JP7443743B2 - 樹脂製ボトル - Google Patents
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Description
また、ボトル底部のうち山状部よりも内周側に位置する内周側部分を、下方に向けて凹んだ形状とした場合、ボトル内の圧力によって上記内周側部分が反転してしまうことがないため、ゲート跡を起点としたボトル底部の破裂をより確実に抑制することができる。
底部中央部52aの下面の一部(中央付近)には、図2や図3に示すように、下方に向けて突出したゲート跡52bが形成されている。
このゲート跡52bは、図5に示すようなプリフォームPFの底部に形成された射出成形時のゲート跡Gに起因して、ブロー成形後の樹脂製ボトル10の底部中央部52aの下面にも形成されるものである。
ここで、プリフォームPFのゲート跡Gは、当該部位が射出成形時に金型のゲート部に対応する部位であったことの痕跡を示す部位であり、ゲート跡52bの具体的態様としては、図5(a)に示すように、周辺部位よりも突出していることや、図5(b)に示すように、上記突出した部位を除去した結果として粗面状や切断面状を呈していること、等が挙げられる。
そして、これに伴い、樹脂製ボトル10のゲート跡52bの具体的態様についても、同様に、図3に示すように、底部中央部52aの下面から突出していることや、突出した部位を除去した結果として粗面状や切断面状を呈していること、等が挙げられる。
山状部52cは、図3に示すように、その頂部がその外周側および内周側よりも上方側に位置するように山状に湾曲して形成されている。
なお、連結部53の具体的態様は、上記に限定されず、胴部40と接地部51とを連結するものであれば、如何なるものでもよい。
内周側接続部52dの外周縁は、図3や図4に示すように、山状部52cの内周縁に滑らかに連続し、また、内周側接続部52dの内周縁は、底部中央部52aの外周縁にR部を介して接続されている。
なお、内周側接続部52dの具体的態様は、上記に限定されず、底部中央部52aと山状部52cとを接続するものであれば、如何なるものでもよい。
外周側接続部52eは、図2~4に示すように、接地部51側に形成された立ち上がり部52f、52gと、立ち上がり部52f、52gよりも山状部52c側に形成された傾斜部52hとを有している。
各立ち上がり部52f、52gは、図3や図4に示すように、外周側から内周側に向かうに従って上方に向けて寄るように傾斜するように形成されている。
各立ち上がり部52f、52gの外周縁は、図3や図4に示すように、上下方向に垂直な平板部やR部等を介して、接地部51の内周縁に接続され、また、各立ち上がり部52f、52gの内周縁は、傾斜部52hの外周縁にR部を介して接続されている。
傾斜部52hの内周縁は、山状部52cの外周縁に滑らかに連続している。
傾斜部52hの水平方向に対する傾斜角度(傾斜部52hの接線の傾斜角度、本実施形態では20~30°前後)は、図3や図4に示すように、上述した立ち上がり部52f、52gの水平方向に対する傾斜角度(立ち上がり部52f、52gの接線の傾斜角度、本実施形態では60~75°前後)よりも小さく設定されている。
また、上記では、立ち上がり部52f、52gとして、2種類の立ち上がり部52fおよび立ち上がり部52gが形成されているものとして説明したが、立ち上がり部52f、52gは1種類のみまたは3種類以上で形成してもよい。
また、傾斜部52hについても、同様に、傾斜角度等の設計が異なる複数種類の傾斜部52hを形成してもよい。
また、上記では、傾斜部52hが上方側に向けて僅かに凸状に湾曲して形成されているものとして説明したが、傾斜部52hの具体的態様はこれに限定されず、傾斜部52hを、下方側に向けて凸状に湾曲させて形成してもよく、また、湾曲させずに形成してもよい。
すなわち、仮に上記内周側部分が上方に向けて凹んだ形状で形成されている場合、ボトル内の圧力によって上記内周側部分が下方に向けて凹むように上記内周側部分の反転が生じるおそれがあるが、本実施形態では、このような内周側部分の反転の発生を回避することができる。
そして、このような内周側部分の反転を生じさせないという観点から、内周側接続部52dについては、内周側に向かうに従って下方に寄るような傾斜部のみから形成する、または、内周側に向かうに従って下方に寄るような傾斜部と上下方向に垂直な水平部または上下方向に沿う垂直部の少なくとも一方とを組み合わせて形成するのが好ましく、また、底部中央部52aについては、平板状(またはほぼ平板状)に形成する、または、下方に向けて凹んだ形状で形成するのが好ましい。
なお、上記解析は、図6(a)に示す例と図6(b)に示す例とで、山状部52cの有無等の底部中央部52a付近の形状以外については同じ条件で行った。上記解析は、ボトル内圧を序々に上昇させてボトル底部50が反転する設定で行った。また、上記解析は、ゲート跡52bを省略して行った。
まず、ボトル底部50が反転する時には、図7(a)、(b)に示すように、山状部52cよりも外周側のD、E箇所において、外周側接続部52eが変形を開始する。なお、図7(a)、(b)のD、E箇所において、外周側接続部52eには、最高値で90N前後の応力が掛かる。
次に、図7(c)に示すように、山状部52c付近が変形を開始する。なお、図7(c)のF箇所において、山状部52c付近には、最高値で90N前後の応力が掛かり、また、図7(c)のG箇所において底部中央部52aには45N前後の応力しか掛からない。
また、上述した実施形態では、山状部52cが、山状に湾曲しているものとして説明したが、山状部52cを山状に屈折させて形成してもよい。
20 ・・・ 口筒部
30 ・・・ 肩部
40 ・・・ 胴部
50 ・・・ ボトル底部
51 ・・・ 接地部
52 ・・・ 非接触凹部領域
52a ・・・ 底部中央部
52b ・・・ ゲート跡
52c ・・・ 山状部
52d ・・・ 内周側接続部
52e ・・・ 外周側接続部
52f ・・・ 立ち上がり部
52g ・・・ 立ち上がり部
52h ・・・ 傾斜部
53 ・・・ 連結部
PF ・・・ プリフォーム
G ・・・ ゲート跡
Claims (4)
- 射出成形時のゲート跡を底部に有したプリフォームに二軸延伸ブロー成形を施して成る樹脂製ボトルであって、
口筒部と、前記口筒部に連設された肩部と、前記肩部に連設された胴部と、前記胴部に連設されたボトル底部とを備え、
前記ボトル底部は、載置面に接するための接地部と、前記接地部よりも内周側において上方に向けて凹んだ非接触凹部領域とを有し、
前記非接触凹部領域には、ゲート跡が形成された底部中央部と、前記底部中央部の周囲を取り囲むように配置され、その頂部がその外周側および内周側よりも上方側に位置するように山状に形成された山状部とが形成され、
前記ボトル底部は、ボトル内圧が上昇した時に、前記非接触凹部領域の全域が、前記接地部よりも下方に移動するような構造を有していることを特徴とする樹脂製ボトル。 - 前記非接触凹部領域は、前記接地部の内周縁と前記山状部の外周縁との間を接続する外周側接続部を有し、
前記外周側接続部は、前記接地部側に形成された立ち上がり部と、前記立ち上がり部よりも前記山状部側に形成された傾斜部とを有し、
前記立ち上がり部は、外周側から内周側に向かうに従って上方に向けて寄るように傾斜する、または、上下方向に沿うように形成され、
前記傾斜部は、外周側から内周側に向かうに従って上方に向けて寄るように傾斜し、その水平方向に対する角度が前記立ち上がり部よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂製ボトル。 - 前記山状部は、前記底部中央部の周囲を取り囲むように、環状に連続して形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の樹脂製ボトル。
- 前記ボトル底部のうち前記山状部よりも内周側に位置する部分は、下方に向けて凹んだ形状で形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の樹脂製ボトル。
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