JP7457585B2 - ソフトウェア照会情報管理システム、及びソフトウェア照会情報管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ソフトウェア照会情報管理システム、及びソフトウェア照会情報管理方法に関する。
特許文献1には、車両の設計過程において、デザインが法規制に合致するか確認する作業に多大な労力を必要としている課題を解決することを目的として構成された車両設計支援装置について記載されている。車両設計支援装置は、車両に取り付けられる部材ごとに部材に関する法規制についての情報を格納する法規制情報格納手段と、車両の形状を定める車両形状情報を入力する手段と、車両に取り付けられる部材の形状及び部材の取り付け位置を定める部材形状情報を入力する手段と、部材に関する部材関連法規制情報を法規制情報格納手段から読み出し、部材が部材関連法規制情報に含まれる規制条件を満たすか否かを判定する判定部と、判定部の判定結果に応じて、部材の表示形式を変えて表示させる出力部とを備える。
特開2005-173761号公報
昨今、無線通信技術の進展により、自動車メーカ等の車両の提供者が、車両の製造時や販売後に、OTA(Over The Air)を介して、車両に搭載されているECU(Electronic
Control Unit)等の機器へのソフトウェアの組み込みや更新(性能変更、機能変更、機
能追加等)を行うことが可能となっている。これにより車両の提供者は、例えば、将来的な自動運転機能の追加等を見越した自動車の開発や生産、販売を行うことが可能になり、今後は車両に搭載されているソフトウェアの更新機会は急増していくものと考えられる。
こうした状況に鑑み、WP29(自動車基準調和世界フォーラム)においてソフトウェアの更新について国際基準の策定が進められている。WP29では、例えば、ソフトウェアの更新が車両の型式認証に与える影響を評価しその結果を文書化すること、ソフトウェアの更新が既に受けている型式認証の内容に影響を与える場合は当局(国土交通省等)へ報告を行うこと、型式認可を受けている車載システムに組み込まれている一つ以上のソフトウェアをバージョンレベルで区別して集約した番号を定義する概念(以下、「ソフトウェア照会番号」と称する。)を導入すること、当局の要請に応じてソフトウェアの更新に関連するエビデンス等の情報を提出すること等の制度化が検討されている。
上記の制度が開始された場合、車両の提供者は、車両に搭載されている多数の機器について、それらに組み込まれているソフトウェアに基づいたソフトウェア照会番号の付与や、それらのソフトウェアを更新した際の型式認可に与える影響の分析、型式認可に関して報告する必要のあるエビデンス等の取得を効率よく確実に行う必要がある。
しかし車両に搭載される機器の多くは通常はサプライヤ等の機器の供給者から車両の提供者(OEM)に供給され、トレーサビリティ情報等のソフトウェアに関する情報は供給者側で管理されており、上記の制度への対応に際しては、車両の提供者側で管理されている型式認可等の情報とソフトウェアに関する情報とを関連付けるための煩雑な作業が発生することが予想される。上記特許文献1では、車両に取り付けられる部材が部材関連法規
制情報に含まれる規制条件を満たすか否かを判定するが、機器の供給者側で管理されている情報と車両の提供者側で管理されている情報とを統括的に管理する技術については何も開示されていない。
本発明はこのような背景に鑑みてなされたものであり、車両に搭載されている機器に組み込まれるソフトウェアについての法定の認可に関する情報を効率よく管理することが可能な、ソフトウェア照会情報管理システム、及びソフトウェア照会情報管理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一つは、車両に搭載される機器の機能を実現するソフトウェアについての法定の認可に関する情報を管理する情報処理システムであって、車両について法定の認可を受けるための要件を規定する法規を特定する情報である法規IDに関連づけて、前記法規が前記機器に要求する仕様に関する情報である機器要求仕様を記憶し、前記機器要求仕様と関連づけられた前記機器のトレーサビリティに関する情報であるトレーサビリティ情報を取得し、前記トレーサビリティ情報は、前記機器に組み込まれるソフトウェアを特定するソフトウェアIDを含み、取得した前記トレーサビリティ情報に関連付けられている前記機器要求仕様に対応する前記法規IDと、一つ以上の前記ソフトウェアIDとを関連づける情報であるソフトウェア照会番号を生成する。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、車両に搭載されている機器に組み込まれるソフトウェアについての法定の認可に関する情報を効率よく管理することができる。
車両型式の認可に関する情報とソフトウェア情報の関連を説明する図である。 ソフトウェア照会情報の構成例を説明する図である。 車両構成情報の例である。 機器供給者及び車両提供者が管理するトレーサビリティ情報の例である。 ソフトウェア照会情報管理システムの概略的な構成を示す図である。 機器供給者システムや車両提供者システムを構成する情報処理装置の例である。 ソフトウェア照会番号生成処理を説明するフローチャートである。 車両提供者で管理されるトレーサビリティ情報の例である。 ソフトウェア更新管理処理を説明するフローチャートである。 ソフトウェア照会情報参照処理を説明するフローチャートである。 ソフトウェア照会情報管理画面の例である。 関連情報照会画面の例である。 ソフトウェア照会情報新規登録画面の例である。 ソフトウェア照会情報更新画面の例である。 ソフトウェア照会番号の更新要否判断ができなかった場合の表示例である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。尚、以下の説明において、同一の又は類似する構成について共通の符号を付して重複した説明を省略することがあ
る。
以下の説明において、「法規」とは、車両が型式認証等の保安基準を満たしているか否かの認証を受けるために遵守する必要がある法令(法律、政令、規則等)をいう。また、法規は日本国のものに限定されず、車両の輸出先(仕向国)における法規も含む。
以下の説明において、「ソフトウェア」とは、ECU(Electronic Control Unit)に
書き込まれた制御命令及び制御命令の実行に必要なデータをいう。
以下の説明において、「ソフトウェアを機器に組み込む」とは、ソフトウェアを機器の記憶素子に記録する(記憶させる、書き込む、ダウンロードする等)ことをいう。また「情報を管理する」とは、情報をデータベース等に格納(記憶)して検索、更新、削除等の操作が可能な状態で管理することをいう。
以下の説明において、「トレーサビリティ」を「トレサビ」と略記することがある。また以下の説明において、「エビデンス」とは、テスト結果やレビュー結果等、車両の提供者が型式認証等に際して当局(国土交通省等)に提出する関連資料のことをいう。
以下の説明において、車両の提供者(自動車メーカ等の車両の製造者等)のことを「車両提供者」と称する。また、車両に搭載される機器(ECU等)や車両の外側で車両と連携するサーバ装置等の供給者(サプライヤ)のことを「機器供給者」と称する。但し、車両提供者及び機器供給者は、いずれも説明の便宜上定義しているに過ぎず、以下に説明する各種構成の管理主体や運用主体は必ずしも限定されない。
以下の説明において、作成主体を特に明示していない情報は、例えば、ユーザの入力操作や既存の情報処理システムにより設定される。
<ソフトウェア照会情報>
車両に搭載されているECU等の機器に組み込まれるソフトウェアに関して車両提供者や機器供給者が管理する情報(以下、「ソフトウェア照会情報6」と称する。)について説明する。
図1は、ソフトウェア照会情報6を説明する図である。同図に示すように、ソフトウェア照会情報6は、車両提供者2側で管理される情報である認可ソフトウェア照会情報21、法規要求情報22、及び車両要求仕様23、システム統合検証結果報告書25、適格性検証結果報告書26、機器要求仕様31、ソフトウェア37、及びトレーサビリティ情報20を含む。また、ソフトウェア照会情報6は、機器供給者3A~3C側で管理される情報である、機器要求仕様31、設計書32、及びソースコード33、ユニット検証結果報告書34、ECU統合検証結果報告書35、ECU適格性検証結果報告書36、ソフトウェア37、及びトレーサビリティ情報30を含む。ソフトウェア照会情報6は、車両のモデル等一定のグループ毎に管理される。本実施形態では、ソフトウェア照会情報6は、モデル毎に管理されるものとする。
認可ソフトウェア照会情報21は、認可を受けている法規と、当該認可に関連したソフトウェアとの対応を示す情報である。
図2は、認可ソフトウェア照会情報21を説明する図である。認可ソフトウェア照会情報21は、法規の識別子である法規ID(D211)と、ソフトウェアが更新される等して当該法規について認可が行われる度に新たに付与される識別子(各認可を区別する識別子)であるソフトウェア照会番号(認可識別子)D212と、ソフトウェアの識別子であ
るソフトウェアID(D213)と、ソフトウェアID(D213)で示されるバイナリデータの完全性を検証するためのデータである検証データD214を対応づけた情報を含む。ここでソフトウェアIDは、ソフトウェアの種類を特定する情報(ECUを識別するIDやモジュールの名称等)、及びソフトウェアのバージョン情報を含む。尚、ソフトウェアIDはバージョン情報のみを含み、ソフトウェアの種類を特定する情報については別に管理するようにしてもよい。このように認可ソフトウェア照会情報21は、法規ID、ソフトウェア照会番号、及び一つ以上のソフトウェアID(名称+バージョン情報)の組合せからなるので、ソフトウェアをバージョンレベルで区別してソフトウェア照会情報6を管理することができる。
同図において、D21Aのレコードの法規ID(D211)には、協定規則第79号(かじ取装置に係る車両の認可に関する統一規定)第2シリーズであることを示す「R7902
」が設定されている。また、当該レコードは、当該法規の機能を構成するソフトウェアの組合わせを示すソフトウェア照会番号D212として「R7902001」が設定され、これを構成するソフトウェアIDの組合せが「ECU A v1.0」、「ECU B v1.0」、及び「ECU C v1.0」であることを示している。
図1に戻り、法規要求情報22は、認可にあたり法規が要求する内容を示す情報を含む。同図には「R7902」に準拠するための法規要求情報22として、「PREQ79-1」、「PREQ79-2」があることを例示している。これらは例えば、「最大15秒の経過後に運転者がステ
アリングコントロールを保持していなければ、光学警告を与えるものとする。」、「最大30 秒の経過後に運転者がステアリングコントロールを保持していなければ、上記の信号
に加えて音響警告を与えるものとする。」等の要件に対応する。
車両要求仕様23は、法規やその他の要求から導出された車両システムの要求仕様を示す情報を含む。同図では、車両要求仕様23として、「SREQ4」、「SREQ5」があることを例示している。これらは例えば、前述の法規要求から導出される「最大15秒の経過後に運転者がステアリングコントロールを保持していなければ、光学警告を与えるものとする。」、「最大30 秒の経過後に運転者がステアリングコントロールを保持していなければ、
上記の信号に加えて音響警告を与えるものとする。」等の要件に対応する。また、車両構成情報24は、車両システムを構成するためのアーキテクチャやECU構成、モデル等の情報を含む。
図3は、車両構成情報24に含まれる情報の一例である。例示する車両構成情報24は、車両のモデル毎に付与される識別子であるモデルIDをルートとして、車両に搭載されている機器の識別子である機器IDを階層的(ツリー状)に管理した構造を有する。例示する車両構成情報24により、モデルIDと当該モデルIDのモデルを構成する機器IDの対応をとることができる。尚、機器供給者3A~3Cが管理する情報(機器要求仕様31や設計書32等)にも通常はモデルIDや機器IDが付与されているので、これらの情報と車両構成情報24との対応をとることができる。
図1に戻り、システム統合検証結果報告書25は、車両要求仕様23、車両構成情報24で規定した設計内容の検証に関する各種の情報(テスト仕様書、テスト結果報告等)を含む。同図では、システム統合検証結果報告書25として「TRSREQ 4」、「TRSREQ 5」等があることを例示している。
適格性検証結果報告書26は、法規要求情報22で規定された機能の適格性検証に関する各種の情報(テスト仕様書、テスト結果報告等)を含む。同図では、適格性検証結果報告書26として「TRPREQ 79-1」、「TRPREQ 79-2」等があることを例示している。
機器要求仕様31は、車両要求仕様23と車両構成情報24に基づき、車両に搭載される機器の仕様について要求する内容を示す情報を含む。同図では、ECU Aの機器要求仕様31として、「REQ A-1」、「REQ A-2」、「REQ A-3」等があることを例示している
。これらは例えば、前述の車両要求仕様23「SREQ4」から導出される「検出すること(15秒)」、「検出すること(30秒)」、及び「ECU Bに通知すること」に対応する。
同図は他にも、車両要求仕様23を実現するためにECU B、ECU C向けの機器要求仕様があることを示している。機器要求仕様31は、車両提供者2が規定して機器供給者に開示する。ECUへの全体要件(例えば「ECU A要件 v1.0」)は、これらの機器要求仕様(「REQ A-1」、「REQ A-2」、「REQ A-3」)の組合せで構成される。機器供給
者3から車両提供者2に提示されるソフトウェアは、この要求と対応付けられて管理され、例えば、提供されるソフトウェアが1つのバイナリデータの場合、ECUへの全体要件と対応付けられる。
設計書32は、機器の設計に関する各種の情報(基本設計書、詳細設計書、テスト仕様書、テスト結果等)を含む。同図では、ECUの設計書32として、「DSN A-1」、「DSN
A-2」、「DSN A-2」等からなる設計内容が管理されていることを例示している。
ソースコード33は、機器に組み込まれるソフトウェアのソースコードである。同図では、ソースコード33として、複数の関数またはクラス(「Func A-1」、「FuncA-2」、
「FuncA-3」)等からなるソースコード「a1.c」等が管理されていることを例示している
ユニット検証結果報告書34は、関数レベルの検証に関する各種の情報(テスト仕様書、テスト結果報告等)を含む。同図では、ユニット検証結果報告として、「TRfunc A-1」、「TRfunc A-2」、「TRfunc A-3」等があることを例示している。
ECU統合検証結果報告書35は、設計書32で規定した設計内容の検証に関する各種の情報(テスト仕様書、テスト結果報告等)を含む。同図では、ECU統合検証結果報告として、「TRDSN A-1」、「TRDSN A-2」、「TRDSN A-3」等があることを例示している。
ECU適格性検証結果報告書36は、機器要求仕様31で規定された機能の適格性検証に関する各種の情報(テスト仕様書、テスト結果報告等)を含む。同図では、ECU統合検証結果報告として、「TRREQ A-1」、「TRREQ A-2」、「TRREQ A-3」等があることを例
示している。
ソフトウェア37は、機器要求仕様31に基づき作成されたソフトウェアを含む。ソフトウェアは、機器供給者3によって作成され、車両提供者2に提供される。ソフトウェアには、制御命令が記述されたバイナリコードと当該制御命令の実行に利用されるデータ(キャリブレーションデータ等)、それらの完全性を検証するための検証データを含む。ソフトウェア37は、機器供給者3のソースコード33をコンパイルすることにより生成される。
トレーサビリティ情報20は、車両提供者によって作成/管理される成果物間の関連付け情報である。トレーサビリティ情報20には、法規要求情報22と車両要求仕様23の関連、車両要求仕様23と機器要求仕様31の関連、法規要求情報22と適格性検証結果報告書26の関連、車両要求仕様23と適格性検証結果報告書26の関連等がある。
トレーサビリティ情報30は、機器供給者3によって作成され管理される成果物間を関連付ける情報である。トレーサビリティ情報30には、機器要求仕様31と設計書32の関連、設計書32とソースコード33の関連、ソースコード33とユニット検証結果報告
書34、設計書32とECU統合検証結果報告書35の関連、機器要求仕様31とECU適格性検証結果報告書36の関連、機器要求仕様31とソフトウェア37の関連等がある。
図4にトレーサビリティ情報の例(トレーサビリティ情報20,30)を示す。例えば、同図に示すトレーサビリティ情報20は、車両要求仕様23と機器要求仕様31の関連を示し、符号20aのレコードは、車両要求仕様「SREQ4 v1.0」が、機器要求仕様「REQ A-1 v1.0」、「REQ A-2 v1.0」、「REQ B-2 v1.0」、「REQ B-3 v1.0」、「REQ C-1 v1.0」、「REQ C-2 v1.0」によって満足されることを示す。また、同図に示すトレーサビリティ情報30は、設計書32とソースコード33の関連を示し、符号30aのレコードは、設計「DSN A-1 v1.0」が、関数「FUNC A-1 v1.0」で実装されていることを示す。トレー
サビリティ情報20では、要求仕様等は夫々IDが付与され、ID間の関連が示される。このようなトレーサビリティ情報の表現例としては、同図に例示した表形式等がある。
図1に示した情報は、例えば、車両モデル単位で管理される。図1では、ECU Aの機器供給者3の管理情報の例3Aについて説明したが、機器要求仕様31、設計書32、及びソースコード33、ユニット検証結果報告書34、ECU統合検証結果報告書35、ECU適格性検証結果報告書36、及びソフトウェア37は、機器供給者3毎に作成され、管理される。例えば、ECU B、ECU Cの機器供給者3は夫々、情報3B、情報3Cを管理する。
<ソフトウェア照会情報管理システム>
続いて、一実施形態として示す情報処理システム(以下、「ソフトウェア照会情報管理システム1」と称する。)について説明する。
図5にソフトウェア照会情報管理システム1の概略的な構成を示している。ソフトウェア照会情報管理システム1は、ソフトウェア照会情報6を管理するシステムであり、車両提供者2側で管理される情報処理システムである車両提供者システム100と、個々の機器供給者3A~3C側で管理される情報処理システムである一つ以上の機器供給者システム200とを含む。
車両提供者システム100及び機器供給者システム200は、いずれも一つ以上の情報処理装置を用いて構成されている。機器供給者システム200と車両提供者システム100とは、通信ネットワーク(WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、インターネット、専用線、各種公衆通信網等)を介して通信可能に接続されている
図6に車両提供者システム100や機器供給者システム200を構成する情報処理装置(コンピュータ)のハードウェア構成例を示している。同図に示すように、例示する情報処理装置10は、プロセッサ11、主記憶装置12、補助記憶装置13、入力装置14、出力装置15、及び通信装置16を備える。これらは図示しないバス(bus)等の通信手
段を介して通信可能に接続されている。
情報処理装置10には、例えば、オペレーティングシステム、デバイスドライバ、ファイルシステム、DBMS(DataBase Management System)(リレーショナルデータベース、NoSQL等)等が導入されていてもよい。
情報処理装置10は、例えば、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ、オフィスコンピュータ、メインフレーム、移動通信端末(スマートフォン、タブレット、ウェアラブル端末、ノートブック型のパーソナルコンピュータ等である。
情報処理装置10は、例えば、クラウドシステムにより提供されるクラウドサーバのように仮想的な情報処理資源を用いて実現されるものであってもよく、車両提供者システム100や機器供給者システム200はクラウドサービスとして提供されるものであってもよい。
プロセッサ11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、AI(Artificial Intelligence)チップ、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を用いて構成されている。
主記憶装置12は、プログラムやデータを記憶する装置であり、例えば、ROM(Read
Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、不揮発性メモリ(NVRAM(Non Volatile RAM))等である。
補助記憶装置13は、例えば、SSD(Solid State Drive)、ハードディスクドライ
ブ、光学式記憶装置(CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等)、ストレージシステム、ICカード、SDカードや光学式記録媒体等の記録媒体の読取/書込装置、クラウドサーバの記憶領域等である。補助記憶装置13には、記録媒体の読取装置や通信装置16を介してプログラムやデータを読み込むことができる。補助記憶装置13に格納(記憶)されているプログラムやデータは主記憶装置12に随時読み込まれる。
入力装置14は、外部からの入力を受け付けるインタフェースであり、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、カードリーダ、音声入力装置等である。
出力装置15は、処理経過や処理結果等の各種情報を出力するインタフェースである。出力装置15は、例えば、上記の各種情報を可視化する表示装置(液晶モニタ、LCD(Liquid Crystal Display)、グラフィックカード等)、上記の各種情報を音声化する装置(音声出力装置(スピーカ等))、上記の各種情報を文字化する装置(印字装置等)である。出力装置15は、入力装置14とともにユーザインタフェースを構成する。
尚、例えば、情報処理装置10が通信装置16を介して他の装置(スマートフォン、タブレット、ノートブック型コンピュータ、各種携帯情報端末等)と情報の入力や出力を行う構成としてもよい。
通信装置16は、他の装置との間の通信を実現する。通信装置16は、通信ネットワーク5を介した他の装置との間の通信を実現する、無線方式又は有線方式の通信インタフェースであり、例えば、NIC(Network Interface Card)、無線通信モジュール、USB(Universal Serial Bus)モジュール、シリアル通信モジュール等である。
図5に戻り、各システムが備える機能について説明する。車両提供者システム100は、トレーサビリティ情報管理部110、情報管理部111、法規情報管理部113、トレーサビリティ情報変換部118、情報統合部114、ソフトウェア照会番号生成部115、ソフトウェア照会情報管理部116、及びソフトウェア更新管理部117を備える。これらの機能は、車両提供者システム100を構成する情報処理装置10のプロセッサ11が、主記憶装置12に格納されているプログラムを読み出して実行することにより、もしくは、情報処理装置10のハードウェア(FPGA、ASIC、AIチップ等)により実現される。
トレーサビリティ情報管理部110は、機器供給者システム200から送られてくる後述
のトレーサビリティ情報30’を受信して管理する。また、トレーサビリティ情報管理部110は、図1に示した車両提供者が生成するトレーサビリティ情報20を管理する。
情報管理部111は、図1に示した車両要求仕様23、車両構成情報24、機器要求仕様31、ソフトウェア37、システム統合検証結果報告書25(図5では不図示)、及び適格性検証結果報告書26(図5では不図示)を管理する。情報管理部111は、複数のエンジニアリングツールによって別々に管理されていてもよいし、一つのエンジニアリングツールによって統合的に管理されていてもよい。要は、必要なときに必要な情報が参照できるようになっていればよい。
図5に戻り、法規情報管理部113は、車両の型式認可に際して適用される法規に関する情報(以下、「法規情報1131」と称する。)を管理する。法規情報1131は、法規要求情報22、当局への届出書類のテンプレート、及び届出済み書類等を含む。法規情報管理部113は、日本国だけでなく、日本国以外の車両の輸出先(仕向国)の法規情報も管理する。仕向国情報で特定される輸出先の法規情報から、輸出先において型式認証を取得するために必要な情報を得ることができる。
トレーサビリティ情報変換部118は、機器供給者が作成した形式で作成されたトレーサビリティ情報30’を読み出し、車両提供者が利用可能な共通形式に変換する。ここでトレーサビリティ情報を表現する共通の表現形式としてRDF(Resource description Framework)等を適用することができる。
情報統合部114は、共通形式に変換されたトレーサビリティ情報30’とトレーサビリティ情報20に基づき、車両提供者システム100及び機器供給者システム200の夫々において管理される情報(情報管理部111、及び法規情報管理部113の夫々が管理する情報)を関連付けることにより、法規要求情報22、車両要求仕様23、機器要求仕様31、設計書32、ソースコード33、及び法規要求情報22を関連付けた情報に法規IDを関連づけた情報である車両トレーサビリティ情報40を生成する。このように、RDF形式で共通的にトレーサビリティ情報を管理することにより、問い合わせ言語SPARQL(Protocol and RDF Query Language)等を利用することが可能になり、関連する
情報の検索が容易となる。
ソフトウェア照会番号生成部115は、車両トレーサビリティ情報40に基づき認可ソフトウェア照会情報21を生成する。
ソフトウェア照会情報管理部116は、情報統合部114が生成した車両トレーサビリティ情報40と、ソフトウェア照会番号生成部115が生成した認可ソフトウェア照会情報21(図1の認可ソフトウェア照会情報21に相当)とを関連づけて管理する。
ソフトウェア更新管理部117は、車両に搭載される機器に組み込まれるソフトウェアが更新された際の認可ソフトウェア照会情報21等の更新に関する処理を行う。また、ソフトウェア更新管理部117は、ユーザからソフトウェアを指定するキー情報(例えば、ソースコードに記述されている関数やクラスの識別子(以下、「関数ID」と称する。)、法規ID等)等を受け付け、受け付けたキー情報を含むソースコードを含むソフトウェア照会情報6を特定し、特定したソフトウェア照会情報6に関する情報をユーザに提供する。ユーザは、上記情報を参照することで、例えば、再認可を受ける必要のある対象(ソフトウェア、機器、法規等)や認可を受けるために必要なテスト(検証)に関する情報等を容易かつ迅速に得ることができる。
続いて、図5に示した機器供給者システム200の機能について説明する。同図に示す
ように、機器供給者システム200は、情報管理部210、トレーサビリティ情報管理部211、及びトレーサビリティ情報変換送信部212を備える。これらの機能は、機器供給者システム200を構成する情報処理装置10のプロセッサ11が、主記憶装置12に格納されているプログラムを読み出して実行することにより、もしくは、情報処理装置10のハードウェア(FPGA、ASIC、AIチップ等)により実現される。
図5に示す情報管理部210は、図1に示した、機器要求仕様31、設計書32、及びソースコード33、ユニット検証結果報告書34、統合検証結果報告書35、適格性検証結果報告書36、ソフトウェア37等(一部のみ図示)の成果物を管理する。情報管理部111は、複数のエンジニアリングツールによって別々に管理されていてもよいし、一つのエンジニアリングツールによって統合的に管理されていてもよく、必要なときに必要な情報が参照できる構成になっていればよい。
トレーサビリティ情報管理部211は、図1に示した、トレーサビリティ情報30を管理する。
トレーサビリティ情報変換送信部212は、トレーサビリティ情報管理部211が管理するトレーサビリティ情報30を、車両提供者システム100に送信する。この際、機器供給者3側で管理されたトレーサビリティ情報(トレーサビリティ情報30)のうち機器供給者3A~3C側で秘匿化しておきたい情報(例えば、ソースコードの秘匿化しておきたい部分(関数名等))を変換(暗号化や別のコードで置換する等)し、トレーサビリティ情報30’として車両提供者システム100に送信するようにしてもよい。このように情報を変換することで、機器供給者3の情報を秘匿したまま、要求からソースコードまでのトレーサビリティ情報を生成することができる。変換を行う際には、トレーサビリティ情報30とトレーサビリティ情報30’の変換テーブル38を生成し保存する。機器供給者3が車両提供者2から情報提供が要求された場合、変換テーブル38によりデータを逆変換し、必要なデータを参照する。
<処理説明>
続いて、ソフトウェア照会情報管理システム1において行われる処理について説明する。
<ソフトウェア照会情報の生成処理>
図7は、ソフトウェア照会情報6の生成に際し車両提供者システム100において行われる処理(以下、「ソフトウェア照会情報生成処理S700」と称する。)を説明するフローチャートである。以下、同図とともにソフトウェア照会情報生成処理S700について説明する。尚、ソフトウェア照会情報生成処理S700の開始時において、トレーサビリティ情報管理部110は、トレーサビリティ情報20(車両提供者が生成するトレーサビリティ情報)、及びトレーサビリティ情報30’(機器供給者システム200から取得したトレーサビリティ情報30’)を管理しているものとする。また、上記開始時において、情報管理部111は、車両要求仕様23、機器要求仕様31等の情報を管理しているものとする。また、上記開始時において、法規情報管理部113は、予めユーザ等により設定された法規情報1131を管理しているものとする。
同図に示すように、まずトレーサビリティ情報変換部118が、機器供給者が作成した形式で作成されたトレーサビリティ情報30’を読み出し、共通形式に変換する(S711)。
図8は、トレーサビリティ情報30’とその変換について示した図である。トレーサビリティ情報30’は、トレーサビリティ情報30がトレーサビリティ情報変換送信部212
によって変換されたものである。トレーサビリティ情報30’aは、機器要求仕様「REQ A-1 v1.0」が、設計「DSN yyy v1.0」と設計「DSN zzz v1.0」により満足されることを示している。ここで「DSN yyy v1.0」と設計「DSN zzz v1.0」は、トレーサビリティ情報変換送信部212による変換後の表現である。トレーサビリティ情報30’’は、トレーサビリティ情報変換部118によって変換された共通形式の情報である。RDFを用いた場合、情報は主語/述語/目的語からなる文で表現され、トレーサビリティ情報30’’では、「REQ A v1.0」が主語、「DSN yyy v1.0」と設計「DSN zzz v1.0」が目的語、「REQ A v1.0」が「DSN yyy v1.0」と設計「DSN zzz v1.0」により満足されることを示す「satisfiedby」が述語である。また、RDFでは、これらの情報をURI(Uniform Resource Identifier)で表現する。このように、RDF形式で共通的にトレーサビリティ情報を管理することによって、問い合わせ言語SPARQL等を利用することが可能になり、関連する情報の検索が容易となる。
図7に戻り、次に、情報統合部114が、共通形式に変換されたトレーサビリティ情報30’’とトレーサビリティ情報20に基づき、車両提供者システム100及び機器供給者システム200の夫々において管理される情報(情報管理部111、及び法規情報管理部113の夫々が管理する情報)を関連付けることにより、法規要求情報22、車両要求仕様23、機器要求仕様31、設計書32、ソースコード33、ソフトウェア37他、及び法規要求情報22を関連付けた情報に法規IDを関連づけた情報である車両トレーサビリティ情報40を生成する(S712)。
続くループ処理S713S~S713Eでは、ソフトウェア照会番号生成部115が、認可ソフトウェア照会情報21を生成する。ソフトウェア照会番号生成部115は、毎回のループにおいて、法規情報管理部113が管理している法規情報1131の法規(法規ID)を順次選択する。
上記ループ処理S713S~S713Eにおいて、まずソフトウェア照会番号生成部115は、選択中の法規をソフトウェア照会情報管理部116が管理する車両トレーサビリティ情報40と対照し(S714)、車両要求仕様23、機器要求仕様31を介して選択中の法規に関連するECUを取得し、当該機器要求仕様31を実装したソフトウェア37の情報を抽出する。当該法規がハードウェアのみに関連する場合は、以降の処理は実施せず、処理を終了する(S715)。
ループ処理S716S~S716Eでは、ソフトウェア照会番号生成部115が、S715で抽出した、選択中の法規と関連する、車両トレーサビリティ情報40を順次選択し、選択中の車両トレーサビリティ情報40に含まれているソフトウェアIDを取得する(S717)。
上記ループ処理S713S~S713Eが終了すると、続いて、ソフトウェア照会番号生成部115が、選択中の法規について新たにソフトウェア照会番号を発行(発番)し、選択中の法規の法規IDと新たに発行したソフトウェア照会番号との組を生成する(S718)。
続いて、ソフトウェア照会番号生成部115は、S717で生成した法規IDとソフトウェア照会番号の組と、S717で取得した全てのソフトウェアIDとを関連づけて認可ソフトウェア照会情報21を生成する(S719)。
続いて、ソフトウェア照会情報管理部116が、S715で抽出した全ての車両トレーサビリティ情報40を、S719で生成した認可ソフトウェア照会情報21と関連付けて管理対象とする(S720)。
以上のように、車両提供者システム100は、機器供給者システム200から送られてくるトレーサビリティ情報30に基づき、車両トレーサビリティ情報40、並びに認可ソフトウェア照会情報21を効率よく生成することができる。
<ソフトウェア照会情報の更新処理>
図9は、機器に組み込まれるソフトウェアの更新に際して車両提供者システム100のソフトウェア更新管理部117が行う処理(以下、「ソフトウェア更新管理処理S900」と称する。)を説明するフローチャートである。以下、同図とともにソフトウェア更新管理処理S900について説明する。尚、ソフトウェア更新管理処理S900の開始時において、トレーサビリティ情報管理部110には、ソフトウェア更新に伴い更新されたトレーサビリティ情報20(車両提供者が生成するトレーサビリティ情報)及びトレーサビリティ情報30’(機器供給者システム200から取得したトレーサビリティ情報30’)が登録されているものとする。
まずソフトウェア更新管理部117は、ユーザからモデルIDを受け付ける(S911)。
次に、ソフトウェア更新管理部117は、トレーサビリティ情報変換部118及び情報統合部114を介して、新しく登録されたトレーサビリティ情報20、30’を用いて車両トレーサビリティ情報40を更新する(S912)。
次に、ソフトウェア更新管理部117は、更新前後の車両トレーサビリティ情報40の差分を抽出する(S913)。差分の抽出は、各要素に含まれるバージョンの相違等により行う。差分の例として、例えば、不具合等により関数を修正した場合はソースコード33に差分が生じるため、これを抽出する。
次に、ソフトウェア更新管理部117は、差分を検出した要素に関連する法規IDを抽出する(S914)。
続くループ処理S915S~S915Eでは、ソフトウェア更新管理部117は、抽出された法規IDを順次選択する。
上記ループ処理において、まずソフトウェア更新管理部117は、選択中の法規IDについて、更新後のソフトウェアIDを用いてソフトウェア照会情報を更新して登録する(S916)。
次に、ソフトウェア更新管理部117は、ソフトウェアの更新が選択中の法規IDの認可内容に影響するかどうかを判定する(S917)。認可内容に影響がある場合(S917:影響あり)、処理はS918に進み、認可内容に影響がない場合(S917:影響なし)、処理はS915Eに進み、次の法規IDを選択してループ処理を行う(S915S~S915E)。ここで、影響の判断は、トレーサビリティ情報に基づき情報管理部111から取得した仕様情報及び検証結果と、法規情報管理部113から取得した届出済み書類に記載の内容を比較し、届出済み書類の内容に変更を要するかどうかで行う。即ち、届出済み書類の内容に変更が必要な場合は、「認可内容に影響がある」と判断し、変更が不要な場合は「認可内容に影響がない」と判断する。
S918では、ソフトウェア更新管理部117は、選択中の法規IDのソフトウェア照会番号を更新して登録する。
以上により、ユーザは当該ソフトウェア更新に関連する、または更新の必要があるソフトウェア照会番号を効率的に把握することができる。
尚、S918において、例えば、S914で取得した認可ソフトウェア照会情報に関連付けられている車両トレーサビリティ情報40に含まれている情報を更に提示するようにしてもよい。これによりユーザは、テストが必要となるソフトウェアに関する様々な情報(法規要求情報22、車両要求仕様23、機器要求仕様31、設計書32(基本設計書、詳細設計書、テスト仕様書、テスト結果等)、ソースコード33、認可のための提出書類を参照することができ、テスト作業を効率よく進めることができる。
<ソフトウェア照会情報の参照処理>
図10は、ソフトウェア照会情報の参照に際してソフトウェア照会情報管理部116が行う処理(以下、「ソフトウェア照会情報参照処理S1000」と称する。)を説明するフローチャートである。以下、同図とともにソフトウェア照会情報参照処理S1000について説明する。
まずソフトウェア照会情報管理部116は、ユーザからモデルIDとキー情報を受け付ける(S1011)。
次にソフトウェア照会情報管理部116は、ユーザからの入力でモデルIDが指定されているかどうかを確認し(S1012)、モデルIDが含まれる場合(S1012:YES)、処理はS1016に進み、モデルIDが含まれない場合(S1012:NO)、処理はS1013Sに進む。
続くループ処理S1013S~S1013Eでは、ソフトウェア照会情報管理部116は、登録済みのすべてのモデルID毎の車両トレーサビリティ情報40を順次選択する。
上記ループ処理において、まずソフトウェア照会情報管理部116は、選択中の車両トレーサビリティ情報40が、S1011で受け付けたキー情報を含むか否かを判定する(S1014)。キー情報を含む場合(S1014:YES)、処理はS1015に進む。キー情報を含まない場合(S1014:NO)、処理はS1013Eに進み、次の車両トレーサビリティ情報40を選択してループ処理を行う(S1013S~S1013E)。
S1015では、ソフトウェア照会情報管理部116は、選択中の車両トレーサビリティ情報40に関連付けられているモデルIDを取得して表示し、モデルIDの選択を待機する。
続いて、ソフトウェア照会情報管理部116は、ユーザから入力または選択されたモデルIDに対応する車両トレーサビリティ情報40から、前述の入力されたキー情報に関連する情報(法規ID、ソフトウェア照会番号、車両要件、適格性検証結果報告書等)を取得し、情報を出力する(S1016)。
これによりユーザは、指定したキー情報からソフトウェアに関する様々な情報(法規要求情報22、車両要求仕様23、機器要求仕様31等)を容易に参照することができ、ソフトウェア更新時の影響分析やテスト作業を効率よく進めることができる。
<ユーザインタフェース>
図11に、ソフトウェア照会情報管理部116が、ユーザインタフェースとして表示するメニュー画面(以下、「ソフトウェア照会情報管理画面G800」と称する。)の一例を示す。同図に示すように、例示するソフトウェア照会情報管理画面G800は、関連情
報照会ボタンG810、新規登録ボタンG820、更新ボタンG830を有する。
ソフトウェア照会情報管理部116は、関連情報照会ボタンG810が操作されると図12に示す関連情報照会画面810を、また新規登録ボタンG820が操作されると図13に示すソフトウェア照会情報新規登録画面820を、また更新ボタンG830が操作されると図14に示すソフトウェア照会情報更新画面830を、夫々表示する。
図12に示すように、関連情報照会画面810は、モデルID及びキー情報の入力欄811、検索結果の表示欄812を有する。
ユーザがキー情報の入力欄811にモデルIDとキー情報を入力し、検索ボタン8111を操作すると、ソフトウェア照会情報管理部116は、モデルIDとキー情報を受け付ける。ソフトウェア照会情報管理部116は、入力されたモデルIDに対応する車両トレーサビリティ情報40を用いて、キー情報で指定された関数から、これに関連する各種情報を取得し、取得した情報を検索結果の表示欄812に表示する(尚、情報はリンク先として提供されてもよい。)。入力欄811にモデルIDが設定されていない場合、ソフトウェア照会情報管理部116は、すべての車両トレーサビリティ情報からこれに関連する関数を有する車両トレーサビリティ情報を選択し、検索結果の表示欄812にそのモデルIDを表示する。
モデルIDが選択されると、ソフトウェア照会情報管理部116は、選択されたモデルIDに対応する車両トレーサビリティ情報40を用いて各種情報を取得して検索結果の表示欄812に表示する。各種情報は、法規ID D211、ソフトウェア照会番号D21
2、ソフトウェアID D213、車両要求仕様23、システム統合検証結果報告書25
、適格性検証結果報告書26、機器要求仕様31、機器要求仕様31、設計書32、ソースコード33、ユニット検証結果報告書34、ECU統合検証結果報告書35、及びECU適格性検証結果報告書36を含む。
以上のように、本実施形態のソフトウェア照会情報管理システム1によれば、ユーザはソフトウェアを更新した際、当該更新により認可を受けるためのテストが必要なソフトウェアを効率よく確実に特定することができる。また例えば、ソフトウェアが車両のモデルを跨いで共用されている場合、テストを実施する必要のあるソフトウェアを車両のモデルを跨いで特定することができる。またユーザは、出力された認可ソフトウェア照会情報21を用いて、当局に報告する必要のあるトレーサビリティ情報やエビデンスを効率よく取得することができる。
図13に示すように、ソフトウェア照会情報新規登録画面820は、モデルIDの入力欄821、生成結果の表示欄822を有する。
ユーザがモデルIDの入力欄821にモデルIDを入力し、新規登録ボタン8211を操作すると、ソフトウェア照会情報管理部116がモデルIDを受け付ける。
ソフトウェア照会情報管理部116は、入力されたモデルIDに対応するトレーサビリティ情報20、30’を用いてトレーサビリティ情報変換部118及び情報統合部114により車両トレーサビリティ情報40を生成する。次に、ソフトウェア照会番号生成部115によりソフトウェア照会情報及びソフトウェア照会番号を生成する。
ソフトウェア照会情報管理部116は、生成処理の結果と、生成されたソフトウェア照会番号を生成結果の表示欄822に情報を出力する。
以上のように、本実施形態のソフトウェア照会情報管理システム1によれば、ユーザは新規に車両を開発した際にソフトウェア照会情報を生成し、認可に際して必要なソフトウェアの組合せとその照会番号を効率的に採番することができる。
図14に示すように、ソフトウェア照会情報更新画面830は、モデルIDの入力欄831、更新結果の表示欄832を有する。
ユーザがモデルIDの入力欄831にモデルIDを入力し、更新ボタン8311を操作すると、ソフトウェア照会情報管理部116がモデルIDを受け付ける。
ソフトウェア照会情報管理部116は、入力されたモデルIDに対応するトレーサビリティ情報20、30’を用いてトレーサビリティ情報変換部118及び情報統合部114により車両トレーサビリティ情報40を更新する。次に、ソフトウェア更新管理部117によりソフトウェア照会情報及びソフトウェア照会番号を更新する。
ソフトウェア照会情報管理部116は、更新処理の結果と、更新されたソフトウェア照会番号を更新結果の表示欄832に情報を出力する。本例では、車両トレーサビリティ情報40、ソフトウェア照会情報及びソフトウェア照会番号のいずれも更新が成功したことと、変更箇所からは影響がある可能性はあるが更新されなかったソフトウェア照会番号として「R13H001」と示し、実際に影響があり更新されたソフトウェア照会番号は「R7902002(更新)」と示している。
図15は、ソフトウェア照会情報更新時に、システムではソフトウェア照会番号の更新要否判断ができなかった場合の表示例である。図14に示す例は、更新結果の表示欄833以外は、前述と同様の構成である。システムではソフトウェア照会番号の更新要否判断ができなかった場合には、図14の更新結果の表示欄833に示すように、車両トレーサビリティ情報40、ソフトウェア照会情報は更新が成功したことを示し、ソフトウェア照会番号の更新は保留されていることを示す。また、変更箇所からは影響がある可能性はあるがソフトウェア照会番号の更新要否が判断できなかったことを「R13H001(Pending)」と示し、実際に影響があり更新されたソフトウェア照会番号は「R7902002(更新)」と示している。
以上のように、本実施形態のソフトウェア照会情報管理システム1によれば、ユーザはソフトウェアを更新した際にソフトウェア照会情報を更新し、認可に際して必要なソフトウェアの組合せとその照会番号を効率的に更新することができる。
以上詳細に説明したように、本実施形態のソフトウェア照会情報管理システム1によれば、ソフトウェア照会情報6を認可ソフトウェア照会情報21を用いて統一的に管理することができ、車両に搭載される機器に組み込まれるソフトウェアについての法定の認可に関する情報を効率よく管理することができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。またある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えてもよい。またある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えてもよい。また各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、又は置換をしてもよい。
本発明における説明ではコンポーネントとしてECUの事例を示したが、法規要求やシ
ステム要求を、車載ECUだけでなく車両外に配置されたサーバ装置と連携して構成する場合もある。この場合は、システム要求はサーバ装置への要求と車両への要求に分解され、車両への要求はさらのECUへの要求に分解される。但し、要求がサーバ装置向けの場合は、このような場合にも、前述の機器要求仕様31をサーバ装置への要求として見れば、同様の管理を行うことができると考えてよい。即ち、車両とサーバ装置に跨る機能に関しても統一的に認可への影響分析等ができる。
前述の発明では、トレーサビリティ情報変換部118は車両提供者システム100に配置する例を示したが、機器供給者システム200のトレーサビリティ情報変換送信部212に配置してもよい。このようにすることで、車両供給者は統一されたフォーマットでトレーサビリティ情報を受信することができる。
また前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサが夫々の機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又は、IC(Integrated Circuit)カ
ード、SDカード、DVD(Digital Versatile Disc)の記録媒体に格納することができる。
制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
1 ソフトウェア照会情報管理システム、2 車両提供者、3A~3C 機器供給者、6
ソフトウェア照会情報、10 情報処理装置、21 認可ソフトウェア照会情報、22
法規要求情報、23 車両要求仕様、30 トレーサビリティ情報、31 機器要求仕様、32 設計書、33 ソースコード、40 車両トレーサビリティ情報、100 車両提供者システム、111 情報管理部、112 車両情報管理部、1121 車両情報、113 法規情報管理部、1131 法規情報、114 情報統合部、115 ソフトウェア照会番号生成部、116 ソフトウェア照会情報管理部、200 機器供給者システム、211 トレーサビリティ情報管理部、212 トレーサビリティ情報変換送信部、S700 ソフトウェア照会情報生成処理、S900 ソフトウェア更新管理処理

Claims (15)

  1. 車両に搭載される機器の機能を実現するソフトウェアについての法定の認可に関する情報を管理する情報処理システムであって、
    車両について法定の認可を受けるための要件を規定する法規を特定する情報である法規IDに関連づけて、前記法規が前記機器に要求する仕様に関する情報である機器要求仕様を記憶し、
    前記機器要求仕様と関連づけられた前記機器のトレーサビリティに関する情報であるトレーサビリティ情報を取得し、
    前記トレーサビリティ情報は、前記機器に組み込まれるソフトウェアを特定するソフトウェアIDを含み、
    取得した前記トレーサビリティ情報に関連付けられている前記機器要求仕様に対応する前記法規IDと、一つ以上の前記ソフトウェアIDとを関連づける情報であるソフトウェア照会番号を生成する、
    ソフトウェア照会情報管理システム。
  2. 請求項1に記載のソフトウェア照会情報管理システムであって、
    前記ソフトウェアIDは、前記ソフトウェアの種類を特定する情報とバージョン情報を含む、
    ソフトウェア照会情報管理システム。
  3. 請求項1に記載のソフトウェア照会情報管理システムであって、
    車両の一つ以上のモデル、一つ以上の前記機器、及び一つ以上の前記法規の組合せの夫々について複数の前記ソフトウェア照会番号を生成して管理する、
    ソフトウェア照会情報管理システム。
  4. 請求項3に記載のソフトウェア照会情報管理システムであって、
    前記トレーサビリティ情報は前記ソフトウェアのソースコードを含み、
    前記ソフトウェア照会番号と前記トレーサビリティ情報とを対応づけた情報であるソフトウェア照会情報を管理し、
    前記ソースコードまたはその一部である関数を特定する情報であるキー情報を受け付け、
    受け付けた前記キー情報を含む一つ以上の前記ソフトウェア照会番号を特定し、
    特定した前記ソフトウェア照会番号に関連づけられている前記ソフトウェア照会情報を出力する、
    ソフトウェア照会情報管理システム。
  5. 請求項4に記載のソフトウェア照会情報管理システムであって、
    前記キー情報は、前記ソースコードに記述される関数の識別子、又は、機器要求仕様の識別子である、
    ソフトウェア照会情報管理システム。
  6. 請求項4に記載のソフトウェア照会情報管理システムであって、
    特定した一つ以上の前記ソフトウェア照会番号の前記トレーサビリティ情報に含まれている一つ以上の前記ソフトウェアIDを出力する、
    ソフトウェア照会情報管理システム。
  7. 請求項1に記載のソフトウェア照会情報管理システムであって、
    車両認可提出書類と、ソフトウェアの変更内容または変更結果を比較し、前記ソフトウェア照会番号の更新要否を判定する、
    ソフトウェア照会情報管理システム。
  8. 請求項1に記載のソフトウェア照会情報管理システムであって、
    前記トレーサビリティ情報を管理する複数の情報処理装置と通信可能に接続し、
    前記複数の情報処理装置の夫々から前記トレーサビリティ情報を取得し、共通のデータ型式で記述されたトレーサビリティ情報に変換する、
    ソフトウェア照会情報管理システム。
  9. 請求項4に記載のソフトウェア照会情報管理システムであって、
    前記法規IDに関連づけて、前記法規が要求する内容を示す情報である法規要求情報、及び前記法規が車両に要求する内容を示す情報である車両要求情報を記憶し、
    前記ソフトウェア照会情報は、前記法規要求情報、前記車両要求情報、及び前記トレーサビリティ情報を関連づけた情報を含む、
    ソフトウェア照会情報管理システム。
  10. 車両に搭載される機器の機能を実現するソフトウェアについての法定の認可に関する情報を管理する方法であって、
    情報処理装置が、
    車両について法定の認可を受けるための要件を規定する法規を特定する情報である法規IDに関連づけて、前記法規が前記機器に要求する仕様に関する情報である機器要求仕様を記憶するステップ、
    前記機器要求仕様と関連づけられた前記機器のトレーサビリティに関する情報であるトレーサビリティ情報を取得するステップ、及び、
    取得した前記トレーサビリティ情報に関連付けられている前記機器要求仕様に対応する前記法規IDと、前記トレーサビリティ情報に含まれている、前記機器に組み込まれる一つ以上のソフトウェアのソフトウェアIDと、を関連づける情報であるソフトウェア照会番号を生成するステップ、
    を実行する、ソフトウェア照会情報管理方法。
  11. 請求項10に記載のソフトウェア照会情報管理方法であって、
    前記ソフトウェアIDは、前記ソフトウェアの種類を特定する情報とバージョン情報を含む、
    ソフトウェア照会情報管理方法。
  12. 請求項10に記載のソフトウェア照会情報管理方法であって、
    前記情報処理装置が、車両の一つ以上の型式、一つ以上の前記機器、及び一つ以上の前記法規の組合せの夫々について複数の前記ソフトウェア照会番号を生成して管理するステップ、
    をさらに実行する、ソフトウェア照会情報管理方法。
  13. 請求項12に記載のソフトウェア照会情報管理方法であって、
    前記トレーサビリティ情報は前記ソフトウェアのソースコードを含み、
    前記情報処理装置が、
    前記ソフトウェア照会番号と前記トレーサビリティ情報とを対応づけた情報であるソフトウェア照会情報を管理するステップ、
    前記ソースコードまたはその一部である関数を特定する情報であるキー情報を受け付け、
    受け付けた前記キー情報を含む一つ以上の前記ソフトウェア照会番号を特定するステップ、及び、
    特定した前記ソフトウェア照会番号に関連づけられている前記ソフトウェア照会情報を
    出力するステップ、
    をさらに実行する、ソフトウェア照会情報管理方法。
  14. 請求項13に記載のソフトウェア照会情報管理方法であって、
    前記キー情報は、前記ソースコードに記述される関数の識別子、又は、機器要求仕様の識別子である、
    ソフトウェア照会情報管理方法。
  15. 請求項13に記載のソフトウェア照会情報管理方法であって、
    前記情報処理装置が、特定した一つ以上の前記ソフトウェア照会番号の前記トレーサビリティ情報に含まれている一つ以上の前記ソフトウェアIDを出力するステップ、
    をさらに実行する、ソフトウェア照会情報管理方法。
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