JP7454784B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
従来、事業者等の情報提供者毎に、提供可能なサービスと、そのサービスの利用に要求される1以上の属性項目(属性の種類)とを関連付けして、利用者に対して可視化する技術が存在する(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-133730号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術を含む従来技術では、提供可能なサービスとしてどのようなものがあり、そのサービスの提供にはこの属性の種類の開示(提供)が必要になるといった情報が、利用者に提示されているに過ぎない。即ち、明確なリクエストが利用者から直接的にあったときにのみ、そのリクエストに対する提供情報が提供されているに過ぎない。ところが、利用者にとっては、一方的に「開示(提供)が必要になる」と言われても、自身の属性に関する情報を事業者に無闇に開示したくないという要望が存在する。換言すると、利用者には、事業者毎(或いはサービス毎)に、自身の各種の属性を開示するか否かを自身で判断したいという要望があった。
本発明は、利用者の属性に関する情報が、当該利用者の意に反して事業者に開示されないようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理装置は、
利用者の1以上の属性の夫々の内容に基づいて得られる第1情報を当該利用者に提供する情報提供者により管理される提供者装置と通信を行う情報処理装置において、
前記1以上の属性のうち、前記情報提供者に対する開示が前記利用者により許可された属性の種類を示す第2情報を取得する許可属性取得手段と、
前記利用者の前記第1情報に関する所定の要望を示す第3情報を取得する要望取得手段と、
取得した前記第2情報及び前記第3情報を対応付けてデータベースに格納する属性管理手段と、
信制御手段と、
を備え
前記データベースは、前記利用者の利用者端末がアプリケーションプログラムを実行することによって前記利用者端末から得られる前記利用者の属性情報を格納するものであり、
前記送信制御手段は、前記データベースに格納された複数種類の属性情報のうち、前記第2情報に基づき前記情報提供者への開示が許可された属性情報を選択し、選択した前記属性情報及び前記第3情報を、前記提供者装置に送信する制御を実行する
本発明の一態様の情報処理方法及びプログラムの夫々は、上述の本発明の一態様の情報処理装置に対応する情報処理方法及びプログラムの夫々である。
本発明によれば、利用者の属性に関する情報が、当該利用者の意に反して事業者に開示されないようになる。
本発明の一実施形態に係る情報処理システムが適用されるサービスの概要の一例を説明する模式図である。 図1に示すサービスを提供する際に適用される情報処理システム、即ち、本発明の情報処理装置の一実施形態であるサーバを含む情報処理システムの構成例を示す図である。 図2の情報処理システムのうちサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3のサーバの機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。 図4の機能的構成を有するサーバにより実行される、許可属性情報提供処理の流れの一例を説明するフローチャートである。 図4の利用者端末に表示される属性選択画面、及びリクエスト選択画面の例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムが適用されるサービス(以下「本サービス」と呼ぶ)の概要の一例を説明する模式図である。
本サービスは、Personal Data Store(以下「PDS」と呼ぶ)に関連するサービスである。
PDSとは、個人がパーソナルデータを管理するためのデータベースや当該データベースを利用したサービスである。
パーソナルデータには、例えば個人の属性(以下「個人属性」と呼ぶ)に関する情報が含まれる。このような個人属性に関する情報を、以下、「個人属性情報」と呼ぶ。
具体的には例えば、個人属性情報には、その個人についての、個人情報、性別、身長、体重等の他、移動の履歴、行動の履歴、購買の履歴、ウェアラブル機器から取得された運動量の情報等、その個人に関する各種の情報が含まれる。
個人属性情報は、例えば、「性別」、「生年月日」、「歩数の履歴」等の様々な種類について、その個人に該当する具体的な内容、例えば、「女性」、「1995年4月10日」、「8250歩」等により構成される。
図1に示すように、本サービスは、サービス提供者Mにより提供されて、利用者Uと、アプリ提供者Aと、事業者Cとにより利用されるサービスである。
ここで、サービス提供者Mは、サーバ1を管理して、利用者U、アプリ提供者A、及び事業者Cの夫々との間で個人属性情報を含む各種情報を授受することにより、本サービスを提供する。
サービス提供者Mにより管理されるサーバ1には、図1に示すように、PDSとしての個人属性DB300が設けられている。
個人属性DB300は、利用者Uの個人属性情報が格納されるデータベースである。
このように、サーバ1は、個人属性情報を、個人属性DB300に格納して管理する。
利用者Uは、利用者端末2を介して個人属性DB300を利用することで、自分自身の個人属性情報を管理することができる。なお、利用者Uによる自分自身の個人属性情報の管理には、個人属性情報の個人属性DB300への保存による管理、個人属性DB300から個人属性情報を検索して確認することによる管理、個人属性情報を提供する対象の管理等が含まれる。
アプリ提供者Aは、アプリ提供者装置3を介して、1種類以上の個人属性情報を利用するアプリケーションプログラム(以下、「アプリ」と適宜呼ぶ)を、利用者Uに対して提供する。
図1に示すように、アプリ提供者装置3には、アプリDB500が備えられている。アプリDB500には、アプリ提供者Aにより提供されるアプリにおいて利用された、利用者Uの個人属性情報が格納される。
このように、アプリ提供者装置3は、アプリ提供者Aにより提供されるアプリにおいて利用された個人属性情報を、アプリDB500に格納して管理する。
事業者Cは、事業者装置4を介して、サーバ1から個人属性情報を取得し、利用者Uに対して各種情報を提供する事業を行う主体である。
サービス提供者Mにより利用されるサーバ1は、利用者Uにより利用される利用者端末2、アプリ提供者Aにより利用されるアプリ提供者装置3、事業者Cにより利用される事業者装置4と協働することにより、本サービスを提供するために必要な各種処理を実行する。即ち、サービス提供者Mは、サーバ1を利用することで、利用者Uと、アプリ提供者Aと、事業者Cとの夫々の間での、利用者Uの個人属性情報を管理する本サービスを提供することができる。
以下、図1のステップST1乃至ST7に沿って、本サービスの流れの概要について説明する。
なお、以下、アプリ提供者Aは、利用者Uの運動の履歴を管理するアプリを提供しているものとして説明する。
即ち、以下、そのアプリで利用された利用者Uの運動の履歴等が、個人属性情報の一部として採用されるものとして説明する。
ステップST1において、アプリ提供者Aは、利用者Uの個人属性情報を取得する。
例えば、アプリが起動中に利用者Uにより利用者端末2に入力された個人属性や利用者端末2で測定された位置や運動量の情報等が、アプリで利用された個人属性情報I1としてアプリ提供者装置3に提供されることで、アプリ提供者Aに取得される。なお、アプリ提供者装置3に提供された個人属性情報I1は、アプリDB500に格納される。
ステップST2において、アプリ提供者Aは、利用者Uの個人属性情報I1をサービス提供者Mに提供する。即ち、アプリで利用された個人属性情報I1は、アプリ提供者装置3からサーバ1に送信されることで、アプリ提供者Aからサービス提供者Mに提供される。
具体的には例えば、まず、利用者Uは、本サービスを利用すべく、アプリ提供者Aに対し、アプリで利用された個人属性情報I1をサービス提供者Mに提供する旨を、アプリ提供者Aに対して依頼する。アプリ提供者Aは、利用者Uからの依頼に基づいて、アプリ提供者A自身がアプリDB500を用いて管理している個人属性情報I1を、サービス提供者Mに提供する。これにより、ステップST2において、アプリDB500に格納されている個人属性情報I1がサービス提供者Mに提供される。
ステップST3において、サービス提供者Mは、サーバ1を用いて、アプリ提供者Aから提供された利用者Uの個人属性情報I1を個人属性DB300に格納する。
ステップST4において、利用者Uは、利用者端末2を用いて、事業者Cへの提供を許可してもよい個人属性の種類を選択し、選択された個人属性の種類を示す情報(以下「許可属性情報I2a」と呼ぶ)を、サービス提供者Mに提供する。
即ち、「許可属性情報I2a」とは、サービス提供者Mにより管理されている利用者Uの個人属性情報の複数の種類のうち、事業者Cへの提供を許可してもよいと利用者Uにより選択された1以上の種類を示す情報である。
また、利用者Uは、許可属性情報I2aと共に、事業者Cにより提供される各種サービスや情報に関する所定のリクエストを、サービス提供者Mに提供する。ここで、「リクエスト」とは、利用者Uの要望を一般的には指すが、ここではさらに、当該要望に基づく情報、又はその分野も含む広義な概念である。例えば、利用者Uにとって、サービス提供者Mや事業者Cから提供されることを所望する情報やその分野も、リクエストに含まれる。
なお、本実施形態では、利用者Uは、リクエストとして、事業者Cにより提供される各種サービスや情報のうち、興味のあるサービスや情報の種類を選択する。利用者Uにより選択された、興味のあるサービスや情報の種類を示す情報I2b(以下「リクエスト情報I2b」と呼ぶ)は、サービス提供者Mに提供される。
サービス提供者Mは、サーバ1を用いて、ステップST3と同様に、許可属性情報I2a及びリクエスト情報I2bを個人属性情報の一部として個人属性DB300に格納する。
ステップST5において、サービス提供者Mは、サーバ1を用いて、事業者Cへの提供を許可してもよいとして利用者Uにより選択された種類の個人属性情報I3と、リクエスト情報I2bとを事業者Cに提供する。
例えば、サーバ1は、ステップST4において取得されたリクエスト情報I2bに含まれる利用者Uのリクエストに応えることができる事業者Cを、提供先として選択する。そして、サーバ1は、個人属性DB300に格納された複数種類の個人属性情報のうち、事業者Cへの提供を許可してもよいとして選択された種類の個人属性情報I3と、リクエスト情報I2bとを、その事業者Cに提供する。
具体的には例えば、個人属性情報I3と、リクエスト情報I2bとの夫々に、「性別」を示す情報と、「健康に興味がある」旨を示す情報との夫々が含まれていたものとする。この場合、サービス提供者Mは、サーバ1を用いて、健康に関するアドバイスの提供をサービスとして提供している事業者Cを提供先として選択する。そして、サービス提供者Mは、利用者Uの「性別」を示す情報を含む個人属性情報I3と、リクエスト情報I2bとを、その事業者Cに提供する。
ステップST6において、事業者Cは、事業者装置4を用いて、提供情報I4を利用者Uに提供する。
例えば、事業者装置4は、利用者Uにより選択された種類の個人属性情報I3と、リクエスト情報I2bとに基づいて、当該事業者Cにより提供可能な各種サービスや情報等を生成し、それを提供情報I4として利用者Uに提供する。
具体的には例えば、利用者Uの健康に関するアドバイスの情報を提供するサービスを事業者Cが提供している場合、当該アドバイスの内容の情報が提供情報I4として利用者Uに提供される。
このように、本サービスでは、利用者Uの1以上の属性のうち、事業者Cに対する開示が利用者Uにより許可された属性の種類を示す許可属性情報I2aが取得される。そして、その許可属性情報I2aに基づいて、開示してもよいと利用者Uにより選択された種類の個人属性情報I3が事業者Cに提供される。
これにより、利用者Uによる開示の許可がなされていない種類の個人属性情報I3が事業者Cに提供されることがなくなる。その結果、本サービスは、利用者Uの属性に関する情報が、利用者Uの意に反して事業者に開示されないようにすることができる。
また、本サービスでは、利用者Uの提供情報I4に関する所定の要望を示すリクエスト情報I2bが取得される。そして、その取得されたリクエスト情報I2bが、許可属性情報I2aとともに事業者Cに提供される。これにより、事業者Cは、提供情報I4の内容を、利用者Uの興味のある分野に的を絞ることができるので、業務の効率化を図ることができる、また、利用者Uは、事業者Cから提供される情報を自ら選別することなく、興味のある分野の情報のみを取得することができる。
以上、図1を用いて、本サービスの概要を説明した。
以下、図2乃至図5を用いて、本サービスの図1に示すサービスを提供する際に適用される情報処理システムについて説明する。
図2は、図1に示すサービスを提供する際に適用される情報処理システム、即ち、本発明の情報処理装置の一実施形態であるサーバを含む情報処理システムの構成例を示す図である。
図1の本サービスで用いられる本実施形態の情報処理システムは、図2に示すように、サーバ1と、n台(nは1以上の任意の整数値)の利用者端末2-1乃至2-nと、アプリ提供者装置3と、m台(mは、nとは独立した、1以上の任意の整数値)の事業者装置4-1乃至4-mとを含む様に構成されている。
サーバ1は、本サービスのサービス提供者Mにより管理される。利用者端末2-1乃至2-nの夫々は、n人の利用者U-1乃至U-nの夫々により操作される。アプリ提供者装置3は、アプリ提供者Aにより管理される。事業者装置4-1乃至4-mの夫々は、m人の事業者C-1乃至C-mの夫々により管理される。
なお、以下、利用者U-1乃至U-nを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて「利用者U」と呼ぶ。「利用者U」と呼んでいる場合には、利用者端末2-1乃至2-nをまとめて「利用者端末2」と呼ぶ。
また、以下、事業者C-1乃至C-nを個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて「事業者C」と呼ぶ。「事業者C」と呼んでいる場合には、事業者装置4-1乃至4-mをまとめて「事業者装置4」と呼ぶ。
ここで、図2を用いて、アプリの利用に係るID(以下、「APLID」と呼ぶ)と個人属性情報の管理に係るID(以下、「UID」と呼ぶ)との関係性について説明する。
なお、以下、利用者U-1乃至U-nは何れも、アプリ提供者Aにより提供されたアプリを利用しているものとする。例えば、上述したように、利用者U-1乃至U-nの夫々の運動の履歴等の夫々が、アプリ提供者Aにより提供されたアプリにより利用されているものとする。
アプリ提供者Aは、通常、利用者U-1乃至U-nの夫々を識別するため、利用者U-1乃至U-nの夫々に対して個別にAPLIDを付与して管理する。具体的には例えば、図2の例では、利用者U-1には、APLIDとして「a001」が付与されており、利用者U-2には、APLIDとして「a002」が付与されている。
一方で、サーバ1は、アプリ提供者Aから取得した利用者U-k(kは1乃至nのうちの何れかの値)の個人属性情報I1を個人属性DB300に格納する。このとき、サーバ1は、当該利用者U-kに対してUIDを付与して管理する。具体的には例えば、図2の例では、利用者U-1には、UIDとして「TF_36CA2737E001」が付与されており、利用者U-2には、UIDとして「TF_42D9DB4A0B2」が付与されている。
このように、サーバ1は、利用者U-1乃至U-nの夫々に対し、APLIDとは異なるUIDを付与して管理する。これにより、サーバ1は、利用者U-1乃至U-nの夫々を特定可能にするとともに、アプリとは別のPDSとして個人属性DB300に格納して管理することができる。
なお、APLIDとUIDとの対応付けの手法は、特に限定されず、例えば個人属性DB300や、アプリDB500や、図示せぬ他のデータベース等により管理される手法を採用してもよい。
図2においてサーバ1の右側に示すように、「UID:TF_36CA2737E001」が付与された利用者U-1の個人属性情報の一部として、「Name:4C03DB0369928DC27F69」が含まれる。これは、「UID:TF_36CA2737E001」が付与された利用者U-1の個人属性情報である名前の内容として、「4C03DB0369928DC27F69」が格納されていることを表している。
「4C03DB0369928DC27F69」は、「UID:TF_36CA2737E001」が付与された利用者U-1の個人属性情報である名前が暗号化された形態である。即ち、サーバ1は、利用者Uの個人属性情報を暗号化して個人属性DB300に格納する。
また、図1及び図2において個人属性DB300はサーバ1に備えられているが、以下のように構成されていてもよい。例えば、個人属性DB300は、サーバ1と異なる他の情報処理装置であって、サーバ1とはネットワークNを介して個人属性情報の授受をするものであってよい。この場合、サーバ1と個人属性DB300との間には、ファイアウォールが備えられているのが好適である。
このように、個人属性DB300は、利用者Uにとって重要な個人属性情報を格納されるため、プライバシーや情報漏洩の対策がされて管理される。
図3は、図2の情報処理システムのうちサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。
サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、出力部16と、入力部17と、記憶部18と、通信部19と、ドライブ20と、を備えている。
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部18からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、出力部16、入力部17、記憶部18、通信部19及びドライブ20が接続されている。
出力部16は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、各種情報を画像や音声として出力する。
入力部17は、キーボードやマウス等で構成され、各種情報を入力する。
記憶部18は、ハードディスクやDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(図1の例では利用者端末2やアプリ提供者装置3、事業者装置4)との間で通信を行う。
ドライブ20には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア31が適宜装着される。ドライブ20によってリムーバブルメディア31から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部18にインストールされる。
また、リムーバブルメディア31は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
なお、図示はしないが、図2の情報処理システムの利用者端末2、アプリ提供者装置3及び事業者装置4は図3に示すハードウェア構成と基本的に同様の構成を有している。
以下、図4を用いて、図1のステップST1乃至ST6に対応する処理が実行される際のサーバ1の機能的構成の一例について説明する。
図4は、図3のサーバの機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
図1のステップST1乃至ST6に対応する処理が実行される際には、サーバ1のCPU11において、個人属性管理部111と、許可属性取得部112と、リクエスト取得部113と、送信制御部114とが機能する。
また、サーバ1の記憶部18の一領域には、個人属性DB300が設けられている。
また、事業者装置4のCPU41において、個人属性取得部411と、提供情報生成部412とが機能する。
サーバ1の各機能ブロックが機能する前提として、具体的には例えば、図1のステップST1に対応する処理として、利用者端末2及びアプリ提供者装置3により、以下のような処理が実行される。
図1の例の前提と同様に、ここでは、アプリ提供者Aは、利用者Uの運動の履歴を管理するアプリを提供しているものとする。例えば、利用者Uは、アプリ提供者Aにより提供されるアプリを、利用者端末2にインストールして利用しているものとする。
この時、利用者端末2は、アプリの起動中に利用者Uにより利用者端末2に入力された個人属性や、利用者端末2自身で測定した位置や運動量等の情報を、アプリで利用された利用者Uの個人属性情報I1としてアプリ提供者装置3に送信する。
その結果、アプリ提供者装置3は、アプリで利用された利用者Uの個人属性情報I1をアプリDB500に格納して管理する。
このような図1のステップST1に対応する処理が実行されると、図1のステップST2及びST3に対応する処理が実行され、サーバ1、利用者端末2及びアプリ提供者装置3は、以下のように機能する。
図1の例の前提と同様にここでは、利用者Uは、アプリ提供者Aに対し、アプリで利用した個人属性情報I1をサービス提供者Mに提供する旨を、アプリ提供者Aに対して依頼しているものとする。例えば、利用者Uは、利用者端末2を操作することにより、アプリで利用した個人属性情報I1をサービス提供者Mに提供する依頼をしているものとする。
具体的には例えば、利用者端末2は、利用者Uによる所定の操作を受付けることで、アプリで利用された個人属性情報I1をサーバ1に提供する依頼を、アプリ提供者装置3に送信する。
アプリ提供者装置3は、個人属性情報I1をサービス提供者Mに提供する依頼を受信した場合、アプリで利用された利用者Uの個人属性情報I1をサーバ1に送信する。
これにより、サーバ1において、個人属性管理部111が機能する。即ち、個人属性管理部111は、アプリ提供者装置3から送信されてきた利用者Uの個人属性情報I1を取得し、それを個人属性DB300に格納して管理する。
次に、図1のステップST4乃至ST6に対応する処理が実行される場合、サーバ1、利用者端末2及び事業者装置4は、以下のように機能する。
許可属性取得部112は、利用者Uにとって事業者Cへの提供を許可してもよい1以上の属性の種類を示す情報として、許可属性情報I2aを取得する。
具体的には例えば、利用者端末2は、利用者Uによる所定の操作を受付けることで、事業者Cに提供してもよい1以上の個人属性の種類の選択の結果として、許可属性情報I2a取得して、サーバ1に送信する。
そこで、許可属性取得部112は、利用者端末2から送信されてきた許可属性情報I2を取得する。
なお、利用者Uにより1以上の属性の種類が選択される際に、利用者端末2に表示される画面の例については、図6(A)を用いて後述する。
個人属性管理部111は、許可属性取得部112により取得された許可属性情報I2aと、リクエスト取得部113により取得されたリクエスト情報I2bとを、個人属性情報の一部として個人属性DB300に格納して管理する。
その結果、個人属性DB300に格納された複数種類の個人属性の夫々について、事業者Cに提供してもよいか否かの夫々が対応付けられる。
リクエスト取得部113は、利用者Uの提供情報I4に関する所定の要望としてのリクエストを示すリクエスト情報I2bを取得する。
利用者端末2は、利用者Uの操作による所定の操作を受付けることで、利用者Uのリクエストを受付ける。そして、利用者端末2は、利用者Uのリクエストを示すリクエスト情報I2bを、サーバ1に送信する。
リクエスト取得部113は、利用者端末2から送信されてきたリクエスト情報I2bを取得する。
なお、利用者Uによるリクエストが受付けられる際に利用者端末2に表示される画面の例については、図6(B)を用いて後述する。
送信制御部114は、許可属性情報I2aに基づく個人属性情報I3を、事業者装置4に送信する制御を実行する。
事業者装置4の個人属性取得部411は、サーバ1から送信されてきた個人属性情報I3及びリクエスト情報I2bを取得する。
事業者装置4の提供情報生成部412は、個人属性取得部411により取得された個人属性情報I3及びリクエスト情報I2bに基づいて、提供情報I4を生成する。
次に、図1のステップST4及びST6に対応する処理、即ち、許可属性情報I2a及びリクエスト情報I2bが取得されてから、提供情報I4が提供されるまでの処理(以下、「許可属性情報提供処理」と呼ぶ)を、図5を用いて説明する。
図5は、図4の機能的構成を有するサーバにより実行される、許可属性情報提供処理の流れの一例を説明するフローチャートである。許可属性情報提供処理は、図1のステップST1乃至ST3に対応する処理が実行された後であって、事業者Cに利用者Uの個人属性情報が提供されるよりも前の任意のタイミングで実行される。即ち、許可属性情報提供処理は、個人属性情報I1が取得されて格納されるまでの処理が実行された後、事業者Cに利用者Uの個人属性情報が提供される前の任意のタイミングで実行される。
即ち、ステップS11において、許可属性取得部112は、許可属性情報I2a及びリクエスト情報I2bを取得する。
ステップS12において、個人属性管理部111は、取得された許可属性情報I2a及びリクエスト情報I2bを、個人属性情報の一部として個人属性DB300に格納して管理する。
ステップS13において、個人属性管理部111は、事業者Cへの提供を許可してもよいとして利用者Uにより選択された種類の個人属性情報I3と、リクエスト情報I2bとを、通信部19を介して事業者装置4に送信する。
これにより、許可属性情報提供処理は終了する。
次に、図6を用いて、本サービスの具体例として、利用者端末2に表示される画面の例、及びサーバ1の個人属性DB300に格納される個人属性情報の例について説明する。
図6は、図4の利用者端末に表示される属性選択画面、及びリクエスト選択画面の例を示す図である。
図6(A)には、利用者端末2に表示される属性選択画面の例が図示されている。「属性選択画面」とは、PDSに格納され得る利用者Uの個人属性の種類のうち、事業者Cに提供してもよい個人属性の種類を、利用者Uに選択させる操作を行わせる際に利用者端末2に表示される画面である。
属性選択画面は、図1のステップST1乃至ST3の後、ステップST4において利用者端末2に表示される。即ち、属性選択画面は、サーバ1により、個人属性情報I1が取得されて個人属性DB300に格納されるまでの処理が実行された後、任意のタイミングで利用者端末2に表示される。
図6(A)の例では、図1のステップST1乃至ST3に対応する処理が行われたことにより、利用者Uの個人属性情報として、「生年月日」、「性別」及び「歩数」の夫々を示す情報が個人属性DB300に格納されている。
また、図6(A)の例では、属性選択画面の上側には、「提供の許可をする個人属性の種類にチェックをいれてください。」という文字列が表示されている。
ここで、図6(A)の例では、属性選択画面は、事業者C-1乃至C-mのうちいずれの事業者Cであるかを特定せずに、事業者Cに提供してもよいかを利用者Uに選択させるための画面となっている。つまり、図6(A)の属性選択画面により事業者Cに提供してもよい個人属性の種類を利用者Uに選択させた結果は、事業者C-1乃至C-mに対して適用される。
なお、これは例示に過ぎず、事業者C-1乃至C-mの夫々毎に、提供を許可してもよいかを利用者Uに選択させるための画面を、属性選択画面として採用してもよい。
図6(A)の属性選択画面において、「提供の許可をする個人属性の種類にチェックをいれてください。」という文字列の下側には、事業者Cへの提供を許可してもよい個人属性の種類を利用者Uに選択させるための表が表示されている。
図6(A)の表の最上段の項目の欄には、左から「種類」、「提供の許可」、「登録済みの内容」の項目が表示されている。
即ち、それより下の各行の夫々には、個人属性の所定の種類についての、「種類」、「提供の許可」、「登録済みの内容」の夫々の情報が表示されている。
所定行の「種類」には、個人属性DB300に格納される個人属性情報の種類のうち、当該所定行に対応する所定の種類の名称等が表示される。
例えば、3行目(最上段から下に2行目)には、「生年月日」が表示されている。したがって、3行目は、個人属性の種類として、「生年月日」に関する情報が表示される。同様に、当該所定行の「種類」の項目に対応する列には、個人属性の種類として、上から「氏名」、「生年月日」、「性別」、「仕事」、「住所」、「位置情報」、「身長」、「体重」、「体脂肪率」、「食事内容」及び「歩数」が表示されている。
所定行の「提供の許可」には、当該所定行の「種類」の個人属性情報の事業者Cへの提供を許可するか否かをチェックするチェック欄が表示されている。このチェック欄に、レ点がチェックされている場合には、当該所定行の「種類」の個人属性情報の事業者Cへの提供を利用者Uが許可していることを意味する。これに対して、このチェック欄に、レ点がチェックされていない場合には、当該所定行の「種類」の個人属性情報の事業者Cへの提供を利用者Uが許可していないことを意味している。
例えば、3行目(最上段から下に2行目)の「提供の許可」のチェック欄には、レ点がチェックされている。これは、「生年月日」についての個人属性情報の事業者Cへの提供が、利用者Uにより許可されていることを意味している。また例えば、6行目(最上段から下に5行目)の「提供の許可」のチェック欄には、レ点がチェックされていない。これは、「住所」についての個人属性情報の事業者Cへの提供が、利用者Uにより許可されていないことを意味している。
所定行の「登録済みの内容」には、当該所定行の「種類」の個人属性情報のうち、登録済みの内容が表示されている。
即ち、所定行の「登録済みの内容」には、図1のステップST1乃至ST3に対応する処理の結果として個人属性DB300に格納されることで登録された内容が表示されることになる。
例えば、2行目(最上段から下に1行目)には、「氏名」が表示されている。したがって、2行目は、「登録済みの内容」として「氏名」に関する情報が表示される。「登録済みの内容」には、「〇□ △□」が表示されている。これは、利用者Uの「氏名」が「〇□ △□」として登録されていることを意味している。また例えば、3行目(最上段から下に2行目)の「登録済みの内容」には、「1994年4月10日」が表示されている。これは、利用者Uの「生年月日」が「1994年4月10日」として登録されていることを意味している。また例えば、4行目(最上段から下に3行目)の「登録済みの内容」には、「女性」が表示されている。これは、利用者Uの「性別」が「女性」として登録されていることを意味している。また例えば、5行目(最上段から下に4行目)の「登録済みの内容」には、「化粧品販売」が表示されている。これは、利用者Uの「仕事」が「化粧品販売」として登録されていることを意味している。また例えば、6行目(最上段から下に5行目)の「登録済みの内容」には、「東京都〇〇区・・・」が表示されている。これは、利用者Uの「住所」が「東京都〇〇区・・・」として登録されていることを意味している。また例えば、8行目(最上段から下に7行目)の「登録済みの内容」には、「158cm」が表示されている。これは、利用者Uの「身長」が「158cm」として登録されていることを意味している。また例えば、9行目(最上段から下に8行目)の「登録済みの内容」には、「55kg」が表示されている。これは、利用者Uの「体重」が「55kg」として登録されていることを意味している。また例えば、12行目(最上段から下に11行目)の「登録済みの内容」には、「今日:3500歩」が表示されている。これは、個人属性情報が取得された当日に利用者Uが歩いた「歩数」が「3500歩」であることを意味している。
ここで、例えば7行目(最上段から下に6行目)、10行目(最上段から下に9行目)、及び11行目(最上段から下に10行目)の夫々の「登録済みの内容」は、いずれも空欄となっている。これは、利用者Uの「位置情報」、「体脂肪率」、及び「食事内容」の夫々を示す個人属性情報については、いずれも登録されていないことを意味している。即ち、図1のステップST1乃至ST3に対応する処理の結果として個人属性DB300に格納されていない(登録されていない)種類の個人属性情報は、図6(A)の表の所定行の「登録済みの内容」が空欄として表示される。
図6(A)の例では、「提供の許可」のチェック欄のうち、「氏名」、「生年月日」、「性別」、「仕事」及び「身長」の「種類」に対応するチェック欄にチェックがされている。これは、利用者Uが、自身の個人属性情報I1のうち、「氏名」、「生年月日」、「性別」、「仕事」及び「身長」の夫々を示す個人属性情報については事業者Cに提供してもよいとしていることを示している。この場合、図6(A)に示すように、個人属性の種類のうち、チェック欄にチェックされた種類(氏名、生年月日、性別、仕事、及び身長)を示す情報が、許可属性情報I2aとして、サーバ1により取得される。
図6(B)には、利用者端末2に表示されるリクエスト選択画面の例が図示されている。「リクエスト選択画面」とは、利用者Uにリクエストの内容を選択させる操作を行わせる際に利用者端末2に表示される画面である。
リクエスト選択画面は、図1のステップST1乃至ST3の後、ステップST4において利用者端末2に表示される。即ち、リクエスト選択画面は、サーバ1により、個人属性情報I1が取得されて個人属性DB300に格納されるまでの処理が実行された後、任意のタイミングで利用者端末2に表示される。なお、本実施形態では、図6(A)に示す属性選択画面が表示されて、利用者Uによる所定の入力操作が完了した後にリクエスト選択画面が表示されるものとする。
また、図6(B)の例では、リクエスト選択画面の上側には、「受けたいサービスのジャンルを選択してください。」という文字列が表示されている。
ここで、図6(B)の例では、リクエスト選択画面は、図6(A)の属性選択画面と同様に、事業者C-1乃至C-mのうちいずれの事業者Cであるかを特定せずに、利用者Uのリクエストの内容を選択させるための画面となっている。つまり、図6(B)のリクエスト選択画面により利用者Uに選択させたリクエストの内容は、事業者C-1乃至C-mに対して適用される。
なお、これは例示に過ぎず、事業者C-1乃至C-mの夫々毎に、利用者Uのリクエストの内容を選択させるための画面を、リクエスト選択画面として採用してもよい。
図6(B)のリクエスト選択画面において、「受けたいサービスのジャンルを選択してください。」という文字列の下側には、利用者Uのリクエストの内容を利用者Uに選択させるための表が表示されている。
図6(B)の表の最上段の項目の欄には、左から「ジャンル」、「サービスを受けたい」の項目が表示されている。
即ち、それより下の各行の夫々には、利用者Uのリクエストについての、「ジャンル」、「サービスを受けたい」の夫々の情報が表示されている。
所定行の「ジャンル」には、利用者Uのリクエストとして、事業者Cにより提供されるサービスや情報のジャンルを示す名称が表示される。例えば、2行目(最上段から下に1行目)乃至5行目(最上段から下に4行目)の夫々には、「食事」、「運動」、「レジャー」、「健康」の夫々が表示されている。
所定行の「サービスを受けたい」には、当該所定行の「ジャンル」に属するサービスや情報の提供を受けたいかどうかをチェックするチェック欄が表示されている。このチェック欄に、レ点がチェックされている場合には、当該所定行の「ジャンル」に属するサービスや情報の提供を受けることを利用者Uが要望(リクエスト)していることを意味している。これに対して、このチェック欄に、レ点がチェックされていない場合には、当該所定行の「ジャンル」に属するサービスや情報の提供を受けることを利用者Uが要望(リクエスト)していないことを意味している。
例えば、2行目(最上段から下に1行目)の「サービスを受けたい」のチェック欄には、レ点がチェックされている。これは、「ジャンル」が「食事」に属するサービスや情報の提供を受けることを利用者Uが要望(リクエスト)していることを意味している。また例えば、5行目(最上段から下に4行目)の「サービスを受けたい」のチェック欄には、レ点がチェックされている。これは、「ジャンル」が「健康」に属するサービスや情報の提供を受けることを利用者Uが要望(リクエスト)していることを意味している。
これに対して、例えば3行目(最上段から下に2行目)、及び4行目(最上段から下に3行目)の夫々の「サービスを受けたい」のチェック欄には、いずれもレ点がチェックされていない。これは、「ジャンル」が「運動」、「レジャー」に属するサービスや情報の提供を受けることを利用者Uが要望(リクエスト)していないことを意味している。
図6(B)の場合、「サービスを受けたい」のチェック欄にチェックされたジャンル(食事、健康)に属するサービスや情報の提供を受けることを利用者Uが要望(リクエスト)していることを示す情報が、リクエスト情報I2bとして、サーバ1により取得される。
以上、本発明が適用される情報処理システムの実施形態を説明してきた。しかしながら、本発明が適用される実施形態は、例えば次のようなものであってもよい。
本実施形態では、図1のステップST1乃至ST3の処理で説明したように、アプリ提供者装置3から利用者Uの個人属性情報は、サーバ1の個人属性DB300に格納されるものとして説明したがこれに特に限定されない。
即ち例えば、アプリ提供者A及びアプリ提供者装置3は複数存在し、複数の利用者Uの夫々は異なるアプリの夫々を利用していてもよい。即ち、サーバ1は、異なるアプリ提供者装置3から送信されてきた個人属性情報を管理することができる。
また例えば、利用者Uは、複数のアプリを利用していてもよい。即ち、サーバ1は、利用者Uが利用している複数のアプリに対応する複数のアプリ提供者装置3から送信されてきた個人属性情報を管理することができる。
また例えば、利用者Uは、アプリで利用された利用者Uの個人属性情報I1をアプリ提供者装置3からサーバ1に提供する依頼をしなくてもよい。即ち、サーバ1は、個人属性DB300に個人属性情報が格納されていない利用者Uに対しても、図1のステップST4及びST5の処理を実行することにより、本サービスを提供することができる。
また例えば、図6(B)の例では、利用者Uに提供情報I4の属するジャンルを選択させる手法が採用されているが、これは例示に過ぎない。例えば、提供情報I4の具体的な内容や、事業者Cを個別具体的に選択させる手法が用いられてもよい。これにより、利用者Uがリクエストできる内容の範囲が広がるので、利用者Uの利便性を向上させることができる。
さらに例えば、図6(B)の例では、利用者Uのリクエストの内容を利用者Uに選択させる手法が採用されているが、これは例示に過ぎない。例えば、リクエストの内容を利用者Uにフリーワード入力させる手法が採用されてもよい。これにより、利用者Uがリクエストできる内容の範囲が広がるので、利用者Uの利便性をさらに向上させることができる。
また例えば、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図4の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。
即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図4の例に限定されない。また、機能ブロックの存在場所も、図4に特に限定されず、任意でよい。例えば、サーバ1の機能ブロックを利用者端末2等に移譲させてもよい。また、サーバ1の機能ブロックをアプリ提供者装置3や事業者装置4等に移譲させてもよい。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
また例えば、一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。
また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
また例えば、このようなプログラムを含む記録媒体は、利用者Uにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図示せぬリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態で利用者Uに提供される記録媒体等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
以上を換言すると、本発明が適用される情報処理装置は、次のような構成を有する各種各様の実施形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用される情報処理装置(例えば、図1乃至4のサーバ1)は、
利用者(例えば、図1の利用者U)の1以上の属性の夫々の内容に基づいて得られる第1情報(例えば、図1の提供情報I4)を当該利用者に提供する情報提供者(例えば、図1の事業者C)により管理される提供者装置(例えば事業者装置4)と通信を行う情報処理装置(例えば図1乃至4サーバ1)において、
前記1以上の属性のうち、前記情報提供者に対する開示が前記利用者により許可された属性の種類(例えば、性別、年齢、仕事)を示す第2情報(例えば、図1の許可属性情報I2a)を取得する許可属性取得手段(例えば、図4の許可属性取得部112)と、
前記利用者の前記第1情報に関する所定の要望を示す第3情報(例えば、リクエスト情報)を取得する要望取得手段(例えば、図4のリクエスト取得部113)と、
前記第2情報及び前記第3情報に基づく情報(例えば、図1の個人属性情報I3)を、前記提供者装置に送信する制御を実行する送信制御手段(例えば、図4の送信制御部114)と、
を備える。
これにより、情報提供者に対する開示が利用者により許可された属性の種類を示す情報とともに、利用者の所定の要望を示す情報が取得されて、これに基づいた情報が提供者装置に送信される。その結果、利用者Uによる開示の許可がなされていない種類の個人属性情報が情報提供者に提供されることがなくなる。その結果、利用者の属性に関する情報が、利用者の意に反して情報提供者に開示されないようにすることができる。さらに、情報提供者は、利用者に提供する情報の内容を、利用者の興味のある分野に的を絞ることができので、業務の効率化を図ることができる。また、利用者は、事業者から提供される情報を自ら選別することなく、興味のある分野の情報のみを取得することができる。
1・・・サーバ、11・・・CPU、18・・・記憶部、111・・・個人属性管理部、112・・・許可属性取得部、113・・・リクエスト取得部、114・・・送信制御部、300・・・個人属性DB、2・・・利用者端末、3・・・アプリ提供者装置、500・・・アプリDB、4・・・事業者装置、41・・・CPU、411・・・個人属性取得部、412・・・提供情報生成部

Claims (3)

  1. 利用者の1以上の属性の夫々の内容に基づいて得られる第1情報を当該利用者に提供する情報提供者により管理される提供者装置と通信を行う情報処理装置において、
    前記1以上の属性のうち、前記情報提供者に対する開示が前記利用者により許可された属性の種類を示す第2情報を取得する許可属性取得手段と、
    前記利用者の前記第1情報に関する所定の要望を示す第3情報を取得する要望取得手段と、
    取得した前記第2情報及び前記第3情報を対応付けてデータベースに格納する属性管理手段と、
    信制御手段と、
    を備え
    前記データベースは、前記利用者の利用者端末がアプリケーションプログラムを実行することによって前記利用者端末から得られる前記利用者の属性情報を格納するものであり、
    前記送信制御手段は、前記データベースに格納された複数種類の属性情報のうち、前記第2情報に基づき前記情報提供者への開示が許可された属性情報を選択し、選択した前記属性情報及び前記第3情報を、前記提供者装置に送信する制御を実行する、
    報処理装置。
  2. 利用者の1以上の属性の夫々の内容に基づいて得られる第1情報を当該利用者に提供する情報提供者により管理される提供者装置と通信を行う情報処理装置が実行する情報処理方法において、
    前記1以上の属性のうち、前記情報提供者に対する開示が前記利用者により許可された属性の種類を示す第2情報を取得する許可属性取得ステップと、
    前記利用者の前記第1情報に関する所定の要望を示す第3情報を取得する要望取得ステップと、
    取得した前記第2情報及び前記第3情報を対応付けてデータベースに格納する属性管理ステップと、
    信制御ステップと、
    を含み、
    前記データベースは、前記利用者の利用者端末がアプリケーションプログラムを実行することによって前記利用者端末から得られる前記利用者の属性情報を格納するものであり、
    前記送信制御ステップは、前記データベースに格納された複数種類の属性情報のうち、前記第2情報に基づき前記情報提供者への開示が許可された属性情報を選択し、選択した前記属性情報及び前記第3情報を、前記提供者装置に送信する制御を実行する、
    情報処理方法。
  3. 利用者の1以上の属性の夫々の内容に基づいて得られる第1情報を当該利用者に提供する情報提供者により管理される提供者装置と通信を行う、データベースを備える情報処理装置を制御するコンピュータに、
    前記1以上の属性のうち、前記情報提供者に対する開示が前記利用者により許可された属性の種類を示す第2情報を取得する許可属性取得ステップと、
    前記利用者の前記第1情報に関する所定の要望を示す第3情報を取得する要望取得ステップと、
    取得した前記第2情報及び前記第3情報を対応付けてデータベースに格納する属性管理ステップと、
    送信制御ステップと、
    実行させるものであり、
    前記データベースは、前記利用者の利用者端末がアプリケーションプログラムを実行することによって前記利用者端末から得られる前記利用者の属性情報を格納するものであり、
    前記送信制御ステップは、前記データベースに格納された複数種類の属性情報のうち、前記第2情報に基づき前記情報提供者への開示が許可された属性情報を選択し、選択した前記属性情報及び前記第3情報を、前記提供者装置に送信する制御を実行する、
    ログラム。
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