JP7459974B2 - 無線通信管理装置、無線通信管理方法、及び無線通信管理プログラム - Google Patents

無線通信管理装置、無線通信管理方法、及び無線通信管理プログラム Download PDF

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Description

実施形態は、無線通信管理装置、無線通信管理方法、及び無線通信管理プログラムに関する。
基地局及び端末により構成される無線通信システムが知られている。無線通信システムの代表的な例として、公衆用途の無線LAN(Local area network)が挙げられる。公衆用途の無線LANでは、例えば、基地局から公衆のコンピュータ端末及びスマートフォン端末に対してデータを送信するユースケースが想定される。これに対し、近年、産業用途の無線LANが登場している。産業用途の無線LANでは、例えば、IoT(Internet of things)端末で測定されたデータを基地局に送信するユースケースが想定される。
ARIB STD-T108 1.3版, 「920MHz帯テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用無線設備 標準規格」, 2019年4月12日 IEEE Std 802.11ah TM-2016 (IEEE Standard for Information technology - Telecommunications and information exchange between systems Local and metropolitan area networks - Specific requirements, Part 11: Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) Specifications, Amendment 2: Sub 1 GHz License Exempt Operation, IEEE Computer Society, 7 December 2016
公衆用途の無線LANのユースケースでは、基地局から不特定多数の端末に向けたデータ伝送(下りトラヒック)が主要な通信と想定される。このため、公衆用途の無線LANを管理する場合、基地局における無線環境に基づいて各種制御情報が生成される。言い換えると、公衆用途の無線LANを管理する場合、端末における無線環境が考慮されることはない。
一方、産業用途の無線LANのユースケースでは、特定多数の端末から基地局に向けたデータ伝送(上りトラヒック)が主要な通信と想定される。このため、産業用途の無線LANに対して、公衆用途の無線LANにおける無線環境の管理手法を適用した場合、スループットの低下を抑制することが困難となる可能性がある。
本発明は、上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、上りトラヒックが主要な通信と想定される無線通信システムにおいて、スループットの低下を抑制できる手段を提供することにある。
一態様の無線通信管理装置は、決定部と、評価部と、選択部と、を具備する。決定部は、基地局と無線通信可能な1以上の端末から収集された無線環境情報に基づいて、バンド幅及びチャネルの組み合わせの干渉関係を決定する。評価部は、干渉関係に基づいて、バンド幅及びチャネルの組み合わせ毎に評価値を計算する。選択部は、評価値に基づいて、バンド幅及びチャネルの組み合わせの中から、1つの組み合わせを選択する。
実施形態によれば、上りトラヒックが主要な通信と想定される無線通信システムにおいて、スループットの低下を抑制できる手法を提供することができる。
図1は、実施形態に係る通信システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、実施形態に係る無線通信管理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る基地局のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係る端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図5は、実施形態に係る無線通信管理装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図6は、実施形態に係る基地局の機能構成の一例を示すブロック図である。 図7は、実施形態に係る端末の機能構成の一例を示すブロック図である。 図8は、実施形態に係る制御情報生成部の詳細な構成の一例を示すブロック図である。 図9は、実施形態に係る無線通信管理装置における無線通信管理動作の一例を示すフローチャートである。 図10は、実施形態に係る無線通信管理装置における収集動作の一例を示すフローチャートである。 図11は、実施形態に係る無線通信管理装置による制御情報の生成処理としてのバンド幅及びチャネルの組み合わせの選択処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する構成要素については、共通する参照符号を付す。また、共通する参照符号を有する複数の構成要素を区別する場合、当該共通する参照符号に後続して付される更なる参照符号(例えば、“-1”等のハイフン及び数字)によって区別する。
図1は、実施形態に係る通信システムの構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、通信システム1は、無線通信システム2の無線環境を管理するシステムである。通信システム1は、無線通信管理装置100と、複数の基地局200-1及び200-2と、複数の端末300-1、300-2、及び300-3と、外部サーバ400と、データサーバ500と、を備える。複数の基地局200-1及び200-2、並びに複数の端末300-1~300-3は、無線通信システム2を構成する。
以下では、複数の基地局200-1及び200-2の各々を特に区別しない場合、“基地局200”と呼ぶ場合がある。複数の端末300-1~300-3の各々を特に区別しない場合、“端末300”と呼ぶ場合がある。また、基地局200及び端末300を総称して“機器”と呼ぶ場合がある。
無線通信システム2は、産業用途の無線通信システムである。無線通信システム2は、無線局免許が無くても使用できる周波数帯(アンライセンスバンド)を使用するように構成される。無線通信システム2では、例えば、アンライセンスバンドとしてサブギガヘルツ(GHz)帯が使用される。サブギガヘルツ帯は、例えば、920メガヘルツ(MHz)帯を含む。
無線通信管理装置100は、無線通信システム2の無線環境を管理するための、オンプレミス(on-premises)のデータ処理サーバである。無線通信管理装置100は、例えば、ネットワークNW内のルータ又はハブ(図示せず)を介して、基地局200、外部サーバ400、及びデータサーバ500と有線接続するように構成される。
基地局200は、無線通信システム2の親機(AP:アクセスポイント)である。基地局200は、ネットワークNWを介して、端末300と無線通信管理装置100との間、及び端末300とデータサーバ500との間を接続するように構成される。
端末300は、無線通信システム2の子機(STA:ステーション)である。端末300は、例えば、IoT端末である。端末300は、対応する基地局200と無線接続するように構成される。
図1の例では、端末300-1は、基地局200-1と無線接続するように構成される。端末300-2及び300-3は、基地局200-2と無線接続するように構成される。しかしながら、端末300-1は、基地局200-2とも無線接続するように構成されてもよい。端末300-2及び300-3は、基地局200-1とも無線接続するように構成されてもよい。このように、端末300と基地局200との間の無線接続は、複数の経路から適宜選択されてもよい。外部サーバ400は、無線通信システム2の外部環境に関する情報(外部環境情報)が記憶されるサーバである。データサーバ500は、無線通信システム2にて計測されたセンサ情報が集約して記憶されるサーバである。
図2は、実施形態に係る無線通信管理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。無線通信管理装置100は、制御回路101、メモリ102、有線通信モジュール103、ユーザインタフェース104、タイマ105、及びドライブ106を含む。
制御回路101は、無線通信管理装置100の各構成要素を全体的に制御する回路である。制御回路101は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)等を含む。メモリ102は、無線通信管理装置100の補助記憶装置である。メモリ102は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、及びメモリカード等を含む。メモリ102には、無線通信管理動作に使用される各種情報、及び無線通信管理プログラムが記憶される。無線通信管理プログラムは、ネットワークNWを介して無線通信管理装置100の外部から送信されることにより、メモリ102内に記憶され得る。
無線通信管理動作は、無線通信システム2内の無線通信の環境を適切に管理するために実行される一連の動作である。無線通信管理プログラムは、制御回路101に無線通信管理動作を実行させるためのプログラムである。無線通信管理動作に関する詳細は、後述する。
有線通信モジュール103は、有線信号によるデータの送受信に使用される回路である。有線通信モジュール103は、例えば、TCP/IP階層モデルに準拠するように構成される。具体的には、例えば、有線通信モジュール103のネットワークインタフェース層に対応する構成は、イーサネットに準拠する。有線通信モジュール103のインターネット層に対応する構成は、IP(Internet protocol)に準拠する。有線通信モジュール103のトランスポート層に対応する構成は、TCP(Transmission control protocol)に準拠する。有線通信モジュール103のアプリケーション層に対応する構成は、SSH(Secure shell)に準拠する。
ユーザインタフェース104は、ユーザと制御回路101との間で情報を通信するための回路である。ユーザインタフェース104は、入力機器及び表示機器を含む。入力機器は、例えば、タッチパネル及び操作ボタン等を含む。表示機器は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)及びEL(Electroluminescence)ディスプレイ等)を含む。ユーザインタフェース104は、ユーザからの入力(ユーザ入力)を電気信号に変換した後、制御回路101に送信する。
タイマ105は、時間を計測する回路である。例えば、タイマ105は、制御回路101からの開始指示に基づき、カウントを開始する(セット)。セットされた状態においてカウント値が閾値以上となると、タイマ105は、制御回路101にタイムアウトしたことを通知する(タイムアウト)。タイマ105は、制御回路101からの終了指示に基づき、カウントを終了する(リセット)。
ドライブ106は、記憶媒体107に記憶されたプログラムを読込むための装置である。ドライブ106は、例えば、CD(Compact Disk)ドライブ、及びDVD(Digital Versatile Disk)ドライブ等を含む。記憶媒体107は、プログラム等の情報を、電気的、磁気的、光学的、機械的又は化学的作用によって蓄積する媒体である。記憶媒体107は、無線通信管理プログラムを記憶してもよい。
図3は、実施形態に係る基地局のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。基地局200は、制御回路201、メモリ202、有線通信モジュール203、及び無線通信モジュール204を含む。制御回路201は、基地局200の各構成要素を全体的に制御する回路である。制御回路201は、CPU、RAM、及びROM等を含む。メモリ202は、基地局200の補助記憶装置である。メモリ202は、例えば、HDD、SSD、及びメモリカード等を含む。メモリ202には、無線通信管理動作において無線通信管理装置100で生成される基地局200の制御情報が記憶される。有線通信モジュール203は、有線信号によるデータの送受信に使用される回路である。有線通信モジュール203は、有線通信モジュール103と同等のプロトコルスタックに準拠する。これにより、有線通信モジュール203は、有線通信モジュール103と有線接続することができる。
無線通信モジュール204は、無線信号によるデータの送受信に使用される回路である。無線通信モジュール204は、アンテナ(図示せず)に接続される。無線通信モジュール204は、例えば、TCP/IP階層モデルに準拠するように構成される。具体的には、例えば、無線通信モジュール204のネットワークインタフェース層に対応する構成は、IEEE(Institute of electrical and electronics engineers) 802.11 ahに準拠する。無線通信モジュール204のインターネット層に対応する構成は、IPに準拠する。無線通信モジュール204のトランスポート層に対応する構成は、TCPに準拠する。無線通信モジュール204のアプリケーション層に対応する構成は、SSHに準拠する。
図4は、実施形態に係る端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。端末300は、制御回路301、メモリ302、無線通信モジュール303、センサ304、バッテリ305、及びGPS(Global positioning system)モジュール306を含む。制御回路301は、端末300の各構成要素を全体的に制御する回路である。制御回路301は、CPU、RAM、及びROM等を含む。メモリ302は、端末300の補助記憶装置である。メモリ302は、例えば、HDD、SSD、及びメモリカード等を含む。メモリ302には、無線通信管理動作において無線通信管理装置100で生成される制御情報、センサ304で計測されたセンサ情報が記憶される。
無線通信モジュール303は、無線信号によるデータの送受信に使用される回路である。無線通信モジュール303は、無線通信モジュール204と同等のプロトコルスタックに準拠する。これにより、無線通信モジュール303は、無線通信モジュール204と無線接続することができる。センサ304は、無線通信システム2がモニタするデータを計測する回路である。センサ304にて計測されたセンサ情報は、基地局200及びネットワークNWを介して、データサーバ500に集約される。バッテリ305は、端末300に電力を供給する容量である。バッテリ305は、例えば、太陽光発電モジュール(図示せず)によって充電される。GPSモジュール306は、GPS衛星からの電波を受信し、端末装置300の位置データを取得することが可能な回路である。なお、図4では、端末300が太陽光発電でバッテリ305を充電することによって電力を供給する場合について説明したが、これに限られない。例えば、端末300は、電源から安定的に電力を供給されてもよい。また、無線通信システム2が端末300の位置情報を使用しない場合に、GPSモジュール306が、端末300から省略されてもよい。
図5は、実施形態に係る無線通信管理装置の機能構成の一例を示すブロック図である。制御回路101のCPUは、メモリ102又は記憶媒体107に記憶された無線通信管理プログラムをRAMに展開する。そして、制御回路101のCPUは、RAMに展開された無線通信管理プログラムを解釈及び実行することにより各構成要素102~106を制御する。これによって、図5に示されるように、無線通信管理装置100は、ユーザ入力部111、有線信号受信部112、制御情報生成部113、判定部114、有線信号送信部115、及びコマンドライブラリ116を備えるコンピュータとして機能する。
ユーザ入力部111は、ユーザから入力された登録情報を制御情報生成部113に送信する。登録情報は、機器情報及び制約情報を含む。機器情報は、無線通信管理装置100が基地局200及び端末300を一意に識別するための情報である。機器情報は、例えば、基地局200及び端末300毎のユーザ名、パスワード、IPアドレス、及び管理対象フラグ等を含む。ユーザ名及びパスワード、並びにIPアドレスは、無線通信管理装置100が基地局200及び端末300にSSHでログインするために使用される。管理対象フラグは、対応する基地局200及び端末300が無線通信管理動作の対象であるか否かを識別する情報である。制約情報は、電波法等の法律に基づいて無線通信システム2が遵守すべき制約条件を示す情報である。制約情報は、例えば、機器毎の総送信時間の上限値を含む。
有線信号受信部112は、基地局200及び端末300の無線環境情報を、基地局200から受信する。有線信号受信部112は、外部環境情報を外部サーバ400から受信する。有線信号受信部112は、受信した各種環境情報を、制御情報生成部113に送信する。
無線環境情報は、無線通信管理動作において、無線通信のスループットを評価するために基地局200及び端末300から収集される情報である。無線環境情報は、基地局200及び端末300に共通する情報として、例えば、周辺BSS(Basic service set)に関する情報(SSID、チャネル、バンド幅、周波数、RSSI(Received signal strength indication))等を含む。また、無線環境情報は、端末300に特有の情報として、例えば、バッテリ305の残容量を示す情報を含み得る。外部環境情報は、無線通信のスループットを評価するために外部サーバ400から収集される情報である。外部環境情報は、例えば、無線通信システム2が設けられる地域の日照時間の予測値等を含む。制御情報生成部113は、登録情報、基地局200及び端末300の無線環境情報、並びに外部環境情報に基づき、基地局200及び端末300の制御情報を生成する。制御情報生成部113は、無線通信管理動作に使用される全ての情報が揃うまで、受信した各種情報をメモリ102に記憶させてもよい。制御情報生成部113は、生成した制御情報を判定部114に送信する。
制御情報は、基地局200及び端末300の無線通信環境の構築に使用されるパラメタである。或る機器の制御情報は、少なくとも当該或る機器から収集された無線環境情報に基づいて、生成される。或る機器の制御情報は、当該或る機器以外の機器から収集された無線環境情報に更に基づいて、生成され得る。制御情報は、基地局200及び端末300のアクセスパラメタ、チャネル、伝送レートを含む。また、制御情報は、基地局200及び端末300の伝送時間帯を示す情報、及び送信頻度(デューティ比)を含む。
判定部114は、制御情報が生成された基地局200及び端末300毎に、生成した制御情報によって無線環境の設定を更新するか否かを判定する。また、判定部114は、無線環境の設定を更新すると判定された基地局200及び端末300毎に、当該更新が再起動を伴うか否かを更に判定する。判定部114は、基地局200及び端末300毎の制御情報及び判定結果の組を有線信号送信部115に送信する。
有線信号送信部115は、制御回路101からの指示に基づいて、基地局200及び端末300を制御するための各種コマンドを生成する。各種コマンドは、コマンドライブラリ116を参照して生成される。コマンドライブラリ116は、無線通信管理動作に使用されるコマンド群が予め記憶される。コマンドライブラリ116は、例えば、収集コマンド、及び更新コマンドを記憶する。収集コマンドは、(例えばIPアドレスを)指定された基地局200又は端末300から無線環境情報を収集させるコマンドである。更新コマンドは、(例えばIPアドレスを)指定された基地局200又は端末300の無線環境の設定を制御情報で更新させるコマンドである。このため、更新コマンドは、指定された基地局200又は端末300の無線環境の設定を更新するための制御情報(例えばチャネル、バンド幅等)を含む。また、更新コマンドは、指定された基地局200又は端末300を再起動させる指示を含む場合がある。
図6は、実施形態に係る基地局の機能構成の一例を示すブロック図である。制御回路201のCPUは、無線通信管理装置100から送信された各種コマンドに基づいて各構成要素202~204を制御する。これによって、図6に示されるように、基地局200は、有線信号受信部211、無線信号受信部212、収集部213、更新部214、有線信号送信部215、及び無線信号送信部216を備えるコンピュータとして機能する。
有線信号受信部211は、収集コマンド及び更新コマンドを無線通信管理装置100から受信する。基地局200を宛先とする(基地局200への)収集コマンドを受信すると、有線信号受信部211は、収集部213に収集コマンドを送信する。基地局200への更新コマンドを受信すると、有線信号受信部211は、更新部214に更新コマンドを送信する。端末300を宛先とする(端末300への)収集コマンド及び更新コマンドを受信すると、有線信号受信部211は、収集コマンド及び更新コマンドを無線信号送信部216へ送信する。有線信号受信部211から無線信号送信部216へデータを送信する際に、当該送信データは、イーサネットのフレームフォーマットから、802.11 ahのフレームフォーマットへ変換される。
無線信号受信部212は、端末300の無線環境情報を端末300から受信する。無線信号受信部212は、受信した端末300の無線環境情報を有線信号送信部215に送信する。無線信号受信部212から有線信号送信部215へデータを送信する際に、当該送信データは、802.11 ahのフレームフォーマットから、イーサネットのフレームフォーマットへ変換される。収集部213は、受信した収集コマンドに基づき、基地局200の無線環境情報を収集する。収集部213は、収集した基地局200の無線環境情報を有線信号送信部215に送信する。
更新部214は、受信した更新コマンドに基づき、基地局200の無線環境の設定を、更新コマンド内の制御情報で更新する。更新コマンドが再起動の指示を含む場合、更新部214は、基地局200を再起動させる。有線信号送信部215は、受信した基地局200の無線環境情報を、無線通信管理装置100に送信する。有線信号送信部215は、受信した端末300の無線環境情報を、無線通信管理装置100に転送する。無線信号送信部216は、受信した端末300の収集コマンド及び更新コマンドを、端末300に転送する。
図7は、実施形態に係る端末の機能構成の一例を示すブロック図である。制御回路301のCPUは、無線通信管理装置100から送信された各種コマンドに基づいて各構成要素302及び303を制御する。これによって、図7に示されるように、端末300は、無線信号受信部311、収集部312、更新部313、及び無線信号送信部314を備えるコンピュータとして機能する。
無線信号受信部311は、収集コマンド及び更新コマンドを基地局200から受信する。無線信号受信部311は、収集コマンドを収集部312に送信する。無線信号受信部311は、更新コマンドを更新部313へ送信する。収集部312は、受信した収集コマンドに基づき、端末300の無線環境情報を収集する。収集部312は、収集した端末300の無線環境情報を無線信号送信部314に送信する。更新部313は、受信した更新コマンドに基づき、端末300の無線環境の設定を、更新コマンド内の制御情報で更新する。更新コマンドが再起動の指示を含む場合、更新部313は、端末300を再起動させる。無線信号送信部314は、収集した端末300の無線環境情報を、基地局200に送信する。
図8は、実施形態に係る制御情報生成部113の詳細な構成の一例を示すブロック図である。制御情報生成部113は、決定部1131、評価部1132及び選択部1133を含む。決定部1131、評価部1132及び選択部1133のそれぞれは、制御情報生成部113が行う処理の一部を実施する。
次に、実施形態に係る通信システムの動作について説明する。図9は、実施形態に係る無線通信管理装置における無線通信管理動作の一例を示すフローチャートである。図9では、ユーザ入力によって予め登録情報がメモリ102内に記憶されているものとする。また、無線通信管理装置100は、登録情報に記憶された各機器に対して、SSHでログイン済みであるものとする。
図9に示すように、所定の時間間隔が経過する等の無線通信監視動作の開始条件が満たされると、無線通信管理装置100は、外部サーバ400から外部環境情報を収集する(S1)。外部環境情報は、例えば、無線通信システム2が設けられる地域の日照時間の予測値等を含む。無線通信管理装置100は、基地局200及び端末300の各々から無線環境情報を収集する(S2)。S2の処理は、S1の処理の前に実行されてもよいし、ステップS1の処理と並行に実行されてもよい。無線通信管理装置100は、収集した外部環境情報及び無線環境情報に基づいて、基地局200及び端末300の各々の制御情報を生成する(S3)。
無線通信管理装置100は、無線通信システム2の無線環境の設定を更新するか否かを判定する(S4)。無線環境の設定を更新すると判定された場合(S4-Yes)、処理はS5に移行する。無線環境の設定を更新しないと判定された場合(S4-No)、無線通信管理動作は終了する。無線通信管理装置100は、基地局200及び端末300の各々の無線環境の設定を、制御情報で更新する(S5)。S5の処理が終了すると、無線通信管理動作は終了する。
図10は、実施形態に係る無線通信管理装置における収集動作の一例を示すフローチャートである。図10は、図9におけるS2の処理に対応する。無線通信管理装置100は、登録情報に基づき、収集対象機器を選択する(S21)。無線通信管理装置100は、登録情報に登録された基地局200及び端末300のうち、管理対象フラグが立っている機器を収集対象機器として選択する。このため、収集対象機器には、少なくとも1つの端末300が含まれる。以下の例では、無線通信システム2内の全ての端末300-1~300-3が収集対象機器として選択されたとして説明する。
無線通信管理装置100は、選択された全ての収集対象機器に対して、収集コマンドを送信する(S22)。具体的には、無線通信管理装置100は、端末300-1~300-3のそれぞれのIPアドレスを宛先とする3つの収集コマンドを送信する。収集コマンドを送信した後、無線通信管理装置100は、タイマ105のカウントを開始する(S23)。収集対象機器は、自身を指定する収集コマンドを受信すると、収集対象機器は、収集コマンドに基づいて無線環境情報を収集する(S24)。そして、収集対象機器は、収集した無線環境情報を、無線通信管理装置100に送信する。
タイマ105のカウントが開始されると、無線通信管理装置100は、タイマ105がタイムアウトする、又は収集対象機器のいずれか1つから無線環境情報を受信するまで、待機する(S25)。S25の処理の後、無線通信管理装置100は、タイマ105がタイムアウトしたか否かを判定する(S26)。タイマ105がタイムアウトした場合(S26-Yes)、無線通信管理装置100は、タイマのカウントを終了する(S29)。
タイマ105がタイムアウトしていない場合(S26-No)、無線通信管理装置100は、受信した無線環境情報をメモリ102に記憶させる(S27)。そして、無線通信管理装置100は、全ての収集対象機器から無線環境情報を受信したか否かを判定する(S28)。
無線環境情報を受信していない収集対象機器がある場合(S28-No)、S25の処理に進む。これにより、全ての収集対象機器から無線環境情報を受信するか、又はタイマ105がタイムアウトするまで、S25~S28の処理が繰り返される。全ての収集対象機器から無線環境情報を受信した場合(S28-Yes)、無線通信管理装置100は、タイマのカウントを終了する(S29)。S29の処理の終了により、収集動作が終了する。
以下、制御情報生成部113による基地局200及び端末300の制御情報の生成、すなわち、S3の処理について説明する。特に、以下の説明では、決定部1131、評価部1132及び選択部1133による処理について、図8を参照して説明する。
決定部1131は、端末300で取得された無線環境情報に基づいて、バンド幅及びチャネルの組み合わせの干渉関係を決定する。干渉関係は、ある基地局200又はある端末300のバンド幅及びチャネルの組み合わせと、干渉するOBSS(Overlapping basic service set)のバンド幅及びチャネルの組み合わせと、が重なる関係にあるか否かに基づいて判定される。ある一例では、干渉関係は、バンド幅及びチャネルの組み合わせ毎に設定される最低周波数が互いに対して一致するか否か、及び、バンド幅及びチャネルの組み合わせ毎に設定される最高周波数が互いに対して一致するか否か、の少なくとも一方により判定される。決定部1131は、最低周波数(最高周波数)が互いに対して一致する場合、バンド幅及びチャネルの組み合わせが干渉関係にあると決定する。決定部1131は、最低周波数(最高周波数)が互いに対して一致しない場合、バンド幅及びチャネルの組み合わせが干渉関係にないと決定する。干渉関係は、基地局200又は端末300のバンド幅及びチャネルの組み合わせ毎に決定される。決定部1131は、干渉関係に基づいて、基地局200又は端末300のバンド幅及びチャネルの組み合わせ毎に、干渉するOBSSの数を示す情報を生成する。
評価部1132は、決定部1131から取得した周辺BSSに関する情報に基づいて、基地局200又は端末300のバンド幅及びチャネルの組み合わせを評価する。評価部1132は、基地局200又は端末300のバンド幅及びチャネルの組み合わせの評価を示す評価値を計算する。まず、評価部1132は、次の式(1)に基づいて、オーバーヘッドを考慮した送信時間割合の合計値Lallを計算する。
Figure 0007459974000001
ここで、Ttxは単位時間あたりに送信するデータフレームの時間長の合計時間(送信時間)である。LOHはオーバーヘッドを考慮するために導入する送信時間割合である。送信時間割合の合計値Lallが、基地局200及び端末300の属するBSSのすべての基地局200及び端末300の総和として、計算される。また、送信時間割合の合計値Lallはバンド毎に計算され、送信時間割合LOHはバンド毎に予め設定される。式(1)において送信時間割合LOHを使用することにより、送信時間割合の合計値Lallの計算において、キャリアセンス時間やACKによる応答時間が考慮される。
評価部1132は、式(2-1)に基づいて、干渉するOBSSがない場合のトラヒック合計値Callを計算する。
Figure 0007459974000002
ここで、Gtrafficは、送信可能なトラヒック量である。トラヒック合計値Callが、基地局200及び端末300の属するBSSにおけるすべての基地局200及び端末300のトラヒック量Gtrafficの総和として、計算される。また、トラヒック合計値Callはバンド毎に計算され、トラヒック量Gtrafficはバンド毎に予め設定される。なお、送信時間割合の合計値Lallの値が1以上である場合、トラヒック合計値Callは式(2-2)に基づいて計算される。
Figure 0007459974000003
評価部1132は、式(3)に基づいて、混雑具合Sを計算する。
Figure 0007459974000004
ここで、NOBSSは干渉するOBSSの個数である。LOBSSは干渉するOBSS当たりの想定する使用時間割合である。LOBSSは予め設定された値である。混雑具合Sは、基地局200及び端末300の属するBSSにおける端末300毎に、かつ、当該端末300のバンド幅及びチャネルの組み合わせ毎に、計算される。
評価部1132は、式(1)により計算した送信時間割合の合計値Lall及び式(3)により計算した混雑具合Sに基づいて、式(4)により送信フレームの送信成功率の予測値Fを計算する。
Figure 0007459974000005
前述したように、本実施形態では、送信時間割合の合計値Lallはバンド毎に計算され、混雑具合Sは、基地局200及び端末300の属するBSSにおける端末300毎に、かつ、当該端末300のバンド幅及びチャネルの組み合わせ毎に、計算される。そのため、予測値Fの計算において、バンド毎に用いる送信時間割合の合計値Lallは同一である。予測値Fは、基地局200及び端末300の属するBSSにおける端末300毎に、かつ、当該端末300のバンド幅及びチャネルの組み合わせ毎に、計算される。
評価部1132は、式(2-1)又は式(2-2)により計算したトラヒック合計値Call及び式(4)により計算した予測値Fに基づいて、評価値として、送信成功見込み容量Ccalcを計算する。
Figure 0007459974000006
トラヒック合計値Callはバンド毎に計算される。混雑具合Sは、基地局200及び端末300の属するBSSにおける端末300毎に、かつ、当該端末300のバンド幅及びチャネルの組み合わせ毎に、計算される。そのため、送信成功見込み容量Ccalcの計算において、バンド毎に用いるトラヒック合計値Callは同一である。送信成功見込み容量Ccalcは、基地局200及び端末300の属するBSSにおける端末300毎に、かつ、当該端末300のバンド幅及びチャネルの組み合わせ毎に、計算される。
選択部1133は、評価部1132から取得する評価値に基づいて、基地局200及び端末300の属するBSSにおけるバンド幅及びチャネルの組み合わせ候補を選択する。選択部1133は、例えば、評価部1132により端末300毎に算出された評価値に基づいて、バンド幅及びチャネルの組み合わせの総合評価値を計算する。そして、選択部1133は、少なくとも1つの候補選択ポリシーにしたがって候補を選択する。候補選択ポリシーは、基地局200及び端末300の属するBSSにおける運用形態等によって、適宜設定できる。選択部1133が複数の候補を選択した場合、選択部1133は複数の候補チャネルから1つの候補をさらに選択する。複数の候補から1つの候補を選択する基準は、特に限定されるものではない。ある一例では、選択部1133は、複数の候補からランダムで1つのバンド幅及びチャネルの組み合わせ候補を選択する。なお、複数の候補の中に、基地局200及び端末300の属するBSSにおいて既に使用しているバンド幅及びチャネルの既存の組み合わせ候補がある場合は、既存の組み合わせを優先して選択することが好ましい。
ある一例では、選択部1133は、評価値としての送信成功見込み容量Ccalcがすべての端末300について合計した値を総合評価値として計算する。そして、選択部1133は、総合評価値が最大であるバンド幅及びチャネルの組み合わせを選択する。本実施形態では、送信成功見込み容量Ccalcが、端末300毎、かつ、当該端末300のバンド幅及びチャネルの組み合わせ毎に計算される。そのため、選択部1133は、バンド幅及びチャネルの組み合わせ毎に、端末300のすべてについて送信成功見込み容量Ccalcの総和を計算する。選択部1133は、バンド幅及びチャネルの組み合わせ毎に計算する送信成功見込み容量Ccalcの総和のうち、最大である送信成功見込み容量Ccalcの総和に対応するバンド幅及びチャネルの組み合わせを選択する。
別のある一例では、選択部1133は、バンド幅及びチャネルの組み合わせ毎に、すべての端末300の送信成功見込み容量Ccalcに対して標準偏差を総合評価値として計算する。選択部1133は、総合評価値が最小である、すなわち、標準偏差が最小であるバンド幅及びチャネルの組み合わせを選択する。
また、選択部1133は、バンド幅及びチャネルの組み合わせ毎に、すべての端末300の送信成功見込み容量Ccalcの中から、最大の送信成功見込み容量maxCcalc及び最小の送信成功見込み容量minCcalcを用いて、比率maxCcalc/minCcalcを総合評価値として計算する。選択部1133は、総合評価値が最小である、すなわち比率maxCcalc/minCcalcが最小であるバンド幅及びチャネルの組み合わせを選択する。
図11は、実施形態に係る無線通信管理装置100による制御情報の生成処理としてのバンド幅及びチャネルの組み合わせの選択処理の一例を示すフローチャートである。図11は、図9におけるS3の処理に対応する。無線通信管理装置100は、前述のように、無線環境情報に基づいてバンド幅及びチャネルの組み合わせごとに干渉関係を決定する(S31)。無線通信管理装置100は、決定した干渉関係に基づいて、バンド幅及びチャネルの組み合わせごとに評価する(S32)。無線通信管理装置100は、評価値及び候補選択ポリシーに基づいて、バンド幅及びチャネルの組み合わせを選択する(S33)。バンド幅及びチャネルの組み合わせが複数選択された場合(S34-Yes)、処理はS35に移行する。バンド幅及びチャネルの組み合わせが1つ選択された場合(S34-No)、処理は終了する。無線通信管理装置100は、複数の組み合わせの中からランダムで1つの組み合わせを選択する(S35)。S35の処理が終了すると、バンド幅及びチャネルの組み合わせの選択処理は終了する。
以上説明したように、実施形態によれば、無線通信管理装置100は、決定部1131と、評価部1132と、選択部1133と、を具備する。決定部1131は、基地局と無線通信可能な1以上の端末から収集された無線環境情報に基づいて、バンド幅及びチャネルの組み合わせの干渉関係を決定する。評価部1132は、干渉関係に基づいて、バンド幅及びチャネルの組み合わせ毎に評価値を計算する。選択部1133は、評価値に基づいて、バンド幅及びチャネルの組み合わせの中から、1つの組み合わせを選択する。これにより、BSSとして最適なバンド幅及びチャネルの組み合わせが選択され、スループットの低下を抑制することができる。
なお、上述した実施形態には、種々の変形が適用可能である。例えば、上述した実施形態では、端末300と基地局200とがダイレクトに無線通信する場合について説明したが、これに限られない。例えば、端末300と基地局200とは、無線通信を中継する基地局(中継基地局)を介して、互いに無線通信するように構成されてもよい。
また、例えば、上述した実施形態では、無線通信管理プログラムが、オンプレミスの無線通信管理装置100で実行される場合について説明したが、これに限られない。例えば、無線通信管理プログラムは、クラウド上の計算リソースで実行されてもよい。
また、例えば、上述した実施形態では、無線通信管理装置100が、ネットワークNWを介して基地局200と接続される場合について説明したが、これに限られない。例えば、無線通信管理装置100は、無線通信システム2内に設けられ、ルート(root)の基地局200として機能してもよい。この場合、無線通信管理装置100は、図5に示した機能構成と、図6に示した機能構成と、の双方を有するように構成されてもよい。
また、例えば、上述した実施形態では、無線通信システム2内の一部の端末300が収集対象機器として選択されてもよい。この場合、端末300に備えられるGPSモジュール306の位置情報が使用されてもよい。例えば、端末300の数が過多で収集動作に時間がかかる場合、無線管理装置100は、GPSモジュール306の位置情報に基づいて、互いに近い位置にある端末300の中から代表端末を収集対象機器として選択する。無線管理装置100は、GPSモジュール306の位置情報に基づいて、収集対象となる端末に関する無線環境情報を収集する。無線管理装置100は、代表として選択された少数の端末300から収集されたOBSS情報やチャネル情報に基づいて、上述した実施形態の処理を実行する。このようにすることで、無線管理装置100は、GPSモジュール306の位置情報に基づいて収集動作を効率的に実行できるとともに、上述した実施形態の処理全体を効率的に実行できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…通信システム
2…無線通信システム
100…無線通信管理装置
200-1,200-2…基地局
300-1,300-2,300-3…端末
400…外部サーバ
500…データサーバ
101,201,301…制御回路
102,202,302…メモリ
103,203…有線通信モジュール
104…ユーザインタフェース
105…タイマ
106…ドライブ
107…記憶媒体
204,303…無線通信モジュール
304…センサ
305…バッテリ
111…ユーザ入力部
112,211…有線信号受信部
113…制御情報生成部
114…判定部
115,215…有線信号送信部
116…コマンドライブラリ
212,311…無線信号受信部
213,312…収集部
214,313…更新部
216,314…無線信号送信部
1131…決定部
1132…評価部
1133…選択部

Claims (9)

  1. 基地局と無線通信可能な1以上の端末から収集された無線環境情報に基づいて、バンド幅及びチャネルの組み合わせの干渉関係を決定する決定部と、
    前記干渉関係に基づいて、バンド幅及びチャネルの前記組み合わせ毎に評価値を計算する評価部と、
    前記評価部の評価値に基づいて、バンド幅及びチャネルの前記組み合わせの中から、1つの前記組み合わせを選択する選択部と、
    を具備する、無線通信管理装置。
  2. 前記決定部は、前記端末におけるバンド幅及びチャネルの前記組み合わせと、干渉するOBSS(Overlapping basic service set)におけるバンド幅及びチャネルの組み合わせと、が重なる関係にあるか否かに基づいて前記干渉関係を決定する、
    請求項1に記載の無線通信管理装置。
  3. 前記評価部は、オーバーヘッドを考慮したバンド幅ごとの送信時間割合と前記端末の送信時間とに少なくとも基づいて、バンド幅毎に送信時間割合の合計値を計算し、前記端末におけるバンド幅及びチャネルの前記組み合わせに干渉するOBSSの数を示す情報と、前記合計値と、に基づいて、前記端末におけるバンド幅及びチャネルの前記組み合わせにおける混雑具合を計算する、
    請求項2に記載の無線通信管理装置。
  4. 前記評価部は、前記混雑具合に基づいて、前記端末におけるバンド幅及びチャネルの前記組み合わせにおける送信成功見込み容量を、前記評価値として計算する、
    請求項3に記載の無線通信管理装置。
  5. 前記選択部は、前記端末毎に計算された前記評価値に基づいて、バンド幅及びチャネルの前記組み合わせの総合評価値を計算する、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の無線通信管理装置。
  6. 前記選択部は、前記総合評価値として前記評価値の総和を計算するとともに最大の前記総合評価値に対応する前記組み合わせを選択すること、前記総合評価値として前記評価値の標準偏差を計算するとともに最小の前記総合評価値に対応する前記組み合わせを選択すること、及び、前記総合評価値として前記評価値の最小値に対する前記評価値の最大値の比率を計算するとともに最小の前記総合評価値に対応する前記組み合わせを選択することから選択される少なくとも1つの候補選択ポリシーに基づいて前記選択をする、
    請求項5に記載の無線通信管理装置。
  7. 前記無線環境情報は、1つ以上の前記端末のうちから位置情報に基づいて選択された前記端末に関する無線環境情報である、
    請求項1乃至6の何れか1項に記載の無線通信管理装置。
  8. 基地局と無線通信可能な1以上の端末から収集された無線環境情報に基づいて、バンド幅及びチャネルの組み合わせの干渉関係を決定することと、
    前記干渉関係に基づいて、バンド幅及びチャネルの前記組み合わせごとに評価値を計算することと、
    前記評価値に基づいて、バンド幅及びチャネルの前記組み合わせの中から、1つの前記組み合わせを選択することと、
    を具備する無線通信管理方法。
  9. 基地局と無線通信可能な1以上の端末から収集された無線環境情報に基づいて、バンド幅及びチャネルの組み合わせの干渉関係を決定することと、
    前記干渉関係に基づいて、バンド幅及びチャネルの前記組み合わせごとに評価値を計算することと、
    前記評価値に基づいて、バンド幅及びチャネルの前記組み合わせの中から、1つの前記組み合わせを選択することと、
    をプロセッサに実行させるための無線通信管理プログラム。
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