JP7453581B2 - 符号化方法、符号化装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、符号化方法、符号化装置及びプログラムに関する。
動画像符号化規格として、MPEG(Moving Picture Experts Group)-2、MPEG-4、MPEG-4/AVC(Advanced Video Coding)等の符号化規格が多く用いられている。また近年では、最新の動画像符号化規格であるHEVC(High Efficiency Video Coding)/H.265の普及が進んでいる。
そして現在、HEVCの次の動画像符号化規格として、VVC(Versatile Video Coding)/H.266が提案されている。VVCの符号化効率がHEVCの符号化効率の2倍に達することを目標に、VVCの提案がなされている。
HEVC及びVVC等の動画像符号化規格では、動画像のフレームが、CTU(Coding Tree Unit)と呼ばれる単位のブロックに分割される。HEVCでは、CTUの最大のサイズは「64×64」である。これに対して、VVCでは、CTUの最大のサイズは「128×128」である。また、フレームに定められたスライスにおける各CTUのサイズは一定である。
フレームにおける各CTUは、CU(Coding Unit)とよばれる符号化単位のブロックに再帰的に分割される。CUは、予測処理及び変換処理等の符号化処理の単位となる。HEVC及びVVCでは、CUごとに異なるサイズが選択可能である。CUのサイズの自由度が高められることによって、符号化効率の向上が図られている。
CTUに対して四分木分割が再帰的に繰り返されことによって、HEVCのCUが生成される。HEVCでは、CUのサイズは、「64×64」と、「32×32」と、「16×16」と、「8×8」とである。HEVCでは、これらのサイズのCUの組み合わせから、CTUが構成される。
これに対してVVCでは、「QTTTBT」というブロック分割方式が、CUの新たなブロック分割方式として提案されている(非特許文献1参照)。「QTTTBT」方式のアルゴリズムは、VVCの根幹を成すアルゴリズムである。
HEVCにおけるCUと同様に、VVCにおけるCUは、四分木(Quad Tree : QT)(以下「QT」という。)で分割可能である。VVCおけるCUは、水平又は垂直に2等分する二分木(Binary Tree : BT)(以下「BT」という。)で分割可能である。また、VVCおけるCUは、水平又は垂直に幅比「1:2:1」のように3等分する三分木(Ternary Tree : TT)(以下「TT」という。)で分割可能である。以下、四分木分割を「QT分割」という。水平方向又は垂直方向の三分木分割を「TT分割」という。水平方向又は垂直方向の二分木分割を「BT分割」という。
VVCでは、CTU(ブロック)に対してQT分割が再帰的に実行されることによって、各CUがCTUにおいて生成される。このようにして生成された各CUに対して、水平方向若しくは垂直方向に、BT分割又はTT分割が再帰的に実行される。
このようにVVCでは、「QTTTBT」方式によって、HEVC等と比較して柔軟にCUのサイズの選択が可能である。すなわち、正方形だけでなく、「32×4」及び「8×16」のような長方形の様々なサイズが、CU(ブロック)のサイズとして選択可能である。このようなCUごとに画像内予測(イントラ予測)が実行される。CUのサイズが原画像の特徴及び絵柄に応じて柔軟に選択されるので、VVCではHEVC等に比べて符号化効率の大幅な向上が期待できる。
Benjamin Bross, Jianle Chen, Shan Liu, Ye-Kui Wang, "Versatile Video Coding (Draft 7)", JVET-P2001-v9.
しかしながら、「QTTTBT」方式によるCUのサイズの組み合わせ(CTUの分割パターン)の個数は、HEVCにおけるCUのサイズの組み合わせの個数と比較して膨大である。このため、全ての分割パターンを符号化装置が評価及び比較し、評価の高い分割パターンを符号化装置が選択するためには、膨大な演算量が必要である。
そこで、CUのサイズの選択処理において、そのCUに隣接するCUの分割結果を利用して、CUの分割形状の選択肢を適応的に絞り込む方法が考えられる。しかしながら、このように選択肢が絞り込まれることによって演算量が削減される度合いがCUごとに異なるので、各CUから構成されるCTUごとの演算量が一定とならない。演算量が固定である回路を有する符号化装置が設計される場合、又は、一定の処理速度で符号化が確実に実行される必要がある場合には、CTUごとの演算量が一定とならないことは適切でない。
また、CUのサイズが選択される場合において、CUのサイズの候補ごとに、画像内予測(イントラ予測)と、RD(Rate Distortion)コスト値の導出と、RDコスト値の評価とが実行されることによって、CUの最良のサイズが選択される必要がある。しかしながら、画像内予測における予測モードの種類の増加と、画像における複数の予測参照先ライン番号(Multiple Reference Line : MRL)の採用とによって、VVCにおける各CUの予測処理の演算量は、HEVCにおける予測処理の演算量に比べて大きく増加している。CUのサイズの選択のための演算量の増加と、各CUの予測処理のための演算量増加とが組み合わされることによって、VVCにおける演算量がHEVCにおける演算量よりも大幅に増加し、VVCの符号化処理に大きな負担がかかっている。
これらのように、VVCではCTUを分割する各CUのサイズの選択処理の演算量が膨大であるという問題がある。
上記事情に鑑み、本発明は、CTUを分割する各CUのサイズを選択するための演算量が必要以上に増加しないようにすることが可能である符号化方法、符号化装置及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明の一態様は、符号化装置が実行する符号化方法であって、原画像における予め定められたサイズの第1のブロックを、符号化の単位となるブロックである第2のブロック群に、四分木、三分木又は二分木で分割する分割ステップと、前記第2のブロックごとに動きを予測する予測ステップとを含み、前記分割ステップは、第1サブ分割ステップと第2サブ分割ステップとを有し、前記第1サブ分割ステップでは、前記四分木、前記三分木又は前記二分木に応じて定まるサイズのうちから選択されたサイズのブロックに、前記第1のブロックを分割し、前記第2サブ分割ステップでは、前記選択されたサイズのブロックをさらに分割することによって前記第2のブロックを生成する、符号化方法である。
本発明の一態様は、原画像における予め定められたサイズの第1のブロックを、符号化の単位となるブロックである第2のブロック群に、四分木、三分木又は二分木で分割する分割部と、前記第2のブロックごとに動きを予測する予測部とを備え、前記分割部は、第1サブ分割部と第2サブ分割部とを有し、前記第1サブ分割部は、前記四分木、前記三分木又は前記二分木に応じて定まるサイズのうちから選択されたサイズのブロックに、前記第1のブロックを分割し、前記第2サブ分割部は、前記選択されたサイズのブロックをさらに分割することによって前記第2のブロックを生成する、符号化装置である。
本発明の一態様は、上記の符号化方法を実行する符号化装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
本発明により、CTUを分割する各CUのサイズを選択するための演算量が必要以上に増加しないようにすることが可能である。
第1実施形態における、符号化装置の構成例を示す図である。 第1実施形態における、符号化装置のハードウェア構成例を示す図である。 第1実施形態における、CU分割・予測処理部の構成例を示す図である。 第1実施形態における、第1段階の分割結果の例を示す図である。 第1実施形態における、第2段階の分割処理の例を示す図である。 第1実施形態における、第2段階の分割結果の例を示す図である。 第1実施形態における、第3段階の分割処理の例を示す図である。 第1実施形態における、QTTTBT方式の分割パターンを用いる分割結果の例を示す図である。 第1実施形態における、分割木の構造の例を示す図である。 第1実施形態における、第1段階のイントラ予測モード及びMRLと、第2段階のイントラ予測モード及びMRLとの例を示す図である。 第1実施形態における、符号化装置の動作例を示すフローチャートである。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、符号化装置1の構成例を示す図である。符号化装置1は、動画像を符号化する装置である。符号化装置1は、原画像用データ記憶部9と、CU分割・予測処理部10と、予測画像生成部11と、残差信号生成部12と、変換・量子化処理部13と、エントロピー符号化部14と、逆量子化・逆変換処理部15と、復号信号生成部16と、ループフィルタ処理部17と、参照画像用データ記憶部18とを備える。
図2は、符号化装置1のハードウェア構成例を示す図である。符号化装置1は、プロセッサ2と、記憶部3と、通信部4と、表示部5とを備える。
CU分割・予測処理部10と、予測画像生成部11と、残差信号生成部12と、変換・量子化処理部13と、エントロピー符号化部14と、逆量子化・逆変換処理部15と、復号信号生成部16と、ループフィルタ処理部17とのうちの一部又は全部は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ2が、不揮発性の記録媒体(非一時的な記録媒体)を有する記憶部3に記憶されたプログラムを実行することにより、ソフトウェアとして実現される。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置などの非一時的な記録媒体である。通信部4は、通信回線を経由してプログラムを受信してもよい。通信部4は、通信回線を経由して、符号化の結果を送信してもよい。表示部5は、例えば、液晶ディスプレイである。表示部5は、原画像等の動画像を表示する。
CU分割・予測処理部10と、予測画像生成部11と、残差信号生成部12と、変換・量子化処理部13と、エントロピー符号化部14と、逆量子化・逆変換処理部15と、復号信号生成部16と、ループフィルタ処理部17との一部又は全部は、例えば、LSI(Large Scale Integration circuit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等を用いた電子回路(electronic circuit又はcircuitry)を含むハードウェアを用いて実現されてもよい。
符号化装置1は、符号化対象である動画像(原画像)の信号を、符号化処理の基本単位であるCTUごとに、外部装置(不図示)から取得する。VVCでは、符号化装置1は、最大「128×128」画素のサイズの原画像を、CTUの番号順に、外部装置(不図示)から取得する。符号化装置1は、外部装置(不図示)から指定されたパラメータに基づいて、動画像を符号化する。符号化装置1は、符号化データ(符号化ビットストリーム)を外部装置(不図示)に出力する。
以下では、CU分割・予測処理部10は、CTUごとに処理を実行する。以下では、予測画像生成部11と、残差信号生成部12と、変換・量子化処理部13と、エントロピー符号化部14と、逆量子化・逆変換処理部15と、復号信号生成部16と、ループフィルタ処理部17とは、CUごとに処理を実行する。
次に、符号化装置1の詳細を説明する。
原画像用データ記憶部9は、原画像となる動画像データを、外部装置(不図示)から取得し、記憶する。原画像となる動画像データは、符号化対象であるCTUの原画像を含む。CU分割・予測処理部10(分割部)は、符号化対象であるCTUの原画像を、原画像用データ記憶部9から取得する。CU分割・予測処理部10は、画像の動きの予測処理に用いられる参照画像用データ(復号信号)を、参照画像用データ記憶部18から取得する。
CU分割・予測処理部10は、CUのサイズの選択と、各CUの予測モードの選択とを、符号化対象であるCTUの原画像に対して実行する。CU分割・予測処理部10は、CTUの原画像を1個以上のCUに分割する。ここで、CU分割・予測処理部10は、符号化対象であるCTUをCUに分割する処理を、「n(nは、2以上かつ段階数以下の整数)」段階に分けて実行する。すなわち、CU分割・予測処理部10は、CTUにおける各CUのサイズを候補から選択する処理を、n段階に分けて実行する。
また、CU分割・予測処理部10は、選択されたサイズのCUの画像内予測処理(予測モードの選択)を、CUごとに参照画像用データを用いて実行する。
これらのようにして、CU分割・予測処理部10は、例えば、CTUにおける座標(0,0)のCUのサイズ「16×8」と、そのCUにおける予測モード「DC」とを、それぞれ選択する。CU分割・予測処理部10は、CUのサイズとして選択されたサイズと、そのCUの予測モードとを、CUごとに予測画像生成部11に出力する。CU分割・予測処理部10は、選択されたサイズの各CUの原画像を、残差信号生成部12に出力する。
予測画像生成部11(予測部)は、CUのサイズとして選択されたサイズと、そのCUの予測モードとを、予測結果データとして、CUごとにCU分割・予測処理部10から取得する。予測画像生成部11は、画像の動きの予測処理に用いられる参照画像用データ(復号信号)を、参照画像用データ記憶部18から取得する。予測画像生成部11は、参照画像用データを参照することによって、予測結果データに基づいて予測画像を生成する。予測画像生成部11は、CUごとの予測画像を、残差信号生成部12及び復号信号生成部16に出力する。
残差信号生成部12は、選択されたサイズの各CUの原画像を、CU分割・予測処理部10から取得する。残差信号生成部12は、各CUの予測画像を予測画像生成部11から取得する。残差信号生成部12は、原画像と予測画像との間の差分を、CUごとに導出する。残差信号生成部12は、CUの予測残差信号として導出された差分を、変換・量子化処理部13に出力する。
変換・量子化処理部13は、予測残差信号に対して、離散コサイン変換等の直交変換を実行する。変換・量子化処理部13は、直交変換結果である変換係数を量子化する。変換・量子化処理部13は、量子化された変換係数を、エントロピー符号化部14及び逆量子化・逆変換処理部15に出力する。
エントロピー符号化部14は、量子化された変換係数を、変換・量子化処理部13から取得する。エントロピー符号化部14は、量子化された変換係数に対して、エントロピー符号化を実行する。エントロピー符号化部14は、エントロピー符号化の実行結果を、符号化ストリームとして外部装置(不図示)に出力する。
逆量子化・逆変換処理部15は、量子化された変換係数を、変換・量子化処理部13から取得する。逆量子化・逆変換処理部15は、量子化された変換係数に対して、逆量子化と逆直交変換とを実行する。逆量子化・逆変換処理部15は、逆量子化と逆直交変換との実行結果を、予測残差の復号信号として、復号信号生成部16に出力する。
復号信号生成部16は、予測残差の復号信号を、逆量子化・逆変換処理部15から取得する。復号信号生成部16は、CUごとの予測信号を、予測画像生成部11から取得する。復号信号生成部16は、予測残差の復号信号と予測信号とを加算することによって、符号化対象であるCUの復号信号を生成する。復号信号生成部16は、符号化対象であるCUの復号信号を、ループフィルタ処理部17に出力する。復号信号生成部16は、符号化対象であるCUの復号信号を、参照画像用データ記憶部18に記録する。
ループフィルタ処理部17は、符号化対象のCUの復号信号を、復号信号生成部16から取得する。ループフィルタ処理部17は、符号化対象であるCUの復号信号に対して、符号化歪みを低減させるためのフィルタリング処理(ループフィルタ処理)を実行する。ループフィルタ処理部17は、フィルタリング処理後の画像を、参照画像データとして、参照画像用データ記憶部18に記録する。
参照画像用データ記憶部18は、符号化対象であるCUの復号信号を記憶する。参照画像用データ記憶部18は、フィルタリング処理後の画像を、参照画像データとして記憶する。
次に、CU分割・予測処理部10の概要を説明する。
図3は、CU分割・予測処理部10の構成例を示す図である。CU分割・予測処理部10は、符号化対象であるCTUの原画像を、原画像用データ記憶部9から取得する。CU分割・予測処理部10は、画像の動きの予測処理に用いられる参照画像用データ(復号信号)を、参照画像用データ記憶部18から取得する。CU分割・予測処理部10は、第1段階から第n段階までの各段階において、分割処理と予測処理とを実行する。
CU分割・予測処理部10は、原画像分割部100と、n個の段階分割・予測処理部とを備える。すなわち、CU分割・予測処理部10は、原画像分割部100と、第1段階分割・予測処理部101から第n段階分割・予測処理部(100+n)までとを備える。
第1段階分割・予測処理部101(第2段階分割・予測処理部102にとっての第1サブ分割部)は、符号化対象であるCTUの原画像を、原画像用データ記憶部9から取得する。第1段階分割・予測処理部101は、画像の動きの予測処理に用いられる参照画像用データ(復号信号)を、参照画像用データ記憶部18から取得する。
第1段階分割・予測処理部101は、参照画像用データに基づいて、CTUの原画像におけるCUのサイズの選択結果(CTUの分割結果)と、各CUの予測モードとを選択する。第1段階分割・予測処理部101は、第1段階における各CUのサイズの選択結果(第1段階における分割結果)と、第1段階における各CUの予測モードとを、第2段階分割・予測処理部102(第1段階分割・予測処理部101の次段階)に出力する。
第2段階分割・予測処理部102(第1段階分割・予測処理部101にとっての第2サブ分割部)(第3段階分割・予測処理部にとっての第1サブ分割部)は、符号化対象であるCTUの原画像を、原画像用データ記憶部9から取得する。第2段階分割・予測処理部102は、画像の動きの予測処理に用いられる参照画像用データ(復号信号)を、参照画像用データ記憶部18から取得する。第2段階分割・予測処理部102は、第1段階における各CUのサイズの選択結果(第1段階における分割結果)と、第1段階における各CUの予測モードとを、第1段階分割・予測処理部101から取得する。
第2段階分割・予測処理部102は、第1段階分割・予測処理部101(前段階)における各CUのサイズの選択結果(第1段階における分割結果)と、第1段階における各CUの予測モードとに基づいて、CTUの原画像におけるCUのサイズの選択結果と、各CUの予測モードとを選択する。すなわち、第2段階分割・予測処理部102は、前段階における各CUのサイズの選択結果を前提として、CTUの原画像におけるCUのサイズの選択結果と、各CUの予測モードとを更新する。第2段階分割・予測処理部102は、各CUのサイズの選択結果(第2段階における分割結果)と、第2段階における各CUの予測モードとを、第3段階分割・予測処理部(次段階)に出力する。
このように、第n(n≧2)段階分割・予測処理部(100+n)は、第(n-1)段階における各CUのサイズの選択結果(分割結果)の更新結果と、各CUの予測モードの更新結果とを、第「n+1」段階の分割・予測処理部(100+(n+1))に出力する。
最終段階の第n段階分割・予測処理部(100+n)(前段階の段階分割・予測処理部にとっての第2サブ分割部)は、各CUのサイズの選択結果(第「n―1」段階における分割結果)と、第「n―1」段階における各CUの予測モードとを、第「n-1」段階分割・予測処理部(100+(n-1))から取得する。
最終段階の第n段階分割・予測処理部(100+n)は、第「n-1」段階分割・予測処理部(100+(n-1))における各CUのサイズの選択結果(分割結果)と、第「n-1」段階における各CUの予測モードとに基づいて、第n段階におけるCTUの原画像におけるCUのサイズの選択結果と、第n段階における各CUの予測モードとを選択する。
最終段階の第n段階分割・予測処理部(100+n)は、第n段階における各CUのサイズの選択結果(分割結果)を、符号化対象であるCTUを分割する各CUの最終的なサイズ(CTUの分割パターン)として、原画像分割部100に出力する。また、最終段階の第n段階分割・予測処理部(100+n)は、第n段階における各CUの予測モード(最終的な予測モード)を、予測画像生成部11及び残差信号生成部12に出力する。
原画像分割部100は、各CUのサイズの選択結果(最終段階である第n段階における分割結果)を、最終段階の第n段階分割・予測処理部(100+n)から取得する。原画像分割部100は、各CUのサイズの選択結果(CTUの分割パターン)に基づいて、CTUの原画像を各CUの原画像に分割する。原画像分割部100は、原画像をCUごとに残差信号生成部12に出力する。このようにして、CU分割・予測処理部10は、原画像と予測モードとの組み合わせを、CUごとに残差信号生成部12に出力する。
予測画像生成部11は、原画像と予測モードとの組み合わせを、予測結果データとして、CU分割・予測処理部10から取得する。予測画像生成部11は、参照画像用データを参照することによって、予測結果データに基づいてCUごとに予測画像を生成する。
次に、CU分割・予測処理部10の詳細を説明する。
図4は、第1段階の分割結果(第1段階における各CUのサイズの選択結果)の例を示す図である。第1段階分割・予測処理部101は、QT分割、BT分割又はTT分割を用いて、RDコスト値が最小となるように、最適な分割パターンを選択する。以下では、第1段階分割・予測処理部101は、一例としてQT分割のみを用いて、RDコスト値が最小となるように、最適な分割パターンを選択する。
図4では、CTUは、CU0からCU6まで7個のブロック(ブロック201からブロック203までと、ブロック205からブロック208までとの7個のブロック)にQT分割される。第1段階ではQT分割のみが用いられているので、図4に示されたCTU(ブロック200-0)は、HEVCのCTUと同様に、正方形のブロックのみから構成される。CU分割・予測処理部10は、第1段階における各CUのサイズの選択結果(第1段階における分割結果)を、第2段階分割・予測処理部102に出力する。
第1段階では、HEVCと同様に、QTのみを用いて分割パターンが選択される。このため、第1段階では、正方形のCU(ブロック)のみで最適な分割パターンが確定される。したがって、VVCにおける本来の分割パターンの選択処理と比較して、第1実施形態の第1段階における演算量は大幅に少ない。
第2段階以降の各段階では、前段階までに生成されたCUごとに、分割なし、BT分割又はTT分割のいずれかが1回選択される。これによって、ブロック分割の組み合わせパターンの個数が削減されるので、演算量(処理量)が固定化される。
第2段階分割・予測処理部102は、第1段階における各CUのサイズの選択結果(第1段階における分割結果)として生成されたブロックごとに、分割なし、BT分割又はTT分割のいずれかが1回選択される。図4では、第2段階分割・予測処理部102は、ブロック201からブロック203までとブロック205からブロック208までとのブロックごとに、分割なし、BT分割又はTT分割のいずれかを1回選択する。
図5は、第2段階の分割処理の例を示す図である。CUの符号化の順序は、図4に示された「CU0」から「CU6」までの順(ブロック201からブロック203までの順と、さらにブロック205からブロック208までとの順)である。この順は、各CUがさらに分割された場合でも変わらない。第2段階分割・予測処理部102は、「CU0」から「CU6」までの順にCUを選択する。第2段階分割・予測処理部102は、選択されたCUに対して、分割なし、BT分割又はTT分割のいずれかを1回選択する。
例えば、第2段階分割・予測処理部102は、分割なしと、垂直方向のBT分割(以下「BTv分割」という。)と、水平方向のBT分割(以下「BTh分割」という。)と、垂直方向のTT分割(以下「TTv分割」という。)と、水平方向のTT分割(以下「TTh分割」という。)との5個の分割パターンについて、分割パターンごとに、RDコスト値を導出する。
予測処理における演算量は、ブロックの面積に比例する。このため、第2段階以降の各段階における演算量は、CTU全体に対して1個の分割パターが試行される場合における演算量の5倍であり、常に一定の演算量となる。したがって、演算量が固定であるハードウェア(回路)をCU分割・予測処理部10が用いて実現された場合でも、CU分割・予測処理部10は、サイズの選択処理(CTUの分割処理)を実行することができる。また、CU分割・予測処理部10は、一定の速度で確実に符号化することができる。
第2段階分割・予測処理部102は、RDコスト値が最小となる分割パターンを、ブロック201における「CU0」に対して選択する。図5では、第2段階分割・予測処理部102は、ブロック200-1に示されているように、ブロック201における「CU0」に対してTTv分割を選択する。TTv分割によって、「CU0」は水平幅比「1:2:1」で垂直方向に分割される。
第2段階分割・予測処理部102は、ブロック201における「CU0」に対してTTv分割が選択されたという条件下(前提)で、RDコスト値が最小となる分割パターンを、ブロック202における「CU1」に対して選択する。図5では、第2段階分割・予測処理部102は、ブロック200-2に示されているように、ブロック202における「CU1」に対してBTv分割を選択する。
第2段階分割・予測処理部102は、ブロック201における「CU0」に対してTTv分割が選択されており、且つ、ブロック202における「CU1」に対してBTv分割が選択されたという条件下で、RDコスト値が最小となる分割パターンを、ブロック203における「CU2」に対して選択する。図5では、第2段階分割・予測処理部102は、ブロック200-3に示されているように、ブロック203における「CU2」に対してTTh分割を選択する。TTh分割によって、「CU2」は垂直幅比「1:2:1」で水平方向に分割される。
第2段階分割・予測処理部102は、ブロック205における「CU3」と、ブロック206における「CU4」と、ブロック207における「CU5」と、ブロック208における「CU6」との順に、同様に、RDコスト値が最小となる分割パターンを選択する。すなわち、第2段階分割・予測処理部102は、CTUの原画像におけるCUのサイズの選択結果を更新する。各CUのサイズの選択結果(第2段階における分割結果)を、第3段階分割・予測処理部(次段階)に出力する。
図6は、第2段階の分割結果の例を示す図である。CTUの第2段階の分割結果を表すブロック200-7において、ブロック200-1は、CU0とCU1とCU2とに、TTv分割されている。ブロック200-2は、CU3とCU4とに、BTv分割されている。ブロック200-3は、CU5とCU6とCU7とに、TTh分割されている。ブロック200-4は、CU8とCU9とCU10とCU11とに、QT分割されている。このようにして、第n(n>2)段階分割・予測処理部(100+n)は、RDコスト値が最小となる分割パターンを、CUごとに選択する。
図7は、第3段階の分割処理の例を示す図である。CUの符号化の順序は、図6に示された「CU0」から「CU11」までの順(ブロック201からブロック203までの順と、さらにブロック205からブロック208までとの順)である。この順は、第4段階以降の段落において各CUがさらに分割された場合でも変わらない。第3段階分割・予測処理部(100+3)は、「CU0」から「CU11」までの順にCUを選択する。第3段階分割・予測処理部(100+3)は、選択されたCUに対して、分割なし、BT分割又はTT分割のいずれかを1回選択する。
図6に示された例えば「CU6」に対して、「CU0」から「CU5」までの各サイズの選択結果(分割結果)の条件下で、RDコスト値が最小となる分割パターンを選択する。図6では、第3段階分割・予測処理部(100+3)は、ブロック200-14に示されているように、ブロック202における「CU6」に対してTTh分割を選択する。図6では、第3段階分割・予測処理部(100+3)は、ブロック200-19に示されているように、ブロック204における「CU11」に対して、分割なしを選択する。このようにして、第3段階分割・予測処理部(100+3)は、CTUの原画像におけるCUのサイズの選択結果を更新する。
図8は、QTTTBT方式の分割パターンを用いる分割結果の例を示す図である。最終段階が例えば第3段階である場合、第3段階分割・予測処理部(100+3)は、ブロック200-19に示された各CUのサイズの選択結果(第3段階における分割結果)を、原画像分割部100に出力する。原画像分割部100は、各CUのサイズの選択結果(第3段階における分割結果)に基づいて、CTUの原画像を各CUの原画像に分割する。
このように、CTUの分割パターンが一度に確定されるのではなく、分割パターンが段階的に選択(仮確定)されて更新されるので、分割パターンの確定に必要な演算量が大幅に削減される。
図9は、分割木の構造(フラグ情報)の例を示す図である。図8に示された「CU0」と「CU1」と「CU2」とは、「QT-TTv-分割終了」と表現可能である。図8に示された「CU3」と「CU4」と「CU5」とは、「QT-BTv-TTh-分割終了」と表現可能である。図8に示された「CU6」と「CU7」とは、「QT-BTv-BTh-分割終了」と表現可能である。図8に示された「CU8」とは、「QT-TT-分割終了」と表現可能である。図8に示された「CU9」と「CU10」と「CU11」とは、「QT-TT-TT-分割終了」と表現可能である。図8に示された「CU12」は、「QT-TTv-分割終了」と表現可能である。図8に示された「CU13」と「CU14」と「CU15」とは、「QT-QT-分割終了」と表現可能である。
以上の処理では、演算量の大幅な削減が可能である。しかしながら、以上の処理では、CTUにおける部分的な最適化が繰り返されているので、分割パターンを一度に確定させてCTUにおける大局的な最適化が実行される場合と比較して、分割パターンの変化とその変化に応じた符号化性能の多少の劣化とが生じる場合がある。
符号化性能の劣化の原因の一つとして、第1段階においてCTUの分割が細かくなり過ぎるという点が考えられる。第1段階においてQTのみが用いられて最適な分割パターンが導出されるので、VVCにおける本来のQT分割の回数よりも多くの回数でQT分割が実行される可能性がある。これによって、第2段階以降の各段階において、BT分割及びTT分割が選択されにくくなる場合がある。
この影響を抑制するために、第1段階でのCTUの分割の回数について、最大値が設定されてもよい。例えば、第1段階において「CU0」から「CU6」までの7個よりも多い分割数になった場合、QT分割の回数の最大値が「2」と設定されることによって、第1段階において3回以上のQT分割が実行されないようになる。これによって、第1段階でCUが細かくなり過ぎてしまうことを抑制することが可能である。
以上の処理では、第1段階においてCTUにおけるCUに対するQT分割のみでCUのサイズが最適化されて、第2段階以降の段階では、分割なし、BT分割又はTT分割が、CUごとに1回選択されている。これに対して、第1段階においてQT分割又はBT分割でCUのサイズが最適化されて、第2段階以降の段階では、TT分割がCUごとに1回選択されてもよい。また、第1段階においてQT分割又はBT分割でCUのサイズが最適化されて、第2段階以降の段階では、BT分割又はTT分割がCUごとに1回選択されてもよい。
次に、予測モードの選択肢の絞り込みについて説明する。
VVCの画像内予測では、「0」から「66」までの67種類のイントラ予測モードが選択可能である。また、VVCの画像内予測では、複数の予測参照先ライン番号(Multiple Reference Line : MRL)という概念が、HEVCと比較して追加された。MRLでは、直近0ライン、1ライン先又は3ライン先の3種類のラインにおける参照先画素のうちから、画像内予測に用いられる参照先画素が選択可能である。
図10は、第1段階のイントラ予測モード及びMRLと、第2段階のイントラ予測モード及びMRLとの例を示す図である。図10の左側には、第1段階が終了した場合における、各CUのサイズと、最適なイントラ予測モード及びMRL番号とが例示されている。第1段階では所定の予測処理を用いて、「0」から「66」までの67種類のイントラ予測モードのうちから、イントラ予測モードがCUごとに選択される。第1段階では所定の予測処理を用いて、直近0ライン、1ライン先又は3ライン先の3種類のラインにおける参照先画素のうちから、画像内予測の参照先画素がCUごとに選択される。
ブロック301-1における「CU0」では、最適なイントラ予測モードが「2」であり、最適なMRLが「1」である。ブロック304-1における「CU6」では、最適なイントラ予測モードが「4」であり、最適なMRLが「3」である。
図10の右側には、第1段階に続く第2段階が終了した場合における、各CUのサイズと、最適なイントラ予測モード及びMRL番号とが例示されている。第1段階では、分割なしと、BTv分割と、BTh分割と、TTv分割と、TTh分割とのうちのいずれかの分割が、CUごとに選択される。その選択の際の予測処理では、第1段階のCUにおける最良のイントラ予測モードのみが試行される。また、第1段階のCUにおける最良のMRL番号のみが試行される。
例えば、第2段階におけるブロック301-2(第1段階におけるブロック301-1の「CU0」)の分割の選択の際には、「イントラ予測モード=2、MRL=1」におけるRDコスト値が、分割なしと、BTv分割と、BTh分割と、TTv分割と、TTh分割との分割パターンごとに導出される。これら5個の分割パターンにおける最小のコスト値となる分割が、第2段階におけるCUの分割パターンとして選択される。
例えば、第2段階におけるブロック304-2(第1段階におけるブロック304-1の「CU6」)の分割の選択の際には、「イントラ予測モード=4、MRL=3」におけるRDコスト値が、分割なしと、BTv分割と、BTh分割と、TTv分割と、TTh分割との分割パターンごとに導出される。これら5個の最小のコスト値となる分割が、第2段階におけるCUの分割パターンとして選択される。
以上の処理では、予測モードの選択肢が絞り込まれる処理において、分割パターンが追加されて確定される。また、予測モードの選択肢が絞り込まれる処理における予測処理の演算量は、大幅に削減可能である。試行される予測モードの選択肢が前段階におけるCUの最良の予測モードに基づいて絞り込まれるので、符号化性能の劣化が抑えられる。
以上の処理では、前段階におけるCUの最良の予測モード及びMRLのみが次段階において試行されているが、前段階におけるRDコスト値が小さい複数の予測モード及びMRL(上位の複数の予測モード及びMRL)が、次段階において試行されてもよい。例えば、第1段階における「CU0」の予測処理の結果、RDコスト値が小さい順に、「イントラ予測モード=2、MRL=1」と、「イントラ予測モード=5、MRL=0」と、「イントラ予測モード=4、MRL=0」と、「イントラ予測モード=5、MRL=3」となっていた場合、第2段階では、RDコスト値が小さい順に、「イントラ予測モード=2、MRL=1」と、「イントラ予測モード=5、MRL=0」と、「イントラ予測モード=4、MRL=0」のように、上位の3組の予測モード及びMRLが試行されてもよい。このように、3個の予測モードのパターンのRDコスト値が、5個の分割パターンのそれぞれの分割パターンについて導出され、比較評価されることで、最良の分割パターンが確定されてもよい。
次に、符号化装置1の動作例を説明する。
図11は、符号化装置1の動作例を示すフローチャートである。CU分割・予測処理部10は、QT、TT又はBTに応じて定まる仮サイズのうちから、例えばRDコストに基づいて仮サイズを選択する(ステップS101)。CU分割・予測処理部10は、選択された仮サイズのCUに、CTUを分割する(ステップS102)。CU分割・予測処理部10は、選択された仮サイズのCUをさらに分割することによって、確定されたサイズのCUを生成する(ステップS103)。
予測画像生成部11は、確定されたサイズのCUごとに画像の動きを予測する(ステップS104)。
以上のように、CU分割・予測処理部10(分割部)は、原画像における予め定められたサイズのCTU(第1のブロック)を、符号化の単位となるブロックであるCU(第2のブロック)群に、QT(四分木)、TT(三分木)又はBT(二分木)で分割する。CU分割・予測処理部10(分割部)は、第1サブ分割部(例えば、第1段階分割・予測処理部101、第2段階分割・予測処理部102)と、第2サブ分割部(例えば、第2段階分割・予測処理部102、第3段階分割・予測処理部)とを有する。第1サブ分割部は、QT(四分木)、TT(三分木)又はBT(二分木)に応じて定まるサイズのうちから選択されたサイズ(仮サイズ)のブロックに、CTU(第1のブロック)を分割する。第2サブ分割部は、選択されたサイズ(仮サイズ)のブロックをさらに分割することによって、CU(第2のブロック)を生成する。予測画像生成部11(予測部)は、CU(第2のブロック)ごとに画像の動きを予測する。
このように、CU分割・予測処理部10は、選択された仮サイズのCUをさらに分割することによって、確定されたサイズのCUを生成する。これによって、CTUを分割する各CUのサイズを選択するための演算量が必要以上に増加しないようにすることが可能である。
すなわち、CU分割・予測処理部10は、CUの分割パターンを段階的に仮確定させる。CU分割・予測処理部10は、CUの分割パターンの仮確定において、部分的な最適化処理を繰り返す。これによって、CU分割・予測処理部10は、、CUの分割パターンを確定させるための演算量を削減することが可能である。予測画像生成部11は、CUの分割パターンの確定結果に応じて、各予測処理データの流用、省略又は切替等を実行することによって、符号化装置1におけるCUの分割パターンの確定処理と確定処理に伴う予測処理の演算量とを削減することが可能である。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1段階における各CUのサイズが分割パターン(QT、BT、TT)で制限される代わりに、第1段階における各CUのサイズが規定サイズで制限される点が、第1実施形態と相違する。第2実施形態では、第1実施形態との相違点を主に説明する。
ブロックの分割について説明する。
第2実施形態では、第1段階においてCTUを構成する各CUのサイズの組み合わせは、分割パターン(QT、BT、TT)の種類よりも多くの種類を有する規定サイズの組み合わせである。規定サイズの種類は、例えば「8×8」と「16×16」と「16×32」と「32×16」と「32×32」と「64×64」とのように、第1実施形態における分割パターン(QT、BT、TT)の種類よりも多い6種類である。
第2実施形態における第2段階以降の各CUのサイズは、第1実施形態における第2段階以降の各CUのサイズと同様に、分割パターンに基づいて選択される。すなわち、第2実施形態における第2段階以降の各CUのサイズは、分割なし、BT又はTTのサイズに基づいて、CUごとに1回選択される。第2実施形態における第2段階以降の各CUのサイズは、分割なし又はTTのサイズに基づいて、CUごとに1回選択されてもよい。
分割パターンを用いて符号化データが表現される必要がある。このため、第1段階分割・予測処理部101は、規定サイズ群を用いて表現されているCTUの分割パターンを分割パターンを用いて表現するための再計算処理を実行する。
次に、予測モードについて説明する。
第2実施形態では、第1実施形態のように予測モードの選択肢が段階的に絞り込まれるのではなく、予測モードが段階的に詳細化される。
1.MRLの値(番号)について
仮に、第1段階において、第1段階分割・予測処理部101は、「MRL=0」のみを用いて、予測処理を実行したとする。第「n-1」(段階数>n≧3)段階において、第「n-1」段階分割・予測処理部は、「MRL=0又は1」を用いて、予測処理を実行したとする。最終段階の第n段階において、第n段階分割・予測処理部(100+n)は、「MRL=0、1又は3」を用いて、予測処理を実行したとする。
ここで、第1段階から所定範囲内の段階(以下「初期段階」という。)における分割パターンと、最終段階における分割パターンとは、全く異なる分割パターンである場合が多い。このため初期段階において、第「n-1」(段階数>>n)段階分割・予測処理部は、「MRL=0、1又は3」を用いて、精度の低い予測処理を余分に実行することになる。
そこで、精度の低い第1段階において、第1段階分割・予測処理部101は、0、1又は3のうちの一つのMRLを用いて、精度の低い予測処理を実行することによって、CTUの初期の分割パターン(各CUの初期のサイズ)を選択する。そして最終段階に近づくほど、第n(≧2)段階分割・予測処理部は、MRLの種類を3種類まで増やす。さらに、第n(≧2)段階分割・予測処理部は、3種類のMRLを用いて、精度の高い予測処理を実行する。これらによって、第n(≧2)段階分割・予測処理部は、確定された分割パターン(各CUの確定されたサイズ)を、少ない演算量で効率的に選択することが可能である。
2.予測モードの値(番号)について
第1段階において、第1段階分割・予測処理部101は、67モードのうちの一部のモードを用いて、予測処理を実行する。例えば、第1段階分割・予測処理部101は、8方向ずつ方向性が間引かれた予測モード(0、1、2、10、18、26、34、42、50、58のモード番号が割り当てられた各予測モード)を用いて、予測処理を実行する。第1段階分割・予測処理部101は、RDコスト値が最小となる予測モード(最良の予測モード)を選択する。
第2段階において、第2段階分割・予測処理部102は、第1段階分割・予測処理部101によって選択されたモードに割り当てられたモード番号の付近のモード番号が割り当てられた予測モードを用いて、予測処理を実行する。例えば、第2段階分割・予測処理部102は、第1段階分割・予測処理部101によって選択された予測モードに割り当てられたモード番号「10」を中心とする「±4」のモード番号(6、7、8、9、10、11、12、13、14)が割り当てられた予測モードを用いて、予測処理を実行する。
ここで、初期段階における分割パターンと最終段階における分割パターンとは、全く異なる分割パターンである場合が多い。そこで、精度の低い第1段階において、第1段階分割・予測処理部101は、精度の低い予測処理を実行することによって、CTUの初期の分割パターン(各CUの初期のサイズ)を選択する。そして最終段階に近づくほど、第n(≧2)段階分割・予測処理部は、モード番号の刻み幅を増やして、精度の高い予測処理を実行する。これらによって、第n(≧2)段階分割・予測処理部は、確定された分割パターン(各CUの確定されたサイズ)を、少ない演算量で効率的に選択することが可能である。
以上のように、CU分割・予測処理部10(分割部)は、原画像における予め定められた第1サイズのCTU(第1のブロック)を、符号化の単位となるブロックであるCU(第2のブロック)群に、予め定められた第2サイズ群(例えば、「8×8」と「16×16」と「16×32」と「32×16」と「32×32」と「64×64」のうちから選択された4種類以上のサイズ)で分割する。CU分割・予測処理部10(分割部)は、第1サブ分割部(例えば、第1段階分割・予測処理部101、第2段階分割・予測処理部102)と、第2サブ分割部(例えば、第2段階分割・予測処理部102、第3段階分割・予測処理部)とを有する。第1サブ分割部は、第2サイズ群のうちから選択されたサイズ(仮サイズ)のブロックに、CTU(第1のブロック)を分割する。第2サブ分割部は、選択されたサイズ(仮サイズ)のブロックをさらに分割することによって、CU(第2のブロック)を生成する。予測画像生成部11(予測部)は、CU(第2のブロック)ごとに動きを予測する。
このように、第1段階におけるCUのサイズが、分割パターン(QT、BT、TT)よりも柔軟に定められたサイズ(規定サイズ)に制限されている。これによって、CTUを分割する各CUのサイズを選択するための演算量が必要以上に増加しないようにすることがより柔軟に可能である。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、動画像を符号化する装置に適用可能である。
1…符号化装置、2…プロセッサ、3…記憶部、4…通信部、5…表示部、10…CU分割・予測処理部、11…予測画像生成部、12…残差信号生成部、13…変換・量子化処理部、14…エントロピー符号化部、15…逆量子化・逆変換処理部、16…復号信号生成部、17…ループフィルタ処理部、18…参照画像用データ記憶部、100…原画像分割部、101…第1段階分割・予測処理部、102…第2段階分割・予測処理部、200…CTU、201~208…ブロック、301…ブロック、304…ブロック

Claims (5)

  1. 符号化装置が実行する符号化方法であって、
    原画像における予め定められたサイズの第1のブロックを、符号化の単位となるブロックである第2のブロック群に、四分木、三分木又は二分木で分割する分割ステップと、
    前記第2のブロックごとに動きを予測する予測ステップと
    を含み、
    前記分割ステップは、第1サブ分割ステップと第2サブ分割ステップとを有し、
    前記第1サブ分割ステップでは、前記四分木、前記三分木又は前記二分木のいずれかで、前記第1のブロックの全体を分割し、
    前記第2サブ分割ステップでは、分割された前記第1のブロックの各部分を、前記第1サブ分割ステップで選択されなかった前記四分木、前記三分木又は前記二分木のいずれかで、さらに分割することによって、前記第2のブロックを生成し、
    前記第1のブロックを分割する回数には、最大値が予め設定され
    前記予測ステップは、分割の最終段階に近づくほど高い精度の予測処理を、前記第2のブロックごとに実行することを含む、
    符号化方法。
  2. 前記第2サブ分割ステップでは、前記第1サブ分割ステップで選択されなかった前記四分木、前記三分木又は前記二分木のいずれかで前記第1のブロックの各部分が分割された結果を、さらに分割する、
    請求項1に記載の符号化方法。
  3. 前記第1サブ分割ステップでは、前記四分木で、前記第1のブロックを分割する、
    請求項1又は請求項2に記載の符号化方法。
  4. 原画像における予め定められたサイズの第1のブロックを、符号化の単位となるブロックである第2のブロック群に、四分木、三分木又は二分木で分割する分割部と、
    前記第2のブロックごとに動きを予測する予測部と
    を備え、
    前記分割部は、第1サブ分割部と第2サブ分割部とを有し、
    前記第1サブ分割部は、前記四分木、前記三分木又は前記二分木のいずれかで、前記第1のブロックの全体を分割し、
    前記第2サブ分割部は、分割された前記第1のブロックの各部分を、前記第1サブ分割部で選択されなかった前記四分木、前記三分木又は前記二分木のいずれかで、さらに分割することによって、前記第2のブロックを生成し、
    前記第1のブロックを分割する回数には、最大値が予め設定され
    前記予測部は、分割の最終段階に近づくほど高い精度の予測処理を、前記第2のブロックごとに実行する、
    符号化装置。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の符号化方法を実行する符号化装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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Jianle Chen et al.,Algorithm description for Versatile Video Coding and Test Model 3 (VTM 3),JVET-L1002-v1.docx[online],2018年12月03日,pp.1-8

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