JP7444973B2 - 扉の開閉を補助可能なビルトイン式冷蔵庫 - Google Patents

扉の開閉を補助可能なビルトイン式冷蔵庫 Download PDF

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Description

本出願は、2019年08月28日に出願された、出願番号201910804439.2、発明名称「扉の開閉を補助可能なビルトイン式冷蔵庫」、2019年08月28日に出願された、出願番号201910803379.2、発明名称「扉の開閉を補助可能なサイドバイサイド冷蔵庫」、2019年08月28日に出願された、出願番号201910803428.2、発明名称「扉の開閉を補助可能なマルチドア冷蔵庫」、2019年08月28日に出願された、出願番号201910803420.6、発明名称「扉の開閉を補助可能なビルトイン式冷蔵庫」、2020年03月16日に出願された、出願番号202010179550.X、発明名称「扉の開閉を補助可能なビルトイン式冷蔵庫」、2020年07月03日に出願された、出願番号202010635531.3、発明名称「ドアシールの押圧を防止可能なビルトイン式冷蔵庫」という中国特許出願の優先権を主張し、それらのすべての内容は参照により本出願に組み込まれる。
本発明は家電の技術分野に関し、特に扉の開閉を補助可能なビルトイン式冷蔵庫に関する。
通常の状況では、冷蔵庫と扉は固定されたヒンジ金具を介して相対的に移動しており、扉の開閉自由度は大幅に制限され、つまり、扉の移動軌跡を自由に制御して異なるアプリケーションシナリオに適用することができない。
例えば、近年社会の発展と人々の生活水準の向上に伴い、冷蔵庫の配置位置や配置形態はますます重要になっており、現在の家の装飾スタイルを考えると、一部の家庭はスタイルの一体化を追求するには、冷蔵庫をキャビネットに配置していわゆる組込式冷蔵庫装置を設計する必要があり、前記冷蔵庫はビルトイン式冷蔵庫と呼ばれ、現在の冷蔵庫はこのようなビルトインアプリケーションシナリオに適用することが困難である。
これを鑑み、上記の問題を解決するために、既存の冷蔵庫を改善する必要がある。
本発明の目的は、扉の開閉自由度を効果的に高める扉の開閉を補助可能なビルトイン式冷蔵庫を提供することである。
本発明の上記の目的の1つを達成するために、本発明の一実施形態によって提供される扉の開閉を補助可能なビルトイン式冷蔵庫は、庫本体、庫本体を開閉するための扉、および庫本体と扉を接続するためのヒンジ部品を含み、前記庫本体は対向して配置された後壁および開口を含み、前記後壁の前記開口に向かう方向は第1の方向であり、前記ヒンジ部品は、第1のヒンジ金具、第2のヒンジ金具、および前記第1のヒンジ金具と前記第2のヒンジ金具を接続するための切替部品を含み、前記扉が開く過程において、前記第1のヒンジ金具が先ず前記切替部品に対して相対的に移動した後、前記第2のヒンジ金具は前記切替部品に対して相対的に移動する。このとき、前記ヒンジ部品は最初に前記扉を前記庫本体に対してその場で(「移動させずに」:以下本明細書において同じ)回転させるように駆動した後、前記扉を第1の方向に沿って前記庫本体から離れる方向へ移動させるように駆動し、その後前記扉を継続的にその場で回転させるように駆動する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は、前記ヒンジ部品に隣接して前記扉の回転経路の延伸セクションに延伸する外側面および前記開口の周りに設けられた前端面をさらに含み、前記扉は、連結された扉本体およびドアシールを含み、前記ドアシールは前記外側面に近接する側面ドアシールを含み、前記扉が閉状態である場合、前記ドアシールと前記前端面は相互に接触し、前記扉が開く過程において、前記側面ドアシールと前記前端面間の間隔が増加する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は、収容チャンバー、および前記ヒンジ部品に接続された枢動側をさらに含み、前記扉が開く過程において、前記ヒンジ部品は、前記扉を第1の方向に沿って前記庫本体から離れる方向へ移動させるように駆動すると同時に、前記ヒンジ部品は、前記扉を前記枢動側から前記収容チャンバーに向かって移動させるように駆動する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は前記ヒンジ部品に隣接して前記扉の回転経路の延伸セクションに設けられた外側面を含み、前記扉は、前記収容チャンバーから離れた前壁、および前記前壁と前記収容チャンバー間に常に挟み付けられた側壁を含み、前記前壁と前記側壁の間に側稜があり、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記側稜は前記外側面の前記収容チャンバーに近い側に移動する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記扉に第1の嵌合部が設けられ、前記庫本体に第2の嵌合部が設けられ、前記扉が閉状態である場合、前記第1の嵌合部と前記第2の嵌合部は相互に係合し、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記扉は前記庫本体に対してその場で回転して前記第1の嵌合部が前記第2の嵌合部から脱出する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は収容チャンバーをさらに含み、前記扉は前記庫本体に枢軸接続されて水平方向に沿って並列して配置された第1の扉および第2の扉を含み、前記ビルトイン式冷蔵庫は、前記第1の扉の前記第2の扉に近い側に可動に接続された垂直ビームをさらに含み、前記第1の嵌合部は前記垂直ビームに配置され、前記扉が閉状態である場合、前記垂直ビームは前記第2の扉まで延伸し、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記扉は前記庫本体に対してその場で回転することにより、前記垂直ビームは前記収容チャンバーに近い側に向かって回転し、前記第1の扉と前記垂直ビームとは第1の折畳角度になった後、前記垂直ビームと前記第1の扉は相対的に静止する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の嵌合部は前記垂直ビームから上方に突出する突出部であり、前記第2の嵌合部は切欠を有する凹溝であり、前記突出部は前記切欠を介して前記凹溝に対して進出可能である。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1のヒンジ金具は前記庫本体に固定され、前記第2のヒンジ金具は前記扉に固定され、前記切替部品は第1の嵌合金具および第2の嵌合金具を含み、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第1のヒンジ金具と前記第1の嵌合金具は相対的に移動して前記扉を前記庫本体に対してその場で回転させるように駆動した後、前記第1のヒンジ金具と前記第1の嵌合金具は相対的に移動して前記扉を第1の方向に沿って前記庫本体から離れる方向へ移動させるように駆動し、かつ前記第2の嵌合金具は前記第2のヒンジ金具を制限し、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第2のヒンジ金具が前記第2の嵌合金具の制限から脱出し、かつ前記第1の嵌合金具は前記第1のヒンジ金具を制限し、前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第2のヒンジ金具と前記第2の嵌合金具は相対的に移動して前記扉を継続的にその場で回転させるように駆動する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1のヒンジ金具は前記庫本体に固定され、前記第2のヒンジ金具は前記扉に固定され、前記切替部品は第1の嵌合金具および第2の嵌合金具を含み、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第1のヒンジ金具と前記第1の嵌合金具は相対的に移動して前記扉を前記庫本体に対してその場で回転させるように駆動し、かつ前記第2の嵌合金具は前記第2のヒンジ金具を制限し、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第2のヒンジ金具が前記第2の嵌合金具の制限から脱出し、かつ前記第1の嵌合金具は前記第1のヒンジ金具を制限し、前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第2のヒンジ金具と前記第2の嵌合金具は相対的に移動して前記扉を第1の方向に沿って前記庫本体から離れる方向へ移動させるように駆動した後、前記第2のヒンジ金具と前記第2の嵌合金具は相対的に移動して前記扉を継続的にその場で回転させるように駆動する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記切替部品は、相互に嵌合された第1の切替金具および第2の切替金具を含み、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、または第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第1の切替金具と前記第2の切替金具は相対的に静止しており、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第1の切替金具は前記第2の切替金具に対して移動して前記第2のヒンジ金具が前記第2の嵌合金具の制限から脱出し、かつ前記第1の嵌合金具は前記第1のヒンジ金具を制限する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1のヒンジ金具と前記第1の嵌合金具は、相互に嵌合された第1の軸本体群および第1の溝本体群を介して相対的に移動し、前記第2のヒンジ金具と前記第2の嵌合金具は、相互に嵌合された第2の軸本体群および第2の溝本体群を介して相対的に移動し、前記第1の軸本体群は第1の軸本体および第2の軸本体を含み、前記第1の溝本体群は、前記第1の軸本体と嵌合された第1の溝本体および前記第2の軸本体と嵌合された第2の溝本体を含み、前記第2の軸本体群は第3の軸本体および第4の軸本体を含み、前記第2の溝本体群は、前記第3の軸本体と嵌合された第3の溝本体および前記第4の軸本体と嵌合された第4の溝本体を含む。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1のヒンジ金具は前記第1の軸本体および前記第2の軸本体を含み、前記第1の嵌合金具は前記第1の溝本体および前記第2の溝本体を含み、前記第2の嵌合金具は前記第3の軸本体および前記第4の軸本体を含み、前記第2のヒンジ金具は前記第3の溝本体および前記第4の溝本体を含む。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の溝本体は、前記第1の切替金具に設けられた第1の上部溝本体および前記第2の切替金具に設けられた第1の下部溝本体を含み、前記第1の上部溝本体は第1の上部自由セクションを含み、前記第1の下部溝本体は第1の下部自由セクションを含み、前記第2の溝本体は、前記第1の切替金具に設けられた第2の上部溝本体および前記第2の切替金具に設けられた第2の下部溝本体を含み、前記第2の上部溝本体は第2の上部自由セクションを含み、前記第2の下部溝本体は第2の下部自由セクションを含み、前記第3の溝本体は第3の自由セクションを含み、前記第4の溝本体は第4の自由セクションを含み、前記第1の溝本体群はロックセクションを含み、前記第2の溝本体群は制限セクションを含み、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第1の切替金具と前記第2の切替金具は相対的に静止しており、前記第1の上部自由セクションと前記第1の下部自由セクションが重なり合って第1の自由セクションを形成し、前記第2の上部自由セクションと前記第2の下部自由セクションが重なり合って第2の自由セクションを形成し、前記第1の軸本体は前記第1の自由セクションを移動し、前記第2の軸本体は前記第2の自由セクションを移動し、前記第3の軸本体および/または前記第4の軸本体は前記制限セクションによって制限されて前記切替部品は前記第2のヒンジ金具を制限し、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第1の切替金具および前記第2の切替金具は相対的に移動して前記第4の軸本体が前記制限セクションから脱出し、かつ前記第1の軸本体および/または前記第2の軸本体が前記ロックセクションによって制限されて前記切替部品は前記第1のヒンジ金具を制限し、前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第3の軸本体は前記第3の自由セクション内を移動し、前記第4の軸本体は前記第4の自由セクションを移動する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記ロックセクションは、前記第1の上部溝本体に設けられた第1の上部ロックセクション、前記第1の下部溝本体に設けられた第1の下部ロックセクション、前記第2の上部溝本体に設けられた第2の上部ロックセクションおよび前記第2の下部溝本体に設けられた第2の下部ロックセクションを含み、前記制限セクションは、前記第4の溝本体に設けられた第4の制限セクションを含み、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第4の軸本体は前記第4の制限セクションによって制限され、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第1の軸本体は前記第1の上部ロックセクションおよび前記第1の下部ロックセクションによって同時に制限され、前記第2の軸本体は、前記第2の上部ロックセクションおよび前記第2の下部ロックセクションによって同時に制限され、かつ前記第4の軸本体は前記第4の制限セクションから脱出する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の上部ロックセクションと前記第1の下部ロックセクションは常にずらされ、前記第2の上部ロックセクションと前記第2の下部ロックセクションは常にずらされる。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の自由セクションは対向して配置された初期位置および停止位置を有し、前記第2の自由セクションは連結された第1のセクションおよび第2のセクションを含み、前記扉が閉状態である場合、前記第1の軸本体は前記初期位置に配置され、前記第2の軸本体は前記第1のセクションの前記第2のセクションから離れた一端に配置され、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第1の軸本体は前記初期位置にその場で回転し、前記第2の軸本体は前記第1の軸本体を中心として前記第1のセクション内を移動した後、前記第2の軸本体は前記第2のセクション内を移動して前記第1の軸本体を前記初期位置から前記停止位置まで移動させるように駆動し、前記扉が第1の方向に沿って前記庫本体から離れる方向へ移動し、前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第3の軸本体は前記第3の自由セクション内をその場で回転し、前記第4の軸本体は前記第3の軸本体を中心として前記第4の自由セクションを移動する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は収容チャンバーを含み、前記扉は、前記収容チャンバーから離れた前壁、および前記前壁と前記収容チャンバー間に常に挟み付けられた側壁を含み、前記初期位置と前記前壁の距離は前記停止位置と前記前壁の距離よりも小さく、前記初期位置と前記側壁の距離は前記停止位置と前記側壁の距離よりも大きい。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第3の自由セクションは対向して配置された開始位置および枢動位置を有し、前記第4の自由セクションは連結された移動セクションおよび回転セクションを含み、前記扉が閉状態である場合、前記第2の軸本体は前記第2の自由セクションの一端に配置され、前記第3の軸本体は前記開始位置に配置され、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第1の軸本体は前記第1の自由セクション内をその場で回転し、前記第2の軸本体は前記第1の軸本体を中心として前記第2の自由セクション内を移動し、前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第4の軸本体は前記移動セクション内を移動して前記第3の軸本体を前記開始位置から前記枢動位置まで移動させるように駆動し、前記扉が第1の方向に沿って前記庫本体から離れる方向へ移動し、その後前記第3の軸本体は前記枢動位置にその場で回転し、前記第4の軸本体は前記第3の軸本体を中心として前記回転セクションを移動する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は収容チャンバーを含み、前記扉は、前記収容チャンバーから離れた前壁、および前記前壁と前記収容チャンバー間に常に挟み付けられた側壁を含み、前記初期位置と前記前壁の距離は前記枢動位置と前記前壁の距離よりも小さく、前記初期位置と前記側壁の距離は前記枢動位置と前記側壁の距離よりも大きい。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の切替金具および前記第2の切替金具は第5の軸本体を介して相互に嵌合され、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第1の軸本体は前記第5の軸本体を中心として前記ロックセクションを移動する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の切替金具は前記第2の切替金具よりも前記第1のヒンジ金具に近い。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の切替金具は前記第3の軸本体を含み、前記第2の切替金具は貫通穴を有し、前記第3の軸本体は前記貫通穴を通って前記第3の溝本体まで延伸し、前記第2の切替金具は前記第4の軸本体を含み、前記第4の軸本体は前記第4の溝本体まで延伸する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は、開口および前記開口の周りに設けられた前端面を含み、前記第1の軸本体と前記前端面の間に第1の距離があり、前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第3の軸本体と前記前端面の間に第2の距離があり、前記第2の距離は前記第1の距離よりも大きい。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記ビルトイン式冷蔵庫は、ヒンジ部品に隣接して扉の回転経路の延伸セクションに設けられた外側面をさらに含み、前記第1の軸本体と前記外側面の間に第3の距離があり、前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第3の軸本体と前記外側面の間に第4の距離があり、前記第4の距離は前記第3の距離よりも小さい。
本発明の上記の目的の1つを達成するために、本発明の一実施形態によって提供される扉の開閉を補助可能なビルトイン式冷蔵庫は、庫本体、前記庫本体を開閉するための扉、および前記庫本体と前記扉を接続するためのヒンジ部品を含み、前記庫本体は収容チャンバー、および前記収容チャンバーを第1の収容室と第2の収容室に分割するための固定梁を含み、前記収容チャンバーは対向して配置された後壁および開口を含み、前記後壁の前記開口に向かう方向は第1の方向であり、前記扉は、前記第1の収容室に対応して配置された第1の扉、および前記第2の収容室に対応して配置された第2の扉を含み、前記ヒンジ部品は、前記庫本体に固定された第1のヒンジ金具、前記扉に固定された第2のヒンジ金具、および前記第1のヒンジ金具と前記第2のヒンジ金具を接続するための切替部品を含み、前記第1のヒンジ金具と前記切替部品は、相互に嵌合された第1の軸本体群および第1の溝本体群を介して相対的に移動し、前記第1の軸本体群は第1の軸本体および第2の軸本体を含み、前記第1の溝本体群は第1の自由セクション、第2の自由セクションおよびロックセクションを含み、前記第1の自由セクションは対向して配置された初期位置および停止位置を有し、前記第2の自由セクションは連結された第1のセクションおよび第2のセクションを含み、前記第2のヒンジ金具と前記切替部品は、相互に嵌合された第2の軸本体群および第2の溝本体群を介して相対的に移動し、前記第2の軸本体群は第3の軸本体および第4の軸本体を含み、前記第2の溝本体群は第3の自由セクション、第4の自由セクションおよび制限セクションを含み、前記扉が閉状態である場合、前記第1の軸本体は前記初期位置に配置され、前記第2の軸本体は前記第1のセクションの前記第2のセクションから離れた一端に配置され、かつ前記第4の軸本体は前記制限セクションに配置され、前記切替部品は前記第2のヒンジ金具を制限し、前記第1の扉および前記第2の扉は両方とも前記固定梁に接触し、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第1の軸本体は前記初期位置にその場で回転し、前記第2の軸本体は前記第1の軸本体を中心として前記第1のセクション内を移動し、前記扉は前記庫本体に対してその場で回転した後、前記第2の軸本体は前記第2のセクション内を移動して前記第1の軸本体を前記初期位置から前記停止位置まで移動させるように駆動し、前記扉が第1の方向に沿って前記庫本体から離れる方向へ移動し、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第4の軸本体が前記制限セクションから脱出し、かつ前記第1の軸本体および/または前記第2の軸本体が前記ロックセクションによって制限されて前記切替部品は前記第1のヒンジ金具を制限し、前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第3の軸本体は前記第3の自由セクション内をその場で回転し、前記第4の軸本体は前記第3の軸本体を中心として前記第4の自由セクションを移動し、前記扉は前記庫本体に対して継続的にその場で回転する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は、前記ヒンジ部品に隣接して前記扉の回転経路の延伸セクションに延伸する外側面および前記開口の周りに設けられた前端面をさらに含み、前記扉は、連結された扉本体およびドアシールを含み、前記ドアシールは前記外側面に近接する側面ドアシールを含み、前記扉が閉状態である場合、前記ドアシールと前記前端面は相互に接触し、前記扉が開く過程において、前記側面ドアシールと前記前端面間の間隔が増加する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は、前記ヒンジ部品に接続された枢動側をさらに含み、前記扉が開く過程において、前記ヒンジ部品は、前記扉を第1の方向に沿って前記庫本体から離れる方向へ移動させるように駆動すると同時に、前記ヒンジ部品は、前記扉を前記枢動側から前記収容チャンバーに向かって移動させるように駆動する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は前記ヒンジ部品に隣接して前記扉の回転経路の延伸セクションに設けられた外側面を含み、前記扉は、前記収容チャンバーから離れた前壁、および前記前壁と前記収容チャンバー間に常に挟み付けられた側壁を含み、前記前壁と前記側壁の間に側稜があり、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記側稜は前記外側面の前記収容チャンバーに近い側に移動する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1のヒンジ金具は前記第1の軸本体および前記第2の軸本体を含み、前記切替部品は、前記第1の自由セクションを有する第1の溝本体、前記第2の自由セクションを有する第2の溝本体、前記第3の軸本体および前記第4の軸本体を含み、前記第2のヒンジ金具は、前記第3の自由セクションを有する第3の溝本体、および前記第4の自由セクションを有する第4の溝本体を含む。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記切替部品は、相互に嵌合された第1の切替金具および第2の切替金具を含み、前記第1の溝本体は、前記第1の切替金具に設けられた第1の上部溝本体および前記第2の切替金具に設けられた第1の下部溝本体を含み、前記第1の自由セクションは、前記第1の上部溝本体に設けられた第1の上部自由セクション、および前記第1の下部溝本体に設けられた第1の下部自由セクションを含み、前記第2の溝本体は、前記第1の切替金具に設けられた第2の上部溝本体および前記第2の切替金具に設けられた第2の下部溝本体を含み、前記第2の自由セクションは、前記第2の上部溝本体に設けられた第2の上部自由セクションおよび前記第2の下部溝本体に設けられた第2の下部自由セクションを含み、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第1の切替金具と前記第2の切替金具は相対的に静止しており、前記第1の上部自由セクションと前記第1の下部自由セクションが重なり合って前記第1の自由セクションを形成し、前記第2の上部自由セクションと前記第2の下部自由セクションが重なり合って前記第2の自由セクションを形成し、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第1の切替金具は前記第2の切替金具に対して移動して前記第4の軸本体が前記制限セクションから脱出し、かつ前記第1の軸本体および/または前記第2の軸本体は前記ロックセクションによって制限され、前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第1の切替金具と前記第2の切替金具は相対的に静止している。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記ロックセクションは、前記第1の上部自由セクションと連通する第1の上部ロックセクション、前記第1の下部自由セクションと連通する第1の下部ロックセクション、前記第2の上部自由セクションと連通する第2の上部ロックセクション、および前記第2の下部自由セクションと連通する第2の下部ロックセクションを含み、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第1の軸本体は前記第1の上部ロックセクションおよび前記第1の下部ロックセクションによって同時に制限され、前記第2の軸本体は、前記第2の上部ロックセクションおよび前記第2の下部ロックセクションによって同時に制限される。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の上部ロックセクションと前記第1の下部ロックセクションは常にずらされ、前記第2の上部ロックセクションと前記第2の下部ロックセクションは常にずらされる。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記扉は、前記収容チャンバーから離れた前壁、および前記前壁と前記収容チャンバー間に常に挟み付けられた側壁を含み、前記初期位置と前記前壁の距離は前記停止位置と前記前壁の距離よりも小さく、前記初期位置と前記側壁の距離は前記停止位置と前記側壁の距離よりも大きい。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の切替金具および前記第2の切替金具は第5の軸本体を介して相互に嵌合され、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第1の軸本体は前記第5の軸本体を中心として前記ロックセクションを移動する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の切替金具は前記第2の切替金具よりも前記第1のヒンジ金具に近い。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の切替金具は前記第3の軸本体を含み、前記第2の切替金具は貫通穴を有し、前記第3の軸本体は前記貫通穴を通って前記第3の溝本体まで延伸し、前記第2の切替金具は前記第4の軸本体を含み、前記第4の軸本体は前記第4の溝本体まで延伸する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は、開口および前記開口の周りに設けられた前端面を含み、前記第1の軸本体と前記前端面の間に第1の距離があり、前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第3の軸本体と前記前端面の間に第2の距離があり、前記第2の距離は前記第1の距離よりも大きい。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記冷蔵庫は、ヒンジ部品に隣接して扉の回転経路の延伸セクションに設けられた外側面をさらに含み、前記第1の軸本体と前記外側面の間に第3の距離があり、前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第3の軸本体と前記外側面の間に第4の距離があり、前記第4の距離は前記第3の距離よりも小さい。
本発明の上記の目的の1つを達成するために、本発明の一実施形態によって提供される扉の開閉を補助可能なビルトイン式冷蔵庫は、庫本体、前記庫本体を開閉するための扉、および前記庫本体と前記扉を接続するためのヒンジ部品を含み、前記庫本体は対向して配置された後壁および開口を含み、前記後壁の前記開口に向かう方向は第1の方向であり、前記扉に第1の嵌合部が設けられ、前記庫本体に第2の嵌合部が設けられ、前記ヒンジ部品は、前記庫本体に固定された第1のヒンジ金具、前記扉に固定された第2のヒンジ金具、および前記第1のヒンジ金具と前記第2のヒンジ金具を接続するための切替部品を含み、前記第1のヒンジ金具と前記切替部品は、相互に嵌合された第1の軸本体群および第1の溝本体群を介して相対的に移動し、前記第1の軸本体群は第1の軸本体および第2の軸本体を含み、前記第1の溝本体群は第1の自由セクション、第2の自由セクションおよびロックセクションを含み、前記第1の自由セクションは対向して配置された初期位置および停止位置を有し、前記第2の自由セクションは連結された第1のセクションおよび第2のセクションを含み、前記第2のヒンジ金具と前記切替部品は、相互に嵌合された第2の軸本体群および第2の溝本体群を介して相対的に移動し、前記第2の軸本体群は第3の軸本体および第4の軸本体を含み、前記第2の溝本体群は第3の自由セクション、第4の自由セクションおよび制限セクションを含み、前記扉が閉状態である場合、前記第1の軸本体は前記初期位置に配置され、前記第2の軸本体は前記第1のセクションの前記第2のセクションから離れた一端に配置され、かつ前記第4の軸本体は前記制限セクションに配置され、前記切替部品は前記第2のヒンジ金具を制限し、前記第1の嵌合部と前記第2の嵌合部は相互に係合し、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第1の軸本体は前記初期位置にその場で回転し、前記第2の軸本体は前記第1の軸本体を中心として前記第1のセクション内を移動し、前記第1の嵌合部が前記第2の嵌合部から脱出した後、前記第2の軸本体は前記第2のセクション内を移動して前記第1の軸本体を前記初期位置から前記停止位置まで移動させるように駆動し、前記扉が第1の方向に沿って前記庫本体から離れる方向へ移動し、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第4の軸本体が前記制限セクションから脱出し、かつ前記第1の軸本体および/または前記第2の軸本体が前記ロックセクションによって制限されて前記切替部品は前記第1のヒンジ金具を制限し、前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第3の軸本体は前記第3の自由セクション内をその場で回転し、前記第4の軸本体は前記第3の軸本体を中心として前記第4の自由セクションを移動する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は、前記ヒンジ部品に隣接して前記扉の回転経路の延伸セクションに延伸する外側面および前記開口の周りに設けられた前端面をさらに含み、前記扉は、連結された扉本体およびドアシールを含み、前記ドアシールは前記外側面に近接する側面ドアシールを含み、前記扉が閉状態である場合、前記ドアシールと前記前端面は相互に接触し、前記扉が開く過程において、前記側面ドアシールと前記前端面間の間隔が増加する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は、収容チャンバー、および前記ヒンジ部品に接続された枢動側をさらに含み、前記扉が開く過程において、前記ヒンジ部品は、前記扉を第1の方向に沿って前記庫本体から離れる方向へ移動させるように駆動すると同時に、前記ヒンジ部品は、前記扉を前記枢動側から前記収容チャンバーに向かって移動させるように駆動する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は前記ヒンジ部品に隣接して前記扉の回転経路の延伸セクションに設けられた外側面を含み、前記扉は、前記収容チャンバーから離れた前壁、および前記前壁と前記収容チャンバー間に常に挟み付けられた側壁を含み、前記前壁と前記側壁の間に側稜があり、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記側稜は前記外側面の前記収容チャンバーに近い側に移動する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は収容チャンバーをさらに含み、前記扉は前記庫本体に枢軸接続されて水平方向に沿って並列して配置された第1の扉および第2の扉を含み、前記冷蔵庫は、前記第1の扉の前記第2の扉に近い側に可動に接続された垂直ビームをさらに含み、前記第1の嵌合部は前記垂直ビームに配置され、前記扉が閉状態である場合、前記垂直ビームは前記第2の扉まで延伸し、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記扉は前記庫本体に対してその場で回転することにより、前記垂直ビームは前記収容チャンバーに近い側に向かって回転し、前記第1の扉と前記垂直ビームとは第1の折畳角度になった後、前記垂直ビームと前記第1の扉は相対的に静止する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1のヒンジ金具は前記第1の軸本体および前記第2の軸本体を含み、前記切替部品は、前記第1の自由セクションを有する第1の溝本体、前記第2の自由セクションを有する第2の溝本体、前記第3の軸本体および前記第4の軸本体を含み、前記第2のヒンジ金具は、前記第3の自由セクションを有する第3の溝本体、および前記第4の自由セクションを有する第4の溝本体を含む。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記切替部品は、相互に嵌合された第1の切替金具および第2の切替金具を含み、前記第1の溝本体は、前記第1の切替金具に設けられた第1の上部溝本体および前記第2の切替金具に設けられた第1の下部溝本体を含み、前記第1の自由セクションは、前記第1の上部溝本体に設けられた第1の上部自由セクション、および前記第1の下部溝本体に設けられた第1の下部自由セクションを含み、前記第2の溝本体は、前記第1の切替金具に設けられた第2の上部溝本体および前記第2の切替金具に設けられた第2の下部溝本体を含み、前記第2の自由セクションは、前記第2の上部溝本体に設けられた第2の上部自由セクションおよび前記第2の下部溝本体に設けられた第2の下部自由セクションを含み、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第1の切替金具と前記第2の切替金具は相対的に静止しており、前記第1の上部自由セクションと前記第1の下部自由セクションが重なり合って前記第1の自由セクションを形成し、前記第2の上部自由セクションと前記第2の下部自由セクションが重なり合って前記第2の自由セクションを形成し、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第1の切替金具は前記第2の切替金具に対して移動して前記第4の軸本体が前記制限セクションから脱出し、かつ前記第1の軸本体および/または前記第2の軸本体は前記ロックセクションによって制限され、前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第1の切替金具と前記第2の切替金具は相対的に静止している。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記ロックセクションは、前記第1の上部自由セクションと連通する第1の上部ロックセクション、前記第1の下部自由セクションと連通する第1の下部ロックセクション、前記第2の上部自由セクションと連通する第2の上部ロックセクション、および前記第2の下部自由セクションと連通する第2の下部ロックセクションを含み、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第1の軸本体は前記第1の上部ロックセクションおよび前記第1の下部ロックセクションによって同時に制限され、前記第2の軸本体は、前記第2の上部ロックセクションおよび前記第2の下部ロックセクションによって同時に制限される。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の上部ロックセクションと前記第1の下部ロックセクションは常にずらされ、前記第2の上部ロックセクションと前記第2の下部ロックセクションは常にずらされる。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は収容チャンバーを含み、前記扉は、前記収容チャンバーから離れた前壁、および前記前壁と前記収容チャンバー間に常に挟み付けられた側壁を含み、前記初期位置と前記前壁の距離は前記停止位置と前記前壁の距離よりも小さく、前記初期位置と前記側壁の距離は前記停止位置と前記側壁の距離よりも大きい。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の切替金具および前記第2の切替金具は第5の軸本体を介して相互に嵌合され、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第1の軸本体は前記第5の軸本体を中心として前記ロックセクションを移動する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の切替金具は前記第2の切替金具よりも前記第1のヒンジ金具に近い。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の切替金具は前記第3の軸本体を含み、前記第2の切替金具は貫通穴を有し、前記第3の軸本体は前記貫通穴を通って前記第3の溝本体まで延伸し、前記第2の切替金具は前記第4の軸本体を含み、前記第4の軸本体は前記第4の溝本体まで延伸する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は、開口および前記開口の周りに設けられた前端面を含み、前記第1の軸本体と前記前端面の間に第1の距離があり、前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第3の軸本体と前記前端面の間に第2の距離があり、前記第2の距離は前記第1の距離よりも大きい。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記冷蔵庫は、ヒンジ部品に隣接して扉の回転経路の延伸セクションに設けられた外側面をさらに含み、前記第1の軸本体と前記外側面の間に第3の距離があり、前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第3の軸本体と前記外側面の間に第4の距離があり、前記第4の距離は前記第3の距離よりも小さい。
本発明の上記の目的の1つを達成するために、本発明の一実施形態によって提供される扉の開閉を補助可能なビルトイン式冷蔵庫は、庫本体、庫本体を開閉するための扉、および庫本体と扉を接続するためのヒンジ部品を含み、前記庫本体は対向して配置された後壁および開口を含み、前記後壁の前記開口に向かう方向は第1の方向であり、前記ヒンジ部品は、前記庫本体に固定された第1のヒンジ金具、前記扉に固定された第2のヒンジ金具、および前記第1のヒンジ金具と前記第2のヒンジ金具を接続するための切替部品を含み、前記第1のヒンジ金具と前記切替部品は、相互に嵌合された第1の軸本体および第1の溝本体を介して相対的に移動し、前記第1の溝本体は第1の自由セクションを含み、前記第2のヒンジ金具と前記切替部品は、相互に嵌合された第2の軸本体群および第2の溝本体群を介して相対的に移動し、前記第2の軸本体群は第3の軸本体および第4の軸本体を含み、前記第2の溝本体群は第3の自由セクション、第4の自由セクションおよび制限セクションを含み、前記第3の自由セクションは対向して配置された開始位置および枢動位置を有し、前記第4の自由セクションは、順次連結された移動セクションおよび回転セクション、前記扉が閉状態である場合、前記第1の軸本体は前記第1の自由セクションに配置され、前記第4の軸本体は前記制限セクションに配置され、前記切替部品は前記第2のヒンジ金具を制限し、前記第3の軸本体は前記開始位置に配置され、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第1の軸本体は前記第1の自由セクション内をその場で回転することにより、前記扉を前記庫本体に対してその場で回転させるように駆動し、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第4の軸本体が前記制限セクションから脱出し、前記第3の軸本体は前記開始位置に保持され、前記切替部品は前記第1のヒンジ金具を制限し、前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第4の軸本体は前記移動セクション内を移動して前記第3の軸本体を前記開始位置から前記枢動位置まで移動させるように駆動し、前記扉が第1の方向に沿って前記庫本体から離れる方向へ移動し、その後前記第3の軸本体は前記枢動位置にその場で回転し、前記第4の軸本体は前記第3の軸本体を中心として前記回転セクションを移動し、前記扉は前記庫本体に対して継続的にその場で回転する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は、前記ヒンジ部品に隣接して前記扉の回転経路の延伸セクションに延伸する外側面および前記開口の周りに設けられた前端面をさらに含み、前記扉は、連結された扉本体およびドアシールを含み、前記ドアシールは前記外側面に近接する側面ドアシールを含み、前記扉が閉状態である場合、前記ドアシールと前記前端面は相互に接触し、前記扉が開く過程において、前記側面ドアシールと前記前端面間の間隔が増加する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は、収容チャンバー、および前記ヒンジ部品に接続された枢動側をさらに含み、前記扉が開く過程において、前記ヒンジ部品は、前記扉を第1の方向に沿って前記庫本体から離れる方向へ移動させるように駆動すると同時に、前記ヒンジ部品は、前記扉を前記枢動側から前記収容チャンバーに向かって移動させるように駆動する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1のヒンジ金具は前記第1の軸本体を含み、前記切替部品は前記第1の溝本体、前記第3の軸本体および前記第4の軸本体を含み、前記第2のヒンジ金具は、前記第3の自由セクションを有する第3の溝本体、および前記第4の自由セクション、前記制限セクションを有する第4の溝本体を含む。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記切替部品は、相互に嵌合された第1の切替金具および第2の切替金具を含み、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、または第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第1の切替金具と前記第2の切替金具は相対的に静止しており、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第1の切替金具は前記第2の切替金具に対して移動して前記第4の軸本体が前記制限セクションから脱出する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1のヒンジ金具は第1の制限部を含み、前記第1の切替金具は第2の制限部を含み、前記第1の溝本体は、前記第1の切替金具に設けられた第1の上部溝本体および前記第2の切替金具に設けられた第1の下部溝本体を含み、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第1の上部溝本体と前記第1の下部溝本体間の重なり部分は第1の自由セクションであり、前記第1の軸本体は前記第1の自由セクション内をその場で回転し、前記第2の制限部が前記第1の制限部に当接することにより、前記切替部品は前記第1のヒンジ金具を制限し、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第1の切替金具は前記第2の切替金具に対して移動して前記第4の軸本体が前記制限セクションから脱出する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の制限部および前記第2の制限部の一方は突出部であり、他方は凹部であり、前記突出部は第1の制限面を有し、前記凹部は第2の制限面を有し、前記扉が閉状態である場合、前記第1の制限面は前記第2の制限面から離れ、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第1の制限面と前記第2の制限面は、前記第1の制限面が前記第2の制限面に当接するまで徐々に近接する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記凹部は前記第1の切替金具に設けられ、前記突出部は前記第1のヒンジ金具に設けられる。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の上部溝本体の開口寸法は前記第1の軸本体に相互に嵌合され、前記第1の下部溝本体の開口寸法は前記第1の上部溝本体の開口寸法よりも大きい。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の切替金具は第1のストッパー部を含み、前記第2の切替金具は、前記第1のストッパー部に嵌合された第2のストッパー部を含み、前記扉が第2の開角度から第1の開角度まで閉じる過程において、前記第2の切替金具は、前記第2のストッパー部と前記第1のストッパー部の嵌合により、前記第1の切替金具の移動を制限する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の切替金具および前記第2の切替金具は第5の軸本体を介して相互に嵌合される。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の切替金具は前記第2の切替金具よりも前記第1のヒンジ金具に近い。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の切替金具は前記第3の軸本体を含み、前記第2の切替金具は貫通穴を有し、前記第3の軸本体は前記貫通穴を通って前記第3の溝本体まで延伸し、前記第2の切替金具は前記第4の軸本体を含み、前記第4の軸本体は前記第4の溝本体まで延伸する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は、開口および前記開口の周りに設けられた前端面を含み、前記第1の軸本体と前記前端面の間に第1の距離があり、前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第3の軸本体と前記前端面の間に第2の距離があり、前記第2の距離は前記第1の距離よりも大きい。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記冷蔵庫は、ヒンジ部品に隣接して扉の回転経路の延伸セクションに設けられた外側面をさらに含み、前記第1の軸本体と前記外側面の間に第3の距離があり、前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第3の軸本体と前記外側面の間に第4の距離があり、前記第4の距離は前記第3の距離よりも小さい。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記扉に第1の嵌合部が設けられ、前記庫本体に第2の嵌合部が設けられ、前記扉が閉状態である場合、前記第1の嵌合部と前記第2の嵌合部は相互に係合し、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記ヒンジ部品前記扉を前記庫本体に対してその場で回転させるように駆動することにより、前記第1の嵌合部が前記第2の嵌合部から脱出する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は収容チャンバーを含み、前記扉は前記庫本体に枢軸接続されて水平方向に沿って並列して配置された第1の扉および第2の扉を含み、前記冷蔵庫は、前記第1の扉の前記第2の扉に近い側に可動に接続された垂直ビームをさらに含み、前記第1の嵌合部は前記垂直ビームに配置され、前記扉が閉状態である場合、前記垂直ビームは前記第2の扉まで延伸し、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記扉は前記庫本体に対してその場で回転することにより、前記垂直ビームは前記収容チャンバーに近い側に向かって回転し、前記第1の扉と前記垂直ビームとは第1の折畳角度になった後、前記垂直ビームと前記第1の扉は相対的に静止する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の嵌合部は前記垂直ビームから上方に突出する突出部であり、前記第2の嵌合部は切欠を有する凹溝であり、前記突出部は前記切欠を介して前記凹溝に対して進出可能である。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は、収容チャンバー、および前記収容チャンバーを第1の収容室と第2の収容室に分割するための固定梁をさらに含み、前記扉は、前記第1の収容室に対応して配置された第1の扉、および前記第2の収容室に対応して配置された第2の扉を含み、前記扉が閉状態である場合、前記第1の扉および前記第2の扉は両方とも前記固定梁に接触し、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記ヒンジ部品は前記扉を前記庫本体に対してその場で回転させるように駆動することにより、前記扉が前記固定梁から脱出する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記初期位置と前記枢動位置間の連結線は前記移動セクションに平行である。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第3の自由セクションは楕円形であり、前記移動セクションは円弧状である。
本発明の上記の目的の1つを達成するために、本発明の一実施形態によって提供される扉の開閉を補助可能なビルトイン式冷蔵庫は、庫本体、前記庫本体を開閉するための扉、および前記庫本体と前記扉を接続するためのヒンジ部品を含み、前記庫本体は対向して配置された裏面および開口を含み、前記裏面の前記開口に向かう方向は第1の方向であり、前記ヒンジ部品は、前記庫本体に固定された第1のヒンジ金具、前記扉に固定された第2のヒンジ金具、および前記第1のヒンジ金具と前記第2のヒンジ金具を接続するための切替部品を含み、前記切替部品は、相互に嵌合された第1の切替金具および第2の切替金具を含み、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第1の切替金具、前記第2の切替金具および前記第2のヒンジ金具は相対的に静止しており、前記第1のヒンジ金具に対して一緒に移動し、前記扉は前記庫本体に対してその場で回転し、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第1の切替金具と前記第1のヒンジ金具は相対的に静止しており、前記第2の切替金具と前記第2のヒンジ金具は相対的に静止しており、前記第1の切替金具に対して一緒に移動し、前記扉が第1の方向に沿って前記庫本体から離れる方向へ移動し、前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第1のヒンジ金具、前記第1の切替金具および前記第2の切替金具は相対的に静止しており、前記第2のヒンジ金具は前記第2の切替金具に対して移動し、前記扉は前記庫本体に対して継続的にその場で回転する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は、前記ヒンジ部品に隣接して前記扉の回転経路の延伸セクションに延伸する外側面および前記開口の周りに設けられた前端面をさらに含み、前記扉の前記庫本体に近い側にドアシールが設けられ、前記ドアシールは前記外側面に近接する側面ドアシールを含み、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記扉は第1の方向に沿って前記庫本体から離れる方向へ移動し、前記側面ドアシールと前記前端面間の間隔が増加する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は、収容チャンバー、および前記ヒンジ部品に接続された枢動側をさらに含み、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記ヒンジ部品は、前記扉を第1の方向に沿って前記庫本体から離れる方向へ移動させるように駆動すると同時に、前記ヒンジ部品は、前記扉を前記枢動側から前記収容チャンバーに向かって移動させるように駆動する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1のヒンジ金具は第1の軸本体を含み、前記第1の切替金具は第3の軸本体および第1の上部溝本体を含み、前記第2の切替金具は第4の軸本体および貫通穴を含み、前記第2のヒンジ金具は第3の溝本体および第4の溝本体を含み、前記貫通穴は対向して配置された初期位置および停止位置を有し、前記第3の溝本体は対向して配置された開始位置および枢動位置を有し、前記第4の溝本体は対向して配置された回転開始位置および回転停止位置を有し、前記扉が閉状態である場合、前記第1の軸本体が前記第1の上部溝本体まで延伸し、前記第3の軸本体は前記貫通穴および前記第3の溝本体を順次通過し、かつ前記第3の軸本体は前記初期位置および前記開始位置に配置され、前記第4の軸本体は前記第4の溝本体の前記回転開始位置に配置され、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第1の軸本体は前記第1の上部溝本体内にその場で回転し、前記扉を前記庫本体に対してその場で回転させるように駆動し、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第4の軸本体は前記回転開始位置に保持され、前記第3の軸本体は前記初期位置から前記停止位置に移動すると同時に、前記第3の軸本体は前記初期位置から前記枢動位置に移動し、前記扉が第1の方向に沿って前記庫本体から離れる方向へ移動し、前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第3の軸本体は前記停止位置および前記枢動位置に保持され、前記第4の軸本体は前記回転開始位置から前記回転停止位置まで移動し、前記扉は前記庫本体に対して継続的にその場で回転する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の上部溝本体は円形であり、前記貫通穴および前記第3の溝本体はすべて楕円形である。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第4の溝本体は円弧状溝であり、かつ前記円弧状溝の円心は前記第3の溝本体の前記枢動位置である。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1のヒンジ金具は第1の制限部を含み、前記第1の切替金具は第2の制限部を含み、前記第1の制限部および前記第2の制限部の一方は突出部であり、他方は凹部であり、前記突出部は第1の制限面を有し、前記凹部は第2の制限面を有し、前記扉が閉状態である場合、前記第1の制限面は前記第2の制限面から離れ、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第1の制限面と前記第2の制限面は、前記第1の制限面が前記第2の制限面に当接するまで徐々に近接する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1のヒンジ金具は第1の係合部および第2の係合部を含み、前記第1の切替金具は第3の係合部を含み、前記扉が閉状態である場合、前記第3の係合部は前記第1の係合部によって制限され、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第3の係合部が前記第1の係合部から脱出し、かつ前記第3の係合部と前記第2の係合部は、前記第3の係合部が前記第2の係合部によって制限されるまで、徐々に近接する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の切替金具は第4の係合部および第5の係合部を含み、前記第2の切替金具は第6の係合部を含み、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第6の係合部は前記第4の係合部によって制限され、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第6の係合部が前記第4の係合部から脱出し、かつ前記第6の係合部と前記第5の係合部は、前記第6の係合部が前記第5の係合部によって制限されるまで、徐々に近接する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第2の切替金具は第1の下部溝本体を含み、前記第1の軸本体は前記第1の上部溝本体および前記第1の下部溝本体を順次通過し、前記第1の下部溝本体は、対向して配置された第1の端および第2の端を含み、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第1の軸本体は前記第1の端に保持され、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第1の軸本体は前記第1の端から前記第2の端に移動する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の下部溝本体は前記貫通穴に平行であり、かつ前記第1の下部溝本体および前記貫通穴はすべて楕円形である。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の切替金具と前記第2の切替金具は第5の軸本体および第5の溝本体を介して嵌合され、前記第5の溝本体は対向して配置された第3の端および第4の端を含み、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第5の軸本体は前記第3の端に保持され、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第5の軸本体は前記第3の端から前記第4の端に移動する。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第5の溝本体は前記貫通穴に平行であり、かつ前記第5の溝本体および前記貫通穴はすべて楕円形である。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記第1の切替金具は前記第2の切替金具よりも前記第1のヒンジ金具に近い。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は、開口および前記開口の周りに設けられた前端面を含み、前記第1の軸本体と前記前端面の間に第1の距離があり、前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第3の軸本体と前記前端面の間に第2の距離があり、前記第2の距離は前記第1の距離よりも大きい。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は、ヒンジ部品に隣接して扉の回転経路の延伸セクションに設けられた外側面をさらに含み、前記第1の軸本体と前記外側面の間に第3の距離があり、前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第3の軸本体と前記外側面の間に第4の距離があり、前記第4の距離は前記第3の距離よりも小さい。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は、開口および前記開口の周りに設けられた前端面を含み、前記扉が第1の開角度である場合、前記初期位置は前記停止位置よりも前記前端面から離れる。
本発明の一実施形態のさらなる改善として、前記庫本体は、ヒンジ部品に隣接して扉の回転経路の延伸セクションに設けられた外側面をさらに含み、前記扉が第1の開角度である場合、前記初期位置は前記停止位置よりも前記外側面から離れる。
本発明の上記の目的の1つを達成するために、本発明の一実施形態によって提供される扉の開閉を補助可能なビルトイン式冷蔵庫は、庫本体、前記庫本体を開閉するための扉、および前記庫本体と前記扉を接続するためのヒンジ部品を含み、前記庫本体は対向して配置された裏面および開口を含み、前記裏面の前記開口に向かう方向は第1の方向であり、前記ヒンジ部品は、前記庫本体に固定された第1のヒンジ金具、前記扉に固定された第2のヒンジ金具、および前記第1のヒンジ金具と前記第2のヒンジ金具を接続するための切替部品を含み、前記切替部品は、相互に嵌合された第1の切替金具および第2の切替金具を含み、前記第1のヒンジ金具は第1の軸本体を含み、前記第1の切替金具は第3の軸本体および第1の上部溝本体を含み、前記第2の切替金具は第4の軸本体および貫通穴を含み、前記第2のヒンジ金具は第3の溝本体および第4の溝本体を含み、前記貫通穴は対向して配置された初期位置および停止位置を有し、前記第3の溝本体は対向して配置された開始位置および枢動位置を有し、前記第4の溝本体は対向して配置された回転開始位置および回転停止位置を有し、前記扉が閉状態である場合、前記第1の軸本体が前記第1の上部溝本体まで延伸し、前記第3の軸本体は前記貫通穴および前記第3の溝本体を順次通過し、かつ前記第3の軸本体は前記初期位置および前記開始位置に配置され、前記第4の軸本体は前記第4の溝本体の前記回転開始位置に配置され、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第1の軸本体は前記第1の上部溝本体内にその場で回転し、前記扉を前記庫本体に対してその場で回転させるように駆動し、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第4の軸本体は前記回転開始位置に保持され、前記第3の軸本体は前記初期位置から前記停止位置に移動すると同時に、前記第3の軸本体は前記初期位置から前記枢動位置に移動し、前記扉が第1の方向に沿って前記庫本体から離れる方向へ移動し、前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第3の軸本体は前記停止位置および前記枢動位置に保持され、前記第4の軸本体は前記回転開始位置から前記回転停止位置まで移動し、前記扉は前記庫本体に対して継続的にその場で回転する。
従来技術と比較すると、本発明は以下の有益な効果を有する。本発明の一実施形態の冷蔵庫は、扉の開閉自由度を高め、様々な移動軌跡を生成して異なるアプリケーションシナリオに適用可能である。
本発明の第1の実施形態のマルチドア冷蔵庫の斜視図である。 本発明の第1の実施形態のマルチドア冷蔵庫の閉状態の概略図である。 本発明の第1の実施形態のマルチドア冷蔵庫冷蔵庫が第1の中間開角度まで開く場合の概略図である。 本発明の第1の実施形態の扉の概略図である。 本発明の第1の実施形態のマルチドア冷蔵庫の背面図である(一部の構成要素を省略)。 本発明の第1の実施形態の第1の嵌合部、第2の嵌合部の分解図である。 本発明の第1の実施形態のヒンジ部品の閉状態の斜視図である。 本発明の第1の実施形態のヒンジ部品の異なる状態の分解図である。 本発明の第1の実施形態のヒンジ部品の異なる状態の分解図である。 本発明の第1の実施形態のヒンジ部品の異なる状態の分解図である。 本発明の第1の実施形態の冷蔵庫の閉状態の上面図である。 本発明の第1の実施形態のヒンジ部品の閉状態の斜視図である。 本発明の第1の実施形態のヒンジ部品の閉状態の上面視断面図である。 本発明の第1の実施形態のヒンジ部品の閉状態の底面視断面図である。 本発明の第1の実施形態の冷蔵庫の第1の中間開角度の上面図である。 本発明の第1の実施形態のヒンジ部品の第1の中間開角度の斜視図である。 本発明の第1の実施形態のヒンジ部品の第1の中間開角度の上面視断面図である。 本発明の第1の実施形態のヒンジ部品の第1の中間開角度の底面視断面図である。 本発明の第1の実施形態の冷蔵庫の第1の開角度の上面図である。 本発明の第1の実施形態のヒンジ部品の第1の開角度の斜視図である。 本発明の第1の実施形態のヒンジ部品の第1の開角度の上面視断面図である。 本発明の第1の実施形態のヒンジ部品の第1の開角度の底面視断面図である。 本発明の第1の実施形態の冷蔵庫の第2の開角度の上面図である。 本発明の第1の実施形態のヒンジ部品の第2の開角度の斜視図である。 本発明の第1の実施形態のヒンジ部品の第2の開角度の上面視断面図である。 本発明の第1の実施形態のヒンジ部品の第2の開角度の底面視断面図である。 本発明の第1の実施形態の冷蔵庫の最大開角度の上面図である。 本発明の第1の実施形態のヒンジ部品の最大開角度の斜視図である。 本発明の第1の実施形態のヒンジ部品の最大開角度の上面視断面図である。 本発明の第1の実施形態のヒンジ部品の最大開角度の底面視断面図である。 本発明の第1の実施形態の冷蔵庫の完全埋込状態の概略図である。 本発明の第1の実施形態の扉の下のヒンジ部品の斜視図である。 本発明の第2の実施形態のサイドバイサイド冷蔵庫の斜視図である。 本発明の第2の実施形態のサイドバイサイド冷蔵庫の第2の扉が省略された場合の概略図である。 本発明の第2の実施形態のサイドバイサイド冷蔵庫の扉が省略された場合の概略図である。 本発明の第2の実施形態の扉の概略図である。 本発明の第2の実施形態のヒンジ部品の閉状態の斜視図である。 本発明の第2の実施形態のヒンジ部品の異なる状態の分解図である。 本発明の第2の実施形態のヒンジ部品の異なる状態の分解図である。 本発明の第3の実施形態のヒンジ部品の閉状態の斜視図である。 本発明の第3の実施形態のヒンジ部品の異なる状態の分解図である。 本発明の第3の実施形態のヒンジ部品の異なる状態の分解図である。 本発明の第3の実施形態のヒンジ部品の異なる状態の分解図である。 本発明の第3の実施形態のヒンジ部品の異なる状態の分解図である。 本発明の第3の実施形態の冷蔵庫の閉状態の上面図である。 本発明の第3の実施形態のヒンジ部品の閉状態の斜視図である。 本発明の第3の実施形態のヒンジ部品の閉状態の上面視断面図である。 本発明の第3の実施形態のヒンジ部品の閉状態の底面視断面図である。 本発明の第3の実施形態の冷蔵庫の第1の開角度の上面図である。 本発明の第3の実施形態のヒンジ部品の第1の開角度の斜視図である。 本発明の第3の実施形態のヒンジ部品の第1の開角度の上面視断面図である。 本発明の第3の実施形態のヒンジ部品の第1の開角度の底面視断面図である。 本発明の第3の実施形態の冷蔵庫の第2の開角度の上面図である。 本発明の第3の実施形態のヒンジ部品の第2の開角度の斜視図である。 本発明の第3の実施形態のヒンジ部品の第2の開角度の上面視断面図である。 本発明の第3の実施形態のヒンジ部品の第2の開角度の底面視断面図である。 本発明の第3の実施形態の冷蔵庫の第1の中間開角度の上面図である。 本発明の第3の実施形態のヒンジ部品の第1の中間開角度の斜視図である。 本発明の第3の実施形態のヒンジ部品の第1の中間開角度の上面視断面図である。 本発明の第3の実施形態のヒンジ部品の第1の中間開角度の底面視断面図である。 本発明の第3の実施形態の冷蔵庫の最大開角度の上面図である。 本発明の第3の実施形態のヒンジ部品の最大開角度の斜視図である。 本発明の第3の実施形態のヒンジ部品の最大開角度の上面視断面図である。 本発明の第3の実施形態のヒンジ部品の最大開角度の底面視断面図である。 本発明の別の実施形態のヒンジ部品の分解図である。 本発明の別の実施形態のヒンジ部品の異なる開角度の底面視断面図である。 本発明の別の実施形態のヒンジ部品の異なる開角度の底面視断面図である。 本発明の別の実施形態のヒンジ部品の異なる開角度の底面視断面図である。 本発明の別の実施形態のヒンジ部品の異なる開角度の底面視断面図である。 本発明の第4の実施形態のヒンジ部品の斜視図である。 本発明の第4の実施形態のヒンジ部品の異なる角度の分解図である。 本発明の第4の実施形態のヒンジ部品の異なる角度の分解図である。 本発明の第4の実施形態の冷蔵庫の閉状態の上面図である。 本発明の第4の実施形態のヒンジ部品の閉状態の斜視図である。 図74のF1-F1の断面図である。 図74のF2-F2の断面図である。 本発明の第4の実施形態のヒンジ部品の底面図である。 本発明の第4の実施形態の冷蔵庫の第1の開角度の上面図である。 本発明の第4の実施形態のヒンジ部品の第1の開角度の斜視図である。 図79のF1-F1の断面図である。 図79のF2-F2の断面図である。 本発明の第4の実施形態のヒンジ部品の第1の開角度の底面図である。 本発明の第4の実施形態の冷蔵庫の第2の開角度の上面図である。 本発明の第4の実施形態のヒンジ部品の第2の開角度の斜視図である。 図84のF1-F1の断面図である。 図84のF2-F2の断面図である。 本発明の第4の実施形態のヒンジ部品の第2の開角度の底面図である。 本発明の第4の実施形態の冷蔵庫の最大開角度の上面図である。 本発明の第4の実施形態のヒンジ部品の最大開角度の斜視図である。 図89のF1-F1の断面図である。 図89のF2-F2の断面図である。 本発明の第4の実施形態のヒンジ部品の最大開角度の底面図である。 本発明の一実施形態の配線モジュールを備えた冷蔵庫の斜視図である。 本発明の一実施形態の配線モジュールを備えた冷蔵庫の上面図である。 本発明の一実施形態の配線モジュールを備えた冷蔵庫の斜視図状態での一部を拡大して示す拡大図である。 本発明の一実施形態の配線モジュールを備えた冷蔵庫の上面視状態での一部を拡大して示す拡大図である(扉の閉状態に対応する)。 本発明の一実施形態の配線モジュールを備えた冷蔵庫の上面視状態での一部を拡大して示す拡大図である(扉の開状態に対応する)。
以下、図面に示される具体的な実施形態を参照して本発明を詳細に説明する。しかし、これらの実施形態は本発明を制限するものではなく、当業者はこれらの実施形態に基づいて加えられた構造、方法、または機能上の変更は、すべて本発明の保護範囲に含まれるべきである。
本発明の各図面では、図示の便宜上、ある構造または部分の寸法が他の構造または部分に比べて誇張されるため、本発明の主題の基本的な構造を示すためにのみ使用される。
さらに、本明細書で使用される「上」、「上方」、「下」、「下方」、「左」、「右」などの相対的な空間位置を示す用語は、図面に示されるあるユニットまたは特徴と別のユニットまたは特徴の関係の説明を容易にするためにのみ使用される。相対的な空間位置の用語は、使用中または動作中のデバイスの図示方位以外の様々な方位を含むことを意図することができる。例えば、図中のデバイスを裏返すと、別のユニットまたは特徴の「下方」または「の下」に配置されるあるユニットは、別のユニットまたは特徴の「上方」になる。したがって、「下」という例示的な用語は、上方と下方の両方を包含することができる。デバイスは他の方向で方向付けられ得る(90度または他の方向で回転)、対応して本明細書で使用される空間に関する用語を説明する。
本実施形態では、図1~図10を参照すると、冷蔵庫100は、庫本体10、庫本体10を開閉するための扉20、および庫本体10と扉20を接続するためのヒンジ部品30を含む。
庫本体10は、対向して配置された後壁104および開口102を含み、後壁104の開口102に向かう方向は第1の方向Xである。
ヒンジ部品30は、第1のヒンジ金具31、第2のヒンジ金具32、および第1のヒンジ金具31と第2のヒンジ金具32を接続するための切替部品40を含む。
扉20が開く過程において、第1のヒンジ金具31は先ず切替部品40に対して相対的に移動した後、第2のヒンジ金具32は切替部品40に対して相対的に移動する。このとき、ヒンジ部品30は最初に扉20を庫本体10に対してその場で回転させるように駆動した後、扉20を第1の方向Xに沿って庫本体10から離れる方向へ移動させるように駆動し、その後扉20を庫本体10に対して継続的にその場で回転させるように駆動する。
ここで、扉20を庫本体10に対してその場で回転させることにより、ある方向の扉20の変位に起因して扉20が通常に開けない状況を効果的に回避することができ、扉20を第1の方向Xに沿って庫本体10から離れる方向へ移動させることにより、扉20の開きを補助することができる。
また、本実施形態では、切替部品33により第1のヒンジ金具31と第2のヒンジ金具32間の切替動作を実現し、第1のヒンジ金具31および第2のヒンジ金具32は、それぞれ、その場での回転、第1の方向Xに沿って庫本体10から離れる方向への移動、および、継続的なその場での回転中のうちの一部の機能を実現し、かつ本実施形態では、その場での回転、枢動側Pから収容チャンバーSに向かう移動および継続的なその場での回転は、1つずつ順次行われる。
本実施形態では、第1のヒンジ金具31は庫本体10に固定され、第2のヒンジ金具32は扉20に固定され、切替部品40は、第1の嵌合金具41および第2の嵌合金具42を含み、第1のヒンジ金具31と第2のヒンジ金具32は様々な組合せ方式を有し得る。
第1の組合せ方式では、扉20が閉状態から第1の開角度α1まで開く過程において、第1のヒンジ金具31と第1の嵌合金具41は相対的に移動して扉20を庫本体10に対してその場で回転させるように駆動した後、第1のヒンジ金具31と第1の嵌合金具41は相対的に移動して扉20を第1の方向Xに沿って庫本体10から離れる方向へ移動させるように駆動し、かつ第2の嵌合金具42は第2のヒンジ金具32を制限し、扉20が第1の開角度α1から継続的に第2の開角度α2まで開く過程において、第2のヒンジ金具32が第2の嵌合金具42の制限から脱出し、かつ第1の嵌合金具41は第1のヒンジ金具31を制限し、扉20が第2の開角度α2から継続的に最大開角度α3まで開く過程において、第2のヒンジ金具32と第2の嵌合金具42は相対的に移動して扉20を継続的にその場で回転させるように駆動する。
すなわち、本例の第1のヒンジ金具31と第1の嵌合金具41は嵌合されて、扉20のその場での回転および第1の方向Xに沿って庫本体10から離れる方向への移動を順次実現し、第2のヒンジ金具32と第2の嵌合金具42は嵌合されて扉20を継続的にその場で回転させる。このとき、切替部品40のロックアンロック機能により、第1のヒンジ金具31が最初に動作し、次に第2のヒンジ金具32が動作する。
第2の組合せ方式では、扉20が閉状態から第1の開角度α1まで開く過程において、第1のヒンジ金具31と第1の嵌合金具41は相対的に移動して扉20を庫本体10に対してその場で回転させるように駆動し、かつ第2の嵌合金具42は第2のヒンジ金具32を制限し、扉20が第1の開角度α1から継続的に第2の開角度α2まで開く過程において、第2のヒンジ金具32が第2の嵌合金具42の制限から脱出し、かつ第1の嵌合金具41は第1のヒンジ金具31を制限し、扉20が第2の開角度α2から継続的に最大開角度α3まで開く過程において、第2のヒンジ金具32と第2の嵌合金具42は相対的に移動して扉20を第1の方向Xに沿って庫本体10から離れる方向へ移動させるように駆動し、その後第2のヒンジ金具32と第2の嵌合金具42は相対的に移動して扉20を継続的にその場で回転させるように駆動する。
すなわち、本例の第1のヒンジ金具31と第1の嵌合金具41は嵌合されて扉20をその場で回転させ、第2のヒンジ金具32と第2の嵌合金具42は嵌合されて、扉20が第1の方向Xに沿って庫本体10から離れる方向への移動および扉20の継続的なその場での回転を順次実現する。このとき、切替部品40のロックアンロック機能により、第1のヒンジ金具31が最初に動作し、次に第2のヒンジ金具32が動作する。
すなわち、本例の第1のヒンジ金具31と第1の嵌合金具41は嵌合されて扉20をその場で回転させ、第2のヒンジ金具32と第2の嵌合金具42は嵌合されて、扉20が第1の方向Xに沿って庫本体10から離れる方向への移動および扉20の継続的なその場での回転を順次実現する。このとき、切替部品40のロックアンロック機能により、第1のヒンジ金具31が最初に動作し、次に第2のヒンジ金具32が動作する。
以下、第1の組合せ方式を例として本実施形態の冷蔵庫100を具体的に説明し、かつ冷蔵庫100は例えばマルチドア冷蔵庫100である。
図1~図6を参照すると、本発明の一実施形態のマルチドア冷蔵庫100の概略図である。
冷蔵庫100は、庫本体10、庫本体10を開閉するための扉20、および庫本体10と扉20を接続するためのヒンジ部品30を含む。
本実施形態の構造は、ヒンジ部品30を備えたマルチドア冷蔵庫100に適用可能であるだけでなく、他のシナリオ、例えばキャビネット、ワインキャビネット、ワードローブなどにも適用可能であることを強調すべきであり、本発明はマルチドア冷蔵庫100を例に取って説明するが、これに限定されない。
庫本体10は、収容チャンバーS、およびヒンジ部品30に接続された枢動側Pを含む。
ここで、「枢動側P」は扉20が庫本体10に対して回転する領域、つまりヒンジ部品30が配置された領域として定義される。
収容チャンバーSは、対向して配置された後壁104および開口102を含み、後壁104の開口102に向かう方向は第1の方向Xであり、第1の方向Xは冷蔵庫100の後から前への方向であり、枢動側Pから収容チャンバーSに向かう方向は第2の方向Yとして定義される。
扉20に第1の嵌合部25が設けられ、庫本体10に第2の嵌合部12が設けられる。
図7~図10を参照すると、ヒンジ部品30は、庫本体10に固定された第1のヒンジ金具31、扉20に固定された第2のヒンジ金具32、および第1のヒンジ金具31と第2のヒンジ金具32を接続するための切替部品40を含む。
第1のヒンジ金具31と切替部品40は、相互に嵌合された第1の軸本体群311、312および第1の溝本体群411、412を介して相対的に移動し、第1の軸本体群311、312は第1の軸本体311および第2の軸本体312を含み、第1の溝本体群411、412は、第1の自由セクションS1、第2の自由セクションS2およびロックセクション4132、4142、4152、4162を含み、第1の自由セクションS1は、対向して配置された初期位置A1および停止位置A2を有し、第2の自由セクションS2は、連結された第1のセクションL1および第2のセクションL2を含む。
第2のヒンジ金具32と切替部品40は、相互に嵌合された第2の軸本体群321、322および第2の溝本体群421、422を介して相対的に移動し、第2の軸本体群321、322は第3の軸本体321および第4の軸本体322を含み、第2の溝本体群421、422は、第3の自由セクション421、第4の自由セクション4221および制限セクション4222を含む。
扉20が閉状態である場合(図11~図14を参照)、第1の軸本体311は初期位置A1にあり、第2の軸本体312は第1のセクションL1の第2のセクションL2から離れた一端に配置され、かつ第4の軸本体322は制限セクション4222に配置され、切替部品40は第2のヒンジ金具32を制限し、第1の嵌合部25と第2の嵌合部12は相互に係合する。
ここで、第1の嵌合部25と第2の嵌合部12の相互係合により、扉20と庫本体10の密閉を実現し、第1の嵌合部25と第2の嵌合部12の具体的な形態は実際の状況に応じて決定すればよい。
扉20が閉状態から第1の開角度α1まで開く過程において(図15~図22を参照)、第1の軸本体311は初期位置A1にその場で回転し、第2の軸本体312は第1の軸本体311を中心として第1のセクションL1内を移動し、第1の嵌合部25が第2の嵌合部12から脱出し、扉20が庫本体10に対してその場で回転した後、第2の軸本体312は第2のセクションL2内を移動して第1の軸本体311を初期位置A1から停止位置A2に移動させるように駆動し、扉20は第1の方向Xに沿って庫本体10から離れる方向へ移動する。
具体的には、扉20が閉状態から第1の中間開角度α11まで開く過程において(図15~図18を参照)、第1の軸本体311は初期位置A1にその場で回転し、第2の軸本体312は第1の軸本体311を中心として第1のセクションL1内を移動し、扉20が庫本体10に対してその場で回転し、第1の嵌合部25が第2の嵌合部12から脱出する。
ここで、扉20が閉状態から第1の中間開角度α11まで開く過程において、扉20が庫本体10に対してその場で回転し、つまり扉20が他の方向に変位せずに回転し、ある方向の扉20の変位に起因して第1の嵌合部25が第2の嵌合部12から脱出しない現象を効果的に回避することができる。
なお、本実施形態中の冷蔵庫100は、第1の嵌合部25および第2の嵌合部12を有するシングルドア冷蔵庫、または第1の嵌合部25および第2の嵌合部12を有するサイドバイサイド冷蔵庫、マルチドア冷蔵庫などであり得る。
扉20が第1の中間開角度α11から第1の開角度α1まで開く過程において(図19~図22を参照)、第2の軸本体312は第2のセクションL2内を移動して第1の軸本体311を初期位置A1から停止位置A2に移動させるように駆動し、扉20は第1の方向Xに沿って庫本体10から離れる方向へ移動する。
ここで、扉20が第1の中間開角度α11から継続的に第1の開角度α1まで開く過程において、扉20が第1の方向Xに沿って庫本体20から離れる方向へ移動し、つまり扉20が庫本体10の前端から離れた方向に向かて移動し、このようにすれば、ヒンジ部品30の作用により、扉20と庫本体10の相互分離を補助して、扉の開閉の滑らかさを高める。
扉20が第1の開角度α1から継続的に第2の開角度α2まで開く過程において(図23~図26を参照)、第4の軸本体322が制限セクション4222から脱出し、かつ第1の軸本体311および/または第2の軸本体312はロックセクション4132、4142、4152、4162によって制限されて切替部品40は第1のヒンジ金具31を制限する。
扉20が第2の開角度α2から継続的に最大開角度α3まで開く過程において(図27~図30を参照)、第3の軸本体321は第3の自由セクション421内にその場で回転し、第4の軸本体322は第3の軸本体321を中心として第4の自由セクション4221を移動し、扉20は庫本体10に対して継続的にその場で回転する。
本実施形態では、庫本体10は、ヒンジ部品30に隣接して扉20の回転経路の延伸セクション上に延伸する外側面13および開口102の周りに配置された前端面103をさらに含む。
ここで、外側面13は庫本体10の左側面または右側面であり、異なるヒンジ部品30について、異なる外側面13に対応し、前端面103は庫本体10の扉20に近い端面である。
扉20は連結された扉本体25およびドアシール26を含み、ドアシール26は外側面13に近い側面ドアシール261を含む。
ここで、ドアシール26は扉本体25の庫本体10に近い側面に環状に配置され、側面ドアシール261はヒンジ部品30に最も近く垂直方向に沿って配置されたドアシールである。
扉20が閉状態である場合、ドアシール26と前端面103は相互に接触する。
ここで、ドアシール26と前端面103の相互接触により、扉20と庫本体10間の封止嵌合が実現され、一般的に、ドアシール26の押圧、磁気吸引などの作用により封止効果を向上させる。
扉20が開く過程において、側面ドアシール261と前端面103間の間隔が増加する。
ここで、扉20の開く過程において、扉20は第1の方向Xに沿って庫本体10から離れる方向へ移動し、側面ドアシール261と前端面103間の間隔が増加し、すなわち、ヒンジ部品30は、ドアシール26が庫本体10の前端面103から脱出するのを補助し、このようにすれば、ドアシール26の阻害(例えばドアシール26の過度な押圧、強すぎる磁気吸引作用力など)により扉20が庫本体10からスムーズに脱出できないのが回避され、かつユーザが容易に扉20を開く。
なお、本実施形態の冷蔵庫100は、ドアシール26の阻害を回避することに適用可能であるだけでなく、他の構造による扉20の開きへの阻害、例えば庫本体10と扉20間の霜などを回避することにも適用可能である。
本実施形態では、扉20が開く過程において、ヒンジ部品30は扉20を第1の方向Xに沿って庫本体10から離れる方向へ移動させるように駆動すると同時に、ヒンジ部品30は扉20を枢動側Pから収容チャンバーSに向かって移動させるように駆動する。
ここで、扉20が開く過程において、扉20が収容チャンバーSの側に向かって移動する。つまりこのとき扉20が庫本体10に対して回転しながら庫本体10に対して第2の方向Yに沿って変位し、このようにすれば、扉20の回転中収容チャンバーSから離れた一側に向かって庫本体10から突出する距離が大幅に減少し、つまり扉20が第2の方向Yに沿った変位は扉20の回転過程において庫本体10から突出する部分を相殺し、扉20が開く過程において周囲のキャビネットや壁などと干渉するのを防ぎ、ビルトインキャビネットや冷蔵庫100の収容空間が小さいシナリオに適している。
なお、本実施形態の扉20が開く過程において、扉20は同時に第1の方向Xおよび第2の方向Yに向かって移動し、扉20がスムーズに開かれる同時に、扉20は周囲のキャビネットや壁などと干渉するのを防ぐ。
本実施形態では、扉20は、庫本体10に枢軸接続されて水平方向に沿って並列して配置された第1の扉206および第2の扉207を含む。
冷蔵庫100は、第1の扉206の第2の扉207に近い側に可動に接続された垂直ビーム80をさらに含み、第1の嵌合部25は垂直ビーム80に配置される。
ここで、垂直ビーム80は第1の扉206の右側に可動に接続され、垂直ビーム80と第1の扉206は戻りばね81を介して接続され、垂直ビーム80は垂直方向の軸線を中心として第1の扉206に対して回転し、言い換えれば、垂直ビーム80は戻りばね81の作用により第1の扉206に対して回転し所定の位置に保持される。
第1の嵌合部25は垂直ビーム80から上方に突出する突出部25である。
第2の嵌合部12は庫本体10上に固定され、例えば、第2の嵌合部12はベース104上の凹溝12であり、ベース104は収容チャンバーSの頂部に固定され、凹溝12の一端は切欠121を有し、切欠121の開口方向は前方に向かい、突出部25および凹溝12は両方とも円弧状であり、突出部25は切欠121を介して凹溝12に対して進出することにより、突出部25と凹溝12の相互制限および相互分離が実現される。
もちろん、理解できるように、第1の嵌合部25、第2の嵌合部12の具体構造は上記の説明に限定されるものではなく、つまり第1の嵌合部25は垂直ビーム80での突出部25に限らず、第2の嵌合部12は突出部25に嵌合された凹溝12に限らず、第1の嵌合部25および第2の嵌合部12は冷蔵庫100の他の領域に相互に嵌合された構造であり得る。
本実施形態では、扉20は庫本体10に枢軸接続されて水平方向に沿って並列して配置された第3の扉208および第4の扉209をさらに含み、第3の扉208は第1の扉206の下方に配置され、かつ第4の扉209は第2の扉207の下方に配置され、冷蔵庫100は第3の扉208および第4の扉209の下方に配置された引出し300をさらに含む。
ここで、第1の扉206および第2の扉207に対応する収容チャンバーSは冷蔵室であり、つまり冷蔵室はサイドバイサイド構造であり、第3の扉208および第4の扉209はそれぞれ独立した2つの温度変化収容室に対応し、引出し300は冷凍引出しである。
なお、冷蔵庫100は庫本体10の内部に固定されて2つの温度変化収容室を分割するための固定梁を含み、第3の扉208および第4の扉209は固定梁に嵌合されて封止される。すなわち、このとき第3の扉208および第4の扉209に垂直ビームを配置する必要がなくなる。
継続的に図1~図10を参照すると、第1のヒンジ金具31は第1の軸本体311および第2の軸本体322を含み、切替部品40は、第1の自由セクションS1を有する第1の溝本体411、第2の自由セクションS2を有する第2の溝本体412、第3の軸本体321および第4の軸本体322を含み、第2のヒンジ金具32は、第3の自由セクション421を有する第3の溝本体421および第4の自由セクション4221を有する第4の溝本体422を含む。
本実施形態では、第1の嵌合金具41および第2の嵌合金具42は具体的に相互に嵌合された第1の切替金具401および第2の切替金具402であり、つまり切替部品40は相互に嵌合された第1の切替金具401および第2の切替金具402を含むが、これに限定されない。
第1の溝本体411は、第1の切替金具401に設けられた第1の上部溝本体413および第2の切替金具402に設けられた第1の下部溝本体414を含み、第1の自由セクションS1は、第1の上部溝本体413に設けられた第1の上部自由セクション4131および第1の下部溝本体414に設けられた第1の下部自由セクション4141を含む。
第2の溝本体412は、第1の切替金具401に設けられた第2の上部溝本体415および第2の切替金具402に設けられた第2の下部溝本体416を含み、第2の自由セクションS2は、第2の上部溝本体415に設けられた第2の上部自由セクション4151および第2の下部溝本体416に設けられた第2の下部自由セクション4161を含む。
ロックセクション4132、4142、4152、4162は、第1の上部自由セクション4131と連通する第1の上部ロックセクション4132、第1の下部自由セクション4141と連通する第1の下部ロックセクション4142、第2の上部自由セクション4151と連通する第2の上部ロックセクション4152および第2の下部自由セクション4161と連通する第2の下部ロックセクション4162を含む。
なお、第1の上部ロックセクション4132は第1の上部自由セクション4131の延伸セクションであってもよく、例えば第1の上部ロックセクション4132は停止位置A2の近くにあり、第1の上部自由セクション4131と一定の夾角になってもよく、もちろん、第1の上部ロックセクション4132および第2の上部ロックセクション4152を含まず、第1の下部ロックセクション4142と第2の下部ロックセクション4162によってロックを実現してもよい。
第1の上部ロックセクション4132と第1の下部ロックセクション4142は常にずらされ、第2の上部ロックセクション4152と第2の下部ロックセクション4162は常にずらされる。
ここで、「常にずらされる」とは、扉20の開く過程において、第1の上部ロックセクション4132と第1の下部ロックセクション4142は完全に重なり合う状態にならず、第2の上部ロックセクション4152と第2の下部ロックセクション4162も完全に重り合う状態にならない。
本実施形態では、第1の切替金具401は第2の切替金具402よりお第1のヒンジ金具31に近く、つまり第1のヒンジ金具31、第1の切替金具401、第2の切替金具402および第2のヒンジ金具32は順次積み重ねられる。
図10を参照すると、ヒンジ部品30は、第1のリベットシート4111および第2のリベットシート4121をさらに含み、第1の軸本体311が第1の溝本体411まで延伸すると、第1のリベットシート4111は第2の切替金具402の下方に設けられて第1の軸本体311に嵌設され、このようにすれば、第1の軸本体311が第1の溝本体411から脱出するのを防ぎ、同様に、第2の軸本体312が第2の溝本体412まで延伸すると、第2のリベットシート4121は第2の切替金具402の下方に設けられて第2の軸本体312に嵌設され、このようにすれば、第2の軸本体312が第2の溝本体412から脱出するのを防ぐ。
第1の切替金具401および第2の切替金具402は第5の軸本体50を介して相互に嵌合される。
ここで、第1の切替金具401および第2の切替金具402に第1の貫通穴4014および第2の貫通穴4024が配置され、独立のリベットシートは第5の軸本体50として第1の貫通穴4014および第2の貫通穴4024を貫通する。
具体的には、第5の軸本体50はリベットポスト51およびリベットポストガスケット52を含み、リベットポスト51の大寸法端は第2の貫通穴4024の下方に配置され、リベットポスト51の小寸法端は順次第2の貫通穴4024および第1の貫通穴4014に延伸し、リベットポストガスケット52は第1の貫通穴4014の上方に配置されリベットポスト51に嵌合されて、リベットポスト51をロックする。
このようにすれば、第1の切替金具401と第2の切替金具402が相互に嵌合され、つまり第1の切替金具401と第2の切替金具402が相対的に移動し、かつ第1の切替金具401と第2の切替金具402が相互に分離されなくなる。
なお、第1の貫通穴4014および第2の貫通穴4024と第5の軸本体50は相互に嵌合され、第1の切替金具401は第2の切替金具402に対してその場で回転する。
他の実施形態では、第1の切替金具401および第2の切替金具402の一方に貫通穴を配置し、他方に第5の軸本体50を配置し、第5の軸本体50と貫通穴の嵌合により第1の切替金具401と第2の切替金具402の相互嵌合を実現してもよいが、これに限定されない。
また、第1の切替金具401は第3の軸本体321を含み、第2の切替金具402は貫通穴4026を有し、第3の軸本体321は貫通穴4026を介して第3の溝本体421まで延伸し、第2の切替金具402は第4の軸本体322を含み、第4の軸本体322は第4の溝本体422まで延伸する。
ここで、貫通穴4026の寸法は第3の軸本体321の寸法よりも大きく、このようにすれば、第3の軸本体321が貫通穴4026内で移動可能であり、第1の切替金具401と第2の切替金具402は相対的に移動する場合、貫通穴4026と第3の軸本体321の相互干渉を回避することができる。
すなわち、本実施形態の第3の軸本体321および第4の軸本体322は異なる切替金具に配置されるが、これに限定されない。
本実施形態では、図10、第1の切替金具401は、順次積み重ねられた第1のライニング4011、第1のスライドベーン4012および第1のブッシュ4013を含み、第2の切替片402は、順次積み重ねられた第2のライニング4021、第2のスライドベーン4022および第2のブッシュ4023を含む。
ここで、第1のヒンジ金具31、第1のライニング4011、第1のスライドベーン4012、第1のブッシュ4013、第2のライニング4021、第2のスライドベーン4022、第2のブッシュ4023および第2のヒンジ金具32は上から下へ順次積み重ねられる。
第1のライニング4011、第1のブッシュ4013、第2のライニング4021および第2のブッシュ4023はともにプラスチック材質であり、例えばポリオキシメチレン(polyformldehyde、POM)などである。
第1のスライドベーン4012および第2のスライドベーン4022は金属材質であり、例えばステンレススチールまたはQ235鋼などである。
第1のライニング4011、第1のスライドベーン4012および第1のブッシュ4013の外形は相互に嵌合され、第1のライニング4011と第1のブッシュ4013は相互に嵌合されて第1のスライドベーン4012が両者の間に挟み付けられ、かつ第1のライニング4011、第1のスライドベーン4012および第1のブッシュ4013に溝穴が配置され嵌合されて、第1の上部溝本体413、第2の上部溝本体415および第1の貫通穴4014を形成する。
ここで、第1のスライドベーン4012および第1のブッシュ4013だけに溝穴を設けて第1の貫通穴4014を形成してもよく、つまり第1の貫通穴4014が第1のライニング4011を貫通していない。このとき、第5の軸本体50は第1の切替金具401の下方から第1の貫通穴4011に延伸し、第1のライニング4011により第1の貫通穴4014および第5の軸本体50が遮蔽されるため、外観が向上する。
第2のライニング4021、第2のスライドベーン4022および第2のブッシュ4023の外形は相互に嵌合され、第2のライニング4021と第2のブッシュ4023は相互に嵌合されて第2のスライドベーン4022が両者の間に挟み付けられ、かつ第2のライニング4021、第2のスライドベーン4022および第2のブッシュ4023に溝穴が配置され嵌合されて第1の下部溝本体414、第2の下部溝本体416および第2の貫通穴4024を形成する。
ここで、第2のライニング4021および第2のスライドベーン4022だけに溝穴を設けて第2の貫通穴4024を形成してもよく、つまり第2の貫通穴4024が第2のブッシュ4023を貫通していない。このとき、第5の軸本体50が第2のブッシュ4023の下方から第2の貫通穴4024および第1の貫通穴4011に延伸し、第2のブッシュ4023により第2の貫通穴4024および第5の軸本体50が遮蔽されるため、外観が向上する。
このとき、第5の軸本体50のリベットポスト51の一端が第2のブッシュ4023に制限され得、第2のライニング4021、第2のスライドベーン4022および第2のブッシュ4023の嵌合効果をさらに向上させる。
本実施形態では、第1の切替金具401は、第1のライニング4011、第1のスライドベーン4012および第1のブッシュ4013の周縁を被覆する第1の装飾シート4015をさらに含み、第2の切替金具402は、第2のライニング4021、第2のスライドベーン4022および第2のブッシュ4023の周縁を被覆する第2の装飾シート4025をさらに含み、第1の装飾シート4015と第2の装飾シート4025は相互に分離されている。
ここで、「第1の装飾シート4015と第2の装飾シート4025は相互に分離されている」とは、第1の装飾シート4015と第2の装飾シート4025は相互に独立した構造であることを指し、第1の切替金具401と第2の切替金具402は相対的に移動する場合、第1の装飾シート4015と第2の装飾シート4025も相対的に移動する。
また、本実施形態の第1の装飾シート4015は「∩」字形であり、つまり第1の装飾シート4015は、第1の装飾シート4015を容易に組み立るために、第1の切替金具401の3つの側面のみを被覆し、かつこれらの3つの側面に係合構造を配置して第1の装飾シート4015との嵌合を実現でき、第1の切替金具401と第2の切替金具402の重なり合い方向に、第1の装飾シート4015の幅は、第1のライニング4011、第1のスライドベーン4012および第1のブッシュ4013の総厚さとほぼ等しい。
同様に、第2の装飾シート4025は「∩」字形であり、つまり第2の装飾シート4025は、第2の装飾シート4025を容易に組み立てるために、第2の切替金具402の3つの側面のみを被覆し、かつこれらの3つの側面に係合構造を配置して第2の装飾シート4025との嵌合を実現でき、第1の切替金具401と第2の切替金具402の重なり合い方向に、第2の装飾シート4025の幅は、第2のライニング4021、第2のスライドベーン4022および第2のブッシュ4023の総厚さとほぼ等しい。
第1の装飾シート4015および第2の装飾シート4025は、ABS(Acrylonitrile Butdiene Styrene)プラスチックで形成され得る。
以下、ヒンジ部品30の具体的な動作手順を説明する。
本実施形態では、庫本体10は、ヒンジ部品30に隣接して扉20の回転経路の延伸セクション上に延伸する外側面13を含み、扉20は、収容チャンバーSから離れた前壁21、および前壁21と収容チャンバーS間に常に挟み付けられた側壁22を含み、前壁21と側壁22の間に側稜23がある。
図11~図14を参照すると、扉20が閉状態である場合、第1の切替金具401と第2の切替金具402は相対的に静止しており、第1の上部自由セクション4131と第1の下部自由セクション4141が重なり合って第1の自由セクションS1を形成し、第2の上部自由セクション4151と第2の下部自由セクション4161が重なり合って第2の自由セクションS2を形成し、第1の軸本体311は初期位置A1にあり、第2の軸本体312は第1のセクションL1の第2のセクションL2から離れた一端に配置され、突出部25が凹溝12に制限される。
具体的には、突出部25が凹溝12に制限されて垂直ビーム80が第2の扉207まで延伸している。つまりこのとき垂直ビーム80は、収容チャンバーS内の冷気が冷蔵庫100の外部へ漏れるのを防ぐために、第1の扉206、第2の扉207の内側面に密着される。
また、外側面13と側壁22は面一であり、外観上の滑らかさを確保し、外観が向上し、かつ扉20の取付にも便利であるが、これに限定されない。
図15~図18を参照すると、扉20が閉状態から第1の中間開角度α11まで開く過程において、第1の切替金具401と第2の切替金具402は相対的に静止しており、第1の上部自由セクション4131と第1の下部自由セクション4141が重なり合って第1の自由セクションS1を形成し、第2の上部自由セクション4151と第2の下部自由セクション4161が重なり合って第2の自由セクションS2を形成し、第1の軸本体311は初期位置A1にその場で回転し、第2の軸本体312は第1の軸本体311を中心として第1のセクションL1内を移動し、扉20が庫本体10に対してその場で回転して突出部25が凹溝12から脱出する。
具体的には、突出部25は切欠121を介して凹溝12から徐々に脱出すると同時に、垂直ビーム80は収容チャンバーSに近い側に回転して第1の扉206と垂直ビーム80は第1の折畳角度βになっている。
ここで、突出部25が凹溝12から完全に脱出すると、垂直ビーム80が第2の扉207の開閉を影響するのを防ぐために、第1の折畳角度βは90度未満であることが好ましい。
なお、突出部25と凹溝12は円弧状に嵌合されるため、扉20が閉状態である場合、突出部25および凹溝12は相互に制限されている。このとき扉20が第1の中間開角度α11まで開く過程において扉20が変位すると、突出部25と凹溝11が相互に干渉して引っ掛かって突出部25が凹溝12から脱出できず、ひいては扉20が開けない。
本実施形態では、扉20が第1の中間開角度α11まで開く過程において扉20が庫本体10に対してその場で回転し、突出部25が凹溝12からスムーズに脱出するのを保証する。
ここで、第1の中間開角度α11は10°以下であり、すなわち、扉20が約10°まで開く過程において、突出部25が凹溝12からの制限作用がなくなる。このとき、突出部25が凹溝12から完全に脱出するか、または突出部25が変位しても凹溝12と相互に干渉する状態にならない。
図19~図22を参照すると、扉20が第1の中間開角度α11から継続的に第1の開角度α1まで開く過程において、第1の切替金具401と第2の切替金具402は相対的に静止しており、第1の上部自由セクション4131と第1の下部自由セクション4141が重なり合って第1の自由セクションS1を形成し、第2の上部自由セクション4151と第2の下部自由セクション4161が重なり合って第2の自由セクションS2を形成し、第2の軸本体312は第2のセクションL2内を移動して第1の軸本体311を初期位置A1から停止位置A2に移動させるように駆動し、扉20は第1の方向Xに沿って庫本体10から離れる方向へ移動し、側面ドアシール261と前端面103間の間隔が増加すると同時に、扉20が枢動側Pから収容チャンバーSに向かって移動する。
従来技術では、単軸のヒンジ部品であるため、扉が常に庫本体に対してその場で回転し、実際の操作では、ドアシールの厚さ、扉の厚さなどの要素を考慮して、ドアシールが扉の開く過程を阻害することなく、ヒンジ部品の軸心位置を設計する必要があるが、軸心位置の設計過程は複雑で、かつ取付精度などの要素の影響により、軸心位置が予め設計された位置に保持されない場合がある。
本具体例は2軸2溝の嵌合により、扉20が庫本体10の前端から離れた方向に向かって移動し、ドアシール26の扉20の開き過程への阻害問題を効果的に解決し、かつ高い取付精度を必要せず、設計コストおよび取付難しさを大幅に低下させることができる。
また、なお、扉20が開く場合、ヒンジ部品30は扉20を庫本体10の前端から離れた方向に向かって移動させるように駆動し、扉20の開きを効果的に補助すると同時に、ヒンジ部品30は扉20を枢動側Pから収容チャンバーSに向かって移動させるように駆動し、扉20が庫本体10から突出するのを防ぐ。
なお、扉20が閉状態から第1の開角度α1まで開く過程において、第4の軸本体322は制限セクション4222によって常に制限されて、切替部品40は第2のヒンジ金具32を制限する。
また、この開く過程において、第1の上部自由セクション4131と第1の下部自由セクション4141は常に重なり合って第1の自由セクションS1を形成し、第2の上部自由セクション4151と第2の下部自由セクション4161は常に重なり合って第2の自由セクションS2を形成し、つまり第1の切替金具401と第2の切替金具402の移動軌跡は完全に同じであり、かつ第1の軸本体311が第1の自由セクションS1を移動すると同時に、第2の軸本体312が第2の自由セクションS2を移動し、この過程において第1の切替金具401と第2の切替金具402は常にずらされることなく、つまり第1の切替金具401と第2の切替金具402は相対的に静止しているため、第1の上部自由セクション4131と第1の下部自由セクション4141の相互ずれが回避されると同時に、第2の上部自由セクション4151と第2の下部自由セクション4161の相互ずれを回避することができ、このようにすれば、第1の軸本体311が第1の自由セクションS1をスムーズに移動し、かつ第2の軸本体312が第2の自由セクションS2をスムーズに移動するのを確保する。
図23~図26を参照すると、扉20が第1の開角度α1から継続的に第2の開角度α2まで開く過程において、第1の切替金具401および第2の切替金具402は相対的に移動して第4の軸本体322が制限セクション4222から脱出し、かつ第1の軸本体311および/または第2の軸本体312はロックセクション4132、4142、4152、4162によって制限されて切替部品40は第1のヒンジ金具31を制限する。
ここで、「第1の切替金具401および第2の切替金具402は相対的に移動して第2のヒンジ金具32が切替部品40の制限から脱出し、かつ第1の軸本体311および/または第2の軸本体312はロックセクション4132、4142、4152、4162によって制限されて切替部品40は第1のヒンジ金具31を制限する」とは、切替部品40と第2のヒンジ金具32は相対的に移動して切替部品40と第2のヒンジ金具32間が相互に制限されなくなり、切替部品40と第1のヒンジ金具31は相対的に移動して切替部品40と第1のヒンジ金具31間が相互に制限される。
本実施形態では、第1の軸本体311は第1の上部ロックセクション4132および第1の下部ロックセクション4142によって同時に制限され、第2の軸本体312は第2の上部ロックセクション4152および第2の下部ロックセクション4162によって同時に制限され、かつ第4の軸本体322が第4の制限セクション4222から脱出し、以下の通り説明する。
扉20が第1の開角度α1である場合、第2の軸本体312が第2の自由セクションS2から第2の下部ロックセクション4162に移動して制限される。このとき第1の軸本体311および第2の軸本体312は第1の自由セクションS1、第2の自由セクションS2に対して移動できなくなり、かつこのときの第1の軸本体311は第1の上部ロックセクション4132および第1の下部ロックセクション4142に隣接し、第2の軸本体312は第2の上部ロックセクション4152に隣接し、第1の上部ロックセクション4132と第2の上部ロックセクション4152の軌跡は第1の軸本体311および第2の軸本体312の移動経路に適応できる。
扉20が第1の開角度α1から継続的に開く場合、扉20は扉20に接続された第2のヒンジ金具32を移動させるように駆動し、第2のヒンジ金具32は第3の自由セクション4211および第4の制限セクション4222を介して第3の軸本体321および第4の軸本体322に作用力を加え、さらに第3の軸本体321および第4の軸本体322は第1の切替金具401および第2の切替金具402を移動させるように駆動する。
具体的には、このとき第1の軸本体311は第1の上部ロックセクション4132に隣接し、第2の軸本体312は第2の上部ロックセクション4152に隣接し、第1の軸本体311が第1の上部ロックセクション4132によって制限され、かつ第2の軸本体312が第2の上部ロックセクション4152によって制限されるまで、第1の切替金具401は第1の軸本体311および第2の軸本体312に対して第1の角度で移動すると同時に、第1の軸本体311が第2の上部ロックセクション4152内に制限されるまで、第2の切替金具402は第5の軸本体50を中心として第1の軸本体311に対して第2の角度で移動し、この開く過程において、第2の軸本体312と第2の下部ロックセクション4162は常に接触し、第2の角度は第1の角度よりも大きい。
すなわち、第1の切替金具401および第2の切替金具402は両方とも一定角度で回転し、かつ第2の切替金具402の回転角度は第1の切替金具401の回転角度よりも大きく、第1の切替金具401と第2の切替金具402の間も相対的に移動して相互にずらされる。
理解できるように、第1の切替金具401および第2の切替金具402の回転過程は一定の優先順序がなく、両者は同時に回転してもよく、例えば、第1の切替金具401と第2の切替金具402はある回転角度の範囲内で同期に回転し、その後第1の切替金具401と第2の切替金具402は相互にずらされる。
実際の操作では、第1の切替金具401および第2の切替金具402は、第1の溝本体411および第2の溝本体412をそれぞれ第1の軸本体311および第2の軸本体312に対して回転させるように駆動し、第1の軸本体311が第1の自由セクションS1から脱出して第1の上部ロックセクション4132および第1の下部ロックセクション4142に当接し、つまり第1の軸本体311は第1の上部ロックセクション4132および第1の下部ロックセクション4142によって同時に制限され、第2の軸本体312が第2の自由セクションS2から脱出して第2の上部ロックセクション4152および第2の下部ロックセクション4162に当接し、つまり第2の軸本体312は第2の上部ロックセクション4152および第2の下部ロックセクション4162によって同時に制限され、同時に、第2の切替金具402の移動により、第4の軸本体322が第4の制限セクション4222から脱出する。
理解できるように、第1の軸本体311が第1の上部ロックセクション4132および第1の下部ロックセクション4142に配置される場合、第1の切替金具401と第2の切替金具402は相互にずらされているため、そもそも相互に重り合っている第1の上部自由セクション4131と第1の下部自由セクション4141も相互にずらされている。このとき相互にずらされる第1の上部自由セクション4131と第1の下部自由セクション4141は、第1の軸本体311が第1の上部ロックセクション4132および第1の下部ロックセクション4142から脱出するのを制限し、つまり扉20が継続的に開く過程において第1の軸本体311が常に第1の上部ロックセクション4132および第1の下部ロックセクション4142に保持されるのを保証する。
同様に、第2の軸本体312が第2の上部ロックセクション4152および第2の下部ロックセクション4162に配置される場合、第1の切替金具401と第2の切替金具402は相互にずらされているため、そもそも相互に重り合っている第2の上部自由セクション4151と第2の下部自由セクション4161も相互にずらされている。このとき相互にずらされる第2の上部自由セクション4151と第2の下部自由セクション4161は、第2の軸本体312が第2の上部ロックセクション4152および第2の下部ロックセクション4162から脱出するのを制限し、つまり扉20が継続的に開く過程において第2の軸本体312が常に第2の上部ロックセクション4152および第2の下部ロックセクション4162に保持されるのを保証する。
また、第2の切替金具402の回転角度は第1の切替金具401の回転角度よりも大きく、つまり第2の切替金具402と第1の切替金具401の間は相互にずらされ、第1のヒンジ金具31と切替部品40間のロック効果をさらに向上させ、第1の軸本体311が常に第1の上部ロックセクション4132および第1の下部ロックセクション4142に保持され、かつ第2の軸本体312が常に第2の上部ロックセクション4152および第2の下部ロックセクション4162に保持されるのを確保する。
同時に、第1の切替金具401および第2の切替金具402は相対的に移動する場合、第1の切替金具401上の第3の軸本体321と第2の切替金具402上の第4の軸本体322間の間隔は変化し、第3の軸本体321が常に第3の自由セクション4211に配置され、第4の軸本体322が第4の制限セクション4222から第4の自由セクション4221に移動し、つまり第4の軸本体322が第4の制限セクション4222から脱出する。
図27~図30を参照すると、扉20が第2の開角度α2から継続的に最大開角度α3まで開く過程において、第1の切替金具401と第2の切替金具402は相対的に静止しており、第3の軸本体321は第3の自由セクション421を移動し、第4の軸本体322は第4の自由セクション4221を移動する。
ここで、第1の開角度α1の範囲は約80°~83°であり、第2の開角度α2は約90°であり、最大開角度α3は90°よりも大きく、すなわち、扉20が80°~83°まで開く過程において、扉20は最初にその場で回転し、次に第1の方向Xに沿って変位し、扉20が開く過程において周囲のキャビネットや壁などと干渉するのを防ぎ、かつ補助扉20開き、最終的に80°~83°まで達し、その後扉20が継続的に90°まで開く過程において、切替部品40が移動して、扉20が回転軸を交換して継続的に回転し、つまり90°の後、扉20が第3の軸本体321を回転軸として庫本体10に対して継続的にその場で回転し、扉20がさらに開かれる。
理解できるように、角度は上記の説明に限定されない。
上記から分かるように、本実施形態は、切替部品40による第1のヒンジ金具31、第2のヒンジ金具32に対するロックおよびアンロック作用により、第1のヒンジ金具31および第2のヒンジ金具32の順序切替を効果的に制御でき、扉20がスムーズに開かれる。
理解できるように、扉20が閉じ過程において、つまり扉20が最大開角度α3から閉じられると、切替部品40も第1のヒンジ金具31および第2のヒンジ金具32の順序切替を効果的に制御でき、つまり扉20が最大開角度α3から第2の開角度α2まで閉じる過程において、第3の軸本体321は第3の自由セクション4211を移動し、第4の軸本体322は第4の自由セクション4221を移動し、かつ切替部品40は第1のヒンジ金具31をロックし、扉20が第2の開角度α2から第1の開角度α1まで閉じる過程において、第1の切替金具401および第2の切替金具402は相対的に移動して第1のヒンジ金具31が切替部品40の制限から脱出し、かつ第4の軸本体322が第4の制限セクション4222によって制限され、切替部品40は第2のヒンジ金具32をロックし、扉20が第1の開角度α1から完全に閉じるまで閉じる過程において、第1の軸本体311が第1の自由セクションS1を移動し、第2の軸本体312が第2の自由セクションS2を移動する。
言い換えれば、扉20の閉じ過程と扉20の開く過程の順序は反対であり、切替部品40による第1のヒンジ金具31、第2のヒンジ金具32に対するロックおよびアンロック作用により、扉20の開閉過程においての第1のヒンジ金具31、第2のヒンジ金具32の切替順序を効果的に制御することができる。
本実施形態では、初期位置A1と前壁21の距離は停止位置A2と前壁21の距離よりも小さく、初期位置A1と側壁22の距離は停止位置A2と側壁22の距離よりも大きい。
具体的には、第1の軸本体311が初期位置A1にある場合の中心と前壁21間の距離は、第1の軸本体311が停止位置A2にある場合の中心と前壁21間の距離よりも小さい。
第1の軸本体311が初期位置A1にある場合の中心と側壁22間の距離は第1の軸本体311が停止位置A2にある場合の中心と側壁22間の距離よりも大きい。
第1の軸本体311の中心と前壁21の間に第1の間隔があり、第1の軸本体311の中心と側壁22の間に第2の間隔があり、扉20が開く過程において、第1の間隔および第2の間隔は変化している。
扉20が閉状態から第1の開角度α1まで開く過程において、第1の間隔は増加する傾向があり、第2の間隔は減少する傾向があり、扉20が第2の開角度α2から継続的に最大開角度α3まで開く過程において、第1の間隔および第2の間隔は変化しない。
ここで、扉20が閉状態から第1の開角度α1まで開く過程において、第1の間隔は増加する傾向があり、つまり扉20が第1の方向Xに沿って移動することに対応し、第2の間隔が減少する傾向があり、つまり扉20が第2の方向Yに沿って移動することに対応する。
また、本実施形態では、第1の軸本体311と第3の軸本体321は相互にずらされ、このようにすれば、ビルトインキャビネットや冷蔵庫100の収容空間が小さいシナリオに適している。
図31を参照すると、冷蔵庫100がキャビネット200に埋め込まれた場合の概略図を例にして説明する。
本実施形態では、庫本体10は開口102および開口102の周りに配置された前端面103を含み、庫本体10は、収容チャンバーS、およびヒンジ部品30に隣接して扉20の回転経路の延伸セクション上に延伸する外側面13をさらに含み、扉20は、収容チャンバーSから離れた前壁21、および前壁21と収容チャンバーS間に常に挟み付けられた側壁22を含み、前壁21と側壁22の間に側稜23がある。
ここで、扉20が閉状態から第1の開角度α1まで開く過程において、扉20が第1の軸本体311を中心として回転し、第1の軸本体311と前端面103の間に第1の距離があり、扉20が第2の開角度α2から継続的に最大開角度α3まで開く過程において、扉20が第3の軸本体321を中心として回転し、第3の軸本体321と前端面103の間に第2の距離があり、第2の距離が第1の距離よりも大きく、このようにすれば、完全埋込式冷蔵庫100の最大開角度を大幅に増加することができる。
また、第1の軸本体311と外側面13の間に第3の距離があり、扉20が第2の開角度α2から継続的に最大開角度α3まで開く過程において、第3の軸本体321と外側面13の間に第4の距離があり、第4の距離が第3の距離よりも小さく、庫本体10の開放度をさらに増加することができる。
具体的に、以下の通り説明する。
冷蔵庫100のいくつかの移動軌跡では、扉20が第1の軸本体311および第3の軸本体321を軸として扉20に対して移動し、または、ヒンジ部品30は、第1の軸本体311に嵌合された第2の軸本体312および第3の軸本体321に嵌合された第4の軸本体322をさらに含み、説明の便宜上、扉20が最初に第1の軸本体311を中心として回転した後、切替部品40によって切り替得られて第3の軸本体321を中心として回転すると簡単に見なされる。
実際の操作では、埋込効果を高めるために、冷蔵庫100がキャビネット200に完全に埋め込まれるのが好ましく、冷蔵庫100はフリービルトイン式冷蔵庫であり、つまりキャビネット200の前端201と扉20の庫本体10から離れた側の前壁21は面一であり、または扉20の前壁21がキャビネット200の前端201から完全に突出しない。
従来技術では、冷蔵庫はすべて単軸冷蔵庫であり、かつ冷蔵庫の回転軸と冷蔵庫の側壁および前壁の間に一定の距離を空ける必要がり、このようにすれば、発泡や他のプロセスに必要な空間を提供でき、つまり既存の冷蔵庫の回転軸位置はほぼ図31中の第1の軸本体311の位置にあり、この場合、単軸冷蔵庫をキャビネット200に埋め込んだ後、キャビネット200が前端201と内壁202間の稜角203に挟み付けられて扉20の側稜23に対応して配置されるため、扉20が開く場合、側稜23が扉20と干渉して扉20の最大開角度を制限し、扉20の正常開きを保証するために、従来技術では通常、キャビネット200の内壁202と冷蔵庫100間の間隙を増加し、この間隙は約10cmであり、埋込効果に悪影響を与え、限られた空間の合理的な利用にも役立たない。
図31を参照すると、影付き領域は閉状態の扉20を示し、扉20が開く過程において、扉20が常に第1の軸本体311を軸として回転すると(つまり従来技術)、図31中の点線に示す扉20’を参照し、第1の軸本体311は前端面103に近い。つまりこのとき第1の軸本体311はキャビネット200の前端201から離れ、扉20’が一定角度まで開かれると、キャビネット200の稜角203が扉20’と相互に干渉し扉20’の最大開角度を制限する。
本実施形態では、第3の軸本体321は第1の切替金具401に配置され、扉20の開く過程において、切替部品40は第1のヒンジ金具31、第2のヒンジ金具32に対して移動して第3の軸本体321が徐々に前端面103から離れ、つまり第3の軸本体321はキャビネット200の前端201に徐々に近接する方向に向かって移動する。すなわち、このとき扉20全体が庫本体10から離れた方向に向かって移動し、図31中の実線扉20を参照すると、キャビネット200の稜角203の扉20への干渉作用が大幅に減少し、扉20が比較的大きな角度まで開くと、キャビネット200の稜角203との干渉が発生し、扉20の最大開角度を大幅に増加させる。
すなわち、本実施形態は、切替部品40の作用により後階段で扉20が第3の軸本体321を中心として回転し、冷蔵庫100がキャビネット200に自由に埋め込まれるのを保証する前提下で、扉20の最大開角度を増加し、ユーザが冷蔵庫100を容易に操作することができ、ユーザの体験を大幅に向上させることができる。
そして、本実施形態では、キャビネット200の内壁202と冷蔵庫100間の間隙を増加する必要がなく、冷蔵庫100とキャビネット200を隙間なく接続して、埋込効果を大幅に向上させることができる。
また、本実施形態の切替部品40は、第3の軸本体321をキャビネット200の前端201に近接する方向に向かって徐々に移動させるように駆動すると同時に、第3の軸本体321をキャビネット200の内壁202に徐々に近接させるように駆動し、すなわち、扉20が第3の軸本体321を中心として回転する。このときの第3の軸本体321は第1の軸本体311よりもキャビネット200の前端201および内壁202に近接し、このようにすれば、扉20の最大開角度を増加させるだけでなく、扉20を庫本体10から離隔させて庫本体10の開放度を高め、物品のアクセスに便利である。
もちろん、最終的に回転軸としての第3の軸本体321は他の位置に配置されてもよく、例えば、扉20が第3の軸本体321を中心として回転する。このときの第3の軸本体321は第1の軸本体311よりもキャビネット200の前端201に近接し、かつ第3の軸本体321は第1の軸本体311よりもキャビネット200の内壁202などから離れる。
理解できるように、切替部品40は、扉20の開閉過程において、第1のヒンジ金具31、第2のヒンジ金具32の切替順序を制御することで、扉20の開閉過程において、キャビネット200との相互干渉を効果的に回避することができる。
また、なお、具体的な軸溝本体設計により、扉20の移動軌跡を効果的に制御でき、本実施形態では、庫本体10はヒンジ部品30に接続された枢動側Pを含み、扉20が開く過程において、ヒンジ部品30は少なくとも扉20を枢動側Pから収容チャンバーSに向かって移動させるように駆動し、扉20が開く過程において周囲のキャビネットや壁などと干渉するのを防ぎ、軸溝本体の具体的な設計以下の実施形態を参照すればよい。
本実施形態では、扉20の異なる領域にあるヒンジ部品30は構造が異なり、上記ヒンジ部品30は扉20の上方と庫本体10間にあるヒンジ部品30であり、以下、図32を参照すると、扉20の下方と庫本体10間にあるヒンジ部品30’を簡単に説明する。
下方のヒンジ部品30’と上方のヒンジ部品30の相違点は以下の通りである。下方ヒンジ部品30’の第1のヒンジ金具31’上に突出部313’が設けられ、第2のヒンジ金具32’上に対応の係合フック323’が設けられ、係合フック323’は弾性部品であり、扉20が閉状態である場合、突出部313’は係合フック323’を押して変形させ、扉20と庫本体10が密接に嵌合され、扉20が開く過程において、扉20は係合フック323’を移動させるように駆動し、係合フック323’は変形して突出部313’から脱出する。
すなわち、扉20が閉状態である場合、突出部313’と係合フック323’の間に締りばめがあり、扉20の閉鎖効果を向上させる。
なお、第1のヒンジ金具31’と第2のヒンジ金具32’の間に切替部品40’が接続され、第2のヒンジ金具32’は、厚さ方向に沿って切替部品40’を通過する延伸セクション324’をさらに含み、延伸セクション324’が係合フック323’に接続され、このようにすれば、係合フック323’は水平に配置され突出部313’と相互に嵌合される。
図33~図39を参照すると、本発明の第2の実施形態の冷蔵庫に関する概略図であり、説明および理解の便宜上、本実施形態における第1の実施形態と同じまたは類似の構造に同じまたは類似の符号をつけ、以下は同様である。
本実施形態では、冷蔵庫100aはサイドバイサイド冷蔵庫100aである。
庫本体10aは、ヒンジ部品30aに接続された枢動側P、収容チャンバーS、および収容チャンバーSを第1の収容室S3と第2の収容室S4に分割するための固定梁70aを含む。
扉20aは、第1の収容室S3に対して配置された第1の扉204aおよび第2の収容室S4に対応して配置された第2の扉205aを含む。
また、固定梁70aが庫本体10aの開口まで延伸し、固定梁70aの扉20aに近い側はある程度の幅を有する接触面71aである。
ヒンジ部品30aは、庫本体10aに固定された第1のヒンジ金具31a、扉20aに固定された第2のヒンジ金具32a、および第1のヒンジ金具31aと第2のヒンジ金具32aを接続するための切替部品40aを含む。
本実施形態のヒンジ部品30aと第1の実施形態中のヒンジ部品30の構造は同様であるため、第1の実施形態中のヒンジ部品30の説明を参照すればよい。
本実施形態では、第1のヒンジ金具31aと切替部品40aは、相互に嵌合された第1の軸本体群311a、312aおよび第1の溝本体群411a、412aを介して相対的に移動し、第1の軸本体群311a、312aは第1の軸本体311aおよび第2の軸本体312aを含み、第1の溝本体群411a、412aは、第1の自由セクションS1、第2の自由セクションS2およびロックセクション4132a、4142a、4152a、4162aを含み、第1の自由セクションS1は、対向して配置された初期位置A1および停止位置A2を有し、第2の自由セクションS2aは、連結された第1のセクションL1および第2のセクションL2を含む。
第2のヒンジ金具32aと切替部品40aは、相互に嵌合された第2の軸本体群321aおよび第2の溝本体群421a、422aを介して相対的に移動し、第2の軸本体群321aは第3の軸本体321aおよび第4の軸本体を含み、第2の溝本体群421a、422aは、第3の自由セクション421a、第4の自由セクション4221aおよび制限セクション4222aを含む。
扉20aが閉状態である場合(第1の実施形態を参照)、第1の軸本体311aは初期位置A1にあり、第2の軸本体312aは第1のセクションL1の第2のセクションL2から離れた一端に配置され、かつ第4の軸本体は制限セクション4222aに配置されて切替部品40aは第2のヒンジ金具32aを制限し、第1の扉204aおよび第2の扉205aは両方とも固定梁70aに接触する。
ここで、第1の扉204aおよび第2の扉205aの庫本体10aに近い側にドアシールが設けられ、扉20aが閉状態である場合、ドアシールは固定梁70aの接触面71aに接触して扉20aが完全に密閉され、庫本体10aからの冷気漏れが回避される。
扉20aが閉状態から第1の開角度α1まで開く過程において(第1の実施形態を参照)、第1の軸本体311aは初期位置A1にその場で回転し、第2の軸本体312aは第1の軸本体311aを中心として第1のセクションL1内を移動し、扉20aは庫本体10aに対してその場で回転した後、第2の軸本体312aは第2のセクションL2内を移動して第1の軸本体311aを初期位置A1から停止位置A2に移動させるように駆動し、扉20aが第1の方向Xに沿って庫本体10aから離れる方向へ移動する。
具体的には、扉20aが閉状態から第1の中間開角度α11まで開く過程において(第1の実施形態を参照)、第1の軸本体311aは初期位置A1にその場で回転し、第2の軸本体312aは第1の軸本体311aを中心として第1のセクションL1内を移動し、扉20aは庫本体10aに対してその場で回転し、扉20aは固定梁70aから離れる。
ここで、扉20aが閉状態から第1の中間開角度α11まで開く過程において、扉20aは庫本体10aに対してその場で回転し、つまり扉20aが他の方向に変位せずに回転し、ある方向の扉20aの変位により扉20aが通常に開けないのを効果的に回避することができる。
このとき、第1の扉204aが開く場合水平方向に変位すると、第1の扉204aと第2の扉205aは相互に干渉して第1の扉204a、第2の扉205aが通常に開けなく、本実施形態の冷蔵庫100aが開く場合第1の扉204a、第2の扉205aはその場で回転しているので、隣接する第1の扉204aと第2の扉205a間の相互干渉を効果的に回避することができる。
扉20aが第1の中間開角度α11から第1の開角度α1まで開く過程において(第1の実施形態を参照)、第2の軸本体312aは第2のセクションL2内を移動して第1の軸本体311aを初期位置A1から停止位置A2に移動させるように駆動し、扉20aが第1の方向Xに沿って庫本体20aから離れる方向へ移動する。
ここで、扉20aが第1の中間開角度α11から継続的に第1の開角度α1まで開く過程において、扉20aは第1の方向Xに沿って本体20aから離れる方向へ移動し、つまり扉20aは庫本体10aの前端から離れた方向に向かって移動し、このようにすれば、ヒンジ部品30aの作用により、扉20aと庫本体10aの相互分離を補助して、扉の開閉の滑らかさを高める。
扉20aが第1の開角度α1から継続的に第2の開角度α2まで開く過程において(第1の実施形態を参照)、第4の軸本体が制限セクション4222aから脱出し、かつ第1の軸本体311aおよび/または第2の軸本体312aがロックセクション4132a、4142a、4152a、4162aによって制限され、切替部品40aは第1のヒンジ金具31aを制限する。
扉20aが第2の開角度α2から継続的に最大開角度α3まで開く過程において(第1の実施形態を参照)、第3の軸本体321aは第3の自由セクション421a内でその場で回転し、第4の軸本体は第3の軸本体321aを中心として第4の自由セクション4221aを移動し、扉20aは庫本体10aに対して継続的にその場で回転する。
なお、本実施形態のヒンジ部品30aおよび動作原理の他の説明は第1の実施形態を参照すればよく、ここで繰り返さない。
図40~図69を参照すると、本発明の第3の実施形態の冷蔵庫に関する概略図である。
第3の実施形態では、ヒンジ部品30bは、庫本体10bに固定された第1のヒンジ金具31b、扉20bに固定された第2のヒンジ金具32b、および第1のヒンジ金具31bと第2のヒンジ金具32bを接続するための切替部品40bを含む。
なお、本実施形態のヒンジ部品30bは、第1の実施形態中のマルチドア冷蔵庫100および第2の実施形態中のサイドバイサイド冷蔵庫100aに適用可能であり、もちろん、他の冷蔵庫にも適用可能である。
図40~図44を参照すると、第1のヒンジ金具31bと切替部品40bは、相互に嵌合された第1の軸本体311bおよび第1の溝本体411bを介して相対的に移動し、第1の溝本体411bは第1の自由セクションS1を含む。
第2のヒンジ金具32bと切替部品40bは、相互に嵌合された第2の軸本体群321b、322bおよび第2の溝本体群421b、422bを介して相対的に移動し、第2の軸本体群321b、322bは第3の軸本体321bおよび第4の軸本体322bを含み、第2の溝本体群421b、422bは、第3の自由セクション421b、第4の自由セクション4221bおよび制限セクション4222bを含み、第3の自由セクション421bは、対向して配置された開始位置B1および枢動位置B2を有し、第4の自由セクション4221bは、順次連結された移動セクションM1および回転セクションM2を含む。
扉20bが閉状態である場合(図45~図48を参照)、第1の軸本体311bは第1の自由セクションS1に配置され、第4の軸本体322bは制限セクション4222bに配置され、切替部品40bは第2のヒンジ金具32bを制限し、第3の軸本体321bは開始位置B1に配置される。
扉20bが閉状態から第1の開角度α1まで開く過程において(図49~図52を参照)、第1の軸本体311bは第1の自由セクションS1内でその場で回転して、扉20bを庫本体10bに対してその場で回転させるように駆動する。
扉20bが第1の開角度α1から継続的に第2の開角度α2まで開く過程において(図53~図56を参照)、第4の軸本体322bが制限セクション4222bから脱出し、第3の軸本体321bは開始位置B1に保持され、切替部品40bは第1のヒンジ金具31bを制限する。
扉20bが第2の開角度α2から継続的に最大開角度α3まで開く過程において(図57~図64を参照)、第4の軸本体322bは移動セクションM1内を移動して第3の軸本体321bを開始位置B1から枢動位置B2に移動させ、扉20bは第1の方向Xに沿って庫本体10bから離れる方向へ移動し、その後第3の軸本体321bは枢動位置B2にその場で回転し、第4の軸本体322bは第3の軸本体321bを中心として回転セクションM2を移動し、扉20bは庫本体10bに対して継続的にその場で回転する。
具体的には、扉20bが第2の開角度α2から継続的に第1の中間開角度α21まで開く過程において(図57~図60を参照)、第4の軸本体322bは移動セクションM1内を移動して第3の軸本体321bを開始位置B1から枢動位置B2に移動させ、扉20bは第1の方向Xに沿って庫本体10bから離れる方向へ移動する。
ここで、扉20bは第1の方向Xに沿って庫本体20bから離れる方向へ移動し、つまり扉20bは庫本体10bの前端から離れた方向に向かって移動し、このようにすれば、ヒンジ部品30bの作用により、扉20bと庫本体10bの相互分離を補助し、扉の開閉の滑らかさを高める。
扉20bが第1の中間開角度α21から継続的に最大開角度α3まで開く過程において(図61~図64を参照)、第3の軸本体321bは枢動位置B2に保持され、第4の軸本体322bは第3の軸本体321bを中心として回転セクションM2を移動し、扉20bは庫本体10bに対して継続的にその場で回転する。
本実施形態では、庫本体10bは、ヒンジ部品30bに隣接して扉20bの回転経路の延伸セクションに延伸する外側面13bおよび開口102bの周りに配置された前端面103bをさらに含む(図45を参照)。
ここで、外側面13bは庫本体10bの左側面または右側面であり、異なるヒンジ部品30bについて、異なる外側面13bに対応し、前端面103bは庫本体10bの扉20bに近い端面である。
第1の実施形態の説明を参照すると、扉20bは連結された扉本体25bおよびドアシール26bを含み、ドアシール26bは外側面13bに近い側面ドアシール261bを含む。
ここで、ドアシール26bは扉本体25bの庫本体10bに近い側面に環状に配置され、側面ドアシール261bはヒンジ部品30bに最も近く垂直方向に沿って配置されたドアシールである。
扉20bが閉状態である場合、ドアシール26bと前端面103bは相互に接触する。
ここで、ドアシール26bと前端面103bは相互に接触し、扉20bと庫本体10b間の封止嵌合が実現され、一般的に、ドアシール26bの押圧、磁気吸引などの作用により封止効果を高める。
扉20bが開く過程において、側面ドアシール261bと前端面103b間の間隔が増加する。
ここで、扉20bの開く過程において、扉20bは第1の方向Xに沿って庫本体10bから離れる方向へ移動し、側面ドアシール261bと前端面103b間の間隔が増加し、すなわち、ヒンジ部品30bは、ドアシール26bが庫本体10bの前端面103bから脱出するのを補助し、このようにすれば、ドアシール26bの阻害(例えばドアシール26bの過度な押圧、強すぎる磁気吸引作用力など)により扉20bが庫本体10bからスムーズに脱出できないのが回避され、かつユーザは容易に扉20bを開くことができる。
なお、本実施形態の冷蔵庫100bはドアシール26bの阻害を回避することに適用可能であるだけでなく、他の構造による扉20bの開きへの阻害、例えば庫本体10bと扉20b間の霜などを回避することにも適用可能である。
本実施形態では、扉20bが開く過程において、ヒンジ部品30bは扉20bを第1の方向Xに沿って庫本体10bから離れる方向へ移動させるように駆動すると同時に、ヒンジ部品30bは、扉20bを枢動側Pから収容チャンバーSに向かって移動させるように駆動する。
ここで、扉20bが開く過程において、扉20bが収容チャンバーSの側に向かって移動する。つまりこのとき扉20bは庫本体10bに対して第2の方向Yに沿って変位し、このようにすれば、扉20bの回転過程において、収容チャンバーSから離れた一側に向かって庫本体10bから突出する距離が大幅に減少し、つまり扉20bが第2の方向Yに沿った変位は扉20b回転過程において庫本体10bから突出する部分を相殺し、扉20bが開く過程において周囲のキャビネットや壁などと干渉するのを防ぎ、ビルトインキャビネットまたは冷蔵庫100bの収容空間が小さいシナリオに適している。
なお、本実施形態の扉20bが開く過程において、扉20bは同時に第1の方向Xおよび第2の方向Yに向かって移動し、扉20bがスムーズに開かれる同時に、扉20bは周囲のキャビネットや壁などと干渉するのを防ぐ。
継続的に図40~図44を参照すると、第1のヒンジ金具31bは第1の軸本体311bを含み、切替部品40bは第1の溝本体411b、第3の軸本体321bおよび第4の軸本体322bを含み、第2のヒンジ金具32bは、第3の自由セクション421bを有する第3の溝本体421bおよび第4の自由セクション4221b、制限セクション4222bを有する第4の溝本体422bを含み、第3の溝本体421bは、対向して配置された開始位置B1および枢動位置B2を有し、第4の溝本体422bは、順次連結された制限セクション4222b、移動セクションM1および回転セクションM2を含む。
ここで、「順次連結」とは、第4の軸本体322bは制限セクション4222b、移動セクションM1および回転セクションM2を順次通過することを指し、各段は重なり、往復または折畳などの形態であり得る。
本実施形態では、第3の溝本体421bは楕円形であり、開始位置B1および枢動位置B2は楕円形の長軸方向の2つの端点であり、第4の溝本体422b中の制限セクション4222b、移動セクションM1および回転セクションM2は相互に重なり合わない。
切替部品40bは、相互に嵌合された第1の切替金具401bおよび第2の切替金具402bを含む。
第1のヒンジ金具31bは第1の制限部314bを含み、第1の切替金具401bは第2の制限部4016bを含み、第1の制限部314bおよび第2の制限部4016bの一方は突出部314bであり、他方は凹部4016bであり、突出部314bは第1の制限面3141bを含み、凹部4016bは第2の制限面4017bを含む。
本実施形態では、凹部4016bは第1の切替金具401bに配置され、突出部314b第1のヒンジ金具314bに配置される。
他の実施形態では、突出部314bおよび凹部4016bの位置は置き換えられ、または他の制限構造であってもよい。
第1の溝本体411bは、第1の切替金具401bに配置された第1の上部溝本体413bおよび第2の切替金具402bに配置された第1の下部溝本体414bを含み、第1の自由セクションS1は第1の上部溝本体413bおよび第1の下部溝本体414bを含む。
第1の上部溝本体413bの開口寸法と第1の軸本体311bは相互に嵌合され、第1の下部溝本体414bの開口寸法は第1の上部溝本体413bの開口寸法よりも大きい。
ここで、第1の上部溝本体413bは円形であり、第1の下部溝本体414bは楕円形であるが、これに限定されない。
本実施形態では、図43および図44を参照すると、第1の切替金具401bは第1のストッパー部4018bを含み、第2の切替金具402bは第1のストッパー部4018bに嵌合された第2のストッパー部4027bを含み、扉20bが第2の開角度α2から第1の開角度α1まで閉じる過程において、第2の切替金具402bは第2のストッパー部4027bと第1のストッパー部4018bの嵌合により第1の切替金具401bの移動を制限する。
具体的には、第1のストッパー部4018bは第1の切替金具401b上の溝本体部4018bであり、第2のストッパー部4027bは第2の切替金具402b上の突起部4027bであり、溝本体部4018bの一端はストッパー端4019bであり、扉20bが閉状態から第1の開角度α1まで開く過程において、第1の切替金具401bと第2の切替金具402bは相対的に静止しており、突起部4027bは溝本体部4018bのストッパー端4019bから離れた側に保持され、扉20bが第1の開角度α1から第2の開角度α2まで開く過程において、第1の切替金具401bと第2の切替金具402bは相対的に移動し、突起部402bがストッパー端4019bに当接するまで、突起部402bが溝本体部4018b内にストッパー端4019bに近い側に向かって移動し、第1の切替金具401bと第2の切替金具402bは相対的に静止している。
理解できるように、扉20bの開く過程において、他の構造により第1の切替金具401bと第2の切替金具402b間の相対的な移動を制御してもよく、例えば、第1の切替金具401bおよび第2の切替金具402b上の溝本体と第1の軸本体311b、第3の軸本体321bの当接により、第1の切替金具401bと第2の切替金具402bの相対的な移動を終了する。このとき、第1の切替金具401bと第2の切替金具402bは相対的に静止で相互にずらされた状態であり、好ましくは、第1の切替金具401bと第2の切替金具402bの相対的な移動を終了すると、突起部402bはちょうどストッパー端4019bに当接するが、これに限定されない。
突起部402bと溝本体部4018bは主に扉20bの閉じ過程において作用を果たし、実際の操作では、扉20bが第2の開角度α2から第1の開角度α1まで閉じる過程において、突起部402bがストッパー端4019bに当接し、第2の切替金具402bが回転しない場合、第1の切替金具401bが回転できず、すなわち、この開く過程において、必ず第1の切替金具401bの回転タイミングが第2の切替金具402bの回転タイミングよりも遅く、かつ第1の切替金具401bと第2の切替金具402bが重なった後両者は相対的に静止しており、その後第1の切替金具401bと第2の切替金具402bは、扉20bが閉じられるまで、第1の軸本体311bに対して一緒に移動する。
理解できるように、扉20bの閉じ過程と扉20bの開く過程の順序は反対であり、切替部品40bによる第1のヒンジ金具31b、第2のヒンジ金具32bに対するロックおよびアンロック作用により、扉20bの開閉過程において第1のヒンジ金具31b、第2のヒンジ金具32bの切替順序を効果的に制御することができる。
以下、ヒンジ部品30bの具体的な動作手順を説明する。
本実施形態では、庫本体10bはヒンジ部品30bに隣接して扉20bの回転経路の延伸セクションに延伸する外側面13bを含み、扉20bは収容チャンバーSから離れた前壁21bおよび前壁21bと収容チャンバーS間に常に挟み付けられた側壁22bを含み、前壁21bと側壁22bの間に側稜23bがある。
図45~図48を参照すると、扉20bが閉状態である場合、第1の切替金具401bと第2の切替金具402bは相対的に静止しており、第1の軸本体311bは第1の自由セクションS1に配置され、第4の軸本体322bは制限セクション4222bに配置されて切替部品40bは第2のヒンジ金具32bを制限し、第3の軸本体321bは開始位置B1に配置される。
具体的には、外側面13bと側壁22bは面一であり、外観上の滑らかさを確保し、外観が向上し、かつ扉20bの取付にも便利であるが、これに限定されない。
ここで、なお、扉20bが閉状態である場合、第3の軸本体321bは開始位置B1に配置され、第4の軸本体322bは制限セクション4222b内で制限され、第3の軸本体321bと第4の軸本体322b間の間隔は変化せず、かつ第3の軸本体321bは第1の切替金具401bに配置され、第4の軸本体322bは第2の切替金具402bに配置され、第3の軸本体321bおよび第4の軸本体322bの連携制限によって、第1の切替金具401bと第2の切替金具402bは相対的に静止している。
図49~図52を参照すると、扉20bが閉状態から第1の開角度α1まで開く過程において、第1の切替金具401bと第2の切替金具402bは相対的に静止しており、第1の上部溝本体413bと第1の下部溝本体414bの重なり部分は第1の自由セクションS1を形成し、第1の軸本体311bは第1の自由セクションS1内でその場で回転し、凹部4016bが突出部314bに当接し、切替部品40bは前記第1のヒンジ金具31bを制限し、扉20bは庫本体10bに対してその場で回転する。
ここで、扉20bが閉状態である場合、突出部314bが凹部4016bに配置され、第1の制限面3141bが第2の制限面4017bから離れ、扉20bが閉状態から第1の開角度α1まで開く過程において、第1のヒンジ金具31bが庫本体10bに固定され、扉20bは切替部品40bを第1のヒンジ金具31bに対して一緒に移動させるように駆動し、突出部314bは凹部4016b内を移動し、第1の制限面3141bが第2の制限面4017bに当接するまで、第1の制限面3141bと第2の制限面4017bは徐々に近接する。このとき、第1の切替金具401bは第1のヒンジ金具31bに対して回転できなくなり、つまり切替部品40bは第1のヒンジ金具31bをロックし、突出部314bおよび凹部4016bの寸法、形状などを制御することにより、第1の制限面3141bが第2の制限面4017bに当接する場合の扉20bの回転角度を制御することができる。
本実施形態では、扉20bから第1の開角度α1の過程において扉20bは庫本体10bに対してその場で回転し、この過程において扉20bが第1の方向Xまたは第2の方向Yに沿って変位しないのを保証する。
なお、扉20bが閉状態から第1の開角度α1まで開く過程において、第4の軸本体322bは制限セクション4222bに常に制限され切替部品40bは第2のヒンジ金具32bを制限する。
図53~図56を参照すると、扉20bが第1の開角度α1から継続的に第2の開角度α2まで開く過程において、第1の切替金具401bおよび第2の切替金具402bは相対的に移動して第4の軸本体322bは制限セクション4222bから脱出し、第3の軸本体321bは開始位置B1に保持される。
具体的には、第1の切替金具401bおよび第2の切替金具402bは相対的に移動する場合、第1の切替金具401bに配置された第3の軸本体321bと第2の切替金具402bに配置された第4の軸本体322b間の間隔は変化し、第3の軸本体321bは常に開始位置B1に配置され、第4の軸本体322bは制限セクション4222bから第4の自由セクション4221bに移動し、つまり第4の軸本体322bは制限セクション4222bから脱出する。
なお、第1のヒンジ金具31bのロックは上記突出部314bと凹部4016bの嵌合に限らず、他の実施形態では、他の構造によって第1のヒンジ金具31bをロックし、例えば第1の軸本体311bをロックすることにより第1のヒンジ金具31bのロックを実現し、具体的には、第1の溝本体411bにロックセクションを配置して、第1の軸本体311bがロックセクションに回転すると第1の軸本体311bをロックし、または第1の切替金具401bと第2の切替金具402bは相対的に移動して第1の上部溝本体413bと第1の下部溝本体414bの間にロックセクションを形成し、このロックセクションにより第1の軸本体311bをロックする。
図57~図60を参照すると、扉20bが第2の開角度α2から継続的に第1の中間開角度α21まで開く過程において、第1の切替金具401bと第2の切替金具402bは相対的に静止しており、第4の軸本体322bは移動セクションM1内を移動して第3の軸本体321bを開始位置B1から枢動位置B2に移動させ、扉20bは第1の方向Xに沿って庫本体10bから離れる方向へ移動し、側面ドアシール261bと前端面103b間の間隔が増加すると同時に、扉20bが枢動側Pから収容チャンバーSに向かって移動する。
従来技術では、単軸のヒンジ部品であるため、扉が常に庫本体に対してその場で回転し、実際の操作では、ドアシールの厚さ、扉の厚さなどの要素を考慮して、ドアシールが扉の開く過程を阻害することなく、ヒンジ部品の軸心位置を設計する必要があるが、軸心位置の設計過程は複雑で、かつ取付精度などの要素の影響により、軸心位置が予め設計された位置に保持されない場合がある。
本具体例は2軸2溝の嵌合により扉20bを庫本体10bの前端から離れた方向に向かって移動させ、ドアシール26bの扉20bの開き過程への阻害問題を効果的に解決し、かつ高い取付精度を必要せず、設計コストおよび取付難しさを大幅に低下させることができる。
また、なお、扉20bが開く場合、ヒンジ部品30bは扉20bを庫本体10bの前端から離れた方向に向かって移動させるように駆動し、扉20bの開きを効果的に補助すると同時に、ヒンジ部品30bは扉20bを枢動側Pから収容チャンバーSに向かって移動させるように駆動し、扉20bが庫本体10bから突出するのが回避される。
本実施形態では、図60を参照すると、開始位置B1と枢動位置B2間の連結線は移動セクションM1に平行であり、すなわち、第4の軸本体322bは移動セクションM1内で水平変位して第3の軸本体321bを開始位置B1から枢動位置B2まで水平に変位させるように駆動する。このとき、扉20bは第1の方向Xに沿って庫本体10bから離れる方向へ移動すると同時に、扉20bが枢動側Pから収容チャンバーSに向かって移動する。
図61~図64を参照すると、扉20bが第1の中間開角度α21から継続的に最大開角度α3まで開く過程において、第1の切替金具401bと第2の切替金具402bは相対的に静止しており、第3の軸本体321bは枢動位置B2に保持され、第4の軸本体322bは第3の軸本体321bを中心として回転セクションM2を移動し、扉20bは庫本体10bに対して継続的にその場で回転する。
上記から分かるように、本実施形態では、切替部品40bの第1のヒンジ金具31b、第2のヒンジ金具32bに対するロックおよびアンロック作用により、第1のヒンジ金具31bおよび第2のヒンジ金具32bの順序切替を効果的に制御することができ、扉20bがスムーズに開かれる。
本実施形態では、第3の軸本体321bの中心と前壁21bの間に第1の間隔があり、第1の軸本体311bの中心と側壁22bの間に第2の間隔があり、扉20bが開く過程において、第1の間隔および第2の間隔は変化している。
扉20bが第2の開角度α2から第1の中間開角度α21まで開く過程において、第1の間隔は増加する傾向があり、第2の間隔は減少する傾向があり、扉20bが第1の中間開角度α21から継続的に最大開角度α3まで開く過程において、第1の間隔および第2の間隔は変化しない。
ここで、扉20bが第2の開角度α2から第1の中間開角度α21まで開く過程において、第1の間隔は増加する傾向があり、つまり扉20bが第1の方向Xに沿って移動することに対応し、第2の間隔は減少する傾向があり、つまり扉20bが第2の方向Yに沿って移動することに対応する。
なお、間隔変化は上記の説明に限定されるものではなく、例えば、扉20bが第2の開角度α2から継続的に第1の中間開角度α21まで開く過程において、第1の間隔は増加する傾向があり、第2の間隔は変化しないなどであってもよい。
本発明の移動軌跡は上記の説明に限定されるものではなく、図65~図69を参照すると、第3の実施形態中の別の実施形態のヒンジ部品の概略図であり、説明の便宜上、同じまたは類似の構造に同じまたは類似の符号を付け、本実施形態と第3の実施形態の主な相違点は、第2のヒンジ金具32b’であり、第1のヒンジ金具31b’の説明は第3の実施形態を参照すればよく、ここで繰り返さない。
第2のヒンジ金具32b’は第3の溝本体421b’および第4の溝本体422b’を含み、第3の溝本体421b’は対向して配置された開始位置B1’および枢動位置B2’を有し、第4の溝本体422b’は、順次連結された制限セクション4222b’、移動セクションM1’および回転セクションM2’を含む。
ここで、第3の溝本体421b’は楕円形であるが、移動セクションM1’は円弧状であり、制限セクション4222b’、移動セクションM1’および回転セクションM2’は相互に重ならない。
なお、「第3の溝本体421b’は楕円形である」とは、第3の軸本体321b’は第3の溝本体421b’内に直線に沿って移動することを指し、「移動セクションM1’は円弧状である」とは、第4の軸本体322b’は移動セクションM1’内で円弧状の線に沿って移動することを指し、すなわち、第4の軸本体322b’は移動セクションM1’内で回転して第3の軸本体321b’を開始位置B1’から枢動位置B2’まで水平に変位させるように駆動する。
具体的には、扉20bが閉状態、および扉20bが閉状態から第1の開角度α1まで開く過程において、図66を参照すると、第1の切替金具401b’と第2の切替金具402b’は相対的に静止しており、第3の軸本体321b’は開始位置B1’に配置され、第4の軸本体322b’は制限セクション4222b’に配置されて第2のヒンジ金具32b’を制限する。
扉20bが第1の開角度α1から継続的に第2の開角度α2まで開く過程において、図67を参照すると、第1の切替金具401b’および第2の切替金具402b’は相対的に移動して第4の軸本体322b’が制限セクション4222b’から脱出し、第3の軸本体321b’は開始位置B1’に保持される。
扉20bが第2の開角度α2から継続的に第1の中間開角度α21まで開く過程において、図68を参照すると、第1の切替金具401b’と第2の切替金具402b’は相対的に静止しており、第4の軸本体322b’は移動セクションM1’内で回転して第3の軸本体321b’を開始位置B1’から枢動位置B2’まで水平に変位させるように駆動し、扉20bは第1の方向Xに沿って庫本体10bから離れる方向へ移動すると同時に、扉20bが枢動側Pから収容チャンバーSに向かって移動する。
扉20bが第1の中間開角度α21から継続的に最大開角度α3まで開く過程において、図69を参照すると、第1の切替金具401b’と第2の切替金具402b’は相対的に静止しており、第3の軸本体321b’は枢動位置B2’に保持され、第4の軸本体322b’は第3の軸本体321b’を中心として回転セクションM2’を移動し、扉20bは庫本体10bに対して継続的にその場で回転する。
本実施形態の他の説明は上記の実施形態を参照すればよく、ここで繰り返さない。
なお、本発明の第3の溝本体421bおよび第4の溝本体422bは、本発明の移動軌跡を実現できれば、他の形態であってもよい。
本発明の第1の軸本体311bと第3の軸本体321bは相互にずらされ、このようにすれば、ビルトインキャビネットまたは冷蔵庫100bの収容空間が小さいシナリオに適している。
なお、本実施形態のヒンジ部品30bおよび動作原理の他の説明は他の実施形態を参照すればよく、ここで繰り返さない。
図70~図92を参照すると、本発明の第4の実施形態の冷蔵庫に関する概略図である。
第4の実施形態では、ヒンジ部品30cは、庫本体10cに固定された第1のヒンジ金具31c、扉20cに固定された第2のヒンジ金具32c、および第1のヒンジ金具31cと第2のヒンジ金具32cを接続するための切替部品40cを含む。
なお、本実施形態のヒンジ部品30cは、第1の実施形態中のマルチドア冷蔵庫100および第2の実施形態中のサイドバイサイド冷蔵庫100aに適用可能であり、もちろん、他の冷蔵庫にも適用可能である。
庫本体10cは、ヒンジ部品30cに隣接して扉20cの回転経路の延伸セクションに延伸する外側面13cをさらに含む。
扉20cは、収容チャンバーSから離れた前壁21cおよび前壁21cと収容チャンバーS間に常に挟み付けられた側壁22cを含み、前壁21cと側壁22cの間に側稜23cがある。
ヒンジ部品30cは、庫本体10cに固定された第1のヒンジ金具31c、扉20cに固定された第2のヒンジ金具32c、および第1のヒンジ金具31cと第2のヒンジ金具32cを接続するための切替部品40cを含む。
切替部品40cは、相互に嵌合された第1の切替金具401cおよび第2の切替金具402cを含み、第1の切替金具401cは第2の切替金具402cよりも第1のヒンジ金具31cに近く、つまり第1のヒンジ金具31c、第2のヒンジ金具32cおよび切替部品40c間の取付順序は、第1のヒンジ金具31c、第1の切替金具401c、第2の切替金具402cおよび第2のヒンジ金具32cであり、第1のヒンジ金具31c、第1の切替金具401c、第2の切替金具402cおよび第2のヒンジ金具32cは順次積み重ねられるが、これに限定されない。
扉20cが閉状態から第1の開角度α1まで開く過程において、第1の切替金具401c、第2の切替金具402cおよび第2のヒンジ金具32cは相対的に静止したまま第1のヒンジ金具31cに対して一緒に移動し、扉20cは庫本体10cに対してその場で回転し、扉20cが第1の開角度α1から継続的に第2の開角度α2まで開く過程において、第1の切替金具401cと第1のヒンジ金具31cは相対的に静止しており、第2の切替金具402cと第2のヒンジ金具32cは相対的に静止したまま第1の切替金具401cに対して一緒に移動し、扉20cは第1の方向Xに沿って庫本体10cから離れる方向へ移動し、扉20cが第2の開角度α2から継続的に最大開角度α3まで開く過程において、第1のヒンジ金具31c、第1の切替金具401cおよび第2の切替金具402cは相対的に静止しており、第2のヒンジ金具32cは第2の切替金具402cに対して移動し、扉20cは庫本体10cに対して継続的にその場で回転する。
上記から分かるように、切替部品40cにより第1のヒンジ金具31cと第2のヒンジ金具32cを接続することで扉20cが開く過程において回転軸が切り替えられ、具体的には、扉20cが閉状態から第1の開角度α1まで開く過程においてその場で回転するための回転軸は、扉20cが第2の開角度α2から継続的に最大開角度α3まで開く過程においてその場で回転するための回転軸と異なり、このようにすれば、回転軸を切り替えることで扉20cの移動軌跡を変更し、冷蔵庫100cは様々なビルトインアプリケーションシナリオに適用可能である。
また、扉20cの庫本体10cに近い側にドアシール26cが設けられ、ドアシール26cは外側面13cに近い側面ドアシール261cを含む。
ここで、ドアシール26cは扉20cの庫本体10cに近い側面に環状に配置され、側面ドアシール261cはヒンジ部品30cに最も近く垂直方向に沿って配置されたドアシールである。
扉20cが閉状態である場合、ドアシール26cと前端面103cは相互に接触する。
ここで、ドアシール26cと前端面103cの相互接触により、扉20cと庫本体10c間の封止嵌合が実現され、一般的に、ドアシール26cの押圧、磁気吸引などの作用により、封止効果を高める。
扉20cが第1の開角度α1から継続的に第2の開角度α2まで開く過程において、扉20cが第1の方向Xに沿って庫本体10cから離れる方向へ移動し、側面ドアシール261cと前端面103c間の間隔が増加する。
ここで、扉20cが第1の開角度α1から継続的に第2の開角度α2まで開く過程において、扉20cは第1の方向Xに沿って庫本体10cから離れる方向へ移動し、側面ドアシール261cと前端面103c間の間隔が増加し、すなわち、ヒンジ部品30cは、ドアシール26cが庫本体10cの前端面103cから脱出するのを補助し、このようにすれば、ドアシール26cの押圧が回避されると同時に、ドアシール26cの阻害(例えばドアシール26cの過度な押圧、強すぎる磁気吸引作用力など)により扉20cが庫本体10cからスムーズに脱出するのが回避され、ユーザは容易に扉20cを開くことができる。
他の実施形態では、扉20cが第1の開角度α1から継続的に第2の開角度α2まで開く過程において、ヒンジ部品30cは扉20cを第1の方向Xに沿って庫本体10cから離れる方向へ移動させるように駆動すると同時に、ヒンジ部品30cは扉20cを枢動側Pから収容チャンバーSに向かって移動させるように駆動する。
ここで、扉20cが収容チャンバーSの側に向かって移動する。つまりこのとき扉20cは庫本体10cに対して第2の方向Yに沿って変位し、このようにすれば、扉20cの回転過程において収容チャンバーSから離れた一側に向かって庫本体10cから突出する距離が大幅に減少し、つまり扉20cが第2の方向Yに沿った変位は扉20c回転過程において庫本体10cから突出する部分を相殺し、扉20cが開く過程において周囲のキャビネットや壁などと干渉するのを防ぎ、ビルトインキャビネットまたは冷蔵庫100cの収容空間が小さいシナリオにさらに適している。
本実施形態では、図71および図72を参照すると、第1のヒンジ金具31cは第1の軸本体311cを含み、第1の軸本体311cは垂直に延伸する。
第1の切替金具401cは第3の軸本体321cおよび第1の上部溝本体413cを含む。
ここで、第3の軸本体321cは第1の切替金具401cの第2の切替金具402cに近い側に配置され、第3の軸本体321cは垂直に延伸し、第1の上部溝本体413cは貫通穴構造であり、第1の上部溝本体413cは円形であり、かつ第1の上部溝本体413cの開口寸法と第1の軸本体311cの外径は嵌合され、第1の軸本体311cが第1の上部溝本体413c内で移動できずに回転する。
第2の切替金具402cは第4の軸本体322cおよび貫通穴4026cを含む。
ここで、第4の軸本体322cは第2の切替金具402cの第2のヒンジ金具32cに近い側に配置され、第4の軸本体322cは垂直に延伸し、貫通穴4026cは楕円形であるが、貫通穴4026cは、対向して配置された初期位置A1および停止位置A2を有し、初期位置A1および停止位置A2は楕円形の長軸方向の2つの端点であり、また、第2の切替金具402cは第1の下部溝本体414cをさらに含み、第1の軸本体311cは第1の上部溝本体413cおよび第1の下部溝本体414cを順次通過し、第1の下部溝本体414cは楕円形であるが、第1の下部溝本体414cは対向して配置された第1の端B1および第2の端B2を含み、第1の端B1および第2の端B2は楕円形の長軸方向の2つの端点であり、第1の下部溝本体414cは貫通穴4026cに平行である。
第2のヒンジ金具32cは第3の溝本体421cおよび第4の溝本体422cを含む。
ここで、第2のヒンジ金具32cは扉20cに嵌合されたシャフトスリーブであり得、第3の溝本体421cは楕円形であるが、第3の溝本体421cは対向して配置された開始位置C1および枢動位置C2を有し、開始位置C1および枢動位置C2は楕円形の長軸方向の2つの端点であり、第4の溝本体422cは対向して配置された回転開始位置D1および回転停止位置D2を有し、第4の溝本体422cは円弧状溝であり、かつ円弧状溝の円心は第3の溝本体421cの枢動位置C2である。
本実施形態では、継続的に図71および図72を参照すると、第1のヒンジ金具31cは第1の制限部314cを含み、第1の切替金具401cは第2の制限部4016cを含み、第1の制限部314cおよび第2の制限部4016cの一方は突出部314cであり、他方は凹部4016cであり、突出部314cは第1の制限面3141cを含み、凹部4016cは第2の制限面4017cを含む。
本実施形態では、凹部4016cは第1の切替金具401cに配置され、突出部314cは第1のヒンジ金具314cに配置される。
他の実施形態では、突出部314cおよび凹部4016cの位置は置き換えられ、または他の制限構造であってもよい。
また、第1のヒンジ金具31cは第1の係合部315cおよび第2の係合部316cをさらに含み、第1の切替金具401cは第3の係合部405cを含み、第1の係合部315cおよび第2の係合部316cはともに窪みであり、第3の係合部405cは第3の弾性部品4052cおよび第3のボス4051cを含む。
ここで、第1の切替金具401cの第1のヒンジ金具31cに近い側に第1の異形溝4053cが配置され、第3の弾性部品4052cおよび第3のボス4051cは第1の異形溝4053cによって制限され、第1の異形溝4053cの内壁に第1の係止部4054cが設けられ、第3のボス4051cの外壁に第1の係止部4054cに嵌合された第1の突出リッジ4055cが設けられ、このようにすれば、第3の弾性部品4052cの作用下で、第3のボス4051cは第1の異形溝4053cに対して垂直方向にしか移動できず、第3の弾性部品4052cはばねであり、第3のボス4051cの外面はほぼ円弧状の面である。
本実施形態では、継続的に図71および図72を参照すると、第1の切替金具401cは第4の係合部4031cおよび第5の係合部4032cを含み、第2の切替金具402cは第6の係合部404cを含み、第4の係合部4031cおよび第5の係合部4032cはともに窪みであり、第6の係合部404cは、第6の弾性部品4042cおよび第6のボス4041cを含む。
ここで、第2の切替金具402cの第1の切替金具401cに近い側に第2の異形溝4043cが配置され、第6の弾性部品4042cおよび第6のボス4041cは第2の異形溝4043cによって制限され、第2の異形溝4043cの内壁に第2の係止部4044cが設けられ、第6のボス4041cの外壁に第2の係止部4044cに嵌合された第2の突出リッジ4045cが設けられ、このようにすれば、第6の弾性部品4042cの作用下で、第6のボス4041cは第2の異形溝4043cに対して垂直方向にしか移動できず、第6の弾性部品4042cはばねであり、第6のボス4041cの外面はほぼ円弧状の面である。
継続的に図71および図72を参照すると、第1の切替金具401cおよび第2の切替金具402cは、さらに第5の軸本体50c、第6の溝本体418cおよび第5の溝本体417cを介して嵌合され、第6の溝本体418cは第1の切替金具401cに配置され、第6の溝本体418cと第5の軸本体417cは相互に嵌合され、第5の溝本体417cは第2の切替金具402cに配置され、第5の溝本体417cは対向して配置された第3の端E1および第4の端E2を含み、第5の溝本体417cは貫通穴4026cに平行であり、かつ第5の溝本体417cは楕円形であるが、第3の端E1および第4の端E2は楕円形の長軸方向の2つの端点である。
ここで、第5の軸本体50cは両端寸法が大きく中間寸法が小さい構造であり、第5の軸本体50cは第6の溝本体418cおよび第5の溝本体417cを順次通過し、かつ第5の軸本体50cの大きい寸法の両端がそれぞれ第1の切替金具401cの上側および第2の切替金具402cの下側に配置され、このようにすれば、第1の切替金具401cおよび第2の切替金具402cの相対的な移動を実現し、かつ第1の切替金具401cおよび第2の切替金具402cは相互に分離されず、他の実施形態では、第5の軸本体50cは第1の切替金具401cと相互に固定されてもよい。
以下、ヒンジ部品30cの具体的な動作手順を説明する。
図73~図77を参照すると、扉20cが閉状態である場合、第1の切替金具401cと第2の切替金具402cは相対的に静止しており、第1の軸本体311cは第1の上部溝本体413cまで延伸し、第3の軸本体321cは貫通穴4026cおよび第3の溝本体421cを順次通過し、かつ第3の軸本体321cは初期位置A1および開始位置C1に配置され、第4の軸本体322cは第4の溝本体422cの回転開始位置D1に配置され、また、第1の軸本体311cはさらに第1の下部溝本体414cまで延伸して第1の端B1に配置され、第5の軸本体50cは第5の溝本体417cの第3の端E1に配置される。
このとき、第1の制限部314cの第1の制限面3141cは第2の制限部4016cの第2の制限面4017cから離れる。
第3の係合部405cは第1の係合部315cによって制限され、つまり第3の弾性部品4052cの作用により前記第3のボス4051cは第1の係合部315cによって制限される。このとき、第3の係合部405cおよび第1の係合部315cは閉鎖部品として扉20cの閉鎖効果の向上を補助する。
第6の係合部404cは第4の係合部4031cによって制限され、つまり第6の弾性部品4042cの作用により第6のボス4041cは第4の係合部4031cによって制限される。このとき、第6の係合部404cと第4の係合部4031cは相互に嵌合されて第1の切替金具401cおよび第2の切替金具42cの相対的な静止を補助する。
外側面13cと側壁22cは面一であり、外観上の滑らかさを確保し、外観が向上し、かつ扉20cの取付にも便利であるが、これに限定されない。
図78~図82を参照すると、扉20cが閉状態から第1の開角度α1まで開く過程において、第1の切替金具401c、第2の切替金具402cおよび第2のヒンジ金具32cは相対的に静止したまま第1のヒンジ金具31cに対して一緒に移動する。このとき、第1の軸本体311cは第1の上部溝本体413c内でその場で回転して扉20cを庫本体10cに対してその場で回転させるように駆動する。
ここで、扉20cが閉状態から第1の開角度α1まで開く過程において、第1の軸本体311cは第1の下部溝本体414cの第1の端B1に保持され、第3の軸本体321cは初期位置A1および開始位置C1に保持され、第4の軸本体322cは回転開始位置D1に保持され、第5の軸本体50cは第5の溝本体417cの第3の端E1に保持される。
具体的には、扉20cが閉状態である場合、第3の軸本体321cは初期位置A1および開始位置C1に同時に配置され、第4の軸本体322cは回転開始位置D1に配置され、第3の軸本体321cと第4の軸本体322c間の間隔は変化せず、かつ第3の軸本体321cは第1の切替金具401cに配置され、第4の軸本体322cは第2の切替金具402cに配置され、第3の軸本体321cおよび第4の軸本体322cの連携制限によって、第1の切替金具401cと第2の切替金具402cは相対的に静止しており、かつ第4の溝本体422cは第3の溝本体421cの枢動位置C2を中心としての円弧状溝であるため、第3の軸本体321cが開始位置C1に配置される場合、第4の軸本体322cは第4の溝本体422cで移動しない。つまりこのとき第2のヒンジ金具32c、第1の切替金具401cおよび第2の切替金具402cは同時に相対的に静止している。このとき、ユーザが扉20cに力を加えて扉20cを開く場合、第1の切替金具401c、第2の切替金具402cおよび第2のヒンジ金具32cは相対的に静止したまま第1のヒンジ金具31cに対して一緒に移動する。
本実施形態では、扉20cが第1の開角度α1まで開く過程において扉20cは庫本体10cに対してその場で回転し、この過程において扉20cが第2の方向Yまたはその反対方向に沿って変位することがないのを保証する。
なお、扉20cが閉状態から第1の開角度α1まで開く過程において、第3の軸本体321cは開始位置C1に常に配置され、第4の軸本体322cは回転開始位置D1に常に配置され、つまり切替部品40cは第2のヒンジ金具32cを制限する。
ここで、扉20cが閉状態である場合、突出部314cは凹部4016c中に配置され、第1の制限面3141cは第2の制限面4017cから離れ、扉20cが閉状態から第1の開角度α1まで開く過程において、第1のヒンジ金具31cは庫本体10cに固定され、扉20cは第1の切替金具401c、第2の切替金具402cおよび第2のヒンジ金具32cを第1のヒンジ金具31cに対して一緒に移動させるように駆動し、突出部314cは凹部4016c内を移動し、第1の制限面3141cが第2の制限面4017cに当接するまで、第1の制限面3141cと第2の制限面4017cは徐々に近接する。このとき、第1の切替金具401cは第1のヒンジ金具31cに対して回転できなくなり、つまり切替部品40cは第1のヒンジ金具31cをロックし、突出部314cおよび凹部4016cの寸法、形状などを制御することで、第1の制限面3141cが第2の制限面4017cに当接する場合の扉20cの回転角度を制御することができる。
同時に、この開く過程において、第3の係合部405cは第1の係合部315cから脱出し、かつ第3の係合部405cが第2の係合部316cによって制限されるまで、第3の係合部405cと第2の係合部316cは徐々に近接し、具体的には、第1のヒンジ金具31cの底面が第3のボス4051cに当接して前記第3の弾性部品4052cを圧縮し、かつ第3のボス4051cが第2の係合部316cに接触すると、第3の弾性部品4052cが回復して第3のボス4051cを第2の係合部316cに進入させるように駆動し、第1の切替金具401cが継続的に第1のヒンジ金具31cに対して回転するのをさらに制限する。
上記から分かるように、扉20cが第1の開角度α1まで開く場合、第3のボス4051cおよび第2の係合部316cは相互に制限され、同時に第1の制限面3141cと第2の制限面4017cは相互に制限され、二重制限により第1の切替金具401cが継続的に第1のヒンジ金具31cに対して回転するのが回避される。理解できるように、このとき第1の制限面3141cと第2の制限面4017cの制限を省略してもよく、つまり他の実施形態では、第1の制限部314cおよび第2の制限部4016cを配置しなくてもよい。
また、この開く過程において、第6の係合部404cと第4の係合部4031cは常に相互に制限されて第1の切替金具401cおよび第2の切替金具42cの相対的な静止を補助する。
図83~図87を参照すると、扉20cが第1の開角度α1から継続的に第2の開角度α2まで開く過程において、第1の切替金具401cと第1のヒンジ金具31cは相対的に静止しており、第2の切替金具402cと第2のヒンジ金具32cは相対的に静止したまま第1の切替金具401cに対して一緒に移動し、扉20cは第1の方向Xに沿って庫本体10cから離れる方向へ移動する。
ここで、扉20cが第1の開角度α1から継続的に第2の開角度α2まで開く過程において、第4の軸本体322cは回転開始位置D1に保持され、第1の軸本体311cは第1の端B1から第2の端B2まで移動し、第3の軸本体321cを初期位置A1から停止位置A2に移動させるように駆動すると同時に、第3の軸本体321cは開始位置C1から枢動位置C2まで移動し、第5の軸本体50cが第3の端E1から第4の端E2まで移動し、このようにすれば、扉20cは第1の方向Xに沿って庫本体10cから離れる方向へ移動する。
具体的には、扉20cが第1の開角度α1まで開く場合、第1の制限面3141cが第2の制限面4017cに当接して第1の切替金具401cが第1のヒンジ金具31cに対して継続的に移動できなくなり、および/または第3の係合部405cと第2の係合部316cが相互に制限されて、第1の切替金具401cが第1のヒンジ金具31cに対して継続的に移動できなくなる。つまりこのとき第1のヒンジ金具31cと第1の切替金具401cは相対的に静止している。このときユーザが継続的に扉20cを開いて扉20cが第1の開角度α1から継続的に第2の開角度α2まで開く過程において、第4の溝本体422cは第3の溝本体421cの枢動位置C2を中心としての円弧状溝であるため、第3の軸本体321cが枢動位置C2に移動する前に、第4の軸本体322cは第4の溝本体422cで移動せず、つまり第2の切替金具402cと第2のヒンジ金具32cは相対的に静止している。このときユーザの作用力により、第2の切替金具402cと第2のヒンジ金具32cで構成された第1の全体は、第1の切替金具401cと第1のヒンジ金具31cで構成された第2の全体に対して移動させるように駆動する。つまりこのとき第2の切替金具402cは第1の切替金具401cに対して移動する。
ここで、第2の切替金具402cでの貫通穴4026c、第1の下部溝本体414cおよび第5の溝本体417cはともに楕円形で相互に平行であり、扉20cが第1の開角度α1から継続的に第2の開角度α2まで開く過程において、第2の切替金具402cは第1の切替金具401cに対して移動し、第1の軸本体311cは第1の下部溝本体414cの第1の端B1から第2の端B2まで移動し、第3の軸本体321cは貫通穴4026cの初期位置A1から停止位置A2まで移動し、第3の軸本体321cも第3の溝本体421cの開始位置C1から枢動位置C2まで移動し、第5の軸本体50cが第5の溝本体417cの第3の端E1から第4の端E2まで移動する。言い換えれば、このとき第2の切替金具402cは第1の切替金具401cに対してある距離で移動し、第2の切替金具402cおよび第2のヒンジ金具32cはともに扉20cに対して静止している。このとき扉20cは庫本体10cに対してある距離で移動することに相当し、具体的には、扉20cは第1の方向Xに沿って庫本体10cから離れる方向へ移動し、扉20cがドアシール26cを押圧するのが回避される。
本実施形態中の貫通穴4026c、第1の下部溝本体414cおよび第5の溝本体417cはともに楕円形で相互に平行であり、扉20cが第1の開角度α1から継続的に第2の開角度α2まで開く過程において、第2の切替金具402cは実質的に第1の切替金具401cに対して水平に変位して、扉20cを庫本体10cに対して水平に変位させるように駆動することを強調すべきであるが、他の実施形態では、貫通穴4026c、第1の下部溝本体414cおよび第5の溝本体417cは他の形態であってもよく、例えば貫通穴4026c、第1の下部溝本体414cおよび第5の溝本体417cは円弧状であり、第2の切替金具402cは第1の切替金具401cに対して回転し、扉20cを庫本体10cに対して回転させるように駆動し、この回転過程において扉20cは第1の方向Xに沿って庫本体10cから離れる方向へ移動する。
また、扉20cが第1の開角度α1から継続的に第2の開角度α2まで開く過程において、第6の係合部404cが第5の係合部4032cによって制限されるまで、第5の係合部4032cと第6の係合部404cは徐々に近接し、第1の切替金具401cと第2の切替金具402cの相対的な移動を制限する。
具体的には、この開く過程において、第2の切替金具402cは第1の切替金具401cに対して移動し第6の係合部404cが第4の係合部4031cから脱出し、その後第1の切替金具401cは第2の切替金具402cの底面に近接して第6のボス4041cに当接し第6の弾性部品4041cを圧縮し、かつ第6のボス4041cが第5の係合部4032cに接触すると、第6の弾性部品4041cが回復して第6のボス4041cを第5の係合部4032cに進入させるように駆動する。
図88~図92を参照すると、扉20cが第2の開角度α2から継続的に最大開角度α3まで開く過程において、第1のヒンジ金具31c、第1の切替金具401cおよび第2の切替金具402cは相対的に静止しており、第2のヒンジ金具32cは第2の切替金具402cに対して移動し、第3の軸本体321cは停止位置A2および枢動位置C2に保持され、第4の軸本体322cは回転開始位置D1から回転停止位置D2まで移動し、扉20cは庫本体10cに対して継続的にその場で回転する。
ここで、扉20cが第2の開角度α2から継続的に最大開角度α3まで開く過程において、第1の軸本体311cは第1の下部溝本体414cの第2の端B2に保持され、第3の軸本体321cは停止位置A2および枢動位置C2に保持され、第5の軸本体50cは第5の溝本体417cの第4の端E2に保持され、第4の軸本体322cは回転開始位置D1から回転停止位置D2まで移動し、このようにすれば、扉20cは庫本体10cに対して継続的にその場で回転する。
具体的には、扉20cが第2の開角度α2である場合、第1の切替金具401cと第2の切替金具402cは相対的に静止しており、かつ第1の切替金具401cと第1のヒンジ金具31cは相対的に静止している。このときユーザが継続的に扉20cを開くと、第2のヒンジ金具32cだけが第2の切替金具402cに対して移動し、かつこのとき第3の軸本体321cは枢動位置C2に配置され、第4の軸本体322cは第4の溝本体422cの回転開始位置D1に配置され、第4の溝本体422cは円心が第3の溝本体421cの枢動位置C2である円弧状溝であり、ユーザが継続的に扉20cを開くと第3の軸本体321cが枢動位置C2に保持され、第4の軸本体322cは第4の溝本体422cの回転開始位置D1から回転停止位置D2まで移動し、この開く過程において扉20cは庫本体10cに対して継続的にその場で回転する。
上記から分かるように、本実施形態は、第1のヒンジ金具31cおよび第2のヒンジ金具32cの順序切替を効果的に制御することができ、扉20cがスムーズに開かれ、かつ冷蔵庫100cがビルトインアプリケーションシナリオに適用可能である。
理解できるように、扉20cの閉じ過程の操作は扉20cの開く過程と反対である。
なお、扉20cが最大開角度α3まで開く場合、第1の切替金具401cと第2の切替金具402cの間は第6の係合部404cと第5の係合部4032cにより相互に制限され、第6の係合部404cが第5の係合部4032cから脱出するに必要な作用力は第1の作用力であり、第1の切替金具401cと第1のヒンジ金具31cの間は第3の係合部405cと第2の係合部316cにより相互に制限され、第3の係合部405cが第2の係合部316cから脱出するに必要の作用力は第2の作用力であり、実際の操作では、構造配置により第1の作用力および第2の作用力の大きさを制御でき、好ましくは、第1の作用力が第2の作用力よりも小さく、このようにすれば、扉20cの閉じ過程において、第2の切替金具402cと第1の切替金具401cが最初に回復し、その後第1の切替金具401cと第1のヒンジ金具31cが回復し、もちろん、他の実施形態では、他の方法で閉じ過程においての回復順序を制御してもよい。
本実施形態では、扉20cが第1の開角度α1である場合、貫通穴4026cの初期位置A1は停止位置A2よりも前端面103cから離れ、言い換えれば、第3の軸本体321cの中心と前壁21cの間に第5の間隔があり、扉20cが第1の開角度α1から継続的に第2の開角度α2まで開く過程において、第5の間隔は増加する傾向があり、ここで、第5の間隔の変化として、扉20cが庫本体10cの前端面103cから離れた方向に向かって一定の距離で移動し、このようにすれば、庫本体10cの前端面103cにドアシールが配置される場合、扉20cが開く過程においてドアシールが押圧されて損傷するのが回避され、ドアシールの封止効果を向上させる。
また、扉20cが第1の開角度α1である場合、貫通穴4026cの初期位置A1は停止位置A2よりも庫本体10cの外側面13cから離れ、言い換えれば、第3の軸本体321cの中心と側稜23cの間に第4の間隔があり、第3の軸本体321cの中心と側壁22cの間に第6の間隔があり、扉20cが第1の開角度α1から継続的に第2の開角度α2まで開く過程において、第4の間隔および第6の間隔はすべて減少する傾向があり、すなわち、扉20cが第1の開角度α1から継続的に第2の開角度α2まで開く過程において、第2の切替金具402cは第1の切替金具401cに対して移動し、第3の軸本体321cは貫通穴4026cおよび第3の溝本体421c内を移動して第3の軸本体321cの中心と側稜23c、側壁22c間の間隔は変化し、ここで、第4の間隔および第6の間隔の変化として、扉20cが枢動側Pから収容チャンバーSに向かって一定の距離で移動することであり、このようにすれば、扉20cが開く過程において周囲のキャビネットや壁などと干渉するのを防ぐ。
本発明の第1の軸本体311cと第3の軸本体321cは相互にずらされ、このようにすれば、ビルトインキャビネットまたは冷蔵庫100cの収容空間が小さいシナリオに適している。
本実施形態では、図93~図97を参照すると、冷蔵庫100は配線モジュール60を備えた冷蔵庫100である。
配線モジュール60は、対向して配置された固定端61および自由端62を含み、固定端61が扉20に接続され、自由端62が庫本体10に可動に配置され、庫本体10の配線Eが自由端62および固定端61を順次通過して扉20まで延伸する。
ここで、「自由端62が庫本体10に可動に配置される」とは、自由端62が庫本体10に固定されていなく、扉20の開きに従い、自由端62が庫本体10に対して移動し、配線モジュール60の配線Eも扉20の開きに従って自由に移動することができる。
なお、冷蔵庫100がよりインテリジェントで多機能化になるにつれて、冷蔵庫100の扉20に通常、例えば製氷モジュール、表示モジュールなどの機能モジュールが装備され、これらのモジュールは通常、配線Eを介して庫本体10の制御モジュールに接続される必要があり、本実施形態の配線Eは配線モジュール60を通過して扉20まで延伸し、扉20の開閉過程において、配線Eが引っ張られる現象を効果的に防ぎ、様々な移動軌跡の扉20に適用可能であり、例えばヒンジ部品30は、扉20を枢動側Pから収容チャンバーSに向かって移動させるように駆動する場合、配線Eの延伸軌跡も変化し、本実施形態は、配線モジュール60の設計により、そのような扉20の移動に適用可能であり、つまり配線モジュール60により配線Eの延伸軌跡を柔軟に調整してワイヤージャミングを防止することができる。
本実施形態では、冷蔵庫100は制限空間101をさらに含み、制限空間101は扉20に向かって配置されたスロット1011を含み、配線モジュール60の固定端61がスロット1011を通過して扉20に接続され、扉20が開く過程において、扉20が配線モジュール60を制限空間101内を移動させるように駆動し、自由端62が常に制限空間101内に保持される。
ここで、制限空間101は庫本体10の頂部11に位置し、配線モジュール60は庫本体10の頂部11に平行して配置され、且つ固定端61は扉20に可動に接続され、もちろん、制限空間101は他の領域に配置されてもよい。
具体的には、本実施形態では、配線モジュール60は、第1のケーシング601および第2のケーシング602を含み、第2のケーシング602は庫本体10の頂部11に隣接して配置され、第1のケーシング601は第2のケーシング602よりも庫本体10の頂部11から離れ、第1のケーシング601および第2のケーシング602は相互に嵌合されて配線Eを収容するための収容チャンバー603を形成し、収容チャンバー603は両端が開口されて固定端61および自由端62を形成する。
扉20は上方に庫本体10の頂部11から突出し、頂部11の扉20に近いエッジに頂部11から突出するストッパー111が設けられ、ストッパー111にスロット1011が開設され、冷蔵庫100は、頂部11から突出する複数の突出部112を含み、複数の突出部112は取り囲んで配置されて制限空間101を形成する。
ここで、第1のヒンジ金具31は頂部11のエッジ位置に固定され、扉20の頂部11の突出設計に適用させるために、ヒンジ部品30の第1のヒンジ金具31はほぼ「Z」字形であり、このようにすれば、第1のヒンジ金具31は庫本体10の頂部11から扉20の頂部まで延伸して扉20の頂部の切替部品40と相互に嵌合され得、複数の突出部112は、第1のヒンジ金具31と配線モジュール60間に設けられた第1の突出部1121、および第1の突出部1121と間隔を空けて配置された第2の突出部1122を含み、第1の突出部1121は、配線モジュール60と第1のヒンジ金具31の相互干渉を回避させ、第1の突出部1121の輪郭は配線モジュール60の移動軌跡に適合され、第2の突出部1122は、配線モジュール60と第2の突出部1122の衝撃を低減するために複数の突起であり得る。
冷蔵庫100は、カバー本体103をさらに含み、カバー本体103は頂部11に配置されて制限空間101、第1のヒンジ金具31などを被覆し、カバー本体103はストッパー111と相互に嵌合され、かつカバー本体103の形状は具体的なニーズに応じて決定され得る。
また、配線モジュール60の固定端61およびスロット1011は両方ともヒンジ部品30に隣接して配置され、理解できるように、扉20の開く過程において、配線モジュール60は扉20の開口ギャップから露出しているため、固定端61およびスロット1011をヒンジ部品30に隣接して配置することで、配線モジュール60の移動軌跡を合理的に制御できる一方、配線モジュール60が外観や冷蔵庫100の通常使用に悪影響を与えるのを回避することができる。
配線モジュール60は水平に配置され、スロット1011を通って扉20まで延伸し、扉20内に配線穴Hが設けられ、配線Eは固定端61から伸びて配線穴Hを介して扉20内部まで延伸し、配線穴Hの領域Cに隣接して固定端61の領域に枢軸接続され、扉20は固定端61、配線穴Hおよび領域Cを被覆する蓋本体24を含み、このようにすれば、配線モジュール60と扉20が可動に接続され、扉20が開く過程において、扉20は配線モジュール60を移動させ、配線モジュール60は制限空間101内で異なる軌跡に従って自由に移動し、すなわち、配線モジュール60の移動軌跡は扉20の移動軌跡に完全に適用されるため、ワイヤージャミングを回避することができる。
また、配線モジュール60は、円弧セクションDを含み、配線Eが収容チャンバー603内部で干渉されるのをさらに回避することができる。
なお、配線モジュール60の摩耗および摺動ノイズを回避するために、配線モジュール60の第2のケーシング602と庫本体10の頂部11の間に緩和部材または摺動部材などを配置してもよいが、具体的に実際の状況に応じて決定すればよい。
本実施形態では、制限空間101のスロット1011は第1のスロット幅を有し、配線モジュール60は固定端61と自由端62間に配置された移動部63を含み、第1のスロット幅は移動部63の最大幅よりも大きい。
すなわち、扉20の開きに従い、移動部63が制限空間101から徐々に突出し、第1のスロット幅が移動部63の最大幅よりも大きいため、スロット1011に起因して移動部63の制限空間101からの突出が制限されるのが回避され、かつスロット1011は配線モジュール60の移動軌跡をある程度制限でき、配線モジュール60が過度に移動して制限空間101から外れるのが回避される。
ここで、配線モジュール60が制限空間101から外れるのをさらに回避するために、自由端62を曲げ状に配置し、つまり自由端62と移動部63の間に夾角を形成してもよい。
以上の実施例は、本発明の技術的解決策を説明するためにのみ使用され、制限するものではなく、好ましい実施例を参照して本発明を詳しく説明したが、例えば異なる実施例の技術を組み合わせて同様の効果を達成できれば、その解決策も本発明の保護範囲に含まれる。当業者にとって、本発明の技術的解決策の精神および範囲を逸脱しない限り、本発明の技術的解決策に修正や同等置換を加えることができる。

Claims (13)

  1. 庫本体、庫本体を開閉するための扉、および庫本体と扉を接続するためのヒンジ部品を含み、前記庫本体は対向して配置された後壁および開口を含み、前記後壁の前記開口に向かう方向は第1の方向であり、前記ヒンジ部品は、第1のヒンジ金具、第2のヒンジ金具、および前記第1のヒンジ金具と前記第2のヒンジ金具を接続するための切替部品を含み、
    前記扉が開く過程において、前記第1のヒンジ金具が先ず前記切替部品に対して相対的に移動した後、前記第2のヒンジ金具は前記切替部品に対して相対的に移動し、このとき、前記ヒンジ部品は最初に前記扉を前記庫本体に対してその場で回転させるように駆動した後、前記扉を第1の方向に沿って前記庫本体から離れる方向へ移動させるように駆動し、その後前記扉を継続的にその場で回転させるように駆動する、ことを特徴とする扉の開閉を補助可能なビルトイン式冷蔵庫。
  2. 前記庫本体は、収容チャンバー、および前記ヒンジ部品に接続された枢動側をさらに含み、前記扉が開く過程において、前記ヒンジ部品は、前記扉を第1の方向に沿って前記庫本体から離れる方向へ移動させるように駆動すると同時に、前記ヒンジ部品は、前記扉を前記枢動側から前記収容チャンバーに向かって移動させるように駆動する、ことを特徴とする請求項1に記載のビルトイン式冷蔵庫。
  3. 前記扉に第1の嵌合部が設けられ、前記庫本体に第2の嵌合部が設けられ、前記扉が閉状態である場合、前記第1の嵌合部と前記第2の嵌合部は相互に係合され、前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記扉は前記庫本体に対してその場で回転して前記第1の嵌合部が前記第2の嵌合部から脱出する、ことを特徴とする請求項1に記載のビルトイン式冷蔵庫。
  4. 前記庫本体は収容チャンバーをさらに含み、前記扉は前記庫本体に枢軸接続されて水平方向に沿って並列して配置された第1の扉および第2の扉を含み、前記ビルトイン式冷蔵庫は、前記第1の扉の前記第2の扉に近い側に可動に接続された垂直ビームをさらに含み、前記第1の嵌合部は前記垂直ビームに配置され、
    前記扉が閉状態である場合、前記垂直ビームは前記第2の扉まで延伸し、
    前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記扉は前記庫本体に対してその場で回転することにより、前記垂直ビームは前記収容チャンバーに近い側に向かって回転し、前記第1の扉と前記垂直ビームとは第1の折畳角度になった後、前記垂直ビームと前記第1の扉は相対的に静止する、ことを特徴とする請求項3に記載のビルトイン式冷蔵庫。
  5. 前記庫本体は収容チャンバー、および前記収容チャンバーを第1の収容室と第2の収容室に分割するための固定梁を含み、前記扉は、前記第1の収容室に対応して配置された第1の扉、および前記第2の収容室に対応して配置された第2の扉を含み、
    前記扉が閉状態である場合、前記第1の扉および前記第2の扉は両方とも前記固定梁に接触し、
    前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記扉は前記庫本体に対してその場で回転して前記扉が前記固定梁から脱出する、ことを特徴とする請求項1に記載のビルトイン式冷蔵庫。
  6. 前記第1のヒンジ金具は前記庫本体に固定され、前記第2のヒンジ金具は前記扉に固定され、前記切替部品は第1の嵌合金具および第2の嵌合金具を含み、
    前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第1のヒンジ金具と前記第1の嵌合金具は相対的に移動して前記扉を前記庫本体に対してその場で回転させるように駆動した後、前記第1のヒンジ金具と前記第1の嵌合金具は相対的に移動して前記扉を第1の方向に沿って前記庫本体から離れる方向へ移動させるように駆動し、かつ前記第2の嵌合金具は前記第2のヒンジ金具を制限し、
    前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第2のヒンジ金具が前記第2の嵌合金具の制限から脱出し、かつ前記第1の嵌合金具は前記第1のヒンジ金具を制限し、
    前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第2のヒンジ金具と前記第2の嵌合金具は相対的に移動して前記扉を継続的にその場で回転させるように駆動する、ことを特徴とする請求項1に記載のビルトイン式冷蔵庫。
  7. 前記第1のヒンジ金具は前記庫本体に固定され、前記第2のヒンジ金具は前記扉に固定され、前記切替部品は第1の嵌合金具および第2の嵌合金具を含み、
    前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第1のヒンジ金具と前記第1の嵌合金具は相対的に移動して前記扉を前記庫本体に対してその場で回転させるように駆動し、かつ前記第2の嵌合金具は前記第2のヒンジ金具を制限し、
    前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第2のヒンジ金具が前記第2の嵌合金具の制限から脱出し、かつ前記第1の嵌合金具は前記第1のヒンジ金具を制限し、
    前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第2のヒンジ金具と前記第2の嵌合金具は相対的に移動して前記扉を第1の方向に沿って前記庫本体から離れる方向へ移動させるように駆動し、その後前記第2のヒンジ金具と前記第2の嵌合金具は相対的に移動して前記扉を継続的にその場で回転させるように駆動する、ことを特徴とする請求項1に記載のビルトイン式冷蔵庫。
  8. 庫本体、庫本体を開閉するための扉、および庫本体と扉を接続するためのヒンジ部品を含み、前記庫本体は対向して配置された後壁および開口を含み、前記後壁の前記開口に向かう方向は第1の方向であり、前記ヒンジ部品は、前記庫本体に固定された第1のヒンジ金具、前記扉に固定された第2のヒンジ金具、および前記第1のヒンジ金具と前記第2のヒンジ金具を接続するための切替部品を含み、
    前記第1のヒンジ金具と前記切替部品は、相互に嵌合された第1の軸本体および第1の溝本体を介して相対的に移動し、前記第1の溝本体は第1の自由セクションを含み、前記第2のヒンジ金具と前記切替部品は、相互に嵌合された第2の軸本体群および第2の溝本体群を介して相対的に移動し、前記第2の軸本体群は第3の軸本体および第4の軸本体を含み、前記第2の溝本体群は第3の自由セクション、第4の自由セクションおよび制限セクションを含み、前記第3の自由セクションは対向して配置された開始位置および枢動位置を有し、前記第4の自由セクションは、順次連結された移動セクションおよび回転セクションを含み、
    前記扉が閉状態である場合、前記第1の軸本体は前記第1の自由セクションに配置され、前記第4の軸本体は前記制限セクションに配置され、前記切替部品は前記第2のヒンジ金具を制限し、前記第3の軸本体は前記開始位置に配置され、
    前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第1の軸本体は前記第1の自由セクション内をその場で回転することにより、前記扉を前記庫本体に対してその場で回転させるように駆動し、
    前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第4の軸本体が前記制限セクションから脱出し、前記第3の軸本体は前記開始位置に保持され、前記切替部品は前記第1のヒンジ金具を制限し、
    前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第4の軸本体は前記移動セクション内を移動して前記第3の軸本体を前記開始位置から前記枢動位置まで移動させるように駆動し、前記扉が第1の方向に沿って前記庫本体から離れる方向へ移動し、その後前記第3の軸本体は前記枢動位置にその場で回転し、前記第4の軸本体は前記第3の軸本体を中心として前記回転セクションを移動し、前記扉は前記庫本体に対して継続的にその場で回転する、ことを特徴とする扉の開閉を補助可能なビルトイン式冷蔵庫。
  9. 前記第1のヒンジ金具は前記第1の軸本体を含み、前記切替部品は前記第1の溝本体、前記第3の軸本体および前記第4の軸本体を含み、前記第2のヒンジ金具は、前記第3の自由セクションを有する第3の溝本体、および前記第4の自由セクションと前記制限セクションを有する第4の溝本体を含み、前記切替部品は、相互に嵌合された第1の切替金具および第2の切替金具を含み、
    前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、または第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第1の切替金具と前記第2の切替金具は相対的に静止しており、
    前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第1の切替金具は前記第2の切替金具に対して移動して前記第4の軸本体が前記制限セクションから脱出する、ことを特徴とする請求項に記載のビルトイン式冷蔵庫。
  10. 前記第1のヒンジ金具は第1の制限部を含み、前記第1の切替金具は第2の制限部を含み、前記第1の溝本体は、前記第1の切替金具に設けられた第1の上部溝本体および前記第2の切替金具に設けられた第1の下部溝本体を含み、
    前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第1の上部溝本体と前記第1の下部溝本体間の重なり部分は第1の自由セクションであり、前記第1の軸本体は前記第1の自由セクション内をその場で回転し、前記第2の制限部が前記第1の制限部に当接することにより、前記切替部品は前記第1のヒンジ金具を制限し、前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第1の切替金具は前記第2の切替金具に対して移動して前記第4の軸本体が前記制限セクションから脱出する、ことを特徴とする請求項に記載のビルトイン式冷蔵庫。
  11. 庫本体、前記庫本体を開閉するための扉、および前記庫本体と前記扉を接続するためのヒンジ部品を含み、前記庫本体は対向して配置された裏面および開口を含み、前記裏面の前記開口に向かう方向は第1の方向であり、前記ヒンジ部品は、前記庫本体に固定された第1のヒンジ金具、前記扉に固定された第2のヒンジ金具、および前記第1のヒンジ金具と前記第2のヒンジ金具を接続するための切替部品を含み、
    前記切替部品は、相互に嵌合された第1の切替金具および第2の切替金具を含み、
    前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第1の切替金具、前記第2の切替金具および前記第2のヒンジ金具は相対的に静止したまま前記第1のヒンジ金具に対して一緒に移動し、前記扉は前記庫本体に対してその場で回転し、
    前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第1の切替金具と前記第1のヒンジ金具は相対的に静止しており、前記第2の切替金具と前記第2のヒンジ金具は相対的に静止したまま前記第1の切替金具に対して一緒に移動し、前記扉が第1の方向に沿って前記庫本体から離れる方向へ移動し、
    前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第1のヒンジ金具、前記第1の切替金具および前記第2の切替金具は相対的に静止したまま、前記第2のヒンジ金具は前記第2の切替金具に対して移動し、前記扉は前記庫本体に対して継続的にその場で回転する、ことを特徴とする扉の開閉を補助可能なビルトイン式冷蔵庫。
  12. 前記第1のヒンジ金具は第1の軸本体を含み、前記第1の切替金具は第3の軸本体および第1の上部溝本体を含み、前記第2の切替金具は第4の軸本体および貫通穴を含み、前記第2のヒンジ金具は第3の溝本体および第4の溝本体を含み、前記貫通穴は対向して配置された初期位置および停止位置を有し、前記第3の溝本体は対向して配置された開始位置および枢動位置を有し、前記第4の溝本体は対向して配置された回転開始位置および回転停止位置を有し、
    前記扉が閉状態である場合、前記第1の軸本体が前記第1の上部溝本体まで延伸し、前記第3の軸本体は前記貫通穴および前記第3の溝本体を順次通過し、かつ前記第3の軸本体は前記初期位置および前記開始位置に配置され、前記第4の軸本体は前記第4の溝本体の前記回転開始位置に配置され、
    前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第1の軸本体は前記第1の上部溝本体内にその場で回転し、前記扉を前記庫本体に対してその場で回転させるように駆動し、
    前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第4の軸本体は前記回転開始位置に保持され、前記第3の軸本体は前記初期位置から前記停止位置に移動すると同時に、前記第3の軸本体は前記初期位置から前記枢動位置に移動し、前記扉が第1の方向に沿って前記庫本体から離れる方向へ移動し、
    前記扉が第2の開角度から継続的に最大開角度まで開く過程において、前記第3の軸本体は前記停止位置および前記枢動位置に保持され、前記第4の軸本体は前記回転開始位置から前記回転停止位置まで移動し、前記扉は前記庫本体に対して継続的にその場で回転する、ことを特徴とする請求項11に記載のビルトイン式冷蔵庫。
  13. 前記第1のヒンジ金具は第1の制限部を含み、前記第1の切替金具は第2の制限部を含み、前記第1の制限部および前記第2の制限部の一方は突出部であり、他方は凹部であり、前記突出部は第1の制限面を有し、前記凹部は第2の制限面を有し、
    前記扉が閉状態である場合、前記第1の制限面は前記第2の制限面から離れ、
    前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第1の制限面と前記第2の制限面は、前記第1の制限面が前記第2の制限面に当接するまで徐々に近接し、前記第1のヒンジ金具は第1の係合部および第2の係合部を含み、前記第1の切替金具は第3の係合部を含み、
    前記扉が閉状態である場合、前記第3の係合部は前記第1の係合部によって制限され、
    前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第3の係合部が前記第1の係合部から脱出し、かつ前記第3の係合部が前記第2の係合部によって制限されるまで、前記第3の係合部と前記第2の係合部は徐々に近接し、前記第1の切替金具は第4の係合部および第5の係合部を含み、前記第2の切替金具は第6の係合部を含み、
    前記扉が閉状態から第1の開角度まで開く過程において、前記第6の係合部は前記第4の係合部によって制限され、
    前記扉が第1の開角度から第2の開角度まで開く過程において、前記第6の係合部が前記第4の係合部から脱出し、かつ前記第6の係合部と前記第5の係合部は、前記第6の係合部が前記第5の係合部によって制限されるまで、徐々に近接する、ことを特徴とする請求項12に記載のビルトイン式冷蔵庫。
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