部113及び映像切替部114として機能する。言い換えると、例えば、障害検知部111、メッセージ生成部112、メッセージ生成部113及び映像切替部114により実現される機能モジュールである。
(2)記憶部
記憶部120は、一時的な及び非一時的なコンピュータ読取可能なメモリを含む。一時的なメモリは、例えば、RAM(Random Access Memory)を含み得る。非一時的なメモリは、例えば、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)のうちの1つ以上を含み得る。記憶部120は、IPゲートウェイ100bの機能性を実現するためのコンピュータプログラムを記憶する。記憶部120は、さらに、IPゲートウェイ100bの動作において使用されるデータベースとして機能する。データベースは、レジストリ、リポジトリ又は単にテーブルなどと呼ばれてもよい。本実施形態において、記憶部120に記憶されるデータは、例えば、IPゲートウェイ100bのIPアドレスを含むURL等である。
(3)通信インタフェース
通信インタフェース130,140は、他の装置との通信を仲介するインタフェースである。通信インタフェース130,140は、有線通信のための接続端子及び接続回路を含んでもよく、又は無線通信のためのアンテナ、RF(Radio Frequency)回路及びベースバンド回路を含んでもよい。本実施形態において、通信インタフェース130は、例えば、1系の通信インタフェースとして動作し、送信部131と受信部132を含む。また、通信インタフェース140は、例えば、2系の通信インタフェースとして動作し、送信部141と受信部142を含む。
(4)障害検知部
障害検知部111は、二重化された制御パス(1系,2系)の障害を検知する機能を有する。障害検知部111は、例えば、タイムアウトやリンクダウンを検出する方法で、1系又は2系の伝送路の障害を検出する。なお、その他の既知の方法で伝送路の障害を検出することとしてもよい。
(5)メッセージ生成部
メッセージ生成部112,113は、記憶部120から、IPゲートウェイ100bの1系に対応するIPアドレス(図示の192.168.0.1に相当)を含むURL(以下、1系のURLと表記する)と、IPゲートウェイ100bの2系のIPアドレス(図示の192.168.1.1に相当)を含むURL(以下、2系のURLと表記する)とを読み出し、各URLが記述された制御メッセージ51(IS-04 Registration)を生成する。本実施形態では、制御メッセージ51のメッセージボディ54に、1系のURLと2系のURLが記述される。
具体的には、メッセージ生成部112は、二重化された制御パスの設定後において初期設定状態で動作中(一度も伝送路に障害が発生していない状態)、又は2系に障害が発生した場合に、先頭に1系のURLが記述され、次に2系のURLが記述された制御メッセージ51(IS-04 Registration)を生成する(図4の「IS-05 URL定義箇所」参照)。
一方、メッセージ生成部113は、1系に障害が発生した場合に、先頭に2系のURLが記述され、次に1系のURLが記述された制御メッセージ51(IS-04 Registration)を生成する。図14は、制御メッセージ51(IS-04 Registration)のメッセージボディ54に記述されたデバイス情報の一例を示す図である。ここでは、先頭に2系のURLが記述され、次に1系のURLが記述されている(図14の「IS-05 URL定義箇所」参照)。
(6)映像切替部
映像切替部114は、通信インタフェース130又は通信インタフェース140を介して制御メッセージ(IS-05 切替制御)を通知された場合に、映像の切り替えを行う機能を有する。
(7)送信部
送信部131は、メッセージ生成部112が生成する制御メッセージ51(IS-04 Registration)を送信する(1系に送信)。送信部141は、メッセージ生成部113が生成する制御メッセージ51(IS-04 Registration)を送信する(2系に送信)。
(8)受信部
受信部132は、1系で送られてくる制御メッセージ(IS-05 切替制御)を受信する。受信部142は、2系で送られてくる制御メッセージ(IS-05 切替制御)を受信する。
なお、本実施形態では、例えば、障害検知部111、メッセージ生成部112,113及び送信部131,141の連係動作において、例えば、障害が解消したときの切り戻しは行われないこととする。
<2.3.技術的特徴>
(1)正常時
図15は、正常時におけるIP放送システム1の動作の一例を示すシーケンス図である。以下、図12、図13及び図15を用いて、伝送路に障害が発生していない場合(正常時)の映像切替制御にかかるIP放送システム1の処理について説明する。
図12では、例えば、IPコントローラ200a及びAPS300が、特定のIPゲートウェイ100bに対して、NMOS IS-05に準拠した制御メッセージ(IS-05 切替制御)を送信して映像の切替制御を行う場合を想定する。
図12において、IPゲートウェイ100bは、先頭に1系のURLが記述され、次に2系のURLが記述された制御メッセージ51(IS-04 Registration)を、1系のIPルータ12aを介してIPコントローラ200aに向けて送信する(図15、ステップS11、デバイス情報登録)。具体的には、まず、メッセージ生成部112が、記憶部120から1系のURL及び2系のURLを読み出す。つぎに、メッセージ生成部112は、読み出した各URLに基づき、先頭に1系のURLを記述し、次に2系のURLを記述した制御メッセージ51(IS-04 Registration)を生成する。そして、通信インタフェース130の送信部131が、前記制御メッセージ51(IS-04 Registration)を、1系のIPルータ12aを介してIPコントローラ200aに向けて送信する。なお、上記各URLは、図7に示すとおり、IPヘッダ、TCPヘッダ、HTTPヘッダに続く、データ(JSONデータ)領域に含まれて送信される。
前記制御メッセージ51(IS-04 Registration)を受信したIPコントローラ200aは、当該制御メッセージ51のメッセージボディ54からIPゲートウェイ100bのIPアドレス(1系のURLに含まれたIPアドレス、2系のURLに含まれたIPアドレス)を抽出し、抽出した2つのIPアドレスを記述されていた順番で記憶する。
また、IPコントローラ200aは、APS300宛の制御メッセージ(IS-05 URL通知)を生成し、APS300へ送信する(図15、ステップS12、デバイス情報通知)。この制御メッセージのメッセージボディには、受信時の順番どおり、先頭に1系のURLが記述され、次に2系のURLが記述される。なお、各URLは、図8に示すとおり、IPヘッダ、TCPヘッダ、WebSocketヘッダに続く、データ(JSONデータ)領域に含まれる。
前記制御メッセージ(IS-05 URL通知)を受信したAPS300は、当該制御メッセージのメッセージボディからIPゲートウェイ100bのIPアドレス(1系のURLに含まれたIPアドレス、2系のURLに含まれたIPアドレス)を抽出し、抽出した2つのIPアドレスを記述されていた順番で記憶する。
この状態で、例えば、図1に示す設定端末18や、タッチパネルやリモコン(図示せず)等の放送機器から、IPコントローラ200aへ映像の切替制御が行われた場合、IPコントローラ200aは、上記で記憶した2つのIPアドレスのうち、先頭に記憶された1系のURLに含まれたIPアドレス(即ち、IPゲートウェイ100bの1系のIPアドレス)を読み出す。そして、IPコントローラ200aは、このIPゲートウェイ100bの1系のIPアドレスを宛先とする映像切替用の制御メッセージ(IS-05 切替制御)を生成し、当該制御メッセージを、1系のIPルータ12aを介してIPゲートウェイ100bに向けて送信する(図15、ステップS13、切替制御)。
一方、APS300は、例えば、ユーザ操作により映像の切替制御を行う場合、上記で記憶した2つのIPアドレスのうち、先頭に記憶された1系のURLに含まれたIPアドレス(即ち、IPゲートウェイ100bの1系のIPアドレス)を読み出す。そして、APS300は、このIPゲートウェイ100bの1系のIPアドレスを宛先とする映像切替用の制御メッセージ(IS-05 切替制御)を生成し、当該制御メッセージを、1系のIPルータ12aを介してIPゲートウェイ100bに向けて送信する(図15、ステップS14、切替制御)。
そして、1系で制御メッセージ(IS-05 切替制御)を受信したIPゲートウェイ100bは、当該制御メッセージのメッセージボディに記述された内容に基づいて映像の切り替えを行う。具体的には、通信インタフェース130の受信部132が、前記制御メッセージ(IS-05 切替制御)を受信し、当該制御メッセージを処理部110の映像切替部114に引き渡す。そして、映像切替部114が、前記制御メッセージのメッセージボディに記述された内容に基づいて映像の切り替えを行う(図15、ステップS15)。
(2)障害発生時
図16は、第1の実施形態にかかる映像切替制御(障害発生時)を実現するためのIP放送システム1の概略構成の一例を示す図である。また、図17は、障害発生時におけるIP放送システム1の動作の一例を示すシーケンス図である。以下、図16、図13及び図17を用いて、1系で障害が発生した場合の映像切替制御にかかるIP放送システム1の処理について説明する。
上記図12と同様に、図16においても、IPコントローラ200a及びAPS300が、特定のIPゲートウェイ100bに対して、NMOS IS-05に準拠した制御メッセージ(IS-05 切替制御)を送信して映像の切替制御を行う場合を想定する。
図16において、IPゲートウェイ100bは、障害検知部111において1系で障害検知した場合(図17、ステップS21)、その旨をメッセージ生成部112,113に通知する。この通知を受けて、メッセージ生成部112は制御メッセージ51(IS-04 Registration)の生成を停止し、以降、メッセージ生成部113が制御メッセージ51(IS-04 Registration)を生成する。
即ち、IPゲートウェイ100bは、1系での障害検知を受けて、先頭に2系のURLが記述され、次に1系のURLが記述された制御メッセージ51(IS-04 Registration)を生成し、当該制御メッセージ51を、2系のIPルータ12bを介してIPコントローラ200aに向けて送信する(図17、ステップS22、デバイス情報更新)。具体的には、まず、メッセージ生成部113が、記憶部120から1系のURL及び2系のURLを読み出す。つぎに、メッセージ生成部113は、読み出した各URLに基づき、先頭に2系のURLを記述し、次に1系のURLを記述した制御メッセージ51(IS-04 Registration)を生成する。そして、通信インタフェース130の送信部141が、前記制御メッセージ51(IS-04 Registration)を、2系のIPルータ12bを介してIPコントローラ200aに向けて送信する。
前記制御メッセージ51(IS-04 Registration)を2系で受信したIPコントローラ200aは、当該制御メッセージ51のメッセージボディ54からIPゲートウェイ100bのIPアドレス(1系のURLに含まれたIPアドレス、2系のURLに含まれたIPアドレス)を抽出し、抽出した2つのIPアドレスを記述されていた順番(2系のURLに含まれたIPアドレス、1系のURLに含まれたIPアドレスの順)で記憶する。
また、IPコントローラ200aは、APS300宛の制御メッセージ(IS-05 URL通知)を生成し、APS300へ送信する(図17、ステップS23、デバイス情報更新通知)。この制御メッセージのメッセージボディには、受信時の順番どおり、先頭に2系のURLが記述され、次に1系のURLが記述される。
前記制御メッセージ(IS-05 URL通知)を受信したAPS300は、当該制御メッセージのメッセージボディからIPゲートウェイ100bのIPアドレス(1系のURLに含まれたIPアドレス、2系のURLに含まれたIPアドレス)を抽出し、抽出した2つのIPアドレスを記述されていた順番(2系のURLに含まれたIPアドレス、1系のURLに含まれたIPアドレスの順)で記憶する。
この状態で、例えば、図1に示す設定端末18や、タッチパネルやリモコン(図示せず)等の放送機器から、IPコントローラ200aへ映像の切替制御が行われた場合、IPコントローラ200aは、上記で記憶した2つのIPアドレスのうち、先頭に記憶された2系のURLに含まれたIPアドレス(即ち、IPゲートウェイ100bの2系のIPアドレス)を読み出す。そして、IPコントローラ200aは、このIPゲートウェイ100bの2系のIPアドレスを宛先とする映像切替用の制御メッセージ(IS-05 切替制御)を生成し、当該制御メッセージを、2系のIPルータ12bを介してIPゲートウェイ100bに向けて送信する(図17、ステップS24、切替制御)。
一方、APS300は、例えば、ユーザ操作により映像の切替制御を行う場合、上記で記憶した2つのIPアドレスのうち、先頭に記憶された2系のURLに含まれたIPアドレス(即ち、IPゲートウェイ100bの2系のIPアドレス)を読み出す。そして、APS300は、このIPゲートウェイ100bの2系のIPアドレスを宛先とする映像切替用の制御メッセージ(IS-05 切替制御)を生成し、当該制御メッセージを、2系のIPルータ12bを介してIPゲートウェイ100bに向けて送信する(図17、ステップS25、切替制御)。
そして、2系で制御メッセージ(IS-05 切替制御)を受信したIPゲートウェイ100bは、当該制御メッセージのメッセージボディに記述された内容に基づいて映像の切り替えを行う。具体的には、通信インタフェース140の受信部142が、前記制御メッセージ(IS-05 切替制御)を受信し、当該制御メッセージを処理部110の映像切替部114に引き渡す。そして、映像切替部114が制御メッセージのメッセージボディに記述された内容に基づいて映像の切り替えを行う(図17、ステップS26)。
なお、その後2系で障害が発生した場合には、再度、メッセージ生成部113をメッセージ生成部112に切り替えて制御メッセージ(IS-04 Registration)の生成処理を行い、以降は、図12と同様の処理で映像切替制御が行われる。
以上のように、本実施形態のIPゲートウェイ100bは、送信部131を含む通信インタフェース130と、送信部141を含む通信インタフェース140と、メッセージ生成部112と、メッセージ生成部113と、を含む。
そして、送信部131は、二重化された制御パスの第1の伝送路である1系へ制御メッセージ51(IS-04 Registration)を送信する。また、送信部141は、二重化された制御パスの第2の伝送路である2系へ制御メッセージ51(IS-04 Registration)を送信する。
また、メッセージ生成部112は、先頭にIPゲートウェイ100bの1系に対応するIPアドレス(図12の192.168.0.1に相当)を含むURL(1系のURL)が記述され、次にIPゲートウェイ100bの2系のIPアドレス(図12の192.168.1.1に相当)を含むURL(2系のURL)が記述された、前記制御メッセージ51(IS-04 Registration)を生成する。
また、メッセージ生成部113は、先頭に前記第2のURLが記述され、次に前記第1のURLが記述された、前記制御メッセージ51(IS-04 Registration)を生成する。
これにより、1系で障害が発生した場合は2系で制御メッセージ(IS-05 切替制御)が送信され、2系で障害が発生した場合は1系で制御メッセージ(IS-05 切替制御)が送信されるので、二重化された制御パスにおける映像切替制御の信頼性を確保することができる。
<3.第1の実施形態の第1の変形例>
第1の実施形態では、IPコントローラ200aは、APS300宛の制御メッセージ(IS-05 URL通知)を生成及び送信する際、制御メッセージ(IS-04 Registration)受信時の順番で1系のURL及び2系のURLを記述した制御メッセージ(IS-05 URL通知)を生成し、送信していた。これにより、APS300は、1系に障害が発生した場合に、2系に映像切替用の制御メッセージ(IS-05 切替制御)を送信することができる。
第1の変形例では、上記とは異なる方法でAPS300が記憶するIPゲートウェイ100bのIPアドレスの順番を入れ替えて、2系に映像切替用の制御メッセージ(IS-05 切替制御)を送信できるようにする。
例えば、IPコントローラ200aは、正常時に、先頭に1系のURLが記述され次に2系のURLが記述された第1のデバイス情報(変化前のデバイス情報)と、先頭に2系のURLが記述され次に1系のURLが記述された第2のデバイス情報(変化前のデバイス情報)と、の2つのデバイス情報を含めた制御メッセージ(IS-05 URL通知)を生成し、APS300に向けて送信する。図18は、制御メッセージ(IS-05 URL通知)に記述されたデータ(デバイス情報)の一例を示す図である。図18では、“pre”に変化前のデバイス情報が入り、“post”に変化後のデバイス情報が入る。
そして、前記制御メッセージ(IS-05 URL通知)を受信したAPS300は、当該制御メッセージのメッセージボディから前記第1のデバイス情報(変化前のデバイス情報)を抽出し、当該第1のデバイス情報に記載された2つのIPアドレスを、記述されていた順番(1系のURLに含まれたIPアドレス、2系のURLに含まれたIPアドレスの順)で記憶する。
その後、例えば、2系で前記制御メッセージ51(IS-04 Registration)を受信したIPコントローラ200aは、伝送路に変化があったことを示す制御メッセージであるデバイス情報更新通知(IS-05 URL通知)を生成し、APS300に向けて送信する。
そして、前記デバイス情報更新通知(IS-05 URL通知)を受信したAPS300は、上記で正常時に受け取った制御メッセージ(IS-05 URL通知)から前記第2のデバイス情報(変化後のデバイス情報)を抽出し、当該第2のデバイス情報に記載された2つのIPアドレスを、記述されていた順番(2系のURLに含まれたIPアドレス、1系のURLに含まれたIPアドレスの順)で記憶する(更新する)。
これにより、APS300は、1系に障害が発生した場合であっても、第1の実施形態と同様に、2系に映像切替用の制御メッセージ(IS-05 切替制御)を送信することができる。なお、その他の動作は、第1の実施形態と同様である。
<4.第1の実施形態の第2の変形例>
第1の実施形態では、一例として、IPゲートウェイ100bが制御メッセージ51(IS-04 Registration)に記述するURLの順番を入れ替え可能な構成としたが、この処理をIPコントローラ200aで行う変形例が考えられる。
例えば、図12及び図16に示す上記IPゲートウェイ100bを、上述した従来のIPゲートウェイ100cに置き換え、IPゲートウェイ100cが、従来どおり、先頭に1系のURLが記述され、次に2系のURLが記述された制御メッセージ51(IS-04 Registration)を送信することを前提とする。
ここで、IPコントローラ200aは、例えば、1系での障害発生を、2系で制御メッセージ51(IS-04 Registration)を受信したことで検知することが可能である。そこで、2系で制御メッセージ51(IS-04 Registration)を受信したIPコントローラ200aは、当該制御メッセージ51のメッセージボディ54から各URLに含まれるIPゲートウェイ100cのIPアドレスを抽出し、抽出した2つのIPアドレスを、記述されていた順番で記憶せずに、この順番を入れ替えて記憶する。
また、IPコントローラ200aは、APS300宛の制御メッセージ(IS-05 URL通知)を送信する際に、例えば、受信時とURLの順番を入れ替えた制御メッセージ(IS-05 URL通知)をAPS300へ送信する。即ち、制御メッセージ(IS-05 URL通知)のメッセージボディには、先頭に2系のURLが記述され、次に1系のURLが記述される。
その他の動作は、図16と同様である。
<5.第2の実施形態>
第2の実施形態について、図面を用いてより詳細に説明する。
<5.1.システムの構成>
図19は、第2の実施形態にかかる映像切替制御を実現するためのIP放送システム1aの概略構成の一例を示す図である。図19を参照すると、本実施形態のIP放送システム1aには、IPゲートウェイ100cと、IPルータ12a,12bと、IPコントローラ200bと、APS300が含まれる。第2の実施形態において、IPコントローラ200b及びAPS300は、前記制御パスが二重化された装置として動作する。なお、図1に示すIP放送システム1との構成上の違いは、第1の実施形態のIPゲートウェイ100bが従来のIPゲートウェイ100c(図6及び図9~図11参照)となっている点と、IPコントローラ200aが拡張されたIPコントローラ200bとなっている点である。
本実施形態では、例えば、IPコントローラ200b及びAPS300が、特定のIPゲートウェイ100c(図6及び図9~図11に示す一般的なIPゲートウェイ100c)に対して、NMOS IS-05に準拠した制御メッセージ(IS-05 切替制御)を送信して映像の切替制御を行う場合を想定する。また、本実施形態のIPゲートウェイ100cには、二重化された制御パスに対応するIPアドレスとして、一方が「192.168.0.1」で特定されるIPアドレス(1系に対応するIPアドレス)と、他方が「192.168.1.1」で特定されるIPアドレス(2系に対応するIPアドレス)が割り当てられていることとする。なお、上記1系に対応するIPアドレスは、1系で送信される映像切替用の制御メッセージ(IS-05 切替制御)の宛先となるIPアドレスであり、IPゲートウェイ100cが1系で送信する制御メッセージ(IS-04 Registration)の送信元のIPアドレスである。また、上記2系に対応するIPアドレスは、2系で送信される映像切替用の制御メッセージ(IS-05 切替制御)の宛先となるIPアドレスであり、IPゲートウェイ100cが2系で送信する制御メッセージ(IS-04 Registration)の送信元のIPアドレスである。
なお、IPコントローラ200bは、第1の実施形態のIPコントローラ200a(管理ノード200)を拡張した装置(例えば、図1及び図2では、管理ノード200がIPコントローラ200bとなる)である。
<5.2.IPコントローラの構成>
図20は、第2の実施形態に係るIPコントローラ200bの構成の一例を示すブロック図である。図20を参照すると、IPコントローラ200bは、処理部210、記憶部220、通信インタフェース230、通信インタフェース240、送信部250及びDNSサーバ201を備える。
(1)処理部
処理部210は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)又はマイクロコントローラといった1つ以上のプロセッサを含む。処理部210は、記憶部220により記憶されるコンピュータプログラムを実行することにより、IPコントローラ200bの機能性を実現する。本実施形態において、処理部210は、例えば、登録部211及びメッセージ生成部212として機能する。言い換えると、例えば、登録部211及びメッセージ生成部212により実現される機能モジュールである。
(2)記憶部
記憶部220は、一時的な及び非一時的なコンピュータ読取可能なメモリを含む。一時的なメモリは、例えば、RAM(Random Access Memory)を含み得る。非一時的なメモリは、例えば、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)のうちの1つ以上を含み得る。記憶部220は、IPコントローラ200bの機能性を実現するためのコンピュータプログラムを記憶する。記憶部220は、さらに、IPコントローラ200bの動作において使用されるデータベースとして機能する。本実施形態において、記憶部220に記憶されるデータは、例えば、IPゲートウェイ100cのドメイン名を含むURLや、IPゲートウェイ100cのIPアドレス等である。
(3)通信インタフェース
通信インタフェース230,240は、他の装置との通信を仲介するインタフェースである。通信インタフェース230,240は、有線通信のための接続端子及び接続回路を含んでもよく、又は無線通信のためのアンテナ、RF(Radio Frequency)回路及びベースバンド回路を含んでもよい。本実施形態において、通信インタフェース230は、例えば、1系の通信インタフェースとして動作し、受信部231と送信部232を含む。また、通信インタフェース240は、例えば、2系の通信インタフェースとして動作し、受信部241と送信部242を含む。
(4)送信部
送信部250は、APS300への送信を仲介するインタフェースである。送信部250は、通信インタフェース230,240と同様、有線通信のための接続端子及び接続回路を含んでもよく、又は無線通信のためのアンテナ、RF(Radio Frequency)回路及びベースバンド回路を含んでもよい。なお、本実施形態では、説明の便宜上、受信部を含まない構成となっているが、APS300からの受信を仲介するインタフェースとして受信部を含んでいてもよい。
(5)DNSサーバ
IPネットワークにおいてDNS解決(名前解決)機能が実装されたサーバ装置であり、ドメイン名とIPアドレスとを紐づけて管理する機能を有する。本実施形態では、IPゲートウェイ100cのドメイン名でアクセスすると、IPゲートウェイ100cの2つのIPアドレス(IPゲートウェイ100cの1系のIPアドレス,IPゲートウェイ100cの2系のIPアドレス)を回答する。具体的には、二重化された制御パスに対応するIPアドレスとして、「192.168.0.1」で特定されるIPアドレス(1系)と、「192.168.1.1」で特定されるIPアドレス(2系)とを回答する。なお、本実施形態において、DNSサーバ201は、DNSレコードの初期値として、例えば、先頭にIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスを記憶し、次にIPゲートウェイ100cの2系のIPアドレスを記憶していることとする。
また、上記DNSサーバ201は、図19に示すとおりIPコントローラ200bの内部に備える構成としてもよいし、IPコントローラ200bの外部に備える構成としてもよい。
(6)登録部
登録部211は、IPゲートウェイ100cから、ドメイン名を含むURLが記述された制御メッセージ51(IS-04 Registration)を通知された場合に、DNSサーバ201にアクセスし、DNS解決により得られるIPアドレスを記憶部220に記憶する。その際、登録部211は、1系で制御メッセージ51(IS-04 Registration)を通知された場合には、DNSレコードとして管理されているIPゲートウェイ100cのIPアドレスの順番について、先頭がIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスとなり、次にIPゲートウェイ100cの2系のIPアドレスとなるように、DNSレコードを更新する制御を行う。したがって、DNS解決により、記憶部220には、先頭にIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスが記憶され、次にIPゲートウェイ100cの2系のIPアドレスが記憶される。
一方で、登録部211は、2系で制御メッセージ51(IS-04 Registration)を通知された場合には、DNSレコードとして管理されているIPゲートウェイ100cのIPアドレスの順番について、先頭がIPゲートウェイ100cの2系のIPアドレスとなり、次にIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスとなるように、DNSレコードを更新する制御を行う。したがって、DNS解決により、記憶部220には、先頭にIPゲートウェイ100cの2系のIPアドレスが記憶され、次にIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスが記憶される。
(7)メッセージ生成部
メッセージ生成部212は、IPゲートウェイ100cのドメイン名を含むURLが記述された、APS300宛の制御メッセージ(IS-05 URL通知)を生成する。また、メッセージ生成部212は、解決により先頭で取得したIPアドレスを宛先とする映像切替用の制御メッセージ(IS-05 切替制御)を生成する。
(8)受信部
受信部231は、IPゲートウェイ100cから1系で送られてくる制御メッセージ51(IS-04 Registration)を受信する。受信部241は、IPゲートウェイ100cから2系で送られてくる制御メッセージ(IS-04 Registration)を受信する。
(9)送信部
送信部232は、IPゲートウェイ100cの1系のIPアドレス宛ての制御メッセージ(IS-05 切替制御)を1系で送信する。送信部242は、IPゲートウェイ100cの2系のIPアドレス宛ての制御メッセージ(IS-05 切替制御)を2系で送信する。送信部250は、メッセージ生成部212で生成するAPS300宛の制御メッセージ(IS-05 URL通知)を送信する。
<5.3.技術的特徴>
(1)正常時
以下、図19、図20及び図15を用いて、伝送路に障害が発生していない場合(正常時)の映像切替制御にかかるIP放送システム1aの処理について説明する。
図19では、例えば、IPコントローラ200b及びAPS300が、特定のIPゲートウェイ100cに対して、NMOS IS-05に準拠した制御メッセージ(IS-05 切替制御)を送信して映像の切替制御を行う場合を想定する。また、本実施例では、例えば、IPゲートウェイ100cが生成する制御メッセージ51(IS-04 Registration)のメッセージボディ54に、IPゲートウェイ100cのドメイン名を含むURLが記述されているものとする。
図19において、IPゲートウェイ100cは、ドメイン名を含むURLが記述された制御メッセージ51(IS-04 Registration)を、1系のIPルータ12aを介してIPコントローラ200bに向けて送信する(図15、ステップS11、デバイス情報登録)。なお、上記ドメイン名を含むURLは、図7に示すとおり、IPヘッダ、TCPヘッダ、HTTPヘッダに続く、データ(JSONデータ)領域に含まれて送信される。
1系で前記制御メッセージ51(IS-04 Registration)を受信したIPコントローラ200bは、当該制御メッセージ51のメッセージボディ54からIPゲートウェイ100cのドメイン名を抽出する。具体的には、IPコントローラ200bは、通信インタフェース230の受信部231(1系)で前記制御メッセージ51(IS-04 Registration)を受信し、登録部211が、当該制御メッセージ51のメッセージボディ54からIPゲートウェイ100cのドメイン名を抽出する。
ドメイン名を抽出したIPコントローラ200bの登録部211は、DNSサーバ201にアクセスし、DNS解決によりIPゲートウェイ100cのIPアドレスを取得し、記憶部220に記憶する。
その際、登録部211は、前記制御メッセージ51(IS-04 Registration)を1系の受信部231で受信していることから、DNSレコードとして管理されているIPゲートウェイ100cのIPアドレスの順番について、先頭がIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスとなり、次にIPゲートウェイ100cの2系のIPアドレスとなるように、DNSレコードを更新する制御を行う。したがって、DNS解決により、記憶部220には、先頭にIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスが記憶され、次にIPゲートウェイ100cの2系のIPアドレスが記憶されることになる。
また、IPコントローラ200bは、APS300宛の制御メッセージ(IS-05 URL通知)を生成し、APS300へ送信する(図15、ステップS12、デバイス情報通知)。具体的には、IPコントローラ200bのメッセージ生成部212が、制御メッセージ(IS-05 URL通知)を生成し、当該制御メッセージを、送信部250を介してAPS300に向けて送信する。この制御メッセージのメッセージボディには、1系で受信した制御メッセージ51(IS-04 Registration)から抽出したIPゲートウェイ100cのドメイン名を含むURLが記述される。なお、このIPゲートウェイ100cのドメイン名を含むURLは、図8に示すとおり、IPヘッダ、TCPヘッダ、WebSocketヘッダに続く、データ(JSONデータ)領域に含まれる。
前記制御メッセージ(IS-05 URL通知)を受信したAPS300は、当該制御メッセージのメッセージボディからIPゲートウェイ100cのドメイン名を含むURLを抽出する。そして、APS300は、DNSサーバ201にアクセスし、DNS解決によりIPゲートウェイ100cのIPアドレスを取得し、記憶する。
その際、APS300は、DNS解決により取得した2つのIPアドレスについて、取得順に、先頭にIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスを記憶し、次にIPゲートウェイ100cの2系のIPアドレスを記憶する。
この状態で、例えば、図1に示す設定端末18や、タッチパネルやリモコン(図示せず)等の放送機器から、IPコントローラ200bへ映像の切替制御が行われた場合、IPコントローラ200bは、IPゲートウェイ100cに対して映像の切替制御を行う。具体的には、IPコントローラ200bのメッセージ生成部212が、上記で記憶した2つのIPアドレスのうち、先頭に記憶されたIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスを読み出す。そして、メッセージ生成部212は、このIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスを宛先とする映像切替用の制御メッセージ(IS-05 切替制御)を生成し、当該制御メッセージを、送信部232及び1系のIPルータ12aを介してIPゲートウェイ100cに向けて送信する(図15、ステップS13、切替制御)。
一方、APS300は、例えば、ユーザ操作により映像の切替制御を行う場合、上記で記憶した2つのIPアドレスのうち、先頭に記憶されたIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスを読み出す。そして、APS300は、このIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスを宛先とする映像切替用の制御メッセージ(IS-05 切替制御)を生成し、当該制御メッセージを、1系のIPルータ12aを介してIPゲートウェイ100cに向けて送信する(図15、ステップS14、切替制御)。
そして、1系で制御メッセージ(IS-05 切替制御)を受信したIPゲートウェイ100cは、当該制御メッセージのメッセージボディに記述された内容に基づいて映像の切り替えを行う(図15、ステップS15)。
(2)障害発生時
図21は、第2の実施形態にかかる映像切替制御(障害発生時)を実現するためのIP放送システム1aの概略構成の一例を示す図である。以下、図21、図20及び図17を用いて、1系で障害が発生した場合の映像切替制御にかかるIP放送システム1aの処理について説明する。
上記図19と同様に、図21においても、IPコントローラ200b及びAPS300が、特定のIPゲートウェイ100cに対して、NMOS IS-05に準拠した制御メッセージ(IS-05 切替制御)を送信して映像の切替制御を行う場合を想定する。また、正常時同様、IPゲートウェイ100cが生成する制御メッセージ51(IS-04 Registration)のメッセージボディ54には、IPゲートウェイ100cのドメイン名を含むURLが記述されているものとする。
図21において、1系で障害が発生した場合(図17、ステップS21)、この障害を検出したIPゲートウェイ100cは、上記正常時と同様の処理で、IPゲートウェイ100cのドメイン名が記述された制御メッセージ51(IS-04 Registration)を、2系のIPルータ12bを介してIPコントローラ200bに向けて送信する(図17、ステップS22、デバイス情報更新)。即ち、障害が発生した1系を避けて、2系で制御メッセージ51(IS-04 Registration)を送信する。
2系で前記制御メッセージ51(IS-04 Registration)を受信したIPコントローラ200bは、当該制御メッセージ51のメッセージボディ54からIPゲートウェイ100cのドメイン名を抽出する。具体的には、IPコントローラ200bは、通信インタフェース240の受信部241(2系)で前記制御メッセージ51(IS-04 Registration)を受信し、登録部211が、当該制御メッセージ51のメッセージボディ54からIPゲートウェイ100cのドメイン名を抽出する。
ドメイン名を抽出したIPコントローラ200bの登録部211は、DNSサーバ201にアクセスし、DNS解決によりIPゲートウェイ100cのIPアドレスを取得し、記憶部220に記憶する。
その際、登録部211は、前記制御メッセージ51(IS-04 Registration)を2系の受信部241で受信していることから、DNSレコードとして管理されているIPゲートウェイ100cのIPアドレスの順番について、先頭がIPゲートウェイ100cの2系のIPアドレスとなり、次にIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスとなるように、DNSレコードを更新する制御を行う。したがって、DNS解決により、記憶部220には、先頭にIPゲートウェイ100cの2系のIPアドレスが記憶され、次にIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスが記憶されることになる。
また、IPコントローラ200bは、APS300宛の制御メッセージ(IS-05 URL通知)を生成し、APS300へ送信する(図17、ステップS23、デバイス情報更新通知)。具体的には、IPコントローラ200bのメッセージ生成部212が、制御メッセージ(IS-05 URL通知)を生成し、当該制御メッセージを、送信部250を介してAPS300に向けて送信する。この制御メッセージのメッセージボディには、2系で受信した制御メッセージ51(IS-04 Registration)から抽出したIPゲートウェイ100cのドメイン名を含むURLが記述される。
前記制御メッセージ(IS-05 URL通知)を受信したAPS300は、当該制御メッセージのメッセージボディからIPゲートウェイ100cのドメイン名を含むURLを抽出する。そして、APS300は、DNSサーバ201にアクセスし、DNS解決によりIPゲートウェイ100cのIPアドレスを取得し、記憶する。
その際、APS300は、DNS解決により取得した2つのIPアドレスについて、取得順に、先頭にIPゲートウェイ100cの2系のIPアドレスを記憶し、次にIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスを記憶する。
この状態で、例えば、図1に示す設定端末18や、タッチパネルやリモコン(図示せず)等の放送機器から、IPコントローラ200bへ映像の切替制御が行われた場合、IPコントローラ200bは、IPゲートウェイ100cに対して映像の切替制御を行う。具体的には、IPコントローラ200bのメッセージ生成部212が、上記で記憶した2つのIPアドレスのうち、先頭に記憶されたIPゲートウェイ100cの2系のIPアドレスを読み出す。そして、メッセージ生成部212は、このIPゲートウェイ100cの2系のIPアドレスを宛先とする映像切替用の制御メッセージ(IS-05 切替制御)を生成し、当該制御メッセージを、送信部242及び2系のIPルータ12bを介してIPゲートウェイ100cに向けて送信する(図17、ステップS24、切替制御)。
一方、APS300は、例えば、ユーザ操作により映像の切替制御を行う場合、上記で記憶した2つのIPアドレスのうち、先頭に記憶されたIPゲートウェイ100cの2系のIPアドレスを読み出す。そして、APS300は、このIPゲートウェイ100cの2系のIPアドレスを宛先とする映像切替用の制御メッセージ(IS-05 切替制御)を生成し、当該制御メッセージを、2系のIPルータ12bを介してIPゲートウェイ100cに向けて送信する(図17、ステップS25、切替制御)。
そして、2系で制御メッセージ(IS-05 切替制御)を受信したIPゲートウェイ100cは、当該制御メッセージのメッセージボディに記述された内容に基づいて映像の切り替えを行う(図17、ステップS26)。
なお、その後2系で障害が発生した場合、IPゲートウェイ100cは、再度1系から制御メッセージ51(IS-04 Registration)を送信し、以降は、図19と同様の処理で映像切替制御が行われる。
以上のように、本実施形態のIPコントローラ200bは、受信部231を含む通信インタフェース230と、受信部241を含む通信インタフェース240と、登録部211と、を含み、IPゲートウェイ100cのドメイン名を含むURLが記述された制御メッセージ51(IS-04 Registration)を受信する。
受信部231は、二重化された制御パスの第1の伝送路である1系でIPゲートウェイ100cから送られてくる前記制御メッセージ51を受信する。受信部241は、二重化された制御パスの第2の伝送路である2系でIPゲートウェイ100cから送られてくる前記制御メッセージ51を受信する。
また、登録部211は、前記制御メッセージ51に含まれるドメイン名に基づくDNS解決により、前記制御メッセージ51の送信元であるIPゲートウェイ100cの2つのIPアドレスを取得する。
さらに、登録部211は、受信部231で前記制御メッセージ51を受信した場合に、前記2つのIPアドレスの取得順が、先頭がIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスとなり、次にIPゲートウェイ100cの2系のIPアドレスとなるように、DNSレコードを更新する。また、登録部211は、受信部241で前記制御メッセージ51を受信した場合に、前記2つのIPアドレスの取得順が、先頭がIPゲートウェイ100cの2系のIPアドレスとなり、次にIPゲートウェイ100cの1系のIPアドレスとなるように、DNSレコードを更新する。
これにより、1系で障害が発生した場合は2系で制御メッセージ(IS-05 切替制御)が送信され、2系で障害が発生した場合は1系で制御メッセージ(IS-05 切替制御)が送信されるので、二重化された制御パスにおける映像切替制御の信頼性を確保することができる。
<6.第3の実施形態>
つづいて、図22を参照して、第3の実施形態を説明する。上述した第1及び第2の実施形態は、具体的な実施形態であるが、第3の実施形態は、より一般化された実施形態である。
<6.1.システムの構成>
図22は、第3の実施形態にかかるIPゲートウェイの概略構成の一例を示す図である。図22を参照すると、本実施形態のIPゲートウェイ500は、第1の送信部511を含む第1の通信部510と、第2の送信部521を含む第2の通信部520と、第1のメッセージ生成部530と、第2のメッセージ生成部540と、を含む。
<6.2.技術的特徴>
つぎに、第3の実施形態の技術的特徴を説明する。
第3の実施形態では、第1の送信部511は、二重化された制御パスの第1の伝送路へ第1の登録メッセージを送信する。第2の送信部521は、二重化された制御パスの第2の伝送路へ第2の登録メッセージを送信する。
第1のメッセージ生成部530は、先頭に前記第1の登録メッセージの送信元となる第1のIPアドレスを含む第1のURLが記述され、次に前記第2の登録メッセージの送信元となる第2のIPアドレスを含む第2のURLが記述された、前記第1の登録メッセージを生成する。
第2のメッセージ生成部540は、先頭に前記第2のURLが記述され、次に前記第1のURLが記述された、前記第2の登録メッセージを生成する。
第3の実施形態によれば、二重化された制御パスにおける映像切替制御の信頼性を確保することができる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
二重化された制御パスの第1の伝送路へ第1の登録メッセージを送信する第1の送信部を含む第1の通信部と、
前記制御パスの第2の伝送路へ第2の登録メッセージを送信する第2の送信部を含む第2の通信部と、
先頭に前記第1の登録メッセージの送信元となる第1のIPアドレスを含む第1のURLが記述され、次に前記第2の登録メッセージの送信元となる第2のIPアドレスを含む第2のURLが記述された、前記第1の登録メッセージを生成する第1のメッセージ生成部と、
先頭に前記第2のURLが記述され、次に前記第1のURLが記述された、前記第2の登録メッセージを生成する第2のメッセージ生成部と、
を含むIPゲートウェイ装置。
(付記2)
前記第1の伝送路及び前記第2の伝送路の障害を検知する障害検知部、
をさらに含み、
前記第1のメッセージ生成部は、伝送路障害が一度も発生していない状態及び前記第2の伝送路において障害が検知された場合に、前記第1の登録メッセージを生成し、
前記第2のメッセージ生成部は、前記第1の伝送路において障害が検知された場合に、前記第2の登録メッセージを生成する、
付記1に記載のIPゲートウェイ装置。
(付記3)
前記第1の通信部が、
前記第1の伝送路で送られてくる映像切替制御メッセージを受信する第1の受信部、
をさらに含み、
前記第2の通信部が、
前記第2の伝送路で送られてくる映像切替制御メッセージを受信する第2の受信部、
をさらに含む、
付記1又は2に記載のIPゲートウェイ装置。
(付記4)
IPゲートウェイ装置のドメイン名を含むURLが記述された登録メッセージを受信する管理ノードにおいて、
二重化された制御パスの第1の伝送路で前記IPゲートウェイ装置から送られてくる前記登録メッセージを受信する第1の受信部を含む第1の通信部と、
前記制御パスの第2の伝送路で前記IPゲートウェイ装置から送られてくる前記登録メッセージを受信する第2の受信部を含む第2の通信部と、
前記登録メッセージに含まれるドメイン名に基づくDNS解決により、前記登録メッセージの送信元である前記IPゲートウェイ装置の2つのIPアドレスを取得する登録部と、
を含み、
前記登録部は、
前記第1の受信部で前記登録メッセージを受信した場合に、前記2つのIPアドレスの取得順が、先頭が前記第1の伝送路で送られてくる前記登録メッセージの送信元IPアドレスである第1のIPアドレスとなり、次に前記第2の伝送路で送られてくる前記登録メッセージの送信元IPアドレスである第2のIPアドレスとなるように、DNSレコードを更新し、
前記第2の受信部で前記登録メッセージを受信した場合に、前記2つのIPアドレスの取得順が、先頭が前記第2のIPアドレスとなり、次に前記第1のIPアドレスとなるように、DNSレコードを更新する、
管理ノード装置。
(付記5)
DNS解決により先頭で取得したIPアドレスを宛先とする映像切替制御メッセージを生成するメッセージ生成部、
をさらに含み、
前記第1の通信部が、
前記第1のIPアドレスを宛先とする前記映像切替制御メッセージを前記第1の伝送路で送信する第1の送信部、
をさらに含み、
前記第2の通信部が、
前記第2のIPアドレスを宛先とする前記映像切替制御メッセージを前記第2の伝送路で送信する第2の送信部、
をさらに含む、
付記4に記載の管理ノード装置。
(付記6)
前記登録メッセージに含まれるドメイン名が記述されたURL通知メッセージを映像切替制御が可能な他の放送機器に送信する第3の送信部、
をさらに含み、
前記メッセージ生成部は、
さらに、前記URL通知メッセージを生成する、
付記4又は5に記載の管理ノード装置。
(付記7)
二重化された制御パスの第1の伝送路へ第1の登録メッセージを送信する第1の送信部を含む第1の通信部と、
前記制御パスの第2の伝送路へ第2の登録メッセージを送信する第2の送信部を含む第2の通信部と、
先頭に前記第1の登録メッセージの送信元となる第1のIPアドレスを含む第1のURLが記述され、次に前記第2の登録メッセージの送信元となる第2のIPアドレスを含む第2のURLが記述された、前記第1の登録メッセージを生成する第1のメッセージ生成部と、
先頭に前記第2のURLが記述され、次に前記第1のURLが記述された、前記第2の登録メッセージを生成する第2のメッセージ生成部と、
を備えるIPゲートウェイ装置、
を含むIP放送システム。
(付記8)
前記IPゲートウェイ装置が、
前記第1の伝送路及び前記第2の伝送路の障害を検知する障害検知部、
をさらに備え、
前記第1のメッセージ生成部は、伝送路障害が一度も発生していない状態及び前記第2の伝送路において障害が検知された場合に、前記第1の登録メッセージを生成し、
前記第2のメッセージ生成部は、前記第1の伝送路において障害が検知された場合に、前記第2の登録メッセージを生成する、
付記7に記載のIP放送システム。
(付記9)
前記第1の通信部が、
前記第1の伝送路で送られてくる映像切替制御メッセージを受信する第1の受信部、
をさらに含み、
前記第2の通信部が、
前記第2の伝送路で送られてくる映像切替制御メッセージを受信する第2の受信部、
をさらに含む、
付記7又は8に記載のIP放送システム。
(付記10)
受信した前記第1又は第2の登録メッセージに記述された2つのURLと同じ順番で前記2つのURLが記述されたURL通知メッセージを、映像切替制御が可能なノード装置に送信する機能と、
前記登録メッセージの先頭に記述されたURLから抽出したIPアドレス宛に前記映像切替制御メッセージを送信する機能と、
を備える管理ノード装置、
をさらに含む、
付記9に記載のIP放送システム。
(付記11)
前記映像切替制御が可能なノード装置として動作し、受信した前記URL通知メッセージの先頭に記述されたURLから抽出したIPアドレス宛に前記映像切替制御メッセージを送信するAPS(Automatic Program control System)、
をさらに含む、
付記10に記載のIP放送システム。
(付記12)
自装置のドメイン名を含むURLを記述した登録メッセージを送信するIPゲートウェイ装置と、
前記登録メッセージを受信する管理ノードと、
を含み、
前記管理ノードが、
二重化された制御パスの第1の伝送路で前記IPゲートウェイ装置から送られてくる前記登録メッセージを受信する第1の受信部を含む第1の通信部と、
前記制御パスの第2の伝送路で前記IPゲートウェイ装置から送られてくる前記登録メッセージを受信する第2の受信部を含む第2の通信部と、
前記登録メッセージに含まれるドメイン名に基づくDNS解決により、前記登録メッセージの送信元である前記IPゲートウェイ装置の2つのIPアドレスを取得する登録部と、
を含み、
前記登録部が、
前記第1の受信部で前記登録メッセージを受信した場合に、前記2つのIPアドレスの取得順が、先頭が前記第1の伝送路で送られてくる前記登録メッセージの送信元IPアドレスである第1のIPアドレスとなり、次に前記第2の伝送路で送られてくる前記登録メッセージの送信元IPアドレスである第2のIPアドレスとなるように、DNSレコードを更新し、
前記第2の受信部で前記登録メッセージを受信した場合に、前記2つのIPアドレスの取得順が、先頭が前記第2のIPアドレスとなり、次に前記第1のIPアドレスとなるように、DNSレコードを更新する、
IP放送システム。
(付記13)
前記管理ノードが、
DNS解決により先頭で取得したIPアドレスを宛先とする映像切替制御メッセージを生成するメッセージ生成部、
をさらに含み、
前記第1の通信部が、
前記第1のIPアドレスを宛先とする前記映像切替制御メッセージを前記第1の伝送路で送信する第1の送信部、
をさらに含み、
前記第2の通信部が、
前記第2のIPアドレスを宛先とする前記映像切替制御メッセージを前記第2の伝送路で送信する第2の送信部、
をさらに含む、
付記12に記載のIP放送システム。
(付記14)
前記管理ノードが、
前記登録メッセージに含まれるドメイン名が記述されたURL通知メッセージを、映像切替制御が可能なノード装置に送信する第3の送信部、
をさらに含み、
前記メッセージ生成部は、
さらに、前記URL通知メッセージを生成する、
付記12又は13に記載のIP放送システム。
(付記15)
前記映像切替制御が可能なノード装置として動作し、受信した前記URL通知メッセージに含まれるドメイン名に基づくDNS解決によって、先頭で取得したIPアドレスを宛先とする映像切替制御メッセージを送信するAPS(Automatic Program control System)、
をさらに含む、
付記14に記載のIP放送システム。
(付記16)
二重化された制御パスの第1の伝送路へ第1の登録メッセージを送信する第1の送信ステップと、
前記制御パスの第2の伝送路へ第2の登録メッセージを送信する第2の送信ステップと、
先頭に前記第1の登録メッセージの送信元となる第1のIPアドレスを含む第1のURLが記述され、次に前記第2の登録メッセージの送信元となる第2のIPアドレスを含む第2のURLが記述された、前記第1の登録メッセージを生成する第1のメッセージ生成ステップと、
先頭に前記第2のURLが記述され、次に前記第1のURLが記述された、前記第2の登録メッセージを生成する第2のメッセージ生成ステップと、
前記第1の伝送路及び前記第2の伝送路の障害を検知する障害検知ステップと、
を含み、
前記第1のメッセージ生成ステップでは、伝送路障害が一度も発生していない状態及び前記第2の伝送路において障害が検知された場合に、前記第1の登録メッセージを生成し、
前記第2のメッセージ生成ステップでは、前記第1の伝送路において障害が検知された場合に、前記第2の登録メッセージを生成する、
登録方法。
(付記17)
IPゲートウェイ装置のドメイン名を含むURLが記述された登録メッセージを送信する送信ステップと、
二重化された制御パスの第1の伝送路で前記IPゲートウェイ装置から送られてくる前記登録メッセージを受信する第1の受信ステップと、
前記制御パスの第2の伝送路で前記IPゲートウェイ装置から送られてくる前記登録メッセージを受信する第2の受信ステップと、
前記登録メッセージに含まれるドメイン名に基づくDNS解決により、前記登録メッセージの送信元である前記IPゲートウェイ装置の2つのIPアドレスを取得する登録ステップと、
を含み、
前記登録ステップでは、
前記第1の受信ステップで前記登録メッセージを受信した場合に、前記2つのIPアドレスの取得順が、先頭が前記第1の伝送路で送られてくる前記登録メッセージの送信元IPアドレスである第1のIPアドレスとなり、次に前記第2の伝送路で送られてくる前記登録メッセージの送信元IPアドレスである第2のIPアドレスとなるように、DNSレコードを更新し、
前記第2の受信ステップで前記登録メッセージを受信した場合に、前記2つのIPアドレスの取得順が、先頭が前記第2のIPアドレスとなり、次に前記第1のIPアドレスとなるように、DNSレコードを更新する、
登録方法。
(付記18)
二重化された制御パスの第1の伝送路へ第1の登録メッセージを送信することと、
前記制御パスの第2の伝送路へ第2の登録メッセージを送信することと、
伝送路障害が一度も発生していない状態及び前記第2の伝送路において障害が検知された場合に、先頭に前記第1の登録メッセージの送信元となる第1のIPアドレスを含む第1のURLが記述され、次に前記第2の登録メッセージの送信元となる第2のIPアドレスを含む第2のURLが記述された、前記第1の登録メッセージを生成することと、
前記第1の伝送路において障害が検知された場合に、先頭に前記第2のURLが記述され、次に前記第1のURLが記述された、前記第2の登録メッセージを生成すること、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(付記19)
二重化された制御パスの第1の伝送路で送られてくる、IPゲートウェイ装置のドメイン名を含むURLが記述された登録メッセージを受信することと、
前記制御パスの第2の伝送路で送られてくる前記登録メッセージを受信することと、
前記登録メッセージに含まれるドメイン名に基づくDNS解決により、前記登録メッセージの送信元である前記IPゲートウェイ装置の2つのIPアドレスを取得することと、
前記第1の伝送路を介して前記登録メッセージを受信した場合に、前記2つのIPアドレスの取得順が、先頭が前記第1の伝送路で送られてくる前記登録メッセージの送信元IPアドレスである第1のIPアドレスとなり、次に前記第2の伝送路で送られてくる前記登録メッセージの送信元IPアドレスである第2のIPアドレスとなるように、DNSレコードを更新することと、
前記第2の伝送路を介して前記登録メッセージを受信した場合に、前記2つのIPアドレスの取得順が、先頭が前記第2のIPアドレスとなり、次に前記第1のIPアドレスとなるように、DNSレコードを更新すること、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
1,1a IP放送システム
10 IPドメイン
12 ネットワーク装置
12a,12b IPルータ
14,22 カメラ
16,34 モニタ
18 設定端末
24 マイクロフォン
26 データサーバ
32 統合プレイアウト
51 制御メッセージ
52 リクエストライン
53 ヘッダ
54 メッセージボディ
56 ホスト部分
57 パス部分
60,60a,60b,60c,60d センダ
70,70a,70b,70c,70d レシーバ
100a,100b,100c,500 IPゲートウェイ
110,210 処理部
111 障害検知部
112,113 メッセージ生成部
114 映像切替部
120,220 記憶部
130,140,230,240 通信インタフェース
131,141,232,242,250 送信部
132,142,231,241 受信部
200 管理ノード(制御装置)
200a,200b IPコントローラ
201 DNSサーバ
211 登録部
212 メッセージ生成部
300 APS
510 第1の通信部
511 第1の送信部
520 第2の通信部
521 第2の送信部
530 第1のメッセージ生成部
540 第2のメッセージ生成部

Claims (3)

  1. 二重化された制御パスの第1の伝送路へ第1の登録メッセージを送信する第1の送信部を含む第1の通信部と、
    前記制御パスの第2の伝送路へ第2の登録メッセージを送信する第2の送信部を含む第2の通信部と、
    前記第1の伝送路及び前記第2の伝送路の障害を検知する障害検知部と、
    伝送路障害が一度も発生していない状態及び前記第2の伝送路において障害が検知された場合に、先頭に前記第1の登録メッセージの送信元となる第1のIPアドレスを含む第1のURLが記述され、次に前記第2の登録メッセージの送信元となる第2のIPアドレスを含む第2のURLが記述された、前記第1の登録メッセージを生成する第1のメッセージ生成部であって、前記先頭に記述された第1のURLが映像切替用の制御メッセージの送信のために使用される、第1のメッセージ生成部と、
    前記第1の伝送路において障害が検知された場合に、先頭に前記第2のURLが記述され、次に前記第1のURLが記述された、前記第2の登録メッセージを生成する第2のメッセージ生成部であって、前記先頭に記述された第2のURLが前記制御メッセージの送信のために使用される、第2のメッセージ生成部と、
    を含むIPゲートウェイ装置。
  2. 二重化された制御パスの第1の伝送路へ第1の登録メッセージを送信する第1の送信部を含む第1の通信部と、
    前記制御パスの第2の伝送路へ第2の登録メッセージを送信する第2の送信部を含む第2の通信部と、
    前記第1の伝送路及び前記第2の伝送路の障害を検知する障害検知部と、
    伝送路障害が一度も発生していない状態及び前記第2の伝送路において障害が検知された場合に、先頭に前記第1の登録メッセージの送信元となる第1のIPアドレスを含む第1のURLが記述され、次に前記第2の登録メッセージの送信元となる第2のIPアドレスを含む第2のURLが記述された、前記第1の登録メッセージを生成する第1のメッセージ生成部であって、前記先頭に記述された第1のURLが映像切替用の制御メッセージの送信のために使用される、第1のメッセージ生成部と、
    前記第1の伝送路において障害が検知された場合に、先頭に前記第2のURLが記述され、次に前記第1のURLが記述された、前記第2の登録メッセージを生成する第2のメッセージ生成部であって、前記先頭に記述された第2のURLが前記制御メッセージの送信のために使用される、第2のメッセージ生成部と、
    を備えるIPゲートウェイ装置、
    を含むIP放送システム。
  3. IPゲートウェイ装置によって実行される登録方法であって、
    前記IPゲートウェイ装置が、二重化された制御パスの第1の伝送路へ第1の登録メッセージを送信する第1の送信ステップと、
    前記IPゲートウェイ装置が、前記制御パスの第2の伝送路へ第2の登録メッセージを送信する第2の送信ステップと、
    前記IPゲートウェイ装置が、先頭に前記第1の登録メッセージの送信元となる第1のIPアドレスを含む第1のURLが記述され、次に前記第2の登録メッセージの送信元となる第2のIPアドレスを含む第2のURLが記述された、前記第1の登録メッセージを生成する第1のメッセージ生成ステップと、
    前記IPゲートウェイ装置が、先頭に前記第2のURLが記述され、次に前記第1のURLが記述された、前記第2の登録メッセージを生成する第2のメッセージ生成ステップと、
    前記IPゲートウェイ装置が、前記第1の伝送路及び前記第2の伝送路の障害を検知する障害検知ステップと、
    を含み、
    前記第1のメッセージ生成ステップでは、伝送路障害が一度も発生していない状態及び前記第2の伝送路において障害が検知された場合に、前記第1の登録メッセージを生成し、
    当該第1の登録メッセージにおいて前記先頭に記述された第1のURLが映像切替用の制御メッセージの送信のために使用され、
    前記第2のメッセージ生成ステップでは、前記第1の伝送路において障害が検知された場合に、前記第2の登録メッセージを生成し、
    当該第2の登録メッセージにおいて前記先頭に記述された第2のURLが前記制御メッセージの送信のために使用される、
    登録方法。
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小山 智史 Tomofumi Koyama,放送業界におけるIP化 ~IP番組制作とその関連技術の解説~ 第4回 IP番組制作システムの制御方式 IP Adoption in Broadcast Industry (4) Control Method for IP-based Program Production System,映像情報メディア学会誌 第73巻 第5号 THE JOURNAL OF THE INSTITUTE OF IMAGE INFORMATION AND TELEVISION ENGINEERS,日本,一般社団法人映像情報メディア学会 THE INSTITUTE OF IMAGE INFORMATION AND TELEVISION ENGINEERS,2019年09月01日,pp.920-924
菅原 正幸、阿部 豊子、井浦 俊之、北田 安正、福原 健志,放送技術者のためのIPネットワーク講座〈応用編〉~放送設備のIP化動向~,放送技術,第72巻 第2号,兼六館出版株式会社 西村 瓊江,2019年02月01日,pp.129-137

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