JP7446402B1 - レーティング利用システム、レーティング利用方法、及びレーティング利用プログラム - Google Patents

レーティング利用システム、レーティング利用方法、及びレーティング利用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】3以上の競技主体が競技を行う競技イベントに参加する他の競技主体のレーティングを考慮して、特定の環境下における競技が得意な程度に関する情報を提供する。【解決手段】レーティング利用システムにおいて、センターサーバーのシステム制御部11は、夫々競技イベント中に特定の競技主体が置かれた環境を示す環境情報と関連付けられる競技イベントのうち、所定環境に対応する環境を示す環境情報に関連付けられる競技イベントを特定するレース特定部、特定した競技イベント毎に、更新前のレーティングと更新後のレーティングとを取得するレーティング取得部、特定した競技イベント毎に、更新後のレーティングから更新前のレーティングを減算することにより変化値を計算して、変化値の代表値を計算する変化値計算部及び計算した代表値に応じた、特定の競技主体による所定環境下での所定競技の得意度を示す得意度情報を出力する得意度出力部を含む。【選択図】図5

Description

本発明は、競技を行う主体の能力を評価する方法に関する。
従来、対戦型の競技が行われる競技イベントにおける勝ち負けの結果に基づいて、その競技イベントに出場した各競技主体の力量や調子等を数値化する方法が知られている。この数値化の方法の一例として、イロレーティングが挙げられる。イロレーティングにおいては、各競技主体の競技イベント前のレーティングと、対戦相手となる競技主体の競技イベント前のレーティングと、勝ち負けの結果とに基づいて、各競技主体のレーティングが更新される。
また、3以上の競技主体が競技を行って順位を競う競技イベントで決定された順位に基づいて、各競技主体の力量等を数値化する方法も知られている。例えば、非特許文献1には、競輪において、レースごとに平均点が定められており、着順に応じて選手に競走得点を与えること、競走得点の合計を出走回数で除算することで、選手の平均競走得点を計算することが開示されている。しかしながら、この方法では、そのレースに参加した他の選手の力量は考慮されていない。そのため、平均競走得点で選手の力量を表すには限界があるかもしれない。
一方、特許文献1には、試合の参加者からその試合結果データを収集し、その結果データと参加者に関連する過去の試合結果データとから、参加者の競技に関する能力評価点を算出することが開示されている。また、特許文献1には、評価点は、参加者が試合で相対的に上位順位を得ることにより増加し、試合開始前の評価点が対戦相手に対し優位にあれば評価点の増加量は少なく、劣位にあればその増加量は大きくなること、また評価点は、参加者が下位順位を喫することにより減少し、その試合開始前の評価点が対戦相手に対し優位にあれば評価点の減少量は大きく、劣位にあればその減少量は少なくなることが開示されている。
公益財団法人JKA、"競輪Q&A"、[online]、[令和4年10月8日検索]、インターネット<URL:http://keirin.jp/pc/dfw/portal/guest/guide/question/index_07.html>
特開2008-251014号公報
ところで、競技主体が特定の環境下での競技を得意とするか否かに関する情報は、有益な情報となり得る。しかしながら、従来の技術においては、環境に関係なく競技主体が参加する競技イベントごとにその競技主体の評価値が更新される。そのため、その評価値は、競技主体による特定の環境下での競技を得意であるか否かを表すことができない。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、その課題の一例は、3以上の競技主体が競技を行う競技イベントに参加する他の競技主体のレーティングを考慮して、特定の環境下における競技が得意な程度に関する情報を提供可能なレーティング利用システム、レーティング利用方法、及びレーティング利用プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、所定競技を行う競技主体のレーティングを利用するレーティング利用システムにおいて、前記所定競技が行われる競技イベントは、3以上の前記競技主体が出場し、且つ、前記3以上の競技主体それぞれの順位を決定するイベントであり、前記3以上の競技主体それぞれの前記レーティングは、前記競技イベント前の前記3以上の競技主体それぞれの前記レーティングと、前記競技イベントで決定された前記3以上の競技主体それぞれの前記順位と、に基づいて更新され、1以上の特定の前記競技主体それぞれについて、前記特定の競技主体が出場した複数の競技イベントであって、それぞれ前記競技イベント中に前記特定の競技主体が置かれた環境を示す環境情報と関連付けられる複数の競技イベントのうち、所定環境に対応する前記環境を示す前記環境情報に関連付けられる前記競技イベントを特定する特定手段と、前記1以上の特定の競技主体それぞれについて、前記特定の競技主体が出場した前記競技イベントごとに、前記競技イベントでの更新後の前記レーティングを記憶する記憶手段から、前記1以上の特定の競技主体それぞれについて、前記特定された競技イベントごとに、前記特定された競技イベントでの更新前の前記レーティングと、前記特定された競技イベントでの更新後の前記レーティングと、を取得するレーティング取得手段と、前記特定された競技イベントごとに、前記取得された更新後のレーティングから前記取得された更新前のレーティングを減算することにより、前記レーティングの変化値を計算して、前記1以上の特定の競技主体それぞれの前記変化値の代表値を計算する計算手段と、前記計算された代表値に応じた、前記特定の競技主体による前記所定環境下での前記所定競技の得意度を示す得意度情報を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、特定の競技主体が出場した複数の競技イベントのうち、所定環境下での競技イベントそれぞれについて、その競技イベントでの更新前のレーティングと更新後のレーティングとが取得される。競技イベントに出場する競技主体それぞれのレーティングは、その競技イベント前のそれらの競技主体それぞれのレーティングと、その競技イベントで決定されたそれらの競技主体それぞれの順位と、に基づいて更新される。また、各競技イベントについて、更新後のレーティングから更新前のレーティングが減算されることで、レーティングの変化値が計算される。そして、変化値の代表値に対応する得意度を示す得意度情報が出力される。そのため、3以上の競技主体が競技を行う競技イベントに参加する他の競技主体のレーティングを考慮して、特定の環境下における競技が得意な程度に関する情報を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、前記特定の競技主体が出場する前記競技イベントのうち、前記特定の競技主体が出場した前記複数の競技イベントよりも後に開催される所定競技イベントにおいて前記特定の競技主体が置かれる環境を示す所定競技イベント環境情報を取得する環境情報取得手段を更に備え、前記特定手段は、前記取得された所定競技イベント環境情報により示される前記環境に対応する前記環境を示す前記環境情報に関連付けられる前記競技イベントを特定することを特徴とする。
この発明によれば、特定の競技主体が所定レースで置かれる環境下での競技の得意度を示す得意度情報が出力される。従って、ユーザは、特定の競技主体が所定レースを得意そうとしているかを知ることができる。
請求項3に記載の発明は、前記1以上の特定の競技主体は、前記所定競技イベントに出場する全ての前記競技主体であり、前記出力手段は、前記所定競技イベントに出場する各前記競技主体について前記得意度情報を出力することを特徴とする。
この発明によれば、所定レースに出場する各競技主体について得意度情報が出力される。従って、ユーザは、各競技主体が所定レースで置かれる環境下での競技の得意度を、競技主体間で比較することができる。
請求項4に記載の発明は、前記競技イベントは、前記3以上の競技主体が競技路を周回するレースであり、前記環境情報は、前記競技路の一周の長さを示すことを特徴とする。
この発明によれば、所定の長さの競技路を周回するレースを得意とする程度に関する情報を提供することができる。
請求項5に記載の発明は、前記環境情報は、前記競技イベント開催時の気象状況を示すことを特徴とする。
この発明によれば、所定の気象状況での競技を得意とする程度に関する情報を提供することができる。
請求項6に記載の発明は、前記気象状況は天気を含むことを特徴とする。
この発明によれば、所定の天気での競技を得意とする程度に関する情報を提供することができる。
請求項7に記載の発明は、前記気象状況は風速を含むことを特徴とする。
この発明によれば、所定の風速の条件での競技を得意とする程度に関する情報を提供することができる。
請求項8に記載の発明は、前記気象状況は気温を含むことを特徴とする。
この発明によれば、所定の気温の条件での競技を得意とする程度に関する情報を提供することができる。
請求項9に記載の発明は、前記環境情報は、前記競技イベントが開催された季節を示すことを特徴とする。
この発明によれば、所定の季節での競技を得意とする程度に関する情報を提供することができる。
請求項10に記載の発明は、前記環境情報は、前記競技イベントが開催された時間帯を示すことを特徴とする。
この発明によれば、所定の時間帯での競技を得意とする程度に関する情報を提供することができる。
請求項11に記載の発明は、前記環境情報は、前記競技イベントが開催された競技施設を示すことを特徴とする。
この発明によれば、所定の競技施設での競技を得意とする程度に関する情報を提供することができる。
請求項12に記載の発明は、前記環境情報は、前記競技イベントが開催された競技施設が、全天候型の競技施設であるか否かを示すことを特徴とする。
この発明によれば、全天候型の競技施設又はそうではない競技施設での競技を得意とする程度に関する情報を提供することができる。
請求項13に記載の発明は、前記環境情報は、前記競技イベントが勝ち戦及び負け戦のうち何れであるかを示すことを特徴とする。
この発明によれば、勝ち戦又は負け戦での競技を得意とする程度に関する情報を提供することができる。
請求項14に記載の発明は、前記競技イベントは、前記3以上の競技主体が、競技路を走行中に複数のグループに分かれることがあるレースであり、前記環境情報は、前記レース中に組まれた前記複数のグループうち、前記特定の競技主体を含むグループ内で前記レース中に形成される前記競技主体の並びの中で、前記特定の競技主体の位置を示すことを特徴とする。
この発明によれば、レース中に組まれるグループ内でレース中に形成される競技主体の並びの中で所定の位置で走行するレースを得意とする程度に関する情報を提供することができる。
請求項15に記載の発明は、前記環境情報は、前記競技イベントが開催された競技施設が、全天候型の競技施設であるか否かと、前記競技イベント開催時の気象状況と、を示し、前記取得された所定競技イベント環境情報は、前記所定競技イベントが開催される競技施設が、全天候型の競技施設であるか否かと、前記所定競技イベント開催時の気象状況と、を示し、前記出力手段は、前記取得された所定競技イベント環境情報が、前記所定競技イベントが開催される競技施設が全天候型の競技施設ではないことを示す場合、前記所定競技イベント開催時の気象状況に対応する前記得意度情報を出力し、前記取得された所定競技イベント環境情報が、前記所定競技イベントが開催される競技施設が全天候型の競技施設であることを示す場合、前記所定競技イベント開催時の気象状況に対応する前記得意度情報の出力を抑止することを特徴とする。
この発明によれば、所定競技イベントが開催される競技施設が全天候型の競技施設である場合、所定競技イベント開催時の気象状況に対応する得意度情報が出力されない。全天候型の競技施設内での競技は、気象状況による影響を受けにくい。従って、参考とはなりにくい情報の提供を抑止することができる。
請求項16に記載の発明は、前記競技主体の前記レーティングは、前記競技主体が前記競技イベントで他の前記競技主体よりも上位である場合に増加し、前記競技イベント前の前記競技主体の前記レーティングが前記他の競技主体の前記レーティングより低い場合、前記競技イベント前の前記競技主体の前記レーティングが前記他の競技主体の前記レーティングより高い場合よりも前記レーティングの増加量が大きくなり、前記競技主体の前記レーティングは、前記競技主体が前記競技イベントで前記他の競技主体よりも下位である場合に減少し、前記競技イベント前の前記競技主体の前記レーティングが前記他の競技主体の前記レーティングより低い場合、前記競技イベント前の前記競技主体の前記レーティングが前記他の競技主体の前記レーティングより高い場合よりも前記レーティングの減少量が小さくなることを特徴とする。
この発明によれば、競技主体が得意とする環境下での競技イベントにおいては、その競技主体は、その競技主体よりもレーティングが高い他の競技主体よりも上位となる可能性がある。そのため、レーティングの変化値は高くなる傾向がある。従って、得意度は高くなる傾向がある。一方、競技主体が不得意とする環境下での競技イベントにおいては、その競技主体は、その競技主体よりもレーティングが低い他の競技主体よりも下位となる可能性がある。そのため、レーティングの変化値は低くなる傾向がある。従って、得意度は低くなる傾向がある。
請求項17に記載の発明は、所定競技を行う競技主体のレーティングを利用するコンピュータにより実行されるレーティング利用方法において、所定競技を行う競技主体のレーティングを処理するレーティング利用システムにおいて、前記所定競技が行われる競技イベントは、3以上の前記競技主体が出場し、且つ、前記3以上の競技主体それぞれの順位を決定するイベントであり、前記3以上の競技主体それぞれの前記レーティングは、前記競技イベント前の前記3以上の競技主体それぞれの前記レーティングと、前記競技イベントで決定された前記3以上の競技主体それぞれの前記順位と、に基づいて更新され、1以上の特定の前記競技主体それぞれについて、前記特定の競技主体が出場した複数の競技イベントであって、それぞれ前記競技イベント中に前記特定の競技主体が置かれた環境を示す環境情報と関連付けられる複数の競技イベントのうち、所定環境に対応する前記環境を示す前記環境情報に関連付けられる前記競技イベントを特定する特定ステップと、前記1以上の特定の競技主体それぞれについて、前記特定の競技主体が出場した前記競技イベントごとに、前記競技イベントでの更新後の前記レーティングを記憶する記憶手段から、前記1以上の特定の競技主体それぞれについて、前記特定された競技イベントごとに、前記特定された競技イベントでの更新前の前記レーティングと、前記特定された競技イベントでの更新後の前記レーティングと、を取得するレーティング取得ステップと、前記特定された競技イベントごとに、前記取得された更新後のレーティングから前記取得された更新前のレーティングを減算することにより、前記レーティングの変化値を計算して、前記1以上の特定の競技主体それぞれの前記変化値の代表値を計算する計算ステップと、前記計算された代表値に応じた、前記特定の競技主体による前記所定環境下での前記所定競技の得意度を示す得意度情報を出力する出力ステップと、を含むことを特徴とする。
請求項18に記載の発明は、所定競技を行う競技主体のレーティングを利用するコンピュータにより実行されるレーティング利用プログラムにおいて、所定競技を行う競技主体のレーティングを処理するレーティング利用システムにおいて、前記所定競技が行われる競技イベントは、3以上の前記競技主体が出場し、且つ、前記3以上の競技主体それぞれの順位を決定するイベントであり、前記3以上の競技主体それぞれの前記レーティングは、前記競技イベント前の前記3以上の競技主体それぞれの前記レーティングと、前記競技イベントで決定された前記3以上の競技主体それぞれの前記順位と、に基づいて更新され、前記コンピュータを、1以上の特定の前記競技主体それぞれについて、前記特定の競技主体が出場した複数の競技イベントであって、それぞれ前記競技イベント中に前記特定の競技主体が置かれた環境を示す環境情報と関連付けられる複数の競技イベントのうち、所定環境に対応する前記環境を示す前記環境情報に関連付けられる前記競技イベントを特定する特定手段と、前記1以上の特定の競技主体それぞれについて、前記特定の競技主体が出場した前記競技イベントごとに、前記競技イベントでの更新後の前記レーティングを記憶する記憶手段から、前記1以上の特定の競技主体それぞれについて、前記特定された競技イベントごとに、前記特定された競技イベントでの更新前の前記レーティングと、前記特定された競技イベントでの更新後の前記レーティングと、を取得するレーティング取得手段と、前記特定された競技イベントごとに、前記取得された更新後のレーティングから前記取得された更新前のレーティングを減算することにより、前記レーティングの変化値を計算して、前記1以上の特定の競技主体それぞれの前記変化値の代表値を計算する計算手段と、前記計算された代表値に応じた、前記特定の競技主体による前記所定環境下での前記所定競技の得意度を示す得意度情報を出力する出力手段、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、3以上の競技主体が競技を行う競技イベントに参加する他の競技主体のレーティングを考慮して、特定の環境下における競技が得意な程度に関する情報を提供することができる。
一実施形態に係る投票システムSの概要構成の一例を示す図である。 出走表ページの一例を示す図である。 一実施形態に係るセンターサーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。 データベースに記憶される情報の一例を示す図である。 センターサーバ1のシステム制御部11の機能ブロックの一例を示す図である。 平均変化値の計算例を示す図である。 出走表ページの一例を示す図である。 出走表ページの他の一例を示す図である。 一実施形態に係るセンサーサーバ1のシステム制御部11による出走表生成処理の一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係るセンサーサーバ1のシステム制御部11による共通得意度設定処理の一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係るセンサーサーバ1のシステム制御部11による非ドーム型競輪場得意度設定処理の一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係るセンサーサーバ1のシステム制御部11による得意度決定処理の一例を示すフローチャートである。 一実施形態に係るセンサーサーバ1のシステム制御部11による出走表送信処理の一例を示すフローチャートである。 出走表ページの一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。少なくとも一の実施形態に係るレーティング利用システムは、所定競技を行う競技主体のレーティングを利用してもよい。競技主体は、競技を行う主体であってもよい。競技主体の例として、選手、チーム、ペア、グループ、動物等が挙げられる。所定競技は、3以上の競技主体が行うことが可能な競技であって、その競技の結果に基づいて、それらの競技主体それぞれに対して順位を決定可能な競技であってもよい。所定競技は、3以上の競技主体が同時に行うことが可能な競技であってもよいし、それらの競技主体が順番で行うことが可能な競技であってもよい。所定競技の一例として、公営競技がある。公営競技の例として、競馬、競輪、競艇、オートレース等が挙げられる。所定競技の他の例として、モータースポーツ、マラソン、競歩、100メートル走、トライアスロン、ゴルフ、体操、フィギュアスケート、ハンマー投げ、コンピュータゲーム等が挙げられる。競技が行われる競技施設の例として、競馬場、競輪場、競艇場、オートレース場、運動場、体育館、ゴルフ場等が挙げられる。
レーティングは、競技主体が所定競技を行う能力、所定競技における競技主体の強さ又は評価等を示す数値であってもよい。レーティング利用システムは、各競技主体のレーティングを、その競技主体が競技イベントに出場するごとに更新してもよい。競技イベントは、3以上の競技主体が所定競技を行うイベントであって、その競技の結果として、それらの競技主体それぞれの順位を決定するイベントであってもよい。競技イベントの例として、レース、競技会等が挙げられる。レーティング利用システムは、競技イベントに出場する3以上の競技主体それぞれのレーティングを、その競技イベント前のそれらの競技主体のレーティングと、その競技イベントで決定されたそれらの競技主体それぞれの順位と、に基づいて更新してもよい。競技イベント前のレーティングは、各競技主体が、その競技イベントの直前に出場した競技イベントで更新されたレーティングであってもよい。注目する競技イベント前のレーティングを、更新前レーティングという。注目する競技イベントで更新されたレーティングを、更新後レーティングという。レーティング利用システムは、注目する競技主体がその競技イベントで他の競技主体よりも上位である場合に、その注目する競技主体のレーティングを増加させてもよい。このとき、レーティング利用システムは、注目する競技主体の更新前レーティングが他の競技主体の更新前レーティングより低い場合、その注目する競技主体の更新前レーティングが他の競技主体の更新前レーティングより高い場合よりも、その注目する競技主体の増加量を大きくしてもよい。また、レーティング利用システムは、注目する競技主体がその競技イベントで他の競技主体よりも下位である場合に、その注目する競技主体のレーティングを減少させてもよい。このとき、レーティング利用システムは、注目する競技主体の更新前レーティングが他の競技主体の更新前レーティングより高い場合、その注目する競技主体の更新前レーティングが他の競技主体の更新前レーティングより低い場合よりも、その注目する競技主体の減少量を大きくしてもよい。注目する競技主体の更新前レーティングと他の競技主体の更新前レーティングとの差に応じて、レーティングの増加量又は減少量が対数関数的に大きくなってもよい。各競技主体のレーティングの初期値は、例えば所定の条件に基づいて決定されてもよい。
レーティング利用システムは、例えば注目する競技イベントに出場する競技主体のうち、注目する競技主体以外の各競技主体それぞれについて、注目する競技主体のレーティングの増加量又は減少量を計算してもよい。レーティング利用システムは、例えば増加量の合計から減少量の合計を減算することで総変化値を計算し、その総変化値を他の競技主体の数で除算することで、注目する競技主体のレーティングの変化値を計算してもよい。レーティング利用システムは、例えば更新前レーティングにその変化値を加算することにより、注目する競技主体のレーティングを更新してもよい。レーティング利用システムは、例えばイロレーティングを応用して、レーティングを計算してもよい。
レーティング利用システム自体は、レーティングを計算も更新もしなくてもよい。レーティング利用システムは、他のシステムからレーティングを取得してもよい。
以降においては、所定競技が競輪である場合の実施形態を説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.投票システムの構成]
先ず、本実施形態に係る投票システムSの構成及び機能概要について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る投票システムSの概要構成の一例を示す図である。
図1に示すように、投票システムSは、センターサーバ1と、運営サーバ2と、気象情報配信サーバ3と、予想情報配信サーバ4と、複数のユーザ端末5と、を備える。センターサーバ1、運営サーバ2、気象情報配信サーバ3、予想情報配信サーバ4、及び各ユーザ端末5は、ネットワークNWに接続される。ネットワークNWは、例えばインターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
センターサーバ1は、競輪のレースに投票するためのウェブサイトである投票サイトを管理するサーバ装置であってもよい。センターサーバ1は、各ユーザ端末5からの要求に応じて、投票サイト内のウェブページ等のコンテンツを送信してもよい。
図2は、出走表ページの一例を示す図である。投票サイトのウェブページの一つとして、出走表ページがある。出走表は、各レースに出場する全選手の情報を一覧で示す表であってもよい。図2に示すように、出走表ページ100は、開催日タグ群110、レースボタン群120、レース基本情報130、及び出走表200等を含んでもよい。開催日タグ群110は、出走表200を表示させるレースの開催日をユーザが選択するために操作可能な複数のタグである。レースボタン群120は、出走表200を表示させるレースの番号を、ユーザが選択するために操作可能な複数のボタンである。レース番号は、そのレースの開催日にそのレースが開催される競輪場において行われるレースのうち、そのレースが何番目に行われるかを示す。図2には示されていないものの、出走表ページ100は、レースが開催される競輪場をユーザが選択するためのインタフェース要素を含んでもよい。ユーザは、所望の競輪場における所望の開催日の所望のレースの出走表200を表示させることができる。レース基本情報130は、ユーザにより選択されたレースの基本的な情報である。例えばレース基本情報130は、レース番号、競技場名、レース名、開催日時、発走時刻、投票締切時刻等を含んでもよい。
出走表200は、出走表種類タグ群210を含んでもよい。出走表種類タグ群210は、出走表200の種類をユーザが選択するための操作可能な複数のタグである。出走表200の種類として、基本出走表とライン出走表とがあってもよい。基本出走表は、車番に従った順序で各選手の情報を表示する出走表である。ライン出走表は、並び予想に基づいてレース中における選手の並び順で各選手の情報を表示する出走表である。図2に示す例では、出走表200として、ライン出走表が表示されている。ライン出走表としての出走表200は、更に複数の出場選手情報220を含む。出場選手情報220は、選択されたレースに出場する選手に関する情報である。各出場選手情報220は、選手が属すると予想されるラインの名称、枠番、車番、選手名、予想、レーティング、調子、平均競走得点、最近の勝率等を含んでもよい。ラインは、レース中に組まれる選手のグループであってもよい。各ラインについて、そのライン外の選手(自転車)との間の距離と比較して、短い距離で並んでいる複数の選手が、そのラインに含まれてもよい。各出場選手情報220は、更に得意度情報221を含んでもよい。得意度情報は、例えばその選手が所定環境下でのレースを得意とする程度を示してもよい。得意度が高いほど、その選手は、その環境下でのレースを得意とする。後述するように、得意度は、レーティングを利用して決定されてもよい。図2に示す例では、所定環境下での選手の傾向として得意度221が表示されている。得意度はランクで示されてもよい。例えば、得意度として、SS、S、A、B及びCの何れかのランクが選手に付与されてもよい。SS、S、A、B及びCの順で、得意度が高い。図2に示す例では、得意度情報221として、得意度情報221-1、221-2、及び221-3が表示されている。得意度情報221-1は、選択されたレースが開催される競輪場の周長と同一の周長の競輪場でのレースにおける得意度を示す。周長は、その競輪場のバンクの一周の長さを示す。バンクは、自転車が周回する競技路である。図2に示す例では、平塚競輪場で開催されるレースの出走表が表示されている。平塚競輪場の周長は400メートルであるので、得意度情報221-1は、周長が400メートルである競輪場でのレースにおける得意度を示す。得意度情報221-2は、勝ち戦における得意度を示す。勝ち戦は、直前のレースで勝者となった選手が出場するレースであってもよい。得意度情報221-3は、負け戦における得意度を示す。負け戦は、直前のレースで敗者となった選手が出場するレースであってもよい。
センターサーバ1は、実際には複数のサーバ装置で構成されるシステムであってもよい。例えば、センターサーバ1は、レーティングを計算したり得意度の基となる数値を計算したりするサーバ装置と、計算されたレーティング及び得意度を含む出走表ページを配信するサーバ装置と、を少なくとも備えてもよい。センターサーバ1は、レーティング利用システムの一例である。
運営サーバ2は、競輪を運営する団体が管理するサーバ装置であってもよい。運営サーバ2は、各レースの情報や各選手の情報を、センターサーバ1に提供してもよい。
気象情報配信サーバ3は、各地域の気象情報を提供するサーバ装置であってもよい。気象情報は、例えば現時点で予想される気象状況を示す情報であったり、現在又は過去の気象状況を示す情報であったりしてもよい。例えば気象情報は、天気、風速、気温等を含んでもよい。気象情報配信サーバ3は、例えば一辺が所定の長さ(例えば1キロメートル等)のメッシュごとに、気象情報を管理可能であってもよい。メッシュは、全国を複数の矩形の領域に分けた場合におけるその各領域であってもよい。
予想情報配信サーバ4は、ニュースを配信する事業者が管理するサーバ装置であってもよい。予想情報配信サーバ4は、各レースの並び予想情報を提供してもよい。並び予想情報は、レース中における選手の並び順の予想を示す情報であってもよい。並び予想情報は、ラインの予想及びそのライン内における選手の並び順の予想も示してもよい。ラインは、レース中に組まれる選手のグループであってもよい。
各ユーザ端末5は、投票サイトを利用可能なユーザにより利用される端末装置である。ユーザ端末5の例として、パーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット式コンピュータ等の携帯情報端末、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、セットトップボックス等が挙げられる。ユーザ端末5には、ウェブブラウザがインストールされていてもよい。また、ユーザ端末5には、投票サイト専用のアプリケーションがインストールされてもよい。ウェブブラウザ又はアプリケーションを利用して、ユーザは、各レースの出走表を閲覧したり、投票を行ったり、レースの結果を閲覧したりすることができる。
[1-2.センターサーバの構成]
次に、センターサーバ1の構成について、図3及び図4を用いて説明する。図3は、本実施形態に係るセンターサーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、センターサーバ1は、システム制御部11と、システムバス12と、入出力インタフェース13と、記憶部14と、通信部15と、を備えている。システム制御部11と入出力インタフェース13とは、システムバス12を介して接続されている。
システム制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11a、ROM(Read Only Memory)11b、RAM(Random Access Memory)11c等により構成されている。
入出力インタフェース13は、記憶部14及び通信部15とシステム制御部11との間のインタフェース処理を行う。
記憶部14は、例えば、選手DB14a、競輪場DB14b、レースDB14c、気象情報DB14d、並び予想情報DB14e、レース結果DB14f、レーティングDB14g、得意度DB14h等のデータベースが記憶されてもよい。「DB」は、データベースの略語である。
図4は、データベースに記憶される情報の一例を示す図である。図4に示すように、選手DB14aには、競輪の各選手に関する選手情報が記憶される。例えば、選手DB14aには、選手情報として、選手ID、選手名、現レーティング、及び現平均競走得点等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。選手IDは、選手を識別する識別情報である。現レーティングは、その選手の現在のレーティングを示す。現平均競走得点は、その選手の現在の平均競走得点を示す。センターサーバ1は、運営サーバ2から各選手に関する情報を取得して、取得された情報を選手DB14aに記憶させてもよい。選手DB14aに記憶される現レーティングは、センターサーバ1自身が計算したレーティングであってもよい。
競輪場DB14bには、各競輪場に関する競輪場情報が記憶される。例えば、競輪場DB14bには、競輪場情報として、競輪場ID、競輪場名、競輪場タイプ、周長、及びメッシュコード等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。競輪場IDは、競輪場を識別する識別情報である。競輪場タイプは、その競輪場が、ドーム型競輪場であるか否かを示す。ドーム型競輪場は、全天候型の競輪場である。ドーム型競輪場ではない競輪場を、非ドーム型競輪場又は屋根無し競輪場という。周長は、その競輪場のバンクの一周の長さを示す。メッシュコードは、その競輪場が所在するメッシュを識別する番号である。
レースDB14cには、競輪の各レースに関するレース情報が記憶される。例えば、レースDB14cには、レース情報として、レースID、競輪場ID、開催日、レース番号、勝ち負けタイプ、開催時間帯タイプ、発走時刻、車立て、出場選手情報等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。レースIDは、レースを識別する情報である。競輪場IDは、そのレースが開催される競輪場を示す。開催日は、そのレースが開催される日付を示す。レース番号は、そのレースの開催日にそのレースが開催される競輪場において行われるレースのうち、そのレースが何番目に行われるかを示す。各レースは、そのレースが開催される競輪場、開催日、及びレース番号で特定可能である。勝ち負けタイプは、そのレースが、勝ち戦であるか、負け戦であるか、または勝ち戦でも負け戦でもないレースであるかを示す。開催時間帯タイプは、その競輪場でのその開催日でのレースが何れの時間帯に開催されるかを示す。開催時間帯タイプの例として、モーニング競輪、日中開催競輪、ナイター競輪、ミッドナイト競輪等が挙げられる。モーニング競輪は、概ね8時30分から12時頃までの間にレースが開催される競輪である。日中開催競輪は、概ね10時30分から17時頃までの間にレースが開催される競輪である。ナイター競輪は、概ね15時30分から20時30分頃までの間にレースが開催される競輪である。ミッドナイト競輪は、概ね21時から23時過ぎまでの間にレースが開催される競輪である。発走時刻は、レースがスタートする予定の時刻を示す。車立ては、そのレースに出場する選手の人数を示す。出場選手情報は、そのレースに出場する選手に関する情報である。例えば、出場選手情報は、出場する選手ごとに、枠番、車番、及び選手ID等を含んでもよい。センターサーバ1は、運営サーバ2から各レースに関する情報を取得して、取得された情報をレースDB14cに記憶させてもよい。
気象情報DB14dには、レースの開催日におけるそのレースの発走時刻においてそのレースが開催される競輪場の気象状況を示すレース気象情報が、レースごとに記憶される。例えば、気象情報DB14dには、レース気象情報として、レースID、天気、風速、及び気温等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。レースIDは、気象状況が示されるレースを示す。開催日と発走時刻との組み合わせが未来の開催日時を示す場合、天気、風速、及び気温は、予想される気象状況を示す。開催日と発走時刻との組み合わせが過去の開催日時を示す場合、天気、風速、及び気温は、実際の気象状況を示す。センターサーバ1は、例えばレースの開催日、発走時刻、及びレースが開催される競輪場があるメッシュのメッシュコードを、気象情報配信サーバ3へ送信してもよい。気象情報配信サーバ3は、そのメッシュコードにより示されるメッシュにおいて、その開催日及び発走時刻に対応する日時における気象状況を示す気象情報を、センターサーバ1へ送信してもよい。センターサーバ1は、気象情報配信サーバ3から受信した気象情報を、そのレースのレースIDと関連付けて気象情報DB14dに記憶させてもよい。
並び順予想情報DB14eには、各レースの並び順予想情報が記憶される。例えば、並び順予想情報DB14eには、並び順予想情報として、レースID、予想並び順情報、予想ライン数、1以上のライン情報等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。レースIDは、並び順が予想されるレースを示す。予想並び順情報は、そのレース中において予想される全選手の並び順を示す。例えば、予想並び順情報は、各選手について、選手IDと並び順に応じた順位とを含んでもよい。予想ライン数は、そのレースで組まれると予想されるラインの数を示す。予想ライン数に相当する数のライン情報が、並び順予想情報DB14eに記憶される。各ライン情報は、ラインを構成する各選手の選手IDとそのライン内におけるその選手のライン内順位との組み合わせを含む。ライン内順位は、レース中にその選手がそのライン内において何番目に位置するかを示す。ライン内順位は、主にレースのスタートから打鐘までの間の各ライン内における順位を示してもよい。打鐘後はラインが崩れる可能性が高い。ニュース配信事業者が並び順を予想すると、予想情報提供サーバ4は、その予想を示す並び順予想情報をセンターサーバ1へ送信してもよい。センターサーバ1は、この並び順予想情報を並び順予想情報DB14eに記憶させてもよい。
レース結果DB14fには、各レースの結果を示すレース結果情報が記憶される。例えば、レース結果DB14fには、レース結果情報として、レースID、順位情報、並び順情報等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。レースIDは、レースの結果が示されるレースを示す。順位情報は、そのレースに出場した各選手の順位を示す。例えば、順位情報は、各選手について、選手IDと順位との組み合わせを含んでもよい。並び順情報は、そのレース中における実際の選手の並び順を示す。例えば並び順情報は、各選手について、選手IDと並び順に応じた順位とを含んでもよい。ライン数は、そのレースで実際に組まれたラインの数を示す。ライン数に相当する数のライン情報が、レース結果DB14fに記憶される。各ライン情報は、ラインを構成する各選手の選手IDとそのライン内におけるその選手のライン内順位との組み合わせを含む。レースが終了すると、運営サーバ2は、そのレースのレース結果情報をセンターサーバ1へ送信してもよい。センターサーバ1は、このレース結果情報をレース結果DB14fに記憶させてもよい。
レーティングDB14gには、各選手のレーティングに関するレーティング情報がレースごとに記憶される。例えば、レーティングDB14gには、レーティング情報として、選手ID、レースID、レース前レーティング、及びレース後レーティング等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。選手IDは、レーティングが示される選手を示す。レースIDは、レーティングが示されるレースを示す。レース前レーティングは、その選手のそのレースについての更新前レーティングを示す。そのレースの出走表には、レース前レーティングが表示される。レース後レーティングは、その選手のそのレースについての更新後レーティングを示す。レース後レーティングは、そのレースの結果に基づいて更新されたレーティングである。
得意度DB14hには、各選手の得意度に関する情報がレースごとに記憶される。例えば、得意度DB14hには、選手ID、レースID、環境区分、環境値情報、レーティングの平均変化値、及び得意度等が、互いに関連付けて記憶されてもよい。選手IDは、得意度が示される選手を示す。レースIDは、得意度が示されるレースを示す。環境区分は、得意度が決定される環境の区分を識別する識別情報である。環境区分の例として、競輪場の周長、勝ち負けタイプ、競輪場タイプ、開催時間帯タイプ、天気、風速、気温、季節、ライン内順位等が挙げられる。環境値情報は、環境区分により示される区分の環境が如何なる環境であるかを示す情報である。例えば、環境区分が周長である場合、環境値情報は、その周長を数値で示してもよい。環境区分が勝ち負けタイプである場合、環境値情報は、勝ち戦及び負け戦のうち何れかを示してもよい。環境区分が風速である場合、環境値情報は、風速の範囲(例えば、0~5メートル等)を示してもよい。レーティングの平均変化値は、その選手がそのレースよりも前に出場したレースのうち、環境値情報により示される環境下にその選手が置かれたレースにおけるレーティングの変化値の平均値を示す。レーティングの変化値は、レース後レーティングからレース前レーティングを減算することにより計算されてもよい。得意度は、レーティングの平均変化値に応じて決定される。例えば、得意度SS、S、A、B及びCそれぞれに対して、平均変化値の範囲が予め定められている。平均変化値が高いほど得意度が高い。従って、得意度SSに対応する平均変化値が最も高く、得意度Cに対応する平均変化値が最も低い。
記憶部14には、更に、各レースの出走表の表示内容を示すHTML(HyperText Markup Language)データが記憶されてもよい。HTMLデータは、HTMLで記述されたデータである。
また更に、記憶部14には、オペレーティングシステム、DBMS(Database Management System)、サーバプログラム等の各種プログラムが記憶されている。サーバプログラムは、投票サイトに関する処理をシステム制御部11に実行させるプログラムである。サーバプログラムは、例えば、他の装置からインターネットNWを介して取得されるようにしてもよいし、磁気テープ、光ディスク、メモリカード等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
通信部15は、例えばネットワークインタフェースカード等により構成されている。通信部15は、ネットワークNWを介して、運営サーバ2、気象情報配信サーバ3、予想情報配信サーバ4、またはユーザ端末5等と接続し、接続された装置との通信状態を制御する。
[1-3.システム制御部の機能概要]
次に、センターサーバ1におけるシステム制御部11の機能概要について、図5乃至図8を用いて説明する。図5は、センターサーバ1のシステム制御部11の機能ブロックの一例を示す図である。システム制御部11は、CPU11aが、サーバプログラムに含まれる各種プログラムコードを読み出し実行することにより、図5に示すように、レーティング計算部1101、環境情報取得部1102、レース特定部1103、レーティング取得部1104、変化値計算部1105、及び得意度出力部1106等として機能してもよい。
レーティング計算部1101は、レースごとに、そのレースに出場した各選手のレーティングを計算する。例えば、レースが終了すると、そのレースのレース結果情報が、レース結果DB14fに記憶される。レーティング計算部1101は、そのレース結果情報が記憶されることに応じて、そのレースについてレーティングを計算してもよい。レーティング計算部1101は、レースDB14cに記憶されたレース情報から、そのレースに出場した各選手の選手IDを取得してもよい。レーティング計算部1101は、各選手について、選手DB14aから選手IDに関連付けられた現レーティングを、レース前レーティングとして取得してもよい。また、レーティング計算部1101は、レース結果情報から順位情報を取得してもよい。レーティング計算部1101は、取得された現レーティング及び順位情報を用いて、前述したような方法で現レーティングを更新することにより、レース後レーティングを計算してもよい。そして、レーティング計算部1101は、各選手について、選手ID、そのレースのレースID、レース前レーティング及びレース後レーティングを、レーティングDB14gに記憶させてもよい。
環境情報取得部1102は、1人以上の特定の選手が出場する所定レースにおいてその特定の選手が置かれる環境を示す所定レース環境情報を取得する。所定レースは、例えば開催予定のレースであってもよいし、センターサーバ1の管理者により選択されたレースであってもよい。特定の選手が置かれる環境は、例えば所定レース自体の環境であってもよい。レースの環境は、そのレースに出場する全選手が置かれる共通の環境である。或いは、特定の選手が置かれる環境は、所定レース中に各選手が個別に置かれる環境のうち、その特定の選手が置かれる環境であってもよい。前述したように、環境区分の例として、競輪場の周長、勝ち負けタイプ、競輪場タイプ、開催時間帯タイプ、天気、風速、気温、季節、ライン内順位等が挙げられる。ライン内順位は、選手個別の環境である。
所定レース環境情報の取得元は、環境区分に応じて異なる。環境区分が周長である場合、所定レース環境情報としての周長は、競輪場DB14bに記憶されている。環境区分が競輪場タイプである場合、所定レース環境情報としての競輪場タイプは、競輪場DB14bに記憶されている。環境区分が開催時間帯タイプである場合、所定レース環境情報としての開催時間帯タイプは、レースDB14cに記憶されている。環境区分が天気、風速又は気温である場合、所定レース環境情報としての天気、風速又は気温は、気象情報DB14dに記憶されている。環境区分が季節である場合、所定レース環境情報は、レースDB14cに記憶された開催日であってもよい。開催日が何れの時期に含まれているかによって、レースが開催される季節を特定可能である。環境区分がライン内順位である場合、所定レース環境情報は、並び順予想情報DB14eに記憶されている予想並び順情報及びライン情報である。
レース特定部1103は、1以上の特定の選手それぞれについて、その特定の選手が出場した複数のレースのうち、所定環境に対応する環境を示す環境情報に関連付けられるレースを特定する。複数のレースのそれぞれは、そのレース中にその特定の選手が置かれた環境を示す環境情報と関連付けられている。環境情報の取得元は、所定レース環境情報の取得元と基本的に同一であってもよい。但し、環境区分がライン内順位である場合、環境情報は、レース結果DB14fに記憶されている並び順情報及びライン情報である。各レースに関する基本的な情報は、レースDB14cに記憶されているレース情報である。レース情報と、各環境情報とは、レースID又は競輪場IDを介して関連付けられている。
所定環境は、所定レースの環境であってもよい。そして、1以上の特定の選手は、その所定レースに出場する一部の選手又は全選手であってもよい。この場合、特定の選手それぞれが出場した複数のレースは、所定レースよりも前に開催されたレースである。所定レースよりも前に開催されたレースは、例えば所定レースの開催日から所定の時間的長さ前以降に開催されたレースであってもよい。所定の時間的長さの例として、例えば所定週数、所定月数、所定年数等が挙げられる。この時間的長さが長いと、得意度は、選手の実力を示すかもしれない。この時間的長さが短いと、得意度は、選手の最近の調子を示すかもしれない。所定環境は、予め定められた環境であってもよい。また、所定環境は、センターサーバ1の管理者が指定した環境又はユーザが指定した環境であってもよい。
レーティング取得部1104は、1以上の特定の選手それぞれについて、その特定の選手が出場したレースごとに、そのレースでのレース後レーティングを記憶するレーティングDB14gから、その1以上の特定の選手それぞれについて、レース特定部1103により特定されたレースごとに、その特定されたレースでのレース前レーティング及びレース後レーティングを取得する。本実施形態においては、レーティングDB14gには、レース前レーティングが明示的に記憶されている。しかしながら、レーティングDB14gには、レース前レーティングは記憶されていなくてもよい。特定の選手が出場した複数のレースを、レースの開催日時でソートすることによって、レース特定部1103により特定されたレースの直前にその特定の選手が出場したレースを特定可能である。レーティング取得部1104は、その選手が直前に出場したレースのレース後レーティングを、特定されたレースのレース前レーティングとして、レーティングDB14gから取得してもよい。
変化値計算部1105は、レース特定部1103により特定されたレースごとに、レーティング取得部1104により取得されたレース後レーティングからレース前レーティングを減算することにより、レーティングの変化値を計算する。そして、変化値計算部1105は、1以上の特定の選手それぞれの変化値の代表値を計算する。代表値の例として、平均値及び中央値が挙げられる。本実施形態においては、変化値計算部1105は、平均値を計算するものとする。
図6は、平均変化値の計算例を示す図である。例えば、特定の選手が選手Aであり、所定環境が、周長が400メートルであることとする。図6に示すように、選手Aが過去に出場したレースのうち、周長が400メートルであるレースは、レースX、Y及びZである。選手AのレースXにおけるレース前レーティング及びレース後レーティングは、それぞれ1897.5及び1899.2である。従って、レーティングの変化値は+1.7である。選手AのレースYにおけるレース前レーティング及びレース後レーティングは、それぞれ1921.2及び1920.8である。従って、レーティングの変化値は-0.4である。選手AのレースZにおけるレース前レーティング及びレース後レーティングは、それぞれ1909.5及び1910.3である。従って、レーティングの変化値は+0.8である。そのため、レーティングの平均変化値は、+0.7である。
レーティングの更新方法の例で説明したように、或るレースにおいて、或る第1の選手の順位が別の第2の選手の順位よりも高かった場合、第1の選手のレーティングは増加する。このとき、第1の選手のそのレース前のレーティングが、第2の選手のそのレース前のレーティングよりも低い場合、第1の選手のそのレース前のレーティングが、第2の選手のそのレース前のレーティングよりも高い場合よりも、第1の選手のレーティングの増加量が大きい。その逆に、第1の選手の順位が第2の選手の順位よりも低かった場合、第1の選手のレーティングは減少する。このとき、第1の選手のそのレース前のレーティングが、第2の選手のそのレース前のレーティングよりも高い場合、第1の選手のそのレース前のレーティングが、第2の選手のそのレース前のレーティングよりも低い場合よりも、第1の選手のレーティングの減少量が大きい。第1の選手が得意とする環境下でのレースにおいては、その第1の選手よりもレーティングが低い選手については勿論のこと、その第1の選手よりもレーティングが高い選手よりも高い順位で、第1の選手がレースを終える可能性が高い。すなわち、通常では第1の選手よりも強いとみなされている選手に、その第1の選手が勝つ可能性が高い。そのため、第1の選手のレーティングの変化値は高くなる傾向がある。一方、第1の選手が不得意とする環境下でのレースにおいては、その逆の傾向がある。そのため、レーティングの変化値は、特定の環境下でのレースが得意な程度を示すということができる。
得意度出力部1106は、変化値計算部1105により計算された代表値に応じた得意度を示す得意度情報を出力する。この得意度は、特定の選手が所定環境下での競輪又はレースを得意とする程度である。得意度は、例えばレーティングの代表値そのものであってもよい。或いは、得意度は、ランクで示されてもよい。レーティングの代表値の大きさに応じて得意度が変わる。本実施形態においては、5段階の得意度がある。しかしながら、得意度は4段階以下であってもよいし、6段階以上であってもよい。
得意度情報の出力として、得意度出力部1106は、例えば得意度情報を含む出走表ページを、ユーザ端末5へ送信してもよい。また、得意度出力部1106は、ユーザにより選択された選手について、所定の環境若しくはそのユーザが選択した環境に対応する得意度情報を含むウェブページを、ユーザ端末5へ送信してもよい。
得意度情報が出力される環境の例について説明する。レースが開催される競輪場のバンクの周長によって、選手の得手不得手がある可能性がある。周長の例として、333メートル、400メートル、500メートル等が挙げられる。
レース時の気象状況は、バンクの状態や、各選手の走行、体調に影響し得る。気象状況は、天気、風速、及び気温を含み得る。天気の例として、晴れ、曇り、雨等が挙げられる。特に雨は、バンクの状態及び走行に影響する。得意度出力部1106は、晴れ及び曇りを、互いに同じ環境とみなしてもよい。風速が高いと走行に影響する。予め複数の風速の範囲が予め定められてもよい。例えば、風速の範囲として、毎秒5メートル未満、毎秒5メートル以上で且つ10メートル未満、毎秒10メートル以上等が定められてもよい。所定の環境は、これらの風速の範囲のうち何れかの範囲であってもよい。気温は選手の体長に影響し得る。予め複数の気温の範囲が予め定められてもよい。例えば、気温の範囲として、10℃度未満、10℃以上で且つ20℃未満、20度以上で且つ30℃未満、30℃度以上が定められてもよい。所定の環境は、これらの気温の範囲のうち何れかの範囲であってもよい。
レースが開催される季節は主に気温と関係がある。そのため、得意度出力部1106は、気温と季節との両方について同時に得意度情報を出力する必要はない。各季節に対応する期間が予め定められていてもよい。或いは、気象庁が発表する季節予報等に基づいて、各季節に対応する期間が決定されてもよい。
レースの開催時間帯タイプは、競輪場内の明るさや照明に影響する。また、開催時間帯タイプは、1レース当たりの周回数に影響する場合がある。
レースが開催される競輪場によって、選手の得手不得手がある可能性がある。
競輪場タイプは、主に気象状況に関連する。ドーム型競輪場は、天気、風及び外気温の影響を受けにくい。非ドーム型競輪場は、それらの影響を受けやすい。
勝ち負けタイプは、そのレースに出場する選手が、前レースで勝った選手であるか、または負けた選手であるかを示す。勝ち負けタイプは、各選手が、どのような選手と一緒にレースを行うか否かを示すということができる。
選手のライン内順位は、その選手の戦法に関連する。例えば各ライン内で1番に位置する選手の戦法は、先行又は捲りである可能性がある。各ライン内で2番目以降に位置する選手の戦法は、追い込みである可能性がある。
得意度出力部1106は、例えばこれまで説明した環境区分のうち一つの環境区分についてのみ得意度情報を出力してもよいし、2位以上の環境区分について得意度情報を出力してもよい。
図7は、出走表ページの一例を示す図である。図7において図2と同様の要素については同様の符号が付されている。図7に示すように、出走表200における各出場選手情報220は、得意度情報210-1、210-2、210-3、210-4、210-5、210-6、210-7、210-8、210-9、及び210-10を含む。得意度情報210-1は、周長に対応する得意度を示す。出走表200が表示されているレースが開催される競輪場は平塚競輪場であるので、得意度情報210-1は、周長400メートルのレースに対応する。得意度情報210-2及び210-3は、それぞれ勝ち戦及び負け戦に対応する得意度を示す。得意度情報210-2は、出走表200が表示されるレースが勝ち戦である場合にのみ表示されてもよい。また、得意度情報210-3は、出走表200が表示されるレースが負け戦である場合にのみ表示されてもよい。出走表200が表示されているレースは、第1予選である。従って、このレースは勝ち戦でも負け戦でもない。しかしながら、このレースの勝者による勝ち戦と、このレースの敗者による負け戦がそれぞれ行われる。そのための参考として、得意度情報210-2及び210-3が表示されてもよい。得意度情報221-4は、競輪場タイプに対応する得意度を示す。平塚競輪場は非ドーム型競輪場であるので、得意度情報221-4は、非ドーム型競輪場で開催されたレースに対応する。得意度情報210-5は、開催時間帯タイプに対応する得意度を示す。出走表200が表示されているレースは、日中開催競輪のレースであるので、得意度情報210-5は、日中開催競輪のレースに対応する。得意度情報221-7、221-8、及び221-9は、それぞれ天気、風速、及び気温に対応する。出走表200が表示されているレースの発走時刻において平塚競輪場について予想されている天気、風速、及び気温は、それぞれ晴れ、毎秒2メートル、及び25度である。従って、得意度情報221-7は、天気が晴れであるときに開催されたレースに対応する。得意度情報221-8は、例えば風速が毎秒5メートル未満であるときに開催されたレースに対応する。得意度情報221-9は、例えば気温が20度以上で且つ30度未満であるときに開催されたレースに対応する。得意度情報221-10は、各選手のライン内での位置に対応する。例えば、出走表200が表示されているレースにおいて、選手Aがライン内で1番目に位置すると予想されている場合、選手Aの得意度情報221-10は、過去のレースのうち、選手Aがライン内で1番目に位置していたレースに対応する。
得意度出力部1106は、環境情報取得部1102により取得された所定レース環境情報としての競輪場タイプにより、所定レースが開催される競輪場がドーム型競輪場ではないことが示される場合、その所定レース開催時の気象状況に対応する得意度情報を出力してもよい。一方、得意度出力部1106は、環境情報取得部1102により取得された所定レース環境情報としての競輪場タイプにより、所定レースが開催される競輪場がドーム型競輪場であることを示す場合、その所定レース開催時の気象状況に対応する得意度情報の出力を抑止してもよい。すなわち、得意度出力部1106は、得意度情報を出力しなくてもよい。その理由は、ドーム型競輪場は、そこで開催されるレースが気象状況の影響を受けにくいからである。図7に示す例においては、平塚競輪場は非ドーム型競輪場であるので、気象状況に対応する得意度情報221-7、221-8、及び221-9が表示されている。
図8は、出走表ページの他の一例を示す図である。図8において、図7と同様の要素については同様の符号が付されている。図8に示す例においては、出走表200が表示されているレースが開催される競輪場は、前橋競輪場である。前橋競輪場は、ドーム型競輪場である。図8に示すように、出走表200における各出場選手情報220は、得意度情報210-1、210-2、210-3、210-4、210-5、210-6、及び210-10を含む。得意度情報221-5は、ドーム型競輪場で開催されたレースに対応する得意度を示す。得意度情報221-7、221-8、及び221-9は表示されない。
[1-4.投票システムの動作]
次に、投票システムの動作について、図9乃至図13を用いて説明する。センサーサーバ1のシステム制御部11は、サーバプログラムに含まれる各種プログラムコードに従って、図9乃至図13に示す処理を実行してもよい。
図9は、本実施形態に係るセンサーサーバ1のシステム制御部11による出走表生成処理の一例を示すフローチャートである。例えば、システム制御部11は、開催予定のレースの発走時刻から所定時間前に、そのレースについて出走表生成処を実行してもよい。この時点において、そのレースについての全ての環境を示す所定レース環境情報は、記憶部14に記憶されているものと仮定する。
図9に示すように、得意度出力部1106は、記憶部14から、出走表200のHTMLデータのテンプレートを取得する(ステップS101)。このテンプレートにおいて、各選手の情報は設定されていない。また、得意度出力部1106は、並び予想情報DB14eから、対象レースのレースIDに関連付けられた並び予想情報を取得する(ステップS102)。
次いで、得意度出力部1106は、並び順位iを1に設定する(ステップS102)。並び順位iは、対象レースの並び予想における選手の並びにおいて、i番目に位置する選手に対応する。次いで、得意度出力部1106は、取得されたHTMLデータにおいて、並び順位iの選手に関する情報を追加する(ステップS103)。例えば、得意度出力部1106は、枠番、車番、選手名、現レーティング、現平均競走得点等を追加してもよい。
次いで、得意度出力部1106は、共通得意度設定処理を実行する(ステップS105)。共通得意度設定処理においては、対象レースが開催される競輪場がドーム型競輪場であるか否かにかかわらず得意度情報が表示される環境区分について得意度が決定されて、HTMLデータに得意度情報が追加される。次いで、得意度出力部1106は、対象レースが開催される競輪場がドーム型競輪場であるか否かを判定する(ステップS106)。例えば、得意度出力部1106は、レースDB14cから、対象レースのレース情報を取得してもよい。得意度出力部1106は、このレース情報から競輪場IDを取得してもよい。得意度出力部1106は、競輪場DB14bから、この競輪場IDに関連付けられた競輪場情報を取得してもよい。得意度出力部1106は、この競輪場情報に含まれる競輪場タイプに基づいて判定を行ってもよい。対象レースが開催される競輪場がドーム型競輪場ではない場合(ステップS106:NO)、得意度出力部1106は、非ドーム型競輪場得意度設定処理を実行する(ステップS107)。非ドーム型競輪場得意度設定処理においては、対象レースが開催される競輪場が非ドーム型競輪場である場合に得意度情報が表示される環境区分について得意度が決定されて、HTMLデータに得意度情報が追加される。
対象レースが開催される競輪場がドーム型競輪場である場合(ステップS106:NO)、またはステップS107の後、得意度出力部1106は、並び順位iが対象レースの車立て未満であるか否かを判定する(ステップS108)。並び順位iが対象レースの車立て未満である場合(ステップS108:YES)、得意度出力部1106は、並び順位iを1増加させて、処理はステップS104に進む。並び順位iが対象レースの車立て以上である場合(ステップS108:NO)、得意度出力部1106は、出走表200のHTMLデータを記憶部14に記憶させる(ステップS110)。このとき、得意度出力部1106は、対象レースのレースIDに関連付けて、HTMLデータを記憶させてもよい。ステップS110が終わると、出走表生成処は終了する。
図10は、本実施形態に係るセンサーサーバ1のシステム制御部11による共通得意度設定処理の一例を示すフローチャートである。図10に示すように、レース特定部1103は、並び順位iの選手が出場したレースのレース情報を検索する(ステップS201)。例えば、レース特定部1103は、対象レースのレース情報から、対象レースの開催日時として開催日及び発走時刻を取得してもよい。レース特定部1103は、レースDB14cから、対象レースの開催日時よりも前の開催日時であって、且つ、対象レースの開催日から例えば所定月数前の日付以降の開催日時を含むレース情報のうち、並び順位iの選手の選手IDを出場選手情報に含むレース情報を検索してもよい。
次いで、レース特定部1103は、検索されたレース情報から、対象レースが開催される競輪場の周長と同一の周長の競輪場で開催されるレースのレース情報を検索する(ステップS202)。例えば、環境情報取得部1102は、対象レースが開催される競輪場の競輪場情報から周長を取得してもよい。レース特定部1103は、検索された各レース情報から競輪場IDを取得してもよい。レース特定部1103は、競輪場DB14bから、取得された競輪場IDに関連付けられた周長を取得してもよい。レース特定部1103は、取得された周長に基づいて、レース情報の抽出を行ってもよい。次いで、得意度出力部1106は、得意度決定処理を実行する(ステップS203)。得意度決定処理においては、抽出されたレース情報に基づいて、並び順位iの選手の得意度が決定される。
次いで、レース特定部1103は、検索されたレース情報から、勝ち戦のレースのレース情報を検索する(ステップS204)。例えば、レース特定部1103は、検索されたレース情報のうち、勝ち戦を示す勝ち負けタイプを含むレース情報を抽出してもよい。次いで、得意度出力部1106は、得意度決定処理を実行する(ステップS205)。
次いで、レース特定部1103は、検索されたレース情報から、負け戦のレースのレース情報を検索する(ステップS206)。例えば、レース特定部1103は、検索されたレース情報のうち、負け戦を示す勝ち負けタイプを含むレース情報を抽出してもよい。次いで、得意度出力部1106は、得意度決定処理を実行する(ステップS207)。
次いで、レース特定部1103は、検索されたレース情報から、対象レースが開催される競輪場と同一の競輪場で開催されたレースのレース情報を検索する(ステップS208)。例えば、レース特定部1103は、検索されたレース情報のうち、対象レースが開催される競輪場の競輪場IDを含むレース情報を抽出してもよい。次いで、得意度出力部1106は、得意度決定処理を実行する(ステップS209)。
次いで、レース特定部1103は、検索されたレース情報から、並び順位iの選手の対象レースでのライン内順位と同一のライン内順位であったレースのレース情報を検索する(ステップS210)。例えば、環境情報取得部1102は、並び順予想情報DB14eから、対象レースのレースIDに関連付けられたライン情報のうち、並び順位iの選手の選手IDを含むライン情報を検索してもよい。環境情報取得部1102は、検索されたライン情報から、並び順位iの選手のライン内順位を取得してもよい。レース特定部1103は、検索された各レース情報からレースIDを取得してもよい。レース特定部1103は、レース結果DB14fから、取得されたレースIDに関連付けられたライン情報のうち、並び順位iの選手の選手IDを含むライン情報を検索してもよい。環境情報取得部1102は、検索されたライン情報から、並び順位iの選手のライン内順位を取得してもよい。レース特定部1103は、取得されたライン内順位に基づいて、レース情報の抽出を行ってもよい。次いで、得意度出力部1106は、得意度決定処理を実行する(ステップS211)。
次いで、レース特定部1103は、検索されたレース情報から、対象レースが開催される競輪場の競輪場タイプと同一の競輪場タイプの競輪場で開催されるレースのレース情報を検索する(ステップS212)。例えば、環境情報取得部1102は、対象レースが開催される競輪場の競輪場情報から競輪場タイプを取得してもよい。レース特定部1103は、検索された各レース情報から競輪場IDを取得してもよい。レース特定部1103は、競輪場DB14bから、取得された競輪場IDに関連付けられた競輪場タイプを取得してもよい。レース特定部1103は、取得された競輪場タイプに基づいて、レース情報の抽出を行ってもよい。次いで、得意度出力部1106は、得意度決定処理を実行する(ステップS213)。
次いで、得意度出力部1106は、並び順位iの選手について、各得意度決定処理で決定された得意度を示す得意度情報を、出走表200のHTMLデータに追加する(ステップS214)。このとき、得意度出力部1106は、得意度が決定された各環境区分について、並び順位iの選手の選手ID、対象レースのレースID、環境区分、平均変化値、対象レースの環境に対応する環境値情報、及び得意度を、得意度DB14hに記憶させてもよい。ステップS214が終わると、共通得意度設定処理は終了する。
図11は、本実施形態に係るセンサーサーバ1のシステム制御部11による非ドーム型競輪場得意度設定処理の一例を示すフローチャートである。図11に示すように、レース特定部1103は、並び順位iの選手が出場したレースのレース情報を検索する(ステップS301)。ステップS301は、共通得意度設定処理のステップS201と同一であってもよい。次いで、環境情報取得部1102は、対象レースの開催時に予想される天気、風速、及び気温を取得する。また、環境情報取得部1102は、並び順位iの選手が出場したレースの開催時の天気、風速、及び気温を取得する(ステップS302)。例えば、環境情報取得部1102は、気象情報DB14dから、対象レースのレースIDに関連付けられた天気、風速、及び気温を取得してもよい。環境情報取得部1102は、検索された各レース情報から、レースIDを取得してもよい。環境情報取得部1102は、気象情報DB14dから、取得されたレースIDに関連付けられた天気、風速、及び気温を取得してもよい。
次いで、レース特定部1103は、取得された天気に基づいて、検索されたレース情報から、対象レースの開催時に予想される天気と同一の天気が観測されたレースのレース情報を抽出する(ステップS303)。次いで、得意度出力部1106は、得意度決定処理を実行する(ステップS304)。
次いで、レース特定部1103は、予め定められた複数の風速の範囲のうち、対象レースの開催時に予想される気温を含む範囲を特定する。そして、レース特定部1103は、取得された風速に基づいて、検索されたレース情報から、特定された風速の範囲内の風速が観測されたレースのレース情報を抽出する(ステップS305)。次いで、得意度出力部1106は、得意度決定処理を実行する(ステップS306)。
次いで、レース特定部1103は、予め定められた複数の気温の範囲のうち、対象レースの開催時に予想される気温を含む範囲を特定する。そして、レース特定部1103は、取得された気温に基づいて、検索されたレース情報から、特定された気温の範囲内の気温が観測されたレースのレース情報を抽出する(ステップS307)。次いで、得意度出力部1106は、得意度決定処理を実行する(ステップS308)。
次いで、得意度出力部1106は、並び順位iの選手について、各得意度決定処理で決定された得意度を示す得意度情報を、出走表200のHTMLデータに追加して(ステップS309)。このとき、得意度出力部1106は、得意度が決定された各環境区分について、並び順位iの選手の選手ID、対象レースのレースID、環境区分、平均変化値、対象レースの環境に対応する環境値情報、及び得意度を、得意度DB14hに記憶させてもよい。ステップS309が終わると、非ドーム型競輪場得意度設定処理は終了する。
図12は、本実施形態に係るセンサーサーバ1のシステム制御部11による得意度決定処理の一例を示すフローチャートである。図12に示すように、レーティング取得部1104は、レーティングDB14gから、並び順位iの選手の選手IDとレース情報が抽出された各レースのレースIDとの組み合わせに関連付けられたレース前レーティング及びレース後レーティングを取得する(ステップS401)。次いで、変化値計算部1105は、各レースについて、レース後レーティングからレース前レーティングを減算して、変化値を計算する(ステップS402)。次いで、変化値計算部1105は、計算された平均値の合計を、レース情報が抽出されたレース数で除算することにより、平均変化値を計算する(ステップS403)。次いで、得意度出力部1106は、計算された平均変化値に対応する得意度を決定する(ステップS404)。例えば、各得意度に対応して変化値の範囲が定められていてもよい。得意度出力部1106は、平均変化値が何れの範囲に含まれるかに応じて、得意度を決定してもよい。ステップS404が終わると、得意度決定処理は終了する。
図13は、本実施形態に係るセンサーサーバ1のシステム制御部11による出走表送信処理の一例を示すフローチャートである。例えば、ユーザ端末5は、ユーザからの要求に応じて、出走表ページ100を表示する。出走表ページ100において、ユーザは、競輪場、開催日及びレース番号を選択する。この選択に応じて、ユーザ端末5は、センターサーバ1へ出走表要求を送信してもよい。出走表要求は、例えば選択された競輪場の競輪場IDと、選択された開催日及びレース番号とを含んでもよい。システム制御部11は、センターサーバ1が出走表要求を受信したことに応じて出走表送信処理を実行してもよい。
図13に示すように、得意度出力部1106は、レースDB14cから、出走表要求に含まれる競輪場IDと開催日とレース番号との組み合わせと同一の組み合わせに関連付けられたレースIDを検索する(ステップS501)。次いで、得意度出力部1106は、検索されたレースIDに関連付けられた出走表200のHTMLデータを記憶部14から取得して、このHTMLデータをユーザ端末5へ送信して(ステップS502)、出走表送信処理は終了する。ユーザ端末5は、このHTMLデータに従って、出走表ページ100内に出走表200を表示する。
図9乃至図13に示す例では、センターサーバ1が出走表200のHTMLデータを生成している。しかしながら、センターサーバ1は、得意度を含む各選手の情報をユーザ端末5へ送信してもよい。ユーザ端末5は、センターサーバから受信した情報に基づき出走表ページ100のHTML文書を書き換えることで、出走表200に各選手の情報を表示させてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、センターサーバ1が、1以上の特定の選手それぞれが出場した複数のレースのうち、所定環境に対応する環境を示す環境情報に関連付けられるレースを特定する。また、センターサーバ1が、レーティングDB14gから、1以上の特定の選手それぞれについて、特定されたレースごとに、レース前レーティングとレース後レーティングとを取得する。また、センターサーバ1が、レース後レーティングからレース前レーティングを減算することにより変化値を計算して、1以上の特定の選手それぞれの変化値の代表値を計算する。また、センターサーバ1が、計算された代表値に応じた得意度を示す得意度情報を出力する。従って、3以上の選手が出場するレースに参加する他の選手のレーティングを考慮して、特定の環境下におけるレースが得意な程度に関する情報を提供することができる。
ここで、センターサーバ1が、特定の選手が出場した複数のレースよりも後に開催される所定レースにおいて特定の選手が置かれる環境を示す所定レース環境情報を取得してもよい。また、センターサーバ1が、所定レース環境情報により示される環境に対応する環境を示す環境情報に関連付けられるレースを特定してもよい。この場合、ユーザは、特定の選手が所定レースを得意そうとしているかを知ることができる。
ここで、センターサーバ1が、所定レースに出場する各選手について得意度情報を出力してもよい。この場合、ユーザは、各選手が所定レースで置かれる環境下でのレースの得意度を、選手間で比較することができる。
また、センターサーバ1が、レースが開催された競輪場の周長が所定の周長であるレースについて得意度情報を出力してもよい。この場合、所定の周長のレースを得意とする程度に関する情報を提供することができる。
また、センターサーバ1が、レース開催時の気象状況が所定の気象状況であるレースについて得意度情報を出力してもよい。この場合、所定の気象状況でのレースを得意とする程度に関する情報を提供することができる。ここで、気象状況は、天気、風速、及び気温のうち少なくとも何れか一つを含んでもよい。
また、センターサーバ1が、レースが開催された季節が所定の季節であるレースについて得意度情報を出力してもよい。この場合、所定の季節でのレースを得意とする程度に関する情報を提供することができる。
また、センターサーバ1が、レースが開催された時間帯が所定の時間帯であるレースについて得意度情報を出力してもよい。この場合、所定の時間帯でのレースを得意とする程度に関する情報を提供することができる。
また、センターサーバ1が、レースが開催された競輪場が所定の競輪場であるレースについて得意度情報を出力してもよい。この場合、所定の競輪場でのレースを得意とする程度に関する情報を提供することができる。
また、センターサーバ1が、レースが開催された競輪場のタイプが所定の競輪場タイプであるレースについて得意度情報を出力してもよい。この場合、全天候型の競輪場又はそうではない競輪場でのレースを得意とする程度に関する情報を提供することができる。
また、センターサーバ1が、勝ち負けタイプが所定のタイプであるレースについて得意度情報を出力してもよい。この場合、勝ち戦又は負け戦でのレースを得意とする程度に関する情報を提供することができる。
また、センターサーバ1が、特定の選手のレース内順位が所定の順位であったレースについて得意度情報を出力してもよいこの場合、所定のレース内順位でのレースを得意とする程度に関する情報を提供することができる。
また、センターサーバ1が、所定レースが開催される競輪場が全天候型の競輪場である場合、気象状況についての得意度情報の出力を抑止してもよい。この場合、参考とはなりにくい情報の提供を抑止することができる。
[2.第2実施形態]
次に、図14を参照して第2実施形態について説明する。第1実施形態においては、出走表が表示されるレースの環境が如何なる環境であっても、その環境に対応する得意度情報が出力されていた。本実施形態においては、少なくとも一の環境区分について、そのレースの環境が特定の環境である場合にのみ、その環境区分について得意度情報が出力される。その他の点において、第2実施形態は第1実施形態と同一であってもよい。
得意度出力部1106は、或る環境区分について想定される複数の環境のうち、比較的に出現頻度が低い環境についてのみ、得意度情報を出力してもよい。また、得意度出力部1106は、想定される複数の環境のうち、レース若しくは選手に及ぼす影響が、他の環境と比較して大きい環境についてのみ、得意度情報を出力してもよい。図2等に示すように、出走表は各選手のレーティングを含んでもよい。出現頻度が比較的に高い環境の場合、その環境下のレースを選手が得意とする程度は、レーティングに或る程度反映されている可能性がある。これに対して、出現頻度が比較的に少なく、またレース若しくは選手に及ぼす影響が大きい環境についての得意度は、レーティングへの影響度が低い。そのため、レーティングとは別に、こうした環境について得意度情報をユーザへ提供することで、得意度情報の有用性が高まることが期待される。
例えば、得意度出力部1106は、競輪場タイプについて、出走表が表示されるレースが開催される競輪場がドーム型競輪場である場合にのみ、得意度情報を出力してもよい。ドーム型競輪場は非常に少なく、またドーム型競輪場でのレースが気象状況の影響を受けにくいという特徴がある。
得意度出力部1106は、開催時間帯タイプについて、出走表が表示されるレースがミッドナイト競輪のレースである場合にのみ、得意度情報を出力してもよい。ミッドナイト競輪の各レースは必ず夜間に開催される。モーニング競輪及び日中開催競輪は日中に開催される。ナイター競輪は、日中から夜間に渡って開催される。またミッドナイト競輪の各レースの周回数は、他の競輪でのレースの周回数よりも少ない場合が多い。
得意度出力部1106は、天気について、出走表が表示されるレースの開催時に雨が予想される場合にのみ、得意度情報を出力してもよい。年間で雨天となる日は比較的に少なく、また雨は、バンクや選手に与える影響が大きい。
得意度出力部1106は、風速について、出走表が表示されるレースの開催時に強風が予想される場合にのみ、得意度情報を出力してもよい。年間で強風となる日は比較的に少なく、また強風は選手に与える影響が大きい。得意度出力部1106は、例えば風速が毎秒10メートル以上等である場合に、強風と判定してもよい。
得意度出力部1106は、気温について、出走表が表示されるレースの開催時に、猛暑又は厳寒が予想される場合にのみ、得意度情報を出力してもよい。猛暑又は厳寒は選手の体調に影響を及ぼす。得意度出力部1106は、例えば気温が30℃以上等である場合に、猛暑と判定してもよい。また、得意度出力部1106は、例えば気温が10℃以下等である場合に、厳寒と判定してもよい。
図14は、出走表ページの一例を示す図である。図14において、図7と同一の要素については同一の符号が付されている。例えば、ユーザが或るレースを選択する。選択されたレースが開催される競輪場は非ドーム型競輪場である。また、そのレースはミッドナイト競輪のレースである。また、そのレース開催時の気象状況として、天気は晴れ、風速は毎秒15メートル、気温は20℃が予想されている。この場合、図14に示すように、出走表200における各出場選手情報220は、得意度情報210-1、210-2、210-3、210-4、210-6、210-8、及び210-10を含む。ここで、ミッドナイト競輪に対する得意度情報221-6、及び強風に対応する得意度情報221-8が表示されている。その一方で、非ドーム競輪場に対応する得意度情報、晴天に対応する得意度情報、及び、猛暑及び厳寒の何れも示さない気温に対応する得意度情報は表示されない。
以上説明したように、本実施形態によれば、レーティングとの関係で、出力する必要性が比較的に低い得意度情報の出力を抑止することができる。
なお、得意度出力部1106は、第1実施形態の場合と同様に、出走表が表示されるレースの環境が如何なる環境であっても、その環境に対応する得意度情報を出力するとともに、ドーム型競輪場、ミッドナイト競輪、雨、強風、猛暑又は厳寒に対応する得意度情報を、他の得意度情報の表示態様とは異なる表示態様で表示させてもよい。これにより、出現頻度が比較的に低い環境に対応する得意度情報、またはレース等に対する影響が比較的に大きい環境に対応する得意度情報を目立たせることができる。表示態様の例として、文字のサイズ、スタイル、太さ及び色彩、背景の色彩及び模様、得意度情報の境界線のスタイル、色彩及び太さが挙げられる。
(付記1)所定競技を行う競技主体のレーティングを利用するレーティング利用システムにおいて、前記所定競技が行われる競技イベントは、3以上の前記競技主体が出場し、且つ、前記3以上の競技主体それぞれの順位を決定するイベントであり、前記3以上の競技主体それぞれの前記レーティングは、前記競技イベント前の前記3以上の競技主体それぞれの前記レーティングと、前記競技イベントで決定された前記3以上の競技主体それぞれの前記順位と、に基づいて更新され、1以上の特定の前記競技主体それぞれについて、前記特定の競技主体が出場した複数の競技イベントであって、それぞれ前記競技イベント中に前記特定の競技主体が置かれた環境を示す環境情報と関連付けられる複数の競技イベントのうち、所定環境に対応する前記環境を示す前記環境情報に関連付けられる前記競技イベントを特定する特定手段と、前記1以上の特定の競技主体それぞれについて、前記特定の競技主体が出場した前記競技イベントごとに、前記競技イベントでの更新後の前記レーティングを記憶する記憶手段から、前記1以上の特定の競技主体それぞれについて、前記特定された競技イベントごとに、前記特定された競技イベントでの更新前の前記レーティングと、前記特定された競技イベントでの更新後の前記レーティングと、を取得するレーティング取得手段と、前記特定された競技イベントごとに、前記取得された更新後のレーティングから前記取得された更新前のレーティングを減算することにより、前記レーティングの変化値を計算して、前記1以上の特定の競技主体それぞれの前記変化値の代表値を計算する計算手段と、前記計算された代表値に応じた、前記特定の競技主体による前記所定環境下での前記所定競技の得意度を示す得意度情報を出力する出力手段と、を備えることを特徴とするレーティング利用システム。
(付記2)前記特定の競技主体が出場する前記競技イベントのうち、前記特定の競技主体が出場した前記複数の競技イベントよりも後に開催される所定競技イベントにおいて前記特定の競技主体が置かれる環境を示す所定レース環境情報を取得する環境情報取得手段を更に備え、前記特定手段は、前記取得された所定レース環境情報により示される前記環境に対応する前記環境を示す前記環境情報に関連付けられる前記競技イベントを特定することを特徴とする付記1に記載のレーティング利用システム。
(付記3)前記1以上の特定の競技主体は、前記所定競技イベントに出場する全ての前記競技主体であり、前記出力手段は、前記所定競技イベントに出場する各前記競技主体について前記得意度情報を出力することを特徴とする付記2に記載のレーティング利用システム。
(付記4)前記競技イベントは、前記3以上の競技主体が競技路を周回するレースであり、前記環境情報は、前記競技路の一周の長さを示すことを特徴とする付記1乃至3の何れか一に記載のレーティング利用システム。
(付記5)前記環境情報は、前記競技イベント開催時の気象状況を示すことを特徴とする付記1乃至4の何れか一に記載のレーティング利用システム。
(付記6)前記気象状況は天気を含むことを特徴とする付記5に記載のレーティング利用システム。
(付記7)前記気象状況は風速を含むことを特徴とする付記5又は6に記載のレーティング利用システム。
(付記8)前記気象状況は気温を含むことを特徴とする付記5乃至7の何れか一に記載のレーティング利用システム。
(付記9)前記環境情報は、前記競技イベントが開催された季節を示すことを特徴とする付記1乃至8の何れか一に記載のレーティング利用システム。
(付記10)前記環境情報は、前記競技イベントが開催された時間帯を示すことを特徴とする付記1乃至9の何れか一に記載のレーティング利用システム。
(付記11)前記環境情報は、前記競技イベントが開催された競技施設を示すことを特徴とする付記1乃至10の何れか一に記載のレーティング利用システム。
(付記12)前記環境情報は、前記競技イベントが開催された競技施設が、全天候型の競技施設であるか否かを示すことを特徴とする付記1乃至11の何れか一に記載のレーティング利用システム。
(付記13)前記環境情報は、前記競技イベントが勝ち戦及び負け戦のうち何れであるかを示すことを特徴とする付記1乃至12の何れか一に記載のレーティング利用システム。
(付記14)前記競技イベントは、前記3以上の競技主体が、競技路を走行中に複数のグループに分かれることがあるレースであり、前記環境情報は、前記レース中に組まれた前記複数のグループうち、前記特定の競技主体を含むグループ内で前記レース中に形成される前記競技主体の並びの中で、前記特定の競技主体の位置を示すことを特徴とする付記1乃至13の何れか一に記載のレーティング利用システム。
(付記15)前記環境情報は、前記競技イベントが開催された競技施設が、全天候型の競技施設であるか否かと、前記競技イベント開催時の気象状況と、を示し、前記取得された所定レース環境情報は、前記所定競技イベントが開催される競技施設が、全天候型の競技施設であるか否かと、前記所定競技イベント開催時の気象状況と、を示し、前記出力手段は、前記取得された所定レース環境情報が、前記所定競技イベントが開催される競技施設が全天候型の競技施設ではないことを示す場合、前記所定競技イベント開催時の気象状況に対応する前記得意度情報を出力し、前記取得された所定レース環境情報が、前記所定競技イベントが開催される競技施設が全天候型の競技施設であることを示す場合、前記所定競技イベント開催時の気象状況に対応する前記得意度情報の出力を抑止することを特徴とする付記2又は3に記載のレーティング利用システム。
(付記16)前記競技主体の前記レーティングは、前記競技主体が前記競技イベントで他の前記競技主体よりも上位である場合に増加し、前記競技イベント前の前記競技主体の前記レーティングが前記他の競技主体の前記レーティングより低い場合、前記競技イベント前の前記競技主体の前記レーティングが前記他の競技主体の前記レーティングより高い場合よりも前記レーティングの増加量が大きくなり、前記競技主体の前記レーティングは、前記競技主体が前記競技イベントで前記他の競技主体よりも下位である場合に減少し、前記競技イベント前の前記競技主体の前記レーティングが前記他の競技主体の前記レーティングより低い場合、前記競技イベント前の前記競技主体の前記レーティングが前記他の競技主体の前記レーティングより高い場合よりも前記レーティングの減少量が小さくなることを特徴とする付記1乃至15の何れか一に記載のレーティング利用システム。
(付記17)所定競技を行う競技主体のレーティングを利用するコンピュータにより実行されるレーティング利用方法において、所定競技を行う競技主体のレーティングを処理するレーティング利用システムにおいて、前記所定競技が行われる競技イベントは、3以上の前記競技主体が出場し、且つ、前記3以上の競技主体それぞれの順位を決定するイベントであり、前記3以上の競技主体それぞれの前記レーティングは、前記競技イベント前の前記3以上の競技主体それぞれの前記レーティングと、前記競技イベントで決定された前記3以上の競技主体それぞれの前記順位と、に基づいて更新され、1以上の特定の前記競技主体それぞれについて、前記特定の競技主体が出場した複数の競技イベントであって、それぞれ前記競技イベント中に前記特定の競技主体が置かれた環境を示す環境情報と関連付けられる複数の競技イベントのうち、所定環境に対応する前記環境を示す前記環境情報に関連付けられる前記競技イベントを特定する特定ステップと、前記1以上の特定の競技主体それぞれについて、前記特定の競技主体が出場した前記競技イベントごとに、前記競技イベントでの更新後の前記レーティングを記憶する記憶手段から、前記1以上の特定の競技主体それぞれについて、前記特定された競技イベントごとに、前記特定された競技イベントでの更新前の前記レーティングと、前記特定された競技イベントでの更新後の前記レーティングと、を取得するレーティング取得ステップと、前記特定された競技イベントごとに、前記取得された更新後のレーティングから前記取得された更新前のレーティングを減算することにより、前記レーティングの変化値を計算して、前記1以上の特定の競技主体それぞれの前記変化値の代表値を計算する計算ステップと、前記計算された代表値に応じた、前記特定の競技主体による前記所定環境下での前記所定競技の得意度を示す得意度情報を出力する出力ステップと、を含むことを特徴とするレーティング利用方法。
(付記18)所定競技を行う競技主体のレーティングを利用するコンピュータにより実行されるレーティング利用プログラムにおいて、所定競技を行う競技主体のレーティングを処理するレーティング利用システムにおいて、前記所定競技が行われる競技イベントは、3以上の前記競技主体が出場し、且つ、前記3以上の競技主体それぞれの順位を決定するイベントであり、前記3以上の競技主体それぞれの前記レーティングは、前記競技イベント前の前記3以上の競技主体それぞれの前記レーティングと、前記競技イベントで決定された前記3以上の競技主体それぞれの前記順位と、に基づいて更新され、前記コンピュータを、1以上の特定の前記競技主体それぞれについて、前記特定の競技主体が出場した複数の競技イベントであって、それぞれ前記競技イベント中に前記特定の競技主体が置かれた環境を示す環境情報と関連付けられる複数の競技イベントのうち、所定環境に対応する前記環境を示す前記環境情報に関連付けられる前記競技イベントを特定する特定手段と、前記1以上の特定の競技主体それぞれについて、前記特定の競技主体が出場した前記競技イベントごとに、前記競技イベントでの更新後の前記レーティングを記憶する記憶手段から、前記1以上の特定の競技主体それぞれについて、前記特定された競技イベントごとに、前記特定された競技イベントでの更新前の前記レーティングと、前記特定された競技イベントでの更新後の前記レーティングと、を取得するレーティング取得手段と、前記特定された競技イベントごとに、前記取得された更新後のレーティングから前記取得された更新前のレーティングを減算することにより、前記レーティングの変化値を計算して、前記1以上の特定の競技主体それぞれの前記変化値の代表値を計算する計算手段と、前記計算された代表値に応じた、前記特定の競技主体による前記所定環境下での前記所定競技の得意度を示す得意度情報を出力する出力手段、として機能させることを特徴とするレーティング利用プログラム。
1 センターサーバ
2 運営サーバ
3 気象情報配信サーバ
4 予想情報配信サーバ
5 ユーザ端末
11 システム制御部
12 システムバス
13 入出力インタフェース
14 記憶部
14a 選手DB
14b 競輪場DB
14c レースDB
14d 気象情報DB
14e 並び予想情報DB
14f レース結果DB
14g レーティングDB
14h 得意度DB
15 通信部
1101 レーティング計算部
1102 環境情報取得部
1103 レース特定部
1104 レーティング取得部
1105 変化値計算部
1106 得意度出力部
NW ネットワーク
S 投票システム

Claims (18)

  1. 所定競技を行う競技主体のレーティングを利用するレーティング利用システムにおいて、
    前記所定競技が行われる競技イベントは、3以上の前記競技主体が出場し、且つ、前記3以上の競技主体それぞれの順位を決定するイベントであり、
    前記3以上の競技主体それぞれの前記レーティングは、前記競技イベント前の前記3以上の競技主体それぞれの前記レーティングと、前記競技イベントで決定された前記3以上の競技主体それぞれの前記順位と、に基づいて更新され、
    1以上の特定の前記競技主体それぞれについて、前記特定の競技主体が出場した複数の競技イベントであって、それぞれ前記競技イベント中に前記特定の競技主体が置かれた環境を示す環境情報と関連付けられる複数の競技イベントのうち、所定環境に対応する前記環境を示す前記環境情報に関連付けられる前記競技イベントを特定する特定手段と、
    前記1以上の特定の競技主体それぞれについて、前記特定の競技主体が出場した前記競技イベントごとに、前記競技イベントでの更新後の前記レーティングを記憶する記憶手段から、前記1以上の特定の競技主体それぞれについて、前記特定された競技イベントごとに、前記特定された競技イベントでの更新前の前記レーティングと、前記特定された競技イベントでの更新後の前記レーティングと、を取得するレーティング取得手段と、
    前記特定された競技イベントごとに、前記取得された更新後のレーティングから前記取得された更新前のレーティングを減算することにより、前記レーティングの変化値を計算して、前記1以上の特定の競技主体それぞれの前記変化値の代表値を計算する計算手段と、
    前記計算された代表値に応じた、前記特定の競技主体による前記所定環境下での前記所定競技の得意度を示す得意度情報を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とするレーティング利用システム。
  2. 前記特定の競技主体が出場する前記競技イベントのうち、前記特定の競技主体が出場した前記複数の競技イベントよりも後に開催される所定競技イベントにおいて前記特定の競技主体が置かれる環境を示す所定競技イベント環境情報を取得する環境情報取得手段を更に備え、
    前記特定手段は、前記取得された所定競技イベント環境情報により示される前記環境に対応する前記環境を示す前記環境情報に関連付けられる前記競技イベントを特定することを特徴とする請求項1に記載のレーティング利用システム。
  3. 前記1以上の特定の競技主体は、前記所定競技イベントに出場する全ての前記競技主体であり、
    前記出力手段は、前記所定競技イベントに出場する各前記競技主体について前記得意度情報を出力することを特徴とする請求項2に記載のレーティング利用システム。
  4. 前記競技イベントは、前記3以上の競技主体が競技路を周回するレースであり、
    前記環境情報は、前記競技路の一周の長さを示すことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のレーティング利用システム。
  5. 前記環境情報は、前記競技イベント開催時の気象状況を示すことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のレーティング利用システム。
  6. 前記気象状況は天気を含むことを特徴とする請求項5に記載のレーティング利用システム。
  7. 前記気象状況は風速を含むことを特徴とする請求項5に記載のレーティング利用システム。
  8. 前記気象状況は気温を含むことを特徴とする請求項5に記載のレーティング利用システム。
  9. 前記環境情報は、前記競技イベントが開催された季節を示すことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のレーティング利用システム。
  10. 前記環境情報は、前記競技イベントが開催された時間帯を示すことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のレーティング利用システム。
  11. 前記環境情報は、前記競技イベントが開催された競技施設を示すことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のレーティング利用システム。
  12. 前記環境情報は、前記競技イベントが開催された競技施設が、全天候型の競技施設であるか否かを示すことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のレーティング利用システム。
  13. 前記環境情報は、前記競技イベントが勝ち戦及び負け戦のうち何れであるかを示すことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のレーティング利用システム。
  14. 前記競技イベントは、前記3以上の競技主体が、競技路を走行中に複数のグループに分かれることがあるレースであり、
    前記環境情報は、前記レース中に組まれた前記複数のグループうち、前記特定の競技主体を含むグループ内で前記レース中に形成される前記競技主体の並びの中で、前記特定の競技主体の位置を示すことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のレーティング利用システム。
  15. 前記環境情報は、前記競技イベントが開催された競技施設が、全天候型の競技施設であるか否かと、前記競技イベント開催時の気象状況と、を示し、
    前記取得された所定競技イベント環境情報は、前記所定競技イベントが開催される競技施設が、全天候型の競技施設であるか否かと、前記所定競技イベント開催時の気象状況と、を示し、
    前記出力手段は、前記取得された所定競技イベント環境情報が、前記所定競技イベントが開催される競技施設が全天候型の競技施設ではないことを示す場合、前記所定競技イベント開催時の気象状況に対応する前記得意度情報を出力し、前記取得された所定競技イベント環境情報が、前記所定競技イベントが開催される競技施設が全天候型の競技施設であることを示す場合、前記所定競技イベント開催時の気象状況に対応する前記得意度情報の出力を抑止することを特徴とする請求項2又は3に記載のレーティング利用システム。
  16. 前記競技主体の前記レーティングは、前記競技主体が前記競技イベントで他の前記競技主体よりも上位である場合に増加し、前記競技イベント前の前記競技主体の前記レーティングが前記他の競技主体の前記レーティングより低い場合、前記競技イベント前の前記競技主体の前記レーティングが前記他の競技主体の前記レーティングより高い場合よりも前記レーティングの増加量が大きくなり、
    前記競技主体の前記レーティングは、前記競技主体が前記競技イベントで前記他の競技主体よりも下位である場合に減少し、前記競技イベント前の前記競技主体の前記レーティングが前記他の競技主体の前記レーティングより低い場合、前記競技イベント前の前記競技主体の前記レーティングが前記他の競技主体の前記レーティングより高い場合よりも前記レーティングの減少量が小さくなることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のレーティング利用システム。
  17. 所定競技を行う競技主体のレーティングを利用するコンピュータにより実行されるレーティング利用方法において、
    所定競技を行う競技主体のレーティングを処理するレーティング利用システムにおいて、
    前記所定競技が行われる競技イベントは、3以上の前記競技主体が出場し、且つ、前記3以上の競技主体それぞれの順位を決定するイベントであり、
    前記3以上の競技主体それぞれの前記レーティングは、前記競技イベント前の前記3以上の競技主体それぞれの前記レーティングと、前記競技イベントで決定された前記3以上の競技主体それぞれの前記順位と、に基づいて更新され、
    1以上の特定の前記競技主体それぞれについて、前記特定の競技主体が出場した複数の競技イベントであって、それぞれ前記競技イベント中に前記特定の競技主体が置かれた環境を示す環境情報と関連付けられる複数の競技イベントのうち、所定環境に対応する前記環境を示す前記環境情報に関連付けられる前記競技イベントを特定する特定ステップと、
    前記1以上の特定の競技主体それぞれについて、前記特定の競技主体が出場した前記競技イベントごとに、前記競技イベントでの更新後の前記レーティングを記憶する記憶手段から、前記1以上の特定の競技主体それぞれについて、前記特定された競技イベントごとに、前記特定された競技イベントでの更新前の前記レーティングと、前記特定された競技イベントでの更新後の前記レーティングと、を取得するレーティング取得ステップと、
    前記特定された競技イベントごとに、前記取得された更新後のレーティングから前記取得された更新前のレーティングを減算することにより、前記レーティングの変化値を計算して、前記1以上の特定の競技主体それぞれの前記変化値の代表値を計算する計算ステップと、
    前記計算された代表値に応じた、前記特定の競技主体による前記所定環境下での前記所定競技の得意度を示す得意度情報を出力する出力ステップと、
    を含むことを特徴とするレーティング利用方法。
  18. 所定競技を行う競技主体のレーティングを利用するコンピュータにより実行されるレーティング利用プログラムにおいて、
    所定競技を行う競技主体のレーティングを処理するレーティング利用システムにおいて、
    前記所定競技が行われる競技イベントは、3以上の前記競技主体が出場し、且つ、前記3以上の競技主体それぞれの順位を決定するイベントであり、
    前記3以上の競技主体それぞれの前記レーティングは、前記競技イベント前の前記3以上の競技主体それぞれの前記レーティングと、前記競技イベントで決定された前記3以上の競技主体それぞれの前記順位と、に基づいて更新され、
    前記コンピュータを、
    1以上の特定の前記競技主体それぞれについて、前記特定の競技主体が出場した複数の競技イベントであって、それぞれ前記競技イベント中に前記特定の競技主体が置かれた環境を示す環境情報と関連付けられる複数の競技イベントのうち、所定環境に対応する前記環境を示す前記環境情報に関連付けられる前記競技イベントを特定する特定手段と、
    前記1以上の特定の競技主体それぞれについて、前記特定の競技主体が出場した前記競技イベントごとに、前記競技イベントでの更新後の前記レーティングを記憶する記憶手段から、前記1以上の特定の競技主体それぞれについて、前記特定された競技イベントごとに、前記特定された競技イベントでの更新前の前記レーティングと、前記特定された競技イベントでの更新後の前記レーティングと、を取得するレーティング取得手段と、
    前記特定された競技イベントごとに、前記取得された更新後のレーティングから前記取得された更新前のレーティングを減算することにより、前記レーティングの変化値を計算して、前記1以上の特定の競技主体それぞれの前記変化値の代表値を計算する計算手段と、
    前記計算された代表値に応じた、前記特定の競技主体による前記所定環境下での前記所定競技の得意度を示す得意度情報を出力する出力手段、
    として機能させることを特徴とするレーティング利用プログラム。
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