JP7458983B2 - 汚れ防止口腔ケア組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、口腔ケア組成物、それらの使用方法、およびそれらの調製方法に関する。具体的には、歯表面上における汚れの形成を防止するまたは最小限に抑えるため、および歯表面上の既存の汚れを防止または軽減するための口腔ケア組成物に関する。
歯を白くする努力には長い歴史があり、古代エジプト人にまで遡ると考えられる。実際、今日でも歯のホワイトニング製品の幅広い市場が存在し、より白い歯は、しばしば自信と自尊心の向上と関連付けられる。現代科学によって歯の色に寄与する要因の詳細な理解が得られたことから、歯を白くするための改善された製品および方法が可能となった。通常の歯の色調は、エナメル質とその下の象牙質の自然なオフホワイトの色合いによって決定される。しかしながら、外因性および内因性の着色もまた、歯の色調に寄与する。
外因性または直接的な着色は、茶、コーヒー、赤ワイン、および消費者が日常的に使用するポリフェノールが豊富な他の食品の色素原によって引き起こされるもの等の表面の汚れを指す。直接的または外因性の歯の汚れはまた、細菌性のペリクルタンパク質の蓄積または化学修飾(金属架橋、変性等)の増加によっても引き起こされ得る。外因性の汚れは、ペリクル/プラークマトリックスを破壊してその蓄積を防止することによって汚れ除去プロセスの助けとなる(例えば、練り歯磨き中の)界面活性剤および/または研磨剤を使用して歯表面から物理的に除去される。
内因性の着色は、エナメル質表面の下に存在する、またはエナメル質表面の下に浸透する汚れを指す。内因性の着色は、食物分子がエナメル質の傷および亀裂、または場合によってはエナメル小柱の間に浸透すると起こり得る。また内因性の変色は、歯の硬組織の構造組成または厚さの変化に続いて発生する可能性もある。特定の代謝性疾患および歯の外傷も、内因性の着色の原因となり得る。
内因性の着色の除去は、外因性の着色の除去よりも困難であり、かつ時間がかかる。内因性の汚れの除去は、化学物質、光、または熱による活性化の有無にかかわらず、汚れを漂白するためまたは色素原を可溶化するための、過酸化物または過酸化物類似体の使用を含む様々な方法によって達成され得る。この方法は、エナメル質および象牙質内の有機化合物を酸化し、それによって着色された物質を非着色の物質に変えるが、汚れ自体は除去されない。エナメル質を不透明化して表面下の汚れを目立たなくさせる酸および脱水法も、内因性の着色を除去するまたは隠すために使用される。
歯のホワイトニング製品は、店頭でおよび歯科医院における専門的なサービスとして利用可能である。これらの製品は、典型的には、過酸化物剤およびピロリン酸塩等の研磨剤を含んでいる。これらの製品を長期間使用すると、歯の過敏症、軟部組織の刺激、歯表面の変化等の、いくつかの不快な副作用が発生する可能性がある。したがって、当該技術分野では、より安全かつより穏やかな、歯を白くする口腔ケア組成物が求められている。
本開示の特定の実施形態の目的は、歯表面上における汚れの形成を防止するまたは最小限に抑えるための口腔ケア組成物を提供することである。
本開示の特定の実施形態の目的は、歯表面から既存の汚れを除去または軽減するための口腔ケア組成物を提供することである。
本開示の特定の実施形態の目的は、歯表面上における汚れの形成を防止するまたは最小限に抑えるための方法を提供することである。
本開示の特定の実施形態の目的は、歯表面から既存の汚れを除去または軽減するための方法を提供することである。
本開示の特定の実施形態の目的は、歯表面上における汚れの形成を防止するまたは最小限に抑えるための口腔ケア組成物を調製するための方法を提供することである。
本開示の特定の実施形態の目的は歯表面から既存の汚れを除去または軽減するための口腔ケア組成物を調製するための方法を提供することである。
本開示の特定の実施形態の目的は、歯表面上における汚れの形成を防止するまたは最小限に抑えるための口腔ケア組成物を備えるキットを提供することである。
本開示の特定の実施形態の目的は、歯表面から既存の汚れを防止または軽減するための口腔ケア組成物を備えるキットを提供することである。
本発明の上記および他の目的は、特定の実施形態において、少なくとも1つのアクリル酸-マレイン酸(AA-MA)コポリマーと、薬学的に許容される賦形剤と、を含む口腔ケア組成物に関する本発明によって達成され得る。
いくつかの実施形態において、本発明は、歯表面上における汚れの形成を防止するまたは最小限に抑えるための有効量の少なくとも1つのAA-MAコポリマーまたはその塩と、薬学的に許容される賦形剤とに関する。
いくつかの実施形態において、本発明は、歯表面から既存の汚れを除去または軽減するための有効量の少なくとも1つのAA-MAコポリマーまたはその塩と、薬学的に許容される賦形剤とに関する。
いくつかの実施形態において、本発明は、歯表面上における汚れの形成を防止するまたは最小限に抑えるための方法に関する。いくつかの実施形態において、本発明は、歯表面から既存の汚れを防止または軽減する方法に関する。これらの方法は、少なくとも1つのAA-MAコポリマーまたはその塩と、薬学的に許容される賦形剤とを含む口腔ケア組成物で歯表面を処理することを含み得る。いくつかの実施形態において、本明細書に開示される方法は、歯表面における汚れの形成を防止するまたは最小限に抑えるための有効量の少なくとも1つのAA-MAコポリマーまたはその塩と、薬学的に許容される賦形剤とを含む口腔ケア組成物で歯表面を処理することを含み得る。いくつかの実施形態において、本明細書に開示される方法は、歯表面から既存の汚れを防止または軽減するための有効量の少なくとも1つのAA-MAコポリマーまたはその塩と、薬学的に許容される賦形剤とを含む口腔ケア組成物で歯表面を処理することを含み得る。
いくつかの実施形態において、本発明は、ある実施形態による口腔ケア組成物を調製するための方法に関する。該方法は、少なくとも1つのAA-MAコポリマーまたはその塩を含む水性ポリマー溶液を形成することを含み得る。該方法は、水性ポリマー溶液を薬学的に許容される賦形剤と組み合わせることをさらに含み得る。
いくつかの実施形態において、本発明は、ある実施形態による口腔ケア組成物を備えるキットに関する。キットはさらに取扱説明書を含み得る。
本開示の上記および他の特徴、それらの性質、および様々な利点は、添付の図面と併せて以下の詳細な説明を考慮すると、より明らかになるであろう。
実施例で検討された様々な処理液のホワイトニング効果を評価するために使用された実験モデルを示している。 処理液で処理した後のHAPディスクについて測定された明度およびΔE*abをそれぞれ要約した図表を示している。 処理液で処理した後のHAPディスクについて測定された明度およびΔE*abをそれぞれ要約した図表を示している。 実施例2の様々な処理液で処理した後のHAPディスクについて測定された明度およびΔE*をそれぞれ要約した図表を示している。 実施例2の様々な処理液で処理した後のHAPディスクについて測定された明度およびΔE*をそれぞれ要約した図表を示している。 実施例3の様々な処理液で処理した後のHAPディスクについて測定された明度およびΔE*をそれぞれ要約した図表を示している。 実施例3の様々な処理液で処理した後のHAPディスクについて測定された明度およびΔE*をそれぞれ要約した図表を示している。 実施例4の様々な処理液で処理した後のウシの歯について測定された明度を要約した図表を示している。
口腔ケア組成物
いくつかの実施形態において、本開示は、歯表面上における新しい汚れの形成を防止するまたは最小限に抑えるのに好適な口腔ケア組成物に関する。いくつかの実施形態において、本開示は、歯表面上の既存の汚れの出現を防止または軽減するのに好適な口腔ケア組成物に関する。本開示は、新しい汚れを防止するもしくは最小限に抑えるために、または歯表面から既存の汚れを防止または軽減するために利用され得る、長期間持続する歯のホワイトニングの解決策に関する。この解決策は、歯のエナメル質を酸から保護し(例えば、歯表面にバリアを提供することにより)、現在使用されているより攻撃的な技術と比較して、歯茎の刺激、感作、および上皮の脱落を最小限に抑えることにより、穏やかで持続可能なアプローチを提供し得る。
いくつかの実施形態において、本開示は、AA-MAコポリマー等のポリマーのみを含む口腔ケア組成物に関する。他の実施形態において、本開示は、AA-MAコポリマー等のポリマーと、ピロリン酸塩および/または別の薬学的に許容される賦形剤との組み合わせに関する。いくつかの実施形態において、本明細書で企図される口腔ケア組成物は、歯のエナメル質の表面に結合することができ、それによって(例えば、色素原または細菌性ペリクルの結合に対して物理的に保護することにより)汚れが歯表面に吸着するのを防ぐことができるバリア(例えば、フィルムバリア)を提供する。特定の実施形態において、ポリマーは、歯表面に結合し、細菌の吸着を防止するシーラントとして作用し得る。歯表面に結合して保持されることにより、ポリマーは、歯表面の汚れおよび細菌の蓄積の防止および/または軽減および/または除去に長期間持続する効果を提供し得る。本明細書で考察されるポリマーはまた、汚れの形成の一因となる唾液中のカルシウムまたは他のイオンを除去する助けとなり得る。例えば、本明細書で考察されるポリマーは、(カルシウムイオンに加えて)Fe+3イオンを錯化することができ、それによってさもなければ変色を引き起こすであろうペリクルタンパク質の変性を該イオンが触媒するのを防ぐ。
口腔ケア組成物に好適なAA-MAコポリマーは、塩の形態で存在してもよい。AA-MAコポリマーの塩は、AA-MAコポリマーのナトリウム塩、AA-MAコポリマーのカリウム塩、および当業者によって歯表面を処理するのに好適であると理解されている他の考えられる塩を含み得る。
ナトリウム塩形態の例示的なAA-MAコポリマーは、以下の化学構造を有し得る:
AA-MAコポリマーは、水溶性で可撓性の透明なフィルム形成剤であり、コポリマーのカルボン酸基との金属錯化により金属表面の付着性を向上させ得る接着剤またはコーティング中で使用するのに好適にさせる。該ポリマーの親水性および金属イオンキレート能により、スケーリング防止剤、クラスト形成抑制剤、粘度調整剤として、繊維サイジングのため、または汚れ除去用の洗剤助剤としての水系における用途に好適である。
ナトリウム塩の形態では、負に帯電したカルボン酸基間の静電荷反発によりAA-MAコポリマー鎖が伸長され、カルボン酸基が「露出」されて錯体形成のために接近しやすい状態となる。理論に拘束されることなく、AA-MAコポリマーのカルボン酸基は、歯表面に強く結合した水の層と水素結合を形成し、これらの水素結合が、カルボキシレート基と歯のカルシウムイオンとの間に形成されるイオン結合によって徐々に置き換えられると考えられる。したがって、AA-MAコポリマーの象牙質/エナメル質への付着性は、コポリマーのカルボン酸基によるヒドロキシアパタイト[Ca10(PO(OH)]からのCa+2のコポリマーの錯化によるものであり得、また潜在的に、軟化した歯表面へのコポリマーの拡散によるものであり得、それが内因性の汚れの除去を可能にし、またその助けとなり得る。
特定の実施形態において、AA-MAコポリマーのカルボン酸基の約3分の2がヒドロキシアパタイトに結合し得る。いくつかの実施形態において、AA-MAコポリマー中のカルボン酸基の約1/4以上、約1/3以上、約1/2以上、約2/3以上、または実質的に全てがヒドロキシアパタイトに結合し得る。
特定の実施形態において、ヒドロキシアパタイト中のCa+2の総重量に基づいて、約0.05重量%以上、約0.1重量%以上、約0.15重量%以上、約0.2重量%以上、約0.25重量%以上、約0.3重量%以上、約0.35重量%以上、約0.4重量%以上、約0.45重量%以上、約0.5重量%以上のCa+2イオンが、AA-MAコポリマーによって抽出され得る。いくつかの実施形態において、AA-MAのコポリマーは、アクリル酸ホモポリマーよりも迅速にヒドロキシアパタイトを脱灰させ得る。
実施形態による口腔ケア組成物は、少なくとも1つのAA-MAコポリマーまたはその塩と、薬学的に許容される賦形剤とを含み得る。特定の実施形態において、口腔ケア組成物は、歯表面上における汚れの形成を防止するまたは最小限に抑えるための有効量の少なくとも1つのAA-MAコポリマーまたはその塩を含み得る。特定の実施形態において、口腔ケア組成物は、歯表面から既存の汚れを除去または軽減するための有効量の少なくとも1つのAA-MAコポリマーまたはその塩を含み得る。
好適なAA-MAコポリマーは、約5,000g/モル~約300,000g/モル、約15,000g/モル~約200,000g/モル、約30,000g/モル~約100,000g/モル、約40,000g/モル~約80,000、約45,000g/モル~約75,000、約50,000g/モル、または約70,000g/モルの範囲の分子量を有し得る。いくつかの実施形態において、より高分子量のポリマーは、歯表面により良好に付着し得る。
好適なAA-MAコポリマーはまた、約1:50~約50:1、約1:30~約30:1、約1:20~約20:1、約1:10~約10:1、約1:9~約9:1、約1:1~約10:1、約1:1~約9:1、約1:1~約5:1、約1:1~約4:1、約1:1~約3:1、約1:0.6、または約1:0.3の範囲のAA対MAのモル比を有し得る。
いくつかの実施形態において、本明細書に開示される口腔ケア組成物は、溶媒、増粘剤、緩衝剤、保湿剤、界面活性剤、研磨剤、甘味料、香味料、顔料、染料、虫歯予防剤、抗菌剤、増白剤、減感剤、防腐剤、またはそれらの混合物を含むがこれらに限定されない、薬学的に許容される賦形剤を含み得る。いくつかの実施形態において、口腔ケア組成物は、約10重量%~約99.9重量%、約30重量%~約99.7重量%、約50重量%~約99.5重量%、約60重量%~約99重量%、約70重量%~約98重量%、約80重量%~約97重量%、約90重量%~約99.99重量%、約92重量%~約99.9重量%、約95~約99.7重量%、約97重量%~約99.5重量%、約98.8~約99.4、約99.3、約99.2、約99.1、約98.9、約97重量%、約98重量%、または約99重量%の薬学的に許容される賦形剤を含み得る。
特定の実施形態において、薬学的に許容される賦形剤は、ピロリン酸またはその塩を含み得る。いくつかの実施形態において、口腔ケア組成物は、約0.1重量%~約20重量%、約0.3重量%~約10重量%、約0.5重量%~約5重量%、約1重量%~約3重量%、約1重量%、または約2重量%のピロリン酸、その塩、または任意の他の薬学的に許容される賦形剤を含み得る。好適なピロリン酸塩は、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、当業者によって口腔ケア組成物に好適であると理解されている他のピロリン酸の塩、およびそれらの組み合わせを含み得る。
本明細書で企図される口腔ケア組成物は、限定されないが、純粋なポリマー溶液、マウスウォッシュ、練り歯磨き、口腔内溶解ストリップ、ホワイトニングジェル、ホワイトニングラップ、ホワイトニングクリーム、ホワイトニング軟膏、および当業者によって歯表面を処理するのに好適であると理解されている他の考えられる口腔ケア製品または処理液を含む。本明細書で企図される口腔用組成物は、特定の実施形態において中性的な味を有し得る。
特定の実施形態において、本明細書に開示される口腔ケア組成物は、約5~約9、約6から約8.5、約5、約5.5、約6、約6.5、約7、約7.5、約8、約8.5、または約9までの範囲のpHを有する。
特定の実施形態において、口腔ケア組成物は、口腔ケア組成物の総重量に基づいて、約0.1重量%~約10重量%、約0.3重量%~約8重量%、約0.5重量%~約5重量%、約1重量%から約3重量%、約1重量%、または約2重量%までの水性ポリマー溶液を含み得る。
2重量%ポリマー溶液のpHは、約7~10、約8~9、約8~8.5、約8、約8.1、約8.2、約8.3、約8.4、または約8.5の範囲を有し得る。
水性ポリマー溶液は、水性ポリマー溶液の総重量に基づいて、約10~70重量%、20重量%~60重量%、約30重量%~50重量%、約35重量%~45重量%、または約40重量%の濃度の少なくとも1つのAA-MAコポリマーまたはその塩を含み得る。
いくつかの実施形態において、口腔ケア組成物は、少なくとも1つのAA-MAコポリマーまたはその塩の顆粒を含み得る。顆粒は、顆粒の総重量に基づいて、約70重量%~約100重量%、約75重量%~約95重量%、約80重量%~約95重量%、約85重量%~約95重量%、90重量%~約95重量%、約90重量%、約91重量%、約92重量%、約93重量%、約94重量%、または約95重量%の少なくとも1つのAA-MAコポリマーまたはその塩を含み得る。
いくつかの実施形態において、口腔ケア組成物は、口腔ケア組成物の総重量に基づいて、約0.01重量%~約10重量%、約0.1重量%~約5重量%、約0.3重量%~約3重量%、約0.5重量%~約2重量%、約0.6重量%~約1.2重量%、約0.7重量%、約0.8重量%、約0.9重量%、約1重量%、または約1.1重量%の少なくとも1つのAA-MAコポリマーまたはその塩を含み得る。
一実施形態において、口腔ケア組成物は、0.8重量%のAA/MAコポリマーA(70,000g/モルの分子量、および1:0.3のアクリル酸対マレイン酸のモル比を有するAA-MAコポリマーのナトリウム塩)を含んでもよく、約8のpHを有してもよく、重量%は口腔ケア組成物の総重量に基づく。
一実施形態において、口腔ケア組成物は、0.8重量%のAA/MAコポリマーB(50,000g/モルの分子量、および1:0.6のアクリル酸対マレイン酸のモル比を有するAA-MAコポリマーのナトリウム塩)を含んでもよく、約8のpHを有してもよく、重量%は口腔ケア組成物の総重量に基づく。
一実施形態において、口腔ケア組成物は、i)70,000g/モルの分子量、および1:0.3のアクリル酸対マレイン酸のモル比を有する2重量%のAA-MAコポリマーのナトリウム塩(AA-MAコポリマーA)、ii)1重量%のピロリン酸カリウム、ならびにiii)1重量%のピロリン酸ナトリウムを含んでもよく、口腔ケア組成物は、約5.5のpHを有し得る。
一実施形態において、口腔ケア組成物は、i)50,000g/モルの分子量、および1:0.6のアクリル酸対マレイン酸のモル比を有する2重量%のAA-MAコポリマーのナトリウム塩(AA-MAコポリマーB)、ii)1重量%のピロリン酸カリウム、ならびにiii)1重量%のピロリン酸ナトリウムを含んでもよく、口腔ケア組成物は、約5.5のpHを有し得る。
処理および調製の方法
いくつかの実施形態において、本開示は、歯表面上における新しい汚れの形成を防止するまたは最小限に抑えるための方法に関する。いくつかの実施形態において、本開示は、歯表面上の既存の汚れの出現を防止または軽減するための方法に関する。
実施形態による方法は、本明細書に開示される実施形態による口腔用組成物で歯表面を処理することを含み得る。いくつかの実施形態において、歯表面を処理することは、歯表面または歯表面の付近への実施形態による口腔ケア組成物の塗布、ブラッシング、すすぎ、噴霧、注入、およびそれらの組み合わせを含み得る。一実施形態において、歯表面を処理することは、口腔ケア組成物(例えば、練り歯磨き)で歯表面をブラッシングすることを含む。一実施形態において、歯表面を処理することは、口腔ケア組成物(例えば、マウスウォッシュ)で口、すなわち歯表面の付近をすすぐことを含み得る。
いくつかの実施形態において、実施形態による口腔ケア組成物で歯表面を処理することにより、約30以上、約35以上、約40以上、約45以上、約50以上、約55以上、約60以上、約70以上、約30~約80、約35~約80、約40~約80、約45~約80、約50~約80、約30~約75、約35~約75、約40~約75、約45~約75、約50~約75、約30~約70、約35~約70、約40~約70、約45~約70、約50~約70、約50~約75、約50~約85、約50~約90、約60~約75、約60~約85、約60~約90、約60~約95、約70~約75、約70~約85、約70~約90、または約70~約95の範囲の歯表面の明度L*が得られる。
いくつかの実施形態において、実施形態による口腔ケア組成物で歯表面を治療することにより、約60以下、約55以下、約50以下、約45以下、約40以下、約35以下、約30以下、約25以下、約20以下、約20~約60、約20~約50、約20~約40、約20~約30、約30~約60、約30~約50、約30~約40、約40~約60、約40~約50、または約50~約60のΔE*が得られる。
いくつかの実施形態において、本開示は、実施形態による口腔ケア組成物を調製するための方法に関する。該方法は、水性ポリマー溶液を形成すること、および水性ポリマー溶液を薬学的に許容される賦形剤と組み合わせる(例えば、希釈する)ことを含み得る。水性ポリマー溶液は、実施形態による少なくとも1つのAA-MAコポリマーまたはその塩を含み得る。
キットおよび他の製造物品
また、本明細書には、口腔ケア組成物、またはその成分、および歯を白くする方法における組成物の使用を記載する取扱説明書を含むキットも開示される。本明細書で使用される場合、「取扱説明書」は、キットにおける組成物の有用性を伝えるために使用され得る、刊行物、記録、図表、または他の任意の表現媒体を含む。キットの取扱説明書は、例えば、組成物を含む容器に添付されてもよいか、または組成物を含む容器と一緒に発送されてもよい。代替的に、受領者が取扱説明書と組成物を協調的に使用することを意図して、取扱説明書が容器とは別に発送されてもよい。取扱説明書の送達は、例えば、刊行物の物理的送達によるもの、もしくはキットの有用性を伝える他の表現媒体によるものであり得るか、または代替的に、例えば、電子メールもしくはウェブサイトからのダウンロード等、コンピュータを用いた電子送信によって達成され得る。
いくつかの実施形態において、キットは、少なくとも1つのAA-MAコポリマーまたはその塩と、薬学的に許容される賦形剤とを含み得る。少なくとも1つのAA-MAコポリマーまたはその塩、および薬学的に許容される賦形剤の量、組成、および/または特性は、上で考察されたポリマーおよび/または賦形剤のいずれかを含み得る。
いくつかの実施形態において、キットは、組成物のための、または組成物を調製するために有用な、1つ以上のディスペンサーを含み得る。いくつかの実施形態において、キットは、キットの様々な構成成分のための1つ以上の区画および/または容器を含み得る。
必要に応じて、キットはさらにアプリケータを含み得る。本明細書で使用される場合の「アプリケータ」という用語は、歯表面を組成物と接触させるおよび/または歯表面を組成物で処理するのに好適な、歯科用トレイ、注射器、ピペット、ブラシ、カップ等を含むがこれらに限定されない任意のデバイスを意味する。
実施例1:純粋なポリマーの防汚試験
図1は、様々なポリマーのホワイトニング効果を評価するために使用された実験モデル100を示している。ヒドロキシアパタイト(HAP)ディスク105は、歯表面を模倣するために利用された。ステップ110に従って、HAPディスク105をヒト唾液に一晩浸漬した。続いて、ステップ115に従って、HAPディスク105を処理液で15分間処理した。処理液は、約2重量%のポリマー溶液または対照として脱イオン水を含んでいた。ポリマー溶液は、40重量%の水性ポリマー溶液であった。したがって、処理液は約0.8重量%のポリマーを含んでいた。2重量%ポリマー溶液であるAA/MAコポリマーAのpHは約8.31であった。2重量%ポリマー溶液であるAA/MAコポリマーBのpHは約8.40であった。
ポリマー溶液で処理した後、ステップ120に従って、HAPディスク105を脱イオン水で3回洗浄した。その後、ステップ125に従って、洗浄したHAPディスク105を着色液に15分間浸漬した。着色液は、2つのティーバッグを100mLの沸騰した脱イオン水に浸すことにより調製した。着色後、ステップ130に従って、HAPディスク105を脱イオン水で3回洗浄した。
続いて、ステップ135に従って、洗浄したHAPディスク105をヒト唾液に約3時間以上浸漬した。その後、ステップ115~130をステップ140~155に示されるように繰り返した。具体的には、HAPディスク105を処理液で15分間処理し(ステップ140)、脱イオン水で3回洗浄し(ステップ145)、着色液に15分間浸漬し(ステップ150)、脱イオン水で3回洗浄した(ステップ155)。
ステップ110~155は、1日2回歯を洗浄するおよび/または磨く個体の毎日の衛生ルーチンを模倣することを目的としていた。ステップ110~155を3日間繰り返した。3日目の終わりに、ステップ160に従って、分光光度計を利用して、調査した様々なポリマーのホワイトニング性能を評価した。分光光度計を使用して明度およびΔE*を測定した。
図2Aおよび2Bは、様々なポリマー(AA/MAコポリマーA、AA/MAコポリマーB、Sokalan CP42、Lupasol、Magnafloc LT7994、脱イオン水)で処理した後のHAPディスクについて測定された明度およびΔE*をそれぞれ要約した図表を示している。試験した様々なポリマーの組成は次の通りである。
・AA/MAコポリマーA:70,000g/モルの分子量、および1:0.3のアクリル酸対マレイン酸のモル比を有するAA-MAコポリマーのナトリウム塩
・AA/MAコポリマーB:50,000g/モルの分子量、および1:0.6のアクリル酸対マレイン酸のモル比を有するAA-MAコポリマーのナトリウム塩
・Sokalan CP42:変性ポリカルボン酸ナトリウム塩。
・Lupasol:ポリエチレンイミン(分岐した球状高分子アミン)。
・Magnafloc LT7994:カチオン性凝固剤高分子電解質ポリマー。
図2Aに見られるように、主要なサンプルで約60の明度L*が得られたが、これは比較ポリマーで観察されたもののほぼ2倍である。図2Bに見られるように、主要なサンプルで約40のΔE*が得られたが、これは比較ポリマーで観察されたΔE*よりもほぼ50%低い。最良のホワイトニング効果は、ポリマーAA/MAコポリマーAおよびポリマーAA/MAコポリマーB溶液で処理したHAPディスクに観察された。
実施例2:マウスウォッシュ中のポリマーの防汚試験
マウスウォッシュ(MW)中の様々なポリマーのホワイトニング効果を評価するための試験を、図1に示され、実施例1で詳細に説明される実験モデル100に従って行った。ここで試験した処理液を、下の表1に列挙する。下の表1に要約されるように、各処理液にはコードが関連付けられている。
2重量%ポリマー溶液であるAA/MAコポリマーAのpHは約8.31であった。2重量%ポリマー溶液であるAA/MAコポリマーBのpHは約8.40であった。ポリマーがマウスウォッシュ配合物に組み込まれた場合、pHを約5.5に調整した。
図3Aおよび3Bは、表1に要約される様々な処理液で処理した後のHAPディスクについて測定された明度およびΔE*をそれぞれ要約した図表を示している。図3Aに見られるように、主要なサンプルで約60以上の明度L*が得られたが、これは比較処理液L3、L4、および脱イオン水で観察されたもののほぼ2倍である。図3Bに見られるように、主要なサンプルで約40以下のΔE*が得られたが、これは比較処理液L3、L4、および脱イオン水で観察されたΔE*よりもほぼ50%低い。最良のホワイトニング効果は、ポリマーAA/MAコポリマーAおよび/またはポリマーAA/MAコポリマーB(コードA1、A2、A3、A4、B1、B2、B3、およびB4)を含むマウスウォッシュサンプルで観察された。実際、AA/MAコポリマーAおよび/またはAA/MAコポリマーBは、現在市場に出ている市販のマウスウォッシュ製品のホワイトニング効果における改善を示す。
これらの結果から、AA/MAコポリマーAおよび/またはAA/MAコポリマーBは、一般的な市販のマウスウォッシュの汚れ防止性能を大幅に向上させると考えられる。
実施例3:ピロリン酸を含むおよび含まないポリマーの汚れ除去試験
純粋な過酸化水素および過酸化水素を含むマウスウォッシュと比較して、ピロリン酸を含むおよび含まないAA/MAコポリマーAおよびAA/MAコポリマーBの汚れ除去能力を評価するための試験を、図1に示され、実施例1で詳細に説明される実験モデル100に従って行った。ここで試験した処理液を、下の表2に列挙する。全ての処理液は約5.5のpHを有していた。
図4Aおよび4Bは、表2に要約される様々な処理液で処理した後のHAPディスクについて測定された明度およびΔE*をそれぞれ要約した図表を示している。図4Aに見られるように、主要なサンプル(ピロリン酸を含む)で約70以上の明度L*が得られたが、これはピロリン酸を含まないサンプルで観察された明度よりもやや高い。図4Bに見られるように、主要なサンプル(ピロリン酸を含む)で約30以下のΔE*が得られたが、これはピロリン酸を含まない処理液で観察されたΔE*よりも低い。全ての処理液が汚れ除去効果を示す。サンプル7は最良の性能を示す。ピロリン酸を含むサンプルであるサンプル4~6は、サンプル1~3よりも優れた性能を示す。
これらの結果から、ピロリン酸と組み合わせたAA/MAコポリマーAおよび/またはAA/MAコポリマーBは、歯表面から既存の汚れを除去、防止、または軽減するのに有効であると考えられる。場合によっては、AA/MAコポリマーAおよび/またはAA/MAコポリマーBは、歯表面から既存の汚れを除去、防止、または軽減する有効性の観点から、過酸化水素および過酸化水素を含む製品に匹敵する。
実施例4:練り歯磨きを用いたポリマーの汚れ除去試験
練り歯磨き中のAA/MAコポリマーAおよびAA/MAコポリマーBの汚れ除去効果を評価するための試験を行った。目的は、AA/MAコポリマーAおよび/またはAA/MAコポリマーBを含む自家製練り歯磨きと比較して、市販の練り歯磨きの汚れ除去効果を評価することであった。使用した基板は、着色されたウシの歯であった。
ここで試験した処理液を、下の表3に列挙する。処理液は、脱イオン水を用いて作製した練り歯磨きスラリーとして調製した。練り歯磨きスラリーは、1:2の練り歯磨き対水の重量比で練り歯磨きと水を混合することにより調製した。
試験した練り歯磨きの組成を下の表4に要約する。
Colgate Enamel Health Whitening Toothpasteの活性成分はフッ化ナトリウムと記載されている。Colgate Enamel Health Whitening Toothpasteの不活性成分は、水、ソルビトール、水和シリカ、グリセリン、PEG-12、
ピロリン酸四ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、香味料、微結晶性セルロース、リン酸亜鉛四水和物、セルロースガム、コカミドプロピルベタイン、サッカリンナトリウム、キサンタンガム、雲母、および二酸化チタンと記載されている。したがって、Colgate Enamel Health Whitening Toothpasteには、ピロリン酸、つまりピロリン酸四ナトリウムが含まれている。
各サンプルの5つの複製物を調製した。ウシの歯をグループ化する前に、ウシの歯のL*a*b*を測定して記録した。各グループの平均開始L*値がほぼ同じになるように、ウシの歯をグループ化した。
次に、ウシの歯をブラッシング機に取り付けた。続いて、練り歯磨きスラリーを試験管に充填し、それもブラッシング機に取り付けた。ブラッシング機は、各サイクルで200ストロークに設定した(すなわち、サンプルは各サイクルで200回のダブルストロークを受けた)。ブラッシング機を14サイクル作動させ、ウシの歯を取り出し、色測定のために洗浄した。
その後、さらなる14サイクルのために、ウシの歯をブラッシング機に再び取り付けた。最後の14サイクルの後、最終的な色測定を行った。得られた結果を、下の表5~8および図5に要約する。
5つのAA/MAコポリマーAサンプルで観察された明度値L*を下の表5に要約する。
5つのAA/MAコポリマーBサンプルで観察された明度値L*を下の表6に要約する。
5つのプラセボサンプル(陰性対照)で観察された明度値L*を下の表7に要約する。
Colgate Enamel Health Whitening Toothpaste(陽性対照)を含む5つのサンプルで観察された明度値L*を下の表8に要約する。
図5は、表3に要約された様々な処理液で処理した後のウシの歯について測定された平均明度(L*)を要約した図表を示している。図5に見られるように、全ての練り歯磨きサンプルは良好な汚れ除去効果を示す。明度(L*)は、14サイクル後に大幅に増加し、さらなる14サイクルのブラッシングにより明度(L*)がさらにやや増加する。
プラセボと比較した場合、AA/MAコポリマーAおよびAA/MAコポリマーBは、中程度により良好な汚れ除去効果を示す。様々なサンプルの汚れ除去性能は、次のように要約することができる。
Colgate Enamel Toothpasteが最も高い汚れ除去効果を示し、プラセボ練り歯磨きが最も低い汚れ除去効果を示した。
図5もまた、AA/MAコポリマーB練り歯磨きが、28サイクル後にColgate Enamel Toothpasteと同様の結果をもたらしたことを示している。
説明を単純化するために、本開示の方法の実施形態は、一連の行為として示され、説明されている。しかしながら、本開示による行為は、様々な順序でかつ/または同時に、また本明細書に提示および記載されていない他の行為によって発生してもよい。さらに、開示される主題による方法を実施するために、例示される全ての行為が必要とされるわけではない。加えて、当業者は、方法が代替的に状態図または事象を介して一連の相互に関連する状態として表され得ることを理解および認識するであろう。
前述の説明では、本発明の完全な理解を提供するために、特定の材料、寸法、プロセスパラメータ等の多数の特定の詳細が記載されている。特定の特徴、構造、材料、または特性は、1つ以上の実施形態において任意の好適な様式で組み合わせることができる。「例」または「例示的」という語は、例、実例、または例示となることを意味するために本明細書で使用される。本明細書において「例」または「例示的」と記載される任意の態様または設計は、必ずしも他の態様または設計より好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。むしろ、「例」または「例示的」という語の使用は、概念を具体的な形で提示することを意図している。本出願で用いられる場合、「または」という語は、排他的な「または」ではなく、包括的な「または」を意味することを意図している。すなわち、別途明示されていない限り、または文脈から明らかでない限り、「XがAまたはBを含む」とは、自然な包括的組合せのいずれも意味することを意図している。つまり、XがAを含み、XがBを含み、またはXがAとBの両方を含む場合、「XがAまたはBを含む」は、上記の例のいずれにおいても満たされる。加えて、本出願および添付の特許請求の範囲で使用される冠詞「a」および「an」は、特に明記しない限り、または単数形に関する文脈から明らかでない限り、「1つ以上」を意味すると一般に解釈されるべきである。本明細書全体を通して「ある実施形態」、「特定の実施形態」、または「一実施形態」への言及は、実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造、または特性が、少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体にわたる様々な場所での「ある実施形態」、「特定の実施形態」、または「一実施形態」という句の出現は、必ずしも全て同じ実施形態を指すとは限らない。
本明細書全体にわたる数値範囲への言及は、限定的であると解釈されるべきではなく、範囲の外側限界、ならびに列挙される数値範囲内の各数および/またはより狭い範囲を包含すると理解されるべきである。
「約」という用語は、物理量に言及する場合、10%以内かつ10%を含む測定誤差を含むと理解される。例えば、「約100℃」は「100±10℃」を意味すると理解されるべきである。
本明細書で使用される場合、「歯のホワイトニング」は、処理前の歯の色調に比べて歯の色調が明るくなることを指す。明るくなることは、定性的、定量的、半定量的方法を含む、歯の色調を評価する標準的な当該技術分野において承認されている方法によって、孤立した歯または原位置の歯について評価される。例えば、明るくなることは、例えば、処理した歯の「処理前」と「処理後」の写真を比較することにより、単純な目視検査によって評価されてもよい。代替的に、処理前の歯の色調と比較した歯の色調が、VITAクラシカルシェードガイドを用いて(好ましくは、制御された可視光条件下)で評価したときに2シェード以上明るい場合、または複数の色分光光度計を利用し、かつ半分の明度レベルを含む、Vita Bleachedguide 3D-MASTERシェードシステムを使用して評価したときに2レベル以上であるとき、歯が白くなったと見なされてもよい。
「成果」という用語は、実験モデル100に従って様々な処理液でHAPディスクを処理した後にもたらされる、結果として得られる明度(L*)および/またはΔE*を指す。
本明細書で使用される場合、少なくとも1つのAA-MAコポリマーの「有効量」は、1つ以上の処理を用いる、上で考察されたような当業者に既知の歯の評価方法を使用して、本明細書で定義されるような歯のホワイトニングをもたらす任意の量のAA-MAコポリマーを意味するものとする。
「増粘剤」は、本明細書でこの句が使用される場合、それが添加される溶液または混合物を増粘する特性を有する成分を指す。
本発明は、その特定の例示的な実施形態を参照して説明されてきた。したがって、本明細書および図面は、限定的な意味ではなく例示的なものと見なされるべきである。本明細書に示され、説明されるものに加えて、本発明の様々な変更例が当業者には明らかとなり、添付の特許請求の範囲の範囲内に属することが意図される。
(付記)
(付記1)
歯表面上における汚れの形成を防止するまたは最小限に抑えるための有効量の少なくとも1つのアクリル酸-マレイン酸(AA-MA)コポリマーまたはその塩と、薬学的に許容される賦形剤と、を含む、口腔ケア組成物。
(付記2)
歯表面から既存の汚れを除去または軽減するための有効量の少なくとも1つのアクリル酸-マレイン酸(AA-MA)コポリマーまたはその塩と、薬学的に許容される賦形剤と、を含む、口腔ケア組成物。
(付記3)
AA-MAコポリマーの少なくとも1つのナトリウム塩、AA-MAコポリマーの少なくとも1つのカリウム塩、またはそれらの組み合わせを含む、請求項1または2に記載の口腔ケア組成物。
(付記4)
前記少なくとも1つのAA-MAコポリマーは、約30,000g/モル~約100,000g/モル、約40,000g/モル~約80,000g/モル、約50,000g/モル、または約70,000g/モルの範囲の分子量を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の口腔ケア組成物。
(付記5)
前記少なくとも1つのAA-MAコポリマー中のAA対MAのモル比は、約1:10~約10:1、約1:1~約5:1、約1:0.6、または約1:0.3の範囲である、請求項1~4のいずれか一項に記載の口腔用組成物。
(付記6)
約5~約9、約6~約8.5、または約8の範囲のpHを有する、請求項1~5のいずれか一項に記載の口腔ケア組成物。
(付記7)
水性ポリマー溶液を含み、前記水性ポリマー溶液は、前記水性ポリマー溶液の総重量に基づいて、20重量%~60重量%、30重量%~50重量%、35重量%~45重量%、または40重量%の前記少なくとも1つのAA-MAコポリマーまたはその塩を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の口腔ケア組成物。
(付記8)
前記口腔ケア組成物は、マウスウォッシュ、練り歯磨き、口腔内溶解ストリップ、ホワイトニングジェル、ホワイトニングラップ、ホワイトニングクリーム、ホワイトニング軟膏である、請求項1~7のいずれか一項に記載の口腔ケア組成物。
(付記9)
前記口腔ケア組成物の総重量に基づいて、約0.01重量%~約10重量%、約0.5重量%~約2重量%、約0.6重量%~約1.2重量%、または約0.8重量%の前記少なくとも1つのAA-MAコポリマーまたはその塩を含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の口腔ケア組成物。
(付記10)
前記薬学的に許容される賦形剤は、溶媒、増粘剤、緩衝剤、保湿剤、界面活性剤、研磨剤、甘味料、香味料、顔料、染料、虫歯予防剤、抗菌剤、増白剤、減感剤、防腐剤、またはそれらの混合物を含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の口腔ケア組成物。
(付記11)
前記薬学的に許容される賦形剤は、約0.5重量%~約5重量%、約1重量%~約3重量%、約1重量%、または約2重量%のピロリン酸またはその塩を含む、請求項10に記載の口腔用組成物。
(付記12)
前記ピロリン酸またはその塩は、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、またはそれらの組み合わせを含む、請求項11に記載の口腔用組成物。
(付記13)
歯表面上における汚れの形成を防止するまたは最小限に抑えるための方法であって、前記歯表面上における汚れの形成を防止するまたは最小限に抑えるための有効量の少なくとも1つのアクリル酸-マレイン酸(AA-MA)コポリマーまたはその塩と、薬学的に許容される賦形剤と、を含む口腔ケア組成物で前記歯表面を処理することを含む、方法。
(付記14)
歯表面から既存の汚れを除去または軽減するための方法であって、前記歯表面から既存の汚れを除去または軽減するための有効量の少なくとも1つのアクリル酸-マレイン酸(AA-MA)コポリマーまたはその塩と、薬学的に許容される賦形剤と、を含む口腔ケア組成物で前記歯表面を処理することを含む、方法。
(付記15)
前記口腔ケア組成物は、AA-MAコポリマーの少なくとも1つのナトリウム塩、AA-MAコポリマーの少なくとも1つのカリウム塩、またはそれらの組み合わせを含む、請求項13~14のいずれか一項に記載の方法。
(付記16)
前記少なくとも1つのAA-MAコポリマーは、約30,000g/モル~約100,000g/モル、約40,000g/モル~約80,000g/モル、約50,000g/モル、または約70,000g/モルの範囲の分子量を有する、請求項13~15のいずれか一項に記載の方法。
(付記17)
前記少なくとも1つのAA-MAコポリマー中のAA対MAのモル比は、約1:10~約10:1、約1:1~約5:1、約1:0.6、または約1:0.3の範囲である、請求項13~16のいずれか一項に記載の方法。
(付記18)
約5~約9、約6~約8.5、または約8の範囲のpHを有する、請求項13~17のいずれか一項に記載の方法。
(付記19)
前記口腔ケア組成物は水性ポリマー溶液を含み、前記水性ポリマー溶液は、前記水性ポリマー溶液の総重量に基づいて、20重量%~60重量%、30重量%~50重量%、35重量%~45重量%、または40重量%の前記少なくとも1つのAA-MAコポリマーまたはその塩を含む、請求項13~18のいずれか一項に記載の方法。
(付記20)
前記口腔ケア組成物は、マウスウォッシュ、練り歯磨き、口腔内溶解ストリップ、ホワイトニングジェル、ホワイトニングラップ、ホワイトニングクリーム、ホワイトニング軟膏である、請求項13~19のいずれか一項に記載の方法。
(付記21)
前記口腔ケア組成物は、前記口腔ケア組成物の総重量に基づいて、約0.01重量%~約10重量%、約0.5重量%~約2重量%、約0.6重量%~約1.2重量%、または約0.8重量%の前記少なくとも1つのAA-MAコポリマーまたはその塩を含む、請求項13~20のいずれか一項に記載の方法。
(付記22)
前記薬学的に許容される賦形剤は、溶媒、増粘剤、緩衝剤、保湿剤、界面活性剤、研磨剤、甘味料、香味料、顔料、染料、虫歯予防剤、抗菌剤、増白剤、減感剤、防腐剤、またはそれらの混合物を含む、請求項13~21のいずれか一項に記載の方法。
(付記23)
前記薬学的に許容される賦形剤は、約0.5重量%~約5重量%、約1重量%~約3重量%、約1重量%、または約2重量%のピロリン酸またはその塩を含む、請求項22に記載の方法。
(付記24)
前記ピロリン酸またはその塩は、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、またはそれらの組み合わせを含む、請求項23に記載の方法。
(付記25)
前記口腔ケア組成物で前記歯表面を処理することにより、約40以上、約50以上、約40~約80の範囲、または約50~約75の範囲である前記歯表面の明度L*が得られる、請求項13~24のいずれか一項に記載の方法。
(付記26)
前記口腔ケア組成物で前記歯表面を処理することにより、約50以下または約40以下である前記歯表面のΔE*が得られる、請求項13~25のいずれか一項に記載の方法。
(付記27)
前記口腔ケア組成物で前記歯表面を処理することにより、約60以上または約70以上である前記歯表面の明度L*が得られる、請求項23~24のいずれか一項に記載の方法。
(付記28)
前記口腔ケア組成物で前記歯表面を処理することにより、約35以下または約30以下である前記歯表面のΔE*が得られる、請求項23~24または27のいずれか一項に記載の方法。
(付記29)
処理することは、塗布、ブラッシング、すすぎ、噴霧、注入、およびそれらの組み合わせを含む、請求項13~28のいずれか一項に記載の方法。
(付記30)
口腔ケア組成物を調製するための方法であって、
少なくとも1つのアクリル酸-マレイン酸(AA-MA)コポリマーまたはその塩を含む水性ポリマー溶液を形成することと、
前記水性ポリマー溶液を薬学的に許容される賦形剤と組み合わせることと、を含む、方法。

Claims (19)

  1. 歯表面上における汚れの形成を防止するまたは最小限に抑えるための、口腔ケア組成物の総重量に基づいて、0.01重量%~3重量%の少なくとも1つのアクリル酸-マレイン酸(AA-MA)コポリマーのナトリウム塩と、薬学的に許容される賦形剤と、を含む、口腔ケア組成物であって、
    前記少なくとも1つのAA-MAコポリマーのナトリウム塩中のAA対MAのモル比は、1:10~10:1の範囲であり、
    前記薬学的に許容される賦形剤は、ピロリン酸またはその塩を含み、
    前記ピロリン酸またはその塩は、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、またはそれらの組み合わせを含む、口腔ケア組成物。
  2. 歯表面上における汚れの形成を防止するまたは最小限に抑えるための、口腔ケア組成物の総重量に基づいて、0.01重量%~3重量%の少なくとも1つのアクリル酸-マレイン酸(AA-MA)コポリマーのナトリウム塩を含有する水性ポリマー溶液と、薬学的に許容される賦形剤と、を含む口腔ケア組成物であって、
    前記水性ポリマー溶液の含有量は、前記口腔ケア組成物の総重量に基づいて、0.1重量%~10重量%であり、
    前記水性ポリマー溶液は、前記水性ポリマー溶液の総重量に基づいて、20重量%~60重量%の前記少なくとも1つのAA-MAコポリマーのナトリウム塩を含み、
    前記薬学的に許容される賦形剤は、ピロリン酸またはその塩を含み、
    前記ピロリン酸またはその塩は、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、またはそれらの組み合わせを含む、口腔ケア組成物。
  3. 前記少なくとも1つのAA-MAコポリマーのナトリウム塩は、30,000g/モル~100,000g/モルの範囲の分子量を有する、請求項1または2に記載の口腔ケア組成物。
  4. 5~9の範囲のpHを有する、請求項1~のいずれか一項に記載の口腔ケア組成物。
  5. 前記口腔ケア組成物は、マウスウォッシュ、練り歯磨き、口腔内溶解ストリップ、ホワイトニングジェル、ホワイトニングラップ、ホワイトニングクリーム、ホワイトニング軟膏である、請求項1~のいずれか一項に記載の口腔ケア組成物。
  6. 前記薬学的に許容される賦形剤は、溶媒、増粘剤、緩衝剤、保湿剤、界面活性剤、研磨剤、甘味料、香味料、顔料、染料、虫歯予防剤、抗菌剤、増白剤、減感剤、防腐剤、またはそれらの混合物を含む、請求項1~のいずれか一項に記載の口腔ケア組成物。
  7. 前記薬学的に許容される賦形剤は、0.5重量%~5重量%のピロリン酸またはその塩を含む、請求項に記載の口腔用組成物。
  8. 歯表面上における汚れの形成を防止するまたは最小限に抑えるための方法であって、前記歯表面上における汚れの形成を防止するまたは最小限に抑えるための、口腔ケア組成物の総重量に基づいて、0.01重量%~3重量%の少なくとも1つのアクリル酸-マレイン酸(AA-MA)コポリマーのナトリウム塩と、薬学的に許容される賦形剤と、を含む口腔ケア組成物で前記歯表面を処理することを含む、方法であって、
    前記少なくとも1つのAA-MAコポリマーのナトリウム塩中のAA対MAのモル比は、1:10~10:1の範囲であり、
    前記薬学的に許容される賦形剤は、ピロリン酸またはその塩を含み、
    前記ピロリン酸またはその塩は、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、またはそれらの組み合わせを含む、方法(ただし、医療行為を除く)。
  9. 歯表面上における汚れの形成を防止するまたは最小限に抑えるための方法であって、前記歯表面上における汚れの形成を防止するまたは最小限に抑えるための、口腔ケア組成物の総重量に基づいて、0.01重量%~3重量%の少なくとも1つのアクリル酸-マレイン酸(AA-MA)コポリマーのナトリウム塩を含有する水性ポリマー溶液と、薬学的に許容される賦形剤と、を含む口腔ケア組成物で前記歯表面を処理することを含む、方法であって、
    前記水性ポリマー溶液の含有量は、前記口腔ケア組成物の総重量に基づいて、0.1重量%~10重量%であり、
    前記水性ポリマー溶液は、前記水性ポリマー溶液の総重量に基づいて、20重量%~60重量%の前記少なくとも1つのAA-MAコポリマーのナトリウム塩を含み、
    前記薬学的に許容される賦形剤は、ピロリン酸またはその塩を含み、
    前記ピロリン酸またはその塩は、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、またはそれらの組み合わせを含む、方法(ただし、医療行為を除く)。
  10. 前記少なくとも1つのAA-MAコポリマーは、30,000g/モル~100,000g/モルの範囲の分子量を有する、請求項8または9に記載の方法。
  11. 5~9の範囲のpHを有する、請求項10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記口腔ケア組成物は、マウスウォッシュ、練り歯磨き、口腔内溶解ストリップ、ホワイトニングジェル、ホワイトニングラップ、ホワイトニングクリーム、ホワイトニング軟膏である、請求項11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記薬学的に許容される賦形剤は、溶媒、増粘剤、緩衝剤、保湿剤、界面活性剤、研磨剤、甘味料、香味料、顔料、染料、虫歯予防剤、抗菌剤、増白剤、減感剤、防腐剤、またはそれらの混合物を含む、請求項12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記薬学的に許容される賦形剤は、0.5重量%~5重量%のピロリン酸またはその塩を含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記口腔ケア組成物で前記歯表面を処理することにより、40以上の範囲である前記歯表面の明度L*が得られる、請求項14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記口腔ケア組成物で前記歯表面を処理することにより、50以下である前記歯表面のΔE*が得られる、請求項15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記口腔ケア組成物で前記歯表面を処理することにより、60以上である前記歯表面の明度L*が得られる、請求項16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記口腔ケア組成物で前記歯表面を処理することにより、35以下である前記歯表面のΔE*が得られる、請求項17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 処理することは、塗布、ブラッシング、すすぎ、噴霧、注入、およびそれらの組み合わせを含む、請求項18のいずれか一項に記載の方法。
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