JP7452660B2 - 基地局及び通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信技術に関する。
基地局と端末との間を無線で接続する無線システムとして、無線LAN(Local Area Network)が知られている。近年の無線LAN装置は、複数の周波数帯を利用可能である。
通常は1つの周波数帯を指定してデータの送受信を行うため、他の周波数帯が利用可能であっても同時には使用されず、周波数帯の有効利用がなされていない。
本発明の一態様に係る基地局は、複数の無線信号処理部と、キャリアセンス制御部と、マネジメント部とを含む。複数の無線信号処理部は、それぞれ異なるチャネルの無線信号を送受信する。キャリアセンス制御部は、前記複数の無線信号処理部に共通するアクセスパラメータを用いて、前記複数の無線信号処理部のそれぞれのチャネルに対する一括したキャリアセンスを実行し、チャネルが空き状態であるかビジー状態であるかを判定する。マネジメント部は、前記チャネルが前記空き状態であると判定された無線信号処理部と端末との間で形成されるリンクが複数ある場合、複数種類のチャネルで無線接続するマルチリンクにより無線信号を送信するための処理を行う。
本発明の一態様によれば、スループットを向上させることができる。
図1は、本実施形態に係る無線システムを示す図である。 図2は、本実施形態に係る基地局のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、本実施形態に係る基地局の機能構成の一例を示すブロック図である。 図4は、本実施形態に係る基地局の無線信号処理部の機能構成の一例を示すブロック図である。 図5は、本実施形態に係る端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図6は、本実施形態に係る端末の機能構成の一例を示すブロック図である。 図7は、基地局と端末との通信の際のMAC(Media Access Control)層の処理を示す図である。 図8は、本実施形態に係る基地局のダウンリンクの動作例を示すフローチャートである。 図9は、本実施形態に係るキャリアセンス制御部のキャリアセンス制御処理を示すフローチャートである。 図10は、図9に示すキャリアセンス制御処理により選択された、送信に使用するリンクの一例を示す概念図である。 図11は、リンクマネジメント部による送信データのリンクへの割当の一例を示す概念図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、実施形態に係る無線システム1の構成の一例を示している。図1に示すように、無線システム1は、例えば基地局10、端末20、及びサーバ30を備えている。
基地局10は、ネットワークNWに接続され、無線LANのアクセスポイントとして使用される。例えば、基地局10は、ネットワークNWから受信したデータを、無線で端末20に送信することができる。また、基地局10は、一種類の帯域又は複数種類の帯域を用いて、端末20に接続され得る。本実施形態では、“マルチリンク”とは、基地局10と端末20との間における複数種類の周波数帯(例えば、2.4GHz帯及び5GHz帯)を用いた無線接続のことを示すものとして説明するが、これに限らず、“マルチリンク”とは、同一の周波数帯における複数種類のチャネル(例えば、5GHz帯における異なるチャネル)を用いた無線接続のことを示してもよい。基地局10と端末20との間の通信は、例えばIEEE802.11規格に基づいている。
端末20は、例えばスマートフォンやタブレットPC等の無線端末である。端末20は、無線で接続された基地局10を介して、ネットワークNW上のサーバ30との間でデータを送受信することができる。尚、端末20は、デスクトップコンピュータやラップトップコンピュータ等、その他の電子機器であってもよい。端末20は、少なくとも基地局10と通信可能であり、且つ後述する動作を実行可能な機器であればよい。
サーバ30は、様々な情報を保持することが可能であり、例えば端末20を対象としたコンテンツのデータを保持している。サーバ30は、例えばネットワークNWに有線で接続され、ネットワークNWを介して基地局10と通信可能に構成される。尚、サーバ30は、少なくとも基地局10と通信可能であればよい。つまり、基地局10とサーバ30との間の通信は、有線であっても無線であってもよい。
基地局10及び端末20間のデータ通信は、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルに基づいている。OSI参照モデルでは、通信機能が7階層(第1層:物理層(PHY層)、第2層:データリンク層、第3層:ネットワーク層、第4層:トランスポート層、第5層:セッション層、第6層:プレゼンテーション層、第7層:アプリケーション層)に分割される。
データリンク層は、例えばLLC(Logical Link Control)層と、MAC(Media Access Control)層とを含んでいる。LLC層は、例えば上位のアプリケーションから入力されたデータに、DSAP(Destination Service Access Point)ヘッダやSSAP(Source Service Access Point)ヘッダ等を付加し、LLCパケットを形成する。MAC層は、例えばLLCパケットにMACヘッダを付加し、MACフレームを形成する。
次に、本実施形態に係る基地局10のハードウェア構成の一例について図2のブロック図を参照して説明する。基地局10は、プロセッサ11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、無線モジュール14、及び有線モジュール15を備える。
プロセッサ11は、様々なプログラムを実行することが可能な回路であり、例えばCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)を想定する。プロセッサ11は、基地局10の全体の動作を制御する。ROM12は、不揮発性の半導体メモリであり、基地局10を制御するためのプログラムや制御データ等を保持している。RAM13は、例えば揮発性の半導体メモリであり、プロセッサ11の作業領域として使用される。無線モジュール14は、無線信号によるデータの送受信に使用される回路であり、アンテナに接続される。また、無線モジュール14は、例えば複数の周波数帯にそれぞれ対応する複数の通信モジュールを含んでいる。有線モジュール15は、有線信号によるデータの送受信に使用される回路であり、ネットワークNWに接続される。
次に、本実施形態に係る基地局10の機能構成の一例について図3のブロック図を参照して説明する。
基地局10は、データ処理部110、リンクマネジメント部120、無線信号処理部130、無線信号処理部140、無線信号処理部150、及びキャリアセンス制御部160を含む。また、リンクマネジメント部120は、アソシエーション処理部122、及び認証処理部123を含む。データ処理部110、リンクマネジメント部120、無線信号処理部130、無線信号処理部140、無線信号処理部150、及びキャリアセンス制御部160の処理は、例えばプロセッサ11及び無線モジュール14によって実現される。
データ処理部110は、入力されたデータに対して、LLC層の処理と上位層(第3層~第7層)の処理とを実行し得る。例えば、データ処理部110は、ネットワークNWを介してサーバ30から入力されたデータを、リンクマネジメント部120に出力する。また、データ処理部110は、リンクマネジメント部120から入力されたデータを、ネットワークNWを介してサーバ30に送信する。データ処理部110は、キューを備えてもよく、送受信するデータを一時的に蓄積してもよい。
リンクマネジメント部120は、入力されたデータに対して、例えばMAC層の処理の一部を実行する。また、リンクマネジメント部120は、無線信号処理部130、140及び150からの通知に基づいて、端末20とのリンクを管理する。リンクマネジメント部120は、後述のキャリアセンス制御部160からチャネルが空き状態であると判定された無線通信処理部と端末20との間で形成されるリンクを、送信又は受信に使用するリンクとして設定する。特に、チャネルが空き状態であると判定された無線通信処理部と端末20との間で形成されるリンクが複数ある場合、マルチリンクにより無線信号を協調送信するための処理を行う。リンクマネジメント部120は、リンク管理情報121を含む。リンク管理情報121は、例えばRAM13に格納され、当該基地局10に無線接続されている端末20の情報、使用可能なリンクの情報などを含む。
アソシエーション処理部122は、無線信号処理部130、140及び150のいずれかを介して端末20の接続要求を受信した場合に、アソシエーションに関するプロトコルを実行する。認証処理部123は、接続要求に続いて、認証に関するプロトコルを実行する。
無線信号処理部130、140及び150は、それぞれ異なる周波数帯の無線信号を基地局10と端末20との間で送受信する。例えば、無線信号処理部130、140及び150のそれぞれは、リンクマネジメント部120から入力されたデータにプリアンブルやPHYヘッダ等を付加して、無線フレームを作成する。そして、無線信号処理部130、140及び150のそれぞれは、当該無線フレームを無線信号に変換して、基地局10のアンテナ16を介して当該無線信号を送信する。
また、無線信号処理部130、140及び150のそれぞれは、基地局10のアンテナ16を介して受信した無線信号を無線フレームに変換する。そして、無線信号処理部130、140及び150のそれぞれは、当該無線フレームに含まれたデータを、リンクマネジメント部120に出力する。
無線信号処理部130、140及び150のそれぞれは、入力されたデータ又は無線信号に対して、例えばMAC層の処理の一部とPHY層の処理とを実行し得る。例えば、無線信号処理部130は、2.4GHz帯の無線信号を取り扱う。無線信号処理部140は、5GHz帯の無線信号を取り扱う。無線信号処理部150は、6GHz帯の無線信号を取り扱う。無線信号処理部130、140及び150は、基地局10のアンテナ16を共有していてもよいし、各無線信号処理部専用のアンテナを設け、それぞれ通信可能としてもよい。
キャリアセンス制御部160は、無線信号処理部130、140及び150に共通するアクセスパラメータを用いて、無線信号処理部130、140及び150のそれぞれの周波数帯に対する一括したキャリアセンスを実行する。キャリアセンス制御部160は、キャリアセンスを実行した後、無線信号処理部130、140及び150のそれぞれからキャリアセンスの結果(以下、キャリアセンス情報ともいう)を受け取る。キャリアセンスは、チャネルの使用状態を検出する処理であり、チャネルが空き状態(アイドル状態)であるかビジー状態であるかを判定する。キャリアセンスは、例えば、CCA(Clear Channel Assessment)を用いて行われてよい。キャリアセンス制御部は、キャリアセンス情報に基づいて、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)によりチャネルの状態を判定する。キャリアセンス制御部160は、チャネルの状態を判定することにより、空きチャネルと判定された1つ又は複数のリンクに関するリンク情報をリンクマネジメント部120に出力する。
次に、本実施形態に係る基地局10の無線信号処理部の機能構成の一例について図4のブロック図を参照して説明する。
図4に示す無線信号処理部は、図3に示す無線信号処理部130,140及び150のそれぞれに共通する構成である。
無線信号処理部は、MACフレーム処理部41、PHY処理部42、及び誤り検出部43を含む。
MACフレーム処理部41は、リンクマネジメント部120からデータを受け取り、当該データに基づいてMACフレームを生成し、PHY処理部42に出力する。また、MACフレーム処理部41は、PHY処理部42からデータを受け取ると、データからMACフレームを抽出してMACフレームのヘッダに基づいた処理を実行し、リンクマネジメント部120に出力する。ヘッダに基づいた処理は、一般的なIEEE802.11規格の動作に従えばよい。例えば、MACフレーム処理部41は、ヘッダのアドレスフィールドを参照し、自局宛のMACフレームであれば、当該MACフレームをリンクマネジメント部120へ出力する。その際、リンクマネジメント部120がBlock ACKを生成するために必要な、各MSDU(MAC Service Data Unit)の受信の成否を表すシーケンス番号とともにMACフレームがリンクマネジメント部120へ出力される。一方、自局宛のMACフレームでなければ、MACフレーム処理部41は、当該MACフレームを破棄する。
PHY処理部42は、端末20との無線通信に関するPHY層の処理を行う。MACフレーム処理部41からMACフレームを受け取り、MACフレームを無線信号に変換し、無線信号を端末20に送信する。PHY処理部42は、端末20から無線信号を受信し、無線信号からMACフレームを抽出し、MACフレームを誤り検出部43に出力する。PHY処理部42は、キャリアセンスを実施するために必要な情報を測定してキャリアセンス情報を生成し、キャリアセンス情報をリンクマネジメント部120へ出力する。例えば、PHY処理部42は受信信号強度(RSSI)を測定し、RSSIの測定値を含むキャリアセンス情報を生成する。また、PHY処理部42はビーコンをブロードキャストする。
誤り検出部43は、端末20により送信された信号が正常に受信されたか否かを判定するために、MACフレームに対して誤り検出を行う。誤り検出はMACフレームに含まれるFCSを用いて行われる。誤り検出はMPDU単位で行われてよい。誤り検出部43は、MACフレームに誤りがないと判定されたときは、当該MACフレームをMACフレーム処理部41に出力する。一方、MACフレームに誤りがあると判定された場合は、当該MACフレームを破棄する。
次に、本実施形態に係る端末20のハードウェア構成の一例について図5のブロック図を参照して説明する。
端末20は、プロセッサ21、ROM22、RAM23、無線モジュール24、ディスプレイ25、及びストレージ26を含む。
プロセッサ21は、基地局10のプロセッサ11と同様であり、様々なプログラムを実行することが可能な回路であればよく、端末20の全体の動作を制御する。ROM22は、不揮発性の半導体メモリであり、端末20を制御するためのプログラムや制御データ等を保持している。RAM23は、例えば揮発性の半導体メモリであり、プロセッサ21の作業領域として使用される。無線モジュール24は、無線信号によるデータの送受信に使用される回路であり、アンテナ27に接続される。また、無線モジュール24は、例えば複数の周波数帯にそれぞれ対応する複数の通信モジュールを含んでいる。ディスプレイ25は、例えばアプリケーションのGUI(Graphical User Interface)等を表示する。ディスプレイ25は、端末20の入力インタフェースとしての機能を有していてもよい。ストレージ26は、不揮発性の記憶装置であり、例えば端末20のシステムソフトウェア等を保持する。
次に、本実施形態に係る端末20の機能構成の一例を図6のブロック図を参照して説明する。端末20は、データ処理部210、リンクマネジメント部220、無線信号処理部230、無線信号処理部240、無線信号処理部250、キャリアセンス制御部260、及びアプリケーション実行部270として機能する。データ処理部210、リンクマネジメント部220、無線信号処理部230、無線信号処理部240、無線信号処理部250、キャリアセンス制御部260、及びアプリケーション実行部270の処理は、例えばプロセッサ21及び無線モジュール24によって実現される。
データ処理部210は、入力されたデータに対して、LLC層の処理と上位層(第3層~第7層)の処理とを実行し得る。例えば、データ処理部210は、アプリケーション実行部270から入力されたデータを、リンクマネジメント部220に出力する。また、データ処理部210は、リンクマネジメント部220から入力されたデータを、アプリケーション実行部270に出力する。
リンクマネジメント部220は、入力されたデータに対して、例えばMAC層の処理の一部を実行する。また、リンクマネジメント部220は、キャリアセンス制御部260と、無線信号処理部230、240及び250とからの通知に基づいて、基地局10とのリンクを管理する。リンクマネジメント部220は、無線信号処理部から受け取ったデータ(MSDU)の受信状況に基づいて、Block ACKを生成する。リンクマネジメント部220は、リンク管理情報221を含んでいる。リンク管理情報221は、例えばRAM23に格納され、当該端末20に無線接続されている基地局10の情報を含んでいる。また、リンクマネジメント部220は、アソシエーション処理部222、及び認証処理部223を含んでいる。アソシエーション処理部222は、無線信号処理部230、240及び250のいずれかを介して基地局10に対して接続要求を送信することにより、アソシエーションに関するプロトコルを実行する。認証処理部223は、接続要求に続いて、認証に関するプロトコルを実行する。
無線信号処理部230、240及び250のそれぞれは、無線通信を用いて基地局10と端末20との間のデータの送受信を行う。例えば、無線信号処理部230、240及び250のそれぞれは、リンクマネジメント部220から入力されたデータにプリアンブルやPHYヘッダ等を付加して、無線フレームを作成する。そして、無線信号処理部230、240及び250のそれぞれは、当該無線フレームを無線信号に変換して、端末20のアンテナを介して当該無線信号を送信する。また、無線信号処理部230、240及び250のそれぞれは、端末20のアンテナを介して受信した無線信号を無線フレームに変換する。そして、無線信号処理部230、240及び250のそれぞれは、当該無線フレームに含まれたデータ及び受信した無線フレームに含まれる各MSDUの受信の成否に関するシーケンス番号を、リンクマネジメント部220に出力する。
このように、無線信号処理部230、240及び250のそれぞれは、入力されたデータ又は無線信号に対して、例えばMAC層の処理の一部とPHY層の処理とを実行し得る。例えば、無線信号処理部230は、2.4GHz帯の無線信号を取り扱う。無線信号処理部240は、5GHz帯の無線信号を取り扱う。無線信号処理部250は、6GHz帯の無線信号を取り扱う。無線信号処理部230、240及び250は、端末20のアンテナを共有していてもよいし、各無線信号処理部専用のアンテナを設け、それぞれ通信可能としてもよい。
キャリアセンス制御部260は、基地局10のキャリアセンス制御部160と同様に、無線信号処理部230、240及び250に共通するアクセスパラメータを用いて、無線信号処理部230、240及び250のそれぞれの周波数帯に対する一括したキャリアセンスを実行する。キャリアセンス制御部260は、無線信号処理部230、240及び250のそれぞれからキャリアセンス情報を受け取り、CSMA/CAによりチャネルの状態を判定する。キャリアセンス制御部260は、チャネルの状態を判定することにより、空きチャネルと判定されたリンクに関するリンク情報をリンクマネジメント部220に出力する。
アプリケーション実行部270は、データ処理部210から受け取ったデータを利用することが可能なアプリケーションを実行する。例えば、アプリケーション実行部270は、アプリケーションの情報をディスプレイ25に表示することができる。また、アプリケーション実行部270は、入力インタフェースの操作に基づいて動作し得る。
本実施形態に係る無線システム1では、基地局10の無線信号処理部130、140及び150が、それぞれ端末20の無線信号処理部230、240及び250と接続可能に構成される。つまり、無線信号処理部130及び230間は、2.4GHz帯を用いて無線接続され得る。無線信号処理部140及び240間は、5GHz帯を用いて無線接続され得る。無線信号処理部150及び250間は、6GHz帯を用いて無線接続され得る。本明細書において、各無線信号処理部は、「STA機能」と呼ばれてもよい。すなわち、実施形態に係る無線システム1は、複数のSTA機能を備えている。
なお、同一の周波数帯の異なる複数のチャネルでマルチリンクを実施する場合は、無線信号処理部130,140及び150が、同一の周波数帯でそれぞれ異なるチャネルの無線信号を取り扱えばよい。例えば、無線信号処理部130及び230間は、2.4GHz帯の第1チャネルを用いて無線接続され、無線信号処理部140及び240間は、2.4GHz帯の第2チャネルを用いて無線接続されればよい。
本実施形態に係る無線システム1の構成はあくまで一例であり、その他の構成であってもよい。例えば、基地局10及び端末20のそれぞれが3つのSTA機能(無線信号処理部)を備える場合について例示したが、これに限定されない。基地局10は、少なくとも2つの無線信号処理部を備えていればよい。同様に、端末20は、少なくとも2つの無線信号処理部を備えていればよい。また、各STA機能が処理することが可能なチャネルの数は、使用される周波数帯に応じて適宜設定され得る。無線通信モジュール14及び24のそれぞれは、複数の通信モジュールによって複数の周波数帯の無線通信に対応してもよいし、1つの通信モジュールによって複数の周波数帯の無線通信に対応してもよい。
ここで、基地局10と端末20との通信の際のMAC層の処理を図5を参照して説明する。図5に示すMAC層の処理は、IEEE802.11規格に従っている。図5では、送信側の処理と受信側の処理との両方が示されている。基地局10と端末20のうちの一方の無線モジュールが送信側の処理をするとき、他方の無線モジュールが受信側の処理をする。以下の例では、送信側と受信側の無線モジュールを区別せずに記載する。
まず、送信側の処理について説明する。ステップS10において、無線モジュールは、A-MSDUアグリゲーションを行う。具体的には、無線モジュールは、LLC層から入力される複数のLLCパケットを結合してA-MSDU(Aggregate-MAC service data unit)を生成する。
ステップS11において、無線モジュールは、A-MSDUにシーケンスナンバー(SN)を割り当てる。シーケンスナンバーは、A-MSDUを特定するための一意の番号である。
ステップS12において、無線モジュールは、A-MSDUを複数のMPDU(MAC protocol data unit)にフラグメント(分割)する。
ステップS13において、無線モジュールは、それぞれのMPDUを暗号化し、暗号化MPDUを生成する。
ステップS14において、無線モジュールは、それぞれの暗号化MPDUにMACヘッダと誤り検出符号(FCS)とを付加する。誤り検出符号は、例えばCRC(Cyclic Redundancy Check)符号である。
ステップS15において、無線モジュールは、A-MPDUアグリゲーションを行う。具体的には、無線モジュールは、複数のMPDUを結合し、MACフレームとしてのA-MPDU(Aggregate-MAC protocol data unit)を生成する。
ステップS15の後、無線モジュールは、MACフレームに対して物理層の処理を行う。
次に、受信側の処理について説明する。無線モジュールは、無線信号を受信すると、PHY層の処理を行って無線信号からMACフレームを取得する。その後、無線モジュールは、図7に示すMAC層の処理を行う。
ステップS20において、無線モジュールは、A-MPDUデアグリゲーションを行う。具体的には、無線モジュールは、A-MPDUをMPDUの単位に分割する。
ステップS21において、無線モジュールは、誤り検出をする。例えば、無線モジュールは、CRCにより、無線信号の受信が成功したか否かを判定する。無線信号の受信が失敗したときには、無線モジュールは、再送要求をしてよい。このとき、無線モジュールは、MPDUの単位で再送を要求してよい。一方、無線信号の受信が成功したときには、無線モジュールは、次の処理を行う。
ステップS22において、無線モジュールは、アドレス検出を行う。このとき、無線モジュールは、それぞれのMPDUのMACヘッダに記録されているアドレスにより、送られてきたMPDUが自分宛であるか否かを判定する。自分宛でないときには、無線モジュールは、次の処理を行わない。自分宛であるときには、無線モジュールは、次の処理を行う。
ステップS23において、無線モジュールは、暗号化されているMPDUを復号する。
ステップS24において、無線モジュールは、MPDUに対してデフラグメントを行う。つまり、無線モジュールは、複数のMPDUからA-MSDUを復元する。
ステップS25において、無線モジュールは、A-MSDUデアグリゲーションを行う。具体的には、無線モジュールは、A-MSDUをMSDU単位のLLCパケットを復元する。
ステップS25の後、無線モジュールは、LLCパケットをMAC層の上位層に出力する。上位層は、例えばLLC層である。
次に、本実施形態に係る基地局10から端末20へのデータ送信、つまりダウンリンクにおける基地局10の動作例について、図8のフローチャートを参照して説明する。
ステップS801では、リンクマネジメント部120が、端末20の帰属処理を行う。本実施形態では、基地局10からのビーコン、又は端末20からのプローブリクエストに応答するためのプローブレスポンスに、マルチリンクが実行できるか否かのケイパビリティ及びマルチリンク運用のためのオペレーションパラメータが含まれて送信されることを送信する。つまり、基地局10及び端末20は、最初からマルチリンクを希望した帰属処理を行うことを想定する。
例えば、基地局10と端末20とのそれぞれがアソシエーション処理に先立って、マルチリンクのケイパビリティ、マルチリンクの対象となるリンク及び各リンクにおけるオペレーションパラメータを通知し合うことにより、最初からマルチリンクのための帰属処理を実行できる。
ステップS802では、リンクマネジメント部120が、データ処理部110から送信すべきデータ(LLCパケット)を取得する。
ステップS803では、キャリアセンス制御部160が、各STA機能について、つまり無線信号処理部130,140及び150それぞれに対して、共通のアクセスパラメータを用いた一括したキャリアセンスを実行する。キャリアセンス制御部160の詳細については、図9を参照して後述する。
ステップS804では、リンクマネジメント部120が、マルチリンクで送信可能か否かを決定する。具体的には、キャリアセンス後に複数のリンクが使用可能であれば、マルチリンクで送信可能であると判定する。
ステップS805では、リンクマネジメント部120が、送信データをリンクに割り当てる。
ステップS806では、ステップS804で使用可能と判定されたリンクに対応する無線信号処理部が、各リンクによってデータを端末20へ送信する。
次に、基地局10のキャリアセンス制御部160のキャリアセンス制御処理について図9を参照して説明する。なお、図9はダウンリンクの場合を示すが、端末20から基地局10へデータを送信するアップリンクの場合には、端末20のキャリアセンス制御部260が図9に示す基地局10のキャリアセンス制御部160と同様の処理を行えばよい。
ステップS901では、キャリアセンス制御部160が、例えばリンクマネジメント部120から、キャリアセンスの実行を要求するキャリアセンスリクエストを受け取る。具体的には、例えばリンクマネジメント部120が、送信すべきデータをデータ処理部110から受け取ると、キャリアセンスの実行をキャリアセンス制御部160に要求する。
ステップS902では、キャリアセンス制御部160は、キャリアセンスリクエストに応答して、無線信号処理部130、140、及び150のそれぞれについて、共通のパラメータを用いて一括したキャリアセンスを実行する。例えば、キャリアセンス制御部160は、AIFSにランダムバックオフ期間を加算することにより、キャリアセンス期間を求める。ランダムバックオフ期間は、単位スロット時間に乱数を乗算することにより得られる。無線信号処理部130、140、及び150のそれぞれは、CCAによりチャネルのRSSIを測定し、RSSIの測定値を含むキャリアセンス情報を生成する。キャリアセンス制御部160は、無線信号処理部130、140、及び150のそれぞれからキャリアセンス情報を受け取り、キャリアセンス情報により示されるRSSIが、上述のキャリアセンス期間に渡って閾値を下回っている場合に、チャネルが空き状態であると判定し、そうでなければチャネルがビジー状態であると判定する。なお、説明の便宜上、チャネルが空き状態であると判定された無線信号処理部のリンクを、空き状態のリンクとも呼ぶ。
ステップS903では、キャリアセンス制御部160が、ステップS902で判定された空き状態のリンクが複数存在するか否かを判定する。空き状態のリンクが複数存在すると判定された場合(ステップS903;Yes)、処理はステップS904に進む。一方、空き状態のリンクが1つであると判定された場合(ステップS903;No)、処理はステップS905に進む。
ステップS904では、リンクマネジメント部120は、キャリアセンス制御部160から取得した空き状態のリンク情報に基づき、空き状態のリンクを全て、送信に使用するリンクとして選択する。すなわち、マルチリンクによる協調送信を行うリンクを選択する。
ステップS905では、リンクマネジメント部120は、1つの空き状態のリンクを、送信に使用するリンクとして選択する。
なお、EDCA(Enhanced Distributed Channel Access)によるアクセス制御方式の場合は、アクセスカテゴリごとに独立したキャリアセンスを実行すればよい。アクセスカテゴリは、例えば、AC_VO(Voice)、AC_VI(Video)、AC_BE(Best effort)、AC_BK(Background)である。キャリアセンス制御部160は、アクセスカテゴリごとにそれぞれ独立したキャリアセンス期間を設定し、アクセスカテゴリごとに、無線信号処理部130、140、及び150に対して一括したキャリアセンスを実行すればよい。なお、キャリアセンス実行後に、データを送信する場合は、アクセスカテゴリごとに設定されるアクセスパラメータに応じて、データが送信されればよい。アクセスパラメータは、CWmax、CWmin、AIFS、TXOPLimitを含む。CWmax及びCWminは、競合回避のための送信待ちの時間であるコンテンションウインドウ(CW)の最大値及び最小値である。AIFS(Arbitration Inter Frame Space)はフレームの送信間隔であり、優先制御機能を備える衝突回避制御のためにアクセスカテゴリごとに設定された固定の送信待ちの時間を示す。TXOPLimitはチャネルの占有時間であるTXOP(Transmission Opportunity)の上限値である。
次に、図9に示すキャリアセンス制御処理により選択された、送信に使用するリンクの一例について図10の概念図を用いて説明する。
図10は、キャリアセンス後にデータが送信されたときの各リンクの状態を時系列で示した図である。
リンク1は、無線信号処理部130が形成するリンクに対応し、リンク2は、無線信号処理部140が形成するリンクに対応し、リンク3は、無線信号処理部150が形成するリンクに対応する。
図9に示すステップ902の処理により、キャリアセンス期間1001において、リンク1、リンク2、及びリンク3の各リンクが空き状態であるかビジー状態であるかが判定される。図10の例では、キャリアセンス期間1001のキャリアセンスが完了したときに、リンク1及びリンク2が空き状態、リンク3がビジー状態であると判定される。
よって、リンクマネジメント部120は、送信に使用するリンクとして、空き状態であるリンク1及びリンク2を選択し、無線信号処理部130及び無線信号処理部140から信号をマルチリンクで送信する。
次に、リンクマネジメント部120における送信データの決定及び割り当て処理について説明する。
リンクマネジメント部120は、データ処理部110から送信すべきデータを取得した場合、空き状態のリンクに送信すべきデータを割り当てる。例えば、リンクごとに送信可能なデータのトラヒック種別(TID)が紐づけられている場合は、データのTIDと紐づけられたリンクが空き状態であれば、送信すべきデータを当該リンクに割り当てる。トラヒック種別は、端末20が扱うアプリケーション(セッション)単位で付与される。
一方、リンクとTIDとが紐づけられていない場合、リンクマネジメント部120は、TIDの種類によらず送信すべきデータをMSDU単位で結合し、結合したデータを空き状態のリンクの数に応じて分割する。リンクマネジメント部120は、分割されたデータを空き状態のリンクそれぞれに割り当てる。これにより、リンクに割り当てられるデータのサイズが揃うため、TXOP時間も揃えることができる。
また、送信すべきデータをMSDU単位で空き状態のリンクそれぞれに割り当ててもよい。この場合、データのサイズが異なるとTXOP時間も異なり得るため、リンクマネジメント部120は、TXOP時間が最も長いリンクで設定されるTXOP時間を、他のリンクのTXOP時間として設定する。これにより、TXOP時間を揃えることができる。
また、リンクマネジメント部120は、端末20からのBlock ACKを一元化するために、リンクとは無関係に共通のシーケンス番号をデータに付加する。すなわち、リンクマネジメント部120は、送信すべきデータを結合したのちに分割したデータをリンクに割り当てる場合は、分割したデータそれぞれに、マルチリンクで送信されたことを示すマルチリンクフラグと共通のシーケンス番号を付加する。ここでは、例えば昇順のシーケンス番号を付与すればよい。
また、リンクマネジメント部120は、空き状態のリンクにデータをMSDU単位で割り当てた場合についても、リンクに関係なく、例えば割り当てた順番にシーケンス番号を付加すればよい。リンクマネジメント部120は、各リンクに割り当てたデータ、シーケンス番号及びTXOP時間を、マルチリンクによる協調送信を行う無線信号処理部に出力する。
ここで、リンクマネジメント部による送信データのリンクへの割当の一例として、送信すべきデータをMSDU単位で結合処理ののち分割する例について図11に示す。
図11の例では、図10のようにマルチリンクとして、基地局10がリンク1及びリンク2を使用して端末20にデータを送信する場合を想定する。リンクマネジメント部120は、MSDUを結合したA-MSDUを生成した後、使用するリンクの数に応じてA-MSDUを分割する。ここでは、2つのリンクを使用するため、A-MSDUが2つに分割され、分割MSDUが生成される。なお、使用するリンクの倍数に応じてA-MSDUを分割してもよい。
その後、分割MSDUを割り当てるリンクによらず、共通のシーケンス番号をそれぞれの分割MSDUのヘッダに格納する。その後、ヘッダが付与された分割MSDUを含むMACフレームが生成され、それぞれのリンクで送信される。例えば、シーケンス番号「2」が付与された分割MSDUを含むMACフレームは、リンク2では最初のデータであるためリンク2の中ではシーケンス番号「1」であるが、マルチリンクで共通したシーケンス番号を付与することでデータが一元化されるため、端末20からBlock ACKを受信した場合、どのデータを再送すべきか容易に判定することができる。なお、共通のシーケンス番号は、それぞれのMSDUに付加してもよい。この場合、送信側では各MSDUを結合することにより分割MSDUに相当するデータブロックを構成し、必要に応じてパディングにより長さを調整する。受信側では、それぞれのデータブロックからMSDUを復元し、共通のシーケンス番号に基づいて並び替える。
以上に示した本実施形態によれば、各無線信号処理部のSTA機能に対して、共通したパラメータを用いて一括したキャリアセンスを実行し、空き状態であるリンクをデータの送信に使用するリンクとして選択する。これにより、共通のCSMA/CAによりデータ送信の送信開始時間を揃えることができる。さらに、データ送信に使用するリンク間でTXOP時間を揃えることで、リンク間の送信終了時間を揃えることができる。結果として、リンク間で同期したマルチリンクによるデータ送信を実行することでき、スループットを向上させることができる。
上述した処理の少なくとも一部は、プロセッサがプログラム(コンピュータ実行可能命令)を実行することにより実現されてもよい。プログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で基地局10に提供されてよい。この場合、例えば、基地局10は、記憶媒体からデータを読み出すドライブ(図示せず)をさらに備え、記憶媒体からプログラムを取得する。記憶媒体の例は、磁気ディスク、光ディスク(CD-ROM、CD-R、DVD-ROM、DVD-Rなど)、光磁気ディスク(MOなど)、半導体メモリを含む。また、プログラムをネットワークのサーバに格納し、基地局10がサーバからプログラムをダウンロードするようにしてもよい。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。さらに、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1・・・無線システム
10・・・基地局
11,21・・・プロセッサ
12,22・・・ROM
13,23・・・RAM
14,24・・・無線モジュール
15・・・有線モジュール
16,27・・・アンテナ
20・・・端末
25・・・ディスプレイ
26・・・ストレージ
30・・・サーバ
41・・・MACフレーム処理部
42・・・PHY処理部
43・・・誤り検出部
110,210・・・データ処理部
120,220・・・リンクマネジメント部
121,221・・・リンク管理情報
122,222・・・アソシエーション処理部
123,223・・・認証処理部
130,140,150,230,240,250・・・無線信号処理部
160,260・・・キャリアセンス制御部
270・・・アプリケーション実行部
1001・・・キャリアセンス期間

Claims (5)

  1. それぞれ異なるチャネルの無線信号を送受信する複数の無線信号処理部と、
    前記複数の無線信号処理部に共通するアクセスパラメータを用いて、前記複数の無線信号処理部のそれぞれのチャネルに対する一括したキャリアセンスを実行し、チャネルが空き状態であるかビジー状態であるかを判定するキャリアセンス制御部と、
    前記チャネルが前記空き状態であると判定された無線信号処理部と端末との間で形成されるリンクが複数ある場合、複数種類のチャネルで無線接続するマルチリンクにより無線信号を送信するための処理を行うマネジメント部と、
    を具備し、
    前記マネジメント部は、前記マルチリンクにより送信する複数のデータを、データのトラヒック種別に応じて前記マルチリンクで使用するリンクにそれぞれ割り当てる、
    基地局。
  2. 前記マネジメント部は、前記マルチリンクにより送信する複数のデータを結合し、前記マルチリンクで使用するリンクの数に応じて、結合した送信データを分割して割り当てる、
    請求項1に記載の基地局。
  3. 前記マネジメント部は、前記マルチリンクで使用するリンクのうちの最も長いTXOP時間を、前記マルチリンクで使用する他のリンクのTXOP時間として設定する、
    請求項1に記載の基地局。
  4. 前記マネジメント部は、前記マルチリンクにより送信する複数のデータに対し、前記マルチリンクで共通のシーケンス番号を割り当てる、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の基地局。
  5. それぞれ異なるチャネルの無線信号を送受信する複数の無線信号処理部に対して、前記複数の無線信号処理部に共通するアクセスパラメータを用いて、前記複数の無線信号処理部のそれぞれのチャネルに対する一括したキャリアセンスを実行し、
    前記キャリアセンスの結果、チャネルが空き状態であるかビジー状態であるかを判定し、
    前記チャネルが前記空き状態であると判定された無線信号処理部と端末との間で形成されるリンクが複数ある場合、複数種類のチャネルで無線接続するマルチリンクにより無線信号を送信するための処理を行い、
    前記マルチリンクにより無線信号を送信するための処理は、前記マルチリンクにより送信する複数のデータを、データのトラヒック種別に応じて前記マルチリンクで使用するリンクにそれぞれ割り当てる、
    通信方法。
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