JP7454784B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
利用者の1以上の属性の夫々の内容に基づいて得られる第1情報を当該利用者に提供する情報提供者により管理される提供者装置と通信を行う情報処理装置において、
前記1以上の属性のうち、前記情報提供者に対する開示が前記利用者により許可された属性の種類を示す第2情報を取得する許可属性取得手段と、
前記利用者の前記第1情報に関する所定の要望を示す第3情報を取得する要望取得手段と、
取得した前記第2情報及び前記第3情報を対応付けてデータベースに格納する属性管理手段と、
送信制御手段と、
を備え、
前記データベースは、前記利用者の利用者端末がアプリケーションプログラムを実行することによって前記利用者端末から得られる前記利用者の属性情報を格納するものであり、
前記送信制御手段は、前記データベースに格納された複数種類の属性情報のうち、前記第2情報に基づき前記情報提供者への開示が許可された属性情報を選択し、選択した前記属性情報及び前記第3情報を、前記提供者装置に送信する制御を実行する。
PDSとは、個人がパーソナルデータを管理するためのデータベースや当該データベースを利用したサービスである。
パーソナルデータには、例えば個人の属性(以下「個人属性」と呼ぶ)に関する情報が含まれる。このような個人属性に関する情報を、以下、「個人属性情報」と呼ぶ。
具体的には例えば、個人属性情報には、その個人についての、個人情報、性別、身長、体重等の他、移動の履歴、行動の履歴、購買の履歴、ウェアラブル機器から取得された運動量の情報等、その個人に関する各種の情報が含まれる。
個人属性情報は、例えば、「性別」、「生年月日」、「歩数の履歴」等の様々な種類について、その個人に該当する具体的な内容、例えば、「女性」、「1995年4月10日」、「8250歩」等により構成される。
サービス提供者Mにより管理されるサーバ1には、図1に示すように、PDSとしての個人属性DB300が設けられている。
個人属性DB300は、利用者Uの個人属性情報が格納されるデータベースである。
このように、サーバ1は、個人属性情報を、個人属性DB300に格納して管理する。
図1に示すように、アプリ提供者装置3には、アプリDB500が備えられている。アプリDB500には、アプリ提供者Aにより提供されるアプリにおいて利用された、利用者Uの個人属性情報が格納される。
このように、アプリ提供者装置3は、アプリ提供者Aにより提供されるアプリにおいて利用された個人属性情報を、アプリDB500に格納して管理する。
なお、以下、アプリ提供者Aは、利用者Uの運動の履歴を管理するアプリを提供しているものとして説明する。
即ち、以下、そのアプリで利用された利用者Uの運動の履歴等が、個人属性情報の一部として採用されるものとして説明する。
例えば、アプリが起動中に利用者Uにより利用者端末2に入力された個人属性や利用者端末2で測定された位置や運動量の情報等が、アプリで利用された個人属性情報I1としてアプリ提供者装置3に提供されることで、アプリ提供者Aに取得される。なお、アプリ提供者装置3に提供された個人属性情報I1は、アプリDB500に格納される。
具体的には例えば、まず、利用者Uは、本サービスを利用すべく、アプリ提供者Aに対し、アプリで利用された個人属性情報I1をサービス提供者Mに提供する旨を、アプリ提供者Aに対して依頼する。アプリ提供者Aは、利用者Uからの依頼に基づいて、アプリ提供者A自身がアプリDB500を用いて管理している個人属性情報I1を、サービス提供者Mに提供する。これにより、ステップST2において、アプリDB500に格納されている個人属性情報I1がサービス提供者Mに提供される。
即ち、「許可属性情報I2a」とは、サービス提供者Mにより管理されている利用者Uの個人属性情報の複数の種類のうち、事業者Cへの提供を許可してもよいと利用者Uにより選択された1以上の種類を示す情報である。
また、利用者Uは、許可属性情報I2aと共に、事業者Cにより提供される各種サービスや情報に関する所定のリクエストを、サービス提供者Mに提供する。ここで、「リクエスト」とは、利用者Uの要望を一般的には指すが、ここではさらに、当該要望に基づく情報、又はその分野も含む広義な概念である。例えば、利用者Uにとって、サービス提供者Mや事業者Cから提供されることを所望する情報やその分野も、リクエストに含まれる。
なお、本実施形態では、利用者Uは、リクエストとして、事業者Cにより提供される各種サービスや情報のうち、興味のあるサービスや情報の種類を選択する。利用者Uにより選択された、興味のあるサービスや情報の種類を示す情報I2b(以下「リクエスト情報I2b」と呼ぶ)は、サービス提供者Mに提供される。
サービス提供者Mは、サーバ1を用いて、ステップST3と同様に、許可属性情報I2a及びリクエスト情報I2bを個人属性情報の一部として個人属性DB300に格納する。
例えば、サーバ1は、ステップST4において取得されたリクエスト情報I2bに含まれる利用者Uのリクエストに応えることができる事業者Cを、提供先として選択する。そして、サーバ1は、個人属性DB300に格納された複数種類の個人属性情報のうち、事業者Cへの提供を許可してもよいとして選択された種類の個人属性情報I3と、リクエスト情報I2bとを、その事業者Cに提供する。
具体的には例えば、個人属性情報I3と、リクエスト情報I2bとの夫々に、「性別」を示す情報と、「健康に興味がある」旨を示す情報との夫々が含まれていたものとする。この場合、サービス提供者Mは、サーバ1を用いて、健康に関するアドバイスの提供をサービスとして提供している事業者Cを提供先として選択する。そして、サービス提供者Mは、利用者Uの「性別」を示す情報を含む個人属性情報I3と、リクエスト情報I2bとを、その事業者Cに提供する。
例えば、事業者装置4は、利用者Uにより選択された種類の個人属性情報I3と、リクエスト情報I2bとに基づいて、当該事業者Cにより提供可能な各種サービスや情報等を生成し、それを提供情報I4として利用者Uに提供する。
具体的には例えば、利用者Uの健康に関するアドバイスの情報を提供するサービスを事業者Cが提供している場合、当該アドバイスの内容の情報が提供情報I4として利用者Uに提供される。
これにより、利用者Uによる開示の許可がなされていない種類の個人属性情報I3が事業者Cに提供されることがなくなる。その結果、本サービスは、利用者Uの属性に関する情報が、利用者Uの意に反して事業者に開示されないようにすることができる。
以下、図2乃至図5を用いて、本サービスの図1に示すサービスを提供する際に適用される情報処理システムについて説明する。
図2は、図1に示すサービスを提供する際に適用される情報処理システム、即ち、本発明の情報処理装置の一実施形態であるサーバを含む情報処理システムの構成例を示す図である。
サーバ1は、本サービスのサービス提供者Mにより管理される。利用者端末2-1乃至2-nの夫々は、n人の利用者U-1乃至U-nの夫々により操作される。アプリ提供者装置3は、アプリ提供者Aにより管理される。事業者装置4-1乃至4-mの夫々は、m人の事業者C-1乃至C-mの夫々により管理される。
また、以下、事業者C-1乃至C-nを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて「事業者C」と呼ぶ。「事業者C」と呼んでいる場合には、事業者装置4-1乃至4-mをまとめて「事業者装置4」と呼ぶ。
なお、以下、利用者U-1乃至U-nは何れも、アプリ提供者Aにより提供されたアプリを利用しているものとする。例えば、上述したように、利用者U-1乃至U-nの夫々の運動の履歴等の夫々が、アプリ提供者Aにより提供されたアプリにより利用されているものとする。
アプリ提供者Aは、通常、利用者U-1乃至U-nの夫々を識別するため、利用者U-1乃至U-nの夫々に対して個別にAPLIDを付与して管理する。具体的には例えば、図2の例では、利用者U-1には、APLIDとして「a001」が付与されており、利用者U-2には、APLIDとして「a002」が付与されている。
一方で、サーバ1は、アプリ提供者Aから取得した利用者U-k(kは1乃至nのうちの何れかの値)の個人属性情報I1を個人属性DB300に格納する。このとき、サーバ1は、当該利用者U-kに対してUIDを付与して管理する。具体的には例えば、図2の例では、利用者U-1には、UIDとして「TF_36CA2737E001」が付与されており、利用者U-2には、UIDとして「TF_42D9DB4A0B2」が付与されている。
このように、サーバ1は、利用者U-1乃至U-nの夫々に対し、APLIDとは異なるUIDを付与して管理する。これにより、サーバ1は、利用者U-1乃至U-nの夫々を特定可能にするとともに、アプリとは別のPDSとして個人属性DB300に格納して管理することができる。
なお、APLIDとUIDとの対応付けの手法は、特に限定されず、例えば個人属性DB300や、アプリDB500や、図示せぬ他のデータベース等により管理される手法を採用してもよい。
「4C03DB0369928DC27F69」は、「UID:TF_36CA2737E001」が付与された利用者U-1の個人属性情報である名前が暗号化された形態である。即ち、サーバ1は、利用者Uの個人属性情報を暗号化して個人属性DB300に格納する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
入力部17は、キーボードやマウス等で構成され、各種情報を入力する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(図1の例では利用者端末2やアプリ提供者装置3、事業者装置4)との間で通信を行う。
また、リムーバブルメディア31は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
図4は、図3のサーバの機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
また、サーバ1の記憶部18の一領域には、個人属性DB300が設けられている。
また、事業者装置4のCPU41において、個人属性取得部411と、提供情報生成部412とが機能する。
図1の例の前提と同様に、ここでは、アプリ提供者Aは、利用者Uの運動の履歴を管理するアプリを提供しているものとする。例えば、利用者Uは、アプリ提供者Aにより提供されるアプリを、利用者端末2にインストールして利用しているものとする。
この時、利用者端末2は、アプリの起動中に利用者Uにより利用者端末2に入力された個人属性や、利用者端末2自身で測定した位置や運動量等の情報を、アプリで利用された利用者Uの個人属性情報I1としてアプリ提供者装置3に送信する。
その結果、アプリ提供者装置3は、アプリで利用された利用者Uの個人属性情報I1をアプリDB500に格納して管理する。
具体的には例えば、利用者端末2は、利用者Uによる所定の操作を受付けることで、アプリで利用された個人属性情報I1をサーバ1に提供する依頼を、アプリ提供者装置3に送信する。
アプリ提供者装置3は、個人属性情報I1をサービス提供者Mに提供する依頼を受信した場合、アプリで利用された利用者Uの個人属性情報I1をサーバ1に送信する。
具体的には例えば、利用者端末2は、利用者Uによる所定の操作を受付けることで、事業者Cに提供してもよい1以上の個人属性の種類の選択の結果として、許可属性情報I2a取得して、サーバ1に送信する。
そこで、許可属性取得部112は、利用者端末2から送信されてきた許可属性情報I2を取得する。
なお、利用者Uにより1以上の属性の種類が選択される際に、利用者端末2に表示される画面の例については、図6(A)を用いて後述する。
その結果、個人属性DB300に格納された複数種類の個人属性の夫々について、事業者Cに提供してもよいか否かの夫々が対応付けられる。
利用者端末2は、利用者Uの操作による所定の操作を受付けることで、利用者Uのリクエストを受付ける。そして、利用者端末2は、利用者Uのリクエストを示すリクエスト情報I2bを、サーバ1に送信する。
リクエスト取得部113は、利用者端末2から送信されてきたリクエスト情報I2bを取得する。
なお、利用者Uによるリクエストが受付けられる際に利用者端末2に表示される画面の例については、図6(B)を用いて後述する。
事業者装置4の個人属性取得部411は、サーバ1から送信されてきた個人属性情報I3及びリクエスト情報I2bを取得する。
事業者装置4の提供情報生成部412は、個人属性取得部411により取得された個人属性情報I3及びリクエスト情報I2bに基づいて、提供情報I4を生成する。
これにより、許可属性情報提供処理は終了する。
属性選択画面は、図1のステップST1乃至ST3の後、ステップST4において利用者端末2に表示される。即ち、属性選択画面は、サーバ1により、個人属性情報I1が取得されて個人属性DB300に格納されるまでの処理が実行された後、任意のタイミングで利用者端末2に表示される。
また、図6(A)の例では、属性選択画面の上側には、「提供の許可をする個人属性の種類にチェックをいれてください。」という文字列が表示されている。
ここで、図6(A)の例では、属性選択画面は、事業者C-1乃至C-mのうちいずれの事業者Cであるかを特定せずに、事業者Cに提供してもよいかを利用者Uに選択させるための画面となっている。つまり、図6(A)の属性選択画面により事業者Cに提供してもよい個人属性の種類を利用者Uに選択させた結果は、事業者C-1乃至C-mに対して適用される。
なお、これは例示に過ぎず、事業者C-1乃至C-mの夫々毎に、提供を許可してもよいかを利用者Uに選択させるための画面を、属性選択画面として採用してもよい。
即ち、それより下の各行の夫々には、個人属性の所定の種類についての、「種類」、「提供の許可」、「登録済みの内容」の夫々の情報が表示されている。
例えば、3行目(最上段から下に2行目)には、「生年月日」が表示されている。したがって、3行目は、個人属性の種類として、「生年月日」に関する情報が表示される。同様に、当該所定行の「種類」の項目に対応する列には、個人属性の種類として、上から「氏名」、「生年月日」、「性別」、「仕事」、「住所」、「位置情報」、「身長」、「体重」、「体脂肪率」、「食事内容」及び「歩数」が表示されている。
例えば、3行目(最上段から下に2行目)の「提供の許可」のチェック欄には、レ点がチェックされている。これは、「生年月日」についての個人属性情報の事業者Cへの提供が、利用者Uにより許可されていることを意味している。また例えば、6行目(最上段から下に5行目)の「提供の許可」のチェック欄には、レ点がチェックされていない。これは、「住所」についての個人属性情報の事業者Cへの提供が、利用者Uにより許可されていないことを意味している。
即ち、所定行の「登録済みの内容」には、図1のステップST1乃至ST3に対応する処理の結果として個人属性DB300に格納されることで登録された内容が表示されることになる。
例えば、2行目(最上段から下に1行目)には、「氏名」が表示されている。したがって、2行目は、「登録済みの内容」として「氏名」に関する情報が表示される。「登録済みの内容」には、「〇□ △□」が表示されている。これは、利用者Uの「氏名」が「〇□ △□」として登録されていることを意味している。また例えば、3行目(最上段から下に2行目)の「登録済みの内容」には、「1994年4月10日」が表示されている。これは、利用者Uの「生年月日」が「1994年4月10日」として登録されていることを意味している。また例えば、4行目(最上段から下に3行目)の「登録済みの内容」には、「女性」が表示されている。これは、利用者Uの「性別」が「女性」として登録されていることを意味している。また例えば、5行目(最上段から下に4行目)の「登録済みの内容」には、「化粧品販売」が表示されている。これは、利用者Uの「仕事」が「化粧品販売」として登録されていることを意味している。また例えば、6行目(最上段から下に5行目)の「登録済みの内容」には、「東京都〇〇区・・・」が表示されている。これは、利用者Uの「住所」が「東京都〇〇区・・・」として登録されていることを意味している。また例えば、8行目(最上段から下に7行目)の「登録済みの内容」には、「158cm」が表示されている。これは、利用者Uの「身長」が「158cm」として登録されていることを意味している。また例えば、9行目(最上段から下に8行目)の「登録済みの内容」には、「55kg」が表示されている。これは、利用者Uの「体重」が「55kg」として登録されていることを意味している。また例えば、12行目(最上段から下に11行目)の「登録済みの内容」には、「今日:3500歩」が表示されている。これは、個人属性情報が取得された当日に利用者Uが歩いた「歩数」が「3500歩」であることを意味している。
ここで、例えば7行目(最上段から下に6行目)、10行目(最上段から下に9行目)、及び11行目(最上段から下に10行目)の夫々の「登録済みの内容」は、いずれも空欄となっている。これは、利用者Uの「位置情報」、「体脂肪率」、及び「食事内容」の夫々を示す個人属性情報については、いずれも登録されていないことを意味している。即ち、図1のステップST1乃至ST3に対応する処理の結果として個人属性DB300に格納されていない(登録されていない)種類の個人属性情報は、図6(A)の表の所定行の「登録済みの内容」が空欄として表示される。
リクエスト選択画面は、図1のステップST1乃至ST3の後、ステップST4において利用者端末2に表示される。即ち、リクエスト選択画面は、サーバ1により、個人属性情報I1が取得されて個人属性DB300に格納されるまでの処理が実行された後、任意のタイミングで利用者端末2に表示される。なお、本実施形態では、図6(A)に示す属性選択画面が表示されて、利用者Uによる所定の入力操作が完了した後にリクエスト選択画面が表示されるものとする。
ここで、図6(B)の例では、リクエスト選択画面は、図6(A)の属性選択画面と同様に、事業者C-1乃至C-mのうちいずれの事業者Cであるかを特定せずに、利用者Uのリクエストの内容を選択させるための画面となっている。つまり、図6(B)のリクエスト選択画面により利用者Uに選択させたリクエストの内容は、事業者C-1乃至C-mに対して適用される。
なお、これは例示に過ぎず、事業者C-1乃至C-mの夫々毎に、利用者Uのリクエストの内容を選択させるための画面を、リクエスト選択画面として採用してもよい。
即ち、それより下の各行の夫々には、利用者Uのリクエストについての、「ジャンル」、「サービスを受けたい」の夫々の情報が表示されている。
所定行の「サービスを受けたい」には、当該所定行の「ジャンル」に属するサービスや情報の提供を受けたいかどうかをチェックするチェック欄が表示されている。このチェック欄に、レ点がチェックされている場合には、当該所定行の「ジャンル」に属するサービスや情報の提供を受けることを利用者Uが要望(リクエスト)していることを意味している。これに対して、このチェック欄に、レ点がチェックされていない場合には、当該所定行の「ジャンル」に属するサービスや情報の提供を受けることを利用者Uが要望(リクエスト)していないことを意味している。
例えば、2行目(最上段から下に1行目)の「サービスを受けたい」のチェック欄には、レ点がチェックされている。これは、「ジャンル」が「食事」に属するサービスや情報の提供を受けることを利用者Uが要望(リクエスト)していることを意味している。また例えば、5行目(最上段から下に4行目)の「サービスを受けたい」のチェック欄には、レ点がチェックされている。これは、「ジャンル」が「健康」に属するサービスや情報の提供を受けることを利用者Uが要望(リクエスト)していることを意味している。
これに対して、例えば3行目(最上段から下に2行目)、及び4行目(最上段から下に3行目)の夫々の「サービスを受けたい」のチェック欄には、いずれもレ点がチェックされていない。これは、「ジャンル」が「運動」、「レジャー」に属するサービスや情報の提供を受けることを利用者Uが要望(リクエスト)していないことを意味している。
図6(B)の場合、「サービスを受けたい」のチェック欄にチェックされたジャンル(食事、健康)に属するサービスや情報の提供を受けることを利用者Uが要望(リクエスト)していることを示す情報が、リクエスト情報I2bとして、サーバ1により取得される。
即ち例えば、アプリ提供者A及びアプリ提供者装置3は複数存在し、複数の利用者Uの夫々は異なるアプリの夫々を利用していてもよい。即ち、サーバ1は、異なるアプリ提供者装置3から送信されてきた個人属性情報を管理することができる。
また例えば、利用者Uは、複数のアプリを利用していてもよい。即ち、サーバ1は、利用者Uが利用している複数のアプリに対応する複数のアプリ提供者装置3から送信されてきた個人属性情報を管理することができる。
また例えば、利用者Uは、アプリで利用された利用者Uの個人属性情報I1をアプリ提供者装置3からサーバ1に提供する依頼をしなくてもよい。即ち、サーバ1は、個人属性DB300に個人属性情報が格納されていない利用者Uに対しても、図1のステップST4及びST5の処理を実行することにより、本サービスを提供することができる。
さらに例えば、図6(B)の例では、利用者Uのリクエストの内容を利用者Uに選択させる手法が採用されているが、これは例示に過ぎない。例えば、リクエストの内容を利用者Uにフリーワード入力させる手法が採用されてもよい。これにより、利用者Uがリクエストできる内容の範囲が広がるので、利用者Uの利便性をさらに向上させることができる。
換言すると、図4の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。
即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図4の例に限定されない。また、機能ブロックの存在場所も、図4に特に限定されず、任意でよい。例えば、サーバ1の機能ブロックを利用者端末2等に移譲させてもよい。また、サーバ1の機能ブロックをアプリ提供者装置3や事業者装置4等に移譲させてもよい。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。
また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
利用者(例えば、図1の利用者U)の1以上の属性の夫々の内容に基づいて得られる第1情報(例えば、図1の提供情報I4)を当該利用者に提供する情報提供者(例えば、図1の事業者C)により管理される提供者装置(例えば事業者装置4)と通信を行う情報処理装置(例えば図1乃至4サーバ1)において、
前記1以上の属性のうち、前記情報提供者に対する開示が前記利用者により許可された属性の種類(例えば、性別、年齢、仕事)を示す第2情報(例えば、図1の許可属性情報I2a)を取得する許可属性取得手段(例えば、図4の許可属性取得部112)と、
前記利用者の前記第1情報に関する所定の要望を示す第3情報(例えば、リクエスト情報)を取得する要望取得手段(例えば、図4のリクエスト取得部113)と、
前記第2情報及び前記第3情報に基づく情報(例えば、図1の個人属性情報I3)を、前記提供者装置に送信する制御を実行する送信制御手段(例えば、図4の送信制御部114)と、
を備える。
Claims (3)
- 利用者の1以上の属性の夫々の内容に基づいて得られる第1情報を当該利用者に提供する情報提供者により管理される提供者装置と通信を行う情報処理装置において、
前記1以上の属性のうち、前記情報提供者に対する開示が前記利用者により許可された属性の種類を示す第2情報を取得する許可属性取得手段と、
前記利用者の前記第1情報に関する所定の要望を示す第3情報を取得する要望取得手段と、
取得した前記第2情報及び前記第3情報を対応付けてデータベースに格納する属性管理手段と、
送信制御手段と、
を備え、
前記データベースは、前記利用者の利用者端末がアプリケーションプログラムを実行することによって前記利用者端末から得られる前記利用者の属性情報を格納するものであり、
前記送信制御手段は、前記データベースに格納された複数種類の属性情報のうち、前記第2情報に基づき前記情報提供者への開示が許可された属性情報を選択し、選択した前記属性情報及び前記第3情報を、前記提供者装置に送信する制御を実行する、
情報処理装置。 - 利用者の1以上の属性の夫々の内容に基づいて得られる第1情報を当該利用者に提供する情報提供者により管理される提供者装置と通信を行う情報処理装置が実行する情報処理方法において、
前記1以上の属性のうち、前記情報提供者に対する開示が前記利用者により許可された属性の種類を示す第2情報を取得する許可属性取得ステップと、
前記利用者の前記第1情報に関する所定の要望を示す第3情報を取得する要望取得ステップと、
取得した前記第2情報及び前記第3情報を対応付けてデータベースに格納する属性管理ステップと、
送信制御ステップと、
を含み、
前記データベースは、前記利用者の利用者端末がアプリケーションプログラムを実行することによって前記利用者端末から得られる前記利用者の属性情報を格納するものであり、
前記送信制御ステップは、前記データベースに格納された複数種類の属性情報のうち、前記第2情報に基づき前記情報提供者への開示が許可された属性情報を選択し、選択した前記属性情報及び前記第3情報を、前記提供者装置に送信する制御を実行する、
情報処理方法。 - 利用者の1以上の属性の夫々の内容に基づいて得られる第1情報を当該利用者に提供する情報提供者により管理される提供者装置と通信を行う、データベースを備える情報処理装置を制御するコンピュータに、
前記1以上の属性のうち、前記情報提供者に対する開示が前記利用者により許可された属性の種類を示す第2情報を取得する許可属性取得ステップと、
前記利用者の前記第1情報に関する所定の要望を示す第3情報を取得する要望取得ステップと、
取得した前記第2情報及び前記第3情報を対応付けてデータベースに格納する属性管理ステップと、
送信制御ステップと、
を実行させるものであり、
前記データベースは、前記利用者の利用者端末がアプリケーションプログラムを実行することによって前記利用者端末から得られる前記利用者の属性情報を格納するものであり、
前記送信制御ステップは、前記データベースに格納された複数種類の属性情報のうち、前記第2情報に基づき前記情報提供者への開示が許可された属性情報を選択し、選択した前記属性情報及び前記第3情報を、前記提供者装置に送信する制御を実行する、
プログラム。
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