JP7464147B2 - 表示制御装置、表示制御方法及び表示制御プログラム - Google Patents

表示制御装置、表示制御方法及び表示制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、表示制御装置、表示制御方法及び表示制御プログラムに関する。
業務改善を効果的に行うためには、分析者が正確に業務実態を把握する必要がある。従来、端末の操作ログを取得し、可視化することによって、属人性を排除して、効率的且つ広範囲、細粒度の業務実態の把握を可能にする方法が提案されている。
業務分析に可視化を利用する例として、タイムライン形式での可視化とノード・リンク型のグラフ形式での可視化とが知られている。以下では、タイムライン形式での可視化をタイムライン表示と呼び、ノード・リンク型のグラフ形式での可視化をノード・リンク型表示と呼ぶ。
タイムライン表示とは、x軸又はy軸の一方の軸に時刻を割り当て、他方の軸に要素を並べ、各要素の継続時間を矩形で表現した可視化方法である。タイムライン表示は、要素間の前後関係・共起関係の直感的な把握に適している。タイムライン表示の一例として、ウィンドウのアクティブ状態及び非アクティブ状態の遷移のログを基に、端末上のウィンドウ利用状態のタイムライン表示を実現する技術がある(非特許文献1参照)。
一方、ノード・リンク型表示とは、例えば作業や操作を1つのノードとし、ノード間の遷移をリンクとして表現した可視化方法である。ノード・リンク型表示は、作業や操作がどのような順序で遷移したかの把握に適している。例えば、ノード・リンク型表示の一例として、アプリケーション、ウィンドウ、操作内容等の複数の粒度の情報が含まれる操作ログについて、操作等をノードとして同一の操作を集約して表示することでノード・リンク型表示を実現する技術がある(非特許文献1参照)。
このようにいくつかの可視化表現があるが、業務分析者が業務の問題箇所を発見するためには、分析観点に応じて、複数の可視化表現を組み合わせて分析を行うことが効果的である。例えば、分析目的がRPA(Robotic Process Automation)ツール等の適用箇所の発見である場合、分析者によって行われる処理は以下のように行われることが効果的である。分析者は、ノード・リンク型表示で操作の流れを把握し、ある作業における標準的な操作の流れや分岐の有無を確認しながら、タイムライン表示で当該操作の出現する頻度や時間などを確認することで、ツールの適用可能性を検討するという流れで分析を行う。
ここで、複数の可視化表現をシームレスに切り替える手段として、3次元空間上に可視化オブジェクトを配置し、ある平面(例えばxy平面)から見ると第1の可視化表現として観察でき、別の平面(例えばyz平面)から見ると第2の可視化表現として観察できる、2.5次元表示と呼ばれる方法が存在する。この2.5次元表示の一例として、ノード・リンク型表示と円のプロットにより時系列変化を表した可視化表現とを組み合わせた技術が提案されている(非特許文献2参照)。
他にも、2つの可視化表現を特定の軸を中心に回転させて切り替える場合に、切替前後で当該軸上の配置を一致させることで、利用者が各可視化表現間のオブジェクトの対応付けを容易に行えるようにする技術がある。
F. Yokose, Y. Urabe, S. Yagi, K. Tsuchikawa, T. Masuda, and H. Oishi, "Operation-visualization Technology to Support Digital Transformation", NTT Technical Review, vol. 18, no. 5, pp.43-48, 2020. M. Itoh, N. Yoshinaga, M. Toyoda and M. Kitsuregawa, "3D Visualization of Temporal Changes in Bloggers’ Activities and Interests," 2011 IEEE Conference on Visual Analytics Science and Technology (VAST), Providence, RI, pp. 283-284, 2011.
しかしながら、2.5次元表示では複数の可視化表現を組み合わせる際に全ての可視化オブジェクトを同等に扱うと、多数の可視化オブジェクトが描画対象である時に、特定の軸方向に長い表示になる等、視認性が低下してしまう問題がある。
例えば、可視化オブジェクトをノード・リンク表示により表現する場合に、各可視化オブジェクトの3次元空間における一方の次元の座標に別の座標値(例えば、y座標値)を与えることで、可視化オブジェクト同士がタイムライン表示上で重ならないように表示できる。けれども、このような表現方法を用いると、描画すべき可視化オブジェクト数が多い場合に一方の次元方向に長い配置となり、ノード・リンク表示上での接続関係を把握し難くなるおそれがある。
このように、全てのアプリケーション、ウィンドウ及び操作等を画一的に扱ってしまうと、描画すべき可視化オブジェクト数が多い場合、可視化オブジェクトを一覧化して表示することが難しく、業務分析において特徴的な箇所を見逃す可能性がある。そのため、業務分析の効率が低下してしまうおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、業務分析の効率を向上させることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、ログ加工部は、操作情報に関する操作ログを読み込み、3次元空間上に第1の可視化表現及び第2の可視化表現で用いられる操作情報を示すオブジェクト群を生成する。表示制御部は、前記ログ加工部により生成された前記オブジェクト群に含まれる各オブジェクトを、前記第1の可視化表現及び前記第2の可視化表現において共通の次元となる2次元平面の一方の次元の方向に延びる平行に複数配置された帯領域に前記第1の可視化表現に基づいて配置し、且つ、各前記オブジェクトの重要度を基に前記オブジェクトが配置される前記帯領域を変更して各前記オブジェクトの座標を決定する。可視化部は、指示された可視化表現に対応するオブジェクトを前記座標に基づいて描画を行い、画面表示を行う。
本発明によれば、業務分析の効率を向上させることができる。
図1は、実施の形態に係る表示制御装置によって可視化表現を説明する図である。 図2は、実施の形態に係る表示制御装置の機能構成の一例を示す図である。 図3は、操作ログファイルの一例を表す図である。 図4は、指標設定情報の一例を示す図である。 図5は、グラフオブジェクトの一例を表す図である。 図6は、実施の形態に係る表示制御装置によるノード・リンク表示を行う場合の可視化オブジェクトの配置の一例を示す図である。 図7は、実施の形態に係る表示制御処理の処理手順を示すフローチャートである。 図8は、実施の形態に係る表示制御装置によるノード・リンク表示を用いた場合の表示制御処理のフローチャートである。 図9は、表示制御プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
以下に、本願の開示する表示制御装置、表示制御方法及び表示制御プログラムの一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本願の開示する表示制御装置、表示制御方法及び表示制御プログラムが限定されるものではない。
図1は、実施の形態に係る表示制御装置によって可視化表現を説明する図である。図1に示すように、本実施の形態では、xyz座標で表される3次元空間上に、操作イベントを直方体で表現した可視化オブジェクト群(例えば50-A,50-B)を配置する3次元表現50に対し、xy平面(第1の2次元平面)側(矢印Y1)からはタイムライン表示60(第1の可視化表現)として見え、yz平面(第2の2次元平面)側(矢印Y2)からはノード・リンク表示70(第2の可視化表現)として見える2.5次元表示を例に説明する。
本実施の形態では、タイムライン表示60とノード・リンク表示70とを切り替える場合(矢印Y3)、切り替え前後で、タイムライン表示60とノード・リンク表示70を構成するオブジェクトの位置を一致させる。つまり、本実施の形態では、タイムライン表示60が表示されるxy平面とノード・リンク表示70が表示されるyz平面との共通軸であるy軸を中心に回転させて表示を切り替えた場合に、いずれの表示においても各オブジェクトの位置が一致するように、各オブジェクトのyz座標位置を設定している。
この結果、本実施の形態では、2つの可視化表現を切り替えた前後で、各オブジェクトのy軸上の位置が変わらない。このため、オブジェクト数の多い複雑な可視化表現が別の可視化表現に切り替わった場合でも、ユーザは、各オブジェクトの切り替え前後での対応付けを容易に行うことができる。したがって、本実施の形態では、複雑な可視化表現であっても、シームレスに切り替えることができる。
なお、タイムライン表示60は、例えば、x軸に時刻を割り当て、y軸に要素(作業や操作)を並べ、各要素の継続時間を矩形で構成される行オブジェクト60-1で表現した可視化方法である。タイムライン表示60では、例えば、日付、ユーザ、又は、複数の要素(作業や操作)から成るグループ等を行オブジェクトを表示する単位として設定できる。さらに、本実施の形態では、タイムライン表示60において重要な行オブジェクト以外の行オブジェクトは同じ行に重ねて表示される場合がある。その場合、その重ねられた行オブジェクトを選択することで展開させて、各行オブジェクトの重なりを解消した表示に変更することも可能である。
また、ノード・リンク表示70は、例えば作業や操作を示す要素をノード70-1とし、ノード間の関係性(例えば、遷移)をリンク70-2として表現した可視化方法であり、作業や操作がどのような順序で遷移したかの把握に適している。ノード・リンク表示70では、アプリケーション、ウィンドウ、操作内容等、複数の粒度の情報が含まれる操作ログについて、操作等をノードとし、同一の操作を集約して表示する。
なお、図1に示す可視化オブジェクト50-A、50-Bなどで表される形状は一例であり、円柱等の別の形状でもよい。また、ノード70-1の大きさや行オブジェクト60-1を構成する矩形の高さが、時間により変化するような形状であってもよい。
[表示制御装置]
次に、重要度に基づいて2つの可視化表現の共通軸上の座標値を決定する表示制御装置10について説明する。図2は、実施の形態に係る表示制御装置の機能構成の一例を示す図である。図2に示すように、本実施の形態に係る表示制御装置10は、分析を行うユーザの操作を受け付けるユーザ入力部20と、画面を出力する画面出力部30とに接続する。表示制御装置10は、操作ログファイルの入力を受け付ける。
図3は、操作ログファイルの一例を表す図である。操作ログファイルは、複数の操作単位の情報を含む。操作ログは、例えば、端末情報、ログインユーザ情報、アプリケーション情報、ウィンドウ情報、操作内容、発生時刻を示した情報である。ウィンドウ情報は、例えば、図3に示すウィンドウタイトル及びウィンドウハンドルや、URL/ファイルパス等である。操作内容は、例えば、図3に示す操作対象や、操作種別、値及びキャプチャ画像等である。操作対象は、操作対象ウィンドウ内に含まれるGUI部品の識別子である。ウェブブラウザの場合、IDやNAME属性でもよいし、画面構造が変化しないウィンドウであれば座標情報でもよい。操作ログは、端末画面上におけるウィンドウ状態が変化した場合、ウィンドウ内のオブジェクトに対する操作が発生した場合に記録される。なお、操作ログの各レコードが前記した操作イベントに相当する。
表示制御装置10は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、CPU(Central Processing Unit)等を含むコンピュータ等に所定のプログラムが読み込まれて、CPUが所定のプログラムを実行することで実現される。また、表示制御装置10は、ネットワーク等を介して接続された他の装置との間で、各種情報を送受信する通信インタフェースを有する。例えば、表示制御装置10は、NIC(Network Interface Card)等を有し、LAN(Local Area Network)やインターネットなどの電気通信回線を介した他の装置との間の通信を行う。表示制御装置10は、ログ加工部11、表示制御部12、可視化部13、重要度算出部14、情報格納部15及び動作管理部16を有する。
情報格納部15は、ハードディスクなどの記憶装置である。情報格納部15は、表示単位設定情報151及び指標設定情報152を保持する。
表示単位設定情報151は、操作ログに含まれるデータ項目のうち、いずれの単位で可視化オブジェクトを表示するかを定義した情報である。例えば、可視化画像を作成する場合、アプリケーション、ウィンドウ及び操作といったデータ項目が可視化オブジェクトの表示の単位となる。
指標設定情報152は、重要度の算出に用いる操作ログ中の各作業や操作の特徴及び特徴の組み合わせを定義した情報である。各作業や操作の特徴には、操作時間の合計値あるいは平均値や切り替えの発生回数などが含まれる。図4は、指標設定情報の一例を示す図である。図4に示すように、指標設定情報152は、使用する重要度を表す指標の設定に対して、その使用を算出するための特徴や特徴の組み合わせが登録される。
ログ加工部11は、操作情報に関する操作ログが記載された操作ログファイルを読み込む。また、ログ加工部11は、表示単位設定情報151を情報格納部15から取得する。そして、ログ加工部11は、表示単位設定情報151を用いて操作ログから、3次元空間に操作情報を示すオブジェクト群を生成する。
例えば、ログ加工部11は、読み込んだ操作ログを用いて、3次元空間のxy平面に正対してみるとタイムライン表示、yz平面に正対して見るとノード・リンク表示で表現される操作情報を示すオブジェクト群を生成する。該オブジェクト群は、ノード群及びノードの接続関係を示したリンク群を含むグラフオブジェクトを含む。ログ加工部11は、各ノードとそれぞれのノードの接続関係が記載されたグラフオブジェクトを生成する。
図5は、グラフオブジェクトの一例を表す図である。グラフオブジェクトには、例えば、ノード情報111及びリンク情報112が含まれる。ノード情報111には、ノードの識別子(図5のid)や操作対象(図5のname)、操作列(図5のoperation)などが含まれる。操作対象は、表示単位設定情報151で定義された単位であり、例えば、アプリケーション、ウィンドウ、操作内容のいずれかである。操作列は、操作対象をキーとして、操作ログ中に含まれる操作イベントをまとめたものであり、enijは操作ログ1行に相当する。また、図5では、重要度(importance)も記載されているが、この重要度は、後で説明するように追加で付加される情報である。リンク情報112は、リンクの接続関係が登録される。リンクの接続関係は、リンクの始点及び終点のノードの識別子で表される。また、リンクの太さを決める変数として重みが付与されても良い。
さらに、ログ加工部11は、生成したグラフオブジェクトを重要度算出部14へ通知する。その後、ログ加工部11は、図5に示すように、各ノードの属性値としてそのノードの重要度が設定されたグラフオブジェクトを重要度算出部14から取得する。そして、ログ加工部11は、重要度が属性値として設定されたグラフオブジェクトを含むオブジェクト群を表示制御部12へ出力する。
重要度算出部14は、グラフオブジェクトをログ加工部11から取得する。さらに、重要度算出部14は、指標設定情報152を情報格納部15から取得する。そして、重要度算出部14は、指標設定情報152で定義された特徴及び特徴の組み合わせの中から予め指定された利用する重要度を表す指標の設定に対応する特徴又は特徴の組み合わせを取得する。その後、重要度算出部14は、グラフオブジェクトに含まれる操作列と特徴又は特徴の組み合わせとを用いて、グラフオブジェクトに含まれる各ノードについて重要度を求めるための指標の値を取得する。重要度算出部14は、各重要度に対応する指標の値の閾値を有しており、取得した指標の値と閾値とを比較して重要度を算出する。
そして、重要度算出部14は、グラフオブジェクトの中の各ノードの属性値としてそれの重要度を設定する。その後、重要度算出部14は、各ノードの属性値としてそれぞれのノードの重要度が設定されたグラフオブジェクトをログ加工部11へ出力する。
表示制御部12は、各ノードに重要度が属性として付加されたグラフオブジェクトをログ加工部11から取得する。次に、表示制御部12は、ログ加工部11が生成したグラフオブジェクトに含まれる各ノードについて、操作列内のイベント数だけ可視化オブジェクトを生成する。続いて、表示制御部12は、特定した可視化オブジェクト群のxy平面における表示座標及びyz平面における表示座標を設定する。この際、表示制御部12は、xy平面とyz平面との共通軸であるy軸上における、同じ操作情報を示す行オブジェクト及びノードの位置が一致するように、可視化オブジェクトのy座標及びz座標を設定する。また、表示制御部12は、グラフオブジェクトに含まれるノード情報及びリンク情報とともに力学モデルなどを用いてノード・リンク表示における基本配置となる可視化オブジェクトのy座標及びz座標の座標値を含む表示座標を決定する。この時、表示制御部12は、各ノードに付与された重要度に応じて、可視化オブジェクト間にはたらく斥力あるいは引力あるいはリンク長を決定することで、重要度の高いオブジェクト同士が近くに配置されるようにしてもよい。また、表示制御部12は、例えば、各ノードに付与された重要度を用いて、重要度の高いノードを表す可視化オブジェクが中央に配置されるように各可視化オブジェクトの表示座標を決定してもよい。
ここで、同じ操作情報を示す行オブジェクト及びノードの位置が一致するように、可視化オブジェクトのy座標及びz座標を設定することで、可視化オブジェクト群が、タイムライン表示の行あるいはノード・リンク表示のノードに相当することとなる。可視化オブジェクト群に同一のyz座標を設定することで、xy平面に正対してタイムライン表示として見た場合は、同一行上には複数の矩形が存在しているように見え、yz平面に正対してノード・リンク表示として見た場合は、可視化オブジェクト群が重なり合って1つのノードとして見えるようになる。ユーザは、自身が所望する視点を指示することで、可視化オブジェクト群をタイムライン表示で見るか、ノード・リンク表示で見るかを、いずれの表示においても各オブジェクトの位置が一致した状態のまま、切り替えることができる。
次に、表示制御部12は、重要度に応じたy座標値調整処理を行って基本配置における各ノードのy座標値を調整して各可視化オブジェクトの表示座標を決定する。以下に、重要度に応じたy座標値調整処理の詳細を説明する。
表示制御部12は、ノード・リンク表示上で可視化オブジェクトが配置されるyz座標で表される2次元空間をz軸が伸びる方向に水平な帯領域で分割する。言い換えれば、表示制御部12は、yz座標で表される2次元空間をy軸に沿って分割する。この水平な帯領域は、z軸に平行な複数の軸といえ、この帯領域を以下ではスロットと呼ぶ。すなわち、スロットはノード・リンク表示とタイムライン表示とにおける共通軸であるy軸方向に積層される。ここで、表示制御部12は、基本配置の時点でタイムライン表示のために可視化オブジェクトが行オブジェクトを表す各行に対応付けて配置されている場合、その行と一致するようにこのスロットを設定してもよい。
そして、表示制御部12は、基本配置の各ノードを表す可視化オブジェクトを以下の制約にしたがっていずれかのスロットに移動させる。この場合のノードの重要度は、可視化オブジェクトの重要度とみなすことも可能である。各制約は以下の通りである。表示制御部12は、なるべく基本配置のy座標値に近いスロットに各可視化オブジェクトを配置する。また、表示制御部12は、重要度が閾値以上のノードを表す可視化オブジェクトを配置したスロットには他の可視化オブジェクトを配置しない。言い換えれば、表示制御部12は、重要な可視化オブジェクトが1つのスロットを占有するように配置する。また、表示制御部12は、重要度が閾値以下のノードを表す可視化オブジェクトは他の重要度が閾値以下のノードを表す可視化オブジェクトと同一のスロットに配置することができる。例えば、表示制御部12は、基本配置における各可視化オブジェクトについてy座標値の大きい順に上記制約にしたがって格納するスロットを順に決定していくことで、全ての可視化オブジェクトについて格納するスロットを決定することができる。
さらに、表示制御部12は、各スロットに納まるように移動させた可視化オブジェクトについて、収納するスロットを以下の制約にしたがって変更する。各制約は以下のとおりである。重要度が閾値以下のノードに対し、さらに閾値を設けて重要度を複数段階に分割したい場合、表示制御部12は、重要度が閾値以下のノードを重要度によっていくつかのグループに分割し、同じグループのノードを表す可視化オブジェクト同士がなるべく同一のスロットになるように配置する。すなわち、表示制御部12は、重要度が近いノードをy軸上で近接配置する。さらに、表示制御部12は、接続されたノードを表す可視化オブジェクト間の距離であるリンク長を下限値以上且つ上限値未満に保つ。この制約は、接続される可視化オブジェクト同士は近い方が見やすいが、あまり近いと接続状態を表示することが困難になるためである。また、表示制御部12は、各ノードやその接続関係が見やすくなるように、ノード及びリンクの重なりをなるべく少なくする。以上の操作により、可視化オブジェクトのyz座標に対する位置は決定される。この処理でも、例えば、表示制御部12は、各可視化オブジェクトについてy座標の大きい順に上記制約にしたがって格納するスロットを順に変更していくことで、全ての可視化オブジェクトについて格納するスロットを決定することができる。
さらに、表示制御部12は、タイムライン表示で表現する場合のためのx座標値を可視化オブジェクトに加える。表示制御部12は、各ノードのタイムスタンプをもとに、各ノードを表す可視化オブジェクトのx軸方向の左端、右端のx座標値を決定する。このx座標は、タイムライン表示を行った場合の対応する操作の矩形の操作開始を表す位置及び操作完了を表す位置に相当する。
以上により決定された各可視化オブジェクトの位置にしたがって、表示制御部12は、xyz座標で表される3次元空間における各可視化オブジェクトの表示座標を決定する。その後、表示制御部12は、各可視化オブジェクトの表示座標を可視化部13へ出力する。
例えば、図6は、実施の形態に係る表示制御装置による配置決定処理の一例を示す図である。図6を参照して、配置決定処理の一例について説明する。図6において、太線の枠で示される可視化オブジェクトは重要度が閾値以上である重要なノードを表す。また、細実線の枠で示される可視化オブジェクトは、重要なノード以外のノードの中で重要度が高い側のノードを表す。また、破線の枠で示される可視化オブジェクトは、重要なノード以外のノードの中で重要度が低い側のノードを表す。ここでは、重要なノード以外のノードを2つのグループに分割したが、分割するグループの数に特に制限はない。図6は、基本配置における各可視化オブジェクトについてy座標の大きい順に上記制約にしたがって格納するスロットを順に決定した場合の配置決定処理の例である。
表示制御部12は、グラフ201に示すように、グラフオブジェクトに含まれるノード情報及びリンク情報とともに力学モデルなどを用いてノード・リンク表示上の基本配置における可視化オブジェクトの表示座標を決定する。
次に、表示制御部12は、グラフ202に示すように、可視化オブジェクトを配置する2次元空間をz軸に平行なスロット210で共通軸であるy軸方向に分割する。そして、表示制御部12は、重要なノードを表す可視化オブジェクトをそれぞれ別のスロット210に格納されるように、各ノードの基本配置のy座標値に近いスロット210に配置する。また、表示制御部12は、他のノードを表す可視化オブジェクトを、重要なノードを配置したスロット210以外の各ノードの基本配置のy座標値に近いスロット210に配置する。
例えば、グラフ201における基本配置をもとにグラフ202に示す各スロットへのノード配置を決定する場合について具体的に説明する。表示制御部12は、グラフ201でのy座標値の大きい順、すなわちノードD,C,F,・・・の順に各ノードを配置するスロットを決めていく。例えば、表示制御部12は、ノードD及びCを、それぞれのy座標値に最も近いスロット210-1及び210-2にそれぞれ配置する。次に、ノードF及びGは重要度が閾値未満なので、表示制御部12は、それらのy座標値既に最も近いCが配置されているスロット210-2にノードF及びGを配置する。次に、ノードAのy座標値に最も近いスロットはスロット210-2であるが、ノードAは重要度が閾値以上であるため、表示制御部12は、ノードC,F及びGと同じスロットにならないように、ノードAをスロット210-3に配置する。表示制御部12は、以下同様に、他のノードについても配置するスロットを決定して配置していく。
さらに、表示制御部12は、接続されたリンク長(ノード間の距離)が下限値以上且つ上限値未満になり、同じグループに属するノードがなるべく同一のスロットになり、且つ、ノード及びリンクの重なりが少なくなるように、各可視化オブジェクトの配置を調整する。これにより、表示制御部12は、グラフ203に示すように各可視化オブジェクトを配置してyz座標を決定する。さらに、表示制御部12は、グラフ203の各可視化オブジェクトのx座標の両端の位置をタイムスタンプから決定して、各可視化オブジェクトのxyz座標で表される3次元空間における各可視化オブジェクトの表示座標を確定する。
例えば、グラフ202における配置を調整してグラフ203を作成する場合について具体的に説明する。グラフ202において、スロット210-1にはノードDのみ配置されているので、表示制御部12は、ノードDを同じ重要度のグループに属するノードC,F,Gと同一のスロット211-1に配置されるように調整する。これに対して、ノードA及びEは重要度が閾値以上であるので、表示制御部12は、それらの配置の調整は行わず、スロット211-2及びスロット211-3にノードA及びEをそのまま配置する。表示制御部12は、以下同様に、ノードB,N,H,I,Mについても配置の調整は行わない。また、グラフ202において、スロット210-9にはノードQのみ配置されているが、ノードQを同じ重要度のグループに属するノードN及びHと同一のスロット210-6又はノードJ及びLと同一のスロット210-11に配置すると、リンク長の制約を満たさないので、表示制御部12は、ノードQのスロット210-6又は210-11への移動は行わない。ノードH及びLを移動させて同じ重要度であるノードQが配置されたスロット210-9に配置した場合にはリンク長の制約を満たすことが可能であるので、表示制御部12は、ノードJ及びLを移動させてノードQと同一のスロット211-8に配置するよう調整する。
以上のようなy座標値調整処理により、表示制御部12は、重要なオブジェクトが容易に確認でき、且つ、可視化表現を切り替えた場合にも重要なオブジェクトについては特にスムースな切り替えを行うことが可能になる。
可視化部13は、指示された可視化表現に応じて、可視化オブジェクトについて表示制御部12が設定した表示座標に基づいて描画を行い、画面表示を行う。すなわち、タイムライン表示が指定された場合、可視化部13は、xy平面として見た場合の可視化画像の描画を行う。また、ノード・リンク表示が指定された場合、可視化部13は、yz平面として見た場合の可視化画像の描画を行う。さらに、可視化部13は、指示された可視化表現に対応するオブジェクトの色相や透明度等の属性値を決定し、画面出力部30に図形として描画する。
動作管理部16は、可視化部13による描画結果に対するユーザ入力をユーザ入力部20から受け取る。そして、動作管理部16は、入力された操作が可視化表現の変更、すなわち視点の変更か否かを判定する。入力された操作が可視化表現の変更の場合、動作管理部16は、視点の変更を可視化部13に指示する。なお、ここでいう視点の変更とは、例えばWebGLやOpenGLにおけるカメラ位置の変更に相当する。
一方、入力された操作が可視化表現の変更でなければ、動作管理部16は、可視化オブジェクトの表示単位の変更を要する操作か否かを判定する。表示単位の変更を要する操作の場合、動作管理部16は、ログ加工部11に新たな表示単位を通知して、グラフオブジェクトの再生成を指示する。
これに対して、可視化オブジェクトの表示単位の変更を含まない操作、すなわち可視化オブジェクトの配置を変更する操作の場合、動作管理部16は、例えば、表示制御部12にユーザ操作後の各可視化オブジェクトの表示座標を通知して、可視化オブジェクトの再配置を指示する。ここでは、ノードを動かすなどのユーザが可視化オブジェクトを動かして配置を変更する場合を例に説明したが、可視化オブジェクトの配置を変更する操作には、タイムライン表示にした状態で行を展開する場合も含まれる。その場合、動作管理部16は、操作対象オブジェクトの格納された帯領域に含まれる各ノードに対して格納される帯領域が別になるようにY座標を変更する指示を表示制御部12に行い、行を展開させる。
[表示処理の処理手順]
次に、実施の形態に係る表示制御処理の処理手順の全体の流れについて説明する。図7は、実施の形態に係る表示制御処理の処理手順を示すフローチャートである。
表示制御装置10では、ログ加工部11が、操作ログを読み込む(ステップS1)。
次に、ログ加工部11は、表示単位設定情報151を用いて、グラフオブジェクトを生成するログ加工処理を行う(ステップS2)。
表示制御部12は、ログ加工部11により生成されたグラフオブジェクトを基に、各可視化オブジェクトの3次元空間における表示座標を設定することで、可視化オブジェクトの配置を決定する表示制御処理を行う(ステップS3)。
可視化部13は、可視化オブジェクトの表示座標を用いてオブジェクトの描画を行い、画面表示を行う可視化処理を行う(ステップS4)。
動作管理部16は、描画した結果に対するユーザ入力をユーザ入力部20から受け取ったか否かを判定する(ステップS5)。
ユーザ入力があった場合(ステップS5:Yes)、動作管理部16は、ユーザ入力が可視化表現の変更の指示か否かを判定する(ステップS6)。可視化表現の変更の指示の場合(ステップS6:Yes)、動作管理部16は、可視化部13に視点の変更を指示してステップS4へ戻る。この場合、可視化部13は、変更された視点に対応するオブジェクトの描画を行う(ステップS4)。
これに対して、ユーザ入力が可視化表現の変更の指示でない場合(ステップS6:No)、動作管理部16は、ユーザ入力が表示単位の変更を要する操作か否かを判定する(ステップS7)。
ユーザ入力が表示単位の変更を要する操作である場合(ステップS7:Yes)、動作管理部16は、ログ加工部11に新たな表示単位を通知してステップS2へ戻る。この場合、ログ加工部11は、指定された表示単位に応じてグラフオブジェクトを新たに生成するログ加工処理を行う(ステップS2)。
これに対して、ユーザ入力が可視化オブジェクトの配置を変更する操作であって表示単位の変更を要する操作でない場合(ステップS7:No)、動作管理部16は、変更された可視化オブジェクトの表示座標を表示制御部12に通知する。この場合、表示制御部12は、指定された可視化オブジェクトの表示座標を更新する表示制御処理を行う(ステップS3)。
一方、ユーザ入力がない場合(ステップS5:No)、動作管理部16は、可視化画像の生成処理を終了する。
次に、図8を参照して、本実施の形態に係る表示制御装置10による表示制御処理について説明する。図8は、実施の形態に係る表示制御装置による表示制御処理のフローチャートである。図8のフローチャートで示した処理は、図7におけるステップS2及びS3で行われる処理の一例にあたる。
ログ加工部11は、情報格納部15に格納された表示単位設定情報151を用いて操作ログから、グラフオブジェクトを含むオブジェクト群を作成する(ステップS11)。そして、ログ加工部11は、グラフオブジェクトを重要度算出部14へ出力する。
重要度算出部14は、グラフオブジェクトをログ加工部11から取得する。さらに、重要度算出部14は、指標設定情報152を情報格納部15から取得する。そして、重要度算出部14は、指標設定情報152を基にグラフオブジェクトに含まれる各ノードの特徴又は特徴の組み合わせを特定して、それぞれのノードが有する特徴及び特徴の組み合わせからそれぞれの指標値を用いて重要度を算出する(ステップS12)。
次に、重要度算出部14は、各ノードの重要度をグラフオブジェクトの各ノードの属性として付加する(ステップS13)。その後、重要度算出部14は、重要度がグラフオブジェクトの各ノードの属性として付加されたグラフオブジェクトをログ加工部11へ出力する。ログ加工部11は、各ノードに重要度が付加されたグラフオブジェクトを含むオブジェクト群を表示制御部12へ出力する。
表示制御部12は、オブジェクト群をログ加工部11から取得する。そして、表示制御部12は、グラフオブジェクトに含まれる各ノードについて、操作列内のイベント数の可視化オブジェクトを生成する。次に、表示制御部12は、グラフオブジェクトに含まれるノード情報及びリンク情報とともに力学モデルなどを用いてノード・リンク表示に応じた基本配置を実施して、基本配置における可視化オブジェクトの表示座標を決定する(ステップS14)。
次に、表示制御部12は、yz平面をスロットに分割する。そして、表示制御部12は、重要度及び制約を基に、重要なノードのそれぞれが1つのスロットを占有し、且つ、重要度に基づいてグループ化した他のノードがグループ毎になるべく同じスロットに納まるように可視化オブジェクトを各スロットに配置してy座標値を調整する(ステップS15)。
次に、表示制御部12は、可視化オブジェクトに付加されたタイムスタンプにしたがって、可視化オブジェクトのそれぞれを表す矩形のx座標値を調整して、各可視化オブジェクトのxyz空間における表示座標を決定する(ステップS16)。その後、表示制御部12は、各可視化オブジェクトの表示座標を可視化部13へ出力する。
[ユーザ操作]
次に、可視化表現の描画結果に対するユーザ操作と、それに対する表示制御装置10の処理について説明する。具体的には、可視化表現の描画結果に対し、ユーザは、ユーザ入力部20を操作することによって、可視化表現の変更を指示する。また、ユーザは、ユーザ入力部20を操作することによって、可視化表現の描画結果に対し、表示単位を変更する操作又は可視化オブジェクトの配置の変更を指示する。
表示制御装置10は、描画した結果に対するユーザ入力をユーザ入力部20から受け取ると、そのユーザ入力が、可視化表現の変更を指示か否かを判定する。可視化表現の変更の指示であれば、表示制御装置10は、3次元空間上の視点を変更することで可視化表現を切り替える。可視化表現の変更の指示でない場合、表示制御装置10は、ユーザ入力が表示単位を変更する操作か否かを判定する。表示単位を変更する操作の場合、表示制御装置10は、新たな表示単位を用いてオブジェクト群を再生成し、再生成したオブジェクト群を用いて可視化画像を描画する。また、可視化オブジェクトの配置の変更の操作の場合、表示制御装置10は、該描画オブジェクトの表示位置を更新する。
[表示制御処理による効果]
以上に説明したように、表示制御装置10は、グラフオブジェクトに含まれるノードの重要度を求め、重要度を考慮して各ノードを表す可視化オブジェクトの表示座標を決定し、可視化画像を生成して表示する。特に、表示制御装置10は、可視化画像を表示する3次元空間を、タイムライン表示の場合との間で共有するy軸に沿って他の軸であるz軸方向に平行な領域であるスロットで分割する。そして、表示制御装置10は、重要なノードを表す可視化オブジェクトを1つずつのスロットに配置し、他のノードを重要度でグループ分けして、グループ毎になるべく同じスロットに納まるように配置する。
このような配置を行うことで、描画する可視化オブジェクトが多い場合にも、重要な要素が別個に視認できるように全ての要素を一覧化できるようになる。これにより、大規模なデータを適用した場合においても、分析者が複数の可視化表現上で特徴的な要素を見落とすことなく、可視化表現を切り替えながら俯瞰と詳細な掘り下げを繰り返すことで、効率的に業務分析を行うことができる。
さらに、表示制御装置10は、重要なノードを表す可視化オブジェクトを1つのスロットに配置することで、ノード・リンク表示とタイムライン表示との切り替えを行う場合に、重要なオブジェクトの共通軸上の位置が変わらないようにすることができる。これにより、複雑な可視化表現が別の可視化表現に切り替わった場合でも、ユーザは、各重要なオブジェクトの切り替え前後での対応付けを容易に行うことができる。この結果、可視化表現を切り替えながら行う業務分析をより効率的に行うことが可能となる。
[システム構成等]
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散及び統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散又は統合して構成することができる。さらに、各装置にて行われる各処理機能は、その全部又は任意の一部が、CPU(Central Processing Unit)及び当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、本実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
[プログラム]
一実施形態として、表示制御装置10は、パッケージソフトウェアやオンラインソフトウェアとして上記の情報処理を実行する表示制御プログラムを所望のコンピュータにインストールさせることによって実装できる。例えば、上記の表示制御プログラムを情報処理装置に実行させることにより、情報処理装置を表示制御装置10として機能させることができる。ここで言う情報処理装置には、デスクトップ型又はノート型のパーソナルコンピュータが含まれる。また、その他にも、情報処理装置にはスマートフォン、携帯電話機やPHS(Personal Handy-phone System)等の移動体通信端末、さらには、PDA(Personal Digital Assistant)等のスレート端末等がその範疇に含まれる。
また、表示制御装置10は、ユーザが使用する端末装置をクライアントとし、当該クライアントに上記の管理処理に関するサービスを提供する管理サーバ装置として実装することもできる。例えば、管理サーバ装置は、コンフィグ投入要求を入力とし、コンフィグ投入を行う管理サービスを提供するサーバ装置として実装される。この場合、管理サーバ装置は、Webサーバとして実装することとしてもよいし、アウトソーシングによって上記の管理処理に関するサービスを提供するクラウドとして実装することとしてもかまわない。
図9は、表示制御プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010、CPU1020を有する。また、コンピュータ1000は、ハードディスクドライブインタフェース1030、ディスクドライブインタフェース1040、シリアルポートインタフェース1050、ビデオアダプタ1060、ネットワークインタフェース1070を有する。これらの各部は、バス1080によって接続される。
メモリ1010は、ROM(Read Only Memory)1011及びRAM(Random Access Memory)1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(BASIC Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、ハードディスクドライブ1090に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、ディスクドライブ1100に接続される。例えば磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が、ディスクドライブ1100に挿入される。シリアルポートインタフェース1050は、例えばマウス1110、キーボード1120に接続される。ビデオアダプタ1060は、例えばディスプレイ1130に接続される。
ハードディスクドライブ1090は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093、プログラムデータ1094を記憶する。すなわち、表示制御装置10と同等の機能を持つ表示制御装置1の各処理を規定する表示制御プログラムは、コンピュータにより実行可能なコードが記述されたプログラムモジュール1093として実装される。プログラムモジュール1093は、例えばハードディスクドライブ1090に記憶される。例えば、表示制御装置10における機能構成と同様の処理を実行するためのプログラムモジュール1093が、ハードディスクドライブ1090に記憶される。なお、ハードディスクドライブ1090は、SSD(Solid State Drive)により代替されてもよい。
また、上述した実施形態の処理で用いられる設定データは、プログラムデータ1094として、例えばメモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶される。そして、CPU1020は、メモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出して、上述した実施形態の処理を実行する。
なお、プログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1090に記憶される場合に限らず、例えば着脱可能な記憶媒体に記憶され、ディスクドライブ1100等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、プログラムモジュール1093及びプログラムデータ1094は、ネットワーク(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等)を介して接続された他のコンピュータに記憶されてもよい。そして、プログラムモジュール1093及びプログラムデータ1094は、他のコンピュータから、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
10 表示制御装置
11 ログ加工部
12 表示制御部
13 可視化部
14 重要度算出部
15 情報格納部
16 動作管理部
20 ユーザ入力部
30 画面出力部

Claims (8)

  1. 操作情報に関する操作ログを読み込み、3次元空間上に第1の可視化表現及び第2の可視化表現で用いられる操作情報を示すオブジェクト群を生成するログ加工部と、
    前記ログ加工部により生成された前記オブジェクト群に含まれる各オブジェクトを、前記第1の可視化表現及び前記第2の可視化表現において共通の次元となる2次元平面の一方の次元の方向に延びる平行に複数配置された帯領域に前記第1の可視化表現に基づいて配置し、且つ、各前記オブジェクトの重要度を基に前記オブジェクトが配置される前記帯領域を変更して各前記オブジェクトの座標を決定する表示制御部と、
    指示された可視化表現に対応するオブジェクトを前記座標に基づいて描画を行い、画面表示を行う可視化部と
    を備えたことを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記操作情報の特徴を基に、前記オブジェクトのそれぞれの前記重要度を算出する重要度算出部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記表示制御部は、前記重要度が閾値以上の前記オブジェクトが1つ配置された前記帯領域には他の前記オブジェクトを配置しないことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示制御装置。
  4. 前記表示制御部は、前記重要度の近い前記オブジェクトを共通軸上で近接配置することを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の表示制御装置。
  5. 前記表示制御部は、前記重要度が閾値未満の前記オブジェクトを前記重要度に応じてグループ分けし、グループ毎の前記オブジェクトのうち特定の帯領域に配置可能な前記オブジェクトをまとめて前記特定の帯領域に配置することを特徴とする請求項1~4のいずれか一つに記載の表示制御装置。
  6. 前記画面表示に対する変更の要求を取得し、前記表示制御部に対する前記オブジェクトの座標の再決定の指示、又は、前記ログ加工部に対する前記オブジェクトの再生成の指示のいずれかを行う動作管理部をさらに有することを特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載の表示制御装置。
  7. 操作情報に関する操作ログを読み込み、3次元空間上に第1の可視化表現及び第2の可視化表現で用いられる操作情報を示すオブジェクト群を生成するログ加工工程と、
    前記ログ加工工程により生成された前記オブジェクト群に含まれる各オブジェクトを、前記第1の可視化表現及び前記第2の可視化表現において共通の次元となる2次元平面の一方の次元の方向に延びる平行に複数配置された帯領域に前記第1の可視化表現に基づいて配置し、且つ、各前記オブジェクトの重要度を基に前記オブジェクトが配置される前記帯領域を変更して各前記オブジェクトの座標を決定する可視化工程と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする表示制御方法。
  8. 操作情報に関する操作ログを読み込み、3次元空間上に第1の可視化表現及び第2の可視化表現で用いられる操作情報を示すオブジェクト群を生成するステップと、
    生成した前記オブジェクト群に含まれる各オブジェクトを、前記第1の可視化表現及び前記第2の可視化表現において共通の次元となる2次元平面の一方の次元の方向に延びる平行に複数配置された帯領域に前記第1の可視化表現に基づいて配置し、且つ、各前記オブジェクトの重要度を基に前記オブジェクトが配置される前記帯領域を変更して各前記オブジェクトの座標を決定するステップと、
    指示された可視化表現に対応するオブジェクトを前記座標に基づいて描画を行い、画面表示を行うステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とする表示制御プログラム。
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